JPH0530365B2 - - Google Patents
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- JPH0530365B2 JPH0530365B2 JP22851885A JP22851885A JPH0530365B2 JP H0530365 B2 JPH0530365 B2 JP H0530365B2 JP 22851885 A JP22851885 A JP 22851885A JP 22851885 A JP22851885 A JP 22851885A JP H0530365 B2 JPH0530365 B2 JP H0530365B2
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は、鉛または鉛を主体とした合金粉末を
10〜80重量%分散含有してなる芳香族ポリアミド
樹脂圧縮成形物に係わる。 本発明において、芳香族ポリアミド樹脂とは、
メタフエニレンジアミンとイソフタル酸との縮合
重合物であるメタフエニレンイソフタルアミド樹
脂をいい、オルトまたはパラ結合のジアミンとジ
カルボン酸とからなる芳香族ポリアミドを含まな
い。 (従来技術) 従来、芳香族ポリアミド樹脂は、特公昭56−
2092号、特開昭55−131024号および特開昭57−
164号などに開示されているように、窒素ガスな
どの不活性雰囲気中での焼結法による製品として
知られている。 これは、この樹脂の融点が高く、しかもこの融
点が樹脂の熱分解温度に近接しており、溶融と熱
分解とがほとんど同時に起こるので、押出し、射
出または圧縮成形法のように、成形時に樹脂の溶
融を伴う溶融成形法では実用に供し得る成形物が
得がたいという理由によるものである。 (発明が解決しようとする問題点) 上述した焼結法を用いて、本発明の鉛または鉛
を主体とした合金粉末を分散含有した樹脂製品を
得ようとすると、機械的強度の低下が著しく、満
足のゆく製品が得られないという問題があつた。 (問題を解決するための手段) 本発明者らは、特願昭59−59779号に係わる発
明において、メタフエニレンイソフタルアミド樹
脂の圧縮成形法を確立している。 すなわち、嵩密度が0.2〜0.4g/cm3の芳香族ポ
リアミド樹脂粉末を用意し、これを含有水分が1
重量%以下となるように乾燥したのち、常温以上
であつて250℃を越えない温度に保持した金型に
充填する。ついで、閉型してこの樹脂粉末を圧粉
したのち、金型温度を290℃以上であつて360℃を
超えない温度とし、この温度範囲において成形圧
力を少なくとも70Kg/cm2として成形物の肉厚1mm
当り1〜5分を成形時間として保持する。所定時
間経過後、金型温度を250℃以下の温度に冷却し、
ついで開型して成形物を金型から取出すという工
程からなるものである。 本発明者らは、この圧縮成形法を用いて鉛を含
む樹脂製品を得るべく鋭意研究した結果、つぎの
事実を見出し本発明をなすに至つたものである。 すなわち、圧縮成形法による場合は、メタフエ
ニレンイソフタルアミド樹脂に対して鉛の添加が
概ね40重量%までは実質的に機械的強度の低下が
無いということが分かつた。そして、60重量%の
添加においても、無添加の場合の7割強の機械的
強度を保有していることが認められた。 この事実は、きわめて特異な現象と言わざるを
得ない。何故なら、焼結法による場合は、鉛の添
加とともに機械的強度はほぼ直線的に低下し、50
重量%の鉛の添加においては無添加の場合の3割
弱な強度しか保有していなかつたからである。 圧縮成形法において、メタフエニレンイソフタ
ルアミド樹脂に鉛粉末を相当量添加しても強度低
下が実質的に無いかきわめて少ないという事実
は、一つにはその融点が関係しており、他の理由
としては樹脂との親和性がよいことに関係してい
るものと考えられる。 鉛の融点は約327℃であり、本発明者らが特願
昭59−59779号において確認したメタフエニレン
イソフタルアミド樹脂の圧縮成形温度、すなわち
