JPH05309514A - スローアウェイチップ - Google Patents

スローアウェイチップ

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Publication number
JPH05309514A
JPH05309514A JP4115023A JP11502392A JPH05309514A JP H05309514 A JPH05309514 A JP H05309514A JP 4115023 A JP4115023 A JP 4115023A JP 11502392 A JP11502392 A JP 11502392A JP H05309514 A JPH05309514 A JP H05309514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
nose portion
chip
end surface
cutting edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4115023A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Arai
辰夫 新井
Takanobu Saitou
貴宣 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP4115023A priority Critical patent/JPH05309514A/ja
Priority to DE4315251A priority patent/DE4315251C5/de
Priority to KR1019930007878A priority patent/KR0144479B1/ko
Priority to US08/058,940 priority patent/US5460464A/en
Publication of JPH05309514A publication Critical patent/JPH05309514A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23C—MILLING
    • B23C5/00—Milling-cutters
    • B23C5/16—Milling-cutters characterised by physical features other than shape
    • B23C5/20—Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/22—Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/2204—Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert
    • B23C5/2208—Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert for plate-like cutting inserts 
    • B23C5/2213—Securing arrangements for bits or teeth or cutting inserts with cutting inserts clamped against the walls of the recess in the cutter body by a clamping member acting upon the wall of a hole in the insert for plate-like cutting inserts  having a special shape
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23C—MILLING
    • B23C5/00—Milling-cutters
    • B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/109—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft with removable cutting inserts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップ本体32を保持する工具本体1先端部
2の肉厚Hを確保しつつ、軸方向すくい角および径方向
すくい角を可及的に大きく正角側に設定する。 【構成】 チップ本体32のすくい面となる一端面33
を、ノーズ部34から離間するに従って傾斜角αで着座
