JPH0531278A - 自動縫製装置 - Google Patents

自動縫製装置

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JPH0531278A
JPH0531278A JP21611791A JP21611791A JPH0531278A JP H0531278 A JPH0531278 A JP H0531278A JP 21611791 A JP21611791 A JP 21611791A JP 21611791 A JP21611791 A JP 21611791A JP H0531278 A JPH0531278 A JP H0531278A
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JP
Japan
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sewing
cloth
guide
edge
bed
Prior art date
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Pending
Application number
JP21611791A
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English (en)
Inventor
Masanobu Takeda
昌宣 竹田
Hiroyuki Ueyama
裕之 植山
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Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
Original Assignee
Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Tシャツの袖口,裾口等の周縁を裏側に折り
返して平縫い用のミシンにより縫い合わせる縁処理工程
を自動化して、生産性の向上及び製品コストの低減を実
現し、また作業者の熟練を不要とする。 【構成】 送りテーブル13上をミシンのベッド2aに向け
て縫製生地を搬送する搬送ベッド11の一側に、共に板状
をなすクロスガイド40、エッジガイド41及びヘミングガ
イド42を組み合わせてなる折り部4を構成する。定規板
15の一辺 15aに側縁を沿わせて搬送される縫製生地を、
まず開口部 13aに落とし込み、側縁から所定幅の部分を
下向きに折り曲げ、この縫製生地の上面をクロスガイド
40の下面にて支え、折り曲げられた側縁を、エッジガイ
ド41により上方に持ち上げつつ、ヘミングガイド42の端
縁を折り目として縫製生地の裏面に折り重ねる。この折
り重ね部の下側を補助搬送ベルト12により支持し、この
補助搬送ベルト12と搬送ベルト11との動作によりベッド
2a上の縫合位置に導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、Tシャツの袖
口及び裾口の周縁を、平縫い用のミシンにより平面生地
の状態で自動的にヘム縫いする自動縫製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】Tシャツの袖口及び裾口においては、適
宜の美感を付与すると共に、身体又は他の布地との摩擦
に対する耐性を高めるため、縫製生地の周縁から所定幅
の部分を折り返し、該縫製生地の裏面に重ねた状態にて
相互に縫合して、周縁に沿う筒状の部分を形成する縁処
理が行われており。従来この種の縁処理には、次の2つ
の方法が一般的に採用されている。
【0003】図1に示す第1の方法は、まず縫製生地5
の側縁50から所定幅の部分を折り返し、縫製生地5の裏
面に重ね合わせてミシンの縫製ベッド上に送り込み、次
いで図中に矢符にて示す如く、単一又は複数の針による
表面側からの平縫い(偏平縫い,単環縫い,二重環縫い
等)を実施して筒状部51を形成する方法であり、また図
