JPH05307705A - 磁気ヘッド駆動回路 - Google Patents
磁気ヘッド駆動回路Info
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- JPH05307705A JPH05307705A JP13576592A JP13576592A JPH05307705A JP H05307705 A JPH05307705 A JP H05307705A JP 13576592 A JP13576592 A JP 13576592A JP 13576592 A JP13576592 A JP 13576592A JP H05307705 A JPH05307705 A JP H05307705A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 反転磁界の立上り/立下り時間が短く、消費
電力も小さい磁気ヘッド駆動回路を小規模な回路で構成
する。 【構成】 直流電源回路1から補助コイルL0を介して供
給される電流を相互に逆周回方向に通電させる2個の記
録用コイルL1,L2で磁気ヘッド2を構成し、各記録用コイ
ルL1,L2に接続されたスイッチング素子Q1,Q2を記録信号
に対応して交互にON/OFFさせることにより磁気ヘッド2
に変調磁界を発生させる。また、スイッチング素子Q1,Q
2に並列接続された定電圧ダイオードD1,D2は、記録用コ
イルL1,L2への通電の切換わり時における電流波形の過
渡ひずみを防止する。
電力も小さい磁気ヘッド駆動回路を小規模な回路で構成
する。 【構成】 直流電源回路1から補助コイルL0を介して供
給される電流を相互に逆周回方向に通電させる2個の記
録用コイルL1,L2で磁気ヘッド2を構成し、各記録用コイ
ルL1,L2に接続されたスイッチング素子Q1,Q2を記録信号
に対応して交互にON/OFFさせることにより磁気ヘッド2
に変調磁界を発生させる。また、スイッチング素子Q1,Q
2に並列接続された定電圧ダイオードD1,D2は、記録用コ
イルL1,L2への通電の切換わり時における電流波形の過
渡ひずみを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッド駆動回路に係
り、磁界変調型の光磁気記録装置等に適用され、その磁
気ヘッドを簡単な構成で省電力駆動させると共に、変調
磁界を記録信号に対応させて短い応答時間で反転させる
ことを可能にした回路に関する。
り、磁界変調型の光磁気記録装置等に適用され、その磁
気ヘッドを簡単な構成で省電力駆動させると共に、変調
磁界を記録信号に対応させて短い応答時間で反転させる
ことを可能にした回路に関する。
【0002】
【従来の技術】書換え可能なコンパクトディスク等に対
する記録には磁界変調型の光磁気記録装置が用いられて
おり、光磁気ディスクの垂直磁化膜に光ピックアップで
一定強度のレーザ光を照射してその温度をキューリ点以
上に上昇させた状態で、その照射部に対して磁気ヘッド
で発生せしめた変調磁界をかけ、磁場の変化に対応した
磁気パターンを残留させることにより情報の記録を行
う。ここに、磁界の変調は記録信号に対応した電流を磁
気ヘッドのコイルへ通電することにより行われ、当然に
通電電流の波形が記録電流の波形と正確に相関している
ことが理想的である。
する記録には磁界変調型の光磁気記録装置が用いられて
おり、光磁気ディスクの垂直磁化膜に光ピックアップで
一定強度のレーザ光を照射してその温度をキューリ点以
上に上昇させた状態で、その照射部に対して磁気ヘッド
で発生せしめた変調磁界をかけ、磁場の変化に対応した
磁気パターンを残留させることにより情報の記録を行
う。ここに、磁界の変調は記録信号に対応した電流を磁
気ヘッドのコイルへ通電することにより行われ、当然に
通電電流の波形が記録電流の波形と正確に相関している
ことが理想的である。
【0003】ところで、一般に、磁気ヘッドは通電電流
の極性反転周波数より小さい共振周波数を有したLR直列
回路とみなせ、ステップ信号E(V)に対する電流のインデ
ィシャル応答はI=Io{1−exp(-Rt/L)}(但し、t;時間、I
o=E/R)で表され、L/Rの時定数で電流が立上がること
になる。従って、記録信号の変化に対する応答時間を短
