JPH05297904A - 最適制御方式選定方法及び装置 - Google Patents

最適制御方式選定方法及び装置

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JPH05297904A
JPH05297904A JP4129675A JP12967592A JPH05297904A JP H05297904 A JPH05297904 A JP H05297904A JP 4129675 A JP4129675 A JP 4129675A JP 12967592 A JP12967592 A JP 12967592A JP H05297904 A JPH05297904 A JP H05297904A
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JP
Japan
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control
control method
state
control device
suitability
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JP4129675A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yagi
郭之 八木
Kazushige Fujihira
一重 藤平
Toshiji Yamamori
利治 山盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の制御方式を有する制御装置において、
制御対象の状態が変った場合であっても常に最適な制御
方式を選定及び表示することにある。 【構成】 PI制御装置、ファジィ制御装置、ニューロ
制御装置からなる複数の制御方式を有する制御装置にお
いて、予め制御対象の状態とその状態における制御装置
が有している各制御方式の適性の関係を記憶し、この記
憶した関係を基に各時点の制御対象の状態における各制
御方式の適性を判定する制御方式切替装置を設け、この
制御方式切替装置に入力する各時点の制御対象の状態、
各制御装置及びこれらへの入力情報の正・異常状態に応
じて、各制御方式の最適性または適合性あるいは制御対
象の状態を出力して表示すると共に、最適な制御方式を
選定して切替る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の制御方式を有す
る制御装置において、最適な制御方式を選定及び表示す
る方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に近い公知例としては、まず、適
用コントローラ(特開平2−230402号)がある
が、これは、制御対象の特性に応じて計算式あるいは計
算パラメータを変更する適応コントローラの選定に関す
る技術であり、適応コントローラの選定は、制御対象の
入力情報である操作量と制御量の関係から行われてい
る。また、他の公知例としては、プロセス制御装置(特
開平2−8903号)があり、これは、ファジィ制御を
PI制御のバックアップとして使用し、PID制御を使
用中不安定となったら、ファジィ制御に切換るというも
のである。さらに、制御方式(特開平1−250103
号)は、制御系の安定性が悪くなった時、PID、ファ
ジィを切換るものであり、主にPID制御装置のチュー
ニングを行う場合に、その間ファジィ制御に切換ておく
方法について示したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】適用コントローラにつ
いては、PID制御やニューロ制御他も含めた複数の制
御方式を切換るものではなく、適用コントローラの選択
のみであり、また、制御の切換を操作量と制御量のみか
ら行っている。このため、プラントの種々の検出器情報
を基に制御の切換を行う点の配慮がなされいいない。プ
ロセス制御装置は、PIDのバックアップとしてファジ
ィ制御を使用し、PIDでは不安定となった時点で切換
が行れるが、プラント状態に対して適切な制御方式の切
換を行い、制御対象が不安定となる前に切換を行う点の
配慮がなく、又、制御範囲は、一般的にはファジィより
PI制御の方が広く、このプロセス制御装置には、PI
のバックアップにファジィを使用する場合、必ずしもP
Iより安定に制御出来ることが補償出来ないという問題
を有している。また、制御方式は、制御系が不安定とな
