JPH05307779A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH05307779A JPH05307779A JP13427892A JP13427892A JPH05307779A JP H05307779 A JPH05307779 A JP H05307779A JP 13427892 A JP13427892 A JP 13427892A JP 13427892 A JP13427892 A JP 13427892A JP H05307779 A JPH05307779 A JP H05307779A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magneto
- optical recording
- magnetic domain
- film
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単層の垂直磁化膜を記録層とする光磁気記録
媒体を用い、一定の外部磁界を印加し、磁区形成時には
強度Pw1・時間τ1のパルスレーザーを所望の長さの磁
区となるまで数回にわたり連続的に照射し、磁区消去時
には強度P0、時間τ0のパルスレーザーを消去磁区が所
望の長さとなるまで数回にわたり連続的に照射する方式
(ただし、Pw1、Pw0及びτ0、τ1はτ1≧τ0及びP
w1・τ1>Pw0・τ0なる関係を満足する)においてオ
ーバーライトをより確実に行える記録媒体を提供する。 【構成】 光磁気記録媒体の垂直磁化膜に特定の組成範
囲に限定されたTbDyFeCoを用いるとともに、特
定形状のガイドトラックが形成された基板を用い、記録
磁区にかかる反磁界を大きさを調整する。
媒体を用い、一定の外部磁界を印加し、磁区形成時には
強度Pw1・時間τ1のパルスレーザーを所望の長さの磁
区となるまで数回にわたり連続的に照射し、磁区消去時
には強度P0、時間τ0のパルスレーザーを消去磁区が所
望の長さとなるまで数回にわたり連続的に照射する方式
(ただし、Pw1、Pw0及びτ0、τ1はτ1≧τ0及びP
w1・τ1>Pw0・τ0なる関係を満足する)においてオ
ーバーライトをより確実に行える記録媒体を提供する。 【構成】 光磁気記録媒体の垂直磁化膜に特定の組成範
囲に限定されたTbDyFeCoを用いるとともに、特
定形状のガイドトラックが形成された基板を用い、記録
磁区にかかる反磁界を大きさを調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーバーライトを可能と
した光磁気記録媒体に関する。
した光磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気記録は従来の磁気記録に比
べて大容量であり、しかも情報の書き換えが可能である
ことから活発な開発がなされており、一部では既に市販
されてもいる。
べて大容量であり、しかも情報の書き換えが可能である
ことから活発な開発がなされており、一部では既に市販
されてもいる。
【0003】しかしながら現在市販されている光磁気記
録装置の多くは、情報を書き換える際に元の情報を予め
消去しその後に新しい情報を書く、という行程を踏む必
要があるため消去操作に時間がかかり時間的なロスとな
っている。
録装置の多くは、情報を書き換える際に元の情報を予め
消去しその後に新しい情報を書く、という行程を踏む必
要があるため消去操作に時間がかかり時間的なロスとな
っている。
【0004】またオーバーライトを可能とする光磁気記
録方法も種々提案されているが問題点が多く実用化には
至っていない。
録方法も種々提案されているが問題点が多く実用化には
至っていない。
【0005】ここで従来の光磁気記録方法としては以下
のものが知られている。 一般的光変調方式(例えば応用磁気学会誌Vol.8、No.
5(1984)等)。 2層膜を使用した光強度変化によるオーバーライト方
式(応用磁気研究会資料53-15(1988)等)。 固定磁石による磁界変調方式(電気学会マグネティッ
クス研究会資料 MAG-86-95(1986)等)。 浮上ヘッドによる磁界変調方式(電気学会マグネティ
ックス研究会資料 MAG-87-178(1987)、特開昭63−2
04532号公報、特開昭63−217548号公報
等)。 共振回路を持つ磁気ヘッド及びパルス状レーザーを使
用したオーバーライト方式(IEEE Trans. Magn.24,P.66
6(1988)、特開昭63−37842号公報)。 反磁界を利用する方式(Han-Ping D. Shieh and Mark
H. Kryder; Appl.Phys.Lett. 49(1986)473、Han-Ping
D. Shieh and Mark H. Kryder; IEEE Trans. Magn. Vo
l. MAG-23(1987)171、M. D. Schultz, H-P D. Shieh, a
nd M. H. Kryder;J. Appl. Phys. 63(1988)3844)。
のものが知られている。 一般的光変調方式(例えば応用磁気学会誌Vol.8、No.
5(1984)等)。 2層膜を使用した光強度変化によるオーバーライト方
式(応用磁気研究会資料53-15(1988)等)。 固定磁石による磁界変調方式(電気学会マグネティッ
クス研究会資料 MAG-86-95(1986)等)。 浮上ヘッドによる磁界変調方式(電気学会マグネティ
ックス研究会資料 MAG-87-178(1987)、特開昭63−2
04532号公報、特開昭63−217548号公報
等)。 共振回路を持つ磁気ヘッド及びパルス状レーザーを使
用したオーバーライト方式(IEEE Trans. Magn.24,P.66
6(1988)、特開昭63−37842号公報)。 反磁界を利用する方式(Han-Ping D. Shieh and Mark
H. Kryder; Appl.Phys.Lett. 49(1986)473、Han-Ping
D. Shieh and Mark H. Kryder; IEEE Trans. Magn. Vo
l. MAG-23(1987)171、M. D. Schultz, H-P D. Shieh, a
nd M. H. Kryder;J. Appl. Phys. 63(1988)3844)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光磁気記録
方法のうちの光変調方式は一般にオーバーライトがで
きないために消去動作を必要とし、書き換えに時間がか
かるという欠点がある。従ってハードディスクの代替な
どの使用は不可能である。
方法のうちの光変調方式は一般にオーバーライトがで
きないために消去動作を必要とし、書き換えに時間がか
かるという欠点がある。従ってハードディスクの代替な
どの使用は不可能である。
【0007】またの2層膜を使用した光強度変化によ
るオーバーライト方式では記録層が2層または3層以上
となり、また2層間の交換結合の調整が微妙で難しく、
しかも大きな初期化磁界を必要とし、初期化用磁石のコ
スト高、装置の大型化等の問題がある。また記録層の
“1”、“0”間の光パワーの差が小さく、夫々の許容
差が限定され記録の確実性に不安がある。
るオーバーライト方式では記録層が2層または3層以上
となり、また2層間の交換結合の調整が微妙で難しく、
しかも大きな初期化磁界を必要とし、初期化用磁石のコ
スト高、装置の大型化等の問題がある。また記録層の
“1”、“0”間の光パワーの差が小さく、夫々の許容
差が限定され記録の確実性に不安がある。
【0008】またの固定磁石による磁界変調方式で
は、磁石にある程度の大きさのものが必要となり消費電
力が大きくなる。また高速化が非常に困難で1MHz程
度のデジタル記録が限界と思われる。
は、磁石にある程度の大きさのものが必要となり消費電
力が大きくなる。また高速化が非常に困難で1MHz程
度のデジタル記録が限界と思われる。
【0009】またの浮上磁気ヘッドによる磁界変調方
式では磁気ヘッドを媒体にほぼ接触させる形となり、光
ディスクの非接触というメリットがなくなる。また単板
にする必要があり、記憶容量、基板のそり及び磁性膜の
保護の点で問題がある。
式では磁気ヘッドを媒体にほぼ接触させる形となり、光
ディスクの非接触というメリットがなくなる。また単板
にする必要があり、記憶容量、基板のそり及び磁性膜の
保護の点で問題がある。
【0010】またの共振回路を持つ磁気ヘッド及びパ
ルス状レーザーを使用する方式では、上記の方式より
はよいが同じ課題を持つ。
ルス状レーザーを使用する方式では、上記の方式より
はよいが同じ課題を持つ。
【0011】またの反磁界を利用する方法では、以前
に記録されていたビットと同じ場所にレーザーパルスを
照射する必要があるためレーザーパルス照射位置の制御
が困難であり、またビットポジション記録しかできない
等の問題がある。
に記録されていたビットと同じ場所にレーザーパルスを
照射する必要があるためレーザーパルス照射位置の制御
が困難であり、またビットポジション記録しかできない
等の問題がある。
【0012】一方、上記問題、特にの方式における問
題を解決すべく、本出願人は特願平3−221125号
明細書において新規な光磁気記録方式を提案した。
題を解決すべく、本出願人は特願平3−221125号
明細書において新規な光磁気記録方式を提案した。
【0013】この方式は、単層の垂直磁化膜を記録層と
する光磁気記録媒体を用いて一定外部磁界のもとで磁区
の形成、消去を制御することによりオーバーライト可能
な光磁気記録を行う光磁気記録方式において、磁区形成
時には強度Pw1、時間τ1のパルスレーザーを光磁気記
媒媒体に対し所望の長さの磁区となるまで数回に渡り連
続的に照射し、磁区消去時には強度Pw0、時間τ0のパ
ルスレーザーを消去磁区が所望の長さとなるまで数回に
渡り連続的に照射する光磁気記録方式であって、かつP
w1、Pw0及びτ0、τ1がτ1≧τ0及びPw1・τ1>P
w0・τ0なる関係を満足することを特徴とするものであ
る。
する光磁気記録媒体を用いて一定外部磁界のもとで磁区
の形成、消去を制御することによりオーバーライト可能
な光磁気記録を行う光磁気記録方式において、磁区形成
時には強度Pw1、時間τ1のパルスレーザーを光磁気記
媒媒体に対し所望の長さの磁区となるまで数回に渡り連
続的に照射し、磁区消去時には強度Pw0、時間τ0のパ
ルスレーザーを消去磁区が所望の長さとなるまで数回に
渡り連続的に照射する光磁気記録方式であって、かつP
w1、Pw0及びτ0、τ1がτ1≧τ0及びPw1・τ1>P
w0・τ0なる関係を満足することを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式によってオーバーライトを行った場合、記録ビットに
