JPH0530209U - コンクリートカツターにおける切り込み深さ調節装置 - Google Patents

コンクリートカツターにおける切り込み深さ調節装置

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JPH0530209U
JPH0530209U JP2344791U JP2344791U JPH0530209U JP H0530209 U JPH0530209 U JP H0530209U JP 2344791 U JP2344791 U JP 2344791U JP 2344791 U JP2344791 U JP 2344791U JP H0530209 U JPH0530209 U JP H0530209U
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 小型のコンクリートカッターに、ネジ杆を使
用した昇降輪の昇降装置を組み込み可能とすること、及
び、ネジ杆を利用した昇降輪の昇降装置において昇降輪
の直線運動を可能とすることを目的とする。 〔構成〕 コンクリートカッターの台枠1に長孔10を
介して揺動部材8を取付け、揺動部材8に昇降輪13が
取付けられた昇降部材11を取付けると共に、前記揺動
部材8に受けネジ体19の下端を回動自在に取付け、受
けネジ体19にネジ杆17を螺合させたので、ネジ杆1
7を回転させると昇降輪13が直線軌跡を描いて昇降す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はコンクリ−トカッタ−、特に自重数十キロ程度の小型のコンクリ− トカッタ−に最適な、切り込み深さ調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリ−トカッタ−における切り込み深さの調節は、ブレ−ドに近接して取 付けられた昇降輪を昇降させることによって行っている。そして、該昇降輪の昇 降には以下の二つの技術が採用されている。 第一の技術は例えば実開昭48−84628号に開示されたものであって、図 8に示すように、コンクリ−トカッタ−Aの台枠1のブレ−ド2に近接した位置 に案内筒31を取付け、該案内筒31に下端に昇降輪32を取付けた昇降杆33 を昇降自在に挿通し、前記案内筒31に昇降杆33の高さを固定する係止片34 を取付けたものである。この構造においては、昇降杆33の上方を直接手でつか んで昇降杆33を昇降させ、適宜の高さで係止片34によって固定して昇降輪の 位置を調節している。 第二の技術は例えば図9に示すように、コンクリ−トカッタ−Aの台枠1に取 付けられた車軸35に揺動杆36の中間部を揺動自在に取付け、該揺動杆36の 先端に昇降輪32を取付けると共に、揺動杆36の基端にメネジを備えた連結杆 37をピンを介して連結し、該連結杆にネジ杆38を螺合させ、該ネジ杆38の 上端にハンドル39を取付けたものである。この構造においては、ハンドル39 を操作してネジ杆38と連結杆37の螺合深さを調節することにより揺動杆36 を揺動させて昇降輪の高さを調節している。 そして、第二の技術は構造上大型化が免れず、小型のコンクリ−トカッタ−で は第一の技術が採用されている。
【0003】
【考案により解決しようとする課題】
上記第一の技術においては、昇降輪32が台枠水平部に対して直角に昇降する 昇降杆33に取付けてあるので、昇降輪32を下降させると昇降輪32と車輪3 とのホイルベ−スが大きくなり、安定した載置状態が得られるという利点がある ものの、以下のような問題点があった。 第一に、昇降輪の位置固定は係止片での係止に頼っているので、係止片の係止 状態が不完全な場合には切削時の振動や作業時の取り扱いによって昇降杆したが って昇降輪が上昇してしまい、切り込み深さが変動し、所望の切り込み深さを得 ることができない場合がある。 第二に、係止片の位置がエンジンとブレ−ドとの中間にあるため、ブレ−ド回 転中の係止片の操作(昇降杆、昇降輪の位置変更)が極めて危険であり、切削途 中で切り込み深さを変更する場合にはそのたびにエンジンを止める必要がある。 第三に、切削終了後昇降輪を下降させて接地するための操作も、エンジンの完 全停止を待たなければならず、しかもコンクリ−トカッタ−のブレ−ド側を浮か せる必要があるので1人では操作できないなど、作業性が悪い。 次に、上記第二の技術においては、第一の技術のような問題点はないものの、 昇降輪32が車軸35に取付けられた揺動杆36に取付けてあるので、車輪3と 昇降輪32とのホイルベ−スは一定であり、載置時の安定性に欠けるという問題 点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案のコンクリ−トカッタ−における切り込み深さ調節装置は、台枠上に 駆動源及び水タンクが載置され、台枠の後方にハンドルが取付けられ、前記台枠 の前方下部にブレ−ド及び切り込み深さ調節用の昇降輪が取付けられ、前記台枠 の後方下部に車輪が取付けられたコンクリ−トカッタ−において、昇降輪の昇降 手段として次のような構成を備えたものである。 