JPH05293903A - 無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート及びその製造方法 - Google Patents
無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート及びその製造方法Info
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- JPH05293903A JPH05293903A JP4125392A JP12539292A JPH05293903A JP H05293903 A JPH05293903 A JP H05293903A JP 4125392 A JP4125392 A JP 4125392A JP 12539292 A JP12539292 A JP 12539292A JP H05293903 A JPH05293903 A JP H05293903A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄物問題をクリアーするところの無架橋ポ
リプロピレン系樹脂を用いて、架橋高発泡シートに匹敵
する優れた特性を有する無架橋高発泡シート及びその製
造方法に関する。 【構成】 ランダム共重合ポリプロピレン樹脂55〜9
5重量%と、吸熱ピーク濃度が該ランダム共重合体より
10℃以上高いプロピレン系樹脂5〜45重量%とから
なる混合樹脂シートに揮発性発泡剤を含浸した後、スチ
ームにより0.2〜1.0倍/秒の発泡速度で発泡せし
めると、表面平滑度(平S)値が0.02以下にあり、
第2回目のDSC曲線に少なくとも2つ以上の吸熱ピー
クがあり、且つ該ピークの温度差が5℃以上にある無架
橋高発泡シートを提供することができる。 【効果】 この無架橋高発泡シートは、従来の押出発泡
シートに比べてシート品位があり、熱真空成形などの二
次加工性に優れたものである。
リプロピレン系樹脂を用いて、架橋高発泡シートに匹敵
する優れた特性を有する無架橋高発泡シート及びその製
造方法に関する。 【構成】 ランダム共重合ポリプロピレン樹脂55〜9
5重量%と、吸熱ピーク濃度が該ランダム共重合体より
10℃以上高いプロピレン系樹脂5〜45重量%とから
なる混合樹脂シートに揮発性発泡剤を含浸した後、スチ
ームにより0.2〜1.0倍/秒の発泡速度で発泡せし
めると、表面平滑度(平S)値が0.02以下にあり、
第2回目のDSC曲線に少なくとも2つ以上の吸熱ピー
クがあり、且つ該ピークの温度差が5℃以上にある無架
橋高発泡シートを提供することができる。 【効果】 この無架橋高発泡シートは、従来の押出発泡
シートに比べてシート品位があり、熱真空成形などの二
次加工性に優れたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架橋高発泡シートの廃
棄物問題に対応したもので、従来その実現が不可能とさ
れていた無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート及び
その製造方法に関するものである。さらに詳しくいえ
ば、従来の無架橋ポリプロピレン押出高発泡シートでは
得られなかった所の、架橋ポリプロピレン高発泡シート
に匹敵する優れた特性を有する、新規にして有用性に富
んだ無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート及びその
製造方法に関するものである。
棄物問題に対応したもので、従来その実現が不可能とさ
れていた無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート及び
その製造方法に関するものである。さらに詳しくいえ
ば、従来の無架橋ポリプロピレン押出高発泡シートでは
得られなかった所の、架橋ポリプロピレン高発泡シート
に匹敵する優れた特性を有する、新規にして有用性に富
んだ無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン高発泡シートは、機械的
強度、柔軟性、耐熱性、耐薬品性、軽量性などに優れて
おり、車両、断熱工業、包装梱包分野など広範囲の用途
に利用されている。中でも、ポリエチレン高発泡シート
が融点が低い分だけ柔軟性、伸びなどに優れているのに
対して、ポリプロピレン高発泡シートは引張強度や曲げ
強度などの機械的強度、耐熱性に優れている。しかし反
面、ポリプロピレン系樹脂は結晶性ポリマーであり、溶
融温度以上に加熱すると急激な粘度低下が起こる為、発
泡に適した粘弾性となる温度範囲が狭く、高発泡倍率の
発泡体を得るのが極めて難しいという問題があった。
強度、柔軟性、耐熱性、耐薬品性、軽量性などに優れて
おり、車両、断熱工業、包装梱包分野など広範囲の用途
に利用されている。中でも、ポリエチレン高発泡シート
が融点が低い分だけ柔軟性、伸びなどに優れているのに
対して、ポリプロピレン高発泡シートは引張強度や曲げ
強度などの機械的強度、耐熱性に優れている。しかし反
面、ポリプロピレン系樹脂は結晶性ポリマーであり、溶
融温度以上に加熱すると急激な粘度低下が起こる為、発
泡に適した粘弾性となる温度範囲が狭く、高発泡倍率の
発泡体を得るのが極めて難しいという問題があった。
【0003】上記問題点を解決するため、たとえば特公
昭42−26953号公報にはポリプロピレン系樹脂発
泡シートの製造時に放射線を照射し、材料を適当に架橋
して、溶融粘度の温度依存性を小さくする方法が提案さ
れており、現在工業的に実施され完成されたものとなっ
ている。
昭42−26953号公報にはポリプロピレン系樹脂発
泡シートの製造時に放射線を照射し、材料を適当に架橋
して、溶融粘度の温度依存性を小さくする方法が提案さ
れており、現在工業的に実施され完成されたものとなっ
ている。
【0004】この架橋技術は、本来、樹脂特性の改質手
段として知られているものであって、ポリプロピレン系
樹脂内にポリスチレンなどの他の樹脂成分を混合し共存
させ該樹脂の特性を改質する手段に比べて、ポリプロピ
レン系樹脂のもつ本来の特性を損なうことのない利点を
有する。そして、化学発泡法により得た架橋ポリプロピ
レン系樹脂高発泡シートは、熱真空成形性などの優れた
二次加工性を有し表面平滑美粧であることより自動車の
内装材、断熱材、スポーツ用品や電子レンジ用の食品パ
ッケージなどに広く利用されている。
段として知られているものであって、ポリプロピレン系
樹脂内にポリスチレンなどの他の樹脂成分を混合し共存
させ該樹脂の特性を改質する手段に比べて、ポリプロピ
レン系樹脂のもつ本来の特性を損なうことのない利点を
有する。そして、化学発泡法により得た架橋ポリプロピ
レン系樹脂高発泡シートは、熱真空成形性などの優れた
二次加工性を有し表面平滑美粧であることより自動車の
内装材、断熱材、スポーツ用品や電子レンジ用の食品パ
ッケージなどに広く利用されている。
【0005】しかしながら、このポリプロピレン系樹脂
の架橋手段は、架橋の為の余分な工程を必要とするため
設備費やエネルギー諸経費が比較的大きく、しかも架橋
された発泡シートは不要になっても元の樹脂に戻して回
収利用することができないなど経済的に不利な問題があ
る。特に地球環境問題(廃棄物処理)が厳しく要求され
ている現在、架橋工程を省略したポリプロピレン系樹脂
の高発泡シートに関する技術の開発が強く望まれてい
る。
の架橋手段は、架橋の為の余分な工程を必要とするため
設備費やエネルギー諸経費が比較的大きく、しかも架橋
された発泡シートは不要になっても元の樹脂に戻して回
収利用することができないなど経済的に不利な問題があ
る。特に地球環境問題(廃棄物処理)が厳しく要求され
ている現在、架橋工程を省略したポリプロピレン系樹脂
の高発泡シートに関する技術の開発が強く望まれてい
る。
【0006】これに相当する無架橋のポリプロピレン系
樹脂発泡シートとしては、押出発泡方法で得た発泡シー
トが知られている。例えば、特開昭49−11876
4号(結晶性ポリプロピレン50〜90重量%とエチレ
ン−プロピレンランダム共重合体10〜50重量%と化
学発泡剤とよりなる混合物をシート状に加熱押出しする
方法)と特開昭60−31538号(プロピレン単独
重合体またはプロピレン−エチレンブロック共重合体5
2〜97重量%とプロピレン−α−オレフィン共重合体
3〜48重量%を混合して発泡剤と溶融混練した後、押
出発泡する方法)の公報には、熱真空成形性、表面平滑
美粧性のある低発泡倍率(6cc/g以下、即ち見かけ密
度が0.167g/cc以上)の発泡シートを得る方法が
記載されている。
樹脂発泡シートとしては、押出発泡方法で得た発泡シー
トが知られている。例えば、特開昭49−11876
4号(結晶性ポリプロピレン50〜90重量%とエチレ
ン−プロピレンランダム共重合体10〜50重量%と化
学発泡剤とよりなる混合物をシート状に加熱押出しする
方法)と特開昭60−31538号(プロピレン単独
重合体またはプロピレン−エチレンブロック共重合体5
2〜97重量%とプロピレン−α−オレフィン共重合体
3〜48重量%を混合して発泡剤と溶融混練した後、押
出発泡する方法)の公報には、熱真空成形性、表面平滑
美粧性のある低発泡倍率(6cc/g以下、即ち見かけ密
度が0.167g/cc以上)の発泡シートを得る方法が
記載されている。
【0007】また、特開昭58−49730号(プロ
ピレン−エチレンブロック共重合体80〜99重量%と
プロピレン−エチレン−ブテン三元ランダム共重合体1
〜20重量%の混合物を発泡剤と溶融混練した後、押出
発泡する方法)と特開昭62−192430号(プロ
ピレン単独重合体及び/またはエチレン−プロピレンブ
ロック共重合体30〜95重量%とエチレン−プロピレ
ンランダム共重合体5〜70重量%の混合物を発泡剤と
溶融混練した後、押出発泡する方法)の公報には、高発
泡倍率(30〜70cc/g、即ち見かけ密度が0.01
4g/cc〜0.033g/cc)の発泡シートを得る方法
が記載されている。
ピレン−エチレンブロック共重合体80〜99重量%と
プロピレン−エチレン−ブテン三元ランダム共重合体1
〜20重量%の混合物を発泡剤と溶融混練した後、押出
発泡する方法)と特開昭62−192430号(プロ
ピレン単独重合体及び/またはエチレン−プロピレンブ
ロック共重合体30〜95重量%とエチレン−プロピレ
ンランダム共重合体5〜70重量%の混合物を発泡剤と
溶融混練した後、押出発泡する方法)の公報には、高発
泡倍率(30〜70cc/g、即ち見かけ密度が0.01
4g/cc〜0.033g/cc)の発泡シートを得る方法
が記載されている。
【0008】これらの押出発泡方法は、融点の低いラン
ダム系プロピレン樹脂の混合によりポリプロピレン系樹
脂発泡体を製造する際に問題となる発泡適正温度範囲が
狭いという欠点を解決し、しかもポリプロピレン系樹脂
の有する優れた物性を十分に発現し、また提供すること
を目的としている。
ダム系プロピレン樹脂の混合によりポリプロピレン系樹
脂発泡体を製造する際に問題となる発泡適正温度範囲が
狭いという欠点を解決し、しかもポリプロピレン系樹脂
の有する優れた物性を十分に発現し、また提供すること
を目的としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、押出発
泡法を用いる上記発明では、架橋高発泡シートの様な可
撓性を有し、表面平滑で美粧性を持ちそして熱真空成形
二次加工性を持つ高発泡シートが得られないという問題
点が依然として残っている。この原因は、押出発泡法が
高温高圧状態で発泡剤を均質混合したあと融点近傍まで
冷却し押出機先端に取り付けたダイより大気中に押出し
て一般に発泡させる方法である所に本質的な難点がある
と考えられる。
泡法を用いる上記発明では、架橋高発泡シートの様な可
撓性を有し、表面平滑で美粧性を持ちそして熱真空成形
二次加工性を持つ高発泡シートが得られないという問題
点が依然として残っている。この原因は、押出発泡法が
高温高圧状態で発泡剤を均質混合したあと融点近傍まで
冷却し押出機先端に取り付けたダイより大気中に押出し
て一般に発泡させる方法である所に本質的な難点がある
と考えられる。
【0010】即ち、i)上記公報,の低発泡シート
の場合には、押出発泡時に発泡速度が割りと遅く、該シ
ートの座屈強度が高い事より表面平滑な発泡シートを造
り易いのに対して、上記公報,の高発泡シートの場
合には、発泡速度が速く急速に樹脂が延伸され、その瞬
時の大きな歪変化に対して未発泡部の拘束力(三次元に
広がろうとする力の反力)が作用し、その結果表面の波
打った平滑美粧性に乏しい発泡シートしか得られないと
いう問題点である。
の場合には、押出発泡時に発泡速度が割りと遅く、該シ
ートの座屈強度が高い事より表面平滑な発泡シートを造
り易いのに対して、上記公報,の高発泡シートの場
合には、発泡速度が速く急速に樹脂が延伸され、その瞬
時の大きな歪変化に対して未発泡部の拘束力(三次元に
広がろうとする力の反力)が作用し、その結果表面の波
打った平滑美粧性に乏しい発泡シートしか得られないと
いう問題点である。
【0011】この問題の解決策として、溶解性の高い或
いは沸点の高い揮発性発泡剤を用いて発泡速度を遅くし
たりしているが、これは粗大な気泡径を産み逆に美粧性
を悪化する。また環状スリットダイより押出しバブルを
形成して、そのバブル中に加圧気体(空気など)を注入
して発泡成形する方法など色々試みられているが、高発
泡(6cc/g以上)品では平滑美粧性に乏しい発泡シー
トしか得られていない。ii)独立気泡率の高い高発泡シ
ートは、気泡成長過程での発泡剤の蒸発による吸熱によ
り気泡膜を形成する溶融樹脂が冷却され結晶固定化して
得られる。
いは沸点の高い揮発性発泡剤を用いて発泡速度を遅くし
たりしているが、これは粗大な気泡径を産み逆に美粧性
を悪化する。また環状スリットダイより押出しバブルを
形成して、そのバブル中に加圧気体(空気など)を注入
して発泡成形する方法など色々試みられているが、高発
泡(6cc/g以上)品では平滑美粧性に乏しい発泡シー
トしか得られていない。ii)独立気泡率の高い高発泡シ
ートは、気泡成長過程での発泡剤の蒸発による吸熱によ
り気泡膜を形成する溶融樹脂が冷却され結晶固定化して
得られる。
【0012】しかし、ポリプロピレン系樹脂は結晶化速
度が極端に遅いという欠点を持つため、発泡剤の蒸発潜
熱のみでは結晶化させ気泡膜を固定できず、上記公報
,の高発泡シートの製法においては、該樹脂の融点
以下の発泡温度で押出発泡して、独立気泡率の高い発泡
シートを得ている。
度が極端に遅いという欠点を持つため、発泡剤の蒸発潜
熱のみでは結晶化させ気泡膜を固定できず、上記公報
,の高発泡シートの製法においては、該樹脂の融点
以下の発泡温度で押出発泡して、独立気泡率の高い発泡
シートを得ている。
【0013】融点の低いランダム系プロピレン樹脂の混
合により発泡適正温度範囲を広くすることはできるが、
発泡温度はその分少なくても低温側にシフトする。この
融点以下の発泡温度という条件は逆に、ダイ内壁面など
の滞留部にての結晶化そして流出を引き起こし、その結
果として表面割れが起き易く可撓性が無いとか、発泡シ
ート表面にくぼみ、ヒビ割れが発生し、品位のある発泡
シートが造れないという問題点である。
合により発泡適正温度範囲を広くすることはできるが、
発泡温度はその分少なくても低温側にシフトする。この
融点以下の発泡温度という条件は逆に、ダイ内壁面など
の滞留部にての結晶化そして流出を引き起こし、その結
果として表面割れが起き易く可撓性が無いとか、発泡シ
ート表面にくぼみ、ヒビ割れが発生し、品位のある発泡
シートが造れないという問題点である。
【0014】そして、これらの問題点が未解決である為
に、熱真空成形二次加工性の優れた高発泡シートも造れ
ないことである。その結果、熱成形加工性、表面外観品
