JPH05287338A - 高炉操業法 - Google Patents
高炉操業法Info
- Publication number
- JPH05287338A JPH05287338A JP4109087A JP10908792A JPH05287338A JP H05287338 A JPH05287338 A JP H05287338A JP 4109087 A JP4109087 A JP 4109087A JP 10908792 A JP10908792 A JP 10908792A JP H05287338 A JPH05287338 A JP H05287338A
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- Japan
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- blast furnace
- pulverized coal
- tuyeres
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高炉羽口部より微粉炭を170kg/t以上
吹込んでも、その燃焼性を確保してコークスとの置換率
を高く保ち、生産量、燃料比を維持するとともに、羽口
部から吹込まれた粉状鉄源をレースウェイ内で完全に還
元溶融させ、コークス比の上昇を行なわないで、一定の
生産量、一定の溶銑中珪素を維持する。 【構成】 高炉下部に上下2段の羽口を設置し、上段羽
口より粉状鉄源または微粉炭の少なくとも一方を、下段
羽口より微粉炭を高炉の内部に吹込む。また羽口にプラ
ズマアークヒーターを設置し、粉状鉄源または微粉炭と
ともにプラズマアークヒーターより噴出する高温ガスを
高炉の内部に吹込む。 【効果】上段羽口より吹込まれた粉状鉄源は下段羽口に
到達する前に完全に還元溶融され、上下段羽口より吹込
まれた微粉炭はレースウェイ内で完全に燃焼する。
吹込んでも、その燃焼性を確保してコークスとの置換率
を高く保ち、生産量、燃料比を維持するとともに、羽口
部から吹込まれた粉状鉄源をレースウェイ内で完全に還
元溶融させ、コークス比の上昇を行なわないで、一定の
生産量、一定の溶銑中珪素を維持する。 【構成】 高炉下部に上下2段の羽口を設置し、上段羽
口より粉状鉄源または微粉炭の少なくとも一方を、下段
羽口より微粉炭を高炉の内部に吹込む。また羽口にプラ
ズマアークヒーターを設置し、粉状鉄源または微粉炭と
ともにプラズマアークヒーターより噴出する高温ガスを
高炉の内部に吹込む。 【効果】上段羽口より吹込まれた粉状鉄源は下段羽口に
到達する前に完全に還元溶融され、上下段羽口より吹込
まれた微粉炭はレースウェイ内で完全に燃焼する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、羽口部から微粉炭を多
量に吹込む際に、その燃焼性を確保してコークスとの置
換率を高く維持するとともに、羽口部から吹込まれる粉
状鉄源を安定して還元溶融させることにより、生産性を
向上させ燃料比を低下させる高炉操業法に関する。
量に吹込む際に、その燃焼性を確保してコークスとの置
換率を高く維持するとともに、羽口部から吹込まれる粉
状鉄源を安定して還元溶融させることにより、生産性を
向上させ燃料比を低下させる高炉操業法に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉操業にあっては、コークス代替とし
て、安価で燃焼性が良く発熱量の高い燃料(微粉炭、石
油、重油、ナフサ等)を羽口部より吹込み、溶銑製造コ
スト低減、生産性向上をはかってきており、特公昭40
−23763号公報にその技術が開示されている。とく
に直近では価格の点から微粉炭吹込みが主流となってお
り、燃料比低減(コスト低減)、生産性向上に大きく寄
与している。
て、安価で燃焼性が良く発熱量の高い燃料(微粉炭、石
油、重油、ナフサ等)を羽口部より吹込み、溶銑製造コ
