JPH05295996A - トンネルの止水方法及びシールド装置 - Google Patents
トンネルの止水方法及びシールド装置Info
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- JPH05295996A JPH05295996A JP4121222A JP12122292A JPH05295996A JP H05295996 A JPH05295996 A JP H05295996A JP 4121222 A JP4121222 A JP 4121222A JP 12122292 A JP12122292 A JP 12122292A JP H05295996 A JPH05295996 A JP H05295996A
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Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】シールド工法における効率的且つ確実な漏水防
止。 【構成】外殻2にその内外を貫通するシート挿通空間2
1を設けると共に、該空間21から繰り出し自在な形の
止水シート29を、ロールシート保持具11にロール状
に巻設支持させて、外殻2の内周面に沿って複数装着し
ておく。シールド装置1による掘進及び覆工建て込み作
業と平行して、複数の止水シート29を、そのトンネル
内周方向に隣接する溶着域を溶着装置12により接合し
つつ掘進方向後方側に繰り出し、セグメント30の外周
30aの全部を被覆するように設置する。
止。 【構成】外殻2にその内外を貫通するシート挿通空間2
1を設けると共に、該空間21から繰り出し自在な形の
止水シート29を、ロールシート保持具11にロール状
に巻設支持させて、外殻2の内周面に沿って複数装着し
ておく。シールド装置1による掘進及び覆工建て込み作
業と平行して、複数の止水シート29を、そのトンネル
内周方向に隣接する溶着域を溶着装置12により接合し
つつ掘進方向後方側に繰り出し、セグメント30の外周
30aの全部を被覆するように設置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド装置を用いて
トンネル掘削すると共に該シールド装置の内部からその
後方に連続して覆工を配設するシールド工法に滴用する
に好適な、トンネルの止水方法及びシールド装置に関す
る。
トンネル掘削すると共に該シールド装置の内部からその
後方に連続して覆工を配設するシールド工法に滴用する
に好適な、トンネルの止水方法及びシールド装置に関す
る。
【0002】図8は従来のシールドトンネルの止水構造
の一例を示す図、図9は図8に示す止水構造に用いられ
るセグメントの一例を示す図である。
の一例を示す図、図9は図8に示す止水構造に用いられ
るセグメントの一例を示す図である。
【従来の技術】通常、シールド工法においては、図8に
示すように、シールド装置41内の図8右部に示す後方
部分でセグメント42を、セグメントピース43を組立
て接合していく形で、該シールド装置41に後続させて
建て込み、こうして建て込んだセグメント41内にトン
ネル空間44を形成していく。こういったシールド工法
においては、地盤中の間隙水や裏込材がトンネル空間4
4内に漏洩するのを防止するために、以下に延べるよう
な漏水防止策が施されている。即ち、シールド装置41
とセグメント42との接続部からの漏水を防止する為
に、ワイヤブラシ等からなるテールシール45を、該装
置41の後端部である図8右端に配置する形で設けてお
き、これにより、スキンプレート46の内周46aとセ
グメント42の外周42aとの間隙49をシールする。
一方、トンネル空間44の覆工部材であるセグメント4
2には、予め図9に示すように、各セグメントピース4
3の、隣接するセグメントピース43との継手面43a
(各セグメントピース43の図8矢印A、B方向及び図
8紙面の前後に配置する4側端面)にシール材を配設す
る為の溝47を工場加工しておき、その溝47に適当な
る止水用のシール材を、例えばトンネル空間44内で取
付乃至充填したり或いは坑外の適当なる作業ヤード等で
予め貼付乃至嵌着等して、該シール材が隣接するセグメ
ントピース43、43間に挾み込まれる形になるように
して、これにより、セグメントピース43の接合部分、
即ちトンネル空間44における覆工側からの漏水が防止
される。
示すように、シールド装置41内の図8右部に示す後方
部分でセグメント42を、セグメントピース43を組立
て接合していく形で、該シールド装置41に後続させて
建て込み、こうして建て込んだセグメント41内にトン
ネル空間44を形成していく。こういったシールド工法
においては、地盤中の間隙水や裏込材がトンネル空間4
4内に漏洩するのを防止するために、以下に延べるよう
な漏水防止策が施されている。即ち、シールド装置41
とセグメント42との接続部からの漏水を防止する為
に、ワイヤブラシ等からなるテールシール45を、該装
置41の後端部である図8右端に配置する形で設けてお
き、これにより、スキンプレート46の内周46aとセ
グメント42の外周42aとの間隙49をシールする。
一方、トンネル空間44の覆工部材であるセグメント4
2には、予め図9に示すように、各セグメントピース4
3の、隣接するセグメントピース43との継手面43a
(各セグメントピース43の図8矢印A、B方向及び図
8紙面の前後に配置する4側端面)にシール材を配設す
る為の溝47を工場加工しておき、その溝47に適当な
る止水用のシール材を、例えばトンネル空間44内で取
付乃至充填したり或いは坑外の適当なる作業ヤード等で
予め貼付乃至嵌着等して、該シール材が隣接するセグメ
ントピース43、43間に挾み込まれる形になるように
して、これにより、セグメントピース43の接合部分、
即ちトンネル空間44における覆工側からの漏水が防止
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、セグメント
42側の漏水を防止するためのシール材は、これをトン
ネル空間44内において各セグメントピース43の継手
面43aに沿って形成された溝47にいちいち取付乃至
充填する作業は非常に手間がかかり、能率が悪い。そこ
で、シール材を坑外で貼付乃至嵌着してしまうと、セグ
メントピース43の保管中や或いはシールド装置内への
運搬中に、細心の注意を以ってしても、該ピース43か
らシール材が剥離したり破損することが起こり得、その
場合には当然、なんらかの補修が必要になる。しかし、
極限られた狭いスペースしかないシールド装置41の内
部で、当該シール材の全てをチェックしてこれを完全に
補修しようとすると、他の作業を阻害することになり、
甚だ好ましくない。さらに、シールド装置1により構築
されるトンネルにはカーブ箇所があったり、或いはセグ
メント42全体が撓む形で変形していたりする場合があ
るために、上述したスキンプレート46とセグメント4
2間の間隙49の幅は常に一定に保持されている訳では
なく、従って、シールド推進中に前記テールシール45
が当該間隙49の幅の大小を克服しきれない場合にはこ
こからトンネル空間44に滲水して、トンネル構築作業
を阻害する、といった不都合も起こり得る。このため、
こういったシールドトンネルにおける完全な漏水防止は
重要であり乍ら極めて難しいが、トンネル空間44内へ
の漏水を許容してこれを排水処理することは、排水に多
大なる経費がかかることに加えて、トンネル構造の脆弱
化と共に地盤沈下の進行を促す遠因になり、危険である
ために、これを避けることは万人の要求するところであ
る。そこで工事完了後のギャランテのために、二次覆工
時に別途に止水工を施すものとして、当該別途の止水工
に水密性を期する方法があるが、このような処置を施せ
ば当然、これに相応する分だけの工期と経費が別途に必
要になる。そこで本発明は、上記事情に鑑み、シールド
推進中に掘進作業やセグメント建て込み作業と平行して
トンネルに確実なる止水工を施すことが出来るようにし
て、シールド施工の効率を低下させることなく、経済的
且つ確実に漏水防止するようにした、トンネルの止水方
法及びシールド装置を提供するものである。
42側の漏水を防止するためのシール材は、これをトン
ネル空間44内において各セグメントピース43の継手
面43aに沿って形成された溝47にいちいち取付乃至
充填する作業は非常に手間がかかり、能率が悪い。そこ
で、シール材を坑外で貼付乃至嵌着してしまうと、セグ
メントピース43の保管中や或いはシールド装置内への
運搬中に、細心の注意を以ってしても、該ピース43か
らシール材が剥離したり破損することが起こり得、その
場合には当然、なんらかの補修が必要になる。しかし、
極限られた狭いスペースしかないシールド装置41の内
部で、当該シール材の全てをチェックしてこれを完全に
補修しようとすると、他の作業を阻害することになり、
甚だ好ましくない。さらに、シールド装置1により構築
されるトンネルにはカーブ箇所があったり、或いはセグ
メント42全体が撓む形で変形していたりする場合があ
るために、上述したスキンプレート46とセグメント4
2間の間隙49の幅は常に一定に保持されている訳では
なく、従って、シールド推進中に前記テールシール45
が当該間隙49の幅の大小を克服しきれない場合にはこ
こからトンネル空間44に滲水して、トンネル構築作業
を阻害する、といった不都合も起こり得る。このため、
こういったシールドトンネルにおける完全な漏水防止は
重要であり乍ら極めて難しいが、トンネル空間44内へ
の漏水を許容してこれを排水処理することは、排水に多
大なる経費がかかることに加えて、トンネル構造の脆弱
化と共に地盤沈下の進行を促す遠因になり、危険である
ために、これを避けることは万人の要求するところであ
る。そこで工事完了後のギャランテのために、二次覆工
時に別途に止水工を施すものとして、当該別途の止水工
に水密性を期する方法があるが、このような処置を施せ
ば当然、これに相応する分だけの工期と経費が別途に必
要になる。そこで本発明は、上記事情に鑑み、シールド
推進中に掘進作業やセグメント建て込み作業と平行して
トンネルに確実なる止水工を施すことが出来るようにし
て、シールド施工の効率を低下させることなく、経済的
且つ確実に漏水防止するようにした、トンネルの止水方
法及びシールド装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、地盤(3
9)中を推進し得る形の殻体(2)の内側に、それぞれ
が帯状に形成された複数の止水シート(29)を、トン
ネル内周方向に沿って相互に隣接させる形で構築すべき
トンネル覆工(30)の外周(30a)部に繰り出し自
在に収納しておき、前記殻体(2)を地盤(39)中に
推進させて、前記殻体(2)の推進移動量に対応する距
離分のトンネル覆工(30)を、該殻体(2)の、推進
方向に対して後側に接続する形で構築配置すると共に、
前記複数の止水シート(29)を、該止水シート(2
9)のそれぞれの縁部(29a)を隣接する止水シート
の縁部(29a)と相互に接合しながら、前記殻体
(2)の推進方向に対して後側に繰り出して、前記トン
ネル覆工(30)に前記止水シート(29)の接合体
(290)を、該トンネル覆工(30)の外周(30
a)を全周に亙って被覆する形で設置するようにして、
構成される。また、トンネル覆工(30)を先導する形
の殻体(2)を有し、前記殻体(2)内に掘削推進手段
(3)、(7)を設け、前記殻体(2)にシート繰り出
し部(21)を、該殻体(2)の内外を貫通する形で設
け、前記殻体(2)内にシート保持手段(11)を、帯
状に形成された止水シート(29)を、前記シート繰り
出し部(21)を介して前記トンネル覆工(30)の外
周(30a)部に繰り出し自在に保持し得る形で、該殻
体(2)の内周面に沿って複数設置し、前記殻体(2)
内に、前記止水シート(29)を接合する接合手段(1
2)を、隣接する前記シート保持手段(11)から繰り
出される前記止水シート(29)を接合し得る形で設け
て、シールド装置1が構成される。さらに、前記殻体
(2)に裏込材注入手段(32)を、前記シート繰り出
し部(21)の掘進方向前方に配置する形で設けて、シ
ールド装置(1)が構成される場合もある。なお、
( )内の番号等は、図面における対応する要素を示
す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記
載に限定拘束されるものではない。以下の
9)中を推進し得る形の殻体(2)の内側に、それぞれ
が帯状に形成された複数の止水シート(29)を、トン
ネル内周方向に沿って相互に隣接させる形で構築すべき
トンネル覆工(30)の外周(30a)部に繰り出し自
在に収納しておき、前記殻体(2)を地盤(39)中に
推進させて、前記殻体(2)の推進移動量に対応する距
離分のトンネル覆工(30)を、該殻体(2)の、推進
方向に対して後側に接続する形で構築配置すると共に、
前記複数の止水シート(29)を、該止水シート(2
9)のそれぞれの縁部(29a)を隣接する止水シート
の縁部(29a)と相互に接合しながら、前記殻体
(2)の推進方向に対して後側に繰り出して、前記トン
ネル覆工(30)に前記止水シート(29)の接合体
(290)を、該トンネル覆工(30)の外周(30
a)を全周に亙って被覆する形で設置するようにして、
構成される。また、トンネル覆工(30)を先導する形
の殻体(2)を有し、前記殻体(2)内に掘削推進手段
(3)、(7)を設け、前記殻体(2)にシート繰り出
し部(21)を、該殻体(2)の内外を貫通する形で設
け、前記殻体(2)内にシート保持手段(11)を、帯
状に形成された止水シート(29)を、前記シート繰り
出し部(21)を介して前記トンネル覆工(30)の外
周(30a)部に繰り出し自在に保持し得る形で、該殻
体(2)の内周面に沿って複数設置し、前記殻体(2)
内に、前記止水シート(29)を接合する接合手段(1
2)を、隣接する前記シート保持手段(11)から繰り
出される前記止水シート(29)を接合し得る形で設け
