JPH05307281A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05307281A
JPH05307281A JP4138022A JP13802292A JPH05307281A JP H05307281 A JPH05307281 A JP H05307281A JP 4138022 A JP4138022 A JP 4138022A JP 13802292 A JP13802292 A JP 13802292A JP H05307281 A JPH05307281 A JP H05307281A
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image forming
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forming apparatus
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Masami Kurihara
正美 栗原
Genichi Yasui
元一 安井
Hiromi Ogiyama
宏美 荻山
Shozo Ishibashi
省三 石橋
Mikio Miura
幹夫 三浦
Susumu Shiina
将 椎名
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無駄なスペースの発生をなくし,省スペース
化を図れること,ユーザーの所望する機能に対応した適
切な大きさの装置,或いは,適切なレイアウトの装置を
容易に提供できること,装置を利用するために必要な設
置スペースを小さくすることができること,及び,ユー
ザーの要求に応じて容易に機能の拡張が可能であること
を目的とする。 【構成】 画像形成工程に関わる各手段を工程毎に分割
してユニット化した複数の工程別ユニット101〜10
6と,複数の工程別ユニットを収納するユニット収納部
を有した画像形成装置本体10とを備え,複数の工程別
ユニットの中から幾つかの工程別ユニットを選択し,画
像形成装置本体のユニット収納部に連結収納して所望の
画像形成モードが実行可能な装置を提供する構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複写機,プリンター,
ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し,より詳細に
は,省スペース化を図ったキャビネットタイプの画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に広く普及している複写機,プリン
ター等の画像形成装置は,給紙,作像,両面,排紙等の
各工程を形成するそれぞれのユニットを画像形成装置本
体の所定の位置に配置し,固定する構成である。また,
各ユニット間におけるレイアウト上の互換性がなく,従
って,各ユニットのレイアウト上の自由度も無いに等し
い。例えば,作像ユニットは画像形成装置本体に対して
固定して取り付けられており,これを他の位置に移動さ
せることはできない。
【0003】また,作像ユニットに用紙を給送する給紙
ユニットも同様に画像形成装置本体に対するレイアウト
や装着できる段数が予め設定されている。従って,必要
な給紙ユニット数が上記設定可能な給紙ユニット数より
すくない場合には,装着されない部分が空きスペースと
なって存在している。
【0004】また,従来の画像形成装置は,両面コピー
や,2色合成等のモードを使用する場合,画像形成装置
本体の所定位置に両面用反転トレイ或いは2色合成モー
ド用のサブ現像ユニット等を装着して使用する構成であ
る。このため,予め装置内部に装着用のスペースを設け
る必要がある。尚,予め装置内部に装着用のスペースを
確保していない場合には,上記モードを使用して画像形
成を行うことはできない。
【0005】また,ソーター等のオプションは,画像形
成装置本体内部にその取り付けスペースが確保されてお
らず,オプションを増設する場合,画像形成装置本体に
外付けする構成が一般的である。換言すれば,オプショ
ンを取り付ける場合には,そのためのスペースが新たに
必要となる。
【0006】また,一般に,複写機等の画像形成装置
は,給紙カセットや,排紙トレイが画像形成装置本体か
ら左右に突出する構成となっているものが多く,画像形
成装置の占有面積が大きくなり,省スペース化の妨げと
なるという不具合がある。このため,近年これを解決す
るものとして,給紙ユニット,或いは,給紙及び排紙ユ
ニットの両方を画像形成部の下部に配置し,左右の突出
部を無くした構成を有する複写機が開発されている。
【0007】また,画像形成装置の一つの形態として,
事務用デスクの引出部に複写機を内蔵したものが開発さ
れている。具体的には,例えば,特開昭60−4937
号公報に示されるように,事務用デスクの引出部に画像
形成装置の工程を内蔵し,上段に光学系ユニット,中段
に作像ユニット,下段に給紙ユニットを配置し,それぞ
れ前面に引き出し可能な構成とした複写装置や,実開昭
55−6986号公報に示されるように,事務用デスク
の引出部に複写機を内蔵し,作像部及び原稿露光部,或
いは,原稿露光部のみを前面に引き出し可能とし,用紙
補給や,手差しシートの挿入,排紙された用紙の取り出
し,ADFを使用したシート原稿の給紙等の動作を全て
装置本体前面より行うことが可能な複写機内蔵デスクが
ある。
【0008】同様に画像形成装置の一つの形態として,
実開平1−177757号公報に示されるように,キャ
ビネット型の筐体内に複写機本体を収納し,最下段の引
出しを引出式の給紙トレイとして使用し,中段,上段の
引出しをそれぞれ前面に倒して排紙トレイ,ADFの原
稿トレイ(サポート台)として使用する如く構成し,用
紙補給,排紙された用紙の取り出し,ADFを使用した
シート原稿の給送等の動作を装置本体前面より行うこと
が可能な複写機が開発されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
画像形成装置によれば,以下の(1)〜(7)の問題点
があった。
【0010】(1)各工程を形成するそれぞれのユニッ
トを画像形成装置本体の所定の位置に配置して固定する
構成であり,且つ,各ユニット間におけるレイアウト上
の互換性がないため,或るユニットを他の位置に移動さ
せて使用することができず,画像形成装置内部に空きス
ペースがある場合でも,これを有効に利用することがで
きないという問題点があった。例えば,多段数ある給紙
ユニットの内使用しない給紙ユニットがある場合でも,
そのスペースに他のユニットを取り付けて利用すること
ができないため,限られた画像形成装置内部のスペース
において無駄なスペースが発生する。
【0011】(2)両面コピー,2色合成等のモードに
対応できるようにするためには,予め画像形成装置内部
に,追加する装置のスペースを確保しておく必要がある
ため,これらのモードを使用しない場合には無駄なスペ
ースとなるという問題点や,装置の省スペース化の妨げ
になるという問題点があった。
【0012】(3)ソーター等のオプションは画像形成
装置本体に外付けする構成であるので予め装置内部にス
ペースを確保する必要がないものの,オプションの増設
によって,画像形成装置の占有面積が大きくなるため,
省スペース化の妨げになるという問題点があった。
【0013】(4)オプションの追加等によってユーザ
ーが所望とする機能を有した装置を提供することが可能
であるものの,上記(1)〜(3)の問題点によって,
画像形成装置全体として無駄なスペースが発生する恐れ
があり,必ずしも機能に対応した適切な大きさの装置,
或いは,適切なレイアウトの装置を提供することができ
ないという問題点があった。
【0014】(5)給紙ユニット,或いは,給紙及び排
紙ユニットの両方を画像形成部の下部に配置し,左右の
突出部を無くした構成の画像形成装置によれば,ジャム
処理時には装置本体左右の用紙搬送路を開放する必要が
あるため,作業用のスペースを確保する必要があり,結
果として,装置を利用するために必要な設置スペースを
小さくすることはできないという問題点があった。ま
た,トナー,用紙等のサプライ補給の作業が行われる方
向と,ジャム処理等の作業が行われる方向が異なるた
め,作業性の低下を招いているという問題点もあった。
【0015】(6)特開昭60−4937号公報,及
び,実開昭55−6986号公報の装置によれば,デス
クの引出部に複写機を内蔵することにより,デスクワー
ク中心の事務の能率向上を図ることができるものの,各
ユニットが本体に対して固定された位置に配置されてお
り,他の位置に移動して使用することができないため,
例えば,両面モード,2色合成モード等に対応する装置
を取り付けるためのスペースがなく,拡張性に欠けると
いう問題点があった。
【0016】(7)実開平1−177757号公報によ
れば,転写紙,原稿等の取扱いを装置前面より行うこと
ができるものの,転写紙が装置本体の奥側を搬送される
ため,ジャム処理等の作業性が低下するという問題点が
あった。
【0017】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,無駄なスペースの発生をなくし,省スペース化を図
