JPH05302192A - 有機物塩の電解方法 - Google Patents
有機物塩の電解方法Info
- Publication number
- JPH05302192A JPH05302192A JP13417092A JP13417092A JPH05302192A JP H05302192 A JPH05302192 A JP H05302192A JP 13417092 A JP13417092 A JP 13417092A JP 13417092 A JP13417092 A JP 13417092A JP H05302192 A JPH05302192 A JP H05302192A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anode
- gas diffusion
- diffusion electrode
- cathode
- amino acid
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- Pending
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- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アミノ酸塩等の有機物塩の電解に於いて、電
気エネルギーの無駄を無くして電力を削減し、また電解
槽構造と電解システム簡単化できる有機物塩の電解方法
を提供する。 【構成】 有機物塩を酸に転化するイオン交換膜電解方
法に於いて、少なくとも陽極にガス拡散電極を用い、水
素を供給して復極することを特徴とする有機物塩の電解
方法。
気エネルギーの無駄を無くして電力を削減し、また電解
槽構造と電解システム簡単化できる有機物塩の電解方法
を提供する。 【構成】 有機物塩を酸に転化するイオン交換膜電解方
法に於いて、少なくとも陽極にガス拡散電極を用い、水
素を供給して復極することを特徴とする有機物塩の電解
方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アミノ酸、りんご酸、
マロン酸、クエン酸等の有機物の塩を酸に転化する電解
方法に関する。
マロン酸、クエン酸等の有機物の塩を酸に転化する電解
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アミノ酸の製造方法には、 1.タンパク質の塩酸加水分解や分解酵素による方法。 2.グルタミン酸の製造でみられる発酵法。 3.グリシン、アラニンなどの製造でみられる合成法。 などがある。
【0003】これらの生成物は、アミノ酸塩として得ら
れる場合が多い。アミノ酸塩は、そのままでは使用され
ず、イオン交換してアミノ酸として分離精製する必要が
ある。この分離精製方法は、イオン交換膜を用いたアミ
ノ酸塩の電解方法であり、この電解方法に用いられる図
3に示す従来の電解槽10は、陽極11と陰極12との間に2
枚の隔膜としての陽イオン交換膜13、13′、を持つ三室
型で、陽極11はチタンに貴金属酸化物をコーティングし
た電極、陰極12は鉄ラス材にニッケルメッキを施した電
極である。そして陽極液室14に陽極液として5%硫酸
液、陰極液室15に陰極液として10%の苛性ソーダ溶液が
循環され、中間室16にアミノ酸のナトリウム塩(H2 N
CHRCOONa)が供給される。この場合、陽極酸化
にて陽極液から生成したH+ イオンでアミノ酸塩のNa
+ イオンとの交換がなされ、アミノ酸として回収され
る。また交換されたNa+ イオンは陰極還元にて生成し
たOH- と結合して水酸化ナトリウムとして回収され
る。陽極11では酸素、陰極12では水素が発生する。
れる場合が多い。アミノ酸塩は、そのままでは使用され
ず、イオン交換してアミノ酸として分離精製する必要が
ある。この分離精製方法は、イオン交換膜を用いたアミ
ノ酸塩の電解方法であり、この電解方法に用いられる図
3に示す従来の電解槽10は、陽極11と陰極12との間に2
枚の隔膜としての陽イオン交換膜13、13′、を持つ三室
型で、陽極11はチタンに貴金属酸化物をコーティングし
た電極、陰極12は鉄ラス材にニッケルメッキを施した電
極である。そして陽極液室14に陽極液として5%硫酸
液、陰極液室15に陰極液として10%の苛性ソーダ溶液が
循環され、中間室16にアミノ酸のナトリウム塩(H2 N
CHRCOONa)が供給される。この場合、陽極酸化
にて陽極液から生成したH+ イオンでアミノ酸塩のNa
+ イオンとの交換がなされ、アミノ酸として回収され
る。また交換されたNa+ イオンは陰極還元にて生成し
たOH- と結合して水酸化ナトリウムとして回収され
る。陽極11では酸素、陰極12では水素が発生する。
【0004】ところで、このアミノ酸塩の電解方法の問
題点は、陽極11での酸素発生である。陽極11の作用は、
H+ イオンを中間室16に供給するためになされており、
酸素発生は電気エネルギーの無駄である。また陽極11は
酸素発生を行なう為、電位が高く、陽極液との仕切りが
無いとアミノ酸が陽極酸化を受けてしまう。従って、電
解電圧の面からも有利な陽極液室14を取り去った簡単な
構造の2室型を使用できないという問題点があった。
題点は、陽極11での酸素発生である。陽極11の作用は、
H+ イオンを中間室16に供給するためになされており、
酸素発生は電気エネルギーの無駄である。また陽極11は
酸素発生を行なう為、電位が高く、陽極液との仕切りが
無いとアミノ酸が陽極酸化を受けてしまう。従って、電