ってから切換るものであるので、プラントの状態により
切換を行い、制御系が不安定となる前に制御方式の切換
を行う点の配慮がなされいいない。また、これらの従来
技術は、各制御方式への入力信号が共通であるため、制
御方式間の制御対象の状態に応じた制御性能の格差が少
なく、また、入力信号の異常により、共通に制御性が劣
化する可能性が高いため、各制御方式をそれぞれ相互に
バックアップする機能に劣っているという問題があっ
た。さらに、これらの従来技術は、プラント状態と制御
範囲の関係を表示する機能,最適な制御方式をガイダン
スする機能に関する点の配慮がなされいいない。本発明
の目的は、上述した事情に鑑み、プラント状態に対応し
て常に最適な制御方式を選定し、かつ、現時点のプラン
ト状態と各制御方式の最適性を表示することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】制御対象の状態に対応し
た各制御方式の適性を判別し、その情報を運転員に提供
すると共に、最適な制御方式を選定するため、予め制御
対象の状態とその状態における制御装置が有している各
制御方式の適性の関係を記憶しておき、この記憶してお
いた関係を基に各時点の制御対象の状態における各制御
方式の適性を判定し、この判定結果を運転員に表示する
と共に、最適な制御方式を選定し、選定された制御方式
に切換る。
【0005】
【作用】制御方式の判定は、予め入力しておいた制御対
象の状態と各制御方式の適性の関係を基に、検出器から
入力した各時点のプラント状態における各制御方式の適
性及び最適な制御方式を求める。各制御方式の適性表示
は、上記判定して求めた各制御方式の適性及び最適な制
御方式を表示する。切換は、上記判定して求めた最適な
制御方式及び運転員の要求に従い制御方式の切換を行
う。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明を沸騰水型原子力発電プラントの給
水制御装置に適用した場合について示したシステム構成
図である。給水制御装置100は、原子炉1の水位を予
め定められた範囲に留めるための給水流量(配管68を
流れる流量)を制御するものであり、給水流量の制御
は、図1のように、一定のトルクで回るモータ駆動の給
水ポンプ8の出口側に設けられた給水調節弁66の開度
を制御する場合のみと、配管69を流れる蒸気の一部を
利用したタービン駆動の給水ポンプ(図示せず)をモー
タ駆動の給水ポンプ(図示せず)と使用条件を変えて並
設し、その回転数を制御(実際には供給する蒸気の流量
を弁の開閉により制御している)する場合の2種類が有
り、また、モータ駆動の給水ポンプによる制御の場合
も、起動・停止時のみに使用する小型の弁と主に定格運
転時に使用する大型の弁を制御する場合の2種類がある
が、これらの制御対象に応じた制御パラメータの変更は
従来技術で対応可能である他、本発明で示すところのプ
ラント状態に応じて制御方式を変える方法でも対応可能
であるが、本実施例では、給水流量の制御が容量や特性
にこそ差は有れ、基本的に弁開度を変えることにより行
われることから、説明を判り易くするため、図1に示し
た様にモータ駆動の給水ポンプ8一台と給水流量調節弁
66一個のみで給水流量を制御する場合について説明を
行う。原子炉1の中には、水が所定の量だけ入ってお
り、これが炉心2から発生する熱により蒸気となり、主
蒸気配管69を介してタービン11及び発電機13を回
し、発電が行われる。タービン11で仕事をした後の蒸
気は、水に戻り、復水器12に溜められる。復水器に溜
められた水は、復水ポンプ70,給水ポンプ8により昇
圧された後、給水調節弁66により原子炉1の水位が所
定の値となるような流量に調整された後、原子炉1に戻
されることとなる。給水制御系の目的は、既に述べたよ
うに、過渡時や異常時も含め原子炉水位を予め定められ
た範囲に留め、安定に制御することである。
【0007】従来の制御方式は、原子炉水位を決定する
主な検出器情報として、水位計51からの原子炉水位信
号58,主蒸気流量計52からの主蒸気流量信号59及
び給水流量計53からの給水流量信号60を基にしたP
I制御のみを行っていた。この方法は、既に多くのプラ
ントに適用されており、制御系の応答や安定性の理論も
確立されており明白であること、及び、繊細ではないが
常に確実な制御を行うことから、プラントの総ての状態
に対し適用されている。つまり、入力信号が比較的少な
く基本的には原子炉水位のみによる制御であることか
ら、他の検出器の異常やプラントが異常状態となり、プ
ロセス量の検出が出来ない又は異常な値を示したとして