位の要求度が低い包装材に限られている。そして高付加
価値である架橋高発泡シートの代替品として、車両、断
熱工業分野に進入できない理由がここにあるものと推察
される。
に、熱真空成形二次加工性の優れた高発泡シートも造れ
ないことである。その結果、熱成形加工性、表面外観品
位の要求度が低い包装材に限られている。そして高付加
価値である架橋高発泡シートの代替品として、車両、断
熱工業分野に進入できない理由がここにあるものと推察
される。
【0015】本発明者等は、上記の現状に鑑みて長期に
渡り、無架橋で架橋発泡シートのごとく優れた特性を出
現できる最適発泡法について研究を重ねた結果、従来の
無架橋ポリプロピレン系樹脂押出発泡シート品に比べ
て、可撓性を有し表面平滑で美粧性を持つところの無架
橋高発泡シートを得ることに成功したものである。そし
て、驚くべきことに本発明で完成された無架橋高発泡シ
ートは、架橋高発泡シートに匹敵する位の熱真空成形二
次加工性を有した高発泡シートである事実を究明し、本
発明の完成をみたものである。
渡り、無架橋で架橋発泡シートのごとく優れた特性を出
現できる最適発泡法について研究を重ねた結果、従来の
無架橋ポリプロピレン系樹脂押出発泡シート品に比べ
て、可撓性を有し表面平滑で美粧性を持つところの無架
橋高発泡シートを得ることに成功したものである。そし
て、驚くべきことに本発明で完成された無架橋高発泡シ
ートは、架橋高発泡シートに匹敵する位の熱真空成形二
次加工性を有した高発泡シートである事実を究明し、本
発明の完成をみたものである。
【0016】しかして本発明の目的は、廃棄物問題をク
リアーするところの無架橋ポリプロピレン系樹脂を用い
て、従来の押出高発泡シートよりも表面平滑美粧性に優
れた高発泡シートが得られる製造方法を提供することで
あり、そして熱真空成形二次加工性に優れた無架橋ポリ
プロピレン系樹脂高発泡シートを提供することである。
リアーするところの無架橋ポリプロピレン系樹脂を用い
て、従来の押出高発泡シートよりも表面平滑美粧性に優
れた高発泡シートが得られる製造方法を提供することで
あり、そして熱真空成形二次加工性に優れた無架橋ポリ
プロピレン系樹脂高発泡シートを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は本発
明の発泡シート、即ち独立気泡率が90%以上、見掛け
密度が0.020〜0.15g/cm3 で、厚み1〜10
mmの無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シートにおい
て、該発泡シートが示差走査熱量測定によって得られる
第2回目のDSC曲線(但し発泡シート3〜5mgを示差
走査熱量計によって室温から200℃まで10℃/分の
昇温速度で昇温した時に得られる曲線を第1回目のDS
C曲線とし、次いで200℃から5℃/分の降温速度で
40℃まで降温し、再度10℃/分の昇温速度で200
℃まで昇温した時に得られる曲線を第2回目のDSC曲
線とする)に於いて、少なくとも2つ以上の吸熱ピーク
を140〜165℃の温度範囲に示し、該低温側吸熱ピ
ークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度と
の差が5℃以上であり、且つ下記の方法で求めた表面平
滑度(平S)の値が0.02以下にあることを特徴とす
る無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート。
明の発泡シート、即ち独立気泡率が90%以上、見掛け
密度が0.020〜0.15g/cm3 で、厚み1〜10
mmの無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シートにおい
て、該発泡シートが示差走査熱量測定によって得られる
第2回目のDSC曲線(但し発泡シート3〜5mgを示差
走査熱量計によって室温から200℃まで10℃/分の
昇温速度で昇温した時に得られる曲線を第1回目のDS
C曲線とし、次いで200℃から5℃/分の降温速度で
40℃まで降温し、再度10℃/分の昇温速度で200
℃まで昇温した時に得られる曲線を第2回目のDSC曲
線とする)に於いて、少なくとも2つ以上の吸熱ピーク
を140〜165℃の温度範囲に示し、該低温側吸熱ピ
ークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度と
の差が5℃以上であり、且つ下記の方法で求めた表面平
滑度(平S)の値が0.02以下にあることを特徴とす
る無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート。
【0018】表面平滑度(平S)は、該発泡シートのあ
る幅方向全長当たり幅方向長さ150mmにわたる1箇所
の測定割合で、流れ方向に100mm間隔で幅方向の位置
ランダムな10箇所について次の計測を行い、求めた値
Sの10箇所の平均値で示すものである。
る幅方向全長当たり幅方向長さ150mmにわたる1箇所
の測定割合で、流れ方向に100mm間隔で幅方向の位置
ランダムな10箇所について次の計測を行い、求めた値
Sの10箇所の平均値で示すものである。
【0019】計測は、小片シート(幅方向長さ200mm
×流れ方向長さ50mm)を焼結金属でできた平滑な定盤
を上面に有するチャンバーの上に載せ、真空吸引しシー
ト片面を定盤に密着させ、定盤に付随した状態にあるロ
ーラー(外径22mm、幅7mm)式厚みゲージを上記小片
シートの両端25mmを除く150mm幅方向に走行させ、
最小読みとり0.01mm単位で厚みを連続して測定記録
したものである。そしてこの測定記録した厚みデーター
曲線上で山から次の谷・その谷から次の山にと分割し、
夫々分割区分ごとに山と谷部の厚み差(△T:mm)及び
そのスパン長(L:mm)を読みとり次式で算出した最大
値を採用する。
×流れ方向長さ50mm)を焼結金属でできた平滑な定盤
を上面に有するチャンバーの上に載せ、真空吸引しシー
ト片面を定盤に密着させ、定盤に付随した状態にあるロ
ーラー(外径22mm、幅7mm)式厚みゲージを上記小片
シートの両端25mmを除く150mm幅方向に走行させ、
最小読みとり0.01mm単位で厚みを連続して測定記録
したものである。そしてこの測定記録した厚みデーター
曲線上で山から次の谷・その谷から次の山にと分割し、
夫々分割区分ごとに山と谷部の厚み差(△T:mm)及び
そのスパン長(L:mm)を読みとり次式で算出した最大
値を採用する。
【0020】
【数3】S=△T/L この操作を上記の10箇所にて繰り返し行ったものであ
る。を採用すること、及び本発明の製造方法即ち、独立
気泡率が90%以上、見掛け密度が0.020〜0.1
5g/cm3 で、厚み1〜10mmの無架橋ポリプロピレン
系樹脂高発泡シートの製法において、示差走査熱量測定
(昇温速度10℃/分)による吸熱ピークを135〜1
50℃に有する炭素数2〜20のα−オレフィンとのラ
ンダム共重合ポリプロピレン樹脂(A)55〜95重量
%と、吸熱ピークが該ランダム共重合体より10℃以上
高いポリプロピレン単独重合体、エチレンとのブロック
共重合ポリプロピレン樹脂、炭素数2〜20のα−オレ
フィンとのランダム共重合ポリプロピレン樹脂の中の一
つ以上の組合わせ樹脂(B)5〜45重量%とからなる
混合樹脂を、押出機に通して溶融混練後シート状に押出
成形し、該素シートに揮発性発泡剤または無機ガスを含
浸し、そして樹脂(B)の融点より低い温度のスチーム
により0.2〜1.0倍/秒の発泡速度で発泡せしめ、
下記の方法で求めた表面平滑度(平S)が0.02以下
にすることを特徴とする無架橋ポリプロピレン系樹脂高
発泡シートの製造方法。
る。を採用すること、及び本発明の製造方法即ち、独立
気泡率が90%以上、見掛け密度が0.020〜0.1
5g/cm3 で、厚み1〜10mmの無架橋ポリプロピレン
系樹脂高発泡シートの製法において、示差走査熱量測定
(昇温速度10℃/分)による吸熱ピークを135〜1
50℃に有する炭素数2〜20のα−オレフィンとのラ
ンダム共重合ポリプロピレン樹脂(A)55〜95重量
%と、吸熱ピークが該ランダム共重合体より10℃以上
高いポリプロピレン単独重合体、エチレンとのブロック
共重合ポリプロピレン樹脂、炭素数2〜20のα−オレ
フィンとのランダム共重合ポリプロピレン樹脂の中の一
つ以上の組合わせ樹脂(B)5〜45重量%とからなる
混合樹脂を、押出機に通して溶融混練後シート状に押出
成形し、該素シートに揮発性発泡剤または無機ガスを含
浸し、そして樹脂(B)の融点より低い温度のスチーム
により0.2〜1.0倍/秒の発泡速度で発泡せしめ、
下記の方法で求めた表面平滑度(平S)が0.02以下
にすることを特徴とする無架橋ポリプロピレン系樹脂高
発泡シートの製造方法。
【0021】表面平滑度(平S)は、該発泡シートのあ
る幅方向全長当たり幅方向長さ150mmにわたる1箇所
の測定割合で、流れ方向に100mm間隔で幅方向の位置
ランダムな10箇所について次の計測を行い、求めた値
Sの10箇所の平均値で示すものである。
る幅方向全長当たり幅方向長さ150mmにわたる1箇所
の測定割合で、流れ方向に100mm間隔で幅方向の位置
ランダムな10箇所について次の計測を行い、求めた値
Sの10箇所の平均値で示すものである。
【0022】計測は、小片シート(幅方向長さ200mm
×流れ方向長さ50mm)を焼結金属でできた平滑な定盤
を上面に有するチャンバーの上に載せ、真空吸引しシー
ト片面を定盤に密着させ、定盤に付随した状態にあるロ
ーラー(外径22mm、幅7mm)式厚みゲージを上記小片
シートの両端25mmを除く150mm幅方向に走行させ、
最小読みとり0.01mm単位で厚みを連続して測定記録
したものである。そしてこの測定記録した厚みデーター
曲線上で山から次の谷・その谷から次の山にと分割し、
夫々分割区分ごとに山と谷部の厚み差(△T:mm)及び
そのスパン長(L:mm)を読みとり次式で算出した最大
値を採用する。
×流れ方向長さ50mm)を焼結金属でできた平滑な定盤
を上面に有するチャンバーの上に載せ、真空吸引しシー
ト片面を定盤に密着させ、定盤に付随した状態にあるロ
ーラー(外径22mm、幅7mm)式厚みゲージを上記小片
シートの両端25mmを除く150mm幅方向に走行させ、
最小読みとり0.01mm単位で厚みを連続して測定記録
したものである。そしてこの測定記録した厚みデーター
曲線上で山から次の谷・その谷から次の山にと分割し、
夫々分割区分ごとに山と谷部の厚み差(△T:mm)及び
そのスパン長(L:mm)を読みとり次式で算出した最大
値を採用する。
【0023】
【数4】S=△T/L この操作を上記の10箇所にて繰り返し行ったものであ
る。を採用することによって、容易に達成することがで
きる。
る。を採用することによって、容易に達成することがで
きる。
【0024】以下本発明の内容を、発明の構成要件に添
って図面などを用いて詳述する。図1は本発明の無架橋
高発泡シート(実験No.1の本発明方法で得たもの)、
図2は比較品の無架橋高発泡シート(実験No.33の押
出発泡方法で得たもの)であり、いずれも発泡シートの
幅方向断面を拡大した局部の写生概念図である。
って図面などを用いて詳述する。図1は本発明の無架橋
高発泡シート(実験No.1の本発明方法で得たもの)、
図2は比較品の無架橋高発泡シート(実験No.33の押
出発泡方法で得たもの)であり、いずれも発泡シートの
幅方向断面を拡大した局部の写生概念図である。
【0025】図1,2の共通点は、これらはともにポリ
プロピレン系樹脂の同一組成を基材樹脂とする高発泡シ
ートである。この2種の発泡シートは独立気泡率が高く
(90%以上)、機械的強度、圧縮回復性に富むもので
あり、緩衝包装材としては実用上問題なく使用できるも
のである。
プロピレン系樹脂の同一組成を基材樹脂とする高発泡シ
ートである。この2種の発泡シートは独立気泡率が高く
(90%以上)、機械的強度、圧縮回復性に富むもので
あり、緩衝包装材としては実用上問題なく使用できるも
のである。
【0026】上記2種発泡シートの構造上の特徴を図
1,2の対比で見ると、本発明(図1)の発泡シート
は、幅方向の気泡径が揃ったもので比較的平滑な表面状
態を有しているのに比べて、比較品(図2)の発泡シー
トは、幅方向における表面付近の気泡径が小径の気泡
群、大径の気泡群という様にランダム配置されており、
且つ表面が波打っていて平滑性に欠ける状態であること
がよく分かる。この表面の平滑状態と幅方向における気
泡径の均一状態とを誘発させる原因はどちらも同じであ
り、発泡時の歪変化(外的な反応力)に対する局所的な
粘弾性変化による異常現象と推定される。
1,2の対比で見ると、本発明(図1)の発泡シート
は、幅方向の気泡径が揃ったもので比較的平滑な表面状
態を有しているのに比べて、比較品(図2)の発泡シー
トは、幅方向における表面付近の気泡径が小径の気泡
群、大径の気泡群という様にランダム配置されており、
且つ表面が波打っていて平滑性に欠ける状態であること
がよく分かる。この表面の平滑状態と幅方向における気
泡径の均一状態とを誘発させる原因はどちらも同じであ
り、発泡時の歪変化(外的な反応力)に対する局所的な
粘弾性変化による異常現象と推定される。
【0027】そこで従来の無架橋高発泡シート品と、こ
の構造上の違いが区分でき、かつ本発明の無架橋高発泡
シート品の特徴が表現できる構造を係数化しようと工夫
した。即ちそれは、本発明の無架橋高発泡シートの主要
要件であるところの、「表面平滑度(平S)が0.02
以下にある」という構造指標である。
の構造上の違いが区分でき、かつ本発明の無架橋高発泡
シート品の特徴が表現できる構造を係数化しようと工夫
した。即ちそれは、本発明の無架橋高発泡シートの主要
要件であるところの、「表面平滑度(平S)が0.02
以下にある」という構造指標である。
【0028】先ず、表面平滑度(平S)そのものの求め
方について説明する。図4は、該発泡シートの測定箇所
のサンプリング位置を表したもので、ある任意の幅方向
全長線:A1を流れ方向中心線とする任意の位置で幅方
向長さ200mm×流れ方向長さ50mmサイズの小片シー
ト:P1を、そしてA1線に対し流れ方向に100mm間
隔あるA2線を流れ方向中心線としてP1に対し幅方向
位置がランダムで幅方向長さ200mm×流れ方向長さ5
0mmサイズの小片シート:P2を、更に同様にしてP3
〜10をサンプリングすることを示す。
方について説明する。図4は、該発泡シートの測定箇所
のサンプリング位置を表したもので、ある任意の幅方向
全長線:A1を流れ方向中心線とする任意の位置で幅方
向長さ200mm×流れ方向長さ50mmサイズの小片シー
ト:P1を、そしてA1線に対し流れ方向に100mm間
隔あるA2線を流れ方向中心線としてP1に対し幅方向
位置がランダムで幅方向長さ200mm×流れ方向長さ5
0mmサイズの小片シート:P2を、更に同様にしてP3
〜10をサンプリングすることを示す。
【0029】そしてこの小片シート(幅方向長さ200
mm×流れ方向長さ50mm)を焼結金属でできた平滑な定
盤を上面に有するチャンバーの上に載せ、真空吸引しシ
ート片面を定盤に密着させ、定盤に付随した状態にある
ローラー(外径22mm、幅7mm)式厚みゲージを上記小
片シートの両端25mmを除く150mm幅方向に上記中心
線:Aシート表面上を走行させ、最小読みとり0.01
mm単位で厚みを連続して測定記録する。
mm×流れ方向長さ50mm)を焼結金属でできた平滑な定
盤を上面に有するチャンバーの上に載せ、真空吸引しシ
ート片面を定盤に密着させ、定盤に付随した状態にある
ローラー(外径22mm、幅7mm)式厚みゲージを上記小
片シートの両端25mmを除く150mm幅方向に上記中心
線:Aシート表面上を走行させ、最小読みとり0.01
mm単位で厚みを連続して測定記録する。
