JPH05288767A - 衝突判定装置 - Google Patents

衝突判定装置

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JPH05288767A
JPH05288767A JP4118458A JP11845892A JPH05288767A JP H05288767 A JPH05288767 A JP H05288767A JP 4118458 A JP4118458 A JP 4118458A JP 11845892 A JP11845892 A JP 11845892A JP H05288767 A JPH05288767 A JP H05288767A
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豊 吉間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単なシステムを用いて、かつ早期に衝突判
定を行うことができる衝突判定装置を提供すること、 【構成】 車輌に搭載された加速度(G)センサ1で検
出されたG信号はLPF2で高周波成分を除去された
後、時間間隔A毎に、dG/dt 演算部3にて微分値を算出
される。重み付け決定部4は該微分値の大きさに応じて
重みを決定し、重み付け付加部5は該微分値に重み付け
決定部4で決定された重みを付加する。積分部6は重み
を付加された微分値を積分する。一方、カウンタ9は時
間間隔Aが時間計測部8から出力された回数をカウント
し、このカウント数が所定の回数Bになると、しきい値
設定部10はしきい値を更新する。比較部11は前記積
分部6の出力値と該しきい値とを比較し、前者が後者よ
り大きくなると、スクイブ起動装置12が起動され、エ
アバッグが膨らまされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は衝突判定装置に関し、
特に加速度センサ(以下、Gセンサと略す)から出力さ
れるG信号に重み付け処理を施すことにより、衝突判定
を早期に行えるようにした衝突判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の衝突判定装置は、Gセンサの出力
であるG信号をある期間積分し、その積分値ΔVが所定
の基準値を越えた時に衝突と判定し、エアバッグ駆動装
置を起動するようにしている。
【0003】しかしながら、車輌の減速度を示す前記積
分値ΔVは、Gセンサが設置される車輌の位置により異
なるものとなる。このため、従来は複数のGセンサを車
輌の各部に設置し、車輌の各部の積分値ΔVを計測し
て、衝突の判断をするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
衝突判定装置は複数のGセンサを車輌の各部に設置し、
車輌の各部の積分値ΔVを計測して衝突の判断をしてい
たために、衝突の判定アルゴリズムが複雑になると共
に、高価なシステムになっているという問題があった。
【0005】本発明の目的は、前記した従来装置の問題
点を除去し、簡単なシステムを用いて、かつ早期に衝突
判定を行うことができる衝突判定装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明は、所定の時間間隔Aで前記G信号の微
分値(dG/dt )を演算する微分値演算部と、前記演算部
で求められた微分値の大きさに応じて重み付けを決定す
る重み付け決定部と、前記微分値に前記重み付け決定部
で決定された重みを付加する重み付け付加部と、重みが
付加された微分値を積分する積分部と、前記時間間隔A
より大きい時間間隔が来る毎に更新されるしきい値を出
力するしきい値設定部と、前記積分部により求められた
積分値と前記しきい値設定部から出力されたしきい値と
を比較する比較部と、該比較部の出力によりスクイブを
起動するスクイブ起動装置とを具備した点に特徴があ
る。
【0007】
【作用】この発明によれば、G信号の微分値の大きさに
応じて重みが決定され、該G信号に重みが付加されるの
で、簡単なシステムで、かつ衝突の判定を早期に行うこ
とができるという効果がある。
【0008】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は本発明の機能を説明するブロック図であ
る。
【0009】図において、1は車輌に搭載されたGセン
サ、2はGセンサ1によって検出されたG信号を入力と
するLPF(ローパスフィルタ)、3は該LPF2の出
力信号の微分値を求めるdG/dt 演算部、4は該dG/dt 演
算部の結果に従って重み付け量を決定する重み付け決定
部、5は該重みを前記dG/dt 演算値に付加する重み付け
付加部である。6は重み付けされたdG/dt 演算値を積分
する積分部である。7は前記dG/dt 演算部3の出力が負
の時、リセット信号を出力するリセット部である。
【0010】また、8は時間Aを計測する毎に信号Aを
出力する時間(t) 計測部、9は該信号Aをカウントし、
所定値になる毎に信号Bを出力するカウンタ、10はカ
ウンタ9からの入力信号に基づいてしきい値を設定する
しきい値設定部である。11は、前記積分部6の出力と
しきい値設定部10で設定されたしきい値とを比較する
比較部、12はエアバッグを膨らませるスクイブ起動装
置である。
【0011】前記リセット部7から出力されたリセット
