JPH05297144A - 放射線モニタ装置 - Google Patents

放射線モニタ装置

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JPH05297144A
JPH05297144A JP9524092A JP9524092A JPH05297144A JP H05297144 A JPH05297144 A JP H05297144A JP 9524092 A JP9524092 A JP 9524092A JP 9524092 A JP9524092 A JP 9524092A JP H05297144 A JPH05297144 A JP H05297144A
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JP
Japan
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optical
radiation
detection unit
light
sensor
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Application number
JP9524092A
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English (en)
Inventor
Shunichiro Makino
俊一郎 牧野
Tatsuyuki Maekawa
立行 前川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】検出部全体を小型軽量化し、装置の信頼性の向
上と高い位置分解能、検出効率を得ると共に、光学特性
の歪が生じない検出部と、信号が外来ノイズによる影響
を受けない放射線モニタ装置を提供する。 【構成】検出部を、放射線により発光する物質あるいは
その物質と光学的に接続された光伝送路11a,11bと、
その伝送路の一部を放射線測定用のセンサ10とし、その
センサの一部に基準光源14を設けて伝送路で任意の局部
的な光学特性の歪を生じない形状とした。また、放射線
を電気パルスに変換するセンサと、この電気パルスの電
光変換器および、受光して電力を発生する受光素子と、
その電力によりセンサおよび電光変換器に電圧を供給す
る電源回路を備えた検出部と、光電変換器および計数装
置と、発光素子を設けた信号処理部と、この信号処理部
と前記検出部を光伝送路の光ファイバケーブルで接続し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電所、燃料再処
理、放射性同位体取扱い等の施設における放射能レベル
の測定に係り、特にセンサおよび伝送路に光ファイバを
採用した放射線モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原子力発電所等では多くの放
射線モニタが使用されているが、この操作にはシンチレ
ータはやむを得ないとしても、夫々に高圧および低圧電
源が必要とされており、このための信号および電源ケー
ブルを多数本敷設しなければならない。またこのケーブ
ル本数は系統数が多くなると、これに比例して増大す
る。さらに、使用する光電子増倍管の温度特性、固体差
の問題、動力系統、機構駆動部系統から受ける電磁誘導
の問題など、用途別に様々な問題を抱えている。
【0003】このような現状を踏まえ、次世代炉におけ
る計測システムについては、1本のケーブルを張り巡ら
して多点多重計測システムで行うこと、電磁誘導に影響
を受けないこと、電源が不要であること、簡単で信頼性
が高いこと、当然コストがかからず経済的であること等
が要望されてくる。また原子力発電所の計測システムの
みならず、その周辺設備である原子燃料サイクルや廃棄
物処理処分施設についても、シンチレーションプローブ
は多く用いられており同様の問題を有している。
【0004】従って、この方面では近年、原子力発電所
の第一世代分が終りのフェーズ近くとなり、これに伴っ
て廃炉解体に関する技術開発が着手されている。このよ
うな状況のなかで、解体廃棄物の汚染区分は放射性廃棄
物の減量の面からも重要であり、シンチレーションプロ
ーブを多数用いた3次元汚染区分検査装置が検討されて
いる。
【0005】このようなシステムでは測定時間が短く、
