JPH05309132A - 体外循環温熱治療装置 - Google Patents
体外循環温熱治療装置Info
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- JPH05309132A JPH05309132A JP4120750A JP12075092A JPH05309132A JP H05309132 A JPH05309132 A JP H05309132A JP 4120750 A JP4120750 A JP 4120750A JP 12075092 A JP12075092 A JP 12075092A JP H05309132 A JPH05309132 A JP H05309132A
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- JP
- Japan
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- blood
- blood vessel
- extracorporeal
- thermoelectric element
- tumor
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 腫瘍組織の血管部に加温手段により加温した
血液を流すことにより腫瘍組織を死滅させるようにして
なる体外循環温熱治療装置。 【構成】 電源接続時に高温部HTと低温部LTとを同
時に形成する熱電素子5と、上記腫瘍組織3,4の血管
部上流に介装され、該血管部を流れる血液を上記熱電素
子の高温部を通して加温した後に上記腫瘍部に供給する
第1の体外血液流路と、上記腫瘍組織の血管部下流に介
装され、該血管部を流れる血液を上記熱電素子の低温部
を通して降温させた後に当該血管部に戻す第2の体外血
液流路と、上記第1、第2の体外血液流路の途中に介設
された血液循環ポンプとを設け、患部付近のみを効果的
に加温できるようにする。
血液を流すことにより腫瘍組織を死滅させるようにして
なる体外循環温熱治療装置。 【構成】 電源接続時に高温部HTと低温部LTとを同
時に形成する熱電素子5と、上記腫瘍組織3,4の血管
部上流に介装され、該血管部を流れる血液を上記熱電素
子の高温部を通して加温した後に上記腫瘍部に供給する
第1の体外血液流路と、上記腫瘍組織の血管部下流に介
装され、該血管部を流れる血液を上記熱電素子の低温部
を通して降温させた後に当該血管部に戻す第2の体外血
液流路と、上記第1、第2の体外血液流路の途中に介設
された血液循環ポンプとを設け、患部付近のみを効果的
に加温できるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、生体の特定部位の組
織を正確な温度に加熱又は加温して治療し得るようにし
た体外循環温熱治療装置に関するものである。
織を正確な温度に加熱又は加温して治療し得るようにし
た体外循環温熱治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の医療機関では、一般に磁気共鳴映
像診断装置(略してMRI)と呼ばれる画像診断装置が多
く使用されるようになっている。
像診断装置(略してMRI)と呼ばれる画像診断装置が多
く使用されるようになっている。
【0003】この磁気共鳴映像診断装置は、核物理現象
としての核磁気共鳴(いわゆるNMR)を利用したもの
で、人間の細胞の原子核に所定の周波数の電磁波を照射
し、その共鳴現象をコンピュータを使用した画像処理シ
ステムによって映像化することによって人体の細胞の原
子レベルでの病理状態を視覚的に診断できるようにした
ものである。人体の細胞を構成する原子の大部分は水素
原子(H)であるが、その原子核(1H)は、極く小さな磁
石と同じであって、通常の状態では自転し首振り運動を
続けている。ところが、これを強力な磁場の中に置く
と、当該各原子核(1H)は上記磁場の方向に全てが向き
をそろえる。
としての核磁気共鳴(いわゆるNMR)を利用したもの
で、人間の細胞の原子核に所定の周波数の電磁波を照射
し、その共鳴現象をコンピュータを使用した画像処理シ
ステムによって映像化することによって人体の細胞の原
