JPH05299545A - 放熱体 - Google Patents
放熱体Info
- Publication number
- JPH05299545A JPH05299545A JP5030575A JP3057593A JPH05299545A JP H05299545 A JPH05299545 A JP H05299545A JP 5030575 A JP5030575 A JP 5030575A JP 3057593 A JP3057593 A JP 3057593A JP H05299545 A JPH05299545 A JP H05299545A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- radiator
- aggregate
- conductive material
- matrix resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/20—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
- H05K7/2039—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating characterised by the heat transfer by conduction from the heat generating element to a dissipating body
- H05K7/20436—Inner thermal coupling elements in heat dissipating housings, e.g. protrusions or depressions integrally formed in the housing
- H05K7/20445—Inner thermal coupling elements in heat dissipating housings, e.g. protrusions or depressions integrally formed in the housing the coupling element being an additional piece, e.g. thermal standoff
- H05K7/20472—Sheet interfaces
- H05K7/20481—Sheet interfaces characterised by the material composition exhibiting specific thermal properties
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】放熱体の厚さ方向への放熱特性(熱伝導性)お
よび被冷却部品に対する密着性が優れた放熱体を提供す
る。 【構成】金属繊維、金属細線、金属箔およびセラミック
ス繊維から選択される少なくとも1種の熱伝導性素材2
aの集合体3aで構成したことを特徴とする。また上記
集合体3aと、この集合体3aの空隙部に充填されたマ
トリックス樹脂4aとから成ることを特徴とする。前記
集合体3aの少なくとも一部が、マトリックス樹脂4a
の表面および裏面に露出するように構成するとよい。さ
らに放熱体1aの表面積に対する集合体3aの全露出面
積の割合を1%以上に設定するとよい。
よび被冷却部品に対する密着性が優れた放熱体を提供す
る。 【構成】金属繊維、金属細線、金属箔およびセラミック
ス繊維から選択される少なくとも1種の熱伝導性素材2
aの集合体3aで構成したことを特徴とする。また上記
集合体3aと、この集合体3aの空隙部に充填されたマ
トリックス樹脂4aとから成ることを特徴とする。前記
集合体3aの少なくとも一部が、マトリックス樹脂4a
の表面および裏面に露出するように構成するとよい。さ
らに放熱体1aの表面積に対する集合体3aの全露出面
積の割合を1%以上に設定するとよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放熱体に係り、特に放熱
性および柔軟性に優れており、例えばトランジスタ、コ
ンデンサ、LSIパッケージ等の電子機器部品に対する
密着性が優れ、部品で発生する熱を効率的に系外に伝達
し得る放熱体に関する。
性および柔軟性に優れており、例えばトランジスタ、コ
ンデンサ、LSIパッケージ等の電子機器部品に対する
密着性が優れ、部品で発生する熱を効率的に系外に伝達
し得る放熱体に関する。
【0002】
【従来の技術】トランジスタ、コンデンサ、LSIパッ
ケージ等の電子・電気部品は、動作時の発熱により寿命
が短かくなり、また信頼性も低下し易くなる。そのた
め、対策として、電子・電気部品と、この電子・電気部
品に熱的に接続される放熱ファン等のヒートシンク(冷
却手段)との間に熱伝導性および密着性が優れたシート
状の放熱体を介装し、この放熱体を介して発熱を系外に
放出する工夫がなされている。
ケージ等の電子・電気部品は、動作時の発熱により寿命
が短かくなり、また信頼性も低下し易くなる。そのた
め、対策として、電子・電気部品と、この電子・電気部
品に熱的に接続される放熱ファン等のヒートシンク(冷
却手段)との間に熱伝導性および密着性が優れたシート
状の放熱体を介装し、この放熱体を介して発熱を系外に
放出する工夫がなされている。
【0003】上記の放熱体は、一般にマトリックス樹脂
中に熱伝導性素材(フィラー)を分散せしめてシート状
に構成して製造されている。マトリックス樹脂として
は、例えばシリコンゴムが用いられる一方、熱伝導性素
材としては、粒子状、板状、針状の形状を有する窒化ボ
ロンなどが使用されている。
中に熱伝導性素材(フィラー)を分散せしめてシート状
に構成して製造されている。マトリックス樹脂として
は、例えばシリコンゴムが用いられる一方、熱伝導性素
材としては、粒子状、板状、針状の形状を有する窒化ボ
ロンなどが使用されている。
【0004】また放熱体は上記のようなマトリックス樹
脂および熱伝導性素材を使用し、大別して下記の4通り
の製造方法によって製造されている。
脂および熱伝導性素材を使用し、大別して下記の4通り
の製造方法によって製造されている。
【0005】第1の方法は、マトリックス樹脂(例えば
シリコンゴム)と熱伝導性素材(例えば窒化ボロン)を
配合し混合して原料混合体とし、この原料混合体を通常
のゴム材料と同様にロール、カレンダ、押出し機等によ
りシート状に成形し、得られた成形体をプレスして加硫
するという方法である。
シリコンゴム)と熱伝導性素材(例えば窒化ボロン)を
配合し混合して原料混合体とし、この原料混合体を通常
のゴム材料と同様にロール、カレンダ、押出し機等によ
りシート状に成形し、得られた成形体をプレスして加硫
するという方法である。
【0006】第2の方法は、マトリックス樹脂(例えば
