JPH05295988A - シールド掘進機 - Google Patents
シールド掘進機Info
- Publication number
- JPH05295988A JPH05295988A JP4101457A JP10145792A JPH05295988A JP H05295988 A JPH05295988 A JP H05295988A JP 4101457 A JP4101457 A JP 4101457A JP 10145792 A JP10145792 A JP 10145792A JP H05295988 A JPH05295988 A JP H05295988A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- seal
- tail
- shield machine
- air
- Prior art date
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高いシール性を確保することができ、超大深
度における大断面のトンネル掘削や超高水圧下でのトン
ネル掘削に用いて好適なシールド掘進機を提供する。 【構成】 テール部(3)からこのテール部の内周部に
沿ってリング状に形成されるセグメント(5)の外周面
上に延出されて、テール部が掘進方向へ移動することに
追従して前記セグメントの外周面上を摺動するテールシ
ール(10)を備える。テール部の後端部に後方シール
壁(20)を設けて後方テールシール(21)を構成
し、後方テールシールの前方に所定間隔をあけて前方シ
ール壁(23)を設け、それらシール壁の間に形成され
る空間を圧気シール室(25)とし、圧気シール室に空
気圧を導入し、圧気シール室に外圧とシールド掘進器本
体の気圧との緩衝作用をもたせる。また、圧気シール室
を複数多重に設けることにより、超水圧下でのトンネル
掘削を可能とする構成とした。
度における大断面のトンネル掘削や超高水圧下でのトン
ネル掘削に用いて好適なシールド掘進機を提供する。 【構成】 テール部(3)からこのテール部の内周部に
沿ってリング状に形成されるセグメント(5)の外周面
上に延出されて、テール部が掘進方向へ移動することに
追従して前記セグメントの外周面上を摺動するテールシ
ール(10)を備える。テール部の後端部に後方シール
壁(20)を設けて後方テールシール(21)を構成
し、後方テールシールの前方に所定間隔をあけて前方シ
ール壁(23)を設け、それらシール壁の間に形成され
る空間を圧気シール室(25)とし、圧気シール室に空
気圧を導入し、圧気シール室に外圧とシールド掘進器本
体の気圧との緩衝作用をもたせる。また、圧気シール室
を複数多重に設けることにより、超水圧下でのトンネル
掘削を可能とする構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超大規模大断面あるい
は超高水圧下でのトンネル掘削に用いて好適なシールド
掘進機に関する。
は超高水圧下でのトンネル掘削に用いて好適なシールド
掘進機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シールド掘進機のテール部には
テールシールがシール壁によって設けられている。この
テールシールはシールド掘進機の後方からの地下水等の
湧水やテール部の内周部に沿って形成されるセグメント
の外周面上に注入される裏込注入剤等がテール部を含む
シールド掘進機側に浸入しないようにシールするもので
ある。
テールシールがシール壁によって設けられている。この
テールシールはシールド掘進機の後方からの地下水等の
湧水やテール部の内周部に沿って形成されるセグメント
の外周面上に注入される裏込注入剤等がテール部を含む
シールド掘進機側に浸入しないようにシールするもので
ある。
【0003】この種シールド掘進機のテールシール構造
として、図8ないし図11に示す技術あるいは図12に
示す技術がある。
として、図8ないし図11に示す技術あるいは図12に
示す技術がある。
【0004】前者の技術について説明すると、図8にお
いて符号1はシールド掘進機本体である。シールド掘進
機本体1の掘進方向前方部には地山を掘削するカッタ部
2が形成されると共に掘進方向後端部にはテール部3が
形成されている。
いて符号1はシールド掘進機本体である。シールド掘進
機本体1の掘進方向前方部には地山を掘削するカッタ部
2が形成されると共に掘進方向後端部にはテール部3が
形成されている。
【0005】このテール部3は筒体状のテールプレート
4によって区画形成されており、内周部においてこれに
沿ってリング状のセグメント5が組み立てられる。この
セグメント5は周方向に沿って複数個に分割されたセグ
メント片6から構成されており、これらセグメント片6
はテール部3の内周部においてリング状に組み立てられ
る。また、組み立てられたセグメント5にはシールジャ
ッキ7が係合してこれより反力を受けてシールド掘進機
本体1は掘進方向に前進する。
4によって区画形成されており、内周部においてこれに
沿ってリング状のセグメント5が組み立てられる。この
セグメント5は周方向に沿って複数個に分割されたセグ
メント片6から構成されており、これらセグメント片6
はテール部3の内周部においてリング状に組み立てられ
る。また、組み立てられたセグメント5にはシールジャ
ッキ7が係合してこれより反力を受けてシールド掘進機
本体1は掘進方向に前進する。
【0006】シールド掘進機主体1が前進した後、新た
にテール部3内でセグメント片6を組み立ててリング状
のセグメント5を形成し、先に完成しているセグメント
5に接続して、シールド掘進機本体1の掘進方向後方に
形成される掘削穴の内壁に連続したトンネル壁を形成す
る。
にテール部3内でセグメント片6を組み立ててリング状
のセグメント5を形成し、先に完成しているセグメント
5に接続して、シールド掘進機本体1の掘進方向後方に
形成される掘削穴の内壁に連続したトンネル壁を形成す
る。
【0007】また、掘削穴と組み立てられるセグメント
5の外周面8との間には裏込注入剤9が順次注入され
る。
5の外周面8との間には裏込注入剤9が順次注入され
る。
【0008】裏込注入剤9は組み立てられるセグメント
5の外周面8上に順次注入されるので、この裏込注入剤
9がテール部3を含む本体1側に流出することを防止す
るためにテール部3にはテールシール10が設けられて
いる。
5の外周面8上に順次注入されるので、この裏込注入剤
9がテール部3を含む本体1側に流出することを防止す
るためにテール部3にはテールシール10が設けられて
いる。
【0009】このテールシール10は図9に示すごと
く、テール部3の後端部からセグメント5の外周面8に