子レベルでの病理状態を視覚的に診断できるようにした
ものである。人体の細胞を構成する原子の大部分は水素
原子(H)であるが、その原子核(1H)は、極く小さな磁
石と同じであって、通常の状態では自転し首振り運動を
続けている。ところが、これを強力な磁場の中に置く
と、当該各原子核(1H)は上記磁場の方向に全てが向き
をそろえる。
【0004】そして、その状態において該磁場の方向と
直角な方向から電磁波(ラジオ波)を照射すると、上記各
原子核は特定の周波数の電圧信号を出して、その位置を
知らせる。そこで、該電圧信号をキャッチして画像を構
成し、疾患を診断するというメカニズムとなっている。
直角な方向から電磁波(ラジオ波)を照射すると、上記各
原子核は特定の周波数の電圧信号を出して、その位置を
知らせる。そこで、該電圧信号をキャッチして画像を構
成し、疾患を診断するというメカニズムとなっている。
【0005】すなわち、上記磁気共鳴映像診断装置では
異常細胞と正常細胞との違いを原子核レベルで把えるこ
とができるので、病巣の存在する部分を極めて明瞭にと
らえることができる。例えば人体のガン細胞中の水素原
子核は一般に正常細胞中のそれよりも密度が高い。ま
た、同ガン細胞中の水分子と正常細胞中の水分子とは動
きが全く違う。さらに磁気共鳴後の水素原子核が元の状
態に戻る時間も異なる。
異常細胞と正常細胞との違いを原子核レベルで把えるこ
とができるので、病巣の存在する部分を極めて明瞭にと
らえることができる。例えば人体のガン細胞中の水素原
子核は一般に正常細胞中のそれよりも密度が高い。ま
た、同ガン細胞中の水分子と正常細胞中の水分子とは動
きが全く違う。さらに磁気共鳴後の水素原子核が元の状
態に戻る時間も異なる。
【0006】したがって、このような違いを原子核の反
応によって追跡すれば、未だ具体的に病変として現れて
いない段階ででも正確に病気を診断する手掛かりをつか
むことができる。
応によって追跡すれば、未だ具体的に病変として現れて
いない段階ででも正確に病気を診断する手掛かりをつか
むことができる。
【0007】一方、以上のようにして発見された例えば
ガン細胞等腫瘍部の除去等の治療について、最近ではレ
ーザメスを使用して患部の組織を瞬間的に焼き切って破
壊し、蒸発させてしまう外科的な手術も多く施されるよ
うになっている。該治療方法では、切除と同時にレーザ
光による高い光熱により周囲の血管が焼き固められてし
まうので出血量も少なくて済む。また、仮に切口にガン
細胞があったとしても上記光熱により死滅し、しかも上
記の如く血管が凝固するので手術後の血流によりガン細
胞が体内に拡散されるという欠点もなく転移を生じにく
いというメリットがある。特に胃ガンなどの場合には、
内視鏡のファイバースコープにより、レーザ光を体内の
患部に導いて、目的の部位(患部)に正確に照射するよう
にすれば切開手術を必要とせず、しかも患部周囲の組織
破壊も最も小さい形でガン細胞の除去を図ることができ
る。
ガン細胞等腫瘍部の除去等の治療について、最近ではレ
ーザメスを使用して患部の組織を瞬間的に焼き切って破
壊し、蒸発させてしまう外科的な手術も多く施されるよ
うになっている。該治療方法では、切除と同時にレーザ
光による高い光熱により周囲の血管が焼き固められてし
まうので出血量も少なくて済む。また、仮に切口にガン
細胞があったとしても上記光熱により死滅し、しかも上
記の如く血管が凝固するので手術後の血流によりガン細
胞が体内に拡散されるという欠点もなく転移を生じにく
いというメリットがある。特に胃ガンなどの場合には、
内視鏡のファイバースコープにより、レーザ光を体内の
患部に導いて、目的の部位(患部)に正確に照射するよう
にすれば切開手術を必要とせず、しかも患部周囲の組織
破壊も最も小さい形でガン細胞の除去を図ることができ
る。
【0008】しかし、上記レーザメスによる組織破壊の
治療は、何れにしても外部のレーザ光源部から患部まで
レーザ光を導くことが必要であり、患部が胃などと異な
って内視鏡等を使用し得ない閉体内にある場合などには
採用することができない。つまり、完全な意味での無侵
襲治療は不可能である。
治療は、何れにしても外部のレーザ光源部から患部まで
レーザ光を導くことが必要であり、患部が胃などと異な
って内視鏡等を使用し得ない閉体内にある場合などには
