JPH05309328A - 抗菌性金属板素材、金属板 - Google Patents
抗菌性金属板素材、金属板Info
- Publication number
- JPH05309328A JPH05309328A JP4116152A JP11615292A JPH05309328A JP H05309328 A JPH05309328 A JP H05309328A JP 4116152 A JP4116152 A JP 4116152A JP 11615292 A JP11615292 A JP 11615292A JP H05309328 A JPH05309328 A JP H05309328A
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- JP
- Japan
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- antibacterial
- metal plate
- agent
- resin
- silver
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 微生物汚染を防止することができ、人体及び
環境に対する安全性が高い抗菌性金属板素材、金属板を
提供すること。 【構成】 抗菌剤粒子3及び防汚剤4を添加混合した塗
膜樹脂2が、鋼板1表面に塗装されている。
環境に対する安全性が高い抗菌性金属板素材、金属板を
提供すること。 【構成】 抗菌剤粒子3及び防汚剤4を添加混合した塗
膜樹脂2が、鋼板1表面に塗装されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗菌剤などを添加混合
した樹脂が、表面に形成された抗菌性金属板素材、金属
板に関するものである。
した樹脂が、表面に形成された抗菌性金属板素材、金属
板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より家庭用品等の鋼板製外装は、鋼
板を切断加工あるいは曲げ加工等の処理後塗料樹脂によ
り塗装していたが、近年その作業性を向上させるため
に、既に塗装されている塗装鋼板を用い、その塗装鋼板
に切断加工あるいは曲げ加工等の処理をするのが主流と
なっている。
板を切断加工あるいは曲げ加工等の処理後塗料樹脂によ
り塗装していたが、近年その作業性を向上させるため
に、既に塗装されている塗装鋼板を用い、その塗装鋼板
に切断加工あるいは曲げ加工等の処理をするのが主流と
なっている。
【0003】この塗装鋼板は、曲げ加工等をしていない
鋼板に予め連続して塗装・乾燥するため均質な塗膜が得
られるのみならず、塗装・乾燥工程が小さくて済み省力
化及びコスト削減に有効である。
鋼板に予め連続して塗装・乾燥するため均質な塗膜が得
られるのみならず、塗装・乾燥工程が小さくて済み省力
化及びコスト削減に有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塗装鋼
板表面の微生物汚染は、塗装鋼板上に栄養源を含んだ水
分と微生物が接触するところから始まり、さらにほこり
等も付着し、最終的にはぬめりの発生、真菌の増殖につ
ながる。このように塗装鋼板はその塗装表面が微生物の
生息場所になる例も多く、その清潔性の向上が要望され
ている。そこで、抗菌剤が数多く提案されているが、人
体及び環境に対する安全性の点で不安があるという課題
がある。
板表面の微生物汚染は、塗装鋼板上に栄養源を含んだ水
分と微生物が接触するところから始まり、さらにほこり
等も付着し、最終的にはぬめりの発生、真菌の増殖につ
ながる。このように塗装鋼板はその塗装表面が微生物の
生息場所になる例も多く、その清潔性の向上が要望され
ている。そこで、抗菌剤が数多く提案されているが、人
体及び環境に対する安全性の点で不安があるという課題
がある。
【0005】本発明は、従来のこのような課題を考慮
し、微生物汚染を防止することができ、人体及び環境に