シリコンゴム)と熱伝導性素材(例えば窒化ボロン)を
混合し溶剤に希釈した後、ドクターブレード法に従って
シート状に成形し、乾燥してプレスして加硫するという
方法である。
シリコンゴム)と熱伝導性素材(例えば窒化ボロン)を
混合し溶剤に希釈した後、ドクターブレード法に従って
シート状に成形し、乾燥してプレスして加硫するという
方法である。
【0007】第3の方法は、マトリックス樹脂(例えば
シリコンゴム)100重量部に対して熱伝導性素材(例
えば窒化ボロン)が200重量部以上配合されていると
いう熱伝導性素材高充填配合物を用いる製法であって、
上記原料をニーダ等の密閉式混練機に掛けて混合して粉
末状ゴム材に形成し、これを所定のシート成形用金型に
一定量充填しプレスして加硫するという方法である。
シリコンゴム)100重量部に対して熱伝導性素材(例
えば窒化ボロン)が200重量部以上配合されていると
いう熱伝導性素材高充填配合物を用いる製法であって、
上記原料をニーダ等の密閉式混練機に掛けて混合して粉
末状ゴム材に形成し、これを所定のシート成形用金型に
一定量充填しプレスして加硫するという方法である。
【0008】第4の方法は、例えば窒化アルミニウム焼
結体等から成る板状の高熱伝導性基板をそのまま放熱体
として使用したり、必要に応じて電気絶縁材を表面に設
けて高熱伝導性基板を形成する方法がある。
結体等から成る板状の高熱伝導性基板をそのまま放熱体
として使用したり、必要に応じて電気絶縁材を表面に設
けて高熱伝導性基板を形成する方法がある。
【0009】図6は上記従来の製造方法によって調製さ
れたシート状の放熱体の構成を示す断面図である。すな
わち従来の放熱体10において、マトリックス樹脂11
内に分布しているフィラー状の熱伝導性素材12は、放
熱体10の平面方向(長さ方向)に沿って熱伝導性素材
12の長軸が配向した状態で配合されている。
れたシート状の放熱体の構成を示す断面図である。すな
わち従来の放熱体10において、マトリックス樹脂11
内に分布しているフィラー状の熱伝導性素材12は、放
熱体10の平面方向(長さ方向)に沿って熱伝導性素材
12の長軸が配向した状態で配合されている。
【0010】上記のような熱伝導性素材12の配向は、
原料混合体がロール成形や押出し成形によって成形され
る際に圧延方向や押出し方向に素材12が整列するため
に生じる。
原料混合体がロール成形や押出し成形によって成形され
る際に圧延方向や押出し方向に素材12が整列するため
に生じる。
【0011】一方、従来のシート状放熱体の他の構造例
として図7に示すような放熱体10aも使用されてい
る。この放熱体10aは、球状の熱伝導性素材12aを
マトリックス樹脂11a中に分散させて形成されてい
る。
として図7に示すような放熱体10aも使用されてい
る。この放熱体10aは、球状の熱伝導性素材12aを
マトリックス樹脂11a中に分散させて形成されてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年の電
子機器等の高集積化、高速化および高出力化に伴う放熱
特性の改善に技術的な限界があることが判明した。本願
発明者らは、従来の放熱体について種々検討した結果、
次のような問題点を初めて見い出した。すなわち上記し
た第1〜第3の従来製法によって調製された放熱体にお
いては、図6に示すように熱伝導性素材12が平面方向
に配向し、隣接する熱伝導性素材12同士が相互に接触
し、いわば熱伝導性素材12がシート状の放熱体10の
平面方向(長さ方向)に連続した状態に形成され易い。
したがって、放熱体10の平面方向には熱が伝導され易
くなる一方、放熱体10の厚さ方向には熱が伝導されに
くい欠点があったため、厚さ方向の放熱特性を主として
利用する放熱体としては性能が不充分となる問題点があ
った。
子機器等の高集積化、高速化および高出力化に伴う放熱
特性の改善に技術的な限界があることが判明した。本願
発明者らは、従来の放熱体について種々検討した結果、
次のような問題点を初めて見い出した。すなわち上記し
た第1〜第3の従来製法によって調製された放熱体にお
いては、図6に示すように熱伝導性素材12が平面方向
に配向し、隣接する熱伝導性素材12同士が相互に接触
し、いわば熱伝導性素材12がシート状の放熱体10の
平面方向(長さ方向)に連続した状態に形成され易い。
したがって、放熱体10の平面方向には熱が伝導され易
くなる一方、放熱体10の厚さ方向には熱が伝導されに
くい欠点があったため、厚さ方向の放熱特性を主として
利用する放熱体としては性能が不充分となる問題点があ
った。
【0013】一方、図7に示すように球状の熱伝導性素
材12aのみでは放熱体10aの形状を保持できない。
そのため分散した素材12aを所定位置に保持するた
め、マトリックス樹脂11aが必須となる。しかし、こ
のマトリックス樹脂11aが熱伝導性素材12aの間に
介在し、素材12a同士の接続がなくなり、熱が伝導さ
れにくくなり、放熱体としての性能が不十分となる問題
点もあった。
材12aのみでは放熱体10aの形状を保持できない。
そのため分散した素材12aを所定位置に保持するた
め、マトリックス樹脂11aが必須となる。しかし、こ
のマトリックス樹脂11aが熱伝導性素材12aの間に
介在し、素材12a同士の接続がなくなり、熱が伝導さ
れにくくなり、放熱体としての性能が不十分となる問題
点もあった。
【0014】一方、放熱体10,10aの厚さ方向の放
熱特性はマトリックス樹脂11,11aに分散される熱
伝導性素材12,12aの充填率に比例して増加する
が、素材の充填率の上昇に伴って、シート形状への成形
性および加工性が低下する問題点もある。特にセラミッ
クスや金属などの硬脆な材料を熱伝導性素材として軟質
な樹脂マトリックス中に多量に分布させた放熱体におい
ては、弾性率が増加して柔軟性が低下するため、被冷却
部品に放熱体を装着する場合に、被冷却部品表面の凹凸
に沿うように放熱体10が変形することが困難となり、
放熱性が低下するという欠点もあった。特に上記の第4
の従来製法によって調製された放熱体は、全体として可
撓性に乏しく密着性に欠ける問題があった。したがっ
て、放熱フィン等の冷却手段や被冷却部品表面に放熱体
10が充分に密着せず、伝熱抵抗が大きくなり、放熱特
性が低下してしまう問題点もあった。
熱特性はマトリックス樹脂11,11aに分散される熱
伝導性素材12,12aの充填率に比例して増加する
が、素材の充填率の上昇に伴って、シート形状への成形
性および加工性が低下する問題点もある。特にセラミッ
クスや金属などの硬脆な材料を熱伝導性素材として軟質
な樹脂マトリックス中に多量に分布させた放熱体におい
ては、弾性率が増加して柔軟性が低下するため、被冷却
部品に放熱体を装着する場合に、被冷却部品表面の凹凸
に沿うように放熱体10が変形することが困難となり、
放熱性が低下するという欠点もあった。特に上記の第4
