JPH05290710A - 限流遮断器 - Google Patents
限流遮断器Info
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- JPH05290710A JPH05290710A JP9685192A JP9685192A JPH05290710A JP H05290710 A JPH05290710 A JP H05290710A JP 9685192 A JP9685192 A JP 9685192A JP 9685192 A JP9685192 A JP 9685192A JP H05290710 A JPH05290710 A JP H05290710A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 固定電極(2)に投入された可動電極(3)
の投入状態を拘束する係止機構を設け、短絡大電流時
に、可動電極(3)を囲むように設置されたコの字状磁
性体(23)に発生した電磁力により可動電極(3)の
接圧バネ(12)の弾性力に抗して係止機構による可動
電極3の投入拘束状態を解除する第1の引き外し機構を
設け、中小電流時に、電極(2)および(3)のいずれ
か一方の導体を取り囲むように配設されたコの字状の磁
性体コア(25)に吸着する磁性片(26)により、前
記係止機構による投入拘束状態を解除する第2の引き外
し機構を設けた限流遮断器。 【効果】 高圧配電系統の出口から末端までの短絡事故
における、大電流から中小電流まで高速の限流動作を実
現し、機構部品数を低減し、機器の信頼性を向上させる
ことができる。
の投入状態を拘束する係止機構を設け、短絡大電流時
に、可動電極(3)を囲むように設置されたコの字状磁
性体(23)に発生した電磁力により可動電極(3)の
接圧バネ(12)の弾性力に抗して係止機構による可動
電極3の投入拘束状態を解除する第1の引き外し機構を
設け、中小電流時に、電極(2)および(3)のいずれ
か一方の導体を取り囲むように配設されたコの字状の磁
性体コア(25)に吸着する磁性片(26)により、前
記係止機構による投入拘束状態を解除する第2の引き外
し機構を設けた限流遮断器。 【効果】 高圧配電系統の出口から末端までの短絡事故
における、大電流から中小電流まで高速の限流動作を実
現し、機構部品数を低減し、機器の信頼性を向上させる
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気系統の事故時に流
れる短絡電流を抑制する限流遮断器および限流器に関す
る。
れる短絡電流を抑制する限流遮断器および限流器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】配電系統の短絡保護装置としては、従来
より引き外し装置により遮断動作を行い、限流効果の少
ない通常の遮断器と、過電流以上の通過電流によって自
動的に電極が開極され、回路電圧以上のアーク電圧を発
生して、限流遮断する配電用遮断器がある。さらに後者
には、引き外し装置による作動と一体になった限流遮断
器と、前記遮断器と直列に接続され、短絡大電流の通過
によってのみ自動的に作動する限流器がある。
より引き外し装置により遮断動作を行い、限流効果の少
ない通常の遮断器と、過電流以上の通過電流によって自
動的に電極が開極され、回路電圧以上のアーク電圧を発
生して、限流遮断する配電用遮断器がある。さらに後者
には、引き外し装置による作動と一体になった限流遮断
器と、前記遮断器と直列に接続され、短絡大電流の通過
によってのみ自動的に作動する限流器がある。
【0003】すなわち、図5は従来からの配電系統への
遮断器、限流遮断器や限流器の適用例を示したものであ
るが、需要家側受電装置101、電源変圧器102から
上位遮断器103を経て、下位には限流遮断器104
a、104bや遮断器104cと限流器105が接続さ
れ、それぞれに負荷106a〜cが接続されている。い
ま、A点で短絡事故が発生した場合、限流遮断器104
aが短絡電流を限流遮断し、またB点で短絡事故が発生
した場合、通常限流器105が最も速く動作し、短絡電
流を限流した後、その後遮断器104cが限流された電
流を遮断する。以上のように、事故時の短絡電流を抑制
するように限流した後に遮断するので、限流遮断器の遮
断部や限流器と直列に接続された遮断器は比較的小さい
電流を遮断すればよく、遮断容量の小さい安価な遮断部
を使うことができ、また配電系統の耐電磁力強度を低く
抑えることができるなど、システム全体を安価に構成で
きる等の特徴がある。
遮断器、限流遮断器や限流器の適用例を示したものであ