かつ位置分解能を得るという相反する要求を満たすべ
く、多くの検出器を用い、ある場合には複雑な放射線の
遮蔽体、コリメータを設けている。しかしながら現実に
はプローブ間の特性のばらつきは大きく、しかも温度系
数が悪いため校正が度々必要であったり、信頼性や精度
に支障があったりする場合がある。なお、遮蔽体やコリ
メータにより装置の重量がより重くなる上、恒温対策用
の機器、設備が付属することになる等、設置場所の確保
や経済性の面からの問題も多い。
【0006】また従来より医療用ガンマスキャニング装
置等に使われている大面積、大容積シンチレータを用い
ることもできるが、その場合でもやはり、電子増倍管や
フォトダイオード等の光電変換素子の特性のばらつきが
あり、このための校正が必要である。しかも、大きなシ
ンチレータの製作コスト、寸法限界、形状の融通のな
さ、結晶の品質保持・保存、迷光対策、恒温制御等コス
トと技術の両面で様々な問題が内在していた。
【0007】放射能レベルを測定する放射線モニタ装置
の従来例を、図6のブロック構成図に示す。検出部1は
放射能管理区域に配置され、放射線2を例えばGM管、
シンチレータ等でなるセンサ1aで検出して電気パルス
信号S1aを発生する。この電気パルス信号S1aは、
プリアンプ1bで増幅されて電気パルス信号S1bとな
り、信号ケーブル3aにより検出部1より遠隔の制御室
に設置されている信号処理部4に送出される。
【0008】信号処理部4ではノイズと放射線による信
号をディスクリ回路4aで弁別し、デジタルのパルス信
号S4aを出力する。このパルス信号S4aは計数率計
4bで計数することにより放射能レベルをモニタしてい
る。ここで検出部1を動作させるためにセンサ1aには
高電圧を、またプリアンプ1bには低電圧を供給する必
要があり、信号処理部4に内蔵された高圧電源装置4c
および低圧電源装置4dから、夫々高電圧供給ケーブル
3bと低電圧供給ケーブル3cで検出部1に供給してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術により構築
したシステムでは、実際の運用面での再現精度、安定度
等の信頼性、設置性に課題があり、これは精度を追及す
ればなおさら相反して大きくなっていく問題があった。
また、これに伴ない検出部の占有面積および容積は増え
て重量も重くなり、装置自体のコストも上昇して設置性
も損なわれていくという支障があった。
【0010】また放射線モニタ装置においては、前記検
出部1と信号処理部4は上述したように互いに離れた場
所に設置するのが普通であり、相互間を接続するための
各種ケーブル3a,3b,3cは、いずれも数10mから
数 100mもの距離に達する長さのものを使用している。
このために信号ケーブル3aより直接、外来ノイズを拾
ったり、高電圧供給ケーブル3bや低電圧供給ケーブル
3cよりノイズを拾って、プリアンプ1bで増幅されて
信号処理部4に入力される場合がある。
【0011】この時にノイズの大きさがディスクリレベ
ル以上のものは、計数されて放射線モニタ装置がノイズ
による誤動作を引き起こすことになる。このことは原子
力発電所等の安全保護系の放射線モニタ装置において
は、原子炉スクラムにつながる可能性があり運転信頼性
の低下に関連する。このため各種ケーブル3a,3b,
3cの敷設に際しては、専用のトレイを設置してノイズ
源となる電力ケーブル等より隔離して敷設したり、ケー
ブルにシールド保護を充分施す必要があった。
【0012】なお、従来よりノイズによる誤計数を防止
するためには、図7のブロック構成図に示すように、検
出部5にディスクリ回路4aと電光変換器1cを設け
て、ディスクリ回路4aで弁別したデジタルのパルス信
号S1cを光パルス信号S1dに変換して出力する。そ
して伝送路である信号ケーブルには光ファイバケーブル
6aを採用して、検出部5と信号処理部7を接続する方
法がある。
【0013】この方法では信号処理部7に光電変換器7
a設け、光パルス信号S1dを信号処理部7内で電気パ
ルス信号S4aに変換して計数率計4bにて計数する。
【0014】しかしながら、この場合にも検出部5が必
要とする高電圧や低電圧は依然として高電圧供給ケーブ
ル3bと低電圧供給ケーブル3cにより検出部5に供給
する必要があって。高電圧供給ケーブル3bについて
は、高圧電源装置4cを検出部5に内蔵すれば不要とな
るが、低電圧供給ケーブル3cは、プリアンプ1b、デ