て、シールド装置1が構成される。さらに、前記殻体
(2)に裏込材注入手段(32)を、前記シート繰り出
し部(21)の掘進方向前方に配置する形で設けて、シ
ールド装置(1)が構成される場合もある。なお、
( )内の番号等は、図面における対応する要素を示
す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記
載に限定拘束されるものではない。以下の
【作用】の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、止水シート
(29)の接合体(290)がトンネル覆工(30)の
外周(30a)を全周に亙って被覆する形で、該トンネ
ル覆工(30)を地盤(39)から隔離するように作用
する。また、シールド装置(1)が掘削推進手段
(3)、(7)を介して推進すると、該シールド装置
(1)の推進移動量に対応した長さ分の止水シート(2
9)をシート保持手段(11)が繰り出し、該止水シー
ト保持手段(11)が繰り出した止水シート(29)を
接合手段(12)が接合するように作用する。さらに、
裏込材注入手段(32)に裏込材(33)を供給する
と、該供給された裏込材(33)は、シート繰り出し部
(21)から繰り出される止水シート(29)と地盤
(39)との間に注入されるように作用する。
(29)の接合体(290)がトンネル覆工(30)の
外周(30a)を全周に亙って被覆する形で、該トンネ
ル覆工(30)を地盤(39)から隔離するように作用
する。また、シールド装置(1)が掘削推進手段
(3)、(7)を介して推進すると、該シールド装置
(1)の推進移動量に対応した長さ分の止水シート(2
9)をシート保持手段(11)が繰り出し、該止水シー
ト保持手段(11)が繰り出した止水シート(29)を
接合手段(12)が接合するように作用する。さらに、
裏込材注入手段(32)に裏込材(33)を供給する
と、該供給された裏込材(33)は、シート繰り出し部
(21)から繰り出される止水シート(29)と地盤
(39)との間に注入されるように作用する。
【0006】
【実施例】図1は本発明によるトンネルの止水方法に用
いるシールド装置の一実施例を示す図、図2は図1に示
すシールド装置におけるテールシール部分の一例を示す
拡大図、図3は図1のIII、III矢視図、図4は図2のI
V、IV矢視図、図5は図2のV矢視図、図6は図1のVI、
VI矢視図、図7は本発明によるトンネルの止水方法に用
いる止水シートの一例を示す図である。
いるシールド装置の一実施例を示す図、図2は図1に示
すシールド装置におけるテールシール部分の一例を示す
拡大図、図3は図1のIII、III矢視図、図4は図2のI
V、IV矢視図、図5は図2のV矢視図、図6は図1のVI、
VI矢視図、図7は本発明によるトンネルの止水方法に用
いる止水シートの一例を示す図である。
【0007】シールド装置1は、図1に示すように、円
筒状に形成された外殻2を有しており、外殻2は、地盤
39中に該シールド装置1自身により、掘進方向即ちシ
ールド推進方向である矢印A、B方向に伸延する横転円
柱状に掘削形成された坑道40の、図1左端部に示す先
頭部分に配置されている。外殻2は、シールド装置1の
前側である図1左部に配置するスキンプレート2Aと該
スキンプレート2Aの後側、即ち図1右側(矢印B方向
側)に配置するテールスキン2B等により構成されてお
り、スキンプレート2Aとテールスキン2Bとは、シー
ルド装置1全体を支保している形のガーダー部2cによ
り、互いに分離し得ない形に連結一体化されている。ガ
ーダー部2cにはシールド装置1を推進させる為のシー
ルド推進ジャッキ7が、スキンプレート2Aの内周面に
沿って配列設置されており、シールド推進ジャッキ7に
はラム7aがそれぞれ、後方側である図1矢印B方向側
に突出駆動自在な形で設けられている。
筒状に形成された外殻2を有しており、外殻2は、地盤
39中に該シールド装置1自身により、掘進方向即ちシ
ールド推進方向である矢印A、B方向に伸延する横転円
柱状に掘削形成された坑道40の、図1左端部に示す先
頭部分に配置されている。外殻2は、シールド装置1の
前側である図1左部に配置するスキンプレート2Aと該
スキンプレート2Aの後側、即ち図1右側(矢印B方向
側)に配置するテールスキン2B等により構成されてお
り、スキンプレート2Aとテールスキン2Bとは、シー
ルド装置1全体を支保している形のガーダー部2cによ
り、互いに分離し得ない形に連結一体化されている。ガ
ーダー部2cにはシールド装置1を推進させる為のシー
ルド推進ジャッキ7が、スキンプレート2Aの内周面に
沿って配列設置されており、シールド推進ジャッキ7に
はラム7aがそれぞれ、後方側である図1矢印B方向側
に突出駆動自在な形で設けられている。
【0008】また、外殻2は、図1に示すように、スキ
ンプレート2Aとテールスキン2Bの接続部において、
テールスキン2Bの前端(図1左端)部の外径が、スキ
ンプレート2Aの後端(図1右端)部分の内径より小径
をなすように縮径形成されており、該縮径形成されたテ
ールスキン2Bの前端部が該スキンプレート2Aの後端
部に入り込む形で、両者2A、2B間にはシート挿通空
間21が、後述する止水シート29の接合体である止水
膜構造290が繰り出され得る形で、若干幅をなす円環
状に形成されている。シート挿通空間21は、図2に示
すように、その前端側である図2矢印A方向端がスキン
プレート2Aの内側(図2下側)に開口する一方で、そ
の後端側である矢印B方向端がテールスキン2Bの外側
(図2上側)に開口形成されており、従って、シールド
装置1は、スキンプレート2Aとテールスキン2Bの接
続部分において、シート挿通空間21を介して、外殻2
の内外がシールド推進方向である矢印A、B方向に略沿
って円環状に貫通する形になっている。
ンプレート2Aとテールスキン2Bの接続部において、
テールスキン2Bの前端(図1左端)部の外径が、スキ
ンプレート2Aの後端(図1右端)部分の内径より小径
をなすように縮径形成されており、該縮径形成されたテ
ールスキン2Bの前端部が該スキンプレート2Aの後端
部に入り込む形で、両者2A、2B間にはシート挿通空
間21が、後述する止水シート29の接合体である止水
膜構造290が繰り出され得る形で、若干幅をなす円環
状に形成されている。シート挿通空間21は、図2に示
すように、その前端側である図2矢印A方向端がスキン
プレート2Aの内側(図2下側)に開口する一方で、そ
の後端側である矢印B方向端がテールスキン2Bの外側
(図2上側)に開口形成されており、従って、シールド
装置1は、スキンプレート2Aとテールスキン2Bの接
続部分において、シート挿通空間21を介して、外殻2
の内外がシールド推進方向である矢印A、B方向に略沿
って円環状に貫通する形になっている。
【0009】スキンプレート2Aの図1左方の前端部2
Aaには、外径がスキンプレート2Aの外径と略同一の
大きさで円盤状に形成された、シールド装置1に地盤3
9を掘削させるためのカッタディスク3が、駆動モータ
3bを介して図1回転中心CT1を中心として図1紙面
と交差する矢印C、C’方向に回転駆動自在に設けられ
ており、カッタディスク3の図1左側面である前面には
カッタ刃3aが、その刃先をシールド装置1の前方、即
ち坑道40の切羽40aにそれぞれ向けた形で、多数装
着されている。スキンプレート2A内の図1左部に示す
前部には隔壁5が、該スキンプレート2A内部の空間を
前後即ち図1左右方向に遮断する形で設けられており、
スキンプレート2A内部の空間には隔壁5とカッタディ
スク3との間に掘削土砂充填空間37が、円盤状に形成
されている。隔壁5の図1下部にはスクリュコンベア6
が、土砂採取口6aを掘削充填空間37の下部に配置さ
せた形で嵌着されており、スクリュコンベア6は公知の
如く、該コンベア6内部のスクリュ61が図1回転中心
CT2を中心として図1矢印D、D’方向に回転するこ
とにより、切羽40aで形成される掘削土砂、即ちズリ
36を、図1右部に示す坑道40の後方側へ搬送し得る
ように構成されている。
Aaには、外径がスキンプレート2Aの外径と略同一の
大きさで円盤状に形成された、シールド装置1に地盤3
9を掘削させるためのカッタディスク3が、駆動モータ
3bを介して図1回転中心CT1を中心として図1紙面
と交差する矢印C、C’方向に回転駆動自在に設けられ
ており、カッタディスク3の図1左側面である前面には
カッタ刃3aが、その刃先をシールド装置1の前方、即
ち坑道40の切羽40aにそれぞれ向けた形で、多数装
着されている。スキンプレート2A内の図1左部に示す
前部には隔壁5が、該スキンプレート2A内部の空間を
前後即ち図1左右方向に遮断する形で設けられており、
スキンプレート2A内部の空間には隔壁5とカッタディ
スク3との間に掘削土砂充填空間37が、円盤状に形成
されている。隔壁5の図1下部にはスクリュコンベア6
が、土砂採取口6aを掘削充填空間37の下部に配置さ
せた形で嵌着されており、スクリュコンベア6は公知の
如く、該コンベア6内部のスクリュ61が図1回転中心
CT2を中心として図1矢印D、D’方向に回転するこ
とにより、切羽40aで形成される掘削土砂、即ちズリ
36を、図1右部に示す坑道40の後方側へ搬送し得る
ように構成されている。
【0010】一方、前記テールスキン2B内には、図1
において前記スクリュコンベア6の紙面奥側に示すよう
に、エレクタ9が、前記ガーダー部2cの後側即ち図1
右側等に固定される形で設けられており、エレクタ9に
はセグメントピース31を把持し得るア−ム9aが、図
1紙面と交差方向であるトンネル内周方向(図6に示す
矢印P、Q方向)に回転位置決め自在で、且つ、矢印
A、Bで示すシールド推進方向と図1においては略一致
する坑道30の軸心CT0に対して放射方向である図1
矢印E、F方向に突出後退駆動自在な形で設けられてい
る。また、エレクタ9の図1上側には、該エレクタ9を
旋回駆動させる為の油圧モータ9bや後方作業台9c等
が設けられており、これ等の油圧モータ9b、後方作業
台9c等は、ガーダー部2cに装着支持されている。
において前記スクリュコンベア6の紙面奥側に示すよう
に、エレクタ9が、前記ガーダー部2cの後側即ち図1
右側等に固定される形で設けられており、エレクタ9に
はセグメントピース31を把持し得るア−ム9aが、図
1紙面と交差方向であるトンネル内周方向(図6に示す
矢印P、Q方向)に回転位置決め自在で、且つ、矢印
A、Bで示すシールド推進方向と図1においては略一致
する坑道30の軸心CT0に対して放射方向である図1
矢印E、F方向に突出後退駆動自在な形で設けられてい
る。また、エレクタ9の図1上側には、該エレクタ9を
旋回駆動させる為の油圧モータ9bや後方作業台9c等
が設けられており、これ等の油圧モータ9b、後方作業
台9c等は、ガーダー部2cに装着支持されている。
【0011】また、テールスキン2Bの内側後部には、
1リングの幅がL1でその横断面形状がテールスキン2
Bの内径より若干小径をなす外径の横転円筒状に形成さ
れた、トンネル覆工部材であるセグメント30が、シー
ルド装置1の後側(矢印B方向側)と、図1右部に図示
されない該シールド装置1の発進坑口30cとを接続す
る形で構築配設されている。セグメント30は、図1乃
至図6に示すように、複数のセグメントピース31が前
記坑道40の軸心CT0方向及び軸心CT0を中心にし
た円周方向(即ちシールド推進方向である図1矢印A、
B方向及びトンネル内周方向である図6矢印P、Q方
向)に相互に接合された形で、継手ボルトにより円筒状
に組み立てられて構成されており、セグメント30の図
1左端に示す前端30bは、該セグメント30が略1リ
ング分だけテールスキン2B内に入り込む形で、前記シ
ールド推進ジャッキ7のラム7aと当接し得る形になっ
ている。
1リングの幅がL1でその横断面形状がテールスキン2
Bの内径より若干小径をなす外径の横転円筒状に形成さ
れた、トンネル覆工部材であるセグメント30が、シー
ルド装置1の後側(矢印B方向側)と、図1右部に図示
されない該シールド装置1の発進坑口30cとを接続す
る形で構築配設されている。セグメント30は、図1乃
至図6に示すように、複数のセグメントピース31が前
記坑道40の軸心CT0方向及び軸心CT0を中心にし
た円周方向(即ちシールド推進方向である図1矢印A、
B方向及びトンネル内周方向である図6矢印P、Q方
向)に相互に接合された形で、継手ボルトにより円筒状
に組み立てられて構成されており、セグメント30の図
1左端に示す前端30bは、該セグメント30が略1リ
ング分だけテールスキン2B内に入り込む形で、前記シ
ールド推進ジャッキ7のラム7aと当接し得る形になっ
ている。
【0012】セグメント30の外周30aと、シールド
装置1のカッタ刃3aが掘削形成した坑壁40bとの間
にはテールボイド35が、少なくともスキンプレート2
A及びテールスキン2Bの板厚さ分だけの間隙が不可避
に生じる形で、円環状に形成されており、テールボイド
35には、図6に示すように、後述する止水膜構造29
0が、セグメント30の外周30aの全面を被覆する形
で円筒膜体状に配設されている。止水膜構造290と坑
壁40bとの間には、例えばセメント系のグラウト材3
3が裏込充填されており、裏込材33はその前端側未固
結部分が、図2左端に示す該裏込材33を注入するため
の注入ノズル32の吐出口32aまで連続した形になっ
ている。注入ノズル32は図2に示すように、スキンプ
レート2Aを貫通してその吐出口32aを後方、即ちテ
ールボイド35側に向けた形で、前記シート挿通空間2
1の前方(矢印A方向側)に設けられており、注入ノズ
ル32の図2下側には図示されないグラウト供給ポンプ
が接続されている。
装置1のカッタ刃3aが掘削形成した坑壁40bとの間
にはテールボイド35が、少なくともスキンプレート2
A及びテールスキン2Bの板厚さ分だけの間隙が不可避
に生じる形で、円環状に形成されており、テールボイド
35には、図6に示すように、後述する止水膜構造29
0が、セグメント30の外周30aの全面を被覆する形