るが、需要家側受電装置101、電源変圧器102から
上位遮断器103を経て、下位には限流遮断器104
a、104bや遮断器104cと限流器105が接続さ
れ、それぞれに負荷106a〜cが接続されている。い
ま、A点で短絡事故が発生した場合、限流遮断器104
aが短絡電流を限流遮断し、またB点で短絡事故が発生
した場合、通常限流器105が最も速く動作し、短絡電
流を限流した後、その後遮断器104cが限流された電
流を遮断する。以上のように、事故時の短絡電流を抑制
するように限流した後に遮断するので、限流遮断器の遮
断部や限流器と直列に接続された遮断器は比較的小さい
電流を遮断すればよく、遮断容量の小さい安価な遮断部
を使うことができ、また配電系統の耐電磁力強度を低く
抑えることができるなど、システム全体を安価に構成で
きる等の特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の限流遮断器や限
流器は、電力会社と需要家との境界、すなわち責任分界
点以降の需要家側配電系統末端で通常使用されている。
近年、前記責任分界点以前の電力会社系統においては、
電力需要の増大に伴う需要家ニーズの多様化、電力の安
定供給等の社会的ニーズに応えるため、限流遮断器や限
流器の適用が要請されている。この高圧配電系統への限
流遮断器や限流器の適用においては、次のような性能が
要求される。 ・高圧配電系統では配電線長が長くなり、線路インピー
ダンスが増大し、短絡事故点により短絡電流値が大きく
異なり、大電流から中小電流まで広範囲の短絡保護が必
要である。図5の電力会社線側の配電系統で配電用トラ
ンス201、上位遮断器202、フィーダー遮断器20
3、各種負荷開閉器205a〜nで、フィーダー出口の
事故点Dと系統末端の事故点Cとの距離は数Kmから数
十Kmに及ぶ。 ・高圧配電系統は公共的な場所に設置されるため、短絡
事故による被害を極力少なくするため、従来の遮断器や
限流器よりも、その動作を数倍高速化する必要がある。
図6に電流に対する動作特性を示すが、カーブaは従来
の低圧配電系統末端に使用される配電用遮断器の動作特
性で、カーブbは高圧配電系統に適用される限流器の必
要とされる動作特性である。
流器は、電力会社と需要家との境界、すなわち責任分界
点以降の需要家側配電系統末端で通常使用されている。
近年、前記責任分界点以前の電力会社系統においては、
電力需要の増大に伴う需要家ニーズの多様化、電力の安
定供給等の社会的ニーズに応えるため、限流遮断器や限
流器の適用が要請されている。この高圧配電系統への限
流遮断器や限流器の適用においては、次のような性能が
要求される。 ・高圧配電系統では配電線長が長くなり、線路インピー
ダンスが増大し、短絡事故点により短絡電流値が大きく
異なり、大電流から中小電流まで広範囲の短絡保護が必
要である。図5の電力会社線側の配電系統で配電用トラ
ンス201、上位遮断器202、フィーダー遮断器20
3、各種負荷開閉器205a〜nで、フィーダー出口の
事故点Dと系統末端の事故点Cとの距離は数Kmから数
十Kmに及ぶ。 ・高圧配電系統は公共的な場所に設置されるため、短絡
事故による被害を極力少なくするため、従来の遮断器や
限流器よりも、その動作を数倍高速化する必要がある。
図6に電流に対する動作特性を示すが、カーブaは従来
の低圧配電系統末端に使用される配電用遮断器の動作特
性で、カーブbは高圧配電系統に適用される限流器の必
要とされる動作特性である。
【0005】ところで、従来技術では、前記要求性能の
広範囲の短絡電流値での高速限流作動に対して、次のよ
うな問題がある。これを図7に示す従来の大電流から過
電流まで遮断する配電用遮断器(例えば特公昭39−1
8472号公報)により説明する。301はモールドケ
ース、302は大電流で自動的に開極する可動電極(図
6の瞬時領域で動作)、303は操作ハンドル308に
より操作スプリング309、トグルレバー310、三相
共通軸304を介して開閉される可動電極であり、また
電気的に直列に接続された電磁石引き外し装置305
(図6の短限時領域で動作)やバイメタル引き外し装置
307(図6の長限時領域で動作)の過電流や過負荷電
流引き外しにより開極する可動電極である。この従来技
術においては、 ・短絡大電流と過電流,過負荷電流に対して、それぞれ
に回動する複数の可動電極を必要とするとか、大電流時
に開極動作した可動電極302を閉状態に戻す付帯機構
を必要とする等機構的に複雑となっている。 ・過電流や過負荷電流により可動電極303が開極動作
する時、トグルレバー310、トリップレバー311、
トリップカム312が負荷となり、開極速度は著しく低
