JPH05292976A - マレック病ウイルスワクチン - Google Patents

マレック病ウイルスワクチン

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JPH05292976A
JPH05292976A JP3353559A JP35355991A JPH05292976A JP H05292976 A JPH05292976 A JP H05292976A JP 3353559 A JP3353559 A JP 3353559A JP 35355991 A JP35355991 A JP 35355991A JP H05292976 A JPH05292976 A JP H05292976A
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JP
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acid sequence
polypeptide
mdv
vaccine
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JP3353559A
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Johannes Antonius Joseph Claessens
ヨハンネス・アントニウス・ヨセフ・クラエツセンス
Martha J Willemse
マルタ・ヤコバ・ウイレムス
Paulus J A Sondermeijer
パウルス・ヤコブス・アントニウス・ソンデルメイエル
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Akzo NV
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 家禽をMDに対して免疫するのに使用できる
マレック病ウイルスのMD18及びMD20ポリペプチ
ドの提供。 【構成】 マレック病ウイルスポリペプチドをコードす
る核酸配列、この種の核酸配列を含む組換え核酸分子、
前記核酸配列を含むベクターウイルス、この種の核酸配
列で形質転換した宿主細胞、マレック病ウイルスポリペ
プチド及び該ポリペプチドと反応する抗体、並びにマレ
ック病に対するワクチン。MD18ポリペプチド(アミ
ノ酸約663個分の長さ)をコードする遺伝子はMDV
ゲノムの非反復長(unique long、即ち
UL)領域にマップされ、MD20ポリペプチド(アミ
ノ酸約1074個分の長さ)をコードする遺伝子もMD
VゲノムのUL領域にマップされる。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、マレック病ウイルスポリペプチドをコードす
る核酸配列、この種の核酸配列を含む組換え核酸分子、
前記核酸配列を含むベクターウイルス、この種の核酸配
列で形質転換した宿主細胞、マレック病ウイルスポリペ
プチド及び該ポリペプチドと反応する抗体、並びにマレ
ック病に対するワクチンに係わる。マレック病(MD)
は、ヘルペスウイルスの一種であるマレック病ウイルス
(MDV)によって引き起こされる家禽の悪性リンパ球
増殖障害である。MDは遍在性であり、世界中の家禽生
産国で発生する。集約的生産システムで飼育しているニ
ワトリは、MDによる損失から免れ得ない。MDは日齢
約6週間以上のニワトリに起こり、日齢12〜24週間
の間で最も頻繁に発生する。臨床的には3種類の形態の
MDが認識されている。即ち、古典的MD、急性MD及
び過渡的麻痺である。古典的MDは、リンパ浸潤及び脱
髄によって生じる末梢神経の拡大を特徴とし、麻痺は主
要な臨床的症候である。死亡率は一定していないが、通
常は10〜15%以下である。急性形態では、内臓器官
に多発性及び広範性のリンパ腫が見られる。この形態の
MDによる死亡率は通常、古典的形態の場合より高い。
非予防接種集団では罹患率が通常10〜30%であり、
集団の70%までを巻き添えにして大規模に発生するこ
ともある。古典的MD及び急性MDの両方における病理
学的障害は本質的に類似しており、正常組織中への悪性
形質転換Tリンパ球芽の増殖及び浸潤が生じる。これ
は、古典的形態の場合は末梢神経、急性形態の場合は内
臓器官に見られる。また、MDVは突発性麻痺を特徴と
する若いニワトリの脳炎の原因となることが判明した。
MD関連ウイルスの血清学的分類によれば、血清型は下
記の3つである: I型:ニワトリに対して病原性且つ腫瘍形成性であるマ
レック病ウイルスの天然の毒性株、及びこの株から誘導
された弱毒非病原性株。 II型:マレック病ウイルスの天然の非病原性株。 III型:ニワトリに対して非病原性である七面鳥ヘル
ペスウイルス(HVT)。 MDV血清型Iの病原性株の連続継代は、病原性及び腫
瘍原性は喪失させるが免疫原性は喪失させないことが判
明した。HPRS−16株及びCVI−988株に由来
する弱毒株はワクチンとして使用されてきた。SB−I
株及びHN−IMDV株(血清型2)も予防接種に有用
であることが判明した。最初に七面鳥から単離されたH
VTは七面鳥及び家禽に対して非病原性であり、血清型
1及び2MDウイルスに抗原的に関係し、MDに対する
ワクチンとして広く使用されている。MDは治療法がな
く、飼育しているニワトリを感染源から隔離する管理方
法と、遺伝的に耐性のある種類の使用と、ワクチン投与
とに基づいた抑制方法がとられている。しかしながら、
管理操作は通常コストパフォーマンスが低く、また遺伝
子操作により耐性を増強した家禽種を選択しても期待ほ
どの進歩はみられなかった。現在のところ、MDの抑制
はほぼ100%ワクチン投与に基づいている。現在のワ
クチンは、化学的に不活性化したウイルスのワクチン、
又は修飾した生ウイルスのワクチンからなる。しかしな
がら、不活性化ワクチンは付加的免疫を必要とし、不都
合なことにアジュバントを含み、製造コストが高く、且
つ投与が面倒である。また、感染性ウイルス粒子の一部
が不活性化プロセスの後も生存し得、動物への投与後に
病気を引き起こし得る。通常は弱毒生ウイルスワクチン
が好ましい。なぜなら、この種のワクチンはしばしば体
液反応及び細胞反応の両方に基づく免疫反応を誘起する
からである。MDV血清型I株をベースとするこの種の
ワクチンは従来、組織培養の毒性株の連続継代によって
しか製造できなかった。しかしながら、このような処理
を行うと、ウイルスゲノム中に非制御突然変異が導入さ
れ、その結果毒性及び免疫特性に関して異質のウイルス
粒子集団が形成される。この種のワクチンはまた、細胞
培養の継代中の過剰な弱毒化という問題も伴い得る。従
って、ワクチンの毒性を消すと共にその予防効果を保持
するような微妙なバランスの達成が要求される。また、
このような従来の弱毒ウイルスワクチンは毒性を取り戻
すことがあり、その場合はワクチン投与した動物が発病
し、病原が他の動物に広がる可能性があることも良く知
られている。生HVTワクチンでは余り効果的に予防で
きなかったMDウイルスの極めて有毒な株が単離された
が、この株は世界の様々な場所で過剰な損失をもたらし
ている。血清型2株及び血清型3株を含む二価ワクチン
は、場合によっては、極めて有毒な単離体に対して妥当
な効果を示す。血清型1抗原を含む多価ワクチンは、こ
れらの極めて有毒な株に対する免疫を誘起する上で更に
効果的な筈である。本発明者は、組換えDNA技術に基
づく改良ワクチンの製造に注目した。この種のワクチン
は、MDV病原体に対する防護的免疫反応を誘起するこ
とができる必要且つ有意味なMDV免疫原物質、又はこ
の物質をコードする遺伝情報のみを含むことになり、生