で円筒膜体状に配設されている。止水膜構造290と坑
壁40bとの間には、例えばセメント系のグラウト材3
3が裏込充填されており、裏込材33はその前端側未固
結部分が、図2左端に示す該裏込材33を注入するため
の注入ノズル32の吐出口32aまで連続した形になっ
ている。注入ノズル32は図2に示すように、スキンプ
レート2Aを貫通してその吐出口32aを後方、即ちテ
ールボイド35側に向けた形で、前記シート挿通空間2
1の前方(矢印A方向側)に設けられており、注入ノズ
ル32の図2下側には図示されないグラウト供給ポンプ
が接続されている。
【0013】止水膜構造290は、図6に示すように、
図6矢印P、Qで示すトンネル内周方向に沿ってセグメ
ント30の外周30aを被覆する形で並ぶ複数の止水シ
ート29を有しており、止水膜構造290は、各止水シ
ート29のトンネル内周方向に沿って相互に隣接する左
右端部分(図6矢印P、Q方向に隣接する止水シート2
9、29の隣接部分)がそれぞれ所定の幅L4づつ重な
る形で接合一体化されている。即ち、各止水シート29
は、図7に示すように、所定の幅L2をなす形で帯状に
形成されており、止水シート29は、該シート29の幅
L2のうち、その両端帯縁部、即ち図7矢印K、L方向
両端部からそれぞれ幅L3分に、前記隣接する止水シー
ト29、29の重なり幅L4に略一致する形で、溶着域
29a、29aがそれぞれ設定されている。溶着域29
a、29aは、図6に示すように、トンネル内周方向
(矢印P、Q方向)に沿って隣接する両隣の止水シート
29、29の溶着域29a、29aと溶着接合されてお
り、これにより隣接する止水シート29、29は一体を
呈している。また、止水シート29は、その図7矢印
K、L方向で示す幅方向真中部分、即ち溶着域29a、
29a以外の部分に、図7厚さW1をなす形で、補強域
29bが設定されている。止水シート29の溶着域29
a、29aは、例えばポリエチレン、EVA等の合成樹
脂乃至ゴムその他複合材料等の、止水性並びに可撓性と
熱可塑性を備えるシート状材料により構成されており、
一方止水シート29の補強域29bには、図7に示すよ
うに、鋼線、樹脂、織布、不織布、複合補強繊維材等か
らなる補強材291が、例えば溶着域29a、29aを
構成しているシート状材料の厚み中に格子状に挟着され
たり或いは該シート状材料の表面に貼付されたり或いは
その加工時に混入されたり等する形で、例えば補強域2
9b全面に亙って或いは補強域29bを含めた止水シー
ト29全体に亙って配設されている。
図6矢印P、Qで示すトンネル内周方向に沿ってセグメ
ント30の外周30aを被覆する形で並ぶ複数の止水シ
ート29を有しており、止水膜構造290は、各止水シ
ート29のトンネル内周方向に沿って相互に隣接する左
右端部分(図6矢印P、Q方向に隣接する止水シート2
9、29の隣接部分)がそれぞれ所定の幅L4づつ重な
る形で接合一体化されている。即ち、各止水シート29
は、図7に示すように、所定の幅L2をなす形で帯状に
形成されており、止水シート29は、該シート29の幅
L2のうち、その両端帯縁部、即ち図7矢印K、L方向
両端部からそれぞれ幅L3分に、前記隣接する止水シー
ト29、29の重なり幅L4に略一致する形で、溶着域
29a、29aがそれぞれ設定されている。溶着域29
a、29aは、図6に示すように、トンネル内周方向
(矢印P、Q方向)に沿って隣接する両隣の止水シート
29、29の溶着域29a、29aと溶着接合されてお
り、これにより隣接する止水シート29、29は一体を
呈している。また、止水シート29は、その図7矢印
K、L方向で示す幅方向真中部分、即ち溶着域29a、
29a以外の部分に、図7厚さW1をなす形で、補強域
29bが設定されている。止水シート29の溶着域29
a、29aは、例えばポリエチレン、EVA等の合成樹
脂乃至ゴムその他複合材料等の、止水性並びに可撓性と
熱可塑性を備えるシート状材料により構成されており、
一方止水シート29の補強域29bには、図7に示すよ
うに、鋼線、樹脂、織布、不織布、複合補強繊維材等か
らなる補強材291が、例えば溶着域29a、29aを
構成しているシート状材料の厚み中に格子状に挟着され
たり或いは該シート状材料の表面に貼付されたり或いは
その加工時に混入されたり等する形で、例えば補強域2
9b全面に亙って或いは補強域29bを含めた止水シー
ト29全体に亙って配設されている。
【0014】ところで、前記スキンプレート2Aの図1
右端に示す後端部には、図1に示すように、前記テール
ボイド35に止水膜構造290を配設するためのシート
供給機構10が設けられており、シート供給機構10
は、スキンプレート2Aの内周面にその内周方向である
図3矢印P、Q方向、即ちトンネル内周方向と一致する
方向に沿って並ぶ形で装着された複数のロールシート保
持具11を有している。ロールシート保持具11には、
図3に示すように、前記止水シート29が、その引出先
端である最外方後端部分をシールド装置1の後方側であ
る図1右側(矢印B方向)に繰り出し自在な形でそれぞ
れロール状に巻設されており、ロールシート保持具11
から繰り出された部分の止水シート29の後側(矢印B
方)部分は、前記シート挿通空間22を突き抜ける形
で、前記テールスキン2Bの外側を被覆している。テー
ルスキン2Bの外側を被覆している止水シート29の更
に後側部分は、前記テールボイド35の矢印A、B方向
全長に亙って延長配設されており、即ち止水シート29
は、該止水シート29の最後端部分(図1右側に図示さ
れない部分)が前記坑口40cまで延長伸延する形で、
前記止水膜構造290を構成している。
右端に示す後端部には、図1に示すように、前記テール
ボイド35に止水膜構造290を配設するためのシート
供給機構10が設けられており、シート供給機構10
は、スキンプレート2Aの内周面にその内周方向である
図3矢印P、Q方向、即ちトンネル内周方向と一致する
方向に沿って並ぶ形で装着された複数のロールシート保
持具11を有している。ロールシート保持具11には、
図3に示すように、前記止水シート29が、その引出先
端である最外方後端部分をシールド装置1の後方側であ
る図1右側(矢印B方向)に繰り出し自在な形でそれぞ
れロール状に巻設されており、ロールシート保持具11
から繰り出された部分の止水シート29の後側(矢印B
方)部分は、前記シート挿通空間22を突き抜ける形
で、前記テールスキン2Bの外側を被覆している。テー
ルスキン2Bの外側を被覆している止水シート29の更
に後側部分は、前記テールボイド35の矢印A、B方向
全長に亙って延長配設されており、即ち止水シート29
は、該止水シート29の最後端部分(図1右側に図示さ
れない部分)が前記坑口40cまで延長伸延する形で、
前記止水膜構造290を構成している。
【0015】また、前記スキンプレート2Aとテールス
キン2Bの接続部には、図2に示すように、前記シート
挿通空間21のシート受け入口の矢印A方側(該空間2
1の図2左側に示す前側)に配置する形で、前記ロール
シート保持具11から繰り出される止水シート29を矢
印A、Bで示すシールド推進方向、即ち坑道縦断方向に
沿って溶着接合し得る形の例えば熱ごて式の溶着装置1
2が、図3に示すように、図3矢印P、Qで示すトンネ
ル内周方向に沿って前記シート保持具11の数量に対応
した数量だけ設けられており、溶着装置12は、図2に
示すように、図2上下に一対をなす形のブラケット13
A(図2上側)、13B(図2下側)を有している。図
2上側のブラケット13Aは、その底面である外面即ち
図2上面側がスキンプレート2Aの図1右端に示す後端
部分の内周面に固定装着されており、図2下側のブラケ
ット13Bは、該ブラケット13Bの後側即ち図2右方
に延長形成された底部分の外面即ち図2上面側が、テー
ルスキン2Bの図1左端に示す前端部分の内周面即ち図
2下面に固定装着されている。なお、スキンプレート2
Aとテールスキン2Bは既に延べたように、ガーダー部
2cを介して互いに分離し得ない形に連結一体化されて
おり、さらに、ブラケット13A、13Bには図示され
ない例えばバネ部材からなるブラケット連結手段が、図
2上下のブラケット13A、13Bを互いに近接させる
方向に付勢した形で設けられている。なお、間隙12a
は該間隙12aに止水シート29が何等挿通されていな
い状態のとき、ブラケット連結手段を介して、その図2
上下幅が拡幅自在であり乍ら少なくとも止水シート29
の2枚分の厚さより薄幅をなす状態が供されている。ブ
ラケット13A、13Bの図2左部に示す前部にはそれ
ぞれ、図2上下一対に示す形のガイドローラ15、15
が、略円柱状に形成されて図2紙面と平行方向に回転自
在な形で支持されており、即ちガイドローラ15、15
は、図5に示すように、軸151、151を介して、図
5に示す回転中心CT4、CT4’を回転中心とする図
5矢印G1、G2方向及び、矢印G3、G4方向にそれ
ぞれ回転自在な形で、ブラケット13A、13Bに軸受
支持されている。図2上下に一対をなすガイドローラ1
5、15には、図5に示すように、該ガイドローラ1
5、15のそれぞれの片側面に該ローラ15の外径より
大径に形成された形のフランジ152、152が、それ
ぞれのフランジ152、152の配設位置を対向させた
形で互い違いに設けられており、即ちフランジ152
は、ブラケット13A側のガイドローラ15には図5右
側に、ブラケット13B側のガイドローラ15には図5
左側にそれぞれ形成配置されている。また、ブラケット
13A、13Bの図2右部に示す後部には、図2上下に
一対に示す形のプレスローラ16、16が、前記ガイド
ローラ15の円柱状本体部分より若干だけ大径をなす円
柱状に形成されて、図2紙面と平行方向に回転自在な形
で支持されており、即ちプレスローラ16、16は、図
4に示すように、軸161、161を介して、図4に示
す回転中心CT5、CT5’を回転中心とする図4矢印
H1、H2方向及び、矢印H3、H4方向にそれぞれ回
転自在な形で、ブラケット13A、13Bに軸受支持さ
れている。なお、プレスローラ16、16は、図4に示
すように、その径が図4左右方向に不変な形に形成され
ており、前記ガイドローラ15のようなフランジ152
部分は何等設けられていない。また、溶着装置12には
図2に示すように、ガイドローラ15、15とプレスロ
ーラ16、16との間にそれぞれ、前記止水シート29
を溶着即ち2枚の止水シート29、29を所定の温度で
加熱融解してこれらを一体に接合し得る形の熱ごて1
7、17が、ブラケット13A、13Bにそれぞれ固定
装着される形で設けられており、熱ごて17、17には
図示されない電源が接続されている。そして、溶着装置
12にはガイドローラ15、15と熱ごて17、17と
プレスローラ16、16の図2上下間に、坑道40の伸
延方向である矢印A、B方向に連通する形の間隙12a
が、少なくとも前記止水シート29の溶着域29a部分
が2枚重なって通過し得る形で形成されており、間隙1
2aは前記スキンプレート2Aとテールスキン2Bとの
接続部にあるシート挿通空間21を介して、該外殻2の
放射方向外側、即ち地盤39側に連通させている。間隙
12aには前記止水シート29が、前記ロールシート保
持具11から繰り出された部分の止水シート29の隣接
する溶着域29a、29a部分が内外に(図2上下方向
に)一対に重ねあわせられた形で、即ち2枚づつそれぞ
れ嵌装配置されており、止水シート29においては、溶
着装置12の間隙12aより後方(矢印B方)側の複数
の止水シート29が一体をなす形で、前記止水膜構造2
90を構成している。
キン2Bの接続部には、図2に示すように、前記シート
挿通空間21のシート受け入口の矢印A方側(該空間2
1の図2左側に示す前側)に配置する形で、前記ロール
シート保持具11から繰り出される止水シート29を矢
印A、Bで示すシールド推進方向、即ち坑道縦断方向に
沿って溶着接合し得る形の例えば熱ごて式の溶着装置1
2が、図3に示すように、図3矢印P、Qで示すトンネ
ル内周方向に沿って前記シート保持具11の数量に対応
した数量だけ設けられており、溶着装置12は、図2に
示すように、図2上下に一対をなす形のブラケット13
A(図2上側)、13B(図2下側)を有している。図
2上側のブラケット13Aは、その底面である外面即ち
図2上面側がスキンプレート2Aの図1右端に示す後端
部分の内周面に固定装着されており、図2下側のブラケ
ット13Bは、該ブラケット13Bの後側即ち図2右方
に延長形成された底部分の外面即ち図2上面側が、テー
ルスキン2Bの図1左端に示す前端部分の内周面即ち図
2下面に固定装着されている。なお、スキンプレート2
Aとテールスキン2Bは既に延べたように、ガーダー部
2cを介して互いに分離し得ない形に連結一体化されて
おり、さらに、ブラケット13A、13Bには図示され
ない例えばバネ部材からなるブラケット連結手段が、図
2上下のブラケット13A、13Bを互いに近接させる
方向に付勢した形で設けられている。なお、間隙12a
は該間隙12aに止水シート29が何等挿通されていな
い状態のとき、ブラケット連結手段を介して、その図2
上下幅が拡幅自在であり乍ら少なくとも止水シート29
の2枚分の厚さより薄幅をなす状態が供されている。ブ
ラケット13A、13Bの図2左部に示す前部にはそれ
ぞれ、図2上下一対に示す形のガイドローラ15、15
が、略円柱状に形成されて図2紙面と平行方向に回転自
在な形で支持されており、即ちガイドローラ15、15
は、図5に示すように、軸151、151を介して、図
5に示す回転中心CT4、CT4’を回転中心とする図
5矢印G1、G2方向及び、矢印G3、G4方向にそれ
ぞれ回転自在な形で、ブラケット13A、13Bに軸受
支持されている。図2上下に一対をなすガイドローラ1
5、15には、図5に示すように、該ガイドローラ1
5、15のそれぞれの片側面に該ローラ15の外径より
大径に形成された形のフランジ152、152が、それ
ぞれのフランジ152、152の配設位置を対向させた
形で互い違いに設けられており、即ちフランジ152
は、ブラケット13A側のガイドローラ15には図5右