スト低減、生産性向上をはかってきており、特公昭40
−23763号公報にその技術が開示されている。とく
に直近では価格の点から微粉炭吹込みが主流となってお
り、燃料比低減(コスト低減)、生産性向上に大きく寄
与している。
【0003】このようにして吹込まれた微粉炭は高炉内
で一部のコークスの代わりに燃焼し、その燃焼性の良さ
と高い発熱量のために、高温で多量の還元ガスを生成し
効率的な還元反応を行なう。したがって炉頂より装入さ
れた鉄鉱石は迅速に金属状態に還元されるとともに、溶
融して高温の溶銑となり、高炉の炉熱が高く生産性が向
上する。
で一部のコークスの代わりに燃焼し、その燃焼性の良さ
と高い発熱量のために、高温で多量の還元ガスを生成し
効率的な還元反応を行なう。したがって炉頂より装入さ
れた鉄鉱石は迅速に金属状態に還元されるとともに、溶
融して高温の溶銑となり、高炉の炉熱が高く生産性が向
上する。
【0004】また最近の高炉操業にあっては、後工程で
ある製鋼工程における品質の向上、経済性の観点から低
シリコン操業が指向されている。この種の操業形態の代
表的なものとして、微粉炭とともに酸化鉄粉または還元
鉄粉などの粉状鉄源を羽口部から吹込む方法があり、特
開昭57−137402号公報に開示されている。
ある製鋼工程における品質の向上、経済性の観点から低
シリコン操業が指向されている。この種の操業形態の代
表的なものとして、微粉炭とともに酸化鉄粉または還元
鉄粉などの粉状鉄源を羽口部から吹込む方法があり、特
開昭57−137402号公報に開示されている。
【0005】このようにして吹込まれた酸化鉄粉、還元
鉄粉などの粉状鉄源は高炉内で還元反応を受けて金属状
態に還元されるとともに、還元途中で高炉内の溶銑と反
応して2(Fe0)+[Si]=2[Fe]+(SiO
2 )の反応により溶銑中の珪素を低下させる。高炉操業
安定時には、羽口部から吹込まれる粉状鉄源の分だけ高
炉の炉頂から装入する鉄鉱石の量を減らすことができ
る。通常、炉頂から装入される鉄鉱石は、炉内の通気性
を維持するために塊成化されたものが使用されているか
ら、予備処理の必要な鉄鉱石に代えて価格の安い粉状鉄
源を使用することは、高炉操業の経済性を高める上でも
効果が大きい。
鉄粉などの粉状鉄源は高炉内で還元反応を受けて金属状
態に還元されるとともに、還元途中で高炉内の溶銑と反
応して2(Fe0)+[Si]=2[Fe]+(SiO
2 )の反応により溶銑中の珪素を低下させる。高炉操業
安定時には、羽口部から吹込まれる粉状鉄源の分だけ高
炉の炉頂から装入する鉄鉱石の量を減らすことができ
る。通常、炉頂から装入される鉄鉱石は、炉内の通気性
を維持するために塊成化されたものが使用されているか
ら、予備処理の必要な鉄鉱石に代えて価格の安い粉状鉄
源を使用することは、高炉操業の経済性を高める上でも
効果が大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の高炉操
業において、微粉炭を多量に吹込むと、吹込んだ微粉炭
全量が燃焼せずに一部未燃チャーが発生する。この未燃
チャーは上昇ガス流に乗って炉頂より排出されるため、
微粉炭のコークスに対する置換率が低下し、燃料比上
昇、生産量低下を引き起こす。またこの未燃チャーが高
炉炉下部中心のコークス層(炉芯と称する)に捕捉され
るため、この部分を流下する溶銑滓の通液性を阻害し、
ひいてはこの部分のガスの通気性を阻害することにな
り、高炉の生産量はさらに低下する。
業において、微粉炭を多量に吹込むと、吹込んだ微粉炭
全量が燃焼せずに一部未燃チャーが発生する。この未燃
チャーは上昇ガス流に乗って炉頂より排出されるため、
微粉炭のコークスに対する置換率が低下し、燃料比上
昇、生産量低下を引き起こす。またこの未燃チャーが高
炉炉下部中心のコークス層(炉芯と称する)に捕捉され
るため、この部分を流下する溶銑滓の通液性を阻害し、
ひいてはこの部分のガスの通気性を阻害することにな
