JPH05288988A - 変倍ファインダ - Google Patents

変倍ファインダ

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JPH05288988A
JPH05288988A JP4084135A JP8413592A JPH05288988A JP H05288988 A JPH05288988 A JP H05288988A JP 4084135 A JP4084135 A JP 4084135A JP 8413592 A JP8413592 A JP 8413592A JP H05288988 A JPH05288988 A JP H05288988A
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JP
Japan
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eyepiece
prism
visual field
optical path
frame
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JP4084135A
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Shigeru Kato
茂 加藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】視野枠の視野範囲が変化しても、観察し易く、
違和感を与えない。 【構成】通常撮影とパノラマ撮影とで視野範囲の異なる
視野枠を切り換える。これと同時に、通常撮影時には、
接眼系15のミラーM1及び接眼レンズ14を光路上に
位置させ、パノラマ撮影時には、プリズム18及び焦点
距離の短い接眼レンズ23を光路上に位置させるよう切
り換える。プリズム18によって屈折率変化分だけ接眼
系15の構成長が延びる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム写り込みサイ
ズを切り換えることで、撮影範囲を変化させ得るカメ
ラ、特に通常撮影とパノラマ撮影とを行い得るカメラの
変倍ファインダに関する。
【0002】近年、35mmフィルムサイズの撮影を行
うカメラにおいて、カメラ内部のフィルム面近傍の上下
部分に遮光板を設置し、フィルムに写り込む像の範囲に
ついて上下部分をトリミングできるようにしたものがあ
る。これによって、撮影フィルムやプリントによる像を
横長にすることができ、このようなワイド感を強調する
パノラマ撮影が一般化されてきた。ところで、これらパ
ノラマ撮影可能なカメラのファインダにおいては、フィ
ルム写り込み範囲を示す視野枠は、35mmフルサイズ
の通常撮影時とパノラマ撮影時とで同一のものを用いて
おり、通常撮影用の枠とパノラマ撮影用の枠とを視野枠
に重ねて表示する構成になっていた。即ち、図26に示
すように、視野枠1は通常撮影用の撮影範囲を示す枠2
内に、パノラマ撮影用の上下方向の狭い撮影範囲を示す
パノラマ枠3が刻印されているものが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、通常撮影の
際、撮影者がファインダを覗くと、パノラマ枠3が通常
撮影用の枠2内の視野像の一部と重なって見え、被写体
像及び視野範囲確認の邪魔になってしまう。又、パノラ
マ撮影の際には、撮影範囲外の像も見えてしまうため、
写真の仕上がりを想像しにくいという欠点があった。
又、いずれの撮影時にも、2種類の撮影範囲の枠2,3
が同時に見えるため、撮影範囲を錯覚し易いという欠点
もある。このような欠点を解消するために、パノラマ撮
影時に視野枠を切り換え、観察可能な範囲が上下方向で
小さくなってパノラマ枠3まで狭められた視野枠を光路
上に位置させるようにすると、今度はファインダ内の視
野の占める面積が狭くなり、撮影者に視野が小さくなっ
た印象を与えてしまうという欠点が生じる。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑み、視野
範囲に応じてファインダ倍率を変更すると共に接眼系を
移動させずに済むようにした変倍ファインダを提供する
ことを目的とする。又、本発明の他の目的は、撮影範囲
の異なる種類の撮影時に視野枠を変更することで撮影範
囲を夫々正確に表示すると共に、ファインダ倍率を変更
することで像を観察し易くした変倍ファインダを提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明による変
倍ファインダは、正の屈折力を持つ対物系と、正の屈折
力を持つ接眼系と、対物系の形成する像を正立正像化す
る複数の反射部材とによって構成されていて、反射部材