側に、ブラケット13B側のガイドローラ15には図5
左側にそれぞれ形成配置されている。また、ブラケット
13A、13Bの図2右部に示す後部には、図2上下に
一対に示す形のプレスローラ16、16が、前記ガイド
ローラ15の円柱状本体部分より若干だけ大径をなす円
柱状に形成されて、図2紙面と平行方向に回転自在な形
で支持されており、即ちプレスローラ16、16は、図
4に示すように、軸161、161を介して、図4に示
す回転中心CT5、CT5’を回転中心とする図4矢印
H1、H2方向及び、矢印H3、H4方向にそれぞれ回
転自在な形で、ブラケット13A、13Bに軸受支持さ
れている。なお、プレスローラ16、16は、図4に示
すように、その径が図4左右方向に不変な形に形成され
ており、前記ガイドローラ15のようなフランジ152
部分は何等設けられていない。また、溶着装置12には
図2に示すように、ガイドローラ15、15とプレスロ
ーラ16、16との間にそれぞれ、前記止水シート29
を溶着即ち2枚の止水シート29、29を所定の温度で
加熱融解してこれらを一体に接合し得る形の熱ごて1
7、17が、ブラケット13A、13Bにそれぞれ固定
装着される形で設けられており、熱ごて17、17には
図示されない電源が接続されている。そして、溶着装置
12にはガイドローラ15、15と熱ごて17、17と
プレスローラ16、16の図2上下間に、坑道40の伸
延方向である矢印A、B方向に連通する形の間隙12a
が、少なくとも前記止水シート29の溶着域29a部分
が2枚重なって通過し得る形で形成されており、間隙1
2aは前記スキンプレート2Aとテールスキン2Bとの
接続部にあるシート挿通空間21を介して、該外殻2の
放射方向外側、即ち地盤39側に連通させている。間隙
12aには前記止水シート29が、前記ロールシート保
持具11から繰り出された部分の止水シート29の隣接
する溶着域29a、29a部分が内外に(図2上下方向
に)一対に重ねあわせられた形で、即ち2枚づつそれぞ
れ嵌装配置されており、止水シート29においては、溶
着装置12の間隙12aより後方(矢印B方)側の複数
の止水シート29が一体をなす形で、前記止水膜構造2
90を構成している。
【0016】また、溶着装置12の後方(図2右方)側
である前記シート挿通空間21部分には、図2に示すよ
うに、テフロン等の耐摩耗性、滑動性に優れた薄板から
なるプレート22a、22b、22cが、スキンプレー
ト2Aの後端部の内周面及び外周面(図2下面及び上
面)と、テールスキン2Bの前端部における前記縮径部
分(シート挿通空間21の図2右部に示す開口部分)の
外周(図2上面)にそれぞれ貼付される形で、薄肉円環
状に設けられており、これらのプレート22a、22
b、22cのうち、スキンプレート2Aの後端部外周
(図2上面)側に貼付されたプレート22bは、その後
端部分がバネ状に形成されて該スキンプレート2Aの後
端面から更に後方(図2右方に)に突出した形になって
いる。プレート22bの突出後端部分は、、そのバネ弾
性力が外殻2の放射方向内側、即ち図2おいては矢印J
方向(トンネル断面の内方側である矢印E方向と一致す
る方向)に付勢された形になっており、即ちプレート2
2bはプレート22cを常時押さえ付ける形になってい
る。
である前記シート挿通空間21部分には、図2に示すよ
うに、テフロン等の耐摩耗性、滑動性に優れた薄板から
なるプレート22a、22b、22cが、スキンプレー
ト2Aの後端部の内周面及び外周面(図2下面及び上
面)と、テールスキン2Bの前端部における前記縮径部
分(シート挿通空間21の図2右部に示す開口部分)の
外周(図2上面)にそれぞれ貼付される形で、薄肉円環
状に設けられており、これらのプレート22a、22
b、22cのうち、スキンプレート2Aの後端部外周
(図2上面)側に貼付されたプレート22bは、その後
端部分がバネ状に形成されて該スキンプレート2Aの後
端面から更に後方(図2右方に)に突出した形になって
いる。プレート22bの突出後端部分は、、そのバネ弾
性力が外殻2の放射方向内側、即ち図2おいては矢印J
方向(トンネル断面の内方側である矢印E方向と一致す
る方向)に付勢された形になっており、即ちプレート2
2bはプレート22cを常時押さえ付ける形になってい
る。
【0017】さらに、シート挿通空間21には図2に示
すように、シール機構20が、該シート挿通空間21に
おいてシールド装置1の外殻2の内外をシールする形で
設けられており、シール機構20には、図2に示すよう
に弾性部材からなるベローズ23が、シート挿通空間2
1を略占拠する形で円環状に配設されている。ベローズ
23にはその外面側(図2上面側)に多数の突条231
が、各突条231のそれぞれの外側先端(図2上端)部
分を矢印Bで示す後方(図2右方)に向けた形で、前後
方向である矢印A、B方向(図2左右方向)に並列形成
されており、多数の突条231をその内側(図2下側)
で支持している面状部分232の内側(図2下側)に
は、エア、水等の加圧流体を貯留し得る形の加圧空間2
5A、25Bが、前後、即ち図2左右に並列する形で、
それぞれ円環状に形成されている。ベローズ23の図2
下端に示す内周面23aは、シート挿通空間21におい
てテールスキン2Bの前端部(図2左端部)外周面に固
定接着されており、テールスキン2Bの前端部(図2左
端部)には加圧空間25A、25Bの開口部分であるノ
ズル孔2e、2dが、該テールスキン2Bの放射方向内
外を図2においては上下方向に貫通する形で穿設形成さ
れている。ノズル孔2e、2dにはそれぞれ、図示され
ない流体供給手段が、バルブ27A、27Bを介して低
圧流体26Aと高圧流体26Bとをベローズ23の加圧
空間25A、25Bにそれぞれ供給自在な形で接続され
ている。
すように、シール機構20が、該シート挿通空間21に
おいてシールド装置1の外殻2の内外をシールする形で
設けられており、シール機構20には、図2に示すよう
に弾性部材からなるベローズ23が、シート挿通空間2
1を略占拠する形で円環状に配設されている。ベローズ
23にはその外面側(図2上面側)に多数の突条231
が、各突条231のそれぞれの外側先端(図2上端)部
分を矢印Bで示す後方(図2右方)に向けた形で、前後
方向である矢印A、B方向(図2左右方向)に並列形成
されており、多数の突条231をその内側(図2下側)
で支持している面状部分232の内側(図2下側)に
は、エア、水等の加圧流体を貯留し得る形の加圧空間2
5A、25Bが、前後、即ち図2左右に並列する形で、
それぞれ円環状に形成されている。ベローズ23の図2
下端に示す内周面23aは、シート挿通空間21におい
てテールスキン2Bの前端部(図2左端部)外周面に固
定接着されており、テールスキン2Bの前端部(図2左
端部)には加圧空間25A、25Bの開口部分であるノ
ズル孔2e、2dが、該テールスキン2Bの放射方向内
外を図2においては上下方向に貫通する形で穿設形成さ
れている。ノズル孔2e、2dにはそれぞれ、図示され
ない流体供給手段が、バルブ27A、27Bを介して低
圧流体26Aと高圧流体26Bとをベローズ23の加圧
空間25A、25Bにそれぞれ供給自在な形で接続され
ている。
【0018】シールド装置1は、以上のような構成を有
しているので、該シールド装置1を用いてトンネル50
を構築するには、まず該シールド装置1を立坑等から地
盤39中に発進させる。この際、既に各ロールシート保
持具11には止水シート29がそれぞれ巻設されてお
り、該止水シート29は図1に示すように、シート挿通
空間21を介して外殻2の外側に引出されて、該シート
29の引出先端部はテールスキン2Bの後方に配置され
ている。そこで、複数の止水シート29がトンネル50
の断面形状に対応した形で坑壁40bに沿う形になるよ
うにこれを展張し、そして、該止水シート29の引出先
端部を坑口40c部分等に適宜仮留めしておく。こうし
ておいて、シールド装置1を坑口40cから地盤39の
矢印A方向に推進させると共に、該シールド装置1内に
おいてこれに後続させる形でセグメント30を、引出先
端部が坑口40c部分等に展張仮止めされて未だ相互に
接合されていない複数の止水シート29の内側にセグメ
ント30を組立てる形で、順次円環状に接合組立てして
いくことにより、トンネル50が構築されていく。な
お、シールド装置1はその発進初期には立坑等に仮設さ
れた反力架台等に推進反力を求めるが、該シールド装置
1が坑道40をある程度掘削形成して、該坑道40中に
セグメント30が建て込まれると共に該セグメント30
がグラウト材33等を介して地盤39に対して固定され
たなら、図1に示すように、既に地盤39に対して固定
されているセグメント40の前端30bから推進反力を
得る形で、シールド装置1を推進させていく。
しているので、該シールド装置1を用いてトンネル50
を構築するには、まず該シールド装置1を立坑等から地
盤39中に発進させる。この際、既に各ロールシート保
持具11には止水シート29がそれぞれ巻設されてお
り、該止水シート29は図1に示すように、シート挿通
空間21を介して外殻2の外側に引出されて、該シート
29の引出先端部はテールスキン2Bの後方に配置され
ている。そこで、複数の止水シート29がトンネル50
の断面形状に対応した形で坑壁40bに沿う形になるよ
うにこれを展張し、そして、該止水シート29の引出先
端部を坑口40c部分等に適宜仮留めしておく。こうし
ておいて、シールド装置1を坑口40cから地盤39の
矢印A方向に推進させると共に、該シールド装置1内に
おいてこれに後続させる形でセグメント30を、引出先
端部が坑口40c部分等に展張仮止めされて未だ相互に
接合されていない複数の止水シート29の内側にセグメ
ント30を組立てる形で、順次円環状に接合組立てして
いくことにより、トンネル50が構築されていく。な
お、シールド装置1はその発進初期には立坑等に仮設さ
れた反力架台等に推進反力を求めるが、該シールド装置
1が坑道40をある程度掘削形成して、該坑道40中に
セグメント30が建て込まれると共に該セグメント30
がグラウト材33等を介して地盤39に対して固定され
たなら、図1に示すように、既に地盤39に対して固定
されているセグメント40の前端30bから推進反力を
得る形で、シールド装置1を推進させていく。
【0019】シールド装置1に地盤39中を推進させる
にはまず、図1に示すように、シールド推進ジャッキ7
のラム7a後端部(矢印B側端)をセグメント30の前
端30b(矢印A側端)に当接させる。この状態で、カ
ッタディスク3を駆動モータ3bを介して回転中心CT
1を中心として図1矢印C又はC’方向に回転駆動する
と、そのカッタ刃3aは、グラウト材33等を介して既
に地盤39に対して固定されているセグメント30から
その前端30bを介して反力を得る形で、切羽40aに
所定の接触圧力で押圧されて、そして、該カッタ刃3a
の押圧力と回転動作により、地盤39がカッタディスク
3の外径に対応した形で掘削される。こうして、切羽4
0aはカッタ刃3aが駆動モータ3bとシールド推進ジ
ャッキ7を介して回転及び押圧された分だけ前進し、こ
れに対応した距離分だけシールド装置1全体が矢印A方
向に推進すると共に、該シールド装置1の推進移動量に
対応した距離分だけ坑道40が形成される。
にはまず、図1に示すように、シールド推進ジャッキ7
のラム7a後端部(矢印B側端)をセグメント30の前
端30b(矢印A側端)に当接させる。この状態で、カ
ッタディスク3を駆動モータ3bを介して回転中心CT
1を中心として図1矢印C又はC’方向に回転駆動する
と、そのカッタ刃3aは、グラウト材33等を介して既
に地盤39に対して固定されているセグメント30から
その前端30bを介して反力を得る形で、切羽40aに
所定の接触圧力で押圧されて、そして、該カッタ刃3a
の押圧力と回転動作により、地盤39がカッタディスク
3の外径に対応した形で掘削される。こうして、切羽4
0aはカッタ刃3aが駆動モータ3bとシールド推進ジ
ャッキ7を介して回転及び押圧された分だけ前進し、こ
れに対応した距離分だけシールド装置1全体が矢印A方
向に推進すると共に、該シールド装置1の推進移動量に
対応した距離分だけ坑道40が形成される。
【0020】こうしてシールド装置1が推進する際、地
盤39が掘削されることにより切羽40aで形成される
ズリ36は、カッタ刃3aの後方(矢印B方)に配置す
る掘削土砂充填空間37に一旦保留充填される形にな
り、そして、シールド装置1全体の矢印A方向への推進
に伴い、該掘削土砂充填空間37に保留充填されたズリ
36を隔壁5が矢印A方向に押圧することになる。する
と、掘削土砂充填空間37に保留充填されたズリ36は
シールド装置1自体の推進力により切羽40aを矢印A
方向に押圧する形になり、そしてこれにより、切羽40
aは矢印A方向に押されてその矢印B方向側への崩落が
防止される形で掘進中の安定が確保される。従って、掘
進作業中にシールド装置1の前側(図1左方)部分の地
盤39中の間隙水が、切羽40aを介してシールド装置
1内に浸入することはこうして防止されている。なお、
掘削土砂充填空間37に一旦保留充填されたズリ36
は、該ズリ36のうちの掘削土砂充填空間37に保留さ
れた残りの余剰分がスクリュコンベア6の土砂採取口6
aに取り込まれて、そして、該コンベア6のスクリュ6
1が図1回転中心CT2を中心として矢印D又はD’方
向に回転することにより、図1右部に示す坑道40の後
方側へ搬出される。
盤39が掘削されることにより切羽40aで形成される
ズリ36は、カッタ刃3aの後方(矢印B方)に配置す
る掘削土砂充填空間37に一旦保留充填される形にな
り、そして、シールド装置1全体の矢印A方向への推進
に伴い、該掘削土砂充填空間37に保留充填されたズリ
36を隔壁5が矢印A方向に押圧することになる。する
と、掘削土砂充填空間37に保留充填されたズリ36は
シールド装置1自体の推進力により切羽40aを矢印A
方向に押圧する形になり、そしてこれにより、切羽40
aは矢印A方向に押されてその矢印B方向側への崩落が
防止される形で掘進中の安定が確保される。従って、掘