も影響を受けることが少なく、必要であればその検出器
情報を切り放すことにより、制御の継続が可能である。
具体的には、原子炉水位信号58,主蒸気流量信号5
9,給水流量信号60以外の検出器信号が異常となって
も影響を受けることはなく、また、主蒸気流量信号5
9,給水流量信号60のいずれか一方又は両方が異常と
なった場合であっても、この2つの信号を切り放すこと
により、原子炉水位信号のみでの制御の継続が可能であ
る。従って、PI制御によれば、プラントの総ての状態
に対して必ずしも最適とは言えないが確実な制御を行
い、特にプラントが通常時考えられない様な異常状態と
なっても原子炉水位を予め定められた範囲に保つ方向に
大旨動作しつづけるという特徴を有している。
【0008】しかしながら、原子炉1の水位に影響を与
えるプラントパラメータとしては上記のPI制御装置へ
の入力信号以外にも有り、例えば、検出可能な情報とし
て他に、炉心2の中に設置された中性子検出器6からの
信号を基に演算装置54で計算された原子炉出力信号6
1,主蒸気配管69に取り付けられた圧力計55からの
原子炉圧力信号62,原子炉出力を制御するために取り
付けられた再循環ライン3の流量計57からの再循環流
量信号64,この再循環ライン3から給水系配管68へ
冷却水をバイパスし、この冷却水を浄化するために取り
付けられた炉浄化系配管5の流量計56からの炉浄化系
流量信号63等がある。なお、4は再循環ポンプを示
す。PI制御では、水位,給水−主蒸気流量偏差しか見
ていないことから、上記パラメータが変動する様な外乱
が発生した場合、その変動を検出し、事前に水位を安定
に保つ様な動作を行わせることが比較的困難であり、そ
の影響は、原子炉水位の変動という形で直接表われる可
能性が高い。これを防ぐ方法として、最適制御やAI制
御(ファジィ,ニューロ等)他、さまざまな制御方式の
併用が考えられるが、本実施例では、ファジィ制御とニ
ューロ制御を併用した場合について示す。なお、PI制
御の場合も、既に述べた従来技術のように、模擬的に3
つの入力信号を扱っていることから、さらに入力信号数
を増し、水位相当信号に換算する方法も考えられるが、
基本的には水位と他のパラメータとの関係は複雑であ
り、簡単に変換することは難しく、又は、詳細な物理モ
デルを基にした変換関数を設定するにしても、原子力プ
ラントの様な大規模プラントでは詳細な物理モデルその
ものの作成が困難であるため、PI制御で多くのプラン
ト情報を基にした制御を行うことはむずかしいか又は効
果が少ないことが判る。又、ファジィやニューロに関し
ても、運転員等、人間の知識経験から、制御ルールを作
成する(ファジィ)、又は、実際のプラントに設けられ
た検出器からのデータ(入力信号)とその時の最適な調
節弁66開度(出力)信号の関係よりニューラルネット
を構築する(ニューロ制御)ことから、これらのデータ
を入手可能な範囲でしか、安定な制御を行うことが難し
いという問題がある。そこで、本実施例では、プラント
状態により最も適する制御方式を選択しようとするもの
である。PI,ファジィ,ニューロ制御の組合せ方や各
制御方式の入力信号の種数,各入力信号の処理フローに
ついては種々考えられるが、ここでは、PI制御につい
ては、従来技術と同様なもの,ファジィ制御に関して
は、原子炉水位信号58,主蒸気流量信号59,給水流
量信号60,原子炉出力信号61,原子炉圧力信号62
を入力信号とし、ニューロ制御については、上記ファジ
ィ制御の入力信号にさらに再循環流量信号64,炉浄化
系流量信号63が加えられた場合について示す。また、
各制御方式の組合せについては、PI制御を実現するP
I制御装置101,ファジィ制御を実現するファジィ制
御装置102及びニューロ制御を実現するニューロ制御
装置103を給水制御装置100内に並列に設け、制御
方式切換装置104により各制御装置101〜102の
出力をプラント状態及び運転員の要求に応じて切換るも
のとする。
【0009】図2に、主要なプラントパラメータと各制
御方式の制御範囲との関係について示す。図2に示した
例では、プラントパラメータとして原子炉水位信号5
8,主蒸気流量信号59,給水流量信号60,原子炉出
力信号61,原子炉圧力信号62、及び再循環流量信号
64の計5つのプラントパラメータにより、その時点の
プラント状態がどの制御方式の制御範囲に該当するかを
示すものである。図2に示したプラント状態,各制御装
置101〜103及びそれらへの入力信号58〜62,
64の正・異常状態また運転員の手動による要求に従
