JPH05286790A - 耐熱複合材料及びその製造方法 - Google Patents
耐熱複合材料及びその製造方法Info
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱複合材料に高強度特性と高耐熱特性の双
方を具備させる。 【構成】 高強度特性を有する金属材料1と、該金属材
料1の一面にろう接によって接合された金属繊維織布焼
結体よりなる熱応力緩衝材2と、該熱応力緩衝材2の反
金属材料接合面にろう接によって接合されたカーボンコ
ンポジットよりなる耐熱材料4とを有する。
方を具備させる。 【構成】 高強度特性を有する金属材料1と、該金属材
料1の一面にろう接によって接合された金属繊維織布焼
結体よりなる熱応力緩衝材2と、該熱応力緩衝材2の反
金属材料接合面にろう接によって接合されたカーボンコ
ンポジットよりなる耐熱材料4とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱複合材料及びその製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年計画されている宇宙往還機の機体や
推進装置を構成する部材には、高強度度特性と高耐熱特
性が要求される。
推進装置を構成する部材には、高強度度特性と高耐熱特
性が要求される。
【0003】そこで、高強度特性を有するニッケル基金
属(例えばINCO−718)あるいはチタン合金(T
i−6Al−4V)等の金属材料と高耐熱特性を有する
耐熱材料(カーボンコンポジット)とを接合して、高強
度特性と高耐熱特性の双方を具備した耐熱複合材料を作
ることが研究されている。
属(例えばINCO−718)あるいはチタン合金(T
i−6Al−4V)等の金属材料と高耐熱特性を有する
耐熱材料(カーボンコンポジット)とを接合して、高強
度特性と高耐熱特性の双方を具備した耐熱複合材料を作
ることが研究されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ニッケル基
金属あるいはチタン合金等よりなる金属材料は、カーボ
ンコンポジットよりなる耐熱材料に比べて熱膨張係数が
大きい。
金属あるいはチタン合金等よりなる金属材料は、カーボ
ンコンポジットよりなる耐熱材料に比べて熱膨張係数が
大きい。
【0005】このため、金属材料と耐熱材料の間にろう
材を介在させたうえ各材料を加熱し、金属材料と耐熱材
料をろう接(ろう付け)により接合しようとすると、各
材料の温度が常温に戻る際に、金属材料と耐熱材料の接
合面付近に熱膨張係数の差による熱応力が発生し、その
結果、耐熱材料の接合面付近においてカーボン繊維とグ
ラファイトマトリクスとが剥離して金属材料と耐熱材料
を強固に接合させることができない。
材を介在させたうえ各材料を加熱し、金属材料と耐熱材
料をろう接(ろう付け)により接合しようとすると、各
材料の温度が常温に戻る際に、金属材料と耐熱材料の接
合面付近に熱膨張係数の差による熱応力が発生し、その
結果、耐熱材料の接合面付近においてカーボン繊維とグ
ラファイトマトリクスとが剥離して金属材料と耐熱材料
を強固に接合させることができない。
【0006】本発明は上述した実情に鑑みなしたもの
で、高強度特性と高耐熱特性の双方を具備した耐熱複合
材料を提供することを目的としている。
で、高強度特性と高耐熱特性の双方を具備した耐熱複合
材料を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載した耐熱複合材料において
は、高強度特性を有する金属材料と、該金属材料の一面
にろう接によって接合された金属繊維織布焼結体よりな
る熱応力緩衝材と、該熱応力緩衝材の反金属材料接合面
にろう接によって接合されたカーボンコンポジットより
なる耐熱材料とを備えている。
め、本発明の請求項1に記載した耐熱複合材料において
は、高強度特性を有する金属材料と、該金属材料の一面
にろう接によって接合された金属繊維織布焼結体よりな
る熱応力緩衝材と、該熱応力緩衝材の反金属材料接合面
にろう接によって接合されたカーボンコンポジットより
なる耐熱材料とを備えている。
【0008】また、本発明の請求項2に記載した本発明
の請求項1に記載の耐熱複合材料の製造方法では、高強
度特性を有する金属材料の一面にろう材を介して金属繊
維織布焼結体よりなる熱応力緩衝材を当接させ、該熱応
力緩衝材の反金属材料側の面にろう材を介してカーボン
コンポジットよりなる耐熱材料を当接させて積層体を形
成し、前記金属材料に対して耐熱材料を押圧しながら前
記積層体を略真空条件下でろう材の溶融温度領域に加熱
したうえ、前記積層体を冷却する。
の請求項1に記載の耐熱複合材料の製造方法では、高強
度特性を有する金属材料の一面にろう材を介して金属繊
維織布焼結体よりなる熱応力緩衝材を当接させ、該熱応
力緩衝材の反金属材料側の面にろう材を介してカーボン
コンポジットよりなる耐熱材料を当接させて積層体を形
成し、前記金属材料に対して耐熱材料を押圧しながら前
記積層体を略真空条件下でろう材の溶融温度領域に加熱
したうえ、前記積層体を冷却する。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に記載した耐熱複合材料は、
高強度特性を有する金属材料に、金属繊維織布焼結体よ
りなる熱応力緩衝材を介して耐熱材料をろう接によって
接合しているので、高強度特性と高耐熱特性の双方を具
備させることができる。
高強度特性を有する金属材料に、金属繊維織布焼結体よ
りなる熱応力緩衝材を介して耐熱材料をろう接によって
接合しているので、高強度特性と高耐熱特性の双方を具
備させることができる。