解電圧の面からも有利な陽極液室14を取り去った簡単な
構造の2室型を使用できないという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、電気
エネルギーの無駄を無くして電力を削減し、また電解槽
構造と電解システムを簡単化できる有機物塩の電解方法
を提供しようとするものである。
エネルギーの無駄を無くして電力を削減し、また電解槽
構造と電解システムを簡単化できる有機物塩の電解方法
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の有機物塩の電解方法は、有機物の塩を酸に転
化するイオン交換膜電解方法に於いて、少なくとも陽極
にガス拡散電極を用い、水素を供給して復極することを
特徴とするものである。
の本発明の有機物塩の電解方法は、有機物の塩を酸に転
化するイオン交換膜電解方法に於いて、少なくとも陽極
にガス拡散電極を用い、水素を供給して復極することを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように本発明の有機物の電解方法は、少
なくとも陽極にガス拡散電極を用い、水素を供給して復
極するので、従来のような陽極での酸素発生が無くな
り、電気エネルギーの無駄が無くなって電力が削減され
る。また陽極での酸素発生が無いので、電位が低く、陽
極、陰極にガス拡散電極を用いることにより、この両極
間に1枚の陽イオン交換膜を持つ二室型の電解槽を構成
することができ、従来の三室型の電解槽に必要な硫酸循
環系を不要にできて、電解システムを簡単化できる。
なくとも陽極にガス拡散電極を用い、水素を供給して復
極するので、従来のような陽極での酸素発生が無くな
り、電気エネルギーの無駄が無くなって電力が削減され
る。また陽極での酸素発生が無いので、電位が低く、陽
極、陰極にガス拡散電極を用いることにより、この両極
間に1枚の陽イオン交換膜を持つ二室型の電解槽を構成
することができ、従来の三室型の電解槽に必要な硫酸循
環系を不要にできて、電解システムを簡単化できる。
【0008】
【実施例】本発明の有機物塩の電解方法の一実施例を図
1によって説明すると、陽極1に、液体の浸透できる微
細な親水部(通路)と気体の出入可能な微細な撥水部
(通路)が入り組み接し合って混在している反応層に白
金触媒を担持させ、この反応層に気体の出入可能な微細
な撥水部(通路)が微細に分散しているガス拡散層を張
り合わせてなるガス拡散電極を用い、陰極2にニッケル
網を用い、陽極1と陰極2との間に2枚の陽イオン交換
膜3、3′としてナフィオン117 を持つ三室型の電解層
4を構成した。そして陽極液室5に陽極液として5%硫
酸溶液を循環させ、陰極液室6に陰極液として10%苛性
ソーダ溶液を循環させた。中間室7に醸造用添加剤など
として広く用いられているDL−アラニン(DL−αメ
アミノプロピオン酸)16%溶液を供給した。電解温度を
60℃とし、陽極1のガス拡散電極の気室8に水素を供給
して、200mA /cm2 で電解した。この電解により陽極酸
化で陽極液から生成したH+ イオンは中間室7に供給さ
れた前記アミノ酸塩のNa+ と交換なされて、アミノ酸
塩はアミノ酸として回収され、また交換されたNa+ は
陰極2での陰極還元にて生成したOH- イオンと結合し
て水酸化ナトリウムとして回収された。ガス拡散電極の
陽極1は、水素で復極した為、電解電圧は1.6V程度減
少した。陰極2から発生した水素は回収して前記気室8
に供給することで再利用できた。
1によって説明すると、陽極1に、液体の浸透できる微
細な親水部(通路)と気体の出入可能な微細な撥水部
(通路)が入り組み接し合って混在している反応層に白
金触媒を担持させ、この反応層に気体の出入可能な微細
な撥水部(通路)が微細に分散しているガス拡散層を張
り合わせてなるガス拡散電極を用い、陰極2にニッケル
網を用い、陽極1と陰極2との間に2枚の陽イオン交換
膜3、3′としてナフィオン117 を持つ三室型の電解層
4を構成した。そして陽極液室5に陽極液として5%硫
酸溶液を循環させ、陰極液室6に陰極液として10%苛性
ソーダ溶液を循環させた。中間室7に醸造用添加剤など
として広く用いられているDL−アラニン(DL−αメ
アミノプロピオン酸)16%溶液を供給した。電解温度を
60℃とし、陽極1のガス拡散電極の気室8に水素を供給
して、200mA /cm2 で電解した。この電解により陽極酸
化で陽極液から生成したH+ イオンは中間室7に供給さ
れた前記アミノ酸塩のNa+ と交換なされて、アミノ酸
塩はアミノ酸として回収され、また交換されたNa+ は
陰極2での陰極還元にて生成したOH- イオンと結合し
て水酸化ナトリウムとして回収された。ガス拡散電極の
陽極1は、水素で復極した為、電解電圧は1.6V程度減
少した。陰極2から発生した水素は回収して前記気室8
に供給することで再利用できた。
【0009】次に本発明の有機物塩の電解方法の他の実
施例を図2によって説明すると、陽極1′、陰極2′と
もに前記実施例と同じ構成のガス拡散電極を用い、陽極
1′と陰極2′との間に1枚の陽イオン交換膜3″とし
てナフィオン 117を持つ二室型の電解槽4′を構成し
た。そして陽極液室5′に陽極液としてDL−アラニン
(DL−αアミノプロピオン酸)16%溶液を供給し、陰
極液室6′に陰極液として10%苛性ソーダ溶液を循環さ
せた。電解温度を60℃とし、陽極1′のガス拡散電極の
気室8′に水素を供給し、陰極2′のガス拡散電極の気
室8″に酸素を供給して、 200mA/cm2 で電解した。
