JPH05313656A - 鍵盤楽器 - Google Patents
鍵盤楽器Info
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- JPH05313656A JPH05313656A JP14358192A JP14358192A JPH05313656A JP H05313656 A JPH05313656 A JP H05313656A JP 14358192 A JP14358192 A JP 14358192A JP 14358192 A JP14358192 A JP 14358192A JP H05313656 A JPH05313656 A JP H05313656A
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Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鍵盤楽器においてハンマーアクションおよび
電子的な発音手段を備えながら自動演奏を実現するとと
もに、リアルなピアノ音を再現する。 【構成】 鍵201の後端部にキードライブユニット2
20を設け、ペダル230にはペダルドライブユニット
240を固着する。ハンマー219の上方には被打撃部
材300を配設する。ディスクに書き込まれたMIDI
データに従い、キードライブユニットおよびペダルドラ
イブユニットを駆動する。すると、制御装置500はP
CM音源等に従いアクチュエータ250を駆動し、響板
207を振動させる。同時に、ハンマーは被打撃部材を
打撃するため、PCM音源を再生することによっては得
ることが困難な非整数次の高調波およびノイズ等が発せ
られ、アコースティックピアノの音色をリアルに醸し出
せる。
電子的な発音手段を備えながら自動演奏を実現するとと
もに、リアルなピアノ音を再現する。 【構成】 鍵201の後端部にキードライブユニット2
20を設け、ペダル230にはペダルドライブユニット
240を固着する。ハンマー219の上方には被打撃部
材300を配設する。ディスクに書き込まれたMIDI
データに従い、キードライブユニットおよびペダルドラ
イブユニットを駆動する。すると、制御装置500はP
CM音源等に従いアクチュエータ250を駆動し、響板
207を振動させる。同時に、ハンマーは被打撃部材を
打撃するため、PCM音源を再生することによっては得
ることが困難な非整数次の高調波およびノイズ等が発せ
られ、アコースティックピアノの音色をリアルに醸し出
せる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鍵盤楽器に関し、詳しく
はハンマーアクション等の動作を検出し、電子音源に基
づき響板等を振動させる鍵盤楽器において、自動演奏機
能を実現するとともに機械的にノイズ成分を発すること
によりリアルなピアノ音の再生を可能とする鍵盤楽器に
関する。
はハンマーアクション等の動作を検出し、電子音源に基
づき響板等を振動させる鍵盤楽器において、自動演奏機
能を実現するとともに機械的にノイズ成分を発すること
によりリアルなピアノ音の再生を可能とする鍵盤楽器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、打弦により発音する機構と電
子音源とを備えた鍵盤楽器として、例えば、特公平1−
30155号公報「鍵盤楽器」等が提案されている。
子音源とを備えた鍵盤楽器として、例えば、特公平1−
30155号公報「鍵盤楽器」等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記鍵
盤楽器は自動演奏機能を備えたものではないため、演奏
者不在の場合には演奏不可能であり、また、演奏者によ
る演奏を記録再生することができなかった。さらに、弦
を張設したフレーム等を備えていたので、重量が重く、
弦長確保のため、楽器の大型化を招致していた。
盤楽器は自動演奏機能を備えたものではないため、演奏
者不在の場合には演奏不可能であり、また、演奏者によ
る演奏を記録再生することができなかった。さらに、弦
を張設したフレーム等を備えていたので、重量が重く、
弦長確保のため、楽器の大型化を招致していた。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明は、鍵盤楽器においてハ
ンマーアクションおよび電子的な発音手段を備えながら
自動演奏機能を有する鍵盤楽器を実現することを、その
目的としている。
ンマーアクションおよび電子的な発音手段を備えながら
自動演奏機能を有する鍵盤楽器を実現することを、その
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る鍵盤楽器
は、図1に例示するように、鍵盤楽器の操作子12の状
態を検出する操作子検出手段13と、所定の音を表す音
源データを記憶する音源データ記憶手段15と、操作子
検出手段13により検出された操作子12の状態に基づ
き音源データを処理選択することにより発音信号を生成
する発音信号生成手段14と、発音信号に従い響板を振
動させる発音手段16と、操作子12に連動して被打撃
部材を打撃し、打撃音を発する打撃機構11と、演奏情
報を記憶する演奏情報記憶手段17と、演奏情報記憶手
段17に記憶された演奏情報に従い上記操作子12を駆
動する操作子駆動手段18と、を備えたことを特徴とす
る。
は、図1に例示するように、鍵盤楽器の操作子12の状
態を検出する操作子検出手段13と、所定の音を表す音
源データを記憶する音源データ記憶手段15と、操作子
検出手段13により検出された操作子12の状態に基づ
き音源データを処理選択することにより発音信号を生成
する発音信号生成手段14と、発音信号に従い響板を振
動させる発音手段16と、操作子12に連動して被打撃
部材を打撃し、打撃音を発する打撃機構11と、演奏情
報を記憶する演奏情報記憶手段17と、演奏情報記憶手
段17に記憶された演奏情報に従い上記操作子12を駆
動する操作子駆動手段18と、を備えたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】請求項1に係る鍵盤楽器においては、演奏情報
記憶手段17には演奏情報が記憶されている。操作子駆
動手段18は演奏情報を読み出し、この演奏情報に従い
所定の操作子(鍵、ペダル等)12を駆動する。そし
て、操作子検出手段13は駆動された鍵等の操作子12
を検出する。例えば、駆動された鍵におけるハンマーの
速度およびペダルの状態等を検出する。発音信号生成手
段14は検出された操作子12の状態に基づき所定の音