進作業中にシールド装置1の前側(図1左方)部分の地
盤39中の間隙水が、切羽40aを介してシールド装置
1内に浸入することはこうして防止されている。なお、
掘削土砂充填空間37に一旦保留充填されたズリ36
は、該ズリ36のうちの掘削土砂充填空間37に保留さ
れた残りの余剰分がスクリュコンベア6の土砂採取口6
aに取り込まれて、そして、該コンベア6のスクリュ6
1が図1回転中心CT2を中心として矢印D又はD’方
向に回転することにより、図1右部に示す坑道40の後
方側へ搬出される。
【0021】一方、シールド装置1が前述したように地
盤39中を矢印A方向に推進すると、セグメント前端3
0bに反力を求めているシールド推進ジャッキ7のラム
7aは図1右方に示す後方側(矢印B方向側)に突出
し、これと共に該セグメント前端30bの図1矢印A方
向に示す前側(図1左側)には、新たなセグメント30
が1リング分だけ建込みされ得る空間(図示せず)が次
第に形成される。そこで、シールド装置1がセグメント
30の1リングの幅L1分だけ矢印A方向に推進したと
ころで、該突出状態のラム7aを矢印A方向に順次選択
的に後退駆動させて、ジャッキ7を開放すると共に、新
たに建込むべきセグメントピース31を、エレクタ9を
介してアーム9aに把持させて、該ア−ム9aを図1紙
面と交差方向に回転させると共に坑道30の軸心CT0
に対して放射方向である図1矢印E、F方向に突出後退
させる等、適宜駆動して円環状に組立て、これを継手ボ
ルト等を介して既に建込み済のセグメント30の軸心C
T0と整合させる形で接合する。すると、セグメント3
0はシールド装置1内で1リング分の幅L1だけ伸延し
たことになる。こうしてシールド装置1の推進に追従さ
せた形でセグメント30を構築伸延させると、シールド
装置1の後側(矢印B方向側)には常にセグメント30
が接続された状態になる。この状態から、シールド推進
ジャッキ7を再び後方、即ち矢印B方向に突出駆動し
て、そのラム7aの後端(矢印B方側端)を新たに構築
伸延されたセグメント30の前端30bに当接させる
と、シールド装置1は該セグメント30から再び反力を
得ることが出来る。こうして、シールド装置1を推進さ
せることにより地盤39を切り開いてゆく形で切羽40
aを図1矢印A方向へ前進させて、当該切羽40aの前
進移動距離分だけ坑道40を形成すると共に、該シール
ド装置1内の後部において該シールド装置1の後側に接
続する形で坑道40にセグメントピース31を継手ボル
ト、止水板等を介して円筒状に順次組立て接合していく
形で、セグメント30を坑道40内に建て込んでいく上
述した作業を順次繰返すことにより、トンネル50が円
滑に構築されていく。
盤39中を矢印A方向に推進すると、セグメント前端3
0bに反力を求めているシールド推進ジャッキ7のラム
7aは図1右方に示す後方側(矢印B方向側)に突出
し、これと共に該セグメント前端30bの図1矢印A方
向に示す前側(図1左側)には、新たなセグメント30
が1リング分だけ建込みされ得る空間(図示せず)が次
第に形成される。そこで、シールド装置1がセグメント
30の1リングの幅L1分だけ矢印A方向に推進したと
ころで、該突出状態のラム7aを矢印A方向に順次選択
的に後退駆動させて、ジャッキ7を開放すると共に、新
たに建込むべきセグメントピース31を、エレクタ9を
介してアーム9aに把持させて、該ア−ム9aを図1紙
面と交差方向に回転させると共に坑道30の軸心CT0
に対して放射方向である図1矢印E、F方向に突出後退
させる等、適宜駆動して円環状に組立て、これを継手ボ
ルト等を介して既に建込み済のセグメント30の軸心C
T0と整合させる形で接合する。すると、セグメント3
0はシールド装置1内で1リング分の幅L1だけ伸延し
たことになる。こうしてシールド装置1の推進に追従さ
せた形でセグメント30を構築伸延させると、シールド
装置1の後側(矢印B方向側)には常にセグメント30
が接続された状態になる。この状態から、シールド推進
ジャッキ7を再び後方、即ち矢印B方向に突出駆動し
て、そのラム7aの後端(矢印B方側端)を新たに構築
伸延されたセグメント30の前端30bに当接させる
と、シールド装置1は該セグメント30から再び反力を
得ることが出来る。こうして、シールド装置1を推進さ
せることにより地盤39を切り開いてゆく形で切羽40
aを図1矢印A方向へ前進させて、当該切羽40aの前
進移動距離分だけ坑道40を形成すると共に、該シール
ド装置1内の後部において該シールド装置1の後側に接
続する形で坑道40にセグメントピース31を継手ボル
ト、止水板等を介して円筒状に順次組立て接合していく
形で、セグメント30を坑道40内に建て込んでいく上
述した作業を順次繰返すことにより、トンネル50が円
滑に構築されていく。
【0022】ところで、前述したようにシールド装置1
が地盤39中を矢印A方向に推進する際に、外殻2、即
ちスキンプレート2Aとテールスキン2Bは地盤39に
対して矢印A方向に移動し、これに連れて、複数のロー
ルシート保持具11に巻設装着されて、その各引出先端
が坑口40cに仮止めされている止水シート29のそれ
ぞれは、巻心111を中心として矢印M方向に回転する
形で、該ロールシート保持具11の後方(矢印B方向)
側へシールド装置1の推進移動量に対応した長さ分だけ
一斉に繰り出される。すると、ロールシート保持具11
からその後方(矢印B方向)側へ繰り出された止水シー
ト29のそれぞれは、前方(矢印A方向)へ移動するロ
ールシート保持具11に対して相対的に後方(矢印B方
向)へ移動し、この際止水シート29は、図2に示すよ
うに、溶着装置12の間隙12a中を図2矢印A方向側
からB方向側へ向かって通過する。
が地盤39中を矢印A方向に推進する際に、外殻2、即
ちスキンプレート2Aとテールスキン2Bは地盤39に
対して矢印A方向に移動し、これに連れて、複数のロー
ルシート保持具11に巻設装着されて、その各引出先端
が坑口40cに仮止めされている止水シート29のそれ
ぞれは、巻心111を中心として矢印M方向に回転する
形で、該ロールシート保持具11の後方(矢印B方向)
側へシールド装置1の推進移動量に対応した長さ分だけ
一斉に繰り出される。すると、ロールシート保持具11
からその後方(矢印B方向)側へ繰り出された止水シー
ト29のそれぞれは、前方(矢印A方向)へ移動するロ
ールシート保持具11に対して相対的に後方(矢印B方
向)へ移動し、この際止水シート29は、図2に示すよ
うに、溶着装置12の間隙12a中を図2矢印A方向側
からB方向側へ向かって通過する。
【0023】止水シート29が溶着装置12の間隙12
aを通過する際に、トンネル内周方向である図3矢印
P、Q方向に沿って隣接する止水シート29、29の隣
接部においては、まず図5に示すように、図5左側の止
水シート29の右端部がブラケット13A側(即ち図5
上側)のガイドローラ15のフランジ152に当接し、
図5右側の止水シート29の左端部がブラケット13B
側(即ち図5下側)のガイドローラ15のフランジ15
2に当接する形で、その図7に図示した溶着域29a、
29aが、図5上下に密接して重ね合わせられる。そし
て、この状態でガイドローラ15、15は図5に示すよ
うに、その軸151、151が回転中心CT4、CT
4’を中心としてそれぞれG2、G3方向に回転する。
すると、ガイドローラ15、15の回転動作と、該ガイ
ドローラ15、15を支持しているブラケット13A、
13Bが前述して図示されないブラケット連結手段によ
り互いに近接する方向へ常時付勢されていることによ
り、2枚のシート29、29は、溶着域29a、29a
が密接した形で、該ガイドローラ15、15間から、シ
ールド推進方向後方側である矢印B方向側(図5紙面の
奥側)へ送り出される。
aを通過する際に、トンネル内周方向である図3矢印
P、Q方向に沿って隣接する止水シート29、29の隣
接部においては、まず図5に示すように、図5左側の止
水シート29の右端部がブラケット13A側(即ち図5
上側)のガイドローラ15のフランジ152に当接し、
図5右側の止水シート29の左端部がブラケット13B
側(即ち図5下側)のガイドローラ15のフランジ15
2に当接する形で、その図7に図示した溶着域29a、
29aが、図5上下に密接して重ね合わせられる。そし
て、この状態でガイドローラ15、15は図5に示すよ
うに、その軸151、151が回転中心CT4、CT
4’を中心としてそれぞれG2、G3方向に回転する。
すると、ガイドローラ15、15の回転動作と、該ガイ
ドローラ15、15を支持しているブラケット13A、
13Bが前述して図示されないブラケット連結手段によ
り互いに近接する方向へ常時付勢されていることによ
り、2枚のシート29、29は、溶着域29a、29a
が密接した形で、該ガイドローラ15、15間から、シ
ールド推進方向後方側である矢印B方向側(図5紙面の
奥側)へ送り出される。
【0024】ガイドローラ15、15間から、シールド
推進方向後方側である矢印B方向側(図5紙面の奥側)
へ送り出された止水シート29、29は、図2に示すよ
うに、該ガイドローラ15、15のシールド推進方向後
方側である矢印B方向側に配置する熱ごて17、17間
の間隙12aを通過することになる。すると、ブラケッ
ト13A、13Bが溶着装置12の図示されないブラケ
ット連結手段を介して互いに近接させる方向に付勢され
ていることにより、熱ごて17、17は、該熱ごて1
7、17間の間隙12aを通過する溶着域29a、29
aが密接された形で図5上下に重なった2枚の止水シー
ト29を図4上下方向から挾み付けて、これにより各溶
着域29a、29aを所定の温度で加熱融解すると共に
こておしする形で熱溶着する。こうして、溶着域29
a、29aが熱溶着された2枚の止水シート29、29
は、更にシールド推進方向後方側である矢印B方向側
(図4紙面の奥側)へ送られて、当該移送中に冷却され
つつ、プレスローラ16、16間の間隙12a中を矢印
A方向側からB方向側へ向かって通過する。すると、プ
レスローラ16、16は図4に示すように、その軸16
1、161が図4回転中心CT5、CT5’を中心とし
てそれぞれ矢印H2、H3方向に回転し、当該プレスロ
ーラ16、16の回転動作により2枚の止水シート2
9、29はプレスローラ16、16間から、シールド推
進方向後方側である矢印B方向側(図5紙面の奥側)、
即ち溶着装置12の後方(矢印B方向)側へ送り出され
る。この際、プレスローラ16、16のそれぞれはガイ
ドローラ15より若干大径をなす形に形成されているた
めに該プレスローラ16、16間の間隙12aがガイド
ローラ15、15間より図4上下方向に幅狭になってい
ることと、プレスローラ16、16を支持しているブラ
ケット13A、13Bが前述して図示されないブラケッ
ト連結手段により互いに近接する方向へ常時付勢されて
いることにより、それぞれが熱可塑性材料から形成され
て溶着域29a、29aが熱ごて17、17を介して既
に熱溶着された2枚のシート29、29が、プレスロー
ラ16、16を介してさらに図4上下方向に押圧され
て、溶着装置12の後方(矢印B方向)側へ送り出され
る2枚のシート29、29は相互に接合一体化される。
こうして、トンネル周長方向である矢印P、Q方向に沿
って隣接する止水シート29、29の隣接部において
は、該隣接部の全てにおいて、これに対応する各溶着装
置12を介して両者29、29が以上に述べたように相
互に接合されて、該相互に接合された複数の止水シート
29は、該溶着装置12のそれぞれから一斉に後方(矢
印B方向)側へ繰り出される。従って、シールド装置1
が所定の距離だけ推進すると、これに連れて、複数のロ
ールシート保持具11からその後方(矢印B方向)側へ
複数の止水シート29がシールド装置1の推進距離に対
応した長さ分だけ一斉に繰り出されると共に、複数の溶
着装置12の後方(矢印B方向)側からは、シールド装
置1の推進移動量に対応した長さ分だけの止水シート2
9の接合体が円筒膜体状に形成された形で、該止水シー
ト29の接合体である止水膜構造290が繰り出され
る。
推進方向後方側である矢印B方向側(図5紙面の奥側)
へ送り出された止水シート29、29は、図2に示すよ
うに、該ガイドローラ15、15のシールド推進方向後
方側である矢印B方向側に配置する熱ごて17、17間
の間隙12aを通過することになる。すると、ブラケッ
ト13A、13Bが溶着装置12の図示されないブラケ
ット連結手段を介して互いに近接させる方向に付勢され
ていることにより、熱ごて17、17は、該熱ごて1
7、17間の間隙12aを通過する溶着域29a、29
aが密接された形で図5上下に重なった2枚の止水シー
ト29を図4上下方向から挾み付けて、これにより各溶
着域29a、29aを所定の温度で加熱融解すると共に
こておしする形で熱溶着する。こうして、溶着域29
a、29aが熱溶着された2枚の止水シート29、29
は、更にシールド推進方向後方側である矢印B方向側
(図4紙面の奥側)へ送られて、当該移送中に冷却され
つつ、プレスローラ16、16間の間隙12a中を矢印
A方向側からB方向側へ向かって通過する。すると、プ
レスローラ16、16は図4に示すように、その軸16
1、161が図4回転中心CT5、CT5’を中心とし
てそれぞれ矢印H2、H3方向に回転し、当該プレスロ
ーラ16、16の回転動作により2枚の止水シート2
9、29はプレスローラ16、16間から、シールド推
進方向後方側である矢印B方向側(図5紙面の奥側)、
即ち溶着装置12の後方(矢印B方向)側へ送り出され
る。この際、プレスローラ16、16のそれぞれはガイ
ドローラ15より若干大径をなす形に形成されているた
めに該プレスローラ16、16間の間隙12aがガイド
ローラ15、15間より図4上下方向に幅狭になってい
ることと、プレスローラ16、16を支持しているブラ
ケット13A、13Bが前述して図示されないブラケッ
ト連結手段により互いに近接する方向へ常時付勢されて
いることにより、それぞれが熱可塑性材料から形成され
て溶着域29a、29aが熱ごて17、17を介して既
