JPH05287343A - 鋼板品質設計装置 - Google Patents

鋼板品質設計装置

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JPH05287343A
JPH05287343A JP3128166A JP12816691A JPH05287343A JP H05287343 A JPH05287343 A JP H05287343A JP 3128166 A JP3128166 A JP 3128166A JP 12816691 A JP12816691 A JP 12816691A JP H05287343 A JPH05287343 A JP H05287343A
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Mitsuo Takai
井 光 夫 高
Nobuyuki Komatsu
松 伸 行 小
Masahiro Yamashita
下 正 大 山
Yuji Watanabe
辺 裕 司 渡
Takashi Suyama
山 隆 司 陶
Shinichi Shimomura
村 慎 一 下
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SHINNITSUTETSU JOHO TSUSHIN SYST KK
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造条件の決定に一貫性を持たせ設計作業を
標準化するとともに、新しい使途に対しても製造条件の
決定を容易にする 【構成】 鋼板の使途区分毎に内部特性項目(母材UT
特性,継手UT特性,MT・PT特性,耐ラメ性,耐酸
性,曲げ性,側曲げ性,表面切削性)毎のランクを示し
たテ−ブルTBL1と、内部特性項目のランク毎に偏
析,MnS,及び介在物の各材料品位を示すテ−ブルT
BL2と、材料品位毎に製造条件を示すテ−ブルTBL
3とを設け、使途−内部特性ランク−材料品位ランク−
製造条件、と順次に変換して製造条件を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚板等の鋼板の品質設
計に関し、特に新しい鋼種の製造条件の設計に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板の製造業者においては、製品につい
て注文があると、熟練技術者が複雑な品質設計マニュア
ルを参照し、まず受注明細に含まれる各種の機械試験特
性を満足する鋼種を検索する。品質設計マニュアルに
は、過去に製造した様々な鋼種について、機械試験特
性,成分値範囲,及び各種製造条件の情報が記載されて
いる。しかし、受注明細に含まれる条件(各種寸法や機
械試験特性)には様々なものがあり、それらの条件を完
全に満足する鋼種が常に、過去に製造されているとは限
らない。従って、受注明細の要求品質を満足する鋼種が
品質設計マニュアルで見つからない場合には、その新し
い鋼種について、最初から製造条件の設計をする必要が
ある。
【0003】新しい鋼種の設計をする場合、従来より、
使途と製造条件とを直接関連付け、受注明細に記載され
た条件と同一の使途であった鋼種の過去の製造実績に基
づいて新しい製造条件を設定し、その条件でシミュレ−
ションを実施して当該条件で製造される鋼材の特性値を
計算し、その計算値が受注明細の要求値を満足するか否
か調べ、満足するものがみつかるまで製造条件の更新と
シミュレ−ションを繰り返し実施していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋼材の
使途と製造条件との間には直接の関連はないので、従来
の鋼種設計では、製造方法に整合性や一貫性を欠く場合
がある。また、それまでなかった新しい使途が現われた
場合には、過去の実績情報が全く利用できないので、最
初から製造方法を設計しなければならず、その作業には
膨大な労力を伴なう。
【0005】従って本発明は、製造方法の決定に一貫性
を持たせ設計作業を標準化するとともに、新しい使途に
対しても製造方法の決定を容易にすることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、鋼板の使途を含む受注明細の情
報を入力する入力手段;鋼板の使途毎にそれに関連する