摺接するように延出されて注入される裏込注入剤9側に
位置される外側テール防水板11と、このテール防水板
11より掘進方向前方に所定の間隙を隔ててテールプレ
ート4から前記セグメント5の外周面8に摺接するよう
に設けられた内側テール防水板12と、これらの内外側
テール防水板11,12間に形成される防水材室sに充
填された石油系グリースあるいは樹脂のごとき潤滑シー
ル材13とから主に構成されている。
く、テール部3の後端部からセグメント5の外周面8に
摺接するように延出されて注入される裏込注入剤9側に
位置される外側テール防水板11と、このテール防水板
11より掘進方向前方に所定の間隙を隔ててテールプレ
ート4から前記セグメント5の外周面8に摺接するよう
に設けられた内側テール防水板12と、これらの内外側
テール防水板11,12間に形成される防水材室sに充
填された石油系グリースあるいは樹脂のごとき潤滑シー
ル材13とから主に構成されている。
【0010】潤滑シール材13は内外側テール防水板1
1,12にテールプレート4の内周壁に沿ってセグメン
ト5の外周面上に囲繞するごとく設けられて、外側テー
ル防水板11からの裏込注入剤9の流出を防止する。
1,12にテールプレート4の内周壁に沿ってセグメン
ト5の外周面上に囲繞するごとく設けられて、外側テー
ル防水板11からの裏込注入剤9の流出を防止する。
【0011】ところで、セグメント5は分割されたセグ
メント片6の組み合せにより形成されることになり、図
9に示す如く、セグメント片6間の接合部分18に段差
が生じる場合がある。この段差はセグメント片6の接合
部分の面とりや組み立て時の誤差によって生じるもので
あり、このように組み立てられたセグメント5の外周面
は連続した平面を形成せず段差ないし凹凸が生じること
がある。
メント片6の組み合せにより形成されることになり、図
9に示す如く、セグメント片6間の接合部分18に段差
が生じる場合がある。この段差はセグメント片6の接合
部分の面とりや組み立て時の誤差によって生じるもので
あり、このように組み立てられたセグメント5の外周面
は連続した平面を形成せず段差ないし凹凸が生じること
がある。
【0012】この凹凸状のセグメント5の外周面に追従
するように、それぞれテール防水板10,11の内側に
沿って細いワイヤ15を束ねてなるワイヤブラシ14を
設け、このワイヤブラシ14を構成するワイヤ15間の
隙間を埋めるために内外テール防水板11,12間に石
油系グリース等の潤滑シール材13を充填するとともに
該潤滑シール材13中に図10に示すごとく繊維材16
を混入する。なお、ワイヤブラシ14の上下面は、該ワ
イヤブラシ14の姿勢を保つため、適宜弾性を有するブ
ラシ保形板19で囲まれている。
するように、それぞれテール防水板10,11の内側に
沿って細いワイヤ15を束ねてなるワイヤブラシ14を
設け、このワイヤブラシ14を構成するワイヤ15間の
隙間を埋めるために内外テール防水板11,12間に石
油系グリース等の潤滑シール材13を充填するとともに
該潤滑シール材13中に図10に示すごとく繊維材16
を混入する。なお、ワイヤブラシ14の上下面は、該ワ
イヤブラシ14の姿勢を保つため、適宜弾性を有するブ
ラシ保形板19で囲まれている。
【0013】そして、繊維材16が互いに噛み合うとと
もにワイヤブラシ14間に絡み合うことにより、潤滑シ
ール材13の外部への漏れを防止し、セグメント5に追
従した高いシール性を確保しようとするものである。
もにワイヤブラシ14間に絡み合うことにより、潤滑シ
ール材13の外部への漏れを防止し、セグメント5に追
従した高いシール性を確保しようとするものである。
【0014】また、図12に示すものは、概略前記した
技術と同様であるが、異なるところは、外側テール防水
板11のみ有し、内側のテール防水板12は有していな
い点である。なお、この技術においても、保形板19で
ワイヤブラシ14を保持している点、および繊維材16
を混入した潤滑シール部材13を防水材室sに注入して
いる点は同様である。
技術と同様であるが、異なるところは、外側テール防水
板11のみ有し、内側のテール防水板12は有していな
い点である。なお、この技術においても、保形板19で
ワイヤブラシ14を保持している点、および繊維材16
を混入した潤滑シール部材13を防水材室sに注入して
いる点は同様である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した技
術にあっては、いずれも次のような欠点があった。すな
わち、シールド掘進機本体1のテール部3に設けられる
テールシール10が、外側および内側の両テール防水板
11,12並びにそれらの間に介装される潤滑シール材
13によって形成される一重のシール壁により構成され
ているだけであり、潤滑シール材13中に繊維材16を
混入したところで多少のシール性は向上するもののこれ
だけでは十分なシールが行えず、シールド掘進機本体の
後方からの高圧の地下湧水や裏込注入剤等がテールシー
ル10を通過してシールド掘進機本体1内に浸入してし
まう欠点があった。
術にあっては、いずれも次のような欠点があった。すな
わち、シールド掘進機本体1のテール部3に設けられる
テールシール10が、外側および内側の両テール防水板
11,12並びにそれらの間に介装される潤滑シール材
13によって形成される一重のシール壁により構成され
ているだけであり、潤滑シール材13中に繊維材16を
混入したところで多少のシール性は向上するもののこれ
だけでは十分なシールが行えず、シールド掘進機本体の
後方からの高圧の地下湧水や裏込注入剤等がテールシー
ル10を通過してシールド掘進機本体1内に浸入してし
まう欠点があった。
【0016】また、前記のようにテールシール10によ
って十分なシールが行えないため、ここから浸入する裏
込注入剤や泥水等を、シールド掘進機本体1内で処理し
なければならず、その処理が面倒である欠点があった。
それ故、坑内に気圧を付与し、この坑内気圧により坑内
への裏込め注入剤や泥水等の浸入を防止していたが、そ
のためには坑内全体を圧気するための大がかりな設備を
必要としていた。
って十分なシールが行えないため、ここから浸入する裏
込注入剤や泥水等を、シールド掘進機本体1内で処理し
なければならず、その処理が面倒である欠点があった。
それ故、坑内に気圧を付与し、この坑内気圧により坑内
への裏込め注入剤や泥水等の浸入を防止していたが、そ
のためには坑内全体を圧気するための大がかりな設備を
必要としていた。
【0017】前記欠点は、大断面のトンネル掘削を行う
場合あるいは高水圧下でトンネル掘削を行う場合に、外
部からテールシールへ浸入圧が高まることに起因してよ
り著しくなる。