対する安全性が高い抗菌性金属板素材、金属板を提供す
ることを目的とするものである。
し、微生物汚染を防止することができ、人体及び環境に
対する安全性が高い抗菌性金属板素材、金属板を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、抗
菌剤及び防汚剤を添加混合した樹脂が、金属板表面に形
成され、後の加工工程の対象となる素材である抗菌性金
属板素材である。
菌剤及び防汚剤を添加混合した樹脂が、金属板表面に形
成され、後の加工工程の対象となる素材である抗菌性金
属板素材である。
【0007】請求項2の本発明は、無機系抗菌剤及び防
汚剤を添加混合した樹脂が、金属板表面に形成されてい
る抗菌性金属板である。
汚剤を添加混合した樹脂が、金属板表面に形成されてい
る抗菌性金属板である。
【0008】請求項3の本発明は、無機系抗菌剤を添加
混合した撥水性塗料樹脂が、金属板表面に塗装されてい
る抗菌性金属板である。
混合した撥水性塗料樹脂が、金属板表面に塗装されてい
る抗菌性金属板である。
【0009】
【作用】本発明は、樹脂に添加混合された抗菌剤が、微
生物の繁殖を防止し、樹脂に添加混合された防汚剤が、
微生物の付着を抑制する。
生物の繁殖を防止し、樹脂に添加混合された防汚剤が、
微生物の付着を抑制する。
【0010】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0011】(実施例1)図1は、本発明にかかる一実
施例の抗菌性鋼板を説明する断面図である。すなわち、
抗菌性鋼板は、例えば厚さ0.8mmの鋼板1の表面
に、アクリル樹脂の塗膜樹脂2が塗装、乾燥され、その
塗膜樹脂2には、銀シリカゲル系の抗菌剤粒子3、及び
平均粒径約15μmの4フッ素化樹脂粉末から成る防汚
剤4が混練添加されている。
施例の抗菌性鋼板を説明する断面図である。すなわち、
抗菌性鋼板は、例えば厚さ0.8mmの鋼板1の表面
に、アクリル樹脂の塗膜樹脂2が塗装、乾燥され、その
塗膜樹脂2には、銀シリカゲル系の抗菌剤粒子3、及び
平均粒径約15μmの4フッ素化樹脂粉末から成る防汚
剤4が混練添加されている。
【0012】次に、上記銀シリカゲル系抗菌剤粒子3及
び抗菌性鋼板の製法について説明する。
び抗菌性鋼板の製法について説明する。
【0013】まず、酢酸銀などの水溶性銀塩100重量
部を塩素を含まない水に加えて溶解させ、亜硫酸ナトリ
ウムおよび亜硫酸水素ナトリウムの混合物450重量
部、およびチオ硫酸ナトリウムの水溶性塩300重量部
を順次、充分撹拌しながら混合し溶解させ、銀錯塩水溶
液を得た。なお、チオ硫酸ナトリウムの重量は、その水
和物Na2S2O3・5H2Oの重量として示される。
部を塩素を含まない水に加えて溶解させ、亜硫酸ナトリ
ウムおよび亜硫酸水素ナトリウムの混合物450重量
部、およびチオ硫酸ナトリウムの水溶性塩300重量部
を順次、充分撹拌しながら混合し溶解させ、銀錯塩水溶
液を得た。なお、チオ硫酸ナトリウムの重量は、その水
和物Na2S2O3・5H2Oの重量として示される。
【0014】上記実施例の銀シリカゲル系抗菌剤粒子3
に用いる担体は、「JIS Z 0701包装用シリカ
ゲル乾燥剤」に記載のB型のシリカゲル粉末である。こ
のB型シリカゲル粉末は、低湿度では吸湿率が低く、高
湿度では吸湿率が高く、かつ高湿度における総吸湿量の
高いシリカゲル粉末であり、その平均粒径は8μm程度
である。
に用いる担体は、「JIS Z 0701包装用シリカ
ゲル乾燥剤」に記載のB型のシリカゲル粉末である。こ
のB型シリカゲル粉末は、低湿度では吸湿率が低く、高
湿度では吸湿率が高く、かつ高湿度における総吸湿量の
高いシリカゲル粉末であり、その平均粒径は8μm程度
である。
【0015】このシリカゲル粉末を180℃で2時間以
上乾燥させた。上記シリカゲル100重量部に対し、銀
成分として2重量部になるように前記チオスルファト銀
錯塩水溶液を混合した。次いで、速やかに溶媒および担
体中に吸収された水分を除去した。次いで、これを所定