い、制御方式切換装置104により各制御装置101〜
104のどの出力信号を給水調節弁66の制御に使用す
るのか決定を行う。まず、ニューロ制御について、この
場合は、図2の中の領域25〜27を合せた領域23に
総ての入力信号58〜62,64が入っていた場合の
み、ニューロ制御の選択が可能であり、特に、総ての入
力信号58〜62,64が領域26に入っている場合
は、ニューロ制御が最も原子炉1水位を安定に制御可能
であることから、その旨運転員に情報を提示することと
なる。また、入力信号の総てが領域23内に入っていた
としても、1つ以上の信号が領域26から外れる場合
は、ニューロ制御以外の制御方式であるPI又はファジ
ィ制御の方が適しており、具体的には領域26,27内
に留まっている場合はファジィ制御、領域25まで広が
っていた場合は、PI制御が最適な制御となることか
ら、この場合もその旨の情報をプラント運転員に提示す
る。次に、ファジィ制御について、この場合は、領域2
5〜29を合せた領域22がファジィ制御範囲となり、
この中に総ての入力信号58〜62,64が入っていた
場合のみファジィ制御の選択が可能となる。特に、信号
58〜62,64が領域26〜28の中に留まっている
場合は、ファジィ制御が最も適した制御方式であること
から、その旨運転員に伝えることとなる。ただしこの場
合、既に述べた様に信号58〜62,64が総て領域2
6の中に入っている場合はニューロ制御の方が最も適し
た制御となることから、その旨を運転員に連絡すること
となる。なお、信号58〜62,64が領域22の中に
入っていたとしても、少なくとも1つ以上の信号が領域
25又は29に入っている場合は、PI制御の方が適し
ていることから、その旨を運転員に伝える。最後に、P
I制御について、この場合は、総ての領域21(又は領
域24〜30)にてPI制御の選択が可能であるが、こ
の場合、総ての信号58〜62,64の中のいずれか1
つ以上の信号が領域24,25,29,30に入ってい
る場合、PI制御が最も適した制御方式であることか
ら、その旨を運転員に伝えることとなる。他の場合、そ
れぞれの状態で最も適した制御方式は既に述べた通りで
ある。
【0010】次に、制御装置101〜103又は各制御
装置への入力信号が異常となった場合の制御方式の選定
について、以下に示す。ニューロ制御方式選択中にニュ
ーロ制御装置又は信号63,64が異常となった場合
は、ファジィ制御方式が制御方式切換装置104により
自動的に選択されることとなる、ただし、この場合も信
号58〜62,64の中のどれか1つ以上の信号が図2
における領域23に入っていたり、信号58〜62の中
のどれか1つ以上の信号が異常である場合、さらにファ
ジィ制御装置102そのものが異常となった場合は、P
I制御方式が自動的に選択されることとなる。なお、こ
の場合信号、59,60のいずれか一方又は両方が異常
となった場合は、信号58のみによる単要素でのPI制
御となる。なお、信号58が異常となった場合は、手動
制御モードが自動的に選択される。また、ファジィ制御
モード選択中にファジィ制御装置102,信号59〜6
2が異常となった場合は、制御方式切換装置104によ
り自動的にPI制御が選択される。ただし、信号58〜
62,64総てが図2における領域26に入っており、
信号58〜64総てが正常であり、かつ、ニューロ制御
装置103が正常である場合に限って、ニューロ制御が
自動的に選択される。なお、信号59,60が異常の場
合は、単要素のPI制御であり、信号58も異常となっ
た場合は、手動に切換えられるのはニューロ制御が選択
されている場合と同様である。最後に、PI制御の場
合、入力信号59,60のどちらか一方又は両方のみが
異常である場合のみは、水位信号58のみによる単要素
のPI制御となり、信号58が異常の場合には、手動制
御に自動的に切換えることとなる。次に、PI制御装置
101が異常の場合、総ての信号58〜62,64が領
域26内に入っており、かつ、ニューロ制御装置及び信
号58〜64が正常の場合のみ、ニューロ制御に切換が
自動的に行われる。また、総ての信号58〜62,64
が領域26内に入っていたとしてもニューロ制御装置,
信号63,信号64のどれか1つ以上が異常となってい
た場合には、ファジィ制御に自動的に切換えることとな
る。この場合、当然ファジィ制御装置102及び信号5
8〜62が正常である必要がある。次に、PI制御装置
101が異常であり、信号58〜62,64が領域26
〜28内に入っていた場合は、ファジィ制御に自動的に
切換えるが、この場合も、ファジィ制御装置及び信号5