下する。等の問題点があった。
広範囲の短絡電流値での高速限流作動に対して、次のよ
うな問題がある。これを図7に示す従来の大電流から過
電流まで遮断する配電用遮断器(例えば特公昭39−1
8472号公報)により説明する。301はモールドケ
ース、302は大電流で自動的に開極する可動電極(図
6の瞬時領域で動作)、303は操作ハンドル308に
より操作スプリング309、トグルレバー310、三相
共通軸304を介して開閉される可動電極であり、また
電気的に直列に接続された電磁石引き外し装置305
(図6の短限時領域で動作)やバイメタル引き外し装置
307(図6の長限時領域で動作)の過電流や過負荷電
流引き外しにより開極する可動電極である。この従来技
術においては、 ・短絡大電流と過電流,過負荷電流に対して、それぞれ
に回動する複数の可動電極を必要とするとか、大電流時
に開極動作した可動電極302を閉状態に戻す付帯機構
を必要とする等機構的に複雑となっている。 ・過電流や過負荷電流により可動電極303が開極動作
する時、トグルレバー310、トリップレバー311、
トリップカム312が負荷となり、開極速度は著しく低
下する。等の問題点があった。
【0006】そこで本発明が解決すべき課題は、図5の
高圧配電変電所フィーダ出口から末端までのあらゆる位
置の短絡事故における、大電流から中小電流の短絡電流
の高速限流を実現すると共に、構成部品数を低下して機
器の信頼性を向上させることにある。
高圧配電変電所フィーダ出口から末端までのあらゆる位
置の短絡事故における、大電流から中小電流の短絡電流
の高速限流を実現すると共に、構成部品数を低下して機
器の信頼性を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の限流遮断器は、一対の固定電極2および可
動電極3と、この可動電極3を投入する開閉手段15
と、この開閉手段により投入された前記可動電極3の投
入状態を拘束する係止機構と、前記可動電極3の一端に
この可動電極3を囲むように設置されたコの字状磁性体
23と、短絡電流等の大電流が前記可動電極3に流れた
ときに前記コの字状磁性体23に発生した電磁力により
前記可動電極3の接圧バネ12の弾性力に抗して前記係
止機構による可動電極3の投入拘束状態を解除する第1
の引き外し機構と、前記一対の固定電極2および可動電
極3のいずれか一方の導体を取り囲むように配設された
コの字状の磁性体コア25およびこの磁性体コア25と
磁気的に閉ループを形成するように一端を固定された回
動可能な磁性片26と、前記磁性体コア25が取り囲ん
でいる導体に所定レベル以上の中小電流が流れたときの
前記磁性片26の吸着回動運動により前記係止機構によ
る投入拘束状態を解除する第2の引き外し機構とを備え
た構成としている。
め、本発明の限流遮断器は、一対の固定電極2および可
動電極3と、この可動電極3を投入する開閉手段15
と、この開閉手段により投入された前記可動電極3の投
入状態を拘束する係止機構と、前記可動電極3の一端に
この可動電極3を囲むように設置されたコの字状磁性体
23と、短絡電流等の大電流が前記可動電極3に流れた
ときに前記コの字状磁性体23に発生した電磁力により
前記可動電極3の接圧バネ12の弾性力に抗して前記係
止機構による可動電極3の投入拘束状態を解除する第1
の引き外し機構と、前記一対の固定電極2および可動電
極3のいずれか一方の導体を取り囲むように配設された
コの字状の磁性体コア25およびこの磁性体コア25と
磁気的に閉ループを形成するように一端を固定された回
動可能な磁性片26と、前記磁性体コア25が取り囲ん
でいる導体に所定レベル以上の中小電流が流れたときの
前記磁性片26の吸着回動運動により前記係止機構によ
る投入拘束状態を解除する第2の引き外し機構とを備え
た構成としている。
【0008】
【作用】本発明では、短絡大電流時には、可動電極を囲
むように配設されたコの字状磁性体に磁束が発生し、こ
の磁束が可動電極に流れる短絡電流に作用して、フレミ
ングの左手の法則に従う方向に接圧バネを引き伸ばしな
がら第1の引き外し機構を作動させ、拘束状態の係止機
構の拘束を解除して高速開極する。系統末端の中小電流
時には、一対の電極の導体部を取り囲むようにコの字状
の磁性体コアを配設し、磁性体コアを磁気的に閉ループ
を形成するように一端を固定した回動可能な磁性片を設
け、この磁性片の回動運動により第2の引き外し機構を
作動させ、拘束状態の係止機構の拘束を解除して高速開
極する。このとき、開極動作する機構部は可動電極と係
止機構のみとなり、高速動作や機構の簡素化が得られ
る。