2に示す第2の方法は、第1の方法と同様の折り重ねを
行った後、裏面に重ねた側縁50を折り線として縫製生地
5を逆向きに折り返し、側縁50とこれの下部に2層に積
層された縫製生地5との間にて、図中に矢符にて示す如
く縁かがり縫いを実施し、最後に折り返し部を延ばして
筒状部51を得る方法である。
【0004】これらの方法は夫々に相反する難点を有し
ており、第1の方法においては、表裏両面共に平面的な
仕上げ状態が得られるのに対し、第2の方法において
は、仕上げ後の縫製生地5の裏面に縁かがりに要した細
幅の帯状部52が突出して着心地を悪化させる難点があ
り、逆に第2の方法においては、仕上げ後の縫製生地5
の表面に縫い目が出現しないのに対し、第1の方法にお
いては、縫製生地5の表面への縫い目の出現が避け得
ず、これが美感を損なう難点がある。
【0005】ところが第1の方法における難点、即ち、
縫い目の出現に伴う美感の良否は、消費者の主観的な判
断によるものであり、また、JIS L 0120に規定された各
種のステッチ形式中から適正な縫い形式を選定すること
により、ある程度の美感の維持は可能である。図3は、
前記JIS L 0120中の記号406 なる2本針偏平縫いを採用
した場合における縫い目の詳細図であり、この場合、縫
製生地5の表面には互いに平行をなす2本の縫い目53,
53が規則的に並ぶのみであり、美感が損なわれる程度は
小さい。これらのことから我が国においては、第1の方
法による縁処理がなされた製品が第2の方法によるそれ
よりも好まれる傾向にあり、袖口及び裾口等の周縁処理
には、専ら第1の方法が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが第1の方法に
よる縁処理の実施に際しては、前述した如く、側縁50か
ら所定幅の部分を折り返し、縫製生地5の裏面側に折り
重ねた状態にて表面側からミシン掛けを行う必要があ
り、このミシン掛け作業を均一幅の折り重ね部を形成し
つつ行い、良好な仕上がり状態を得るためには高度の熟
練を要する難点がある。即ち、従来における前述した縁
処理は、熟練した縫製作業者による手作業に頼っている
のが実情であり、生産性の向上及び製品コストの低減が
難しいという問題があった。
【0007】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、Tシャツの袖口,裾口等の平縫い用のミシンに
よる縁処理を自動化し、生産性の向上及び製品コストの
低減を実現すると共に、作業者の熟練を不要とする自動
縫製装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動縫製装
置は、平縫い用ミシンのベッド上での縫製生地の送り方
向両側に、該ベッドの上面に沿わせて延設された送りテ
ーブルと、該送りテーブルの両延設端間に装架され、前
記縫製生地をその上部に保持して前記送り方向に搬送す
る搬送ベルトと、該搬送ベルトの一側に沿って前記ベッ
ドの上流側の送りテーブル上に固設され、前記縫製生地
の一側縁から所定幅の部分を前記搬送ベルトによる搬送
に伴って、まず下向きに折り曲げ、次いでこの折り曲げ
側の側縁を上向きに付勢して、前記縫製生地の裏面に折
り重ねる複数のガイド板と、これらのガイド板の終端側
から前記送りテーブルの下流端までの間に、前記ベッド
の上面に沿わせて装架され、前記ガイド板により形成さ
れた折り目部分近傍の下側を支持して前記搬送ベルトに
よる搬送と同期させて搬送し、該搬送ベルトとの間に挾
まれた前記一側縁の折り重ね部を前記ベッド上での縫合
位置に導く補助搬送ベルトとを具備することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明においては、ミシンによる縫製生地の送
り方向上流側にて送りテーブル上に載置された縫製生地
は、搬送ベルトの動作によりミシンに向けて搬送される
間に、この搬送経路の中途に固設された複数のガイド板
の作用により、一側縁から所定幅の部分がまず下向きに