くするには磁気ヘッドのコイルのインダクタンスを小さ
くするか又は抵抗値を大きく必要があり、必然的に駆動
電力を大きく設定することになる。
の極性反転周波数より小さい共振周波数を有したLR直列
回路とみなせ、ステップ信号E(V)に対する電流のインデ
ィシャル応答はI=Io{1−exp(-Rt/L)}(但し、t;時間、I
o=E/R)で表され、L/Rの時定数で電流が立上がること
になる。従って、記録信号の変化に対する応答時間を短
くするには磁気ヘッドのコイルのインダクタンスを小さ
くするか又は抵抗値を大きく必要があり、必然的に駆動
電力を大きく設定することになる。
【0004】従来から、磁気ヘッドを小さい電力で駆動
させながら前記の応答時間を短縮する手段として各種の
提案がなされているが、図6はその代表的な磁気ヘッド
駆動回路を示す。図6(A)の回路では、一方の直流電源
回路11に補助コイルLdaとスイッチング素子S11を直列接
続して接地し、また他方の直流電源回路12に補助コイル
Ldbとスイッチング素子S12を直列接続して接地させると
共に、それぞれの直列接続回路における補助コイルLda,
Ldbとスイッチング素子S11,S12の接続回路に磁気ヘッド
のコイルLxを接続した構成を有し、記録信号に対応させ
て2個のスイッチング素子S11,S12を交互にON/OFFさせ
ることによってコイルLxに逆極性の電流を交互に通電さ
せるようにしている。この回路では、記録信号の変化に
対する応答時間がスイッチング素子S11,S12のスイッチ
ング時間程度の極めて短い時間になり、またコイルLda,
LdbのインダクタンスはコイルLxのインダクタンスより
十分に大きく設定されているため、交互に通電される電
流の値はほぼ同一になる。更に、抵抗要素は各コイルの
抵抗分だけになるため、低い消費電力で足りる。
させながら前記の応答時間を短縮する手段として各種の
提案がなされているが、図6はその代表的な磁気ヘッド
駆動回路を示す。図6(A)の回路では、一方の直流電源
回路11に補助コイルLdaとスイッチング素子S11を直列接
続して接地し、また他方の直流電源回路12に補助コイル
Ldbとスイッチング素子S12を直列接続して接地させると
共に、それぞれの直列接続回路における補助コイルLda,
Ldbとスイッチング素子S11,S12の接続回路に磁気ヘッド
のコイルLxを接続した構成を有し、記録信号に対応させ
て2個のスイッチング素子S11,S12を交互にON/OFFさせ
ることによってコイルLxに逆極性の電流を交互に通電さ
せるようにしている。この回路では、記録信号の変化に
対する応答時間がスイッチング素子S11,S12のスイッチ
ング時間程度の極めて短い時間になり、またコイルLda,
LdbのインダクタンスはコイルLxのインダクタンスより
十分に大きく設定されているため、交互に通電される電
流の値はほぼ同一になる。更に、抵抗要素は各コイルの
抵抗分だけになるため、低い消費電力で足りる。
【0005】一方、図6(B)の回路は、直流電源回路13
に対して1個の補助コイルLdを接続し、2個のスイッチ
ング素子の直列回路(S21-S22),(S23-S24)を並列接続さ
せた回路を補助コイルLdに接続させて接地した構成を有
し、スイッチング素子の対(S21とS24),(S22とS23)を交
互にON/OFFさせることによってコイルLxに逆極性の電流
を交互に通電させるようにしている。この回路も前記の
回路と同様の動作原理に基づいて、記録信号の変化に対
する応答時間は短なり、省電力化が図られる。
に対して1個の補助コイルLdを接続し、2個のスイッチ
ング素子の直列回路(S21-S22),(S23-S24)を並列接続さ
せた回路を補助コイルLdに接続させて接地した構成を有
し、スイッチング素子の対(S21とS24),(S22とS23)を交
互にON/OFFさせることによってコイルLxに逆極性の電流
を交互に通電させるようにしている。この回路も前記の
回路と同様の動作原理に基づいて、記録信号の変化に対
する応答時間は短なり、省電力化が図られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の磁気
ヘッド駆動回路では記録信号の変化に対する応答時間の
短縮化と省電力化を実現しているが、図6(A)の回路で