場合あるいは高水圧下でトンネル掘削を行う場合に、外
部からテールシールへ浸入圧が高まることに起因してよ
り著しくなる。
【0018】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、高いシール性を確保す
ることができ、大断面のトンネル掘削や高水圧下でのト
ンネル掘削に用いて好適なシールド掘進機を提供するこ
とにある。
あり、その目的とするところは、高いシール性を確保す
ることができ、大断面のトンネル掘削や高水圧下でのト
ンネル掘削に用いて好適なシールド掘進機を提供するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明では、テール部からこのテール部の内周部
に沿ってリング状に形成されるセグメントの外周面上に
延出されて、テール部が掘進方向へ移動することに追従
して前記セグメントの外周面上を摺動するテールシール
を備えるシールド掘進機において、前記テール部の後部
に後方シール壁を設けて後方テールシールを構成し、該
後方テールシールの前方に所定間隔をあけて前方シール
壁を設け、それらシール壁の間に形成される空間を圧気
シール室とし、該圧気シール室に空気圧を導入したこと
を特徴とする。
めに、本発明では、テール部からこのテール部の内周部
に沿ってリング状に形成されるセグメントの外周面上に
延出されて、テール部が掘進方向へ移動することに追従
して前記セグメントの外周面上を摺動するテールシール
を備えるシールド掘進機において、前記テール部の後部
に後方シール壁を設けて後方テールシールを構成し、該
後方テールシールの前方に所定間隔をあけて前方シール
壁を設け、それらシール壁の間に形成される空間を圧気
シール室とし、該圧気シール室に空気圧を導入したこと
を特徴とする。
【0020】また、前記圧気シール室にはシールド掘進
機本体内部から延びる空気配管と排水配管とが個別に接
続されているのが好ましい。
機本体内部から延びる空気配管と排水配管とが個別に接
続されているのが好ましい。
【0021】
【作用】テール部の後端部の後方テールシールとその前
方に所定間隔をあけて設けた前方シール壁の間に形成さ
れる空間を圧気シール室としてこの圧気シール室に空気
圧を導入する構成であり、該圧気シール室の空気圧を、
湧水圧や裏込注入剤圧力等の外圧に応じて適宜調整制御
することにより、圧気シール室が、外圧とシールド掘進
器本体の気圧とのバランスを保つ作用を行う。
方に所定間隔をあけて設けた前方シール壁の間に形成さ
れる空間を圧気シール室としてこの圧気シール室に空気
圧を導入する構成であり、該圧気シール室の空気圧を、
湧水圧や裏込注入剤圧力等の外圧に応じて適宜調整制御
することにより、圧気シール室が、外圧とシールド掘進
器本体の気圧とのバランスを保つ作用を行う。
【0022】このため、泥水圧や裏込剤注入時の圧力の
ように上下変動の激しい外圧が直接シールド掘進器本体
の坑内に作用することがなく、高圧の地下湧水や泥水あ
るいは裏込注入剤等がシールド掘進機本体内に浸入する
のを防止できる。
ように上下変動の激しい外圧が直接シールド掘進器本体
の坑内に作用することがなく、高圧の地下湧水や泥水あ
るいは裏込注入剤等がシールド掘進機本体内に浸入する
のを防止できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の各実施例について図1ないし
図7を参照しながら説明する。なお、説明の便宜上従来
例で説明した構成要素と同一の構成要素については同一
符号を付して説明を簡略化する。
図7を参照しながら説明する。なお、説明の便宜上従来
例で説明した構成要素と同一の構成要素については同一
符号を付して説明を簡略化する。
【0024】第1実施例 図1ないし第6図は本発明の第1実施例を示す。この実
施例では、図1に示す如くテール部3からこのテール部
3の内周部に沿ってリング状に形成されるセグメント5
の外周面8上に延出されて、テール部3が掘進方向へ移
動することに追従して前記セグメント5の外周面8上を
摺動するテールシール10を備える。
施例では、図1に示す如くテール部3からこのテール部
3の内周部に沿ってリング状に形成されるセグメント5
の外周面8上に延出されて、テール部3が掘進方向へ移
動することに追従して前記セグメント5の外周面8上を
摺動するテールシール10を備える。
【0025】テールシール10について説明すると、テ
ール部3の後部には後方シール壁20が設けられて後方
テールシール21が構成されている。後方テールシール
21の前方には所定間隔をあけて前方シール壁23が設
けられている。そしてそれら両シール壁20、23、並
びにセグメント5の外周面8およびテールプレート4の
間には空間が形成され、この空間は圧気シール室25と
される。圧気シール室25には後述するように常時空気
圧が導入される。
ール部3の後部には後方シール壁20が設けられて後方
テールシール21が構成されている。後方テールシール
21の前方には所定間隔をあけて前方シール壁23が設
けられている。そしてそれら両シール壁20、23、並
びにセグメント5の外周面8およびテールプレート4の
間には空間が形成され、この空間は圧気シール室25と
される。圧気シール室25には後述するように常時空気
圧が導入される。
【0026】図2にも示すように、圧気シール室25の
下部中央には排泥水ノズル29が複数配置されている。
また、圧気シール室25の上部中央には給気ノズル31
が配置されている。なお、図2において符号33は後述
する防水材室sに配置される防水材注入用ノズルであ
る。これらノズル29,31,33はゴミが詰まらない
ように金網等で覆うのが好ましい。
下部中央には排泥水ノズル29が複数配置されている。
また、圧気シール室25の上部中央には給気ノズル31
が配置されている。なお、図2において符号33は後述
する防水材室sに配置される防水材注入用ノズルであ
る。これらノズル29,31,33はゴミが詰まらない
ように金網等で覆うのが好ましい。
【0027】排泥水ノズル29は、図3に示すようにテ
ールプレート4に設けられた孔を介して排水配管37a
に接続されている。また、給気ノズル31もテールプレ
ート4に設けられた孔を介して空気配管39aに接続さ
れている。前記排水配管37aおよび空気配管39aは
テールプレート4の外側に固定された断面略台形の棒状
材43の内部に土圧に耐えられるように保護されて長手
方向に沿って配管されて形成されている。なお、前記防
水材注入用ノズル33も、排泥水ノズル29等と同様に
テールプレート4に穿設された孔を介して、テールプレ
ーと4の外周面に固定された棒状材43の内部の防水材
配管45aに接続されている。
ールプレート4に設けられた孔を介して排水配管37a