290〜360℃の温度範囲に納まつている。 本発明者らの実験によれば、融点が概ねこの成
形温度範囲すなわち327±33℃に納まる鉛を主体
とした合金粉末、たとえば鉛−錫合金、鉛−アン
チモン合金、鉛−ビスマス合金等の粉末は、鉛粉
末単体を添加した場合と同様に良好な成形物が得
られることが分かつた。 鉛または鉛合金粉末は、樹脂粉末と均一に混合
させる必要から、粒度の大きなものはよくない。
通常150メツシユを通過するアトマイズ粉末が好
ましい。 この程度の粒度であると、樹脂との比重差が大
きいにもかかわらず、ブレンド性がよくまた混合
したのちの末材料の取扱いに際して鉛が偏析する
こともほとんどない。 鉛また鉛合金粉末の添加量は、得られた成形物
の使用目的によつて異なるが、たとえば摺動材料
として用いる場合は、少くとも10重量%の添加が
必要であり、その上限は強度上の観点から80重量
%程度とすることが好ましい。 また、たとえばX線などの電磁シールド材とし
ては、鉛の添加量は多い程好ましいが、同様に機
械的強度の観点からその上限を80重量%とした。 成形圧力は少くとも70Kg/cm2は必要で、通常、
150〜400Kg/cm2として良好な結果を得ている。 鉛とメタフエニレンイソフタルアミド樹脂との
親和性の良いことについてはすでに触れたが、圧
縮成形時の鉛が溶け出したりあるいは偏析したり
するなどの現象は全く認められなかつた。そして
無添加の場合に比較してむしろ成形性にも勝れて
いることがわかつた。 すなわち、成形時に溶融流動を伴なう他の熱可
塑性合成樹脂とは比較すべくもないが、メタフエ
ニレンイソフタルアミド樹脂に鉛を添加すること
によつて、この混合粉末は、所定温度の加熱およ
び加圧下にある金型内において無添加のものに比
較して流動性が相当に向上している。 たとえば、圧力分布に若干の不均衡があつて
も、比較的よく順応して金型内において圧力分布
が均衡し易く、圧力の過不足による成形不良の発
生といつた不都合を生ずることはきわめて少い。 このことは、本発明の混合粉末を金型に充填す
るに際して、無添加の場合のように250℃を超え
ない温度に保持した金型に充填するという工程を
経る必要はない。したがつて成形サイクルを速め
ることができる。 一般に、芳香族ポリアミドは硬質であつて、他
のエンジニアリングプラスチツクに比較して切削
加工が稍々むつかしいと言われているが、鉛を添
加したものはこの切削加工性も著しく改善される
ことが分つた。たとえば、無添加圧縮成形物に比
べて、切削時の送りを速めることができ、また切
込み深さを大きくすることもできる。 このように、融点が327±33℃を有する鉛また
は鉛を主体とした合金粉末を添加したメタフエニ
レンイソフタルアミド樹脂圧縮成形物は、摺動特
性やシールド効果を高めるという使用目的に係わ
る効果のほか、成形性や切削加工性をも向上させ
ることが分かつた。 因に、上述した融点範囲以外の融点をもつた金
属粉末たとえば、銅、アルミニウム、錫などの粉
末の添加は、成形性や切削加工性を向上させる効
果は認められず、成形物の機械的強度も、これら
金属粉末の添加量が増大するにしたがつてほぼ直
線的に低下してしまうことが分かつた。 (実施例) 以下、実施例について説明する。 嵩密度が0.2〜0.4g/cm3のメタフエニレンイソ
フタルアミド樹脂(帝人社製、コーネツクス)粉
末に、150メツシユを通過するアトマイズ鉛粉末
を10〜80重量%混じ、樹脂中の含水分が1重量%
以下となるように乾燥した。 この混合粉末を金型を用いて320℃の成形温度
そして400Kg/cm2の加圧下で15分間保持した。つ
いで金型を冷却して200℃とし、金型から成形物
を取り出し、縦50mm、横100mm、厚さ4.8mmの板状
成形物を得た。 このようにして得られた成形物の主な物性値を
第1表に示した。 表において、比較例(1)は実施例とほぼ同条件に
よる圧縮成形物であり、比較例(2)は以下の条件に
よる焼結品である。 焼結条件: 圧粉体−金型温度120℃、圧力2500Kg/cm2 焼結−窒素ガス気流中で、250℃で10時間、250〜