採用することができない。つまり、完全な意味での無侵
襲治療は不可能である。
【0009】このため、例えば特開昭60−55967
号公報に示されているように閉体内のガン組織に対し、
外部から超音波やマイクロ波を照射してガン細胞を加熱
することによって衰退、死滅させるハイパーサーミアと
称される理学療法機器を使用した温熱治療装置が研究さ
れている。
号公報に示されているように閉体内のガン組織に対し、
外部から超音波やマイクロ波を照射してガン細胞を加熱
することによって衰退、死滅させるハイパーサーミアと
称される理学療法機器を使用した温熱治療装置が研究さ
れている。
【0010】一般にガン細胞は、例えば人体の正常体温
36℃よりも高い40℃〜50℃程度に所定時間以上保
持されると正常な代射活動が不可能となって死滅する。
上記温熱治療は、この点に着目して研究、開発されてい
るものであり、既に数種類の実製品も提供されている。
36℃よりも高い40℃〜50℃程度に所定時間以上保
持されると正常な代射活動が不可能となって死滅する。
上記温熱治療は、この点に着目して研究、開発されてい
るものであり、既に数種類の実製品も提供されている。
【0011】しかし、例えば上記超音波エネルギーを利
用したものでは、音の圧力波を縦波として人体内を伝搬
させる時の、同人体内での粘性や散乱などによる超音波
のエネルギー損失による発熱を利用したものであるか
ら、正確に患部のみで発熱を生じさせるということがで
きず、正常組織をも損傷させてしまう問題を抱えてい
る。
用したものでは、音の圧力波を縦波として人体内を伝搬
させる時の、同人体内での粘性や散乱などによる超音波
のエネルギー損失による発熱を利用したものであるか
ら、正確に患部のみで発熱を生じさせるということがで
きず、正常組織をも損傷させてしまう問題を抱えてい
る。
【0012】また、超音波の伝搬部に組織上の密度差が
あると、界面反射を生じてしまい、深層部まで十分な超
音波の伝達が行えない問題もある。
あると、界面反射を生じてしまい、深層部まで十分な超
音波の伝達が行えない問題もある。
【0013】したがって、患部位置によっては必ずしも
十分な治療効果を上げることができない。
十分な治療効果を上げることができない。
【0014】さらに、上記マイクロ波を利用した誘導加
熱方式によるものでは、人体の内部に交流電流を流し、
患部の電気抵抗に応じたジュール熱によって加熱するも
のであるから、やはり、患部だけを正確に加熱すること
は困難であり、上記の場合と同様に正常組織を損傷する
問題がある。
熱方式によるものでは、人体の内部に交流電流を流し、
患部の電気抵抗に応じたジュール熱によって加熱するも
のであるから、やはり、患部だけを正確に加熱すること
は困難であり、上記の場合と同様に正常組織を損傷する
問題がある。
【0015】また、上記ハイパーサーミア方式の温熱治
療装置では、一般に温度1℃以下の精度での温熱管理が
不可能であり、治療に際しても相当に高度な技術が要求
される。
療装置では、一般に温度1℃以下の精度での温熱管理が
不可能であり、治療に際しても相当に高度な技術が要求
される。
【0016】そこで、最近では、例えば図2に示される
ように、人体の動脈血管30と静脈血管31とを血液循
環ポンプ32および恒温槽33を介設した体外血液循環
チューブ34で接続し、動脈血管30より動脈血を取り
出して恒温槽33で加温した後にフィルター35を介し
て静脈血管31に戻すことにより、人体全身の血液を上
記ガン細胞の死滅温度に加温して同患部組織の異常細胞
を死滅させる全身加温方式が提案されている。
ように、人体の動脈血管30と静脈血管31とを血液循
環ポンプ32および恒温槽33を介設した体外血液循環
チューブ34で接続し、動脈血管30より動脈血を取り
出して恒温槽33で加温した後にフィルター35を介し
て静脈血管31に戻すことにより、人体全身の血液を上
記ガン細胞の死滅温度に加温して同患部組織の異常細胞
を死滅させる全身加温方式が提案されている。
【0017】該全身加温方式の温熱治療装置によると、
腫瘍の位置を特定することなく、確実に組織温度を上昇
させることができ、恒温槽の温度設定を正確に行えば温
度管理も比較的容易であり、従来からある通常の体外循
環装置も使用できるので特別な装置を必要とせず、治療