源データを選択し、あるいは音源データに所定の演算処
理を行い発音信号を生成する。発音手段16はこの発音
信号に従い響板を振動させる。
記憶手段17には演奏情報が記憶されている。操作子駆
動手段18は演奏情報を読み出し、この演奏情報に従い
所定の操作子(鍵、ペダル等)12を駆動する。そし
て、操作子検出手段13は駆動された鍵等の操作子12
を検出する。例えば、駆動された鍵におけるハンマーの
速度およびペダルの状態等を検出する。発音信号生成手
段14は検出された操作子12の状態に基づき所定の音
源データを選択し、あるいは音源データに所定の演算処
理を行い発音信号を生成する。発音手段16はこの発音
信号に従い響板を振動させる。
【0007】同時に、打撃機構11においては、駆動さ
れた鍵によりハンマーが被打撃部材を打撃する。する
と、音源データを再生することによっては得ることので
きなかったノイズ等の非整数次倍音(打撃音)が被打撃
部材から発せられる。このノイズ等はアコースティック
ピアノの音色を醸し出すのに必要不可欠なものである。
よって、本鍵盤楽器によればアコースティックピアノの
音をリアルに再現することができる。また、本鍵盤楽器
は自動演奏機能を実現しているため、演奏者がいなくと
も本鍵盤楽器による楽曲を聴取することが可能である。
れた鍵によりハンマーが被打撃部材を打撃する。する
と、音源データを再生することによっては得ることので
きなかったノイズ等の非整数次倍音(打撃音)が被打撃
部材から発せられる。このノイズ等はアコースティック
ピアノの音色を醸し出すのに必要不可欠なものである。
よって、本鍵盤楽器によればアコースティックピアノの
音をリアルに再現することができる。また、本鍵盤楽器
は自動演奏機能を実現しているため、演奏者がいなくと
も本鍵盤楽器による楽曲を聴取することが可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る鍵盤楽器の実施例につい
て図面を参照して説明する。図2は本発明の一実施例に
係る鍵盤楽器の断面図である。この図において201は
鍵盤を構成する鍵(操作子)である。各鍵201は棚板
202上に筬中203を支点として上下方向に揺動自在
に支持されている。各鍵201の後端部の下方にはキー
ドライブユニット220(操作子駆動手段)が配設され
ている。このキードライブユニット220はソレノイド
等よりなり、鍵201を揺動するものである。また、各
鍵201毎の後端部の上方にはアクション(打撃機構)
210がそれぞれ配設されている。
て図面を参照して説明する。図2は本発明の一実施例に
係る鍵盤楽器の断面図である。この図において201は
鍵盤を構成する鍵(操作子)である。各鍵201は棚板
202上に筬中203を支点として上下方向に揺動自在
に支持されている。各鍵201の後端部の下方にはキー
ドライブユニット220(操作子駆動手段)が配設され
ている。このキードライブユニット220はソレノイド
等よりなり、鍵201を揺動するものである。また、各
鍵201毎の後端部の上方にはアクション(打撃機構)
210がそれぞれ配設されている。
【0009】このアクション210は、平型ピアノ用の
打弦機構として周知の構成であって、鍵210の後端部
上面に立設されたキャプスタンスクリュ215により突
き上げられるサポート216と、このサポート216に
揺動自在に支持されたジャック217と、ウイペン21
6の上方に回動自在に設けられたレペティションレバー
218と、回動自在に支持されたハンマー219等と、
を有している。
打弦機構として周知の構成であって、鍵210の後端部
上面に立設されたキャプスタンスクリュ215により突
き上げられるサポート216と、このサポート216に
揺動自在に支持されたジャック217と、ウイペン21
6の上方に回動自在に設けられたレペティションレバー
218と、回動自在に支持されたハンマー219等と、
を有している。
【0010】このハンマー219の上方には所定間隔離
れて被打撃部材300が天板204に固着されており、
この被打撃部材300に上記ハンマー219が当接する
構成となっている。被打撃部材300をハンマー219
が打撃すると、被打撃部材300に所定の振動が生じ、
さらに天板204等が振動するものである。この被打撃
部材300とアクション210とは本発明における打撃
機構を構成するものである。
れて被打撃部材300が天板204に固着されており、
この被打撃部材300に上記ハンマー219が当接する
構成となっている。被打撃部材300をハンマー219
が打撃すると、被打撃部材300に所定の振動が生じ、
さらに天板204等が振動するものである。この被打撃
部材300とアクション210とは本発明における打撃
機構を構成するものである。
【0011】また、ハンマー219とともに回動するハ
ンマーシャンク219Aに対向して光センサ等からなる
ハンマーセンサ205(操作子検出手段)が配設されて
いる。このハンマーセンサ205はハンマー219の速
度を検出するものである。さらに、上記各鍵201の下
方には押圧された鍵201およびその下降速度を検出す
るためのキーセンサ206(操作子検出手段)が配設さ
れている。これらのキーセンサ206は光センサ(例え
ばLEDとフォトトランジスタ)により構成されてい
る。
ンマーシャンク219Aに対向して光センサ等からなる
ハンマーセンサ205(操作子検出手段)が配設されて
いる。このハンマーセンサ205はハンマー219の速
度を検出するものである。さらに、上記各鍵201の下
方には押圧された鍵201およびその下降速度を検出す
るためのキーセンサ206(操作子検出手段)が配設さ
れている。これらのキーセンサ206は光センサ(例え
ばLEDとフォトトランジスタ)により構成されてい
る。
【0012】さらに、このピアノの下部には3個のペダ
ル230(操作子)が配設されている。各ペダル230
はシャフト231、232、233を介してダンパー2
34等に接続されている。よって、演奏者がペダル23
0を操作することにより、ダンパー234等が作動する
ものである。シャフト231の端部はペダルドライブユ
ニット240(操作子駆動手段)に取り付けられてい
る。ペダルドライブユニット240はシャフト231を
上下に移動させるソレノイドとこのシャフト231の位
置を検出するペダルセンサ(操作子検出手段)を備えて
いる。よって、演奏者がこのペダルを操作した場合、ペ
ダルの位置を検出することができるものである。
ル230(操作子)が配設されている。各ペダル230
はシャフト231、232、233を介してダンパー2
34等に接続されている。よって、演奏者がペダル23
0を操作することにより、ダンパー234等が作動する
ものである。シャフト231の端部はペダルドライブユ
ニット240(操作子駆動手段)に取り付けられてい
る。ペダルドライブユニット240はシャフト231を
上下に移動させるソレノイドとこのシャフト231の位
置を検出するペダルセンサ(操作子検出手段)を備えて
いる。よって、演奏者がこのペダルを操作した場合、ペ
ダルの位置を検出することができるものである。
【0013】また、この鍵盤楽器の背面には響板207
が設けられている。この響板207の所定位置にはアク
チュエータ250(発音手段)が取り付けられている。
このアクチュエータ250は電磁駆動されて響板207
を振動させるものである。ところで、一般のアコーステ
ィックピアノにおいては弦の振動により響板等が振動す
ることによりアコースティックピアノらしい音色が醸し
出される。そこで、本鍵盤楽器においても響板207を
直接振動させることにより、アコースティックピアノの
音色をリアルに再現しようとするものである。
が設けられている。この響板207の所定位置にはアク
チュエータ250(発音手段)が取り付けられている。
このアクチュエータ250は電磁駆動されて響板207
を振動させるものである。ところで、一般のアコーステ
ィックピアノにおいては弦の振動により響板等が振動す
ることによりアコースティックピアノらしい音色が醸し
出される。そこで、本鍵盤楽器においても響板207を
直接振動させることにより、アコースティックピアノの
音色をリアルに再現しようとするものである。
【0014】制御装置500は上記ハンマーセンサ20
5、キーセンサ206、ペダルセンサ等から出力された
信号に基づき発音信号をアクチュエータ250に印加す
るものである。また、フロッピーディスク等に記録され
たMIDIデータに従いキードライブユニット220、
ペダルドライブユニット240を駆動する自動演奏機能
をも備えている。
5、キーセンサ206、ペダルセンサ等から出力された
信号に基づき発音信号をアクチュエータ250に印加す
るものである。また、フロッピーディスク等に記録され
たMIDIデータに従いキードライブユニット220、
ペダルドライブユニット240を駆動する自動演奏機能
をも備えている。
【0015】図3は上記被打撃部材300の断面図等で
ある。この図において、鋳物301はFC20等の鋳鉄
であり、この鋳物301には木部302が固着されてい
る。鋳物301の角部には枕306が固着されている。
鋳物301には所定の穴が設けられており、この穴には
ピン303が嵌入している。また、木部302にも所定
の穴が設けられており、この穴にはピン304が嵌入し
ている。ピン303から枕305を介してピン304の
間には弦305が張設されている。この弦305の全長
は短く、またその径が太いため、弦305には定在波が
生じにくい構成となっている。よって、この弦305を
ハンマー219が打撃した場合、弦305からは高次の
非整数倍の高調波成分とノイズ成分とよりなる音(打撃
音)が発せられる。
ある。この図において、鋳物301はFC20等の鋳鉄
であり、この鋳物301には木部302が固着されてい
る。鋳物301の角部には枕306が固着されている。
鋳物301には所定の穴が設けられており、この穴には
ピン303が嵌入している。また、木部302にも所定
の穴が設けられており、この穴にはピン304が嵌入し
ている。ピン303から枕305を介してピン304の
間には弦305が張設されている。この弦305の全長
は短く、またその径が太いため、弦305には定在波が
生じにくい構成となっている。よって、この弦305を
ハンマー219が打撃した場合、弦305からは高次の
非整数倍の高調波成分とノイズ成分とよりなる音(打撃
音)が発せられる。
【0016】このように、本鍵盤楽器において被打撃部
材300を設けるのは以下の理油による。すなわち、ア
コースティックピアノ等の音をサンプリングする場合
に、量子化歪およびローパスフィルタによる波形の劣化
等の理由によりピアノ音の非整数次高調波成分およびノ
イズ等が損なわれることがある。よって、この結果得ら
れたPCM音源等の電子音源を本鍵盤楽器に用いた場
合、アコースティックピアノの有する基本波およびその
高調波成分の音を再現することはできるが、非整数次の
高調波成分およびノイズ成分を再現することは困難とな
る。しかし、このノイズ成分等は主に打弦時にアコース
ティックピアノから発せられるものであり、アコーステ
ィックピアノらしい音を醸し出すのに必要不可欠なもの
である。そこで、これらのノイズ成分等のみをハンマー
219および被打撃部材300を用いて機械的に生じさ
せることとしたものである。したがって、本鍵盤楽器に
あっては、アコースティックピアノの音色をリアルに再
現することが可能となる。
材300を設けるのは以下の理油による。すなわち、ア
コースティックピアノ等の音をサンプリングする場合
に、量子化歪およびローパスフィルタによる波形の劣化
等の理由によりピアノ音の非整数次高調波成分およびノ
イズ等が損なわれることがある。よって、この結果得ら
れたPCM音源等の電子音源を本鍵盤楽器に用いた場
合、アコースティックピアノの有する基本波およびその
高調波成分の音を再現することはできるが、非整数次の
高調波成分およびノイズ成分を再現することは困難とな
る。しかし、このノイズ成分等は主に打弦時にアコース
ティックピアノから発せられるものであり、アコーステ
ィックピアノらしい音を醸し出すのに必要不可欠なもの
である。そこで、これらのノイズ成分等のみをハンマー
219および被打撃部材300を用いて機械的に生じさ
せることとしたものである。したがって、本鍵盤楽器に
あっては、アコースティックピアノの音色をリアルに再
現することが可能となる。
【0017】なお、上記被打撃部材300のかわりに図
4に示される被打撃部材310を用いても差し支えな
い。図4において、(A)は被打撃部材310等の断面
図であり、(B)は被打撃部材310等の正面図であ
る。この被打撃部材310は所定形状の鋳物311の下
部に金属製の弦312を固着して構成されている。この
被打撃部材310は天板204に固着されるものであ
る。ハンマー219が弦312を打撃すると弦312お
よび鋳物311は振動し、ノイズ成分よりなる音を発す
る。このノイズ成分の音は天板204から鍵盤楽器全体
に伝わるため、鍵盤楽器全体が振動し、アコースーティ
ックピアノ特有の音色を得ることができるものである。
4に示される被打撃部材310を用いても差し支えな
い。図4において、(A)は被打撃部材310等の断面
図であり、(B)は被打撃部材310等の正面図であ
る。この被打撃部材310は所定形状の鋳物311の下
部に金属製の弦312を固着して構成されている。この
被打撃部材310は天板204に固着されるものであ
る。ハンマー219が弦312を打撃すると弦312お
よび鋳物311は振動し、ノイズ成分よりなる音を発す
る。このノイズ成分の音は天板204から鍵盤楽器全体
に伝わるため、鍵盤楽器全体が振動し、アコースーティ
ックピアノ特有の音色を得ることができるものである。
【0018】なお、被打撃部材300、310はフェル
ト、空気バネ、オイルダンパ等の緩衝材を用いて構成し
ても差し支えない。このような緩衝材を使用することに
より、被打撃部材を打撃した場合に、定在波が生じるこ
となくノイズ等の音波が発せられる。
ト、空気バネ、オイルダンパ等の緩衝材を用いて構成し
ても差し支えない。このような緩衝材を使用することに
より、被打撃部材を打撃した場合に、定在波が生じるこ
となくノイズ等の音波が発せられる。
【0019】図5は本実施例に係る鍵盤楽器のブロック
図である。ここで、図5に示すように、この鍵盤楽器で
は、上記ハンマーセンサ205、キーセンサ206、ペ
ダルセンサ515からの各出力信号がデータバスを介し
てコントローラ506に入力されている。コントローラ
506は、データバスを介して打弦音ROM507(音
源データ記憶手段)、共鳴音ROM508(音源データ
記憶手段)、FDC(フロッピディスクドライブ用コン
トローラ)509、弦スペクトル演算部512(発音信
号生成手段)、オーディオ信号送出部513(発音信号
生成手段)、リモコン514、共鳴音演算部516(発
音信号生成手段)、打弦音演算部511(発音信号生成
手段)、および、RAM517に接続されている。
図である。ここで、図5に示すように、この鍵盤楽器で
は、上記ハンマーセンサ205、キーセンサ206、ペ
ダルセンサ515からの各出力信号がデータバスを介し
てコントローラ506に入力されている。コントローラ
506は、データバスを介して打弦音ROM507(音
源データ記憶手段)、共鳴音ROM508(音源データ
記憶手段)、FDC(フロッピディスクドライブ用コン
トローラ)509、弦スペクトル演算部512(発音信
号生成手段)、オーディオ信号送出部513(発音信号
生成手段)、リモコン514、共鳴音演算部516(発
音信号生成手段)、打弦音演算部511(発音信号生成
手段)、および、RAM517に接続されている。
【0020】そして、コントローラ506はこれらのセ
ンサからの入力信号に基づいて所定の処理を行い駆動信
号を生成し、オーディオ信号送出部513から響板用イ
コライザ519、パワーアンプ520、518を介して
駆動信号を響板駆動ユニット250A〜250Dに出力
してこれを駆動することとなる。なお、ハンマーセンサ
205は上述したようにハンマースピードを検出し、キ
ーベロシティ信号を出力するものである。
ンサからの入力信号に基づいて所定の処理を行い駆動信
号を生成し、オーディオ信号送出部513から響板用イ
コライザ519、パワーアンプ520、518を介して
駆動信号を響板駆動ユニット250A〜250Dに出力
してこれを駆動することとなる。なお、ハンマーセンサ
205は上述したようにハンマースピードを検出し、キ
ーベロシティ信号を出力するものである。
【0021】打弦音ROM507には、予めサンプラー
で記録した打弦音のPCMデータ、または、予め弦スペ
クトル演算部512で算出したピアノ音を主体にした信
号を88鍵の打弦音データとして格納しておくものであ
る。これらの打弦音データの周波数スペクトルはハンマ
ースピードに応じてそのインテンシティが決定される。
一般に、強打時には高調波が強調される。なお、押鍵と
ハンマースピードとに応じて打弦音演算部511で信号
を演算することもできる。また、例えば、打弦音ROM
507に記憶されている信号をハンマースピードに応じ
て打弦音演算部511で補正しても良い。
で記録した打弦音のPCMデータ、または、予め弦スペ
クトル演算部512で算出したピアノ音を主体にした信
号を88鍵の打弦音データとして格納しておくものであ
る。これらの打弦音データの周波数スペクトルはハンマ
ースピードに応じてそのインテンシティが決定される。
一般に、強打時には高調波が強調される。なお、押鍵と
ハンマースピードとに応じて打弦音演算部511で信号
を演算することもできる。また、例えば、打弦音ROM
507に記憶されている信号をハンマースピードに応じ
て打弦音演算部511で補正しても良い。
【0022】共鳴音ROM508は、ペダルセンサ51
5がアクティブなとき(踏み込まれているとき)にアク
セスされるものである。この共鳴音ROM508にはラ
ウドペダルを踏み込んだ場合における打鍵時の各弦毎の
共鳴音データが格納されている。このデータは、予めサ
ンプラーで記録した共鳴音のPCMデータ、または、予
め共鳴音演算部516で算出しておいた周波数スペクト
ルデータである。この共鳴音データとしては、例えば1
つのキーについて最大で6個のキーについての弦が共鳴
するものと考えれば十分に実用性があるものである。低
音部の1オクターブ上の弦は2倍音だけでなく3倍音、
4倍音、6倍音まで考慮するとよい。No.13キーよ
りも高音の場合は、その1オクターブ下のキーの弦につ
いても配慮する必要がある。
5がアクティブなとき(踏み込まれているとき)にアク
セスされるものである。この共鳴音ROM508にはラ
ウドペダルを踏み込んだ場合における打鍵時の各弦毎の
共鳴音データが格納されている。このデータは、予めサ
ンプラーで記録した共鳴音のPCMデータ、または、予
め共鳴音演算部516で算出しておいた周波数スペクト
ルデータである。この共鳴音データとしては、例えば1
つのキーについて最大で6個のキーについての弦が共鳴
するものと考えれば十分に実用性があるものである。低
音部の1オクターブ上の弦は2倍音だけでなく3倍音、
4倍音、6倍音まで考慮するとよい。No.13キーよ
りも高音の場合は、その1オクターブ下のキーの弦につ
いても配慮する必要がある。
【0023】また、ピアノのダンパ−は通常71個(6
6個、69個のものも有る)とされている。さらに、周
波数スペクトルのインテンシティは機種とハンマースピ
ードとにより決定される。なお、共鳴音データは、予め
共鳴音ROM508に記憶しておいても良く、また例え
ば、共鳴演算部516で演算して求めても良く、さらに
例えば、共鳴音ROM508に記憶されているデータを
打弦状況に応じて共鳴音演算部516で補正演算して求
めても良い。
6個、69個のものも有る)とされている。さらに、周
波数スペクトルのインテンシティは機種とハンマースピ
ードとにより決定される。なお、共鳴音データは、予め
共鳴音ROM508に記憶しておいても良く、また例え
ば、共鳴演算部516で演算して求めても良く、さらに
例えば、共鳴音ROM508に記憶されているデータを
打弦状況に応じて共鳴音演算部516で補正演算して求
めても良い。
【0024】弦スペクトル演算部512は、打鍵にした
がってリアルタイムで周波数スペクトルを算出して発音
データを生成するようにしてもよい。また、このデータ
を上記打鍵音ROM507に格納しておいてもよい。こ
の共鳴音データとしては、アコースティックピアノのそ
れを測定してメモリに格納しておくこともできる。この
共鳴音の大きさは打鍵音(打弦音)に比べて−10〜−
20dBの程度である。また、共鳴音の立ち上がりは数
秒〜数100msecの遅れである。また、その立ち下
がりはペダルをOFFしない限り数秒程度持続する。ペ
ダルOFF時の処理はペダルセンサとオーディオ信号送
出部513とにより行っている。
がってリアルタイムで周波数スペクトルを算出して発音
データを生成するようにしてもよい。また、このデータ
を上記打鍵音ROM507に格納しておいてもよい。こ
の共鳴音データとしては、アコースティックピアノのそ
れを測定してメモリに格納しておくこともできる。この
共鳴音の大きさは打鍵音(打弦音)に比べて−10〜−
20dBの程度である。また、共鳴音の立ち上がりは数
秒〜数100msecの遅れである。また、その立ち下
がりはペダルをOFFしない限り数秒程度持続する。ペ
ダルOFF時の処理はペダルセンサとオーディオ信号送
出部513とにより行っている。
【0025】また、弦スペクトル演算部512はキーセ
ンサ206からのOFF信号にしたがい打弦音を減衰さ
せ、ペダルセンサからの信号にしたがい共鳴音を減衰さ
せる。但し、ハーフペダルでラウドペダルがゆっくりと
戻されたときは、この戻り速度に応じてゆっくりとした
減衰とする。ラウドペダルをOFFしたときは一斉にダ
ンパーが接弦して止音される。但し、演奏者によっては
低音の止音を遅目に整調する希望があるため、以下の制
御を行う。例えば、一斉接弦においても、急速止音、普
通、ゆっくり止音の3通りの止音がある。また、傾斜接
弦では低音は遅目に、高音になるにしたがって速く止音
する制御を行う。さらに、ペダルがきわめてゆっくりと
戻されたときには、きわめてゆっくりとした止音を行う
のである。すなわち、連続的な止音である。なお、所謂
ハーフペダル領域では、基音、倍音比率を補正し、高次
倍音を早く減衰させる等の補正を行っても良い。また、
例えば、フレームノイズ等副次的に発生する他の周波数
比率を補正するように構成しても良い。
ンサ206からのOFF信号にしたがい打弦音を減衰さ
せ、ペダルセンサからの信号にしたがい共鳴音を減衰さ
せる。但し、ハーフペダルでラウドペダルがゆっくりと
戻されたときは、この戻り速度に応じてゆっくりとした
減衰とする。ラウドペダルをOFFしたときは一斉にダ
ンパーが接弦して止音される。但し、演奏者によっては
低音の止音を遅目に整調する希望があるため、以下の制
御を行う。例えば、一斉接弦においても、急速止音、普
通、ゆっくり止音の3通りの止音がある。また、傾斜接
弦では低音は遅目に、高音になるにしたがって速く止音
する制御を行う。さらに、ペダルがきわめてゆっくりと
戻されたときには、きわめてゆっくりとした止音を行う
のである。すなわち、連続的な止音である。なお、所謂
ハーフペダル領域では、基音、倍音比率を補正し、高次
倍音を早く減衰させる等の補正を行っても良い。また、
例えば、フレームノイズ等副次的に発生する他の周波数
比率を補正するように構成しても良い。
【0026】オーディオ信号送出部513は、上記RO
M507、508または音信号演算部512、516か
らの音データに対してデジタルフィルタリング処理を行
った後、D/A変換するものである。デジタルフィルタ
リング処理は響板207の振動特性を考慮して、響板2
07から発せられた音の周波数特性がフラットになるよ
う補正するものである。なお、このデジタルフィルタは
FIR型に限られることなくIIR型であってもよい。
さらに、この後オーバーサンプリングデジタルフィルタ
リング処理を行うことにより量子化ノイズを低減するこ
とが可能である。このような処理を行った後にD/A変
換をし、さらにバタワース型のローパスフィルタ等によ
るフィルタリング処理を行う。このように、バタワース
型のローパスフィルタを用いることにより群遅延特性を
改善することが可能である。そして、この信号はネット
ワーク回路に入力され、低域周波数成分と高域周波数成
分とに分割される。
M507、508または音信号演算部512、516か
らの音データに対してデジタルフィルタリング処理を行
った後、D/A変換するものである。デジタルフィルタ
リング処理は響板207の振動特性を考慮して、響板2
07から発せられた音の周波数特性がフラットになるよ
う補正するものである。なお、このデジタルフィルタは
FIR型に限られることなくIIR型であってもよい。
さらに、この後オーバーサンプリングデジタルフィルタ
リング処理を行うことにより量子化ノイズを低減するこ
とが可能である。このような処理を行った後にD/A変
換をし、さらにバタワース型のローパスフィルタ等によ
るフィルタリング処理を行う。このように、バタワース
型のローパスフィルタを用いることにより群遅延特性を
改善することが可能である。そして、この信号はネット
ワーク回路に入力され、低域周波数成分と高域周波数成
分とに分割される。
【0027】低域周波数成分は響板用イコライザ519
に入力される。響板用イコライザ519は、オーディオ
信号送出部513から出力された低域周波数成分の周波
数特性を補正するものである。響板207等は比較的に
高域周波数において共振しやすいため、低域周波数成分
を強めることにより自然なピアノ音を得るものである。
に入力される。響板用イコライザ519は、オーディオ
信号送出部513から出力された低域周波数成分の周波
数特性を補正するものである。響板207等は比較的に
高域周波数において共振しやすいため、低域周波数成分
を強めることにより自然なピアノ音を得るものである。
【0028】パワーアンプ520および高音用パワーア
ンプ518は電力増幅を行い、アクチュエータ250A
〜250Dを駆動するものである。アクチュエータ25
0Aは主に高音を再生するものであり、アクチュエータ
250B〜250Dは主に低音を再生するものである。
アクチュエータ250A〜250Dは響板207を振動
させ、リアルなピアノ音が発せられるものである。
ンプ518は電力増幅を行い、アクチュエータ250A
〜250Dを駆動するものである。アクチュエータ25
0Aは主に高音を再生するものであり、アクチュエータ
250B〜250Dは主に低音を再生するものである。
アクチュエータ250A〜250Dは響板207を振動
させ、リアルなピアノ音が発せられるものである。
【0029】また、本鍵盤楽器はFDC509により制
御されるFDD(フロッピーディスクドライバ)510
を備えている。FDD510はディスクに記録されたM
IDIデータを読み取るほか、MIDIデータをディス
クに記録するものである。MIDIデータは音程および
音量等を汎用性のあるデジタルデータによって表した国
際規格である。読み取られたMIDIデータはコントロ
ーラ506によりデコードされる。そして、コントロー
ラ506はキードライブユニット220およびペダルド
ライブユニット240を駆動するものである。このよう
にして、ディスクに記録されたMIDIデータに従い、
楽曲の自動演奏が可能となる。また、演奏者による本鍵
盤楽器の演奏をMIDIデータに変換し、このMIDI
データをディスクに記録することもできる。
御されるFDD(フロッピーディスクドライバ)510
を備えている。FDD510はディスクに記録されたM
IDIデータを読み取るほか、MIDIデータをディス
クに記録するものである。MIDIデータは音程および
音量等を汎用性のあるデジタルデータによって表した国
際規格である。読み取られたMIDIデータはコントロ
ーラ506によりデコードされる。そして、コントロー
ラ506はキードライブユニット220およびペダルド
ライブユニット240を駆動するものである。このよう
にして、ディスクに記録されたMIDIデータに従い、
楽曲の自動演奏が可能となる。また、演奏者による本鍵
盤楽器の演奏をMIDIデータに変換し、このMIDI
データをディスクに記録することもできる。
【0030】このようしにて構成された本鍵盤楽器の自
動演奏時における動作を図6のフローチャートを参照し
ながら説明する。
動演奏時における動作を図6のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0031】まず、演奏者がディスクをFDD510内
に挿入する。すると、FDD510はディスクに記録さ
れたMIDIデータを読み取り(ステップS601)、
コントローラ506はこのMIDIデータをデコードす
る(ステップS602)。そして、コントローラ506
はデコードされたMIDIデータに従い、キードライブ
ユニット220およびペダルドライブユニット240を
駆動する。
に挿入する。すると、FDD510はディスクに記録さ
れたMIDIデータを読み取り(ステップS601)、
コントローラ506はこのMIDIデータをデコードす
る(ステップS602)。そして、コントローラ506
はデコードされたMIDIデータに従い、キードライブ
ユニット220およびペダルドライブユニット240を
駆動する。
【0032】鍵201、ペダル230が駆動されると、
キーセンサ206、ハンマーセンサ205、ペダルセン
サ515よりコントローラ506の入出力部にセンサ信
号が入力される。例えばキードライブユニット220に
より打鍵された鍵について、打鍵された鍵の情報がキー
センサ206から、ハンマーの速度がハンマーセンサ2
05から出力される。
キーセンサ206、ハンマーセンサ205、ペダルセン
サ515よりコントローラ506の入出力部にセンサ信
号が入力される。例えばキードライブユニット220に
より打鍵された鍵について、打鍵された鍵の情報がキー
センサ206から、ハンマーの速度がハンマーセンサ2
05から出力される。
【0033】次に、ペダルドライブユニット240によ
りラウドペダルの操作が有ったか否かを判断する(ステ
ップS603)。操作(踏み込み)がない場合は、その
打鍵に対応する打弦音信号を打弦音ROM507から読
み込むか、または、弦スペクトル演算部512において
所定の演算を行う(ステップS604)。
りラウドペダルの操作が有ったか否かを判断する(ステ
ップS603)。操作(踏み込み)がない場合は、その
打鍵に対応する打弦音信号を打弦音ROM507から読
み込むか、または、弦スペクトル演算部512において
所定の演算を行う(ステップS604)。
【0034】そして、この打弦音信号についての出力時
期制御処理を行う(ステップS605)。例えばキー番
号、ハンマー速度、発音時期等の相互関係を定めたルッ
クアップテーブルにしたがって、検出したキー番号、ハ
ンマー速度に対応して適切な発音時期を算出し発音タイ
ミングを調整するものである。
期制御処理を行う(ステップS605)。例えばキー番
号、ハンマー速度、発音時期等の相互関係を定めたルッ
クアップテーブルにしたがって、検出したキー番号、ハ
ンマー速度に対応して適切な発音時期を算出し発音タイ
ミングを調整するものである。
【0035】さらに、このようにして算出した発音時期
に、各アクチュエータ250A〜250Dに上記打鍵音
信号(発音信号)を出力する(ステップS606)。こ
の結果、アクチュエータ250A〜250Dは響板20
7を振動させることによりアコースティックピアノの音
色を得るものである。
に、各アクチュエータ250A〜250Dに上記打鍵音
信号(発音信号)を出力する(ステップS606)。こ
の結果、アクチュエータ250A〜250Dは響板20
7を振動させることによりアコースティックピアノの音
色を得るものである。
【0036】このとき同時に、キードライブユニット2
20によりハンマー219は被打撃部材300を打撃す
る。被打撃部材300に張設された弦305からは非整
数次の高調波成分およびノイズ成分等の音が発せられ
る。すなわち、アクチュエータ250A〜250Dによ
る響板207の振動音のほか、非打撃部材300による
ノイズ成分等の音が本鍵盤楽器から発せられる。
20によりハンマー219は被打撃部材300を打撃す
る。被打撃部材300に張設された弦305からは非整
数次の高調波成分およびノイズ成分等の音が発せられ
る。すなわち、アクチュエータ250A〜250Dによ
る響板207の振動音のほか、非打撃部材300による
ノイズ成分等の音が本鍵盤楽器から発せられる。
【0037】したがって、アクチュエータ250A〜2
50Dによっては再現困難であったノイズ成分等が生成
される。このノイズ成分等はアコースティックピアノの
音色を醸し出すのに寄与するため、アコースティックピ
アノの音をリアルに再現することが可能となる。また、
被打撃部材300の振動は天板204等から本鍵盤楽器
全体に伝達し、鍵盤楽器全体が振動する。スピーカのよ
うな点音源から音が発せられるのではなく、アコーステ
ィックピアノのように鍵盤楽器全体から音が発せられる
ため、広がりのある音を得ることができる。また、鍵盤
201、アクション210の動作に伴って生じる作動音
が棚板202で共鳴して、所謂棚板音も発生する。
50Dによっては再現困難であったノイズ成分等が生成
される。このノイズ成分等はアコースティックピアノの
音色を醸し出すのに寄与するため、アコースティックピ
アノの音をリアルに再現することが可能となる。また、
被打撃部材300の振動は天板204等から本鍵盤楽器
全体に伝達し、鍵盤楽器全体が振動する。スピーカのよ
うな点音源から音が発せられるのではなく、アコーステ
ィックピアノのように鍵盤楽器全体から音が発せられる
ため、広がりのある音を得ることができる。また、鍵盤
201、アクション210の動作に伴って生じる作動音
が棚板202で共鳴して、所謂棚板音も発生する。
【0038】この後、演奏終了か否かを判断して(ステ
ップS607)、終了しない場合はステップS601に
戻り、MIDIデータを読み取る。センサ信号の入力に
より、ラウドペダルの操作が有った場合は(ステップS
603でYES)、さらにラウドペダルは踏み込まれて
いるか否かを判断する(ステップS608)。踏み込ま
れている場合には、上記と同様に当該打鍵に対応する打
鍵音信号の読込または弦スペクトルの演算処理により打
弦音信号を得る(ステップS609)。また、共鳴音信
号の共鳴音ROM508からの読み込み、または、共鳴
音演算部516において共鳴音信号の演算を行う(ステ
ップS610)。そして、信号出力時期の制御処理を行
い、打弦音信号の出力タイミング、共鳴音信号の出力タ
イミングを算出する(ステップS611)。そして、信
号出力処理(ステップS606)により所定タイミング
で打鍵音を、これから所定時間だけ遅れて共鳴音の発音
がなされるようにアクチュエータ250A〜250Dに
出力する。
ップS607)、終了しない場合はステップS601に
戻り、MIDIデータを読み取る。センサ信号の入力に
より、ラウドペダルの操作が有った場合は(ステップS
603でYES)、さらにラウドペダルは踏み込まれて
いるか否かを判断する(ステップS608)。踏み込ま
れている場合には、上記と同様に当該打鍵に対応する打
鍵音信号の読込または弦スペクトルの演算処理により打
弦音信号を得る(ステップS609)。また、共鳴音信
号の共鳴音ROM508からの読み込み、または、共鳴
音演算部516において共鳴音信号の演算を行う(ステ
ップS610)。そして、信号出力時期の制御処理を行
い、打弦音信号の出力タイミング、共鳴音信号の出力タ
イミングを算出する(ステップS611)。そして、信
号出力処理(ステップS606)により所定タイミング
で打鍵音を、これから所定時間だけ遅れて共鳴音の発音
がなされるようにアクチュエータ250A〜250Dに
出力する。
【0039】一方、上記ステップS608にてラウドペ
ダルが踏み込まれていない(ペダル解放)と判断される
と、減衰止音処理がなされ(ステップS612)、信号
が出力される。ラウドペダルの解放速度に対応して例え
ば既述した3種類の一斉接弦、傾斜接弦、きわめてゆっ
くりした止音のいずれかが選択されて止音を行うもので
ある。ここでの減衰は、算出した共鳴音信号について所
定の減衰時間補正処理により実現されるものである。
ダルが踏み込まれていない(ペダル解放)と判断される
と、減衰止音処理がなされ(ステップS612)、信号
が出力される。ラウドペダルの解放速度に対応して例え
ば既述した3種類の一斉接弦、傾斜接弦、きわめてゆっ
くりした止音のいずれかが選択されて止音を行うもので
ある。ここでの減衰は、算出した共鳴音信号について所
定の減衰時間補正処理により実現されるものである。
【0040】なお、MIDIデータに従い自動演奏を行
う場合において、キーセンサ206、ハンマーセンサ2
05、ペダルセンサ515からの出力信号を検出するこ
となく、直接MIDIデータに基づき発音しても差し支
えない。また、演奏者が本鍵盤楽器を演奏した結果をM
IDIデータとしてディスクに記録することも可能であ
る。
う場合において、キーセンサ206、ハンマーセンサ2
05、ペダルセンサ515からの出力信号を検出するこ
となく、直接MIDIデータに基づき発音しても差し支
えない。また、演奏者が本鍵盤楽器を演奏した結果をM
IDIデータとしてディスクに記録することも可能であ
る。
【0041】以上述べたように、本実施例に係る鍵盤楽
器によれば、ハンマーアクション等を備えながら従来の
ピアノの弦およびフレーム等を有しない鍵盤楽器におい
て、自動演奏機能を実現することができるものである。
また、従来の電子音源によっては再生困難であったアコ
ースティックピアノのノイズ成分等の音を被打撃部材3
00をハンマー219により打撃することにより生成す
ると共に、鍵盤201、アクション210の動作に伴っ
て所謂棚板音も発生している。このため、本鍵盤楽器に
よればアコースティックピアノの音色をリアルに再現す
ることが可能となる。
器によれば、ハンマーアクション等を備えながら従来の
ピアノの弦およびフレーム等を有しない鍵盤楽器におい
て、自動演奏機能を実現することができるものである。
また、従来の電子音源によっては再生困難であったアコ
ースティックピアノのノイズ成分等の音を被打撃部材3
00をハンマー219により打撃することにより生成す
ると共に、鍵盤201、アクション210の動作に伴っ
て所謂棚板音も発生している。このため、本鍵盤楽器に
よればアコースティックピアノの音色をリアルに再現す
ることが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、弦を有しないピアノにあっても自動演奏が可能とな
るとともに、従来の電子音源を備えた鍵盤楽器によって
は再生困難であったノイズ成分や打撃機構の動作の棚板
での共鳴に起因する所謂棚板音を生成することによりア
コースティックピアノの音をリアルに再現することが可
能となる。
ば、弦を有しないピアノにあっても自動演奏が可能とな
るとともに、従来の電子音源を備えた鍵盤楽器によって
は再生困難であったノイズ成分や打撃機構の動作の棚板
での共鳴に起因する所謂棚板音を生成することによりア
コースティックピアノの音をリアルに再現することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1に係る鍵盤楽器を例示する
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る鍵盤楽器の断面図で
ある。
ある。
【図3】 本発明の一実施例に係る被打撃部材の断面図
である。
である。
【図4】 本発明のその他の実施例に係る被打撃部材を
表す図である。
表す図である。
【図5】 本発明の一実施例に係る制御装置等を表すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】 本発明の一実施例に係る鍵盤楽器の動作を表
すフローチャートである。
すフローチャートである。
201 鍵(操作子)、207 響板、205 ハンマ
ーセンサ(操作子検出手段)、206 キーセンサ(操
作子検出手段)、230 ペダル(操作子)、300
被打撃部材、506 コントローラ(発音信号生成手
段)、507 打弦音ROM(音源記憶手段)、508
共鳴音ROM(音源記憶手段)、511打弦音演算部
(発音信号生成手段)、512 弦スペクトル演算部
(発音信号生成手段)、516 共鳴音演算部(発音信
号生成手段)、515 ペダルセンサ(操作子検出手
段)、513 オーディオ信号送出部(発音信号生成手
段)250A〜250D アクチュエータ(発音手
段)、510 FDD(演奏情報記憶手段)、220
キードライブユニット(操作子駆動手段)、240 ペ
ダルドライブユニット(操作子駆動手段)
ーセンサ(操作子検出手段)、206 キーセンサ(操
作子検出手段)、230 ペダル(操作子)、300
被打撃部材、506 コントローラ(発音信号生成手
段)、507 打弦音ROM(音源記憶手段)、508
共鳴音ROM(音源記憶手段)、511打弦音演算部
(発音信号生成手段)、512 弦スペクトル演算部
(発音信号生成手段)、516 共鳴音演算部(発音信
号生成手段)、515 ペダルセンサ(操作子検出手
段)、513 オーディオ信号送出部(発音信号生成手
段)250A〜250D アクチュエータ(発音手
段)、510 FDD(演奏情報記憶手段)、220
キードライブユニット(操作子駆動手段)、240 ペ
ダルドライブユニット(操作子駆動手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 鍵盤楽器の操作子の状態を検出する操作
子検出手段と、 所定の音を表す音源データを記憶する音源データ記憶手
段と、 操作子検出手段により検出された操作子の状態に基づき
音源データを処理選択することにより発音信号を生成す
る発音信号生成手段と、 発音信号に従い響板を振動させる発音手段と、 操作子に連動して被打撃部材を打撃し、打撃音を発する
打撃機構と、 演奏情報を記憶する演奏情報記憶手段と、 演奏情報記憶手段に記憶された演奏情報に従い上記操作
子を駆動する操作子駆動手段と、 を備えたことを特徴とする鍵盤楽器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14358192A JPH05313656A (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 鍵盤楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14358192A JPH05313656A (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 鍵盤楽器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05313656A true JPH05313656A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=15342069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14358192A Pending JPH05313656A (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 鍵盤楽器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05313656A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006524350A (ja) * | 2003-04-21 | 2006-10-26 | ヴィルヘルム シンメル ピアノフォルテファブリーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 響板への付加的振動エネルギー供給機能を備えた鍵盤楽器及び鍵盤楽器の音響効果制御方法 |
| JP2007065200A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Yamaha Corp | 楽器用励振装置 |
| US7368644B2 (en) | 2002-05-10 | 2008-05-06 | Yamaha Corporation | Top board structure for keyboard instrument |
| JP2008191691A (ja) * | 2008-05-08 | 2008-08-21 | Yamaha Corp | 電子鍵盤楽器 |
| JP2009020417A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 鍵盤楽器の被打撃体 |
| JP2009020455A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Yamaha Corp | 演奏支援装置及び楽器 |
| US7745719B2 (en) * | 2005-08-08 | 2010-06-29 | Yamaha Corporation | Electronic keyboard musical instrument |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP14358192A patent/JPH05313656A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7368644B2 (en) | 2002-05-10 | 2008-05-06 | Yamaha Corporation | Top board structure for keyboard instrument |
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| JP2008191691A (ja) * | 2008-05-08 | 2008-08-21 | Yamaha Corp | 電子鍵盤楽器 |
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