は2個の補助コイルLda,Ldbが必要になり、図6(B)の回
路では4個のスイッチング素子S21,S22,S23,S24が必要
になるため、何れも回路要素が多くなるという問題点が
ある。光磁気記録装置に適用される磁気ヘッドとその駆
動回路は、スライダに搭載された状態で光ピックアップ
と共に光磁気ディスクの表面に沿って移動されるため、
実装容積と総重量を小さくする必要があり、前記の問題
点はスライダや光ピックアップの駆動性に影響する。ま
た、磁気ヘッドのコイルLxに流れる電流の極性が変化す
る際に、そのコイルLxには逆起電圧が発生しているた
め、反転するまでにそれだけ多くの電力が消費されてい
る。
ヘッド駆動回路では記録信号の変化に対する応答時間の
短縮化と省電力化を実現しているが、図6(A)の回路で
は2個の補助コイルLda,Ldbが必要になり、図6(B)の回
路では4個のスイッチング素子S21,S22,S23,S24が必要
になるため、何れも回路要素が多くなるという問題点が
ある。光磁気記録装置に適用される磁気ヘッドとその駆
動回路は、スライダに搭載された状態で光ピックアップ
と共に光磁気ディスクの表面に沿って移動されるため、
実装容積と総重量を小さくする必要があり、前記の問題
点はスライダや光ピックアップの駆動性に影響する。ま
た、磁気ヘッドのコイルLxに流れる電流の極性が変化す
る際に、そのコイルLxには逆起電圧が発生しているた
め、反転するまでにそれだけ多くの電力が消費されてい
る。
【0007】そこで、本発明は、簡単で小規模な回路構
成で磁気ヘッドを省電力駆動させ、記録信号に対する駆
動電流の立上り/立下り時間も短くすることが可能な磁
気ヘッド駆動回路を提供することを目的として創作され
た。
成で磁気ヘッドを省電力駆動させ、記録信号に対する駆
動電流の立上り/立下り時間も短くすることが可能な磁
気ヘッド駆動回路を提供することを目的として創作され
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録信号に対
応した変調磁界を発生させる磁気ヘッド駆動回路におい
て、磁気ヘッドのコイルに電流を供給する直流電源と、
前記直流電源に接続され、磁気ヘッドのコイルより十分
に大きなインダクタンスを有する補助コイルと、同軸状
に巻回した2個の記録用コイルを有し、前記補助コイル
から供給される電流を各記録用コイルに対して逆周回方
向に通電させる磁気ヘッドと、前記の各記録用コイルに
直列接続され、記録信号に対応して各記録用コイルへの
通電状態を交互にON/OFFさせる2個のスイッチング素子
と、前記の各スイッチング素子に並列接続した2個の定
電圧ダイオードとから構成されたことを特徴とする磁気
ヘッド駆動回路に係る。
応した変調磁界を発生させる磁気ヘッド駆動回路におい
て、磁気ヘッドのコイルに電流を供給する直流電源と、
前記直流電源に接続され、磁気ヘッドのコイルより十分
に大きなインダクタンスを有する補助コイルと、同軸状
に巻回した2個の記録用コイルを有し、前記補助コイル
から供給される電流を各記録用コイルに対して逆周回方
向に通電させる磁気ヘッドと、前記の各記録用コイルに
直列接続され、記録信号に対応して各記録用コイルへの
通電状態を交互にON/OFFさせる2個のスイッチング素子
と、前記の各スイッチング素子に並列接続した2個の定
電圧ダイオードとから構成されたことを特徴とする磁気
ヘッド駆動回路に係る。
【0009】
【作用】本発明の磁気ヘッドは、補助コイルに蓄積され
ているエネルギを電流として逆周回方向に通電させる2
個の記録用コイルを有しており、各記録用コイルに接続
されているスイッチング素子を交互にON/OFFすることに
より磁界の極性を反転させる。従って、1個の補助コイ
ルと2個のスイッチング素子で記録用電流を生成させる
ことができ、また記録用コイルは2個になるがそれらは
同軸状に巻回されるために実装容積は1個のコイルの場
合と殆ど変わらない。また、各スイッチング素子のON/O
FF動作による各記録用コイルへの通電開始時には、一方
の記録用コイルに生じている電圧が他方の記録用コイル
に対する通電電圧の極性となるため、更に立上り/立下
り時間が短縮されると共に省電力化が図られる。
ているエネルギを電流として逆周回方向に通電させる2