信号は、前記積分部6、時間(t) 計測部8、カウンタ
9、しきい値設定部10等に入力し、装置の初期化を行
う。
【0012】次に、本実施例の動作を説明する。
【0013】Gセンサ1で検出されたG信号は、LPF
2で高周波成分が除去される。図2の波形は該LPF2
の出力波形の一例を示す。一方、時間(t) 計測部8は第
1の時間間隔Aを示す信号Aを繰返し出力する。この信
号Aは、dG/dt 演算部3に入力すると共に、カウンタ9
に入力する。
【0014】dG/dt 演算部3は時間(t) 計測部8から第
1の時間間隔Aの通知を受けると、区間AのG信号の変
化量を算出する。算出された変化量は重み付け決定部4
にて、第1の基準しきい値αおよび第2の基準しきい値
β(ただし、α<β)と比較され、第1の基準しきい値
αより小さければ、重み付けなし、α≦変化量<βであ
れば、第1の重み付けa、β≦変化量であれば、第2の
重み付けb(ただし、a<b)が決定される。
【0015】重みが決定されると、重み付け付加部5は
各区間AのdG/dt (微分値)に前記重みを付加する動作
をする。すなわち、図3(a) に示されているように、区
間AのG信号の変化量が第1の基準しきい値αより小さ
ければ重み付けをせず、α≦変化量<βであれば、同図
(b) に示されているように第1の重み付けaが行われG
´となる。また、β≦変化量であれば、同図(c) に示さ
れているように、第2の重み付けbが行われG´とな
る。重みが付加されたG信号は積分部6にて積分され
る。なお、同図(b) 、(c) の点線で示された波形は重み
付け前の波形Gを示している。また、図4は重み付け後
の波形G´を積分処理した波形
【数1】 の一例を示している。ここに、k は重み付けを示す。
【0016】一方、前記カウンタ9は前記時間(t) 計測
部8から第1の時間間隔Aの通知を受けると、その回数
をカウントし、第2の時間間隔B(B1 、B2 ……)を
計測する。しきい値設定部10は前記第2の時間間隔B
が来る毎にしきい値(1) 、(2) 、(3) を更新して出力す
る。ここに、しきい値(1) <しきい値(2) <しきい値
(3) である。
【0017】比較部11は、前記積分部6の出力と該し
きい値(1) 、(2) 、(3) とを比較し、前者が後者以上に
なると、その時点でスクイブ起動信号を出力する。この
結果、スクイブ起動装置12は起動し、エアバッグは膨
脹することになる。
【0018】図5は前記しきい値設定部10と比較部1
1の動作を示す波形図である。同図(a) 、(b) に示され
ているように、前記しきい値設定部10はB1 区間では
しきい値(1) を、B2 区間ではしきい値(2) を、B3 区
間ではしきい値(3) を出力する。また、図5(a) に示さ
れているように、前記B1 区間で積分値ΔV<しきい値
(1) 、B2 区間で積分値ΔV<しきい値(2) 、B3 区間
で積分値ΔV<しきい値(3) の時には、比較部9からは
正の信号が出力されスクイブの起動はなされない。しか
し、同図(b) のように、B3 区間の時刻t1 で、積分値
ΔV≧しきい値(3) になると、比較部9の信号は正から
負に転じ、スクイブ起動装置10が作動する。この結
果、エアバッグは膨脹することになる。
【0019】次に、図6のフローチャートを用いて、前
記実施例の動作の一例をより詳細に説明する。
【0020】まず、ステップS1において、図示されて
いないカウンタの値Sをクリアし、ステップS2で所定
の時間Aが来たか否かの判断がなされる。該所定の時間
Aが来たと判断されると、ステップS3に進んで前記カ
ウンタに1が加算される。そして、ステップS4におい
て、G変化、すなわちdG/dt の算出が行われる。ステッ
プS5においては、ステップS4で求められたG変化が
連続してプラスか否かの判断が行われ、この判断が否定
の時にはステップS6に進んで全処理データがリセット
される。
【0021】この理由は、G変化が連続してプラスでな
い場合には、G信号は悪路等の非衝突の波形を示すから
である。
【0022】前記ステップS5の判断が肯定の場合には
ステップS7に進んで、前記G変化の大きさが、α≦G
変化量<βであるか否かの判断が行われる。この判断が
肯定の時には、ステップS8に進んで、第1の重み付け
処理が行われる。一方、前記ステップS7が否定の時に
は、ステップS9に進んで、α<β≦G変化量が成立す
るか否かの判断が行われる。この判断が肯定の時にはス
テップS10に進んで第2の重み付け処理がなされる。
なお、G変化量が第1の基準しきい値αより小さけれ
ば、何らの重み付けがなされずに、ステップS11に進
む。
【0023】ステップS11では、積分処理が行われ、
ΔVが求められる。次に、ステップS12では、ΔVが
第1のしきい値(1) 以上になったか否かの判断が行わ
れ、この判断が肯定になると衝突があったと判定され、
ステップS17に進んで出力段が起動される。
【0024】一方、前記ステップS12の判断が否定の
時には、ステップS13に進んで、前記カウンタのカウ
ント値Sが前記時間間隔Aを所定の回数(=B1 ) にな
ったか否かの判断が行われる。この判断が否定の時には
ステップS16に進んで、前記時間Aがリセットされ、
再度0から時間の計測が開始される。そして、ステップ
S2が肯定になると前記ステップS3に進んで、前記し
た処理が繰返される。
【0025】前記ステップS13が肯定になると、ステ
ップS14に進んで、前記カウンタがリセットされる。
