JPH0531903A - インクジエツトヘツド用基体、これを用いたインクジエツトヘツドおよび該インクジエツトヘツドを具備するインクジエツト装置 - Google Patents

インクジエツトヘツド用基体、これを用いたインクジエツトヘツドおよび該インクジエツトヘツドを具備するインクジエツト装置

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JPH0531903A
JPH0531903A JP3194033A JP19403391A JPH0531903A JP H0531903 A JPH0531903 A JP H0531903A JP 3194033 A JP3194033 A JP 3194033A JP 19403391 A JP19403391 A JP 19403391A JP H0531903 A JPH0531903 A JP H0531903A
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JP
Japan
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heating resistor
ink
inkjet head
ink jet
jet head
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JP3194033A
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English (en)
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Kenji Hasegawa
研二 長谷川
Atsushi Shiozaki
篤志 塩崎
Koichi Toma
弘一 當麻
Isao Kimura
勲 木村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビテーションの衝撃に対する耐性、キャ
ビテーションによるエロージョンに対する耐性、機械的
耐久性、化学的安定性、電気化学的安定性、抵抗安定
性、耐熱性、耐酸化性、耐溶解性および耐熱衝撃性のそ
れぞれについて優れ、かつ優れた熱伝導性を有する改善
されたインクジェットヘッドを提供すること。 【構成】 熱作用面上のインクに直接熱エネルギーを与
えてインクを吐出するために利用される前記熱エネルギ
ーを通電によって発生する発熱抵抗体を備えた電気熱変
換体をインクの通路に沿って有するインクジェットヘッ
ドにおいて、前記発熱抵抗体が、少なくともIr,Al
を下記の組成割合で含有する材料で構成されていること
を特徴とするインクジェットヘッド。 54原子%≦Ir≦95原子% 5原子%≦Al≦46原子%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビテーションの衝
撃に対する耐性、キャビテーションによるエロージョン
に対する耐性、化学的安定性、電気化学的安定性、耐酸
化性、耐溶解性、耐熱性、耐熱衝撃性、機械的耐久性等
に優れた電気熱変換体を具備するインクジェットヘッド
およびインクジェット装置に関する。このインクジェッ
トヘッドおよびインクジェット装置としては、熱作用面
上のインクに直接熱エネルギーを与えてインクを吐出す
るために利用される熱エネルギーを通電によって発生す
る発熱抵抗体を有する電気熱変換体を具備するものを代
表的な例として挙げることができる。そして、この電気
熱変換体は、消費電力が少なく、入力信号に対する応答
性に優れたものである。
【0002】
【従来の技術】特公昭61−059911号公報や特公
昭61−059914号公報等に記載されているインク
ジェット方式は、高速高密度で高精細高画質の記録が可
能で、且つカラー化、コンパクト化に適しており、近年
とみに注目を集めている。この方式を用いる装置の代表
例においては、記録用液体であるインクを熱エネルギー
を利用して吐出させるため、インクに熱を作用させる熱
作用部が存在する。即ち、インク路に対応して熱作用部
を有する発熱抵抗体を設け、この発熱抵抗体から発生し
た熱エネルギーを利用してインクを急激に加熱して発泡
させ、この発泡によってインクを吐出するものである。
【0003】この熱作用部は、対象物に熱を作用させる
という観点からすると、従来のいわゆるサーマルインク
ジェットヘッドの構成と一見類似している部分もある
が、熱作用部がインクに直接接する点や、熱作用部がイ
ンクの発泡と消泡との繰り返しによるキャビテーション
によって機械的衝撃や、場合によってはエロージョンに
さらされるという点、また熱作用が10-1〜10-6秒と
いうオーダーの極めて短い時間に1000℃近い温度の
上昇および下降にさらされるといった点などで、サーマ
ルインクジェットヘッドとはその根本技術が大きく異な
る。したがって、サーマルインクジェットヘッド技術を
バブルジェット技術にそのまま適用することができない
ことは言うまでもない。即ち、サーマルインクジェット
ヘッド技術とインクジェット技術とを同列に論じること
はできない。
【0004】ところで、インクジェットヘッドの熱作用
部については、それが前述したような厳しい環境にさら
されるため、発熱抵抗体上に保護膜として例えばSiO
2、SiC、Si34等からなる電気絶縁性層と、さら
にその上のTa等からなる耐キャビテーション層とを設
ける構造とし、使用環境から熱作用部を保護するのが一
般的である。このようなインクジェットヘッドに用いら
れる保護膜の構成材料としては、例えば特公昭59−4
3315号公報に記載されているキャビテーションによ
る衝撃やエロージョンに対して強い材料を挙げることが
できる。なお、サーマルインクジェットヘッドに一般的
に用いられるTa25等からなる耐摩耗層が、耐キャビ
テーション性に優れているとは必ずしも限らない。
【0005】これとは別に、インクジェットヘッドの熱
作用部に対しては、消費電力を低くし、入力信号に対す
る応答性を高めるために、発熱抵抗体で発生させる熱が
できるだけ効率よくかつ速やかにインクに作用すること
が望まれる。そのため、特開昭55−126462号公
報に記載されたものにおいては、前述した保護膜が設け
られた形態とは別に、発熱抵抗体が直にインクに接する
形態が提案されている。
【0006】この形態のインクジェットヘッドは、熱効
率の点では保護膜が設けられた形態に勝っているもの
の、発熱抵抗体がキャビテーションによる衝撃やエロー
ジョン、さらには温度の上昇および下降にさらされるだ
けでなく、発熱抵抗体に接する記録用液体が導電性を有
するために記録用液体中にも電流が流れ、その結果生じ
る電気化学反応にも発熱抵抗体がさらされることにな
る。このため、従来発熱抵抗体の材料として知られてい
るTa2N、RuO2を始めとする様々な金属、合金、金
属化合物、あるいはサーメットも、この形態のインクジ
ェットヘッドの発熱抵抗体に用いるには耐久性、安定性
において必ずしも充分でない。
【0007】前述のような保護膜が設けられた形態のイ
ンクジェットヘッドでは、耐久性や抵抗変化の点で実用
上採用できるものが提案されているが、いずれの場合に
あっても保護膜の形成時に生ずる欠陥の発生を完全に防
止することは非常に難しく、この点が量産時に歩留まり
を下げる大きな要因となる。そして、記録の高速化、高
密度化が一層求められ、それに対応してインクジェット
ヘッドの吐出口の数が増加する傾向にあることから、こ
のことは大きな問題となってきている。
【0008】また、上述の保護膜は発熱抵抗体から記録
用液体への熱伝達効率を下げるが、この熱伝達効率が悪
いと、必要となる全体の消費電力が増し、駆動時におけ
るインクジェットヘッドの温度変化が大きくなってしま
う。この温度変化は吐出口から吐出される滴の体積変化
につながり、画像での濃度変化の原因となる。また、記
録の高速化に対応するために、時間当たりの吐出回数を
増やすとそれに応じてインクジェットヘッドでの消費電
力が上昇すると、温度変化は大きくなり、この温度変化
が得られる画像にそれに応じた濃度変化をもたらすこと
になる。また、電気熱変換体の高密度化を伴う吐出口の
マルチ化を行なった場合でもインクジェットヘッドでの
消費電力は上昇し、それによる温度変化はやはり得られ
る画像を該温度変化に応じた濃度変化を伴うものにして
しまう。こうした得られる画像を濃度変化のあるものに
してしまう問題は、記録画像の高画質化に対する要求に
反するものであり、早期解決を要する問題である。
【0009】このような問題を解決するため、発熱抵抗
体とインクが直に接する、熱効率のよいインクジェット
ヘッドの提供が切望されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既に述
べたように、インクが直に発熱抵抗体に接する従来の形