折り曲げられ、更にこの側縁が上向きに付勢されて縫製
生地の裏面に折り重ねられた状態となる。この折り重ね
部は、ガイド板の終端側において前記搬送ベルトに並設
された補助搬送ベルトに受け渡されて、これと搬送ベル
トとの同期的な動作により更に搬送されてミシンのベッ
ド上に案内される。その後は、ベッドに内蔵された公知
の送り機構の動作により送りを受けつつ、ミシン本体の
動作により前記側縁に沿う所定位置を表面側から正しく
直線的に縫合されて所望の縁処理が実現される。
【0010】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図4は本発明に係る自動縫製装置(以下本
発明装置という)の全体構成を略示する模式的正面図で
ある。本発明装置は、ミシン本体2を搭載するベッド2a
を長手方向の略中央に固設してなる基台1上に構成して
ある。
【0011】図示の如く基台1上には、ミシン本体2に
よる縫製時における前記ベッド2a上での縫製生地5(図
5参照)の送り方向両側(図における左右方向)に、略
水平をなして送りテーブル13が延設してあり、該送りテ
ーブル13には、これの延設方向を搬送方向とする搬送ベ
ルト11と補助搬送ベルト12とが、後述する如く幅方向に
適長離隔し、相互に平行をなして装架してある。
【0012】搬送ベルト11は、送りテーブル13の上流側
(図の右側)端部に夫々位置して互いに平行をなす各別
の水平軸回りに回動する一対の従動プーリ16,17と、同
じく下流側(図の左側)端部に位置して前記従動プーリ
16,17と平行をなす各別の水平軸回りに回動する駆動プ
ーリ18、及び一対の張力付加プーリ19,20との間に架け
渡されており、図示の如く、従動プーリ16と駆動プーリ
18との間にて送りテーブル13の上面に沿わせてある。
【0013】また補助搬送ベルト12は、前記各プーリと
平行をなす各別の水平軸回りに回動し、ベッド2aの固設
位置よりも上流側の下方に位置する従動プーリ25、及び
これよりも下流側のやや上方に位置する従動プーリ26
と、送りテーブル13の下流側端部にて駆動プーリ18と同
軸回りに回動する駆動プーリ22(図6参照)との間に架
け渡され、図示の如く、従動プーリ26と駆動プーリ22と
の間にて送りテーブル13の上面に沿わせてあり、補助テ
ーブル13上には、該補助テーブル13上への補助搬送ベル
ト12の露出端の上流側に臨ませて、後述する複数のガイ
ド板からなる折り部4が構成してある。
【0014】更に、ベッド2aの下流側における送りテー
ブル13の上面には、糸立て台、縫い糸案内、縫い糸ロー
ル等を備えてなり、ミシン本体2への縫い糸の供給を司
る縫い糸供給部6、及び縫製済みの縫製生地5の受け出
し処理を行うスタッカ7が構成してある。
【0015】図5は、搬送ベルト11による搬送方向上流
側(図4の右側)における本発明装置の上方からの斜視
図である。本図に明らかな如く、搬送ベルト11の上流側
は、送りテーブル13上に固定された薄板状をなす載置板
14により、その上部を所定長に亘って被覆してあり、ま
た搬送ベルト11の幅方向一側の送りテーブル13上には、
これの長手方向、即ち搬送ベルト11による搬送方向にそ
の一辺 15aを沿わせて定規板15が固定してある。なお定
規板15の固定は、長手方向に適長離隔した位置での一対
の固定ねじ 15b,15b(一方は図7参照)の締め付けによ
り行われており、搬送ベルト11に対する定規板15の幅方
向位置は、前記固定ねじ 15b,15bを緩めた状態で所定の
範囲内にて調節し得るようになしてある。
【0016】また搬送ベルト11は、これを厚さ方向に貫
通する多数の貫通孔 11a,11a…を全長に亘って備えてお
り、この搬送ベルト11の下側には、これの下面に沿わせ
て吸気箱3が付設してある。この吸気箱3は、その上面
を内外に貫通する多数の吸気孔3a,3a…を有し、図4に
示す如く、送りテーブル13上でのベッド2aの配設位置を
除く装架域全域に亘って搬送ベルト11の下側に付設して