れることを第1の目的とする。
【0018】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,ユーザーの所望する機能に対応した適切な大
きさの装置,或いは,適切なレイアウトの装置を提供で
きることを第2の目的とする。
【0019】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,装置を利用するために必要な設置スペースを
小さくできることを第3の目的とする。
【0020】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,ユーザーの要求に応じて機能の拡張が可能で
あることを第4の目的とする。
【0021】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,ジャム処理等の作業性を向上させることを第
5の目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の第1,第
2,第3,及び,第4の目的を達成するために,画像形
成工程に関わる各手段を工程毎に分割してユニット化し
た複数の工程別ユニットと,複数の工程別ユニットを収
納するユニット収納部を有した画像形成装置本体とを備
え,複数の工程別ユニットの中から幾つかの工程別ユニ
ットを選択し,画像形成装置本体のユニット収納部に連
結収納して所望の画像形成モードが実行可能な装置を構
成する画像形成装置を提供するものである。
【0023】尚,前述した構成において,複数の工程別
ユニットは,画像形成装置本体のユニット収納部に所定
順序で連結収納されることが望ましい。
【0024】また,複数の工程別ユニットは,連結収納
方向の長さが,ユニット収納部における工程別ユニット
の連結収納方向の全長を任意の整数nで分割した長さを
ユニット基本単位として,ユニット基本単位の整数倍と
して構成されることが望ましい。
【0025】また,複数の工程別ユニットは,少なくと
も用紙を給紙する給紙ユニットと,用紙上に画像を形成
する作像ユニットと,画像が形成された用紙を排紙する
ための排紙ユニットとを含み,且つ,ユニット収納部内
に下から給紙ユニット,作像ユニット,排紙ユニットの
順に鉛直方向に連結収納されることが望ましい。
【0026】また,複数の工程別ユニットは,少なくと
も用紙を給紙する給紙ユニットと,用紙上に画像を形成
する作像ユニットと,画像が形成された用紙を排紙する
ための排紙ユニットと,原稿画像の読み取りを行う画像
読取ユニットとを含み,且つ,ユニット収納部内に下か
ら給紙ユニット,作像ユニット,排紙ユニット,画像読
取ユニットの順に鉛直方向に連結収納されることが望ま
しい。
【0027】また,画像形成装置本体は,各工程別ユニ
ットと制御信号の送受信を行うためにユニット収納部の
所定位置に所定間隔で配置された複数の本体側接続手段
を備え,且つ,工程別ユニットは,画像形成装置本体と
制御信号の送受信を行うためのユニット側接続手段を備
えていることが望ましい。
【0028】また,画像形成装置本体は,各工程別ユニ
ットに電源を供給する共通電源装置と,ユニット収納部
の所定位置に所定間隔で配置された複数の本体側電源接
続手段を備え,且つ,工程別ユニットは,画像形成装置
本体との電源接続を行うためのユニット側電源接続手段
を備え,更に工程別ユニットの内,用紙上に画像を形成
する作像ユニットに高圧電源用の変圧手段を備えること
が望ましい。
【0029】また,工程別ユニットは,ユニット本体筐
体と,画像形成装置本体のユニット収納部に固定して取
り付けられ,且つ,ユニット本体筐体を引き出し可能に
保持する外側筐体とを有することが望ましい。
【0030】また,本発明は上記の第5の目的を達成す
るために,前述した構成において,複数の工程別ユニッ
トが,ユニット収納部に連結収納された状態で画像形成
装置本体の前面側に位置する側に,用紙を搬送するため
の垂直搬送路を有して画像形成装置を提供するものであ
る。
【0031】
【作用】本発明の画像形成装置は,画像形成工程に関わ
る各手段を工程毎に分割してユニット化した複数の工程
別ユニットの中から,所望の画像形成モードを実行する
のに必要な幾つかの工程別ユニットを選択し,画像形成
装置本体のユニット収納部に連結収納して画像形成装置
を構成する。換言すれば,不要な工程別ユニットのスペ
ースを確保することなく,画像形成装置を構成する。
【0032】
【実施例】以下,本発明の画像形成装置を複写機に適用
した場合を一例として,〔装置本体の概略構成〕,〔駆
動系の概略構成〕,〔制御系の構成〕,〔作像ユニット
の構成〕,〔ソーター・排紙ユニットの構成〕,〔スキ
ャナーユニットの構成〕,〔操作パネル部の構成〕,
〔反転ユニットの構成〕,〔実施例の効果〕の順に図面
を参照して詳細に説明する。
【0033】〔装置本体の概略構成〕図1は,本実施例
のキャビネット複写機10の概略構成を示す。本実施例
のキャビネット複写機10は,画像形成工程に関わる各
手段を工程毎に分割してユニット化した複数のユニット
を複写機本体のユニット収納部に収納する構成である。
ユニットとしては,図示の如く,原稿画像の読み取りを
行うスキャナーユニット101と,転写紙のソート及び
排紙を行うソーター・排紙ユニット102と,転写紙に
画像形成を行う作像ユニット103と,転写紙の反転を
行う反転ユニット104と,転写紙の給紙を行う給紙ユ
ニット105,106とを備えている。また,キャビネ
ット複写機10の本体奥側には,メイン制御ボックス1
07が配設されている。
【0034】各ユニットの高さは,反転ユニット104
が50mm,作像ユニット103及び給紙ユニット10
5,106が100mm,スキャナーユニット101及
びソーター・排紙ユニット102が150mmになるよ
うに構成されてる。また,これらのユニットを収納する
キャビネット複写機10の筐体は,装置上面から底板ま
での寸法を各ユニットの高さの公倍数である650mm
になるように構成されている。尚,図示を省略するが,
ソーター・排紙ユニット102に代えて排紙ユニットの
みを50mmの高さで構成することもできる。
【0035】また,キャビネット複写機10は,キャス
ターを取り付けた状態で全高が700mm前後と,一般
的なオフィス用デスクの高さと等しい高さに設定可能で
あり,デスクサイドへのレイアウトが可能な構成として
いる。
【0036】また,各ユニットの幅は一定寸法以下であ
り,キャビネット複写機10の前面から挿入してセット
する。スキャナーユニット101を除いた他のユニット
は,奥行きも一定寸法以下とし,キャビネット複写機1
0の後部にメイン制御ボックス107を収納するのに充
分な空間を確保してある。
【0037】図2は,キャビネット複写機10の本体構
造体20の構成を示す。本体構造体20は,左側板20
1,後側板202,右側板203,中側板204の4枚
の側板を有した箱型のフレーム構造から成り,左・右側
板201,203には,50mm間隔で12〜13のユ
ニットガイド201a,203aが設けられている。こ
こで,中側板204とユニットガイド201a,203
aによって形成される空間がユニット収納部となる。
【0038】また,中側板204には,メイン制御ボッ
クス107と各ユニットとの電気的な接続,及び,各ユ
ニットに電源を供給するための共通コネクターを設置す
るためのコネクター設置穴204aが所定位置に所定間
隔で複数設けられている。尚,中側板204の上部にあ
る切り欠き部は,ここに配設するスキャナーユニット1
01の奥行き寸法が他のユニットより大きいためであ
る。
【0039】次に,図2及び図3を参照して,各ユニッ
トの外枠であるユニット筐体30の構成と,ユニット筐
体30の本体構造体20への取り付け方法について説明
する。尚,ユニット筐体30は,前述したようにユニッ
トによってその高さが異なるがここでは共通化して説明
する。
【0040】図3に示すように,ユニット筐体30は,
ユニットの動作に必要な構成部品を内側に収納した矩形
のユニットトレイ302と,前述したユニットガイド2
01a,203aに固定して取り付けられ,且つ,ユニ
ットトレイ302を引き出し可能に保持する外側筐体3
01とから成る。
【0041】外側筐体301には,図2に示すように,
用紙の搬送路を確保するための搬送路穴301aが設け
られている。本体構造体20への取り付けは,所望の位
置のユニットガイド201a,203aに沿って挿入
し,ネジ穴301b,205にネジを貫通させて機械的
に固定する。また,ユニットトレイ302は外側筐体3
01のレール部材301cにレール嵌合部材302bを
嵌め込みことにより,引き出し可能に取り付けられる。
尚,302aは,ユニットトレイ302を引き出す際の
トレイ取手部を示す。また,ユニットトレイ302側に
も搬送路穴(図示せず)が設けられている。
【0042】前述したコネクター設置穴204aに対す
る共通コネクターの設置は,常時全てのコネクター設置
穴204aに設置しても良く,或いは,適宜必要なコネ
クター設置穴204aに設置しても良い。一方,この共
通コネクターと対峙するユニットトレイ302の後部に
は,ユニット側共通コネクターが配置されており,ユニ
ットトレイ302を本体構造体20へ収納するスライド
動作によって共通コネクターと接続される。
【0043】〔駆動系の概略構成〕本実施例では,各ユ