かかる反磁界の大きさによってはオーバーライトの安定
性がゆらぐことがある。これについて図1を参照しなが
ら説明する。
式によってオーバーライトを行った場合、記録ビットに
かかる反磁界の大きさによってはオーバーライトの安定
性がゆらぐことがある。これについて図1を参照しなが
ら説明する。
【0015】図1は希土類金属(RE)−遷移金属(T
M)非晶質合金の磁気温度特性であり、Hcは保磁力、
Msは飽和磁化を示す。図1ではからにかけてTM
リッチからREリッチへと組成変化している。上記方式
では、記録、消去とも、冷却過程で記録磁区の磁化方向
が決定される。従って、では記録温度Tw付近での磁
化Msがかなり大きく、そのためレーザー照射位置にか
かる反磁界Hdが大きくなりすぎるため書き込みは容易
であるが、消去困難となり、オーバーライトの確実性が
低下する。この場合、オーバーライトを確実に行うため
には室温での磁化と逆方向の外部磁界を印加しなければ
ならない。では記録温度Tw付近での磁化Msが作る
反磁界Hdは記録が行い易くかつ消去に対しても影響が
及ばない大きさである。また記録温度Tw付近での保磁
力Hcは小さいので、この場合は外部磁界を印加する必
要はない。では記録温度Tw付近での大きい保磁力に
打ち勝って磁化方向を決定するには、磁化Msが作る反
磁界だけでは足りず記録困難となる。この場合、オーバ
ーライトを確実に行うためには室温での磁化と同方向の
外部磁界を印加しなければならない。
M)非晶質合金の磁気温度特性であり、Hcは保磁力、
Msは飽和磁化を示す。図1ではからにかけてTM
リッチからREリッチへと組成変化している。上記方式
では、記録、消去とも、冷却過程で記録磁区の磁化方向
が決定される。従って、では記録温度Tw付近での磁
化Msがかなり大きく、そのためレーザー照射位置にか
かる反磁界Hdが大きくなりすぎるため書き込みは容易
であるが、消去困難となり、オーバーライトの確実性が
低下する。この場合、オーバーライトを確実に行うため
には室温での磁化と逆方向の外部磁界を印加しなければ
ならない。では記録温度Tw付近での磁化Msが作る
反磁界Hdは記録が行い易くかつ消去に対しても影響が
及ばない大きさである。また記録温度Tw付近での保磁
力Hcは小さいので、この場合は外部磁界を印加する必
要はない。では記録温度Tw付近での大きい保磁力に
打ち勝って磁化方向を決定するには、磁化Msが作る反
磁界だけでは足りず記録困難となる。この場合、オーバ
ーライトを確実に行うためには室温での磁化と同方向の
外部磁界を印加しなければならない。
【0016】このように、特願平3−221125号明
細書に示されている光磁気記録方式を実施する上で光磁
気記録媒体の組成がREリッチあるいはTMリッチにず
れることによって、記録、消去位置にかかる反磁界Hd
の大きさが変動し、オーバーライトの確実性が低下する
ことになる。それを避けるためには外部磁界の印加が必
要となる。そしてその外部磁界は、組成のずれが大きく
なるにつれて大きくしなければならず、大きな外部磁界
印加機構を設置しなければならなくなる。
細書に示されている光磁気記録方式を実施する上で光磁
気記録媒体の組成がREリッチあるいはTMリッチにず
れることによって、記録、消去位置にかかる反磁界Hd
の大きさが変動し、オーバーライトの確実性が低下する
ことになる。それを避けるためには外部磁界の印加が必
要となる。そしてその外部磁界は、組成のずれが大きく
なるにつれて大きくしなければならず、大きな外部磁界
印加機構を設置しなければならなくなる。
【0017】本発明は上記問題点を解決し、垂直磁化膜
の組成がずれても外部磁界を印加しないですむような反
磁界を形成せしめ、上記光磁気記録方式におけるオーバ
ーライトを安定、かつ確実なものとする光磁気記録媒体
を提供することを目的とする。
の組成がずれても外部磁界を印加しないですむような反
磁界を形成せしめ、上記光磁気記録方式におけるオーバ
ーライトを安定、かつ確実なものとする光磁気記録媒体
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本発明によれば、ガイドトラックが形成され
た基板上に単層の垂直磁化膜を設けてなり、一定外部磁
界のもとで磁区の形成、消去を制御することによりオー
バーライト可能な光磁気記録を行う光磁気記録方式であ
って、磁区形成時には強度Pw1、時間τ1のパルスレー
ザーを光磁気記媒媒体に対し所望の長さの磁区となるま
で数回にわたり連続的に照射し、磁区消去時には強度P
w0、時間τ0のパルスレーザーを消去磁区が所望の長さ
となるまで数回にわたり連続的に照射し、その際P
w1、Pw0及びτ0、τ1がτ1≧τ0及びPw1・τ1>P
w0・τ0なる関係を満足するように照射を行う光磁気記
録方式に使用される光磁気記録媒体において、前記垂直
磁化膜が下記一般式化1で表わされる非晶質合金膜から
なり、下記一般式化1のx,y,zが(a)x=0,
0.2≦y≦0.22,0≦z≦0.2、(b)0<x
≦0.3,0.2≦y≦0.24,0≦z≦0.2、
(c)0.3≦x≦0.45,0.2≦y≦0.23,
0≦z≦0.2のいずれかを満足し、前記ガイドトラッ
クが断面略台形状のランドと断面略逆台形状のグルーブ
を形成し、かつ前記ガイドトラックが、 0<X1−R≦0.05(μm) 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体が提供される。
するため、本発明によれば、ガイドトラックが形成され
た基板上に単層の垂直磁化膜を設けてなり、一定外部磁
界のもとで磁区の形成、消去を制御することによりオー
バーライト可能な光磁気記録を行う光磁気記録方式であ
って、磁区形成時には強度Pw1、時間τ1のパルスレー
ザーを光磁気記媒媒体に対し所望の長さの磁区となるま
で数回にわたり連続的に照射し、磁区消去時には強度P
w0、時間τ0のパルスレーザーを消去磁区が所望の長さ
となるまで数回にわたり連続的に照射し、その際P
w1、Pw0及びτ0、τ1がτ1≧τ0及びPw1・τ1>P
w0・τ0なる関係を満足するように照射を行う光磁気記
録方式に使用される光磁気記録媒体において、前記垂直
磁化膜が下記一般式化1で表わされる非晶質合金膜から
なり、下記一般式化1のx,y,zが(a)x=0,
0.2≦y≦0.22,0≦z≦0.2、(b)0<x
≦0.3,0.2≦y≦0.24,0≦z≦0.2、
(c)0.3≦x≦0.45,0.2≦y≦0.23,
0≦z≦0.2のいずれかを満足し、前記ガイドトラッ
クが断面略台形状のランドと断面略逆台形状のグルーブ
を形成し、かつ前記ガイドトラックが、 0<X1−R≦0.05(μm) 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体が提供される。
【化1】
【0019】また、本発明によれば、ガイドトラックが
形成された基板上に単層の垂直磁化膜を設けてなり、一
定外部磁界のもとで磁区形成、消去を制御することによ
りオーバーライト可能な光磁気記録を行う光磁気記録方
式であって、磁区形成時には強度Pw1、時間τ1のパル
スレーザーを光磁気記録媒体に対し所望の長さの磁区と
なるまで数回にわたり連続的に照射し、磁区消去時には
強度Pw1、時間τ0のパルスレーザーを消去磁区が所望
の長さとなるまで数回にわたり連続的に照射し、その際
Pw1、Pw0及びτ1、τ0がτ1≧τ0及びPw1・τ1>
Pw0・τ0なる関係を満足するように照射を行う光磁気
記録方式に使用される光磁気記録媒体において、前記垂
直磁化膜が下記一般式化1で表される非晶質合金膜から
なり、下記一般式化1のx,y,zが(a)x=0,
0.2≦y≦0.22,0≦z≦0.2、(b)0<x
≦0.3,0.2≦y≦0.24,0≦z≦0.2、
(c)0.3≦x≦0.45,0.2≦y≦0.23,
0≦z≦0.2のいずれかを満足し、前記ガイドトラッ
クが断面略台形状のランドと断面略逆台形状のグルーブ
を形成し、かつ前記ガイドトラックが、 (X2+2.0X3)G≧0.11(X1+X2+X3)×
2.0h 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0<R<X1 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体が提供される。
形成された基板上に単層の垂直磁化膜を設けてなり、一
定外部磁界のもとで磁区形成、消去を制御することによ
りオーバーライト可能な光磁気記録を行う光磁気記録方
式であって、磁区形成時には強度Pw1、時間τ1のパル
スレーザーを光磁気記録媒体に対し所望の長さの磁区と
なるまで数回にわたり連続的に照射し、磁区消去時には
強度Pw1、時間τ0のパルスレーザーを消去磁区が所望
の長さとなるまで数回にわたり連続的に照射し、その際
Pw1、Pw0及びτ1、τ0がτ1≧τ0及びPw1・τ1>
Pw0・τ0なる関係を満足するように照射を行う光磁気
記録方式に使用される光磁気記録媒体において、前記垂
直磁化膜が下記一般式化1で表される非晶質合金膜から
なり、下記一般式化1のx,y,zが(a)x=0,
0.2≦y≦0.22,0≦z≦0.2、(b)0<x
≦0.3,0.2≦y≦0.24,0≦z≦0.2、
(c)0.3≦x≦0.45,0.2≦y≦0.23,
0≦z≦0.2のいずれかを満足し、前記ガイドトラッ
クが断面略台形状のランドと断面略逆台形状のグルーブ
を形成し、かつ前記ガイドトラックが、 (X2+2.0X3)G≧0.11(X1+X2+X3)×
2.0h 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0<R<X1 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体が提供される。
【化1】
【0021】また、本発明によれば、ガイドトラックが
形成された基板上に単層の垂直磁化膜を設けてなり、一
定外部磁界のもとで磁区形成、消去を制御することによ
りオーバーライト可能な光磁気記録を行う光磁気記録方
式であって、磁区形成時には強度Pw1、時間τ1のパル
スレーザーを光磁気記録媒体に対し所望の長さの磁区と
なるまで数回にわたり連続的に照射し、磁区消去時には
強度Pw0、時間τ0のパルスレーザーを消去磁区が所望
の長さとなるまで数回にわたり連続的に照射し、その際
Pw1、Pw0及びτ1、τ0がτ1≧τ0及びPw1・τ1>
Pw0・τ0なる関係を満足するように照射を行う光磁気
記録方式に使用される光磁気記録媒体において、前記垂
直磁化膜が下記一般式化1で表される非晶質合金膜から
なり、下記一般式化1のx,y,zが(d)x=0,
0.24≦y≦0.3,0≦z≦0.2、(e)0<x