300℃で30分、300℃で2時間 表からも理解されるように、比較例(2)の焼結品
は、同一組成の実施例の成形物に比較して、強度
(曲げ強さ)の低下が著しい。また、焼結時に割
れやふくれが発生し易いなど不良率もきわめて高
いものであつた。 衝撃強さについては、鉛の添加量とともにむし
ろ強度向上の傾向が認められた。 つぎに第1表における試料No.4、No.5、No.7そ
してNo.8について、X線シールド試験を行つた結
果について第2表に示す。 試験条件: 装置−ソフトX線装置(東芝社製) 電圧−10〜100kV 電流−5mmA 測定法−板厚2mmに切削仕上げした試料
10〜80重量%分散含有してなる芳香族ポリアミド
樹脂圧縮成形物に係わる。 本発明において、芳香族ポリアミド樹脂とは、
メタフエニレンジアミンとイソフタル酸との縮合
重合物であるメタフエニレンイソフタルアミド樹
脂をいい、オルトまたはパラ結合のジアミンとジ
カルボン酸とからなる芳香族ポリアミドを含まな
い。 (従来技術) 従来、芳香族ポリアミド樹脂は、特公昭56−
2092号、特開昭55−131024号および特開昭57−
164号などに開示されているように、窒素ガスな
どの不活性雰囲気中での焼結法による製品として
知られている。 これは、この樹脂の融点が高く、しかもこの融
点が樹脂の熱分解温度に近接しており、溶融と熱
分解とがほとんど同時に起こるので、押出し、射
出または圧縮成形法のように、成形時に樹脂の溶
融を伴う溶融成形法では実用に供し得る成形物が
得がたいという理由によるものである。 (発明が解決しようとする問題点) 上述した焼結法を用いて、本発明の鉛または鉛
を主体とした合金粉末を分散含有した樹脂製品を
得ようとすると、機械的強度の低下が著しく、満
足のゆく製品が得られないという問題があつた。 (問題を解決するための手段) 本発明者らは、特願昭59−59779号に係わる発
明において、メタフエニレンイソフタルアミド樹
脂の圧縮成形法を確立している。 すなわち、嵩密度が0.2〜0.4g/cm3の芳香族ポ
リアミド樹脂粉末を用意し、これを含有水分が1
重量%以下となるように乾燥したのち、常温以上
であつて250℃を越えない温度に保持した金型に
充填する。ついで、閉型してこの樹脂粉末を圧粉
したのち、金型温度を290℃以上であつて360℃を
超えない温度とし、この温度範囲において成形圧
力を少なくとも70Kg/cm2として成形物の肉厚1mm
当り1〜5分を成形時間として保持する。所定時
間経過後、金型温度を250℃以下の温度に冷却し、
ついで開型して成形物を金型から取出すという工
程からなるものである。 本発明者らは、この圧縮成形法を用いて鉛を含
む樹脂製品を得るべく鋭意研究した結果、つぎの
事実を見出し本発明をなすに至つたものである。 すなわち、圧縮成形法による場合は、メタフエ
ニレンイソフタルアミド樹脂に対して鉛の添加が
概ね40重量%までは実質的に機械的強度の低下が
無いということが分かつた。そして、60重量%の
添加においても、無添加の場合の7割強の機械的
強度を保有していることが認められた。 この事実は、きわめて特異な現象と言わざるを
得ない。何故なら、焼結法による場合は、鉛の添
加とともに機械的強度はほぼ直線的に低下し、50
重量%の鉛の添加においては無添加の場合の3割
弱な強度しか保有していなかつたからである。 圧縮成形法において、メタフエニレンイソフタ
ルアミド樹脂に鉛粉末を相当量添加しても強度低
下が実質的に無いかきわめて少ないという事実
は、一つにはその融点が関係しており、他の理由
としては樹脂との親和性がよいことに関係してい
るものと考えられる。 鉛の融点は約327℃であり、本発明者らが特願
昭59−59779号において確認したメタフエニレン
イソフタルアミド樹脂の圧縮成形温度、すなわち
290〜360℃の温度範囲に納まつている。 本発明者らの実験によれば、融点が概ねこの成
形温度範囲すなわち327±33℃に納まる鉛を主体
とした合金粉末、たとえば鉛−錫合金、鉛−アン
チモン合金、鉛−ビスマス合金等の粉末は、鉛粉