あり、基台1の下部に固設された真空源3bに吸気管3cを
介して接続されている。
【0017】図5中に2点鎖線にて示す如く、予め所定
の形状に裁断された縫製生地5は、縁処理を行うべき側
縁を定規板15の前記一辺 15aに合わせて載置台14上に載
置されるようになっており、搬送ベルト11の動作による
該縫製生地5の搬送は、真空源3bを駆動し、吸気管3cを
介して吸気箱3内を真空排気しつつ行われる。このとき
吸気孔3a,3a…及び貫通孔 11a,11a…を経て吸気箱3内
への吸気が生じ、この吸気により前記縫製生地5は搬送
ベルト11の表面に吸着保持されることになり、該搬送ベ
ルト11の動作による縫製生地5の安定した搬送が可能と
なると共に、この搬送の中途の折り部4における後述す
る折り重ね動作を確実に行わせることが可能となる。な
お、縫製生地5自体が十分な自重を有している等、搬送
ベルト11との間の摩擦抵抗により安定した搬送が可能で
あり、また折り部4での折り重ねに伴う抵抗に抗し得る
場合には、真空源3bを駆動せず、縫製生地5の吸着を行
わせないこともある。
【0018】図6は、搬送ベルト11及び補助搬送ベルト
12の搬送方向下流側(図4の左側)での装架状態を示す
斜視図である。搬送ベルト11は、駆動プーリ18及び一対
の張力付加プーリ19,20に、また補助搬送ベルト12は、
駆動プーリ18の一側に同軸的に連設された駆動プーリ22
に、夫々図示の如く装架してあり、駆動プーリ18及び駆
動プーリ22は、これらの一側の伝動プーリ23及びこれに
巻装された伝動ベルト21を介して基台1の下部に固定さ
れたベルト駆動モータM1 (図4参照)の駆動力が伝達
されるようになっている。なおこのベルト駆動モータM
1 の一側には、前記ベッド2aの下方に位置してミシン駆
動モータM2 が固定してあり、ミシン本体2は、このミ
シン駆動モータM2 からのベルト伝動により駆動される
ようになしてある。
【0019】前記張力付加プーリ19,20間の離隔距離
は、図示しない調節機構の操作により変更でき、この変
更により搬送ベルト11の初期張力を適宜に設定し得るよ
うになっている。即ち搬送ベルト11は、送りテーブル13
上に所定の張力を付与された状態にて露出しており、駆
動プーリ18に伝達されるベルト駆動モータM1 の駆動力
により前述した搬送方向に回転駆動されることになり、
このとき補助搬送ベルト12もまた、図6に示す如く、搬
送ベルト11の回転に同期して回転駆動される。
【0020】図7は、図5に示す送りテーブル13の上流
端からベッド2aのやや手前までの間における本発明装置
の上方からの斜視図であり、本発明装置の特徴部分を示
している。本図に示す如く送りテーブル13は、前記定規
板15の終端部に臨ませて搬送ベルト11の一側に沿う開口
部 13aを備えており、前記折り部4は、搬送ベルト11の
一側に近接した位置にその一側縁を沿わせ、前記開口部
13aを覆う態様にて固定された矩形平板状をなすクロス
ガイド40と、このクロスガイド40の下側に積層されて一
括的に固定されたエッジガイド41と、搬送ベルト11の下
側に付設された前記吸気箱3の開口部 13a側の上縁に沿
って固定されたヘミングガイド42とを備え、これらのガ
イド板の作用により、搬送ベルト11上に吸着保持されて
搬送される前記縫製生地5の側縁を折り重ねる作用をな
す。
【0021】前記クロスガイド40の上流端は、前記定規
板15の下流端に臨ませてあり、前述の如く、該定規板15
の一辺 15aに沿わせて搬送される縫製生地5をその下側
に受け入れるべく、上向きに円弧状をなして立ち上がら
せてある。またエッジガイド41は、クロスガイド40より
も細幅であり、該クロスガイド40と積層されての前述し
た固定により、前記定規板15の一辺 15aに対し幅方向に
略整合する矩形平板状の基部 41aと、該基部 41aの長手
方向略中央に、搬送ベルト11側に向けて下向きに傾斜し
て突出するガイド突起 41bとを備えてなる。更にヘミン
グガイド42は、図示の如く、前記エッジガイド41のガイ