ワクチン又は不活性化ワクチンに伴う前述の欠点はもた
ないであろうと考えられた。本発明では、MDVポリペ
プチドをコードする核酸配列であって、家禽をMDに対
して免疫するためのワクチンの製造に使用できる核酸配
列を提供する。本明細書で使用する「核酸配列」という
用語は、任意の長さのヌクレオチドのポリマー形態を指
すものであり、リボ核酸配列及びデオキシリボ核酸配列
の両方を意味する。原則として、この用語は分子の一次
構造に係わる。従って、この用語には二重鎖DNA、一
重鎖DNA、二重鎖RNA、一重鎖RNA及びこれらの
修飾体が含まれる。「ポリペプチド」という用語は通
常、生物学的活性を有するアミノ酸分子鎖に係わり、産
生物の特定長さを示すものではない。このポリペプチド
は、必要であれば、例えばグリコシル化、アミド化、カ
ルボキシル化又はホスホリル化によりin vivo又
はin vitroで修飾し得る。従って、この用語に
は特にペプチド、オリゴペプチド及びタンパク質が含ま
れる。本発明では、それぞれMDVポリペプチドMD1
8又はMD20をコードする遺伝子を含む核酸配列を単
離し、特性を調べた。その結果、これらの核酸配列は宿
主の免疫系によって認識されることが判明した。前記ポ
リペプチドをコードする遺伝子は、毒性MDウイルス株
に感染したニワトリに由来する多価血清を用いて、ラム
ダgt11ベクターで作成したバクテリオファージ発現
ライブラリーをスクリーニングすることにより同定し
た。MD18ポリペプチドをコードする遺伝子はMDV
ゲノムの非反復長(unique long、即ち
UL)領域にマップされ、アミノ酸約663個分の長さ
のポリペプチドをコードする。MD18遺伝子によって
コードされるポリペプチドのアミノ酸配列はSEQ I
D NO:2に示されている。MD20ポリペプチドを
コードする遺伝子もMDVゲノムのUL領域にマップさ
れ、アミノ酸約1074個分の長さのポリペプチドをコ
ードする。MD20遺伝子によってコードされるポリペ
プチドのアミノ酸配列はSEQ ID NO:4に示さ
れている。本発明はより特定的には、それぞれSEQ
ID NO:2又はSEQ IDNO:4に示されてい
るアミノ酸配列を有するMD18ポリペプチド又はMD
20ポリペプチドをコードする核酸配列を提供する。対
応する免疫学的特性をもつ前記MD18又はMD20ポ
リペプチドの機能的等価物(functional e
quivalent)をコードする核酸配列も本発明の
範囲内に含まれる。血清型1のGA株に由来する本発明
の特定のMD18又はMD20ポリペプチドに関して
は、1型MDVの個々のウイルス又は株の間に自然変種
が存在し得る。これらの変種は、配列全体における1つ
又は複数のアミノ酸の相違、又は前記配列における1つ
又は複数のアミノ酸の欠失、置換、挿入、逆位もしくは
付加によって表し得る。生物学的活性及び免疫学的活性
を本質的に変えないものであることを予想させるアミノ
酸置換は既に記述されている。関連アミノ酸間のアミノ
酸置換又は進化の過程でしばしば発生した置換は、特に
Ser/Ala、Ser/Gly、Asp/Gly、A
sp/Asn、Ile/Valである(Dayhof,
M.D.,Atlas of protein seq
uence and structure,Nat.B
iomed Res.Found.,Washingt
on D.C.,1978,vol.5,suppl.
3参照)。この情報に基づいて、Lipman及びPe
arsonは、タンパク質を迅速且つ敏感に比較し(S
cience 227,1435−1441,198
5)、同種(homologous)ポリペプチドの間
の類似性を決定する方法を開発した。このような機能的
等価物をコードする核酸配列は本発明の範囲内に含まれ
る。また、これら種々の機能的等価物をコードする核酸
配列の製造に組換えDNA技術を使用する可能性も存在
する。本発明の核酸配列は、好ましくは、血清型1のM
DV株、例えばGA、JM、HPRS−16、Conn
A、RB−IB CVI−988又はMd11のよう
な株の入手可能な単離体に由来し得る。最も好ましい株
はGA株である。また、MD18ポリペプチド、MD2
0ポリペプチド又は上記したこれらポリペプチドの変種
をコードする核酸配列は、血清型2又は血清型3に属す
るMDV株、例えばHN、HPRS−24、SB−1又
はFC126にも由来し得る。SEQ ID NO:1
〜4に示した情報を利用すれば、当業者は本明細書に開
示されているMD18又はMD20ポリペプチドに対応
する免疫学的特性をもつ前述の種々の機能的等価ポリペ
プチドをコードする核酸配列を単離し且つ同定すること
ができる。そのためには、一般的に使用されているブロ
ッティング及びハイブリダイゼーション技術を使用し得
る(Experiments in Molecula
r Biology,ed.R.J.Slater,C
lifton,U.S.A.,1986;Singer
−Sam,J.ら,Proc.Natl.Acad.S
ci.80,802−806,1983;Maniat
is,T.ら,Molecular Cloning,
A laboratoryManual,Cold S
pring Harbor Laboratory P
ress,U.S.A.,1989)。例えば、特定の
MDV株に由来する制限酵素消化DNAフラグメントを
電気泳動にかけ、その後で一片のニトロセルロースフィ
ルターに移す、すなわち「ブロット」する。こうする
と、SEQID NO:2又はSEQ ID NO:4
に示されているアミノ酸配列から逆翻訳した所定の標識
DNA即ち「プローブ」を用いて、フィルター上に存在
する任意の同種DNA配列へのプローブのハイブリダイ
ゼーションを可能にする特定の塩濃度条件及び温度条件
の下でハイブリダイゼーションさせることにより、フィ
ルター上の機能的等価ポリペプチドをコードする核酸配
列を同定することができる。ハイブリダイズした物質
は、フィルターの洗浄後にオートラジオグラフィーによ
って検出し得る。このようにして、ブロットしなかった
出発DNAを含むアガロースゲルから、SEQ ID
NO:2又は4に示されているポリペプチドと機能的に
等価のポリペプチドをコードするDNAを得ることがで
きる。別の方法として、特定のMDV株から得たDNA
をλgt11ファージにクローン化し、細菌宿主中で発
現させることもできる。次いで、精製MD18又はMD
20ポリペプチドに対する多価血清を用いて組換えファ
ージをスクリーニングにかけ、その変種ポリペプチドの
対応する免疫学的特性を調べればよい。前述の方法の概
要は実施例1で詳述する。MD18又はMD20に対し
て誘起される多価血清の産生は後で説明する。当業者に
は良く知られているように、遺伝暗号の縮重はコドンに
おける塩基の置換を可能にし、その結果別のコドン、但
し依然として同じアミノ酸をコードするコドンが得られ
る。例えば、アミノ酸グルタミン酸に対するコドンはG
AT及びGAAの両方である。従つて、SEQ ID
NO:2又はSEQ ID NO:4に示されているア
ミノ酸配列を有するポリペプチドの発現に関しては、前
記SEQ IDに示されている核酸配列とは異なる前述
のような別のコドン組成を有する誘導核酸配列を使用す
ることができる。本発明の好ましい核酸配列の1つは、
該配列がSEQ ID NO:1又はSEQ ID N
O:3に示されているデオキシリボ核酸配列を含むこと
を特徴とする。また、MD18もしくはMD20ポリペ
プチド、又はこれらポリペプチドの前述のような機能的
等価物をコードする核酸配列のフラグメントも本発明の
範囲に含まれる。本明細書で使用する「フラグメント」