ニット毎にそれぞれ独立した駆動源を内蔵している。ま
た,駆動源の制御もそれぞれ各ユニット毎に制御してい
る。従って,用紙の搬送を安定に行うために下流側のユ
ニットの線速を若干速くすることが望ましい。但し,給
紙ユニット105,106については,複数の給紙ユニ
ットから同時に給紙が行われることがないので,1つの
給紙ユニット105に駆動源を内蔵し,他の給紙ユニッ
ト106には駆動源を内蔵しない構成として,給紙ユニ
ット105から給紙ユニット106へ駆動を供給する。
この場合給紙段の切り換えは電磁クラッチによる駆動源
のON・OFFで行っても良く,或いは,用紙とピック
アップコロの圧力を解除することで行っても良い。
【0044】図4は,駆動付給紙ユニット105から駆
動なし給紙ユニット106への駆動の伝達方法を示す。
駆動付給紙ユニット105の駆動源ギア410aから中
側板204に取り付けられたアイドラ411を介して駆
動なし給紙ユニット106のギア410bへ駆動を伝達
する。図1では,給紙ユニット105,106の2段の
構成としたが,例えば,駆動付給紙ユニット105を1
段,駆動なし給紙ユニット106を2段で構成すること
も可能である。この場合には,同図(b)に示すように
給紙ユニット105の駆動源ギア410aから2個のア
イドラ411と一方のギア410bを介して他方のギア
410bへ駆動を伝達する。
【0045】また,本体アイドラ411は,給紙ユニッ
ト105のみの場合には必要がなく,給紙ユニット10
6が1段,2段と増えるにつれて,1個,2個と給紙ユ
ニット間の駆動伝達手段として用いられるため,同図
(c)に示すように中側板204に着脱可能となってお
り,給紙ユニットが多段の時に必要に応じて取り付けら
れるようになっている。尚,本実施例では,給紙ユニッ
ト105,106の高さが100mmであるため,本体
アイドラ411の取り付け位置も100mm間隔であ
る。
【0046】また,給紙ユニット105,106側のギ
ア410と本体アイドラ411のギアの噛み合いは,給
紙ユニット105,106が装置本体の手前側に引き出
せるように給紙ユニット側のギアが手前側で噛み合うよ
うになっている。
【0047】本実施例では,各ユニット毎にそれぞれ独
立した駆動源を内蔵する構成としたが,装置本体側に共
通駆動源を配置し,該共通駆動源から各ユニットに駆動
を伝達する構成でも良い。
【0048】具体的には,図5に示すように,装置本体
奥側に共通駆動源であるモーター401を配置し,タイ
ミングベルト405を介して装置の高さ方向50mm
(ユニット構成最小単位高さ)間隔に配置されたギアプ
ーリ402を駆動する。各ユニットへの駆動の伝達は,
ユニット側に設けられたギア406がギアプーリ402
と噛み合うことで行われる。各ユニットの高さは50m
mの倍数になっているため,この50mm間隔に配置さ
れたギアプーリ402の列より全てのユニットの駆動を
とることができる。
【0049】各ユニットの高さは,例えば,100mm
であったり,150mmであったりするため,必ずしも
全てのギアプーリ402が各ユニットへの駆動伝達に用
いられるとは限らず,ユニット側のギア406が噛み合
わない時には単に中継プーリとして機能する。尚,図に
おいて,403は中継コロ,404は中継プーリ,40
7はタイミングベルト405をP方向に加圧して張力を
一定に保つタイトナである。
【0050】〔制御系の構成〕本実施例のキャビネット
複写機10は,メイン制御ボックス107内に配設され
たメイン制御部107a(マスターユニット)とスキャ
ナーユニット101,スキャナーユニット101等の各
ユニット(以下,マスターユニットに対してスレーブユ
ニットと記載する)との組合せで,種々の機能(コピ
ー,FAX,プリンター,etc.)を実現することが
できる。
【0051】以下,キャビネット複写機10の制御系に
ついて, 全体制御系ブロック図 メイン制御部の構成及び制御動作 ID応答及び装着位置検出方法 レイアウトエラー表示制御 ユニット引き出し制御 の順に説明する。
【0052】全体制御系ブロック図 図6は,全体制御ブロック図を示す。前述したようにス
レーブユニットは,本体構造体20のユニット収納部の
どの段にも装着可能であるため,コネクターを介する信
号線は極力すくなくする方が好ましい。従って,本体側
のメイン制御ボックス107内にメイン制御部107a
を持ち,それぞれのスレーブユニットは個々のユニット
の制御を行うサブ制御部を持つことになる。
【0053】サブ制御部としては,図示の如く,ADF
制御部108a,スキャナー制御部108b,ソーター
制御部108c,反転ユニット制御部108d,作像制
御部108e,給紙制御部108fがある。
【0054】メイン制御ボックス107に実装されたコ
ネクター部とスレーブユニットに実装されたコネクター
部との嵌合により,メイン制御部107aと各サブ制御
部との通信を行うための通信用信号や,紙搬送同期信号
等に使用する共通信号バス109と,スレーブユニット
間でリアルタイムに動作するために必要なビデオ信号,
ビデオ同期信号に使用する専用信号バス110と,メイ
ン電源ユニット107cからスレーブユニットへ電源を
供給するための配線とが同時に行われる。尚,詳細な説
明は省略するが,メイン制御部107aと各サブ制御部
の制御信号は光ファイバーによるシリアル通信で行うこ
とで電気的な接続を容易する。
【0055】また,メイン制御ボックス107内には,
操作パネル制御部107bが配置されており,更に,プ
リンタコントローラ制御部107dや,FAXコントロ
ーラ制御部107e等のオプションコントローラを増設
することが可能である。
【0056】メイン制御部107aは,シーケンス制
御,通信制御,コピーモード時の各種モード制御,サー
ビスマンモード制御を実行する。
【0057】シーケンス制御は,各画像形成モードに応
じたシーケンスとなるように各サブ制御部にコマンドを
与える制御である。この時,コマンドを受け取ったサブ
制御部は,予め定められたタイミングで,ビデオ同期信
号,紙搬送同期信号に基づき動作する。通信制御は,サ
ブ制御部との間でコマンド及びステータスのやり取りを
行うための制御である。また,各動作モードにおいて,
各制御部間の調停を行う。コピーモード時の各種モード
制御は,各コピーモードに応じた動作となるように制御
を行うものである。この時,スレーブユニットに必要な
動作が実行されるように,各サブ制御部へ必要なコマン
ド送信を行う。サービスマンモード制御では,検査,修
理等に必要な動作となるように制御を行う。尚,図7,
図8,及び,図9にメイン制御部107aの機能一覧表
を示す。
【0058】メイン制御部の構成及び制御動作 図10は,メイン制御部107aのブロック図を示す。
メイン制御部107aは,全体の制御を行うCPU,各
種プログラムが記憶されたROM,RAM(プログラム
メモリ),モードの設定を記憶するNVRAM(メモリ
スイッチ),画像情報を記憶するRAM(画像メモ
リ),タイマー,割り込みコントローラ,通信コントロ
ーラ,ビデオ信号コントローラ,紙搬送コントローラ等
を備えている。
【0059】以上の構成において,図11のメイン制御
概略フローチャートを参照して,メイン制御部107a
の制御動作について説明する。キャビネット複写機10
の電源が投入されると,メイン制御部107a内に搭載
されたCPUは,CPU内部レジスタ及びIO制御レジ
スタを初期化する(S101,S102)。
【0060】次に,メモリチェックとしてメモリのリー
ドライトテストを行う(S103)。この時,エラーが
あればS108へ進み,異常発生の制御として自己診断
エラー発生時制御ルーチンを実行する。
【0061】次に,IO(タイマー等)の動作テストを
行う(S104)。この時,エラーがあればS108へ
進む。
【0062】次に,スイッチ(メモリスイッチ,メカス
イッチ等)により設定されているモードをチェックし,
モードに対応するようにメモリ及びIOレジスタを設定
する(S105,S106)。
【0063】続いて,上記モードに必要なスレーブユニ
ットの装着状態をチェックするため,各サブ制御部に対
し,ID要求をおくり,サブ制御部からのID応答によ
り,必要なユニットの有無や,装着位置をチェックする
(S107)。この時,エラーがあればS108へ進
む。尚,ここで同様に上記モードに必要なコントローラ
の装着状態をチェックする。
【0064】ここまでの処理が正常に終了すると,メイ
ン制御部107aは設定されたモードに従って,コピー
モード制御ルーチン(S109),FAXモード制御ル
ーチン(S110),プリンターモード制御ルーチン
(S111),サービスマンモード制御ルーチン(S1
12)へ進み,モードに応じた動作を実行する。
【0065】次に,図12のコピーモード制御ルーチン
のフローチャートを参照して,具体的動作例を示す。こ
こでは,片面原稿を用紙の片面に対して1枚複写する場
合を例として説明する。必要なユニットは,スキャナー
ユニット101,ソーター・排紙ユニット102,作像
ユニット103,給紙ユニット105(1段)である。
【0066】メイン制御部107aは,コピーモードで
上記の複写モードが設定されている時(S201),各
サブ制御部に対し,ステータス要求コマンド(現在のス
レーブユニットの状態を受け取るための命令)を送信す