個の記録用コイルを有しており、各記録用コイルに接続
されているスイッチング素子を交互にON/OFFすることに
より磁界の極性を反転させる。従って、1個の補助コイ
ルと2個のスイッチング素子で記録用電流を生成させる
ことができ、また記録用コイルは2個になるがそれらは
同軸状に巻回されるために実装容積は1個のコイルの場
合と殆ど変わらない。また、各スイッチング素子のON/O
FF動作による各記録用コイルへの通電開始時には、一方
の記録用コイルに生じている電圧が他方の記録用コイル
に対する通電電圧の極性となるため、更に立上り/立下
り時間が短縮されると共に省電力化が図られる。
【0010】ところで、スイッチング素子がONになった
ときにその素子が有する容量とコイルとの直列接続によ
って共振回路が構成され、各記録用コイルへの通電電流
の立上り/立下り後の電流波形に過渡ひずみが発生する
ことがある。本発明では、前記の各スイッチング素子に
定電圧ダイオードを並列接続させて記録用コイルとスイ
ッチング素子の接続回路を定電圧に保ち、前記の過渡ひ
ずみを除去する。
ときにその素子が有する容量とコイルとの直列接続によ
って共振回路が構成され、各記録用コイルへの通電電流
の立上り/立下り後の電流波形に過渡ひずみが発生する
ことがある。本発明では、前記の各スイッチング素子に
定電圧ダイオードを並列接続させて記録用コイルとスイ
ッチング素子の接続回路を定電圧に保ち、前記の過渡ひ
ずみを除去する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図5を用い
て詳細に説明する。図1は磁気ヘッド駆動回路の電気回
路図を示し、1は直流電源回路、L0は補助コイル、2は磁
気ヘッド、Q1,Q2はPチャネル型のFET、D1,D2は定電圧ダ
イオード(ツェナーダイオード)、3は反転回路である。
ここに、磁気ヘッド2は2個の記録用コイルL1,L2がコア
に対して相互に逆巻きの方向で同一ターン数だけ巻回さ
れたものである。尚、補助コイルL0のインダクタンスは
記録用コイルL1,L2のインダクタンスより十分に大きく
設定されている。
て詳細に説明する。図1は磁気ヘッド駆動回路の電気回
路図を示し、1は直流電源回路、L0は補助コイル、2は磁
気ヘッド、Q1,Q2はPチャネル型のFET、D1,D2は定電圧ダ
イオード(ツェナーダイオード)、3は反転回路である。
ここに、磁気ヘッド2は2個の記録用コイルL1,L2がコア
に対して相互に逆巻きの方向で同一ターン数だけ巻回さ
れたものである。尚、補助コイルL0のインダクタンスは
記録用コイルL1,L2のインダクタンスより十分に大きく
設定されている。
【0012】そして、磁気ヘッド2の各記録用コイルL1,
L2の一方の端子は直流電源回路1に接続された補助コイ
ルL0に接続されており、補助コイルL0からの電流が逆周
回方向に流れるようになっている。一方、各記録用コイ
ルL1,L2の他方の端子はそれぞれFETQ1,Q2のドレインに
接続されており、各FETQ1,Q2のソースが接地されている
と共に、FETQ1のゲートは記録信号回路に直接接続さ
れ、FETQ2のゲートは反転回路3を介して記録信号回路に
接続されている。また、各FETQ1,Q2には、ソース側から
ドレイン側へ順方向となるように定電圧ダイオードD1,D
2が接続されている。
L2の一方の端子は直流電源回路1に接続された補助コイ
ルL0に接続されており、補助コイルL0からの電流が逆周
回方向に流れるようになっている。一方、各記録用コイ
ルL1,L2の他方の端子はそれぞれFETQ1,Q2のドレインに
接続されており、各FETQ1,Q2のソースが接地されている
と共に、FETQ1のゲートは記録信号回路に直接接続さ
れ、FETQ2のゲートは反転回路3を介して記録信号回路に
接続されている。また、各FETQ1,Q2には、ソース側から
ドレイン側へ順方向となるように定電圧ダイオードD1,D
2が接続されている。
【0013】ここで、記録信号回路からNZR(Non-Return
to Zero)方式の記録信号が入力された場合に、FETQ1は
“1"の信号で、また反転回路3を介して記録信号が入力
されるFETQ1は“-1"の信号でそれぞれONになり、記録信
号の変化に対応してそれぞれ交互にON/OFFとなる。従っ