面となる他端面42側に向かう傾斜面とする。これによ
ってノーズ部34を挟む側面35,36と一端面33と
が成す稜線が切刃37,38となり、これらの切刃3
7,38もそれぞれ傾斜角β,δで他端面39側に向か
って傾斜する。また、前記切刃37に沿ってブレーカ4
0が形成される。 【効果】 軸方向すくい角および径方向すくい角が、傾
斜角β,δとブレーカ40の内面の角度θ3とのそれぞ
れの和に相当するだけ正角側に設定される。このため、
工具本体1のチップ31を保持する先端部2の剛性を維
持した上で、切削性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のスローアウェイ
式工具に装着されるスローアウェイチップに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】このようなスローアウェイチップ(以
下、チップと称する。)が装着されたスローアウェイ式
工具としては、例えば図13ないし図15にその先端部
分を示すようなスローアウェイ式のエンドミルが知られ
ている。
【0003】このエンドミルでは、先端に向って縮径す
る多段円柱状を成す工具本体1の先端部2に、工具軸線
C方向の先端から基端側に向かうに従って該先端部2の
肉厚が漸次大きくなるようにチップポケット3が形成さ
れている。そして、このチップポケット3の底面4の工
具軸線C方向先端側で、かつ工具回転方向を向く側の角
部に臨んでチップ取付座5が形成されていて、このチッ
プ取付座5にクランプねじ6によってチップ7が固定さ
れた構成となっている。
【0004】このチップ7は、そのすくい面となるチッ
プ本体8の一端面9が平面視に略平行四辺形を成す平板
状のポジ型のチップであり、この一端面9と上記チップ
取付座5に接して着座面となる上記チップ本体8の他端
面10とは互いに平行になるように成形されている。ま
た、上記一端面9を形成する平行四辺形の一の対角線上
に位置する一対の鋭角部には、それぞれ当該チップ7の
ノーズ部11,11が形成されている。そして、チップ
本体8のノーズ部11を挟んで互いに隣合う側面12,
13のそれぞれと上記一端面9とが成すの交差稜線1
4,15、すなわち上記一端面9を形成する平行四辺形
のノーズ部11を挟む二辺には、該ノーズ部11に連な
るように切刃16,17が形成されていて、それぞれ当
該エンドミルの外周側の切刃および底部の切刃となって
いる。さらに、チップ本体8の中央部には該チップ本体
8の厚さ方向に貫通する取付穴18が穿設されている。
【0005】一方、このチップ7が装着されるチップ取
付座5は、チップ7取付時に上記切刃16,17がそれ
ぞれ工具本体1の先端部2の外周面及び先端面より突出
するように、上記チップ本体8の外形に係合する形状に
成形されている。また、上記チップ本体8の他端面10
が着座するチップ取付座5の底面19は、上記チップポ
ケット3の底面4と同様に工具本体1の先端から基端側
に向かうに従って上記工具本体1先端部2の肉厚Hが漸
次大きくなるように、工具軸線Cに対して斜交する方向
に傾斜して成形された平坦面となっている。
【0006】さらに、このチップ取付座5の底面19の
中央には、図示しないねじ穴が設けられており、このね
じ穴の軸線はチップ取付座5にチップ7を装着した際
に、チップ本体8の中央部に穿設された取付穴18の軸
線より僅かにチップ取付座5の工具軸線方向基端側の隅
部に向かって偏心するようになっている。なお、このチ
ップ取付座5の工具軸線方向基端側の隅部には、平面視
に長円状の凹所20が形成されている。
【0007】このような構成のスローアウェイ式エンド
ミルでは、チップ7を工具本体1のチップ取付座5に装
着してクランプねじ6を締め付けることにより、上記チ
ップ本体8の他端面10がチップ取付座5の底面19に
押圧されてチップ7が着座・固定される。また、これと
ともにチップ取付座5のねじ穴の軸線とチップ本体8の
取付穴18の軸線との偏心によってチップ本体8が上記
チップ取付座5の上記隅部側に押し付けられ、これによ
ってチップ本体8の工具本体1基端側に位置する側面1
2とこの側面12にノーズ部11を挟んで隣合う側面1
3とがチップ取付座5の壁部21,22に当接せしめら
れることにより、工具本体1の先端部2の外周面及び先
端面より突出して当該エンドミルの外周側の切刃および
底部の切刃となる切刃16,17の位置が正確に位置決
めされるようになっている。さらにこの例のエンドミル
ではチップ取付座5の上記隅部に形成された凹所20に
より、チップ7のノーズ部11近辺がチップ取付座5に
当接することが避けられるために上記切刃16,17の
位置決め精度を維持することができるとともに、チップ
取付座5自体のの成形を容易ならしめることが可能であ