ィスクリ回路4aおよび電光変換器1cを動作させるた
めに不可欠となっている。
【0015】このため、低電圧供給ケーブル3cより外
来ノイズを拾ってプリアンプ1b等で増幅されて、ディ
スクリレベル以上のものは光パルスで出力され、誤計数
されてしまうという問題が依然として残るという課題が
ある。この対策として検出部5の近傍に現場ユニットを
設置し、これより低電圧電力を供給することも行われて
いるが、現場ユニットの設置や、そこへ交流電源を敷設
する必要があり装置の複雑化をまねいていた。
【0016】本発明の目的とするところの第1は、再現
精度、安定度等のばらつき、および信頼性を高めるため
に少なくとも光電変換素子の数量を減らすと共に、検出
部全体にシンチレータ、光ファイバ、シンチレーティン
グファイバ等を用いて小型軽量化し、製造上も容易な構
造とすることにより、保守、製造の両面から装置の信頼
性を向上させてコストも下げ、併せて多点計測システム
への発展、高い位置分解能および検出効率を得る装置を
提供するもので、さらに、光ファイバ等の光伝送路に局
部的な光学特性の歪を発生させることのない検出部を備
えた放射線モニタ装置を提供する。
【0017】また第2の目的は、放射線モニタ装置にお
ける検出部と信号処理部間に接続する信号および電力の
伝送を光伝送とし、外来ノイズによる影響を受けず、か
つ伝送路等を簡素化した放射線モニタ装置を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明は放射線によ
り発光するシンチレータやチェレンコフラジエータ物質
あるいはその物質と光学的に連続して接続された光の伝
送路と、その伝送路の一部あるいは全体を放射線測定用
のセンサとすると共に、そのセンサの一部に基準光源を
設けて前記伝送路で任意の局部的な光学特性の歪を生じ
ない形状を形成した検出部を備えたことを特徴とする。
【0019】第2の発明では放射線を電気パルスに変換
するセンサと、この電気パルスを光パルスに変換する電
光変換器および光を受けて電力を発生する受光素子と、
その電力により前記センサおよび電光変換器に動作に必
要な電圧を供給する電源回路を備えた検出部と、前記光
パルスを受けて電気パルスに変換する光電変換器および
電気パルスを計数する計数装置と、前記検出部のエネル
ギー源となる光を発生する発光素子を設けた信号処理部
と、この信号処理部と前記検出部を光伝送路で接続した
ことを特徴とする。
【0020】
【作用】第1の発明では、測定対象からの例えばγ線に
照射された発光体兼伝送路は、内部で光を放出する。こ
の光は伝送路を経由して両端に向かって伝送され、電光
変換器にて夫々電気信号に変換され信号処理部に入力さ
れる。信号処理部ではこれら2つの信号の到達時間差、
あるいは周期的に出力される基準光源からの信号と2つ
の信号との相互の時間差などの確認を行うことにより、
その情報と伝送媒質路中の光速、実効光路長から伝送路
中での発光位置を同定し、かつ必要に応じて伝送路での
光量損失を補正することにより、入射したγ線の位置と
エネルギー情報を得る。
【0021】また電光変換器で得られた電気信号につい
て、時間差は用いずに、予め測定された伝送損失をもと
に、両端の光量差により発生位置を同定することもでき
る。さらに、エネルギー情報については伝送損失を補正
した合計の光量から得ることができる。
【0022】さらに、一般に光伝送路に一部にだけ極端
な屈曲等による圧力が加わると、場合によってはその部
位に光学特性に歪が生じ、その結果伝送特性にも歪が発
生する。しかしながら、発光体兼伝送路を螺旋状に巻い
てある場合には、屈曲が一様であるため局部現象を防止
することができる。
【0023】第2の発明では、検出部のセンサで検出し
た放射線のパルス信号はプリアンプで増幅され、ディス
クリ回路で弁別してデジタルのパルス信号となり電光変
換器で光信号に変換して光ファイバケーブルによる光伝
送路で信号処理部に伝送される。一方、検出部が動作す
るために必要な電力は信号処理部より検出部との間に敷
設した光伝送路で供給され、高圧電源回路および低圧電
源回路により適宜配分される。
【0024】これにより、センサで検出された放射線の
信号は、検出部への電力供給のためのケーブルや外部か
らのノイズによる影響を受けることなく精度良く伝達さ
れ、また検出部内に高圧、低圧電圧電源装置を備える必
要がなく、さらに高圧電圧設定用および弁別電圧設定用