操作も比較的容易となる。
腫瘍の位置を特定することなく、確実に組織温度を上昇
させることができ、恒温槽の温度設定を正確に行えば温
度管理も比較的容易であり、従来からある通常の体外循
環装置も使用できるので特別な装置を必要とせず、治療
操作も比較的容易となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、該全身加温方
式では、人体の全身が加温されるために、身体の負担度
が大きく、生体の状態管理に特別な注意を払わなければ
ならない問題がある。
式では、人体の全身が加温されるために、身体の負担度
が大きく、生体の状態管理に特別な注意を払わなければ
ならない問題がある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の問題
を解決することを目的としてなされたものであって、腫
瘍組織の血管部に加温手段により加温した血液を流すこ
とにより腫瘍組織を死滅させるようにしてなる体外循環
温熱治療装置において、電源接続時に高温部と低温部と
を同時に形成する熱電素子と、上記腫瘍組織の血管部上
流に介装され、該血管部を流れる血液を上記熱電素子の
高温部を通して加温した後に上記腫瘍部に供給する第1
の体外血液流路と、上記腫瘍組織の血管部下流に介装さ
れ、該血管部を流れる血液を上記熱電素子の低温部を通
して降温させた後に当該血管部に戻す第2の体外血液流
路と、上記第1、第2の体外血液流路の途中に介設され
た血液循環ポンプとを備えて構成されている。
を解決することを目的としてなされたものであって、腫
瘍組織の血管部に加温手段により加温した血液を流すこ
とにより腫瘍組織を死滅させるようにしてなる体外循環
温熱治療装置において、電源接続時に高温部と低温部と
を同時に形成する熱電素子と、上記腫瘍組織の血管部上
流に介装され、該血管部を流れる血液を上記熱電素子の
高温部を通して加温した後に上記腫瘍部に供給する第1
の体外血液流路と、上記腫瘍組織の血管部下流に介装さ
れ、該血管部を流れる血液を上記熱電素子の低温部を通
して降温させた後に当該血管部に戻す第2の体外血液流
路と、上記第1、第2の体外血液流路の途中に介設され
た血液循環ポンプとを備えて構成されている。
【0020】
【作用】本願発明の体外循環温熱治療装置では、上記の
ように、電源接続時に高温部と低温部とを同時に形成す
る熱電素子と、上記腫瘍組織の血管部上流に介装され、
該血管部を流れる血液を上記熱電素子の高温部を通して
加温した後に上記腫瘍部に供給する第1の体外血液流路
と、上記腫瘍組織の血管部下流に介装され、該血管部を
流れる血液を上記熱電素子の低温部を通して降温させた
後に当該血管部に戻す第2の体外血液流路と、上記第
1、第2の血液流路の途中に介設された血液循環ポンプ
とを備えて構成されており、ある程度腫瘍等患部の位置
が特定できる場合に、その付近のみに加温した血液を流
すことができる。すなわち、腫瘍等患部上流の血管より
血液を熱電素子の高温側に導き、例えば42〜43℃に
昇温した後同血管に戻す。また、それと同時に当該患部
下流の血管より血液を熱電素子の低温側に導き、概略平
均血液温度に下げて血管に戻す。
ように、電源接続時に高温部と低温部とを同時に形成す
る熱電素子と、上記腫瘍組織の血管部上流に介装され、
該血管部を流れる血液を上記熱電素子の高温部を通して
加温した後に上記腫瘍部に供給する第1の体外血液流路
と、上記腫瘍組織の血管部下流に介装され、該血管部を
流れる血液を上記熱電素子の低温部を通して降温させた
後に当該血管部に戻す第2の体外血液流路と、上記第
1、第2の血液流路の途中に介設された血液循環ポンプ
とを備えて構成されており、ある程度腫瘍等患部の位置
が特定できる場合に、その付近のみに加温した血液を流
すことができる。すなわち、腫瘍等患部上流の血管より
血液を熱電素子の高温側に導き、例えば42〜43℃に
昇温した後同血管に戻す。また、それと同時に当該患部
下流の血管より血液を熱電素子の低温側に導き、概略平
均血液温度に下げて血管に戻す。
【0021】この結果、全身を加温することなく、特定
された患部のみを有効に加温することができる。
された患部のみを有効に加温することができる。
【0022】