という用語は、本発明のいずれか1つの核酸配列又はポ
リペプチドの亜配列(subsequence)を含む
DNA又はアミノ酸配列を意味する。このフラグメント
は、MDVポリペプチドの1つ以上の免疫反応性及び/
又は抗原性決定基を有するポリペプチドであるか又はこ
のポリペプチドをコードする。即ち、ニワトリにおいて
免疫反応を誘起できるエピトープを1つ以上有し、及び
/又は相補的抗体に特異的に結合することができる。使
用可能なポリペプチドフラグメントを決定する方法は後
で説明する。フラグメントは特に、DNAの場合には制
限エンドヌクレアーゼを使用し且つポリペプチドの場合
はプロテアーゼを使用して、前駆体分子の酵素開裂によ
り形成することができる。その他に、フラグメントを化
学的に合成する方法、又は適当な宿主細胞環境内に導入
したDNAフラグメントによりポリペプチドフラグメン
トを発現させる方法もある。MD18又はMD20ポリ
ペプチドの前述のような機能的等価物を産生せしめる修
飾は、MD18又はMD20ポリペプチドの免疫学的特
性を本質的に変化させるものでない限り、総て本発明の
範囲内に含まれる。本発明の核酸配列は、自然の状態で
はこれと結合しない種々の複製実行DNA配列であっ
て、β−ガラクトシダーゼのような融合タンパク質配列
をコードするDNA部分を任意に含むDNA配列に連結
することができ、その結果、適当な宿主の形質転換に使
用できるいわゆる組換え核酸分子が得られる。このよう
なハイブリッドDNA分子は、例えばプラスミドに由来
するか、又はバクテリオファージ、コスミドもしくはウ
イルス中に存在する核酸配列に由来するのが好ましい。
本発明の核酸配列のクローニングに使用し得る特定ベク
ターは当業者に公知であり、特にプラスミドベクター例
えばpBR322、種々のpUC、pGEM及びブルー
スクリプトプラスミド、バクテリオファージ例えばλg
t−Wes−λB、Charon28及びM13誘導フ
ァージ、又はウイルスベクター例えばSV40、アデノ
ウイルスもしくはポリオーマウイルスが挙げられる(R
odriquez,R.L.及びD.T.Denhar
t編、Vectors:A survey of mo
lecular cloning vectors a
ndtheir uses,Butterworth
s,1988;Lenstra,J.A.ら、Arc
h.Virol. 110,1−24,1990参
照)。本発明の組換え核酸分子の形成に使用される方法
は当業者に公知であり、特にManiatis,T.ら
(前出の文献,1989)によって記述されている。例
えば、本発明の核酸配列をクローニングベクター中に挿
入する操作は、遺伝子及び所望のクローニングベクター
の両方を同じ制限酵素で切断した場合には、それによっ
て相補的DNA末端が形成されるため、T4DNAリガ
ーゼのような酵素での連結によって容易に実施できる。
あるいは、ブラントエンドに形成した制限部位を、一重
鎖DNAを消化するか、又は凹んだ(recessiv
e)末端を適当なDNAポリメラーゼを用いて充填する
ことによって修飾しなければならないこともある。その
場合は、その後で、T4DNAリガーゼのような酵素を
用いてブラントエンドの連結を実施し得る。所望であれ
ば、DNA末端にリンカーを連結して任意の制限部位を
形成し得る。これらのリンカーは制限部位配列をコード
する特異的オリゴヌクレオチド配列を含み得る。制限酵
素で開裂したベクター及び核酸配列は、ホモポリマーテ
イリング(tailing)によって修飾してもよい。
本明細書で使用する「形質転換」という用語は、使用す
る方法に関係なく、例えば直接的取り込みであれ、又は
形質導入であれ、異種核酸配列を宿主細胞中に導入する
ことを意味する。前記異種核酸配列は自律的複製を通し
て維持し得、又は宿主ゲノム中に組込み得る。所望であ
れば、挿入した核酸配列の発現を調節できる所定の宿主
に適合する適当な制御配列を組換えDNA分子に具備し
得る。本発明の組換え核酸分子は、所望の形質転換細胞
を選択するのに使用し得る1つ以上のマーカー活性、例
えばpBR322の場合のアンピシリン及びテトラサイ
クリン耐性、pUC8の場合のアンピシリン耐性及びβ
−ガラクトシダーゼ活性を有するのが好ましい。適当な
宿主細胞は、ポリペプチドをコードする核酸配列または
このような核酸配列を含むベクターウイルスまたは組換
え核酸分子によって形質転換することができ、所望であ
れば前記核酸配列によってコードされる前記ポリペプチ
ドを発現するのに使用することができる細胞である。宿
主細胞は、細菌(例えばEscherichia Co
li、Bacillus subtilis及びPse
udomonas種)のような原核細胞由来のもの、ま
たは酵母(例えばSaccharomyces cer
evisiae)もしくはより高級な真核細胞(例えば
昆虫、植物、または、HeLa細胞及びチャイニーズハ
ムスター卵巣(Chinese hamster ov
ary,CHO)細胞を含む哺乳動物)のような真核細
胞由来のものとすることができる。昆虫細胞としては、
Spodoptera frugiperdaのSf9
またはSf21細胞系を挙げることができる(Luck
owら,Bio−technology 6,47−5
5,1989)。真核細胞クローニング系における本発
明の核酸配列のクローニング及び発現に関する情報はE
sser,K.ら(Plasmids of Euka
ryotes,Springer−Verlag,19
86)に見ることができる。一般に、DNA配列をクロ
ーニング及び操作し、本発明に有効なベクターを構築す
るためには原核細胞が好ましい。例えばE.coli
K12は特に有効である。使用し得る他の微生物株とし
ては、DH5α、JM101またはHB101のような
E.coli株を挙げることができる。発現のために
は、本発明の核酸配列を発現制御配列に機能可能な(有
効に発現する)ように結合させる。このような制御配列
は、プロモーター、エンハンサー、オペレーター、イン
デューサー、リボソーム結合部位などを含むことができ
る。宿主細胞が細菌である場合には、有効な発現制御配
列の例としては、Trpプロモーター及びオペレーター
(Goeddelら,Nucl.Acids Res.
8,4057,1980);lacプロモーター及びオ
ペレーター(Changら,Nature 275,6
15,1978);外層膜タンパク質(OMP)プロモ
ーター(Nakamura,K.及びInouge,
M.,EMBOJ.1,771−775,1982);
バクテリオファージλプロモーター及びオペレーター
(Remaut,E.ら,Nucl.Acids Re
s.11,4677−4688,1983);α−アミ
ラーゼ(B.Subtilis)プロモーター及びオペ
レーター、終結配列、及び、選択された宿主細胞と適合
性の他の発現増強及び制御配列を挙げることができる。
宿主細胞が酵母である場合には、有効な発現制御配列の
例としては、例えばα−交配因子(matingfac
tor)を挙げることができる。昆虫細胞については、
バキュロウイルスのポリヘドリン(Polyhedri
n)またはp10プロモーターを使用することができる
(Smith,G.E.ら,Mol.Cell.Bio
l.3,2156−65,1983)。宿主細胞が哺乳
動物由来のものである場合には、有効な発現制御配列の
例としては、例えばSV−40プロモーター(Berm
an,P.W.ら,Science 222,524−
527,1983)または例えばメタロチオネインプロ
モーター(Brinster,R.L.,Nature
296,39−42,1982)または熱ショックプ
ロモーター(Voellmyら,Proc.Natl.