の従来製法によって調製された放熱体は、全体として可
撓性に乏しく密着性に欠ける問題があった。したがっ
て、放熱フィン等の冷却手段や被冷却部品表面に放熱体
10が充分に密着せず、伝熱抵抗が大きくなり、放熱特
性が低下してしまう問題点もあった。
【0015】近年の電子・電気部品の目覚しい発展に伴
い、半導体素子を含む電子機器の高集積化、高速化およ
び高出力化が進展し、発熱量も増大化しており、より放
熱特性が優れた放熱体が要求されている。
い、半導体素子を含む電子機器の高集積化、高速化およ
び高出力化が進展し、発熱量も増大化しており、より放
熱特性が優れた放熱体が要求されている。
【0016】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、特に厚さ方向への放熱特性(熱伝導
性)および被冷却部品に対する密着性が優れた放熱体を
提供することを目的とする。
されたものであり、特に厚さ方向への放熱特性(熱伝導
性)および被冷却部品に対する密着性が優れた放熱体を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため、種々の熱伝導性素材を使用し、その形状
が放熱特性に及ぼす影響を実験により確認した。その結
果、繊維状または箔状の高熱伝導性素材の集合体をその
まま放熱体とすることにより、すなわち集合体自身を放
熱体とすることにより、簡素な構造で熱伝導性および可
撓性の双方が優れた放熱体が得られるという知見を初め
て得た。さらに上記集合体の空隙部に樹脂をマトリック
スとして充填することにより、密着性および、より優れ
た可撓性を有する放熱体が得られることが判明した。特
に上記集合体の少なくとも一部がマトリックス樹脂の表
面および裏面に露出するように構成したときに、放熱特
性に優れた放熱体が得られた。本発明は上記知見に基づ
いて完成されたものである。
達成するため、種々の熱伝導性素材を使用し、その形状
が放熱特性に及ぼす影響を実験により確認した。その結
果、繊維状または箔状の高熱伝導性素材の集合体をその
まま放熱体とすることにより、すなわち集合体自身を放
熱体とすることにより、簡素な構造で熱伝導性および可
撓性の双方が優れた放熱体が得られるという知見を初め
て得た。さらに上記集合体の空隙部に樹脂をマトリック
スとして充填することにより、密着性および、より優れ
た可撓性を有する放熱体が得られることが判明した。特
に上記集合体の少なくとも一部がマトリックス樹脂の表
面および裏面に露出するように構成したときに、放熱特
性に優れた放熱体が得られた。本発明は上記知見に基づ
いて完成されたものである。
【0018】すなわち本発明に係る放熱体は、金属繊
維、金属細線、金属箔およびセラミックス繊維から選択
される少なくとも1種の熱伝導性素材の集合体で構成し
たことを特徴とする。
維、金属細線、金属箔およびセラミックス繊維から選択
される少なくとも1種の熱伝導性素材の集合体で構成し
たことを特徴とする。
【0019】また金属繊維、金属細線、金属箔およびセ
ラミックス繊維から選択される少なくとも1種の熱伝導
性素材の集合体と、この集合体の空隙部に充填されたマ
トリックス樹脂とから成ることを特徴とする。
ラミックス繊維から選択される少なくとも1種の熱伝導
性素材の集合体と、この集合体の空隙部に充填されたマ
トリックス樹脂とから成ることを特徴とする。
【0020】さらに前記集合体の少なくとも一部が、マ
トリックス樹脂の表面および裏面に露出するように構成
するとよい。
トリックス樹脂の表面および裏面に露出するように構成
するとよい。
【0021】特に放熱体の表面積に対する集合体の全露
出面積の割合を1%以上に設定するとよい。
出面積の割合を1%以上に設定するとよい。
【0022】また電気絶縁性を有する熱伝導性素材で集
合体を形成してもよい。
合体を形成してもよい。
【0023】ここで上記マトリックス樹脂としてはシリ
コーンゴム、ポリオレフォン系エラストマー等が使用さ
れる一方、熱伝導性素材としては、窒化アルミニウム、
窒化ボロン、窒化けい素、炭化けい素、BeO,C−B
N,ダイヤモンド、HP−TiCアルミナセラミックス
等の熱伝導率が高く、電気絶縁性を有する材料を用い
る。また熱伝導率が高く、導電性を有する金、銅、アル
ミニウム、タングステン、モリブデン等の金属材料やカ
ーボン繊維などのセラミックス繊維を使用することもで
きる。特に金属材料としては上記各種金属の繊維、細
線、箔を使用するとよい。
コーンゴム、ポリオレフォン系エラストマー等が使用さ
れる一方、熱伝導性素材としては、窒化アルミニウム、
窒化ボロン、窒化けい素、炭化けい素、BeO,C−B
N,ダイヤモンド、HP−TiCアルミナセラミックス
等の熱伝導率が高く、電気絶縁性を有する材料を用い
る。また熱伝導率が高く、導電性を有する金、銅、アル
ミニウム、タングステン、モリブデン等の金属材料やカ
ーボン繊維などのセラミックス繊維を使用することもで
きる。特に金属材料としては上記各種金属の繊維、細
線、箔を使用するとよい。
【0024】上記各種熱伝導性素材をシート状またはバ
ルク状に集合せしめて、集合体を形成し、このまま放熱
体とすることも可能であるが、さらに集合体の空隙部に
樹脂をマトリックスとして充填して放熱体を形成しても
よい。さらに上記各種熱伝導性素材で形成した集合体の
少なくとも一部がマトリックス樹脂の表面および裏面に
露出するように構成することによって、放熱体の厚さ方
向を貫通するように連続した放熱経路が形成されるた
め、従来のように不連続な熱伝導性素材をマトリックス
樹脂中に分散させて形成した放熱体と比較して、放熱体
の厚さ方向に発熱を効率的に伝達することができる。
ルク状に集合せしめて、集合体を形成し、このまま放熱
体とすることも可能であるが、さらに集合体の空隙部に
樹脂をマトリックスとして充填して放熱体を形成しても
よい。さらに上記各種熱伝導性素材で形成した集合体の
少なくとも一部がマトリックス樹脂の表面および裏面に
露出するように構成することによって、放熱体の厚さ方
向を貫通するように連続した放熱経路が形成されるた
め、従来のように不連続な熱伝導性素材をマトリックス
樹脂中に分散させて形成した放熱体と比較して、放熱体
の厚さ方向に発熱を効率的に伝達することができる。
【0025】上記熱伝導性素材の直径および長さは、特
に限定されるものではないが、一般に直径が10μm〜
数mm程度の大きさの連続繊維を使用するとよい。特に金
属繊維、金属細線、箔およびセラミックス繊維において
上記の直径および長さのものを適宜選定することによ
り、圧縮応力等の外力が作用した場合においても、応力
を充分に吸収し、変形が少ない放熱体を得ることができ
る。
に限定されるものではないが、一般に直径が10μm〜
数mm程度の大きさの連続繊維を使用するとよい。特に金
属繊維、金属細線、箔およびセラミックス繊維において