態においては、発熱抵抗体がキャビテーションによる衝
撃やエロージョンさらには温度の上昇および下降にさら
されるだけでなく、電気化学反応にもさらされるので、
従来のTa2N、RuO2、HfB2等の発熱抵抗体の材
料では、機械的に破壊されたり、腐食、溶解されてしま
う等、耐久性に問題がある。
【0011】特公昭59−43315号公報に記載され
ているキャビテーションによる衝撃やエロージョンに対
して強い材料は、上記のような保護膜(耐キャビテーシ
ョン層)として用いる場合に初めてその効果が発揮され
るものである。ところが、この材料をインクに直に接す
る発熱抵抗体として用いる場合には、電気化学反応によ
って溶解あるいは腐食されてしまうことがあり、充分な
耐久性を得ることはできない。
【0012】また、高精細、高画質の記録にとって、吐
出の安定性は不可欠であり、そのためには、発熱抵抗体
の抵抗変化が小さいことが必要であり、実用的には5%
以下であることが望ましい。特開昭59−96971号
公報に記載のあるTaやTa−Al合金は、インクジェ
ットヘッドのインクに直に接する発熱抵抗体として用い
る場合に、抵抗体が破断しないという点での耐久性、即
ち耐キャビテーション性においては比較的優れている。
しかしながら、発泡を繰り返す間の抵抗変化という点に
おいては、例えばTaやTa−Al合金ではさほど小さ
くなく満足のゆくものではない。さらに、TaやTa−
Al合金では、抵抗体が破断する印加パルス電圧(Vbr
eak)と発泡しきい値電圧(Vth)との比Mがさほど大
きくなくて耐熱性がさほど高くなく、駆動電圧(Vop)
の僅かな増加により抵抗体の寿命が大きく低下してしま
うことがあるという問題があった。即ち、TaやTa−
Al合金は電気化学反応に対する耐性が必ずしも充分で
はなく、そのためにインクジェットヘッドのインクと直
に接する発熱抵抗体の材料として用いた場合には、多数
の印加パルスにより発泡が繰り返されると、発熱抵抗体
の電気抵抗が大きく変化し、それにより発泡の状態もま
た変化してしまうという問題や、耐熱性がさほど大きく
ないため、Vopのわずかな変化が抵抗体の寿命を大きく
左右することがあるといった問題がある。
【0013】このように、従来既知の材料で記録用液体
(即ち、インク)に直に接する発熱抵抗体を形成して
も、キャビテーションの衝撃に対する耐性、キャビテー
ションによるエロージョンに対する耐性、機械的耐久
性、化学的安定性、電気化学的安定性、抵抗安定性、耐
熱性、耐酸化性、耐溶解性および耐熱衝撃性の全てを満
足できるインクジェットヘッドまたはインクジェット装
置を得ることはなかなかできない。
【0014】特に、発熱抵抗体がインクと直に接するよ
うに設けられた構造を有し、熱伝導効率が高く、信号応
答性にすぐれ、且つ充分な耐久性と吐出安定性とを有す
るインクジェットヘッドおよびインクジェット装置を得
ることはなかなかできない。本発明の主たる目的は、イ
ンクが直に発熱抵抗体に接触する形態の従来のインクジ
ェットヘッドにおける上述の問題を解決し、改善された
インクジェットヘッドおよび該インクジェットヘッドを
有するインクジェット装置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、キャビテーションの
衝撃に対する耐性、キャビテーションによるエロージョ
ンに対する耐性、機械的耐久性、化学的安定性、電気化
学的安定性、抵抗安定性、耐熱性、耐酸化性、耐溶解性
および耐熱衝撃性のそれぞれについて優れ、かつ優れた
熱伝導性を有する改善されたインクジェットヘッドを提
供することにある。
【0016】本発明の更なる目的は、発熱抵抗体が記録
用液体(即ち、インク)と直に接触するようにした構造
を有し、長時間の繰り返し使用にあっても常時安定して
オンデマンド(on demand)での信号に即応答
して熱エネルギーを効率よく前記記録用液体に伝達して
インク吐出を行い、優れた記録画像をもたらす改善され
たインクジェットヘッドを提供することである。
【0017】本発明のさらに他の目的は、発熱抵抗体が
記録用液体と直に接触するようにした構造を有し、該発
熱抵抗体による消費電力を低く押さえ、インクジェット
ヘッドの温度変化を極めて小さくし、長時間の繰り返し
使用にあっても常時安定してインク吐出を行い、得られ
る画像をインクジェットヘッドの温度変化による濃度変
化のないものにする改善されたインクジェットヘッドを
提供することにある。本発明の別の目的は、上述のイン
クジェットヘッドを有するインクジェット装置を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
ヘッド用基体は、熱作用面上のインクに直接熱エネルギ
ーを与えてインクを吐出するために利用される前記熱エ
ネルギーを通電によって発生する発熱抵抗体を備えた電
気熱変換体を有するインクジェットヘッド用基体におい
て、 前記発熱抵抗体が、少なくともIr,Alを下記
の組成割合で含有する材料で構成されている。
【0019】54原子%≦Ir≦95原子% 5原子%≦Al≦46原子% また、本発明のインクジェットヘッドおよびインクジェ
ット装置は、上記のインクジェットヘッド用基体を用い
て構成されている。
【0020】
【作用】本発明者らは、インクが直に発熱抵抗体に接触
する形態の従来のインクジェットヘッドにおける上述の
問題点を解決して上記目的を達成すべく鋭意研究した結
果、該インクジェットヘッドの発熱抵抗体をイリジュウ
ム(Ir)およびアルミニウム(Al)の2元素を特定
の組成割合で含有する非単結晶質物質により構成するこ
とにより、上記目的を達成するインクジェットヘッドが
得られる知見を得、該知見に基づいて本発明を完成する
に至った。
【0021】前記非単結晶質物質は、イリジュウム(I
r)とアルミニウム(Al)との2元素をそれぞれ54
乃至95原子%および5乃至46原子%の組成割合で含
有する多結晶質(ポリクリスタル)物質である。
【0022】本発明者らは、耐熱性および耐酸化性に富
み、かつ化学的に安定である物質の観点でイリジュウム
(Ir)を選択し、機械的強度を有し、耐溶剤溶解性に
富む酸化物をもたらす物質の観点でアルミニウム(A
l)を選択し、これらの2元素を所定の組成で含有する
非単結晶質物質サンプルをスパッタリング法により複数
個作成した。
【0023】それぞれのサンプルは、図6に示すスパッ
タリング装置(商品名:スパッタリング装置CFS−8
EP、株式会社徳田製作所製)を使用し、単結晶Si基
板および表面に2.5μmの熱酸化SiO2膜を形成し
たSi単結晶基板上に成膜することにより作製した。
【0024】成膜室601内には、成膜処理が施される
基板603を保持するための基板ホルダが設けられてい
る。基板ホルダ602には基板603を加熱するための
ヒータ(図示せず)が内蔵されている。基板ホルダ60
2は系外に設置された駆動モータ(図示せず)から延び
る回転シャフト608により支持されるもので、上下移
動でき、かつ回転できるように設計されている。成膜室
601内の基板603に対向する位置には、成膜用ター
ゲットを保持するためのターゲットホルダ605が設置
されている。ターゲットホルダ605の表面に置かれる
Alターゲット606は99.9重量%以上の純度のA
l板からなるものであり、Alターゲット606上に配
置される2個のIrターゲット607は99.9重量%
以上の純度のIrシートからなるものである。Irター
ゲット607は、2個図示されているように、それぞれ
所定の面積のものがAlターゲット606の表面積に応
じて所定の間隔で1個以上配置される。Irターゲット
607の個々の面積および配置は、希望するIrおよび
Alを所定の組成割合で含有する膜が2種類のターゲッ
トの面積比の関係を如何にしたら得られるかを予め見極
め、検量線を作製し、該検量線に基づいて行うようにす
る。
【0025】なお、組成割合を一定ちし、より安定な成
膜を行う場合にはAlターゲット606に、Irターゲ
ット607の形状の凹部を切削加工にて形成し、該凹部
にIrターゲット607電気溶接等で固定してもよい。
このようにすればIrターゲット607の位置がずれる
こともなく、複数回のスパッタでも再現性よく膜作製す
ることが可能となる。このときのAlターゲット606
の切削加工も容易である。
【0026】ターゲットホルダ605の側面を覆う防護
壁618は、Alターゲット606とIrターゲット6
07が側面からプラズマによりスパッタされないように
それらの周囲を覆うように設けられている。
【0027】RF電源615は、マッチングボックス6
14および導線616を介して成膜室601の周囲壁に
電気的に接続され、また、マッチングボックス614お
よび導線617を介してターゲットホルダ605に電気
的に接続されている。
【0028】ターゲットホルダ605には、成膜中にA
lターゲット606およびIrターゲット607が所定