Acad.Sci.USA 82,4949−53,1
985)を挙げることができる。或いは、MDV中に存
在する発現制御配列、特にMD18またはMD20の発
現を調節するものを適用することもできる。遺伝子発現
を最高にするためには、Roberts及びLauer
(Methods in Enzymology 6
8,473,1979)も参照されたい。更に本発明
は、通常は伴なう全ウイルスまたは他のタンパク質を実
質的に含まず、配列識別番号(SEQ ID NO)2
または配列識別番号4にそれぞれ示したMD18または
MD20アミノ酸配列の少なくとも一部分またはその誘
導体を含む、MDV免疫学的特性を示すポリペプチドか
らなる。実質的に同じ免疫学的特性を示す前記アミノ酸
配列の誘導体、即ち免疫学的等価物も本発明の範囲内に
あると理解されたい。本明細書に開示したMD18また
はMD20ポリペプチドの免疫学的等価物は、MD血清
型1の他の株のウイルスまたは血清型2もしくは3に属
す株のウイルスに存在する対応するポリペプチドであ
る。前記等価物は、前記等価物をコードする遺伝子の発
現によって生産することができる。この遺伝子は、上述
のごとく本明細書中で提供される情報を使用して同定及
び単離される。更に、家禽のMDに対する免疫感作に使
用することができるMD18もしくはMD20ポリペプ
チドのフラグメントまたはその機能的等価物を含むポリ
ペプチドも本発明に含まれる。既知のアミノ酸配列内で
このような使用可能なポリペプチドフラグメントを検出
するためには種々の方法が公知である。(1つ以上の)
エピトープを含む本発明のポリペプチドの適当な免疫化
学的に活性なポリペプチドフラグメントは、特許出願第
WO86/06487号、Geysen,H.M.ら
(Proc.Natl.Acad.Sci.81,39
98−4002,1984)、Geysen,H.M.
ら(J.Immunol.Meth.102,259−
274,1987)に記載の、所謂pep−scan法
に基づく方法によって見付けることができる。この方法
においては、問題の完全なポリペプチドの一部配列に対
応する一部重なり合った一連のポリペプチドを合成し、
それらの抗体との反応性を調査する。更に、理論的考
察、及び今や既知となっているエピトープとの構造的一
致性に基づいて、前記アミノ酸配列を有するポリペプチ
ドのいくつかの領域をエピトープと指定することができ
る。このような領域の決定は、Hopp及びWoods
に従う親水性基準(Proc.Natl.Acad.S
ci.78,3824−3828,1981)とCho
u及びFasmanに従う二次構造態様(Advanc
es in Enzymology 47,45−14
8,1987)との組合せに基づいていた。必要となり
得るT細胞エピトープは同様に、Berzofskyの
両親媒性基準(Science 235.1059−6
2,1987)によって理論的に導くことができる。こ
のようなエピトープは、カテプシンDのタンパク質分解
活性にポリペプチドを限定的に暴露することにより実験
的に生成することもできる。この酵素によるタンパク質
抗原の切断は、抗原供与細胞の表面にある主要組織適合
性複合体によって認識されるペプチドのNH2−末端残
基内にも認められるアミノ酸配列パターンを特異的に認
識するものである(v.Noort,J.M.及びv.
d.Drift,A.C.M.,J.Biol.Che
m.264.14159,1989)。本発明の別の実
施態様においては、上述の核酸配列によってコードされ
るアミノ酸配列を有するポリペプチドを使用する。例え
ば、MDV感染に対する家禽の免疫感作を、免疫学的関
連を有する本発明のポリペプチドを所謂サブユニットワ
クチンとして動物に投与することにより行なうことがで
きる。本発明に従うサブユニットワクチンは、必要によ
っては医薬的に許容可能な担体の存在下に、純粋形態の
ポリペプチドを含有することができる。ポリペプチドは
必要によっては、例えば融合生成物の精製に有利となり
得る非関連タンパク質に共有結合させることができる。
これらは例えば、β−ガラクトシダーゼ、プロテイン
A、プロキモシン、血液凝固因子Xaなどである。場合
によっては、上記ポリペプチド自体に対する中和抗体を
誘起する能力が低いことがある。免疫原性を増大するた
めに、小フラグメントを担体分子に結合することが好ま
しい。この目的に適した担体は、例えば天然ポリマー
(keyhole limpetのヘモシアニン、アル
ブミン、毒素)、ポリアミノ酸のような合成ポリマー
(ポリリシン、ポリアラニン)、またはサポニンのよう
な両親媒性化合物のミセルといった高分子である。或い
はかかるフラグメントは、そのポリマー、好ましくは直
鎖状ポリマーとして提供することができる。かかるサブ
ユニットワクチンに使用されるポリペプチドは、例えば
前記ポリペプチドをMDVから単離するか、組換えDN
A技術によるかまたは化学合成によるなど当分野におい
ては公知の方法で製造することができる。必要であれ
ば、ワクチンに使用される本発明のポリペプチドは、例
えばグリコシル化、アミド化、カルボキシル化またはリ
ン酸化によってin vitroまたはin vivo
で変性することができる。サブユニットワクチンに替わ
るものは生体ベクターワクチン(生ワクチン)である。
本発明の核酸配列は組換えDNA技術によって微生物
(例えば細菌またはウイルス)中に、組換え微生物が尚
も複製でき、従って挿入された核酸配列によってコード
されるポリペプチドを発現するように導入される。例え
ばin vivo相同組換え技術を使用し、異種(he
terologous)核酸配列、例えば本発明の核酸
配列をベクター微生物のゲノム中に導入することができ
る。第1に、ベクターゲノムの挿入領域、即ち感染また
は複製に必要なもののようなベクターの必須機能を阻害
することなく異種配列を組込むために使用され得る領域
に対応するDNAフラグメントを、標準的な組換えDN
A技術に従ってクローニングベクター中に挿入する。挿
入領域は多数の微生物において報告されている(例えば
欧州特許第80,806号、欧州特許第110,385
号、欧州特許第83,286号、欧州特許第314,5
69号、特許第WO 88/02022号及び特許第W
O 88/07088号)。第2に、所望であれば、第
1のステップで得られた組換えDNA分子中に存在する
挿入領域に欠失を導入することができる。これは、例え
ば、第1のステップで得られた組換えDNA分子を適当
なエキソヌクレアーゼIII消化または制限酵素処理す
ることにより行なうことができる。第3に、第1のステ
ップの組換えDNA分子中に存在する挿入領域中または
前記組換え分子から欠失させたDNAの箇所に異種核酸
配列を挿入する。挿入領域のDNA配列は、ベクターゲ
ノムとの相同組換えが起こるような適当な長さのもので
あるべきである。次いで、適当なベクターDNA配列を
両端に有する(これによって、組換えDNA分子中の対
応する領域とベクターゲノムとの間で組換えが生じる)
挿入物を含む組換えDNA分子の存在下にベクターゲノ
ムDNAを用いて適当な細胞を形質転換することができ
る。そうして組換えベクターの子孫を細胞培養液中で生
産し、例えばハイブリダイゼーション、異種核酸配列と
同時組込みされた遺伝子によってコードされる酵素活性
を検出すること、または組換えベクターによって発現さ