上記の直径および長さのものを適宜選定することによ
り、圧縮応力等の外力が作用した場合においても、応力
を充分に吸収し、変形が少ない放熱体を得ることができ
る。
【0026】また、放熱体の表面積に対する集合体の全
露出面積の割合を1%以上に設定することにより、汎用
の樹脂材のみからなる放熱シートと比較して放熱体全体
の熱伝導率を増大化させることができる。
露出面積の割合を1%以上に設定することにより、汎用
の樹脂材のみからなる放熱シートと比較して放熱体全体
の熱伝導率を増大化させることができる。
【0027】
【作用】上記構成に係る放熱体によれば、金属繊維、金
属細線、金属箔およびセラミックス繊維等から成る熱伝
導性素材同士を絡み合せて所定形状の集合体とし、この
集合体のみで形成されているため、構造が簡素で、容易
に製造できる上に、放熱体の厚さ方向に熱伝導性素材に
よる連続した放熱経路が形成されるため、厚さ方向の放
熱特性を従来と比較して大幅に向上させることができ
る。
属細線、金属箔およびセラミックス繊維等から成る熱伝
導性素材同士を絡み合せて所定形状の集合体とし、この
集合体のみで形成されているため、構造が簡素で、容易
に製造できる上に、放熱体の厚さ方向に熱伝導性素材に
よる連続した放熱経路が形成されるため、厚さ方向の放
熱特性を従来と比較して大幅に向上させることができ
る。
【0028】また、上記集合体の空隙部にマトリックス
樹脂を充填して形成した放熱体によれば、マトリックス
樹脂によって熱伝導性素材が所定の位置に保持され、形
状変化が少なくなるとともに、可撓性を有するマトリッ
クス樹脂によって被冷却部品に対する放熱体の密着度が
改善され、伝熱抵抗の減少により、放熱特性がさらに向
上する。
樹脂を充填して形成した放熱体によれば、マトリックス
樹脂によって熱伝導性素材が所定の位置に保持され、形
状変化が少なくなるとともに、可撓性を有するマトリッ
クス樹脂によって被冷却部品に対する放熱体の密着度が
改善され、伝熱抵抗の減少により、放熱特性がさらに向
上する。
【0029】さらに集合体の少なくとも一部が、マトリ
ックス樹脂の表面および裏面に露出するように構成する
ことによって放熱体の表裏を貫通して連続的な放熱経路
が形成されるため、放熱体の厚さ方向の伝熱効率をより
向上させることができる。
ックス樹脂の表面および裏面に露出するように構成する
ことによって放熱体の表裏を貫通して連続的な放熱経路
が形成されるため、放熱体の厚さ方向の伝熱効率をより
向上させることができる。
【0030】
【実施例】次に本発明の実施例について添付図面を参照
してより具体的に説明する。
してより具体的に説明する。
【0031】実施例1 図1は本発明に係る放熱体の第1実施例を示す断面図で
ある。この放熱体1は、直径が200μmの金属繊維、
金属細線、またはセラミックス繊維等の高熱伝導率を有
する熱伝導性素材2の集合体3で形成されたものであ
る。
ある。この放熱体1は、直径が200μmの金属繊維、
金属細線、またはセラミックス繊維等の高熱伝導率を有
する熱伝導性素材2の集合体3で形成されたものであ
る。
【0032】金属繊維、金属細線としては、金、銅、ア
ルミニウム、タングステン、モリブデン等の金属材料が
使用される他、セラミックス繊維としてはカーボン繊維
等を使用することが可能であり、熱伝導率が高い材料で
ある限り、特に限定されない。また必要に応じてポリエ
ステル、ナイロン等の化学繊維を併用してもよい。さら
に上記化学繊維を表面処理し、上記金属の薄膜を一体に
形成した化学繊維を使用してもよい。
ルミニウム、タングステン、モリブデン等の金属材料が
使用される他、セラミックス繊維としてはカーボン繊維
等を使用することが可能であり、熱伝導率が高い材料で
ある限り、特に限定されない。また必要に応じてポリエ
ステル、ナイロン等の化学繊維を併用してもよい。さら
に上記化学繊維を表面処理し、上記金属の薄膜を一体に
形成した化学繊維を使用してもよい。
【0033】上記の第1実施例に係る放熱体1によれ
ば、金属繊維、金属細線、金属箔またはセラミックス繊
維のように可撓性を有する熱伝導性素材2の集合体3で
形成されているため、放熱体1全体として可撓性に優れ
ており、放熱体に圧縮応力等の外力が作用した場合にお
いても、応力吸収効果が大きく変形が少ない。また可撓
性が高いため、この放熱体1を電子・電気部品と接着し
て用いた場合においても、密着度が高くなり、発生した
熱が放熱体を介して放熱フィン等のヒートシンク(冷却
手段)まで効率的に伝達される。特に熱伝導性素材2の
集合体で構成しているため、厚さ方向に熱伝導性素材2
が連続的に接続して形成された放熱経路が形成されるた
め、放熱体の厚さ方向の伝熱特性を大幅に改善すること
ができる。また半導体チップの周辺空間や内部空間等に
おいて空気が封入されていた空間に本実施例の放熱体を
充填することによって、熱の滞留を効果的に防止するこ
とが可能になり、放熱特性を向上させることができる。
ば、金属繊維、金属細線、金属箔またはセラミックス繊
維のように可撓性を有する熱伝導性素材2の集合体3で
形成されているため、放熱体1全体として可撓性に優れ
ており、放熱体に圧縮応力等の外力が作用した場合にお
いても、応力吸収効果が大きく変形が少ない。また可撓
性が高いため、この放熱体1を電子・電気部品と接着し
て用いた場合においても、密着度が高くなり、発生した
熱が放熱体を介して放熱フィン等のヒートシンク(冷却
手段)まで効率的に伝達される。特に熱伝導性素材2の
集合体で構成しているため、厚さ方向に熱伝導性素材2
が連続的に接続して形成された放熱経路が形成されるた
め、放熱体の厚さ方向の伝熱特性を大幅に改善すること
ができる。また半導体チップの周辺空間や内部空間等に
おいて空気が封入されていた空間に本実施例の放熱体を
充填することによって、熱の滞留を効果的に防止するこ
とが可能になり、放熱特性を向上させることができる。
【0034】実施例2 図2は本発明に係る放熱体の第2実施例を示す断面図で
あり、図3は図2に示す放熱体の斜視図である。
あり、図3は図2に示す放熱体の斜視図である。
【0035】すなわち第2実施例に係る放熱体1aは、
直径200μmの銅細線を熱伝導性素材2aとして集合
させて形成した集合体3aと、この集合体3aの空隙部
に充填されたマトリックス樹脂4aとから成る。
直径200μmの銅細線を熱伝導性素材2aとして集合
させて形成した集合体3aと、この集合体3aの空隙部
に充填されたマトリックス樹脂4aとから成る。
【0036】マトリックス樹脂4aとしては、シリコー
ンゴム、ポリオレフィン系エラストマー等を使用した。
また熱伝導性素材2aとしては、例えば銅細線のような
高熱伝導率を有する部材を使用する。また熱伝導性素材
2aは市販の金属たわし状に無秩序に集合されて集合体
3aを形成し、この集合体3aの空隙部に成形材料とし
てのマトリックス樹脂4aを充填して放熱体1aが形成
される。