内部特性のランクの情報を保持する第1の変換テ−ブル
手段;前記内部特性のランクと、偏析,介在物等の指標
を含む材料品位との相関性の情報を保持する第2の変換
テ−ブル手段;前記材料品位と鋼板の製造条件との関連
の情報を保持する第3の変換テ−ブル手段;及び前記入
力手段によって入力される受注明細の使途と前記第1の
変換テ−ブル手段の内容から内部特性のランクを求め、
該内部特性のランクと前記第2の変換テ−ブル手段の内
容から材料品位を求め、該材料品位と前記第3の変換テ
−ブル手段の内容から鋼板の製造条件を求める品質設計
手段;を設ける。
【0007】
【作用】第1の変換テ−ブル手段における内部特性に
は、例えば耐ラメ性,耐サワ−ガス性,曲げ性等々、使
用性能の評価指標としての性格が強いものが採用される
ので、これは使途と大きな相関を有している。また、偏
析,介在物等の指標を含む材料品位は、鋼板の使用性能
と大きな相関を有すると同時に、製造条件の内容とも大
きな相関を有する。つまり、使途と前記内部特性,該内
部特性と材料品位,及び該材料品位と製造条件とをそれ
ぞれ互いに結び付けることができるので、前記第1,第
2及び第3の変換テ−ブル手段を利用すれば、使途から
内部特性及び材料品位を介して系統的に製造条件の内容
を導き出すことができる。またこのようにすれば、例え
ば新しい使途が現われた場合には、第1の変換テ−ブル
手段にその使途の情報を追加するだけで対応でき、しか
も使途と前記内部特性とは相関が強いので追加する情報
も容易に決定することができる。
【0008】
【実施例】図1に、本発明の実施例のシステム全体の構
成を示す。図1を参照すると、ワ−クステ−ションWS
1(日立製2050/32)は、ネットワ−クNW1の
ノ−ドに接続されており、NW1に接続された通信制御
装置(3725)を介して中央計算機と接続されてい
る。またワ−クステ−ションWS1には別のネットワ−
クNW2を介してワ−クステ−ションWS2(NSSU
N4)が接続されている。この実施例のシステムにおい
ては、厚板の品質設計の主要処理はワ−クステ−ション
WS1によって実行され、品質設計のうち特に時間のか
かる材質予測計算だけを、ワ−クステ−ションWS2が
実行するように構成してある。中央計算機からワ−クス
テ−ションWS1に対しては受注明細のデ−タが入力さ
れ、品質設計の結果の情報がWS1から中央計算機に返
される。
【0009】なおこの実施例では中央計算機とワ−クス
テ−ションのネットワ−クで構成しているが、中央計算
機単体だけの構成も勿論可能である。
【0010】この品質設計においては、実際にはまず最
初に、過去に製造されたことのある実績鋼種の情報を所
定のデ−タベ−スから検索し、受注明細の仕様を満足す
る鋼種を捜し出すが、受注明細を満足する実績鋼種がみ
つからない場合には、新しい鋼種について製造条件を設
計するとともに、その条件で製造される鋼板の材質を予
め用意した材質予測モデルに基づいてワ−クステ−ショ
ンWS2が予測する。そして予測した材質が受注明細の
要求を満足するか否か調べ、要求を満足する鋼種がみつ
かるまで製造条件の更新と材質予測とを繰り返す。
【0011】新しい鋼種について製造条件を設計する処
理は、図2に示す品質設計処理20によって実行され
る。図2を参照すると、品質設計処理20では、受注明
細10の使途情報を入力し、機械的特性テ−ブルTBL
1,材料品位テ−ブルTBL2,及び製造条件テ−ブル
TBL3を参照して製造条件30を生成するようになっ
ている。
【0012】入力デ−タ(受注明細10)の一例を図6
に示す。図6を参照すると、この例では、入力デ−タの
内容は、受注製品寸法,契約仕様機械試験,契約仕様化
学成分,及び一般事項の4項目に分類されており、受注
製品寸法の項目には板厚,板幅及び板長の寸法が含ま
れ、契約仕様機械試験の項目には引張強度範囲(下限mi
n及び上限max)と降伏点範囲(下限及び上限)が含ま
れ、契約仕様化学成分の項目にはリン,硫黄及びニオブ
(Nb)の各含有量の範囲(下限及び上限)が含まれ、
一般事項の項目には仕向国,使途コ−ド,及び継手CO
D要求に関する情報が含まれている。この例では使途コ
−ドが「橋梁」になっている。つまり、この受注明細に
基づいて納品される鋼板は、橋梁の用途に使用されるこ
とが予め分かっている。
【0013】内部特性テ−ブルTBL1の内容の一部分
を図3に示す。図3を参照するとこの例では、内部特性