【0030】図5はこの測定記録した厚みデーター曲線
を表したもので、表面平滑度Sは、山から次の谷・その
谷から次の山にと分割し、夫々分割区分ごとに山と谷部
の厚み差(△T:mm)及びそのスパン長(L:mm)を読
みとり、次式で算出した最大値である。
を表したもので、表面平滑度Sは、山から次の谷・その
谷から次の山にと分割し、夫々分割区分ごとに山と谷部
の厚み差(△T:mm)及びそのスパン長(L:mm)を読
みとり、次式で算出した最大値である。
【0031】
【数5】S=△T/L そして表面平滑度(平S)は、上記10箇所にてこの操
作を繰り返し行ない、この10箇所の測定値Sの平均値
で示したものである。
作を繰り返し行ない、この10箇所の測定値Sの平均値
で示したものである。
【0032】この式が示す意義を説明すると、この要件
因子は発泡シートの偏肉度を数字化したものであり、表
面が如何程に平滑であるかを表した一つの構造指標であ
ると考えている。例えば、シート自体が波打っている物
は発泡シート幅方向の厚みムラがあり、S値は大きな数
値を示す。即ち、厚みが均一で、かつ表面が平滑な物が
本発明品であるということで、上記S値が小さく0(ゼ
ロ)に近似したものであることが、より望ましい表面構
造であるとしている。
因子は発泡シートの偏肉度を数字化したものであり、表
面が如何程に平滑であるかを表した一つの構造指標であ
ると考えている。例えば、シート自体が波打っている物
は発泡シート幅方向の厚みムラがあり、S値は大きな数
値を示す。即ち、厚みが均一で、かつ表面が平滑な物が
本発明品であるということで、上記S値が小さく0(ゼ
ロ)に近似したものであることが、より望ましい表面構
造であるとしている。
【0033】後記の第2表(実施例、比較例1に対応)
は、上記S値を指標として見た実用特性効果の関係を示
すものである。ここでは対比の関係を単純化する為に、
使用ポリマー組成は同一で、対象シートの見かけ密度、
全体厚みが同じ水準に揃える努力が払われている。
は、上記S値を指標として見た実用特性効果の関係を示
すものである。ここでは対比の関係を単純化する為に、
使用ポリマー組成は同一で、対象シートの見かけ密度、
全体厚みが同じ水準に揃える努力が払われている。
【0034】第2表の結果によると、表皮材との接着性
(外観及び接着強度)、打抜き加工性、熱真空成形性能
(加熱条件幅の広さ)、美粧性(発泡シート表面の光沢
及びくぼみの有無)のすべてを優れた水準に兼備させた
い観点からは、(平S)値は少なくとも0.02以下の
値であることの意味が実証されている。
(外観及び接着強度)、打抜き加工性、熱真空成形性能
(加熱条件幅の広さ)、美粧性(発泡シート表面の光沢
及びくぼみの有無)のすべてを優れた水準に兼備させた
い観点からは、(平S)値は少なくとも0.02以下の
値であることの意味が実証されている。
【0035】本発明の無架橋発泡シートの次の主要要
件、即ち「該無架橋高発泡シートの示差走査熱量測定に
よって得られる第2回目のDSC曲線」に、「(1)少
なくとも2つ以上の吸熱ピークを、(2)140〜16
5℃の温度範囲に示し、(3)該低温側吸熱ピークの頂
点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度との差が5
℃以上」である要件部分の重要性は、深絞り成形性の向
上効果及び耐熱性を発揮させるためのものである。この
要件は、上述した表面平滑度(平S)が充足され、成形
加熱条件幅の広さが満たされていることが必要で、この
ところの関係は第3表に示されている。
件、即ち「該無架橋高発泡シートの示差走査熱量測定に
よって得られる第2回目のDSC曲線」に、「(1)少
なくとも2つ以上の吸熱ピークを、(2)140〜16
5℃の温度範囲に示し、(3)該低温側吸熱ピークの頂
点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度との差が5
℃以上」である要件部分の重要性は、深絞り成形性の向
上効果及び耐熱性を発揮させるためのものである。この
要件は、上述した表面平滑度(平S)が充足され、成形
加熱条件幅の広さが満たされていることが必要で、この
ところの関係は第3表に示されている。
【0036】先ず示差走査熱量測定によって得られる第
2回目のDSC曲線が示す意味について説明すると、こ
の要件因子は本発明者等が究明した一つのポリマー構造
特性であると考えている。図3は代表的な第2回目のD
SC曲線を表したもので、図中Iの曲線は本発明の無架
橋高発泡シート(実験No.1の本発明の方法で得た発泡
シート)、図中IIの曲線は比較品の無架橋高発泡シート
(実験No.15で得たランダム共重合プロピレン樹脂発
泡シート)そして図中III の曲線は同じく比較品の無架
橋高発泡シート(実験No.19で得たブロック共重合プ
ロピレン樹脂発泡シート)を測定して得た第2回目のD
SC曲線結果である。
2回目のDSC曲線が示す意味について説明すると、こ
の要件因子は本発明者等が究明した一つのポリマー構造
特性であると考えている。図3は代表的な第2回目のD
SC曲線を表したもので、図中Iの曲線は本発明の無架
橋高発泡シート(実験No.1の本発明の方法で得た発泡
シート)、図中IIの曲線は比較品の無架橋高発泡シート
(実験No.15で得たランダム共重合プロピレン樹脂発
泡シート)そして図中III の曲線は同じく比較品の無架
橋高発泡シート(実験No.19で得たブロック共重合プ
ロピレン樹脂発泡シート)を測定して得た第2回目のD
SC曲線結果である。
【0037】本発明者等は、対象とする無架橋高発泡シ
ートの熱成形性能に関する研究を重ねた結果、上記DS
C融解特性が熱成形性に大きく依存することに気が付
き、完成に漕ぎ付けたものである。即ち図3のIII の様
に狭い温度範囲の融解挙動を示すものにおいては、成形
可能温度が点でしかなく工業的に成形加工することが不
可能なこと、そして図3のIIの様に融解する温度幅が広
くなだらかな融解挙動を示すものにおいては、成形可能
な温度範囲をとることができるものの、まだ粘弾性の温
度依存性が大きく深絞り成形することができないことで
ある。
ートの熱成形性能に関する研究を重ねた結果、上記DS
C融解特性が熱成形性に大きく依存することに気が付
き、完成に漕ぎ付けたものである。即ち図3のIII の様
に狭い温度範囲の融解挙動を示すものにおいては、成形
可能温度が点でしかなく工業的に成形加工することが不
可能なこと、そして図3のIIの様に融解する温度幅が広
くなだらかな融解挙動を示すものにおいては、成形可能
な温度範囲をとることができるものの、まだ粘弾性の温
度依存性が大きく深絞り成形することができないことで
ある。
【0038】これらの現象から、優れた深絞り成形性を
示す無架橋高発泡シートのDSC融解特性の出現に観点
を絞り、種々のプロピレン系樹脂そしてその混合組合わ
せ樹脂について発泡試作し、DSC測定及び熱成形性評
価を繰り返し行い完成させたものである。その要件因子
は、上記の(1)少なくとも2つ以上の吸熱ピークと
(3)該低温側吸熱ピークの頂点の温度と該高温側吸熱
ピークの頂点の温度との差が5℃以上にあることであ
り、本発明の代表的DSC曲線として、図3中のI曲線
(2つの吸熱ピーク温度(151℃、160℃)と△T
(9℃))を提示する。
示す無架橋高発泡シートのDSC融解特性の出現に観点
を絞り、種々のプロピレン系樹脂そしてその混合組合わ
せ樹脂について発泡試作し、DSC測定及び熱成形性評
価を繰り返し行い完成させたものである。その要件因子
は、上記の(1)少なくとも2つ以上の吸熱ピークと
(3)該低温側吸熱ピークの頂点の温度と該高温側吸熱
ピークの頂点の温度との差が5℃以上にあることであ
り、本発明の代表的DSC曲線として、図3中のI曲線
(2つの吸熱ピーク温度(151℃、160℃)と△T
(9℃))を提示する。
【0039】ここで第2回目のDSC曲線、即ち「発泡
シート3〜5mgを示差走査熱量計によって室温から20
0℃まで10℃/分の昇温速度で昇温した時に得られる
曲線を第1回目のDSC曲線とし、次いで200℃から
5℃/分の降温速度で40℃まで降温し、再度10℃/
分の昇温速度で200℃まで昇温した時に得られる曲
線」を採用した理由について説明すると、第1回目のD
SC曲線には発泡時の熱処理作用(加熱昇温速度、発泡
温度、降温速度)が少なからず表れ、しかもこれは発泡
シートの厚み方向に融解特性の違いを持ったものである
為になかなか熱成形性能と相関がとれなくデータ把握で
きないという問題が起きた。後述の如く、深絞り熱成形
性能と第2回目のDSC曲線特性とは相関あり、そこで
真の融解特性を示す第2回目のDSC曲線を採用したも
のである。
シート3〜5mgを示差走査熱量計によって室温から20
0℃まで10℃/分の昇温速度で昇温した時に得られる
曲線を第1回目のDSC曲線とし、次いで200℃から
5℃/分の降温速度で40℃まで降温し、再度10℃/
分の昇温速度で200℃まで昇温した時に得られる曲
線」を採用した理由について説明すると、第1回目のD
SC曲線には発泡時の熱処理作用(加熱昇温速度、発泡
温度、降温速度)が少なからず表れ、しかもこれは発泡
シートの厚み方向に融解特性の違いを持ったものである
為になかなか熱成形性能と相関がとれなくデータ把握で
きないという問題が起きた。後述の如く、深絞り熱成形
性能と第2回目のDSC曲線特性とは相関あり、そこで
真の融解特性を示す第2回目のDSC曲線を採用したも
のである。
【0040】第3表(実施例、比較例2に対応)は、無
架橋高発泡シートの第2回目のDSC曲線、即ちポリマ
ー融解特性を指標として見た熱成形性能向上効果及び耐
熱性の関係を示すものである。ここでは対比の関係を単
純化する為に、対象シートの表面平滑度(平S)、見か
け密度、全体厚みが同じ水準に揃える努力が払われてい
る。
架橋高発泡シートの第2回目のDSC曲線、即ちポリマ
ー融解特性を指標として見た熱成形性能向上効果及び耐
熱性の関係を示すものである。ここでは対比の関係を単
純化する為に、対象シートの表面平滑度(平S)、見か
け密度、全体厚みが同じ水準に揃える努力が払われてい
る。
【0041】第3表の結果によると、自動車成形天井材
などの複雑な熱真空成形に要求されるところの深絞り性
を付加する観点からは、無架橋高発泡シートの示差走査
熱量測定によって得られる第2回目のDSC曲線におい
て、少なくとも2つ以上の吸熱ピークと、該低温側吸熱
ピークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度
との差が5℃以上にあることの意味が実証されている。
そして耐熱寸法安定性を兼備させる観点からは、該吸熱
ピークが140〜165℃の温度範囲にあることの意味
が実証されている。
などの複雑な熱真空成形に要求されるところの深絞り性
を付加する観点からは、無架橋高発泡シートの示差走査
熱量測定によって得られる第2回目のDSC曲線におい
て、少なくとも2つ以上の吸熱ピークと、該低温側吸熱
ピークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度
との差が5℃以上にあることの意味が実証されている。
そして耐熱寸法安定性を兼備させる観点からは、該吸熱
ピークが140〜165℃の温度範囲にあることの意味
が実証されている。
【0042】本発明における無架橋高発泡シートの気泡
径について特に制限はないが、断熱性、美粧性を確保す
る上で2mm以下が望ましく、更には0.5mm以下が好ま
しい。
径について特に制限はないが、断熱性、美粧性を確保す
る上で2mm以下が望ましく、更には0.5mm以下が好ま
しい。
【0043】次に本発明の無架橋高発泡シートの製造方
法について説明する。本発明の製造方法の主要点は、
(イ)示差走査熱量測定(昇温速度10℃/分)による
吸熱ピークを135〜150℃に有する炭素数2〜20
のα−オレフィンとのランダム共重合ポリプロピレン樹
脂(A)55〜95重量%と、吸熱ピークが該ランダム
共重合体より10℃以上高いポリプロピレン単独重合
体、エチレンとのブロック共重合ポリプロピレン樹脂、
炭素数2〜20のα−オレフィンとのランダム共重合ポ
リプロピレン樹脂の中の1つ以上の組合わせ樹脂(B)
5〜45重量%とからなる混合樹脂を用いること、
(ロ)上記(イ)の樹脂を押出機に通して溶解混練後シ
ート状に押出成形し、該素シートに揮発性発泡剤または
無機ガスを含浸すること、(ハ)そして上記樹脂(B)
の融点より低い温度のスチームにより0.2〜1.0倍
/秒の発泡速度で発泡せしめること、を採用することで
ある。
法について説明する。本発明の製造方法の主要点は、
(イ)示差走査熱量測定(昇温速度10℃/分)による
吸熱ピークを135〜150℃に有する炭素数2〜20
のα−オレフィンとのランダム共重合ポリプロピレン樹
脂(A)55〜95重量%と、吸熱ピークが該ランダム
共重合体より10℃以上高いポリプロピレン単独重合
体、エチレンとのブロック共重合ポリプロピレン樹脂、
炭素数2〜20のα−オレフィンとのランダム共重合ポ
リプロピレン樹脂の中の1つ以上の組合わせ樹脂(B)
5〜45重量%とからなる混合樹脂を用いること、
(ロ)上記(イ)の樹脂を押出機に通して溶解混練後シ
ート状に押出成形し、該素シートに揮発性発泡剤または
無機ガスを含浸すること、(ハ)そして上記樹脂(B)
の融点より低い温度のスチームにより0.2〜1.0倍
/秒の発泡速度で発泡せしめること、を採用することで
ある。
【0044】先ず上記主要点(イ)の必要性は、前述の
「無架橋高発泡シートの示差走査熱量測定によって得ら
れる第2回目のDSC曲線に、少なくとも2つ以上の吸
熱ピークを140〜165℃の温度範囲に示し、該低温
側吸熱ピークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点
の温度との差が5℃以上」である要部部分を持つ本発明
の無架橋高発泡シートを出現させることにある。このと
ころの関係は、第3表に示されてる。
「無架橋高発泡シートの示差走査熱量測定によって得ら
れる第2回目のDSC曲線に、少なくとも2つ以上の吸
熱ピークを140〜165℃の温度範囲に示し、該低温
側吸熱ピークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点
の温度との差が5℃以上」である要部部分を持つ本発明
の無架橋高発泡シートを出現させることにある。このと
ころの関係は、第3表に示されてる。
【0045】第3表(実施例、比較例2に対応)による
と、少なくとも2つ以上の吸熱ピークを示し、該低温
側吸熱ピークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点
の温度との差が5℃以上にある無架橋高発泡シートを出
現するには、実験No.8(上記A樹脂の吸熱ピーク13
8℃と上記B樹脂の吸熱ピーク148℃の混合、温度差
10℃)と実験No.20(上記A樹脂の吸熱ピーク14
0℃と上記B樹脂の吸熱ピーク148℃の混合、温度差
8℃)との結果対比にて、上記A樹脂の吸熱ピーク温度
に対しB樹脂の吸熱ピーク温度が10℃以上高いことの
意味が実証され、そしてB樹脂は、A樹脂の吸熱ピー
ク温度に対し10℃以上高い吸熱ピークを持つ樹脂(ポ
リプロピレン単独重合体、エチレンとのブロック共重合
ポリプロピレン樹脂、炭素数2〜20のα−オレフィン
とのランダム共重合ポリプロピレン樹脂)の中の1つ以
上の組合わせ樹脂を用いても良いことが、実験No.8〜
14の結果が実証しており、更に実験No.1,6,
7,15,16,17,18,19(吸熱ピーク140
℃の上記A樹脂と吸熱ピーク163℃の上記B樹脂の温
度差23℃の2種類の樹脂を用いて、混合比率を変えて
の実験)の結果から、上記A樹脂55〜95重量%と上
記B樹脂5〜45重量%とからなる混合樹脂を用いるこ