≦0.2,0.245≦y≦0.3,0≦z≦0.2、
(f)0.2≦x≦0.3,0.26≦y≦0.3,0
≦z≦0.2、(g)0.3≦x≦0.45,0.24
5≦y≦0.3,0≦z≦0.2のいずれかを満足し、
前記ガイドトラックが断面略台形状のランドと断面略逆
台形状のグルーブを形成し、かつ前記ガイドトラック
が、 X1−R≧0.05(μm) 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体が提供される。
形成された基板上に単層の垂直磁化膜を設けてなり、一
定外部磁界のもとで磁区形成、消去を制御することによ
りオーバーライト可能な光磁気記録を行う光磁気記録方
式であって、磁区形成時には強度Pw1、時間τ1のパル
スレーザーを光磁気記録媒体に対し所望の長さの磁区と
なるまで数回にわたり連続的に照射し、磁区消去時には
強度Pw0、時間τ0のパルスレーザーを消去磁区が所望
の長さとなるまで数回にわたり連続的に照射し、その際
Pw1、Pw0及びτ1、τ0がτ1≧τ0及びPw1・τ1>
Pw0・τ0なる関係を満足するように照射を行う光磁気
記録方式に使用される光磁気記録媒体において、前記垂
直磁化膜が下記一般式化1で表される非晶質合金膜から
なり、下記一般式化1のx,y,zが(d)x=0,
0.24≦y≦0.3,0≦z≦0.2、(e)0<x
≦0.2,0.245≦y≦0.3,0≦z≦0.2、
(f)0.2≦x≦0.3,0.26≦y≦0.3,0
≦z≦0.2、(g)0.3≦x≦0.45,0.24
5≦y≦0.3,0≦z≦0.2のいずれかを満足し、
前記ガイドトラックが断面略台形状のランドと断面略逆
台形状のグルーブを形成し、かつ前記ガイドトラック
が、 X1−R≧0.05(μm) 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体が提供される。
【化1】
【0022】さらに、本発明によれば、ガイドトラック
が形成された基板上に単層の垂直磁化膜を設けてなり、
一定外部磁界のもとで磁区形成、消去を制御することに
よりオーバーライト可能な光磁気記録を行う光磁気記録
方式であって、磁区形成時には強度Pw1、時間τ1のパ
ルスレーザーを光磁気記録媒体に対し所望の長さの磁区
となるまで数回にわたり連続的に照射し、磁区消去時に
は強度Pw0、時間τ0のパルスレーザーを消去磁区が所
望の長さとなるまで数回にわたり連続的に照射し、その
際Pw1、Pw0及びτ1、τ0がτ1≧τ0及びPw1・τ1
>Pw0・τ0なる関係を満足するように照射を行う光磁
気記録方式に使用される光磁気記録媒体において、前記
垂直磁化膜が下記一般式化1で表される非晶質合金膜か
らなり、下記一般式化1のx,y,zが(d)x=0,
0.24≦y≦0.3,0≦z≦0.2、(e)0<x
≦0.2,0.245≦y≦0.3,0≦z≦0.2、
(f)0.2≦x≦0.3,0.26≦y≦0.3,0
≦z≦0.2、(g)0.3≦x≦0.45,0.24
5≦y≦0.3,0≦z≦0.2のいずれかを満足し、
前記ガイドトラックが断面略台形状のランドと断面略逆
台形状のグルーブを形成し、かつ前記ガイドトラック
が、 0<(X2+2.0X3)G≦0.11(X1+X2+
X3)×2.0h 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0<R<X1 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体が提供される。
が形成された基板上に単層の垂直磁化膜を設けてなり、
一定外部磁界のもとで磁区形成、消去を制御することに
よりオーバーライト可能な光磁気記録を行う光磁気記録
方式であって、磁区形成時には強度Pw1、時間τ1のパ
ルスレーザーを光磁気記録媒体に対し所望の長さの磁区
となるまで数回にわたり連続的に照射し、磁区消去時に
は強度Pw0、時間τ0のパルスレーザーを消去磁区が所
望の長さとなるまで数回にわたり連続的に照射し、その
際Pw1、Pw0及びτ1、τ0がτ1≧τ0及びPw1・τ1
>Pw0・τ0なる関係を満足するように照射を行う光磁
気記録方式に使用される光磁気記録媒体において、前記
垂直磁化膜が下記一般式化1で表される非晶質合金膜か
らなり、下記一般式化1のx,y,zが(d)x=0,
0.24≦y≦0.3,0≦z≦0.2、(e)0<x
≦0.2,0.245≦y≦0.3,0≦z≦0.2、
(f)0.2≦x≦0.3,0.26≦y≦0.3,0
≦z≦0.2、(g)0.3≦x≦0.45,0.24
5≦y≦0.3,0≦z≦0.2のいずれかを満足し、
前記ガイドトラックが断面略台形状のランドと断面略逆
台形状のグルーブを形成し、かつ前記ガイドトラック
が、 0<(X2+2.0X3)G≦0.11(X1+X2+
X3)×2.0h 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0<R<X1 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体が提供される。
【化1】
【0022】以下本発明の光磁気記録媒体について詳述
するが、先ず、本発明の光磁気記録媒体に適用される上
記光磁気記録方式(特願平3−221125号明細書)
について説明する。
するが、先ず、本発明の光磁気記録媒体に適用される上
記光磁気記録方式(特願平3−221125号明細書)
について説明する。
【0023】この光磁気記録方式を実施するにあたり、
まず光磁気記録装置として、信号記録、消去時に光磁気
記録媒体のレーザー照射部に、一定外部磁界を必要とす
る場合、数十〜数百Oeの一定外部磁界を印加する機構
を設ける必要があるが、これには従来使用されている永
久磁石、電磁石等を用いればよく、従来技術で用いたよ
うな初期化用磁界あるいは交流磁界等は一切必要ない。
またレーザー出力については、前記の如く信号記録、消
去時に光磁気記録媒体に照射するPw1、Pw0の強度の
パルスレーザーと、信号再生時に光磁気記録媒体に照射
する強度PrのDCレーザーとが用意される(ただしP
r<Pw1、Pr<Pw0)。その他、この方式を実施す
る上で、特に付加すべき機構はなく、従来用いられてい
た光磁気記録装置に簡単な改良を施すだけで使用するこ
とができる。
まず光磁気記録装置として、信号記録、消去時に光磁気
記録媒体のレーザー照射部に、一定外部磁界を必要とす
る場合、数十〜数百Oeの一定外部磁界を印加する機構
を設ける必要があるが、これには従来使用されている永
久磁石、電磁石等を用いればよく、従来技術で用いたよ
うな初期化用磁界あるいは交流磁界等は一切必要ない。
またレーザー出力については、前記の如く信号記録、消
去時に光磁気記録媒体に照射するPw1、Pw0の強度の
パルスレーザーと、信号再生時に光磁気記録媒体に照射
する強度PrのDCレーザーとが用意される(ただしP
r<Pw1、Pr<Pw0)。その他、この方式を実施す
る上で、特に付加すべき機構はなく、従来用いられてい
た光磁気記録装置に簡単な改良を施すだけで使用するこ
とができる。
【0024】この方式では、上記のようなきわめて簡単
な構成の装置を用いて次のような条件でオーバーライト
が達成される。すなわち、外部磁界が必要な場合は、一
定外部磁界を印加し、磁区形成時すなわち信号記録には
強度Pw1、時間τ1のパルスレーザーを所望の長さの磁
区となるまで数回に渡り連続的に照射し、磁区消去時す
なわち信号消去時には強度Pw0、時間τ0のパルスレー
ザーを消去磁区が所望の長さとなるまで数回にわたり連
続的に照射する。ただし、Pw1、Pw0及びτ0、τ1は
τ1≧τ0及びPw1・τ1>Pw0・τ0なる関係を満足す
るものとする。このレーザー照射条件を図2に示す。
な構成の装置を用いて次のような条件でオーバーライト
が達成される。すなわち、外部磁界が必要な場合は、一
定外部磁界を印加し、磁区形成時すなわち信号記録には
強度Pw1、時間τ1のパルスレーザーを所望の長さの磁
区となるまで数回に渡り連続的に照射し、磁区消去時す
なわち信号消去時には強度Pw0、時間τ0のパルスレー
ザーを消去磁区が所望の長さとなるまで数回にわたり連
続的に照射する。ただし、Pw1、Pw0及びτ0、τ1は
τ1≧τ0及びPw1・τ1>Pw0・τ0なる関係を満足す
るものとする。このレーザー照射条件を図2に示す。
【0025】この方式の提案するにあたり、本発明者ら
は組成、膜厚等を変化させていくつかの光磁気記録媒体
を作製し、以下の方法によりオーバーライト実験を行っ
た。まず、光磁気記録媒体に、静止状態において強度P
w1、時間τ1のパルスレーザーを、膜面に対し垂直な方
向に印加される一定磁界Hexのもとで照射し、磁区の形
成される範囲を得た(A条件と呼ぶ)。次に、このA条
件を用いて、該光磁気記録媒体を、レーザーに対し微動
させながら連続的にパルスレーザーを発振させ光磁気記
録媒体に照射してストライプ状の磁区を得、このストラ
イプ状の磁区の上に再度レーザーを照射し、磁区の切断
される条件(A′条件と呼ぶ)を得た。次に、これらの
条件をもとに実際にオーバーライトを実施した。ここで
は磁性膜としてTbFeCo系アモルファス磁性膜(膜
厚2000Å)を記録層とする光磁気記録媒体をサンプ
ルに用いて評価した結果を示す。本サンプルは基板にガ
ラスを、保護膜にSiN膜を使用した。図3は、100
Oeの外部磁界を磁区書込に有利な方向(REリッチ膜
での室温での磁化と同方向)に印加した状態での上記
A、A′条件を示したものである。図3に示したA、
A′条件のうちA条件として10mW、1000nse
cを固定してA′条件となるべきパワー、照射時間を種
々変更し、また、A′条件として15mW、200ns
ecを固定してA条件となるべきパワー、照射時間を種
々変更して、各種の照射条件の組合わせでオーバーライ
ト実験を行った。尚、パルスレーザーの膜面上での照射
位置が0.8μm間隔となるように設定した。その結
果、図3に示すようにA条件に相当する領域では磁区が
形成され、A′条件に相当する部分では磁区は形成され
ないか、あるいは以前磁区が存在していた場合は完全に
消去された。これは以前書かれていた磁区情報には一切
依存せず、A、A′の2値条件のみにより決定された。
A条件及びA′条件の組み合わせとオーバーライトの可
否の例を表1に示す。
は組成、膜厚等を変化させていくつかの光磁気記録媒体
を作製し、以下の方法によりオーバーライト実験を行っ
た。まず、光磁気記録媒体に、静止状態において強度P
w1、時間τ1のパルスレーザーを、膜面に対し垂直な方
向に印加される一定磁界Hexのもとで照射し、磁区の形
成される範囲を得た(A条件と呼ぶ)。次に、このA条
件を用いて、該光磁気記録媒体を、レーザーに対し微動
