JPH0530786U - 金属検出機の検出ヘツド - Google Patents
金属検出機の検出ヘツドInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属検出機の検出ヘッドの金属筐体内に充填
する充填材の量を減らす。 【構成】 送信コイル11と受信コイル12、14は、
コイル枠14に巻き付けられている。コイル枠14の外
周と筐体本体31の内壁31cの隙間には、詰め板50
〜52が挿入されている。コイル枠14は、詰め板50
〜52と、筐体本体31の内壁およびコイル枠14の外
周との隙間に充填されて硬化した充填材によって、筐体
本体31内に固定されている。
する充填材の量を減らす。 【構成】 送信コイル11と受信コイル12、14は、
コイル枠14に巻き付けられている。コイル枠14の外
周と筐体本体31の内壁31cの隙間には、詰め板50
〜52が挿入されている。コイル枠14は、詰め板50
〜52と、筐体本体31の内壁およびコイル枠14の外
周との隙間に充填されて硬化した充填材によって、筐体
本体31内に固定されている。
Description
【0001】
本考案は金属検出機の検出ヘッドに関する。
【0002】
金属検出機は、一般的に、被検査体に混入された金属が検査磁界に与える変化 を検出することによって、被検査体に金属が混入しているか否かを判別している 。
【0003】 このための検出ヘッドとして、従来より図5に示すように、中央の送信コイル 1の前後に同一径の受信コイル2、3を配置した同軸形式の検出ヘッドが用いら れている。
【0004】 この形式の検出ヘッドでは、各コイルの内側を連続する検査空間S内に、中央 の送信コイル1から検査用の交番磁界を発生させ、この磁束に交わる受信コイル 2、3から誘起電圧V1、V2を発生させる。各受信コイル2、3は、送信コイ ル1に対して等しい距離に配置されているため、被検査体が検査空間Sから遠い 位置にある状態では誘起電圧の大きさは等しい。
【0005】 ここで、例えば、鉄金属Mを含む被検査体Wが、受信コイル2に近づくと、受 信コイル2内の磁束密度は増し、逆に受信コイル3内の磁束密度は減少する。こ のため、受信コイル2の誘起電圧V1は、受信コイル3の誘起電圧V2より大き くなる。この被検査体Wが受信コイル3内まで移動すると、受信コイル2内より も受信コイル3内の磁束密度の方が大きくなるため、誘起電圧V1より誘起電圧 V2の方が大きくなる。
【0006】 したがって、検出ヘッドから出力される誘起電圧同士の差の変化に基づいて、 検出ヘッドの検査空間S内を通過した被検査体Wに金属が混入しているか否かを 判定することができる。
【0007】 このような形式の検出ヘッドでは、被検査体の検査空間(被検査体の通過経路 )の確保と、各コイル間の距離変化を防ぐ防ぐために、図6に示すように非磁性 体で且つ絶縁体(ベーク材等)からなるコイル枠4の外周に、送信コイル1と受 信コイル2、3とを等間隔に巻付けて支持している。
【0008】 このコイル枠4は、図7に示すように、磁気シールド用の金属筐体5の機械的 中心部に収容され、この金属筐体5の内壁5aとコイル枠4の外周との隙間に充 填されて硬化した充填材6によって、金属筐体5とコイル枠4との相対位置が変 化しないように、堅固に固定されている。
【0009】
しかしながら、コイル枠4と金属筐体5の隙間は、この金属筐体5自身が検査 磁界に与える悪影響を少なくするために、大きな寸法が必要であり、この隙間に 充填するための充填材6の量が非常に多くなってしまい、硬化までの時間が非常 に長くなるという問題がある。
【0010】 また、この種の充填材は、一般的に高価で、しかも硬化時に大量の熱とガスを 発生するため、その充填量が場合には、製品コストが高くなり、充填作業中のガ ス対策が必要になってしまう。
【0011】 また、充填材硬化時の大量の発熱と、その発熱にともなう熱収縮によって、コ イル枠4の位置、即ち、金属筐体に対する各コイルの位置がずれてしまい、磁気 的なバランスがとれなくなってしまう。
【0012】 本考案は、この課題を解決した金属検出機の検出ヘッドを提供することを目的 としている。
【0013】
前記課題を解決するために本考案の金属検出機の検出ヘッドは、 検査空間に発生させた検査磁界が、前記検査空間内の被検査体に含まれる金属 によって変化したことを検出するための磁気センサと、 前記磁気センサを、内壁と隙間のある状態で所定位置に収容する磁気シールド 用の金属筐体と、 前記金属筐体の内壁と前記磁気センサとの間に隙間のある状態で挿入された非 金属製の詰物と、 前記詰物と、前記金属筐体および前記磁気センサとの隙間に充填され、硬化し て前記金属筐体内の磁気センサの位置を固定する充填材とを備えている。
【0014】