との意味が実証されている。逆にこの結果は、本発明に
用いた混合樹脂は夫々単独時の固有の吸熱ピークを表す
のでなく、混合融解相溶して互いに共有した結晶を作
り、混合比率によって変わるところの独自の結晶形態を
とることを示唆している。
と、少なくとも2つ以上の吸熱ピークを示し、該低温
側吸熱ピークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点
の温度との差が5℃以上にある無架橋高発泡シートを出
現するには、実験No.8(上記A樹脂の吸熱ピーク13
8℃と上記B樹脂の吸熱ピーク148℃の混合、温度差
10℃)と実験No.20(上記A樹脂の吸熱ピーク14
0℃と上記B樹脂の吸熱ピーク148℃の混合、温度差
8℃)との結果対比にて、上記A樹脂の吸熱ピーク温度
に対しB樹脂の吸熱ピーク温度が10℃以上高いことの
意味が実証され、そしてB樹脂は、A樹脂の吸熱ピー
ク温度に対し10℃以上高い吸熱ピークを持つ樹脂(ポ
リプロピレン単独重合体、エチレンとのブロック共重合
ポリプロピレン樹脂、炭素数2〜20のα−オレフィン
とのランダム共重合ポリプロピレン樹脂)の中の1つ以
上の組合わせ樹脂を用いても良いことが、実験No.8〜
14の結果が実証しており、更に実験No.1,6,
7,15,16,17,18,19(吸熱ピーク140
℃の上記A樹脂と吸熱ピーク163℃の上記B樹脂の温
度差23℃の2種類の樹脂を用いて、混合比率を変えて
の実験)の結果から、上記A樹脂55〜95重量%と上
記B樹脂5〜45重量%とからなる混合樹脂を用いるこ
との意味が実証されている。逆にこの結果は、本発明に
用いた混合樹脂は夫々単独時の固有の吸熱ピークを表す
のでなく、混合融解相溶して互いに共有した結晶を作
り、混合比率によって変わるところの独自の結晶形態を
とることを示唆している。
【0046】また第3表(実施例、比較例2に対応)に
よると、2つ以上の吸熱ピークを140〜165℃の温
度範囲にある無架橋高発泡シートを出現するには、実験
No.11(上記A樹脂の吸熱ピーク137℃と上記B樹
脂の吸熱ピーク163℃の混合)と実験No.21(上記
A樹脂の吸熱ピーク131℃と上記B樹脂の吸熱ピーク
163℃の混合)との、しかもどちらもランダム共重合
ポリプロピレン樹脂(A樹脂)90重量%の厳しい混合
比での対比にて、135℃以上の吸熱ピークを有するラ
ンダム共重合ポリプロピレン樹脂を用いることの意味が
実証されている。
よると、2つ以上の吸熱ピークを140〜165℃の温
度範囲にある無架橋高発泡シートを出現するには、実験
No.11(上記A樹脂の吸熱ピーク137℃と上記B樹
脂の吸熱ピーク163℃の混合)と実験No.21(上記
A樹脂の吸熱ピーク131℃と上記B樹脂の吸熱ピーク
163℃の混合)との、しかもどちらもランダム共重合
ポリプロピレン樹脂(A樹脂)90重量%の厳しい混合
比での対比にて、135℃以上の吸熱ピークを有するラ
ンダム共重合ポリプロピレン樹脂を用いることの意味が
実証されている。
【0047】また上記主要点(イ)の必要性は、独立気
泡率の高い(90%以上)ところの無架橋高発泡シート
を得ることである。このところの関係は、第4表に示し
てある。
泡率の高い(90%以上)ところの無架橋高発泡シート
を得ることである。このところの関係は、第4表に示し
てある。
【0048】第4表(実施例、比較例3に対応)は、後
述する「無架橋発泡シートの気泡内に空気を追添し、気
泡内の圧力が高い状態で加熱して高発泡化せしめる方
法」にて評価したものである。詳しくは、実施例、比較
例2の実験No.1,6,7,16,17,18にて得た
見かけ密度0.060g/cm3 の無架橋発泡シートを用
いて、この夫々を発泡比が約1.8倍になるように空気
追添量を調整した後加熱発泡し、見かけ密度0.033
g/cm3 の無架橋発泡シートを得ようとした評価であ
る。
述する「無架橋発泡シートの気泡内に空気を追添し、気
泡内の圧力が高い状態で加熱して高発泡化せしめる方
法」にて評価したものである。詳しくは、実施例、比較
例2の実験No.1,6,7,16,17,18にて得た
見かけ密度0.060g/cm3 の無架橋発泡シートを用
いて、この夫々を発泡比が約1.8倍になるように空気
追添量を調整した後加熱発泡し、見かけ密度0.033
g/cm3 の無架橋発泡シートを得ようとした評価であ
る。
【0049】この第4表の結果は、上記主要点(イ)を
外れた樹脂組成は(実験No.2,5,28,27に対
応)においては、目標とする見かけ密度まで高発泡せ
ず、しかも独立気泡率が目標レベル(90%以上)に達
せずそして圧縮回復性に劣る発泡シートしか得られない
ことを示している。即ち独立気泡率の高い(90%以
上)ところの無架橋高発泡シートを得るには、上記主要
点(イ)の樹脂組成(樹脂混合比:上記A/B=95/
5〜55/45)が必要であることが実証されている。
更には第5表(実施例、比較例4に対応)の実験No.2
9にて、上記主要点(イ)の樹脂組成で見かけ密度0.
020g/cm3 の無架橋高発泡シートが得られることが
実証されている。
外れた樹脂組成は(実験No.2,5,28,27に対
応)においては、目標とする見かけ密度まで高発泡せ
ず、しかも独立気泡率が目標レベル(90%以上)に達
せずそして圧縮回復性に劣る発泡シートしか得られない
ことを示している。即ち独立気泡率の高い(90%以
上)ところの無架橋高発泡シートを得るには、上記主要
点(イ)の樹脂組成(樹脂混合比:上記A/B=95/
5〜55/45)が必要であることが実証されている。
更には第5表(実施例、比較例4に対応)の実験No.2
9にて、上記主要点(イ)の樹脂組成で見かけ密度0.
020g/cm3 の無架橋高発泡シートが得られることが
実証されている。
【0050】上述の結果をまとめると、上記主要点
(イ)の樹脂組成を用いることは、前述の無架橋高発泡
シートの深絞り成形性の向上効果、及び後述する「表面
平滑な無架橋高発泡シートを産むところの上記主要点
(ロ),(ハ)の発泡方法」に最適な組成となり高発泡
性を発揮するということである。
(イ)の樹脂組成を用いることは、前述の無架橋高発泡
シートの深絞り成形性の向上効果、及び後述する「表面
平滑な無架橋高発泡シートを産むところの上記主要点
(ロ),(ハ)の発泡方法」に最適な組成となり高発泡
性を発揮するということである。
【0051】例えば前記の特開昭62−192430公
報の、押出発泡法で無架橋高発泡シートを得る方法(但
し、熱成形性に関しては記載なし)は温度変化的に融液
状態からの降温発泡であり、熱成形する場合の常温から
結晶融解直前までの昇温加熱とは粘弾性挙動を異にする
為に高発泡性と深絞り熱成形性とを満足させた樹脂組成
とならない。これに対し、後述する上記主要点(ロ),
(ハ)の本発明の発泡方法は熱成形する場合と同じの昇
温加熱であることより、高発泡性と深絞り熱成形性の両
者を満足させる樹脂組成、即ち上記主要点(イ)の樹脂
組成が選出できるものと推察している。
報の、押出発泡法で無架橋高発泡シートを得る方法(但
し、熱成形性に関しては記載なし)は温度変化的に融液
状態からの降温発泡であり、熱成形する場合の常温から
結晶融解直前までの昇温加熱とは粘弾性挙動を異にする
為に高発泡性と深絞り熱成形性とを満足させた樹脂組成
とならない。これに対し、後述する上記主要点(ロ),
(ハ)の本発明の発泡方法は熱成形する場合と同じの昇
温加熱であることより、高発泡性と深絞り熱成形性の両
者を満足させる樹脂組成、即ち上記主要点(イ)の樹脂
組成が選出できるものと推察している。
【0052】本発明で用いる示差走査熱量測定(昇温速
度10℃/分)による吸熱ピークを135〜150℃に
有する炭素数2〜20のα−オレフィンとのランダム共
重合ポリプロピレン樹脂(A)としては、エチレン−プ
ロピレンランダム共重合体或いはエチレン−プロピレン
−ブテンランダム共重合体がよく知られている。炭素数
2〜20のα−オレフィンの含有量は吸熱ピークが13
5〜150℃の範囲内にあればよく、特に指定はしな
い。MFR40g/10分以下であればよいが、発泡性
能の観点からは0.3〜15g/10分の範囲が好まし
い。
度10℃/分)による吸熱ピークを135〜150℃に
有する炭素数2〜20のα−オレフィンとのランダム共
重合ポリプロピレン樹脂(A)としては、エチレン−プ
ロピレンランダム共重合体或いはエチレン−プロピレン
−ブテンランダム共重合体がよく知られている。炭素数
2〜20のα−オレフィンの含有量は吸熱ピークが13
5〜150℃の範囲内にあればよく、特に指定はしな
い。MFR40g/10分以下であればよいが、発泡性
能の観点からは0.3〜15g/10分の範囲が好まし
い。
【0053】また、ポリプロピレン単独重合体、エチレ
ンとのブロック共重合ポリプロピレン樹脂、炭素数2〜
20のα−オレフィンとのランダム共重合ポリプロピレ
ン樹脂の中の1つ以上の組合わせ樹脂(B)としては、
吸熱ピークが該ランダム共重合体(A)より10℃以上
高い樹脂あればよい。発泡性能の観点からは、MFR1
0g/10分以下のものが好ましい。
ンとのブロック共重合ポリプロピレン樹脂、炭素数2〜
20のα−オレフィンとのランダム共重合ポリプロピレ
ン樹脂の中の1つ以上の組合わせ樹脂(B)としては、
吸熱ピークが該ランダム共重合体(A)より10℃以上
高い樹脂あればよい。発泡性能の観点からは、MFR1
0g/10分以下のものが好ましい。
【0054】上記(A)樹脂のMFRと上記(S)樹脂
MFRは、近似しているか上記(A)樹脂のMFRの方
が高い値にあることが好ましい。一方、他の樹脂例え
ば、ポリスチレン樹脂、低密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、線状低中密度ポリエ
チレンなどの20%以下の特性を悪化させない割合量
を、上記ポリプロピレン系樹脂と混合した樹脂組成であ
ってもよい。次に、上記主要点(イ)の樹脂組成の発泡
方法である主要点(ロ),(ハ)について説明する。
MFRは、近似しているか上記(A)樹脂のMFRの方
が高い値にあることが好ましい。一方、他の樹脂例え
ば、ポリスチレン樹脂、低密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、線状低中密度ポリエ
チレンなどの20%以下の特性を悪化させない割合量
を、上記ポリプロピレン系樹脂と混合した樹脂組成であ
ってもよい。次に、上記主要点(イ)の樹脂組成の発泡
方法である主要点(ロ),(ハ)について説明する。
【0055】まず主要点(ロ),(ハ)の必要性は、例
えば公知の押出発泡法(特開昭58−49730及び特
開昭62−192430公報に記載)と区分したもの
で、従来の無架橋高発泡シートにはない優れた特性を産
み出すところの新規な無架橋ポリプロピレン系樹脂シー
トの発泡方法にある。即ち上記の押出発泡法は、 発泡前後の温度変化にて融液状態からの降温発泡であ
ることから、上記樹脂(B)より吸熱ピーク温度(融
点)の低い上記樹脂(A)が主成分である本発明の混合
樹脂組成においての高発泡化には不向きであること、た
とえば深絞り熱成形性に優れた上記主要点(イ)の樹脂
組成にて独立気泡率の高い無架橋高発泡シートを得よう
とした場合、融点以下の発泡温度条件が必要となるこ
と、この発泡条件は逆に、ダイ内で結晶化してしまうな
ど不安定な発泡であり、表面割れがなく可撓性を有し品
位のある発泡シートが造れない。
えば公知の押出発泡法(特開昭58−49730及び特
開昭62−192430公報に記載)と区分したもの
で、従来の無架橋高発泡シートにはない優れた特性を産
み出すところの新規な無架橋ポリプロピレン系樹脂シー
トの発泡方法にある。即ち上記の押出発泡法は、 発泡前後の温度変化にて融液状態からの降温発泡であ
ることから、上記樹脂(B)より吸熱ピーク温度(融
点)の低い上記樹脂(A)が主成分である本発明の混合
樹脂組成においての高発泡化には不向きであること、た
とえば深絞り熱成形性に優れた上記主要点(イ)の樹脂
組成にて独立気泡率の高い無架橋高発泡シートを得よう
とした場合、融点以下の発泡温度条件が必要となるこ
と、この発泡条件は逆に、ダイ内で結晶化してしまうな
ど不安定な発泡であり、表面割れがなく可撓性を有し品
位のある発泡シートが造れない。
【0056】高温高圧状態で発泡剤を均質混合したあ
と融点近傍まで冷却し押出機先端に取り付けたダイより
大気中に押出し圧力差を利用して一瞬に高発泡させるこ
とから、発泡速度コントロールして発泡成形するのは極
めて難しいこと、その結果として本発明の無架橋高発泡
シートの如く表面平滑で美粧性のあるものは得られな
い、という問題点がある。
と融点近傍まで冷却し押出機先端に取り付けたダイより
大気中に押出し圧力差を利用して一瞬に高発泡させるこ
とから、発泡速度コントロールして発泡成形するのは極
めて難しいこと、その結果として本発明の無架橋高発泡
シートの如く表面平滑で美粧性のあるものは得られな
い、という問題点がある。
【0057】これに対して本発明の発泡方法である主要
点(ロ),(ハ)は、昇温加熱発泡であることより上記
(イ)樹脂組成の発泡方法に最適なものであり、発泡速
度コントロールし易いという利点がある。この発泡速度
コントロールという意味は、発泡という歪変化速度の制
御であり、歪変化速度を、これに対して反作用として働
く未発泡部の拘束力を充分に緩和できる速度に調整し、
表面平滑な発泡シートを成形しようということである。
点(ロ),(ハ)は、昇温加熱発泡であることより上記
(イ)樹脂組成の発泡方法に最適なものであり、発泡速
度コントロールし易いという利点がある。この発泡速度
コントロールという意味は、発泡という歪変化速度の制
御であり、歪変化速度を、これに対して反作用として働
く未発泡部の拘束力を充分に緩和できる速度に調整し、
表面平滑な発泡シートを成形しようということである。
【0058】この場合の発泡挙動は、加熱発泡時のゲル
粘度(使用ポリマー及び含有発泡剤の種類、量に依存す
る)と発泡剤ガス圧力(発泡剤の種類及び含有量に依存
する)との力の差の大小によって、そしてこれらに関係
するところの加熱条件(スチーム昇圧速度、保圧時間、
降圧速度)によって決まる。これらを数値表現すること
は困難であり、よって要するに0.02〜1.0倍/秒
の発泡速度を指標に上記調節条件を設定することであ
る。
粘度(使用ポリマー及び含有発泡剤の種類、量に依存す
る)と発泡剤ガス圧力(発泡剤の種類及び含有量に依存
する)との力の差の大小によって、そしてこれらに関係
するところの加熱条件(スチーム昇圧速度、保圧時間、
降圧速度)によって決まる。これらを数値表現すること
は困難であり、よって要するに0.02〜1.0倍/秒
の発泡速度を指標に上記調節条件を設定することであ
る。
【0059】実施例、比較例1によると、発泡速度が
0.2倍/秒未満になる発泡条件では、昇温加熱発泡中
でのシートから外界雰囲気への、発泡に寄与しない発泡
剤の拡散が多くなる為に発泡効率が低下し、目標倍率の
発泡シートが得られなかったり、発泡ムラのある発泡シ
ートであったりしてしまう。逆に、発泡速度が1.0倍
/秒を越える発泡条件では、この歪変化速度に対して反
作用として働く未発泡部の拘束力を充分に緩和できる速
度でない為に、表面平滑度(平S)値が0.02を越え
る発泡シートになってしまう。
0.2倍/秒未満になる発泡条件では、昇温加熱発泡中
でのシートから外界雰囲気への、発泡に寄与しない発泡
剤の拡散が多くなる為に発泡効率が低下し、目標倍率の
発泡シートが得られなかったり、発泡ムラのある発泡シ
ートであったりしてしまう。逆に、発泡速度が1.0倍
/秒を越える発泡条件では、この歪変化速度に対して反
作用として働く未発泡部の拘束力を充分に緩和できる速
度でない為に、表面平滑度(平S)値が0.02を越え
る発泡シートになってしまう。
【0060】上記の現象結果からみて、発泡速度を0.