末単体を添加した場合と同様に良好な成形物が得
られることが分かつた。 鉛または鉛合金粉末は、樹脂粉末と均一に混合
させる必要から、粒度の大きなものはよくない。
通常150メツシユを通過するアトマイズ粉末が好
ましい。 この程度の粒度であると、樹脂との比重差が大
きいにもかかわらず、ブレンド性がよくまた混合
したのちの末材料の取扱いに際して鉛が偏析する
こともほとんどない。 鉛また鉛合金粉末の添加量は、得られた成形物
の使用目的によつて異なるが、たとえば摺動材料
として用いる場合は、少くとも10重量%の添加が
必要であり、その上限は強度上の観点から80重量
%程度とすることが好ましい。 また、たとえばX線などの電磁シールド材とし
ては、鉛の添加量は多い程好ましいが、同様に機
械的強度の観点からその上限を80重量%とした。 成形圧力は少くとも70Kg/cm2は必要で、通常、
150〜400Kg/cm2として良好な結果を得ている。 鉛とメタフエニレンイソフタルアミド樹脂との
親和性の良いことについてはすでに触れたが、圧
縮成形時の鉛が溶け出したりあるいは偏析したり
するなどの現象は全く認められなかつた。そして
無添加の場合に比較してむしろ成形性にも勝れて
いることがわかつた。 すなわち、成形時に溶融流動を伴なう他の熱可
塑性合成樹脂とは比較すべくもないが、メタフエ
ニレンイソフタルアミド樹脂に鉛を添加すること
によつて、この混合粉末は、所定温度の加熱およ
び加圧下にある金型内において無添加のものに比
較して流動性が相当に向上している。 たとえば、圧力分布に若干の不均衡があつて
も、比較的よく順応して金型内において圧力分布
が均衡し易く、圧力の過不足による成形不良の発
生といつた不都合を生ずることはきわめて少い。 このことは、本発明の混合粉末を金型に充填す
るに際して、無添加の場合のように250℃を超え
ない温度に保持した金型に充填するという工程を
経る必要はない。したがつて成形サイクルを速め
ることができる。 一般に、芳香族ポリアミドは硬質であつて、他
のエンジニアリングプラスチツクに比較して切削
加工が稍々むつかしいと言われているが、鉛を添
加したものはこの切削加工性も著しく改善される
ことが分つた。たとえば、無添加圧縮成形物に比
べて、切削時の送りを速めることができ、また切
込み深さを大きくすることもできる。 このように、融点が327±33℃を有する鉛また
は鉛を主体とした合金粉末を添加したメタフエニ
レンイソフタルアミド樹脂圧縮成形物は、摺動特
性やシールド効果を高めるという使用目的に係わ
る効果のほか、成形性や切削加工性をも向上させ
ることが分かつた。 因に、上述した融点範囲以外の融点をもつた金
属粉末たとえば、銅、アルミニウム、錫などの粉
末の添加は、成形性や切削加工性を向上させる効
果は認められず、成形物の機械的強度も、これら
金属粉末の添加量が増大するにしたがつてほぼ直
線的に低下してしまうことが分かつた。 (実施例) 以下、実施例について説明する。 嵩密度が0.2〜0.4g/cm3のメタフエニレンイソ
フタルアミド樹脂(帝人社製、コーネツクス)粉
末に、150メツシユを通過するアトマイズ鉛粉末
を10〜80重量%混じ、樹脂中の含水分が1重量%
以下となるように乾燥した。 この混合粉末を金型を用いて320℃の成形温度
そして400Kg/cm2の加圧下で15分間保持した。つ
いで金型を冷却して200℃とし、金型から成形物
を取り出し、縦50mm、横100mm、厚さ4.8mmの板状
成形物を得た。 このようにして得られた成形物の主な物性値を
第1表に示した。 表において、比較例(1)は実施例とほぼ同条件に
よる圧縮成形物であり、比較例(2)は以下の条件に
よる焼結品である。 焼結条件: 圧粉体−金型温度120℃、圧力2500Kg/cm2 焼結−窒素ガス気流中で、250℃で10時間、250〜
300℃で30分、300℃で2時間 表からも理解されるように、比較例(2)の焼結品
は、同一組成の実施例の成形物に比較して、強度
(曲げ強さ)の低下が著しい。また、焼結時に割
れやふくれが発生し易いなど不良率もきわめて高