れる抗原性異種ポリペプチドを免疫学的に検出すること
により、遺伝子型でまたは発現型で選択することができ
る。次にこの組換え微生物を、免疫感作のために宿主動
物に投与し、その後それを維持したり、必要によっては
接種動物の体内で複製させ、ベクター生物内に挿入され
た本発明の核酸配列によってコードされるポリペプチド
をin vivoで発現させ、接種動物の免疫系を刺激
することができる。本発明の核酸配列の組込みに適した
ベクターは、ワクシニアウイルスまたは鶏痘ウイルスの
ような(トリ)ポックスウイルス(欧州特許第314,
569号及び特許第WO 88/02022号)、HV
Tのようなヘルペスウイルス(特許第WO 88/07
088)、アデノウイルスまたはインフルエンザウイル
スのようなウイルスや、E.coliまたは特定のサル
モネラ種のような細菌から誘導することができる。この
タイプの組換え微生物を用い、宿主細胞中で合成された
ポリペプチドを表面抗原として露出させることができ
る。この点で、前記ポリペプチドと、OMPタンパク質
即ち例えばE.coliの毛タンパク質(pilus
proteins)または生物によって認識されるシグ
ナル及びアンカー配列の合成前駆体(Syntheti
c provision)との融合が考えられる。ま
た、前記免疫原性ポリペプチドは、所望であればより大
きなものの一部として、免疫感作される動物内に放出さ
れることも可能である。このような場合の全てにおい
て、1種以上の免疫原性産物を発現させ、種々の病原体
及び/または所与の病原体の種々の抗原に対する防御を
与えることも可能である。本発明のワクチンは、本発明
の核酸配列を含むベクターウイルスに感染させた宿主細
胞を培養することにより製造することができ、次いでウ
イルス含有細胞及び/または細胞中で増殖させたベクタ
ーウイルスを、必要によっては純粋形態で回収し、必要
によっては凍結乾燥形態のワクチンに形成することがで
きる。本発明の核酸配列を含む上述の宿主細胞は、前記
核酸配列によってコードされるポリペプチドの発現に有
利な条件下に培養することもできる。ワクチンは、粗培
養液、宿主細胞溶解液または宿主細胞抽出物の試料を使
用して製造することもできるが、別の実施態様において
は、その目的とする用途に従って、より精製された本発
明のポリペプチドがワクチンに形成される。産生された
ポリペプチドを精製するためには、本発明の核酸配列を
含む宿主細胞を適当な培地(volume)中で培養
し、産生されたポリペプチドをかかる細胞から、または
タンパク質が分泌されていれば培地から単離する。培地
中に分泌されたポリペプチドは標準的な技法、例えば塩
析(salt fractionation)、遠心分
離、限外▲ろ▼過、クロマトグラフィー、ゲル▲ろ▼過
またはイムノアフィニティークロマトグラフィーによっ
て単離及び精製することができるが、一方、細胞内のポ
リペプチドは、まず前記細胞を回収し、それらを例えば
超音波処理または他の機械的破壊手段(例えばフレンチ
プレス)によって破壊し、次いで他の細胞内成分からポ
リペプチドを分離し、ポリペプチドをワクチンに形成す
ることができる。細胞破壊は、化学的(例えばEDTA
処理)またはリゾチーム消化のような酵素手段によって
も行なうことができる。本発明のポリペプチドに対する
抗体または抗血清は、受動免疫療法、診断イムノアッセ
イ及び抗イディオタイプ抗体の生産に潜在的用途を有す
る。上述のごときMDVポリペプチドMD18またはM
D20は、ポリクローナル、単一特異性及びモノクロー
ナルいずれの抗体を生産するのにも使用することができ
る。ポリクローナル抗体が所望であれば、ポリクローナ
ル血清を生産及び処理する技法が当分野において公知で
ある(例えばMayer及びWalter編,Immu
nochemical Methods in Cel
l andMolecular Biology,Ac
ademic Press,ロンドン,1987)。簡
単に言えば、選択した哺乳動物、例えばウサギに、上述
の免疫原の1種を、即ち免疫感作1回当たり約20μg
〜約80μgのタンパク質を(複数回)注射する。免疫
感作は、許容可能なアジュバントと共に、一般には等量
の免疫原及びアジュバントを用いて与える。許容可能な
アジュバントとしては、完全フロイントアジュバント、
不完全フロイントアジュバント、ミョウバン沈降物また
は油中水型エマルジョンを挙げることができるが、一次
免疫感作には完全フロインアジュバントが好ましい。不
完全フロイントアジュバントは全ての二次免疫感作に好
ましい。一次免疫感作は、約1mlのエマルジョンをウ
サギの背部の複数の皮下部位に投与することからなる。
等量の免疫原を使用する二次免疫感作は約1カ月の間隔
で与え、適当なレベルの抗体が個々のラビットの血清中
に存在するまで継続する。血液を採取し、当分野におい
ては公知の方法で血清を単離する。免疫原の各々に対す
る単一特異性抗体は、精製タンパク質を用い上述のごと
くウサギに免疫感作することにより製造され、次いで、
Hallらの方法(Nature 311,379−3
87,1984)の改良方法によって多種特異性(po
lyspecific)血清からアフィニティー精製す
る。本明細書中で使用される単一特異性抗体とは、関連
抗原に対して相同結合特性を有する単一の抗体種または
複数の抗体種と定義される。本明細書中で使用される相
同結合とは、特定の抗原またはエピトープに結合する抗
体種の能力を指す。MDV免疫原の各々に対するモノク
ローナル抗体は、同血統交配マウス、好ましくはBal
b/cを適当なタンパク質で免疫感作することにより製
造することができる。マウスを、等量の適当なアジュバ
ント中0.5ml当たり約100ng〜約10μgの免
疫原を用い腹腔内免疫感作する。かかる許容可能なアジ
ュバントとしては、完全フロイントアジュバント、不完
全フロイントアジュバント、ミョウバン沈降物及び油中
水型エマルジョンを挙げることができる。マウスには、
一次免疫感作の約14、21及び63日後に、アジュバ
ントを含まない等量の免疫原で静脈内二次免疫感作を与
える。最後の二次免疫感作の約3日後に、個々のマウス
の抗免疫原抗体を血清学的に試験する。抗体産生マウス
由来の脾臓細胞を単離し、SP−2/0などのマウス骨
髄腫細胞と当分野においては公知の技法(Kohler
及びMilstein,Nature 256;495
−497,1975)によって融合する。ヒポキサンチ
ン、チミジン及びアミノプテリンを含むダルベッコ改良
イーグル培地(DMEM)のような適当な細胞培養培地
中で増殖させることによりハイブリドーマ細胞を選択
し、抗体産生ハイブリドーマを、好ましくはMacPh
ersonの軟寒天法(Soft Agar Tech
niques,Tissue Culture Met
hods and Applications,Kru
se and Paterson編,Academic
Press,276,1973)を使用してクローニ
ングし、適当な培地中で培養するために、個々のコロニ
ーを培養プレートの別個のウェル中に移す。抗体産生細
胞は、適当な免疫原を用いてスクリーニングすることに
より同定される。免疫原陽性ハイブリドーマ細胞は当分
野においては公知の方法によって維持される。特定のモ
ノクローナル抗体は、ハイブリドーマをin vitr
oで培養するか、または当分野においては公知の手順に