に熱溶着された2枚のシート29、29が、プレスロー
ラ16、16を介してさらに図4上下方向に押圧され
て、溶着装置12の後方(矢印B方向)側へ送り出され
る2枚のシート29、29は相互に接合一体化される。
こうして、トンネル周長方向である矢印P、Q方向に沿
って隣接する止水シート29、29の隣接部において
は、該隣接部の全てにおいて、これに対応する各溶着装
置12を介して両者29、29が以上に述べたように相
互に接合されて、該相互に接合された複数の止水シート
29は、該溶着装置12のそれぞれから一斉に後方(矢
印B方向)側へ繰り出される。従って、シールド装置1
が所定の距離だけ推進すると、これに連れて、複数のロ
ールシート保持具11からその後方(矢印B方向)側へ
複数の止水シート29がシールド装置1の推進距離に対
応した長さ分だけ一斉に繰り出されると共に、複数の溶
着装置12の後方(矢印B方向)側からは、シールド装
置1の推進移動量に対応した長さ分だけの止水シート2
9の接合体が円筒膜体状に形成された形で、該止水シー
ト29の接合体である止水膜構造290が繰り出され
る。
【0025】こうして溶着装置12の後方(矢印B方
向)側へ繰り出された止水膜構造290は、図2に示す
ように、外殻2のシート挿通空間21中を矢印A方向側
からB方向へ向かって通過する形で、更に該空間21の
後方(矢印B方向)へ送られる。すると、シート挿通空
間21は、スキンプレート2Aとテールスキン2Bとの
接続部において、シールド装置1の外殻2の内外をシー
ルド推進方向である矢印A、B方向に略沿った方向に貫
通した形になっていることから、止水膜構造290は、
該シート挿通空間21の後端部分である矢印B方向側開
口部分から、テールスキン2Bの外側(図2上側)部分
へ連続的に繰り出される。ところでこの際、シート挿通
空間21においては、スキンプレート2Aの後端部外周
(図2上面)側に貼付されたプレート22bが、その後
端部分がバネ状に形成されて該スキンプレート2Aの後
端面から更に後方(図2右方に)に突出した形でプレー
ト22cを常時押さえ付ける形になっていることから、
該プレート22b、22cが止水シート29を挾み付け
る形で、該シート挿通空間21の開口部分をシールして
おり、従って、該空間21の図2矢印B端に示す開口部
からシールド装置1の外殻2内への漏水は効果的に防止
される。さらに、シート挿通空間21はシール機構20
により、一層高密なシール状態に維持されることが出来
る。即ち、シールド推進作業時には、図2に示すよう
に、ベローズ23の加圧空間25A、25Bに常時低圧
流体26Aと高圧流体26Bを、図示されない加圧流体
供給手段を介してバルブ27A、27Bにより各々の圧
力を調整する形で、それぞれノズル孔2e、2dから供
給充填しておく。すると、ベローズ23は、加圧空間2
5A、25Bに加圧流体が供給充填されることによりそ
の容積が拡大する形で面状部材232を介して図2矢印
Fで示す放射方向外側に(図2においては上方に向け
て)押し出されて、これにより止水膜構造290は、ス
キンプレート2Aの後端部内周に貼付されたプレート2
2aに押し付けられる。そして、プレート22aはテフ
ロン等の滑動性に優れた薄板であるところからこれに止
水膜構造290の外周面(図2上面)側が密着して、両
者290、22a間がシールされる。一方、止水膜構造
290の内周面(図2下面)側にはベローズ23の矢印
A、B方向に複数並んだ突条231が、その各外側先端
(図2上端)部を後方(図2右方)に向けた形で押し付
けられるので、当該突条231が何重かの遮蔽壁となる
形で両者290、23間を介して地盤39中の間隙水や
グラウト材33等がシールド装置1の内側に滲入するの
が確実に阻止される。なお、シート挿通空間21の間隔
即ち図2上下幅は、セグメント30の変形やカーブ施工
の影響を受けることなくシールド推進作業中に略不変で
あるところから、該空間21のシールは比較的容易であ
り、従って止水膜構造290をシールド装置1の後部、
即ちテールスキン2Bの内周とセグメント30の外周3
0aとの間の間隙から該セグメント30の外周30aに
繰り出すよりも高い漏水防止効果が得られる。また、シ
ール機構20においては、バルブ27A、27Bを介し
て例えば加圧空間25Aには低圧流体26Aを、加圧空
間25Bには高圧流体26Bを適宜な圧力に調整して供
給することにより、シート挿通空間21の図2上下方向
の厚さを略一定に保持することが出来、スキンプレート
2Aの後端部とテールスキンの前端部に支持されている
溶着装置12のブラケット13A、13Bの連結状態に
負担をかけることなく、常時最適なシール状態を維持す
ることが出来る。なお、止水膜構造290がシート挿通
空間21中を矢印A方向側からB方向側へ向かって通過
する際に、該止水膜構造290は、図2に示すように、
ベローズ23、プレート22a間及びプレート22b、
プレート22c間を順に擦り抜ける形になる。すると、
これ等のプレート22a、22b、22cはテフロン等
の耐摩耗性、滑動性に優れた薄板であり、また、ベロー
ズ23の外面側、即ちプレート22b側に設けられた多
数の突条231はそれぞれの外側先端(図2上端)部分
を後方(図2後方)に向けた形で前後方向である図2左
右方向に並んでいるところから、これ等の部材22a、
22b、22c、231が止水膜構造290の矢印A方
向側からB方向へ向かう通過動作を、何等妨げることは
ない。従って、止水膜構造290は、上述したようにシ
ール状態が高密に維持されたシート挿通空間21を円滑
に通過して、テールスキン2Bの外側(図2上側)部分
へ速やかに繰り出される。
向)側へ繰り出された止水膜構造290は、図2に示す
ように、外殻2のシート挿通空間21中を矢印A方向側
からB方向へ向かって通過する形で、更に該空間21の
後方(矢印B方向)へ送られる。すると、シート挿通空
間21は、スキンプレート2Aとテールスキン2Bとの
接続部において、シールド装置1の外殻2の内外をシー
ルド推進方向である矢印A、B方向に略沿った方向に貫
通した形になっていることから、止水膜構造290は、
該シート挿通空間21の後端部分である矢印B方向側開
口部分から、テールスキン2Bの外側(図2上側)部分
へ連続的に繰り出される。ところでこの際、シート挿通
空間21においては、スキンプレート2Aの後端部外周
(図2上面)側に貼付されたプレート22bが、その後
端部分がバネ状に形成されて該スキンプレート2Aの後
端面から更に後方(図2右方に)に突出した形でプレー
ト22cを常時押さえ付ける形になっていることから、
該プレート22b、22cが止水シート29を挾み付け
る形で、該シート挿通空間21の開口部分をシールして
おり、従って、該空間21の図2矢印B端に示す開口部
からシールド装置1の外殻2内への漏水は効果的に防止
される。さらに、シート挿通空間21はシール機構20
により、一層高密なシール状態に維持されることが出来
る。即ち、シールド推進作業時には、図2に示すよう
に、ベローズ23の加圧空間25A、25Bに常時低圧
流体26Aと高圧流体26Bを、図示されない加圧流体
供給手段を介してバルブ27A、27Bにより各々の圧
力を調整する形で、それぞれノズル孔2e、2dから供
給充填しておく。すると、ベローズ23は、加圧空間2
5A、25Bに加圧流体が供給充填されることによりそ
の容積が拡大する形で面状部材232を介して図2矢印
Fで示す放射方向外側に(図2においては上方に向け
て)押し出されて、これにより止水膜構造290は、ス
キンプレート2Aの後端部内周に貼付されたプレート2
2aに押し付けられる。そして、プレート22aはテフ
ロン等の滑動性に優れた薄板であるところからこれに止
水膜構造290の外周面(図2上面)側が密着して、両
者290、22a間がシールされる。一方、止水膜構造
290の内周面(図2下面)側にはベローズ23の矢印
A、B方向に複数並んだ突条231が、その各外側先端
(図2上端)部を後方(図2右方)に向けた形で押し付
けられるので、当該突条231が何重かの遮蔽壁となる
形で両者290、23間を介して地盤39中の間隙水や
グラウト材33等がシールド装置1の内側に滲入するの
が確実に阻止される。なお、シート挿通空間21の間隔
即ち図2上下幅は、セグメント30の変形やカーブ施工
の影響を受けることなくシールド推進作業中に略不変で
あるところから、該空間21のシールは比較的容易であ
り、従って止水膜構造290をシールド装置1の後部、
即ちテールスキン2Bの内周とセグメント30の外周3
0aとの間の間隙から該セグメント30の外周30aに
繰り出すよりも高い漏水防止効果が得られる。また、シ
ール機構20においては、バルブ27A、27Bを介し
て例えば加圧空間25Aには低圧流体26Aを、加圧空
間25Bには高圧流体26Bを適宜な圧力に調整して供
給することにより、シート挿通空間21の図2上下方向
の厚さを略一定に保持することが出来、スキンプレート
2Aの後端部とテールスキンの前端部に支持されている
溶着装置12のブラケット13A、13Bの連結状態に
負担をかけることなく、常時最適なシール状態を維持す
ることが出来る。なお、止水膜構造290がシート挿通
空間21中を矢印A方向側からB方向側へ向かって通過
する際に、該止水膜構造290は、図2に示すように、
ベローズ23、プレート22a間及びプレート22b、
プレート22c間を順に擦り抜ける形になる。すると、
これ等のプレート22a、22b、22cはテフロン等
の耐摩耗性、滑動性に優れた薄板であり、また、ベロー
ズ23の外面側、即ちプレート22b側に設けられた多
数の突条231はそれぞれの外側先端(図2上端)部分
を後方(図2後方)に向けた形で前後方向である図2左
右方向に並んでいるところから、これ等の部材22a、
22b、22c、231が止水膜構造290の矢印A方
向側からB方向へ向かう通過動作を、何等妨げることは
ない。従って、止水膜構造290は、上述したようにシ
ール状態が高密に維持されたシート挿通空間21を円滑
に通過して、テールスキン2Bの外側(図2上側)部分
へ速やかに繰り出される。
【0026】こうしてテールスキン2Bの外側(図2上
側)部分に繰り出された止水膜構造290は、シールド
装置1の矢印A方向への推進動作により、外殻2に対し
て相対的に後方(矢印B方)へ移動して、テールスキン
2Bのさらに後方(矢印B方)へ繰り出される形にな
る。一方、テールスキン2Bの内部においては、前述し
たようにシールド装置1がセグメント30の1リングの
幅L1分だけ矢印A方向に推進したところで、エレクタ
9を介して新たに1リング分のセグメント30を組立て
これを既に構築されたセグメント30に継ぎ足す形で、
セグメント30が次々と延長構築されているので、テー
ルスキン2Bの後方(矢印B方)へ送られた止水膜構造
290はセグメント30の外周30aを被覆する形でテ
ールボイド35に展張配置される。従ってシールド装置
1の後端を構成しているテールスキン2Bの後端(矢印
B方側端)部とセグメント30の接続部分には、図1に
示すように、これ等テールスキン2Bとセグメント30
の更に放射方向外側(矢印F方向側)に両者2B、30
を被覆する形で止水膜構造290が配置されることか
ら、シールド装置1の後端部であるテールスキン2Bの
矢印B方向端部内周に、別途テールシール装置を設けて
おかずとも、当該シールド装置1とセグメント30との
接続部分から漏水が生じる懸念はない。
側)部分に繰り出された止水膜構造290は、シールド
装置1の矢印A方向への推進動作により、外殻2に対し
て相対的に後方(矢印B方)へ移動して、テールスキン
2Bのさらに後方(矢印B方)へ繰り出される形にな
る。一方、テールスキン2Bの内部においては、前述し
たようにシールド装置1がセグメント30の1リングの
幅L1分だけ矢印A方向に推進したところで、エレクタ
9を介して新たに1リング分のセグメント30を組立て
これを既に構築されたセグメント30に継ぎ足す形で、
セグメント30が次々と延長構築されているので、テー
ルスキン2Bの後方(矢印B方)へ送られた止水膜構造
290はセグメント30の外周30aを被覆する形でテ
ールボイド35に展張配置される。従ってシールド装置
1の後端を構成しているテールスキン2Bの後端(矢印
B方側端)部とセグメント30の接続部分には、図1に
示すように、これ等テールスキン2Bとセグメント30
の更に放射方向外側(矢印F方向側)に両者2B、30
を被覆する形で止水膜構造290が配置されることか
ら、シールド装置1の後端部であるテールスキン2Bの
矢印B方向端部内周に、別途テールシール装置を設けて
おかずとも、当該シールド装置1とセグメント30との
接続部分から漏水が生じる懸念はない。
【0027】ところで、テールボイド35には、シール
ド装置1が所定の距離だけ矢印A方向へ推進して、セグ
メント30が所定の距離だけ構築延長される毎に(即ち
所定の作業サイクルで遅滞なく略連続的に)、例えばセ
メント系のグラウト材33を、注入ノズル32に接続さ
れた図示されないグラウトポンプを介して、圧送注入す
る。すると、注入ノズル32は図2に示すようにその吐
出口32aを後方、即ちテールボイド35に向けた形
で、止水膜構造290が送出されるシート挿通空間21
より前方(矢印A方)に配置していることから、シール
ド装置1の推進動作により外殻2が矢印A方向へ移動し
て後には、該吐出口32aから吐出されたグラウト33
が止水膜構造290と坑壁40bとの間に裏込め充填さ
れる形になる。なお、グラウト材33の凝固開始時間は
公知のように自在に調整設定することが出来るので、例
えば図2に示すように、坑道3における図2矢印R位置
において吐出口32aから吐出されたグラウト材33
は、シールド装置1が推進することによりその外殻2の
後端(矢印B方向端)部が該矢印R位置より前方(矢印
A方)へ移動して後、凝固開始するように適宜その配合
を予め設定しておくことが出来る。すると、シールド装
置1の外殻2の周囲に介在している、注入されて直後の
グラウト材33は、未だその凝固を開始しておらず、当
該未凝固流動化状態のグラウト材33はテールスキン2