レジスタ等を設けると、信号処理部から各種の設定を調
整することができる。なお、検出部と信号処理部に光波
長分波合成器を設けることにより光伝送路数を削減でき
る。
【0025】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。なお、上記した従来技術と同じ構成部分については
同一符号を付して詳細な説明を省略する。第1の発明
は、図1の概要構成図に示すように、センサである円筒
型検出部10が螺旋状に巻いたシンチレーティングファイ
バで形成され、この円筒型検出部10自身が電離放射線を
照射されると発光する。また円筒型検出部10両端には光
伝送路11a,11bが光学的に接続されている。
【0026】この光伝送路11a,11bは前記円筒型検出
部10と同様にシンチレーティングファイバ等を用い、円
筒型検出部10と同じ波長の光を伝送する様にしても良い
が、円筒型検出部10と同じシンチレーティングファイバ
を延長させた場合には、光伝送路11a,11b部分は放射
線が照射されないように遮蔽されているか、放射線の照
射によって発光しない構成とする。
【0027】また光伝送路11a,11bの端部には、夫々
伝送されてきた光を電気信号に変える光電変換器12a,
12bが接続されていて、さらに、この出力の電気信号を
処理する信号処理部13が接続されている。なお、この信
号処理部13と光伝送路11b間には、必要に応じて時間基
準、光度基準の両方に使用される基準光源14が設けられ
て構成されている。
【0028】なお、上記図1は原子炉の解体廃棄物の汚
染区分施設に適用した例を示し、測定対象となる放射線
照射源である測定対象15は、予め、ある程度の大きさに
切断された解体廃棄物で、螺旋状でトンネル状に構成さ
れた前記円筒型検出部10の測定ラインを移動、あるいは
挿入されて測定される。
【0029】次に上記構成による作用について説明す
る。なお、測定対象15から放射される放射線はγ線を例
として説明する。測定対象15から放出されたγ線は、測
定対象15を取り囲む発光体兼伝送路の円筒型検出部10に
到達し、これにより円筒型検出部10の内部で光が放出さ
れる。放出された光は全反射を繰り返しながら、円筒型
検出部10の両端から光伝送路11a,11bを経由して光電
変換器12a,12bに伝送される。
【0030】光電変換器12a,12bに到達した光は夫々
電気信号に変換されて、信号処理部13に入力される。信
号処理部13ではこれらの2つの信号の到達時間差、ある
いは周期的に出力される基準光源14からの信号との2つ
の信号との相互の時間差等の認識を行うことにより、そ
の情報と伝送媒質中の光速、実効光路長から円筒型検出
部10を含めた伝送路中での発光位置を同定し、かつ必要
に応じて、光伝送路11a,11bにおける光量損失を補正
することにより、入射したγ線の位置とエネルギー情報
を得ることができる。
【0031】また前記光電変換器12a,12bで得られた
電気信号について、時間差は用いずに、予め測定された
伝送損失をもとに両端の光量差により発生位置を同定す
る方法も考えられる。さらに、エネルギー情報について
は先の場合と同様に伝送損失を補正した合計の光量から
得ることができる。
【0032】この例では検出部を円筒型検出部10とし、
測定対象15の周囲に光伝送路を螺旋状としている。一般
に光伝送路の一部にだけ極端な屈曲等による圧力が加わ
ると、場合によってはその部位の光学特性に歪が生じ、
その結果伝送特性にも歪が発生する。しかしながら、光
伝送路を螺旋状とした場合には屈曲が一様であるため、
こういった局部現象を防止することができる。
【0033】また、この検出部を検出効率を向上するた
めに多重円筒構造として検出密度を向上することも容易
に可能であり、逆に高い検出効率が必要としない場合に
は螺旋状とする必要はない。なお、現実的にはこの様な
測定系では、特に特異な圧力等をかけるのではなく、光
の伝送路に許されている許容曲げ半径程度で扱うもので
あるから、ある程度任意の形状での敷設、設置が可能で
ある。
【0034】なお、この測定系で位置情報が不要な場合
には、検出部の両端で測定する必要はなく、受光する光
電変換器12a,12bはいずれか一方のみでも良い。この
時に片側の端面は遮光あるいは、時間的遅れはあるもの
の鏡面反射端としても良く、測定も必ずしもパルス信号
として検出する必要はなく直流として扱うことも可能で