り、高炉の生産量はさらに低下する。
【0007】以上の理由から、微粉炭の吹込み量には上
限が存在し、操業にあたっては次に示す過剰酸素率を
1.0以上に維持している。(過剰酸素率)=(羽口部
より吹込まれる空気、純酸素、微粉炭中の酸素量)/
(微粉炭中の炭素、水素を燃焼させてCO2 、H2 Oに
するのに必要な酸素量)
限が存在し、操業にあたっては次に示す過剰酸素率を
1.0以上に維持している。(過剰酸素率)=(羽口部
より吹込まれる空気、純酸素、微粉炭中の酸素量)/
(微粉炭中の炭素、水素を燃焼させてCO2 、H2 Oに
するのに必要な酸素量)
【0008】過剰酸素率が1.0以上の場合は微粉炭中
の炭素、水素が全量C+O2 =CO2 ,2H+(1/
2)O2 =H2 Oの反応によりCO2 ,H2 Oとなり、
これが全量レースウェイ内のコークスとCO2 +C=2
CO,H2 O+C=H2 +COの反応によりCO,H2
となるため、未燃チャーは発生しない。ところが過剰酸
素率が1.0未満の場合は全量がCO2 ,H2 Oになら
ず、一部C(未燃チャー)が生成する。この未燃チャー
が前述したように、置換率低下、通気不良の原因とな
る。
の炭素、水素が全量C+O2 =CO2 ,2H+(1/
2)O2 =H2 Oの反応によりCO2 ,H2 Oとなり、
これが全量レースウェイ内のコークスとCO2 +C=2
CO,H2 O+C=H2 +COの反応によりCO,H2
となるため、未燃チャーは発生しない。ところが過剰酸
素率が1.0未満の場合は全量がCO2 ,H2 Oになら
ず、一部C(未燃チャー)が生成する。この未燃チャー
が前述したように、置換率低下、通気不良の原因とな
る。
【0009】過剰酸素率が1.0のときの微粉炭吹込み
量は、高炉の燃料比が500kg/t−pigのとき、
170kg/t−pig程度であり、この量が吹込み限
界である。すなわち、この値が高炉生産量、燃料比の限
界であり、これ以上の生産性向上、燃料比低減は望めな
い。
量は、高炉の燃料比が500kg/t−pigのとき、
170kg/t−pig程度であり、この量が吹込み限
界である。すなわち、この値が高炉生産量、燃料比の限
界であり、これ以上の生産性向上、燃料比低減は望めな
い。
【0010】また従来の高炉操業において、羽口部から
吹込まれた粉状鉄源は、コークスの旋回燃焼するレース
ウェイといわれる領域で、還元溶融されて溶銑となる。
その還元溶融のために必要な熱量は、あらかじめ送風温
度上昇、コークス比増加等で与えているが、粉状鉄源が
レースウェイ内に滞留する時間が極めて短いために、完
全に還元溶融されないうちにレースウェイ奥(炉芯表層
部)に到達する。そしてこの領域に蓄積し急激に還元溶
融が起きるため、この領域の温度が低下し、通気性、通
液性を阻害する。
吹込まれた粉状鉄源は、コークスの旋回燃焼するレース
ウェイといわれる領域で、還元溶融されて溶銑となる。
その還元溶融のために必要な熱量は、あらかじめ送風温
度上昇、コークス比増加等で与えているが、粉状鉄源が
レースウェイ内に滞留する時間が極めて短いために、完
全に還元溶融されないうちにレースウェイ奥(炉芯表層
部)に到達する。そしてこの領域に蓄積し急激に還元溶
融が起きるため、この領域の温度が低下し、通気性、通
液性を阻害する。
【0011】このとき中心部の鉱石とコークスの比率
(以下O/Cと略す)を減らし、その分中間部から周辺
部のO/Cを増加する。中間部から周辺部のO/Cを増
加できない場合は、中心部のO/Cを減らすとともに全
体のO/Cを減らす。これにより中心部のガス流を強化
してこの領域の温度を上昇させ、通気性、通液性を維持
する。全体のO/Cを減らすことはコークス比の上昇と
なり、生産量の減少、溶銑中珪素の増加を招き高炉操業
上好ましくない。
(以下O/Cと略す)を減らし、その分中間部から周辺
部のO/Cを増加する。中間部から周辺部のO/Cを増
加できない場合は、中心部のO/Cを減らすとともに全