【発明の効果】従って、本願発明の体外循環温熱治療装
置によると、腫瘍付近の血液のみを昇温することによっ
て治療され、身体への負担が非常に低減されるために、
より長時間かつ快適な温熱療法が可能となる。また、装
置面では、冷熱両機能を有した熱電素子によって加熱、
冷却するので、特に装置を小型化することが可能とな
る。また、温度調節が電流調節で簡単に行えるので、応
答が早く、制御が容易になる。さらに、回路は2系統か
らなるが、ポンプ、熱交換器(熱電素子)は1つで良いた
め、その点でも装置はコンパクトとなる。
置によると、腫瘍付近の血液のみを昇温することによっ
て治療され、身体への負担が非常に低減されるために、
より長時間かつ快適な温熱療法が可能となる。また、装
置面では、冷熱両機能を有した熱電素子によって加熱、
冷却するので、特に装置を小型化することが可能とな
る。また、温度調節が電流調節で簡単に行えるので、応
答が早く、制御が容易になる。さらに、回路は2系統か
らなるが、ポンプ、熱交換器(熱電素子)は1つで良いた
め、その点でも装置はコンパクトとなる。
【0023】
【実施例】図1は、本願発明の実施例に係る体外循環温
熱治療装置の構成を示している。
熱治療装置の構成を示している。
【0024】図1において、先ず符号1は、人体臓器の
一例としての肝臓であり、該肝臓1には図示上方側から
下方側に動脈血管2が流れている。
一例としての肝臓であり、該肝臓1には図示上方側から
下方側に動脈血管2が流れている。
【0025】そして、該肝臓1には、例えば2ケ所に符
号3,4で示すようにガン等の腫瘍部が出来ている。
号3,4で示すようにガン等の腫瘍部が出来ている。
【0026】一方、符号20は上記肝臓1の上記動脈血
管2の上流と下流に接続される体外循環装置であり、該
体外循環装置20は、例えば電源スイッチSW1のON
による電源接続時に高温部HTと低温部LTとを形成す
る熱電素子5と、上記腫瘍部3,4を有する上記肝臓1
の上記動脈血管2部上流に介装され、該動脈血管部を流
れる血液を上記熱電素子5の高温部HTを通して加温し
た後に上記動脈血管2部上流に戻して腫瘍部3,4に供
給する第1の血管チューブ6と、上記肝臓1の動脈血管
2部下流に介装され、該動脈血管2部を流れる血液を上
記熱電素子5の低温部LTを通して平均血液温度に降温
させた後に当該動脈血管2部下流に戻す第2の体外血液
チューブ7と、上記第1、第2の血液チューブ6,7の
途中に共通に介設された血液循環ポンプ8とを備えて構
成されている。
管2の上流と下流に接続される体外循環装置であり、該
体外循環装置20は、例えば電源スイッチSW1のON
による電源接続時に高温部HTと低温部LTとを形成す
る熱電素子5と、上記腫瘍部3,4を有する上記肝臓1
の上記動脈血管2部上流に介装され、該動脈血管部を流
れる血液を上記熱電素子5の高温部HTを通して加温し
た後に上記動脈血管2部上流に戻して腫瘍部3,4に供
給する第1の血管チューブ6と、上記肝臓1の動脈血管
2部下流に介装され、該動脈血管2部を流れる血液を上
記熱電素子5の低温部LTを通して平均血液温度に降温
させた後に当該動脈血管2部下流に戻す第2の体外血液
チューブ7と、上記第1、第2の血液チューブ6,7の
途中に共通に介設された血液循環ポンプ8とを備えて構
成されている。
【0027】上記熱電素子5は、例えばp−n接合を有し
た多数の半導体の対よりなる熱電変換素子を電極プレー
ト間に分枝接続して形成されており、各対の分枝端子間
に任意の極性の電流Iを印加することによってペルチェ
効果による冷却(吸熱)および加熱(発熱)機能を発揮させ
ることができるようになっている。
た多数の半導体の対よりなる熱電変換素子を電極プレー
ト間に分枝接続して形成されており、各対の分枝端子間
に任意の極性の電流Iを印加することによってペルチェ
効果による冷却(吸熱)および加熱(発熱)機能を発揮させ
ることができるようになっている。
【0028】そして、上記第1の血管チューブ6の上記
血液循環ポンプ8上流側および第2の血管チューブ7の
熱電素子5上流側位置には各々逆流防止バルブを内蔵し
たフィルタ9,10が各々設けられている。
血液循環ポンプ8上流側および第2の血管チューブ7の
熱電素子5上流側位置には各々逆流防止バルブを内蔵し
たフィルタ9,10が各々設けられている。