るという利点を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようなス
ローアウェイ式の工具では、被削材に接触してこれを切
削するチップ7には大きな切削抵抗が作用するので、こ
のチップ7を保持する工具本体1の先端部2には十分な
剛性が与えられるような設計とすることが望ましい。こ
のため図13ないし図15に示したエンドミルでは上述
したように、チップポケット3は工具軸線Cの先端から
基端側に向かうに従って先端部2の肉厚が漸次大きくな
るように成形されているとともに、チップ取付座5も上
記先端部2の肉厚Hが同じように工具軸線C基端側に向
かって漸次大きくなるように、その底面19が工具軸線
Cに斜交する方向に傾斜した平坦面として成形されてい
る。
【0009】しかしながら、底面19がこのように傾斜
したチップ取付座5に、上述したようなすくい面と着座
面とが平行なチップ7を装着した場合には、上記すくい
面もチップ取付座5の底面19に平行な傾斜面となって
しまう。すなわち、チップ取付座5の底面19と上記工
具軸線Cとが成す角を図14に示すようにθとすると、
装着されたチップ7の軸方向すくい角γa1は絶対値がθ
に等しい負角となってしまい、このため切削性が悪化し
てしまうことは避けられない。
【0010】また一方すくい面の径方向すくい角γr
1は、上記工具本体1先端部2の外径が等しい場合には
該先端部2の肉厚Hとチップ本体8の肉厚とによって決
定されてしまう。しかしながら、上述のように工具本体
1の先端部2に十分な剛性を付与するためには該先端部
2の肉厚Hをあまり小さくすることはできず、またチッ
プ7の剛性を考慮するとチップ本体8の肉厚を小さくす
ることも困難であるため、結果的に径方向すくい角γr1
も負角側へ大きくならざるを得ず、切削性のさらなる悪
化を招くことになる。
【0011】出願人は上記事情に鑑み、特願昭3―42
052号においてスローアウェイチップを提案した。こ
のスローアウェイチップは、平面視多角形状のスローア
ウェイチップ上面を、そのノーズ部から離間するにした
がって厚さが小さくなる方向に傾斜した傾斜面とするこ
とにより、軸方向、径方向のいずれへのすくい角を正方
向に確保しつつ、工具本体の肉厚を確保したものであ
る。本発明は、このスローアウェイチップをさらに改良
して、工具本体の強度が高く切れ味が良好であるという
長所をさらに向上させることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、多角形平板状をなすチップ本体
の角部にノーズ部が形成されるとともに、このノーズ部
を挟む上記チップ本体の隣合う一対の側面のそれぞれ
と、上記ノーズ部に連なる上記チップ本体の一端面とが
なす二つの交差稜線の少なくとも一方に、上記ノーズ部
に連なって切刃が形成されているスローアウェイチップ
において、上記一端面が、上記ノーズ部から離間するに
従って上記チップ本体の他の端面側に向かう傾斜面を有
し、この傾斜面によって上記二つの交差稜線も共に上記
ノーズ部から離間するに従って上記他端面側に向かうよ
うに傾斜せしめられ、前記各傾斜面には、これらの傾斜
面と前記各側面のそれぞれとがなす稜線に沿って、ブレ
ーカが形成されたことを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1のスローアウ
ェイチップにおいて、上記チップ本体の一端面が平面視
において四角形状をなすとともに、この一端面を形成す
る四角形の一の対角線上に位置する一対の角部の双方に
上記ノーズ部が形成され、このノーズ部から離間するに
従って上記チップ本体の他の端面側に向かう上記傾斜面
により、上記チップ本体の一端面が該一端面の他の対角
線に沿った側面方向視にV字型に成形されていることを
特徴とする。請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記ブレーカの内面は、前記切刃に対して前記一
端面よりさらに正方向へ傾斜したすくい面となっている
ことを特徴とする。請求項4の発明は、請求項3におい
て、前記ブレーカの谷の稜線は平面視において前記切刃
に対して傾斜していることを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成によれば、チップのすくい面となる一
端面がノーズ部から離間するに従ってチップ本体の他端
面側、つまり着座面側に向かう傾斜面を有しており、こ
れによってチップ本体の上記ノーズ部を挟む二つの側面
のそれぞれと、上記一端面とが成す二つの交差稜線も該
ノーズ部から離間するに従って着座面側に傾斜すること
になる。よって、このようなチップを上述したチップ取
付座の底面が工具本体基端側に向かうに従って先端部の