の粒径に粉砕して、抗菌性材料が担持したシリカゲルを
得た。
上乾燥させた。上記シリカゲル100重量部に対し、銀
成分として2重量部になるように前記チオスルファト銀
錯塩水溶液を混合した。次いで、速やかに溶媒および担
体中に吸収された水分を除去した。次いで、これを所定
の粒径に粉砕して、抗菌性材料が担持したシリカゲルを
得た。
【0016】次に、コーティング材料としてテトラエト
キシシラン100重量部をエチルアルコール100重量
部に希釈混合させた溶液に、上記シリカゲル100重量
部を分散させた後、これに純水20重量部を加えてテト
ラエトキシシランを加水分解させ、上記シリカゲルの表
面の少なくとも1部をコーティングした。次いでこれを
乾燥させて銀シリカゲル系抗菌剤粒子3を得た。
キシシラン100重量部をエチルアルコール100重量
部に希釈混合させた溶液に、上記シリカゲル100重量
部を分散させた後、これに純水20重量部を加えてテト
ラエトキシシランを加水分解させ、上記シリカゲルの表
面の少なくとも1部をコーティングした。次いでこれを
乾燥させて銀シリカゲル系抗菌剤粒子3を得た。
【0017】この銀シリカゲル系抗菌剤粒子3を3%、
防汚剤4を10%を塗膜樹脂2中にそれぞれ添加混合し
たものを上述の鋼板1上にピンホールの発生しないよう
に塗装し、その後約210℃の温度で乾燥した。
防汚剤4を10%を塗膜樹脂2中にそれぞれ添加混合し
たものを上述の鋼板1上にピンホールの発生しないよう
に塗装し、その後約210℃の温度で乾燥した。
【0018】このような構成で製造した上記実施例の抗
菌性鋼板の塗膜樹脂2表面の抗菌性能を評価した結果を
表1に示す。
菌性鋼板の塗膜樹脂2表面の抗菌性能を評価した結果を
表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1は、上記実施例、抗菌剤のみ添加品お
よび従来品における種々の条件での、それぞれの塗膜樹
脂表面の細菌数を示している。
よび従来品における種々の条件での、それぞれの塗膜樹
脂表面の細菌数を示している。
【0021】この結果から上記実施例の抗菌性鋼板は、
塗膜樹脂2表面に抗菌性が発揮され、清浄性が保たれ
る。抗菌剤のみ添加品は、初期の段階では抗菌性の効果
が認められるが、細菌の栄養源の付着によりその効果が
低下している。
塗膜樹脂2表面に抗菌性が発揮され、清浄性が保たれ
る。抗菌剤のみ添加品は、初期の段階では抗菌性の効果
が認められるが、細菌の栄養源の付着によりその効果が
低下している。
【0022】なお、上記実施例では、銀シリカゲル系抗
菌剤粒子3の加水分解物の被覆の形成にテトラエトキシ
シランを用いたが、これに限らず、例えばテトラメトキ
シシラン等の他のテトラアルコキシシランであってもよ
い。
菌剤粒子3の加水分解物の被覆の形成にテトラエトキシ
シランを用いたが、これに限らず、例えばテトラメトキ
シシラン等の他のテトラアルコキシシランであってもよ
い。
【0023】また、上記実施例では、防汚剤4に4フッ
素化樹脂を用いたが、これに限らず、塗膜樹脂表面の水
分の接触面積を低下させる効果があれば他のものでもよ
い。
素化樹脂を用いたが、これに限らず、塗膜樹脂表面の水
分の接触面積を低下させる効果があれば他のものでもよ
い。
【0024】(実施例2)図2は、別の実施例の抗菌性
鋼板を説明する断面図である。すなわち、抗菌性鋼板
は、例えば0.8mm厚みの鋼板5の表面に、アクリル
変性フッ素樹脂の塗膜樹脂6が塗装、乾燥され、その塗
膜樹脂6には、銀シリカゲル系抗菌剤粒子7及び主鎖末
端にトリフルオライド構造を有するオイルから成る防汚
剤8が混練添加されている。ここでこの防汚剤8の融点
は塗膜樹脂6の乾燥温度より低い温度である。
鋼板を説明する断面図である。すなわち、抗菌性鋼板
は、例えば0.8mm厚みの鋼板5の表面に、アクリル
変性フッ素樹脂の塗膜樹脂6が塗装、乾燥され、その塗
膜樹脂6には、銀シリカゲル系抗菌剤粒子7及び主鎖末
端にトリフルオライド構造を有するオイルから成る防汚