【0029】また、上記熱電素子5の電源回路中には電
流制御回路12が設けられていて、上記熱電素子5の電
極間に印加される電流の値を対温度1℃以下のスパンレ
ベルに対応して高精度に調節制御し得るようになってい
る。また、同時に上記血液循環ポンプ8の駆動モータ1
3は、上記血液循環ポンプ8による単位時間当りの血液
の循環流量が人体本来の正常な血液流量となるようにモ
ータ制御回路14によって高精度に制御されるようにな
っている。
流制御回路12が設けられていて、上記熱電素子5の電
極間に印加される電流の値を対温度1℃以下のスパンレ
ベルに対応して高精度に調節制御し得るようになってい
る。また、同時に上記血液循環ポンプ8の駆動モータ1
3は、上記血液循環ポンプ8による単位時間当りの血液
の循環流量が人体本来の正常な血液流量となるようにモ
ータ制御回路14によって高精度に制御されるようにな
っている。
【0030】上記の構成によると、ある程度腫瘍部3,
4の位置が特定できる場合に、その付近のみに加温した
血液を流すことが可能となる。すなわち、腫瘍部3,4
上流の動脈血管2より血液を熱電素子5の高温部HT側
に導き、例えば例えば42〜43℃に正確に昇温した後
に再び動脈血管2部上流に戻す。又、それと同時に腫瘍
部3,4下流の動脈血管部2より血液を上記熱電素子5
の低温側に導き、概略平均血液温度に下げて血管に戻す
ようにすると、結局肝臓1の腫瘍部3,4のある組織部
のみを加温して腫瘍組織を死滅させることができる。
4の位置が特定できる場合に、その付近のみに加温した
血液を流すことが可能となる。すなわち、腫瘍部3,4
上流の動脈血管2より血液を熱電素子5の高温部HT側
に導き、例えば例えば42〜43℃に正確に昇温した後
に再び動脈血管2部上流に戻す。又、それと同時に腫瘍
部3,4下流の動脈血管部2より血液を上記熱電素子5
の低温側に導き、概略平均血液温度に下げて血管に戻す
ようにすると、結局肝臓1の腫瘍部3,4のある組織部
のみを加温して腫瘍組織を死滅させることができる。
【0031】その結果、次のような効果が得られる。
【0032】(1) 腫瘍付近の血液のみを昇温すること
によって治療できるから、身体への負担が低減される。
その結果として、より長時間かつ快適な温熱療法が可能
となる。
によって治療できるから、身体への負担が低減される。
その結果として、より長時間かつ快適な温熱療法が可能
となる。
【0033】(2) 次に装置面では、冷熱両機能を有す
る熱電素子を使用しているので、小型化することができ
る。
る熱電素子を使用しているので、小型化することができ
る。
【0034】(3) また、温度調節が電流の調節で行え
るので、高精度で応答が早く、制御が容易になる。
るので、高精度で応答が早く、制御が容易になる。
【0035】(4) 回路は2系統からなるが、ポンプ、
熱電素子は1つで良いため、この点でも装置はコンパク
トとなる。
熱電素子は1つで良いため、この点でも装置はコンパク
トとなる。
【図1】図1は、本願発明の実施例に係る体外循環温熱
治療装置の構成を示す概略図である。
治療装置の構成を示す概略図である。
【図2】図2は、従来の全身加温方式の体外循環温熱治
療装置の構成を示す概略図である。
療装置の構成を示す概略図である。
1は肝臓、2は動脈血管、3,4は腫瘍部、5は熱電素
子、6は第1の血管チューブ、7は第2の血管チュー
ブ、20は体外循環装置、HTは高温部、LTは低温部
である。
子、6は第1の血管チューブ、7は第2の血管チュー
ブ、20は体外循環装置、HTは高温部、LTは低温部
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 腫瘍組織の血管部に加温手段により加温
した血液を流すことにより腫瘍組織を死滅させるように
してなる体外循環温熱治療装置であって、電源接続時に
高温部と低温部とを同時に形成する熱電素子と、上記腫
瘍組織の血管部上流に介装され、該血管部を流れる血液
を上記熱電素子の高温部を通して加温した後に上記腫瘍
部に供給する第1の体外血液流路と、上記腫瘍組織の血
管部下流に介装され、該血管部を流れる血液を上記熱電
素子の低温部を通して降温させた後に当該血管部に戻す
第2の体外血液流路と、上記第1、第2の体外血液流路