の少なくとも1つが接眼系光路中に位置する実像式ファ
インダにおいて、接眼系の焦点距離を切り換えるのと同
時に、この接眼系光路中の少なくとも一部の反射部材を
切り換えることで接眼系の構成長を変化させないように
したことを特徴とするものである。又、対物系によって
形成される像面近傍に、観察可能な視野範囲が設定され
た視野枠が設置されていて、該視野枠による視野範囲の
変更に連動してファインダ倍率が変更されるようにした
ことを特徴とするものである。
【0006】以下、本発明の原理を図1に基づいて説明
する。図1は本発明の概念図であり、(A)は通常撮影
時におけるファインダ光学系の基本構成を示す図、
(B)は図(A)の構成における接眼系を示すものであ
って、光軸の上半分は通常撮影時の光学系の配置構成
を、又下半分はパノラマ撮影時の光学系の配置構成を示
す図、(C)は本発明の構成を採用した場合の図(B)
と同様な図である。図1(A)に示すカメラのファイン
ダ光学系において、物体側から正の屈折力を有する対物
レンズ5とプリズム等の反射部材6とが順次配設されて
おり、これらは対物系7を構成している。その後方(ア
イポイント側)には、対物系7によって形成される倒立
像である中間結像8が位置し、更にその後方の近傍に
は、撮影範囲(視野範囲)を示す視野枠9が設置されて
いる。視野枠9は通常撮影用のものであって、通常撮影
のための視野範囲の(光軸から高さ方向の)枠寸法hN
を有するものが配置されている。パノラマ撮影時には、
上下方向が狭められたパノラマ撮影のための視野範囲の
枠寸法hP を有する視野枠10に切り換えられるように
なっている(図1(B)参照)。
【0007】又、視野枠9の後方には、中間結像8を正
立化させるための第一ミラー及び第二ミラー等の各ミラ
ー反射部材12,13と、正立化像を観察するための焦
点距離fN を有する正の屈折力の接眼レンズ14と、か
ら成る接眼系15が配設されている。又、接眼系15の
後方には、アイポイント17が位置する。そして、パノ
ラマ撮影時には、視野枠の切り換えと同時に、接眼レン
ズ14が、fN より短い焦点距離fP を有する接眼レン
ズ16に切り換えられるようになっている。この場合、
ファインダ倍率βは、対物系7の焦点距離fT と接眼系
15の焦点距離fS との比で次のように決定される。 β=fT /fS (1) そのため、接眼系の焦点距離を短くすることで、ファイ
ンダ倍率βは高くなる。
【0008】しかしながら、単純に接眼レンズの焦点距
離を変えただけでは、図1(B)に示すように、接眼系
15の構成長が変化し、そのために接眼レンズ16やア
イポイント17の配設位置が対物系7側に移動してしま
い、撮影者に違和感を与えてしまう。そこで、焦点距離
切り換え時に、視野枠9よりアイポイント17側に位置
するミラー反射部材13(ミラー反射部材12でもよ
い)を、図1(C)に示すようにプリズム反射部材18
に交換するようにする。これによって、プリズム反射部
材18による屈折率変化分だけ接眼系15の構成長を延
ばすことができ、接眼レンズ16及びアイポイント17
の位置を変更することなく、切り換えを完了させること
ができる。
【0009】これについて、更に説明する。中間結像8
の位置から接眼レンズ14,16の入射面までの光軸上
の空気換算距離を、通常撮影時でLN ,パノラマ撮影時
でLP とすると、図1(B)に示すように、 LN /LP =fSN/fSP=βP /βN (2) 但し、fSN:通常撮影時の接眼系15の焦点距離 βN :通常撮影時のファインダ倍率 fSP:パノラマ撮影時の接眼系15の焦点距離 β :パノラマ撮影時のファインダ倍率 を満たすことが理想的である。しかし、接眼系15を通
過する光束の反射回数や切り換え部材の配置等の理由
で、(2)式を満足できない場合がある。この場合、少
なくとも、 0.6<(βP ×LP )/(βN ×LN )<1.5 (3) を満足することが望ましい。
【0010】(3)式の上限又は下限から外れた場合に
は、接眼レンズの焦点距離の変化に対する、中間結像8
の位置から接眼レンズ14,16の入射面までの光軸上
の空気換算距離Lの変化が、小さいか又は大きいため、
通常撮影時又はパノラマ撮影時のどちらか、又は両方の
接眼系の収差が大きくなり、視野の見えが悪くなってし
まう。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図2及び図3は、本発明の第一実施例を示す
ものであり、図2は通常撮影時におけるファインダ光学
系の構成の光路展開図であり、(A)は広角端(W)、
(B)は中間(S)、(C)は望遠端(T)の状態を示
す図、図3はパノラマ撮影時におけるファインダ光学系
の構成の光路展開図であり、(A)は広角端(W)、
(B)は中間(S)、(C)は望遠端(T)の状態を示
す図である。