に接続されている。また、給気ノズル31もテールプレ
ート4に設けられた孔を介して空気配管39aに接続さ
れている。前記排水配管37aおよび空気配管39aは
テールプレート4の外側に固定された断面略台形の棒状
材43の内部に土圧に耐えられるように保護されて長手
方向に沿って配管されて形成されている。なお、前記防
水材注入用ノズル33も、排泥水ノズル29等と同様に
テールプレート4に穿設された孔を介して、テールプレ
ーと4の外周面に固定された棒状材43の内部の防水材
配管45aに接続されている。
【0028】前記排水配管37a、空気配管39aおよ
び防水材配管45aは、テールプレート4に厚さ方向に
沿って設けられた孔を介して、テールプレート4の内周
面に固定された連結部38、40、46にそれぞれ個別
に接続される。そして、連結部38に接続された排水配
管37bの先端は排水タンク47の入側に接続される。
なお、排水タンク47はシールド掘進機本体1に通常付
設される排水処理施設に接続される。また、連結部40
に接続された空気配管39bの先端はコンプレッサ48
の出側に接続される。
び防水材配管45aは、テールプレート4に厚さ方向に
沿って設けられた孔を介して、テールプレート4の内周
面に固定された連結部38、40、46にそれぞれ個別
に接続される。そして、連結部38に接続された排水配
管37bの先端は排水タンク47の入側に接続される。
なお、排水タンク47はシールド掘進機本体1に通常付
設される排水処理施設に接続される。また、連結部40
に接続された空気配管39bの先端はコンプレッサ48
の出側に接続される。
【0029】すなわち、前記排泥水ノズル29、排水配
管37a,37b、排水タンク47、コンプレッサ4
8、給気配管39b,39a、および給気ノズル31に
よって、圧気シール室25内の空気圧を所定値に保つと
ともに、外部から圧気シール室25内に浸入する泥排水
をシールド掘進機本体1内の排水処理施設に送り込む圧
気調整制御手段50が構成がされている。ただし、この
排水設備施設はシールド掘進機本体内に限らず、その近
傍に後続設備として設けてもよい。
管37a,37b、排水タンク47、コンプレッサ4
8、給気配管39b,39a、および給気ノズル31に
よって、圧気シール室25内の空気圧を所定値に保つと
ともに、外部から圧気シール室25内に浸入する泥排水
をシールド掘進機本体1内の排水処理施設に送り込む圧
気調整制御手段50が構成がされている。ただし、この
排水設備施設はシールド掘進機本体内に限らず、その近
傍に後続設備として設けてもよい。
【0030】ここで、前記圧気調整手段50には圧力調
整器が付設されており、これにより圧気シール室25の
空気圧を所定圧に保持する。なお、圧気シール室25内
の空気圧は後述するように外圧とシールド掘進機本体1
内の坑内圧力との中間値に設定され、シールド掘進機後
方の外圧の変動に応じて調整制御される。
整器が付設されており、これにより圧気シール室25の
空気圧を所定圧に保持する。なお、圧気シール室25内
の空気圧は後述するように外圧とシールド掘進機本体1
内の坑内圧力との中間値に設定され、シールド掘進機後
方の外圧の変動に応じて調整制御される。
【0031】圧気シール室25の圧力調整方法として
は、空気配管39bに図示せぬ圧力調整弁が設けられ、
この圧力調整弁のスプールを適宜位置に設定する方法、
あるいは圧気シール室25内の圧力に応じてコンプレッ
サ48を運転空転させたり停止させたりする方法、ある
いはそれらを併用する方法がある。なお、シールド掘進
機本体1の後端には、同掘進機本体1の後方の圧力を測
定する図示せぬ圧力センサ、シールド掘進機本体1内の
坑内圧力を測定する圧力センサ、および圧気シール室2
5内の空気圧を測定する圧力センサがそれぞれ配置され
ている。
は、空気配管39bに図示せぬ圧力調整弁が設けられ、
この圧力調整弁のスプールを適宜位置に設定する方法、
あるいは圧気シール室25内の圧力に応じてコンプレッ
サ48を運転空転させたり停止させたりする方法、ある
いはそれらを併用する方法がある。なお、シールド掘進
機本体1の後端には、同掘進機本体1の後方の圧力を測
定する図示せぬ圧力センサ、シールド掘進機本体1内の
坑内圧力を測定する圧力センサ、および圧気シール室2
5内の空気圧を測定する圧力センサがそれぞれ配置され
ている。
【0032】前記後方シール壁20は、図4に示すよう
にテールプレート4の後端部に配置されるテール防水板
61と、該テール防水板61の前側に配置されかつ保形
板63で囲まれてなるワイヤブラシ65とから構成され
る。
にテールプレート4の後端部に配置されるテール防水板
61と、該テール防水板61の前側に配置されかつ保形
板63で囲まれてなるワイヤブラシ65とから構成され
る。
【0033】テール防水板61は防水性を有しかつ弾力
性を有するゴム板あるいはウレタン板等によって形成さ
れる。また、ワイヤブラシ63はここでは狭義のワイヤ
ブラシの他バイヤスワイヤメッシュ製のブラシ等も含む
広い意味で用いている。材料としては防錆性に優れかつ
強度的にも優れるるステンレス鋼線が好ましいが、単な
る鋼線や合成繊維線等でもよい。
性を有するゴム板あるいはウレタン板等によって形成さ
れる。また、ワイヤブラシ63はここでは狭義のワイヤ
ブラシの他バイヤスワイヤメッシュ製のブラシ等も含む
広い意味で用いている。材料としては防錆性に優れかつ
強度的にも優れるるステンレス鋼線が好ましいが、単な
る鋼線や合成繊維線等でもよい。
【0034】また、保形板65は前記したようにワイヤ
ブラシ61の形を保持するものであって、適宜弾性を有
するステンレス鋼板あるいはテフロン処理された鋼板等
が用いられる。
ブラシ61の形を保持するものであって、適宜弾性を有
するステンレス鋼板あるいはテフロン処理された鋼板等
が用いられる。
【0035】保形板65および前記テール防水板61
は、周方向に分割されて形成されている。特に、テール
防水板61は周方向に互いの端部の目地部において重合
するように鱗張り状に配置される。
は、周方向に分割されて形成されている。特に、テール
防水板61は周方向に互いの端部の目地部において重合
するように鱗張り状に配置される。
【0036】一方、前方シール壁23は、前記ワイヤブ
ラシ63の前方に所定間隔をあけてワイヤブラシ67が
配置され、該ワイヤブラシ67のさらにその前方に所定
間隔をあけてワイヤブラシ69が配置され、それら両ワ
イヤブラシ67、69の間に形成される空間sに石油系
グリースあるいは樹脂等のシール防水材71が充填され
て構成される。
ラシ63の前方に所定間隔をあけてワイヤブラシ67が
配置され、該ワイヤブラシ67のさらにその前方に所定
間隔をあけてワイヤブラシ69が配置され、それら両ワ