体のO/Cを減らす。これにより中心部のガス流を強化
してこの領域の温度を上昇させ、通気性、通液性を維持
する。全体のO/Cを減らすことはコークス比の上昇と
なり、生産量の減少、溶銑中珪素の増加を招き高炉操業
上好ましくない。
【0012】また羽口部から吹込んでいる粉状鉄源の量
を減少するかカットしてしまうこともあり、この場合も
生産量の減少、溶銑中珪素増加を招く。羽口部から粉状
鉄源とともに微粉炭を吹込んでいる場合は、粉状鉄源の
還元溶融のために必要な熱量のほかに微粉炭の熱分解の
ための熱量も必要であるため、ある限られた送風温度上
昇、コークス比増加等では、粉状鉄源および微粉炭の吹
込み量に限界がある。
を減少するかカットしてしまうこともあり、この場合も
生産量の減少、溶銑中珪素増加を招く。羽口部から粉状
鉄源とともに微粉炭を吹込んでいる場合は、粉状鉄源の
還元溶融のために必要な熱量のほかに微粉炭の熱分解の
ための熱量も必要であるため、ある限られた送風温度上
昇、コークス比増加等では、粉状鉄源および微粉炭の吹
込み量に限界がある。
【0013】そこで本発明は、微粉炭を170kg/t
以上吹込んでも、その燃焼性を確保してコークスとの置
換率を高く保ち、生産量、燃料比を維持するとともに、
羽口部から吹込まれた粉状鉄源をレースウェイ内で完全
に還元溶融させ、コークス比の上昇を行なわないで、一
定の生産量、一定の溶銑中珪素を維持することを目的と
する。
以上吹込んでも、その燃焼性を確保してコークスとの置
換率を高く保ち、生産量、燃料比を維持するとともに、
羽口部から吹込まれた粉状鉄源をレースウェイ内で完全
に還元溶融させ、コークス比の上昇を行なわないで、一
定の生産量、一定の溶銑中珪素を維持することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、羽口部から粉状鉄源および微粉炭を
高炉の内部に吹込み、炉頂から鉄鉱石とコークスを交互
に装入する高炉操業法において、高炉下部に上下2段の
羽口を設置し、上段羽口より粉状鉄源または微粉炭の少
なくとも一方を、下段羽口より微粉炭を高炉の内部に吹
込むことを特徴とする。また羽口にプラズマアークヒー
ターを設置し、粉状鉄源または微粉炭とともにプラズマ
アークヒーターより噴出する高温ガスを高炉の内部に吹
込むことを特徴とする。また上下段羽口間の距離は1.
0m以上2.0m以下であることを特徴とする。
するものであって、羽口部から粉状鉄源および微粉炭を
高炉の内部に吹込み、炉頂から鉄鉱石とコークスを交互
に装入する高炉操業法において、高炉下部に上下2段の
羽口を設置し、上段羽口より粉状鉄源または微粉炭の少
なくとも一方を、下段羽口より微粉炭を高炉の内部に吹
込むことを特徴とする。また羽口にプラズマアークヒー
ターを設置し、粉状鉄源または微粉炭とともにプラズマ
アークヒーターより噴出する高温ガスを高炉の内部に吹
込むことを特徴とする。また上下段羽口間の距離は1.
0m以上2.0m以下であることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明における、高炉下部に上下2段に設置す
る羽口の位置を図1に示す。図1において、1が高炉、
2が上段羽口、3が下段羽口である。下段羽口は、通常
の高炉に設置されている羽口と同じ高さにあるが、上段
羽口は下段羽口より1.0〜2.0m上に設置される。
る羽口の位置を図1に示す。図1において、1が高炉、
2が上段羽口、3が下段羽口である。下段羽口は、通常
の高炉に設置されている羽口と同じ高さにあるが、上段
羽口は下段羽口より1.0〜2.0m上に設置される。
【0016】上段羽口より粉状鉄源または微粉炭の少な
くとも一方を高炉内部に吹込むが、吹込まれた粉状鉄源
は上段羽口に形成されるレースウェイ内で完全に還元溶
融されなくても、1.0〜2.0m下に設置されている
下段羽口に到達する間には完全に還元溶融される。上下
段羽口間の距離を1.0〜2.0mとした理由は、1.