の温度に保持されるように冷却水を内部循環させる機構
(図示せず)が設けられている。成膜室601には、該
成膜室601の内部を排気するための排気管610が設
けられており、該排気管610は排気バルブ611を介
して真空ポンプ(図示せず)に連通している。ガス供給
管612は、成膜室601内にアルゴンガス(Arガ
ス)、ネオンガス(Neガス)等のスパッタリング用ガ
スを導入するためのもので、これらのスパッタリング用
ガスの流量は、ガス供給管612に設けられた流量調節
バルブ613で調節される。絶縁碍子609は、ターゲ
ットホルダ605を成膜室601から電気的に絶縁する
ためにターゲットホルダ605と成膜室601の底壁と
の間に設けられている。真空計619は、成膜室601
の内圧を検知するために設けられたもので、スパッタ条
件の設定は該真空計619の検出圧力を用いて行われ
る。
【0029】シャッター板604は、ターゲットホルダ
605の上部の位置で基板603とAlターゲット60
6およびIrターゲット607の間の空間を遮断するよ
うに水平に移動するように設けられている。該シャッタ
ー板604は、次のように使用される。成膜開始前に、
Alターゲット606とIrターゲット607を保持す
るターゲットホルダ605の上部に移動させ、ガス供給
管612を介してアルゴン(Ar)ガス等の不活性ガス
を成膜室601内に導入し、RF電源615よりRF電
力を印加して該不活性ガスをプラズマ化し、生成したプ
ラズマによりAlターゲット606とIrターゲット6
07をスパッタして各ターゲットの表面の不純物をそれ
ぞれ除去する。その後、シャッター板604を、成膜を
害しない位置(図示せず)に移動させる。
【0030】図6に図示の装置は、上述したようにター
ゲットホルダが1つ設けられた形態のものであるが、複
数のターゲットを設けることもできる。その場合、それ
らのターゲットホルダを成膜室601内の基板603と
対向する位置に同心円上に等間隔で配列する。そして、
それぞれのターゲットホルダには、個々に独立したRF
電源をマッチングボックスを介して電気的に接続させ
る。このような場合、2種のターゲット、即ち、Irタ
ーゲットおよびAlターゲットを使用することから、2
個のターゲットホルダを上述したように成膜室601内
に配列し、それぞれのターゲットホルダ上にそれぞれの
ターゲットを個々に設置する。この場合、個々のターゲ
ットについて所定のRF電力を独立に印加できるので、
成膜する膜構成元素の組成割合を変化させてIrおよび
Alの元素の1つまたはそれ以上が膜厚方向に変化した
膜を形成することができる。
【0031】上述の図6に示した装置を使用した各サン
プルの作製は、その都度Alターゲット606上へのI
rターゲット607の配置を得ようとする所定のIrお
よびAlの組成割合の非単結晶質物質(膜)についての
予め用意した検量線に基づいて行った以外は下記の成膜
条件で行った。
【0032】基板ホルダ602上に配置した基板:4in
chφサイズのSi単結晶基板(ワッカー社製)(1枚)
および2.5μm厚のSiO2膜を表面に形成した4inc
hφサイズのSi単結晶基板(ワッカー社製) 基板設定温度:50℃ ベースプレッシャー:2.6×10-4Pa以下 高周波(PF)電力:1000W スパッタリング用ガスおよびガス圧:アルゴンガス、
0.4Pa 成膜時間:12分 以上のようにして得られた各サンプルのうち、SiO2
膜基板に成膜したものの一部の試料について株式会社島
津製作所製のEPM−810を使用してエレクトロン
プローブ マイクロアナリシスを行って組成分析し、次
いでSi単結晶基板に成膜したサンプルにつきマック
サイエンス社製のX線回折計(商品名:MXP3)によ
り結晶性を観察した。得られた結果を第1表にまとめて
示した。第1表中、サンプルが多結晶質物質である場合
をCで示し、サンプルが多結晶質物質と非晶質(アモル
ファス)物質である場合をMで示し、サンプルがアモル
ファス物質である場合をAで示した。
【0033】ついで、各サンプルについてSiO2膜基
板に成膜した別の一部を使用して、電気化学的反応に対
する耐性および機械的衝撃に対する耐性を観察するため
の所謂池テストを行い、さらにSiO2膜基板に成膜し
た残りを使用して空気中での耐熱性および耐衝撃性を観
察するためのステップストレステスト(SST)を行っ
た。前記池テストは、浸漬用液体として、水70重量部
とジエチレングリコール30重量部とからなる溶液に酢
酸ナトリウム0.15wt%を溶解せしめた液体を使用し
た以外は後述する「低導伝率インク中での発泡耐久テス
ト」と同様の手法により行った。前記池テストの結果と
前記SSTの結果とを総合して検討したところ、好まし
いサンプルは、多結晶質物質であり、IrおよびAlの
組成割合は、Irが54乃至95原子%、Alが5乃至
46原子%であることが判った。以上の結果から、本発
明者らは、下記の組成割合でIrおよびAlを必須成分
として含有する非単結晶Ir−Al物質がインクジェッ
トヘッドの発熱抵抗体への使用適正を有することを見極
めた。
【0034】54原子%≦Ir≦95原子% 5原子%≦Al≦46原子% さらに、本発明者らはこの非単結晶Ir−Al物質を用
いて発熱抵抗体を構成し、インクジェットヘッドを作製
したところ、下述する事実が判明した。
【0035】即ち、上記非単結晶Ir−Al物質を用い
れば、キャビテーションの衝撃に対する耐性、キャビテ
ーションによるエロージョンに対する耐性、電気化学的
および化学的な安定性や耐熱性においても優れた発熱抵
抗体を有するインクジェットヘッドを得ることができ
る。特に、発熱抵抗体の熱発生部がインク路中のインク
と直に接する構成のインクジェットヘッドを得ることが
できる。この構成のインクジェットヘッドでは、発熱抵
抗体の熱発生部から発生した熱エネルギーをインクに直
接作用させることができるのでインクへの熱伝導効率が
良い。故に、発熱抵抗体による消費電力を低く押さえる
ことができ、インクジェットヘッドの昇温(インクジェ
ットヘッドの温度変化)を格段に小さくすることができ
るので、インクジェットヘッドの温度変化による画像濃
度変化の発生を避けることができる。また、発熱抵抗体
に印加される吐出信号に対して一層良好な応答性を得る
ことができる。
【0036】さらに、本発明に係る発熱抵抗体では、所
望の比抵抗値を制御性よく、一つのインクジェットヘッ
ドの中での抵抗値のばらつきが極めて少ないように得る
ことができる。したがって、従来に比して格段に安定し
たインク吐出を行うことができ、また耐久性にも優れた
インクジェットを得ることができる。
【0037】以上のような良好な諸特性を有するインク
ジェットヘッドは、吐出口のマルチ化に伴う記録の高速
化や高画質化に非常に適したものとなる。
【0038】よって、本発明の一つの態様は、熱作用面
上のインクに直接熱エネルギーを与えてインクを吐出す
るために利用される前記熱エネルギーを通電によって発
生する発熱抵抗体を有する電気熱変換体を具備するイン
クジェットヘッドにおいて、前記発熱抵抗体を、実質的
にIrおよびAlで構成し、前記IrおよびAlを下記
の組成割合で含有する非単結晶質物質で構成したことを
特徴とするインクジェットヘッドを提供する。
【0039】24原子%≦Ir≦68原子% 32原子%≦Al≦76原子% 本発明において、上記の特定の非単結晶Ir−Al物質
でインクジェットヘッドの発熱抵抗体を構成する場合、
上述した各種の顕著な効果が得られる理由はいまだ明ら
かではないが、理由の一つとして、耐熱性、耐酸化性、
化学的安定性に優れるIrが反応を防止し、Alが機械
的強度を付与すると共に安定な酸化物を生成して耐溶解
性をもたらしていることが想像される。
【0040】この様に、IrおよびAlを前述した特定
の組成割合で含有する非単結晶質物質は、これら二つの
元素が有機的に作用し合うことで、いかなる種類のイン
クに対しても、長期間にわたり直接接触することが可能
な発熱抵抗体として使用することができるものである。
【0041】本発明者らは、上述した特定の非単結晶I
r−Al物質以外の非単結晶Ir−Al物質を使用して
インクジェットヘッドの発熱抵抗体を構成する場合、下
述するような問題があることを実験を介して確認した。
【0042】即ち、キャビテーションの衝撃に対する耐
性、キャビテーションによるエロージョンに対する耐
性、電気化学的安定性、化学的安定性、耐熱性、密着
性、内部応力等が適正でなくなり、インクジェットヘッ
ドの発熱抵抗体、特にインクに直に接するタイプの発熱
抵抗体として用いた場合に充分な耐久性が得られない。
例えば、Irが多過ぎるときには膜の剥離が発生するこ
とがあり、反対にAlが多過ぎるときには抵抗変化が激
しくなることがある。
【0043】本発明における発熱抵抗体の層の厚さは、
適切な熱エネルギーが効果的に発生されるよう適宜決め
られるが、耐久性や生産特性等の点から、好ましくは3
