JPH05294789A - シリコン結晶の引上げ方法 - Google Patents
シリコン結晶の引上げ方法Info
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- JPH05294789A JPH05294789A JP9974992A JP9974992A JPH05294789A JP H05294789 A JPH05294789 A JP H05294789A JP 9974992 A JP9974992 A JP 9974992A JP 9974992 A JP9974992 A JP 9974992A JP H05294789 A JPH05294789 A JP H05294789A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 チャンバ内にシリコンメルトが不在の状態で
の水素処理を簡単に実現することができるようにする。
結晶引上げの安全性向上、コスト低減を図る。 【構成】 シリコン原料が不在の炉内チャンバへ不活性
ガスと共に水素ガスを導入し、上記チャンバ内の炉部材
に対して高温水素処理を施した後に、その水素処理済の
炉部材を用いてシリコン単結晶成長処理を行うことで、
シリコン原料が不在の状態で炉部材に高温水素処理を施
す。または、少なくとも100Wppmの水素原子を含んだ
シリコン原料を用いて単結晶成長処理を行うことによ
り、シリコン原料中に含有された、原料が溶け出す前の
温度でそのほとんどがチャンバ内に発散される水素原子
によって水素処理を行う。
の水素処理を簡単に実現することができるようにする。
結晶引上げの安全性向上、コスト低減を図る。 【構成】 シリコン原料が不在の炉内チャンバへ不活性
ガスと共に水素ガスを導入し、上記チャンバ内の炉部材
に対して高温水素処理を施した後に、その水素処理済の
炉部材を用いてシリコン単結晶成長処理を行うことで、
シリコン原料が不在の状態で炉部材に高温水素処理を施
す。または、少なくとも100Wppmの水素原子を含んだ
シリコン原料を用いて単結晶成長処理を行うことによ
り、シリコン原料中に含有された、原料が溶け出す前の
温度でそのほとんどがチャンバ内に発散される水素原子
によって水素処理を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコン結晶の引上げ方
法に関するもので、特に、Fe、Cu、Ni等の含有量
が少ない高純度のシリコン結晶の引上げに使用されるも
のである。
法に関するもので、特に、Fe、Cu、Ni等の含有量
が少ない高純度のシリコン結晶の引上げに使用されるも
のである。
【0002】
【従来の技術】MOS半導体デバイスの微細化、高集積
化が進むにつれ、素子製造プロセスにおける種々の熱処
理工程で有害な結晶欠陥が誘起されることのない特性を
持つシリコン結晶基板(シリコンウェーハ)が増々重要
視されている。一般に、BMD、OSF、表面微小欠陥
(SMD)等の有害な結晶欠陥の発生原因の一つとし
て、Fe、Cu、Ni等の金属汚染が問題視されてい
る。一方、MOSデバイスのプロセスにおいては、有害
不純物の侵入の少ない超クリーンなプロセスが検討され
ており、これに伴って、シリコン結晶の高純度化が増々
必要となった。
化が進むにつれ、素子製造プロセスにおける種々の熱処
理工程で有害な結晶欠陥が誘起されることのない特性を
持つシリコン結晶基板(シリコンウェーハ)が増々重要
視されている。一般に、BMD、OSF、表面微小欠陥
(SMD)等の有害な結晶欠陥の発生原因の一つとし
て、Fe、Cu、Ni等の金属汚染が問題視されてい
る。一方、MOSデバイスのプロセスにおいては、有害
不純物の侵入の少ない超クリーンなプロセスが検討され
ており、これに伴って、シリコン結晶の高純度化が増々
必要となった。
【0003】さて、従来、チョクラルスキー法(CZ
法)として知られる引上げ法によるシリコン結晶(CZ
結晶)の高純度化法として、合成石英ルツボのような高
純度な石英ルツボを用いる方法や帯域精製(フローティ
ングゾーン)シリコン結晶のような高純度なシリコン原
料を用いる方法が知られている。
法)として知られる引上げ法によるシリコン結晶(CZ
結晶)の高純度化法として、合成石英ルツボのような高
純度な石英ルツボを用いる方法や帯域精製(フローティ
ングゾーン)シリコン結晶のような高純度なシリコン原
料を用いる方法が知られている。
【0004】ところが、実際に引上げられた結晶に関し
て、高純度なものが得られたという報告は未だない。こ
のような結果をもたらしている原因の一つとして、シリ
コン結晶の引上げ状態における炉内の温度環境は、シリ
コン原料融温度であって、即ち、ほぼ1420℃程度で
あって、非常に高温であるため、カーボン材よりなるヒ
ータ、保温部材等の炉部材からFe、Cu、Al等の金
属不純物が飛散し、炉内を汚染することが上げられる。
一般に、Fe、Al、Cu、Ni等は、主にそれぞれF
eO3 、AlO3 、CuO、NiOの形、つまり酸化物
(以下、酸化金属不純物という。)となってカーボン材
中に混入しており、これらの酸化物が高温で容易に蒸発
して炉内を汚染することとなるのである。ここで、使用
中のカーボン部材のうちのヒータを例にとって、その各
種金属不純物の含有量に関する分析結果を示すと下表の
ようになる。
て、高純度なものが得られたという報告は未だない。こ
のような結果をもたらしている原因の一つとして、シリ
コン結晶の引上げ状態における炉内の温度環境は、シリ
コン原料融温度であって、即ち、ほぼ1420℃程度で
あって、非常に高温であるため、カーボン材よりなるヒ