ド突起 41bとクロスガイド40の下面との間の空間に向け
ての突出長さを、搬送ベルト11による搬送方向に沿って
除々に増す前部 42aと、これの終端に連設されてベッド
2a上にまで延びる後部 42bとを備えてなる。
【0022】またクロスガイド40の下流端には、ヘミン
グガイド42の後部 42bに沿って延びる薄肉細幅のクロス
プレート43が固定してあり、これは搬送ベルト11上面に
弾接させてある。更にクロスガイド40の上流側下部に
は、定規板15の下流端上面にその中途部を固定されたエ
アパイプ44が、該クロスガイド40と送りテーブル13の開
口部 13aとの間の隙間を経て侵入させてある。
【0023】補助搬送ベルト12を前記駆動プーリ22との
間に装架する一方の従動プーリ25は、図示の如くクロス
ガイド40の上流端近傍の下方に位置して枢支してあり、
他方の従動プーリ26は、エッジガイド41のガイド突起 4
1bのやや下流側に、その上部を送りテーブル13の上面に
略一致させて枢支してある。而してこれらの従動プーリ
25,26に装架された補助搬送ベルト12は、ガイド突起 4
1bのやや下流側にて送りテーブル13上に露出し、搬送ベ
ルト11に沿って下流側に向けて延びることになり、前記
ヘミングガイド42の後部 42bは、この補助搬送ベルト12
の上面に小幅の隙間を有して対向する。
【0024】図8は、図7の下流側における本発明装置
の上方からの斜視図である。本図に示す如くヘミングガ
イド42の後部 42b及びクロスプレート43は、ミシン本体
2の下部に突設された押え金30の幅方向両側に至るまで
延設してあり、図中に2点鎖線にて示す位置に達した縫
製生地5がベッド2a上にて押え金30との間に噛み込ま
れ、ミシン本体2の動作により上下動する針31にて縫製
されるとき、ヘミングガイド42は、折り部4の後述する
動作により形成される折り重ね部を補助搬送ベルト12と
の間にて確実に保持し、前記縫製位置にまで導く作用を
なし、クロスプレート43は、これに弾接する搬送ベルト
11との間にて縫製中の縫製生地5の一側を確実に押え付
け、ベッド2aに内蔵された図示しない送り機構による縫
製生地5の送りを補助する作用をなす。
【0025】ミシン本体2の上流側には、押え金30の噛
み込み位置にその先端を臨ませてエアパイプ45が固設し
てあり、このエアパイプ45は、先端からの噴出空気を前
述の如く搬送される縫製生地5の上面に吹きつけ、該上
面の膨れを抑えて、押え金30への噛み込みを確実に行わ
せる作用をなす。
【0026】図9は、ミシン本体2の正面図であり、本
図に示す如くミシン本体2の上流側側面には、これの下
方に位置するヘミングガイド42の表面に向けて光を投射
し、投射位置からの反射光を受光して縫製生地5の供給
の有無を検出する光電センサ32が固設してある。光電セ
ンサ32は、通常時においては、高い反射率を有するヘミ
ングガイド42からの反射光を受光するが、ヘミングガイ
ド42の上面を覆う態様にて縫製生地5の供給が行われた
場合、該縫製生地5からの反射光を受光することになり
受光レベルが低下する。即ち、この受光レベルの低下に
より縫製生地5の供給がなされたことを検知する。
【0027】またミシン本体2の下流側には、押え金30
からの縫製生地5の出側に臨ませて糸切りナイフ33が配
してある。この糸切りナイフ33は、ミシン本体2の下流
側側面にブラケット34を介して固定されたエアシリンダ
35の出力ロッドの先端に固定してあり、該エアシリンダ
35の進出動作に応じてベッド2aの上面に近接する位置に
まで突出するようになしてある。
【0028】更にミシン本体2の下流側には、送りテー
ブル13の上面に臨ませて布はさみゴム36が配してある。
図10は、この布はさみゴム36の配設態様を示す斜視図で
ある。本図に示す布はさみゴム36は、エアシリンダ37の
出力ロッドの先端に固定してある。このエアシリンダ37
は、補助搬送ベルト12の一側の送りテーブル13上に立設
された脚部38にその基端を固定されて搬送ベルト11の他