の項目として、母材UT特性,継手UT特性,MT・P
T特性,耐ラメ性,耐サワ−ガス性,曲げ性,側曲げ
性,及び表面切削性が設けられており、使途の区分毎に
各内部特性項目のランク(A,B,C,Dのいずれか又
は指定なし)の情報が登録されている。使途としては、
一般,橋梁,高層ビルボックス柱,水圧鉄管,表面切削
加工材等々の区分がある。図3の例から分かるように、
このテ−ブルの各内部特性項目の内容と使途との間には
大きな相関がある。このテ−ブルTBL1を参照するこ
とにより、例えば、図6の受注明細の場合、使途コ−ド
が「橋梁」なので、母材UTのランクがAで他の内部特
性項目については特に考慮しない、という内部特性の情
報が得られる。
【0014】材料品位テ−ブルTBL2の内容の一部分
を図4に示す。図4には材料品位テ−ブルTBL2のう
ち、内部特性の母材UT特性及びMT・PT特性の項目
に関するテ−ブルのみが示してあるが、この他に継手U
T特性,耐ラメ性,耐サワ−ガス性,曲げ性,側曲げ性
及び表面切削性の各項目についても、それぞれテ−ブル
が用意されている。図4を参照すると、この例では材料
品位の種別として、偏析,MnS,及び介在物の3種類
が用意されている。そして、内部特性項目(母材UT特
性,MT・PT特性)のランク毎に、偏析,MnS,及
び介在物の各ランクを示す数値が登録されている。
【0015】偏析,MnS,介在物等の材料品位は、内
部特性項目(母材UT特性,継手UT特性,MT・PT
特性,耐ラメ性,耐サワ−ガス性,曲げ性,側曲げ性,
及び表面切削性)のランクと大きな相関を有しており、
また製造条件(鋳造法,スラブ処理等)の内容とも大き
な相関を有している。従って材料品位テ−ブルTBL2
を利用することによって、内部特性項目のランクから、
製造条件と関連の深い材料品位のランクを得ることがで
きる。
【0016】製造条件テ−ブルTBL3の内容の一部分
を図5に示す。図5には材料品位の種別の中の偏析に関
するテ−ブルのみが示してあるが、この他にMnS及び
介在物についても同様のテ−ブルが用意されている。図
5を参照すると、この例では偏析のランク10,20,
30,40,50,60及び70の各々に対応付けて、
製造条件(この例では鋳造法とスラブ処理の内容)が登
録してある。従って、製造条件テ−ブルTBL3を利用
することによって、材料品位のランクから製造条件を決
定することができる。
【0017】つまり、図2に示す品質設計処理20で
は、まず受注明細10に含まれていた使途の内容(例え
ば橋梁)をパラメ−タとして、内部特性テ−ブルTBL
1を参照し、内部特性の各項目毎のランク(A,B,
C,D)を取得し、次にテ−ブルTBL1から得た内部
特性の各項目毎のランクをパラメ−タとして、材料品位
テ−ブルTBL2を参照し、材料品位を示す数値(10
〜70)を取得し、更にテ−ブルTBL2から得た材料
品位の値をパラメ−タとして、製造条件テ−ブルTBL
3を参照し、製造条件(鋳造法,スラブ処理の内容)の
情報を取得する。
【0018】具体例について説明する。例えば使途が
「橋梁」の場合、内部特性テ−ブルTBL1を参照する
と、母材UT特性の内部特性ランクとして「B」が得ら
れる。そこで、まず偏析について材料品位テ−ブルTB
L2を参照すると、母材UTのランクがBなので、材料
品位の値として70が得られる。次に製造条件テ−ブル
TBL3を参照すると、偏析に関する製造条件は、材料
品位が70なので、鋳造法がC3、スラブ処理がAとし
て決定される。材料品位の他の項目(MnS,介在物)
についても同様に処理される。
【0019】同様に、使途が「水圧鉄管」の場合、内部
特性テ−ブルTBL1を参照すると、母材UT特性の内
部特性ランクとして「C」が、MT・PT特性の内部特
性ランクとして「B」が得られる。そこで、まず偏析に
ついて材料品位テ−ブルTBL2を参照すると、母材U
T特性のランクCに対して70が得られ、MT・PT特
性のランクBに対して60が得られるが、2つのうち厳
しい方のランク60を、材料品位の値として選択する。
次に製造条件テ−ブルTBL3を参照すると、偏析に関
する製造条件は、材料品位が60なので、鋳造法がC
2、スラブ処理がAとして決定される。材料品位の他の
項目についても同様に処理される。
【0020】もしも新しい使途が現われた時には、内部
特性テ−ブルTBL1の使途項目にその項目を追加し、