剤8が混練添加されている。ここでこの防汚剤8の融点
は塗膜樹脂6の乾燥温度より低い温度である。
【0025】次に、実施例2の抗菌性鋼板の製法につい
て説明する。
て説明する。
【0026】銀シリカゲル系抗菌剤粒子7を3%、防汚
剤8を0.5%を混合したものをアクリル変性フッ素樹
脂6に添加し混練する。これを200℃で鋼板5上に塗
装し、乾燥すると、防汚剤8はその融点が塗膜樹脂6の
乾燥温度より低いために樹脂乾燥中の流動性が高く、か
つ樹脂よりも極性が低いため、塗膜樹脂6表面付近にブ
リードアウトし、塗膜樹脂6表面の防汚性を向上させ
る。
剤8を0.5%を混合したものをアクリル変性フッ素樹
脂6に添加し混練する。これを200℃で鋼板5上に塗
装し、乾燥すると、防汚剤8はその融点が塗膜樹脂6の
乾燥温度より低いために樹脂乾燥中の流動性が高く、か
つ樹脂よりも極性が低いため、塗膜樹脂6表面付近にブ
リードアウトし、塗膜樹脂6表面の防汚性を向上させ
る。
【0027】このような構成で製造した実施例2の抗菌
性鋼板を用いてフィルター状に孔明け加工し、曲げ加工
して、グリスフィルターに成型した。
性鋼板を用いてフィルター状に孔明け加工し、曲げ加工
して、グリスフィルターに成型した。
【0028】上記グリスフィルターの表面の抗菌性能を
実施例1と同様に評価した結果、塗膜樹脂6表面に抗菌
性が発揮され、清浄性が保たれるという結果を得た。
実施例1と同様に評価した結果、塗膜樹脂6表面に抗菌
性が発揮され、清浄性が保たれるという結果を得た。
【0029】なお、上記実施例1及び実施例2では、担
体としてシリカゲルを用いたが、これに限らず、担持能
を有する物質であれば、例えばゼオライトなど他の担体
を用いてもよい。
体としてシリカゲルを用いたが、これに限らず、担持能
を有する物質であれば、例えばゼオライトなど他の担体
を用いてもよい。
【0030】また、上記実施例2では、防汚剤8は主鎖
末端にトリフルオライド構造を有するオイルを用いた
が、これに限らず、側鎖末端にトリフルオライド構造な
どの3弗化炭素構造を有する化合物であってもよい。
末端にトリフルオライド構造を有するオイルを用いた
が、これに限らず、側鎖末端にトリフルオライド構造な
どの3弗化炭素構造を有する化合物であってもよい。
【0031】(実施例3)実施例2の鋼板上の塗膜樹脂
として、アクリル変性フッ素樹脂、主鎖末端にトリフル
オライド構造を有するオイルから成る防汚剤の代わり
に、撥水性の高いフッ素系樹脂を用いる以外は、実施例
2と同様に鋼板上に塗膜を形成したグリスフィルターを
成型した。すなわち、塗膜樹脂は、撥水性の高いフッ素
系樹脂に銀シリカゲル系抗菌剤粒子が混練添加されてい
る。
として、アクリル変性フッ素樹脂、主鎖末端にトリフル
オライド構造を有するオイルから成る防汚剤の代わり
に、撥水性の高いフッ素系樹脂を用いる以外は、実施例
2と同様に鋼板上に塗膜を形成したグリスフィルターを
成型した。すなわち、塗膜樹脂は、撥水性の高いフッ素
系樹脂に銀シリカゲル系抗菌剤粒子が混練添加されてい
る。
【0032】上記グリスフィルターの表面の抗菌性能を
実施例1と同様に評価した結果、塗膜表面に抗菌性が発
揮され、清浄性が保たれるという結果を得た。
実施例1と同様に評価した結果、塗膜表面に抗菌性が発
揮され、清浄性が保たれるという結果を得た。
【0033】なお、上記実施例3では、撥水性塗料樹脂
に撥水性の高いフッ素系樹脂を用いたが、これに限ら
ず、塗膜樹脂表面の水分の接触面積を低下させる効果が
あれば他の樹脂であってもよい。
に撥水性の高いフッ素系樹脂を用いたが、これに限ら
ず、塗膜樹脂表面の水分の接触面積を低下させる効果が
あれば他の樹脂であってもよい。
【0034】以上の3つの実施例の抗菌性鋼板の抗菌作
用について説明する。
用について説明する。
【0035】まず、鋼板上の塗膜樹脂中の銀系抗菌剤が
水中に浸漬されるか多量の水分がその表面に滴下された
場合は、抗菌成分が塗膜樹脂中から浸出することによっ
て殺菌効果を発揮し、又水中の微生物が塗膜樹脂表面に