00Å〜1μm、より好ましくは1000Å〜5000
Åである。
【0044】また、本発明に係る発熱抵抗体は、その表
層部分、特にはインクに接する表層部分が前述した組成
になっていればよく、必ずしも発熱抵抗体の全体にわた
って組成が一様である必要はない。例えば、発熱抵抗体
が複数の層からなっていても、また組成に層厚方向の分
布があっても、前述した条件が満たされている限り、本
発明の効果を得ることができる上、特に支持体との密着
性において一層優れたものを得ることができる。
【0045】さらに、一般的に層の表面や内部は大気に
触れたり、あるいは作製の工程の中で酸化されたりガス
を取り込んだりすることがあるが、本発明に係る材料に
おいては、このような表面や内部のわずかな酸化やAr
の取込みによってその効果が低下するものではない。こ
のような不純物としては、例えばAr、Oを始めとして
C、N、Si、B、Na、ClおよびFeから選択され
る少なくとも一つの元素を挙げることができる。
【0046】加えて、本発明に係る発熱抵抗体は、例え
ば夫々の材料を同時または交互に堆積するDCスパッタ
法、RFスパッタ法、イオンビームスパッタ法、真空蒸
着法、あるいはCVD法等によって形成することができ
る。
【0047】
【実施例】次に、前述した組成を有する合金材料を発熱
抵抗体として用いた、熱効率、信号応答性等に優れた本
発明に係るインクジェットヘッドの実施例について図面
を用いて説明する。
【0048】図1(a)はインクジェットヘッドの第1
の実施例の吐出口側から見た模式的正面図、図1(b)
は図1(a)中のX−Y断面図である。
【0049】この例のインクジェットヘッドは、基板1
01の表面上に下部層102を設けてなる支持体上に、
所定の形状を有する発熱抵抗体層103と電極104,
105とを有する電気熱変換体を形成し、さらに該電気
熱変換体の少なくとも電極104,105を覆う保護層
106を積層し、さらにその上に吐出口108に連通す
る液路111を設けるための凹部が形成された溝付板1
07を接合した基本的構成を有する。
【0050】この例における電気熱変換体は、発熱抵抗
体層103と該熱抵抗体層103に接続された電極10
4,105と必要に応じて設けられる保護層106とを
有するものである。また、インクジェットヘッド用基体
は、基板101と下部層102とを有する支持体と電気
熱変換体と保護層106とを有するものである。この例
のインクジェットヘッドの場合、インクに直接熱を伝え
る熱作用面109は、発熱抵抗体層103の、電極10
4,105にはさまれた部分(熱発生部)がインクと接
する面とほぼ同等であり、前記熱発生部の保護膜106
で覆われてない部分に相当する。
【0051】下部層102は、必要に応じて設けられ、
基板101側へ逃げる熱の量を調節し熱発生部で発生す
る熱を効率よくインクへ伝える機能を有する。
【0052】電極104,105は熱発生部から発熱さ
せるために、発熱抵抗体層103に通電するための電極
であり、この例では電極104が各熱発生部に対する共
通電極、電極105は各熱発生部に個別に通電するため
の選択電極である。
【0053】保護層106は、電極104,105がイ
ンクに接して化学的に侵されたり、電極間がインクを通
して短絡することを防止するために必要に応じて設けら
れるものである。
【0054】図2(a)は、発熱抵抗体層103および
電極104,105が設けられた段階でのインクジェッ
トヘッド用基体の模式的平面図である。また、図2
(b)は、それらの層の上に保護層106が設けられた
段階のインクジェットヘッド用基体の模式的平面図であ
る。
【0055】このインクジェットヘッドにおいては、発
熱抵抗体層103に上記組成の合金材料が用いられてい
るので、インクと熱作用面109とが直接接触する構成
を有しているにもかかわらず、良好な耐久性を有する。
このように、熱エネルギー源である発熱抵抗体の熱発生
部がインクと直に接する構成とすれば、熱発生部で発生
した熱を直接インクに伝えることができ、保護層等を介
して熱をインクに伝える構成のものに較べて、極めて効
率良い熱伝達を行うことができる。
【0056】その結果、発熱抵抗体での消費電力を低く
押さえることができ、インクジェットヘッドの昇温の程
度も小さくすることができる。また、電気熱変換体への
入力信号(吐出指令信号)に対しての応答性が向上し、
吐出に必要な発泡状態を安定して得ることができる。
【0057】本発明に係る合金材料を用いて形成される
発熱抵抗体を有する電気熱変換体の構成としては、図1
および図2に示した第1の実施例に限定されるものでは
なく、種々の態様を取り得る。
【0058】図3はインクジェットヘッドの第2の実施
例の要部構成を示す模式的断面図である。
【0059】本実施例は、基板301の表面上に下部層
302を設けてなる支持体上に、所定の形状を有する発
熱抵抗体層103と電極104,105とを有する電気
熱変換体を形成したものである。本実施例のインクジェ
ットヘッド用基体では、電極304,305のそれぞれ
を、前記組成の合金材料の発熱抵抗体層303によって
覆うことにより、電極の保護層を省いたものである。
【0060】また、図1(a)および図1(b)に示し
た第1の実施例においては、熱作用面109上へインク
が供給される方向と、熱発生部から発生した熱エネルギ
ーを利用して吐出口108からインクが吐出する方向と
がほぼ同一なものとしたが、インクジェットヘッドの吐
出口および液路の構成はこれに限定されるものではな
く、これらの方向が異なるものであってもよい。
【0061】図4はインクジェットヘッドの第3の実施
例の要部構成を示す模式的断面図である。
【0062】本実施例は、図4(a)の平面図および図
4(a)のA−B線断面図である図4(b)に示すよう
に、インクジェットヘッドの吐出口および液路の二つの
方向がほぼ直角を形成する構成等も可能である。図4に
おいて、吐出口プレート410は、吐出口が設けられた
適当な厚さの板であり、支持部材412はこの吐出口プ
レート410を支持するものである。この他の構成は図
1および図2に示した第1の実施例と同様であるため、
図1および図2と同じ番号を付して説明は省略する。
【0063】本発明のインクジェットヘッドは、吐出
口、液路および熱発生部を有するインク吐出構造単位が
図1、図3に示されるように複数配置されていてよいも
のであるが、特に前述した理由から、このインク吐出単
位を例えば8本/mm以上、さらには12本/mm以上とい
ったように高密度に配置する場合に、本発明は特に有効
である。このインク吐出構造単位を複数有するものの一
例として、例えば被記録部材の印字領域の全幅にわたっ
てインク吐出構造単位が配列されている構成を有するい
わゆるフルラインタイプのインクジェットヘッドを挙げ
ることができる。このような、吐出口が被記録部材の記
録領域の幅に対応して複数設けられた形態のいわゆるフ
ルラインインクジェットヘッドの場合、言い換えれば吐
出口が1000以上あるいは2000以上配設されたイ
ンクジェットヘッドの場合、一つのインクジェットヘッ
ドの中での発熱部毎の抵抗値のばらつきが、吐出口から
吐出される滴の体積の均一性に影響をおよぼし、それが
画像の濃度不均一の原因となることがある。しかし、本
発明に係る発熱抵抗体では、所望の比抵抗値を制御性よ
く、一つのインクジェットヘッドの中での抵抗値のばら
つきが極めて少ないように得ることができるので、前述
した問題を格段に良好な状態をもって解消することがで
きる。
【0064】このように、本発明に係る発熱抵抗体は、
記録の高速化(例えば30cm/sec以上、さらには60cm
/sec以上の印字速度)、高密度化が一層求められ、それ
に対応してインクジェットヘッドの吐出口の数が増加す
る傾向の中、ますます大きな意味をもつものである。
【0065】さらに、米国特許第4,429,321号
明細書に開示されているような、機能素子がインクジェ
ットヘッド基体の表面内部に構造的に設けられている形
態のインクジェットヘッドにおいては、インクジェット
ヘッド全体の電気回路を設計通りに正確に形成して、機
能素子の機能が正常な状態に保たれやすくすることが重
要な点の一つであるが、本発明に係る発熱抵抗体はこの
意味でも極めて有効である。なぜならば、前述したよう
に、本発明に係る発熱抵抗体では、所望の比抵抗を制御
性よく、一つのインクジェットヘッドの中での抵抗値の
ばらつきが極めて少ないように得ることができるので、
インクジェットヘッド全体の電気回路を設計通り正確に
形成することができるからである。
【0066】加えて、熱作用面に供給されるインクを貯
留するインクタンクを一体的に具備するディスポーザブ
ルカートリッジタイプのインクジェットヘッドに対して
も、本発明に係る発熱抵抗体は極めて有効である。なぜ
ならば、この形態のインクジェットヘッドには該インク
ジェットヘッドが装着されるインクジェット装置全体の