させながら連続的にパルスレーザーを発振させ光磁気記
録媒体に照射してストライプ状の磁区を得、このストラ
イプ状の磁区の上に再度レーザーを照射し、磁区の切断
される条件(A′条件と呼ぶ)を得た。次に、これらの
条件をもとに実際にオーバーライトを実施した。ここで
は磁性膜としてTbFeCo系アモルファス磁性膜(膜
厚2000Å)を記録層とする光磁気記録媒体をサンプ
ルに用いて評価した結果を示す。本サンプルは基板にガ
ラスを、保護膜にSiN膜を使用した。図3は、100
Oeの外部磁界を磁区書込に有利な方向(REリッチ膜
での室温での磁化と同方向)に印加した状態での上記
A、A′条件を示したものである。図3に示したA、
A′条件のうちA条件として10mW、1000nse
cを固定してA′条件となるべきパワー、照射時間を種
々変更し、また、A′条件として15mW、200ns
ecを固定してA条件となるべきパワー、照射時間を種
々変更して、各種の照射条件の組合わせでオーバーライ
ト実験を行った。尚、パルスレーザーの膜面上での照射
位置が0.8μm間隔となるように設定した。その結
果、図3に示すようにA条件に相当する領域では磁区が
形成され、A′条件に相当する部分では磁区は形成され
ないか、あるいは以前磁区が存在していた場合は完全に
消去された。これは以前書かれていた磁区情報には一切
依存せず、A、A′の2値条件のみにより決定された。
A条件及びA′条件の組み合わせとオーバーライトの可
否の例を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】ところで、上記光磁気記録方式を実施する
上で光磁気記録媒体の組成がずれることによって、記
録、消去位置にかかる反磁界Hdの大きさが変動し、オ
ーバーライトの確実性が低下することを述べたが、光磁
気記録媒体の記録層が下記一般式化1で表される非晶質
合金膜からなり、化1のx,y,zが下記の(a)〜
(c)のいずれかを満足する場合、該合金膜はTMリッ
チ膜となり、そのため記録、消去位置にかかる反磁界H
dが大きくなり、消去困難となるためオーバーライトの
安定性がゆらぐことになる。そこで安定にオーバーライ
トを行うには、大きな反磁界を打ち消すように外部磁界
を印加することが必要となる。
上で光磁気記録媒体の組成がずれることによって、記
録、消去位置にかかる反磁界Hdの大きさが変動し、オ
ーバーライトの確実性が低下することを述べたが、光磁
気記録媒体の記録層が下記一般式化1で表される非晶質
合金膜からなり、化1のx,y,zが下記の(a)〜
(c)のいずれかを満足する場合、該合金膜はTMリッ
チ膜となり、そのため記録、消去位置にかかる反磁界H
dが大きくなり、消去困難となるためオーバーライトの
安定性がゆらぐことになる。そこで安定にオーバーライ
トを行うには、大きな反磁界を打ち消すように外部磁界
を印加することが必要となる。
【0027】請求項1の発明ではガイドトラックを特定
形状とすることで反磁界の大きさを調整し、外部磁界を
印加しない、あるいは小さな外部磁界で安定にオーバー
ライトができるようにしたものである。
形状とすることで反磁界の大きさを調整し、外部磁界を
印加しない、あるいは小さな外部磁界で安定にオーバー
ライトができるようにしたものである。
【化1】 (a)x=0,0.2≦y≦0.22,0≦z≦0.2 (b)0<x≦0.3,0.2≦y≦0.24,0≦z
≦0.2 (c)0.3≦x≦0.45,0.2≦y≦0.23,
0≦z≦0.2
≦0.2 (c)0.3≦x≦0.45,0.2≦y≦0.23,
0≦z≦0.2
【0028】即ち、その構成上の特徴は、図4及び図5
に示すように、垂直磁化膜1を担持する基板2に形成さ
れるガイドトラックが、断面略台形状のランド3と断面
略逆台形状のグルーブ4を形成し、かつ、下記の(i)
〜(v)の条件を満足するような形状とした点にある。 (i)0<X1−R≦0.05(μm) (ii)0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦
2.0(μm) (iii)h/10<G<h (iv)0.02(μm)<h< 0.5(μm) (v)0≦X2/G 但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1/
2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端までの
水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、R
は当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、h
は垂直磁化膜の膜厚である。
に示すように、垂直磁化膜1を担持する基板2に形成さ
れるガイドトラックが、断面略台形状のランド3と断面
略逆台形状のグルーブ4を形成し、かつ、下記の(i)
〜(v)の条件を満足するような形状とした点にある。 (i)0<X1−R≦0.05(μm) (ii)0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦
2.0(μm) (iii)h/10<G<h (iv)0.02(μm)<h< 0.5(μm) (v)0≦X2/G 但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1/
2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端までの
水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、R
は当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、h
は垂直磁化膜の膜厚である。
【0029】上記組成のようなTMリッチ膜を使用する
と、記録温度での磁化がかなり大きく、そのためレーザ
ー照射位置にかかる反磁界Hdが大きくなりすぎるため
消去困難となる。光磁気記録媒体として上記組成のよう
なTMリッチ膜を使う場合、ガイドトラックは、反磁界
がなるべく小さくなるような形状にすべきである。
と、記録温度での磁化がかなり大きく、そのためレーザ
ー照射位置にかかる反磁界Hdが大きくなりすぎるため
消去困難となる。光磁気記録媒体として上記組成のよう
なTMリッチ膜を使う場合、ガイドトラックは、反磁界
がなるべく小さくなるような形状にすべきである。
【0030】先ず、上記の(i)の条件について説明す
る。図6はガイドトラックの形成されている基板2上に
TMリッチ垂直磁化膜1を設けた光磁気記録媒体の一例
であり、X1−R>0.05(μm)となっているもの
である。このときの記録磁区A付近の磁化Msと反磁界
Hdの大きさを図7に示す。ここではランド3の端と記
録磁区Aとの相対的な距離X1−Rが大きいため、TM
リッチ膜で上記光磁気記録方式を実施するには記録磁区
にかかる反磁界が大きくなりすぎ、消去困難となるため
オーバーライトが不安定となる。一方、図8はトラック
形状がX1−R≦0.05(μm)となっている光磁気
記録媒体である。この場合は記録磁区Aにかかる反磁界
Hdは図9のように小さくなり、TMリッチ膜で上記光
磁気記録方式を実施する上で適当な大きさとなり、確実
にオーバーライトができる。なお、図6と図8を比べる
とX1は一定としてRを変化させているが(i)の条件
とするためにはX1とRの両方を調整してもよい。また
X1≦Rの場合には記録磁区がランドからはみ出す。ラ
ンド端からグルーブの底への段差の部分では磁壁エネル
ギーの不連続による磁区のピニングが起こり易い。その
ため、本発明で解決しようとしている反磁界の問題とは
別の理由で消し残りが生じることになる。
る。図6はガイドトラックの形成されている基板2上に
TMリッチ垂直磁化膜1を設けた光磁気記録媒体の一例
であり、X1−R>0.05(μm)となっているもの
である。このときの記録磁区A付近の磁化Msと反磁界
Hdの大きさを図7に示す。ここではランド3の端と記
録磁区Aとの相対的な距離X1−Rが大きいため、TM
リッチ膜で上記光磁気記録方式を実施するには記録磁区
にかかる反磁界が大きくなりすぎ、消去困難となるため
オーバーライトが不安定となる。一方、図8はトラック
形状がX1−R≦0.05(μm)となっている光磁気
記録媒体である。この場合は記録磁区Aにかかる反磁界
Hdは図9のように小さくなり、TMリッチ膜で上記光
磁気記録方式を実施する上で適当な大きさとなり、確実
にオーバーライトができる。なお、図6と図8を比べる
とX1は一定としてRを変化させているが(i)の条件
とするためにはX1とRの両方を調整してもよい。また
X1≦Rの場合には記録磁区がランドからはみ出す。ラ
ンド端からグルーブの底への段差の部分では磁壁エネル
ギーの不連続による磁区のピニングが起こり易い。その
ため、本発明で解決しようとしている反磁界の問題とは
別の理由で消し残りが生じることになる。
【0031】次に、(ii)〜(v)の条件について説明
する。2.0(X1+X2+X3)が0.2(μm)未満
であると、X1は大きくても0.1(μm)未満であ
り、するとRは大きくても0.05(μm)未満であ
る。半径0.05(μm)の記録磁区を書き込むのは困
難である。2.0(μm)を越えるとグルーブの1ピッ
チが大きくなりすぎ情報の高密度化は望めない。またX
1が大きくなりすぎると書き込み、消去の際、トラッキ
ングサーボがかかりにくくなるという弊害もある。従っ
て、2.0(X1+X2+X3)は0.2(μm)〜2.
0(μm)でなければならない。Gがh/10以下であ
るとトラッキングサーボがかかりにくい。またGがh以
上に厚くなってくると製膜時に図4で示されるX2の部
分に膜が形成されにくく、膜の均一性が保てない可能性
がある。hが0.02(μm)以下であると、書き込み
照射条件と消去照射条件とでレーザーの照射による温度
差がつきにくく、オーバーライトは確実に行えない。h
が0.5(μm)を越えると通常のレーザー照射条件で
は書き込み、消去に充分なだけ膜の温度が上昇しなくな
る。グルーブの底への傾斜が負(0>X2/G)である
と、製膜時に図4で示されるX2の部分に膜が形成され
ない。そのため0≦X2/Gでなくてはならない。
する。2.0(X1+X2+X3)が0.2(μm)未満
であると、X1は大きくても0.1(μm)未満であ
り、するとRは大きくても0.05(μm)未満であ
る。半径0.05(μm)の記録磁区を書き込むのは困
難である。2.0(μm)を越えるとグルーブの1ピッ
チが大きくなりすぎ情報の高密度化は望めない。またX
1が大きくなりすぎると書き込み、消去の際、トラッキ
ングサーボがかかりにくくなるという弊害もある。従っ
て、2.0(X1+X2+X3)は0.2(μm)〜2.
