JPH0529110Y2 - - Google Patents

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JPH0529110Y2
JPH0529110Y2 JP9272986U JP9272986U JPH0529110Y2 JP H0529110 Y2 JPH0529110 Y2 JP H0529110Y2 JP 9272986 U JP9272986 U JP 9272986U JP 9272986 U JP9272986 U JP 9272986U JP H0529110 Y2 JPH0529110 Y2 JP H0529110Y2
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉 本考案は、水性被覆剤を用いる印刷機あるいは
塗工機の被覆剤供給装置に関し、特に被覆剤移動
経路中に固形消泡剤を内蔵した消泡部を配置した
被覆剤供給装置を提供しようとするものである。 〈従来の技術〉 従来、印刷インキ、コーテイング剤等の各種被
覆剤としては、溶剤性、水性あるいは油溶性の各
種タイプが使用されているが、環境衛生上の問題
あるいは作業性の問題から水性タイプに移行して
来ている。 とりわけ、紙器・紙袋等の印刷に於いては、そ
のほとんどが、水性タイプの印刷インキにより行
われている。また各種タイプの印刷インキで印刷
された印刷物においても、美粧化・塗膜の耐性強
化・後加工適性の向上等の目的で、更に水性タイ
プのコーテイング剤で被覆されることが増加して
来ている。 水性インキあるいは、水性コーテイング剤等の
水性被覆剤の基本的な構成は、水可溶型樹脂ある
いは水分散型樹脂及び水より成つており、必要に
応じ水混和性溶剤、着色剤、添加剤等を含むもの
である。 これら水性被覆剤の構成成分となる水可溶性樹
脂は、水溶化させる場合に、アンモニアあるいは
有機アミンなどのアルカリを用いて、樹脂中のカ
ルボキシル基を中和・イオン化させて水溶性ワニ
スとなしているものであり、また水分散型樹脂に
ついては、乳化重合させる場合の乳化剤として、
界面活性剤あるいは、上記水可溶性樹脂の水溶液
を使用しているものである。 従つて、これら水性被覆剤では、構成成分であ
る水可溶型樹脂からなるワニスまたは水分散型樹
脂自体が界面活性剤的な機能を保有しているた
め、結果として発泡しやすい性質を有しているも
のである。 かかる問題から、これら水性被覆剤中に消泡剤
を予じめ添加混合したり、あるいは使用時に消泡
剤を添加することが一般に行なわれていた。 〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来の技術に於いては、水性被
覆剤中に消泡剤を添加するため、次に述べるよう
な問題点を有するものであつた。 まず、発泡を防止するためには、十分な消泡機
能と継続的な抑泡機能が必要であるが、そのため
に多量の消泡剤を添加すると、印刷面あるいは塗
工面上にピンホールを発生し、品質低下をきたす
という問題が発生する。 更に、消泡剤の種類によつては、水性被覆剤へ
の混合において、分散性が問題となり、経時で水
性被覆剤の安定性が失なわれるという問題も発生
するものであつた。 また、消泡並びに抑泡機能が十分でない場合に
は、印刷機あるいは塗工機上で発泡することとな
り、水性被覆剤の安定供給が出来なくなる場合も
あるため、常に発泡の有無を監視する必要があつ
た。 本考案は、このような問題点を解決しようとす
るものである。 〈問題点を解決するための手段〉 すなわち本考案は、水性被覆剤供給装置の被覆
剤移動経路を構成する供給用配管3又は循環用配
管8にいずれかに、オルガノポリシロキサンと結
合剤から主として構成されるペレツト状の固形消
泡剤11を内部に装填した消泡部9を配置せしめ
たことを特徴とする水性被覆剤供給装置を提供し
ようとするものである。 以下、本考案に係る水性被覆剤供給装置につい
て図面を用いて具体的に説明する。 第1図は、水性被覆剤供給装置の1例として、
水性印刷インキを使用する段ボールフレキソ印刷
機の場合を示すもので、1つの印刷ユニツトのイ
ンキ供給装置の概略図を示す。 第1図において、1は、水性インキを充填する
インキタンクを示し、2は、インキタンク中の水
性インキを吸引し、インキングローラー部4へ供
給するためのポンプを示す。ポンプ2によつて吸
い上げられた水性インキは、供給用配管3を経由
して、インキングローラー部4に供給される。イ
ンキングローラー部4は、付けローラー5、アニ
ロツクスローラー6及びインキパン7より構成さ