8〜62が正常である必要があることは明白であり、ま
た、信号58〜62,64の総てが領域26に入ってお
り、ニューロ制御装置及び信号58〜64が正常の場合
には、ニューロ制御に切換えることについてはすでに述
べた通りである。上記以外の状態でPI制御装置が異常
となった場合は、自動的に手動制御に切換えることとな
る。
【0011】以上示した、プラント状態(制御装置10
1〜103及び信号58〜64の正常・異常状態含む)
とそれに適した制御方式の選定は、図1の給水制御装置
100内の制御方式切換装置104によって行われる
が、図3に、それら関連する部分のみの概略構成図を示
す。図3において、中央制御盤200は、プラントを運
転するために運転員と給水制御装置100以外の多くの
制制装置等との間を結ぶマンマシンインターフェースの
中核を成す部分である。図3では、本実施例を説明する
ために、必要な最低限の信号取合いのみについて示して
あるが、実際の運転を行うためには、給水制御装置10
0との間だけでも、さらに多くの信号取合いが必要とな
るが、図3では、本実施例の説明に直接関係しないもの
は省略する。中央制御盤200から給水制御装置100
へ出力される信号は、原子炉水位設定信号201,制御
方式要求信号202及び手動で給水調節弁66を制御す
るときに使用される弁開度要求信号203である。制御
方式切換装置104は、制御方式の選定を行う中枢を担
う装置であり、図2に示したプラント状態と各制御方式
の制御範囲の関係(最適な制御方式含む)、及び、既に
説明した各制御装置及び入力信号が異常となった場合に
各プラント状態(制御装置及び信号の異常含む)におい
てどの制御装置をバックアップとして使うか又その状態
で選定出来ない制御装置の関係を予め記憶しており、こ
の記憶データを基にプラント状態及び運転員からの要求
に応じた制御方式(装置)の適性の判定を行ない、最適
な制御方式(装置)を選定する。この選定を行うため
に、制御方式切換装置104で取り込む信号の主なもの
は、プラントに設けられた検出器からの信号58〜6
4、各制御装置101〜102内で行われる自己診断に
よる自からの異常信号204〜206及び運転員からの
制御方式要求信号202である。これらの信号は総て入
出力処理装置105を介して取り合われる。制御方式切
換装置104では既に述べた様なプラント状態(制御装
置及び入力信号の正・異常状態含む)と各制御方式の制
御範囲の関係を基に、上記入力信号58〜64,20
2,204〜206から制御方式の適性の判定を行な
い、最適な制御方式を選定し、選定された制御方式を制
御方式切換信号207として給水制御装置100内の制
御方式切換部209に送る。なお、入力信号58〜64
の異常診断については、入出力信号処理装置105内で
行われ、その結果は信号210として制御方式切換装置
104に送られるものとする。切換そのものは、制御方
式切換部209において行われて、ここでは、各制御装
置からの出力信号301〜303及び運転員の手動によ
る弁開度要求信号203が入力されており、制御方式切
換信号207に従った切換を行う。制御方式切換部20
9で選択された信号は、制御信号65として弁のアクチ
ュエータ67に送られることとなる。制御方式切換装置
104において求めたプラント状態と各制御方式の制御
範囲の関係は、信号208として中央制御盤に送られ、
ここで運転員に運転操作情報として提供される。
【0012】運転員への操作情報の提供方法としては種
々考えられるが、本実施例では、図4及び図2に示した
図をCRT又は制御パネル上に表示する場合について説
明する。CRT画面での表示の場合は、ハードの盤上に
取り付けた操作ボタン及び表示ランプ等を模擬した画面
を作成することとなり、これはソフト的な処理により作
成されるため、作成上の制約は少ないことから、ここで
は制御パネル上にハードの機器で構成される場合を例に
示す。図2に示した図を中操盤上に設ける場合も、種々
考えられるが、本実施例では、6つの各入力信号の値を
表示するために小型のLEDを各信号に対応させて並
べ、その他の線及び文字は盤上にペンキ等で記載したも
ので情報の提供を行うものとする。本パネルからは、制
御装置及び入力信号の異常を含まないプラント状態と各
制御範囲との関係を確認することが可能である。具体的
に盤に埋め込まれるパネルは図6のようになる。LED
は、各検出信号の1つの目盛当りに5コずつ埋められて
おり、各検出器の値より該当するLEDが点灯する。L
EDの点灯している領域により、その時点のプラント状