すなわち、前記台枠自体又は台枠に突設された支持部材に揺動部材を長孔を介 して揺動自在に取付け、昇降部材の上端に前記揺動部材の先端を回動自在に取付 け、該昇降部材の下端に昇降輪を取付けると共に、前記揺動部材をネジ杆により 揺動させるようにしてある。ここで、前記ネジ杆は台枠の上方に設けられたた支 持体に回転自在に挿通固定してあり、該ネジ杆の上端にはネジ杆回転用の昇降ハ ンドルが取付けてある。一方前記ネジ杆の下方ネジ部は前記揺動部材に回動可能 に取付けられた受けネジ体に螺合している。そして、前記台枠には前記昇降部材 の移動方向を規制する案内部材を設けた構成となっている。 また、前記支持体は駆動源と水タンクとの間に立設された支柱間に水平に架設 されたネジ杆受板で構成すると好ましい(請求項2)。
【0005】 前記昇降ネジと螺合した受けネジ体は前記揺動部材の昇降部材近傍にピンを介 して回動自在に取付けると小型化が容易であるが(請求項3)、揺動部材の中央 部を台枠に固定し、受けネジ体は揺動部材の一端に取付ける構造としてもよい。 また前記案内部材は、前記昇降部材が前記台枠と直角方向に昇降移動すべく取付 ける(請求項4)他、昇降輪が降下時に前方へ突出するようにすれば、載置時の ホイルベ−スを一層大きくすることがきる。更に、支柱上部には昇降ハンドルに 係止し得るリング状ストッパ−を水平軸を中心として回動自在に取付けると(請 求項5)ストッパ−と吊り具とを共用できる。 ここで、前記ネジ杆の下方ネジ部をオネジとし、前記受けネジ体とネジ杆の関 係は、受けネジ体をナット状としてネジ杆の下端を揺動部材まで達する長さとし た構造、及び受けネジ体をネジ杆受板の下方部に達する長さの中空軸状としてそ の上端部をメネジ状に形成し、ネジ杆は比較的短いものとした構造、あるいは前 記両者の中間とした構造が考えられる(請求項6)。
【0006】
【考案の作用】
この考案において、昇降ハンドルを回転させるとネジ杆の回動により受けネジ 体が昇降し、その変化に伴い揺動部材が長孔部分を支点として揺動する。この揺 動に伴い昇降部材が昇降し、昇降輪が昇降するので、ハンドル操作により昇降輪 の高さ、すなわち切り込み深さを適宜調節することができる。ここで、前記揺動 部材は長孔を有しているので、揺動部材と昇降部材との連結部は円弧状運動では なく直線運動をすることが可能である。そして昇降部材は案内部材によって移動 方向が規制されているので、昇降部材したがって昇降輪もまた直線運動をする。 したがって、昇降輪の昇降時の軌跡は従来技術の第二例のような車軸を中心と した円弧状ではなく、従来技術の第一例のような直線となり、昇降輪の下降時に はホイルベ−スが大きくなる。しかも、ネジ杆の操作による昇降であるから、従 来技術の第一例のような問題点は解消される。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すコンクリ−トカッタ−において、台枠1の前部駆動軸にブレ−ド2 が取付けてあり、台枠1の後部には車輪3及びハンドル4が取付けてあり、台枠 1上には前部に水タンク5が、後部に駆動源6が夫々載置固定してある。 前記台枠1の前端部には支持部材7が突設してあり、該支持部材7の上端部に 帯状の揺動部材8の基端が連結ピン9によって揺動自在に連結してあり、前記揺 動部材8のピン穴は長孔10としてある。該揺動部材8の先端には連結ピン12 を介して杆状の昇降部材11が、揺動部材8の揺動にともない昇降するように連 結してあり、該昇降部材11の下端には昇降輪13が取付けてある。また、前記 台枠1にはロ状断面とした筒状の案内部材14が軸を台枠と直角にして取付けて あり、該案内部材14に前記昇降部材11が遊嵌してあり、案内部材14により 昇降部材は台枠1に対して直角方向に昇降するようになっている。
【0008】 前記台枠1の水タンク5と駆動源6との間には支持体を構成する2本の支柱1 5が平行に立設してあり、該支柱15の上端間にはネジ杆受板16が傾動可能に ネジ止めして支持体を構成している。前記受板16にネジ杆17が回転自在に挿 通され、ネジ杆17は受板16に対して上下移動できないようにネジ杆受板の上 下に間隙を有するようにネジ杆17のネジ杆受板16上方にナットを配設し、固 定してある。そしてネジ杆17の上端に昇降ハンドル18が取付けてある。 前記ネジ杆17の下端オネジ部は受けネジ体としてのナット体19に螺合して おり、該ナット体19は、該ナット体19に連設された取付け片19aの挿通孔 に揺動部材8の中央部の挿通孔に挿通固定したピン20を遊嵌してある。図中2 1は前記支柱15の上端に回動自在に取付けられたストッパ−であって、図3の ように昇降ハンドル18に係止してその回転を制止するもので、かつカッタ−の 運搬時には吊り具としても使用するものである。 図中、符号23は動力伝達手段である。