ある銀系抗菌剤の抗菌成分である銀化合物と接触するこ
とによって殺菌効果を発揮する。
水中に浸漬されるか多量の水分がその表面に滴下された
場合は、抗菌成分が塗膜樹脂中から浸出することによっ
て殺菌効果を発揮し、又水中の微生物が塗膜樹脂表面に
ある銀系抗菌剤の抗菌成分である銀化合物と接触するこ
とによって殺菌効果を発揮する。
【0036】一方、少量の水分が塗膜樹脂表面に滴下さ
れた場合、あるいは塗膜樹脂表面が湿潤状態の場合、防
汚剤が作用し、塗膜樹脂表面の水分の接触面積を低下さ
せる作用を発揮する。
れた場合、あるいは塗膜樹脂表面が湿潤状態の場合、防
汚剤が作用し、塗膜樹脂表面の水分の接触面積を低下さ
せる作用を発揮する。
【0037】一般に微生物は、水中浮遊状態と器壁付着
状態を比較した場合、後者の方が増殖速度が大きいとさ
れている。このことから水滴が塗膜樹脂表面に付着した
場合、塗膜樹脂表面に接触する面積を低減し、かつ水滴
も付着し難くすることにより、塗膜樹脂表面の微生物の
増殖を抑制することができる。
状態を比較した場合、後者の方が増殖速度が大きいとさ
れている。このことから水滴が塗膜樹脂表面に付着した
場合、塗膜樹脂表面に接触する面積を低減し、かつ水滴
も付着し難くすることにより、塗膜樹脂表面の微生物の
増殖を抑制することができる。
【0038】本発明は、上記原理に基づき塗膜樹脂表面
で微生物と接触して殺菌する作用のある抗菌剤と、塗膜
樹脂表面の接触角を大きくし微生物の付着増殖を抑制す
る作用のある防汚剤(実施例3では同様の作用を撥水性
の高い塗膜樹脂により実現している)とを添加混合する
ことによって塗膜樹脂に抗菌性を付与したものである。
又、防汚剤が本来有する侠雑物を塗膜樹脂表面に接着し
難くする作用は、微生物の栄養源となる有機物の付着を
抑制する作用も発揮する。更に、継続使用する内に塗膜
樹脂表面が研磨されても新しい塗膜樹脂面が表面にでて
きて、その表面にまた新たな防汚剤と抗菌剤が現れるた
め抗菌性能の低下が生じにくい。又、チオスルファト銀
錯塩等の無機系抗菌剤は、人体及び環境に対して安全性
が高いので、安全性の高い抗菌性鋼板が実現できる。
で微生物と接触して殺菌する作用のある抗菌剤と、塗膜
樹脂表面の接触角を大きくし微生物の付着増殖を抑制す
る作用のある防汚剤(実施例3では同様の作用を撥水性
の高い塗膜樹脂により実現している)とを添加混合する
ことによって塗膜樹脂に抗菌性を付与したものである。
又、防汚剤が本来有する侠雑物を塗膜樹脂表面に接着し
難くする作用は、微生物の栄養源となる有機物の付着を
抑制する作用も発揮する。更に、継続使用する内に塗膜
樹脂表面が研磨されても新しい塗膜樹脂面が表面にでて
きて、その表面にまた新たな防汚剤と抗菌剤が現れるた
め抗菌性能の低下が生じにくい。又、チオスルファト銀
錯塩等の無機系抗菌剤は、人体及び環境に対して安全性
が高いので、安全性の高い抗菌性鋼板が実現できる。
【0039】なお、上記実施例では、いずれにおいて
も、抗菌剤にチオスルファト銀錯塩を用いたが、これに
限らず、他の銀系抗菌剤を用いてもよい。あるいは例え
ば銅系又は亜鉛系等の無機系抗菌剤又は他の抗菌剤を用
いてもよい。
も、抗菌剤にチオスルファト銀錯塩を用いたが、これに
限らず、他の銀系抗菌剤を用いてもよい。あるいは例え
ば銅系又は亜鉛系等の無機系抗菌剤又は他の抗菌剤を用
いてもよい。
【0040】また、上記実施例では、いずれにおいて
も、塗膜樹脂を鋼板に塗装したが、これに限らず、例え
ば銅版、アルミニウム板等の他の金属板に塗装しても勿
論よい。
も、塗膜樹脂を鋼板に塗装したが、これに限らず、例え
ば銅版、アルミニウム板等の他の金属板に塗装しても勿
論よい。
【0041】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、微生物汚染を防止することができ、人体及び環
境に対する安全性が高いという長所を有する。
発明は、微生物汚染を防止することができ、人体及び環
境に対する安全性が高いという長所を有する。
【0042】また、又表面の摩耗に対して抗菌剤及び防