この電解によりガス拡散電極の陽極1′を透過したH+
イオンは陽極液としてのアミノ酸塩のNa+ と交換がな
されて、アミノ酸塩はアミノ酸として回収され、また交
換されたNa+ はガス拡散電極の陰極2′での酸素の陰
極還元により生成したOH- イオンと結合して水酸化ナ
トリウムとして回収された。ガス拡散電極の陽極1′
は、水素で陰極は酸素で復極した為、電解電圧は0.46V
であった。
施例を図2によって説明すると、陽極1′、陰極2′と
もに前記実施例と同じ構成のガス拡散電極を用い、陽極
1′と陰極2′との間に1枚の陽イオン交換膜3″とし
てナフィオン 117を持つ二室型の電解槽4′を構成し
た。そして陽極液室5′に陽極液としてDL−アラニン
(DL−αアミノプロピオン酸)16%溶液を供給し、陰
極液室6′に陰極液として10%苛性ソーダ溶液を循環さ
せた。電解温度を60℃とし、陽極1′のガス拡散電極の
気室8′に水素を供給し、陰極2′のガス拡散電極の気
室8″に酸素を供給して、 200mA/cm2 で電解した。
この電解によりガス拡散電極の陽極1′を透過したH+
イオンは陽極液としてのアミノ酸塩のNa+ と交換がな
されて、アミノ酸塩はアミノ酸として回収され、また交
換されたNa+ はガス拡散電極の陰極2′での酸素の陰
極還元により生成したOH- イオンと結合して水酸化ナ
トリウムとして回収された。ガス拡散電極の陽極1′
は、水素で陰極は酸素で復極した為、電解電圧は0.46V
であった。
【0010】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の有機物
塩の電解方法は、少なくとも陽極にガス拡散電極を用
い、水素を供給して復極するので、陽極での酸素発生が
無く、電気エネルギーの無駄が無くなって電力が削減さ
れた。また陽極、陰極にガス拡散電極を用いることによ
り、この両極間に1枚の陽イオン交換膜を持つ二室型の
電解槽を構成することができ、従来の三室型の電解槽に
必要な硫酸循環系を不要にできて、電解システムが簡単
化した。さらに陰極側で発生した水素を陽極側に戻して
再利用できた。
塩の電解方法は、少なくとも陽極にガス拡散電極を用
い、水素を供給して復極するので、陽極での酸素発生が
無く、電気エネルギーの無駄が無くなって電力が削減さ
れた。また陽極、陰極にガス拡散電極を用いることによ
り、この両極間に1枚の陽イオン交換膜を持つ二室型の
電解槽を構成することができ、従来の三室型の電解槽に
必要な硫酸循環系を不要にできて、電解システムが簡単
化した。さらに陰極側で発生した水素を陽極側に戻して
再利用できた。
【図1】本発明の有機物塩の電解方法の一実施例を示す
図である。
図である。
【図2】本発明の有機物塩の電解方法の他の実施例を示
す図である。
す図である。
【図3】従来のアミノ酸塩の電解方法を示す図である。
1、1′ 陽極 2、2′ 陰極 3、3′、3″ 陽イオン交換膜 4、4′ 電解槽 5、5′ 陽極液室 6、6′ 陰極液室 7 中間室 8、8′、8″ 気室
Claims (1)
- 【請求項1】 有機物の塩を酸に転化するイオン交換膜
電解方法に於いて、少なくとも陽極にガス拡散電極を用
い、水素を供給して復極することを特徴とする有機物塩
の電解方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13417092A JPH05302192A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 有機物塩の電解方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13417092A JPH05302192A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 有機物塩の電解方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05302192A true JPH05302192A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15122088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13417092A Pending JPH05302192A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 有機物塩の電解方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05302192A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102899679A (zh) * | 2012-10-24 | 2013-01-30 | 四川大学 | 利用石膏矿化co2联产硫酸的方法 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP13417092A patent/JPH05302192A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102899679A (zh) * | 2012-10-24 | 2013-01-30 | 四川大学 | 利用石膏矿化co2联产硫酸的方法 |
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