【0012】図2に示すファインダ光学系において、対
物系7はズーム構成であり、固定配置された第1レンズ
群G1に対して、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G
3は光軸方向に移動可能であり、両群G2,G3を移動
させることで変倍可能に構成されている。第3群G3の
後方には光束を2回反射させる第一プリズムP1が配設
され、その射出面近傍に中間結像するようになってい
る。又、第一プリズムP1の後方には、通常撮影時の撮
影範囲が枠形状によって形成される視野枠19が設置さ
れている。更に、視野枠19の後方には、接眼系15と
して、視野枠19が組み込まれた1回反射のミラーM1
と1回反射の第二プリズムP2、そして像を観察する接
眼レンズ20が配設されていて、第一プリズムP1から
第二プリズムP2まで、合計4回反射させられることで
像が正立化されるようになっている。
【0013】又、パノラマ撮影時には、接眼系15のミ
ラーM1が1回反射の第三プリズムP3に切り換えられ
るようになっており、この第三プリズムP3の入射面近
傍には、パノラマ撮影範囲に上下方向の枠が狭められた
視野枠22が一体的に組み込まれている。又、接眼レン
ズ20も、より焦点距離の短い接眼レンズ23に同時に
切り換えられ、高倍率化されるようになっている。尚、
ファインダ倍率の変化は、撮影範囲即ちフィルム写り込
みサイズの変化に連動して行われるようになっている。
【0014】本実施例は上述のように構成されており、
通常撮影時には接眼系15にミラーM1が配設されてお
り、第1,第2及び第3レンズ群G1,G2,G3を通
過した物体像の光束は、第一プリズムP1で2回反射さ
せられて倒立して中間結像する。そして、通常撮影時の
撮影範囲に枠が設定された視野枠19を介して、ミラー
M1及び第二プリズムP2で2回反射させられて像が正
立化され、これを撮影者は接眼レンズ20で観察でき
る。次に、パノラマ撮影に切り換える場合、図3に示す
ように、ミラーM1を第三プリズムP3に切り換えると
視野枠19もミラーM1と一体に光路外に外れ、代わり
に第三プリズムP3と一体にパノラマ撮影用の視野枠2
2が光路上に進出する。更に、接眼レンズ20も同時に
焦点距離の短い接眼レンズ23に切り換えられる。これ
によって、接眼レンズ23の倍率が高くなると共に、第
三プリズムP3の挿入によって構成長が延びるから、接
眼レンズ20,23の切り換え前後におけるレンズ射出
位置とアイポイント17は同一位置にある。又、視野枠
22を介した視野は上下方向が短くなるが、接眼レンズ
23が高倍率化することで、視野範囲は大きくなり、観
察し易い。
【0015】上述のように、本実施例は、通常撮影時と
パノラマ撮影時とで、第三プリズムP3及び視野枠22
と、ミラーM1及び視野枠19とを切り換えによって一
体に変更できるので、視野枠切り換え機構を別途設ける
必要がなく、構成を簡素化できる。又、パノラマ撮影用
の視野枠22に変更した場合、接眼レンズも同時に切り
換えてその倍率を大きくすることができるから視野範囲
が拡大されて観察し易い。しかもその際接眼レンズ23
やアイポイント17を光軸方向に移動させる必要もない
から、撮影者に違和感を与えない。
【0016】本実施例のデータは次の通りである。尚、
図4,図5,図6の各(A),(B),(C)は、通常
撮影時のズームレンズが広角端,中間,望遠端における
球面収差,非点収差,ディストーションを夫々示す収差
曲線図、図7,図8,図9の各(A),(B),(C)
は、パノラマ撮影時における同様な図である。又、上述
の(3)式の値は(βP ×LP )/(βN ×LN )=1
である。
【0017】(通常撮影時) r1 =−62.759 d1 =1.0 n1 =1.584 ν1 =30.5 r2 =7.391(非球面) d2 =D1 (可変) r3 =5.279(非球面) d3 =1.8 n2 =1.492 ν2 =57.7 r4 =10.050 d4 =D2 (可変) r5 =27.959(非球面) d5 =2.21 n3 =1.492 ν3 =57.7 r6 =−10.806 d6 =D3 (可変) r7 =17.414 d7 =19.0 n4 =1.492 ν4 =57.7 r8 =∞(視野枠位置) d8 =12.0 r9 =∞ d9 =10.0 n5 =1.492 ν5 =57.7 r10=∞ d10=1.0 r11=19.536(非球面) d11=5.0 n6 =1.492 ν6 =57.7 r12=−21.376 d12=20.0 r13 (アイポイント)
【0018】非球面係数 第2面 E=−0.74594×10-3,F=−0.54204
×10-4 G=0.35185×10-5 第3面 E=−0.14432×10-2,F=−0.65596