0(μm)でなければならない。Gがh/10以下であ
るとトラッキングサーボがかかりにくい。またGがh以
上に厚くなってくると製膜時に図4で示されるX2の部
分に膜が形成されにくく、膜の均一性が保てない可能性
がある。hが0.02(μm)以下であると、書き込み
照射条件と消去照射条件とでレーザーの照射による温度
差がつきにくく、オーバーライトは確実に行えない。h
が0.5(μm)を越えると通常のレーザー照射条件で
は書き込み、消去に充分なだけ膜の温度が上昇しなくな
る。グルーブの底への傾斜が負(0>X2/G)である
と、製膜時に図4で示されるX2の部分に膜が形成され
ない。そのため0≦X2/Gでなくてはならない。
【0032】以上のように基板に形成されるガイドトラ
ックの形状が(i)〜(v)の条件を満たしていれば、
磁区Aにかかる反磁界は上記組成のTMリッチ膜で上記
光磁気記録方法を実施するうえで、適当な大きさとなり
確実にオーバーラトができるようになる。
ックの形状が(i)〜(v)の条件を満たしていれば、
磁区Aにかかる反磁界は上記組成のTMリッチ膜で上記
光磁気記録方法を実施するうえで、適当な大きさとなり
確実にオーバーラトができるようになる。
【0033】次に、請求項2の説明について説明する。
上記化1で表される非晶質合金膜からなり、化1のx,
y,zが上記の(a)〜(c)のいずれかを満足する場
合、該合金膜はTMリッチ膜となり、そのため記録、消
去位置にかかる反磁界Hdが大きくなり、消去困難とな
るためオーバーライトの安定性がゆらぐことになる。そ
こで安定にオーバーライトを行うには、大きな反磁界を
打ち消すように外部磁界を印加することが必要となる。
上記化1で表される非晶質合金膜からなり、化1のx,
y,zが上記の(a)〜(c)のいずれかを満足する場
合、該合金膜はTMリッチ膜となり、そのため記録、消
去位置にかかる反磁界Hdが大きくなり、消去困難とな
るためオーバーライトの安定性がゆらぐことになる。そ
こで安定にオーバーライトを行うには、大きな反磁界を
打ち消すように外部磁界を印加することが必要となる。
【0034】請求項2の発明ではガイドトラックを特定
形状とすることで反磁界の大きさを調整し、外部磁界を
印加しない、あるいは小さな外部磁界で安定にオーバー
ライトができるようにしたものである。
形状とすることで反磁界の大きさを調整し、外部磁界を
印加しない、あるいは小さな外部磁界で安定にオーバー
ライトができるようにしたものである。
【0035】即ち、その構成上の特徴は、図4及び図5
に示すように、垂直磁化膜1を担持する基板2に形成さ
れるガイドトラックが、断面略台形状のランド3と断面
略逆台形状のグルーブ4を形成し、かつ、下記の(vi)
〜(xi)の条件を満足するような形状とした点にある。 (vi)(X2+2.0X3)G≧0.11(X1+X2+X
3)×2.0h (vii)0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦
2.0(μm) (viii)h/10<G<h (ix)0.02(μm)<h<0.5(μm) (x)0<R<X1 (xi)0≦X2/G 但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1/
2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端までの
水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、R
は当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、h
は垂直磁化膜の膜厚である。
に示すように、垂直磁化膜1を担持する基板2に形成さ
れるガイドトラックが、断面略台形状のランド3と断面
略逆台形状のグルーブ4を形成し、かつ、下記の(vi)
〜(xi)の条件を満足するような形状とした点にある。 (vi)(X2+2.0X3)G≧0.11(X1+X2+X
3)×2.0h (vii)0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦
2.0(μm) (viii)h/10<G<h (ix)0.02(μm)<h<0.5(μm) (x)0<R<X1 (xi)0≦X2/G 但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1/
2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端までの
水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、R
は当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、h
は垂直磁化膜の膜厚である。
【0036】上記組成のようなTMリッチ膜を使用する
と、記録温度での磁化がかなり大きく、そのためレーザ
ー照射位置にかかる反磁界Hdが大きくなりすぎるため
消去困難となる。光磁気記録媒体として上記組成のTM
リッチ膜を使う場合、ガイドトラックは、反磁界がなる
べく小さくなるような形状にすべきである。
と、記録温度での磁化がかなり大きく、そのためレーザ
ー照射位置にかかる反磁界Hdが大きくなりすぎるため
消去困難となる。光磁気記録媒体として上記組成のTM
リッチ膜を使う場合、ガイドトラックは、反磁界がなる
べく小さくなるような形状にすべきである。
【0037】先ず、上記(vi)の条件について説明す
る。図10は、ガイドトラックの形成されている基板2
上にTMリッチ垂直磁化膜1を設けた光磁気記録媒体の
一例であり、断面図でのグルーブの面積S′(=(X2
+2X3)G)が、ワンピッチの膜全体の面積S(=
(X1+X2+X3)2h)の11%以下(S′=0.0
5S)の場合である。このとき記録磁区A付近の磁化M
sと反磁界Hdの大きさを図11に示す。ここではS′が
小さいため、記録磁区Aにかかる反磁界HdはTMリッ
チ膜で上記光磁気記録方法を実施するうえでは大きす
ぎ、消去困難となるためオーバーライトは不安定とな
る。一方、図12ではS′がSの11%より大きくなっ
ている場合(S′=0.3S)である。ここではS′が
大きいため記録磁区Aにかかる反磁界Hdは図13に示
すように小さくなり、TMリッチ膜で上記光磁気記録方
法を実施するうえで適当な大きさとなり、確実にオーバ
ーライトができる。
る。図10は、ガイドトラックの形成されている基板2
上にTMリッチ垂直磁化膜1を設けた光磁気記録媒体の
一例であり、断面図でのグルーブの面積S′(=(X2
+2X3)G)が、ワンピッチの膜全体の面積S(=
(X1+X2+X3)2h)の11%以下(S′=0.0
5S)の場合である。このとき記録磁区A付近の磁化M
sと反磁界Hdの大きさを図11に示す。ここではS′が
小さいため、記録磁区Aにかかる反磁界HdはTMリッ
チ膜で上記光磁気記録方法を実施するうえでは大きす
ぎ、消去困難となるためオーバーライトは不安定とな
る。一方、図12ではS′がSの11%より大きくなっ
ている場合(S′=0.3S)である。ここではS′が
大きいため記録磁区Aにかかる反磁界Hdは図13に示
すように小さくなり、TMリッチ膜で上記光磁気記録方
法を実施するうえで適当な大きさとなり、確実にオーバ
ーライトができる。
【0038】(vii)、(viii)、(ix)、(xi)の条
件については前述の(ii)、(iii)、(iv)、(v)
と同様の理由により設定される。
件については前述の(ii)、(iii)、(iv)、(v)
と同様の理由により設定される。
【0039】(x)については以下のように説明され
る。X1≦Rの場合には記録磁区がランドからはみ出
す。ランド端からグルーブの底への段差の部分では磁界
エネルギーの不連続による磁区のピニングが起り易い。
そのため、本発明で解決しようとしている反磁界の問題
とは別の理由で消し残りが生じることになる。
る。X1≦Rの場合には記録磁区がランドからはみ出
す。ランド端からグルーブの底への段差の部分では磁界
エネルギーの不連続による磁区のピニングが起り易い。
そのため、本発明で解決しようとしている反磁界の問題
とは別の理由で消し残りが生じることになる。
【0040】以上のように基板に形成されるガイドトラ
ックの形状が(vi)〜(xi)の条件を満たしていれば、
磁区Aにかかる反磁界は上記組成のTMリッチ膜で上記
光磁気記録方法を実施するうえで適当な大きさとなり、
確実にオーバーライトができるようになる。
ックの形状が(vi)〜(xi)の条件を満たしていれば、
磁区Aにかかる反磁界は上記組成のTMリッチ膜で上記
光磁気記録方法を実施するうえで適当な大きさとなり、
確実にオーバーライトができるようになる。
【0041】次に、請求項3の発明について説明する。
上記化1で表される非晶質合金膜からなり、化1のx,
y,zが下記の(d)〜(g)のいずれかを満足する場
合、該合金膜はREリッチ膜となり、そのため記録、消
去位置にかかる反磁界Hdが小さくなり、記録困難とな
るためオーバーライトの安定性がゆらぐことになる。そ
こで安定にオーバーライトを行うには、反磁界を助ける
ように外部磁界を印加することが必要となる。
上記化1で表される非晶質合金膜からなり、化1のx,
y,zが下記の(d)〜(g)のいずれかを満足する場
合、該合金膜はREリッチ膜となり、そのため記録、消
去位置にかかる反磁界Hdが小さくなり、記録困難とな
るためオーバーライトの安定性がゆらぐことになる。そ
こで安定にオーバーライトを行うには、反磁界を助ける
ように外部磁界を印加することが必要となる。
【0042】請求項3の発明ではガイドトラックを特定
形状とすることで反磁界の大きさを調整し、外部磁界を
印加しない、あるいは小さな外部磁界で安定にオーバー
ライトができるようにしたものである。
形状とすることで反磁界の大きさを調整し、外部磁界を
印加しない、あるいは小さな外部磁界で安定にオーバー
ライトができるようにしたものである。
【化1】 (d)x=0,0.24≦y≦0.3,0≦z≦0.2 (b)0<x≦0.2,0.245≦y≦0.3,0≦
z≦0.2 (c)0.2≦x≦0.3,0.26≦y≦0.3,0
≦z≦0.2 (d)0.3≦x≦0.45,0.245≦y≦0.