ランニングコストが低いことが要求されるが、前述した
ように、本発明に係る発熱抵抗体は、インクに直接接す
る構成とすることができるので、インクへの熱伝達効率
を良好なものとすることができ、故に装置全体での消費
電力を小さくできて前記の要求に沿うことが容易にでき
るからである。
【0067】ところで、本発明のインクジェットヘッド
は、発熱抵抗体上に保護層が設けられた形態とすること
も可能である。その場合には、インクへの熱伝導効率は
多少犠牲になるものの、電気熱変換体の耐久性や電気化
学反応による発熱抵抗体の抵抗変化といった点では一層
優れたインクジェットヘッドを得ることができる。この
ような観点から、保護層を設ける場合には、その全体の
層厚を1000Å〜5μmの範囲に収めるのが好まし
い。保護層として具体的には、発熱抵抗体の上に設けら
れたSiO2、SiN等からなるSi含有絶縁層と、そ
の層の上に熱作用面を形成するように設けられたAl層
とを有するものが好ましい例として挙げられる。
【0068】また、インクを吐出するために利用される
熱エネルギーの発生のためのみに限らず、必要に応じて
設けられるインクジェットヘッド内の所望の部分の加熱
用のヒーターとして利用してもよく、そのようなヒータ
ーがインクと直接接する場合に特に好適に用いられる。
【0069】以上述べた構成のインクジェットヘッドを
装置本体に装着して装置本体からインクジェットヘッド
に信号を付与することにより、高速記録、高画質記録を
行うことができるインクジェット記録装置を得ることが
できる。
【0070】図5は本発明が適用されるインクジェット
記録装置IJRAの一例を示す概観斜視図で、駆動モー
タ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア501
1,5009を介して回転するリードスクリュー500
5の螺旋溝5004に対して係合するキャリッジHCは
ピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往復移動され
る。5002は紙押え板であり、キャリッジ移動方向に
わたって紙をプラテン5000に対して押圧する。50
07,5008はフォトカプラでキャリッジのレバー5
006のこの域での存在を確認してモータ5013の回
転方向切換等を行うためのホームポジション検知手段で
ある。5016はインクタンクが一体的に設けられたカ
ートリッジタイプの記録インクジェットヘッドIJCの
全面をキャップするキャップ部材5022を支持する部
材で、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で
キャップ内開口5023を介して記録インクジェットヘ
ッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレー
ドで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能に
する部材であり、本体支持板5018にこれらは支持さ
れている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニ
ングブレードが本例に適用できることはいうまでもな
い。また、5012は、吸引回復の吸引を開始するため
のレバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動
に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切
換え等の公知の伝達手段で移動制御される。インクジェ
ットヘッドIJCに設けられた電気熱変換体に信号を付
与したり、前述した各機構の駆動制御を司ったりするC
PUは、装置本体側に設けられている(不図示)。
【0071】なお、本発明のインクジェットヘッドおよ
びインクジェット装置において、前述の発熱抵抗体以外
の部分は、公知の材料および方法を用いて形成すること
ができる。
【0072】以下、具体的実施例により本発明をさらに
詳細に説明する。
【0073】(実施例1)一枚のSi単結晶基板(ワッ
カー社製)と2.5μm厚のSiO2膜を表面に形成し
た一枚のSi単結晶基板(ワッカー社製)を、スパッタ
リングの際のスパッタリング用基板603として、図6
に示した上述の高周波スパッタリング装置の成膜室60
1内の基板ホルダ602上にセットし、99.9重量%
以上の高純度な原材料であるAlターゲット606上
に、同程度の純度のIrシートである2個のIrターゲ
ット607を置いた複合ターゲットを用いて、以下の条
件での共スパッタリングを行い約2000Åの厚さの合
金層を形成した。
【0074】共スパッタリング条件 ターゲット面積比 Al:Ir=37:63 ターゲット面積 5inch(127mm)φ 高周波電力 1000W 基板設定温度 50℃ 成膜時間 12分 ベースプレッシャー 2.6×10-4Pa以下 スパッタガス圧 0.4Pa(アルゴン) さらに、SiO2膜付基板上に成膜したものについて
は、続けてAlだけのターゲットに切り替え、上記合金
層の上に電極104,105(図1参照)となるAl層
を常法にしたがってスパッタリングにより6000Åの
層厚に形成し、スパッタリングを終了した。
【0075】この後、フォトリソグラフィ技術によりフ
ォトレジストを所定のパターンに2度形成し、1度はA
l層のウェットエッチング、2度目は発熱抵抗層をイオ
ンミリングにてドライエッチングし、図1(b)および
図2(a)で図示された形状の発熱抵抗体103と電極
104,105を形成した。熱発生部の寸法は30μm
×170μm、熱発生部のピッチは125μm、24個
の熱発生部を一列に並べたものを一つの群とし、この群
を前記SiO2膜基板上に複数形成した。
【0076】次に、スパッタリングによりSiO2膜を
この上に形成し、その後、このSiO2膜をフォトリソ
グラフィ技術とリアクティブイオンエッチングを用い
て、熱発生部の両側10μmずつと電極を被うようにパ
ターニングし、保護層106を作製した。熱発生部10
9の寸法は30μm×150μmである。
【0077】このような状態の作製物に対して前記群毎
に切り出し加工を施してインクジェットヘッド用基体を
多数作製し、その一部に後述の評価試験を行った。
【0078】また別の一部に、図1(a)および図1
(b)に示す吐出口108および液路111を形成する
ため、ガラス製の溝付板107を接合し、インクジェッ
トヘッドを得た。
【0079】得られたこれらのインクジェットヘッドを
公知の構成の記録装置に装着して、記録操作を行ったと
ころ、吐出安定性がよく、信号応答性の良い記録が行
え、高品位な画像を得ることができた。また、この装置
における使用耐久性も良好であった。
【0080】(1)膜組成の測定 保護膜の無い熱作用部に、前述した測定装置を用いて以
下の条件でEPMA(エレクトロンプローブマイクロア
ナリシス)を行い、材料の組成を明らかにした。
【0081】 加速電圧 15kV プローブ径 10μm プローブ電流 10nA ただし、定量分析は原材料としてのターゲット構成主要
元素のみに対して行い、スパッタリングで膜中に一般的
に取りこまれているアルゴンや表面に付着していると思
われる炭素や酸素については行っていない。また、その
他の不純物元素はいずれのサンプルも、定量分析と定性
分析の併用で、分析装置の検出誤差(約0.2重量%)
以下であることを確認した。
【0082】(2)膜厚の測定 触針式表面形状測定器(TENCOR INSTRUM
ENTS製のalpha−step200)による段差
測定によって行った。
【0083】(3)結晶性の測定 Si単結晶基板上に成膜したサンプルについて、前述し
た測定装置を用いてX線回析パターンを測定し、結晶に
よる鋭いピークの現れているものを結晶質(C)、鋭い
ピークが見られずアモルファス状態と思われるもの
(A)、両方が混在していると思われるもの(M)の3
種類に分類した。
【0084】(4)比抵抗の測定 4探針抵抗計(有限会社 共和理研製のK−705R
L)にて測定したシート抵抗値と膜厚から計算した。
【0085】(5)密度の測定 成膜前後の基板の重量変化をINABA SEISAK
USHO LTD製のウルトラマイクロ天秤にて測定
し、その値と膜の面積、膜厚から計算した。
【0086】(6)内部応力の測定 2枚の細長いガラス基板について、成膜前後に反りを測
定し、その変化量と、ガラス基板の長さ、厚さ、ヤング
率、ポアソン比、および膜厚から計算によって求めた。
【0087】(7)低導電率インク中での発泡テスト 先に得た吐出口および液路を形成していない段階のデバ
イス(インクジェットヘッド用基体)の保護層106を
設けた部分を、下記の低導電率インク(クリアインク)
中に浸漬し、外部電源から電極104,105に幅7μ
sec、周波数5kHzの矩形電圧を除々に電圧を高めな