×10-5 G=−0.74336×10-6 第5面 E=−0.20082×10-3,F=0.45821×
10-5 G=−0.10389×10-6 第11面 E=−0.94150×10-4,F=0.15990×
10-5 G=−0.24410×10-7
【0019】
【0020】(パノラマ撮影時) r1 からr7 までの各データ数値は上述の通常撮影時と
同一である。 r8 =∞(視野枠位置) d8 =1.0 r9 =67.900 d9 =10.0 n5 =1.492 ν5 =57.7 r10=∞ d10=1.0 r11=∞ d11=10.0 n6 =1.492 ν6 =57.7 r12=∞ d12=1.16 r13=14.674(非球面) d13=4.84 n7 =1.492 ν7 =57.7 r14=−20.380 d14=20.0 r15=(アイポイント)
【0021】非球面係数 第13面 E=−0.12637×10-3,F=0.12388×
10-6 G=0.57145×10-8
【0022】
【0023】次に、本発明の第二実施例を図10及び図
11により説明する。図10は通常撮影時におけるファ
インダ光学系の構成の光路展開図であり、(A)は広角
端(W)、(B)は中間(S)、(C)は望遠端(T)
の状態を示す図、図11はパノラマ撮影時におけるファ
インダ光学系の構成の光路展開図であり、(A)は広角
端(W)、(B)は中間(S)、(C)は望遠端(T)
の状態を示す図である。
【0024】図10及び図11に示すファインダ光学系
において、対物系7及び視野枠19,22は第一実施例
と同一構成である。図10の通常撮影状態において、視
野枠19の後方に1回反射のプリズムP2と1回反射の
ミラーM1が順次配設され、その後方に接眼レンズ20
がミラーM1と一体の部材として配設されている。パノ
ラマ撮影状態に切り換える場合、ミラーM1と接眼レン
ズ20が一体に光路外に外されると共に、図11に示す
ように、1回反射のプリズムP3及びこれと一体構成の
高倍率の接眼レンズ23が光路上に進出させられること
になる。又、同時に視野枠19も視野枠22に切り換え
られる。本実施例においては、ミラーM1及び接眼レン
ズ20と、プリズムP3及び接眼レンズ23とが近接配
置されるので、夫々これらが一体部材として切り換え機
構が構成されることになる。
【0025】本実施例のデータは次の通りである。尚、
図12,図13,図14の各(A),(B),(C)
は、通常撮影時の広角端,中間,望遠端における球面収
差,非点収差,ディストーションを夫々示す収差曲線
図、図15,図16,図17の各(A),(B),
(C)は、パノラマ撮影時における同様な図である。
又、上述の(3)式の値は1である。
【0026】(通常撮影時) r1 からr7 までの各データ数値は上述の第一実施例と
同一である。 r8 =∞(視野枠位置) d8 =1.0 r9 =∞ d9 =10.0 n5 =1.492 ν5 =57.7 r10=∞ d10=12.06 r11=19.816(非球面) d11=4.77 n6 =1.492 ν6 =57.7 r12=−21.135 d12=20.0 r13=(アイポイント)
【0027】非球面係数 第11面 E=−0.94850×10-4,F=0.16180×
10-5 G=−0.24350×10-7
【0028】
【0029】(パノラマ撮影時) r1 からr7 までの各データ数値は上述の通常撮影時と
同一である。 r8 =∞(視野枠位置) d8 =1.0 r9 =∞ d9 =10.0 n5 =1.492 ν5 =57.7 r10=∞ d10=1.0 r11=∞ d11=10.0 n6 =1.492 ν6 =57.7 r12=∞ d12=1.0 r13=14.669(非球面) d13=4.83 n7 =1.492 ν7 =57.7 r14=−19.962 d14=20.0 r15= (アイポイント)
【0030】非球面係数 第13面 E=−0.13260×10-3,F=0.38839×
10-6 G=0.71087×10-9
【0031】
【0032】次に、本発明の第三実施例を図18及び図
19により説明する。図18は通常撮影時におけるファ
インダ光学系の構成の光路展開図であり、(A)は広角
端(W)、(B)は中間(S)、(C)は望遠端(T)
の状態を示す図、図19はパノラマ撮影時におけるファ
インダ光学系の構成の光路展開図であり、(A)は広角
端(W)、(B)は中間(S)、(C)は望遠端(T)
の状態を示す図である。
【0033】図18及び図19に示すファインダ光学系
において、対物系7及び視野枠19,22は第一実施例
と同一構成である。図18の通常撮影状態において、視
野枠19の後方に1回反射のプリズムP2と1回反射の
ミラーM1が順次配設され、その後方に接眼レンズ20
が配設されている。パノラマ撮影状態に切り換える場
合、接眼レンズ20は移動せずに光路上に位置し、ミラ