ンゴム、ポリオレフィン系エラストマー等を使用した。
また熱伝導性素材2aとしては、例えば銅細線のような
高熱伝導率を有する部材を使用する。また熱伝導性素材
2aは市販の金属たわし状に無秩序に集合されて集合体
3aを形成し、この集合体3aの空隙部に成形材料とし
てのマトリックス樹脂4aを充填して放熱体1aが形成
される。
【0037】なお上記放熱体1aの成形材料には、上記
したマトリックス樹脂4aと熱伝導性素材2a以外に、
必要に応じて硬化剤、加工助剤等の添加剤を適宜配合し
てもよい。
したマトリックス樹脂4aと熱伝導性素材2a以外に、
必要に応じて硬化剤、加工助剤等の添加剤を適宜配合し
てもよい。
【0038】次に、上記の放熱体1aの製造方法につい
てより具体的に説明する。まず、例えば銅などの熱伝導
性素材2aを所定の太さ(例えば線径が10〜200μ
m程度)の細線となるように調整し、この銅細線を金属
たわし状に無秩序に絡み合せて薄いシート状の集合体3
aに構成する。そして、この集合体3aの表面に親油性
の強い基を有する界面活性剤(例えばアミド系の界面活
性剤)等のコーティング剤を塗布した。このように、コ
ーティング剤を集合体3aの表面に塗布することによっ
て、マトリックス樹脂4aと熱伝導性素材2aとの濡れ
性が改善されて、放熱体1a全体中の熱伝導性素材2a
の量を増大させ、素材量に比例した熱伝導率を提供する
ことが可能となる。
てより具体的に説明する。まず、例えば銅などの熱伝導
性素材2aを所定の太さ(例えば線径が10〜200μ
m程度)の細線となるように調整し、この銅細線を金属
たわし状に無秩序に絡み合せて薄いシート状の集合体3
aに構成する。そして、この集合体3aの表面に親油性
の強い基を有する界面活性剤(例えばアミド系の界面活
性剤)等のコーティング剤を塗布した。このように、コ
ーティング剤を集合体3aの表面に塗布することによっ
て、マトリックス樹脂4aと熱伝導性素材2aとの濡れ
性が改善されて、放熱体1a全体中の熱伝導性素材2a
の量を増大させ、素材量に比例した熱伝導率を提供する
ことが可能となる。
【0039】そして、集合体3a中にマトリックス樹脂
をコーティングした後に、加熱圧着、プレス圧着、また
はロール圧延などの処理を施すことにより本発明に係る
放熱体1aを製造することができる。
をコーティングした後に、加熱圧着、プレス圧着、また
はロール圧延などの処理を施すことにより本発明に係る
放熱体1aを製造することができる。
【0040】なお熱伝導性素材2aから成る集合体3a
の少なくとも一部(図において上下端部)をシート状の
集合体1aの表面に露出させるためには、マトリックス
樹脂4aの添加量を調整したり、放熱体1aの表面を若
干研削したり、または放熱体1aをエッチングして熱伝
導性素材2aがシート表面に露出する処理を行なう。
の少なくとも一部(図において上下端部)をシート状の
集合体1aの表面に露出させるためには、マトリックス
樹脂4aの添加量を調整したり、放熱体1aの表面を若
干研削したり、または放熱体1aをエッチングして熱伝
導性素材2aがシート表面に露出する処理を行なう。
【0041】このようにして得られた第2実施例に係る
放熱体1aは、図2および図3に示すように、熱伝導性
素材2aを無秩序に絡み合せて集合体3aを形成し、こ
の集合体3aの空隙部にマトリックス樹脂4aを充填し
てシート状に形成される。そして上記熱伝導性素材2a
の絡み合いによって素材2aは相互に接続されており、
集合体3aの一部がマトリックス樹脂4aの表面および
裏面に露出するようになる。したがってシート状の集合
体1aの表面から裏面にかけて、すなわち厚さ方向に連
続した放熱経路が形成されているため、熱は放熱体1a
の厚さ方向に効果的に伝導される。
放熱体1aは、図2および図3に示すように、熱伝導性
素材2aを無秩序に絡み合せて集合体3aを形成し、こ
の集合体3aの空隙部にマトリックス樹脂4aを充填し
てシート状に形成される。そして上記熱伝導性素材2a
の絡み合いによって素材2aは相互に接続されており、
集合体3aの一部がマトリックス樹脂4aの表面および
裏面に露出するようになる。したがってシート状の集合
体1aの表面から裏面にかけて、すなわち厚さ方向に連
続した放熱経路が形成されているため、熱は放熱体1a
の厚さ方向に効果的に伝導される。
【0042】また放熱体1aの表面積に対する集合体3
aの全露出断面積の割合が1%以上であれば、マトリッ
クス樹脂のみで形成した放熱体の熱伝導率より高い熱伝
導率が得られた。特に上記割合を15%以上に設定する
ことにより、従来の汎用の放熱体の10倍以上の高い熱
伝導率を有する放熱体が得られた。しかしながら上記比
率が80%を超えると放熱体の柔軟性が低下し、被冷却
部品に対する密着性が低下し実用化は困難であることが
判明した。また熱伝導性と密着性とを共に満足する上記
割合の範囲は15〜70%であることが確認された。
aの全露出断面積の割合が1%以上であれば、マトリッ
クス樹脂のみで形成した放熱体の熱伝導率より高い熱伝
導率が得られた。特に上記割合を15%以上に設定する
ことにより、従来の汎用の放熱体の10倍以上の高い熱
伝導率を有する放熱体が得られた。しかしながら上記比
率が80%を超えると放熱体の柔軟性が低下し、被冷却
部品に対する密着性が低下し実用化は困難であることが
判明した。また熱伝導性と密着性とを共に満足する上記
割合の範囲は15〜70%であることが確認された。
【0043】このように、本実施例に係るシート状放熱
体1aを、LSIパッケージ等の電子・電気部品と放熱
ファン等のヒートシンク(冷却手段)の間に挟むことに
より、電子・電気部品で発生する熱は、シート状放熱体
1aの厚さ方向に効果的に伝達され、ヒートシンクで効
率よく冷却することができた。また上記のように構成さ
れた放熱体1aは弾力性にも優れ、被着される被冷却部
品の接触面の凹凸や傾斜も吸収できる構造を有し、被冷
却部品との接触不良がなく被冷却部品を均一に冷却する
ことができた。
体1aを、LSIパッケージ等の電子・電気部品と放熱
ファン等のヒートシンク(冷却手段)の間に挟むことに
より、電子・電気部品で発生する熱は、シート状放熱体
1aの厚さ方向に効果的に伝達され、ヒートシンクで効
率よく冷却することができた。また上記のように構成さ
れた放熱体1aは弾力性にも優れ、被着される被冷却部
品の接触面の凹凸や傾斜も吸収できる構造を有し、被冷
却部品との接触不良がなく被冷却部品を均一に冷却する
ことができた。
【0044】次に本発明に係る放熱体の第3実施例につ
いて図4を参照して説明する。すなわち第3実施例に係
る放熱体1bは、前記第1〜第2実施例において使用し
た直径が200μmの銅細線を熱伝導性素材2bとして
使用し、この熱伝導性素材2bをコイル状に配向せしめ
て、集合体3bとし、この集合体3bの空隙部にマトリ
ックス樹脂4bを充填するとともに、上記集合体3bの
