JPH05301962A - 新規なポリアリーレンスルフィドの製造方法 - Google Patents
新規なポリアリーレンスルフィドの製造方法Info
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- JPH05301962A JPH05301962A JP12980892A JP12980892A JPH05301962A JP H05301962 A JPH05301962 A JP H05301962A JP 12980892 A JP12980892 A JP 12980892A JP 12980892 A JP12980892 A JP 12980892A JP H05301962 A JPH05301962 A JP H05301962A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性、耐薬品性、種々の機械的特性、電気
的特性、流動性、成形性等に優れ、特に架橋ポリマーの
存在割合が低く、本質的に直鎖状である高分子量のポリ
アリーレンスルフィドを短時間で、ほぼ定量的に得るこ
とのできる新規製造方法を提供する。 【構成】 環状アリーレンスルフィドオリゴマーを開環
重合する際、イオン性の開環重合触媒とルイス酸の共存
下で加熱開環重合することを特徴とするポリアリーレン
スルフィドの製造方法。
的特性、流動性、成形性等に優れ、特に架橋ポリマーの
存在割合が低く、本質的に直鎖状である高分子量のポリ
アリーレンスルフィドを短時間で、ほぼ定量的に得るこ
とのできる新規製造方法を提供する。 【構成】 環状アリーレンスルフィドオリゴマーを開環
重合する際、イオン性の開環重合触媒とルイス酸の共存
下で加熱開環重合することを特徴とするポリアリーレン
スルフィドの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械的特性、耐熱性、耐
薬品性に優れたポリアリーレンスルフィドの製造方法に
関するものであり、さらに詳しくは環状アリーレンスル
フィドオリゴマーの開環重合を特徴とするポリアリーレ
ンスルフィドの製造方法に関するものである。
薬品性に優れたポリアリーレンスルフィドの製造方法に
関するものであり、さらに詳しくは環状アリーレンスル
フィドオリゴマーの開環重合を特徴とするポリアリーレ
ンスルフィドの製造方法に関するものである。
【0002】ポリアリーレンスルフィドは、その優れた
耐熱性、耐薬品性を生かして電気・電子機器部材、自動
車機器部材として注目を集めている。また、射出成形、
押出成形等により各種成形部品、フィルム、シート、繊
維等に成形可能であり、耐熱性、耐薬品性の要求される
分野に幅広く用いられている。
耐熱性、耐薬品性を生かして電気・電子機器部材、自動
車機器部材として注目を集めている。また、射出成形、
押出成形等により各種成形部品、フィルム、シート、繊
維等に成形可能であり、耐熱性、耐薬品性の要求される
分野に幅広く用いられている。
【0003】
【従来の技術】ポリアリーレンスルフィドの製造方法と
しては、特公昭45−3368号公報に開示されている
ように、N−メチルピロリドン等の有機アミド溶媒中で
ジハロ芳香族化合物と硫化ナトリウム等のアルカリ金属
化合物との求核置換反応による脱塩重縮合が一般的であ
る。
しては、特公昭45−3368号公報に開示されている
ように、N−メチルピロリドン等の有機アミド溶媒中で
ジハロ芳香族化合物と硫化ナトリウム等のアルカリ金属
化合物との求核置換反応による脱塩重縮合が一般的であ
る。
【0004】しかし、この製造方法は反応性の低い芳香
族求核置換反応を用いるため、高温、高圧下の反応を必
要とする上に、N−メチルピロリドンのような高価な高
沸点極性溶媒を必要とし、溶媒回収に多大なコストがか
かるエネルギー多消費型で、多大なプロセスコストを必
要とする。
族求核置換反応を用いるため、高温、高圧下の反応を必
要とする上に、N−メチルピロリドンのような高価な高
沸点極性溶媒を必要とし、溶媒回収に多大なコストがか
かるエネルギー多消費型で、多大なプロセスコストを必
要とする。
【0005】また得られたポリマーは分子量が低いた
め、成形加工用途に用いるためには空気中で加熱酸化架
橋させ高分子量化する工程がさらに必要であり、プロセ
スが煩雑になるとともに生産性の低下を招くことにな
る。
め、成形加工用途に用いるためには空気中で加熱酸化架
橋させ高分子量化する工程がさらに必要であり、プロセ
スが煩雑になるとともに生産性の低下を招くことにな
る。
【0006】そこで、高分子量ポリアリーレンスルフィ
ドを得る方法が提案されている。代表的な例として、重
合助剤を添加する方法(特公昭52−12240号公
報、米国特許4,038,263号公報)、重合温度お
よび系内水分量を制御する方法(特開昭61−7332
号公報、特開昭62−149725号公報)等が挙げら
れるが、高価な重合助剤を大量に必要とする、重合時間
が長くなるなど、コストの増大、生産性の低下を招くと
いった欠点を有している。
ドを得る方法が提案されている。代表的な例として、重
合助剤を添加する方法(特公昭52−12240号公
報、米国特許4,038,263号公報)、重合温度お
よび系内水分量を制御する方法(特開昭61−7332
号公報、特開昭62−149725号公報)等が挙げら
れるが、高価な重合助剤を大量に必要とする、重合時間
が長くなるなど、コストの増大、生産性の低下を招くと
いった欠点を有している。
【0007】最近、このような問題を解決したポリアリ
ーレンスルフィドの新規製造方法が注目を浴びている。
代表的な例として、ジフェニルジスルフィドあるいはチ
オフェノールをルイス酸を用いてカチオン酸化重合する
方法(特開昭63−213526号公報、特開昭63−
213527号公報)、同様に、ジフェニルジスルフィ
ドあるいはチオフェノールを酸の存在下、触媒を用いて
酸素による酸化カップリング重合する方法(特開平2−
169626号公報)が提案されている。しかしながら
これらの方法では、穏和な条件下で枝分かれのないポリ
フェニレンスルフィドを高収率で得ることができるが、
得られたポリフェニレンスルフィドは融点が低く、低分
子量体であるため、そのままで射出成形等の用途に使用
することは困難である。また、高価なルイス酸、酸化剤
を多量に必要とするとともに反応に長時間有するなどの
問題点があり、結果的に製造コストが増大して工業的に
不利となる。
ーレンスルフィドの新規製造方法が注目を浴びている。