【0010】本発明の請求項2に記載した本発明の請求
項1に記載の耐熱複合材料の製造方法では、金属材料に
対して耐熱材料を押圧しつつ、金属材料、熱応力緩衝
材、耐熱材料を真空条件下でろう接するので、各材料を
強固に接合することができる。
項1に記載の耐熱複合材料の製造方法では、金属材料に
対して耐熱材料を押圧しつつ、金属材料、熱応力緩衝
材、耐熱材料を真空条件下でろう接するので、各材料を
強固に接合することができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
する。
【0012】図1は本発明の耐熱複合材料の一実施例を
示すもので、1は高強度特性を有するニッケル基金属
(例えばINCO−718)あるいはチタン合金(例え
ばTi−6Al−4V)等よりなる金属材料、2は金属
材料1の上面にチタン系のろう材3(例えば40Ti−
20Zr−20Cu−20Ni)によってろう接したニ
ッケル系金属繊維織布焼結体(ハステロイX)よりなる
熱応力緩衝材、4は熱応力緩衝材2の上面に前記ろう材
3と同質のろう材5によってろう接したカーボンコンポ
ジットよりなる耐熱材料であり、前記熱応力緩衝材2は
金属材料1、耐熱材料4に比して伸縮性を有している。
示すもので、1は高強度特性を有するニッケル基金属
(例えばINCO−718)あるいはチタン合金(例え
ばTi−6Al−4V)等よりなる金属材料、2は金属
材料1の上面にチタン系のろう材3(例えば40Ti−
20Zr−20Cu−20Ni)によってろう接したニ
ッケル系金属繊維織布焼結体(ハステロイX)よりなる
熱応力緩衝材、4は熱応力緩衝材2の上面に前記ろう材
3と同質のろう材5によってろう接したカーボンコンポ
ジットよりなる耐熱材料であり、前記熱応力緩衝材2は
金属材料1、耐熱材料4に比して伸縮性を有している。
【0013】耐熱複合材料を構成する各部材の厚さは、
金属材料1が約3.5mm、熱応力緩衝材2が約0.5
mm、耐熱材料4が約8mmとなっている。
金属材料1が約3.5mm、熱応力緩衝材2が約0.5
mm、耐熱材料4が約8mmとなっている。
【0014】次に、耐熱複合材料の製造方法により上述
した構成を有する耐熱複合材料を製作する手順を説明す
る。
した構成を有する耐熱複合材料を製作する手順を説明す
る。
【0015】金属材料1の上面にろう材3を介して熱応
力緩衝材2を載置し、該熱応力緩衝材2の上面にろう材
5を介して耐熱材料4を載置して積層体6を形成する
(図1参照)。
力緩衝材2を載置し、該熱応力緩衝材2の上面にろう材
5を介して耐熱材料4を載置して積層体6を形成する
(図1参照)。
【0016】この積層体6を前記金属材料1に対して耐
熱材料4を0.6Kg/cm2 程度の圧下力で押圧しな
がら、積層体6を加熱炉に入れ、該加熱炉を約10-4T
orr程度の略真空状態に減圧し、積層体6を図2に示
すように、常温から段階的に約930℃まで加熱する。
熱材料4を0.6Kg/cm2 程度の圧下力で押圧しな
がら、積層体6を加熱炉に入れ、該加熱炉を約10-4T
orr程度の略真空状態に減圧し、積層体6を図2に示
すように、常温から段階的に約930℃まで加熱する。
【0017】更に、積層体6を所定温度t1まで自然冷
却させた後、加熱炉内へアルゴン等の不活性ガスを送給
して金属材料1、耐熱材料4等の酸化を防止しつつ前記
積層体6を冷却し、金属材料1と耐熱材料4を熱応力緩
衝材2を介したろう接を完了する。
却させた後、加熱炉内へアルゴン等の不活性ガスを送給
して金属材料1、耐熱材料4等の酸化を防止しつつ前記
積層体6を冷却し、金属材料1と耐熱材料4を熱応力緩
衝材2を介したろう接を完了する。
【0018】このとき、金属材料1に対して耐熱材料4
を押圧しているので、各材料が確実にろう接される。
を押圧しているので、各材料が確実にろう接される。
【0019】このようにして製造される耐熱複合材料で
は、熱応力緩衝材2が伸縮性を有しているので、各材料
の温度が常温に戻る際に、金属材料1と熱応力緩衝材2
の接合面付近、耐熱材料4と熱応力緩衝材2の接合面付
近に熱応力が発生しない。
は、熱応力緩衝材2が伸縮性を有しているので、各材料
の温度が常温に戻る際に、金属材料1と熱応力緩衝材2
の接合面付近、耐熱材料4と熱応力緩衝材2の接合面付
近に熱応力が発生しない。
【0020】よって、カーボンコンポジットよりなる耐
熱材料4の接合面付近に剥離が生じることがなく、金属
材料1と耐熱材料4を強固に接合することができ、高強
度特性と高耐熱特性を具備した耐熱複合材料を得ること
ができる。
熱材料4の接合面付近に剥離が生じることがなく、金属
材料1と耐熱材料4を強固に接合することができ、高強
度特性と高耐熱特性を具備した耐熱複合材料を得ること
ができる。
【0021】なお、本発明の耐熱複合材料及びその製造
方法は、上述した実施例にのみ限定されるものではな
く、熱応力緩衝材にSUS−316L等のステンレス系
金属繊維織布焼結体よりなるものを用いるようにするこ
と、高強度特性を有する金属材料、ろう材の種類を耐熱
複合材料の用途に合わせて適宜変更すること、その他、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え
得ることは勿論である。
方法は、上述した実施例にのみ限定されるものではな
く、熱応力緩衝材にSUS−316L等のステンレス系
金属繊維織布焼結体よりなるものを用いるようにするこ
と、高強度特性を有する金属材料、ろう材の種類を耐熱
複合材料の用途に合わせて適宜変更すること、その他、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え
得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の耐熱複合材