がら印加し、発泡閾値電圧(Vth)を求めた。
【0088】インク組成 水 70重量部 ジエチレングリコール 30重量部 インク導電率 25μS/cm 次に、このインク中で、電圧がVthの1.1倍のパルス
電圧を印加して発泡を繰り返し24個の熱作用部109
の夫々が破断に至るまでの印加パルス数を測定し、それ
らの平均値を算出した(以下、このようなインク中での
発泡耐久テストを、通称である「池テスト」とも称す
る)。後述する比較例2において本実施例と同様にして
算出した平均値の5倍の値によって、本実施例において
算出した平均値を割ることで得られた比率を第1表に示
す。
【0089】なお、上記組成のインクは、導電率が小さ
いため電気化学反応の影響が小さく、破断の主要因はキ
ャビテーションによるエロージョンや熱衝撃によるもの
であり、これらに対する耐久性を知ることができる。
【0090】(8)高導電率インク中での発泡耐久テス
ト 次に下記の高導電率インク(ここでは黒インク)中で
(7)と同様に発泡耐久テストを行った。比較例2にお
ける低導電率インクでの発泡耐久テストによって算出し
た平均値の5倍の値により、(7)と同様にして本実施
例において算出した平均値を割ることで得られた比率を
第1表に示す。このとき、単に印加パルス数だけでなく
パルス信号印加前後での発熱抵抗体の抵抗値変化も測定
した。
【0091】 インク組成 水 68重量部 ジエチレングリコール 30重量部 黒色染料(C.I.フードブラック2) 2重量部 PH調整剤(酢酸ナトリウム) 微量(PH6〜7に調整) インク導電率 2.6mS/cm この測定においては、インク導電率が高く、電圧印加時
にはインク中にも電流が流れるため、キャビテーション
によるエロージョンに加えて電気化学反応が発熱抵抗体
に損傷を与える大きな要因となる。
【0092】(9)ステップストレステスト(SST) パルス幅、周波数は(7),(8)と同様にし、一定ス
テップ(6×105パルス、2分間)毎にパルス電圧を
高くして行くステップストレステストを空気中で行い、
破断電圧(Vbreak)と(7)で求めたVthとの比
(M)を求め、Vbreakで熱作用面が達している温度を
見積もった。これにより、空気中での耐熱性、耐熱衝撃
性を知ることができる。
【0093】(10)実際のインクジェットヘッドでの
評価 プリンター駆動条件例 吐出口数 24 駆動周波数 2kHz 駆動パルス幅 10μsec 駆動電圧 吐出閾値電圧(Vth)の1.2倍 インク 池テストに用いた黒インクと同じ物 (i)印字品位 インクジェットヘッドを用いてキャラクターなどの印字
を行い目視にて判断。インクジェットヘッドを用いて極
めて良好な印字が得られれば○、良好な印字が得られれ
ば△、不吐出やかすれ等の不具合が生じる場合には×と
した。
【0094】(ii)耐久性 各発熱体について3つのインクジェットヘッドを用い
て、各々A4判2000枚相当の印字を実施した後に、
3つのインクジェットヘッドとも極めて良好で正常な印
字が得られるものは○、3つのインクジェットヘッドと
も良好で正常な印字が得られるものは△、3つのインク
ジェットヘッドの発熱抵抗体の内、いずれか一つにでも
故障などの異常が生じるものを×とした。
【0095】(11)総合評価の基準を次に示す。
【0096】○:低導電率インク中での池テストによる
耐久性試験の結果:≧6×107、高導電率インク中で
の池テストによる耐久性試験の結果:≧3×107、抵
抗変化:≦5%、SST M:≧1.7、かつ印字品位
および耐久性の評価結果が共に○である場合。
【0097】△:上記○の場合の評価項目のSST M
の値が≧1.50である場合。
【0098】×:高導電率インク中での池テストの結
果、抵抗変化、SST Mのいずれかが総合評価で△よ
り下の評価であるか、あるいは、印字品位、耐久性の内
一方でも×の場合。
【0099】(実施例2〜4)発熱抵抗体の形成時に、
スパッタリングターゲットにおける各原材料の面積比を
第1表のように種々に変更する以外は実施例1と同様に
してデバイス(インクジェットヘッド用基体)およびイ
ンクジェットヘッドを作製した。得られた各デバイスに
ついて、実施例1と同様に行った評価結果を第1表に示
す。また、これらデバイスを用いて作製したインクジェ
ットヘッドは、いずれも良好な記録特性および耐久性を
有していた。
【0100】(実施例5)実施例2〜4とは別にAlタ
ーゲットを切削加工し、Irターゲットを埋め込み、I
rとAlとを電気溶接したスパッタリングターゲットを
用いた。IrとAlの面積比は実施例1〜4や後述する
比較例1〜4の結果から第1表のようにした。このター
ゲットを用いる以外は実施例1と同様にしてデバイス
(インクジェットヘッド用基体)およびインクジェット
ヘッドを作製した。得られた各デバイスについて、実施
例1と同様に行った評価結果を第1表に示す。また、こ
れらデバイスを用いて作製したインクジェットヘッド
は、いずれも良好な記録特性および耐久性を有してい
た。
【0101】(実施例6)実施例1〜5に用いたスパッ
タリング装置を改造し、成膜室内に複数のターゲットホ
ルダを有し、それぞれのターゲットホルダに独立してR
F電力を印加することのできる成膜装置を作製した。さ
らにこの装置の2つのターゲットホルダにそれぞれ純度
が99.9Wt%以上であるAl,Irのターゲットを装
着し、この2種の金属を独立かつ同時にスパッタリング
できるようにした。この装置により、実施例1〜5と同
様の基板を用いて、下記条件にて多元同時スパッタリン
グによる成膜を行った。
【0102】 ターゲット面積 :各5inch(127mm)φ 基板設定温度 :50℃ 成膜時間 :9分 ベースプレッシャー :2.6×10-4Pa以下 スパッタガス圧 :0.4Pa(アルゴン) 各々のターゲットに対する印加電力は、成膜時間に対し
て一次関数的に連続して変化させた。
【0103】得られた膜に対して実施例1〜5と同様の
分析、評価を行った。組成に関しては、初期印加電力の
まま一定および終了時印加電力のまま一定のそれぞれの
条件にて別途成膜を行い、実施例1〜5と同様にしてE
PMAによる定量分析を行ったところ下記のようであっ
た。
【0104】初期印加電力のまま一定の場合 Al:Ir=56:44 (1) 終了時印加電力のまま一定の場合 Al:Ir=7:93 (2) このことから、先に得られた膜の下部および上部はそれ
ぞれ上記(1)および(2)のような組成になってお
り、下部から上部にかけて組成が(1)から(2)へと
連続して変化しているものと推定される。このように厚
さ方向に組成を変化させることにより、密着性をさらに
向上し、内部応力を制御することが可能である。
【0105】(実施例7)実施例6と同じ装置を用い
て、印加電力を下記のように変えた以外は実施例6と同
様の条件で成膜を行い、得られたサンプルについて実施
例1〜5と同様の分析、評価を行った。
【0106】 この場合は上下2層からなる積層膜が得られ、上下
層、下部層の組成はそれぞれ(2)、(1)のようにな
っているものと考えられる。
【0107】(実施例8〜12)実施例1〜5でで夫々
作製されたインクジェットヘッド用基体と同じように作
製されたインクジェットヘッド用基体の発熱抵抗体の層
の上に、前述した図6のスパッタリング装置を用いて、
SiO2をスパッタリングすることにより1.0μm厚
のSiO2保護層を設け、さらにそのSiO2保護層の上
にTaをスパッタリングすることにより0.5μm厚の
Ta保護層を設けること以外は、夫々の実施例と同様に
してインクジェットヘッド用基体およびインクジェット
ヘッドを作製した。
【0108】得られたインクジェットヘッド用基体およ
びインクジェットヘッドに対して実施例1と同様に評価
試験を行ったところ、保護層を設けない実施例に較べ
て、インクへの浸漬テスト(池テスト)による耐久性試
験の結果は低導電率インクの場合、高導電率インクの場
合とも少しずつ向上した。また、抵抗変化は保護層を設
けない実施例に較べて小さくなった。だが、SSTのM
は、全体的に小さくなった。
【0109】以上から、保護層を設けることによって、
耐久性や主に電気化学反応による抵抗変化といった点で
は一層良くなったことが分かる。
【0110】なお、SSTのMが小さくなったのは、保
護層を設けることにより、インクへの熱伝導効率が下が
ったので、Mの分母となる発泡閾値電圧(Vth)が大き
くなったためと想像される。 (比較例1〜4)発熱抵抗体の形成時に、スパッタリン
グターゲットにおける各原材料の面積比を第1表のよう
に種々に変更する以外は実施例1と同様にしてデバイス
(インクジェットヘッド用基体)およびインクジェット
ヘッドを作製した。
【0111】得られた各デバイスについて、実施例1と
同様に行った評価結果を第1表に示す。
【0112】
【表1】 本発明に係るインクジェット方式の記録インクジェット
ヘッド、記録装置の代表的な構成や原理については、例