代表的な例として、ジフェニルジスルフィドあるいはチ
オフェノールをルイス酸を用いてカチオン酸化重合する
方法(特開昭63−213526号公報、特開昭63−
213527号公報)、同様に、ジフェニルジスルフィ
ドあるいはチオフェノールを酸の存在下、触媒を用いて
酸素による酸化カップリング重合する方法(特開平2−
169626号公報)が提案されている。しかしながら
これらの方法では、穏和な条件下で枝分かれのないポリ
フェニレンスルフィドを高収率で得ることができるが、
得られたポリフェニレンスルフィドは融点が低く、低分
子量体であるため、そのままで射出成形等の用途に使用
することは困難である。また、高価なルイス酸、酸化剤
を多量に必要とするとともに反応に長時間有するなどの
問題点があり、結果的に製造コストが増大して工業的に
不利となる。
【0008】ところで、ポリ(フェニレンスルフィド)
オリゴマーの有効利用方法として、これを硬化させて有
用な生成物にできることが知られている(米国特許4,
046,749号公報)。この方法は、酸素ガス存在
下、高温で加熱処理を行うことを特徴としており、生成
物は部分的に酸素架橋している。また、得られた生成物
は明確な融点を示さないばかりか、流動性、成形体の色
調等に劣るものである。
オリゴマーの有効利用方法として、これを硬化させて有
用な生成物にできることが知られている(米国特許4,
046,749号公報)。この方法は、酸素ガス存在
下、高温で加熱処理を行うことを特徴としており、生成
物は部分的に酸素架橋している。また、得られた生成物
は明確な融点を示さないばかりか、流動性、成形体の色
調等に劣るものである。
【0009】一方、環状オリゴマーの開環重合によりエ
ンジニアリングプラスチックを製造する方法は一般的に
知られている。ε−カプロラクタムの開環重合によるナ
イロン6の製造法はすでに公知である。
ンジニアリングプラスチックを製造する方法は一般的に
知られている。ε−カプロラクタムの開環重合によるナ
イロン6の製造法はすでに公知である。
【0010】最近になって、大環状縮合系オリゴマーの
製造法、重合法ならびに得られたポリマーの複合材料へ
の応用に対する報告がなされている。例えば、ポリカー
ボネート(ACS Polym. Prepr.30
[2],569(1989))、ポリアリレート(AC
S Polym. Prepr.30[2],579
(1989))、ポリエーテルスルホン(ACS Po
lym. Prepr.30[2],581(198
9))、ポリイミドシロキサン(Maclomolec
ules,23,4341(1990);ibid.,
23,4514(1990))、芳香族ポリエーテル
(J. Chem. Soc. Chem. Comm
un.1990,336);特開平3−88828号公
報)等が挙げられる。
製造法、重合法ならびに得られたポリマーの複合材料へ
の応用に対する報告がなされている。例えば、ポリカー
ボネート(ACS Polym. Prepr.30
[2],569(1989))、ポリアリレート(AC
S Polym. Prepr.30[2],579
(1989))、ポリエーテルスルホン(ACS Po
lym. Prepr.30[2],581(198
9))、ポリイミドシロキサン(Maclomolec
ules,23,4341(1990);ibid.,
23,4514(1990))、芳香族ポリエーテル
(J. Chem. Soc. Chem. Comm
un.1990,336);特開平3−88828号公
報)等が挙げられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決し、耐熱性、耐薬品性、種々の機械的特性、電気
的特性、流動性、成形性等に優れたポリアリーレンスル
フィド、特に架橋ポリマーの存在割合が低く、本質的に
直鎖状である高分子量のポリアリーレンスルフィドを短
時間で、ほぼ定量的に、簡便に得ることのできる新規製
造方法を提供するものである。
を解決し、耐熱性、耐薬品性、種々の機械的特性、電気
的特性、流動性、成形性等に優れたポリアリーレンスル
フィド、特に架橋ポリマーの存在割合が低く、本質的に
直鎖状である高分子量のポリアリーレンスルフィドを短
時間で、ほぼ定量的に、簡便に得ることのできる新規製
造方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は下記
一般式(1)
一般式(1)
【0013】
【化2】 (ここで、Sは硫黄原子を表し、Arは炭素数6〜24
のアリーレン基を表し、Rは炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数6〜24の
アリーレン基、1級,2級または3級アミノ基を表す。
なお、Ar、Rはそれぞれ同じ構造であっても異なった
構造であってもよい。また、nは2〜50の整数、mは
0〜15の整数である。)で示される環状アリーレンス
ルフィドオリゴマーを開環重合する際、開環重合触媒と
して下記一般式(2) (R’)p−B−(D−M+)q (2) (ここで、R’は水素原子、炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数6〜24の
アリーレン基、1級,2級または3級アミノ基、カルボ
キシル基およびそのエステル、シアノ基、スルホン酸
基、ハロゲン原子を表し、Bは炭素数1〜24の有機基
を表し、D−は硫黄または酸素のアニオン種を表し、M
+は1価の金属イオン、2価の金属のモノハロゲン化物
イオン、アンモニウムイオン、ホスホニウムイオンを表
し、pは0〜15の整数、qは1〜15の整数であ
る。)で示されるイオン性化合物とルイス酸の共存下で
加熱開環重合することを特徴とするポリアリーレンスル
フィドの製造方法に関するものである。
のアリーレン基を表し、Rは炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数6〜24の
アリーレン基、1級,2級または3級アミノ基を表す。
なお、Ar、Rはそれぞれ同じ構造であっても異なった
構造であってもよい。また、nは2〜50の整数、mは
0〜15の整数である。)で示される環状アリーレンス
ルフィドオリゴマーを開環重合する際、開環重合触媒と
して下記一般式(2) (R’)p−B−(D−M+)q (2) (ここで、R’は水素原子、炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数6〜24の