肉厚が漸次大きくなるように傾斜したスローアウェイ式
工具に装着した場合には、上記二つの交差稜線のうち工
具外周側に位置する交差稜線の傾きを上記チップ取付座
の底面の傾きより大きくすることによってこのチップ取
付座の底面の傾きが相殺され、結果的にチップすくい面
の軸方向すくい角を正角に設定することができる。また
この場合には、上記二つの交差稜線のうち工具先端側に
位置する交差稜線もノーズ部から具本体の着座面側に傾
斜し、このためすくい面の径方向すくい角をも従来より
正角側へ設定することができる。
【0015】また、このチップを保持する工具本体の先
端部は、従来と同じく工具軸線基端側に向かうに従って
その肉厚が漸次大きくなるように設計することができる
ので、この部分の剛性が損なわれるようなことはない。
したがって、本発明によれば、チップのすくい面となる
一端面がチップを保持する工具本体先端部の剛性を維持
しつつ、すくい面の軸方向すくい角および径方向すくい
角を正角側に設定することができ、これによって切削性
の向上を図ることができる。
【0016】加えて、切刃に沿ってブレーカを形成した
ので、このブレーカによって切刃のすくい角が正方向へ
設定されることとなり、上記切削性の向上および工具本
体の剛性の向上の作用がさらに大きくなる。また、ブレ
ーカの谷線が切刃に対して傾斜しているので、切削条件
の相違する切刃の各所において、ブレーカと切刃との間
の間隔が最適に設定される。
【0017】
【実施例】図1ないし図12は、本発明の一実施例を示
すものである。これらの図に示されるように、本実施例
のチップ31は、当該チップ31のすくい面となるチッ
プ本体32の一端面33が図1に示すように平面視に平
行四辺形を成すポジ型のチップであり、この平行四辺形
の一の対角線上に位置する一対の鋭角部にはそれぞれノ
ーズ部34,34が形成されている。また、このノーズ
部34,34を挟んで互いに隣合う一対の側面35,3
6(実施例では逃げ角11°の逃げ面となっている)と
上記一端面33とが成す交差稜線37,38、すなわち
上記平行四辺形の鋭角部を挟む二辺は、上記ノーズ部3
4に連なって、当該チップ31を上述したようなスロー
アウェイ式工具に装着した場合にそれぞれ外周側の切刃
37および底部の切刃38となる切刃となっている。
【0018】そして上記チップ本体32の一端面33
は、上記ノーズ部34,34から離間して上記平行四辺
形の鈍角部を結ぶ他の対角線側に向かうに従い、当該チ
ップ31の着座面となる上記チップ本体32の他端面3
9側に向かって傾斜する傾斜面となっており、これによ
って上記二つの交差稜線37,38も共に上記ノーズ部
34から離間するに従って他端面39側に向かうように
傾斜せしめられ、従って一端面33は図3に示されるよ
うに上記他の対角線に沿った側面方向視にV字型に成形
されている。なお、本実施例では上記チップ本体32の
他端面39は図3に示すようにチップ本体32の厚さ方
向に垂直な平坦面であって、工具本体のチップ座への着
座面となっている。
【0019】なおチップ31の輪郭をなす前記平行四辺
形は、図中破線で示すような前記他端面39の平面視に
おける輪郭を、チップ本体32の側面35,36の傾斜
に沿って図1の紙面と直交する方向に拡大した場合の平
面視形状とほぼ一致する。そして、前記チップ本体32
の切刃37,38は、前記チップ本体32の一端面33
の傾斜に起因して、図中二点鎖線で示される前記平行四
辺形の辺s1およびs2から、それぞれθ1(実施例で
はθ1=1゜)、θ2(実施例ではθ2=2゜30´)
だけずれた位置に形成されることとなる。なお前記切刃
37,38は、前記チップ本体32の一端面37と側面
35もしくは36との間に形成されるものであり、これ
らの面は、いずれも、研削砥石をチップ31の端面また
は側面に対して所定の角度に設定された二次元平面内で
移動させる加工を一回、あるいは必要に応じて送り方向
を変更しながら繰り返すことにより形成される。したが
って、例えば、一端面33なる平面と側面35なる平面
との交線である前記外周側の切刃37は直線状になる。
【0020】前記チップ本体33の一端面33には、各
外周側の切刃37,37に沿ってそれぞれブレーカ40
が形成されている。これらのブレーカ40は、図7に示
すような横断面形状を持ち、その谷線41は、図1に示
すように外周側の切刃37に対して傾斜している。また
前記ブレーカ40は、例えば工具研削盤において、研削
工具を前記他の端面39と平行な平面内で前記谷線41
に沿って(切刃37に対して傾斜した方向に沿って)直
線状に移動させることにより形成される。したがって、
研削加工における切込みが、前記一端面33の傾斜に基
づいて漸次変化することとなり、先端側から基端側へ幅
および深さが漸減した形状となっている。