いものであつた。 衝撃強さについては、鉛の添加量とともにむし
ろ強度向上の傾向が認められた。 つぎに第1表における試料No.4、No.5、No.7そ
してNo.8について、X線シールド試験を行つた結
果について第2表に示す。 試験条件: 装置−ソフトX線装置(東芝社製) 電圧−10〜100kV 電流−5mmA 測定法−板厚2mmに切削仕上げした試料
【表】
【表】
【表】
【表】
をX線発生源から300mm離して置き、その下に
写真フイルムを置いてX線の透過性の測定を行
つた。 第1図は、鉛粉末を添加したメタフエニレンイ
ソフタルアミド樹脂圧縮成形物について、鉛添加
量と曲げ強さの関係を示した表の数値をもとにプ
ロツト(実線)したもの、同様に破線は焼結品に
ついてのものである。 第2図は、本発明の圧縮成形物について鉛添加
量と衝撃強さ(アイゾツト、ノツチ付)との関係
を示す。衝撃強さは、鉛添加量とともに僅かでは
あるが上昇傾向を示すことが注目される。 融点が327±33℃を有する鉛または鉛を主体と
した合金粉末の添加においては、一様に上述した
傾向を示すが、それ以外のたとえば銅粉末の如き
金属粉末の添加の場合は、衝撃強さは添加量とと
もにほぼ直線的に減少する。 第3図は、表に示した試料番号No.4、No.5およ
びNo.7の板状試験片を用い、荷重30Kg/cm2、摩擦
速度2.7m/min、グリス潤滑(始動時に塗布)、
機械構造用炭素鋼(S45C)を相手材として試験
した結果を示すグラフである。 鉛の添加量が多い程、摩擦係数は低下する。た
だし、図示してないが試料番号No.7の試験片は、
他のNo.4、No.5に比較して摩擦が若干大きかつ
た。これは、成形物としての機械的強度(衝撃強
さは別として)の相対的低下が摩耗に影響してい
るものと考えられる。 したがつて、摺動材料としては、摩擦係数、摩
耗量および使用条件などの観点から鉛の添加量を
決定する必要がある。 (発明の効果) 以上説明したように、融点が327±33℃を有す
る鉛または鉛を主体とした合金粉末を添加したメ
タフエニレンイソフタルアミド樹脂圧縮成形物
は、摺動特性やシールド効果を有するという特徴
に加えて、成形性や切削加工性が著しく向上して
いる。また、焼結法による当該樹脂製品に比較し
て、鉛粉末添加にもとづく機械的強度低下が少な
く、衝撃強さに至つてはむしろこれを向上させる
という効果を有している。
写真フイルムを置いてX線の透過性の測定を行
つた。 第1図は、鉛粉末を添加したメタフエニレンイ
ソフタルアミド樹脂圧縮成形物について、鉛添加
量と曲げ強さの関係を示した表の数値をもとにプ
ロツト(実線)したもの、同様に破線は焼結品に
ついてのものである。 第2図は、本発明の圧縮成形物について鉛添加
量と衝撃強さ(アイゾツト、ノツチ付)との関係
を示す。衝撃強さは、鉛添加量とともに僅かでは
あるが上昇傾向を示すことが注目される。 融点が327±33℃を有する鉛または鉛を主体と
した合金粉末の添加においては、一様に上述した
傾向を示すが、それ以外のたとえば銅粉末の如き
金属粉末の添加の場合は、衝撃強さは添加量とと
もにほぼ直線的に減少する。 第3図は、表に示した試料番号No.4、No.5およ
びNo.7の板状試験片を用い、荷重30Kg/cm2、摩擦
速度2.7m/min、グリス潤滑(始動時に塗布)、
機械構造用炭素鋼(S45C)を相手材として試験
した結果を示すグラフである。 鉛の添加量が多い程、摩擦係数は低下する。た
だし、図示してないが試料番号No.7の試験片は、
他のNo.4、No.5に比較して摩擦が若干大きかつ
た。これは、成形物としての機械的強度(衝撃強
さは別として)の相対的低下が摩耗に影響してい
るものと考えられる。 したがつて、摺動材料としては、摩擦係数、摩
耗量および使用条件などの観点から鉛の添加量を
決定する必要がある。 (発明の効果) 以上説明したように、融点が327±33℃を有す
る鉛または鉛を主体とした合金粉末を添加したメ
タフエニレンイソフタルアミド樹脂圧縮成形物
は、摺動特性やシールド効果を有するという特徴
に加えて、成形性や切削加工性が著しく向上して