3,0≦z≦0.2
z≦0.2 (c)0.2≦x≦0.3,0.26≦y≦0.3,0
≦z≦0.2 (d)0.3≦x≦0.45,0.245≦y≦0.
3,0≦z≦0.2
【0043】即ち、その構成上の特徴は、図4及び図5
に示すように、垂直磁化膜1を担持する基板2を形成さ
れるガイドトラックが、断面略台形状のランド3と断面
略逆台形状のグルーブ4を形成し、かつ下記の(1)〜
(5)の条件を満足するような形状とした点にある。 (1)X1−R≧0.05(μm) (2)0.2(μm)≦0.2×(X1+X2+X3)≦
2.0(μm) (3)h/10<G<h (4)0.02(μm)<h<0.5(μm) (5)0≦X2/G 但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1/
2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端までの
水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、R
は当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、h
は垂直磁化膜の膜厚である。
に示すように、垂直磁化膜1を担持する基板2を形成さ
れるガイドトラックが、断面略台形状のランド3と断面
略逆台形状のグルーブ4を形成し、かつ下記の(1)〜
(5)の条件を満足するような形状とした点にある。 (1)X1−R≧0.05(μm) (2)0.2(μm)≦0.2×(X1+X2+X3)≦
2.0(μm) (3)h/10<G<h (4)0.02(μm)<h<0.5(μm) (5)0≦X2/G 但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1/
2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端までの
水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、R
は当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、h
は垂直磁化膜の膜厚である。
【0044】上記組成のようなREリッチ膜を使用する
と、記録温度での磁化が小さくなりそのためレーザー照
射位置にかかる反磁界Hdが小さくなる。また同時に膜
の保磁力も大きくなるので記録困難となる。光磁気記録
媒体として上記組成のようなREリッチ膜を使う場合、
ガイドトラックは、反磁界がなるべく大きくなるような
形状にすべきである。
と、記録温度での磁化が小さくなりそのためレーザー照
射位置にかかる反磁界Hdが小さくなる。また同時に膜
の保磁力も大きくなるので記録困難となる。光磁気記録
媒体として上記組成のようなREリッチ膜を使う場合、
ガイドトラックは、反磁界がなるべく大きくなるような
形状にすべきである。
【0045】先ず、上記(1)の条件について説明す
る。図14はガイドトラックの形成されている基板2に
REリッチ垂直磁化膜1を設けた光磁気記録媒体の一例
であり、X1−R≧0.05(μm)となっているもの
である。このときの記録磁区A付近の磁界Msと反磁界
Hdの大きさを図15に示す。ここではランド3の端と
記録磁区Aとの相対的な距離X1−Rが小さいため、R
Eリッチ膜で上記光磁気記録方式を実施するには記録磁
区にかかる反磁界が小さすぎ、記録困難となるためオー
バーライトが不安定となる。一方、図16はトラック形
状がX1−R≧0.05(μm)となっている光磁気記
録媒体である。この場合は記録磁区Aにかかる反磁界H
dは図17のように大きくなり、REリッチ膜で上記光
磁気記録方式を実施する上で適当な大きさとなり、確実
にオーバーライトができる。なお、図14と図16を比
べるとX1は一定としてRを変化させているが、(1)
の条件とするためにはX1とRの両方どちらを調整して
もよい。
る。図14はガイドトラックの形成されている基板2に
REリッチ垂直磁化膜1を設けた光磁気記録媒体の一例
であり、X1−R≧0.05(μm)となっているもの
である。このときの記録磁区A付近の磁界Msと反磁界
Hdの大きさを図15に示す。ここではランド3の端と
記録磁区Aとの相対的な距離X1−Rが小さいため、R
Eリッチ膜で上記光磁気記録方式を実施するには記録磁
区にかかる反磁界が小さすぎ、記録困難となるためオー
バーライトが不安定となる。一方、図16はトラック形
状がX1−R≧0.05(μm)となっている光磁気記
録媒体である。この場合は記録磁区Aにかかる反磁界H
dは図17のように大きくなり、REリッチ膜で上記光
磁気記録方式を実施する上で適当な大きさとなり、確実
にオーバーライトができる。なお、図14と図16を比
べるとX1は一定としてRを変化させているが、(1)
の条件とするためにはX1とRの両方どちらを調整して
もよい。
【0046】(2)、(3)、(4)、(5)の条件に
ついては前述の(ii)、(iii)、(iv)、(v)と同
様の理由により設定される。
ついては前述の(ii)、(iii)、(iv)、(v)と同
様の理由により設定される。
【0047】以上のように基板に形成されるガイドトラ
ックの形状が(1)〜(5)の条件を満たしていれば、
磁区Aにかかる反磁界は上記組成のREリッチ膜で上記
光磁気記録方法を実施するうえで、適当な大きさとなり
確実にオーバーライトができるようになる。
ックの形状が(1)〜(5)の条件を満たしていれば、
磁区Aにかかる反磁界は上記組成のREリッチ膜で上記
光磁気記録方法を実施するうえで、適当な大きさとなり
確実にオーバーライトができるようになる。
【0048】次に、請求項4の発明について説明する。
上記化1で表される非晶質合金膜からなり、化1のx,
y,zが上記(d)〜(g)のいずれかを満足する場
合、該合金膜はREリッチ膜となり、そのため記録、消
去位置にかかる反磁界Hdが小さくなり、記録困難とな
るためオーバーライトの安定性がゆらぐことになる。そ
こで安定にオーバーライトを行うには、反磁界を助ける
ように外部磁界を印加することが必要となる。
上記化1で表される非晶質合金膜からなり、化1のx,
y,zが上記(d)〜(g)のいずれかを満足する場
合、該合金膜はREリッチ膜となり、そのため記録、消
去位置にかかる反磁界Hdが小さくなり、記録困難とな
るためオーバーライトの安定性がゆらぐことになる。そ
こで安定にオーバーライトを行うには、反磁界を助ける
ように外部磁界を印加することが必要となる。
【0049】請求項4の発明ではガイドトラックを特定
形状とすることで反磁界の大きさを調整し、外部磁界を
印加しない、あるいは小さな外部磁界で安定にオーバー
ライトができるようにしたものである。
形状とすることで反磁界の大きさを調整し、外部磁界を
印加しない、あるいは小さな外部磁界で安定にオーバー
ライトができるようにしたものである。
【0050】即ち、その構成上の特徴は、図4及び図5
に示すように、垂直磁化膜1を担持する基板2に形成さ
れるガイドトラックが、断面略台形状のランド3と断面
略逆台形状のグルーブ4を形成し、かつ下記の(6)〜
(11)の条件を満足するような形状とした点にある。 (6)0<(X2+2.0X3)G≦0.11(X1+X2
+X3)×2.0h (7)0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦
2.0(μm) (8)h/10<G<h (9)0.02(μm)<h<0.5(μm) (10)0<R<X1 (11)0≦X2/G 但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1/
2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端までの
水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、R
は当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、h
は垂直磁化膜の膜厚である。
に示すように、垂直磁化膜1を担持する基板2に形成さ
れるガイドトラックが、断面略台形状のランド3と断面
略逆台形状のグルーブ4を形成し、かつ下記の(6)〜
(11)の条件を満足するような形状とした点にある。 (6)0<(X2+2.0X3)G≦0.11(X1+X2
+X3)×2.0h (7)0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦
2.0(μm) (8)h/10<G<h (9)0.02(μm)<h<0.5(μm) (10)0<R<X1 (11)0≦X2/G 但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1/
2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端までの
水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、R
は当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、h
は垂直磁化膜の膜厚である。
【0051】上記組成のようなREリッチ膜を使用する
と、記録温度での磁化が小さくなりそのためレーザー照
射位置にかかる反磁界Hdが小さくなる。また同時に膜
の保磁力も大きくなるので記録困難となる。光磁気記録
媒体として上記組成のようなREリッチ膜を使う場合、
ガイドトラックは、反磁界がなるべく大きくなるような
形状にすべきである。
と、記録温度での磁化が小さくなりそのためレーザー照
射位置にかかる反磁界Hdが小さくなる。また同時に膜
の保磁力も大きくなるので記録困難となる。光磁気記録
媒体として上記組成のようなREリッチ膜を使う場合、
ガイドトラックは、反磁界がなるべく大きくなるような
形状にすべきである。
【0052】先ず、上記(6)の条件について説明す
る。図18はガイドトラックの形成されている基板2に
REリッチ垂直磁化膜1を設けた光磁気記録媒体の一例
であり、断面図でのグルーブの面積S′(=(X2+2
X3)G)が、ワンピッチの膜全体の面積S(=(X1+
X2+X3)2h)の11%より大きい(S′=0.03
S)の場合である。このとき記録磁区A付近の磁化Ms
と反磁界Hdの大きさを図19に示す。ここではS′が
大きいため、記録磁区Aにかかる反磁界HdはREリッ
チ膜で上記光磁気記録方法を実施するうえでは小さすぎ
記録困難となるため、オーバーライトは不安定となる。
一方、図20ではS′がSの11%以下になっている場
合(S′=0.05S)である。ここではS′が小さい
ため記録磁区Aにかかる反磁界Hdは図21に示すよう
に大きくなり、REMリッチ膜で上記光磁気記録方法を
実施するうえで適当な大きさとなり、確実にオーバーラ
イトができる。
る。図18はガイドトラックの形成されている基板2に
REリッチ垂直磁化膜1を設けた光磁気記録媒体の一例
であり、断面図でのグルーブの面積S′(=(X2+2
X3)G)が、ワンピッチの膜全体の面積S(=(X1+
X2+X3)2h)の11%より大きい(S′=0.03
S)の場合である。このとき記録磁区A付近の磁化Ms
と反磁界Hdの大きさを図19に示す。ここではS′が
大きいため、記録磁区Aにかかる反磁界HdはREリッ
チ膜で上記光磁気記録方法を実施するうえでは小さすぎ
記録困難となるため、オーバーライトは不安定となる。
一方、図20ではS′がSの11%以下になっている場
合(S′=0.05S)である。ここではS′が小さい
ため記録磁区Aにかかる反磁界Hdは図21に示すよう
に大きくなり、REMリッチ膜で上記光磁気記録方法を