ータ、保温部材等の炉部材からFe、Cu、Al等の金
属不純物が飛散し、炉内を汚染することが上げられる。
一般に、Fe、Al、Cu、Ni等は、主にそれぞれF
eO3 、AlO3 、CuO、NiOの形、つまり酸化物
(以下、酸化金属不純物という。)となってカーボン材
中に混入しており、これらの酸化物が高温で容易に蒸発
して炉内を汚染することとなるのである。ここで、使用
中のカーボン部材のうちのヒータを例にとって、その各
種金属不純物の含有量に関する分析結果を示すと下表の
ようになる。
【0005】
【表1】 よって、シリコン結晶の高純度化を図るにあたっては、
かかるカーボン炉部材に含まれた金属不純物による汚染
を防止することが非常に重要な事項となる。
かかるカーボン炉部材に含まれた金属不純物による汚染
を防止することが非常に重要な事項となる。
【0006】このようなカーボン炉部材からの汚染を防
止する方法としては、従来、特開昭2−164788号
に記載されたものがある。
止する方法としては、従来、特開昭2−164788号
に記載されたものがある。
【0007】この方法は、シリコン原料の溶解工程にお
いて、Arガス等の不活性ガスの他に、炉内へ水素ガス
を流入させ、この水素ガスにより、上記酸化金属不純物
を水素還元し、かつ炭化物化し、カーボン炉部材内で安
定化させ、その飛散を押え、有害金属不純物による炉内
の汚染を抑止するようにしたものである。
いて、Arガス等の不活性ガスの他に、炉内へ水素ガス
を流入させ、この水素ガスにより、上記酸化金属不純物
を水素還元し、かつ炭化物化し、カーボン炉部材内で安
定化させ、その飛散を押え、有害金属不純物による炉内
の汚染を抑止するようにしたものである。
【0008】また、この方法では、シリコン原料温度が
1000℃になった時点から原料がメルトする直前(約
1410℃程度)までの間、水素ガスを混入するように
している。
1000℃になった時点から原料がメルトする直前(約
1410℃程度)までの間、水素ガスを混入するように
している。
【0009】これにより、シリコンメルトから発生する
SiOが水素ガスと反応し、H2 OとSiとが生成され
るのを防止する。これらH2 OとSiとは、チャンバ内
壁を汚染し、引上げ結晶に落下して付着することでその
結晶性を劣化、つまり多結晶化してしまう。これは歩留
まり低下を招くことになるので、重要な解決課題であ
り、結果的にはこれを防止するようにしているものであ
る。と同時に、可能な限り長時間の水素導入を実現する
ようにしているものでもある。
SiOが水素ガスと反応し、H2 OとSiとが生成され
るのを防止する。これらH2 OとSiとは、チャンバ内
壁を汚染し、引上げ結晶に落下して付着することでその
結晶性を劣化、つまり多結晶化してしまう。これは歩留
まり低下を招くことになるので、重要な解決課題であ
り、結果的にはこれを防止するようにしているものであ
る。と同時に、可能な限り長時間の水素導入を実現する
ようにしているものでもある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、原料のメルト判定が非常に難しく、簡単には実現し
難いという問題がある。実際には、局部的にメルトした
状態まで水素ガスを流してしまう場合があり、微量では
あっても、結局、シリコンメルトが存在する状態での水
素ガス導入であることから、カーボン炉部材を汚染して
しまい、引上げ結晶の多結晶化を招く虞がある。
は、原料のメルト判定が非常に難しく、簡単には実現し
難いという問題がある。実際には、局部的にメルトした
状態まで水素ガスを流してしまう場合があり、微量では
あっても、結局、シリコンメルトが存在する状態での水
素ガス導入であることから、カーボン炉部材を汚染して
しまい、引上げ結晶の多結晶化を招く虞がある。
【0011】また、水素ガスは引火性ガスのために、そ
の取扱いおよび管理方法に問題がある。例えば、水素ガ
ス配管やその接続部からの漏れがあると、大爆発を起こ
す恐れもある、入念なチェックを要する。
の取扱いおよび管理方法に問題がある。例えば、水素ガ
ス配管やその接続部からの漏れがあると、大爆発を起こ
す恐れもある、入念なチェックを要する。
【0012】さらに、上記に示す温度状態ではカーボン
炉部材のうちの保温部材のような低温部分に対して、汚
染防止効果としては十分でないという問題もある。
炉部材のうちの保温部材のような低温部分に対して、汚
染防止効果としては十分でないという問題もある。
【0013】さらにまた、より高純度のカーボン材を使
用すれば、より高純度なシリコン結晶を得ることが可能
であるが、そのようなカーボン材は極めて高価なもので
あり、シリコン結晶の大幅なコストアップをもたらす結
果となる。また、高純度のカーボン材を使用しても、繰
返しの使用により、該高純度カーボン材が汚染されてし
まい、こうなると結局、高純度の結晶が得られなくな
る。
用すれば、より高純度なシリコン結晶を得ることが可能
であるが、そのようなカーボン材は極めて高価なもので
あり、シリコン結晶の大幅なコストアップをもたらす結
果となる。また、高純度のカーボン材を使用しても、繰
返しの使用により、該高純度カーボン材が汚染されてし
まい、こうなると結局、高純度の結晶が得られなくな
る。
【0014】本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、チャン
バ内にシリコンメルトが不在の状態での水素処理を簡単
に実現することができるようにし、もって高純度な結晶
引上げを可能とするシリコン結晶の引上げ方法を提供す
ることにある。
みてなされたもので、その目的とするところは、チャン