アリーレン基、1級,2級または3級アミノ基、カルボ
キシル基およびそのエステル、シアノ基、スルホン酸
基、ハロゲン原子を表し、Bは炭素数1〜24の有機基
を表し、D−は硫黄または酸素のアニオン種を表し、M
+は1価の金属イオン、2価の金属のモノハロゲン化物
イオン、アンモニウムイオン、ホスホニウムイオンを表
し、pは0〜15の整数、qは1〜15の整数であ
る。)で示されるイオン性化合物とルイス酸の共存下で
加熱開環重合することを特徴とするポリアリーレンスル
フィドの製造方法に関するものである。
【0014】以下に、その詳細について説明する。
【0015】本発明において用いられる前記(1)式の
環状アリーレンスルフィドオリゴマー中のArは、6〜
24個の炭素原子および1個以上の芳香環を有するアリ
ーレン基であり、フェニレン、ビフェニレン、ナフタレ
ン環、ベンズイミダゾール環、ベンゾチアゾール環、ベ
ンズオキサゾール環、ベンゾトリアゾール環、フタルイ
ミド環等が挙げられる。なかでも好ましいアリーレン基
は、フェニレン、ビフェニレン、ナフタレン環およびベ
ンズイミダゾール環である。
環状アリーレンスルフィドオリゴマー中のArは、6〜
24個の炭素原子および1個以上の芳香環を有するアリ
ーレン基であり、フェニレン、ビフェニレン、ナフタレ
ン環、ベンズイミダゾール環、ベンゾチアゾール環、ベ
ンズオキサゾール環、ベンゾトリアゾール環、フタルイ
ミド環等が挙げられる。なかでも好ましいアリーレン基
は、フェニレン、ビフェニレン、ナフタレン環およびベ
ンズイミダゾール環である。
【0016】前記(1)式中のRは、メチル基,エチル
基,プロピル基,ブチル基等の炭素数1〜12のアルキ
ル基、メトキシ基,エトキシ基,プロポキシ基,イソプ
ロポキシ基,ブトキシ基,sec−ブトキシ基,ter
t−ブトキシ基等の炭素数1〜12のアルコキシ基、フ
ェニル,ビフェニル,ナフチル基等の炭素数6〜24の
アリーレン基、1級,2級または3級アミノ基等が挙げ
られる。さらにRは、カルボキシル基およびそのエステ
ル、シアノ基、スルホン酸基、フッ素原子,塩素原子,
臭素原子,よう素原子等のハロゲン原子等であってもか
まわない。これらの中でも、メチル基,エチル基等のア
ルキル基、メトキシ基,エトキシ基等のアルコキシ基、
アミノ基を有する環状アリーレンスルフィドオリゴマー
や無置換の環状アリーレンスルフィドオリゴマーが好ま
しく用いられる。
基,プロピル基,ブチル基等の炭素数1〜12のアルキ
ル基、メトキシ基,エトキシ基,プロポキシ基,イソプ
ロポキシ基,ブトキシ基,sec−ブトキシ基,ter
t−ブトキシ基等の炭素数1〜12のアルコキシ基、フ
ェニル,ビフェニル,ナフチル基等の炭素数6〜24の
アリーレン基、1級,2級または3級アミノ基等が挙げ
られる。さらにRは、カルボキシル基およびそのエステ
ル、シアノ基、スルホン酸基、フッ素原子,塩素原子,
臭素原子,よう素原子等のハロゲン原子等であってもか
まわない。これらの中でも、メチル基,エチル基等のア
ルキル基、メトキシ基,エトキシ基等のアルコキシ基、
アミノ基を有する環状アリーレンスルフィドオリゴマー
や無置換の環状アリーレンスルフィドオリゴマーが好ま
しく用いられる。
【0017】前記(1)式中のnは2〜50の整数であ
るが、低融点化のために2〜35、さらには2〜25で
あることが好ましい。
るが、低融点化のために2〜35、さらには2〜25で
あることが好ましい。
【0018】この重合性環状アリーレンスルフィドオリ
ゴマーは、単一の重合度を有する単独化合物あるいは異
なる重合度を有する環状オリゴマーの混合物のいずれで
もよい。また、異なる繰り返し単位を有する環状オリゴ
マーの混合物であってもよい。種々の重合度を有するオ
リゴマー混合物は、単一重合度を有する単独化合物に比
べ低い融点を有するため、環状オリゴマーの混合物のほ
うが好ましい。
ゴマーは、単一の重合度を有する単独化合物あるいは異
なる重合度を有する環状オリゴマーの混合物のいずれで
もよい。また、異なる繰り返し単位を有する環状オリゴ
マーの混合物であってもよい。種々の重合度を有するオ
リゴマー混合物は、単一重合度を有する単独化合物に比
べ低い融点を有するため、環状オリゴマーの混合物のほ
うが好ましい。
【0019】前記環状オリゴマー混合物は、少量の線状
オリゴマーあるいは極少量のアリーレンスルフィドユニ
ットを有する化合物を含んでいてもよい。また、これら
のオリゴマーが液体である温度で、低粘度を有するよう
な線状あるいは環状のポリマーを含んでいてもよい。
オリゴマーあるいは極少量のアリーレンスルフィドユニ
ットを有する化合物を含んでいてもよい。また、これら
のオリゴマーが液体である温度で、低粘度を有するよう
な線状あるいは環状のポリマーを含んでいてもよい。
【0020】本発明において、種々のイオン性化合物が
開環重合触媒として用いられる。
開環重合触媒として用いられる。
【0021】開環重合触媒となり得るイオン性化合物と
して、種々の金属塩、アンモニウム塩、ホスホニウム塩
等が挙げられる。例えば、1価の金属、2価の金属のモ
ノハロゲン化物のアリールまたはアルキル化物、アリー
ルまたはアルキルオキサイド、水酸化物、アミド、水素
化物、硫化物、ハロゲン化物、シアン化物、カルボン酸
塩、炭酸塩、炭酸水素塩、アンモニウム塩、ホスホニウ
ム塩または3級アミン等が挙げられる。なかでも、硫黄
アニオン種、酸素アニオン種を生成する前記式(2)に
示すようなイオン性化合物が好ましい。
して、種々の金属塩、アンモニウム塩、ホスホニウム塩
等が挙げられる。例えば、1価の金属、2価の金属のモ
ノハロゲン化物のアリールまたはアルキル化物、アリー
ルまたはアルキルオキサイド、水酸化物、アミド、水素
化物、硫化物、ハロゲン化物、シアン化物、カルボン酸
塩、炭酸塩、炭酸水素塩、アンモニウム塩、ホスホニウ
ム塩または3級アミン等が挙げられる。なかでも、硫黄
アニオン種、酸素アニオン種を生成する前記式(2)に
示すようなイオン性化合物が好ましい。
【0022】前記式(2)中のR’は、水素原子、メチ
ル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,sec−ブチ
ル基,tert−ブチル基等の炭素数1〜12のアルキ
ル基、メトキシ基,エトキシ基,プロポキシ基,イソプ
ロポキシ基,ブトキシ基,sec−ブトキシ基,ter
t−ブトキシ基等の炭素数1〜12のアルコキシ基、フ