このように構成されているため、本考案の金属検出機の検出ヘッドは、金属筐 体と磁気センサとの間は、その間の全体の容積から非金属製の詰物の総体積を除 いた量の充填材によって固定されている。
【0015】
以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。 図1は、一実施例の検出ヘッド10の要部を示す正面図、図2は、一実施例の 検出ヘッド10の斜視図、図3は図1のA−A線断面図、図4は、一実施例のコ イル枠14と詰め板50〜52を示す斜視図である。
【0016】 この検出ヘッド10は前記した同軸形式のもので、その磁気センサである1対 の受信コイル12、13は、図4に示しているように送信コイル11とともにコ イル枠14の外周に同一間隔で巻き付けられている。
【0017】 コイル枠14は、その内側に直方体の検査空間Sを形成するようにベーク材等 によって構成されている。
【0018】 このコイル枠14は、その前端面14aおよび後端面14bを、アルミ材で形 成された金属筐体30の内壁に近接するように収容されている。
【0019】 金属筐体30は、アルミ材によってほぼ直方体状に形成された一方の側面が開 口された筐体本体31と、この一方の側面を密閉する外蓋40によって構成され ている。
【0020】 筐体本体31の正面部31aおよび背面部31bには、コイル枠14内の検査 空間Sと連続する大きさの角穴32、33が設けられている。
【0021】 筐体本体31の内壁31cとコイル枠14の上面14c、下面14dおよび一 方の側面14eとの隙間には、発泡スチロール製の詰め板50〜52が隙間のあ る状態でそれぞれ挿入されている。各詰め板50〜52には、充填材55を通過 させるための通過穴53が複数設けられている。
【0022】 これらの詰め板50〜52の表面と筐体本体31およびコイル枠14の隙間に は、エポキシ系(あるいは不飽和ポリエステル系)の充填材55が充填されてい る。コイル枠14は、この充填材55によって筐体本体31内の予め位置決めさ れた位置に堅固に固定されている。
【0023】 次に、この検出ヘッド10の組立て方法について説明する。 始めに、開口された側面側を上に向けた筐体本体31内のほぼ中心位置に、コ イル枠14を、その一方の側面14eが下側となるように収容する。このとき、 3枚の詰め板50〜52をそれぞれの隙間に挿入しておく。
【0024】 そして、コイル枠14の位置を、両受信コイル12、13の誘起電圧が等しく なる位置に位置決めする。
【0025】 この位置決めの後、角穴32、33とコイル枠14の前端面14aおよび後端 面14bとの隙間を塞ぎ、上方から充填材55を注入する。
【0026】 注入された充填材55は、各詰め板50〜52の表面とコイル枠14の外周お よび筐体本体31の内壁との間に充填され、所定時間後に完全に硬化する。
【0027】 この充填に必要な充填材55の量は、筐体本体31とコイル枠14との隙間全 体の容積から詰め板50〜52の総体積を減じた少ない量で済み、その硬化時間 も短く、ガスの発生も極めて少ない。
【0028】 また、コイル枠14の位置ずれは、充填材55の発熱が少ないため、極めて少 なくて済み、磁気的なバランスずれもほとんど発生しない。
【0029】 充填材55が完全に硬化した後、外蓋40を筐体本体31に取付けて、この組 み立て作業が完了する。
【0030】 以上のようにして組み立てられた検出ヘッド10は、充填材55に比べてはる かに比重の小さい発泡スチロール製の詰め板50〜52を用いて、充填材の充填 量を少量化しているため、検出ヘッド全体の重量を格段に軽減化できる。
【0031】 なお、この詰め板の材質は、検査磁界に影響を与えない非金属製のものであれ ば、発泡スチロール以外の他の材質のものでもよく、その形状についても、前記 のような大きな板状の物だけでなく、小さな球状のものを多数用いるようにして もよい。
【0032】 なお、前記実施例では、同軸形式の検出ヘッドに本考案を適用した例について 説明したが、同一面に並んだ2つの受信コイルと、送信コイルとを、検査空間を はさんで対向させた対向形式の検出ヘッドについても本考案を適用することがで きる。
【0033】 また、前記実施例では、磁気センサとして、コイル枠に巻き付けられた受信コ イルを用いた検出ヘッドについて説明したが、たとえば、ホール素子等の半導体 センサを磁気センサとして用いた検出ヘッドの場合でも本考案を適用することが できる。
【0034】 また、検査磁界は、前記した交流磁界だけでなく、直流電源や永久磁石による 一方向の磁界や、この一方向磁界の強さを所定周波数で変調させた脈流磁界を用 いた検出ヘッドについても本考案を同様に適用することができる。
【0035】