ーM1のみが光路外に外されると共に、入射及び射出面
に曲率を有し且つ正の屈折力を有する1回反射のプリズ
ム状レンズP4が光路上に進出させられることになる。
又、同時に視野枠19も、パノラマ撮影範囲に対応して
上下方向が狭められた枠を有する視野枠22に切り換え
られる。本実施例の場合、接眼レンズ20はパノラマ撮
影時にも使用されるが、プリズム状レンズP4との合成
によって接眼系としての焦点距離は短くなり、高倍率化
される。しかもプリズム状レンズP4によって屈折率変
化分だけ構成長が延長されるから、接眼レンズ20の位
置は移動させる必要がない。
【0034】本実施例の場合、通常撮影時とパノラマ撮
影時とで、切り換え部材が視野枠19,22とミラーM
1及びプリズム状レンズP4だけであるから、切り換え
部材の数を減少させることができる。又、プリズム状レ
ンズP4及びミラーM1を視野枠の近傍に配置させる構
成にすれば、これらを一体構成にすることができる。
【0035】次に、本実施例のデータを示す。尚、図2
0,図21,図22の各(A),(B),(C)は、通
常撮影時の広角端,中間,望遠端における球面収差,非
点収差,ディストーションを夫々示す収差曲線図、図2
3,図24,図25の各(A),(B),(C)は、パ
ノラマ撮影時における同様な図である。又、上述の
(3)式の値は1である。
【0036】(通常撮影時) r1 からr7 までの各データ数値は上述の第一実施例と
同一である。 r8 =∞(視野枠位置) d8 =1.0 r9 =∞ d9 =10.0 n5 =1.492 ν5 =57.7 r10=∞ d10=12.06 r11=18.905(非球面) d11=5.0 n6 =1.492 ν6 =57.7 r12=−22.195 d12=20.0 r13=(アイポイント)
【0037】非球面係数 第11面 E=−0.73054×10-4,F=0.21347×
10-6 G=0.20178×10-8
【0038】
【0039】(パノラマ撮影時) r1 からr7 までの各データ数値は上述の通常撮影時と
同一である。 r8 =∞(視野枠位置) d8 =1.0 r9 =∞ d9 =10.0 n5 =1.492 ν5 =57.7 r10=∞ d10=1.06 r11=−144.104 d11=10.0 n6 =1.492 ν6 =57.7 r12=−39.905 d12=1.0 r13=18.905(非球面) d13=5.0 n7 =1.492 ν7 =57.7 r14=−22.195 d14=20.0 r15=(アイポイント)
【0040】非球面係数 第13面 E=−0.73054×10-4,F=0.21347×
10-6 G=0.20178×10-8
【0041】
【0042】但し、上述の各実施例において、r1 ,r
2 ‥‥は各レンズ面の曲率半径、d 1 ,d2 ,‥‥は各
レンズの肉厚又はレンズ間隔、n1 ,n2 ,‥‥は各レ
ンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,‥‥は各レンズのアッベ数
である。尚、上述の各実施例における非球面形状は、上
述の非球面係数を用いて次の式で表される。但し、光軸
方向の座標をX,光軸と垂直な方向の座標をYとする。
又、rは面頂点での曲率半径、Eは4次の項の非球面係
数、Fは6次の項の非球面係数、Gは8次の項の非球面
係数である。 X=(Y2 /r)/〔1+√{1−(Y/r)2 }〕+EY4 +FY6 +GY8
【0043】尚、上述の実施例では、撮影状態の切り換
え時に視野枠を交換するようにしたが、同一の視野枠を
用いて撮影状態の切り換え時に視野範囲を広げたり狭め
たり形状変更して切り換えるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】上述のように本発明に係る変倍ファイン
ダは、接眼系の焦点距離を切り換えると同時に、接眼系
光路中の反射部材を切り換えるようにしたから、視野面
積の変更に応じて接眼系の倍率を変えても、接眼系を移
動させる必要がなく、撮影者に違和感を与えない。又、
視野面積の異なる視野枠に切り換えた場合でもファイン
ダ倍率を変更するようにしたから、ファインダ内に撮影
範囲を正確に且つ適切な大きさに表示できて観察し易い
という利点がある。しかも、比較的簡単な機構で小型の
変倍ファインダを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による変倍ファインダの光学系の概略構
成図であり、(A)は通常撮影時の全体図、(B)は接
眼系を示すものであって、光軸の上半分が通常撮影時、
下半分がパノラマ撮影時の構成図、(C)は本発明によ
る構成を採用した場合の接眼系である。
【図2】本発明の第一実施例による変倍ファインダの光
学系の通常撮影時の構成図であり、(A)は広角端、