ある。
【0035】さらに、原子炉の解体廃棄物の汚染区分施
設に適用した場合では、測定対象15となる解体廃棄物
は、予めある程度の大きさに切断されて供給されてく
る。従って、円筒系検出部10は、この測定対象15を内包
できる程度の螺旋状にシンチレーティングファイバで構
成し、大型の位置分解可能なスルーホール型のシンチレ
ータとして作用する。
【0036】検出効率を高めるためには円筒を構成する
螺旋を多重構造とする。この際に多重にする螺旋を一本
の連続した光伝送路で形成するか、多数の伝送路で形成
した後に光結合器で集光する等の方法が考えられる。
【0037】また必要、目的に応じて、円筒型の内部に
遮蔽体、コリメータを挿入しても良い。さらに、測定対
象15一点当たりの検出効率は比較的低くとも、周囲すべ
てを取り囲んでいるため、総合的には測定時間は短くな
り、また位置分解能も高めることができる。
【0038】図2は本第1の発明の他の実施例を示す概
要構成図で、上記実施例では光学的歪を発生させないた
めに検出部を螺旋状に構成した例を示したが、現実的に
は極度に局部に圧力等が加わらない場合には、どのよう
な形状であっても良い。図2は、放射線管理区域内のγ
線の線エリアモニタに採用した場合を示しており、光伝
送路20の途中に放射線が入射することにより光を発生す
る3つのセンサである発光部21a,21b,21cが光学的
に接続されていて、夫々別個の放射線管理区域22a,22
b,22c内に配置されている。
【0039】この発光部21a,21b,21cの発光物質は
発光する光の波長に対して透明であり、外部に対しては
遮光されている。また発光部21a,21b,21cについて
個数の制約はないが、図2では放射線管理区域22a,22
b,22c内の夫々線量モニタが必要な場所に設置する。
なお、前記光伝送路20は必要な測定場所をすべて光学的
に接続し、1巡させて両端を1箇所に戻しておく。
【0040】この光伝送路20の両端は光電変換器23a,
23bに結合してあり、この光電変換器23a,23bで電気
信号に変換された電気信号は、信号処理部24に情報を伝
達する。また併せて、光量と時間の基準としての基準光
源25が光伝送路20に接続されていて、この基準光源25か
らの各種情報が利用可能に構成されている。
【0041】この放射線管理区域内のγ線の線エリアモ
ニタに採用した他の実施例の場合も、上記図1の実施例
で示した汚染区分検査装置と同様に、光量差、時間差の
情報から各区域内でのγ線強度を知ることができる。ま
た発光部21a,21b,21c表面の遮光膜に中性子による
(n,α),(n,p)反応のラジエータを混入してお
くことにより、中性子線に対する感度を持たせることも
可能である。
【0042】これにより、一本のセンサ(発光部)附き
光伝送路20を敷設することにより1箇所、1系統での多
点計測が可能になる。これは放射線取扱い施設内の電気
系統の簡略化、敷設ケーブルの削減につながるだけでな
く、電気的にも無誘導で、かつ引火、防爆の危険もない
光ファイバケーブルの光伝送路20を用いているため、シ
ステム自身の信頼性が高く、また周囲への悪影響もな
い。さらに、測定ポイントでの電源も不要という大きな
効果がある。
【0043】次に第2の発明について説明する。図3は
第1の実施例のブロック構成図で、検出部30内にはセン
サ1a、プリアンプ1b、ディスクリ回路4aと電光変
換器1cを設け、さらに高圧電源回路30bと低圧電源回
路30cおよび受光素子30aにより形成している。なお、
前記電光変換器1cは、光伝送路である光ファイバケー
ブル6aにより信号処理部31と接続されている。
【0044】また信号処理部31は前記光ファイバケーブ
ル6aと接続する光電変換器7aと計数率計4b、さら
に発光素子31a が内蔵されていて、この発光素子31aは
前記検出部30内の受光素子30aと光ファイバケーブル6
bで接続して構成されている。
【0045】検出部30では放射線2をセンサ1aで検出
して電気パルス信号S1aを発生する。この電気パルス
信号S1aは、プリアンプ1bで増幅されて電気パルス
信号S1bとなり、ディスクリ回路4aで弁別したデジ
タルのパルス信号S1cを電光変換器1cで光パルス信
号S1dに変換して光ファイバケーブル6aを伝送され
て信号処理部31に入力される。信号処理部31における発
光素子31aは、検出部30内の受光素子30aにより高圧電