えば米国特許第4,723,129号明細書、同第4,
740,796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行うのが好ましい。この方式はいわゆるオンデ
ィマンド型、コンティニアス型のいずれにも適用可能で
あるが、特にオンディマンド型の場合には、液体(イン
ク)が保持されているシートや液路に対応して配置され
た電気熱変換体に、記録情報に対応して核沸騰を越える
急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印
加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発
生させて、結果的にこの駆動信号に一体一対応して液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4,463,359号
明細書、同第4,345,262号明細書に記載されて
いるようなものが適している。なお、上記熱作用面の温
度上昇率に関する発明の米国特許第4,313,124
号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優
れた記録を行うことができる。
【0113】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4,558,333号明細書、米国特許
第4,459,600号明細書を用いた構成も本発明に
含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対
して、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする
構成を開示する特開昭59年第123670号公報や熱
エネルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応せる
構成を開示する特開昭59年第138461号公報に基
づいた構成としても本発明は有効である。
【0114】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合せによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した効果を一
層有効に発揮することができる。加えて、装置本体に装
着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体
からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイ
プの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体にインクタン
クが一体的に設けられたカートリッジタイプの記録ヘッ
ドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0115】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいは
これらとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合せによ
る予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モー
ドを行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0116】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合せによってでも
よいが、異なる色の複色カラーまたは、混色によるフル
カラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極め
て有効である。
【0117】本発明に係る合金材料を用いれば、キャビ
テーションの衝撃に対する耐性、キャビテーションによ
るエロージョンに対する耐性、電気化学的安定性、化学
的安定性、耐酸化性、耐溶解性、耐熱性、耐熱衝撃性、
機械的耐久性等において優れた発熱抵抗体を有する電気
熱変換体を具備するインクジェットヘッドおよびインク
ジェットヘッド装置を得ることができる。特に、発熱抵
抗体の熱発生部がインク路中のインクと直に接する構成
のインクジェットヘッドおよびインクジェット装置を得
ることもできる。この構成のインクジェットヘッドおよ
びインクジェット装置では発熱抵抗体の熱発生部から発
生した熱エネルギーをインクに直接作用させることがで
きるのでインクへの熱伝導効率が良い。故に、発熱抵抗
体による消費電力を低く押えることができ、インクジェ
ットヘッドの昇温(インクジェットヘッドの温度変化)
を格段に小さくすることができるので、インクジェット
ヘッドの温度変化による画像濃度変化の発生を避けるこ
とができる。また、発熱抵抗体に印加される吐出信号に
対して一層良好な応答性を得ることができる。
【0118】さらに、本発明に係る発熱抵抗体では、所
望の比抵抗を制御性よく、一つのインクジェットヘッド
の中での抵抗値のばらつきが極めて少ないように得るこ
とができる。
【0119】したがって、本発明によれば、従来に比し
て格段に安定したインク吐出を行うことができ、また耐
久性にも優れたインクジェットヘッドおよびインクジェ
ット装置を得ることができる。
【0120】以上のような良好な緒特性を有するインク
ジェットヘッドおよびインクジェット装置は、吐出口の
マルチ化に伴う記録の高速化や高画質化に非常に適した
ものとなる。
【0121】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化もしくは液体或い
は、上述のインクジェットではインク自体を30℃以上
70℃以下の範囲内で温度調整を行なってインクの粘性
を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的
であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなす
ものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーによ
る昇温をインクの固形状態から液体状態への態変化のエ
ネルギーとして使用せしめることで防止するか又は、イ
ンクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインク
を用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信
号に応じた付与によってインクが液化してインク液状と
して吐出するものや記録媒体に到達する時点ではすでに
固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初
めて液化する性質のインク使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は
固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して
対向するような形態としても良い。本発明においては、
上述した各インクに対して最も有効なものは、上述した
膜沸騰方式を実行するものである。
【0122】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、発熱抵抗
体をIrとAlの2元素を特定の組成割合で含有する非
単結晶物質にて構成することにより、耐久性や安定性を
向上することができ、さらに、キャビテーションの衝撃
に対する耐性、キャビテーションによるエロージョンに
対する耐性、機械的耐久性、化学的安定性、電気化学的
安定性、抵抗安定性、耐熱性、耐酸化性、耐溶解性およ
び耐熱衝撃性のそれぞれについて優れ、かつ優れた熱伝
導性を有する改善されたインクジェットヘッドとするこ
とができる効果がある。
【0123】また、発熱抵抗体が記録用液体と直に接触
するようにした構造を有し、長時間の繰り返し使用にあ
っても常時安定してオンデマンド(on deman
d)での信号に即応答して熱エネルギーを効率よく前記
記録用液体に伝達してインク吐出を行い、優れた記録画
像をもたらす改善されたインクジェットヘッドとするこ
とができる効果がある。
【0124】また、発熱抵抗体が記録用液体と直に接触
するようにした構造を有し、該発熱抵抗体による消費電
力を低く押さえ、インクジェットヘドの温度変化を極め
て小さくし、長時間の繰り返し使用にあっても常時安定
してインク吐出を行い、得られる画像をインクジェット
ヘッドの温度変化による濃度変化のないものとすること
ができる効果がある。
【0125】さらに、上記の各効果を備えたインクジェ