態(制御装置及び信号58〜62,64の異常含まず)
に対してどの制御方式が最も適しているか及び各制御方
式の選択可・否を知ることが可能である他、プラント状
態の時間的な変化も確認可能である。
【0013】次に、各制御方式の選択方法及び上記以外
の制御方式の選択に係るガイダンス機能について、図4
により説明する。図4に示した機能は、CRT画面でも
パネル上にハードの機器を埋め込む方法でも実現可能で
あるが、本実施例では、上記図2の場合と同じ理由によ
り、盤上にハードの機器を埋め込む場合について示す。
図4において、プラント状態表示パネル400には計2
0コのランプが並べられており、制御方式切換装置10
4からの信号208に従い、各時点で、最適な制御方式
を示すランプ401〜404,各制御方式の選択可・否
を示すランプ405〜408及び制御方式の選択が不可
の場合はその理由を示すランプ409〜420によって
示すものである。具体的には、ニューロ制御の場合を例
にとると、ニューロ制御装置103及びその入力信号5
8〜64が正常であり、図2において信号58〜62,
64が総て領域26の中に入っている場合は、ランプ4
04,408が点灯することとなり、また、領域25,
27まで広がっていた場合は、ランプ408のみが点灯
することとなる。次に、ニューロ制御の選択が出来ない
場合は、ランプ404,408は消灯したままとなり、
その原因が、信号58〜62,64の領域が25〜27
以外の部分にも広がっている場合は、ランプ412が点
灯し、ニューロ制御装置103が異常であり、信号20
4が出力されている場合は、ランプ416が点灯、さら
に少なくとも信号58〜64のいずれか1つ以上が異常
である場合は、ランプ420が点灯することとなる。手
動,P/I,ファジィ制御に係るランプ401〜40
3,405〜407,409〜411,413〜41
5,417〜419についても上記ニューロ制御と同様
な形で点灯するととなる。ここで、図5に、ランプ40
2〜404,406〜408の点灯を制御するための信
号処理フローを示す。
【0014】また、運転員は、パネル400及び図6に
示したパネルの情報をもとに、制御方式を選択すること
となるが、これは、選択ボタン兼表示ランプである、押
ボタン450〜454により行われる。各ボタンは、そ
れを押すことにより、該当する制御方式の要求信号20
2が出力されると共に、実際に選択されている制御方式
の部分が点灯することとなる。従って、例えば、P/I
制御選択中は、押ボタン452のみが点灯しており、こ
の状態でランプ408が点灯していれば、押ボタン45
4を押すことにより、押ボタン452は消灯(押ボタン
454が点灯)することとなるが、ランプ408が点灯
していない状態でいくら押ボタン454を押しても点灯
している押ボタン452は消えず又押ボタン453も点
灯することはない。なお、手動制御ボタン451を押
し、手動制御が選択された場合は、給水調節弁66の開
押ボタン455,閉押ボタン456で直接給水流量調節
弁66を制御することとなる。この場合、実際の弁開度
については指示計457,弁開度要求信号65について
は指示計458により確認を行いながら、手動にて制御
が行われるととなる。自動の押ボタン450は、最適を
示すランプ402〜404のいずれか1つ以上が点灯し
ている場合のみ選択可能であり、この押ボタンを押し、
押ボタン450が点灯した場合は、402〜404の中
で点灯しているランプに該当する制御方式を自動的に選
択しつづけることとなる。ランプ405は、給水制御装
置100及び関係する入力信号のうち、手動制御に係る
部分が故障した場合以外は消灯することはなく、又、ラ
ンプ401は、ランプ406〜408が消灯している場
合のみ点灯することとなる。押ボタン451点灯中、こ
れが自動的に除外されるのはランプ405が消灯した場
合のみであり、この場合、押ボタン451が消灯すると
共に押ボタン450が点灯し、自動モードに移行するこ
ととなる。尚、PI制御装置101,ファジィ制御装置
102,ニューロ制御装置103内で行われている信号
処理方法については、特別の機能や信号処理は特に必要
はなく、従来技術で行われているPI制御,ファジィ制
御,ニューロ制御で対応可能であることから、本実施例
では説明を省略する。以上説明したように、本実施例に
よれば、各プラント状態と各制御方式の制御範囲の関
係、その時点における最適な制御方式、及び、各制御方
式の適用可・否をプラント運転員に提供することが可能
であり、また、プラントの状態に応じた最適な制御方式