る(S202)。次に,サブ制御部からのステータスを
受信し(S203),モード比較を行って(S20
4),スレーブユニットの状態が上記動作モードと一致
しない場合には,変更可能なサブ制御部に対して,変更
要求を示すステータス要求コマンドを送信する(S20
5,S206)。
【0067】モード変更が不可能な場合には,操作パネ
ル制御部107bに対してエラー表示要求コマンドを送
信し,エラー解除を待つ(S205,S207,S20
8)。
【0068】上記のS202〜208の処理は,各サブ
制御部に対して実行される。以下,具体的に示す。先
ず,給紙制御部108fに対して,現在の紙サイズ,給
紙段数等の情報を要求する。但し,すでに給紙制御部1
08fから得ている情報で変更を必要としない場合は,
この限りでない。給紙制御部108fから得た情報が操
作パネル制御部107bから要求された紙サイズに合う
給紙トレイ(給紙ユニット)があれば,給紙トレイを選
択する。この時,要求された紙サイズがない(紙無しを
含む)場合は,操作パネル制御部107bに対してエラ
ー内容を含むエラー表示要求コマンドを送信し,エラー
解除を待つ。
【0069】次に,作像制御部108eに対しても,同
様に現在のトナー残量や,感光体等の状態を示す情報を
要求する。作像制御部108eから得た情報が要求され
た複写モード(片面原稿,片面複写)に対して問題がな
ければ,次のサブ制御部の処理へ進む。この時,問題が
あれば,操作パネル制御部107bに対してエラー内容
を含むエラー表示要求コマンドを送信し,エラー解除を
待つ。
【0070】同様にして,スキャナー制御部108b,
ソーター制御部108cとの通信を行い各サブ制御部を
所定の動作モードに設定する。
【0071】全てのサブ制御部に対してS202〜S2
08の処理が終了したら,処理を終了する(S20
9)。その後,メイン制御部107aは外部からの受信
データを割り込み待ちとして待機する。
【0072】メイン制御部107aは,待機状態におい
て,操作パネル制御部107bからモード変更データを
受信した場合には,再び各サブ制御部に対し,動作モー
ドコマンドを送信する。
【0073】一方,待機状態において,操作パネル制御
部107bからコピースタートキー入力を受信したら,
各サブ制御部がレディ状態であることを確認した後,図
13に示すスタートキー受信割り込みルーチンを実行
し,各サブ制御部へ動作開始コマンドを送信する(S3
01)。
【0074】一方,動作開始コマンドを受信した各サブ
制御部は,紙搬送同期信号に同期して紙搬送を行い,同
時にビデオ同期信号に同期して,画像の読み取り,書き
込みを行う。最初に,給紙制御部107fが給紙タイミ
ング同期して,給紙用のモードを駆動し,転写紙を作像
ユニット103のレジストローラまで搬送し,一旦停止
する。
【0075】スキャナー制御部108bは,ビデオ同期
信号に同期して,原稿の読み取りを開始する。スキャナ
ー制御部108bからの画像読み取りデータを受けた作
像制御部108eは,ビデオ同期信号に同期して感光体
への画像の書き込みを行う。給紙タイミング用同期信号
は,この書き込みに同期して紙搬送を再開する信号を給
紙制御部108fに与える。
【0076】作像制御部108eは,画像書き込みと並
行して,給紙制御部108fから受け取った転写紙をレ
ジストローラ及び転写ローラ用のモータの駆動により搬
送を引き継ぐ。
【0077】感光体に書き込まれた画像は,転写ローラ
部で転写紙に転写される。最後に,ソーター制御部10
8cが,紙搬送同期信号に同期して,搬送用のモータを
駆動し,ソーター内の所定のビンまで搬送する。
【0078】各サブ制御部は,予め定められた時間内に
紙搬送を終了すると,終了ステータスを,終了しない場
合にはエラーステータスをそれぞれ送信する。
【0079】メイン制御部107aは,S302〜S3
05において,各サブ制御部からのステータスを受信
し,正常終了か否か判定する。ここで,エラーステータ
スの場合には,操作パネル制御部107bに対してエラ
ー表示要求コマンドを送信する。この間のモード変更要
求等に関しては,メイン制御部107a内の処理のみ行
い,サブ制御部に対しての要求はバッファ内に保存して
おく。各サブ制御部からの動作終了ステータスを全て受
信したら,動作終了の表示を操作パネル制御部107b
に送信する。その後は,次の動作モードに応じた動作へ
と続く。
【0080】ID応答及び装着位置検出方法 次に,本実施例の制御の特徴であるID応答について詳
細に説明する。図14はIDNo.&ID情報一覧表を
示し,図15はメイン制御部〜給紙制御部間のコマンド
・ステータス一覧表を示す。本実施例では,必要なユニ
ットの有無や装着位置のチェック,及び,必要なオプシ
ョンコントローラの有無や自己診断結果のチェックを行
う手段の一つとして,ID応答を使用している。
【0081】ここで使用するIDは,スレーブユニット
のユニークなアドレスとそのユニットの装着位置等を情
報として扱うものである。1回に送受信可能なデータ幅
を8ビット(1word)として説明する。データは以
下のような構成をとる。
【0082】1.コマンド 1wordデータのみ: IDNo.(上位4ビット)+コマンド(下位4ビッ
ト) 2.ステータス 1wordのみの時: IDNo.(上位4ビット)+ステータス(下位4ビッ
ト) 1word+ID情報が続く時: IDNo.(上位4ビット)+ステータス(下位4ビッ
ト:0000) ↓ 続きマーク(上位1ビット)+ID情報(下位7ビッ
ト) ↓ 続きマークが1の時は次のデータが続く 1word+その他の情報が続く時: IDNo.(上位4ビット)+ステータス(下位4ビッ
ト:1110) ↓ 続きマークが1の時は次のデータが続く また,メイン制御部107aがID要求を出すには次の
データを送信する。 IDNo.(上位4ビット:0000)+コマンド(下位4
ビット:0000) これに対応するID応答として次のデータを受信した
時, IDNo.(上位4ビット:1000)+ステータス(下位
4ビット:0000) ↓ 続きマーク(上位1ビット:0)+ID情報(下位7ビ
ット:0000001 ) これらのデータは次のような意味を持つ。IDNo.
(1000)から送信したのはソーター制御部であることが
わかる。ステータス(0000)からこの情報はID応答で
あり,次のデータにID情報が続く。この時,共通の通
信ラインを使用している他のサブ制御部は,例外処理を
除き次のデータ送信をしてはいけない。続きマーク
(0)の場合はソーター制御部からのデータはこの1w
ordで終了である。ID情報(0000001 )からソータ
ー・排紙ユニット102の装着位置は上から2段目であ
る。
【0083】尚,給紙制御部(ユニット1〜3)は,給
紙ユニットが3個まで装着可能な時,給紙制御部が1個
の場合でもメイン制御部107aが選択した給紙ユニッ
トからのステータスで判別できるように別のアドレスと
した。
【0084】次に,スレーブユニットの装着位置検出方
法について説明する。ここでは,スレーブユニット装着
用コネクターの個数を16個(CN1〜CN16),オ
プションコントローラ接続用拡張スロットの個数を8個
(CN21〜CN28)として説明する。
【0085】図16のスレーブユニット装着用コネクタ
ーアドレス一覧表に示すように,各コネクター(CN1
〜CN16)には,ユニークな4ビットのアドレスが信
号として供給され,各スロット(CN21〜CN28)
には,ユニークな3ビットのアドレスが信号として供給
される。各サブ制御部及びオプションコントローラ制御
部はこの信号を読み取り,自身の装着位置を検出する。
図17(a)にマスターユニット側コネクター回路図,
図17(b)にスレーブユニット及びオプションコント
ローラ側コネクター回路図を示す。
【0086】レイアウトエラー表示制御 本実施例のキャビネット複写機10は,各ユニット間に
おけるレイアウト上の互換性を高めて,各ユニットのレ
イアウトを自由に行えるようにすることにより,無駄な
スペースの発生をなくし,省スペース化を図り,また,
ユーザーの所望する機能に対応した適切な大きさの装
置,或いは,適切なレイアウトの装置を提供することを
目的としている。但し,複写機として最低限必要な構成
であるスキャナーユニット101,作像ユニット10
3,給紙ユニット105,ソーター・排紙ユニット10
2の一つでも欠けると動作不可能であるため,これらの
ユニットの有無をチェックするようにしている。
【0087】スキャナーユニット101は,操作性及び
作業性の面から最上部に位置することが望ましいため,
上1段目に設置するものとする。上1段目に固定するこ
とにより,図1に示したようにスキャナーユニット10
1のみを大型にすることができ,スキャナーの読み取り
範囲を大きくすることができるというメリットもある。
【0088】また,他のユニットは,レイアウト上の互
換性があるので,基本的にはどの位置に配置することも
可能であるが,転写紙の搬送方向を考慮せずに配置可能
とした場合には,転写紙の搬送制御が複雑となり,CP
Uにかかる負荷が大きくなるため,及び,生産性が低下
するため,本実施例では,転写紙の搬送方向を考慮した
基本レイアウトに基づいて,基本レイアウト以外を画像
形成が不可能としてレイアウトエラー表示を行うように
している。
【0089】図18は,レイアウトエラー表示制御を説