むように配設されたコの字状磁性体に磁束が発生し、こ
の磁束が可動電極に流れる短絡電流に作用して、フレミ
ングの左手の法則に従う方向に接圧バネを引き伸ばしな
がら第1の引き外し機構を作動させ、拘束状態の係止機
構の拘束を解除して高速開極する。系統末端の中小電流
時には、一対の電極の導体部を取り囲むようにコの字状
の磁性体コアを配設し、磁性体コアを磁気的に閉ループ
を形成するように一端を固定した回動可能な磁性片を設
け、この磁性片の回動運動により第2の引き外し機構を
作動させ、拘束状態の係止機構の拘束を解除して高速開
極する。このとき、開極動作する機構部は可動電極と係
止機構のみとなり、高速動作や機構の簡素化が得られ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を図1,図2,
図3,図4に示して説明する。図1は電極の閉路状態
図、図2は開路状態図、図3は大電流時の開極動作説明
図、図4は中小電流時の動作説明図である。各図は三相
各極共通機構の一極のみを示している。また本発明限流
器では、消弧性ガス(SF6 ガス等)を充填した容器内
に設置しているが、図では省略している。電流は固定端
子1、固定電極2、可動電極3、可動電極の回転軸4、
回転摺動集電子5、集電子ホルダー6、接続導体7、可
動側端子8を通って流れる。図示しないが抵抗体は固定
電極2と可動側接続導体7間に接続されている。この抵
抗体は、高圧配電系統の配電変電所フィーダ出口に設置
する場合には、この抵抗体を設置して限流器として使用
し、系統末端で使用するときは抵抗体を外して、限流遮
断器として使用する。9は非限流時において短絡電流第
一半波を利用する磁気駆動回転アーク式消弧室であり、
短絡電流の第一半波の電流零値近傍で、短絡電流は抵抗
体へ転流し、限流する。なお、上記以外のアーク電圧を
高める消弧室を利用すれば、第一半波から限流すること
もできる。一対の係止板10は可動電極3を挟むように
可動電極回転軸4を通して設置され、前記可動電極回転
軸4を同一軸として回動可能となるように配設されてい
る。係止板10の一端に設けたピン10aと可動電極3
の接触部と反対側に設けられた可動電極トリップ片3c
の一端に設けた穴3bとの間には、可動電極3に接触圧
力を与える接圧バネ12が架設されている。可動電極3
は前記バネ力により、図の反時計方向へ回動する力を受
けるが、係止板10上に設けたストッパー10bでその
動きは停止される。係止板10の一部に、ピン10cを
設け、図示しない絶縁ベース上のピン13間に遮断バネ
14を架設している。この遮断バネ14は、係止板1
0、接圧バネ12、ストッパー10bを機械的に連結し
て、可動電極3を図の時計方向へ回動する力を与えてい
る。
図3,図4に示して説明する。図1は電極の閉路状態
図、図2は開路状態図、図3は大電流時の開極動作説明
図、図4は中小電流時の動作説明図である。各図は三相
各極共通機構の一極のみを示している。また本発明限流
器では、消弧性ガス(SF6 ガス等)を充填した容器内
に設置しているが、図では省略している。電流は固定端
子1、固定電極2、可動電極3、可動電極の回転軸4、
回転摺動集電子5、集電子ホルダー6、接続導体7、可
動側端子8を通って流れる。図示しないが抵抗体は固定
電極2と可動側接続導体7間に接続されている。この抵
抗体は、高圧配電系統の配電変電所フィーダ出口に設置
する場合には、この抵抗体を設置して限流器として使用
し、系統末端で使用するときは抵抗体を外して、限流遮
断器として使用する。9は非限流時において短絡電流第
一半波を利用する磁気駆動回転アーク式消弧室であり、
短絡電流の第一半波の電流零値近傍で、短絡電流は抵抗
体へ転流し、限流する。なお、上記以外のアーク電圧を
高める消弧室を利用すれば、第一半波から限流すること
もできる。一対の係止板10は可動電極3を挟むように
可動電極回転軸4を通して設置され、前記可動電極回転
軸4を同一軸として回動可能となるように配設されてい
る。係止板10の一端に設けたピン10aと可動電極3
の接触部と反対側に設けられた可動電極トリップ片3c
の一端に設けた穴3bとの間には、可動電極3に接触圧
力を与える接圧バネ12が架設されている。可動電極3
は前記バネ力により、図の反時計方向へ回動する力を受
けるが、係止板10上に設けたストッパー10bでその
動きは停止される。係止板10の一部に、ピン10cを
設け、図示しない絶縁ベース上のピン13間に遮断バネ
14を架設している。この遮断バネ14は、係止板1
0、接圧バネ12、ストッパー10bを機械的に連結し
て、可動電極3を図の時計方向へ回動する力を与えてい
る。