の選定が容易に実行可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各制御方式の特徴を最大限に生し、常にプラント状態に
応じた最適な制御方式の選定が可能である。また、制御
方式の切換は制御対象が不安定となったことにより行わ
れる訳ではないため、制御対象は、常時安定な制御を継
続することが可能であると共に、プラント状態と各制御
方式の関係が表示されていることから、運転員はプラン
トの状態が変化している場合であっても、その時点で選
択されている制御方式が、最適となる方向にプラント状
態が変化しているのか又はその逆の方向にあるのかを迅
速に確認可能であり、必要であれば、手動による制御方
式の切換又は手動制御等によるバックアップを行うこと
も出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を沸騰水型原子力発電プラントの給水制
御系に適用した場合のシステム構成図。
【図2】プラント状態と各制御方式の適性の関係を示し
た図。
【図3】給水制御装置のシステム構成図。
【図4】制御方式の選定ボタンと、各時点におけるプラ
ント状態と最適な制御方式及び各制御方式の選択可・否
を表示した操作盤の盤面図。
【図5】最適な制御方式を表示するランプ402〜40
4及び選択可能な制御方式を示すランプ406〜408
を点灯させるための信号処理フロー図。
【図6】プラント状態と各制御方式の適性(制御範囲)
の関係を表示するパネルの図。
【符号の説明】
1 原子炉 100 給水制御装置 101 PI制御装置 102 ファジィ制御装置 103 ニューロ制御装置 104 制御方式切換装置 66 給水調節弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御方式を有する制御装置におい
    て、予め制御対象の状態とその状態における制御装置が
    有している各制御方式の適性の関係を記憶し、この記憶
    した関係を基に各時点の制御対象の状態における各制御
    方式の適性を判定し、この判定結果を表示することを特
    徴とする最適制御方式選定方法。
  2. 【請求項2】 複数の制御方式を有する制御装置におい
    て、予め制御対象の状態とその状態における制御装置が
    有している各制御方式の適性の関係を記憶し、この記憶
    した関係を基に各時点の制御対象の状態における各制御
    方式の適性を判定し、この判定結果を表示すると共に最
    適な制御方式を選定することを特徴とする最適制御方式
    選定方法。
  3. 【請求項3】 複数の制御方式を有する制御装置におい
    て、予め定められた各制御方式の制御範囲と制御対象の
    状態との関係及び制御装置の状態に関する情報をもと
    に、制御対象の各時点における状態を制御する場合に、
    各制御方式がどの程度適しているかを表示することを特
    徴とする最適制御方式選定方法。 この記憶した関係
    を基に各時点の制御対象の状態における各制御方式の適
    性を判定し、この判定結果を表示すると共に最適な制御
    方式を選定することを特徴とする最適制御方式選定方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかにおい
    て、ファジィ制御方式のバックアップとしてPID制御
    方式を使用することを特徴とする最適制御方式選定方
    法。
  5. 【請求項5】 複数の制御方式を有する制御装置におい
    て、予め制御対象の状態とその状態における制御装置が
    有している各制御方式の適性の関係を記憶し、この記憶
    した関係を基に各時点の制御対象の状態における各制御
    方式の適性を判定する制御方式切替装置を設け、この制
    御方式切替装置に入力する各時点の制御対象の状態、各
    制御装置及びこれらへの入力情報の正・異常状態に応じ
    て、各制御方式の最適性または適合性あるいは制御対象
    の状態を出力して表示すると共に、最適な制御方式を選
    定して切替ることを特徴とする最適制御方式選定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、複数の制御方式を有
    する制御装置は、PI制御装置、ファジィ制御装置、ニ
    ューロ制御装置からなることを特徴とする最適制御方式
    選定装置。
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