各内部特性項目にランク付けするだけで、その新しい使
途の受注明細にも対応することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、第1の変
換テ−ブル手段(TBL1)における内部特性には、使
用性能の評価指標としての性格が強いものが採用される
ので、これは使途と大きな相関を有している。また、第
2の変換テ−ブル手段(TBL2)における材料品位
は、鋼板の使用性能と大きな相関を有すると同時に、第
3の変換テ−ブル手段(TBL3)における製造条件の
内容とも大きな相関を有する。つまり、使途と前記内部
特性,該内部特性と材料品位,及び該材料品位と製造条
件とをそれぞれ互いに結び付けることができるので、前
記第1,第2及び第3の変換テ−ブル手段を利用すれ
ば、使途から内部特性及び材料品位を介して系統的に製
造条件の内容を導き出すことができる。またこのように
すれば、例えば新しい使途が現われた場合には、第1の
変換テ−ブル手段にその使途の情報を追加するだけで対
応でき、しかも使途と前記内部特性とは相関が強いので
追加する情報も容易に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の品質設計システム全体の構成を示す
ブロック図である。
【図2】 実績のない新鋼種について製造条件を生成す
る装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 内部特性テ−ブルの一部分の内容を示すメモ
リマップである。
【図4】 材料品位テ−ブルの一部分の内容を示すメモ
リマップである。
【図5】 製造条件テ−ブルの一部分の内容を示すメモ
リマップである。
【図6】 受注明細情報の一例を示すメモリマップであ
る。
【符号の説明】
10:受注明細(入力手段) 20:品質設計処理(品質設計手段) WS1,WS2:ワ−クステ−ション TBL1:内部特性テ−ブル(第1の変換テ−ブル手
段) TBL2:材料品位テ−ブル(第2の変換テ−ブル手
段) TBL3:製造条件テ−ブル(第3の変換テ−ブル手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 下 正 大 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 渡 辺 裕 司 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 陶 山 隆 司 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 下 村 慎 一 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板の使途を含む受注明細の情報を入力
    する入力手段;鋼板の使途毎にそれに関連する内部特性
    のランクの情報を保持する第1の変換テ−ブル手段;前
    記内部特性のランクと、偏析,介在物等の指標を含む材
    料品位との相関性の情報を保持する第2の変換テ−ブル
    手段;前記材料品位と鋼板の製造条件との関連の情報を
    保持する第3の変換テ−ブル手段;及び前記入力手段に
    よって入力される受注明細の使途と前記第1の変換テ−
    ブル手段の内容から内部特性のランクを求め、該内部特
    性のランクと前記第2の変換テ−ブル手段の内容から材
    料品位を求め、該材料品位と前記第3の変換テ−ブル手
    段の内容から鋼板の製造条件を求める品質設計手段;を
    備える鋼板品質設計装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002318891A (ja) * 2001-04-24 2002-10-31 Toshiba Microelectronics Corp 製品開発マネジメントシステム、製品開発マネジメント方法、製品信頼性判定システム及び製品信頼性判定方法

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JPH02156017A (ja) * 1988-12-07 1990-06-15 Nippon Steel Corp 連続式加熱炉の燃焼制御方法
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