【0010】次に、可動電極の開閉機構を図2に基づい
て説明する。投入操作は図示しない電磁石や電動機によ
る蓄勢バネにより、三相共通の開閉シャフト15やシャ
フトアーム16に反時計方向の力を与える。絶縁レバー
17は、トグルシャフト18を支点として回動するトグ
ルアーム19の先端に接続ピン20により連結されてお
り、トグルアーム19を時計方向へ回動させる力を伝え
る。同じく接続ピン20に接続されたアーム21は、係
止用ローラ22を可動電極回転軸4を基準として反時計
方向へ回動する力を伝える。前記係止用ローラ22は係
止板10上に設けた係止溝10dと係合され、係止用ロ
ーラ22が反時計方向へ回動することにより、係止板1
0も可動電極回転軸4を軸として、係止板上のピン10
cに接続された遮断バネ14を引き伸ばしながら、反時
計方向に回動する。係止板10の回動により、接圧バネ
12を介して、可動電極3も回動し、固定電極2と接触
する。この接触時(図1参照)には、係止用ローラ22
とトグルシャフト18と接続ピン20が一直線上の死点
上にあり、その後も開閉シャフト15は回動し、静止し
た可動電極3を接圧バネ12により、固定電極2へ接触
圧力を与える。投入操作終了後は、前記係止用ローラ2
2とトグルシャフト18と接続ピン20の3点が死点を
越えた状態にあり、可動電極3の投入状態を維持する。
て説明する。投入操作は図示しない電磁石や電動機によ
る蓄勢バネにより、三相共通の開閉シャフト15やシャ
フトアーム16に反時計方向の力を与える。絶縁レバー
17は、トグルシャフト18を支点として回動するトグ
ルアーム19の先端に接続ピン20により連結されてお
り、トグルアーム19を時計方向へ回動させる力を伝え
る。同じく接続ピン20に接続されたアーム21は、係
止用ローラ22を可動電極回転軸4を基準として反時計
方向へ回動する力を伝える。前記係止用ローラ22は係
止板10上に設けた係止溝10dと係合され、係止用ロ
ーラ22が反時計方向へ回動することにより、係止板1
0も可動電極回転軸4を軸として、係止板上のピン10
cに接続された遮断バネ14を引き伸ばしながら、反時
計方向に回動する。係止板10の回動により、接圧バネ
12を介して、可動電極3も回動し、固定電極2と接触
する。この接触時(図1参照)には、係止用ローラ22
とトグルシャフト18と接続ピン20が一直線上の死点
上にあり、その後も開閉シャフト15は回動し、静止し
た可動電極3を接圧バネ12により、固定電極2へ接触
圧力を与える。投入操作終了後は、前記係止用ローラ2
2とトグルシャフト18と接続ピン20の3点が死点を
越えた状態にあり、可動電極3の投入状態を維持する。
【0011】高圧配電系統フィーダ出口での大電流短絡
事故時の動作を図1および図3に基づいて説明する。短
絡大電流が流れると、可動電極3の一部を囲むように設
置されたコの字状磁性体23に磁束が発生し、その磁束
が短絡電流と鎖交し、フレミングの左手の法則に従う方
向に可動電極3は接圧バネ12を引き伸ばしながら高速
に回動する。この可動電極回動により、可動電極3の接
触部端部と相対する端部に形成された可動電極トリップ
片3cも回動する。この可動電極トリップ片3cの開極
動作行程内に、係止機構の係止溝10dとトグル機構の
係止用ローラ22が設けられているので、投入状態を維
持していた係止溝10dと係止用ローラ22との拘束を
解放する。この拘束解放後、可動電極3は前記磁性体2
3からの電磁力と遮断バネ14のバネ力の合成力で高速
開極し、緩衝材23aに接触し全開極に至る。なお、可
動電極3の開極動作終了後は、開閉操作用のトグル機構
部(開閉シャフト15、シャフトアーム16、絶縁レバ
ー17、トグルシャフト18、トグルアーム19、アー
ム21、係止用ローラ22)は、戻しバネ32、33の
バネ力で、可動電極の動作より少し遅れて、図2の可動
電極の開極位置に復帰する。このとき、係合部の係止溝
10dと係止用ローラ22は係合し、いつでも再閉路可
能な状態となっている。以上のように、短絡大電流時の
開極動作は可動電極のみで、他の付帯的機構が切り離さ
れるので、従来より増して運動重量が軽くなり、高速動
作が実現される。なお、電磁駆動力をコの字状磁性体で
説明したが、電流通電が逆方向の2導体反発方式であっ
てもよい。
事故時の動作を図1および図3に基づいて説明する。短
絡大電流が流れると、可動電極3の一部を囲むように設
置されたコの字状磁性体23に磁束が発生し、その磁束
が短絡電流と鎖交し、フレミングの左手の法則に従う方
向に可動電極3は接圧バネ12を引き伸ばしながら高速
に回動する。この可動電極回動により、可動電極3の接
触部端部と相対する端部に形成された可動電極トリップ