汚剤が常に表面に現れるので、抗菌性能の劣化が少なく
持続性があるという利点がある。
汚剤が常に表面に現れるので、抗菌性能の劣化が少なく
持続性があるという利点がある。
【図1】本発明にかかる一実施例の抗菌性鋼板を説明す
る断面図である。
る断面図である。
【図2】本発明の別の実施例の抗菌性鋼板を説明する断
面図である。
面図である。
1,5 鋼板 2,6 塗膜樹脂 3,7 抗菌剤粒子 4,8 防汚剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 敦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 米村 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 抗菌剤及び防汚剤を添加混合した樹脂
が、金属板表面に形成され、後の加工工程の対象となる
素材であることを特徴とする抗菌性金属板素材。 - 【請求項2】 無機系抗菌剤及び防汚剤を添加混合した
樹脂が、金属板表面に形成されていることを特徴とする
抗菌性金属板。 - 【請求項3】 無機系抗菌剤を添加混合した撥水性塗料
樹脂が、金属板表面に塗装されていることを特徴とする
抗菌性金属板。 - 【請求項4】 抗菌剤は、銀系抗菌剤であることを特徴
とする請求項1、2又は3記載の抗菌性金属板。 - 【請求項5】 銀系抗菌剤は、チオスルファト銀錯塩で
あることを特徴とする請求項4記載の抗菌性金属板。 - 【請求項6】 抗菌剤は、チオスルファト銀錯塩が担持
されたシリカゲルの表面の少なくとも一部が、テトラア
ルコキシシランの加水分解物により被覆されていること
を特徴とする請求項1、2又は3記載の抗菌性金属板。 - 【請求項7】 防汚剤は、4フッ素化樹脂であることを
特徴とする請求項1又は2記載の抗菌性金属板。 - 【請求項8】 防汚剤は、側鎖あるいは主鎖末端の少な
くともいずれかに3弗化炭素構造を有する化合物である
ことを特徴とする請求項1又は2記載の抗菌性金属板。 - 【請求項9】 防汚剤は、その融点が、前記樹脂の成形
温度と同等あるいはそれ以下の温度の化合物であること
を特徴とする請求項1又は2記載の抗菌性金属板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11615292A JP3300406B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 抗菌性金属板素材、金属板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11615292A JP3300406B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 抗菌性金属板素材、金属板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05309328A true JPH05309328A (ja) | 1993-11-22 |
| JP3300406B2 JP3300406B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=14680053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11615292A Expired - Fee Related JP3300406B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 抗菌性金属板素材、金属板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3300406B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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