ェニル,ビフェニル,ナフチル基等の炭素数6〜24の
アリーレン基、1級,2級または3級アミノ基、カルボ
キシル基およびそのエステル、ニトロ基、シアノ基、ス
ルホン酸基等が挙げられる。なかでも、水素原子、メチ
ル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,sec−ブチ
ル基,tert−ブチル基等の低級アルキル基、メトキ
シ基,エトキシ基,プロポキシ基,イソプロポキシ基,
ブトキシ基,sec−ブトキシ基,tert−ブトキシ
基等の低級アルコキシ基、アミノ基等が好ましい。
ル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,sec−ブチ
ル基,tert−ブチル基等の炭素数1〜12のアルキ
ル基、メトキシ基,エトキシ基,プロポキシ基,イソプ
ロポキシ基,ブトキシ基,sec−ブトキシ基,ter
t−ブトキシ基等の炭素数1〜12のアルコキシ基、フ
ェニル,ビフェニル,ナフチル基等の炭素数6〜24の
アリーレン基、1級,2級または3級アミノ基、カルボ
キシル基およびそのエステル、ニトロ基、シアノ基、ス
ルホン酸基等が挙げられる。なかでも、水素原子、メチ
ル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,sec−ブチ
ル基,tert−ブチル基等の低級アルキル基、メトキ
シ基,エトキシ基,プロポキシ基,イソプロポキシ基,
ブトキシ基,sec−ブトキシ基,tert−ブトキシ
基等の低級アルコキシ基、アミノ基等が好ましい。
【0023】また、R’が炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数6〜24の
アリーレン基、1,2または3級アミノ基等の電子供与
性基であれば、開環重合触媒の高活性化を図ることが可
能となる。
基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数6〜24の
アリーレン基、1,2または3級アミノ基等の電子供与
性基であれば、開環重合触媒の高活性化を図ることが可
能となる。
【0024】前記式(2)中のBは、炭素数1〜24の
有機基であるが、炭素数6〜24のアリーレン基または
ピリジン環、ピリミジン環、イミダゾール環、ベンズイ
ミダゾール環、ベンズオキサゾール環、ベンゾチアゾー
ル環等の複素環式化合物であってもさしつかえないこと
を意味するものである。なかでも、高温での安定性に優
れるフェニレン、ビフェニレン、ナフタレン環、ベンズ
イミダゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンズオキサゾ
ール環、ベンゾトリアゾール環、フタルイミド環等が好
ましい。さらに好ましくはフェニレン、ビフェニレン、
ナフタレン環およびベンズイミダゾール環である。
有機基であるが、炭素数6〜24のアリーレン基または
ピリジン環、ピリミジン環、イミダゾール環、ベンズイ
ミダゾール環、ベンズオキサゾール環、ベンゾチアゾー
ル環等の複素環式化合物であってもさしつかえないこと
を意味するものである。なかでも、高温での安定性に優
れるフェニレン、ビフェニレン、ナフタレン環、ベンズ
イミダゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンズオキサゾ
ール環、ベンゾトリアゾール環、フタルイミド環等が好
ましい。さらに好ましくはフェニレン、ビフェニレン、
ナフタレン環およびベンズイミダゾール環である。
【0025】前記式(2)中のD−は、硫黄アニオン
種、酸素アニオン種のいずれかであるが、求核性の高い
硫黄アニオン種のほうが好ましい。
種、酸素アニオン種のいずれかであるが、求核性の高い
硫黄アニオン種のほうが好ましい。
【0026】前記式(2)中のM+は、1価の金属イオ
ン、2価の金属のモノハロゲン化物イオン、アンモニウ
ムイオン、ホスホニウムイオンであるが、なかでも、入
手の容易さから1価の金属イオン、2価の金属のモノハ
ロゲン化物イオンが好ましい。さらに、この1価の金属
イオン、2価の金属のモノハロゲン化物イオンを変化さ
せることにより活性の向上や生成ポリマーの高分子量化
を図ることが可能となる。例えば、ナトリウムイオンに
比べリチウムイオンのようなイオン半径の小さい金属イ
オンを有する開環重合触媒はより高活性となり、カリウ
ムのようなよりイオン半径の大きな開環重合触媒を使用
することにより、生成ポリマーのより高分子量化を達成
することが可能となる。
ン、2価の金属のモノハロゲン化物イオン、アンモニウ
ムイオン、ホスホニウムイオンであるが、なかでも、入
手の容易さから1価の金属イオン、2価の金属のモノハ
ロゲン化物イオンが好ましい。さらに、この1価の金属
イオン、2価の金属のモノハロゲン化物イオンを変化さ
せることにより活性の向上や生成ポリマーの高分子量化
を図ることが可能となる。例えば、ナトリウムイオンに
比べリチウムイオンのようなイオン半径の小さい金属イ
オンを有する開環重合触媒はより高活性となり、カリウ
ムのようなよりイオン半径の大きな開環重合触媒を使用
することにより、生成ポリマーのより高分子量化を達成
することが可能となる。
【0027】以下に、本発明で使用される開環重合触媒
の例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
の例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0028】硫黄アニオン種を生成する開環重合触媒と
して、チオフェノール、1,2−ベンゼンジチオール、
1,3−ベンゼンジチオール、1,4−ベンゼンジチオ
ール、2−チオクレゾール、3−チオクレゾール、4−
チオクレゾール、2−アミノチオフェノール、3−アミ
ノチオフェノール、4ーアミノチオフェノール、2−メ
トキシベンゼンチオール、3−メトキシベンゼンチオー
ル、4−メトキシベンゼンチオール、4−ニトロチオフ
ェノール、4−tert−ブチルチオフェノール、3−
ジメチルアミノチオフェノール、4−ジメチルアミノチ
オフェノール、2−クロロチオフェノール、3−クロロ
チオフェノール、4−クロロチオフェノール、2−ブロ
モチオフェノール、3−ブロモチオフェノール、4−ブ
ロモチオフェノール、4−tert−ブチル−1,2−
ベンゼンジチオール、メルカプトイミダゾール、メルカ
プトベンズイミダゾール、メルカプトベンズオキサゾー