【0009】 次にこの実施例の作動を説明する。 図1は切削時における昇降輪13の状態を示しているが、昇降ハンドル18を 回転させてネジ杆17を回動させるとナット体19が上下し、揺動部材8が揺動 し、昇降部材11が昇降し、昇降輪13が昇降する。このとき、揺動部材8の支 持部材7との連結孔は長孔10であるから,揺動部材は揺動時に長孔に沿って移 動することとなり、昇降杆11との連結部は直線運動を行う。したがって、前記 連結部のピン12に取付けられた昇降部材11は案内部材14にしたがって台枠 1と直角方向に昇降移動し、昇降輪13もまた同方向に昇降移動する。 したがって、図4に示すネジ杆17を回動させてナット体19を下降させて昇 降輪を下降させた状態では、図1に示す状態と較べて車輪3と昇降輪13とのホ イルベ−スが大きくなり、載置状態が安定する。
【0010】 次に、図5乃至図7の実施例は受けネジ体として昇降軸24を用いたものであ る。前記実施例との相違はネジ杆および受けネジ体の構造のみであり、図5乃至 7における図1乃至図4との同一符号は同一部材を示す。 図5、図6において、前記実施例と同様に、受板16にネジ杆17が回動自在 に、かつ上下動できないように取付けてある。そして、前記ネジ杆17のオネジ 部は受けネジとなる昇降軸24上部のメネジ部に螺合している。 該昇降軸24は中空管体24aの下端に連結板24bを固着した構成であって 、前記連結板24bにおいてピン20を介して揺動部材8に回動自在に連結して ある。そして、前記昇降軸24は前記受板16付近まで達する長さであり、前記 ネジ杆17は昇降軸24の1/2程度の長さとしてある。 図中符号22は球面座金である。
【0011】 この実施例においても、昇降ハンドル18を回転させてネジ杆17を回動させ ると、受けネジ体である昇降軸24が昇降し、これに伴い揺動部材8が揺動し、 昇降部材11、昇降輪13が昇降する。 この実施例においては、ネジ杆17及び昇降軸24を2本の支柱15,15の 中間に配設し、前記ネジ杆17の上部まで達する長さの昇降軸24を受けネジ体 としているので、ネジ杆17は昇降軸24で支持されることとなり、設置状態が 安定する。したがって、ハンドルを操作してネジ杆17を回転させるときにネジ 杆17をいっそうスムーズに回転させることができる。よって、一層小さな力で ネジ杆を回転させ、昇降輪13を昇降させることができる。
【0012】 なお、上記各実施例においては、いずれもネジ杆17にオネジを設け、受けネ ジ体となるナット体19及び昇降軸24にメネジを設けたが、ネジ杆にメネジを 設け、昇降軸にオネジを設けることもできる。
【0013】
【考案の効果】
この考案によれば、揺動部材を長孔を介して台枠あるいは台枠上部支持部材の いずれか一方に取付けたので、揺動時に揺動部材の先端が直線運動をする。した がって、昇降部材及び昇降輪もまた案内部材に案内された方向に直線運動をする 。よって、昇降輪の下降時には上昇時と比較して車輪とのホイルベ−スが大きく なり、安定した載置状態を得ることができる。また上記実施例のように受けネジ 体を揺動部材の昇降杆よりに連結すると昇降機構をコンパクトにまとめることが 可能となり、小型のコンクリ−トカッタ−に採用することができる。更に、昇降 ハンドルのストッパ−を設けたので、昇降ハンドル及びネジ杆の不慮の回転を防 止でき、切り込み深さを一定に保つことができる。 すなわち、この考案によれば、従来ネジ杆を使用した昇降輪の昇降装置の組み 込みが困難とされていた小型のコンクリ−トカッタ−にネジ杆を使用した昇降装 置を組み込むことが可能となり、安全性、作業性を向上させることができる。ま た従来のネジ杆を使用した昇降装置では不可能であった昇降輪の直線運動を可能 とし、載置時のホイルベ−スを増大し、安定した載置状態を得ることができる、 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案実施例の図2I−I線における正面断
面図(ストッパーは図2では垂直だがここでは水平にし
て表わしてある)。
【図2】同じく一部切欠側面図。
【図3】同じくストッパ−の使用状態を示す平面図。
【図4】同じく載置状態を示す図2I−I線における正
面断面図。
【図5】この考案の別の実施例の図6I−I線における
正面断面図。
【図6】同じく一部切欠側面図。
【図7】同じくネジ杆と昇降軸との関係を示す一部拡大
断面図。
【図8】係止片で昇降輪の高さを規制した従来例の正面
図。
【図9】ネジ杆を使用した従来例の正面図。
【符号の説明】
1 台枠 2 ブレード 3 車輪 4 ハンドル 5 水タンク 6 駆動源 7 支持部材 8 揺動部材 10 長孔 11 昇降部材 13 昇降輪 14 案内部材 15 支柱 16 受板 17 ネジ杆 18 昇降ハンドル 19 ナット体 21 ストッパ− 23 伝達手段 24 昇降軸