て、今、記録信号が“1"の状態を想定すると、FETQ1がO
Nに、FETQ2がOFFになるため、補助コイルL0からは磁気
ヘッド2の記録用コイルL1へのみ電流I1が流れ、磁気ヘ
ッド2は記録用コイルL1への通電に基づく磁界を発生さ
せる。また、この場合に補助コイルL0と記録用コイルL1
にはそれぞれ1/2・L0・I12と1/2・L1・I12のエネルギが蓄積
される。
to Zero)方式の記録信号が入力された場合に、FETQ1は
“1"の信号で、また反転回路3を介して記録信号が入力
されるFETQ1は“-1"の信号でそれぞれONになり、記録信
号の変化に対応してそれぞれ交互にON/OFFとなる。従っ
て、今、記録信号が“1"の状態を想定すると、FETQ1がO
Nに、FETQ2がOFFになるため、補助コイルL0からは磁気
ヘッド2の記録用コイルL1へのみ電流I1が流れ、磁気ヘ
ッド2は記録用コイルL1への通電に基づく磁界を発生さ
せる。また、この場合に補助コイルL0と記録用コイルL1
にはそれぞれ1/2・L0・I12と1/2・L1・I12のエネルギが蓄積
される。
【0014】次に、記録信号が“1"から“-1"に変化す
ると、FETQ1がOFFに、FETQ2がONになるため、補助コイ
ルL0からは磁気ヘッド2の記録用コイルL2へのみ電流I2
が流れ、磁気ヘッド2は記録用コイルL2への通電に基づ
く磁界を発生させる。そして、この場合の磁界は、記録
用コイルL1とL2が逆巻きに巻回されているため、前記の
記録信号が“1"の場合とは逆極性となる。また、この場
合において、記録信号が“1"の状態で記録用コイルL1に
蓄積されていたエネルギ1/2・L1・I12は、記録用コイルL2
に対する電流I2の通電方向に電圧を印加するように放出
されるため、記録用コイルL2への通電の立上りを円滑・
高速化する。尚、FETQ1とFETQ2が交互にON/OFFする状態
に対応して記録用コイルL1とL2に逆極性の磁界を発生さ
せる趣旨からみれば、必ずしも磁気ヘッド2における各
記録用コイルL1,L2の巻回方向によってそれを実現する
必要はなく、図2に示すように、双方の記録用コイルL
1,L2を同方向に巻回しておき、一方の記録用コイルの補
助コイルL0とFETへの接続の仕方を、他方と逆にしてお
いても同様の機能をもたせることができる。
ると、FETQ1がOFFに、FETQ2がONになるため、補助コイ
ルL0からは磁気ヘッド2の記録用コイルL2へのみ電流I2
が流れ、磁気ヘッド2は記録用コイルL2への通電に基づ
く磁界を発生させる。そして、この場合の磁界は、記録
用コイルL1とL2が逆巻きに巻回されているため、前記の
記録信号が“1"の場合とは逆極性となる。また、この場
合において、記録信号が“1"の状態で記録用コイルL1に
蓄積されていたエネルギ1/2・L1・I12は、記録用コイルL2
に対する電流I2の通電方向に電圧を印加するように放出
されるため、記録用コイルL2への通電の立上りを円滑・
高速化する。尚、FETQ1とFETQ2が交互にON/OFFする状態
に対応して記録用コイルL1とL2に逆極性の磁界を発生さ
せる趣旨からみれば、必ずしも磁気ヘッド2における各
記録用コイルL1,L2の巻回方向によってそれを実現する
必要はなく、図2に示すように、双方の記録用コイルL
1,L2を同方向に巻回しておき、一方の記録用コイルの補
助コイルL0とFETへの接続の仕方を、他方と逆にしてお
いても同様の機能をもたせることができる。
【0015】このようにして、入力される記録信号の
“1"と“-1"の変化に対応して磁気ヘッド2には交番磁界
が発生せしめられるが、前記の切換わり時には、記録用
コイルL1とFETQ1、又は記録用コイルL2とFETQ2に急激に
電流が流れ、記録用コイルL1,L2のインダクタンスとFTE
Q1,Q2の容量で構成される直列共振回路によって立上り/
立下り後の電流波形に過渡ひずみが発生する。この問題
に対して、本実施例では各FTEQ1,Q2に対して定電圧ダイ
オードD1,D2を並列接続させており、記録用コイルL1,L2
とFTEQ1,Q2の接続点を定電圧に保つことにより過渡ひず
みの発生を防止している。
“1"と“-1"の変化に対応して磁気ヘッド2には交番磁界
が発生せしめられるが、前記の切換わり時には、記録用