明するための図である。基本レイアウト1は,コピーモ
ードで反転ユニットを装着する場合の基本レイアウトを
示す。また,基本レイアウト2は,コピーモードで給紙
ユニットを2段装着する場合の基本レイアウトを示す。
ここで,給紙ユニット1は駆動源内蔵タイプ(給紙ユニ
ット105),給紙ユニット2は駆動源無しタイプ(給
紙ユニット106)を示す。給紙ユニット2は,給紙ユ
ニット1の駆動を利用することにより,部品点数の削減
を図っている。但し,制約条件として駆動源内蔵タイプ
のユニットが上にある事とする。
【0090】レイアウトエラー1は,画像形成が不可能
な順序でユニットが装着されている場合の例である。こ
こでは,画像が転写される転写紙の搬送を下から上とし
ているにも関わらず,給紙ユニットが最上段に装着され
ている。
【0091】レイアウトエラー2は,制約条件に反して
駆動無しタイプのユニットが上に配置された場合の例で
ある。
【0092】レイアウトエラー3は,最低限必要なユニ
ットの何れかが装着されていない場合の例である。
【0093】上記のようなレイアウトエラーを前述のI
Dチェック等により,メイン制御部107aが検出する
と,操作パネル制御部107bにエラー表示コマンドを
送信し,図18に示すようなエラー表示画面を表示す
る。
【0094】ユニット引き出し制御 各ユニットは,一旦装着されるとメイン制御部107a
からの制御により,キャビネット複写機本体からの引き
出しを禁止するようにキーロックする。ロック機構はソ
レノイドのON・OFF等の従来の技術を用いることが
できる。通常は,ユニットの引出しレバー(図示せず)
でロックが解除され,引き出しが可能となるが,以下の
ような場合には,メイン制御部107aの制御によって
ロックを解除しないようにする。
【0095】例えば,図19に示すように,搬送中の用
紙がある場合,用紙がすでに通過しているユニットは解
除するが,まだ用紙が残っているユニットはロックを解
除しない制御を行う。
【0096】また,電源入り状態でユニットを引き出そ
うとした場合にも,ロックは解除されない。但し,電源
が供給されていないユニットや,駆動が引き出し動作に
より断たれても動作に影響しないユニットに対してはロ
ックを解除する。
【0097】〔作像ユニットの構成〕作像ユニット10
3は,給紙ユニット105,106或いは反転ユニット
104から送られてきた転写紙に画像形成を行うユニッ
トである。前述したように本実施例では,各ユニットの
制御をそれぞれのユニットで行うため,作像ユニット1
03内に作像制御部108eを有している。図20は作
像制御部108eの制御ブロック図を示す。
【0098】次に,図21を参照して作像ユニット10
3の構成について詳細に説明する。作像ユニット103
は,キャビネット複写機10から引き出し可能なユニッ
トとなっている。また,本実施例では,高速に普通紙に
印字可能なことから電子写真装置を採用する。
【0099】作像ユニット103内には,感光体103
aと,帯電装置103bと,レーザー光学装置103c
と,現像装置103dと,転写装置103eと,クリー
ニング装置103fと,これらを作動させる電源装置,
制御装置,駆動装置を内蔵した電装系103mとが配設
されている。尚,103gはトナー容器,103hはク
リーニング装置103fに溜まったトナーを現像装置1
03dへ運ぶホース,103iはトナー容器103gか
らトナーを現像装置103dへ補給するホース,103
jはレジストローラー対,103kは分岐爪,103l
は非転写搬送路を示す。
【0100】尚,場合によっては,これらの装置の一部
をユニット内ではなく本体内に配設しても良い。但し,
現像装置等に供給される高圧電源(変圧手段)は,作像
ユニット103だけに必要なものであり,他のユニット
との統一性を考慮すると,作像ユニット103内に配設
した方が良い。例えば,コネクターを例にとると,高圧
電源を本体側に配設すると,ユニットを本体に着脱する
必要があることから,高圧コネクターが必要になる。ま
た,本実施例のキャビネット複写機10の特徴より,本
体側のコネクターは全てのユニットで共通とするので,
作像ユニット103以外のユニットが装着された場合に
は不要な高圧コネクターが必ず生じ,経済的でない。
【0101】また,本実施例では,用紙の搬送経路がキ
ャビネット複写機10本体の前面側で,且つ,垂直搬送
路となるように,ユニットトレイ302の前カバー30
2c側に設けてある。これによりジャム処理等が容易に
行うことができる。また,図22に示すように,多色印
刷等では2段以上重ねることがあり,この場合には,ひ
とつの作像ユニット103Yの排紙位置が,別の作像ユ
ニット103Mの給紙位置となるため,排紙口と給紙口
を垂直な位置としてある。これにより,同一ユニットを
2段以上重ねても排紙と給紙の関係がうまくいく。この
排紙口と給紙口の関係は,他のユニットとの重ね合わせ
においても同様な関係になる(図1参照)。
【0102】感光体103aは,作像ユニット103の
高さを低くするためにベルト状感光体を,小径のローラ
ー(φ20)に対して全体の高さを低くし横に広くなる
ように巻き付けてある。感光体がドラム状だと高さを低
くすると横も狭くなり,感光体回りに配設する帯電装
置,現像装置,転写装置等の配置スペースがなくなるた
め,作像ユニット103を薄くすることが困難となる。
本実施例では,キャビネット複写機10本体の高さを7
00mm(デスクサイズ)にするために作像ユニット1
03も薄くする必要がある。特に,作像ユニット103
を多段に重ねることがあるため,作像ユニット103の
本体高さに寄与する割合は大きくなる。
【0103】帯電装置103bは,放電によるオゾンの
発生量を少なくするために転写ローラー(ローラー方
式)を採用する。また,転写装置(ローラー)103e
は用紙のないところでトナーと接触することがあるの
で,ローラー表面をフッ素樹脂等のトナーの付着しない
材質とする。
【0104】現像装置103dにおいて,トナーは1成
分湿式トナーを用いる。理由としては,トナー像が紙
に転写されただけで,トナーが紙に定着されるため,定
着装置が不要となる。アイソパーがなく,トナーだけ
なので,トナー濃度の変動がなく,トナー濃度制御を行
う必要がない。特に,定着装置をなくすことで作像ユニ
ット103の小型化及び消費電力の削減とともに,放熱
等の対策を考慮する必要がなくなるので,キャビネット
複写機10を壁面等に密着させて配置することが可能と
なる。
【0105】また,感光体103a,帯電装置103
b,現像装置103d,クリーニング装置103fを一
定として,プロセスカートリッジとし,作像ユニット1
03から着脱できる構成としている。
【0106】プロセスカートリッジは,作像ユニット1
03に対して前面より水平に着脱する。一方,ユニット
を薄くするため,レジストローラー対103jと現像装
置103dが略同じ高さになったため,プロセスカート
リッジをユニットから引き出す際に現像装置103dの
一部がレジストローラー対103jに引っ掛かる。そこ
で,レジストローラー対103jのうち現像装置103
dに近い1本のローラーをプロセスカートリッジに組み
込んでいる。
【0107】また,現像装置103dとクリーニング装
置103fを一体としたことで,クリーニング装置10
3fに回収したトナーを現像装置103dに戻すことが
容易となる。また,トナー容器103gを感光体103
aの内側に設置することで省スペース化を図ることがで
きる。
【0108】キャビネット複写機10本体のモードの要
請(両面モードの要請)により,転写紙が逆方向(排紙
口から給紙口方向)へ搬送される場合がある。このとき
にはトナー像の転写を行わないので,カブリの防止等か
ら転写紙に転写が行われないようにする必要がある。そ
こで本実施例では,分岐爪103kによって搬送経路を
切り替えて転写紙を転写位置(転写ローラーと感光体の
接点)を通らないようにする。従って,転写紙は排紙口
から非転写搬送路103lを介して給紙口へ運ばれる。
この時,非転写搬送路103lに出口付近にレジストロ
ーラー対103jの1つのローラーとニップするように
ローラーを配置することにより,レジストローラー対1
03jの回転方向を変えることなく,転写紙を給紙口方
向へ搬送できる。
【0109】転写紙が逆方向(排紙口から給紙口方向)
へ搬送する他の方法としては,感光体と転写ローラーと
の接触を解除して,同じ経路を逆に通紙する方法があ
る。この場合には,トナーが付着している感光体の方を
用紙経路から遠避けて,転写紙と接触しないようにさせ
る。また,感光体を解除することにより無駄に感光体が
回転しないようにする。
【0110】但し,第1の方法では,分岐爪と分岐爪の
切り替え機構が必要となり,第2の方法ではレジストロ
ーラーの逆転機構が必要となる。
【0111】次に,ユニットカバーの開閉について説明
する。本実施例では,ジャム処理時に転写紙を除去する
ためと,プロセスカートリッジを交換するために,通紙
経路を境に,これより前の部分が一体となって開閉する
構成である。通紙経路は2箇所あるため,この2箇所で
各々開閉可能となっている。ジャム処理時は,その時に
転写紙が通過する予定である通紙経路に応じて,該当す
る通紙経路が境となるように開閉する。また,プロセス
カートリッジを交換する時は,プロセスカートリッジが