よってハイブリドーマを注入してからマウスの腹水を調
製することにより生産される。抗イディオタイプ抗体
は、防御が所望される病原体の抗原の“内部像(int
ernal image)”を担うと共にワクチンにお
ける免疫原として使用することができる免疫グロブリン
である(Dreesmanら,J.Infect.Di
sease 151、761,1985)。抗イディオ
タイプ抗体を生産する技術は当分野においては公知であ
る(MacNamaraら,Science 226,
1325,1984)。本発明のワクチンは、通常の能
動免疫感作スキームにおいて投与することができる。即
ち、投与製剤と相入れる方法で、また予防及び/または
治療に有効で且つ免疫原性であるような量で一回または
複数回投与することができる。ワクチンの投与は、例え
ば皮内、皮下、筋肉内、静脈内または鼻腔内に行なうこ
とができる。更に本発明のワクチンは、例えば活性を増
大するため及び/または保存寿命を延ばすために、多く
は他の成分と混合された水性媒質または水含有懸濁液を
含むこともできる。かかる成分は、塩、pH緩衝液、安
定剤(例えばスキムミルクまたはカゼイン加水分解産
物)、乳化剤、免疫応答を向上するためのアジュバント
(例えばオイル、ムラミルジペプチド、水酸化アルミニ
ウム、トコール誘導体、サポニン、ポリアニオン及び両
親媒性物質)及び保存剤とすることができる。本発明の
ワクチンは、家禽の他の病原体に関係する免疫原を含む
こともできるし、多価ワクチンを製造するために、感染
性気管支炎ウイルス、ニューカッスル病ウイルス、本明
細書に記載のものとは異なるマレック病ウイルスの感染
性骨液嚢疾患ウイルスの抗原のような、かかる免疫原を
コードする核酸配列を含むこともできることは明らかで
ある。本発明はまた、本発明のポリペプチドを少なくと
も1種含むかまたはその抗原性フラグメントを含む「免
疫化学的試薬」に係る。「免疫化学的試薬」なる用語
は、本発明のポリペプチドが適当な担体に結合されてい
るかまたは標識物質で標識されていることを意味する。
使用できる担体の例は、マイクロテストウエルの内壁、
または、キュベット、試験管もしくは毛細管、膜、フィ
ルター、試験片、あるいは、ラテックス粒子、赤血球、
ドライゾル、金属ゾルまたはゾル粒子状金属化合物のよ
うな粒子の表面である。使用できる標識物質の例は、放
射性同位体、蛍光化合物、酵素、ドライゾル、金属ゾル
またはゾル粒子状金属化合物である。本発明の核酸配列
はまた、任意の種類の組織においてMDV関連核酸を検
出するハイブリダイゼーション実験用の特異的プローブ
を設計するために使用され得る。本発明はまた、MDV
感染の診断に有用な前記核酸配列を含む試験キットを提
供する。本発明はまた、本発明の免疫化学的試薬を1種
以上含有するイムノアッセイ用試験キットに係る。この
試験キットを用いて生起される免疫化学的反応は好まし
くは、サンドイッチ反応、凝集反応、競合反応または阻
止反応である。サンドイッチ反応を実施するための試験
キットは、例えば、マイクロテストウエルの内壁のよう
な固休担体に結合された本発明のポリペプチドと、標識
された本発明のポリペプチドまたは標識抗抗体とから構
成され得る。
【実施例】実施例1 回復期ニワトリ血清による細菌発現ライブラリーのスク
リーニング ライブラリーの樹立に使用したベクターはλgt11
(Young,R.A.& Davis,R.W. P
roc.Natl.Acad.Sci.80,1194
〜1198,1983)である。この発現ベクターのゲ
ノムは、カルボキシ末端の近傍に非反復EcoRI制限
部位を有する酵素βガラクトシダーゼをコードする機能
性LacZ遺伝子を含む。MDVゲノムに由来のDNA
フラグメントをこの部位に挿入すると、βガラクトシダ
ーゼの主要部に融合したMDV特異的ポリペプチドから
成るタンパク質が発現し得る。多様なDNAフラグメン
トを示すライブラリーから、MDV感染鳥類に由来の血
清のような抗体プローブによって認識される融合タンパ
ク質を産生する組換えクローンを、密度に基づいてスク
リーニングし得る。これらの実験用ライブラリーは、M
DV菌GA株(Fukuchi他,J.Virol.5
1,102,1984)のウイルスゲノムの約90%を
示すBamHIプラスミドクローンのプールのDNAを
用いて作製した。これらのプラスミドに由来のDNAを
BamHIで消化し、音波処理でフラグメント化し、シ
ョ糖勾配上で遠心してサイズ選択した。0.5〜4.0
kbのサイズを有するフラグメントを単離し、dG残基
をテイルにつなぎ、合成アダプターを用いてλgt10
ベクター(Le Bouc他,FEBS lett.1
96,108,1986;Huynh他,Clonin
g Techniques,A Practical
Approach,Glover,D.編、49〜7
8,1985)の非反復EcoRI部位に挿入すると、
5×104pfuの有効サイズを有するライブラリーが
得られた。ファージを増殖させ、CsCl勾配で精製
し、DNAを抽出し、EcoRIで制限することによっ
てインサートを回収した。最後に、これらのインサート
をλgt11ベクターのEcoRI部位に結合させ、M
DVに対するニワトリの血清で組換えファージをスクリ
ーニングした。この回復期血清は、Dr.Calnek
(Cornell University,NY,US
A)から提供されたMDV菌GA株のビルレントな継代
を、シングルコームホワイトレグホン(SPAFAS)
に感染させることによって得られたものである。血清を
12週間収集し、ニワトリの胚線維芽細胞(CEF)の
組織培養物中のMDVプラークに対する個々のサンプル
の結合を間接蛍光法で検査した。力価及び特異性に基づ
いて6つの血清を選択した。Young, R.A.他
(Proc.Natl.Acad.Sci.USA 8
2,2583,1985)に従って、ニトロセルロース
フィルターでλgt11ライブラリーをスクリーニング
するために、これらのサンプルの混合物を1:100に
希釈して使用した。フィルターのインキュベーション用
の第2抗体(Sigma,St.Louis,USA)
は、ウサギ抗ニワトリ血清に結合したアルカリ性ホスフ
ァターゼであり、ニトロブルーテトラゾリウム/5−ブ
ロモ−4−クロロ−3−インドリルホスフェート呈色反
応(McGadey,Histochemie 23,
180,1970)によって陽性シグナルを検出した。
有望な一連のサンプルを選択し、組換え体を均質になる
までプラーク精製した。試験サンプル中の4つのサンプ
ルから、λgt11組換え体中のDNAインサートがE
coRIフラグメントとして回収されたので、これら
を、プラスミドベクターpUC8(Vieira,J.
& Messing,J.,Gene 19,259,
1982)、または、pGEM3Z(Promega,
Madison,USA)に転移させた。得られた構築
物をpMD18、pMD20及びpMD21と命名し
た。実施例2 MD18遺伝子のクローニング及び抗原MD18の構造
解析 MDV菌GA株のゲノムを示すλEMBL3ライブラリ
ーをスクリーニングすることによって、抗原MD18の
完全アミノ酸配列をコードする遺伝子を単離した。この
ライブラリーの樹立に使用されたDNAは、ニワトリ胚
線維芽細胞(CEF)に、Dr.Nonoyama,S
howa Univ.,St.Petersburg.