実施するうえで適当な大きさとなり、確実にオーバーラ
イトができる。
【0053】(7)、(8)、(9)、(11)の条件
については前述の(2)、(3)、(4)、(5)と同
様の理由により設定される。
については前述の(2)、(3)、(4)、(5)と同
様の理由により設定される。
【0054】(10)については以下のように説明され
る。X1≦Rの場合には記録磁区がランドからはみ出
す。ランド端からグルーブの底への段差の部分では磁壁
エネルギーの不連続による磁区のピニングが起り易い。
そのため、本発明で解決しようとしている反磁界の問題
とは別の理由で消し残りが生じることになる。
る。X1≦Rの場合には記録磁区がランドからはみ出
す。ランド端からグルーブの底への段差の部分では磁壁
エネルギーの不連続による磁区のピニングが起り易い。
そのため、本発明で解決しようとしている反磁界の問題
とは別の理由で消し残りが生じることになる。
【0055】以上のように基板に形成されるガイドトラ
ックの形状が(6)〜(11)の条件を満たしていれ
ば、磁区Aにかかる反磁界は上記組成のREリッチ膜で
上記光磁気記録方法を実施するうえで、適当な大きさと
なり確実オーバーライトができるようになる。
ックの形状が(6)〜(11)の条件を満たしていれ
ば、磁区Aにかかる反磁界は上記組成のREリッチ膜で
上記光磁気記録方法を実施するうえで、適当な大きさと
なり確実オーバーライトができるようになる。
【0056】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。
【0057】実施例1、2及び比較例1 記録層として(Tb0.875Dy0.125)0.23(Fe0.9C
o0.1)0.77膜を用いるとともに、基板に形成されるガ
イドトラックの形状(X1、X2、X3、G)を表2に示
すように様々に変えて上記光磁気記録方式でオーバーラ
イト特性を評価した。その結果を表2に併せて示す。膜
厚hは全て0.2(μm)、ピッチは1.6(μm)と
した。
o0.1)0.77膜を用いるとともに、基板に形成されるガ
イドトラックの形状(X1、X2、X3、G)を表2に示
すように様々に変えて上記光磁気記録方式でオーバーラ
イト特性を評価した。その結果を表2に併せて示す。膜
厚hは全て0.2(μm)、ピッチは1.6(μm)と
した。
【0058】以上のオーバーライト実験の結果、一般式
化1(a)〜(c)の条件及び(i)〜(v)の条件の
全てを満たしている実施例1の記録媒体ではオーバーラ
イトが可能であった。一方(i)〜(v)のいずれかを
満足しない比較例1の記録媒体ではオーバーライトは不
可能であった。また、表2に上げられた以外にも様々な
ガイドトラック形状の基板上の様々な組成のTbDyF
eCo膜についてオーバーライト評価を行った結果、一
般式化1(a)〜(c)の条件及び(i)〜(v)の条
件を全て満たしている記録媒体についてはオーバーライ
トが可能であったが、それ以外のものはオーバーライト
が不可能であるか、100(Oe)以上の大きな外部磁
界を必要とした。また以上のオーバーライト実験の結
果、一般式化1(a)〜(c)の条件及び(vi)〜(x
i)の条件の全てを満たしている実施例2の記録媒体で
はオーバーライトが可能であった。一方(vi)〜(xi)
のいずれかを満足しない比較例1の記録媒体ではオーバ
ーライトは不可能であった。また、表2に挙げられた以
外にも様々なガイドトラック形状の基板上の様々な組成
のTbDyFeCo膜についてオーバーライト評価を行
った結果、一般式化1(a)〜(c)の条件及び(vi)
〜(xi)条件を全て満たしている記録媒体についてはオ
ーバーライトが可能であったが、それ以外のものはオー
バーライトが不可能であるか、100(Oe)以上の大
きな外部磁界を必要とした。
化1(a)〜(c)の条件及び(i)〜(v)の条件の
全てを満たしている実施例1の記録媒体ではオーバーラ
イトが可能であった。一方(i)〜(v)のいずれかを
満足しない比較例1の記録媒体ではオーバーライトは不
可能であった。また、表2に上げられた以外にも様々な
ガイドトラック形状の基板上の様々な組成のTbDyF
eCo膜についてオーバーライト評価を行った結果、一
般式化1(a)〜(c)の条件及び(i)〜(v)の条
件を全て満たしている記録媒体についてはオーバーライ
トが可能であったが、それ以外のものはオーバーライト
が不可能であるか、100(Oe)以上の大きな外部磁
界を必要とした。また以上のオーバーライト実験の結
果、一般式化1(a)〜(c)の条件及び(vi)〜(x
i)の条件の全てを満たしている実施例2の記録媒体で
はオーバーライトが可能であった。一方(vi)〜(xi)
のいずれかを満足しない比較例1の記録媒体ではオーバ
ーライトは不可能であった。また、表2に挙げられた以
外にも様々なガイドトラック形状の基板上の様々な組成
のTbDyFeCo膜についてオーバーライト評価を行
った結果、一般式化1(a)〜(c)の条件及び(vi)
〜(xi)条件を全て満たしている記録媒体についてはオ
ーバーライトが可能であったが、それ以外のものはオー
バーライトが不可能であるか、100(Oe)以上の大
きな外部磁界を必要とした。
【0059】
【表2】
【0060】実施例3、4及び比較例2 記録層として(Tb0.75Dy0.25)0.27(Fe0.9C
o0.1)0.73膜を用いるとともに、基板に形成されるガ
イドトラックの形状(X1、X2、X3、G)を表3に示
すように様々に変えて上記光磁気記録称方式でオーバー
ライト特性を評価した。その結果を表3に併せて示す。
膜厚hは全て0.2(μm)、ピッチは1.6(μm)
とした。
o0.1)0.73膜を用いるとともに、基板に形成されるガ
イドトラックの形状(X1、X2、X3、G)を表3に示
すように様々に変えて上記光磁気記録称方式でオーバー
ライト特性を評価した。その結果を表3に併せて示す。
膜厚hは全て0.2(μm)、ピッチは1.6(μm)
とした。
【0061】以上のオーバーライト実験の結果、一般式
化1(d)〜(g)の条件及び(1)〜(5)の条件の
全てを満たしている実施例3の記録媒体ではオーバーラ
イトが可能であった。一方(1)〜(5)のいずれかを
満足しない比較例2の記録媒体ではオーバーライトは不
可能であった。また、表3に挙げられた以外にも様々な
ガイドトラック形状の基板上の様々な組成のTbDyF
eCo膜についてオーバーライト評価を行った結果、一
般式化1(d)〜(g)の条件及び(1)〜(5)の条
件を全て満たしている記録媒体についてはオーバーライ
トが可能であったが、それ以外のものはオーバーライト
が不可能であるか、−100(Oe)以上の大きな外部
磁界を必要とした。また以上のオーバーライト実験の結
果、一般式化1(d)〜(g)の条件及び(6)〜(1
1)の条件の全てを満たしている実施例4の記録媒体で
はオーバーライトが可能であった。一方(6)〜(1
1)のいずれかを満足しない比較例2の記録媒体ではオ
ーバーライトは不可能であった。また、表3に挙げられ
た以外にも様々なガイドトラック形状の基板上の様々な
組成のTbDyFeCo膜についてオーバーライト評価
を行った結果、一般式化1(d)〜(g)の条件及び
(6)〜(11)の条件を全て満たしている記録媒体に
ついてはオーバーライトが可能であったが、それ以外の
ものはオーバーライトが不可能であるか、−100(O
e)以上の大きな外部磁界を必要とした。
化1(d)〜(g)の条件及び(1)〜(5)の条件の
全てを満たしている実施例3の記録媒体ではオーバーラ
イトが可能であった。一方(1)〜(5)のいずれかを
満足しない比較例2の記録媒体ではオーバーライトは不
可能であった。また、表3に挙げられた以外にも様々な
ガイドトラック形状の基板上の様々な組成のTbDyF
eCo膜についてオーバーライト評価を行った結果、一
般式化1(d)〜(g)の条件及び(1)〜(5)の条
件を全て満たしている記録媒体についてはオーバーライ
トが可能であったが、それ以外のものはオーバーライト
が不可能であるか、−100(Oe)以上の大きな外部
磁界を必要とした。また以上のオーバーライト実験の結
果、一般式化1(d)〜(g)の条件及び(6)〜(1
1)の条件の全てを満たしている実施例4の記録媒体で
はオーバーライトが可能であった。一方(6)〜(1
1)のいずれかを満足しない比較例2の記録媒体ではオ
ーバーライトは不可能であった。また、表3に挙げられ
た以外にも様々なガイドトラック形状の基板上の様々な
組成のTbDyFeCo膜についてオーバーライト評価
を行った結果、一般式化1(d)〜(g)の条件及び
(6)〜(11)の条件を全て満たしている記録媒体に
ついてはオーバーライトが可能であったが、それ以外の
ものはオーバーライトが不可能であるか、−100(O
e)以上の大きな外部磁界を必要とした。
【0062】
【表3】
【0063】
【発明の効果】請求項1〜4の発明によれば、基板のガ
イドトラックの形状を、垂直磁化膜の組成ごとに前記の
ごとく規定したので、垂直磁化膜に用いる磁性材料の組
成が前記のごとくTMリッチ、あるいはREリッチ側に
ずれることによって、レーザー照射位置にかかる反磁界
Hdの値が変化しても、大きな外部磁界を印加すること
なく安定してオーバーライトが行えるようになる。
イドトラックの形状を、垂直磁化膜の組成ごとに前記の
ごとく規定したので、垂直磁化膜に用いる磁性材料の組
成が前記のごとくTMリッチ、あるいはREリッチ側に
ずれることによって、レーザー照射位置にかかる反磁界
Hdの値が変化しても、大きな外部磁界を印加すること
なく安定してオーバーライトが行えるようになる。
【図1】希土類金属−遷移金属非晶質合金の磁気温度特
性を示す図である。
性を示す図である。
【図2】本発明の光磁気記録媒体に適用される光磁気記
録方式におけるレーザー照射条件の説明図である。
録方式におけるレーザー照射条件の説明図である。
【図3】オーバーライト実験の結果を示す図である。
【図4】本発明による光磁気記録媒体の断面形状を示す
図である。
図である。
【図5】本発明による光磁気記録媒体の断面形状及びガ
イドトラックを示す斜視断面図である。
イドトラックを示す斜視断面図である。
【図6】X1−Rに係る条件の説明図である。
【図7】図6の場合の磁化Ms及び反磁界−Hdの大き
さを示す図である。
さを示す図である。
【図8】X1−Rに係る条件の説明図である。
【図9】図8の場合の磁化Ms及び反磁界−Hdの大き
さを示す図である。
さを示す図である。
【図10】S′に係る条件の説明図である。
【図11】図9の場合の磁化Ms及び反磁界−Hdの大
きさを示す図である。
きさを示す図である。
【図12】S′に係る条件の説明図である。
【図13】図12の場合の磁化Ms及び反磁界−Hdの
大きさを示す図である。
大きさを示す図である。
【図14】グルーブの深さに係る条件の説明図である。
【図15】図14の場合の磁化Ms及び反磁界−Hdの
大きさを示す図である。
大きさを示す図である。
【図16】グルーブの深さに係る条件の説明図である。
【図17】図16の場合の磁化Ms及び反磁界−Hdの
大きさを示す図である。
大きさを示す図である。
【図18】ランドからグルーブの底への傾斜に係る条件
の説明図である。
の説明図である。
【図19】図18の場合の磁化Ms及び反磁界−Hdの
大きさを示す図である。
大きさを示す図である。
【図20】ランドからグルーブの底への傾斜に係る条件
の説明図である。
の説明図である。
【図21】図20の場合の磁化Ms及び反磁界−Hdの
大きさを示す図である。
大きさを示す図である。
【図22】記録ビット端の説明図である。
1 垂直磁化膜 2 基板 3 ランド 4 グルーブ A 記録磁区