コイルL1とFETQ1、又は記録用コイルL2とFETQ2に急激に
電流が流れ、記録用コイルL1,L2のインダクタンスとFTE
Q1,Q2の容量で構成される直列共振回路によって立上り/
立下り後の電流波形に過渡ひずみが発生する。この問題
に対して、本実施例では各FTEQ1,Q2に対して定電圧ダイ
オードD1,D2を並列接続させており、記録用コイルL1,L2
とFTEQ1,Q2の接続点を定電圧に保つことにより過渡ひず
みの発生を防止している。
【0016】更に、本実施例の各回路要素が有する機能
を分析する意味で、補助コイルL0を除いた場合、定電圧
ダイオードD1,D2を除いた場合、及び図1の回路どおり
に全ての回路要素を具備させた場合を想定し、それぞれ
の場合での磁気ヘッド2による発生磁界を図3、図4、
及び図5に示す。
を分析する意味で、補助コイルL0を除いた場合、定電圧
ダイオードD1,D2を除いた場合、及び図1の回路どおり
に全ての回路要素を具備させた場合を想定し、それぞれ
の場合での磁気ヘッド2による発生磁界を図3、図4、
及び図5に示す。
【0017】図3から明らかなように、補助コイルL0を
除くと、通電によるエネルギの蓄積がなされず、磁気ヘ
ッド2の発生磁界は積分波形乃至鋸歯状波形になり、到
底正常な記録を望めない。図4では、補助コイルL0の存
在によって記録信号に対応した矩形波状の発生磁界が得
られているが、定電圧ダイオードD1,D2が除かれている
ために立上り/立下り時に過渡ひずみを発生させてお
り、それが記録エラー等を生じさせる原因となる。一
方、図5の波形は、補助コイルL0と定電圧ダイオードD
1,D2の存在によって、NZR方式の記録信号に対応した矩
形波になっており、発生磁界の極性を正確に反転させ
て、エラーのない記録が可能になる。
除くと、通電によるエネルギの蓄積がなされず、磁気ヘ
ッド2の発生磁界は積分波形乃至鋸歯状波形になり、到
底正常な記録を望めない。図4では、補助コイルL0の存
在によって記録信号に対応した矩形波状の発生磁界が得
られているが、定電圧ダイオードD1,D2が除かれている
ために立上り/立下り時に過渡ひずみを発生させてお
り、それが記録エラー等を生じさせる原因となる。一
方、図5の波形は、補助コイルL0と定電圧ダイオードD
1,D2の存在によって、NZR方式の記録信号に対応した矩
形波になっており、発生磁界の極性を正確に反転させ
て、エラーのない記録が可能になる。
【0018】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッド駆動回路は、以上の
構成を有していることにより、次のような効果を奏す
る。磁気ヘッドを補助コイルから供給される電流を逆周
回方向に通電させる2個の記録用コイルを巻回して構成
し、記録信号に対応して交互にON/OFFする2個のスイッ
チング素子で各記録用コイルに通電させるようにしてい
るため、小規模な回路構成で磁気ヘッドを省電力駆動さ
せながら、記録信号に対する記録用電流の立上り/立下
り時間も短くすることを可能にし、記録信号に正確に対
応した磁界を発生させて記録エラーのない磁気ヘッド駆
動回路を実現する。また、各スイッチング素子に対して
並列に接続させた定電圧ダイオードで各記録用コイルと
スイッチング素子との接続部の電圧を一定に保持し、記
録用電流の立上り/立下り時に発生する過渡ひずみも防
止する。本発明の磁気ヘッド駆動回路によれば、従来の
回路構成による場合と比較して、消費電力で約30%の低
減化が実現でき、また記録電流のジッタを約10%改善で
きる。
構成を有していることにより、次のような効果を奏す
る。磁気ヘッドを補助コイルから供給される電流を逆周
回方向に通電させる2個の記録用コイルを巻回して構成
し、記録信号に対応して交互にON/OFFする2個のスイッ
チング素子で各記録用コイルに通電させるようにしてい
るため、小規模な回路構成で磁気ヘッドを省電力駆動さ
せながら、記録信号に対する記録用電流の立上り/立下
り時間も短くすることを可能にし、記録信号に正確に対
応した磁界を発生させて記録エラーのない磁気ヘッド駆
動回路を実現する。また、各スイッチング素子に対して
並列に接続させた定電圧ダイオードで各記録用コイルと
スイッチング素子との接続部の電圧を一定に保持し、記