【0021】前記ブレーカ40は、前記外周側の切刃3
7および底部の切刃38に対してそれぞれわずかに内側
に形成されていて、外周側の切刃37および底部の切刃
38のそれぞれに沿って、平面状のランド部42,43
が生じるようになっている。また実施例では切削抵抗の
大きな底部の切刃38のランド部43の幅を外周側の切
刃37のランド部42より大きくすることにより底部の
切刃38のチッピングを防止する一方、外周側の切刃3
7において良好な切削面を得ることができるように配慮
されている。
【0022】前記ブレーカ40の一つの内面44は、外
周側の切刃37と直交する方向へすくわれており、前記
ランド部42に対して正方向にすくわれたすくい面とな
っている。一方、他の内面45は、ブレーキング作用を
行う壁面となっている。実施例の場合、前記他の内面4
5は、ノーズ34からの深さが0.2mmに設定され、
前記一方の内面44に対して、負の方向へθ3(実施例
ではθ3=12°)だけ傾斜している。
【0023】なお符号46は、チップ本体32の中心部
を貫通して設けられて、チップ取付用のねじが挿入され
る貫通孔である。この貫通項46の周囲は、他の図1お
よび図4に示すように、全体として円筒状に形成されか
つ他の部分より厚さが大きくされて、この部分における
チップ本体32の強度を確保するようになっている。
【0024】さらに、チップ本体32の鈍角側のコーナ
ー部には面取り部47が形成されている。この面取り部
は、このスローアウェイチップをボールエンドミルに用
いて軸方向基端部側へ向かって引き上げ加工を行おうと
する場合に被加工面との干渉を回避するための逃げとな
る。
【0025】図10ないし図12は上記構成のスローア
ウェイチップ31をエンドミルの工具本体1のチップポ
ケット3内のチップ取付座5に取り付けた状態を示す。
このエンドミルでは、工具軸線C方向先端側に向かうに
従って漸次縮径する工具本体1の先端部2にチップポケ
ット3が形成され、このチップポケット3の底面4の工
具軸線C方向先端側かつ工具回転方向を向く側の角部に
臨む位置に形成されたチップ取付座5にクランプねじ6
によって上記チップ31が固定された構成となってい
る。
【0026】チップ取付座5は、チップ31の装着時に
チップ本体32の一方のノーズ部34を挟む側面35,
36がチップ取付座5の壁部21,、22にそれぞれ当
接せしめられた状態で、他方のノーズ部34に連なる切
刃37,38がそれぞれ工具本体1の先端部2の外周面
および先端面より突出する形状・寸法に成形されてい
る。また、これら壁部21,22が交差するチップ取付
座5の隅部には、チップ31装着時に上記一方のノーズ
部34が壁部21,22に接触しないように、平面視に
長円状の凹所20が形成されている。
【0027】そして、このチップ取付座5の上記チップ
本体32の他端面42が着座する底面19は、工具本体
1の先端から基端側に向かうに従って上記工具本体1先
端部2の肉厚Hが漸次減少した平坦面となっている。し
たがって、実施例では、スローアウェイチップ31自身
が有するすくい角より大きなすくい角を、工具本体1の
剛性の減少を最小限にしつつ必要な切削性能を得ること
ができる。
【0028】なお、前記底面19の中央には、図示しな
いねじ穴が設けられており、このねじ穴の軸線はチップ
取付座5にチップ31を装着した際に、チップ本体32
の取付穴46の軸線より僅かにチップ取付座5の上記隅
部に向かって偏心するようになっている。
【0029】このような構成のスローアウェイ式エンド
ミルでは、チップ31をチップ取付座5に装着してクラ
ンプねじ6を締め付けることにより、チップ本体32の
他端面42がチップ取付座5の底面19に押圧されてチ
ップ31が着座せしめられるとともに、チップ取付座5
のねじ穴の軸線とチップ本体32の取付穴41の軸線と
の偏心によってチップ本体32がチップ取付座の上記隅
部側に押し付けられる。そして、これによってチップ本
体32の上記一方のノーズ部34を挟む側面35,36
が壁部21,22に当接せしめられ、工具本体1の先端
部2の外周面および先端面より突出して当該エンドミル
の外周側の切刃および底部の切刃となる切刃37,38
の位置が正確に位置決めされるようになっている。
【0030】なお、本実施例でも上記従来例と同様にチ
ップ取付座5の隅部に形成された凹所20により、チッ
プ31のノーズ部34の近辺がチップ取付座5に当接す
ることが避けられるため、上記切刃37,38の位置決
め精度を維持することができるとともに、チップ取付座
自体の成形を容易ならしめることが可能である。
【0031】上記エンドミルにおいては、前述のよう
に、一端面33が他端面39に対してαの角度をもって
傾斜していることに起因して、傾斜していない場合に比