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 元治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 野々山 治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 正悦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 出口 浩司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (4)
- 【請求項1】 ガイドトラックが形成された基板上に単
層の垂直磁化膜を設けてなり、一定外部磁界のもとで磁
区の形成、消去を制御することによりオーバーライト可
能な光磁気記録を行う光磁気記録方式であって、磁区形
成時には強度Pw1、時間τ1のパルスレーザーを光磁気
記録媒体に対し所望の長さの磁区となるまで数回にわた
り連続的に照射し、磁区消去時には強度Pw0、時間τ0
のパルスレーザーを消去磁区が所望の長さとなるまで数
回にわたり連続的に照射し、その際Pw1、Pw0及びτ
0、τ1がτ1≧τ0及びPw1・τ1>Pw0・τ0なる関係
を満足するように照射を行う光磁気記録方式に使用され
る光磁気記録媒体において、前記垂直磁化膜が下記一般
式化1で表わされる非晶質合金膜からなり、下記一般式
化1のx,y,zが(a)x=0,0.2≦y≦0.2
2,0≦z≦0.2、(b)0<x≦0.3,0.2≦
y≦0.24,0≦z≦0.2、(c)0.3≦x≦
0.45,0.2≦y≦0.23,0≦z≦0.2のい
ずれかを満足し、前記ガイドトラックが断面略台形状の
ランドと断面略逆台形状のグルーブを形成し、かつ前記
ガイドトラックが、 0<X1−R≦0.05(μm) 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体。 【化1】 - 【請求項2】 ガイドトラックが形成された基板上に単
層の垂直磁化膜を設けてなり、一定外部磁界のもとで磁
区形成、消去を制御することによりオーバーライト可能
な光磁気記録を行う光磁気記録方式であって、磁区形成
時には強度Pw1、時間τ1のパルスレーザーを光磁気記
録媒体に対し所望の長さの磁区となるまで数回にわたり
連続的に照射し、磁区消去時には強度Pw1、時間τ0の
パルスレーザーを消去磁区が所望の長さとなるまで数回
にわたり連続的に照射し、その際Pw1、Pw0及び
τ1、τ0がτ1≧τ0及びPw1・τ1>Pw0・τ0なる関
係を満足するように照射を行う光磁気記録方式に使用さ
れる光磁気記録媒体において、前記垂直磁化膜が下記一
般式化1で表される非晶質合金膜からなり、下記一般式
化1のx,y,zが(a)x=0,0.2≦y≦0.2
2,0≦z≦0.2、(b)0<x≦0.3,0.2≦
y≦0.24,0≦z≦0.2、(c)0.3≦x≦
0.45,0.2≦y≦0.23,0≦z≦0.2のい
ずれかを満足し、前記ガイドトラックが断面略台形状の
ランドと断面略逆台形状のグルーブを形成し、かつ前記
ガイドトラックが、 (X2+2.0X3)G≧0.11(X1+X2+X3)×
2.0h 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0<R<X1 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体。 【化1】 - 【請求項3】 ガイドトラックが形成された基板上に単
層の垂直磁化膜を設けてなり、一定外部磁界のもとで磁
区形成、消去を制御することによりオーバーライト可能
な光磁気記録を行う光磁気記録方式であって、磁区形成
時には強度Pw1、時間τ1のパルスレーザーを光磁気記
録媒体に対し所望の長さの磁区となるまで数回にわたり
連続的に照射し、磁区消去時には強度Pw0、時間τ0の
パルスレーザーを消去磁区が所望の長さとなるまで数回
にわたり連続的に照射し、その際Pw1、Pw0及び
τ1、τ0がτ1≧τ0及びPw1・τ1>Pw0・τ0なる関
係を満足するように照射を行う光磁気記録方式に使用さ
れる光磁気記録媒体において、前記垂直磁化膜が下記一
般式化1で表される非晶質合金膜からなり、下記一般式
化1のx,y,zが(d)x=0,0.24≦y≦0.
3,0≦z≦0.2、(e)0<x≦0.2,0.24
5≦y≦0.3,0≦z≦0.2、(f)0.2≦x≦
0.3,0.26≦y≦0.3,0≦z≦0.2、
(g)0.3≦x≦0.45,0.245≦y≦0.
3,0≦z≦0.2のいずれかを満足し、前記ガイドト
ラックが断面略台形状のランドと断面略逆台形状のグル
ーブを形成し、かつ前記ガイドトラックが、 X1−R≧0.05(μm) 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体。 【化1】 - 【請求項4】 ガイドトラックが形成された基板上に単
層の垂直磁化膜を設けてなり、一定外部磁界のもとで磁
区形成、消去を制御することによりオーバーライト可能
な光磁気記録を行う光磁気記録方式であって、磁区形成
時には強度Pw1、時間τ1のパルスレーザーを光磁気記
録媒体に対し所望の長さの磁区となるまで数回にわたり
連続的に照射し、磁区消去時には強度Pw0、時間τ0の
パルスレーザーを消去磁区が所望の長さとなるまで数回
にわたり連続的に照射し、その際Pw1、Pw0及び
τ1、τ0がτ1≧τ0及びPw1・τ1>Pw0・τ0なる関
係を満足するように照射を行う光磁気記録方式に使用さ
れる光磁気記録媒体において、前記垂直磁化膜が下記一
般式化1で表される非晶質合金膜からなり、下記一般式
化1のx,y,zが(d)x=0,0.24≦y≦0.
3,0≦z≦0.2、(e)0<x≦0.2,0.24
5≦y≦0.3,0≦z≦0.2、(f)0.2≦x≦
0.3,0.26≦y≦0.3,0≦z≦0.2、
(g)0.3≦x≦0.45,0.245≦y≦0.
3,0≦z≦0.2のいずれかを満足し、前記ガイドト
ラックが断面略台形状のランドと断面略逆台形状のグル
ーブを形成し、かつ前記ガイドトラックが、 0<(X2+2.0X3)G≦0.11(X1+X2+
X3)×2.0h 0.2(μm)≦2.0×(X1+X2+X3)≦2.0
(μm) h/10<G<h 0.02(μm)<h<0.5(μm) 0<R<X1 0≦X2/G (但し、式中Gはグルーブの深さ、X1はランド幅の1
/2、X2はランドの端から隣接するグルーブの端まで
の水平方向の距離、X3はグルーブの底の幅の1/2、
Rは当該光磁気記録媒体に記録されるべき磁区の半径、
hは垂直磁化膜の膜厚である)なる条件を満足すること
を特徴とする光磁気記録媒体。 【化1】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13427892A JPH05307779A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13427892A JPH05307779A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 光磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05307779A true JPH05307779A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15124546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13427892A Pending JPH05307779A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05307779A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020069789A (ko) * | 2001-02-28 | 2002-09-05 | 캐논 가부시끼가이샤 | 자구벽변위형 자기광학매체 및 그 제조방법 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP13427892A patent/JPH05307779A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020069789A (ko) * | 2001-02-28 | 2002-09-05 | 캐논 가부시끼가이샤 | 자구벽변위형 자기광학매체 및 그 제조방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5430696A (en) | Magneto-optical recording medium | |
| EP0536780A2 (en) | Method of recording information on and reproducing information from magnetooptical recording medium | |
| JP3038853B2 (ja) | 高レベルのマージンが拡大したオーバーライト可能な光磁気記録媒体 | |
| JPH06162589A (ja) | 光磁気記録媒体及び光磁気記録方法 | |
| JP3786426B2 (ja) | 光磁気記録媒体及びその再生方法 | |
| EP0593249B1 (en) | Magnetooptic information recording method and system | |
| JP3277245B2 (ja) | 光磁気記録媒体及びその再生方法 | |
| JPH056588A (ja) | 光磁気記録媒体及び光磁気記録方法 | |
| JPH05307779A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| US5323366A (en) | Magneto-optical recording method with switching and maintaining perpendicular magnetization light beam application modes | |
| JP2828993B2 (ja) | 光磁気記録媒体及びそれを用いた情報記録方法 | |
| JP2766198B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPH05205335A (ja) | 光磁気記録媒体及び光磁気記録方法 | |
| JP3458234B2 (ja) | 光磁気記録方法 | |
| JP3184272B2 (ja) | 光磁気記録方法 | |
| JP3091099B2 (ja) | 光磁気記録媒体および光磁気記録再生方法 | |
| JPH05290421A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPH05303788A (ja) | 光磁気記録方式 | |
| JP3792366B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPH05210881A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPH04313833A (ja) | 光磁気記録媒体およびそれを用いた光磁気記録再生方法 | |
| JP3613267B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JP3071246B2 (ja) | 光磁気記録方法 | |
| JPH0536147A (ja) | 光磁気記録方法 | |
| JPH0562281A (ja) | 光磁気記録方法 |