0m未満では上段羽口より吹込まれた粉状鉄源が下段羽
口に到達する間に完全に還元溶融されず、一方2.0m
を越えると炉頂から装入された鉄鉱石の還元溶融領域と
競合し、上段羽口より吹込まれた粉状鉄源のために炉頂
から装入された鉄鉱石の還元溶融が不十分になるからで
ある。
くとも一方を高炉内部に吹込むが、吹込まれた粉状鉄源
は上段羽口に形成されるレースウェイ内で完全に還元溶
融されなくても、1.0〜2.0m下に設置されている
下段羽口に到達する間には完全に還元溶融される。上下
段羽口間の距離を1.0〜2.0mとした理由は、1.
0m未満では上段羽口より吹込まれた粉状鉄源が下段羽
口に到達する間に完全に還元溶融されず、一方2.0m
を越えると炉頂から装入された鉄鉱石の還元溶融領域と
競合し、上段羽口より吹込まれた粉状鉄源のために炉頂
から装入された鉄鉱石の還元溶融が不十分になるからで
ある。
【0017】また下段羽口からは微粉炭を吹込むが、微
粉炭の一部を上段羽口より吹込むことができるため、微
粉炭吹込み量を総量として増加できる。よって過剰酸素
率が1.0未満のときの微粉炭吹込み量(170kg/
t)を越えた量の吹込みが達成される。これにより通気
性、通液性不良、燃料比上昇、生産性低下、溶銑珪素上
昇に至ることはない。
粉炭の一部を上段羽口より吹込むことができるため、微
粉炭吹込み量を総量として増加できる。よって過剰酸素
率が1.0未満のときの微粉炭吹込み量(170kg/
t)を越えた量の吹込みが達成される。これにより通気
性、通液性不良、燃料比上昇、生産性低下、溶銑珪素上
昇に至ることはない。
【0018】また本発明においては、上下段羽口より吹
込む粉状鉄源および微粉炭の量をさらに増加させるため
に、羽口部にプラズマアークヒーターを設置してもよ
い。図2に本発明における上段羽口あるいは下段羽口に
設置されるプラズマアークヒーターの状態を示す。図2
おいて、2または3が上段または下段羽口、4が送風支
管、5がプラズマアークヒーター、6が粉状鉄源または
微粉炭吹込みバーナー、9が鉄皮、10が煉瓦である。
プラズマアークヒーターにより発生する高温ガスにより
粉状鉄源または微粉炭吹込み位置付近の送風温度を上昇
できるため、粉状鉄源の還元溶融のために必要な熱量、
微粉炭の熱分解のために必要な熱量を増加でき、粉状鉄
源、微粉炭の吹込み量を増加できる。
込む粉状鉄源および微粉炭の量をさらに増加させるため
に、羽口部にプラズマアークヒーターを設置してもよ
い。図2に本発明における上段羽口あるいは下段羽口に
設置されるプラズマアークヒーターの状態を示す。図2
おいて、2または3が上段または下段羽口、4が送風支
管、5がプラズマアークヒーター、6が粉状鉄源または
微粉炭吹込みバーナー、9が鉄皮、10が煉瓦である。
プラズマアークヒーターにより発生する高温ガスにより
粉状鉄源または微粉炭吹込み位置付近の送風温度を上昇
できるため、粉状鉄源の還元溶融のために必要な熱量、
微粉炭の熱分解のために必要な熱量を増加でき、粉状鉄
源、微粉炭の吹込み量を増加できる。
【0019】さらに本発明におけるもう1つのプラズマ
アークヒーターの設置方法として、プラズマアークヒー
ターを搭載したプローブを下段羽口より挿入し、プラズ
マアークヒーターにより発生する高温ガスの前面に微粉
炭を吹込む方法がある。図3に下段羽口より挿入される
プラズマアークヒーター搭載プローブを示す。図3にお
いて、3が下段羽口、4が送風支管、7がプラズマアー
クヒーター搭載プローブ、9が鉄皮、10が煉瓦であ
る。
アークヒーターの設置方法として、プラズマアークヒー
ターを搭載したプローブを下段羽口より挿入し、プラズ
マアークヒーターにより発生する高温ガスの前面に微粉
炭を吹込む方法がある。図3に下段羽口より挿入される
プラズマアークヒーター搭載プローブを示す。図3にお
いて、3が下段羽口、4が送風支管、7がプラズマアー
クヒーター搭載プローブ、9が鉄皮、10が煉瓦であ
る。
【0020】図4は本発明におけるプラズマアークヒー
ターを搭載したプローブの構造を示す断面図である。図
4において、5はプラズマアークヒーター、7はプロー