して軸方向および径方向のすくい角を大きく確保するこ
とができる。加えて、ブレーカ40の内面44によって
前記すくい角をさらに正の方向へ設定することができ
る。
【0032】また、前記ブレーカ40と外周側の切刃3
7および底部の切刃38のそれぞれとの間にランド部4
2,43が設けられているので、すくい角を正方向へ確
保しつつ切刃のチッピングを防止することができる。ま
た、前記ランド部42,43は、外周側の切刃37より
も底部の切刃38の切削負荷が高いことを考慮して、底
部の切刃38のランド部43の幅がより大きく設定され
ている。さらに、低部の切刃38のランド部43は、比
較的幅が広いため、切り屑をそのまま直線状に案内し、
一方、外周側の切刃38のランド部43は、比較的幅が
狭いため、切屑を直ちにブレーカ40へ案内することが
できる。
【0033】さらに前記プレーカ40は、外周側の切刃
37の先端側から基端側へ幅が漸次減少しているから、
チップ本体32の厚さが薄いために強度が不十分となり
がちな基端側の部分において、その強度を維持すること
ができる。
【0034】また、外周側の切刃37における軸方向軸
すくい角が、工具の先端側において、工具の基端側に対
して相対的に小さくなるから、切刃37の基端側で連続
的に発生しようとする切り屑が、切刃37の先端側より
も、ブレーカ40の他の内面45に早期に衝突して破壊
される。一方、切刃37の先端側では、ブレーカ40の
内面44および45によって切り屑を切削部から離れた
場所へ案内することができる。また、切刃37,38の
双方からの切屑が発生する先端部分において、ブレーカ
40の幅および深さが十分に大きく確保されているの
で、この部分における切り屑排出性が確保される
【0035】なお、本実施例では本発明を切刃37,3
8およびノーズ部34に逃げ角が付された、いわゆるポ
ジ型のチップに用いた場合に付いて説明したが、いわゆ
るネガ型のチップに適用することも可能である。
【0036】ところで、本発明における一端面の傾斜
角、すなわち上記実施例における一端面33と他端面3
9とが成す角度α、およびこの一端面33を傾斜せしめ
たことによって上記切刃37,38と上記他端面39と
がなす傾斜角β,δは、チップ31の寸法や形状、ある
いは切削条件等に応じて適宜設定されるべきものである
ことは言うまでもない。しかしながら、例えば上記実施
例の如く平面視に平行四辺形状のチップであって、この
平行四辺形の鋭角部の角度が85°〜70°程度である
通常多用されているようなチップにおいては、上記一端
面33の傾斜角αは3°〜20°程度とすることが好ま
しく、またこれとともに傾斜せしめられる上記切刃3
7,38がなす傾斜角β,δは、それぞれ3 °〜15
°,3°〜20°程度とすることが好ましい。ちなみに
上記実施例では、上記平行四辺形の狭角がほぼ85°で
あって上記一端面33の傾斜角αがほぼ13°とされ、
これによって上記交差稜線37,38の傾斜角β,δが
それぞれほぼ5°,12°とされている。
【0037】ここで、これらの傾斜角α,β,δが上記
範囲を下回って小さくなると、すなわち上記一端面33
の傾斜が緩やかすぎると、当該チップをエンドミル等の
スローアウェイ式工具に装着した際に上記軸方向すくい
角および径方向すくい角が正角側に配設されず、上記効
果が十分に発揮されなくなるおそれがある。また逆に、
これらの傾斜角α,β,δが上記範囲を越えて大きくな
ると、すなわち上記一端面33の傾斜が急すぎると、チ
ップ本体32中央部の肉厚が小さくなり過ぎてチップ自
体の剛性・強度に悪影響を及ぼす危険性がある。
【0038】また上述したように、本実施例は本発明を
平面視に平行四辺形状のチップに適用した場合の例であ
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば
平面視に正方形や菱形等の他の四角形、あるいは三角形
状のチップや五角形以上の多角形型のチップに適用する
ことも可能である。そして、上記傾斜角α,β,δの適
当とされる範囲は、本発明を平面視に平行四辺形状のチ
ップに適用した場合の例であって、チップ形状が異なる
場合にはこれらの範囲も相違することがある。さらに、
これらの範囲は切削時の種々の切削条件等の相違によっ
ても変化することがあるのは言うまでもない。
【0039】なお、ブレーカの横断面形状は、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で他の形状としてもよいのはもち
ろんである。さらに、前記一実施例では本発明をスロー
アウェイ式エンドミルのような転削工具に使用した場合
について説明したが、バイトやボーリングバーに適用す
ることができるのはもちろんである。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば当
該チップのすくい面となる一端面がノーズ部から離間す
るに従って着座面となる他端面側に向かう傾斜面を有
し、これによって上記ノーズ部を挟むチップ本体の側面
と上記一端面が成す、切刃が形成される交差稜線も上記
他端面側に向かって傾斜することになる。従って、この
ようなチップを工具のチップ取付座に装着した場合に
は、該工具のチップを保持する部分の肉厚を確保した上
で、軸方向すくい角および径方向すくい角を正角側に大
きく設定することができ、これによって被削材に接触し
て切削抵抗を受けるチップ本体を保持する工具部分の剛
性を維持しつつ、切削性の向上を図ることが可能とな
る。また、前記一端面には、切刃に沿ってブレーカが形
成されているので、切刃のすくい角がさらに正の側へ設
定されることとなり、必要なすくい角を容易に確保する
ことができ、したがって、工具本体の着座面の肉厚を確
保してその剛性を高めることができる。さらに、このブ
レーカにより、良好な切屑排出性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のII-II線(ブレーカ谷線)に沿う矢視図
である。
【図3】図1のs2線方向から見た側面図である。
【図4】図1のチップのIV-IV線に沿う(図1の平行四
辺形の鈍角コーナを結ぶ対角線と直交する方向に沿う)
矢視図である。
【図5】図1の平行四辺形の鈍角コーナを結ぶ対角線の
方向から見た側面図である。
【図6】図1の鈍角コーナ部に形成された面取り部の逃
げ面の方向から見た側面図である。
【図7】図1のVII-VII線に沿う矢視図である。
【図8】図1の外周側の切刃37の逃げ面に沿う方向か
ら見た側面図である。
【図9】図1の底部の切刃38の切刃稜線と直交するか
ら見た側面図である。
【図10】図1のチップを工具本体に取り付けた状態の
平面図である。
【図11】図1のチップを工具本体に取り付けた状態の
側面図である。
【図12】図1のチップを工具本体に取り付けた状態の
正面図である。
【図13】従来のチップ7をスローアウェイ式エンドミ
ルに装着した場合を示す平面図である。
【図14】図13の例のA方向視の側面図である。
【図15】図13の例のB方向視の正面図である。
【符号の説明】
1 工具本体 2 先端部 5 チップ取付座 31,チップ 8,32 チップ本体 9,33 一端面(すくい面) 10,39 他端面(着座面) 11,34 ノーズ部 12,13,35,36,側面 16,17,37,38 切刃 C 工具軸線 H チップ取付座底面から工具本体先端部外周までの肉
厚 α 一端面33の傾斜角 β 外周側の切刃37の傾斜角 δ 底部の切刃38の傾斜角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形平板状をなすチップ本体の角部に
    ノーズ部が形成されるとともに、このノーズ部を挟む上
    記チップ本体の隣合う一対の側面のそれぞれと、上記ノ
    ーズ部に連なる上記チップ本体の一端面とがなす二つの
    交差稜線の少なくとも一方に、上記ノーズ部に連なって
    切刃が形成されているスローアウェイチップにおいて、 上記一端面が、上記ノーズ部から離間するに従って上記
    チップ本体の他の端面側に向かう傾斜面を有し、この傾
    斜面によって上記二つの交差稜線も共に上記ノーズ部か
    ら離間するに従って上記他端面側に向かうように傾斜せ
    しめられ、 前記各傾斜面には、これらの傾斜面と前記各側面のそれ
    ぞれとがなす稜線に沿って、ブレーカが形成されたたこ
    とを特徴とするスローアウェイチップ。
  2. 【請求項2】 上記チップ本体の一端面が平面視におい
    て四角形状をなすとともに、この一端面を形成する四角
    形の一の対角線上に位置する一対の角部の双方に上記ノ
    ーズ部が形成され、このノーズ部から離間するに従って
    上記チップ本体の他の端面側に向かう上記傾斜面によ
    り、上記チップ本体の一端面が該一端面の他の対角線に
    沿った側面方向視にV字型に成形されていることを特徴
    とする請求項1記載のスローアウェイチップ。
  3. 【請求項3】 前記ブレーカの内面は、前記切刃に対し
    て前記一端面よりさらに正方向へ傾斜したすくい面とな
    っていることを特徴とする請求項1または2のスローア
    ウェイチップ。
  4. 【請求項4】 前記ブレーカの谷の稜線は平面視におい
    て前記切刃に対して傾斜していることを特徴とする請求
    項3のスローアウェイチップ。
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