の途中に介設された血液循環ポンプとを備えてなる体外
循環温熱治療装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4120750A JPH05309132A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 体外循環温熱治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4120750A JPH05309132A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 体外循環温熱治療装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05309132A true JPH05309132A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=14794065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4120750A Pending JPH05309132A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 体外循環温熱治療装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05309132A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998023235A1 (fr) * | 1996-11-25 | 1998-06-04 | Sanyo Machine Works, Ltd. | Tube thermo-isolant et revetement thermo-isolant |
| WO2000047252A1 (en) * | 1999-02-10 | 2000-08-17 | Nikkiso Co., Ltd. | Cancer therapeutic agent supply device |
| US6626857B1 (en) | 1998-11-19 | 2003-09-30 | Tomio Ohta | Extracorporeal circulation device and method for isolation temperature control method |
| CN111419528A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-07-17 | 首都医科大学宣武医院 | 低温治疗导管和低温治疗系统 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP4120750A patent/JPH05309132A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998023235A1 (fr) * | 1996-11-25 | 1998-06-04 | Sanyo Machine Works, Ltd. | Tube thermo-isolant et revetement thermo-isolant |
| US6626857B1 (en) | 1998-11-19 | 2003-09-30 | Tomio Ohta | Extracorporeal circulation device and method for isolation temperature control method |
| WO2000047252A1 (en) * | 1999-02-10 | 2000-08-17 | Nikkiso Co., Ltd. | Cancer therapeutic agent supply device |
| CN111419528A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-07-17 | 首都医科大学宣武医院 | 低温治疗导管和低温治疗系统 |
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