以上説明したように、本考案の金属検出機の検出ヘッドは、金属筐体の内壁と 磁気センサとの間に、非金属製の詰物を隙間のある状態で挿入し、その隙間に充 填材を充填して、磁気センサを固定しているため、充填材の量が格段に少なくて 済み、製品コストを安価にでき、ガス対策等が不要になる。
【0036】 また、充填材硬化時の発熱量も減り、その熱収縮による磁気センサの位置ずれ を格段に減少させることができる。
【図1】一実施例の一部を破断した正面図である。
【図2】本考案の一実施例の外観を示す斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】一実施例の要部を示す斜視図である。
【図5】同軸形式の検出ヘッドの検出原理を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図6】従来の検出ヘッドの要部の概略斜視図である。
【図7】従来の検出ヘッドの全体構成を示す図である。
10 検出ヘッド 11 送信コイル 12、13 受信コイル 14 コイル枠 30 金属筐体 31 筐体本体 32、33 角穴 40 外蓋 50〜52 詰め板 53 通過穴 55 充填材 S 検査空間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
Claims (1)
- 【請求項1】検査空間に発生させた検査磁界が、前記検
査空間内の被検査体に含まれる金属によって変化したこ
とを検出するための磁気センサと、 前記磁気センサを、内壁と隙間のある状態で所定位置に
収容する磁気シールド用の金属筐体と、 前記金属筐体の内壁と前記磁気センサとの間に隙間のあ
る状態で挿入された非金属製の詰物と、 前記詰物と、前記金属筐体および前記磁気センサとの隙
間に充填され、硬化して前記金属筐体内の磁気センサの
位置を固定する充填材とを備えた金属検出機の検出ヘッ
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8689091U JPH0530786U (ja) | 1991-09-29 | 1991-09-29 | 金属検出機の検出ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8689091U JPH0530786U (ja) | 1991-09-29 | 1991-09-29 | 金属検出機の検出ヘツド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0530786U true JPH0530786U (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=13899437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8689091U Pending JPH0530786U (ja) | 1991-09-29 | 1991-09-29 | 金属検出機の検出ヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0530786U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0875866A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-22 | Nippon Cement Co Ltd | 金属検出装置の検出ヘッド |
| WO2019215458A1 (en) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | The University Of Manchester | Metal detector and method of manufacturing the same |
-
1991
- 1991-09-29 JP JP8689091U patent/JPH0530786U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0875866A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-22 | Nippon Cement Co Ltd | 金属検出装置の検出ヘッド |
| WO2019215458A1 (en) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | The University Of Manchester | Metal detector and method of manufacturing the same |
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