ブ、8は微粉炭吹き出し口を示す。図4において、プラ
ズマアークヒーターにより通常高炉の最大送風温度(1
300℃)よりも高い温度のガスを発生させ、この高温
ガスの前面に微粉炭を吹き出す。1300℃以上の高温
場では、微粉炭の熱分解が急速に起こり、通常の130
0℃の場合よりも、ガス(燃焼速度が大きい)の生成量
が増加する(すなわちチャーの生成量が減少する)とと
もに、生成したチャーが膨張し、その燃焼速度が大きく
なる。
ターを搭載したプローブの構造を示す断面図である。図
4において、5はプラズマアークヒーター、7はプロー
ブ、8は微粉炭吹き出し口を示す。図4において、プラ
ズマアークヒーターにより通常高炉の最大送風温度(1
300℃)よりも高い温度のガスを発生させ、この高温
ガスの前面に微粉炭を吹き出す。1300℃以上の高温
場では、微粉炭の熱分解が急速に起こり、通常の130
0℃の場合よりも、ガス(燃焼速度が大きい)の生成量
が増加する(すなわちチャーの生成量が減少する)とと
もに、生成したチャーが膨張し、その燃焼速度が大きく
なる。
【0021】したがって、生成量の増加したガスは送風
支管中で燃焼をほぼ完了するとともに、送風支管中での
チャーの燃焼量も多くなり、レースウェイ内に進入する
チャーの量が減少する。さらに、このチャーは燃焼性、
反応性が高いので、CO2 ,H2 Oと容易に反応して、
CO2 +C=2CO、H2 O+C=H2 +COの反応に
よりCO,H2 となるため、過剰酸素率が1.0未満の
場合でも未燃チャーは発生しない。すなわち、未燃チャ
ーはすべてレースウェイ内で消滅し、炉頂よりの排出、
炉芯内への捕捉がない。このため、コークスに対する置
換率の低下、通気不良は起こらない。
支管中で燃焼をほぼ完了するとともに、送風支管中での
チャーの燃焼量も多くなり、レースウェイ内に進入する
チャーの量が減少する。さらに、このチャーは燃焼性、
反応性が高いので、CO2 ,H2 Oと容易に反応して、
CO2 +C=2CO、H2 O+C=H2 +COの反応に
よりCO,H2 となるため、過剰酸素率が1.0未満の
場合でも未燃チャーは発生しない。すなわち、未燃チャ
ーはすべてレースウェイ内で消滅し、炉頂よりの排出、
炉芯内への捕捉がない。このため、コークスに対する置
換率の低下、通気不良は起こらない。
【0022】プラズマアークヒーターにより発生する高
温ガスの種類としては、通常N2 、Ar、空気などを用
いるが、CO、H2 などの還元性ガス、およびこれらに
CO2 、H2 Oが混合されたガスを用いることもでき
る。
温ガスの種類としては、通常N2 、Ar、空気などを用
いるが、CO、H2 などの還元性ガス、およびこれらに
CO2 、H2 Oが混合されたガスを用いることもでき
る。
【0023】
【実施例】以下実施例により本発明の特徴を具体的に説
明する。表1は実施例、表2は比較例の操業結果を示
す。
明する。表1は実施例、表2は比較例の操業結果を示
す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】実施例1 上段羽口の送風温度を1250℃とし、予備還元なしの
粉鉱石50kg/tを吹込み、下段羽口の送風温度を1
250℃とし、微粉炭130kg/tを吹込んだ操業例
である。比較例1に対して送風圧力が低く、コークス
比、燃料比が低く、出銑量が多く溶銑中珪素が低い。
粉鉱石50kg/tを吹込み、下段羽口の送風温度を1
250℃とし、微粉炭130kg/tを吹込んだ操業例
である。比較例1に対して送風圧力が低く、コークス
比、燃料比が低く、出銑量が多く溶銑中珪素が低い。
【0027】実施例2 上段羽口に図2に示すプラズマアークヒーターを設置
し、送風温度を1300℃とし、予備還元率30%の粉
鉱石50kg/tおよび微粉炭50kg/tを吹込み、
下段羽口に図2に示すプラズマアークヒーターを設置
し、送風温度を1300℃とし、微粉炭150kg/t
を吹込んだ操業例である。
し、送風温度を1300℃とし、予備還元率30%の粉
鉱石50kg/tおよび微粉炭50kg/tを吹込み、
下段羽口に図2に示すプラズマアークヒーターを設置