片3cも回動する。この可動電極トリップ片3cの開極
動作行程内に、係止機構の係止溝10dとトグル機構の
係止用ローラ22が設けられているので、投入状態を維
持していた係止溝10dと係止用ローラ22との拘束を
解放する。この拘束解放後、可動電極3は前記磁性体2
3からの電磁力と遮断バネ14のバネ力の合成力で高速
開極し、緩衝材23aに接触し全開極に至る。なお、可
動電極3の開極動作終了後は、開閉操作用のトグル機構
部(開閉シャフト15、シャフトアーム16、絶縁レバ
ー17、トグルシャフト18、トグルアーム19、アー
ム21、係止用ローラ22)は、戻しバネ32、33の
バネ力で、可動電極の動作より少し遅れて、図2の可動
電極の開極位置に復帰する。このとき、係合部の係止溝
10dと係止用ローラ22は係合し、いつでも再閉路可
能な状態となっている。以上のように、短絡大電流時の
開極動作は可動電極のみで、他の付帯的機構が切り離さ
れるので、従来より増して運動重量が軽くなり、高速動
作が実現される。なお、電磁駆動力をコの字状磁性体で
説明したが、電流通電が逆方向の2導体反発方式であっ
てもよい。
【0012】次に、高圧配電系統末端での、中小短絡電
流時の動作を図1および図4に基づいて説明する。固定
電極2の導体一部をコの字状磁性体25と磁気的に閉ル
ープを形成するように、ピン26bを軸として回動する
磁性片26を設置している。短絡電流が流れると、磁性
体25と磁性片26に磁束が発生し、磁性片26は回動
し、絶縁レバー27,28、リンクレバー29、トリッ
プシャフト30よりなるリンク機構を動かす。リンク機
構のレバー28は引き外しレバー31の中央部にピン2
8aで係合され、図示しない側壁に固定されたピン31
aを支点として、引き外しレバーの他の一端31bが係
合用ローラ22と接する箇所で、レバー28の下方への
動作により係合を解放する。この係合解放により開極動
作する部品は、可動電極3と係止機構、主に係止板10
と接圧バネ12が遮断バネ14のバネ力により開極され
る。以上のように、系統末端の中小電流時の動作におい
ても、開極動作は可動電極と係止機構のみで、他のリン
ク機構やトグル機構の連結がなく、高速動作や機構の簡
素化が得られる。
流時の動作を図1および図4に基づいて説明する。固定
電極2の導体一部をコの字状磁性体25と磁気的に閉ル
ープを形成するように、ピン26bを軸として回動する
磁性片26を設置している。短絡電流が流れると、磁性
体25と磁性片26に磁束が発生し、磁性片26は回動
し、絶縁レバー27,28、リンクレバー29、トリッ
プシャフト30よりなるリンク機構を動かす。リンク機
構のレバー28は引き外しレバー31の中央部にピン2
8aで係合され、図示しない側壁に固定されたピン31
aを支点として、引き外しレバーの他の一端31bが係
合用ローラ22と接する箇所で、レバー28の下方への
動作により係合を解放する。この係合解放により開極動
作する部品は、可動電極3と係止機構、主に係止板10
と接圧バネ12が遮断バネ14のバネ力により開極され
る。以上のように、系統末端の中小電流時の動作におい
ても、開極動作は可動電極と係止機構のみで、他のリン
ク機構やトグル機構の連結がなく、高速動作や機構の簡
素化が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高圧配
電系統の出口から末端までの短絡事故における、大電流
から中小電流まで高速の限流動作を実現し、機構部品数
を低減し、機器の信頼性を向上させることができる。
電系統の出口から末端までの短絡事故における、大電流
から中小電流まで高速の限流動作を実現し、機構部品数
を低減し、機器の信頼性を向上させることができる。
【図1】 本発明実施例に係る限流遮断器の電極の閉路
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
【図2】 本発明実施例に係る限流遮断器の電極の開路
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
【図3】 本実施例における大電流時の開極動作を説明
する斜視図である。
する斜視図である。
【図4】 本実施例における中小電流時の動作を説明す
る斜視図である。
る斜視図である。
【図5】 従来の配電系統への遮断器、限流遮断器、限
流器の適用を示す回路図である。
流器の適用を示す回路図である。
【図6】 電流に対する動作特性を示すグラフである。
【図7】 従来の配電用遮断器の例を示す説明図であ
る。
る。
1:固定端子、2:固定電極、3:可動電極、3c:可
動電極トリップ片、4:可動電極回転軸、5:回転摺動