側の送りテーブル13上にまで延設された保持アーム39の
先端に固定され、鉛直上下に進退動作を行うようになし
てあり、この進出動作により布はさみゴム36は、送りテ
ーブル13の上面に押し付けられ、該上面との間に搬送ベ
ルト11により搬送される縫製生地5を挾み込み、該縫製
生地5の搬送を拘束する作用をなす。
【0029】以上の如く構成された本発明装置の運転
は、搬送ベルト11の上流側の送りテーブル13上に適長離
隔して設置された制御パネル10(図4参照)の操作に応
じて行われる。制御パネル10には、ミシン本体2の回転
速度等の縫製条件が設定してあり、また、ミシン本体2
の直前への縫製生地5の到達に伴って光電センサ32が出
力する検出信号が与えられている。なお、搬送ベルト11
の速度は、基台1左側のベルト駆動モータM1 の近傍に
付設された図示しないスピードコントローラの動作によ
り、ミシン本体2の回転速度に同期して自動調節され
る。
【0030】ベルト駆動モータM1 への給電は、図示を
省略した電源スイッチのオン操作に応じて行われ、これ
により搬送ベルト11及び補助搬送ベルト12が連続的に駆
動されると共に、真空源3bが駆動されて吸気箱3内の真
空排気が行われ、更にエアパイプ44,45への給気が行わ
れる。以上の如く各部の動作を行わせた状態で、送りテ
ーブル13の上流端の載置台14上に、図5に示す如く縫製
生地5が載置された場合、この縫製生地5は、搬送ベル
ト11に吸着保持されて前述の如く搬送され、この搬送経
路の中途に構成された折り部4に達する。
【0031】なお、基台1の下方の床面上には足踏みス
イッチ8が配してあり、この足踏みスイッチ8が踏圧さ
れた場合、搬送ベルト11及び補助搬送ベルト12は停止す
る。また、なんらかの事故の発生により制御パネル10の
操作が行えない場合には、該制御パネル10の一側に付設
された非常停止スイッチ 10a(図4参照)の押圧操作に
より、ミシン本体2、スタッカ7及び糸切りナイフ33の
作動を停止し得るようになしてある。
【0032】図11〜図14は、折り部4による折り重ね動
作の説明図であり、図11は図5におけるA−A線による
断面を示しており、図12は図7におけるB−B線、図13
は同じくC−C線、図14は同じくD−D線による断面を
夫々示している。
【0033】載置台14上に載置された縫製生地5は、図
11に示す如く、幅方向の中途部を搬送ベルト11に吸着保
持され、一側の側縁を定規板15の一辺 15aに沿わせ、送
りテーブル13上を滑動しつつ搬送される。この搬送によ
り送りテーブル13に形成された開口部 13aに達した縫製
生地5は、図12に示す如く、クロスガイド40の下側に導
入され、搬送ベルト11の側縁を折り目として開口部 13a
内に垂れ下がる態様にて下向きに屈曲する。
【0034】なお、前述した如く配されて前記開口部 1
3a内に侵入するエアパイプ44の先端は、縫製生地5の垂
下端に臨ませてあり、この垂下端は、エアパイプ44先端
からの噴出空気により上向きに吹き上げられて、図13に
示す如く、エッジガイド41に確実に受け渡されるように
なっている。また、エアパイプ44の中途部は、縫製生地
5の初期の屈曲を補助する作用をなすと共に、自身から
の噴出空気により縫製生地5の垂下部が波打つことを防
止する作用もなしている。
【0035】このような屈曲状態にある縫製生地5は、
搬送ベルト11の動作により更に搬送されるが、クロスガ
イド40に下側においては、この搬送に伴ってエッジガイ
ド41のガイド突起 41bの突出長さが増す一方、吸気箱3
の側縁に固定されたヘミングガイド42もまたクロスガイ
ド40に向けての突出長さを増すようにしてあるから、縫
製生地5は、更なる搬送に伴って、図13に示す如くガイ
ド突起 41bにより前記側縁を押上げられつつ、ヘミング
ガイド42の端縁に沿ってクロスガイド40に向けて除々に
近付く折り目を有するようになり、図14に示す如く、側
縁から所定幅の部分がヘミングガイド42を間に挾んだ状
態にて裏面側に折り重ねられた状態となる。