ル、メルカプトベンゾチアゾール、メルカプトピリミジ
ン等のリチウム塩、ナトリウム塩またはカリウム塩のよ
うなアルカリ金属塩等が挙げられる。
して、チオフェノール、1,2−ベンゼンジチオール、
1,3−ベンゼンジチオール、1,4−ベンゼンジチオ
ール、2−チオクレゾール、3−チオクレゾール、4−
チオクレゾール、2−アミノチオフェノール、3−アミ
ノチオフェノール、4ーアミノチオフェノール、2−メ
トキシベンゼンチオール、3−メトキシベンゼンチオー
ル、4−メトキシベンゼンチオール、4−ニトロチオフ
ェノール、4−tert−ブチルチオフェノール、3−
ジメチルアミノチオフェノール、4−ジメチルアミノチ
オフェノール、2−クロロチオフェノール、3−クロロ
チオフェノール、4−クロロチオフェノール、2−ブロ
モチオフェノール、3−ブロモチオフェノール、4−ブ
ロモチオフェノール、4−tert−ブチル−1,2−
ベンゼンジチオール、メルカプトイミダゾール、メルカ
プトベンズイミダゾール、メルカプトベンズオキサゾー
ル、メルカプトベンゾチアゾール、メルカプトピリミジ
ン等のリチウム塩、ナトリウム塩またはカリウム塩のよ
うなアルカリ金属塩等が挙げられる。
【0029】酸素アニオン種を生成する開環重合触媒と
して、フェノール、1,2−ベンゼンジオール、1,3
−ベンゼンジオール、1,4−ベンゼンジオール、2−
クレゾール、3−クレゾール、4−クレゾール、2−ア
ミノフェノール、3−アミノフェノール、4ーアミノフ
ェノール、2−メトキシフェノール、3−メトキシフェ
ノール、4−メトキシフェノール、4−ニトロフェノー
ル、4−tert−ブチルフェノール、3−ジメチルア
ミノフェノール、4−ジメチルアミノフェノール、2−
クロロフェノール、3−クロロフェノール、4−クロロ
フェノール、2−ブロモフェノール、3−ブロモフェノ
ール、4−ブロモフェノール等のリチウム塩、ナトリウ
ム塩またはカリウム塩のようなアルカリ金属塩等が挙げ
られる。
して、フェノール、1,2−ベンゼンジオール、1,3
−ベンゼンジオール、1,4−ベンゼンジオール、2−
クレゾール、3−クレゾール、4−クレゾール、2−ア
ミノフェノール、3−アミノフェノール、4ーアミノフ
ェノール、2−メトキシフェノール、3−メトキシフェ
ノール、4−メトキシフェノール、4−ニトロフェノー
ル、4−tert−ブチルフェノール、3−ジメチルア
ミノフェノール、4−ジメチルアミノフェノール、2−
クロロフェノール、3−クロロフェノール、4−クロロ
フェノール、2−ブロモフェノール、3−ブロモフェノ
ール、4−ブロモフェノール等のリチウム塩、ナトリウ
ム塩またはカリウム塩のようなアルカリ金属塩等が挙げ
られる。
【0030】これら開環重合触媒は、1種単独で用いて
もよいし2種以上混合あるいは組み合わせて用いてもよ
い。
もよいし2種以上混合あるいは組み合わせて用いてもよ
い。
【0031】使用する開環重合触媒の濃度は、目的とす
るポリアリーレンスルフィドの分子量ならびに開環重合
触媒の種類により異なるが、通常、環状オリゴマー(ア
リーレンスルフィド1ユニット当りのモル数)に対して
0.001〜20モル%、好ましくは0.005〜15
モル%、さらに好ましくは0.01〜10モル%であ
る。
るポリアリーレンスルフィドの分子量ならびに開環重合
触媒の種類により異なるが、通常、環状オリゴマー(ア
リーレンスルフィド1ユニット当りのモル数)に対して
0.001〜20モル%、好ましくは0.005〜15
モル%、さらに好ましくは0.01〜10モル%であ
る。
【0032】本発明で使用する開環重合触媒と共存させ
ることが可能なルイス酸については特に制限はないが、
好ましくは亜鉛、銅(I)、銅(II)、鉄(II)、
鉄(III)、コバルト、ニッケル、鉛、スズ、銀、
金、タリウム(I)、タリウム(III)、パラジウ
ム、カドミウム、プラチナ(II)、プラチナ(I
V)、水銀(I)、水銀(II)、ガリウム、テルル、
アンチモン、ビスマス、ロジウム、イリジウム、ルテニ
ウム、オスミウム、水素、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム、ベリリウム、アルミニウム、マンガン、マグネシ
ウム、カルシウム、チタン等のフッ化物、塩化物、臭化
物、ヨウ化物、アルキル化物、アルコキサイド等が挙げ
られる。
ることが可能なルイス酸については特に制限はないが、
好ましくは亜鉛、銅(I)、銅(II)、鉄(II)、
鉄(III)、コバルト、ニッケル、鉛、スズ、銀、
金、タリウム(I)、タリウム(III)、パラジウ
ム、カドミウム、プラチナ(II)、プラチナ(I
V)、水銀(I)、水銀(II)、ガリウム、テルル、
アンチモン、ビスマス、ロジウム、イリジウム、ルテニ
ウム、オスミウム、水素、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム、ベリリウム、アルミニウム、マンガン、マグネシ
ウム、カルシウム、チタン等のフッ化物、塩化物、臭化
物、ヨウ化物、アルキル化物、アルコキサイド等が挙げ
られる。
【0033】これらルイス酸は、1種単独で用いてもよ
いし2種以上混合あるいは組み合わせて用いてもよい。
いし2種以上混合あるいは組み合わせて用いてもよい。
【0034】また、使用するルイス酸の濃度は、環状オ
リゴマー(アリーレンスルフィド1ユニット当りのモル
数)に対して0.001〜100モル%であれば問題な
いが、上記開環重合触媒と同じ範囲内であることが好ま
しい。
リゴマー(アリーレンスルフィド1ユニット当りのモル
数)に対して0.001〜100モル%であれば問題な
いが、上記開環重合触媒と同じ範囲内であることが好ま
しい。
【0035】前記開環重合触媒またはルイス酸の添加に
際しては、そのまま添加してもよく、また、環状オリゴ
マーを適宜な溶媒、好ましくは塩化メチレンに溶解し、
これに開環重合触媒および/またはルイス酸を所定量加
えた後、溶媒を除去する方法をとってもよい。
際しては、そのまま添加してもよく、また、環状オリゴ
マーを適宜な溶媒、好ましくは塩化メチレンに溶解し、
これに開環重合触媒および/またはルイス酸を所定量加
えた後、溶媒を除去する方法をとってもよい。
【0036】本発明の開環重合に使用する温度は、環状
オリゴマー混合物が溶融することならびに使用する開環
重合触媒、ルイス酸、環状オリゴマーの分解温度以下で
あることが好ましい。さらに、重合温度が高すぎると環
状オリゴマーの硬化反応等の副反応の可能性も高くな