次に、ステップS15に進んで、前記第1のしきい値
(1) から第2のしきい値(2) に更新され、ΔVが第2の
しきい値(2) 以上になったか否かの判断が行われる。こ
の判断が肯定になると衝突があったと判定され、ステッ
プS17に進んで出力段が起動される。
【0026】一方、前記ステップS15の判断が否定に
なると、ステップS16に進んで、カウント値Sが前記
時間間隔Aを所定の回数(=B2 ) だけカウントしたか
否かの判断が行われる。そして、該判断が否定の時には
前記ステップS16に進んで前記時間Aがリセットさ
れ、再度0から時間の計測が開始される。なお、B1 =
B2 =……であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0027】次に、本実施例によって得られる効果を、
図7〜図9を参照して説明する。
【0028】図7(a) は正面衝突をした場合のG信号の
波形図の一例を示し、同図(b) は重み付け処理後の波形
を示し、同図(c) は積分値ΔVが、区間B1 内の時間t
1 において第1のしきい値(1) を越え、スクイブが起動
されたことを示す。本実施例の結果、スクイブの起動を
速めることができる。
【0029】図8(a) は中低速衝突をした場合のG信号
の波形図の一例を示す。また、同図(b) は重み付け処理
後の波形を示し、同図(c) は積分値ΔVが、(B1 +B
2 +B3 +B4 )×A(時間)が来た時の時刻t2 にお
いて、第4のしきい値(4) を越え、スクイブが起動され
たことを示す。
【0030】また、図9(a) は非衝突時、例えば悪路走
行時のG信号の波形図の一例を示し、同図(b) は重み付
け後の波形を示す。本実施例では、dG/dt が負になると
全処理データがリセットされるので、積分値ΔVは、同
図(c) に示されているように、dG/dt が負になる度にリ
セットされ、第1のしきい値(1) と比較されることにな
る。なお、この場合には、積分値ΔVは第1のしきい値
(1) を越えることがないので、スクイブは起動されない
こととなる。
【0031】なお、前記した実施例の重み付け決定部4
は2段階の重み付けa、bをしたが、本発明はこれに限
定されず、3段階以上の重み付けをするようにしても良
いことは勿論である。
【0032】また、前記実施例ではカウンタを用いてB
1 ×A(時間)、(B1 +B2)×A(時間)、……を計
測したが、本発明はこれに限定されず、タイマ等の他の
手段によって計測するようにしても良いことは勿論であ
る。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、正面衝突等の衝突時には該微分値に重み付け
がされるので、簡単なシステムを用いることにより、衝
突の判定を早くすることができるという効果がある。ま
た、非衝突時には、前記重み付けがなされないので、衝
突と誤判定されることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図2】 Gセンサで検出され、高周波成分が除去され
たG信号の波形図である。
【図3】 図1の重み付け決定部と重み付け付加部の動
作の説明図である。
【図4】 図1の積分部の動作の説明図である。
【図5】 図1の比較部の動作の説明図である。
【図6】 本発明の一実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】 正面衝突系の動作説明図である。
【図8】 中低速衝突系の動作説明図である。
【図9】 非衝突系の動作説明図である。
【符号の説明】
1…Gセンサ、3…dG/dt 演算部、4…重み付け決定
部、5…重み付け付加部、6…積分部、7…リセット
部、8…時間(t) 計測部、9…カウンタ、10…しきい
値設定部、12…スクイブ起動装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌に搭載された加速度センサの検出信号
    (G信号)を用いて衝突を判定する装置において、 所定の時間間隔Aで前記G信号の微分値(dG/dt )を演
    算する微分値演算部と、 前記演算部で求められた微分値の大きさに応じて重み付
    けを決定する重み付け決定部と、 前記微分値に前記重み付け決定部で決定された重みを付
    加する重み付け付加部と、 重みが付加された微分値を積分する積分部と、 前記時間間隔Aより大きい時間間隔が来る毎に更新され
    るしきい値を出力するしきい値設定部と、 前記積分部により求められた積分値と前記しきい値設定
    部から出力されたしきい値とを比較する比較部と、 該比較部の出力によりスクイブを起動するスクイブ起動
    装置とを具備し、 前記積分値が前記しきい値を越えた時に、前記スクイブ
    起動装置を起動するようにしたことを特徴とする衝突判
    定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記された衝突判定装置におい
    て、 前記微分値演算部が負の微分値を検出した時に、該衝突
    判定装置の衝突判定処理を初期化する手段を具備したこ
    とを特徴とする衝突判定装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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