バ内にシリコンメルトが不在の状態での水素処理を簡単
に実現することができるようにし、もって高純度な結晶
引上げを可能とするシリコン結晶の引上げ方法を提供す
ることにある。
【0015】更に、本発明は、安全性向上、コスト低減
を同時に図ることをも目的としている。
を同時に図ることをも目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
シリコン結晶の引上げ方法は、シリコン原料が不在の炉
内チャンバへ不活性ガスと共に水素ガスを導入し、上記
チャンバ内の炉部材に対して高温水素を施した後に、そ
の水素処理済の炉部材を用いてシリコン単結晶成長を行
うことを特徴とする。
シリコン結晶の引上げ方法は、シリコン原料が不在の炉
内チャンバへ不活性ガスと共に水素ガスを導入し、上記
チャンバ内の炉部材に対して高温水素を施した後に、そ
の水素処理済の炉部材を用いてシリコン単結晶成長を行
うことを特徴とする。
【0017】上記高温水素工程においてチャンバ内を1
400℃以上に昇温させることが望ましい。
400℃以上に昇温させることが望ましい。
【0018】また、高温水素工程において用いる炉は単
結晶成長工程で用いるものとは別の水素処理専用炉であ
っても、単結晶成長工程で用いるものと同一の炉であっ
ても実現可能である。
結晶成長工程で用いるものとは別の水素処理専用炉であ
っても、単結晶成長工程で用いるものと同一の炉であっ
ても実現可能である。
【0019】更に、請求項5記載の本発明のシリコン結
晶の引上げ方法は、少なくとも100Wppmの水素原子を
含んだシリコン原料を用いることを特徴としている。
晶の引上げ方法は、少なくとも100Wppmの水素原子を
含んだシリコン原料を用いることを特徴としている。
【0020】この請求項5記載の単結晶成長と上記請求
項1記載の高温水素処理を組合わせて用いることができ
る。
項1記載の高温水素処理を組合わせて用いることができ
る。
【0021】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、シリコン原料
が不在の状態で炉部材に高温水素処理を施すことから、
チャンバ内にシリコンメルトが不在の状態での水素処理
をメルト判定など必要とすることなく簡単に実現するこ
とができる。
が不在の状態で炉部材に高温水素処理を施すことから、
チャンバ内にシリコンメルトが不在の状態での水素処理
をメルト判定など必要とすることなく簡単に実現するこ
とができる。
【0022】請求項5記載の本発明によれば、シリコン
原料中に含有された水素原子は原料が溶け出す前の温度
でそのほとんどがチャンバ内に放出されることから、チ
ャンバ内にシリコンメルトが不在の状態での水素処理を
メルト判定など必要とすることなく簡単に実現すること
ができる。
原料中に含有された水素原子は原料が溶け出す前の温度
でそのほとんどがチャンバ内に放出されることから、チ
ャンバ内にシリコンメルトが不在の状態での水素処理を
メルト判定など必要とすることなく簡単に実現すること
ができる。
【0023】また、本発明によれば、水素配管管理等を
不要とし、安全性が高い。
不要とし、安全性が高い。
【0024】さらに、高純度のカーボン炉部材を長持ち
させることができるとともに、低水素化要求に伴う原料
のコストアップの必要が無く、より安価な原料で高純度
な単結晶生成が可能となるため、著しいコスト低減を図
ることができる。
させることができるとともに、低水素化要求に伴う原料
のコストアップの必要が無く、より安価な原料で高純度
な単結晶生成が可能となるため、著しいコスト低減を図
ることができる。
【0025】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
つつ説明する。
【0026】図1は本発明の第1実施例に係る引上げ方
法を図解するものである。
法を図解するものである。
【0027】本発明の特徴は図1(b)に示す引上げ工
程の前に図1(a)に示す高温水素処理工程を行うこと
にあるが、その水素処理工程を説明する前に、図面に現
れている炉等の構成と周知の単結晶成長工程とについて
説明しておく。
程の前に図1(a)に示す高温水素処理工程を行うこと
にあるが、その水素処理工程を説明する前に、図面に現
れている炉等の構成と周知の単結晶成長工程とについて
説明しておく。
【0028】図1において、1は内部が引上げチャンバ
とされる炉体であり、この炉体1は本体筒部2と結晶取
出し筒部3とから大略構成されている。
とされる炉体であり、この炉体1は本体筒部2と結晶取
出し筒部3とから大略構成されている。
【0029】本体筒部2内の中心部にはカーボンルツボ
4が配設され、5はその支軸である。カーボンルツボ4
は、この支軸5の上端部に固定されており、結晶引上げ
工程の際に、その内部に石英ルツボ6が載置され、この
石英ルツボ6内に原料が収納される。支軸5は上下移動
及び回転を行うようになっており、これによって石英ル
ツボ6の上下移動及び回転を行わせる。カーボンルツボ
4の外側にはヒータ7が設置され、このヒータ7の熱で
石英ルツボ6内の原料が溶融される。8,9はヒータ7
の電極である。ヒータ7と本体筒部2との間には保温筒
10が設置され、ヒータ7の熱使用の効率化を図る。
4が配設され、5はその支軸である。カーボンルツボ4
は、この支軸5の上端部に固定されており、結晶引上げ
工程の際に、その内部に石英ルツボ6が載置され、この
石英ルツボ6内に原料が収納される。支軸5は上下移動
及び回転を行うようになっており、これによって石英ル
ツボ6の上下移動及び回転を行わせる。カーボンルツボ
4の外側にはヒータ7が設置され、このヒータ7の熱で