れ、付けローラー5とアニロツクスローラー6と
の摩擦によつて印刷版(図示せず)に供給される
べきインキ量が調整される。印刷に使用されなか
つた水性インキはインキパン7に流れ込み、イン
キパンの底部に取り付けられた循環用配管8を経
由してインキタンク1に戻り、水性インキの循環
経路を形成している。そして、水性インキの発泡
に関しては、ポンプ2の部分及びインキングロー
ラー部4で発生しやすいものであり、印刷版への
インキ供給が不十分となつたり、インキタンクか
ら泡があふれたりするなどの問題が生じるもので
ある。 ここで、本考案に係る水性被覆剤供給装置にお
いては、水性被覆剤の移動経路を構成する供給用
配管3又は循環用配管8いずれかに、ペレツト状
の固形消泡剤11を内蔵した消泡部9を配置した
ことを特徴とするものである。尚、ここで水性被
覆剤の移動経路とは、供給用配管3と循環用配管
8を合わせたものをいう。第1図において、9
は、本考案を特徴づける消泡部を循環用配管中に
配置せしめた場合を示すものである。消泡部9の
より具体的な図面は第2図に示し、消泡部9の内
部には、ペレツト状の固形消泡剤11を収納した
網状箱10が内蔵されている。水性インキは、配
管中を移動する際、消泡部9においてペレツト状
の固形消泡剤と接触し、消泡もしくは抑泡機能を
発揮するものである。 なお、第1図に示す水性インキ供給装置におい
ては、供給用配管3あるいは循環用配管8中に消
泡部を配置することが出来る。 消泡部9中に内蔵せしめるペレツト状の固形消
泡剤としては、粘度1.0〜1000ポイズの範囲にあ
るオルガノポリシロキサン5〜50重量部と結合剤
用樹脂(固形分として)50〜95重量部から主とし
て構成されるものである。 これらオルガノポリシロキサンは、単独でも使
用出来るが、シリカ等の充填剤あるいは、界面活
性剤を混合したものであつても良く、また、分散
用樹脂を選択することによつて、エマルジヨンの
形のものも使用出来る。 なお、市販されているオルガノポリシロキサン
製品としては、信越化学工業社製KF−96,KS−
502,KS−506,KS−607等、東芝シリコーン社
製TSA−720,TSA−730,TSA−732,TSA−
750等、東レシリコーン社製SH−5540,SH−
5570,SH−200,SH−550等、ダウコーニング社
製FSアンチフオームDB−100,DB−31等が使用
出来る。 また、結合剤用の樹脂としては、対象となる水
性被覆剤との接触によつて、容易に溶解すること
なく、また前記シリコーン化合物を分散させるも
のであれば、使用出来るものであり、水性分散型
樹脂、溶剤可溶型樹脂、油溶性樹脂等、種々のタ
イプの樹脂が使用可能である。 水性分散型樹脂としては、酢ビ系、エチレン/
酢ビ系、酢ビ/アクリル系、アクリル系、スチレ
ン/アクリル系、塩化ビニル系などが、使用出来
る。 また、溶剤可溶型樹脂としては、マレイン酸
系、アクリル酸系、スチレン/アクリル系、スチ
レン/マレイン酸系、ロジン変性フエノール、ポ
リアミド、塩酢ビ、メラミン、ウレタン、エポキ
シ、ポリエステルなどが使用出来る。 また、油溶性の樹脂としては、アルキツド系樹
脂、ポリエステル樹脂、石油樹脂、フエノール樹
脂等が使用出来る。 上記オルガノポリシロキサンと結合剤用樹脂と
の場合は、固形分として、前者が5から50wt%
の範囲に対し、後者は50から95wt%の範囲、よ
り好ましくは、前者が10〜30wt%の範囲が望ま
しいものである。 オルガノポリシロキサンが上記範囲より少ない
場合については、消泡効果が期待出来ず、またオ
ルガノポリシロキサンが上記範囲より多い場合に
ついては、樹脂に対する分散が困難であること、
使用中、オルガノポリシロキサンが分散するなど
して、ピンホールの発生、被覆剤の安定性の低下
などの問題も生じるものである。 その他、本考案において使用する固形消泡剤に
おいては、必要に応じ、可塑剤、有色もくは無色
の顔料などの添加剤を加えることは可能である。 なお、固型消泡剤を製造する場合については、
結合剤用樹脂が固形であれば、適切な溶媒を用い
て、あるいは加熱溶融して液状となし、当該液状
の結合剤用樹脂中にオルガノポリシロキサンを分
散させることによつて、オルガノポリシロキサン
の樹脂分散物を得ることが出来る。 ペレツト状の固形消泡剤を得る場合は、前述の
樹脂分散物を適当な手段によつて溶媒を除去し、
あるいは冷却後、固形化した樹脂分散物を1.0〜
10.0mmの大きさ、より好ましくは2.0〜5.0mmの大
きさに粉砕させることによつて得るものである。 このようなペレツト状の固形消泡剤に関しては