USAから提供されたMDV菌GA株の組織培養適応継
代を感染させることによって調製されたものである。9
0%細胞変性効果に達するまで培養物をインキュベート
し、プロテイナーゼK消化及びフェノール/クロロホル
ム抽出によって総DNAを調製した。DNAを、Sau
3A(Promega,Madison,USA)で
部分消化し、0.8%アガロースゲル分離後に約20k
bのサイズ分画を単離した。DNAフラグメントを、B
amHI/EcoRI消化したλEMBL3 DNA
(Promega, Madison,USA)につな
ぎ、in vitroでパッケージし、大腸菌LE39
2株にプレートした。このライブラリー(Maniat
is,T.他,1989,前出)を、pMD18に由来
のインサートでスクリーニングすると、特に、制限分析
によってUL構造エレメントのほぼ中央のMDVウイル
スゲノムの領域に局在することが認められる21kbの
DNAを含むλGA12が単離された。この21kbの
DNAの内部で、pMD18とハイブリダイズする配列
の位置は、3.8kb BamHIフラグメントに限定
された。このフラグメントをそのままで、ベクターpG
EM3Zを用いて両方向でサブクローニングし、夫々プ
ラスミドpMD41及びpMD42を作製した。Hen
ikoff,S.(Gene 28.357,198
4)に記載されているように、得られたサブクローン
を、酵素エキソヌクレアーゼIIIによって漸進的に欠
失させ、これらのサブクローンのDNAの両方向のヌク
レオチド配列解析を行なった。全部の配列データを総合
し、問題の領域の配列を翻訳した後で、回復期ニワトリ
血清を用いたイムノスクリーニングによって最初に同定
された抗原の一次構造を推定した。MD18と命名され
たこの抗原の完全アミノ酸配列をSEQ ID NO:
2に示す。実施例3 MD20遺伝子のクローニング及び抗原MD20の構造
解析 pMD20及びpMD21のインサートを直接解析する
と、ヌクレオチド配列の部分的オーバーラップが判明
し、これは、双方のインサートが同じ抗原を示すことを
示唆する。MDV菌GA株のゲノムを示すλEMBL3
ライブラリーをスクリーニングすることによって、この
抗原の完全アミノ酸配列をコードする遺伝子を単離し
た。このライブラリーの樹立に使用されたDNAは、ニ
ワトリ胚線維芽細胞(CEF)に、Dr.Nonoya
ma,Showa Univ.,St.Petersb
urg,USAから提供されたMDV菌GA株の組織培
養適応継代を感染させることによって調製したものであ
る。90%細胞変性効果(CPE)に達するまで培養物
をインキュベートし、プロテイナーゼK消化及びフェノ
ール/クロロホルム抽出によって総DNAを調製した。
DNAを、Sau 3A(Promega,Madis
on,USA)で部分消化し、0.8%アガロースゲル
分離後に約20kbのサイズ分画を単離した。DNAフ
ラグメントを、BamHI/EcoRI消化したλEM
BL3 DNA(Promega,Madison,U
SA)に結合し、in vitroでパッケージし、大
腸菌LE392株にプレートした。このライブラリー
(Maniatis,T.他,1982,前出)を、p
MD21に由来のインサートでスクリーニングすると、
クローンλGA09が単離された。このクローンは、M
DVウイルスゲノムのULとIRLとの接合の近傍に局
在する17kbのDNAインサートを含んでいた。Fu
kuchi他(J.Virol.51,102,198
4)によって発表された制限地図を参照すると、この1
7kbのインサートは、S及びI2 BamHIフラグ
メント間の中間領域を含んでいた。λGA09に由来の
DNAに関する制限地図作成及びpMD21に由来のイ
ンサートとのハイブリダイゼーションによって、遺伝子
の位置が7.5kbのSalIフラグメント内にあるこ
とが確認された。このフラグメントをそのままで、pG
EM3Z中でサブクローニングすると、pMD26が得
られた。得られたサブクローンに対し、エキソヌクレア
ーゼIII処理(Henikoff,S.,Gene
28,257,1984)及び適当な制限部位の使用の
双方によってヌクレオチド列解析を行なった。両方向で
行なった反応のデータ全部を総合した後に得られた最終
配列を抗原の完全アミノ酸配列に翻訳し、MD20と命
名した。この配列をSEQ ID NO:4に示す。実施例4 MDV抗原MD18及びMD20をコードする遺伝子の
ターキーヘルペスウイルス(HVT)のウイルスゲノム
ヘの挿入 Igarashi,T.他(Virology 15
7,351,1987)によって発表されたHVTのゲ
ノム構造に基づいて、外来遺伝子を挿入するために、ウ
イルスの短い非反復配列エレメント(Us)の領域を選
択した。MDV菌GA株に対する前述の手順に準じて、
HVT感染CEFに由来の総DNAを部分消化すること
によって、対応するDNAフラグメントをλEMBL3
ライブラリーからスクリーニングした。BamHI制限
部位が完全に欠如しているという特性を有する1つのλ
単離物に由来のインサートをλHVT04と命名し、物
理的マッピングによって詳細に解析した(図1)。1
7.5kbの挿入フラグメントに存在する配列は、逆方
向反復構造の部分(Igarashi,T.他,198
7,前出)を含むUs領域の主要部を示した。λHVT
04に由来の1.2kbのXhoI制限フラグメントの
1つを、SalIで消化したpGEM3Z中でサブクロ
ーニングすると、DNAフラグメントの挿入に利用でき
る非反復BglII部位を含むプラスミドpMD07が
得られた。ATGイニシエータに先行する余分なヌクレ
オチド配列を除去し、コーディング領域につながるSa
lIまたはXhoIのような適当な制限部位を形成する
ことによって、pMD41及びpMD26から、抗原M
D18またはMD20を夫々コードする遺伝子を組立て
た。この結果、pMD41からpMD46、pMD26
からpMD47が得られた。双方の制限地図を図2に示
す。HVTウイルスのゲノムに挿入された外来遺伝子の
発現を支配する強力なプロモーターをラウス肉腫ウイル
ス(RSV)のLTR配列から選択した。プロモーター
を、pRSVcat(Gorman他,Proc.Na
tl.Acad.Sci.79.6777,1982)
に由来の580bpのNdeI/HindIII制限フ
ラグメントにマッピングし、フラグメントの両側で二重
鎖合成リンカーを用いてpGEM3Z(Promeg
a)のHindIII部位とPstI部位との間に挿入
した。ベクターpGEM3Zに由来のHindIII部
位とLTRプロモーターを担うRSVフラグメントのN
deI部位とを結合させるために、一方でHindII
I部位及び他方でNdeI部位に適合性の付着端を有す
る30bpのリンカーを用いた。しかしながら、結合後
に、6bpの認識配列の外側のヌクレオチドに故意に修
飾を導入したので、双方の制限部位が回復しなかった。
これらの2つの部位の除去に加えて、リンカー自体の内
部に存在する新しい制限部位(BamHI)が、対応す
る位置に形成された。LTRフラグメントに由来のHi
ndIII部位をpGEM3Zに由来のPstI部位に
結合させる20bpの第2リンカーを合成した。この場
合、両方の末端の認識配列は破壊されず、pGEM3Z
のポリリンカー中に既に存在していた制限部位、例えば
PstI、SalI、XhoI及びBamHI部位に適
当な3つの非反復制限部位BglII、XhoI及びE
coRVが追加された。従って、pVEC01と命名さ
れた得られたpGEM3Zの誘導体は、外来遺伝子の挿
入に利用できる7つの制限部位を直後に含むLTRプロ
モーター配列を担う650bpの制限フラグメントを含
んでいた。650bpのフラグメントの両端には、Ba
mHI制限部位がつながっており、そのままで、pMD
07に由来の1.2kbのHVTインサートに存在する
非反復BglII部位に転移した。これらの2つの制限
酵素によって形成された付着端は適合性であるが、結合
後に、BglIIまたはBamHIの初期認識配列を回
復しない。TRsの方向でLTRを担う構築物の1つを
pVEC04と命名し、制限地図作成によって研究した
(図3)。この汎用性HVT組換えベクターは、LTR
プロモーターの直ぐ下流に外来遺伝子を挿入でき、その
後で、invivo組換えによってHVTゲノムに完全
発現カセットを組み込むことができるような構造を有す
る。LTRの下流の種々の制限部位の位置、特に酵素B
glII、XhoI及びEcoRVの位置は、遺伝子の
多重挿入も可能であるように設計されている。MD18
遺伝子を担うpMD46に由来の2.5kbのSalI
/XhoI制限フラグメントを、LTRプロモーターの
下流のpVEC04の非反復BglII部位に挿入する
と、pMD48が得られた。MD20遺伝子を担うpM
47に由来の3.6kbのSalI制限フラグメント
を、LTRプロモーターの下流のpVEC04の非反復
XhoI部位に挿入すると、pMD49が得られた。プ
ラスミドpMD48またはpMD49のDNAを、HV
T感染細胞から調製した総DNAと共に、CEFに導入
した。この挿入には、Graham,F and v.