し、送風温度を1300℃とし、微粉炭150kg/t
を吹込んだ操業例である。
【0028】実施例3 上段羽口に図2に示すプラズマアークヒーターを設置
し、送風温度を1300℃とし、予備還元率60%の粉
鉱石75kg/tおよび微粉炭50kg/tを吹込み、
下段羽口に図3に示すプラズマアークヒーターを設置
し、送風温度を1350℃とし、微粉炭175kg/t
を吹込んだ操業例である。
し、送風温度を1300℃とし、予備還元率60%の粉
鉱石75kg/tおよび微粉炭50kg/tを吹込み、
下段羽口に図3に示すプラズマアークヒーターを設置
し、送風温度を1350℃とし、微粉炭175kg/t
を吹込んだ操業例である。
【0029】実施例4 上段羽口に図2に示すプラズマアークヒーターを設置
し、送風温度を1300℃とし、予備還元率90%の粉
鉱石100kg/tおよび微粉炭50kg/tを吹込
み、下段羽口に図2に示すプラズマアークヒーターを設
置し、送風温度を1300℃とし、微粉炭150kg/
tを吹込んだ操業例である。
し、送風温度を1300℃とし、予備還元率90%の粉
鉱石100kg/tおよび微粉炭50kg/tを吹込
み、下段羽口に図2に示すプラズマアークヒーターを設
置し、送風温度を1300℃とし、微粉炭150kg/
tを吹込んだ操業例である。
【0030】実施例5 上段羽口の送風温度を1200℃とし、微粉炭50kg
/tを吹込み、下段羽口に図3に示すプラズマアークヒ
ーターを設置し、送風温度を1350℃とし、微粉炭1
75kg/tを吹込んだ操業例である。
/tを吹込み、下段羽口に図3に示すプラズマアークヒ
ーターを設置し、送風温度を1350℃とし、微粉炭1
75kg/tを吹込んだ操業例である。
【0031】いずれの場合も、粉状鉄源がレースウェイ
内で完全に還元溶融されて溶銑となっているため、比較
例1、2に対比すると生産量は高く、溶銑中珪素は低下
している。
内で完全に還元溶融されて溶銑となっているため、比較
例1、2に対比すると生産量は高く、溶銑中珪素は低下
している。
【0032】比較例1は送風温度を1250℃とし、同
一羽口より予備還元なしの粉鉱石50kg/tおよび微
粉炭130kg/tを吹込んだ操業例である。実施例1
に対して、送風圧力が高く、コークス比、燃料比が高
く、出銑量が少なく、溶銑中珪素が高い。比較例2は送
風温度を1250℃とし、送風圧力低下、出銑量上昇、
溶銑中珪素低下を狙い、同一羽口よりの予備還元なしの
粉鉱石吹込み量低下(30kg/t)および微粉炭吹込
み量低下(100kg/t)を実施した操業例である。
比較例1対して、送風圧力低下、出銑量上昇、溶銑中珪
素低下がみられるものの、実施例1には及ばず、実施例
1に対してコークス比、燃料比が高い。
一羽口より予備還元なしの粉鉱石50kg/tおよび微
粉炭130kg/tを吹込んだ操業例である。実施例1
に対して、送風圧力が高く、コークス比、燃料比が高
く、出銑量が少なく、溶銑中珪素が高い。比較例2は送
風温度を1250℃とし、送風圧力低下、出銑量上昇、
溶銑中珪素低下を狙い、同一羽口よりの予備還元なしの
粉鉱石吹込み量低下(30kg/t)および微粉炭吹込
み量低下(100kg/t)を実施した操業例である。
比較例1対して、送風圧力低下、出銑量上昇、溶銑中珪
素低下がみられるものの、実施例1には及ばず、実施例
1に対してコークス比、燃料比が高い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、高炉下部に上下2
段の羽口を設置し、上段羽口より粉状鉄源または微粉炭
の少なくとも一方を、下段羽口より微粉炭を高炉の内部
に吹込むことにより、また羽口にプラズマアークヒータ
ーを設置し、プラズマアークヒーターにより発生する高
温ガスにより粉状鉄源または微粉炭吹込み位置付近の送
風温度を上昇することにより、粉状鉄源または微粉炭の
少なくとも一方の吹込み総量を増加できる。これにより
通気性、通液性不良、微粉炭置換率低下、溶銑中珪素上
昇を回避し、生産性向上、燃料比低下をはかり、安定し
た溶銑供給が可能である。
段の羽口を設置し、上段羽口より粉状鉄源または微粉炭