石英ルツボ6内の原料が溶融される。8,9はヒータ7
の電極である。ヒータ7と本体筒部2との間には保温筒
10が設置され、ヒータ7の熱使用の効率化を図る。
【0030】結晶取出し筒部3は本体筒部2の上端に接
続されて上下方向に延設され、その上端部にはワイヤ巻
取装置11が取付けられている。12は、このワイヤ巻
取装置11から引出されたワイヤであり、このワイヤ1
2の下端部には種子結晶を支持するシードチャック13
が取付けられている。
続されて上下方向に延設され、その上端部にはワイヤ巻
取装置11が取付けられている。12は、このワイヤ巻
取装置11から引出されたワイヤであり、このワイヤ1
2の下端部には種子結晶を支持するシードチャック13
が取付けられている。
【0031】14はガス導入部、15はガス排出部であ
る。ガス導入部14は結晶取出し筒部3の上端部に接続
され、ガス排出部15は本体筒部2の底部に接続されて
いる。
る。ガス導入部14は結晶取出し筒部3の上端部に接続
され、ガス排出部15は本体筒部2の底部に接続されて
いる。
【0032】このように構成された装置において、カー
ボンルツボ4内へ石英ルツボ6を設置し、この石英ルツ
ボ6内に粒状シリコン原料を入れ、ガス導入部14から
不活性ガスとしてArガスを毎分90リットルで導入
し、同時にガス排出部15から排気ポンプで強制排気す
ることによりチャンバを約15Torrの減圧状態と
し、ヒータ7の温度を約1600℃まで昇温させる。こ
れにより、シリコン原料が1420℃程度となったとき
から溶け始め、やがて全原料が溶融し、シリコンメルト
Si(l) となる。そうしたら、シードチャック13を降
下させ、これに保持されている種子結晶Si(S) をシリ
コンメルトSi(l) に浸し、石英ルツボ6を回転させつ
つシードチャック13をシリコンメルトSi(l) に対し
相対的に徐々に上昇させることで、種子結晶Si(S) と
同一結晶方位の円柱状の単結晶Si(C ) を得るものであ
る。最後に、シードチャック13を結晶取出し筒部3の
最上方部まで引上げ、結晶を室温近傍まで冷却し外部へ
取出すものである。
ボンルツボ4内へ石英ルツボ6を設置し、この石英ルツ
ボ6内に粒状シリコン原料を入れ、ガス導入部14から
不活性ガスとしてArガスを毎分90リットルで導入
し、同時にガス排出部15から排気ポンプで強制排気す
ることによりチャンバを約15Torrの減圧状態と
し、ヒータ7の温度を約1600℃まで昇温させる。こ
れにより、シリコン原料が1420℃程度となったとき
から溶け始め、やがて全原料が溶融し、シリコンメルト
Si(l) となる。そうしたら、シードチャック13を降
下させ、これに保持されている種子結晶Si(S) をシリ
コンメルトSi(l) に浸し、石英ルツボ6を回転させつ
つシードチャック13をシリコンメルトSi(l) に対し
相対的に徐々に上昇させることで、種子結晶Si(S) と
同一結晶方位の円柱状の単結晶Si(C ) を得るものであ
る。最後に、シードチャック13を結晶取出し筒部3の
最上方部まで引上げ、結晶を室温近傍まで冷却し外部へ
取出すものである。
【0033】さて、本発明の引上げプロセスでは、前述
したように、このような単結晶成長処理の前に、炉部材
の高温水素処理を行う。
したように、このような単結晶成長処理の前に、炉部材
の高温水素処理を行う。
【0034】すなわち、図1(a)に示すように、チャ
ンバ内に原料が不在の状態でカーボンルツボ4、ヒータ
7、保温部材10等のカーボン炉部材に対し高温水素処
理を施す。これは、ガス導入部14から数%のH2 ガス
を含むArガスを毎分約100リットルでチャンバ内へ
導入し、同時にガス排出部15を介して排気ポンプによ
りチャンバ内を約15Torrに減圧した状態とし、ヒータ
7に通電し、これを約1600℃まで昇温させた状態で
約2時間保持する。これにより、当該カーボン炉部材に
酸化金属不純物が水素により還元されて単体化され、カ
ーボン炉部材から析出されることのない安定状態にな
る。
ンバ内に原料が不在の状態でカーボンルツボ4、ヒータ
7、保温部材10等のカーボン炉部材に対し高温水素処
理を施す。これは、ガス導入部14から数%のH2 ガス
を含むArガスを毎分約100リットルでチャンバ内へ
導入し、同時にガス排出部15を介して排気ポンプによ
りチャンバ内を約15Torrに減圧した状態とし、ヒータ
7に通電し、これを約1600℃まで昇温させた状態で
約2時間保持する。これにより、当該カーボン炉部材に
酸化金属不純物が水素により還元されて単体化され、カ
ーボン炉部材から析出されることのない安定状態にな
る。
【0035】このような高温水素処理の後、前述したよ
うに単結晶成長を行うことで、その処理中に金属不純物
がカーボン炉部材より析出されることはなく、高純度の
単結晶引上げが可能となる。
うに単結晶成長を行うことで、その処理中に金属不純物
がカーボン炉部材より析出されることはなく、高純度の
単結晶引上げが可能となる。
【0036】以下に、前述の如く高温水素処理を施した
チャンバ内に、清浄処理(コリン/H2 O2 /H2 O液
による洗浄→希HF処理→洗浄→乾燥)を施した5''の
ミラーウェーハSi(W) を図3に示すように配置し、A
rガスを100リットル/分で流し、チャンバを約15
Torrの減圧状態とし、ヒータに通電、ヒータ温度を約1
600℃とした状態で2時間保持した後、ヒータ7のパ
ワーをオフし、チャンバを室温まで冷却し、上記ウェー
ハSi(W) を取出し、このウェーハSi(W) に付着した
金属不純物を分析評価した結果を示す。ここでは、ウェ
ーハ表面を気相分解し、原子吸光分析法を使用した。ま