イヤブラシ67、69の間に形成される空間sに石油系
グリースあるいは樹脂等のシール防水材71が充填され
て構成される。
【0037】シール防水材71には必要に応じて目止め
材が混入される。目止め材としては、前記従来例で説明
した繊維材16のほかにシート状片あるいは粒状体等が
用いられる。また、目止め材は高い吸水性および柔軟性
と弾力性とを持ちかつ耐油性を持つ材料で作るのが好ま
しく、シート状片の場合には例えば布状材あるいは紙状
材等の裁断片等が利用される。目止め材のより具体的な
材料としては、でん粉系、セルロース系、あるいは合成
ポリマー系等の高吸水性樹脂材が挙げられる。
材が混入される。目止め材としては、前記従来例で説明
した繊維材16のほかにシート状片あるいは粒状体等が
用いられる。また、目止め材は高い吸水性および柔軟性
と弾力性とを持ちかつ耐油性を持つ材料で作るのが好ま
しく、シート状片の場合には例えば布状材あるいは紙状
材等の裁断片等が利用される。目止め材のより具体的な
材料としては、でん粉系、セルロース系、あるいは合成
ポリマー系等の高吸水性樹脂材が挙げられる。
【0038】なお、前記ワイヤブラシ67,69も共に
保形板65で囲まれる。なお、73はワイヤブラシ等を
固定するための取り付け金具である。
保形板65で囲まれる。なお、73はワイヤブラシ等を
固定するための取り付け金具である。
【0039】なお、前記後端、中央および前側にそれぞ
れ配置されるワイヤブラシ63,67,69相互の関係
について説明すると、後端のワイヤブラシ63は前側の
両ワイヤブラシ67,69に較べて相対的に密に配され
るものが好ましい。これは、強度よりも前記シール防水
材71中に混入される目止め材がワイヤブラシの間隙内
に堆積することによるシール性の向上を重視されるため
である。
れ配置されるワイヤブラシ63,67,69相互の関係
について説明すると、後端のワイヤブラシ63は前側の
両ワイヤブラシ67,69に較べて相対的に密に配され
るものが好ましい。これは、強度よりも前記シール防水
材71中に混入される目止め材がワイヤブラシの間隙内
に堆積することによるシール性の向上を重視されるため
である。
【0040】また、中央のワイヤブラシ67は後端のワ
イヤブラシ63よりも粗に配されたものでありしかも1
本1本のワイヤ径が大きく設定されているものが好まし
い。粗に配したのは、シール防水材71に混入した目止
め材がこのワイヤブラシ67を通って後方の圧気シール
室25に流れやすくすることで該目止め材を後端のワイ
ヤブラシ63に積極的に絡ませるためであり、1本1本
のワイヤ径を大きく設定したのは、後方の圧気シール室
25の水圧に対向する反発力を強くするためである。
イヤブラシ63よりも粗に配されたものでありしかも1
本1本のワイヤ径が大きく設定されているものが好まし
い。粗に配したのは、シール防水材71に混入した目止
め材がこのワイヤブラシ67を通って後方の圧気シール
室25に流れやすくすることで該目止め材を後端のワイ
ヤブラシ63に積極的に絡ませるためであり、1本1本
のワイヤ径を大きく設定したのは、後方の圧気シール室
25の水圧に対向する反発力を強くするためである。
【0041】また、前端のワイヤブラシ69は後端に用
いたワイヤブラシ63と同様の構成のワイヤブラシを用
いるのが好ましい。ここでもシール性が重視されるため
である。
いたワイヤブラシ63と同様の構成のワイヤブラシを用
いるのが好ましい。ここでもシール性が重視されるため
である。
【0042】次に前記第1実施例の作用について説明す
る。図1および図4に示すように、後方テールシール2
1である後方シール壁20と、ワイヤブラシ67,69
間にシール防水材71を充填してなる前方シール壁23
との間に形成される圧気シール室25に空気圧を導入
し、かつこの空気圧をシールド掘進機本体1後方の変動
がちな外圧つまり地下湧水圧力や裏込注入剤等の圧力に
対応させて、該外圧とシールド掘進機本体1内の坑内圧
との中間になるように調整する。
る。図1および図4に示すように、後方テールシール2
1である後方シール壁20と、ワイヤブラシ67,69
間にシール防水材71を充填してなる前方シール壁23
との間に形成される圧気シール室25に空気圧を導入
し、かつこの空気圧をシールド掘進機本体1後方の変動
がちな外圧つまり地下湧水圧力や裏込注入剤等の圧力に
対応させて、該外圧とシールド掘進機本体1内の坑内圧
との中間になるように調整する。
【0043】すなわち、コンプレッサ48から圧送され
る空気圧を、空気配管39b,39aおよび給気ノズル
31を経由して圧気シール室25内に導入する。そし
て、圧気シール室25とシールド掘進機本体1の坑内と
を結ぶ図示せぬ連通管に設置した圧力調整弁のスプール
位置を適宜調整することにより、圧気シール室25内の
圧力を、シールド掘進機本体1後方の外圧とシールド掘
進機本体1内の坑内圧との中間になるように調整する。
る空気圧を、空気配管39b,39aおよび給気ノズル
31を経由して圧気シール室25内に導入する。そし
て、圧気シール室25とシールド掘進機本体1の坑内と
を結ぶ図示せぬ連通管に設置した圧力調整弁のスプール
位置を適宜調整することにより、圧気シール室25内の
圧力を、シールド掘進機本体1後方の外圧とシールド掘
進機本体1内の坑内圧との中間になるように調整する。
【0044】具体的な圧力変動に基づき説明すると、例
えばシールド掘進機本体1の後端に裏込注入剤を注入す
るときには、シールド掘進機本体1の後方の外圧は一時
的に上昇する。これに対し、シールド掘進機本体内の坑
内圧力はほぼ一定であり、圧気シール室25の空気圧
は、それら外圧とシールド掘進機本体1内の坑内圧との
中間になるように調整される。
えばシールド掘進機本体1の後端に裏込注入剤を注入す
るときには、シールド掘進機本体1の後方の外圧は一時
的に上昇する。これに対し、シールド掘進機本体内の坑
内圧力はほぼ一定であり、圧気シール室25の空気圧
は、それら外圧とシールド掘進機本体1内の坑内圧との
中間になるように調整される。
【0045】したがって、仮に、地下湧水等が圧気シー
ル室25内に浸入した場合でも、これに伴い圧気シール
室25内の圧力が上昇し外圧とバランスするので、バラ
ンスした後の地下湧水等の浸入を防ぐことができる。
ル室25内に浸入した場合でも、これに伴い圧気シール
室25内の圧力が上昇し外圧とバランスするので、バラ
ンスした後の地下湧水等の浸入を防ぐことができる。
【0046】また、圧気シール室25内の空気とシール
ド掘進機本体1の坑内圧力と関係について見てみると、
シールド屈進機本体1の下端から上端に至る全域で圧気
シール室25の圧力の方が高いので、圧気シール室25
内の空気がシールド掘進機本体1の坑内に浸入しようと