露出するようにプロセスカートリッジに近い方の通紙経
路を境に開閉する。
【0112】このように作像ユニット103を構成する
ことにより,例えば,図22に示すように,トナーの色
の異なる作像ユニット103Y(イエロー),作像ユニ
ット103M(マゼンタ),作像ユニット103C(シ
アン),作像ユニット103BK(ブラック)を重ねて
装着することにより,カラー画像を得ることができる。
【0113】〔ソーター・排紙ユニットの構成〕ソータ
ー・排紙ユニット102は,ソーターと排紙トレイとの
両方を兼用することができる。以下,図23及び図24
を参照してソーター・排紙ユニット102の構成を詳細
に説明する。
【0114】ソーター・排紙ユニット102は,複数の
ビン102aと,各々のビン102aに取り付けられた
前後2つのビン駆動軸102bと,ビン駆動軸102b
を保持するビンガイド102cと,ビン駆動軸102b
をビンガイド102cに沿って移動させるゼネバホイー
ル102d,102eと,前面カバー102fと,前面
カバー102fの中にスライド式に収納されているスラ
イドカバー102gと,スライドカバー102gに回転
可能に取り付けられている回転ガイド102hと,転写
紙の排紙先を切り替える偏向爪102iと,ゼネバホイ
ール102d,102eの回転を検知するための小判型
ホイール102j,ゼネバホイール回転検知スイッチ1
02k(図24参照)と,ゼネバホイールを回転させて
ビンの移動を行うビンモーター102l(図24参照)
とから構成される。尚,102mはゼネバホイールガイ
ド側板を示す。
【0115】尚,前面カバー102f,スライドカバー
102g,回転ガイド102hによって排紙トレイが形
成される。この排紙トレイは,前面カバー102fを倒
して,スライドカバー102gと同サイズの回転ガイド
102hを前面カバー102fから引き出すことにより
セットされる。
【0116】ソーターは,使用されないときに全てのビ
ン102aが下がっていても良いが,最上段の後端(ゼ
ネバホイール102d側)のみが上がっているようにす
ると大量のコピー済用紙をストックしておくのに便利で
ある。
【0117】以上の構成において,ソートモードにおけ
るソーターの動作を説明する。1枚目の1部目が排出さ
れるとき,最上段のビン102aは後端が上がった状態
(図23の状態)で転写紙を受け入れる。ビン102a
は後端が上がって角度がついているため,排出された転
写紙は重力の作用でビンの先端に位置するガイド板に突
き当たるまでビン上を落下し,転写紙の先端が揃えられ
る。
【0118】この時,前後のビンガイド102cのガイ
ド溝の幅がビン駆動軸102bの直径と略等しいなら
ば,ビン102aが略水平になった時と最大に傾斜した
時とで前後のビン駆動軸102b間の距離が異なるの
で,前後どちらかのビン駆動軸02bを前後にスライド
可能とする必要がある。本実施例では,図示の如く,前
側のビンガイド102cのガイド溝の幅を適当に広げて
あるため,ビン駆動軸102bは前後ともビン102a
に固定されている。
【0119】次に,2部目の転写紙が排紙される時の準
備動作を次のように行われる。前側のビンモーター10
2lが回転し,これによりゼネバホイール102eが図
中反時計回りに回転し,ゼネバホイール102eの下側
にあった溝がビンガイド102cまで回転したところで
溝にビン駆動軸102bが入る。この時,ゼネバホイー
ル102eの回転中心は下に移動する必要があるが,ビ
ンモーター102lとゼネバホイール102eからなる
ビン駆動ユニット(図24参照)がガイド側板102m
のガイド溝によってガイドされているので容易に適切な
位置に移動する。
【0120】ゼネバホイール102eは更に回転し,ビ
ン駆動軸102bはビンガイド102cに沿ってゼネバ
ホイール102e上側に移動する(図25(a))。そ
の後,ゼネバホイール102eの溝がビンガイド102
cから外れていくため,ビン駆動軸102bはゼネバホ
イール102eの溝から外れる(図25(b))。ゼネ
バホイール回転検知スイッチ102kは.ゼネバホイー
ル102eとともに回転する小判型ホイール102jに
よってゼネバホイール102eの半回転に対してON・
OFFされ,ゼネバホイール102eが半回転したこと
を検知する。
【0121】図25(c)に示すように,前側のビン駆
動軸102bの上昇が終わってから(或いは,前側と同
じタイミングでも良い)後側のビン駆動軸102bも同
様にビン駆動ユニットによってゼネバホイール102d
の上側に移動し,結果として2番目のビン102aの後
端が上がった状態で準備動作を終了する。
【0122】〔スキャナーユニットの構成〕図26を参
照してスキャナーユニット101の構成を説明する。原
稿画像を読み取るスキャナーユニット101は,シート
原稿を搬送・排出するA部(自動原稿搬送装置)と,コ
ピー原稿を読み取るB部とに大別される。
【0123】A部は,シート原稿を積載する原稿トレイ
101aと,シート原稿を1枚ずつ送り出すピックアッ
プローラー101bと,シート原稿をピックアップロー
ラー101bに接触させるトレイ底板101cと,シー
ト原稿を反転させ原稿読み取り部に送るターンローラー
101dと,画像が読み取られたシート原稿を読み取り
部から排出する排出ローラー104eとから成る。
【0124】B部は,コンタクトガラス101fと,キ
ャリッジ(走行体)101gと,キャリッジ101gの
移動用コロ101hと,キャリッジ101g内に組み込
まれた蛍光灯101iと,レンズアレイ101j,等倍
CCDリニアイメージセンサー101kと,CCDプリ
アンプ基板101lと,CCDドライブ基板101mと
から成る。尚,図中のP0 はシート原稿読み取り時のキ
ャリッジ101gの位置を示し,P1 はキャリッジ10
1gのホームポジションを示す。
【0125】また,A部及びB部は,図27(a),
(b),(c)に示すようにそれぞれ引き出し可能に取
り付けられている。尚,図中において,500は操作パ
ネル部を示す。
【0126】以上の構成において,シート原稿をコピ
ーする場合,ブック原稿をコピーする場合の順にその
動作を説明する。
【0127】シート原稿をコピーする場合 先ず,図27(b)に示すようにA部を引き出し,原稿
トレイ101aにシート原稿を載置し,サイドフェンス
101nを移動させて,原稿サイズにセットする。その
後,A部を押し戻して装置内にセットすると,トレイ底
板101cが持ち上がってシート原稿がピックアップロ
ーラー101bに突き当てられる。
【0128】操作パネル部500のコピースタートキー
を押下すると,キャリッジ101gのホームポジション
1 からシート原稿読み取り時の位置P0 に移動する。
一方,ピックアップローラー101bからシート原稿が
1枚ずつ送り出され,ターンローラー101dを介して
反転させて読み取り部に導かれ,キャリッジ101gに
よって原稿画像が読み取られる。画像を読み取られたシ
ート原稿は,排出コロ101eによってコンタクトガラ
ス101f上に排出され,スタックされる。上記の動作
を全てのシート原稿について終了すると,B部を引き出
し,シート原稿を取り出す。
【0129】ブック原稿をコピーする場合 図27(c)に示すように,B部をブック原稿のサイズ
に合わせて必要量引き出し,コンタクトガラス101f
上にブック原稿をセットする。操作パネル部500のコ
ピースタートキーを押下すると,B部とともに引き出さ
れたホームポジションP1 にあるキャリッジ101gが
装置の奥側に向かって移動し,ブック原稿を読み取る。
この時,デジタル方式で画像を読み取るので,B部を全
て引き出して使用する必要がない。換言すれば,コンタ
クトガラス101fを引き出してコピーを行う場合でも
必要最小限のスペースで作業を行うことができる。
【0130】〔操作パネル部の構成〕次に,操作パネル
部500の構成について説明する。本実施例の操作パネ
ル部500は,図27(a)に示すようにキャビネット
複写機10の上面に配置されている。操作パネル部50
0は,図28に示すように透明電極による入力装置50
0aと,ドットマトリクスタイプのLCD(液晶)表示
器500bと,操作パネル制御部107bとから構成さ
れている。また,キャビネットタイプの形態を活かすた
めに操作パネル部500を含んだ装置本体上面がフラッ
トになるように構成されている。従って,装置本体上面
のスペースを有効に利用することができる。
【0131】操作パネル制御部107bはメイン制御部
107aとの通信を行い,オペレータが入力装置500
aを介して入力した操作内容をメイン制御部107aに
送信し,メイン制御部107aの指示に従った表示内容
をLCD表示器500bに表示させる。操作パネル制御
部107bの不揮発性メモリ(図示せず)には,予め必
要な表示内容に従ったフォントデータが記憶されてお
り,メイン制御部107aから指示された表示モードに
従って,表示用メモリ(VRAM:図示せず)にファン
トデータを描画するので,様々な状態に応じて表示内容
を更新し対応することができる。
【0132】透明電極を用いた入力装置500aは,ア
ナログ的位置検出方式を採用しているので,画面上の如
何なる場所(座標),如何なる範囲に対しても特定の入
力範囲を設定できる。従って,本装置の様々な状態に応
じてあらゆるキー配列の機能を実現できる。