2〜1.0倍/秒で発泡管理せしめることが好ましく、
しかも必須要件であることが分かる。到達発泡倍率は、
発泡剤含有量、加熱条件(スチーム昇圧速度、保圧及び
その時間、降圧速度)に左右するが、この時留意する点
は発泡温度(=スチーム保圧力)を少なからず上記樹脂
(B)の融点より低い温度に設定することである。この
必要性は、樹脂の流動を防ぎ、図1の如く良好な独立気
泡構造の無架橋高発泡シートを得る為にある。
2〜1.0倍/秒で発泡管理せしめることが好ましく、
しかも必須要件であることが分かる。到達発泡倍率は、
発泡剤含有量、加熱条件(スチーム昇圧速度、保圧及び
その時間、降圧速度)に左右するが、この時留意する点
は発泡温度(=スチーム保圧力)を少なからず上記樹脂
(B)の融点より低い温度に設定することである。この
必要性は、樹脂の流動を防ぎ、図1の如く良好な独立気
泡構造の無架橋高発泡シートを得る為にある。
【0061】また他の留意点として、混合樹脂を押出
機に通してシート状に押出成形する際、樹脂(A),
(B)がミクロ分散均一相容状態となるように十分に溶
融混練すること、そして徐冷状態でシート成形すること
である。この必要性は、発泡剤含浸発泡前素シートのポ
リマー構造をできるだけ均質にしておく為にある。該
素シートに揮発性発泡剤または無機ガスを含浸する際、
その含浸温度は少なからず樹脂(A)の熱変形温度以下
で含浸することである。この必要性は、シートの粘着及
び変形を防止する為にある。
機に通してシート状に押出成形する際、樹脂(A),
(B)がミクロ分散均一相容状態となるように十分に溶
融混練すること、そして徐冷状態でシート成形すること
である。この必要性は、発泡剤含浸発泡前素シートのポ
リマー構造をできるだけ均質にしておく為にある。該
素シートに揮発性発泡剤または無機ガスを含浸する際、
その含浸温度は少なからず樹脂(A)の熱変形温度以下
で含浸することである。この必要性は、シートの粘着及
び変形を防止する為にある。
【0062】以上述べた本発明の製造方法において、混
合樹脂を押出機に通してシート状に押出成形する際に、
化学発泡剤を樹脂と一緒に供給し押出微発泡して得た発
泡倍率1.5倍以下のシートを採用することも可能であ
る。また、該素シートに揮発性発泡剤または無機ガスを
含浸し発泡して得た高発泡シートの気泡内に、更に無機
ガスを追添して加熱発泡する多段逐次発泡を採用するこ
とも可能である。
合樹脂を押出機に通してシート状に押出成形する際に、
化学発泡剤を樹脂と一緒に供給し押出微発泡して得た発
泡倍率1.5倍以下のシートを採用することも可能であ
る。また、該素シートに揮発性発泡剤または無機ガスを
含浸し発泡して得た高発泡シートの気泡内に、更に無機
ガスを追添して加熱発泡する多段逐次発泡を採用するこ
とも可能である。
【0063】本発明で用いる揮発性発泡剤または無機ガ
スとしては、ポリプロピレン系樹脂の発泡に用いられる
通常の揮発性発泡剤または無機ガスを用いることができ
る。例えばプロパン、ブタン、ペンタンなどの脂肪族炭
化水素類;1,1,1,2−テトラフルオロエタン(F
−134a)、1,1−ジフルオロエタン(F−152
a)、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエタン(F
−125)などのオゾン破壊係数ODP=0であるフッ
素化炭化水素類の揮発性発泡剤や窒素、空気、炭酸ガス
などの無機ガスが挙げられる。その中でも、ガス透過速
度が小さく不燃性ガスであるF−134aは特に好まし
い発泡剤である。
スとしては、ポリプロピレン系樹脂の発泡に用いられる
通常の揮発性発泡剤または無機ガスを用いることができ
る。例えばプロパン、ブタン、ペンタンなどの脂肪族炭
化水素類;1,1,1,2−テトラフルオロエタン(F
−134a)、1,1−ジフルオロエタン(F−152
a)、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエタン(F
−125)などのオゾン破壊係数ODP=0であるフッ
素化炭化水素類の揮発性発泡剤や窒素、空気、炭酸ガス
などの無機ガスが挙げられる。その中でも、ガス透過速
度が小さく不燃性ガスであるF−134aは特に好まし
い発泡剤である。
【0064】上述した本発明の製造方法に基づけば、従
来の無架橋高発泡シートでは持っ1いなかった、表皮材
との接着性、打抜き加工性、美粧性、熱真空成形性能、
断熱性能、可撓性などに優れた(第7表記載の実験No.
1,22と32,33との対比参照)処の、「示差走査
熱量測定によって得られる第2回目のDSC曲線に、少
なくとも2つ以上の吸熱ピークを140〜165℃の温
度範囲に示し、該低温側吸熱ピークの頂点の温度と該高
温側吸熱ピークの頂点の温度との差が5℃以上であり、
且つ表面平滑度(平S)が0.02以下」の本発明の無
架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シートを作ることがで
きる。
来の無架橋高発泡シートでは持っ1いなかった、表皮材
との接着性、打抜き加工性、美粧性、熱真空成形性能、
断熱性能、可撓性などに優れた(第7表記載の実験No.
1,22と32,33との対比参照)処の、「示差走査
熱量測定によって得られる第2回目のDSC曲線に、少
なくとも2つ以上の吸熱ピークを140〜165℃の温
度範囲に示し、該低温側吸熱ピークの頂点の温度と該高
温側吸熱ピークの頂点の温度との差が5℃以上であり、
且つ表面平滑度(平S)が0.02以下」の本発明の無
架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シートを作ることがで
きる。
【0065】また本発明の無架橋ポリプロピレン系樹脂
高発泡シートは、廃棄物問題を持つ架橋高発泡シートの
代替シートとなりえることからも、有用性に富んだ極め
て優れたものであると言える。そしてこの製造方法は、
従来その実現が不可能とされていた表面平滑で美粧性を
持つところの、無架橋ポリプロピレン系樹脂シートの高
発泡化を達成しており、しかも架橋工程を省略し省資源
省エネルギーに貢献しており、その技術的意義は極めて
高いものである。
高発泡シートは、廃棄物問題を持つ架橋高発泡シートの
代替シートとなりえることからも、有用性に富んだ極め
て優れたものであると言える。そしてこの製造方法は、
従来その実現が不可能とされていた表面平滑で美粧性を
持つところの、無架橋ポリプロピレン系樹脂シートの高
発泡化を達成しており、しかも架橋工程を省略し省資源
省エネルギーに貢献しており、その技術的意義は極めて
高いものである。
【0066】評価方法: 1)見掛け密度(g/cc) 試験片から10×10cm角のサイズに正確に切り出し、
その重量と厚みを計測して、重量を体積で除した単位体
積当たりの重さで表した値である。 2)独立気泡率(%) ASTM−D2856に記載されているエアーピクノメ
ーター法(ベックマン製、モデル930)により測定し
た値である。(n=5の平均) 評価尺度
その重量と厚みを計測して、重量を体積で除した単位体
積当たりの重さで表した値である。 2)独立気泡率(%) ASTM−D2856に記載されているエアーピクノメ
ーター法(ベックマン製、モデル930)により測定し
た値である。(n=5の平均) 評価尺度
【0067】
【表1】
【0068】3)圧縮回復性 JIS K 6767に準じて、圧縮永久歪CS(%)
及び繰り返し圧縮永久歪RCS(%)を測定し、(C
S)×(RCS)の積値による評価したものである。 評価尺度
及び繰り返し圧縮永久歪RCS(%)を測定し、(C
S)×(RCS)の積値による評価したものである。 評価尺度
【0069】
【表2】
【0070】4)平均厚み(mm) 試験片の幅方向に約20mm間隔で、デジタル式ノギスを
用いて測定した平均の値である。
用いて測定した平均の値である。
【0071】5)表皮材との接着状態 試験片の片面に熱可塑性オレフィンエラストマー(三井
石油化学製、ミラストマー5030N)0.3mmt シー
トの表皮材を載せて、この表皮材面から200℃の加熱
ロールで加熱圧着(2mmt 圧縮)させて熱貼りし、得ら
れた積層品についてつぎの評価を行ったものである。 常温時の表面状態 2m2 面積の積層シート表面状態を目視して、幅10〜
50mmの帯状の筋及びしわの有無により評価する。 評価尺度
石油化学製、ミラストマー5030N)0.3mmt シー
トの表皮材を載せて、この表皮材面から200℃の加熱
ロールで加熱圧着(2mmt 圧縮)させて熱貼りし、得ら
れた積層品についてつぎの評価を行ったものである。 常温時の表面状態 2m2 面積の積層シート表面状態を目視して、幅10〜
50mmの帯状の筋及びしわの有無により評価する。 評価尺度
【0072】
【表3】
【0073】高温時の表面状態 この評価は、加熱により積層シート面に生じる表面肌荒
れの状況を目視して評価するもので、140±1℃、5
分間の熱風加熱前後の変化(ハガレ、フクレ)で示す。 評価尺度
れの状況を目視して評価するもので、140±1℃、5
分間の熱風加熱前後の変化(ハガレ、フクレ)で示す。 評価尺度
【0074】
【表4】
【0075】6)打抜き加工性(寸法精度) 試験片を厚み約40mmに積み重ね、刃高7mm、刃厚1.
2mm、直径15mmφの円形プレス刃の上に一番上のシー
ト表面が接するようにおき、油圧式のプレス機で瞬時に
85%圧縮し打抜き、各シート間に打抜き輪郭部の位置
ズレがなく寸法精度の良いことを評価する。 評価尺度
2mm、直径15mmφの円形プレス刃の上に一番上のシー
ト表面が接するようにおき、油圧式のプレス機で瞬時に
85%圧縮し打抜き、各シート間に打抜き輪郭部の位置
ズレがなく寸法精度の良いことを評価する。 評価尺度
【0076】
【表5】
【0077】7)美粧性 表面くぼみ 1m2 シートの表裏両面を目視して、そこに生じている
くぼみ(外面径が約3〜10mmのすり鉢型の凹部)の数
をかぞえ評価する。 評価尺度
くぼみ(外面径が約3〜10mmのすり鉢型の凹部)の数
をかぞえ評価する。 評価尺度
【0078】
【表6】
【0079】表面光沢性 試験片の表皮部表面を日本電気工業製、Gloss M
ecer VC−10型に装着し、照射角度を45°に
調整し、その反射率を測定し以下の基準に従って評価す
る。 評価尺度
ecer VC−10型に装着し、照射角度を45°に
調整し、その反射率を測定し以下の基準に従って評価す
る。 評価尺度
【0080】
【表7】
【0081】8)熱真空成形性能 加熱条件幅 上下20cmの間隔で面積250mm×250mmに5.4kW
のインフランスタインヒーターを上下両面に設けた真空
成形機(イーリッヒ(株)製)を用いて、開口部の縦1
50mm、横80mm、底部の縦120mm、横60mm、深さ
30mmの角状型の成形を行い、しわ、偏肉、表面肌荒れ
の現象が全く見られない品質の成形品であることを前提
に、各試験片において成形可能な加熱時間の長さによっ
て評価する。 評価尺度
のインフランスタインヒーターを上下両面に設けた真空
成形機(イーリッヒ(株)製)を用いて、開口部の縦1
50mm、横80mm、底部の縦120mm、横60mm、深さ
30mmの角状型の成形を行い、しわ、偏肉、表面肌荒れ
の現象が全く見られない品質の成形品であることを前提
に、各試験片において成形可能な加熱時間の長さによっ
て評価する。 評価尺度
【0082】
【表8】
【0083】深絞り性 前記の真空成形機を用いて、開口部150mm角、抜き勾
配6°、底コーナーR2.5の任意に深さ調節可能な金
型を使用して、成形可能な絞り比を評価した。絞り比は
次式によって与えられる。
配6°、底コーナーR2.5の任意に深さ調節可能な金
型を使用して、成形可能な絞り比を評価した。絞り比は
次式によって与えられる。
【0084】
【数6】Q−H/W Q:絞り比 H:成形品の深さ(mm) W:成形品の開口部長さ100mm 良否の判定は成形によって、成形品表面にひび割れ、表
面荒れが全くない場合で、かつ成形金型の凹部の内寸法
(a)と成形品の外寸法(b)との比(a/b)が0.
95以上の場合を成形可能範囲とした。 評価尺度
面荒れが全くない場合で、かつ成形金型の凹部の内寸法
(a)と成形品の外寸法(b)との比(a/b)が0.