Bが矢印A方へ通過して後、該テールスキン2Bに対し
て相対的後方(矢印B方)において、図1右部に示すよ
うに、止水膜構造290をセグメント30の外周30a
に押し付ける形で、テールボイド35中に隈無く密実に
充填される。これにより裏込充填が完了して、トンネル
50の覆工部材であるセグメント30は地盤39に定着
支持されると同時に、該セグメント30には、図6に示
すように、複数の止水シート29がトンネル周長方向で
ある矢印P、Q方向に沿って並ぶ形で接合一体化された
止水膜構造290が、該セグメント30の外周30a全
部を被覆する形で、円筒膜体状に配設される。そして、
止水膜構造290は、その基端側が坑口40cに仮止め
された止水シート29であるところから、後に当該坑口
40c部分の止水シート29を図6に示すと同様に、矢
印P、Qで示すトンネル周長方向に沿って隣接するシー
ト29、29の溶着域29a、29aを相互に溶着する
形で、これを適宜接合する等して、止水膜構造290の
基端(矢印B方向端)部を処理形成すれば、シールド装
置1内から水密に接続された止水膜構造290により、
坑口40cから切羽40a迄の全ての坑道40が地盤3
9に対して漏水防止される。従って、こうして構築され
るトンネル50は極めて水密なトンネル構造となるの
で、その内部に漏水が生じてこれを排水処理する必要は
なく、トンネル供用後のメンテナンス費用が大幅に削減
されることとなる。
ド装置1が所定の距離だけ矢印A方向へ推進して、セグ
メント30が所定の距離だけ構築延長される毎に(即ち
所定の作業サイクルで遅滞なく略連続的に)、例えばセ
メント系のグラウト材33を、注入ノズル32に接続さ
れた図示されないグラウトポンプを介して、圧送注入す
る。すると、注入ノズル32は図2に示すようにその吐
出口32aを後方、即ちテールボイド35に向けた形
で、止水膜構造290が送出されるシート挿通空間21
より前方(矢印A方)に配置していることから、シール
ド装置1の推進動作により外殻2が矢印A方向へ移動し
て後には、該吐出口32aから吐出されたグラウト33
が止水膜構造290と坑壁40bとの間に裏込め充填さ
れる形になる。なお、グラウト材33の凝固開始時間は
公知のように自在に調整設定することが出来るので、例
えば図2に示すように、坑道3における図2矢印R位置
において吐出口32aから吐出されたグラウト材33
は、シールド装置1が推進することによりその外殻2の
後端(矢印B方向端)部が該矢印R位置より前方(矢印
A方)へ移動して後、凝固開始するように適宜その配合
を予め設定しておくことが出来る。すると、シールド装
置1の外殻2の周囲に介在している、注入されて直後の
グラウト材33は、未だその凝固を開始しておらず、当
該未凝固流動化状態のグラウト材33はテールスキン2
Bが矢印A方へ通過して後、該テールスキン2Bに対し
て相対的後方(矢印B方)において、図1右部に示すよ
うに、止水膜構造290をセグメント30の外周30a
に押し付ける形で、テールボイド35中に隈無く密実に
充填される。これにより裏込充填が完了して、トンネル
50の覆工部材であるセグメント30は地盤39に定着
支持されると同時に、該セグメント30には、図6に示
すように、複数の止水シート29がトンネル周長方向で
ある矢印P、Q方向に沿って並ぶ形で接合一体化された
止水膜構造290が、該セグメント30の外周30a全
部を被覆する形で、円筒膜体状に配設される。そして、
止水膜構造290は、その基端側が坑口40cに仮止め
された止水シート29であるところから、後に当該坑口
40c部分の止水シート29を図6に示すと同様に、矢
印P、Qで示すトンネル周長方向に沿って隣接するシー
ト29、29の溶着域29a、29aを相互に溶着する
形で、これを適宜接合する等して、止水膜構造290の
基端(矢印B方向端)部を処理形成すれば、シールド装
置1内から水密に接続された止水膜構造290により、
坑口40cから切羽40a迄の全ての坑道40が地盤3
9に対して漏水防止される。従って、こうして構築され
るトンネル50は極めて水密なトンネル構造となるの
で、その内部に漏水が生じてこれを排水処理する必要は
なく、トンネル供用後のメンテナンス費用が大幅に削減
されることとなる。
【0028】こうして、シールド装置1は、カッタディ
スク3による掘削及びシールド推進ジャッキ7による外
殻2の推進動作と、該シールド装置1に後続するセグメ
ント30の組立建て込み作業と平行して、即ちこれ等推
進作業と同時に、単に外殻2の推進動作に頼る形で何等
労力及び作業手間を要することなく、略自動的且つ連続
的に、トンネル50に止水工を簡単に効率良く施すこと
が出来る。従って、セグメントピース31等の覆工部材
にはグラウト注入孔や、止水部材を配設するための溝や
孔等の一切の加工を施しておく必要がないためにセグメ
ントピース31の部材原価が低減されると共に、セグメ
ント建込み後に改めて止水用のシール部材を敷設或いは
注入等する手間及び経費の一切が省略されて、尚且つ確
実に、セグメント30の外周30aの全部を被覆する形
で坑道30の全ての領域が漏水防止される。なお、こう
してセグメント30の外周30aの全部を被覆する形に
配設された止水膜構造290は、グラウト材33を介し
て地盤39側に接着された形で、セグメント30とは非
接着状態にあるところから、セグメント30を設計する
際に当該止水膜構造290との接続箇所、即ちこれを装
着するための断面欠損を勘案する必要がなく、セグメン
ト30をトンネル50の覆工構造部材として最適な形状
をなすように自在に設計することが出来る。また、止水
膜構造290がセグメント30と非接着状態にあるとこ
ろから、該セグメント30が地盤39との間を縁切り
(アイソレーション)される形で、地盤39の内部応力
が該セグメント30の局部に集中するのが防止されると
同時に、止水膜構造290を構成している各止水シート
29の補強域29bには補強材291が配設されてお
り、該補強域29bはセグメント30の略全周を被覆す
る形になるところから、当該地盤39の応力は補強材2
91によっても負担分散される形で、トンネル50の強
度が増して構造体としての安全率が増大することにな
る。
スク3による掘削及びシールド推進ジャッキ7による外
殻2の推進動作と、該シールド装置1に後続するセグメ
ント30の組立建て込み作業と平行して、即ちこれ等推
進作業と同時に、単に外殻2の推進動作に頼る形で何等
労力及び作業手間を要することなく、略自動的且つ連続
的に、トンネル50に止水工を簡単に効率良く施すこと
が出来る。従って、セグメントピース31等の覆工部材
にはグラウト注入孔や、止水部材を配設するための溝や
孔等の一切の加工を施しておく必要がないためにセグメ
ントピース31の部材原価が低減されると共に、セグメ
ント建込み後に改めて止水用のシール部材を敷設或いは
注入等する手間及び経費の一切が省略されて、尚且つ確
実に、セグメント30の外周30aの全部を被覆する形
で坑道30の全ての領域が漏水防止される。なお、こう
してセグメント30の外周30aの全部を被覆する形に
配設された止水膜構造290は、グラウト材33を介し
て地盤39側に接着された形で、セグメント30とは非
接着状態にあるところから、セグメント30を設計する
際に当該止水膜構造290との接続箇所、即ちこれを装
着するための断面欠損を勘案する必要がなく、セグメン
ト30をトンネル50の覆工構造部材として最適な形状
をなすように自在に設計することが出来る。また、止水
膜構造290がセグメント30と非接着状態にあるとこ
ろから、該セグメント30が地盤39との間を縁切り
(アイソレーション)される形で、地盤39の内部応力
が該セグメント30の局部に集中するのが防止されると
同時に、止水膜構造290を構成している各止水シート
29の補強域29bには補強材291が配設されてお
り、該補強域29bはセグメント30の略全周を被覆す
る形になるところから、当該地盤39の応力は補強材2
91によっても負担分散される形で、トンネル50の強
度が増して構造体としての安全率が増大することにな
る。
【0029】なお、上述した実施例においては止水膜構
造290を構成している止水シート29は、帯状に形成
されたシート状部材の両端帯縁部に溶着域29a、29
aを設け、該溶着域29a以外の補強域29bに補強材
291が配設されている例を述べたが、本発明に用いら
れる止水シート29は、溶着等により相互に接合一体化
されることが出来ればその他の様態を呈していても良
い。また、本発明は、シールド装置1の推進動作と同時
に複数の止水シート29を、該シート29のトンネル内
周方向(矢印P、Q方向)に隣接する相互間で接合しつ
つトンネル50の軸方向(矢印A、B方向)に繰り出し
て、これをトンネル50の覆工であるセグメント30の
外周30aの全部を被覆する形で配設することを大意と
しており、このため実施例においては、止水シート2
9、29を相互に接合するために、溶着装置12のガイ
ドローラ15、15を介してこれ等29、29を重ね合
わせて、熱ごて17、17により溶着する方法を述べた
が、止水シート29は、29はこれ等を互いに拝み合わ
せる形で接合されても良く、またその接合方法は、熱風
溶着、高周波溶着、ホットメルト接着剤或いはその等の
他の手段により接合されて何等差し支えない。さらにシ
ート挿通空間21はシール機構20以外の他の手段によ
りシールされても良く、また、カッタディスク3等の掘
削手段やシールド推進ジャッキ7等の推進手段並びにそ
の他のシールド装置1の詳細は上述した実施例に限定さ
れることなく、トンネル1の設計様態に応じて自在に変
更されて、何等差し支えない。
造290を構成している止水シート29は、帯状に形成
されたシート状部材の両端帯縁部に溶着域29a、29
aを設け、該溶着域29a以外の補強域29bに補強材
291が配設されている例を述べたが、本発明に用いら
れる止水シート29は、溶着等により相互に接合一体化
されることが出来ればその他の様態を呈していても良
い。また、本発明は、シールド装置1の推進動作と同時
に複数の止水シート29を、該シート29のトンネル内
周方向(矢印P、Q方向)に隣接する相互間で接合しつ
つトンネル50の軸方向(矢印A、B方向)に繰り出し
て、これをトンネル50の覆工であるセグメント30の
外周30aの全部を被覆する形で配設することを大意と
しており、このため実施例においては、止水シート2
9、29を相互に接合するために、溶着装置12のガイ
ドローラ15、15を介してこれ等29、29を重ね合
わせて、熱ごて17、17により溶着する方法を述べた
が、止水シート29は、29はこれ等を互いに拝み合わ
せる形で接合されても良く、またその接合方法は、熱風
溶着、高周波溶着、ホットメルト接着剤或いはその等の
他の手段により接合されて何等差し支えない。さらにシ
ート挿通空間21はシール機構20以外の他の手段によ
りシールされても良く、また、カッタディスク3等の掘
削手段やシールド推進ジャッキ7等の推進手段並びにそ
の他のシールド装置1の詳細は上述した実施例に限定さ
れることなく、トンネル1の設計様態に応じて自在に変
更されて、何等差し支えない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地盤39中を推進し得る形の外殻2等の殻体の内側に、
それぞれが帯状に形成された複数の止水シート29を、
トンネル内周方向に沿って相互に隣接させる形で構築す
べきセグメント30の外周30a等のトンネル覆工の外
周部に繰り出し自在に収納しておき、前記殻体を地盤3
9中に推進させて、前記殻体の推進移動量に対応する距
離分のトンネル覆工を、該殻体の、推進方向に対して後
側に接続する形で構築配置すると共に、前記複数の止水
シート29を、該止水シート29のそれぞれの溶着域2
9a等の縁部を隣接する止水シートの縁部と相互に接合
しながら、前記殻体の推進方向に対して後側に繰り出し
て、前記トンネル覆工に止水膜構造290等の前記止水
シート29の接合体を、該トンネル覆工の外周を全周に
亙って被覆する形で設置するようにして構成したので、
止水シートの接合体がトンネル覆工の外周を全周に亙っ
て被覆する形で、該トンネル覆工を地盤39から隔離す
ることが出来る。従って、坑道40等のトンネル覆工の
内部は、トンネル覆工の外周を全周に亙って被覆する止
水シートの接合体により地盤39から隔離される形で、
確実且つ高密に漏水防止される。しかもトンネル覆工の
外周の全周に亙って止水シートの接合体を被覆設置する
作業は、殻体の推進作業及びトンネル覆工の構築作業と
平行して、短期間で且つ施工効率を低下させることなく
これを行うことが出来る。さらに、止水シートの接合体
は、トンネル覆工の外周を全周に亙って被覆されること
から、該トンネル覆工を構成しているセグメントピース
31等の覆工片には別途なシール材を敷設或いは充填等
する必要がなく、その分の作業手間が省略されると共
に、該覆工片を成型するための型枠にはシール材配設用
の溝等のための凹凸を設けておかなくても良いことか
ら、その部材単価が安価になり、トンネル構築に経済性
をもたらすことが出来る。また、セグメント30等のト
ンネル覆工を先導する形の外殻2等の殻体を有し、前記
殻体内にカッタディスク3、シールド推進ジャッキ7等
の掘削推進手段を設け、前記殻体にシート挿通空間21
等のシート繰り出し部を、該殻体の内外を貫通する形で
設け、前記殻体内にロールシート保持具11等のシート
保持手段を、帯状に形成された止水シート29を、前記
シート繰り出し部を介して前記トンネル覆工の外周部に
繰り出し自在に保持し得る形で、該殻体の内周面に沿っ
て複数設置し、前記殻体内に、前記止水シート29を接
合する溶着装置12等の接合手段を、隣接する前記シー
ト保持手段から繰り出される前記止水シート29を接合
し得る形で設けて構成すると、シールド装置が掘削推進
手段を介して推進すると、該シールド装置の推進移動量
に対応した長さ分の止水シート29をシート保持手段が
繰り出し、該止水シート保持手段が繰り出した止水シー
ト29を接合手段が接合することが出来る。すると、本
発明によるシールド装置を用いれば、シール材の敷設、