いる。また、焼結法による当該樹脂製品に比較し
て、鉛粉末添加にもとづく機械的強度低下が少な
く、衝撃強さに至つてはむしろこれを向上させる
という効果を有している。
第1図は、本発明のメタフエニレンイソフタル
アミド樹脂に鉛粉末を添加した圧縮成形物につい
て、その添加量と曲げ強さとの関係を示したグラ
フ(実線)で、破線は比較のために示した焼結品
についてのグラフ、第2図は、同様に本発明の圧
縮成形物について、鉛粉末の添加量と衝撃強さと
の関係を示したグラフ、第3図は、本発明の圧縮
成形物について、摩擦時間と摩擦係数との関係を
示したグラフである。
アミド樹脂に鉛粉末を添加した圧縮成形物につい
て、その添加量と曲げ強さとの関係を示したグラ
フ(実線)で、破線は比較のために示した焼結品
についてのグラフ、第2図は、同様に本発明の圧
縮成形物について、鉛粉末の添加量と衝撃強さと
の関係を示したグラフ、第3図は、本発明の圧縮
成形物について、摩擦時間と摩擦係数との関係を
示したグラフである。
Claims (1)
- 1 芳香族ポリアミド樹脂粉末に融点が327±33
℃の温度範囲にある鉛または鉛を主体とした合金
粉末を10〜80重量%混合し、これを金型を用い
て、290℃以上であつて360℃を超えない温度で圧
縮成形して得られる芳香族ポリアミド樹脂圧縮成
形物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22851885A JPS6287313A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 芳香族ポリアミド樹脂圧縮成形物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22851885A JPS6287313A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 芳香族ポリアミド樹脂圧縮成形物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6287313A JPS6287313A (ja) | 1987-04-21 |
| JPH0530365B2 true JPH0530365B2 (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=16877679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22851885A Granted JPS6287313A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | 芳香族ポリアミド樹脂圧縮成形物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6287313A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06327928A (ja) * | 1993-05-21 | 1994-11-29 | Haruji Hashimoto | 排気排煙設備 |
| JP2003297620A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-17 | Citizen Electronics Co Ltd | 耐熱性プラスチックマグネット材料 |
-
1985
- 1985-10-14 JP JP22851885A patent/JPS6287313A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6287313A (ja) | 1987-04-21 |
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Legal Events
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