するが、前方シール壁23がそれに抵抗するようにシー
ル壁の耐力を設定するので、坑内への空気の浸入はな
い。
ド掘進機本体1の坑内圧力と関係について見てみると、
シールド屈進機本体1の下端から上端に至る全域で圧気
シール室25の圧力の方が高いので、圧気シール室25
内の空気がシールド掘進機本体1の坑内に浸入しようと
するが、前方シール壁23がそれに抵抗するようにシー
ル壁の耐力を設定するので、坑内への空気の浸入はな
い。
【0047】裏込注入剤の注入が停止すると、シールド
掘進機本体1の後方の圧力は一時的に下がるが、これに
伴い、外圧検知センサからの信号に基づいて圧力調整弁
の設定値を下げる。これにより、圧気シール室25内の
空気圧が、外圧とシールド掘進機本体1内の坑内圧との
中間程度になるまで下げる。
掘進機本体1の後方の圧力は一時的に下がるが、これに
伴い、外圧検知センサからの信号に基づいて圧力調整弁
の設定値を下げる。これにより、圧気シール室25内の
空気圧が、外圧とシールド掘進機本体1内の坑内圧との
中間程度になるまで下げる。
【0048】このような圧力状態のとき、シールド掘進
機本体後方の地下湧水あるいは裏込注入剤等と圧気シー
ル室25内の空気と関係は、シールド掘進機本体1の上
部において、圧気シール室25の気圧が外圧よりも高
く、圧気シール室内の空気が外部へ流出しようとする
が、それに抵抗し得る耐力に設定されている後方シール
壁20がそれに抵抗して空気の流出を押さえる。
機本体後方の地下湧水あるいは裏込注入剤等と圧気シー
ル室25内の空気と関係は、シールド掘進機本体1の上
部において、圧気シール室25の気圧が外圧よりも高
く、圧気シール室内の空気が外部へ流出しようとする
が、それに抵抗し得る耐力に設定されている後方シール
壁20がそれに抵抗して空気の流出を押さえる。
【0049】また、シールド掘進機本体1の下部では、
外圧が圧気シール室25の気圧よりも高く、地下湧水や
裏込注入剤等が圧気シール室25内のに浸入しようとす
るが、後方シール壁20がそれに抵抗するように設定さ
れている。
外圧が圧気シール室25の気圧よりも高く、地下湧水や
裏込注入剤等が圧気シール室25内のに浸入しようとす
るが、後方シール壁20がそれに抵抗するように設定さ
れている。
【0050】また、圧気シール室25内の空気とシール
ド掘進機本体1の坑内圧力と関係について見てみると、
シールド屈進機本体1の下端から上端に至る全域でシー
ルド掘進機本体1の坑内圧力の方が低いので、圧気シー
ル室25の空気が坑内に流入しようとするが、前方シー
ル壁23がそれに抵抗するようにシール壁の耐力を設定
しているので、圧気シール室25への空気の流入はない
し、また浸入したとしても害はない。
ド掘進機本体1の坑内圧力と関係について見てみると、
シールド屈進機本体1の下端から上端に至る全域でシー
ルド掘進機本体1の坑内圧力の方が低いので、圧気シー
ル室25の空気が坑内に流入しようとするが、前方シー
ル壁23がそれに抵抗するようにシール壁の耐力を設定
しているので、圧気シール室25への空気の流入はない
し、また浸入したとしても害はない。
【0051】以上のように、圧気シール室25内の圧力
を、シールド掘進機本体1後方の外圧とシールド掘進機
本体1内の坑内圧との中間になるように調整しているの
で、シールド掘進機本体1の後方から圧気シール室25
内に地下湧水や裏込注入剤等の浸入はなく、また圧気シ
ール室とシールド掘進機本体の坑内の間でも空気の流出
入がないし、また害はない。
を、シールド掘進機本体1後方の外圧とシールド掘進機
本体1内の坑内圧との中間になるように調整しているの
で、シールド掘進機本体1の後方から圧気シール室25
内に地下湧水や裏込注入剤等の浸入はなく、また圧気シ
ール室とシールド掘進機本体の坑内の間でも空気の流出
入がないし、また害はない。
【0052】なお、圧気シール室の圧力調整制御の不備
等に起因し、外部の地下湧水等が後方シール壁20を通
過して圧気シール室25内に浸入し、同圧気シール室2
5に所定以上地下湧水等が溜まるような場合には、圧気
シール室25の気圧を一時的に高めつつ、浸入した地下
湧水等を排水ノズル29、排水配管37a,37bを通
して排水タンク48へ排出すればよいし、また滞水状態
のまま維持してもなんら害はなく、むしろ外部水圧に対
抗する作用が生じるので問題はない。
等に起因し、外部の地下湧水等が後方シール壁20を通
過して圧気シール室25内に浸入し、同圧気シール室2
5に所定以上地下湧水等が溜まるような場合には、圧気
シール室25の気圧を一時的に高めつつ、浸入した地下
湧水等を排水ノズル29、排水配管37a,37bを通
して排水タンク48へ排出すればよいし、また滞水状態
のまま維持してもなんら害はなく、むしろ外部水圧に対
抗する作用が生じるので問題はない。
【0053】第2実施例 図5は本発明の第2実施例を示す。ここでは、後方シー
ル壁20を、第1実施例の前方シール壁23と同様に、
ワイヤブラシ81,83を前後方向に所定間隔をあけて
配置し、それら両ワイヤブラシ81,83間にシール防
水材85を充填する構造にしている。
ル壁20を、第1実施例の前方シール壁23と同様に、
ワイヤブラシ81,83を前後方向に所定間隔をあけて
配置し、それら両ワイヤブラシ81,83間にシール防
水材85を充填する構造にしている。
【0054】なお、前方シール壁23を両ワイヤブラシ
67,69間にシール防水材71を充填して構成するこ
と、および後方と前方シール壁20,23との間に圧気
シール室25を設け、ここに空気圧を導入する点は前記
第1実施例と同様である。
67,69間にシール防水材71を充填して構成するこ
と、および後方と前方シール壁20,23との間に圧気
シール室25を設け、ここに空気圧を導入する点は前記
第1実施例と同様である。
【0055】このような構造にすることにより、シール
ド掘進機本体1の後方空間と圧気シール室25との間を
シールする後方シール壁20のシール性を高めることが
できる。したがって、圧気シール25内の圧力を外圧と
シールド掘進機本体1の坑内圧とのほぼ中間の値に保つ
ための圧力調整の精度があらい場合でも、外部から泥水
あるいは充填材等が圧気シール室25に浸入するのを防
ぐことができる。
ド掘進機本体1の後方空間と圧気シール室25との間を
シールする後方シール壁20のシール性を高めることが
できる。したがって、圧気シール25内の圧力を外圧と
シールド掘進機本体1の坑内圧とのほぼ中間の値に保つ
ための圧力調整の精度があらい場合でも、外部から泥水
あるいは充填材等が圧気シール室25に浸入するのを防
ぐことができる。
【0056】第3実施例 図6は本発明の第3実施例を示す。この実施例では、第
2実施例と同様に、後方および前方シール壁20,23