上端部および下端部をマトリックス樹脂4bの表面部に
露出せしめてシート状に製造されている。
いて図4を参照して説明する。すなわち第3実施例に係
る放熱体1bは、前記第1〜第2実施例において使用し
た直径が200μmの銅細線を熱伝導性素材2bとして
使用し、この熱伝導性素材2bをコイル状に配向せしめ
て、集合体3bとし、この集合体3bの空隙部にマトリ
ックス樹脂4bを充填するとともに、上記集合体3bの
上端部および下端部をマトリックス樹脂4bの表面部に
露出せしめてシート状に製造されている。
【0045】したがってコイル状に配向された集合体3
bの露出部5によってシート状の放熱体1bの厚さ方向
に貫通する放熱経路が形成され、なおかつ、この放熱経
路は前記した第1〜第2実施例の場合と比較して短縮さ
れ、熱抵抗の軽減化を図ることができる。またコイル状
に形成された集合体3bの厚さ方向および平面方向の弾
力性が優れているため、放熱体1bを装着する被冷却部
品の表面形状に応じて自在に変形し、密着性を高めるこ
とができる。
bの露出部5によってシート状の放熱体1bの厚さ方向
に貫通する放熱経路が形成され、なおかつ、この放熱経
路は前記した第1〜第2実施例の場合と比較して短縮さ
れ、熱抵抗の軽減化を図ることができる。またコイル状
に形成された集合体3bの厚さ方向および平面方向の弾
力性が優れているため、放熱体1bを装着する被冷却部
品の表面形状に応じて自在に変形し、密着性を高めるこ
とができる。
【0046】次に本発明に係る第4〜第6実施例につい
て図5を参照して説明する。すなわち、直径200μm
の銅細線を熱伝導性素材2cとして使用し、この銅細線
を束ねて集合体3cを形成した後に、この集合体3c
を、マトリックス樹脂4cとしてのシリコン樹脂中に体
積率で70%になるように埋め込んで第4実施例に係る
放熱体1cを製造した。なおLSIパッケージ等の電子
・電気部品および放熱フィン等のヒートシンク(冷却手
段)に接触する表面において集合体3cの両端部を露出
させて、放熱効果を高めた。
て図5を参照して説明する。すなわち、直径200μm
の銅細線を熱伝導性素材2cとして使用し、この銅細線
を束ねて集合体3cを形成した後に、この集合体3c
を、マトリックス樹脂4cとしてのシリコン樹脂中に体
積率で70%になるように埋め込んで第4実施例に係る
放熱体1cを製造した。なおLSIパッケージ等の電子
・電気部品および放熱フィン等のヒートシンク(冷却手
段)に接触する表面において集合体3cの両端部を露出
させて、放熱効果を高めた。
【0047】同様に直径200μmの銅細線を束ねて集
合体3dを形成し、この集合体3dをマトリックス樹脂
4dとしてのエポキシ樹脂中に同じく体積率70%とな
るように埋め込んで第5実施例に係る放熱体1dを製造
した。
合体3dを形成し、この集合体3dをマトリックス樹脂
4dとしてのエポキシ樹脂中に同じく体積率70%とな
るように埋め込んで第5実施例に係る放熱体1dを製造
した。
【0048】一方、厚さ50μmのアルミニウム箔を熱
伝導性素材2eとして使用し、このアルミニウム箔を折
り畳んで集合体3eとし、この集合体3eを所定形状に
切断して第6実施例に係る放熱体1eとした。
伝導性素材2eとして使用し、このアルミニウム箔を折
り畳んで集合体3eとし、この集合体3eを所定形状に
切断して第6実施例に係る放熱体1eとした。
【0049】上記第4〜第6実施例に係る放熱体1c〜
1eによれば、金属繊維または金属箔のように可撓性を
有する熱伝導性素材2c〜2eで集合体3c〜3eを形
成しているため、放熱体1c〜1eに圧縮応力等の外力
が作用した場合においても、外力の吸収効果が顕著であ
り、各放熱体と電子・電気部品との接触が充分に確保さ
れる。そのため、被冷却部品で発生した熱は放熱体1c
〜1eを介して放熱フィン等のヒートシンク(冷却手
段)まで効率的に伝達される。
1eによれば、金属繊維または金属箔のように可撓性を
有する熱伝導性素材2c〜2eで集合体3c〜3eを形
成しているため、放熱体1c〜1eに圧縮応力等の外力
が作用した場合においても、外力の吸収効果が顕著であ
り、各放熱体と電子・電気部品との接触が充分に確保さ
れる。そのため、被冷却部品で発生した熱は放熱体1c
〜1eを介して放熱フィン等のヒートシンク(冷却手
段)まで効率的に伝達される。
【0050】そして上記第4〜第6実施例に係る放熱体
1c〜1eをLSIパッケージ等の電子・電気部品と放
熱フィン等のヒートシンク(冷却手段)との間に介装さ
せて放熱特性を評価したところ、電子・電気部品で発生
した熱は放熱体1c〜1eの厚さ方向に効果的に伝達さ
れ、ヒートシンクにおいて効率よく冷却することができ
た。特に第4〜第6実施例に係る放熱体1c〜1e全体
の熱伝導率は、図6および図7に示す従来の放熱体1
0,10aと比較して少なくとも2〜3.5倍に達し、
優れた放熱特性を発揮することが確認された。なお、こ
れらの熱伝導性素材およびマトリックス樹脂の種類、配
合比率を適正に調整することにより、さらに優れた放熱
特性が得られる。
1c〜1eをLSIパッケージ等の電子・電気部品と放
熱フィン等のヒートシンク(冷却手段)との間に介装さ
せて放熱特性を評価したところ、電子・電気部品で発生
した熱は放熱体1c〜1eの厚さ方向に効果的に伝達さ
れ、ヒートシンクにおいて効率よく冷却することができ
た。特に第4〜第6実施例に係る放熱体1c〜1e全体
の熱伝導率は、図6および図7に示す従来の放熱体1
0,10aと比較して少なくとも2〜3.5倍に達し、
優れた放熱特性を発揮することが確認された。なお、こ
れらの熱伝導性素材およびマトリックス樹脂の種類、配
合比率を適正に調整することにより、さらに優れた放熱
特性が得られる。
【0051】なお、上記第4〜第6実施例に係る放熱体
1c〜1eにおいて、放熱体1c〜1eが電子・電気部
品と、放熱フィン等のヒートシンクとの間に介装された
状態で使用され、特に部分的に電気絶縁性が要求される
場合がある。この場合には放熱体1c〜1eの表面に適
宜所定形状で電気絶縁層を形成し、電子絶縁性を保持さ
せることもできる。
1c〜1eにおいて、放熱体1c〜1eが電子・電気部
品と、放熱フィン等のヒートシンクとの間に介装された
状態で使用され、特に部分的に電気絶縁性が要求される
場合がある。この場合には放熱体1c〜1eの表面に適
宜所定形状で電気絶縁層を形成し、電子絶縁性を保持さ
せることもできる。
【0052】以上説明した各実施例においては、いずれ
も導電性を有する銅細線を各熱伝導性素材2〜2dとし
て使用して集合体とした放熱体1〜1d、またはアルミ
ニウム箔を熱伝導性素材2eとして使用して集合体とし
た放熱体1eを示しているが、この他にも窒化ボロン、
窒化アルミニウム、アルミナセラミック等の熱伝導率が
高く、電気絶縁性を有するセラミックスの細線部材で集
合体を形成した場合においても同様な効果が確認され