充填及びこれにかかる煩雑な作業等を何等施すことな
く、単にシールド装置を推進させるだけで、シート保持
手段から止水シート29を繰り出すと共に該止水シート
29を接合して、これにより止水シートの接合体を形成
して、当該止水シートの接合体をトンネル覆工の外側に
繰り出して、該覆工の外周の全長に亙って被覆設置する
ことが、必要最低限の作業手間のみで容易にできる。従
って、トンネル覆工に確実な止水工を施すことが極めて
効率的に出来ると共に、当該止水工の施工はトンネルの
掘削推進及び覆工構築作業と同時に行われるので、極短
い施工期間で完了する。さらに、前記殻体に注入ノズル
32等の裏込材注入手段を、前記シート繰り出し部の掘
進方向前方に配置する形で設けて構成すると、裏込材注
入手段にグラウト材33等の裏込材を供給すると、該供
給された裏込材は、シート繰り出し部から繰り出される
止水シート29と地盤39との間に注入されることが出
来る。すると殻体は、シールド装置の推進動作により、
裏込材注入手段により注入された裏込材に対して推進方
向前方に移動するので、シールド推進中に該殻体の掘進
方向後側には、前述したように止水シート保持手段が繰
り出した止水シート29を接合手段が接合した形の止水
シートの接合体が繰り出されると共に、裏込材が、該止
水シートの接合体をトンネル覆工の外周に押し付ける形
で注入されて、止水シートの接合体と地盤39との間に
隈無く裏込充填されることが出来る。これにより、トン
ネル覆工と地盤39との間で止水シートの接合体に弛み
が生じることなく、該止水シートの接合体がトンネル覆
工の外周の全長に亙って良好な状態で満遍なく展張配設
されると同時に、裏込材がシールド装置1とトンネル覆
工との接続部からトンネル覆工側に漏出することが、全
く回避される。さらに、裏込材を注入する為の注入孔を
トンネル覆工及び止水シートの接合体に貫通形成しなく
て良いので、トンネル覆工及び止水シート29に構造上
の欠損部分を形成するのを回避することが出来、その強
度及び止水性にかかる信頼性を高めることが可能とな
る。
地盤39中を推進し得る形の外殻2等の殻体の内側に、
それぞれが帯状に形成された複数の止水シート29を、
トンネル内周方向に沿って相互に隣接させる形で構築す
べきセグメント30の外周30a等のトンネル覆工の外
周部に繰り出し自在に収納しておき、前記殻体を地盤3
9中に推進させて、前記殻体の推進移動量に対応する距
離分のトンネル覆工を、該殻体の、推進方向に対して後
側に接続する形で構築配置すると共に、前記複数の止水
シート29を、該止水シート29のそれぞれの溶着域2
9a等の縁部を隣接する止水シートの縁部と相互に接合
しながら、前記殻体の推進方向に対して後側に繰り出し
て、前記トンネル覆工に止水膜構造290等の前記止水
シート29の接合体を、該トンネル覆工の外周を全周に
亙って被覆する形で設置するようにして構成したので、
止水シートの接合体がトンネル覆工の外周を全周に亙っ
て被覆する形で、該トンネル覆工を地盤39から隔離す
ることが出来る。従って、坑道40等のトンネル覆工の
内部は、トンネル覆工の外周を全周に亙って被覆する止
水シートの接合体により地盤39から隔離される形で、
確実且つ高密に漏水防止される。しかもトンネル覆工の
外周の全周に亙って止水シートの接合体を被覆設置する
作業は、殻体の推進作業及びトンネル覆工の構築作業と
平行して、短期間で且つ施工効率を低下させることなく
これを行うことが出来る。さらに、止水シートの接合体
は、トンネル覆工の外周を全周に亙って被覆されること
から、該トンネル覆工を構成しているセグメントピース
31等の覆工片には別途なシール材を敷設或いは充填等
する必要がなく、その分の作業手間が省略されると共
に、該覆工片を成型するための型枠にはシール材配設用
の溝等のための凹凸を設けておかなくても良いことか
ら、その部材単価が安価になり、トンネル構築に経済性
をもたらすことが出来る。また、セグメント30等のト
ンネル覆工を先導する形の外殻2等の殻体を有し、前記
殻体内にカッタディスク3、シールド推進ジャッキ7等
の掘削推進手段を設け、前記殻体にシート挿通空間21
等のシート繰り出し部を、該殻体の内外を貫通する形で
設け、前記殻体内にロールシート保持具11等のシート
保持手段を、帯状に形成された止水シート29を、前記
シート繰り出し部を介して前記トンネル覆工の外周部に
繰り出し自在に保持し得る形で、該殻体の内周面に沿っ
て複数設置し、前記殻体内に、前記止水シート29を接
合する溶着装置12等の接合手段を、隣接する前記シー
ト保持手段から繰り出される前記止水シート29を接合
し得る形で設けて構成すると、シールド装置が掘削推進
手段を介して推進すると、該シールド装置の推進移動量
に対応した長さ分の止水シート29をシート保持手段が
繰り出し、該止水シート保持手段が繰り出した止水シー
ト29を接合手段が接合することが出来る。すると、本
発明によるシールド装置を用いれば、シール材の敷設、
充填及びこれにかかる煩雑な作業等を何等施すことな
く、単にシールド装置を推進させるだけで、シート保持
手段から止水シート29を繰り出すと共に該止水シート
29を接合して、これにより止水シートの接合体を形成
して、当該止水シートの接合体をトンネル覆工の外側に
繰り出して、該覆工の外周の全長に亙って被覆設置する
ことが、必要最低限の作業手間のみで容易にできる。従
って、トンネル覆工に確実な止水工を施すことが極めて
効率的に出来ると共に、当該止水工の施工はトンネルの
掘削推進及び覆工構築作業と同時に行われるので、極短
い施工期間で完了する。さらに、前記殻体に注入ノズル
32等の裏込材注入手段を、前記シート繰り出し部の掘
進方向前方に配置する形で設けて構成すると、裏込材注
入手段にグラウト材33等の裏込材を供給すると、該供
給された裏込材は、シート繰り出し部から繰り出される
止水シート29と地盤39との間に注入されることが出
来る。すると殻体は、シールド装置の推進動作により、
裏込材注入手段により注入された裏込材に対して推進方
向前方に移動するので、シールド推進中に該殻体の掘進
方向後側には、前述したように止水シート保持手段が繰
り出した止水シート29を接合手段が接合した形の止水
シートの接合体が繰り出されると共に、裏込材が、該止
水シートの接合体をトンネル覆工の外周に押し付ける形
で注入されて、止水シートの接合体と地盤39との間に
隈無く裏込充填されることが出来る。これにより、トン
ネル覆工と地盤39との間で止水シートの接合体に弛み
が生じることなく、該止水シートの接合体がトンネル覆
工の外周の全長に亙って良好な状態で満遍なく展張配設
されると同時に、裏込材がシールド装置1とトンネル覆
工との接続部からトンネル覆工側に漏出することが、全
く回避される。さらに、裏込材を注入する為の注入孔を
トンネル覆工及び止水シートの接合体に貫通形成しなく
て良いので、トンネル覆工及び止水シート29に構造上
の欠損部分を形成するのを回避することが出来、その強
度及び止水性にかかる信頼性を高めることが可能とな
る。
【図1】本発明によるトンネルの止水方法に用いるシー
ルド装置の一実施例を示す図である。
ルド装置の一実施例を示す図である。
【図2】図1に示すシールド装置におけるテールシール
部分の一例を示す拡大図である。
部分の一例を示す拡大図である。
【図3】図1のIII、III矢視図である。
【図4】図2のIV、IV矢視図である。
【図5】図2のV矢視図である。
【図6】図1のVI、VI矢視図である。
【図7】本発明によるトンネルの止水方法に用いる止水
シートの一例を示す図である。
シートの一例を示す図である。
【図8】従来のシールドトンネルの止水構造の一例を示
す図である。
す図である。
【図9】図8に示す止水構造に用いられるセグメントの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
1……シールド装置 2……殻体(外殻) 3……掘削推進手段(カッタディスク) 7……掘削推進手段(シールド推進ジャッキ) 11……シート保持手段(ロールシート保持具) 12……接合手段(溶着装置) 21……シート繰り出し部(シート挿通空間) 29……止水シート 290……止水シートの接合体(止水膜構造) 29a……止水シートの縁部(溶着域) 30……トンネル覆工(セグメント) 30a……トンネル覆工の外周 32……裏込材注入手段(注入ノズル) 33……裏込材(グラウト材) 39……地盤
Claims (3)
- 【請求項1】地盤中を推進し得る形の殻体の内側に、そ
れぞれが帯状に形成された複数の止水シートを、トンネ
ル内周方向に沿って相互に隣接させる形で構築すべきト
ンネル覆工の外周部に繰り出し自在に収納しておき、 前記殻体を地盤中に推進させて、 前記殻体の推進移動量に対応する距離分のトンネル覆工
を、該殻体の、推進方向に対して後側に接続する形で構
築配置すると共に、 前記複数の止水シートを、該止水シートのそれぞれの縁
部を隣接する止水シートの縁部と相互に接合しながら、
前記殻体の推進方向に対して後側に繰り出して、前記ト
ンネル覆工に前記止水シートの接合体を、該トンネル覆
工の外周を全周に亙って被覆する形で設置するようにし
て構成した、トンネルの止水方法。 - 【請求項2】トンネル覆工を先導する形の殻体を有し、 前記殻体内に掘削推進手段を設け、 前記殻体にシート繰り出し部を、該殻体の内外を貫通す
る形で設け、 前記殻体内にシート保持手段を、帯状に形成された止水
シートを、前記シート繰り出し部を介して前記トンネル
覆工の外周部に繰り出し自在に保持し得る形で、該殻体
の内周面に沿って複数設置し、 前記殻体内に、前記止水シートを接合する接合手段を、
隣接する前記シート保持手段から繰り出される前記止水
シートを接合し得る形で設けて構成した、シールド装
置。 - 【請求項3】前記殻体に裏込材注入手段を、前記シート
繰り出し部の掘進方向前方に配置する形で設けて構成し
た、請求項2記載のシールド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4121222A JPH05295996A (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | トンネルの止水方法及びシールド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4121222A JPH05295996A (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | トンネルの止水方法及びシールド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05295996A true JPH05295996A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=14805922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4121222A Pending JPH05295996A (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | トンネルの止水方法及びシールド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05295996A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003064997A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-05 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 管の推進工法 |
| CN108756919A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-11-06 | 中铁工程装备集团有限公司 | 同步铺设卷材式复合式盾构机 |
| KR20190028836A (ko) * | 2017-09-11 | 2019-03-20 | 최희숙 | 비개착식 터널 굴착기 |
| CN114737915A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-07-12 | 安徽理工大学 | 一种深部开采突水冲击地压防治装置 |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP4121222A patent/JPH05295996A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003064997A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-05 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 管の推進工法 |
| KR20190028836A (ko) * | 2017-09-11 | 2019-03-20 | 최희숙 | 비개착식 터널 굴착기 |
| CN108756919A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-11-06 | 中铁工程装备集团有限公司 | 同步铺设卷材式复合式盾构机 |
| CN108756919B (zh) * | 2018-07-27 | 2024-03-12 | 中铁工程装备集团有限公司 | 同步铺设卷材式复合式盾构机 |
| CN114737915A (zh) * | 2022-04-19 | 2022-07-12 | 安徽理工大学 | 一种深部开采突水冲击地压防治装置 |
| CN114737915B (zh) * | 2022-04-19 | 2024-02-09 | 安徽理工大学 | 一种深部开采突水冲击地压防治装置 |
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