集電子、6:集電子ハウジング、7:接続導体、8:可
動側端子、9:消弧室、10:係止板、10d:係止
溝、12:接圧バネ、14:遮断バネ、15:開閉シャ
フト、16:シャフトアーム、17:絶縁レバー、1
8:トグルシャフト、19:トグルアーム、20:接続
ピン、21:アーム、22:係止用ローラ、23:磁性
体、25:磁性体、26:磁性片、27,28:絶縁レ
バー、29:リンクレバー、31:引き外しレバー
動電極トリップ片、4:可動電極回転軸、5:回転摺動
集電子、6:集電子ハウジング、7:接続導体、8:可
動側端子、9:消弧室、10:係止板、10d:係止
溝、12:接圧バネ、14:遮断バネ、15:開閉シャ
フト、16:シャフトアーム、17:絶縁レバー、1
8:トグルシャフト、19:トグルアーム、20:接続
ピン、21:アーム、22:係止用ローラ、23:磁性
体、25:磁性体、26:磁性片、27,28:絶縁レ
バー、29:リンクレバー、31:引き外しレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内 重人 福岡県行橋市西宮市2丁目13番1号 株式 会社安川電機行橋工場内 (72)発明者 二宮 司 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号 九州電力株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の固定電極2および可動電極3と、
この可動電極3を投入する開閉手段15と、この開閉手
段により投入された前記可動電極3の投入状態を拘束す
る係止機構と、前記可動電極3の一端にこの可動電極3
を囲むように設置されたコの字状磁性体23と、短絡電
流等の大電流が前記可動電極3に流れたときに前記コの
字状磁性体23に発生した電磁力により前記可動電極3
の接圧バネ12の弾性力に抗して前記係止機構による可
動電極3の投入拘束状態を解除する第1の引き外し機構
と、前記一対の固定電極2および可動電極3のいずれか
一方の導体を取り囲むように配設されたコの字状の磁性
体コア25およびこの磁性体コア25と磁気的に閉ルー
プを形成するように一端を固定された回動可能な磁性片
26と、前記磁性体コア25が取り囲んでいる導体に所
定レベル以上の中小電流が流れたときの前記磁性片26
の吸着回動運動により前記係止機構による投入拘束状態
を解除する第2の引き外し機構とを備えたことを特徴と
する限流遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09685192A JP3242144B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 限流遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09685192A JP3242144B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 限流遮断器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05290710A true JPH05290710A (ja) | 1993-11-05 |
| JP3242144B2 JP3242144B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=14175997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09685192A Expired - Fee Related JP3242144B2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 限流遮断器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3242144B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP09685192A patent/JP3242144B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3242144B2 (ja) | 2001-12-25 |
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Legal Events
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