【0036】なお、縫製生地5の側縁のエッジガイド41
上への受渡しは、この側縁が前記エアパイプ44からの噴
出空気により吹き上げられていることから確実に行わ
れ、また、図14に示す如く生じる折り重ね部分は、エッ
ジガイド41の下流側にて送りテーブル13上に達する補助
搬送ベルト12上に確実に受け渡され、この補助搬送ベル
ト12により下側を支持され、ヘミングガイド42の端縁に
よる折り目を保持した状態のままミシン本体2のベッド
2a上に搬送される。
【0037】図15及び図16は、以上の如き折り重ね工程
後における本発明装置の動作説明図である。前述の如く
側縁部を折り重ねられた縫製生地5は、搬送ベルト11及
び補助搬送ベルト12の動作により更に搬送され、ベッド
2a上の押え金30の手前に配された光電センサ32の検出域
に達する。前述の如く光電センサ32は、その受光レベル
の低下により縫製生地5の到達を検出し、この検出信号
が制御パネル10内のマイコンに与えられると、このマイ
コンから発せられる駆動指令に従ってミシン駆動モータ
2 が所定時間駆動されて、該モータM2 からの伝動に
よりミシン本体2の縫製動作が行われる。この縫製動作
により縫製生地5は、図15に示す如く、押え金30の略中
央にて上下動する2本の針31,31により表面側からの偏
平縫いを施され、裏面側に前述の如く折り重ねられた側
縁が縫合された所望の縁処理が自動的に実現される。
【0038】前記駆動指令の継続時間は、制御パネル10
に設定された縫製条件に応じてマイコン内での演算によ
り決定されており、ミシン本体2の縫製動作は、縫製生
地5の末端が押え金30から離反する直前のタイミングに
て、次なる縫製生地5が供給されるまでの間停止せしめ
られるようになっている。
【0039】また制御パネル10内のマイコンは、ミシン
本体2の停止に伴って前記エアシリンダ37に進出指令
を、また次なる縫製動作の開始に伴って同じく退入指令
を発する。即ちエアーシリンダ37は、ミシン本体2の動
作停止と同時に進出動作し、出力ロッドの先端に固定さ
れた布はさみゴム36を送りテーブル13上に押し付ける作
用をなす。このとき押し付け位置には、ミシン本体2の
動作停止に伴って押え金30によりその末端を保持された
縫製生地5の先端部が位置しており、この先端部は、搬
送ベルト11の側部において布はさみゴム36と送りテーブ
ル13との間に図16に示す如く挾まれる。つまりミシン本
体2の停止に伴って縫製生地5は、先端側を布はさみゴ
ム36と送りテーブル13との間に、また末端側を押え金30
と送りテーブル13との間に夫々挾まれた状態となり、搬
送ベルト11及び補助搬送ベルト12による搬送が拘束され
る。
【0040】この拘束は、前述の如く次なる縫製生地5
が押え金30の直前に供給された時点においてエアーシリ
ンダ37への退入指令に応じて解除される。また、これと
共にミシン本体2の縫製動作が再開され、縫製済の縫製
生地5は押え金30の後側に排出される。制御パネル10内
のマイコンは、この時点において前記エアーシリンダ35
に一回の進出及びこれに続く退入指令を発する。これに
よりエアーシリンダ35の出力ロッドの先端に固定された
糸切りナイフ33がベッド2aの表面近傍にまで突出し、縫
製生地5の排出と共に押え金30の後側に引き出される縫
い糸を切断する動作をなし、排出される縫製生地5と次
に供給される縫製生地5との連絡が遮断される。
【0041】エアーシリンダ35,37への前述した動作指
令の発信タイミングは、光電センサ32による縫製生地5
の検出時点を基準とし、制御パネル10に設定された縫製
条件を用いてマイコン内にて行われる所定の演算により
決定される。
【0042】このようにミシン本体2から排出される縫
製生地5は、送りテーブル13の末端に配したスタッカ7
の公知の動作により、所定長引き出された後に下方に落
とされ、基台1の末端に水平をなして架設されたクロス
バー9(図4参照)に順次積み重ねられた状態にて回収
される。
【0043】なお本実施例においては、送りテーブル13