【0133】図29は操作パネル部500の表示例を示
す。ここでは,一例としてコピーモードの場合の表示例
を示す。オペレータは表示された各入力エリア(キー表
示)上の透明電極を押下することにより,表示されたキ
ーを選択的に操作することができる。
【0134】尚,501はレイアウト表示部を示し,メ
イン制御部107aのレイアウトエラー表示制御の結果
に基づいて本装置における各ユニットのレイアウト状態
を表示する。オペレータは表示されたレイアウトとメッ
セージによって装置の状態を把握し,必要な処置を施す
ことができる。レイアウト表示部501は,図30に示
すように,60*65の表示領域を有している。また,
この表示は文字でも,絵でも可能である。但し,絵にす
る場合にはわかり易い表現が可能であるが,それ相当の
解像度とメモリを必要とするため,機種によって選択す
る。図31はレイアウト表示例を示し,同図(a)は文
字による表示例,同図(b)は絵による表示例を示す。
また,同図(c)はエラーの場合の表示例を示し,反転
表示によりエラー箇所を文字により装着すべきユニット
名称を表示している。同図(d)はエラー表示例を示
し,装着すべきユニットの位置に短い文書で作業内容を
表示することにより更にわかり易い表示としている。
【0135】〔反転ユニットの構成〕反転ユニット10
4は,上方から送られてきた転写紙の表裏を反転させて
上方へ正搬送する。例えば,上方の作像ユニット103
で画像形成された転写紙の表裏を反転させて,この時に
画像が形成されている面とは別の紙面に再び上方の作像
ユニット103で画像を形成することで両面画像を形成
することができる。また,前述したように本実施例で
は,各ユニットの制御をそれぞれのユニットで行うた
め,反転ユニット104内に反転ユニット制御部108
dを有している。図32は反転ユニット制御部108d
の制御ブロック図を示す。
【0136】次に,図33を参照して反転ユニット10
4の構成について詳細に説明する。反転ユニット104
も,給紙口と排紙口は垂直であり,ユニットの前面側に
配置されている。この位置は他のユニットも同様であ
る。給紙口と排紙口を結んだ線の略中央に第1コロ対1
04a,104bを設ける。給紙口と第1コロ対104
a,104bの間が第1垂直通紙路,排紙口と第1コロ
対104a,104bの間が第2垂直通紙路となる。
【0137】また,第1コロ対104a,104bの下
方に第1垂直通紙路とは別に水平搬送路を設けてある。
この水平搬送路上には,第2コロ対104c,第3コロ
対104dが配設されており,更に水平搬送路の奥には
反転搬送路104fと第4コロ対104eが設けられて
いる。また,S1,S2は転写紙を検知する第1転写紙
検知センサー,第2転写紙検知センサーを示す。
【0138】以上の構成において,その動作を説明す
る。非反転モードでは,転写紙が下方より上方へ(即
ち,正方向)に搬送される。給紙口より第1垂直通紙路
を通り,第1コロ対104a,104bで搬送力を与え
られ,第2垂直通紙路を通り排紙口へ搬送される。転写
紙が正方向へ搬送されるときは,ただ反転ユニット10
4を通過するだけである。
【0139】反転モードでは,一度,非反転モードで反
転ユニット104を通過した転写紙が上方の作像ユニッ
ト103で画像形成され,更に上方より排紙口へ逆搬送
され,第2垂直通紙路を通り,水平搬送路に分岐され
る。この時,水平搬送路への分岐を分岐爪を用いて分岐
しても良いが,省スペースとコストダウンのため,第1
コロ対104a,104bのうち,水平搬送路と遠い方
のローラー104aをスポンジ等弾性変形し易い材質で
形成し,近い方のローラー104bの曲率に沿って変形
するようにして,転写紙が第1コロ対104a,104
bを通過する時に近い方のローラー104bの曲率の沿
ってカールすることで,第1コロ対104a,104b
を抜けるときには水平搬送路の方を向くようにしてい
る。
【0140】水平搬送路に向かった転写紙は,第2コロ
対104c,第3コロ対104dによって反転搬送路1
04fに搬送される。反転搬送路104fは第3コロ対
104dから始まり,第4コロ対104eに沿って上方
にターンして,再び第3コロ対104dに戻る。従っ
て,第4コロ対104eの大径のローラーにはほぼ半周
に渡り転写紙が巻き付くことになる。反転搬送路104
fの後端に配設された第2転写紙検知センサーS2が転
写紙を検知すると,各ころの回転を停止する。転写紙は
第3コロ対104dの回転と逆に搬送されているため,
選択が第3コロ対104dに食い込まれることはない。
ここまでの各コロの回転方向を図34(a)に示す。図
示の如く,転写紙は矢印X,Y,Zの順に搬送されるこ
とになる。
【0141】次に,第3コロ対104dがこれまでと逆
の方向に回転し,転写紙が再び搬送される。逆方向に第
3コロ対104dを抜けると再び水平搬送路を通るが,
搬送方向が反対であり,紙面も表裏反転している。ここ
で,例えば,転写紙の後端が水平搬送路に残っていて,
転写紙の先端と後端が重なっても構わない。第2コロ対
104cと第3コロ対104dはそれぞれ上方のコロが
駆動されていて,下方のコロは駆動源がなく,摩擦力に
より従動しているため,転写紙がないときは上方のコロ
に従動するが,転写紙があるときは転写紙に従動する。
従って,上方の駆動されているコロが転写紙の先端部分
を搬送し,転写紙は自らの先端部分と後端部分が逆方向
に移動するため摺擦し,下方の駆動されないコロは転写
紙の後端部分に従動するため,上方のコロとは逆方向に
回転する。
【0142】転写紙は,再び第1コロ対104a,10
4bに戻り,第2垂直搬送路を通って排紙口に排出され
る。ここまでの各コロの回転方向を図34(b)に示
す。図示の如く,転写紙は矢印O,P,Qの順に搬送さ
れることになる。
【0143】図35は,下方より搬送された転写紙の表
裏を反転させて上方へ搬送する反転ユニット104の構
成例を示す。この反転ユニット104は,第1コロ対6
01と,分岐爪602と,第1水平搬送路603と,第
2コロ対604,第3コロ対605,第2水平搬送路6
06,第4コロ対607,第5コロ対608,第3水平
搬送路609から構成される。また,給紙口と第1コロ
対601の間が第1垂直通紙路,排紙口と第1コロ対6
01の間が第2垂直通紙路となる。S3,S4は転写紙
を検知する第1転写紙検知センサー,第2転写紙検知セ
ンサーを示す。
【0144】反転作用を受ける転写紙は,図36(a)
に示すように,分岐爪602によって第1水平搬送路6
03へ分岐され,第2コロ対604,第3コロ対60
5,第4コロ対607,第5コロ対608を介して第2
平搬送路606へ搬送される。転写紙が第2転写紙検知
センサーS4を抜けると,各コロの回転を停止する。従
って,転写紙は後端部分が第3コロ対605を抜けたと
ころで停止する。
【0145】次に,図36(b)に示すように,転写紙
はこれまでとは逆方向に搬送される。転写紙は第3コロ
対605を通過すると,今度は,自重と搬送力によって
上方の第1水平搬送路603ではなく,その下方になる
第3水平搬送路609を通る。この時,更に確実に第3
水平搬送路609へ搬送するために,第3コロ対605
の上方のローラーの周速を下方のローラーの周速より速
くすることで,下方へ向かう力を付与している。その
後,転写紙は第1コロ対601によって排紙口へ排出さ
れる。
【0146】〔実施例の効果〕前述したように本実施例
では,画像形成動作にかかる各工程を工程毎に分割し,
且つ,レイアウト上の互換性がある複数のユニットとし
て構成したので,所望の画像形成モードに必要なユニッ
トを適宜選択して,装置本体のユニット収納部へ所定順
序にて連結収納することにより,所望の画像形成モード
に応じたレイアウトが可能である。また,限定されたス
ペースを有効に利用することができる。
【0147】前述した実施例では,コピーモードのみに
ついて説明したが,例えば,FAXコントローラ等のオ
プションを組み込むことにより,FAXモードでの使用
も可能であり,或いは,同一のユニットの機能アップバ
ージョンを取り付けて使用することも可能であり,拡張
性に優れた装置を提供することができる。
【0148】また,キャビネット複写機10としても,
デスクサイズとしたため,オフィスにおける利便性が向
上する。更に,作像ユニット103において定着装置を
使用せず,更にオゾンの発生を少なくしたため,キャビ
ネット複写機10の前面のみを残し,側面全てを他のキ
ャビネットや,デスク等で塞ぐことも可能であるため,
従来の複写機と比較して配置が容易であり,装置全体を
壁に収納する等新たな可能性を提供することができる。
【0149】また,各ユニットを全て装置の前面から挿
入して収納する構成であるので,装置の操作,用紙補
給,メンテナンス等の作業を全て同一方向で行うことが
でき,装置の操作性及び作業性を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0150】また,各ユニットおいて用紙の搬送経路を
ユニットの前面に配置したため,ジャム処理等の作業が
容易に行える。
【0151】また,高圧電源を作像ユニット103内に
配置することにより,各ユニットと装置本体との接続の
共通化を容易にすることができる。
【0152】尚,上記の実施例では,キャビネット複写
機10の高さを700mm(デスクサイズ)としたが,