d.Eb,A.,(Virology 52,456,
1973)に記載のリン酸カルシウムDNA沈殿法に基
づき、Morgan他(AvianDiseases
34,345,1990)に記載の修正を加えた方法を
用いた。構築物に由来の2μgのプラスミドDNAを、
HVT感染細胞に由来の15μgのDNAと最終容量5
60μlのH2O中で混合し、750μlのHBSP
(20mMのKCl、560mMのNaCl、24mM
のグルコース、3mMのNa2HPO4、100mMの
HEPES,pH7.0)に加えた。190μlの1M
のCaCl2を徐々に添加し、混合物を室温で30分間
インキュベートすることによって沈殿物を形成させた。
他方で、2%のウシ胎仔血清を補充したEagleの最
小必須培地にGlasgowの修正を与えた組成を有す
る培地6/B8に、10日齢の胚に由来の二次CEFを
浮遊させた15mlの浮遊液を、5×105細胞/ml
の密度で直径10cmの皿に播種した。リン酸カルシウ
ムで沈殿したDNAを細胞浮遊液に静かに添加し、空気
中に5%のCO2を含む湿潤インキュベータ内で皿を3
7℃でインキュベートした。5時間後、培地を除去し
て、等容のHBSPと30%グリセロールとを含む10
mlの溶液を細胞の上に流した。1〜2分間のインキュ
ベーション後に、溶液を除去し、細胞を培地6/B8で
洗浄し、皿を新しい培地でウイルスCPEが増殖するま
で3〜5日間インキュベートした。これらのMDV抗原
に対する一価または多価の特異的血清を用いた免疫蛍光
染色法によって、MD18またはMD20ポリペプチド
を発現するHVT組換え体を検出した。
【配列表】
(1)配列番号(SEQ ID NO):1: (i)配列の特徴: (A)長さ:2015塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:二本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)分子種:DNA(ゲノム) (iii)起源: (A)生物名:マレック病ヘルペスウイルス (B)株名:GA (iV)特徴: (A)名称/キー:CDS (B)位置:14..2005 (C)他の情報:/ラベル=pMD18
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】 (2)SEQ ID NO:2: (i)配列の特徴: (A)長さ:663 (B)型:アミノ酸 (C)トポロジー:直鎖状 (ii)分子種:タンパク質
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】 (3)SEQ ID NO:3: (i)配列の特徴: (A)長さ:3265 (B)型:核酸 (C)鎖の数:二本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)分子種:DNA(ゲノム) (iii)起源: (A)生物名:マレック病ヘルペスウイルス (B)株名:GA (iv)特徴: (A)名称/キー:CDS (B)位置:41..3265 (C)他の情報:/ラベル=pMD20
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
【表31】 (4) SEQ ID NO:4: (i) 配列の特徴: (A)長さ:1074 (B)型:アミノ酸 (C)トポロジー:直鎖状 (ii)分子種:タンパク質
【表32】
【表33】
【表34】
【表35】
【表36】
【表37】
【表38】
【表39】
【表40】
【表41】
【表42】
【図面の簡単な説明】
【図1】HVTゲノムのUs領域に本質的に対応するD
NAフラグメントの制限酵素地図であり、4つの読取り
枠からなる挿入領域とその間の非コーディング配列との
相対位置を示している。
【図2】Aは、SalI及びXhoI制限部位によって
挟まれたMD18抗原をコードする遺伝子を含むpMD
46の制限酵素地図である。ベクタープラスミドは、S
alIへのポリリンカーのClaI制限部位の修飾によ
ってpSP72(Promega,Wisconsi
n,U.S.A.)から誘導した。Bは、SalI制限
部位に挟まれたMD20抗原をコードする遺伝子を含む
pMD47の制限酵素地図てある。ベクタープラスミド
は、SalIへのポリリンカーのClaI制限部位の修
飾によってpSP72(Promega,Wiscon
sin,U.S.A.)から誘導した。
【図3】pMD07に由来する1.2kb XhoI
HVTフラグメントの非反復性BglII部位に挿入し
たLTRプロモーターを示すpVECO4の制限酵素地
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 39/00 H 8413−4C 39/255 8413−4C C07K 13/00 8619−4H 15/04 8619−4H C12N 5/10 7/01 C12P 21/02 C 8214−4B //(C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91) 7236−4B C12N 7/00 (72)発明者 マルタ・ヤコバ・ウイレムス オランダ国、6523・エヌ・イエー・ネイメ ヘン、ソ フイアウエヒ・26 (72)発明者 パウルス・ヤコブス・アントニウス・ソン デルメイエル オランダ国、5831・アール・エヌ・ボツク スメール 、マホニー・21

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MDVポリペプチドをコードする核酸配列
    であって、この配列が a)SEQ ID NO:2に示されているアミノ酸配
    列を有するMD18、 b)SEQ ID NO:4に示されているアミノ酸配
    列を有するMD20、及びこれらの機能的等価物から選
    択したポリペプチドの少なくとも一部分をコードするこ
    とを特徴とする核酸配列。
  2. 【請求項2】前記配列が、少なくとも、SEQ ID
    NO:1又はSEQID NO:3に示されているデオ
    キシリボ核酸配列の一部分を含んでいることを特徴とす
    る請求項1に記載の核酸配列。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の核酸配列を含む組
    換え核酸分子。
  4. 【請求項4】核酸配列が発現制御配列に機能可能なよう
    に結合されていることを特徴とする請求項3に記載の組
    換え核酸分子。
  5. 【請求項5】請求項1又は2に記載の核酸配列を含むベ
    クターウイルス。
  6. 【請求項6】請求項1もしくは2に記載の核酸配列か又
    は請求項3もしくは4に記載の組換え核酸分子で形質転
    換した、又は請求項5に記載のベクターウイルスを含む
    宿主細胞。
  7. 【請求項7】SEQ ID NO:2もしくはSEQ
    ID NO:4に示されているアミノ酸配列又はこれら
    の機能的等価物の少なくとも一部分を含み、MDV免疫
    特性を示すポリペプチド。
  8. 【請求項8】請求項1又は2に記載の核酸配列によって
    コードされるMDVポリペプチド。
  9. 【請求項9】請求項7又は8に記載のポリペプチドと免
    疫反応する抗体又は抗血清。
  10. 【請求項10】家禽をMDV感染から防護するワクチン
    であって、請求項4に記載の組換え核酸分子、請求項5
    に記載のベクターウイルス、請求項6に記載の宿主細
    胞、又は請求項7もしくは8に記載のポリペプチドを含
    むことを特徴とするワクチン。
  11. 【請求項11】請求項6に記載の宿主細胞を培養し、そ
    の後でMDV含有物質を回収して、免疫活性を有する医
    薬組成物に加工することを特徴とするMDVワクチンの
    製造方法。
  12. 【請求項12】請求項7又は8に記載のポリペプチド
    を、免疫活性を有する医薬組成物に加工することを特徴
    とするMDVワクチンの製造方法。
  13. 【請求項13】請求項10に記載のワクチンを有効量動
    物に投与することを特徴とする家禽をMDV感染から防
    護する方法。
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