の上流端における載置台14上への縫製生地5の載置、及
びスタッカ7の動作によりクロスバー9に積み重ねられ
た縫製生地5の回収を人手により行うかの如くに説明し
たが、これらの工程を縫製生地5の把持が可能なロボッ
トの使用により自動化することにより、縫製生地の縁処
理工程全体の完全な無人化が可能である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明装置において
は、送りテーブル上に載置された縫製生地が搬送ベルト
の動作によりミシンに向けて搬送される間に、この搬送
経路の中途に固設された複数のガイド板の作用により、
側縁から所定幅の部分が裏面に折り重ねられた状態とな
り、更にこの折り重ね部は、ガイド板の終端側にて補助
搬送ベルトに受け渡されて、これと搬送ベルトとの同期
的な動作によりミシンのベッド上に案内されるから、T
シャツの袖口,裾口等の平縫い用ミシンによる縁処理工
程が自動化され、作業者の熟練を要することなく、生産
性の向上及び製品コストの低減が達成される等、本発明
は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】平縫いによる縁処理方法の説明図である。
【図2】縁かがり縫いによる縁処理方法の説明図であ
る。
【図3】2本針偏平縫いによる縁処理によって形成され
る縫い目の詳細図である。
【図4】本発明装置の全体構成を示す正面図である。
【図5】縫製生地の搬送方向上流側における本発明装置
の斜視図である。
【図6】縫製生地の搬送方向下流側での搬送ベルトの装
架状態を示す斜視図である。
【図7】本発明装置の特徴部分の斜視図である。
【図8】ミシン本体による縫製位置近傍の斜視図であ
る。
【図9】ミシン本体の正面図である。
【図10】ミシン本体の下流側での布はさみゴムの配設
態様を示す斜視図である。
【図11】本発明装置の動作説明図である。
【図12】本発明装置の動作説明図である。
【図13】本発明装置の動作説明図である。
【図14】本発明装置の動作説明図である。
【図15】本発明装置の動作説明図である。
【図16】本発明装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 基台 2 ミシン本体 2a ベッド 3 吸気箱 4 折り部 5 縫製生地 10 制御パネル 11 搬送ベルト 12 補助搬送ベルト 13 送りテーブル 15 定規板 30 押え金 31 針 32 光電センサ 33 糸切りナイフ 36 布はさみゴム 40 クロスガイド 41 エッジガイド 42 ヘミングガイド 43 クロスプレート 44 エアパイプ 45 エアパイプ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 平縫い用ミシンのベッド上での縫製生地
    の送り方向両側に、該ベッドの上面に沿わせて延設され
    た送りテーブルと、該送りテーブルの両延設端間に装架
    され、前記縫製生地をその上部に保持して前記送り方向
    に搬送する搬送ベルトと、該搬送ベルトの一側に沿って
    前記ベッドの上流側の送りテーブル上に固設され、前記
    縫製生地の一側縁から所定幅の部分を前記搬送ベルトに
    よる搬送に伴って、まず下向きに折り曲げ、次いでこの
    折り曲げ側の側縁を上向きに付勢して、前記縫製生地の
    裏面に折り重ねる複数のガイド板と、これらのガイド板
    の終端側から前記送りテーブルの下流端までの間に、前
    記ベッドの上面に沿わせて装架され、前記ガイド板によ
    り形成された折り目部分近傍の下側を支持して前記搬送
    ベルトによる搬送と同期させて搬送し、該搬送ベルトと
    の間に挾まれた前記一側縁の折り重ね部を前記ベッド上
    での縫合位置に導く補助搬送ベルトとを具備することを
    特徴とする自動縫製装置。
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