る。通常150〜400℃の範囲であり、180〜37
0℃の範囲が好ましく、さらに好ましくは200〜35
0℃の範囲である。
オリゴマー混合物が溶融することならびに使用する開環
重合触媒、ルイス酸、環状オリゴマーの分解温度以下で
あることが好ましい。さらに、重合温度が高すぎると環
状オリゴマーの硬化反応等の副反応の可能性も高くな
る。通常150〜400℃の範囲であり、180〜37
0℃の範囲が好ましく、さらに好ましくは200〜35
0℃の範囲である。
【0037】反応時間は、使用する開環重合触媒、ルイ
ス酸の種類、重合温度等の条件により異なるが、なるべ
く硬化反応を抑えるような条件に設定することが好まし
く、通常0.1〜100時間の範囲で行なうことが好ま
しい。
ス酸の種類、重合温度等の条件により異なるが、なるべ
く硬化反応を抑えるような条件に設定することが好まし
く、通常0.1〜100時間の範囲で行なうことが好ま
しい。
【0038】前記重合は、通常の重合反応槽中で行うこ
とはもちろんのこと、成形品を製造するための型内で行
ってもよいし、あるいは押出物としてポリアリーレンス
ルフィドを製造するための押出機内で重合を行ってもよ
い。
とはもちろんのこと、成形品を製造するための型内で行
ってもよいし、あるいは押出物としてポリアリーレンス
ルフィドを製造するための押出機内で重合を行ってもよ
い。
【0039】本発明で得られるポリフェニレンスルフィ
ド等のポリアリーレンスルフィドは、耐熱性、耐薬品
性、種々の機械的特性、電気的特性に優れたものであ
る。また、架橋ポリマーの存在割合がきわめて低く、本
質的に直鎖状であり、流動性、成形性にも優れるといっ
た利点を有している。さらに、本発明において、使用す
る開環重合触媒量、ルイス酸量を調整することにより、
ポリアリーレンスルフィドの分子量を調節することが可
能となり、通常、重縮合で得られるポリアリーレンスル
フィドより高分子量のポリアリーレンスルフィドが簡便
に得られる。
ド等のポリアリーレンスルフィドは、耐熱性、耐薬品
性、種々の機械的特性、電気的特性に優れたものであ
る。また、架橋ポリマーの存在割合がきわめて低く、本
質的に直鎖状であり、流動性、成形性にも優れるといっ
た利点を有している。さらに、本発明において、使用す
る開環重合触媒量、ルイス酸量を調整することにより、
ポリアリーレンスルフィドの分子量を調節することが可
能となり、通常、重縮合で得られるポリアリーレンスル
フィドより高分子量のポリアリーレンスルフィドが簡便
に得られる。
【0040】以上のようにして得られたポリアリーレン
スルフィドは、種々のポリマーと溶融混合することもで
き、ポリマーアロイとしての物性の改善が期待される。
スルフィドは、種々のポリマーと溶融混合することもで
き、ポリマーアロイとしての物性の改善が期待される。
【0041】ブレンド可能なポリマーの具体例として
は、ポリエチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ポリクロロプレン、ポリスチレン、ポリブテン、ポリα
−メチルスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、
ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、
ポリアクリロニトリル、ナイロン6,ナイロン66,ナ
イロン610,ナイロン12,ナイロン11,ナイロン
46などのポリアミド、ポリエチレンテレフタレート,
ポリブチレンテレフタレート,ポリアリレートなどのポ
リエステル、ポリウレタン、ポリアセタール、ポリカー
ボネート、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポ
リエーテルスルホン、ポリアリルスルホン、ポリフェニ
レンスルフィドスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィドケト
ン、ポリイミド、ポリアミドイミド、エポキシ樹脂、シ
リコーン樹脂、フェノキシ樹脂、フッ素樹脂などの単独
重合体、ランダムまたはブロック、グラフト共重合体お
よびそれらの混合物などが挙げられる。
は、ポリエチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ポリクロロプレン、ポリスチレン、ポリブテン、ポリα
−メチルスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、
ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、
ポリアクリロニトリル、ナイロン6,ナイロン66,ナ
イロン610,ナイロン12,ナイロン11,ナイロン
46などのポリアミド、ポリエチレンテレフタレート,
ポリブチレンテレフタレート,ポリアリレートなどのポ
リエステル、ポリウレタン、ポリアセタール、ポリカー
ボネート、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポ
リエーテルスルホン、ポリアリルスルホン、ポリフェニ
レンスルフィドスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィドケト
ン、ポリイミド、ポリアミドイミド、エポキシ樹脂、シ
リコーン樹脂、フェノキシ樹脂、フッ素樹脂などの単独
重合体、ランダムまたはブロック、グラフト共重合体お
よびそれらの混合物などが挙げられる。
【0042】また、必要に応じてガラス繊維、炭素繊
維、アルミナ繊維などのセラミック繊維、アラミド繊
維、全芳香族ポリエステル繊維、金属繊維、チタン酸カ
リウムウィスカーなどの補強用充填剤や炭酸カルシウ
ム、マイカ、タルク、シリカ、硫酸バリウム、硫酸カル
シウム、カオリン、クレー、パイロフェライト、ベント
ナイト、セリサナイト、ゼオライト、ネフェリンシナイ
ト、アタパルジャイト、ウォラストナイト、フェライ
ト、ケイ酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイ
ト、三酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マ
グネシウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、黒鉛、石こ
う、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ガラスバルーン、