を、前後のワイヤブラシ67,69,81,83の間に
シール防水材71を充填して構成し、これら後方および
前方シール壁20,23の中間にシール壁を設けて2室
に区画し、圧気シール室91,93を2段に連続して設
ける構造にしている。
2実施例と同様に、後方および前方シール壁20,23
を、前後のワイヤブラシ67,69,81,83の間に
シール防水材71を充填して構成し、これら後方および
前方シール壁20,23の中間にシール壁を設けて2室
に区画し、圧気シール室91,93を2段に連続して設
ける構造にしている。
【0057】ここで、後側の圧気シール室91内の圧力
は、シールド掘進機本体1の坑内圧力と外圧との中間で
あってかつ外圧に近い値に設定する一方、内側の圧気シ
ール室93の圧力は、シールド掘進機本体1の坑内圧力
と外圧との中間であってかつシールド掘進機本体1内の
圧力に近い値に設定する。すなわち、シールド掘進機本
体内の圧力と外圧とを圧力差の段階を経て水圧シールす
るようにする。
は、シールド掘進機本体1の坑内圧力と外圧との中間で
あってかつ外圧に近い値に設定する一方、内側の圧気シ
ール室93の圧力は、シールド掘進機本体1の坑内圧力
と外圧との中間であってかつシールド掘進機本体1内の
圧力に近い値に設定する。すなわち、シールド掘進機本
体内の圧力と外圧とを圧力差の段階を経て水圧シールす
るようにする。
【0058】このような構造にすることにより、後方シ
ール壁20および前方シール壁23に要求されるシール
の耐圧度を下げることができる。また、このことは逆
に、後方および前方シール壁20,23を前記第2実施
例と同程度の耐圧度を持つシール壁の構造にすれば、外
部からの地下湧水や充填材等の浸入をより防止すること
ができる。
ール壁20および前方シール壁23に要求されるシール
の耐圧度を下げることができる。また、このことは逆
に、後方および前方シール壁20,23を前記第2実施
例と同程度の耐圧度を持つシール壁の構造にすれば、外
部からの地下湧水や充填材等の浸入をより防止すること
ができる。
【0059】第4実施例 図7は本発明の第4実施例を示し、この例では圧気シー
ル室を2室設けた例である。この実施例について、シー
ルド掘進機本体1内の気圧P0と、シールド掘進機本体
後方の外圧Pと、圧気シール室251内の圧力P1、お
よびその前方にさらに設けた圧気シール室252内の圧
力P2との制御状態の圧力比較を示すと、P0<P2<
P1≦Pとなるようにしているものである。
ル室を2室設けた例である。この実施例について、シー
ルド掘進機本体1内の気圧P0と、シールド掘進機本体
後方の外圧Pと、圧気シール室251内の圧力P1、お
よびその前方にさらに設けた圧気シール室252内の圧
力P2との制御状態の圧力比較を示すと、P0<P2<
P1≦Pとなるようにしているものである。
【0060】このようにすることにより坑内に圧力を導
入したり高くしたり、坑内気圧を高くしたりすることな
く、後方側の圧気シール室内の気圧を外部の圧力に対抗
させてバランスさせることができる。また、図7の実施
例は圧気シール室を2室設けたものであるが、さらに圧
気シール室を多重に設けることにより、超高圧にも自在
に耐えることができる。
入したり高くしたり、坑内気圧を高くしたりすることな
く、後方側の圧気シール室内の気圧を外部の圧力に対抗
させてバランスさせることができる。また、図7の実施
例は圧気シール室を2室設けたものであるが、さらに圧
気シール室を多重に設けることにより、超高圧にも自在
に耐えることができる。
【0061】なお、前記各実施例にあっては、後方シー
ル壁20および前方シール壁23の間に設ける圧気シー
ル室25を1個あるいは2個設けているが、これに限ら
れることなく、3個以上の多数とし、かつそれらの圧気
シール室25をシールド掘進機本体1の坑内気圧よりは
高い圧力範囲であればよい。つまり、後方から前方に行
くに従い順に圧力を段階的に低くするように設定しても
よいし、あるいは全室同じ気圧にしてもよい。なお、圧
気シール室25内の各室の気圧の調整は少なくとも最後
部の室が行われるようにすればよい。
ル壁20および前方シール壁23の間に設ける圧気シー
ル室25を1個あるいは2個設けているが、これに限ら
れることなく、3個以上の多数とし、かつそれらの圧気
シール室25をシールド掘進機本体1の坑内気圧よりは
高い圧力範囲であればよい。つまり、後方から前方に行
くに従い順に圧力を段階的に低くするように設定しても
よいし、あるいは全室同じ気圧にしてもよい。なお、圧
気シール室25内の各室の気圧の調整は少なくとも最後
部の室が行われるようにすればよい。
【0062】また、シール壁を構成する防水材室sも同
様に多数設け、それらの防水材室sの圧力を後方から前
方に行くに従い順に圧力を段階的に低くなるように設定
してもよいし、全室を同じ圧力にしてもよい。
様に多数設け、それらの防水材室sの圧力を後方から前
方に行くに従い順に圧力を段階的に低くなるように設定
してもよいし、全室を同じ圧力にしてもよい。
【0063】さらに、後方,前方の各シール壁20,2
3の構造は、前記第1実施例ないし第4実施例に示すも
のに限られることなく種々設計変更可能である。例え
ば、ワイヤブラシを用いることなく摺動壁のテール防水
壁を形成するものであればよい。
3の構造は、前記第1実施例ないし第4実施例に示すも
のに限られることなく種々設計変更可能である。例え
ば、ワイヤブラシを用いることなく摺動壁のテール防水
壁を形成するものであればよい。
【0064】また、本発明にかかるシールド掘進機は縦
坑や斜坑を掘削する場合でも用いることができるのは言
うまでもない。
坑や斜坑を掘削する場合でも用いることができるのは言
うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ール部からこのテール部の内周部に沿ってリング状に形
成されるセグメントの外周面上に延出されて、テール部
が掘進方向へ移動することに追従して前記セグメントの
外周面上を摺動するテールシールを備えるシールド掘進
機において、前記テール部の後端部に後方シール壁を設
けて後方テールシールを構成し、該後方テールシールの
前方に所定間隔をあけて前方シール壁を設け、それらシ
ール壁の間に形成される空間を圧気シール室とし、該圧
気シール室に空気圧を導入したから、圧気シール室の圧
力を、湧水圧や裏込注入剤圧力等の外圧に応じて、それ
ら外圧とシールド掘進機本体の坑内圧力との中間の圧力
値になるよう適宜調整制御することにより、圧気シール
室の気圧が後方シール壁を支えて、後方シール壁ととも
外圧に対抗する故、上下変動の激しい裏込注入剤圧力や
地下湧水圧のような外圧が直接シールド掘進機本体の坑
内に浸入するのを防止するための後方テールシールを保