た。また、銅の他にも熱伝導率が高くて導電性を有する
金、アルミニウムなどの金属部材で集合体を形成するこ
とにより、導電性を有し、かつシートの厚さ方向の熱伝
導率がよい放熱体を製造することもできた。
も導電性を有する銅細線を各熱伝導性素材2〜2dとし
て使用して集合体とした放熱体1〜1d、またはアルミ
ニウム箔を熱伝導性素材2eとして使用して集合体とし
た放熱体1eを示しているが、この他にも窒化ボロン、
窒化アルミニウム、アルミナセラミック等の熱伝導率が
高く、電気絶縁性を有するセラミックスの細線部材で集
合体を形成した場合においても同様な効果が確認され
た。また、銅の他にも熱伝導率が高くて導電性を有する
金、アルミニウムなどの金属部材で集合体を形成するこ
とにより、導電性を有し、かつシートの厚さ方向の熱伝
導率がよい放熱体を製造することもできた。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る放熱体
によれば、金属繊維、金属細線、金属箔およびセラミッ
クス繊維等から成る熱伝導性素材同士を絡み合せて所定
形状の集合体とし、この集合体で形成されているため、
構造が簡素で、容易に製造できる上に、放熱体の厚さ方
向に熱伝導性素材による連続した放熱経路が形成される
ため、厚さ方向の放熱特性を従来と比較して大幅に向上
させることができる。
によれば、金属繊維、金属細線、金属箔およびセラミッ
クス繊維等から成る熱伝導性素材同士を絡み合せて所定
形状の集合体とし、この集合体で形成されているため、
構造が簡素で、容易に製造できる上に、放熱体の厚さ方
向に熱伝導性素材による連続した放熱経路が形成される
ため、厚さ方向の放熱特性を従来と比較して大幅に向上
させることができる。
【0054】また、上記集合体の空隙部にマトリックス
樹脂を充填して形成した放熱体によれば、マトリックス
樹脂によって熱伝導性素材が所定の位置に保持され、形
状変化が少なくなるとともに、可撓性を有するマトリッ
クス樹脂によって被冷却部品に対する放熱体の密着度が
改善され、伝熱抵抗の減少により、放熱特性がさらに向
上する。また金属繊維、金属細線、金属箔等の金属材を
配合しているため、放熱体の引張強度が増加し、取扱い
寿命が長くなる効果も発揮される。
樹脂を充填して形成した放熱体によれば、マトリックス
樹脂によって熱伝導性素材が所定の位置に保持され、形
状変化が少なくなるとともに、可撓性を有するマトリッ
クス樹脂によって被冷却部品に対する放熱体の密着度が
改善され、伝熱抵抗の減少により、放熱特性がさらに向
上する。また金属繊維、金属細線、金属箔等の金属材を
配合しているため、放熱体の引張強度が増加し、取扱い
寿命が長くなる効果も発揮される。
【0055】さらに集合体の少なくとも一部が、マトリ
ックス樹脂の表面および裏面に露出するように構成する
ことによって放熱体の表裏を貫通して連続的な放熱経路
が形成されるため、放熱体の厚さ方向の伝熱効率をより
向上させることができる。
ックス樹脂の表面および裏面に露出するように構成する
ことによって放熱体の表裏を貫通して連続的な放熱経路
が形成されるため、放熱体の厚さ方向の伝熱効率をより
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放熱体の第1実施例を示す断面
図。
図。
【図2】本発明に係る放熱体の第2実施例を示す断面
図。
図。
【図3】図2に示す放熱体の斜視図。
【図4】本発明に係る放熱体の第3実施例を示す断面
図。
図。
【図5】本発明に係る放熱体の第4〜6実施例を示す断
面図。
面図。
【図6】従来の放熱体の構成例を示す断面図。
【図7】従来の放熱体の他の構成例を示す断面図。
1,1a,1b,1c,1d,1e 放熱体 2,2a,2b,2c,2d,2e 熱伝導性素材 3,3a,3b,3c,3d,3e 集合体 4,4a,4b,4c,4d,4e マトリックス樹脂 5 露出部 10,10a 放熱体 11,11a 熱伝導性素材(フィラー)
フロントページの続き (72)発明者 門馬 旬 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 藤森 良経 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 霜鳥 一三 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 蘓理 尚行 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内
Claims (5)
- 【請求項1】 金属繊維、金属細線、金属箔およびセラ
ミックス繊維から選択される少なくとも1種の熱伝導性
素材の集合体で構成したことを特徴とする放熱体。 - 【請求項2】 金属繊維、金属細線、金属箔およびセラ
ミックス繊維から選択される少なくとも1種の熱伝導性
素材の集合体と、この集合体の空隙部に充填されたマト
リックス樹脂とから成ることを特徴とする放熱体。 - 【請求項3】 前記集合体の少なくとも一部が、マトリ
ックス樹脂の表面および裏面に露出するように構成した
ことを特徴とする請求項2記載の放熱体。 - 【請求項4】 放熱体の表面積に対する集合体の全露出
面積の割合を1%以上としたことを特徴とする放熱体。 - 【請求項5】 電気絶縁性を有する熱伝導性素材で集合
体を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の
放熱体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3387592 | 1992-02-21 | ||
| JP4-33875 | 1992-02-21 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05299545A true JPH05299545A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=12398694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5030575A Pending JPH05299545A (ja) | 1992-02-21 | 1993-02-19 | 放熱体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05299545A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003110069A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Kyocera Chemical Corp | 熱伝導シートおよびそれを用いた複合部材 |