石英、石英ガラスなどの無機充填剤や有機,無機顔料を
配合することもできる。
維、アルミナ繊維などのセラミック繊維、アラミド繊
維、全芳香族ポリエステル繊維、金属繊維、チタン酸カ
リウムウィスカーなどの補強用充填剤や炭酸カルシウ
ム、マイカ、タルク、シリカ、硫酸バリウム、硫酸カル
シウム、カオリン、クレー、パイロフェライト、ベント
ナイト、セリサナイト、ゼオライト、ネフェリンシナイ
ト、アタパルジャイト、ウォラストナイト、フェライ
ト、ケイ酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイ
ト、三酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マ
グネシウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、黒鉛、石こ
う、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ガラスバルーン、
石英、石英ガラスなどの無機充填剤や有機,無機顔料を
配合することもできる。
【0043】また、離型剤、シラン系,チタネート系の
カップリング剤、滑剤、耐熱安定剤、耐候性安定剤、結
晶核剤、発泡剤、防錆剤、イオントラップ剤、難燃剤、
難燃助剤等を必要に応じて添加してもよい。
カップリング剤、滑剤、耐熱安定剤、耐候性安定剤、結
晶核剤、発泡剤、防錆剤、イオントラップ剤、難燃剤、
難燃助剤等を必要に応じて添加してもよい。
【0044】このように、前述した製造方法で得られる
ポリアリーレンスルフィドは、単独または前述のポリマ
ー、補強用充填剤、無機充填剤等と配合して、射出成
形、押出成形により各種成形品、フィルム、シート、パ
イプ、繊維などに成形可能である。
ポリアリーレンスルフィドは、単独または前述のポリマ
ー、補強用充填剤、無機充填剤等と配合して、射出成
形、押出成形により各種成形品、フィルム、シート、パ
イプ、繊維などに成形可能である。
【0045】
【実施例】以下に、例を挙げて本発明を説明する。これ
らの例は例示的なものであって、限定的なものではな
い。
らの例は例示的なものであって、限定的なものではな
い。
【0046】各実施例で用いた環状オリゴマー混合物
は、主として7〜15の重合度を有し、実質上線状フェ
ニレンスルフィドオリゴマーを含まない環状フェニレン
スルフィドオリゴマーであった。分子量はゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィー(GPC)により、ポリス
チレン換算で算出した。GPCの測定条件を以下に示
す。
は、主として7〜15の重合度を有し、実質上線状フェ
ニレンスルフィドオリゴマーを含まない環状フェニレン
スルフィドオリゴマーであった。分子量はゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィー(GPC)により、ポリス
チレン換算で算出した。GPCの測定条件を以下に示
す。
【0047】溶離液:1−クロロナフタレン 温度:210℃ 検出器:UV検出器 360nm 流速:1.0ml/分 注入量:200μl(スラリー状:0.2重量%) 融点は、DSC(セイコー電子製)を用い、340℃で
5分間保持した後50℃まで冷却し、昇温速度10℃/
分で測定した。
5分間保持した後50℃まで冷却し、昇温速度10℃/
分で測定した。
【0048】溶融粘度は、高化式フローテスターを使用
し、300℃、10kg荷重、ダイス径=0.5mm,
長さ=2.0mmのダイスを用いて測定した。
し、300℃、10kg荷重、ダイス径=0.5mm,
長さ=2.0mmのダイスを用いて測定した。
【0049】参考例1(環状フェニレンスルフィドオリ
ゴマーの回収法) 各実施例で用いた環状フェニレンスルフィドオリゴマー
は、以下の操作により回収した。
ゴマーの回収法) 各実施例で用いた環状フェニレンスルフィドオリゴマー
は、以下の操作により回収した。
【0050】攪拌機、脱水塔およびジャケットを装備し
た15lの反応器に、N−メチル−2−ピロリドン(N
MP)5lおよび硫化ナトリウム(純度:Na2S 6
0.4%)1872.5gを仕込み、攪拌下ジャケット
により加熱し、内温が約205℃に達するまで脱水塔を
通じて脱水を行った。この際、420gの主として水か
らなる流出液を留去した。次いで、p−ジクロロベンゼ
ン2153gを添加し、250℃に昇温後、3時間反応
させた。反応終了後、反応混合物を約100℃まで冷却
し、反応器内を減圧後、再加熱することにより、脱水塔
を通じて主としてNMPからなる流出液5200gを留
去した。反応器系内を常圧に戻し、水8lを添加して水
スラリーとし、80℃で15分間加熱攪拌した後、水ス
ラリーを反応器下部の取り出し口から抜き出し、遠心分
離してポリマーを回収した。さらに、ポリマーを反応器
に戻し、水8lを添加し、180℃で30分間加熱攪拌
を行い、冷却後、水スラリーを反応器下部の取り出し口
から抜き出し、遠心分離してポリマーを回収した。得ら
れたポリマーをジャケット付きリボンブレンダーに移し
て乾燥を行った。得られたポリマーは1450gであ
り、溶融粘度は240ポイズであった。
た15lの反応器に、N−メチル−2−ピロリドン(N
MP)5lおよび硫化ナトリウム(純度:Na2S 6
0.4%)1872.5gを仕込み、攪拌下ジャケット
により加熱し、内温が約205℃に達するまで脱水塔を
通じて脱水を行った。この際、420gの主として水か
らなる流出液を留去した。次いで、p−ジクロロベンゼ
ン2153gを添加し、250℃に昇温後、3時間反応
させた。反応終了後、反応混合物を約100℃まで冷却
し、反応器内を減圧後、再加熱することにより、脱水塔
を通じて主としてNMPからなる流出液5200gを留
去した。反応器系内を常圧に戻し、水8lを添加して水
スラリーとし、80℃で15分間加熱攪拌した後、水ス
ラリーを反応器下部の取り出し口から抜き出し、遠心分
離してポリマーを回収した。さらに、ポリマーを反応器
に戻し、水8lを添加し、180℃で30分間加熱攪拌
を行い、冷却後、水スラリーを反応器下部の取り出し口
から抜き出し、遠心分離してポリマーを回収した。得ら
れたポリマーをジャケット付きリボンブレンダーに移し
て乾燥を行った。得られたポリマーは1450gであ
り、溶融粘度は240ポイズであった。
【0051】次いで、このポリフェニレンスルフィド2