源回路30bと低圧電源回路30cを介して夫々センサ1a
とプリアンプ1b、ディスクリ回路4aおよび電光変換
器1cに電力を供給する。
【0046】上記構成による作用は、信号処理部31内の
発光素子31aが出力する光信号を光ファイバケーブル6
bを介して検出部30の受光素子30aで受けて電力を発生
させる。この発生した電力は検出部30内の高圧電源回路
30bと低圧電源回路30cが作動して、センサ1aに高圧
電圧を、またプリアンプ1b、ディスクリ回路4aおよ
び電光変換器1cに低圧電圧を配分、供給する。以上に
より、検出部30が動作するのに必要な電力を信号処理部
31より光に変換して光ファイバケーブル6bで送り、光
エネルギーを電力に変換して使用する。
【0047】また放射線2を検出し、この情報を光パル
スに変換して信号処理部31で計数する機能は、上記図7
に示す従来技術と同じである。この結果、離れた場所に
ある検出部30と信号処理部31間の結合をすべて電磁誘導
を受けない光ファイバケーブル6a,6bにより行うこ
とができる。このため外来ノイズによる誤計数等の影響
を受けない。
【0048】図4は第2の実施例のブロック構成図を示
す。この第2の実施例は上記図3に示した第1の実施例
に、高圧電源回路30bの電圧値の設定やディスクリ回路
4aの弁別電圧の設定機能を追加したものである。すな
わち、検出部32には光のパルスに変換された設定情報を
受信する光電変換器32aと、電気信号に変換された設定
情報を保存する高圧電圧設定用レジスタ32bおよび弁別
電圧を設定する弁別設定用レジスタ32cを設け、レジス
タの内容により高圧電圧や弁別電圧の設定を信号処理部
33から遠方操作で適宜行う。
【0049】なお、光電変換器32aの出力は高圧電圧設
定用レジスタ32bと弁別設定用レジスタ32cに入力さ
れ、高圧電圧設定用レジスタ32bからは高圧電源回路30
bに、弁別設定用レジスタ32cはディスクリ回路4aに
設定信号が出力される。また信号処理部33には、高圧電
圧値や弁別電圧を設定する設定パネル33aと設定情報を
光パルスに変換する電光変換器33bが設けられていて、
信号処理部33と検出部32間はさらにもう一つの光ファイ
バケーブル6cで接続され、前記設定パネル33aにおけ
る設定情報が光パルスにて検出部32に伝送されるように
構成されている。
【0050】この第2の実施例によれば、信号処理部33
より適宜に検出部32における高圧電圧や弁別電圧の設定
を行うことができる。しかも検出部32と信号処理部33の
間の接続は全て光ファイバケーブル6a,6b,6cを
用いており、外来ノイズによる誤計数等の影響を受ける
ことがない。
【0051】図5は第3の実施例のブロック構成図を示
し、上記図3に示した第1の実施例で採用している光フ
ァイバケーブル6a,6bの本数を減らし、伝送路の敷
設コストを低減したものである。検出部34には上記検出
部30における電光変換器1cの出力と受光素子30aの入
力に光波長分波合成器34aを設け、信号処理部35には、
上記信号処理部31における光電気変感器7aの入力と発
光素子31aの出力に光波長分波合成器35aを設けて、光
波長分波合成器34aと光波長分波合成器35aの間を1本
の光ファイバケーブル6aで接続して構成されている。
【0052】この信号処理部35における光電変換器7a
の受感光波長と検出部34における電光変換器1cの出力
波長を同一にし、信号処理部35の発光素子31aは、その
波長と異なる波長を出力するもので構成する。従って、
信号処理部35の発光素子31aで出力される光は、光波長
分波合成器35aにより検出部34の受光素子30aのみに伝
わり、信号処理部35の光電変換器7aには入力されず、
検出部34の電光変換器1cで出力された光パルスのみを
受信する。このように第3の実施例によれば、検出部34
と信号処理部35の間の接続が1本の光ファイバケーブル
6aで済み、外来ノイズによる誤計数等の影響を受ける
ことなく、敷設コストも少なくできる。
【0053】
【発明の効果】以上本発明によれば、第1の発明では廃
棄物、汚染物の区分装置など原子力周辺設備での放射線
測定装置の一部として応用した場合に、その信頼性、性
能を向上させることができ、併せて低コスト化、重量、
スペース等の設置条件に対する制約を小さくすることが
できる効果がある。また原子力施設等に採用して、複雑
化する計測設備を簡略化し、信頼性が高く、しかも経済