料及びその製造方法によれば、下記のような種々の優れ
た効果を奏し得る。
料及びその製造方法によれば、下記のような種々の優れ
た効果を奏し得る。
【0023】(1)本発明の請求項1に記載した耐熱複
合材料は、高強度特性を有する金属材料に、金属繊維織
布焼結体よりなる熱応力緩衝材を介して耐熱材料をろう
接により接合しているので、高強度特性と高耐熱特性の
双方を具備させることができる。
合材料は、高強度特性を有する金属材料に、金属繊維織
布焼結体よりなる熱応力緩衝材を介して耐熱材料をろう
接により接合しているので、高強度特性と高耐熱特性の
双方を具備させることができる。
【0024】(2)本発明の請求項2に記載した本発明
の請求項1に記載の耐熱複合材料の製造方法では、金属
材料に対して耐熱材料を押圧しつつ、金属材料、熱応力
緩衝材、耐熱材料をろう接するので、各材料を強固に接
合することができる。
の請求項1に記載の耐熱複合材料の製造方法では、金属
材料に対して耐熱材料を押圧しつつ、金属材料、熱応力
緩衝材、耐熱材料をろう接するので、各材料を強固に接
合することができる。
【図1】本発明の耐熱複合材料の一実施例を示す断面図
である。
である。
【図2】本発明の耐熱複合材料を製造する際の熱処理時
間を示すグラフである。
間を示すグラフである。
1 金属材料 2 熱応力緩衝材 3,5 ろう材 4 耐熱材料 6 積層体
Claims (2)
- 【請求項1】 高強度特性を有する金属材料と、該金属
材料の一面にろう接によって接合された金属繊維織布焼
結体よりなる熱応力緩衝材と、該熱応力緩衝材の反金属
材料接合面にろう接によって接合されたカーボンコンポ
ジットよりなる耐熱材料とを備えてなることを特徴とす
る耐熱複合材料。 - 【請求項2】 高強度特性を有する金属材料の一面にろ
う材を介して金属繊維織布焼結体よりなる熱応力緩衝材
を当接させ、該熱応力緩衝材の反金属材料側の面にろう
材を介してカーボンコンポジットよりなる耐熱材料を当
接させて積層体を形成し、前記金属材料に対して耐熱材
料を押圧しながら前記積層体を略真空条件下でろう材の
溶融温度領域に加熱したうえ、前記積層体を冷却するこ
とを特徴とする耐熱複合材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11550092A JPH05286790A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 耐熱複合材料及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11550092A JPH05286790A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 耐熱複合材料及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05286790A true JPH05286790A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14664053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11550092A Pending JPH05286790A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 耐熱複合材料及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05286790A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103568390A (zh) * | 2012-07-26 | 2014-02-12 | 苏州沛德导热材料有限公司 | 一种石墨复合金属材料 |
| JP2016013575A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-28 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 繊維強化ろう付け部品及びその方法 |
| CN114211073A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-03-22 | 中机智能装备创新研究院(宁波)有限公司 | 一种硬质合金和钢的焊材及焊接方法 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP11550092A patent/JPH05286790A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103568390A (zh) * | 2012-07-26 | 2014-02-12 | 苏州沛德导热材料有限公司 | 一种石墨复合金属材料 |
| JP2016013575A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-28 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 繊維強化ろう付け部品及びその方法 |
| CN114211073A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-03-22 | 中机智能装备创新研究院(宁波)有限公司 | 一种硬质合金和钢的焊材及焊接方法 |
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