の少なくとも一方を、下段羽口より微粉炭を高炉の内部
に吹込むことにより、また羽口にプラズマアークヒータ
ーを設置し、プラズマアークヒーターにより発生する高
温ガスにより粉状鉄源または微粉炭吹込み位置付近の送
風温度を上昇することにより、粉状鉄源または微粉炭の
少なくとも一方の吹込み総量を増加できる。これにより
通気性、通液性不良、微粉炭置換率低下、溶銑中珪素上
昇を回避し、生産性向上、燃料比低下をはかり、安定し
た溶銑供給が可能である。
【図1】高炉下部に上下2段に設置する羽口の位置を示
す図
す図
【図2】上段羽口あるいは下段羽口に設置されるプラズ
マアークヒーターの状態を示す図
マアークヒーターの状態を示す図
【図3】下段羽口より挿入されるプラズマアークヒータ
ー搭載プローブを示す図
ー搭載プローブを示す図
【図4】プラズマアークヒーターを搭載したプローブの
構造を示す断面図
構造を示す断面図
1 高炉 2 上段羽口 3 下段羽口 4 送風支管 5 プラズマアークヒーター 6 吹込みバーナー 7 プローブ
Claims (3)
- 【請求項1】 羽口部から粉状鉄源および微粉炭を高炉
の内部に吹込み、炉頂から鉄鉱石とコークスを交互に装
入する高炉操業法において、高炉下部に上下2段の羽口
を設置し、上段羽口より粉状鉄源または微粉炭の少なく
とも一方を、下段羽口より微粉炭を高炉の内部に吹込む
ことを特徴とする高炉操業法。 - 【請求項2】 羽口にプラズマアークヒーターを設置
し、粉状鉄源または微粉炭とともにプラズマアークヒー
ターより噴出する高温ガスを高炉の内部に吹込むことを
特徴とする請求項1記載の高炉操業法。 - 【請求項3】 上下段羽口間の距離は1.0m以上2.
0m以下であることを特徴とする請求項1または請求項
2記載の高炉操業法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4109087A JPH05287338A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 高炉操業法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4109087A JPH05287338A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 高炉操業法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05287338A true JPH05287338A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14501266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4109087A Withdrawn JPH05287338A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 高炉操業法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05287338A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114634998A (zh) * | 2022-03-25 | 2022-06-17 | 新疆八一钢铁股份有限公司 | 一种氧气高炉风口超高温加热煤气的冶金方法 |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP4109087A patent/JPH05287338A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114634998A (zh) * | 2022-03-25 | 2022-06-17 | 新疆八一钢铁股份有限公司 | 一种氧气高炉风口超高温加热煤气的冶金方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |