JPH05312871A - アンテナの利得測定装置 - Google Patents
アンテナの利得測定装置Info
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- JPH05312871A JPH05312871A JP4117784A JP11778492A JPH05312871A JP H05312871 A JPH05312871 A JP H05312871A JP 4117784 A JP4117784 A JP 4117784A JP 11778492 A JP11778492 A JP 11778492A JP H05312871 A JPH05312871 A JP H05312871A
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Landscapes
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 電波暗室或いはオープンサイト等の特殊な環
境を利用することなく簡単にしかも正確にアンテナの電
力利得あるいは指向性パターン特性評価が行える装置を
実現する。 【構成】 高周波信号発生器1と電力利得が既知の値の
複数のアンテナと受信した高周波信号のレベルに比例し
た検波出力信号を出力する機能を具備した電界強度測定
器4とを有する電界強度測定システムにおいて、前記検
波出力信号をディジタルデータに変換するA/D変換器
5と前記A/D変換器5のトリガー信号を発生するパル
ス信号発生器6と前記ディジタルデータを複数個記憶す
る手段と該記憶された複数のディジタルデータから受信
電力の中央値を演算により求める機能を具備したデータ
処理装置7とを有する構成とすることにより、空間伝搬
損失を測定してその結果から被測定アンテナの電力利得
を求めることを可能にする。
境を利用することなく簡単にしかも正確にアンテナの電
力利得あるいは指向性パターン特性評価が行える装置を
実現する。 【構成】 高周波信号発生器1と電力利得が既知の値の
複数のアンテナと受信した高周波信号のレベルに比例し
た検波出力信号を出力する機能を具備した電界強度測定
器4とを有する電界強度測定システムにおいて、前記検
波出力信号をディジタルデータに変換するA/D変換器
5と前記A/D変換器5のトリガー信号を発生するパル
ス信号発生器6と前記ディジタルデータを複数個記憶す
る手段と該記憶された複数のディジタルデータから受信
電力の中央値を演算により求める機能を具備したデータ
処理装置7とを有する構成とすることにより、空間伝搬
損失を測定してその結果から被測定アンテナの電力利得
を求めることを可能にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電波暗室或いはオー
プンサイトを利用することなしに被測定アンテナの電力
利得或いは指向性パターンを測定する装置に関する。
プンサイトを利用することなしに被測定アンテナの電力
利得或いは指向性パターンを測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように被測定アンテナ
の電力利得を測定するには、内壁が全て電波吸収体で覆
われたいわゆる電波暗室10内で送信アンテナ12とし
て標準ダイポールアンテナ、及び受信アンテナ13とし
て標準ダイポールアンテナをそれぞれ用い、前記送信ア
ンテナ12と受信アンテナ13の各給電点間が一定のア
ンテナ間距離D3となるようにして、前記送信アンテナ
12及び受信アンテナ13のそれぞれのアンテナの偏波
面を一致させ、且つそれぞれのアンテナの放射指向性を
放射電力パターンが最大となる方向どうしが対向するよ
うに配置して、送信給電線15を介して高周波信号発生
器11により測定周波数で規定レベルの高周波信号を送
信アンテナ12に印加する。このとき前記受信アンテナ
13に発生した受信電力を受信給電線16を介して電界
強度測定器14で測定し、この受信電力を基準受信電力
P11とする。
の電力利得を測定するには、内壁が全て電波吸収体で覆
われたいわゆる電波暗室10内で送信アンテナ12とし
て標準ダイポールアンテナ、及び受信アンテナ13とし
て標準ダイポールアンテナをそれぞれ用い、前記送信ア
ンテナ12と受信アンテナ13の各給電点間が一定のア
ンテナ間距離D3となるようにして、前記送信アンテナ
12及び受信アンテナ13のそれぞれのアンテナの偏波
面を一致させ、且つそれぞれのアンテナの放射指向性を
放射電力パターンが最大となる方向どうしが対向するよ
うに配置して、送信給電線15を介して高周波信号発生
器11により測定周波数で規定レベルの高周波信号を送
信アンテナ12に印加する。このとき前記受信アンテナ
13に発生した受信電力を受信給電線16を介して電界
強度測定器14で測定し、この受信電力を基準受信電力
P11とする。
【0003】なお場合によっては、前記基準受信電力P
11が最大となるように前記送信アンテナ12及び受信
アンテナ13の水平面内の角度、或いはアンテナの高さ
を微調整し、ここで得られた最大の受信電力値を前記基
準受信電力P11とする。次に前記送信アンテナ12を
被測定アンテナに交換して、送信アンテナ12及び受信
アンテナ13のそれぞれの給電点間の距離が前記基準受
信電力P11測定時と同じアンテナ間距離D3で対向さ
せ、前記高周波信号発生器11により測定を実施する周
波数で規定レベルの高周波信号を送信アンテナ12に印
加する。そして前記基準受信電力P11の測定時と同じ
ように受信アンテナ13に発生する受信電力を電界強度
測定器14で確認しながら、給電点を中心に送信アンテ
ナ12を水平面内で360度回転させたときに得られる
被測定アンテナの最大受信電力P12を測定する。
11が最大となるように前記送信アンテナ12及び受信
アンテナ13の水平面内の角度、或いはアンテナの高さ
を微調整し、ここで得られた最大の受信電力値を前記基
準受信電力P11とする。次に前記送信アンテナ12を
被測定アンテナに交換して、送信アンテナ12及び受信
アンテナ13のそれぞれの給電点間の距離が前記基準受
信電力P11測定時と同じアンテナ間距離D3で対向さ
せ、前記高周波信号発生器11により測定を実施する周
波数で規定レベルの高周波信号を送信アンテナ12に印
加する。そして前記基準受信電力P11の測定時と同じ
ように受信アンテナ13に発生する受信電力を電界強度
測定器14で確認しながら、給電点を中心に送信アンテ
ナ12を水平面内で360度回転させたときに得られる
被測定アンテナの最大受信電力P12を測定する。
【0004】以上の測定により、前記基準受信電力P1
1を基準として前記被測定アンテナの最大受信電力P1
2の値から被測定アンテナの完全半波長アンテナに対す
る利得G11を求めることができる。以下に前記基準受
信電力P11と前記被測定アンテナの最大受信電力P1
2とから被測定アンテナの完全半波長アンテナに対する
利得G11を求める式をに示す。
1を基準として前記被測定アンテナの最大受信電力P1
2の値から被測定アンテナの完全半波長アンテナに対す
る利得G11を求めることができる。以下に前記基準受
信電力P11と前記被測定アンテナの最大受信電力P1
2とから被測定アンテナの完全半波長アンテナに対する
利得G11を求める式をに示す。
【0005】 G11=10・log(P12/P11) (dBd)・・・ 次に、図8を用いてオープンサイトを利用して被測定ア
ンテナの電力利得を測定する従来の方法について説明す
る。電子機器から輻射される電磁波雑音を測定するため
のオープンサイトは、供試装置を設置するターンテーブ
ルと電磁波雑音を受信する受信アンテナ13との距離が
3(m)、10(m)或いは30(m)離れて設置され
ていて、床全面が金属板17で覆われている。また、前
記ターンテーブルと前記受信アンテナ13とを結ぶ直線
内及びこれら周囲には床面の金属板17以外には電磁波
を反射する障害物がない環境となっている。
ンテナの電力利得を測定する従来の方法について説明す
る。電子機器から輻射される電磁波雑音を測定するため
のオープンサイトは、供試装置を設置するターンテーブ
ルと電磁波雑音を受信する受信アンテナ13との距離が
3(m)、10(m)或いは30(m)離れて設置され
ていて、床全面が金属板17で覆われている。また、前
記ターンテーブルと前記受信アンテナ13とを結ぶ直線
内及びこれら周囲には床面の金属板17以外には電磁波
を反射する障害物がない環境となっている。
【0006】ここで、被測定アンテナの電力利得を測定
するには、最初に送信アンテナ12として標準ダイポー
ルアンテナ及び受信アンテナ13として標準ダイポール
アンテナを用い、前記送信アンテナ12及び前記受信ア
ンテナ13のそれぞれの給電点間の水平面内の距離が予
め一定に設定され、アンテナ間距離がD3となるように
して、前記送信アンテナ12及び受信アンテナ13のそ
れぞれのアンテナの偏波面を一致させ、且つ各アンテナ
の放射電力パターンが最大となる方向どうしが対向する
ように各アンテナを配置して、送信給電体線15を介し
て高周波信号発生器11により測定周波数で規定レベル
の高周波信号を送信アンテナ12に印加する。一方受信
側は、受信アンテナ13で受信した高周波信号を受信給
電線16を介して電界強度測定器14に入力し、受信電
力を測定する。
するには、最初に送信アンテナ12として標準ダイポー
ルアンテナ及び受信アンテナ13として標準ダイポール
アンテナを用い、前記送信アンテナ12及び前記受信ア
ンテナ13のそれぞれの給電点間の水平面内の距離が予
め一定に設定され、アンテナ間距離がD3となるように
して、前記送信アンテナ12及び受信アンテナ13のそ
れぞれのアンテナの偏波面を一致させ、且つ各アンテナ
の放射電力パターンが最大となる方向どうしが対向する
ように各アンテナを配置して、送信給電体線15を介し
て高周波信号発生器11により測定周波数で規定レベル
の高周波信号を送信アンテナ12に印加する。一方受信
側は、受信アンテナ13で受信した高周波信号を受信給
電線16を介して電界強度測定器14に入力し、受信電
力を測定する。
【0007】ここで、受信アンテナ13で受信する受信
電力は、送信アンテナ12から輻射されて直接受信アン
テナ13に到達する直接波18と送信アンテナ12から
輻射されて一旦金属板17で反射してから受信アンテナ
13に到達する反射波19との二つの波の合成となるの
で、受信アンテナ13を上下に移動することで受信アン
テナ13の地点に到達する前記直接波18と前記反射波
19との伝搬距離を異なるように調整し、このため、そ
れぞれの波の位相が変化し、その合成波である受信電力
も変化する。
電力は、送信アンテナ12から輻射されて直接受信アン
テナ13に到達する直接波18と送信アンテナ12から
輻射されて一旦金属板17で反射してから受信アンテナ
13に到達する反射波19との二つの波の合成となるの
で、受信アンテナ13を上下に移動することで受信アン
テナ13の地点に到達する前記直接波18と前記反射波
19との伝搬距離を異なるように調整し、このため、そ
れぞれの波の位相が変化し、その合成波である受信電力
も変化する。
【0008】そして前記受信アンテナ13を上下に移動
して受信電力が最大となるときの受信電力を基準受信電
力P21を測定する。次に、前記送信アンテナ12を被
測定アンテナに交換し、前記基準受信電力P21を求め
たときの操作と同様の操作を行い、受信電力が最大とな
るときの値である被測定アンテナの最大受信電力P22
を測定する。
して受信電力が最大となるときの受信電力を基準受信電
力P21を測定する。次に、前記送信アンテナ12を被
測定アンテナに交換し、前記基準受信電力P21を求め
たときの操作と同様の操作を行い、受信電力が最大とな
るときの値である被測定アンテナの最大受信電力P22
を測定する。
【0009】以上の測定により、計測した前記基準受信
電力P21を基準としたときの前記被測定アンテナの最
大受信電力P22の値から被測定アンテナの完全半波長
アンテナに対する利得G21を求めることができる。以
下に前記基準となる受信電力P21と前記被測定アンテ
ナの最大受信電力P22とから被測定アンテナの完全半
波長アンテナに対する利得G21を求める式をに示
す。
電力P21を基準としたときの前記被測定アンテナの最
大受信電力P22の値から被測定アンテナの完全半波長
アンテナに対する利得G21を求めることができる。以
下に前記基準となる受信電力P21と前記被測定アンテ
ナの最大受信電力P22とから被測定アンテナの完全半
波長アンテナに対する利得G21を求める式をに示
す。
【0010】 G21=10・log(P22/P21) (dBd)・・・
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示す従
来の技術においては、アンテナの電力利得の測定を行う
のに電波暗室という高価な設備を必要とするため簡単に
実験を行うことができず、更に電波暗室に使用している
電波吸収体の電波吸収特性により測定を行える周波数帯
が限定されてしまうという課題があった。
来の技術においては、アンテナの電力利得の測定を行う
のに電波暗室という高価な設備を必要とするため簡単に
実験を行うことができず、更に電波暗室に使用している
電波吸収体の電波吸収特性により測定を行える周波数帯
が限定されてしまうという課題があった。
【0012】また、図8に示す従来技術においては、ア
ンテナの電力利得の測定を行うのにオープンサイトとい
う特殊な環境が必要であり、更に該オープンサイトはも
ともと電子機器から輻射される電磁波雑音を測定するた
めの設備なので、都市雑音等の影響を受け難くするため
都市部から離れた場所に設置されている。このためアン
テナを開発する研究所と前記オープンサイトがある場所
とは距離的に離れた場所にあることが多く、簡単にアン
テナの電力利得の特性評価が行えないという課題があっ
た。
ンテナの電力利得の測定を行うのにオープンサイトとい
う特殊な環境が必要であり、更に該オープンサイトはも
ともと電子機器から輻射される電磁波雑音を測定するた
めの設備なので、都市雑音等の影響を受け難くするため
都市部から離れた場所に設置されている。このためアン
テナを開発する研究所と前記オープンサイトがある場所
とは距離的に離れた場所にあることが多く、簡単にアン
テナの電力利得の特性評価が行えないという課題があっ
た。
【0013】この発明の目的は、従来のこのような課題
を解決するため、電波暗室あるいはオープンサイト等の
設備を使うことなく、どのような環境においても簡単に
被測定アンテナの相対利得を測定できる装置を実現する
ことにある。
を解決するため、電波暗室あるいはオープンサイト等の
設備を使うことなく、どのような環境においても簡単に
被測定アンテナの相対利得を測定できる装置を実現する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は高周波信号発生器と電力利得が既知の値
の複数のアンテナと受信した高周波信号のレベルに比例
した検波出力信号を出力する機能を具備した電界強度測
定器とを有する電界強度測定システムにおいて、前記検
波出力信号をディジタルデータに変換するA/D変換器
と前記A/D変換器のトリガー信号を発生するパルス信
号発生器と前記ディジタルデータを複数個記憶する手段
と該記憶された複数のディジタルデータから受信電力の
中央値を演算により求める機能を具備したデータ処理装
置とを有する構成とし、測定環境に制約されることなく
どのような環境下でもアンテナの電力利得を含む空間伝
搬損失を測定できるようにした。
に、この発明は高周波信号発生器と電力利得が既知の値
の複数のアンテナと受信した高周波信号のレベルに比例
した検波出力信号を出力する機能を具備した電界強度測
定器とを有する電界強度測定システムにおいて、前記検
波出力信号をディジタルデータに変換するA/D変換器
と前記A/D変換器のトリガー信号を発生するパルス信
号発生器と前記ディジタルデータを複数個記憶する手段
と該記憶された複数のディジタルデータから受信電力の
中央値を演算により求める機能を具備したデータ処理装
置とを有する構成とし、測定環境に制約されることなく
どのような環境下でもアンテナの電力利得を含む空間伝
搬損失を測定できるようにした。
【0015】
【作用】上記のように構成されたアンテナの利得測定装
置においては、最初に利得が既知の値のアンテナ二本を
用い、これらを送信アンテナと受信アンテナとして用い
て測定した結果を実施した環境におけるアンテナの電力
利得を含む空間伝搬損失の基準値とし、続いて同一環境
下で送信アンテナ或いは受信アンテナのどちらか一方を
被測定アンテナとして用いたときのアンテナの電力利得
を含む空間伝搬損失を測定し、これら両者の測定結果を
比較することで被測定アンテナの電力利得を求めること
ができる。
置においては、最初に利得が既知の値のアンテナ二本を
用い、これらを送信アンテナと受信アンテナとして用い
て測定した結果を実施した環境におけるアンテナの電力
利得を含む空間伝搬損失の基準値とし、続いて同一環境
下で送信アンテナ或いは受信アンテナのどちらか一方を
被測定アンテナとして用いたときのアンテナの電力利得
を含む空間伝搬損失を測定し、これら両者の測定結果を
比較することで被測定アンテナの電力利得を求めること
ができる。
【0016】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。図1は本発明によるアンテナの利得測定装置の
一実施例の構成を示した説明図である。図1において被
測定アンテナの電力利得を測定する場合、最初に基準と
なる受信電力の中央値P1を測定するために送信アンテ
ナ2及び受信アンテナ3として標準ダイポールアンテナ
を用いて、前記送信アンテナ2の給電点と前記受信アン
テナ3の給電点との距離を予め設定した一定のアンテナ
間距離D1となるようにし、さらに前記送信アンテナ2
及び受信アンテナ3のそれぞれのアンテナの偏波面を一
致させ、且つそれぞれのアンテナの放射指向性を放射電
力パターンが最大となる方向で対向するように配置す
る。次に高周波信号発生器1により、送信給電体線A2
を介して測定周波数で規定レベルの高周波信号を前記送
信アンテナ2に印加する。
明する。図1は本発明によるアンテナの利得測定装置の
一実施例の構成を示した説明図である。図1において被
測定アンテナの電力利得を測定する場合、最初に基準と
なる受信電力の中央値P1を測定するために送信アンテ
ナ2及び受信アンテナ3として標準ダイポールアンテナ
を用いて、前記送信アンテナ2の給電点と前記受信アン
テナ3の給電点との距離を予め設定した一定のアンテナ
間距離D1となるようにし、さらに前記送信アンテナ2
及び受信アンテナ3のそれぞれのアンテナの偏波面を一
致させ、且つそれぞれのアンテナの放射指向性を放射電
力パターンが最大となる方向で対向するように配置す
る。次に高周波信号発生器1により、送信給電体線A2
を介して測定周波数で規定レベルの高周波信号を前記送
信アンテナ2に印加する。
【0017】一方、前記受信アンテナ3で受信された高
周波信号は受信給電線A6を介して電界強度測定器4に
入力する。該電界強度測定器4は、入力された高周波信
号のレベルに比例した検波出力信号を出力する機能を具
備し、該検波出力信号をアナログ・ディジタル変換器5
(以下、A/D変換器5と称す)に入力することで、該
A/D変換器5を用いてパルス信号発生器6の発生する
トリガー信号に同期して前記検波出力信号のレベルをデ
ィジタルデータに変換する。そして該ディジタルデータ
はデータ処理装置7内の記憶手段に記憶される。
周波信号は受信給電線A6を介して電界強度測定器4に
入力する。該電界強度測定器4は、入力された高周波信
号のレベルに比例した検波出力信号を出力する機能を具
備し、該検波出力信号をアナログ・ディジタル変換器5
(以下、A/D変換器5と称す)に入力することで、該
A/D変換器5を用いてパルス信号発生器6の発生する
トリガー信号に同期して前記検波出力信号のレベルをデ
ィジタルデータに変換する。そして該ディジタルデータ
はデータ処理装置7内の記憶手段に記憶される。
【0018】ここで基準となる受信電力の中央値P1を
測定するために、予め設定されたN個の前記ディジタル
データを測定するあいだは、送信アンテナ2が搭載され
ている移動台車9を前記送信アンテナ2の給電点と前記
受信アンテナ3の給電点との前記アンテナ間距離D1に
比較して十分短く、且つ測定を実施する周波数の波長λ
の4分の1に対して十分長い距離に設定された移動距離
D2の範囲で移動する動作を継続する。一般に、オープ
ンサイトのように送信アンテナ2或いは受信アンテナ3
の周囲に電波を反射する障害物がないような理想的な環
境以外では、送信アンテナ2から発射された電波は送信
アンテナ2或いは受信アンテナ3の周囲にある障害物、
床及び天井等により反射して複数の経路を通って複数の
波が受信地点に到来し、いわゆる多重波伝搬となるた
め、受信アンテナ3で受信される受信電力はこれら多重
波の合成となり移動台車9を移動距離D2の範囲で移動
することにより受信電力のレベルは急激に変化するいわ
ゆるフェーディングが発生することになる。
測定するために、予め設定されたN個の前記ディジタル
データを測定するあいだは、送信アンテナ2が搭載され
ている移動台車9を前記送信アンテナ2の給電点と前記
受信アンテナ3の給電点との前記アンテナ間距離D1に
比較して十分短く、且つ測定を実施する周波数の波長λ
の4分の1に対して十分長い距離に設定された移動距離
D2の範囲で移動する動作を継続する。一般に、オープ
ンサイトのように送信アンテナ2或いは受信アンテナ3
の周囲に電波を反射する障害物がないような理想的な環
境以外では、送信アンテナ2から発射された電波は送信
アンテナ2或いは受信アンテナ3の周囲にある障害物、
床及び天井等により反射して複数の経路を通って複数の
波が受信地点に到来し、いわゆる多重波伝搬となるた
め、受信アンテナ3で受信される受信電力はこれら多重
波の合成となり移動台車9を移動距離D2の範囲で移動
することにより受信電力のレベルは急激に変化するいわ
ゆるフェーディングが発生することになる。
【0019】以上の操作により測定され前記データ処理
装置7内の記憶手段に記憶されたN個の前記ディジタル
データを基に、前記データ処理装置7により演算処理を
行い前記基準となる受信電力の中央値P1を求める。そ
の後、送信アンテナ2を標準ダイポールアンテナから被
測定アンテナに変更して、前記基準となる受信電力の中
央値P1を求めた操作と同様の操作を行うことにより被
測定アンテナの受信電力の中央値P2を求める。
装置7内の記憶手段に記憶されたN個の前記ディジタル
データを基に、前記データ処理装置7により演算処理を
行い前記基準となる受信電力の中央値P1を求める。そ
の後、送信アンテナ2を標準ダイポールアンテナから被
測定アンテナに変更して、前記基準となる受信電力の中
央値P1を求めた操作と同様の操作を行うことにより被
測定アンテナの受信電力の中央値P2を求める。
【0020】次に図2に基づき受信電力とアンテナの電
力利得の関係について説明する。図2は、標準伝搬路モ
デルを示した説明図である。送信装置A1の送信電力を
Pt(dBm)、送信給電線A2の損失をLft(d
B)、送信アンテナA3の電力利得をGt(dBi)、
空間伝搬損失A4をΓ(dB)、受信アンテナA5の電
力利得をGr(dBi)、受信給電線A6の損失をLf
r(dB)、受信装置A7の受信電力をPr(dBm)
とすると、前記送信電力Pt、前記送信給電線の損失L
ft、前記送信アンテナの電力利得Gt、前記空間伝搬
損失Γ、前記受信アンテナの電力利得Gr、前記受信給
電線の損失Lfr、及び前記受信電力Prのあいだには
以下のに示す関係が成り立つ。
力利得の関係について説明する。図2は、標準伝搬路モ
デルを示した説明図である。送信装置A1の送信電力を
Pt(dBm)、送信給電線A2の損失をLft(d
B)、送信アンテナA3の電力利得をGt(dBi)、
空間伝搬損失A4をΓ(dB)、受信アンテナA5の電
力利得をGr(dBi)、受信給電線A6の損失をLf
r(dB)、受信装置A7の受信電力をPr(dBm)
とすると、前記送信電力Pt、前記送信給電線の損失L
ft、前記送信アンテナの電力利得Gt、前記空間伝搬
損失Γ、前記受信アンテナの電力利得Gr、前記受信給
電線の損失Lfr、及び前記受信電力Prのあいだには
以下のに示す関係が成り立つ。
【0021】 Pr=Pt−Lft+Gt−Γ+Gr−Lfr (dBm)・・・ 該標準伝搬路モデルを図1に示した測定に当てはめる
と、最初の測定で求めた前記基準となる受信電力の中央
値P1と次の測定で求めた前記被測定アンテナの受信電
力の中央値P2は、最初の測定で送信アンテナ2として
用いた標準ダイポールアンテナの電力利得をGt1(d
Bi)、次の測定で送信アンテナ2として用いた被測定
アンテナの電力利得をGt2(dBi)とすると、両者
の測定において送信電力Pt、送信給電線の損失Lf
t、空間伝搬損失Γ、受信アンテナの電力利得Gr及び
受信給電線の損失Lfrは全て等しいので、以下のに
示す関係が成り立つ。
と、最初の測定で求めた前記基準となる受信電力の中央
値P1と次の測定で求めた前記被測定アンテナの受信電
力の中央値P2は、最初の測定で送信アンテナ2として
用いた標準ダイポールアンテナの電力利得をGt1(d
Bi)、次の測定で送信アンテナ2として用いた被測定
アンテナの電力利得をGt2(dBi)とすると、両者
の測定において送信電力Pt、送信給電線の損失Lf
t、空間伝搬損失Γ、受信アンテナの電力利得Gr及び
受信給電線の損失Lfrは全て等しいので、以下のに
示す関係が成り立つ。
【0022】 P1=Pt−Lft+Gt1−Γ+Gr−Lfr (dBm) P2=Pt−Lft+Gt2−Γ+Gr−Lfr (dBm) ∴ P2−P1=Gt2−Gt1 ・・・ よって、前記基準となる受信電力の中央値P1と前記被
測定アンテナの受信電力の中央値P2との差が標準ダイ
ポールアンテナの電力利得Gt1と被測定アンテナの電
力利得Gt2との差である。
測定アンテナの受信電力の中央値P2との差が標準ダイ
ポールアンテナの電力利得Gt1と被測定アンテナの電
力利得Gt2との差である。
【0023】なお、本実施例においては基準となる受信
電力の中央値P1を測定するために、送信アンテナ2と
して標準ダイポールアンテナ及び受信アンテナ3として
標準ダイポールアンテナを用いた場合の説明を行った
が、送信アンテナ2及び受信アンテナ3としてそれぞれ
標準ダイポールアンテナ以外の電力利得が既知の値のア
ンテナを用いても上記説明と同様に被測定アンテナの電
力利得を求めることが可能である。
電力の中央値P1を測定するために、送信アンテナ2と
して標準ダイポールアンテナ及び受信アンテナ3として
標準ダイポールアンテナを用いた場合の説明を行った
が、送信アンテナ2及び受信アンテナ3としてそれぞれ
標準ダイポールアンテナ以外の電力利得が既知の値のア
ンテナを用いても上記説明と同様に被測定アンテナの電
力利得を求めることが可能である。
【0024】次に図3に基づき、本発明における受信電
力瞬時値の取り込み操作と測定した受信電力瞬時値から
受信電力中央値を演算により求める方法の実施例につい
て説明する。図3は、図1に示した測定装置において前
記基準となる受信電力の中央値P1或いは被測定アンテ
ナの受信電力の中央値P2を測定するために、送信アン
テナ2が搭載されている移動台車9を移動しているとき
に、受信アンテナ3で受信して電界強度測定器4に入力
された高周波信号のレベルに比例して該電界強度測定器
4から出力される検波出力信号を示していて、該検波出
力信号はA/D変換器5に入力されている。横軸は時間
Tを示していてパルス信号発生器6が発生するトリガー
信号がT1、T2、T3、T4からTNのタイミングで
A/D変換器5に入力される。該A/D変換器5におい
ては、前記トリガー信号が入力されるタイミングに同期
して前記検波出力信号の電圧レベルをディジタルデータ
に変換し、該ディジタルデータはデータ処理装置7内の
記憶手段に記憶される。
力瞬時値の取り込み操作と測定した受信電力瞬時値から
受信電力中央値を演算により求める方法の実施例につい
て説明する。図3は、図1に示した測定装置において前
記基準となる受信電力の中央値P1或いは被測定アンテ
ナの受信電力の中央値P2を測定するために、送信アン
テナ2が搭載されている移動台車9を移動しているとき
に、受信アンテナ3で受信して電界強度測定器4に入力
された高周波信号のレベルに比例して該電界強度測定器
4から出力される検波出力信号を示していて、該検波出
力信号はA/D変換器5に入力されている。横軸は時間
Tを示していてパルス信号発生器6が発生するトリガー
信号がT1、T2、T3、T4からTNのタイミングで
A/D変換器5に入力される。該A/D変換器5におい
ては、前記トリガー信号が入力されるタイミングに同期
して前記検波出力信号の電圧レベルをディジタルデータ
に変換し、該ディジタルデータはデータ処理装置7内の
記憶手段に記憶される。
【0025】即ち、時間T1においては検波出力信号の
電圧レベルVa1、時間T2においては検波出力信号の
電圧レベルVa2、時間TNにおいては検波出力信号の
電圧レベルVaNがそれぞれディジタルデータに変換さ
れ、前記データ処理装置7内の記憶手段に記憶されるこ
とになる。ここで、前記検波出力信号の電圧レベルと前
記電界強度測定器4に入力された高周波信号のレベルと
は比例関係にあるので、前記データ処理装置7において
は前記ディジタルデータから受信アンテナ3で受信した
高周波信号の受信電力を演算により求めることができ
る。
電圧レベルVa1、時間T2においては検波出力信号の
電圧レベルVa2、時間TNにおいては検波出力信号の
電圧レベルVaNがそれぞれディジタルデータに変換さ
れ、前記データ処理装置7内の記憶手段に記憶されるこ
とになる。ここで、前記検波出力信号の電圧レベルと前
記電界強度測定器4に入力された高周波信号のレベルと
は比例関係にあるので、前記データ処理装置7において
は前記ディジタルデータから受信アンテナ3で受信した
高周波信号の受信電力を演算により求めることができ
る。
【0026】即ち、前記データ処理装置7においては、
時間T1における検波出力信号の電圧レベルVa1から
そのときの受信電力Pa1、時間T2における検波出力
信号の電圧レベルVa2からそのときの受信電力Pa
2、時間TNにおける検波出力信号の電圧レベルVaN
からそのときの受信電力PaNを演算により求めること
ができる。
時間T1における検波出力信号の電圧レベルVa1から
そのときの受信電力Pa1、時間T2における検波出力
信号の電圧レベルVa2からそのときの受信電力Pa
2、時間TNにおける検波出力信号の電圧レベルVaN
からそのときの受信電力PaNを演算により求めること
ができる。
【0027】更に前記データ処理装置7において、測定
及び演算により求めた前記受信電力Pa1からPaNの
N個のデータについて、受信電力レベルの大きい順に並
べ換えたときに丁度中央に位置する受信電力を求める
と、受信電力の累積分布における50%値である中央値
Paが得られる。例えばデータ数Nが101個の場合、
受信電力の中央値Paは測定した101個の受信電力を
受信電力レベルの大きい順に並べ換えたときに、受信電
力レベルの大きい方から数えて51番目の受信電力とな
る。
及び演算により求めた前記受信電力Pa1からPaNの
N個のデータについて、受信電力レベルの大きい順に並
べ換えたときに丁度中央に位置する受信電力を求める
と、受信電力の累積分布における50%値である中央値
Paが得られる。例えばデータ数Nが101個の場合、
受信電力の中央値Paは測定した101個の受信電力を
受信電力レベルの大きい順に並べ換えたときに、受信電
力レベルの大きい方から数えて51番目の受信電力とな
る。
【0028】次に図4(a)、(b)に基づき、A/D
変換器5のトリガー信号としてタイマーパルスを用いる
場合に該トリガー信号を発生するパルス信号発生器6の
実施例について説明する。図4(a)は、本発明による
パルス信号発生器6の回路構成の一実施例を示した説明
図である。
変換器5のトリガー信号としてタイマーパルスを用いる
場合に該トリガー信号を発生するパルス信号発生器6の
実施例について説明する。図4(a)は、本発明による
パルス信号発生器6の回路構成の一実施例を示した説明
図である。
【0029】トランジスタQ1、Q2と可変抵抗R1、
R2とコンデンサC1、C2と抵抗R3、R4とで構成
される無安定マルチバイブレータ回路により発生する信
号は、トランジスタQ1とトランジスタQ2のON、O
FFの動作が常に互いに逆の動作状態となるように作動
するので、A点の信号は、仮にトランジスタQ2がOF
FしているとするとトランジスタQ1はONしていて、
このときコンデンサC1は可変抵抗R1により充電され
てコンデンサC1と可変抵抗R1との接続点の電位がト
ランジスタQ2をONさせる電位に上昇するまでの時
間、即ち可変抵抗R1とコンデンサC1とにより決まる
時定数に定数Kを乗じた時間であるT11の期間だけH
iとなり、次にトランジスタQ2がONして同時にトラ
ンジスタQ1がOFFし、今度はコンデンサC2が可変
抵抗R2により充電されてコンデンサC2と可変抵抗R
2との接続点の電位がトランジスタQ1をONさせる電
位に上昇するまでの時間、即ち可変抵抗R2とコンデン
サC2とにより決まる時定数に定数Kを乗じた時間であ
るT12の期間だけLowとなる2通りの状態を交互に
繰り返し、図4(b)に示すA点の信号B1のタイミン
グの信号となる。
R2とコンデンサC1、C2と抵抗R3、R4とで構成
される無安定マルチバイブレータ回路により発生する信
号は、トランジスタQ1とトランジスタQ2のON、O
FFの動作が常に互いに逆の動作状態となるように作動
するので、A点の信号は、仮にトランジスタQ2がOF
FしているとするとトランジスタQ1はONしていて、
このときコンデンサC1は可変抵抗R1により充電され
てコンデンサC1と可変抵抗R1との接続点の電位がト
ランジスタQ2をONさせる電位に上昇するまでの時
間、即ち可変抵抗R1とコンデンサC1とにより決まる
時定数に定数Kを乗じた時間であるT11の期間だけH
iとなり、次にトランジスタQ2がONして同時にトラ
ンジスタQ1がOFFし、今度はコンデンサC2が可変
抵抗R2により充電されてコンデンサC2と可変抵抗R
2との接続点の電位がトランジスタQ1をONさせる電
位に上昇するまでの時間、即ち可変抵抗R2とコンデン
サC2とにより決まる時定数に定数Kを乗じた時間であ
るT12の期間だけLowとなる2通りの状態を交互に
繰り返し、図4(b)に示すA点の信号B1のタイミン
グの信号となる。
【0030】該信号は2つに分岐されて、一方は直接I
C2に入力され、他方は抵抗R5とコンデンサC3とヒ
ステリシスを持った反転増幅器IC1とにより構成され
る回路によりA点の信号に対して遅延時間T13だけ遅
れて且つ論理の反転した信号である図4(b)に示すB
点の信号B2のタイミングの信号となりIC2に入力さ
れる。IC2はAND回路なので、出力信号は前記遅延
時間T13の期間だけHiとなりその他の期間はLow
となる繰り返し周期T14の信号、即ち図4(b)に示
す出力信号B3のタイミングの信号となる。該出力信号
B3を前記A/D変換器5のトリガー信号として用い
る。なお、前記繰り返し周期T14は、前記T11と前
記T12とを加算した期間となる。
C2に入力され、他方は抵抗R5とコンデンサC3とヒ
ステリシスを持った反転増幅器IC1とにより構成され
る回路によりA点の信号に対して遅延時間T13だけ遅
れて且つ論理の反転した信号である図4(b)に示すB
点の信号B2のタイミングの信号となりIC2に入力さ
れる。IC2はAND回路なので、出力信号は前記遅延
時間T13の期間だけHiとなりその他の期間はLow
となる繰り返し周期T14の信号、即ち図4(b)に示
す出力信号B3のタイミングの信号となる。該出力信号
B3を前記A/D変換器5のトリガー信号として用い
る。なお、前記繰り返し周期T14は、前記T11と前
記T12とを加算した期間となる。
【0031】図6は、図1に示した測定において送信ア
ンテナ2の給電点と受信アンテナ3の給電点との距離で
ある前記アンテナ間距離D1を前記移動距離D2の範囲
で変化させたときの、受信電力の変化を実際に測定した
例である。図6において縦軸は前記電界強度測定器4で
測定した受信電力レベルをあらわしていて、横軸は時間
の経過を示している。ここで、送信アンテナ2から発射
された電波は周囲にある障害物、床及び天井等により反
射して多重波伝搬となり受信地点での受信電力が急激に
変化するフェーディングが発生しているが、このフェー
ディングは測定を行う周波数或いは移動台車9の移動速
度に反比例して変化するので、前記A/D変換器5のト
リガー信号である図4(b)の出力信号B3は測定に適
した繰り返し周期T14とする必要がある。
ンテナ2の給電点と受信アンテナ3の給電点との距離で
ある前記アンテナ間距離D1を前記移動距離D2の範囲
で変化させたときの、受信電力の変化を実際に測定した
例である。図6において縦軸は前記電界強度測定器4で
測定した受信電力レベルをあらわしていて、横軸は時間
の経過を示している。ここで、送信アンテナ2から発射
された電波は周囲にある障害物、床及び天井等により反
射して多重波伝搬となり受信地点での受信電力が急激に
変化するフェーディングが発生しているが、このフェー
ディングは測定を行う周波数或いは移動台車9の移動速
度に反比例して変化するので、前記A/D変換器5のト
リガー信号である図4(b)の出力信号B3は測定に適
した繰り返し周期T14とする必要がある。
【0032】次に図5(a)、(b)に基づき、測定テ
ーブルの実施例について説明する。測定テーブルは、モ
ーター等の動力源により駆動されて第一の中心点24を
中心として予め定められた範囲内の任意の角速度で第一
の回転運動26を行う第一のターンテーブル21と、前
記第一のターンテーブル21上の前記第一の中心点24
から外れた位置にある第二の中心点25を中心として前
記第一の回転運動26に連動して前記第一の回転運動2
6とは逆の方向で且つ同一の角速度で第二の回転運動2
7を行う第二のターンテーブル22とを有する構成とな
っている。
ーブルの実施例について説明する。測定テーブルは、モ
ーター等の動力源により駆動されて第一の中心点24を
中心として予め定められた範囲内の任意の角速度で第一
の回転運動26を行う第一のターンテーブル21と、前
記第一のターンテーブル21上の前記第一の中心点24
から外れた位置にある第二の中心点25を中心として前
記第一の回転運動26に連動して前記第一の回転運動2
6とは逆の方向で且つ同一の角速度で第二の回転運動2
7を行う第二のターンテーブル22とを有する構成とな
っている。
【0033】ここで、被測定物23を図5(a)に示す
ように被測定物23の前面が右を向くように第二のター
ンテーブル22上に設置し、第一のターンテーブル21
の第一の回転運動26を反時計回りに行い、ある時間経
過後に前記第一のターンテーブル21が第一の中心点2
4を中心に反時計方向に90度回転したとすると、前記
第二のターンテーブル22の中心である第二の中心点2
5は前記第一の回転運動26により前記第一の中心点2
4を中心に反時計方向に90度回転するが、このとき前
記第二のターンテーブル22も前記第一の回転運動26
に連動して前記第一の回転運動26とは逆の方向で且つ
同一の角速度で第二の回転運動27を行うので、前記第
二のターンテーブル22は前記第二の中心点25を中心
に時計方向に90度回転することになり、結果として図
5(b)に示す位置関係になる。
ように被測定物23の前面が右を向くように第二のター
ンテーブル22上に設置し、第一のターンテーブル21
の第一の回転運動26を反時計回りに行い、ある時間経
過後に前記第一のターンテーブル21が第一の中心点2
4を中心に反時計方向に90度回転したとすると、前記
第二のターンテーブル22の中心である第二の中心点2
5は前記第一の回転運動26により前記第一の中心点2
4を中心に反時計方向に90度回転するが、このとき前
記第二のターンテーブル22も前記第一の回転運動26
に連動して前記第一の回転運動26とは逆の方向で且つ
同一の角速度で第二の回転運動27を行うので、前記第
二のターンテーブル22は前記第二の中心点25を中心
に時計方向に90度回転することになり、結果として図
5(b)に示す位置関係になる。
【0034】即ち、被測定物23は前記第一の回転運動
26と該第一の回転運動26に連動した前記第二の回転
運動27とにより、常に一定方向を向いたままで位置を
移動することが可能となる。また、前記第二のターンテ
ーブル22は、前記第一の回転運動26に連動した前記
第二の回転運動27とは別に独立して単独でも回転運動
を行うことができるので、図1に示した測定を行うとき
に送信アンテナ2及び受信アンテナ3のそれぞれのアン
テナの放射指向性を放射電力パターンが最大となる方向
どうしが対向するように設定するために、前記電界強度
測定器4に入力される高周波信号のレベルを観測しなが
ら受信電力が最大となるように前記第二のターンテーブ
ルのみを単独で回転させることもできる。
26と該第一の回転運動26に連動した前記第二の回転
運動27とにより、常に一定方向を向いたままで位置を
移動することが可能となる。また、前記第二のターンテ
ーブル22は、前記第一の回転運動26に連動した前記
第二の回転運動27とは別に独立して単独でも回転運動
を行うことができるので、図1に示した測定を行うとき
に送信アンテナ2及び受信アンテナ3のそれぞれのアン
テナの放射指向性を放射電力パターンが最大となる方向
どうしが対向するように設定するために、前記電界強度
測定器4に入力される高周波信号のレベルを観測しなが
ら受信電力が最大となるように前記第二のターンテーブ
ルのみを単独で回転させることもできる。
【0035】そこで、図1に示した移動台車9の代わり
に図5(a)に示した測定テーブルを用いて、前記被測
定物23として送信アンテナ2を用いれば、自動的に前
記移動距離D2の範囲の移動動作を継続して行うことが
可能となる。なお図5(a)、(b)においては、第一
のターンテーブル21及び第二のターンテーブル22を
円形のテーブルとして図示したが、両者の形状は正方形
或いは長方形等の他の形状でも同様の結果が得られる。
また、図5(a)においては前記第一の回転運動26を
反時計方向の回転とし前記第二の回転運動27を時計方
向の回転として図示して説明を行ったが、これとは逆に
前記第一の回転運動26を時計方向の回転とし前記第二
の回転運動27を反時計方向の回転としても同様の結果
が得られる。
に図5(a)に示した測定テーブルを用いて、前記被測
定物23として送信アンテナ2を用いれば、自動的に前
記移動距離D2の範囲の移動動作を継続して行うことが
可能となる。なお図5(a)、(b)においては、第一
のターンテーブル21及び第二のターンテーブル22を
円形のテーブルとして図示したが、両者の形状は正方形
或いは長方形等の他の形状でも同様の結果が得られる。
また、図5(a)においては前記第一の回転運動26を
反時計方向の回転とし前記第二の回転運動27を時計方
向の回転として図示して説明を行ったが、これとは逆に
前記第一の回転運動26を時計方向の回転とし前記第二
の回転運動27を反時計方向の回転としても同様の結果
が得られる。
【0036】本発明による実施例の説明においては、被
測定アンテナを送信アンテナとして用いて測定を行い被
測定アンテナの電力利得を求める方法について説明した
が、アンテナは入力インピーダンス、電力利得、指向性
などの諸特性について可逆性があるので被測定アンテナ
を受信アンテナとして用いた場合でも実施例と同様に被
測定アンテナの電力利得を求めることが可能である。
測定アンテナを送信アンテナとして用いて測定を行い被
測定アンテナの電力利得を求める方法について説明した
が、アンテナは入力インピーダンス、電力利得、指向性
などの諸特性について可逆性があるので被測定アンテナ
を受信アンテナとして用いた場合でも実施例と同様に被
測定アンテナの電力利得を求めることが可能である。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように高周波
信号発生器と電力利得が既知の値の複数のアンテナと受
信した高周波信号のレベルに比例した検波出力信号を出
力する機能を具備した電界強度測定器とを有する電界強
度測定システムにおいて、前記検波出力信号をディジタ
ルデータに変換するA/D変換器と該A/D変換器のト
リガー信号を発生するパルス信号発生器と前記ディジタ
ルデータを複数個記憶する手段と該記憶された複数のデ
ィジタルデータから受信電力の中央値を演算により求め
る機能を具備したデータ処理装置とを有する構成とした
ので、電波暗室或いはオープンサイトという特殊な環境
を利用することなくいかなる環境においても実際に測定
を行う環境におけるアンテナの電力利得を含む空間伝搬
損失を測定できることになり、利得が既知の値のアンテ
ナと被測定アンテナとの測定結果の比較により被測定ア
ンテナの電力利得を求めることが可能となるという効果
がある。
信号発生器と電力利得が既知の値の複数のアンテナと受
信した高周波信号のレベルに比例した検波出力信号を出
力する機能を具備した電界強度測定器とを有する電界強
度測定システムにおいて、前記検波出力信号をディジタ
ルデータに変換するA/D変換器と該A/D変換器のト
リガー信号を発生するパルス信号発生器と前記ディジタ
ルデータを複数個記憶する手段と該記憶された複数のデ
ィジタルデータから受信電力の中央値を演算により求め
る機能を具備したデータ処理装置とを有する構成とした
ので、電波暗室或いはオープンサイトという特殊な環境
を利用することなくいかなる環境においても実際に測定
を行う環境におけるアンテナの電力利得を含む空間伝搬
損失を測定できることになり、利得が既知の値のアンテ
ナと被測定アンテナとの測定結果の比較により被測定ア
ンテナの電力利得を求めることが可能となるという効果
がある。
【図1】本発明によるアンテナの利得測定装置の一実施
例の構成を示した説明図である。
例の構成を示した説明図である。
【図2】標準伝搬路モデルを示した説明図である。
【図3】本発明による受信電力瞬時値の測定方法と受信
電力中央値の求め方を示した説明図である。
電力中央値の求め方を示した説明図である。
【図4】(a)は、本発明によるパルス信号発生器の回
路構成の一実施例を示した説明図である。(b)は、本
発明によるパルス信号発生器の発生する信号のタイミン
グを示した説明図である。
路構成の一実施例を示した説明図である。(b)は、本
発明によるパルス信号発生器の発生する信号のタイミン
グを示した説明図である。
【図5】(a)、(b)は、本発明による測定テーブル
の構成と動作を示した説明図である。
の構成と動作を示した説明図である。
【図6】実際に測定した受信電力の変化を示した説明図
である。
である。
【図7】電波暗室を利用した従来のアンテナの利得測定
方法を示した説明図である。
方法を示した説明図である。
【図8】オープンサイトを利用した従来のアンテナの利
得測定方法を示した説明図である。
得測定方法を示した説明図である。
1、11 高周波信号発生器 2、12、A3 送信アンテナ 3、13、A5 受信アンテナ 4、14 電界強度測定器 5 A/D変換器 6 パルス信号発生器 7 データ処理装置 9 移動台車 21 第一のターンテーブル 22 第二のターンテーブル 24 第一の中心点 25 第二の中心点 26 第一の回転運動 27 第二の回転運動 A2、15 送信給電線 A6、16 受信給電線 A4 空間伝搬損失 D1、D3 アンテナ間距離 D2 移動距離
Claims (4)
- 【請求項1】 予め設定された高周波信号或いは出力レ
ベルの可変が可能な高周波信号を発生する高周波信号発
生器、測定周波数における電力利得が既知の値の2本以
上のアンテナ、及び受信した高周波信号のレベルを測定
する電界強度測定器を有する電界強度測定システムにお
いて、前記電界強度測定器からの検波出力信号をディジ
タルデータに変換するためのアナログ・ディジタル変換
器と、該アナログ・ディジタル変換器に入力された前記
検波出力信号をディジタルデータに変換するためのトリ
ガー信号を出力するパルス信号発生器と、前記アナログ
・ディジタル変換器からのディジタルデータを演算処理
するためのデータ処理装置とを設けたことを特徴とする
アンテナの利得測定装置。 - 【請求項2】 前記データ処理装置は、前記アナログ・
ディジタル変換器で変換されたディジタルデータを複数
個記憶する手段を具備し、該記憶された複数のディジタ
ルデータから電界強度測定値の中央値或いは平均値を演
算処理して求める機能を有することを特徴とする請求項
1記載のアンテナの利得測定装置。 - 【請求項3】 前記パルス信号発生器は、パルス信号を
任意に設定可能とするタイマーパルス発生機能を有する
ことを特徴とする請求項1記載のアンテナの利得測定装
置。 - 【請求項4】 前記電界強度測定システムは、モーター
等により駆動されて第一の回転運動を行う第一のターン
テーブルと、該第一のターンテーブル上に設けられ、前
記第一の中心点とは別の位置に形成された第二の中心点
を有し、前記第一の回転運動に対し逆方向に同一角速度
で第二の回転運動を行う第二のターンテーブルとを有
し、前記第二のターンテーブルは前記第一のターンテー
ブル回転運動と独立して回転可能としたことを特徴とす
る請求項1記載のアンテナの利得測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4117784A JPH05312871A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | アンテナの利得測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4117784A JPH05312871A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | アンテナの利得測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05312871A true JPH05312871A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=14720234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4117784A Pending JPH05312871A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | アンテナの利得測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05312871A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2020201187A (ja) * | 2019-06-12 | 2020-12-17 | 株式会社Nttドコモ | 放射電力推定方法 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP4117784A patent/JPH05312871A/ja active Pending
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