的に優れ、既存設備との置き換えることができる。さら
に、無誘導、無引火、無爆、無電源、省スペース等の効
果を奏する。
【0054】第2の発明においては、遠隔場所にある検
出部と信号処理部間の伝送路をすべて電磁誘導を受けな
い光ファイバケーブルにより行うことができるため、外
来ノイズによる誤計数等の悪影響を受けない効果があ
る。特に信号の光ファイバケーブルが電磁誘導を受けこ
とがないことから、伝送路を電力ケーブルと混在して敷
設することができ、専用のケーブルトレイが不要となる
ため耐ノイズ性が高く、経済性にも優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る第1の実施例を示す概要構成
図。
【図2】第1の発明に係る第2の実施例を示す概要構成
図。
【図3】第2の発明に係る第1の実施例を示すブロック
構成図。
【図4】第2の発明に係る第2の実施例を示すブロック
構成図。
【図5】第2の発明に係る第3の実施例を示すブロック
構成図。
【図6】従来の放射線モニタ装置のブロック構成図。
【図7】従来の別の放射線モニタ装置のブロック構成
図。
【符号の説明】
1a…センサ、1b…プリアンプ、1c,33b…電光変
換器、2…放射線、4a…ディスクリ回路、4b…計数
率計、4c…高圧電源、4d…低圧電源、5,14,25…
基準光源、6a,6b,6c…光ファイバケーブル、7
a,12a,12b,23a,23b,32a…光電変換器、10…
円筒型検出部、11a,11b,20…光伝送路、13,24,3
1,33,35…信号処理部、15…測定対象、21a,21b,2
1c…発光部、22a,22b,22c…放射線管理区域、3
0,32,34…検出部、30a…受光素子、30b…高圧電源
回路、30c…低圧電源回路、31a…発光素子、32b…高
圧設定用レジスタ、32c…弁別設定用レジスタ、33a…
設定パネル、34a,35a…光波長分波合成器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線により発光するシンチレータやチ
    ェレンコフラジエータ物質あるいはその物質と光学的に
    連続して接続された光の伝送路と、その伝送路の一部あ
    るいは全体を放射線測定用のセンサとすると共に、その
    センサの一部に基準光源を設けて前記伝送路で任意の局
    部的な光学特性の歪を生じない形状を形成した検出部を
    備えたことを特徴とする放射線モニタ装置。
  2. 【請求項2】 放射線を電気パルスに変換するセンサ
    と、この電気パルスを光パルスに変換する電光変換器お
    よび光を受けて電力を発生する受光素子と、その電力に
    より前記センサおよび電光変換器に動作に必要な電圧を
    供給する電源回路を備えた検出部と、前記検出部からの
    光パルスを受けて電気パルスに変換する光電変換器およ
    び電気パルスを計数する計数装置と、前記検出部のエネ
    ルギー源となる光を発生する発光素子を設けた信号処理
    部と、この信号処理部と前記検出部を光伝送路で接続し
    たことを特徴とする放射線モニタ装置。
JP9524092A 1992-04-15 1992-04-15 放射線モニタ装置 Pending JPH05297144A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020900A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Ihi Construction Machinery Ltd 自走式線量計測装置
JP2020521984A (ja) * 2017-05-31 2020-07-27 ザ・ロイヤル・インスティテューション・フォア・ザ・アドバンスメント・オブ・ラーニング/マクギル・ユニヴァーシティ 陽電子放出断層撮影画像における動脈の入力関数の非侵襲的測定
EP3084475B1 (de) * 2013-12-20 2025-03-26 Endress+Hauser SE+Co. KG Radiometrisches messgerät zur ausführung von messungen in explosionsgefährdeten bereichen

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