95以上の場合を成形可能範囲とした。 評価尺度
【0085】
【表9】
【0086】9)耐熱性 JIS−K−6767に規定されている測定法に準じ
て、熱処理による縦、横及び厚さ方向のそれぞれの熱収
縮率をもって示した。具体的には、測定用試験片に縦、
横各10cmの正方形の印を付けて、厚さを測定した後、
120℃×22時間熱風オーブン中で熱処理する。室温
に冷却した後、縦、横及び厚さの寸法を測定し、この熱
処理による寸法変化(熱収縮率)の大きさにより次の評
価をする。 評価尺度
て、熱処理による縦、横及び厚さ方向のそれぞれの熱収
縮率をもって示した。具体的には、測定用試験片に縦、
横各10cmの正方形の印を付けて、厚さを測定した後、
120℃×22時間熱風オーブン中で熱処理する。室温
に冷却した後、縦、横及び厚さの寸法を測定し、この熱
処理による寸法変化(熱収縮率)の大きさにより次の評
価をする。 評価尺度
【0087】
【表10】
【0088】10)総合評価 評価結果を総合するものとして、次の尺度の評価をす
る。 評価尺度
る。 評価尺度
【0089】
【表11】
【0090】11)断熱性能(熱伝導率) ASTM−C−518に準拠し、kcal/m.hr.℃の単
位でかつ0℃の値で評価したものである。 評価尺度
位でかつ0℃の値で評価したものである。 評価尺度
【0091】
【表12】
【0092】12)可撓性 試験片を180°折り曲げた後の表面状態を目視して、
表面割れの有無により評価する。 評価尺度
表面割れの有無により評価する。 評価尺度
【0093】
【表13】
【0094】13)成形天井基材としての適応試験 発泡シートの片面に熱可塑性オレフィンエラストマ(三
井石油化学製、ミラストマー5030N)0.3mmt シ
ートの表皮材を加熱圧着(2mmt 圧縮)させて熱貼り
し、得られた積層品を使って次の評価を行ったものであ
る。
井石油化学製、ミラストマー5030N)0.3mmt シ
ートの表皮材を加熱圧着(2mmt 圧縮)させて熱貼り
し、得られた積層品を使って次の評価を行ったものであ
る。
【0095】実用耐熱性 上記積層品(長さ500mm、幅50mm)の発泡シートを
上向きにして、スパン長400mmの支持枠上におき、1
20℃±1℃に保たれた熱風循環恒温槽内で24時間加
熱し、室温放冷後、試験片の中央部の垂れ下がり量Lmm
を測定し、垂れ下がり率=(L/400)×100を求
める。 評価尺度
上向きにして、スパン長400mmの支持枠上におき、1
20℃±1℃に保たれた熱風循環恒温槽内で24時間加
熱し、室温放冷後、試験片の中央部の垂れ下がり量Lmm
を測定し、垂れ下がり率=(L/400)×100を求
める。 評価尺度
【0096】
【表14】
【0097】熱成形性 1ショットの成形面積の広い大型真空成形機を用いて、
長さ800mm、幅600mmの開口部で60Rのコーナー
曲率で、中央部に口径50mmφ高さ40mmの凸部を持つ
深さ80mmの複雑形状の平型で、成形品の凸面に発泡シ
ートが出るようにして真空成形し、成形品の表面状態
(しわ、表面の荒れ)を目視にて評価する。 評価尺度
長さ800mm、幅600mmの開口部で60Rのコーナー
曲率で、中央部に口径50mmφ高さ40mmの凸部を持つ
深さ80mmの複雑形状の平型で、成形品の凸面に発泡シ
ートが出るようにして真空成形し、成形品の表面状態
(しわ、表面の荒れ)を目視にて評価する。 評価尺度
【0098】
【表15】
【0099】14)リペレット性 試験片を粉砕後、ベント付き押出機(40mmφ,L/D
=32)に投入し溶融脱泡させて、ダイスよりストラン
ド状(約2mmφ)に連続に押出し、水冷しペレタイザー
に通してペレットを得た。この時、安定してストランド
が引けるかどうかにて評価した。 評価尺度
=32)に投入し溶融脱泡させて、ダイスよりストラン
ド状(約2mmφ)に連続に押出し、水冷しペレタイザー
に通してペレットを得た。この時、安定してストランド
が引けるかどうかにて評価した。 評価尺度
【0100】
【表16】
【0101】
【実施例】以下本発明の内容を実施例を用いて詳述す
る。 実施例1、比較例1 この実験は、本発明でいう構造指標、即ち無架橋高発泡
シートが示す表面平滑度Sをシート品位、二次加工時の
管理指標として観ることの意義を示すためのものであ
る。換言すれば、本発明の方法条件で得た構造指標、表
面平滑度Sが満たされてなければシート品位及び二次加
工性能は発揮されるものでない事実の実証である。
る。 実施例1、比較例1 この実験は、本発明でいう構造指標、即ち無架橋高発泡
シートが示す表面平滑度Sをシート品位、二次加工時の
管理指標として観ることの意義を示すためのものであ
る。換言すれば、本発明の方法条件で得た構造指標、表
面平滑度Sが満たされてなければシート品位及び二次加
工性能は発揮されるものでない事実の実証である。
【0102】エチレン−プロピレン−ブテンランダム共
重合体(第1表A樹脂)75重量%とエチレン−プロピ
レンブロック共重合体(第1表F樹脂)25重量%との
混合物を口径65mmの二軸押出機で溶融混練りし、この
押出機に連結しているコートハンガータイプのTダイか
ら押出し、次いでポリシングロールに通して表面平滑な
1.2mmt の発泡剤含浸発泡用素シートとした。
重合体(第1表A樹脂)75重量%とエチレン−プロピ
レンブロック共重合体(第1表F樹脂)25重量%との
混合物を口径65mmの二軸押出機で溶融混練りし、この
押出機に連結しているコートハンガータイプのTダイか
ら押出し、次いでポリシングロールに通して表面平滑な
1.2mmt の発泡剤含浸発泡用素シートとした。
【0103】この長尺の素シートを耐圧容器内に収容
し、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(F−18
4a)液を注入し、圧力28.4kg/cm2 G、温度85
℃の条件下で2時間かけて該素シート中にF−134a
を含浸した。そして容器内を常温まで冷却した後容器内
から大気中に取り出し、取り出し後1分経過時、30分
経過時のF−134a含浸量を測定したところガス逃げ
はなくいずれも3.7重量%であった。
し、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(F−18
4a)液を注入し、圧力28.4kg/cm2 G、温度85
℃の条件下で2時間かけて該素シート中にF−134a
を含浸した。そして容器内を常温まで冷却した後容器内
から大気中に取り出し、取り出し後1分経過時、30分
経過時のF−134a含浸量を測定したところガス逃げ
はなくいずれも3.7重量%であった。
【0104】次に含浸後直ちに、この長尺の発泡性樹脂
シートを連続発泡装置(シート走行方向にスチーム昇・
降圧制御できる加熱トンネル)に供給して、予熱ゾー
ン;スチーム圧2.0kg/cm2 G(137℃)、シート
走行滞流時間5秒間、昇温加熱発泡開始ゾーン;スチ
ーム圧2.0kg/cm2 G(137℃)から3.4kg/cm
2 G(147℃)にほぼ直線的な勾配圧、シート走行滞
流時間22秒間(スチーム加熱昇圧速度0.064kg/
cm2 G・秒)、発泡ゾーン;スチーム圧3.4kg/cm
2 G(147℃)、シート走行滞流時間18秒間、降
温冷却ゾーン;スチーム圧3.4kg/cm2 G(147
℃)から0.2kg/cm2 G(105℃)にほぼ直線的な
勾配圧、シート走行滞流時間5秒間となる加熱条件を与
えて連続発泡し、見かけ密度0.060g/cc(発泡倍
率15.2倍)、独立気泡率99%、平均厚み3.0mm
の高発泡シートを得た。
シートを連続発泡装置(シート走行方向にスチーム昇・
降圧制御できる加熱トンネル)に供給して、予熱ゾー
ン;スチーム圧2.0kg/cm2 G(137℃)、シート
走行滞流時間5秒間、昇温加熱発泡開始ゾーン;スチ
ーム圧2.0kg/cm2 G(137℃)から3.4kg/cm
2 G(147℃)にほぼ直線的な勾配圧、シート走行滞
流時間22秒間(スチーム加熱昇圧速度0.064kg/
cm2 G・秒)、発泡ゾーン;スチーム圧3.4kg/cm
2 G(147℃)、シート走行滞流時間18秒間、降
温冷却ゾーン;スチーム圧3.4kg/cm2 G(147
℃)から0.2kg/cm2 G(105℃)にほぼ直線的な
勾配圧、シート走行滞流時間5秒間となる加熱条件を与
えて連続発泡し、見かけ密度0.060g/cc(発泡倍
率15.2倍)、独立気泡率99%、平均厚み3.0mm
の高発泡シートを得た。
【0105】この高発泡シートができるまでの加熱時間
に対する発泡倍率の変化挙動を調べたところ、予熱ゾ
ーンの出口点=発泡倍率1.0倍(未発泡)、昇温加
熱発泡開始ゾーンの出口点=発泡倍率4.4倍、発泡
ゾーンの出口点=発泡倍率15.0倍、降温冷却ゾー
ンの出口点=発泡倍率15.2倍(最終発泡倍率)であ
って、その最高発泡速度は0.2倍/秒(=4.4倍/
22秒)を示した。これを実験No.1とする。
に対する発泡倍率の変化挙動を調べたところ、予熱ゾ
ーンの出口点=発泡倍率1.0倍(未発泡)、昇温加
熱発泡開始ゾーンの出口点=発泡倍率4.4倍、発泡
ゾーンの出口点=発泡倍率15.0倍、降温冷却ゾー
ンの出口点=発泡倍率15.2倍(最終発泡倍率)であ
って、その最高発泡速度は0.2倍/秒(=4.4倍/
22秒)を示した。これを実験No.1とする。
【0106】この実験で得られた無架橋高発泡シートの
幅方向断面を拡大した局部の写生概念図を図1に示す。
図1によると、本発明の発泡シートは、幅方向の気泡径
が揃ったもので比較的平滑な表面状態を有していること
がよく分かる。
幅方向断面を拡大した局部の写生概念図を図1に示す。
図1によると、本発明の発泡シートは、幅方向の気泡径
が揃ったもので比較的平滑な表面状態を有していること
がよく分かる。
【0107】昇温加熱発泡開始ゾーン(スチーム圧
2.0kg/cm2 G(137℃)から3.4kg/cm2 G
(147℃)に直線的な勾配圧)のシート走行滞流時間
を8秒間(スチーム加熱昇圧速度0.175kg/cm2 G
・秒)、4秒間(スチーム加熱昇圧速度0.35kg/cm
2 G・秒)、2秒間(スチーム加熱昇圧速度0.70kg
/cm2 G・秒)、1秒間(スチーム加熱昇圧速度1.4
0kg/cm2 G・秒)に変更する以外は比較を簡単にする
目的で、その他の工程条件は実験No.1と同じに、そし
て見かけ密度(g/cc)、平均厚み(mm)は同じ水準に
なるように揃える努力をして実験を繰り返した。変更条
件点である上記昇温加熱発泡開始ゾーン出口点の発泡
倍率は大体、4.0倍,4.0倍,3.0倍,2.0倍
であり、その最高発泡速度は0.5倍/秒,1.0倍/
秒,1.5倍/秒,2.0倍/秒を示した。これを実験
No.2,3,4,5の一連番号を付した。
2.0kg/cm2 G(137℃)から3.4kg/cm2 G
(147℃)に直線的な勾配圧)のシート走行滞流時間
を8秒間(スチーム加熱昇圧速度0.175kg/cm2 G
・秒)、4秒間(スチーム加熱昇圧速度0.35kg/cm
2 G・秒)、2秒間(スチーム加熱昇圧速度0.70kg
/cm2 G・秒)、1秒間(スチーム加熱昇圧速度1.4
0kg/cm2 G・秒)に変更する以外は比較を簡単にする
目的で、その他の工程条件は実験No.1と同じに、そし
て見かけ密度(g/cc)、平均厚み(mm)は同じ水準に
なるように揃える努力をして実験を繰り返した。変更条
件点である上記昇温加熱発泡開始ゾーン出口点の発泡
倍率は大体、4.0倍,4.0倍,3.0倍,2.0倍
であり、その最高発泡速度は0.5倍/秒,1.0倍/
秒,1.5倍/秒,2.0倍/秒を示した。これを実験
No.2,3,4,5の一連番号を付した。
【0108】得られた実験No.1〜5の発泡シートにつ
いて、本文記載の方法で表面平滑度Sを測定した結果を
第2表に示した。この結果によると、発泡速度が1.0
倍/秒を越える発泡条件では、この歪変化速度に対して
反作用として働く未発泡部の拘束力を充分に緩和できる
速度でない為に、表面平滑度(平S)値が0.02を越
える発泡シートになってしまうことが分かる。
いて、本文記載の方法で表面平滑度Sを測定した結果を
第2表に示した。この結果によると、発泡速度が1.0
倍/秒を越える発泡条件では、この歪変化速度に対して
反作用として働く未発泡部の拘束力を充分に緩和できる
速度でない為に、表面平滑度(平S)値が0.02を越
える発泡シートになってしまうことが分かる。
【0109】また、昇温加熱発泡開始ゾーン(スチー
ム圧2.0kg/cm2 G(137℃)から3.4kg/cm2
G(147℃)に直線的な勾配圧)のシート走行滞流時
間を30秒間(スチーム加熱昇圧速度0.047kg/cm
2 G・秒)に変更する以外は実験No.1と同じ条件で実
験をした。変更条件点である上記昇温加熱発泡開始ゾ
ーン出口点の発泡倍率は4.6倍であり、そして上記
降温冷却ゾーンの出口点=発泡倍率12.0倍(最終発
泡倍率)であって、その最高発泡速度は0.15倍/秒
(=4.6倍/30秒)を示した。得られた発泡シート
は、表面に所々くぼみをもつ外観が悪いものであった。
ム圧2.0kg/cm2 G(137℃)から3.4kg/cm2
G(147℃)に直線的な勾配圧)のシート走行滞流時
間を30秒間(スチーム加熱昇圧速度0.047kg/cm
2 G・秒)に変更する以外は実験No.1と同じ条件で実
験をした。変更条件点である上記昇温加熱発泡開始ゾ
ーン出口点の発泡倍率は4.6倍であり、そして上記
降温冷却ゾーンの出口点=発泡倍率12.0倍(最終発
泡倍率)であって、その最高発泡速度は0.15倍/秒
(=4.6倍/30秒)を示した。得られた発泡シート
は、表面に所々くぼみをもつ外観が悪いものであった。
【0110】この結果から発泡速度が0.2倍/秒未満
になる発泡条件では、昇温加熱発泡中でのシートから外
界雰囲気への、発泡に寄与しない発泡剤の拡散が多くな
る為に発泡効率が低下し、目標倍率の発泡シートが得ら
れなかったり、発泡ムラのある発泡シートであったりし
てしまい、好ましくないことが分かる。上記の現象結果
からみて、発泡速度を0.2〜1.0倍/秒で発泡管理
せしめることが好ましく、しかも必須要件であることが
分かる。
になる発泡条件では、昇温加熱発泡中でのシートから外
界雰囲気への、発泡に寄与しない発泡剤の拡散が多くな
る為に発泡効率が低下し、目標倍率の発泡シートが得ら
れなかったり、発泡ムラのある発泡シートであったりし
てしまい、好ましくないことが分かる。上記の現象結果
からみて、発泡速度を0.2〜1.0倍/秒で発泡管理
せしめることが好ましく、しかも必須要件であることが
分かる。
【0111】上記実験No.1〜5の発泡シートについ
て、本文記載の方法で表皮材との接着状態(外観及び接
着強度)、打抜き加工性、熱真空成形性能(加熱条件幅
の広さ)、美粧性(発泡シート表面の光沢及びくぼみの
有無)を評価し、表面平滑度を示す指標Sと共に第2表
に示した。第2表によると、(平S)値は少なくとも
0.02以下でないと表皮材との接着、打抜き加工や熱
真空成形時の加熱条件幅の広さという二次加工性、そし
て表面のくぼみがなく光沢があるという美粧性のすべて
を満たす良質な無架橋高発泡シートとならないことが分
かる。
て、本文記載の方法で表皮材との接着状態(外観及び接
着強度)、打抜き加工性、熱真空成形性能(加熱条件幅
の広さ)、美粧性(発泡シート表面の光沢及びくぼみの
有無)を評価し、表面平滑度を示す指標Sと共に第2表
に示した。第2表によると、(平S)値は少なくとも
0.02以下でないと表皮材との接着、打抜き加工や熱
真空成形時の加熱条件幅の広さという二次加工性、そし
て表面のくぼみがなく光沢があるという美粧性のすべて
を満たす良質な無架橋高発泡シートとならないことが分
かる。
【0112】実施例2、比較例2 この実験は、本発明で言うポリマー構造特性、即ち無架
橋高発泡シートが示す結晶融解特性を熱真空成形性、耐
熱性の管理指標として観ることの意義を示すためのもの
である。換言すれば、本発明のポリマー組成、方法条件
で得た、この無架橋高発泡シートの融解特性が満たされ
てなければ熱真空成形時の深絞り性は発揮されるもので
はない事実の実証である。
橋高発泡シートが示す結晶融解特性を熱真空成形性、耐
熱性の管理指標として観ることの意義を示すためのもの
である。換言すれば、本発明のポリマー組成、方法条件
で得た、この無架橋高発泡シートの融解特性が満たされ
てなければ熱真空成形時の深絞り性は発揮されるもので
はない事実の実証である。
【0113】従って実験に共するシートは、見かけ密度
(0.060g/cc)、平均厚み(3.0mm)の総てを
同一水準のものになるように努力し、実施例、比較例1
の実験No.1と同じ工程、装置条件を用いて得た無架橋
高発泡シートを提供し、対比する関係を分かりやすくし
てある。
(0.060g/cc)、平均厚み(3.0mm)の総てを
同一水準のものになるように努力し、実施例、比較例1
の実験No.1と同じ工程、装置条件を用いて得た無架橋
高発泡シートを提供し、対比する関係を分かりやすくし
てある。
【0114】即ち、第1表に示す樹脂を第3表に示す組
成割合で混合するように変更することの他は、上記実験
No.1の実験方法の条件(最高発泡速度が0.2倍/秒
(=4.4倍/22秒)そして樹脂(B)の融点より低
い温度での発泡条件)を採用して行った繰り返しの実験
である。これに実験No.6〜21の一連番号を付した。
成割合で混合するように変更することの他は、上記実験
No.1の実験方法の条件(最高発泡速度が0.2倍/秒
(=4.4倍/22秒)そして樹脂(B)の融点より低
い温度での発泡条件)を採用して行った繰り返しの実験
である。これに実験No.6〜21の一連番号を付した。
【0115】得られた発泡シートの表面平滑度(平S)
を本文記載の方法で評価したところ、実施例1、比較例
1の実験No.1の場合と近似した値、0.005〜0.