録用電流の立上り/立下り時に発生する過渡ひずみも防
止する。本発明の磁気ヘッド駆動回路によれば、従来の
回路構成による場合と比較して、消費電力で約30%の低
減化が実現でき、また記録電流のジッタを約10%改善で
きる。
【図1】本発明の磁気ヘッド駆動回路の実施例を示す電
気回路図である。
気回路図である。
【図2】磁気ヘッドの他の実施例を示す電気回路図であ
る。
る。
【図3】補助コイルを除いた場合における発生磁界を示
すグラフである。
すグラフである。
【図4】定電圧ダイオードを除いた場合における発生磁
界を示すグラフである。
界を示すグラフである。
【図5】図1の磁気ヘッド駆動回路による発生磁界を示
すグラフである。
すグラフである。
【図6】従来の磁気ヘッド駆動回路の電気回路図であ
る。
る。
1…直流電源回路、2…磁気ヘッド、3…反転回路、4…過
渡ひずみ、D1,D2…定電圧ダイオード(ツェナーダイオー
ド)、L0…補助コイル、L1,L2…記録用コイル、Q1,Q2…F
ET。
渡ひずみ、D1,D2…定電圧ダイオード(ツェナーダイオー
ド)、L0…補助コイル、L1,L2…記録用コイル、Q1,Q2…F
ET。
Claims (1)
- 【請求項1】 記録信号に対応した変調磁界を発生させ
る磁気ヘッド駆動回路において、磁気ヘッドのコイルに
電流を供給する直流電源と、前記直流電源に接続され、
磁気ヘッドのコイルより十分に大きなインダクタンスを
有する補助コイルと、同軸状に巻回した2個の記録用コ
イルを有し、前記補助コイルから供給される電流を各記
録用コイルに対して逆周回方向に通電させる磁気ヘッド
と、前記の各記録用コイルに直列接続され、記録信号に
対応して各記録用コイルへの通電状態を交互にON/OFFさ
せる2個のスイッチング素子と、前記の各スイッチング
素子に並列接続した2個の定電圧ダイオードとから構成
されたことを特徴とする磁気ヘッド駆動回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13576592A JPH05307705A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 磁気ヘッド駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13576592A JPH05307705A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 磁気ヘッド駆動回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05307705A true JPH05307705A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15159344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13576592A Pending JPH05307705A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 磁気ヘッド駆動回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05307705A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011199385A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Seiko Epson Corp | 回路装置、電子機器及び電源回路 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP13576592A patent/JPH05307705A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011199385A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Seiko Epson Corp | 回路装置、電子機器及び電源回路 |
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