(B)は中間、(C)は望遠端の状態を夫々示す図であ
る。
【図3】(A)、(B),(C)は、夫々パノラマ撮影
時における図2(A)、(B),(C)と同様な図であ
る。
【図4】通常撮影時の広角端における収差曲線図であ
り、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はデ
ィストーションを示す図である。
【図5】通常撮影時の中間における収差曲線図である。
【図6】通常撮影時の望遠端における収差曲線図であ
る。
【図7】パノラマ撮影時の広角端における収差曲線図で
ある。
【図8】パノラマ撮影時の中間における収差曲線図であ
る。
【図9】パノラマ撮影時の望遠端における収差曲線図で
ある。
【図10】本発明の第二実施例による変倍ファインダの
光学系の通常撮影時の構成図であり、(A)は広角端、
(B)は中間、(C)は望遠端の状態を夫々示す図であ
る。
【図11】(A)、(B),(C)は、夫々パノラマ撮
影時における図10(A)、(B),(C)と同様な図
である。
【図12】通常撮影時の広角端における収差曲線図であ
り、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はデ
ィストーションを示す図である。
【図13】通常撮影時の中間における収差曲線図であ
る。
【図14】通常撮影時の望遠端における収差曲線図であ
る。
【図15】パノラマ撮影時の広角端における収差曲線図
である。
【図16】パノラマ撮影時の中間における収差曲線図で
ある。
【図17】パノラマ撮影時の望遠端における収差曲線図
である。
【図18】本発明の第三実施例による変倍ファインダの
光学系の通常撮影時の構成図であり、(A)は広角端、
(B)は中間、(C)は望遠端の状態を夫々示す図であ
る。
【図19】(A)、(B),(C)は、夫々パノラマ撮
影時における図18(A)、(B),(C)と同様な図
である。
【図20】通常撮影時の広角端における収差曲線図であ
り、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はデ
ィストーションを示す図である。
【図21】通常撮影時の中間における収差曲線図であ
る。
【図22】通常撮影時の望遠端における収差曲線図であ
る。
【図23】パノラマ撮影時の広角端における収差曲線図
である。
【図24】パノラマ撮影時の中間における収差曲線図で
ある。
【図25】パノラマ撮影時の望遠端における収差曲線図
である。
【図26】従来の視野枠の平面図である。
【符号の説明】
G1……第1レンズ群、G2……第2レンズ群、G3…
…第3レンズ群、P1……第一プリズム、7……対物
系、P1……第一プリズム、P2……第二プリズム、M
1……ミラー、P3……第3プリズム、15……接眼
系、19,22……視野枠、20,22……接眼レン
ズ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正の屈折力を持つ対物系と、正の屈折力を
    持つ接眼系と、対物系の形成する像を正立正像化する複
    数の反射部材とによって構成されていて、該反射部材の
    少なくとも1つが接眼系光路中に位置する実像式ファイ
    ンダにおいて、 前記接眼系の焦点距離を切り換えるのと同時に、該接眼
    系光路中の少なくとも一部の前記反射部材を切り換える
    ようにしたことを特徴とする変倍ファインダ。
  2. 【請求項2】正の屈折力を持つ対物系と、正の屈折力を
    持つ接眼系と、対物系の形成する像を正立正像化する複
    数の反射部材とによって構成されていて、該反射部材の
    少なくとも1つが接眼系光路中に位置する実像式ファイ
    ンダにおいて、 前記対物系によって形成される像面近傍に、観察可能な
    視野範囲が設定された視野枠が設置されていて、該視野
    枠による視野範囲の変更に連動してファインダ倍率が変
    更されるようにしたことを特徴とする変倍ファインダ。
JP4084135A 1992-04-06 1992-04-06 変倍ファインダ Withdrawn JPH05288988A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110308545A (zh) * 2019-07-05 2019-10-08 深圳市永诺摄影器材股份有限公司 中距远摄镜头及摄像设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110308545A (zh) * 2019-07-05 2019-10-08 深圳市永诺摄影器材股份有限公司 中距远摄镜头及摄像设备
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