007を示し、実験No.6〜21の発泡シートは総て成
形加工に供し得る高品位のシートであることを示した。
従ってこれらの無架橋高発泡シートの各々は第2回目の
DSC曲線を本文記載の方法で測定評価してみることに
した。そしてこの処の結果を第3表に示した。
を本文記載の方法で評価したところ、実施例1、比較例
1の実験No.1の場合と近似した値、0.005〜0.
007を示し、実験No.6〜21の発泡シートは総て成
形加工に供し得る高品位のシートであることを示した。
従ってこれらの無架橋高発泡シートの各々は第2回目の
DSC曲線を本文記載の方法で測定評価してみることに
した。そしてこの処の結果を第3表に示した。
【0116】第3表の結果によると、少なくとも2つ
以上の吸熱ピークを示し、該低温側吸熱ピークの頂点の
温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度との差が5℃以
上にある無架橋高発泡シートを出現するには、実験No.
8(上記A樹脂の吸熱ピーク138℃と上記B樹脂の吸
熱ピーク148℃の場合、温度差10℃)と実験No.2
0(上記A樹脂の吸熱ピーク140℃と上記B樹脂の吸
熱ピーク148℃の混合、温度差8℃)との結果対比に
て、上記A樹脂の吸熱ピーク温度に対しB樹脂の吸熱ピ
ーク温度が10℃以上高いことの意味が実証され、そ
してB樹脂は、A樹脂の吸熱ピーク温度に対し10℃以
上高い吸熱ピークを持つ樹脂(ポリプロピレン単独重合
体、エチレンとのブロック共重合ポリプロピレン樹脂、
炭素数2〜20のα−オレフィンとのランダム共重合ポ
リプロピレン樹脂)の中の一つ以上の組合わせ樹脂を用
いても良いことが、実験No.8〜14の結果が実証して
おり、更に実験No.1,6,7,15,16,17,
18,19(吸熱ピーク140℃の上記A樹脂と吸熱ピ
ーク163℃の上記B樹脂の温度差23℃の2種類の樹
脂を用いて、混合比率を変えての実験)の結果から、上
記A樹脂55〜95重量%と上記B樹脂5〜45重量%
とからなる混合樹脂を用いることの意味が実証されてい
ることが分かる。
以上の吸熱ピークを示し、該低温側吸熱ピークの頂点の
温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度との差が5℃以
上にある無架橋高発泡シートを出現するには、実験No.
8(上記A樹脂の吸熱ピーク138℃と上記B樹脂の吸
熱ピーク148℃の場合、温度差10℃)と実験No.2
0(上記A樹脂の吸熱ピーク140℃と上記B樹脂の吸
熱ピーク148℃の混合、温度差8℃)との結果対比に
て、上記A樹脂の吸熱ピーク温度に対しB樹脂の吸熱ピ
ーク温度が10℃以上高いことの意味が実証され、そ
してB樹脂は、A樹脂の吸熱ピーク温度に対し10℃以
上高い吸熱ピークを持つ樹脂(ポリプロピレン単独重合
体、エチレンとのブロック共重合ポリプロピレン樹脂、
炭素数2〜20のα−オレフィンとのランダム共重合ポ
リプロピレン樹脂)の中の一つ以上の組合わせ樹脂を用
いても良いことが、実験No.8〜14の結果が実証して
おり、更に実験No.1,6,7,15,16,17,
18,19(吸熱ピーク140℃の上記A樹脂と吸熱ピ
ーク163℃の上記B樹脂の温度差23℃の2種類の樹
脂を用いて、混合比率を変えての実験)の結果から、上
記A樹脂55〜95重量%と上記B樹脂5〜45重量%
とからなる混合樹脂を用いることの意味が実証されてい
ることが分かる。
【0117】逆にこの結果は、本発明に用いた混合樹脂
は夫々単独時の固有の吸熱ピークを表すのでなく、混合
融解相容して互いに共有した結晶を作り、混合比率によ
って変わるところの独自の結晶形態をとることを示唆し
ているものである。
は夫々単独時の固有の吸熱ピークを表すのでなく、混合
融解相容して互いに共有した結晶を作り、混合比率によ
って変わるところの独自の結晶形態をとることを示唆し
ているものである。
【0118】また第3表によると、2つ以上の吸熱ピー
クを140〜165℃の温度範囲にある無架橋高発泡シ
ートを出現するには、実験No.11(上記A樹脂の吸熱
ピーク137℃と上記B樹脂の吸熱ピーク163℃の混
合)と実験No.21(上記A樹脂の吸熱ピーク131℃
と上記B樹脂の吸熱ピーク163℃の混合)との、しか
もどちらもランダム共重合ポリプロピレン樹脂(A樹
脂)90重量%の厳しい混合比での対比にて、135℃
以上の吸熱ピークを有するランダム共重合ポリプロピレ
ン樹脂を用いることの意味が実証されている。
クを140〜165℃の温度範囲にある無架橋高発泡シ
ートを出現するには、実験No.11(上記A樹脂の吸熱
ピーク137℃と上記B樹脂の吸熱ピーク163℃の混
合)と実験No.21(上記A樹脂の吸熱ピーク131℃
と上記B樹脂の吸熱ピーク163℃の混合)との、しか
もどちらもランダム共重合ポリプロピレン樹脂(A樹
脂)90重量%の厳しい混合比での対比にて、135℃
以上の吸熱ピークを有するランダム共重合ポリプロピレ
ン樹脂を用いることの意味が実証されている。
【0119】更に第3表は実験No.1と共に実験No.6
〜21の発泡シートの各々について、本文記載の方法で
評価した深絞り成形性能、耐熱性の結果と該発泡シート
が示す指標との関係をまとめて示した表である。
〜21の発泡シートの各々について、本文記載の方法で
評価した深絞り成形性能、耐熱性の結果と該発泡シート
が示す指標との関係をまとめて示した表である。
【0120】この第3表によると、自動車成形天井材な
どの複雑な熱真空成形に要求されるところの深絞り性を
付加する観点からは、無架橋高発泡シートの示差走査熱
量測定によって得られる第2回目のDSC曲線におい
て、少なくとも2つ以上の吸熱ピークと、該低温側吸熱
ピークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度
との差が5℃以上にあることの意味が実証されている
(実験No.1,6〜14,21と実験No.15〜20と
の関係)ことが分かる。そして耐熱寸法安定性を兼備さ
せる観点からは、該吸熱ピークが140〜165℃の温
度範囲にあることの意味が実証されている(実験No.
1,6〜20と実験No.21との関係)。
どの複雑な熱真空成形に要求されるところの深絞り性を
付加する観点からは、無架橋高発泡シートの示差走査熱
量測定によって得られる第2回目のDSC曲線におい
て、少なくとも2つ以上の吸熱ピークと、該低温側吸熱
ピークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度
との差が5℃以上にあることの意味が実証されている
(実験No.1,6〜14,21と実験No.15〜20と
の関係)ことが分かる。そして耐熱寸法安定性を兼備さ
せる観点からは、該吸熱ピークが140〜165℃の温
度範囲にあることの意味が実証されている(実験No.
1,6〜20と実験No.21との関係)。
【0121】即ち第3表の結果は、「該無架橋高発泡シ
ートの示差走査熱量測定によって得られる第2回目のD
SC曲線」が、(1)少なくとも2つ以上の吸熱ピーク
を(2)140〜165℃の温度範囲に示し(3)該低
温側吸熱ピークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂
点の温度との差が5℃以上であることは、シートの優れ
た深絞り成形性の向上効果及び耐熱性を示すところの、
シートの融解特性あるいは粘弾性特性を表現した発明の
構成の要件であることを実証している。
ートの示差走査熱量測定によって得られる第2回目のD
SC曲線」が、(1)少なくとも2つ以上の吸熱ピーク
を(2)140〜165℃の温度範囲に示し(3)該低
温側吸熱ピークの頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂
点の温度との差が5℃以上であることは、シートの優れ
た深絞り成形性の向上効果及び耐熱性を示すところの、
シートの融解特性あるいは粘弾性特性を表現した発明の
構成の要件であることを実証している。
【0122】実施例3、比較例3 ここでの実験は、本発明のポリマー組成が対象とする処
の独立気泡率の高い高発泡倍率(−低い見かけ密度)の
発泡シートが得られるものであることを示すものであ
る。
の独立気泡率の高い高発泡倍率(−低い見かけ密度)の
発泡シートが得られるものであることを示すものであ
る。
【0123】実験に供するシートは、実施例2、比較例
2の実験No.1,6,7,16,17,18で得られた
発泡シート(見かけ密度0.060g/cc)を用いて、
この夫々の気泡内に発泡比が1.8倍になるように空気
を追添調整して、そして上記実施例2、比較例2の各実
験で行った一次発泡と同じ様な条件で二次発泡したもの
である。
2の実験No.1,6,7,16,17,18で得られた
発泡シート(見かけ密度0.060g/cc)を用いて、
この夫々の気泡内に発泡比が1.8倍になるように空気
を追添調整して、そして上記実施例2、比較例2の各実
験で行った一次発泡と同じ様な条件で二次発泡したもの
である。
【0124】得られた発泡シートは、本文記載の方法で
発泡シートの指標(表面平滑度、第2回目DSC曲
線)、表皮材との接着性、打抜き加工性、美粧性、熱真
空成形性能、耐熱性、圧縮回復性、到達した見かけ密度
及び独立気泡率を測定評価して、その結果を第4表にま
とめた。
発泡シートの指標(表面平滑度、第2回目DSC曲
線)、表皮材との接着性、打抜き加工性、美粧性、熱真
空成形性能、耐熱性、圧縮回復性、到達した見かけ密度
及び独立気泡率を測定評価して、その結果を第4表にま
とめた。
【0125】第4表によると、本発明の樹脂組成を外れ
た組成(実験No.25,26,27に対応)において
は、目標とする見かけ密度まで高発泡せず、しかも独立
気泡率が目標レベル(90%以上)に達せずそして圧縮
回復性に劣る発泡シートしか得られないことが分かる。
この現象は、本発明の樹脂組成を外れた組成となると大
きな均質伸びを示す温度範囲が非常にな小さい為である
と推察される。換言すれば、独立気泡率の高い(90%
以上)ところの無架橋高発泡シートを得るには、本発明
の樹脂組成(樹脂混合比:上記A/B=95/5〜55
/45)であるという構成要件の必要性を裏付けるもの
である。
た組成(実験No.25,26,27に対応)において
は、目標とする見かけ密度まで高発泡せず、しかも独立
気泡率が目標レベル(90%以上)に達せずそして圧縮
回復性に劣る発泡シートしか得られないことが分かる。
この現象は、本発明の樹脂組成を外れた組成となると大
きな均質伸びを示す温度範囲が非常にな小さい為である
と推察される。換言すれば、独立気泡率の高い(90%
以上)ところの無架橋高発泡シートを得るには、本発明
の樹脂組成(樹脂混合比:上記A/B=95/5〜55
/45)であるという構成要件の必要性を裏付けるもの
である。
【0126】実施例4 この実験は、本発明の発泡シートが対象とする「見かけ
密度」の適用範囲を示す為のものである。適用の関係を
単純明解にする目的でここでの発泡シートは、本発明樹
脂組成中の1つの組成を用いて第2回目DSC曲線そし
て表面平滑度Sの指標が一定水準の値に揃うように調整
してある。
密度」の適用範囲を示す為のものである。適用の関係を
単純明解にする目的でここでの発泡シートは、本発明樹
脂組成中の1つの組成を用いて第2回目DSC曲線そし
て表面平滑度Sの指標が一定水準の値に揃うように調整
してある。
【0127】即ち実験No.28は、実施例1、比較例1
の実験No.1に対してF−134a発泡剤含浸量を1.
5重量%に変更する他は実験No.1の実験をくりかえし
て完成させたものである。また実験No.29は、実施例
3、比較例3の実験No.22に対して空気の追添圧
(量)を発泡比が3.0倍になるように調整する他は、
実験No.22の実験を繰り返して完成させたものであ
る。
の実験No.1に対してF−134a発泡剤含浸量を1.