た、高温水素処理を施さないチャンバについても同条件
で分析評価した。その結果は以下に示す表のようになっ
た。
チャンバ内に、清浄処理(コリン/H2 O2 /H2 O液
による洗浄→希HF処理→洗浄→乾燥)を施した5''の
ミラーウェーハSi(W) を図3に示すように配置し、A
rガスを100リットル/分で流し、チャンバを約15
Torrの減圧状態とし、ヒータに通電、ヒータ温度を約1
600℃とした状態で2時間保持した後、ヒータ7のパ
ワーをオフし、チャンバを室温まで冷却し、上記ウェー
ハSi(W) を取出し、このウェーハSi(W) に付着した
金属不純物を分析評価した結果を示す。ここでは、ウェ
ーハ表面を気相分解し、原子吸光分析法を使用した。ま
た、高温水素処理を施さないチャンバについても同条件
で分析評価した。その結果は以下に示す表のようになっ
た。
【0037】
【表2】 なお、この表は、高温水素処理を施さない場合の汚染度
合いを“1”とし、高温水素処理を施した場合について
はその相対比較値を示したものである。
合いを“1”とし、高温水素処理を施した場合について
はその相対比較値を示したものである。
【0038】この表から明らかなように本発明方法にお
ける高温水素処理を施したチャンバの場合、その処理を
施さないチャンバに比して、金属不純物汚染が顕徴に低
減されていることがわかる。因みに、表に現れている数
値は石英ルツボにおけるそれと同じオーダの値である。
ける高温水素処理を施したチャンバの場合、その処理を
施さないチャンバに比して、金属不純物汚染が顕徴に低
減されていることがわかる。因みに、表に現れている数
値は石英ルツボにおけるそれと同じオーダの値である。
【0039】また、本発明に係る高温水素処理におい
て、ヒータ7の温度を、1000℃、1200℃、14
00℃、1600℃としたそれぞれの場合につき2時間
保持したときの金属汚染の低減効果をFeを代表例とし
て試験した結果、図3に示すようなデータが得られた。
なお、この図3中、Fe値は1600℃のときを“1”
としたときの相対比較値である。
て、ヒータ7の温度を、1000℃、1200℃、14
00℃、1600℃としたそれぞれの場合につき2時間
保持したときの金属汚染の低減効果をFeを代表例とし
て試験した結果、図3に示すようなデータが得られた。
なお、この図3中、Fe値は1600℃のときを“1”
としたときの相対比較値である。
【0040】更に、本発明に係る高温水素処理におい
て、ヒータ7の温度を1600℃とし、保持時間を30
分、1時間、2時間、3時間及び4時間としたときの金
属汚染の低減効果をFeを代表例として試験した結果、
図4に示すようなデータが得られた。ここにおけるFe
値は、保持時間を2時間としたときの値を“1”とした
相対比較値である。
て、ヒータ7の温度を1600℃とし、保持時間を30
分、1時間、2時間、3時間及び4時間としたときの金
属汚染の低減効果をFeを代表例として試験した結果、
図4に示すようなデータが得られた。ここにおけるFe
値は、保持時間を2時間としたときの値を“1”とした
相対比較値である。
【0041】これらからわかる通り、本発明に係る高温
水素処理においては、ヒータ7の温度を1400℃以上
として2時間も保持すれば良好な結果が得られる。
水素処理においては、ヒータ7の温度を1400℃以上
として2時間も保持すれば良好な結果が得られる。
【0042】また、本発明の方法により実際にシリコン
結晶を引上げ、これよりミラーウェーハを加工し、dr
yO2 雰囲気中で750℃×3時間+1000℃×18
時間の条件で熱処理を施し、結晶欠陥OSFを評価した
ところ、1ケ/cm2 以下という、通常の市販ウェーハ
の20〜30ケ/cm2 に比較して非常に良い結果が得
られた。
結晶を引上げ、これよりミラーウェーハを加工し、dr
yO2 雰囲気中で750℃×3時間+1000℃×18
時間の条件で熱処理を施し、結晶欠陥OSFを評価した
ところ、1ケ/cm2 以下という、通常の市販ウェーハ
の20〜30ケ/cm2 に比較して非常に良い結果が得
られた。
【0043】なお、その時の高温水素処理条件ならびに
単結晶成長条件は次の通りである。まず、高温水素処理
条件は、ヒータ7の温度が約1600℃、高温保持時間
が2時間、水素ガス/Arガスが(15リットル/分)
/(100リットル/分)というものである。また、単
結晶成長条件は、原料チャージ量が35kg、石英ルツ
ボ6が16''、Arガス100リットル/分で約15To
rr減圧状態、引上げ結晶は5''のNタイプで結晶方位が
〈100〉のものである。
単結晶成長条件は次の通りである。まず、高温水素処理
条件は、ヒータ7の温度が約1600℃、高温保持時間
が2時間、水素ガス/Arガスが(15リットル/分)
/(100リットル/分)というものである。また、単
結晶成長条件は、原料チャージ量が35kg、石英ルツ
ボ6が16''、Arガス100リットル/分で約15To
rr減圧状態、引上げ結晶は5''のNタイプで結晶方位が
〈100〉のものである。
【0044】以上説明した通り、本実施例によれば、シ
リコン原料が不在の状態で炉部材に高温水素処理を施す
ことから、チャンバ内にシリコンメルトが不在の状態で
の水素処理をメルト判定など必要とすることなく簡単に
実現することができることとなる。
リコン原料が不在の状態で炉部材に高温水素処理を施す
ことから、チャンバ内にシリコンメルトが不在の状態で
の水素処理をメルト判定など必要とすることなく簡単に
実現することができることとなる。
【0045】なお、高温水素処理工程において用いる炉
は単結晶成長処理工程で用いるものとは別のカーボン炉
部材に対する水素処理専用炉であっても、単結晶成長処