00gを塩化メチレンを溶媒とし、ソックスレー抽出を
行った。その後、飽和塩化メチレン抽出液をメタノール
に投入し、沈澱物を濾過、乾燥し、環状フェニレンスル
フィドオリゴマー混合物1.2gを得た。この環状オリ
ゴマー混合物はマススペクトル、高速液体クロマトグラ
フィーの結果から、実質上7〜15量体の環状フェニレ
ンスルフィドオリゴマーであることを確認した。融点は
260℃であった。
00gを塩化メチレンを溶媒とし、ソックスレー抽出を
行った。その後、飽和塩化メチレン抽出液をメタノール
に投入し、沈澱物を濾過、乾燥し、環状フェニレンスル
フィドオリゴマー混合物1.2gを得た。この環状オリ
ゴマー混合物はマススペクトル、高速液体クロマトグラ
フィーの結果から、実質上7〜15量体の環状フェニレ
ンスルフィドオリゴマーであることを確認した。融点は
260℃であった。
【0052】実施例1 参考例1で得られた環状フェニレンスルフィドオリゴマ
ー 540mgとチオフェノールのナトリウム塩6.6
mg、塩化銅(II)7.2mgを10mlの重合用試
験管に仕込み、窒素置換後、減圧下で封管し、300℃
の溶融塩浴に30分間浸した。得られた灰白色の生成物
を室温まで冷却した後粉砕し、230℃で1−クロロナ
フタレン 250mlに再溶解させた。室温に冷却する
と白色の沈澱が得られた。沈澱を濾過、洗浄(塩化メチ
レン、メタノール)、乾燥し、白色粉末533mgを得
た。収率は99%、融点283℃であった。得られたポ
リマーの重量平均分子量は60000であった。
ー 540mgとチオフェノールのナトリウム塩6.6
mg、塩化銅(II)7.2mgを10mlの重合用試
験管に仕込み、窒素置換後、減圧下で封管し、300℃
の溶融塩浴に30分間浸した。得られた灰白色の生成物
を室温まで冷却した後粉砕し、230℃で1−クロロナ
フタレン 250mlに再溶解させた。室温に冷却する
と白色の沈澱が得られた。沈澱を濾過、洗浄(塩化メチ
レン、メタノール)、乾燥し、白色粉末533mgを得
た。収率は99%、融点283℃であった。得られたポ
リマーの重量平均分子量は60000であった。
【0053】実施例2,3 実施例1で用いた塩化銅(II)に変えて、塩化銅
(I)、塩化亜鉛をそれぞれ5.3mg、6.6mg使
用した以外は実施例1と同様の条件で重合を行った。ど
ちらの場合も収率98%で白色粉末が得られた。重量平
均分子量はそれぞれ53000、49000であった。
(I)、塩化亜鉛をそれぞれ5.3mg、6.6mg使
用した以外は実施例1と同様の条件で重合を行った。ど
ちらの場合も収率98%で白色粉末が得られた。重量平
均分子量はそれぞれ53000、49000であった。
【0054】実施例4 実施例1で用いたチオフェノールのナトリウム塩と塩化
銅(II)をそれぞれ1.8mgづつに変えて使用した
以外は実施例1と同様の条件で重合を行った。収率98
%で白色粉末が得られ、その重量平均分子量は9800
0であった。
銅(II)をそれぞれ1.8mgづつに変えて使用した
以外は実施例1と同様の条件で重合を行った。収率98
%で白色粉末が得られ、その重量平均分子量は9800
0であった。
【0055】比較例1 参考例1と同様の方法でポリフェニレンスルフィドを得
た。得られたポリフェニレンスルフィドは融点280℃
を示したが、重量平均分子量は28000と実施例に比
べて低分子量であった。
た。得られたポリフェニレンスルフィドは融点280℃
を示したが、重量平均分子量は28000と実施例に比
べて低分子量であった。
【0056】比較例2 参考例1で得られた環状フェニレンスルフィドオリゴマ
ー 540mgを開環重合触媒非存在下で実施例1と同
様の条件下においた。得られた黒色の生成物は230℃
で1−クロロナフタレンに一部不溶の架橋ポリマーであ
った。また、1−クロロナフタレン可溶分も融点265
℃を示し、高度に架橋したポリマーであった。
ー 540mgを開環重合触媒非存在下で実施例1と同
様の条件下においた。得られた黒色の生成物は230℃
で1−クロロナフタレンに一部不溶の架橋ポリマーであ
った。また、1−クロロナフタレン可溶分も融点265
℃を示し、高度に架橋したポリマーであった。
【0057】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、架橋ポリマーの存在割合が低く、本質的に
直鎖状である高分子量のポリアリーレンスルフィドを短
時間で、ほぼ定量的に、簡便に得ることができる。
明によれば、架橋ポリマーの存在割合が低く、本質的に
直鎖状である高分子量のポリアリーレンスルフィドを短
時間で、ほぼ定量的に、簡便に得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】下記一般式(1) 【化1】 (ここで、Sは硫黄原子を表し、Arは炭素数6〜24
のアリーレン基を表し、Rは炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数6〜24の
アリーレン基、1級,2級または3級アミノ基を表す。
なお、Ar、Rはそれぞれ同じ構造であっても異なった
構造であってもよい。また、nは2〜50の整数、mは
0〜15の整数である。)で示される環状アリーレンス
ルフィドオリゴマーを開環重合する際、開環重合触媒と
して下記一般式(2) (R’)p−B−(D−M+)q (2) (ここで、R’は水素原子、炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数1〜12のアルコキシ基、炭素数6〜24の
アリーレン基、1級,2級または3級アミノ基、カルボ
キシル基およびそのエステル、シアノ基、スルホン酸
基、ハロゲン原子を表し、Bは炭素数1〜24の有機基
を表し、D−は硫黄または酸素のアニオン種を表し、M
+は1価の金属イオン、2価の金属のモノハロゲン化物
イオン、アンモニウムイオン、ホスホニウムイオンを表
し、pは0〜15の整数、qは1〜15の整数であ
る。)で示されるイオン性化合物とルイス酸の共存下で
加熱開環重合することを特徴とするポリアリーレンスル
フィドの製造方法。 - 【請求項2】一般式(2)中のR’が電子供与性基であ
る開環重合触媒を用いることを特徴とする請求項1に記
載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
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