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台枠上に駆動源及び水タンクが載置さ
    れ、台枠の後方にハンドルが取付けられ、前記台枠の前
    方下部にブレ−ド及び切り込み深さ調節用の昇降輪が取
    付けられ、前記台枠の後方下部に車輪が取付けられたコ
    ンクリ−トカッタ−において、 前記台枠に揺動部材が長孔を介して揺動自在に取付けら
    れ、 昇降部材の上端に揺動部材の先端が回動自在に取付けら
    れ、 該昇降部材の下端に昇降輪が取付けられ、 ネジ杆が台枠の上方に設けられた支持体に回転自在に挿
    通固定され、 該ネジ杆の上端にはネジ杆回転用の昇降ハンドルが取付
    けられ、 前記ネジ杆の下方ネジ部は前記揺動部材に回動可能に取
    付けられた受けネジ体に螺合され、 前記台枠には前記昇降部材の移動方向を規制する案内部
    材が設けられたコンクリ−トカッタ−における切り込み
    深さ調節装置
  2. 【請求項2】 支持体は、駆動源と水タンクとの間に立
    設された支柱上方部に水平に架設されたネジ杆受板とし
    た、請求項1記載のコンクリ−トカッタ−における切り
    込み深さ調節装置
  3. 【請求項3】 揺動部材の基端は台枠に突設された支持
    部材に回動自在に取付けられ、前記受けネジ体の下端部
    は前記揺動部材の昇降部材近傍にピンによって回動自在
    に取付けられた、請求項1又は2記載のコンクリ−トカ
    ッタ−における切り込み深さ調節装置
  4. 【請求項4】 案内部材は、昇降部材を遊嵌するよう形
    成し、前記昇降部材が前記台枠と直角方向に昇降移動す
    べく取付けられた、請求項1乃至3の何れかに記載のコ
    ンクリ−トカッタ−
  5. 【請求項5】 支柱上部には昇降ハンドルに係止し得る
    リング状ストッパ−が水平軸を中心として回動自在に取
    付けられた、請求項1乃至4の何れかに記載のコンクリ
    −トカッタ−における切り込み深さ調節装置
  6. 【請求項6】 前記ネジ杆の下方ネジ部をオネジとし、
    前記受けネジ体は、ナット状又はネジ杆の受板下方部に
    達する中空軸の一部をメネジ状とした、請求項1乃至5
    の何れかに記載のコンクリートカッターにおける切り込
    み深さ調節装置
JP1991023447U 1990-08-31 1991-02-21 コンクリートカッターにおける切り込み深さ調節装置 Expired - Lifetime JPH0735844Y2 (ja)

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JPH0530209U true JPH0530209U (ja) 1993-04-20
JPH0735844Y2 JPH0735844Y2 (ja) 1995-08-16

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6438203U (ja) * 1987-09-01 1989-03-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6438203U (ja) * 1987-09-01 1989-03-07

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JPH0735844Y2 (ja) 1995-08-16

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