理工程で用いるものと同一の炉であっても実現可能であ
る。前者によれば、結晶引上げの稼働率を下げることが
なくなり、また後者によれば、高温水素処理後において
カーボン炉部材を水素処理専用炉から単結晶処理専用炉
へ設置しなおす、という手間を省ける。
は単結晶成長処理工程で用いるものとは別のカーボン炉
部材に対する水素処理専用炉であっても、単結晶成長処
理工程で用いるものと同一の炉であっても実現可能であ
る。前者によれば、結晶引上げの稼働率を下げることが
なくなり、また後者によれば、高温水素処理後において
カーボン炉部材を水素処理専用炉から単結晶処理専用炉
へ設置しなおす、という手間を省ける。
【0046】次に、図5、図6は本発明の第2実施例に
係るシリコン結晶の引上げ方法を図解するものである。
係るシリコン結晶の引上げ方法を図解するものである。
【0047】本発明の引上げ法では、単結晶成長のシリ
コン原料として100Wppm以上の水素を含有するも
のを用いることを特徴とする。
コン原料として100Wppm以上の水素を含有するも
のを用いることを特徴とする。
【0048】図5(a)及び図6に示すように、石英ル
ツボ6内に原料Si(M) をチャージした後、通常の条件
で単結晶成長を行うものである。つまり、チャンバ内へ
Arガスを流し、かつ所定の減圧状態として、ヒータ7
に通電し、温度を上昇させる。すると、このヒータ7の
温度がほぼ数100℃程度になると、原料Si(M) から
の水素の発散が始まる。この水素により、カーボン炉部
材の酸化金属不純物は還元され、単体化し安定すること
となって、カーボン炉部材から飛散されにくい状態にな
る。そして、原料Si(M) が溶け始める1420℃程度
になると、原料Si(M) 内に含有した水素はその殆ど
(99%)が発散されてしまうため、局部的にでもシリ
コンメルトSi(L) の存在する状態では水素処理はもは
や完了した状態となる。そして、図5(b)に示すよう
に全ての原料がシリコンメルトSi(L) と化した後に、
種子結晶Si(S) をシリコンメルトSi(L) に浸し、図
5(c)に示すように単結晶Si(C) を引上げる。
ツボ6内に原料Si(M) をチャージした後、通常の条件
で単結晶成長を行うものである。つまり、チャンバ内へ
Arガスを流し、かつ所定の減圧状態として、ヒータ7
に通電し、温度を上昇させる。すると、このヒータ7の
温度がほぼ数100℃程度になると、原料Si(M) から
の水素の発散が始まる。この水素により、カーボン炉部
材の酸化金属不純物は還元され、単体化し安定すること
となって、カーボン炉部材から飛散されにくい状態にな
る。そして、原料Si(M) が溶け始める1420℃程度
になると、原料Si(M) 内に含有した水素はその殆ど
(99%)が発散されてしまうため、局部的にでもシリ
コンメルトSi(L) の存在する状態では水素処理はもは
や完了した状態となる。そして、図5(b)に示すよう
に全ての原料がシリコンメルトSi(L) と化した後に、
種子結晶Si(S) をシリコンメルトSi(L) に浸し、図
5(c)に示すように単結晶Si(C) を引上げる。
【0049】ここで、実際に、100Wppmを優に越える
水素を含んだ粒状の原料Si(M) を16インチの石英ル
ツボ6に約35kgチャージし、チャンバ内にArガス
を約90リットル/分流し、かつ約15Torrの減圧状態
とし、ヒータ7を加熱して原料Si(M) をメルトさせた
後、Nタイプで結晶包囲〈100〉の6''φのシリコン
単結晶を約30kg引上げてみた。
水素を含んだ粒状の原料Si(M) を16インチの石英ル
ツボ6に約35kgチャージし、チャンバ内にArガス
を約90リットル/分流し、かつ約15Torrの減圧状態
とし、ヒータ7を加熱して原料Si(M) をメルトさせた
後、Nタイプで結晶包囲〈100〉の6''φのシリコン
単結晶を約30kg引上げてみた。
【0050】また、結晶引上げ中の炉内の金属汚染を評
価するために、上記清浄前処理した5''のミラーウェー
ハSi(W) を図7に示すごとくチャンバ内に配置し、引
上げ中にミラーウェーハSi(W) に付着した金属不純物
を気相分解し、原子吸光分析法(AAS法)で測定評価
した。ただし、上記金属汚染については市場で広く使用
されているシーメンス法のシリコン原料に関しても行っ
た。その結果、次表に示すようなデータが得られた。
価するために、上記清浄前処理した5''のミラーウェー
ハSi(W) を図7に示すごとくチャンバ内に配置し、引
上げ中にミラーウェーハSi(W) に付着した金属不純物
を気相分解し、原子吸光分析法(AAS法)で測定評価
した。ただし、上記金属汚染については市場で広く使用
されているシーメンス法のシリコン原料に関しても行っ
た。その結果、次表に示すようなデータが得られた。
【0051】
【表3】 この表は、水素フリーのシーメンス原料のときを“1”
とした相対比較値で本発明方法による金属汚染低減度合
いを表したものである。
とした相対比較値で本発明方法による金属汚染低減度合
いを表したものである。
【0052】本表によれば、水素含有原料を使用した場
合、水素フリーの原料を使用した場合に比して、金属不
純物汚染が顕徴に低減されていることがわかる。
合、水素フリーの原料を使用した場合に比して、金属不
純物汚染が顕徴に低減されていることがわかる。
【0053】また、図8はシリコン原料の水素濃度と金
属汚染の代表例であるFeとの関係を示したもので、こ
こにおいても水素フリーのシーメンス原料のときを
“1”とした相対比較値で示している。
属汚染の代表例であるFeとの関係を示したもので、こ
こにおいても水素フリーのシーメンス原料のときを