護することができる。このため、外圧による地下湧水や
泥水あるいは裏込注入剤等がシールド掘進機本体内に浸
入するのを一層強力に防止でき、大深度における大断面
のトンネル掘削や超高水圧下でのトンネル掘削に極めて
好適に用いることができる。
ール部からこのテール部の内周部に沿ってリング状に形
成されるセグメントの外周面上に延出されて、テール部
が掘進方向へ移動することに追従して前記セグメントの
外周面上を摺動するテールシールを備えるシールド掘進
機において、前記テール部の後端部に後方シール壁を設
けて後方テールシールを構成し、該後方テールシールの
前方に所定間隔をあけて前方シール壁を設け、それらシ
ール壁の間に形成される空間を圧気シール室とし、該圧
気シール室に空気圧を導入したから、圧気シール室の圧
力を、湧水圧や裏込注入剤圧力等の外圧に応じて、それ
ら外圧とシールド掘進機本体の坑内圧力との中間の圧力
値になるよう適宜調整制御することにより、圧気シール
室の気圧が後方シール壁を支えて、後方シール壁ととも
外圧に対抗する故、上下変動の激しい裏込注入剤圧力や
地下湧水圧のような外圧が直接シールド掘進機本体の坑
内に浸入するのを防止するための後方テールシールを保
護することができる。このため、外圧による地下湧水や
泥水あるいは裏込注入剤等がシールド掘進機本体内に浸
入するのを一層強力に防止でき、大深度における大断面
のトンネル掘削や超高水圧下でのトンネル掘削に極めて
好適に用いることができる。
【0066】したがって、多少の高圧下であっても従来
のように大規模な坑内圧気設備等は不要となる。また超
高圧下であっても坑内圧気は最小限にとどめることがで
きるので設備も従来に比較すれば小規模のもので良い故
経済的効果も大きい。
のように大規模な坑内圧気設備等は不要となる。また超
高圧下であっても坑内圧気は最小限にとどめることがで
きるので設備も従来に比較すれば小規模のもので良い故
経済的効果も大きい。
【0067】また、圧気シール室にシールド掘進機本体
の後方設備から延びる給気配管と排水配管とを個別に接
続する構成にすれば、圧気シール室の圧力調整を容易に
行えるとともに、外部から地下湧水等が圧気シール室に
浸入する場合でもそれら地下湧水等を容易に処理できる
という優れた効果を奏する。
の後方設備から延びる給気配管と排水配管とを個別に接
続する構成にすれば、圧気シール室の圧力調整を容易に
行えるとともに、外部から地下湧水等が圧気シール室に
浸入する場合でもそれら地下湧水等を容易に処理できる
という優れた効果を奏する。
【図1】図1は本発明の第1実施例を示すシールド掘進
機の縦断面図である。
機の縦断面図である。
【図2】図2は本発明の第1実施例のシールド掘進機の
横断面図である。
横断面図である。
【図3】図3は本発明の第1実施例のシールド掘進機の
下部の断面図である。
下部の断面図である。
【図4】図4は本発明の第1実施例のシールド掘進機の
下部の拡大断面図である。
下部の拡大断面図である。
【図5】図5は本発明の第2実施例を示す要部拡大断面
図である。
図である。
【図6】図6は本発明の第3実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図7】図7は本発明の第4実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図8】図8は従来のシールド掘進機のテールシール構
造を示す概略側断面図である。
造を示す概略側断面図である。
【図9】図9は同テールシール構造を示す断面図であ
る。
る。
【図10】図10は同テールシール構造の断面図であ
る。
る。
【図11】図11は同テールシール構造の部分拡大断面
図である。
図である。
【図12】図12は他の従来例を示す一部の断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 シールド掘進機本体 3 テール部 5 セグメント 20 後方シール壁 21 後方テールシール 23 前方シール壁 25 圧気シール室 29 排泥水ノズル 31 給気ノズル 33 防水材注入用ノズル 47 排水タンク 48 コンプレッサ 71 シール防水材
Claims (2)
- 【請求項1】 テール部からこのテール部の内周部に沿
ってリング状に形成されるセグメントの外周面上に延出
されて、テール部が掘進方向へ移動することに追従して
前記セグメントの外周面上を摺動するテールシールを備
えるシールド掘進機において、 前記テール部の後部に後方シール壁を設けて後方テール
シールを構成し、該後方テールシールの前方に所定間隔
をあけて前方シール壁を設け、それらシール壁の間に形
成される空間を圧気シール室とし、該圧気シール室に空
気圧を導入したことを特徴とするシールド掘進機。 - 【請求項2】 請求項1記載のシールド掘進機におい
て、前記圧気シール室にはシールド掘進機本体内部から
延びる空気配管と排水配管とが個別に接続されているこ
とを特徴とするシールド掘進機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4101457A JPH05295988A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | シールド掘進機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4101457A JPH05295988A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | シールド掘進機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05295988A true JPH05295988A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14301230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4101457A Withdrawn JPH05295988A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | シールド掘進機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05295988A (ja) |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP4101457A patent/JPH05295988A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |