JPH05310118A - 車両のブレ−キ装置 - Google Patents

車両のブレ−キ装置

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JPH05310118A
JPH05310118A JP4143240A JP14324092A JPH05310118A JP H05310118 A JPH05310118 A JP H05310118A JP 4143240 A JP4143240 A JP 4143240A JP 14324092 A JP14324092 A JP 14324092A JP H05310118 A JPH05310118 A JP H05310118A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トラクション制御等の自動ブレ−キ用の液圧発
生源を別途専用に設けなくて済むようにする。 【構成】加圧ピストン12によってブレ−キ配管6内の
ブレ−キ液を加圧することで自動ブレ−キが得られる。
ポンプ37によって、加圧ピストン12作動用の液圧が
発生される。ポンプ37は、例えばパワステアリング装
置や車高調整装置等、ブレ−キ装置以外の他の車載油圧
機器用のものが用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のブレ−キ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】車両のブレ−キ装置においては一般に、
運転者がブレ−キペダルを踏込み操作することによりブ
レ−キ液圧が発生されるマスタシリンダを備え、このマ
スタシリンダで発生されたブレ−キ液圧がブレ−キ配管
を通して車輪に装備されたブレ−キ装置へ供給されるこ
とにより制動が行なわれる。
【0003】上述のように、車両の制動は通常運転者の
意志によって支配されることになるが、最近では、運転
者の意志にかかわらず、所定の条件を満たしたときに制
動を行なうすなわち自動ブレ−キを行なう車両が多くな
っている。例えばトラクション制御あるいはスリップ制
御と呼ばれるように、加速時等に駆動輪が過回転したと
きに、当該駆動輪に自動的に制動力を付与するものがあ
る(特開平2−274649参照)。また、追突防止装
置の故障で知られるように、先行車両に接近し過ぎたこ
とが検出されたときに、自動的に制動を行なうようにし
たものもある。
【0004】このように、自動的に制動を行なうものに
あっては、運転者のブレ−キ操作によってブレ−キ液圧
が発生される第1液圧発生手段の他に、例えばエンジン
により駆動されるポンプを利用して運転者の意志にかか
わりなくブレ−キ液圧が発生される第2ブレ−キ液圧発
生手段が装備される。そして、第1ブレ−キ液圧発生手
段と車両制動用のブレ−キ装置とを接続するブレ−キ経
路内のブレ−キ液を加圧するための加圧ピストンを設け
て、この加圧ピストンに前記第2ブレ−キ液圧発生手段
で発生されたブレ−キ液圧を作用させることにより、ブ
レ−キ経路内のブレ−キ液を加圧して自動的な制動を行
なうようになっている。
【0005】前記加圧ピストンへのブレ−キ液圧の供給
(自動ブレ−キ時)、解放(自動ブレ−キ解除時)の切
換は、切換弁によって行なわれる。すなわち、切換弁に
よって、第2ブレ−キ液圧発生手段で発生されたブレ−
キ液圧を加圧ピストンに供給する液圧供給態様と、加圧
ピストンに作用しているブレ−キ液圧をリザ−バタンク
へ解放する液圧解放態様とが切換えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のような自動ブレ
−キ装置にあっては、自動ブレ−キ用のブレ−キ液圧を
発生させるために、ポンプ等の第2液圧発生手段を別途
必要とする。しかしながら、最近の車両では、動力(電
力)を必要とする機器類が増加する傾向にあり、第2ブ
レ−キ液圧発生手段としてのポンプ等を別途設けること
は、コスト上昇は勿論のこと重量増加や設置スペ−ス等
の点で問題となり、この点において何等かの対策が望ま
れることになる。
【0007】したがって本発明の目的は、専用の液圧発
生手段を設けることなく自動ブレ−キ用のブレ−キ液圧
が得られるようにした車両のブレ−キ装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にあっては次のような構成としてある、すな
わち、運転者によるブレ−キ操作によってブレ−キ液圧
が発生される第1液圧発生手段と、前記第1液圧発生手
段で発生されたブレ−キ液圧を車両の制動用ブレ−キ装
置へ供給するブレ−キ経路と、前記ブレ−キ装置以外の
車載油圧機器に対する液圧発生源となる第2液圧発生手
段と、前記第2液圧発生手段で発生された作動液圧を受
けたときに前記ブレ−キ経路内のブレ−キ液を加圧して
前記ブレ−キ装置を作動させる加圧ピストンと、前記第
2液圧発生手段で発生された作動液圧を前記加圧ピスト
ンに供給する液圧供給態様と該加圧ピストンに作用され
ている作動液圧をリザ−バタンクに解放する液圧解放態
様とを切換える切換弁と、を備えた構成としてある。
【0009】前記加圧ピストンの摺動部位をシ−ルする
シ−ル部材を、該加圧ピストンの変位方向に間隔をあけ
た第1シ−ル部材と第2シ−ル部材との少なくとも2つ
のシ−ル部材によって構成することができる。
【0010】前記第1シ−ル部材と第2シ−ル部材との
間に漏れ出た液を回収する回収タンクをさらに備えるこ
とができる。そして、回収タンクに貯留されている液量
が所定値以上となったとき、前記第2液圧発生手段から
の作動液圧を前記加圧ピストンに作用させることを禁止
する禁止手段を設けることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、車両の制動用ブレ−キ
装置以外の他の油圧機器用の液圧発生手段を、自動ブレ
−キの際のブレ−キ液圧を得るために利用しているの
で、自動ブレ−キ用に専用に第2液圧発生手段を設ける
ことが不用になる。
【0012】請求項2に記載したような構成とすること
により、他の油圧機器用の作動液とブレ−キ液とが混ざ
ってしまうのを効果的に防止することができる。
【0013】請求項3に記載したような構成とすること
により、第1シ−ル部材と第2シ−ル部材との間に漏れ
出た液を回収タンクに逃がして、ブレ−キ液系統に対し
て他の機器用の作動液が混入してしまう事態を防止する
上で、また他の油圧機器用の液圧系統に対してブレ−キ
液圧が混入してしまう事態を防止する上で好ましいもの
となる。
【0014】請求項4に記載したような構成とすること
により、他の油圧機器用の作動液がブレ−キ液系統に混
入する可能性が高くなったことを回収タンクに回収され
た液量で判断して、この混入の可能性の高くなったとき
は自動ブレ−キを行なわないようにして、すなわち作動
液とブレ−キ液とが混合されるような機会を無くして、
運転者にの意志によるブレ−キ作動を確実に得る上で好
ましいものとなる。本発明の好ましい態様およびその利
点は、以下の実施例の説明から明らかとなとなる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。図1において、1は第1液圧発生手段とし
てのマスタシリンダで、運転者によるブレ−キペダル2
の踏込力が倍力装置3により倍力されてマスタシリンダ
1に伝達されて、この踏込力に応じたブレ−キ液圧がマ
スタシリンダ1に発生される。
【0016】マスタシリンダ1は、2つの吐出口1a、
1bを有するタンデム型とされている。吐出口1aから
伸びる配管4が途中で2本に分岐されて、一方の分岐管
4aが左前輪のブレ−キ装置5FLへ接続され、他方の
分岐管4bが右前輪のブレ−キ装置5FRへ接続されて
いる。
【0017】吐出口1bから伸びる配管6の途中には後
述する加圧装置7が接続され、この加圧装置7よりも上
流側(マスタシリンダ1側)部分が符号6Aで示され、
加圧装置7よりも下流側部分が符号6Bで示される。下
流側配管6Bは、途中で2本に分岐されて、一方の分岐
管6aが左後輪のブレ−キ装置5RLに接続され、他方
の分岐管6bが右後輪のブレ−キ装置5RRに接続され
ている。実施例では、前輪が従動輪とされ、後輪が駆動
輪とされている。
【0018】加圧装置7は次のように構成されている。
先ず、ケ−ジング11内に加圧ピストン12が摺動自在
に嵌挿されて、ケ−シング11内が、加圧ピストン12
によって2つの液室13、14に画成されている。液室
14は、ケ−シングに形成された隔壁7aによって液室
15と画成され、隔壁7aには両液室14と15とを連
通する連通口16が形成されている。
【0019】液室13と15とは、加圧ピストン12の
軸線方向において、間に液室14を挟んだ状態で位置さ
れている。この加圧ピストン12には、当該加圧ピスト
ン12の軸線方向に摺動自在として可動弁体17が保持
されている。この可動弁体17は、前記連通口16に臨
む弁体部17aを有し、スプリング18によって弁体部
17aが連通口16に近ずく、すなわち弁座として機能
する前記隔壁7aに接近する方向に付勢されている。
【0020】加圧ピストン12は、液室14内に配設し
たスプリング19(スプリング18よりも大きい付勢力
に設定されている)によって、図1中左方すなわち弁体
部17aが連通口16から離れる方向に付勢されてい
る。図1に示すように、加圧ピストン12がその左方ス
トロ−ク端すなわち連通口16から離れる方向のストロ
−ク端にあるとき、弁体部17aは連通口16を開いた
状態とされる。図1の状態から加圧ピストン12が右方
動すると、弁体部17aによって連通口16が閉じられ
る。そして、弁体部17aが連通口16を閉じた状態か
らさらに加圧ピストン12は右方動可能であり、このと
き可動弁体17は加圧ピストン12に対して相対的に摺
動変位される。
【0021】ケ−ジング1には、液室13に常時開口す
るポ−ト20、液室14に常時開口するポ−ト21、液
室15に常時開口するポ−ト22が形成されている。ポ
−ト22に対して前記マスタシリンダ1から伸びる上流
側配管6Aが接続され、ポ−ト21に対して後輪用ブレ
−キ装置5RL、5RRに連なる前記下流側配管6Bが
接続されている。これにより、弁体部17aが連通口1
6を開いた状態で、マスタシリンダ1で発生されたブレ
−キ液圧が、上流側配管6A、液室15、連通口16、
液室14、下流側配管6Bを経て後輪用ブレ−キ装置5
RL、5RRへ供給されることになる。
【0022】液室13に開口するポ−ト20は、配管3
1を介して切換弁32に接続されている。切換弁32
は、3ポ−ト2ポジション型の電磁式とされて、配管3
3および34も接続されている。配管33は、リザ−バ
タンク35へ連なってリリ−フ通路を構成するものであ
る。また、配管34は、モ−タ36により駆動されるポ
ンプ37に連なって、自動ブレ−キ用の液圧供給通路を
構成するものである。
【0023】前記配管34にはアキュムレ−タ41、圧
力センサ42、さらに電磁式の開閉弁からなる遮断弁6
3が接続されている。また、配管31と33とが、切換
弁32をバイパスする配管43によって接続され、この
配管43には電磁式の開閉弁44が接続されている。配
管31には、圧力センサ45も接続されている。
【0024】配管33と遮断弁63よりもポンプ37側
の配管34とがリリ−フ配管46によって接続され、こ
の配管46には、配管34内の圧力が所定圧力以上にな
ると開かれるアンロ−ド弁47が接続されている。リザ
−バタンク35とポンプ37とを接続する配管60が配
管61を介して配管33に接続され、この配管61にリ
リ−フ弁62が接続されている。
【0025】前記マスタシリンダ1に連なる配管6のう
ち、加圧装置7を境として分かれた上流側配管6Aと下
流側配管6Bとが、当該加圧装置7をバイパスする配管
51により接続され、この配管51には常時は閉となる
電磁式開閉弁からなるフェイル弁52が接続されてい
る。
【0026】前記モ−タ36は、ポンプ37以外にさら
に別のポンプ64をも駆動するようになっており、この
ポンプ64は、例えば前輪用パワ−スレアリング装置用
の液圧発生用とされている。また、ポンプ37より伸び
る前記配管34からは、前記遮断弁63よりもポンプ3
7側において2本の配管34B、34Cが分岐されてい
る。この分岐配管34Bは、例えば後輪操舵装置におけ
る後輪用パワ−ステアリング装置に対する液圧供給用と
されている。また、分岐配管34Cは、例えばアクティ
ブサスペンション装置における車高調整用シリンダ装置
への液圧供給用とされている。
【0027】上述のように、自動ブレ−キ用のポンプ3
7は、車両制動用ブレ−キ装置5FL〜5RR以外の他
の車載油圧機器用のものが利用されている。したがっ
て、ポンプ37を循環する液(リザ−バタンク35内の
液)はブレ−キ液とは異なる作動液が用いられている。
換言すれば、加圧ピストン12を境として、ブレ−キ液
とポンプ37側の作動液とが画成されたものとなってい
る。
【0028】前記加圧ピストン12のケ−シング11に
対する摺動部位をシ−ルするため、第1、第2の2つの
シ−ル部材71、72が設けられている。この2つのシ
−ル部材71、72は、例えばOリングにより構成され
て、加圧ピストン12に嵌合、保持されている。勿論、
シ−ル部材71、72はそれぞれ、液室13と14との
間をシ−ルするものである。
【0029】前記2つのシ−ル部材71と72とは、加
圧ピストン12の摺動方向に間隔を有しており、これに
より2つのシ−ル部材71、72と加圧ピストン12と
ケ−シング11とによって、隙間73が画成される。こ
の隙間73は、配管75を介して回収タンク75に接続
されている。この回収タンク76は、隙間73よりも低
い位置にあって、当該隙間73に侵入された液は、重力
によって回収タンク76へ回収されるようになってい
る。そして、回収タンク76には、その内部の液量すな
わち液位が所定値以上になるとONになるフロ−ト式の
スイッチ77が装備されている。
【0030】上述の回収タンク76を設けることによ
り、液室13より第1シ−ル部材71を越えて隙間73
へ漏れ出た液は、第2シ−ル部材72を越えて液室14
へと漏れ出ようとする前に回収タンク76へ逃げて、ポ
ンプ37側の作動液がブレ−キ液に混入してしまう事態
が効果的に防止される。同様に、液室14より第2シ−
ル部材72を越えて隙間73へ漏れ出た液は、第1シ−
ル部材71を越えて液室13へと漏れ出ようとする前に
回収タンク76へ逃げ、ブレ−キ液がポンプ37側の作
動液に混入してしまう事態が効果的に防止される。
【0031】図2は、制御系統を示すものである。図中
U1、U2はそれぞれマイクロコンピュ−タを利用して
構成された制御ユニットであり、既知のように、CP
U、ROM、RAM、CLOCK、入出力インタフェ−
ス等を備えている。制御ユニットU1には、前記圧力セ
ンサ42、45で検出される圧力信号、スイッチ77か
らのON、OFF信号の他、制御ユニットU2からの自
動ブレ−キの要求有無を示す信号が入力される。また、
制御ユニットU1からは、前記各弁32、44、52、
およびランプ、ブザ−等の警報器Wに出力される。
【0032】前記制御ユニットU2は、例えばトラクシ
ョン制御用とされて、駆動輪として後輪の回転速度が車
速に比して過大になると、駆動輪に制動力を付与すべ
く、制御ユニットU1に自動ブレ−キの要求(加圧要
求)信号を出力する。すなわち、制御ユニットU2は、
後述する制御ユニットU1による自動ブレ−キのための
各弁32、44、52の制御を除き、自動ブレ−キが必
要な状態であるか否かを判断するまでの制御を行なって
いるが、トラクション制御は周知なのでその詳細な説明
は省略する。なお、制御ユニットU2は、この他、先行
車両に接近し過ぎたときに自動ブレ−キを要求する信号
を出力するもの等、自動ブレ−キを必要とする制御を行
なう適宜の制御用のものとし得る。
【0033】以上のような構成において、自動ブレ−キ
を行なわないときは次の通りである。すなわち、遮断弁
63が開となっていることを前提として、切換弁32
が、配管31と33とを連通させて液室13をリザ−バ
タンク35へ解放した液圧解放態様とされる。また、開
閉弁44は開状態とされて、配管31すなわち液室13
は、バイパス用の配管43をも介してリザ−バタンク3
5へ解放されている。さらに、フェイル弁52は閉状態
に保持されている。
【0034】したがって、液室13にはポンプ37から
の作動液圧が何等作用せず、加圧ピストン12はスプリ
ング19により図1に示すように左方ストロ−ク端に位
置されて、連通口16が開いた状態とされる。これによ
り、前述のように、ブレ−キペダル2を踏込むことによ
りマスタシリンダ1で発生されたブレ−キ液圧が、前輪
用ブレ−キ装置5FL、5FRは勿論のこと、後輪用ブ
レ−キ装置5RL、5RRにも供給されて、通常のブレ
−キ作用が得られる。また、ブレ−キペダル2の踏込み
を解放すれば、各ブレ−キ装置5FL〜5RRのブレ−
キ液圧はマスタシリンダ1へ解放されて、ブレ−キ解除
となる。
【0035】次に、自動ブレ−キを行なうときの制御ユ
ニットU1による制御例について、図3、図4に示すフ
ロ−チャ−トを参照しつつ説明する。なお、以下の説明
でSはステップである。先ず、図3のS1において、デ
−タ入力された後、S2において、制御ユニットU2か
らの信号をみることによって、自動ブレ−キを要求して
いるとき(加圧要求時)であるか否かが判別される。こ
のS2の判別でYESのときは、S3において、現在既
に加圧中(自動ブレ−キ中)であるか否かが判別され
る。
【0036】S3の判別でNOのときは、図1に示す状
態から、加圧装置7の加圧ピストン12を利用して自動
ブレ−キ力を得るための制御が開始される。この場合、
S4において、先ず開閉弁44が閉じられる。この後、
S5において所定時間経過するのを待って、S6におい
て、センサ45で検出される配管31の圧力(液室13
の圧力)P1が読込まれた後、S7において、当該圧力
P1が上昇しているか否かが判別される。なお、上記S
5での所定時間は、開閉弁44を閉じることによる配管
31への圧力変化の影響が出るまでの短い時間とされ
る。
【0037】S7の時点では、切換弁32はいまだ配管
31と34とを遮断している状態であるので(配管31
を配管33すなわちリザ−バタンク35へ解放した状
態)、切換弁32が正常のときは、圧力P1は上昇する
傾向を示すことはない。このS7の判別でNOのとき
は、S8において、切換弁32が液圧供給態様、すなわ
ち配管31を34に連通させると共に配管33(リザ−
バタンク35)との連通を遮断する液圧供給態様に切換
えられる。
【0038】この後、圧力センサ45で検出される配管
31の圧力と、圧力センサ42で検出される配管34の
圧力P2とが等しい(ほぼ等しい)か否かが判別され
る。そして、S9の判別でYESのときは、異常なしと
して、そのままS1へリタ−ンされる。一旦S9を経た
後は、S3の判別がYESとなって、S9へ移行され
る。
【0039】前記S8での切換弁32の液圧供給態様へ
の切換えにより、液室13にポンプ37からの液圧が供
給される。これにより、加圧ピストン12が図1中右方
動し、先ず可動弁体17の弁体部17aによって連通口
16が閉じられる。さらなる加圧ピストン12の図1中
右方動により液室14が加圧されて、この加圧により生
じる液室14の液圧が後輪用ブレ−キ装置5RL、5R
Rへ伝達されて、当該後輪に制動力が付与されることに
なる。
【0040】前記S7の判別でYESのときは、切換弁
32が配管31と34とを連通した液圧供給態様で固着
した故障時であると考えられる。また、S9の判別でN
Oのときは、切換弁32が配管31をリザ−バタンク3
5へ解放した圧力解放態様で固着した故障時であると考
えられる。この場合は共に、S10において開閉弁44
を強制的に開いた状態とし、この後警報器Wが作動され
る。
【0041】このように、切換弁32の故障時には、開
閉弁44を強制的に開いて液室13の圧力を解放するこ
とにより、自動ブレ−キがかかたままになってしまう事
態が確実に防止される。そして、この故障時には、制御
はここで終了されて、切換弁32を切換制御することに
よる自動ブレ−キの制御は行なわれない(禁止される)
ことになる。なお、切換弁32の故障時にはさらに、遮
断弁63を閉とすることもできる。
【0042】前記S2の判別でNOのときは、図4のS
21へ移行する。このS21では、現在加圧中(自動ブ
レ−キ中)であるか否かが判別される。このS21の判
別でNOのときは、加圧要求がなく、しかも現在加圧し
ていないので、次の加圧要求を待つべくそのままリタ−
ンされる。
【0043】S21の判別でYESのときは、液室13
の圧力を解放すべきときである。このときは先ず、S2
2において開閉弁44を開いた後、S23で所定時間
(S5での所定時間と同じ意味)経過するのを待って、
S24において圧力センサ45で検出される配管31の
圧力が読込まれる。次いで、S25において、圧力P1
が低下しているか否かが判別される。
【0044】S25の判別でYESのときは、開閉弁4
4が正常に作動して開状態になったときであり、このと
きはS26において切換弁32を液圧解放態様に切換え
て、液室13の液圧をリザ−バタンク35へ解放する。
この後、S27において、圧力P2がP1よりも相当に
大きいか否かが判別される。このS27の判別でYES
のときは、切換弁32が実際に液圧解放態様に切換えら
れた正常時であるとして、そのままリタ−ンされる。
【0045】前記S27の判別でNOのときは、切換弁
32が液圧供給態様で固着した故障時であると考えられ
る。この場合は、前述のS10へ移行して、故障時の制
御態様とされる。
【0046】前記S25の判別でNOのときは、開閉弁
44が閉状態で固着した故障時であると考えられる。こ
の場合はS28において、警報器Wを作動させた後、S
29においてフェイル弁52を開いてS26へ移行する
(自動ブレ−キの制御は禁止されない)。
【0047】上述のように、フェイル弁52を開くこと
により、たとえ連通口16が閉じられたままの故障時で
も、ブレ−キペダル2を解放しておけばブレ−キ装置5
RL、5RRのブレ−キ液圧は配管51を介してマスタ
シリンダ1へ解放されて、ブレ−キ解除が得られること
になる。勿論、ブレ−キペダル2を踏込み操作したとき
は、マスタシリンダ1で発生されたブレ−キ液圧が配管
51を介してブレ−キ装置5RL、5RRへ供給され
て、運転者の意志によるブレ−キ作動を得ることができ
る。
【0048】図3、図4に示すフロ−チャ−トに対し
て、図5に示すフロ−チャ−トが所定時間毎に割込まれ
る。この図5において、S42において、スイッチ77
からの入力信号がONであるか否か、すなわち回収タン
ク76内の液量が所定値以上であるか否かが判別され
る。このS42の判別でNOのときは、隙間73からの
液漏れが無いか、あっても少なくて、シ−ル部材71、
72のシ−ル作用が十分行なわれている正常なときであ
るとして、そのままリタ−ンされる。
【0049】S42の判別でYESのときは、シ−ル部
材71、72の少なく一方のシ−ル性が悪化していると
きであると考えられる。このときは、S43において開
閉弁44を開とし、S44で切換弁32を圧力解放態様
とし、S45でフェイル弁52を開とし、S46で警報
気Wを作動させて終了される。このS43を経るとき
は、図3、図4に示すフロ−チャ−トへリタ−ンされる
ことなく終了されるので、自動ブレ−キは以後行なわれ
ないことになる(自動ブレ−キの禁止)。このS43を
経るときも、遮断弁63を閉とするようにしてもよい。
【0050】以上実施例について説明したが、液室13
への供給液圧を微妙に制御する必要のあるときは、例え
ば切換弁32あるいは遮断弁63をデュ−ティ制御する
ことにより、あるいは別途配管34に接続した可変絞り
を制御する等により行なうことができる。また、自動ブ
レ−キ用の液圧発生源としてのポンプは、適宜の車載油
圧機器用のものを利用することができ、例えば図1に示
す前輪用パワ−ステアリング装置用のポンプ36を利用
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例を示す全体系統図。
【図2】図2は制御系統を示す図。
【図3】図3は図1に示す液圧系統の制御例を示すフロ
−チャ−ト。
【図4】図4は図1に示す液圧系統の制御例を示すフロ
−チャ−ト。
【図5】図5は図1に示す液圧系統の制御例を示すフロ
−チャ−ト。
【符号の説明】
1:マスタシリンダ(第1液圧発生手段) 2:ブレ−キペダル 6:ブレ−キ配管 5RL、5RR:ブレ−キ装置 7:加圧装置 12:加圧ピストン 13:液室(作動液側) 14:液室(ブレ−キ液側) 15:液室(ブレ−キ液側) 16:連通口 17:可動弁体 32:切換弁 34:配管(自動ブレ−キ用) 34A:配管(後輪パワ−ステアリング装置用) 34C:配管(アクティブサスペンション装置用) 35:リザ−バタンク 37:ポンプ(第2液圧発生手段) 71:第1シ−ル部材 72:第2シ−ル部材 73:隙間 76:回収タンク 77:液量検知スイッチ U1:制御ユニット U2:制御ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転者によるブレ−キ操作によってブレ−
    キ液圧が発生される第1液圧発生手段と、 前記第1液圧発生手段で発生されたブレ−キ液圧を車両
    の制動用ブレ−キ装置へ供給するブレ−キ経路と、 前記ブレ−キ装置以外の車載油圧機器に対する液圧発生
    源となる第2液圧発生手段と、 前記第2液圧発生手段で発生された作動液圧を受けたと
    きに前記ブレ−キ経路内のブレ−キ液を加圧して前記ブ
    レ−キ装置を作動させる加圧ピストンと、 前記第2液圧発生手段で発生された作動液圧を前記加圧
    ピストンに供給する液圧供給態様と該加圧ピストンに作
    用されている作動液圧をリザ−バタンクに解放する液圧
    解放態様とを切換える切換弁と、を備えていることを特
    徴とする車両のブレ−キ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記加圧ピストンの摺動部位をシ−ルするシ−ル部材
    が、該加圧ピストンの変位方向に間隔をあけた第1シ−
    ル部材と第2シ−ル部材との少なくとも2つのシ−ル部
    材によって構成されているもの。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記第1シ−ル部材と第2シ−ル部材との間に漏れ出た
    液を回収する回収タンクをさらに備えているもの。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記回収タンクに貯留されている液量が所定値以上とな
    ったとき、前記第2液圧発生手段からの作動液圧を前記
    加圧ピストンに作用させることを禁止する禁止手段をさ
    らに備えているもの。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH106951A (ja) * 1996-04-26 1998-01-13 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2013095331A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Advics Co Ltd 車両用制動装置
EP2572948A4 (en) * 2010-05-20 2014-01-15 Komatsu Mfg Co Ltd CONSTRUCTION MACHINE
JP2021017174A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 株式会社Zmp 車両用のブレーキ構造

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