“1”とした相対比較値で示している。
【0054】この図から明らかなように、原料中の水素
濃度が100Wppm以上になると金属汚染が大幅に低減さ
れるようになるのがわかる。
濃度が100Wppm以上になると金属汚染が大幅に低減さ
れるようになるのがわかる。
【0055】また、約200Wppmの水素を含んだシリコ
ン原料を使用して引上げた6''のミラーウェーハを作成
し、dryO2 雰囲気中で780℃×3時間+1000
℃×16時間の熱処理を施し、結晶欠陥OSFの発生状
態を評価したところ、シーメンス原料使用従来法の市販
品のOSF20〜30ケ/cm2 に対して3ケ/cm2
以下と非常に良好な結果であった。
ン原料を使用して引上げた6''のミラーウェーハを作成
し、dryO2 雰囲気中で780℃×3時間+1000
℃×16時間の熱処理を施し、結晶欠陥OSFの発生状
態を評価したところ、シーメンス原料使用従来法の市販
品のOSF20〜30ケ/cm2 に対して3ケ/cm2
以下と非常に良好な結果であった。
【0056】以上の通り、本実施例によれば、シリコン
原料中に含有された水素原子は原料が溶け出す前の温度
でそのほとんどがチャンバ内に発散されることから、チ
ャンバ内にシリコンメルトが不在の状態での水素処理を
メルト判定など必要とすることなく簡単に実現すること
ができる。
原料中に含有された水素原子は原料が溶け出す前の温度
でそのほとんどがチャンバ内に発散されることから、チ
ャンバ内にシリコンメルトが不在の状態での水素処理を
メルト判定など必要とすることなく簡単に実現すること
ができる。
【0057】また、本実施例によれば、水素配管管理等
を不要とし、安全性が高い。
を不要とし、安全性が高い。
【0058】また、高純度のカーボン炉部材を長持ちさ
せることができるとともに、低水素化要求に伴う原料の
コストアップの必要が無く、より安価で高純度な単結晶
生成が可能となるため、著しいコスト低減を図ることが
できる。
せることができるとともに、低水素化要求に伴う原料の
コストアップの必要が無く、より安価で高純度な単結晶
生成が可能となるため、著しいコスト低減を図ることが
できる。
【0059】以上本発明の実施例について説明したが、
上記第1実施例の方法と第2実施例の方法とを組合わせ
て使用することもできる。
上記第1実施例の方法と第2実施例の方法とを組合わせ
て使用することもできる。
【0060】すなわち、第1実施例の高温水素処理工程
の後、水素含有原料で単結晶成長を行う、というもので
ある。これによって、より大きな金属汚染低減効果を期
待することができる。
の後、水素含有原料で単結晶成長を行う、というもので
ある。これによって、より大きな金属汚染低減効果を期
待することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明によれば、シリコン原料が不在の状態で炉部材に高温
水素処理を施すことから、チャンバ内にシリコンメルト
が不在の状態での水素処理をメルト判定など必要とする
ことなく簡単に実現することができるという効果を奏す
る。
明によれば、シリコン原料が不在の状態で炉部材に高温
水素処理を施すことから、チャンバ内にシリコンメルト
が不在の状態での水素処理をメルト判定など必要とする
ことなく簡単に実現することができるという効果を奏す
る。
【0062】また、請求項5記載の本発明によれば、シ
リコン原料中に含有された水素原子は原料が溶け出す前
の温度でそのほとんどがチャンバ内に発散されることか
ら、チャンバ内にシリコンメルトが不在の状態での水素
処理をメルト判定など必要とすることなく簡単に実現す
ることができることとなる。
リコン原料中に含有された水素原子は原料が溶け出す前
の温度でそのほとんどがチャンバ内に発散されることか
ら、チャンバ内にシリコンメルトが不在の状態での水素
処理をメルト判定など必要とすることなく簡単に実現す
ることができることとなる。
【0063】さらに、本発明は、水素配管管理等を不要
とし、安全性が高い。
とし、安全性が高い。
【0064】さらにまた、高純度のカーボン炉部材を長
持ちさせることができるとともに、低水素化要求に伴う
原料のコストアップの必要が無く、より安価な原料で高
純度な単結晶生成が可能となるため、著しいコスト低減
を図ることができる。
持ちさせることができるとともに、低水素化要求に伴う
原料のコストアップの必要が無く、より安価な原料で高
純度な単結晶生成が可能となるため、著しいコスト低減
を図ることができる。
【図1】本発明の第1実施例のシリコン結晶の引上げ方
法を図解するプロセス説明図。
法を図解するプロセス説明図。
【図2】第1実施例における炉内チャンバの金属汚染評
価法説明図。
価法説明図。
【図3】Fe汚染の温度依存性を示すグラフ。
【図4】Fe汚染の高温保持時間依存性を示すグラフ。
【図5】本発明の第2実施例のシリコン結晶の引上げ方
法を図解するプロセス説明図。
法を図解するプロセス説明図。
【図6】図5に示す引上げ法開始前の炉内のセッティン
グ状態説明図。
グ状態説明図。
【図7】第2実施例における炉内チャンバの金属汚染評
価法説明図。
価法説明図。
【図8】Fe汚染の原料水素濃度依存性を示すグラフ。
1 炉体 2 本体筒部 3 結晶取出し筒部 4 カーボンルツボ 6 石英ルツボ 7 カーボンヒータ 10 カーボン保温筒 11 ワイヤ巻取装置 12 ワイヤ 13 シードチャック 14 ガス導入部 15 ガス排出部
Claims (6)
- 【請求項1】シリコン原料が不在の炉内チャンバへ不活
性ガスと共に水素ガスを導入し、前記チャンバ内の炉部
材に対して高温水素処理を施した後に、その水素処理済