袋あるいは、網状の容器中に収納し、印刷機もし
くは、塗工機の水性被覆剤の流通経路中に配置
し、水性被覆剤と接触状態に維持させることによ
つて、消泡剤として使用することが出来る。 〈実施例〉 固形消泡剤の製造例 1 粘度、2.5ポイズのポリジメチルシロキサン
(信越化学KS−607)10重量部と酢酸ビニル/ア
クリル共重合体エマルジヨン(商品名サイビノー
ル、DB−153サイデン化学製、固型分49%)90
重量部を、ホモミキサーでもつて攪拌混合し、均
一な分散物1を得た。 この分散物を乾燥固化し、平均約3mm粒経にな
るよう粉砕し、ペレツト状の固型消泡剤1を得
た。 固形消泡剤の製造例 2 粘度10ポイズのオルガノポリシロキサン(信越
化学社製KF−96)20重量部を、アクリル樹脂
(ダイヤナールBR−106、三菱レイヨン社製)40
重量部及びトルエン60重量部からなる樹脂溶液中
に混合し、均一な分散物2を得た。 この分散物を乾燥固化し、平均3mmの粒経にな
るよう粉砕し、ペレツト状の固型消泡剤2を得
た。 水性インキ調整例 水性被覆剤として、以下の配合からなる水性フ
レキソインキを調整する。 顔料(フタロシヤニンブルー) 15重量部 水溶性ワニス(ジヨンクリル678の25%アルカ
リ水溶液) 65重量部 水 20重量部 上記組成よりなるインキをインキ1、とし、イ
ンキ1にシリコン系消泡剤(TSA730、東芝シリ
コーン社製)を0.05重量%添加したものをインキ
2、0.2%添加したものをインキ3、1.0%添加し
たものをインキ4とする。 評価試験 製造例1及び2で得たペレツト状の固型消泡剤
をそれぞれ使用し、網状の袋に入れ、段ボールフ
レキソ印刷機の循環用配管中の消泡部に挿入する
よう準備する。 固形消泡剤を内蔵する消泡部を配置せしめた場
合(インキ1を使用)、及び消泡部を配置しない
場合(インキ1〜4を使用)について、それぞれ
5000枚の段ボール印刷を行い、発泡の有無その他
について表−1に従い評価した。結果は表−1に
示す。
【表】
【表】 〈考案の効果〉 本考案に係る水性被覆剤供給装置においては、
被覆剤の移動経路中にペレツト状の固形消泡剤を
内蔵した消泡部を配置せしめ、水性被覆剤と接触
状態に維持させることによつて、発泡を防止する
ことが出来るものである。それゆえ、水性被覆剤
に対しては、多量の消泡剤を添加する必要がない
ため、ピンホールの発生あるいは、インキ等の安
定性の低下という問題も生じないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る水性被覆剤供給装置の
1例として、フレキソ印刷機における水性インキ
供給装置の1具体例を示すものであり、第2図
は、配管中に配置した消泡部の内部構造の具体例
を示す図面である。なお、図中の符号は、以下の
ものを示す。 1……インキタンク、2……ポンプ、3……供
給用配管、4……インキングローラー部、5……
付けローラー、6……アニロツクスローラー、7
……インキパン、8……循環用配管、9……消泡
部、10……網状箱、11……固形消泡剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水性被覆剤供給装置の被覆剤移動経路を構成す
    る供給用配管3又は循環用配管8のいずれかに、
    オルガノポリシロキサンと結合剤から主として構
    成されるペレツト状の固形消泡剤11を内部に装
    填した消泡部9を配置したことを特徴とする水性
    被覆剤供給装置。
JP9272986U 1986-06-17 1986-06-17 Expired - Lifetime JPH0529110Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9272986U JPH0529110Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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JP9272986U JPH0529110Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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JPS62202380U JPS62202380U (ja) 1987-12-23
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