特にこれに限定するものではなく,設置場所や利用方法
に応じて,例えば,900mm,1200mm等のキャ
ビネットとしても良い。また予めキャビネット複写機1
0の本体構造体20を種々の大きさで作成しておき,ユ
ーザーの要望に合わせて最適なものを使用するようにし
ても良い。また,上記の実施例では,各ユニットを上下
に重ねる例を示したが,左右に並べて構成するようにし
ても良い。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置は,画像形成工程に関わる各手段を工程毎に分割して
ユニット化した複数の工程別ユニットと,複数の工程別
ユニットを収納するユニット収納部を有した画像形成装
置本体とを備え,複数の工程別ユニットの中から幾つか
の工程別ユニットを選択し,画像形成装置本体のユニッ
ト収納部に連結収納して所望の画像形成モードが実行可
能な装置を構成するため,無駄なスペースの発生をなく
し,省スペース化を図ることができる。また,ユーザー
の所望する機能に対応した適切な大きさの装置,或い
は,適切なレイアウトの装置を容易に提供することがで
きる。また,装置を利用するために必要な設置スペース
を小さくすることができる。また,ユーザーの要求に応
じて容易に機能の拡張が可能である。
【0154】また,前述した構成において,複数の工程
別ユニットが,ユニット収納部に連結収納された状態で
画像形成装置本体の前面側に位置する側に,用紙を搬送
するための垂直搬送路を有しているため,ジャム処理等
の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のキャビネット複写機の概略構成を示
す説明図である。
【図2】キャビネット複写機の本体構成体の構成を示す
説明図である。
【図3】各ユニットの外枠であるユニット筐体の構成,
及び,ユニット筐体の本体構造体への取り付け方法を示
す説明図である。
【図4】駆動付給紙ユニットから駆動なし給紙ユニット
への駆動の伝達方法を示す説明図である。
【図5】装置本体側に共通駆動源を配置した場合の例を
示す説明図である。
【図6】全体制御ブロック図を示す説明図である。
【図7】メイン制御部の機能一覧表である。
【図8】メイン制御部の機能一覧表である。
【図9】メイン制御部の機能一覧表である。
【図10】メイン制御部のブロック図である。
【図11】メイン制御概略フローチャートである。
【図12】コピーモード制御ルーチンのフローチャート
である。
【図13】スタートキー受信割り込みルーチンのフロー
チャートである。
【図14】IDNo.&ID情報一覧表である。
【図15】メイン制御部〜給紙制御部間のコマンド・ス
テータス一覧表である。
【図16】スレーブユニット装着用コネクターアドレス
一覧表である。
【図17】図17(a)はマスターユニット側コネクタ
ー回路図,図17(b)はスレーブユニット及びオプシ
ョンコントローラ側コネクター回路図である。
【図18】レイアウトエラー表示制御を説明するための
図である。
【図19】搬送中の用紙がある場合のユニットのロック
解除を示す説明図である。
【図20】作像制御部の制御ブロック図である。
【図21】作像ユニットの構成を示す説明図である。
【図22】作像ユニットを多段にした場合の構成例であ
る。
【図23】ソーター・排紙ユニットの構成を示す説明図
である。
【図24】ソーター・排紙ユニットの構成を示す説明図
である。
【図25】ソートモードにおけるソーターの動作を示す
説明図である。
【図26】スキャナーユニットの構成を示す説明図であ
る。
【図27】スキャナーユニットのA部,B部の引き出し
状態,及び,操作パネル部の配置を示す説明図である。
【図28】操作パネル部の構成を示す説明図である。
【図29】操作パネル部の表示例を示す説明図である。
【図30】レイアウト表示部の表示領域を示す説明図で
ある。
【図31】レイアウト表示部の表示例を示す説明図であ
る。
【図32】反転ユニット制御部の制御ブロック図であ
る。
【図33】反転ユニットの構成を示す説明図である。
【図34】図33の反転ユニットの反転動作時における
各コロの回転方向を示す説明図である。
【図35】反転ユニットの他の構成例を示す説明図であ
る。
【図36】図34の反転ユニットの反転動作時における
各コロの回転方向,及び,分岐爪の動きを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 キャビネット複写機 20
本体構造体 30 ユニット筐体 101 スキャナーユニット 102 ソーター・排紙ユニット 103 作像ユニット 104 反転ユニット 105 給紙ユニット(駆動源内蔵) 106 給紙ユニット(駆動源なし) 107 メイン制御ボックス 107a メイン制御部 301 外側筐体 302 ユニットトレイ
フロントページの続き (72)発明者 石橋 省三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 三浦 幹夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 椎名 将 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成工程に関わる各手段を工程毎に
    分割してユニット化した複数の工程別ユニットと,前記
    複数の工程別ユニットを収納するユニット収納部を有し
    た画像形成装置本体とを備え,前記複数の工程別ユニッ
    トの中から幾つかの工程別ユニットを選択し,前記画像
    形成装置本体のユニット収納部に連結収納して所望の画
    像形成モードが実行可能な装置を構成することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の工程別ユニットは,前記画像
    形成装置本体のユニット収納部に所定順序で連結収納さ
    れることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の工程別ユニットは,連結収納
    方向の長さが,前記ユニット収納部における工程別ユニ
    ットの連結収納方向の全長を任意の整数nで分割した長
    さをユニット基本単位として,前記ユニット基本単位の
    整数倍として構成されることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の工程別ユニットは,少なくと
    も用紙を給紙する給紙ユニットと,用紙上に画像を形成
    する作像ユニットと,画像が形成された用紙を排紙する
    ための排紙ユニットとを含み,且つ,前記ユニット収納
    部内に下から給紙ユニット,作像ユニット,排紙ユニッ
    トの順に鉛直方向に連結収納されることを特徴とする請
    求項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の工程別ユニットは,少なくと
    も用紙を給紙する給紙ユニットと,用紙上に画像を形成
    する作像ユニットと,画像が形成された用紙を排紙する
    ための排紙ユニットと,原稿画像の読み取りを行う画像
    読取ユニットとを含み,且つ,前記ユニット収納部内に
    下から給紙ユニット,作像ユニット,排紙ユニット,画
    像読取ユニットの順に鉛直方向に連結収納されることを
    特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置本体は,各工程別ユニ
    ットと制御信号の送受信を行うために前記ユニット収納
    部の所定位置に所定間隔で配置された複数の本体側接続
    手段を備え,且つ,前記工程別ユニットは,前記画像形
    成装置本体と制御信号の送受信を行うためのユニット側
    接続手段を備えていることを特徴とする請求項1または
    2記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成装置本体は,各工程別ユニ
    ットに電源を供給する共通電源装置と,前記ユニット収
    納部の所定位置に所定間隔で配置された複数の本体側電
    源接続手段を備え,且つ,前記工程別ユニットは,前記
    画像形成装置本体との電源接続を行うためのユニット側
    電源接続手段を備え,更に前記工程別ユニットの内,用
    紙上に画像を形成する作像ユニットに高圧電源用の変圧
    手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記工程別ユニットは,ユニット本体筐
    体と,前記画像形成装置本体のユニット収納部に固定し
    て取り付けられ,且つ,前記ユニット本体筐体を引き出
    し可能に保持する外側筐体とを有することを特徴とする
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の工程別ユニットは,前記ユニ
    ット収納部に連結収納された状態で画像形成装置本体の
    前面側に位置する側に,用紙を搬送するための垂直搬送
    路を有していることを特徴とする請求項1または2記載
    の画像形成装置。
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