の炉部材を用いてシリコン単結晶成長を行うことを特徴
とするシリコン結晶の引上げ方法。 - 【請求項2】高温水素処理工程においてチャンバ内を1
400℃以上に昇温させることを特徴とする請求項1記
載のシリコン結晶の引上げ方法。 - 【請求項3】高温水素処理工程において用いる炉が単結
晶成長処理工程で用いるものとは別の水素処理専用炉で
あることを特徴とする請求項1、2のうちいずれか1項
記載のシリコン結晶の引上げ方法。 - 【請求項4】高温水素処理工程において用いる炉が単結
晶成長処理工程で用いるものと同一の炉であることを特
徴とする請求項1、2のうちいずれか1項記載のシリコ
ン結晶の引上げ方法。 - 【請求項5】少なくとも100wppmの水素原子を含んだ
シリコン原料を用いた単結晶成長工程を含むことを特徴
とするシリコン結晶の引上げ方法。 - 【請求項6】単結晶成長を行う前に請求項1記載の高温
水素処理工程を含んでいることを特徴とする請求項5記
載のシリコン結晶の引上げ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9974992A JPH05294789A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | シリコン結晶の引上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9974992A JPH05294789A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | シリコン結晶の引上げ方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05294789A true JPH05294789A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14255652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9974992A Pending JPH05294789A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | シリコン結晶の引上げ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05294789A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004044275A3 (en) * | 2002-11-12 | 2004-08-05 | Memc Electronic Materials | Process for removing metallic impurities from silicon carbide coated components of a silicon single crystal pulling apparatus |
| US20170107640A1 (en) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | Zing Semiconductor Corporation | Method for forming monocrystalline silicon ingot and wafers |
| CN107805840A (zh) * | 2016-09-09 | 2018-03-16 | 上海新昇半导体科技有限公司 | 一种拉晶炉的拉晶机构 |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP9974992A patent/JPH05294789A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004044275A3 (en) * | 2002-11-12 | 2004-08-05 | Memc Electronic Materials | Process for removing metallic impurities from silicon carbide coated components of a silicon single crystal pulling apparatus |
| US20170107640A1 (en) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | Zing Semiconductor Corporation | Method for forming monocrystalline silicon ingot and wafers |
| JP2017075084A (ja) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | 上海新昇半導體科技有限公司 | 単結晶シリコンインゴット及びウエハ形成方法 |
| CN106591944A (zh) * | 2015-10-15 | 2017-04-26 | 上海新昇半导体科技有限公司 | 单晶硅锭及晶圆的形成方法 |
| CN106591944B (zh) * | 2015-10-15 | 2018-08-24 | 上海新昇半导体科技有限公司 | 单晶硅锭及晶圆的形成方法 |
| CN107805840A (zh) * | 2016-09-09 | 2018-03-16 | 上海新昇半导体科技有限公司 | 一种拉晶炉的拉晶机构 |
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