| JP2007207846A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Toagosei Co Ltd | 熱伝導基材、熱伝導シート及びこれらの製造方法 |
| JP2008123949A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電体及びシールド導電体の製造方法 |
| JP2009011030A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Denso Corp | 車両用交流発電機 |
| US20130019923A1 (en) * | 2010-04-21 | 2013-01-24 | Kyocera Corporation | Solar cell module |
| JP2018064399A (ja) * | 2016-10-14 | 2018-04-19 | 日立造船株式会社 | 熱電発電装置 |
| JP2020021817A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 日本ゼオン株式会社 | 熱伝導シート |
| JP2023042295A (ja) * | 2021-09-14 | 2023-03-27 | 旭化成株式会社 | 放熱シート |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP5030575A patent/JPH05299545A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003110069A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Kyocera Chemical Corp | 熱伝導シートおよびそれを用いた複合部材 |
| JP2007207846A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Toagosei Co Ltd | 熱伝導基材、熱伝導シート及びこれらの製造方法 |
| JP2008123949A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド導電体及びシールド導電体の製造方法 |
| JP2009011030A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Denso Corp | 車両用交流発電機 |
| US7839032B2 (en) | 2007-06-26 | 2010-11-23 | Denso Corporation | Automotive alternator having rectifier device |
| US20130019923A1 (en) * | 2010-04-21 | 2013-01-24 | Kyocera Corporation | Solar cell module |
| US9601646B2 (en) * | 2010-04-21 | 2017-03-21 | Kyocera Corporation | Solar cell module |
| JP2018064399A (ja) * | 2016-10-14 | 2018-04-19 | 日立造船株式会社 | 熱電発電装置 |
| JP2020021817A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 日本ゼオン株式会社 | 熱伝導シート |
| JP2023042295A (ja) * | 2021-09-14 | 2023-03-27 | 旭化成株式会社 | 放熱シート |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3305720B2 (ja) | 放熱シート | |
| US7534650B2 (en) | Carbon-carbon and/or metal-carbon fiber composite heat spreader | |
| US10184734B2 (en) | Heat dissipation structure and heat dissipation system adopting the same | |
| JP6176845B2 (ja) | 高熱伝導板 | |
| JPH05259671A (ja) | 放熱シートおよびその製造方法 | |
| US10856403B2 (en) | Power electronics module and a method of producing a power electronics module | |
| JPH05299545A (ja) | 放熱体 | |
| CN108109975A (zh) | 一种三维泡沫金属骨架的高导热散热片及其制备方法 | |
| JP2003051573A (ja) | パワーモジュールとその製造方法 | |
| EP3740968B1 (en) | Power electronics module and a method of producing a power electronics module | |
| KR102829764B1 (ko) | 고열 플럭스 다부품 조립체의 열 관리 | |
| JP4514344B2 (ja) | 熱伝導性樹脂成形体及びその用途 | |
| JP3283454B2 (ja) | 放熱スペーサー | |
| JPH06252572A (ja) | 放熱体 | |
| JP3558548B2 (ja) | 樹脂成形体とその製造方法、及びそれを用いた電子部品の放熱部材 | |
| JPH1119948A (ja) | 電子部品用放熱部材の製造方法 | |
| JP2000286370A (ja) | 電子部品の放熱部材 | |
| JP3739335B2 (ja) | 放熱部材及びパワーモジュール | |
| JP2000185328A (ja) | 熱伝導性シリコーン成形体とその製造方法、及び用途 | |
| TWI314039B (en) | Apparatus and system with heat spreader and method for using heat spreader | |
| JP3372487B2 (ja) | シリコーンゴム成形体 | |
| JP2003068954A (ja) | 半導体素子収納用パッケージ | |
| KR102795259B1 (ko) | 절연도전복합 방열패드 및 그의 제조방법 | |
| JP2004296723A (ja) | 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 | |
| JP4581655B2 (ja) | 放熱板 |