5重量%に変更する他は実験No.1の実験をくりかえし
て完成させたものである。また実験No.29は、実施例
3、比較例3の実験No.22に対して空気の追添圧
(量)を発泡比が3.0倍になるように調整する他は、
実験No.22の実験を繰り返して完成させたものであ
る。
【0128】得られた発泡シートは、実施例3、比較例
3の場合と同様に実験評価し、シートの指標及び性能結
果を求め、実験No.1,22と共に第5表にまとめた。
第5表の結果によると、本発明の性能を満たすところの
本発明の無架橋発泡シートの見かけ密度は、少なくとも
0.020〜0.150g/ccの範囲にあるものは対象
になり得ることが分かる。
3の場合と同様に実験評価し、シートの指標及び性能結
果を求め、実験No.1,22と共に第5表にまとめた。
第5表の結果によると、本発明の性能を満たすところの
本発明の無架橋発泡シートの見かけ密度は、少なくとも
0.020〜0.150g/ccの範囲にあるものは対象
になり得ることが分かる。
【0129】実施例5 この実験は、本発明の発泡シートが対象とする「全体厚
み」の適用範囲を示す為のものである。適用の関係を単
純明解にする目的でここでの発泡シートは、本発明樹脂
組成中の1つの組成を用いて見かけ密度と、第2回目D
SC曲線そして表面平滑度Sの指標が一定水準の値に揃
うように調整してある。
み」の適用範囲を示す為のものである。適用の関係を単
純明解にする目的でここでの発泡シートは、本発明樹脂
組成中の1つの組成を用いて見かけ密度と、第2回目D
SC曲線そして表面平滑度Sの指標が一定水準の値に揃
うように調整してある。
【0130】即ち実験No.30は、実施例1、比較例1
の実験No.1に対して発泡剤含浸発泡用素シート厚みを
0.4mmt に、F−134a発泡剤含浸量を5.5重量
%に変更する他は実験No.1の実験を繰り返して完成さ
せたものである。また実験No.31は、実験No.1に対
して発泡剤含浸発泡用素シート厚みを4.0mmt に、F
−134a発泡剤含浸量を3.5重量%に変更する他は
実験No.1の実験を繰り返して完成させたものである。
の実験No.1に対して発泡剤含浸発泡用素シート厚みを
0.4mmt に、F−134a発泡剤含浸量を5.5重量
%に変更する他は実験No.1の実験を繰り返して完成さ
せたものである。また実験No.31は、実験No.1に対
して発泡剤含浸発泡用素シート厚みを4.0mmt に、F
−134a発泡剤含浸量を3.5重量%に変更する他は
実験No.1の実験を繰り返して完成させたものである。
【0131】得られた発泡シートは、実施例3、比較例
3の場合と同様に実験評価し、シートの指標及び性能結
果を求め、実験No.1と共に第6表にまとめた。第6表
の結果によると、本発明の性能を満たすところの本発明
の無架橋発泡シートの厚みは、少なくとも1〜10mmの
範囲にあるものは対象になり得ることが分かる。
3の場合と同様に実験評価し、シートの指標及び性能結
果を求め、実験No.1と共に第6表にまとめた。第6表
の結果によると、本発明の性能を満たすところの本発明
の無架橋発泡シートの厚みは、少なくとも1〜10mmの
範囲にあるものは対象になり得ることが分かる。
【0132】比較例4 この実験は、従来のポリプロピレン系樹脂高発泡シート
を公知の製法技術を用いて試作し、そして性能比較評価
して、本発明のポリプロピレン系樹脂高発泡シートの技
術レベル高さを示すものである。対比の関係を単純明解
にする目的でここでの発泡シートは、本発明樹脂組成中
の1つの組成を用いて第2回目DSC曲線の指標及び見
かけ密度、平均厚み、独立気泡率が一定水準の値に揃う
ように調整してある。
を公知の製法技術を用いて試作し、そして性能比較評価
して、本発明のポリプロピレン系樹脂高発泡シートの技
術レベル高さを示すものである。対比の関係を単純明解
にする目的でここでの発泡シートは、本発明樹脂組成中
の1つの組成を用いて第2回目DSC曲線の指標及び見
かけ密度、平均厚み、独立気泡率が一定水準の値に揃う
ように調整してある。
【0133】〈実験No.32,33(参考品押出発泡
シート)〉第1表に示す樹脂を第7表に示す割合で配合
し、これにタルクを0.03重量%添加した混合物を6
5mmφの押出機を用いて200℃で溶融混練りした後、
ジクロロテトラフロロエタンを前記樹脂混合物100重
量部に対して28重量部の割合で押出機の終端近くまで
圧入しよく混合した。次にこの混合融液を第2インライ
ン押出機に送り、第2の押出機において140℃まで冷
却し、150mmφの環状ダイリップより押出し発泡させ
た。形成される発泡体をサイジングマンドレル上で引っ
張りスリットしてロール巻きにした。得られた発泡シー
トは、見かけ密度0.033g/cc、厚み3mm、独立気
泡率95%の圧延回復性に富む発泡シートであった。こ
れを実験No.32とした。
シート)〉第1表に示す樹脂を第7表に示す割合で配合
し、これにタルクを0.03重量%添加した混合物を6
5mmφの押出機を用いて200℃で溶融混練りした後、
ジクロロテトラフロロエタンを前記樹脂混合物100重
量部に対して28重量部の割合で押出機の終端近くまで
圧入しよく混合した。次にこの混合融液を第2インライ
ン押出機に送り、第2の押出機において140℃まで冷
却し、150mmφの環状ダイリップより押出し発泡させ
た。形成される発泡体をサイジングマンドレル上で引っ
張りスリットしてロール巻きにした。得られた発泡シー
トは、見かけ密度0.033g/cc、厚み3mm、独立気
泡率95%の圧延回復性に富む発泡シートであった。こ
れを実験No.32とした。
【0134】またジクロロテトラフロロエタンを14重
量部の割合で圧入する他は、実験No.32と同様に操作
して、見かけ密度0.060g/cc、厚み3mm、独立気
泡率96%の圧縮回復性に富む発泡シートを得た。これ
を実験No.33とした。この実験で得られた無架橋高発
泡シートの幅方向断面を拡大した局部の写生概念図を図
2に示す。図2によると、この押出発泡シートは、幅方
向における表面付近の気泡径が小径の気泡群、大径の気
泡群という様にランダム配置されており、且つ表面が波
打っていて平滑性に欠ける状態であることがよく分か
る。
量部の割合で圧入する他は、実験No.32と同様に操作
して、見かけ密度0.060g/cc、厚み3mm、独立気
泡率96%の圧縮回復性に富む発泡シートを得た。これ
を実験No.33とした。この実験で得られた無架橋高発
泡シートの幅方向断面を拡大した局部の写生概念図を図
2に示す。図2によると、この押出発泡シートは、幅方
向における表面付近の気泡径が小径の気泡群、大径の気
泡群という様にランダム配置されており、且つ表面が波
打っていて平滑性に欠ける状態であることがよく分か
る。
【0135】〈実験No.34,35(参考品架橋発泡
シート)〉第1表に示す樹脂を第7表に示す割合で配合
し、これにアゾジカルボンアミド発泡剤25重量部添加
した混合物を、65mmφの二軸押出機を用いてアゾジカ
ルボンアミドが分解しない170℃の温度で溶融混練り
した後、この押出機に連結しているコートハンガータイ
プのTダイより押出し、次いでポリシングロールに通し
て表面活性な厚み0.86mmt の架橋発泡用シートを得
た。
シート)〉第1表に示す樹脂を第7表に示す割合で配合
し、これにアゾジカルボンアミド発泡剤25重量部添加
した混合物を、65mmφの二軸押出機を用いてアゾジカ
ルボンアミドが分解しない170℃の温度で溶融混練り
した後、この押出機に連結しているコートハンガータイ
プのTダイより押出し、次いでポリシングロールに通し
て表面活性な厚み0.86mmt の架橋発泡用シートを得
た。
【0136】このシートを電子線照射装置(日新ハイボ
ルテージ(株)製、加速電圧750kV)を用いて、10
Mradの線量を照射した。得られた架橋シートを270℃
の表面温度を持つ遠赤外加熱ヒーターで加熱発泡した。
この際得られた架橋発泡シートは、見かけ密度0.03
2g/cc、厚み3mm、独立気泡率97%の圧縮回復性に
富む表面平滑な架橋発泡シートであった。これを実験N
o.34とした。
ルテージ(株)製、加速電圧750kV)を用いて、10
Mradの線量を照射した。得られた架橋シートを270℃
の表面温度を持つ遠赤外加熱ヒーターで加熱発泡した。
この際得られた架橋発泡シートは、見かけ密度0.03
2g/cc、厚み3mm、独立気泡率97%の圧縮回復性に
富む表面平滑な架橋発泡シートであった。これを実験N
o.34とした。
【0137】またアゾジカルボンアミド添加量を10重
量部に、そして架橋発泡用シート厚みを1.1mmt に変
更する他は、実験No.34と同様に操作して、見かけ密
度0.060g/cc、厚み3mm、独立気泡率98%の圧
縮回復性に富む表面平滑な架橋発泡シートを得た。これ
を実験No.35とした。
量部に、そして架橋発泡用シート厚みを1.1mmt に変
更する他は、実験No.34と同様に操作して、見かけ密
度0.060g/cc、厚み3mm、独立気泡率98%の圧
縮回復性に富む表面平滑な架橋発泡シートを得た。これ
を実験No.35とした。
【0138】上記実験No.32〜35で得られた発泡シ
ートは、実施例、比較例3の場合と同様に評価してシー
トの指標及び性能結果を求め、そして実験No.1,22
と共に本文記載の方法で断熱性能、可撓性、成形天井基
材としての適応性能(実用耐熱性及び熱成形性)、リペ
レット性を評価し、これらを総てまとめて第7表に示し
た。
ートは、実施例、比較例3の場合と同様に評価してシー
トの指標及び性能結果を求め、そして実験No.1,22
と共に本文記載の方法で断熱性能、可撓性、成形天井基
材としての適応性能(実用耐熱性及び熱成形性)、リペ
レット性を評価し、これらを総てまとめて第7表に示し
た。
【0139】第7表の結果によると、本発明の無架橋高
発泡シートは圧縮回復性、耐熱性が優れているばかり
か、表面外観上くぼみが無く光沢のある美粧性、可撓
性、断熱性能が、そして表皮材との接着性、打抜き加工
性、熱真空成形性という二次加工性能が従来よく知られ
ている無架橋押出高発泡シートより優れていることが分
かる。また、従来の無架橋押出高発泡シートでは不可能
であった、複雑な形状の熱成形が可能であり、成形天井
基材として適応できるという特徴を兼備している。そし
て、廃棄物問題を持つ架橋高発泡シートの代替シートと
なりえることからも、有用性に富んだ極めて優れたもの
であることが分かる。
発泡シートは圧縮回復性、耐熱性が優れているばかり
か、表面外観上くぼみが無く光沢のある美粧性、可撓
性、断熱性能が、そして表皮材との接着性、打抜き加工
性、熱真空成形性という二次加工性能が従来よく知られ
ている無架橋押出高発泡シートより優れていることが分
かる。また、従来の無架橋押出高発泡シートでは不可能
であった、複雑な形状の熱成形が可能であり、成形天井
基材として適応できるという特徴を兼備している。そし
て、廃棄物問題を持つ架橋高発泡シートの代替シートと
なりえることからも、有用性に富んだ極めて優れたもの
であることが分かる。
【0140】
【表17】
【0141】
【表18】
【0142】
【表19】
【0143】
【表20】
【0144】
【表21】
【0145】
【表22】
【0146】
【表23】
【0147】
【表24】
【0148】
【表25】
【0149】
【表26】
【0150】
【表27】
【0151】
【表28】
【0152】
【発明の効果】以上、実施例、比較例を用いて記述し明
らかにしてきた通り、本発明の無架橋高発泡シートは上
述の構成を持つことにより、美粧性、可撓性、断熱性能
に富み、そして表皮材との接着性、打抜き加工性、熱真
空成形性という二次加工性能に優れた無架橋ポリプロピ
レン系樹脂高発泡シートを容易に得ることができる。そ
してこれらの特性が廃棄物問題を持つ架橋高発泡シート
に匹敵し業界の願望を満たすものであり、例えば自動車
などの車両の断熱、緩衝内装材或いは食品の調理ができ
る収納容器などの製造に広く活用でき有用であることに
より、その商品価値は極めて高いものである。
らかにしてきた通り、本発明の無架橋高発泡シートは上
述の構成を持つことにより、美粧性、可撓性、断熱性能
に富み、そして表皮材との接着性、打抜き加工性、熱真
空成形性という二次加工性能に優れた無架橋ポリプロピ
レン系樹脂高発泡シートを容易に得ることができる。そ
してこれらの特性が廃棄物問題を持つ架橋高発泡シート
に匹敵し業界の願望を満たすものであり、例えば自動車
などの車両の断熱、緩衝内装材或いは食品の調理ができ
る収納容器などの製造に広く活用でき有用であることに
より、その商品価値は極めて高いものである。
【0153】また製造方法は、従来その実現が不可能と
されていた表面平滑で美粧性を持つところの、無架橋ポ
リプロピレン系樹脂シートの高発泡化を達成しており、
しかも架橋工程を省略し省資源省エネルギーに貢献して
おり、その技術的意義は極めて高いものである。以上、
本発明は産業界に果たす役割の大きい、極めて高い優れ
た発明であるといえる。
されていた表面平滑で美粧性を持つところの、無架橋ポ
リプロピレン系樹脂シートの高発泡化を達成しており、
しかも架橋工程を省略し省資源省エネルギーに貢献して
おり、その技術的意義は極めて高いものである。以上、
本発明は産業界に果たす役割の大きい、極めて高い優れ
た発明であるといえる。
【図1】本発明の無架橋高発泡シートの幅方向断面を拡
大(×6倍)した局部の写生概念図である。
大(×6倍)した局部の写生概念図である。
【図2】比較品の無架橋高発泡シートの幅方向断面を拡
大(×6倍)した局部の写生概念図である。
大(×6倍)した局部の写生概念図である。
【図3】代表的な第2回目のDSC分析結果を表したグ
ラフである。
ラフである。
【図4】表面平滑度測定(平S)測定箇所を示す無架橋
高発泡シートの平面図である。
高発泡シートの平面図である。
【図5】小片シートの厚みを計測してえられたデータ図
である。
である。
I 本発明の無架橋高発泡シートDSC分析結果 II 比較品の無架橋高発泡シートのDSC分析結果 III 比較品の無架橋高発泡シートのDSC分析結果
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04 B29L 7:00 4F C08L 23:10
Claims (2)
- 【請求項1】 独立気泡率が90%以上、見掛け密度が
0.020〜0.15g/cm3 で、厚み1〜10mmの無
架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シートにおいて、該発
泡シートが示差走査熱量測定によって得られる第2回目
のDSC曲線(但し発泡シート3〜5mgを示差走査熱量
計によって室温から200℃まで10℃/分の昇温速度
で昇温した時に得られる曲線を第1回目のDSC曲線と
し、次いで200℃から5℃/分の降温速度で40℃ま
で降温し、再度10℃/分の昇温速度で200℃まで昇
温した時に得られる曲線を第2回目のDSC曲線とす
る)に於いて、少なくとも2つ以上の吸熱ピークを14
0〜165℃の温度範囲に示し、該低温側吸熱ピークの
頂点の温度と該高温側吸熱ピークの頂点の温度との差が
5℃以上であり、且つ下記の方法で求めた表面平滑度平
Sの値が0.02以下にあることを特徴とする無架橋ポ
リプロピレン系樹脂高発泡シート。表面平滑度(平S)
は、該発泡シートのある幅方向全長当たり幅方向長さ1
50mmにわたる1箇所の測定割合で、流れ方向に100
mm間隔で幅方向の位置ランダムな10箇所について次の
計測を行い、求めた値Sの10箇所の平均値で示すもの
である。計測は、小片シート(幅方向長さ200mm×流
れ方向長さ50mm)を焼結金属でできた平滑な定盤を上
面に有するチャンバーの上に載せ、真空吸引しシート片
面を定盤に密着させ、定盤に付随した状態にあるローラ
ー(外径22mm、幅7mm)式厚みゲージを上記小片シー
トの両端25mmを除く150mm幅方向に走行させ、最小
読みとり0.01mm単位で厚みを連続して測定記録した
ものである。そしてこの測定記録した厚みデーター曲線
上で山から次の谷・その谷から次の山にと分割し、夫々
分割区分ごとに山と谷部の厚み差(△T:mm)及びその
スパン長(L:mm)を読みとり次式で算出した最大値を
採用する。 【数1】S=△T/L この操作を上記の10箇所にて繰り返し行ったものであ
る。 - 【請求項2】 独立気泡率が90%以上、見掛け密度が
0.020〜0.15g/cm3 で、厚み1〜10mmの無
架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シートの製法におい
て、示差走査熱量測定(昇温速度10℃/分)による吸
熱ピークを135〜150℃に有する炭素数2〜20の
α−オレフィンとのランダム共重合ポリプロピレン樹脂
(A)55〜95重量%と、吸熱ピークが該ランダム共
重合体より10℃以上高いポリプロピレン単独重合体、
エチレンとのブロック共重合ポリプロピレン樹脂、炭素
数2〜20のα−オレフィンとのランダム共重合ポリプ
ロピレン樹脂の中の一つ以上の組合わせ樹脂(B)5〜
45重量%とからなる混合樹脂を、押出機に通して溶融
混練後シート状に押出成形し、該素シートに揮発性発泡
剤または無機ガスを含浸し、そして樹脂(B)の融点よ
り低い温度のスチームにより0.2〜1.0倍/秒の発
泡速度で発泡せしめ、下記の方法で求めた表面平滑度
(平S)が0.02以下にすることを特徴とする無架橋
ポリプロピレン系樹脂高発泡シートの製造方法。表面平
滑度(平S)は、該発泡シートのある幅方向全長当たり
幅方向長さ150mmにわたる1箇所の測定割合で、流れ
方向に100mm間隔で幅方向の位置ランダムに10箇所
について次の計測を行い、求めた値Sの10箇所の平均
値で示すものである。計測は、小片シート(幅方向長さ
200mm×流れ方向長さ50mm)を焼結金属でできた平
滑な定盤を上面に有するチャンバーの上に載せ、真空吸
引しシート片面を定盤に密着させ、定盤に付随した状態
にあるローラー(外径22mm、幅7mm)式厚みゲージを
上記小片シートの両端25mmを除く150mm幅方向に走
行させ、最小読みとり0.01mm単位で厚みを連続して
測定記録したものである。そしてこの測定記録した厚み
データー曲線上で山から次の谷・その谷から次の山にと
分割し、夫々分割区分ごとに山と谷部の厚み差(△T:
mm)及びそのスパン長(L:mm)を読みとり次式で算出
した最大値を採用する。 【数2】S=△T/L この操作を上記の10箇所にて繰り返し行ったものであ
る。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4125392A JPH05293903A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4125392A JPH05293903A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05293903A true JPH05293903A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14909008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4125392A Withdrawn JPH05293903A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 無架橋ポリプロピレン系樹脂高発泡シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05293903A (ja) |
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| KR20220070422A (ko) | 2019-09-27 | 2022-05-31 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 발포체 및 발포체의 제조 방법 |
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-
1992
- 1992-04-20 JP JP4125392A patent/JPH05293903A/ja not_active Withdrawn
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