ット装置を提供するとすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のインクジェットヘッドの第
1の実施例の吐出口側から見た模式的正面図、(b)
は、(a)中のX−Y断面図である。
【図2】(a)は、第1の実施例の発熱抵抗体層および
電極が設けられた段階でのインクジェットヘッド用基体
の模式的平面図、(b)は、それらの層の上に保護層が
設けられた段階のインクジェットヘッド用基体の模式的
平面図である。
【図3】本発明のインクジェットヘッドの第2の実施例
の要部構成を示す断面図である。
【図4】(a)および(b)のそれぞれは、本発明のイ
ンクジェットヘッドの第3の実施例の模式的上面図およ
び断面図である。
【図5】本発明に係るインクジェット装置の一例を示す
外観斜視図である。
【図6】本発明に係る発熱抵抗体等の膜を作製するため
に用いられる高周波スパッタリング装置の一例を示す模
式的断面図である。
【符号の説明】
101,301,603 基板 102,302 下部層 103,303 発熱抵抗体層 104,105,304,305 電極 106 保護層 107 溝付板 108 吐出口 109,309 熱作用面 410 吐出口プレート 412 支持部材 601 成膜室 602 基板ホルダ 603 基板 604 シャッター板 605 ターゲットホルダ 606 Alターゲット 607 Irターゲット 608 回転シャフト 609 絶縁碍子 610 排気管 611 排気ポンプ 612 ガス供給管 613 流量調節バルブ 614 マッチングボックス 615 RF電源 616,617 導線 618 防護壁 619 真空計 5000 プラテン 5002 紙押え板 5004 螺線溝 5005 リードスクリュウ 5006 レバー 5007,5008 フォトカプラ 5009,5011 駆動力伝達ギア 5013 駆動モータ 5015 吸引手段 5016 ホームポジション検知手段 5017 クリーニングブレード 5018 本体支持板 5019 部材 5020 カム 5022 キャップ部材 5023 キャップ内開口
フロントページの続き (72)発明者 木村 勲 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱作用面上のインクに直接熱エネルギー
    を与えてインクを吐出するために利用される前記熱エネ
    ルギーを通電によって発生する発熱抵抗体を備えた電気
    熱変換体を有するインクジェットヘッド用基体におい
    て、 前記発熱抵抗体が、少なくともIr,Alを下記の組成
    割合で含有する材料で構成されていることを特徴とする
    インクジェットヘッド用基体。 54原子%≦Ir≦95原子% 5原子%≦Al≦46原子%
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    用基体において、 発熱抵抗体の構成材料が非単結晶質物質であることを特
    徴とするインクジェットヘッド用基体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のインクジェットヘッド
    用基体において、 非単結晶質物質が多結晶物質であることを特徴とするイ
    ンクジェットヘッド用基体。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    用基体において、 発熱抵抗体を構成する材料が、不純物としてAr,O,
    C,N,Si,B,Na,ClおよびFeからなる群か
    ら選択される少なくとも一種を含有することを特徴とす
    るインクジェットヘッド用基体。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    用基体において、 発熱抵抗体を構成する材料が、該発熱抵抗体の厚み方向
    に含有する元素の分布状態が変化しているものであるこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド用基体。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    用基体において、 発熱抵抗体を構成する材料が、複数の層が積層した構造
    を有するものであることを特徴とするインクジェットヘ
    ッド用基体。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    用基体において、 電気熱変換体が、発熱抵抗体の上に該発熱抵抗体と接触
    して通電を行うための一対の電極を有することを特徴と
    するインクジェットヘッド用基体。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    用基体において、 電気熱変換体が、発熱抵抗体の下に該発熱抵抗体と接触
    して前記通電を行うための一対の電極を有することを特
    徴とするインクジェットヘッド用基体。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    用基体において、 熱作用面が、発熱抵抗体によって形成されることを特徴
    とするインクジェットヘッド用基体。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のインクジェットヘッ
    ド用基体において、 熱作用面が、発熱抵抗体上の保護層によって形成されて
    いることを特徴とするインクジェットヘッド用基体。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のインクジェットヘッ
    ド用基体において、 保護層が、熱作用面を形成するTa層と、該Ta層と発
    熱抵抗体との間に介在するSi含有絶縁層とを有するこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド用基体。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のインクジェットヘッ
    ド用基体において、 発熱抵抗体の層の厚みが300Å〜1μmであることを
    特徴とするインクジェットヘッド用基体。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のインクジェットヘッ
    ド用基体において、 発熱抵抗体の層の厚みが1000Å〜5000Åである
    ことを特徴とするインクジェットヘッド用基体。
  14. 【請求項14】 熱作用面上のインクに直接熱エネルギ
    ーを与えてインクを吐出するために利用される前記熱エ
    ネルギーを通電によって発生する発熱抵抗体を備えた電
    気熱変換体をインクの通路に沿って有するインクジェッ
    トヘッドにおいて、 前記発熱抵抗体が、少なくともIr,Alを下記の組成
    割合で含有する材料で構成されていることを特徴とする
    インクジェットヘッド。 54原子%≦Ir≦95原子% 5原子%≦Al≦46原子%
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 発熱抵抗体の構成材料が非単結晶質物質であることを特
    徴とするインクジェットヘッド。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 非単結晶質物質が多結晶物質であることを特徴とするイ
    ンクジェットヘッド。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 発熱抵抗体を構成する材料が、不純物としてAr,O,
    C,N,Si,B,Na,ClおよびFeからなる群か
    ら選択される少なくとも一種を含有することを特徴とす
    るインクジェットヘッド。
  18. 【請求項18】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 発熱抵抗体を構成する材料が、該発熱抵抗体の厚み方向
    に含有する元素の分布状態が変化しているものであるこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド。
  19. 【請求項19】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 発熱抵抗体を構成する材料が、複数の層が積層した構造
    を有するものであることを特徴とするインクジェットヘ
    ッド。
  20. 【請求項20】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 電気熱変換体が、発熱抵抗体の上に該発熱抵抗体と接触
    して通電を行うための一対の電極を有することを特徴と
    するインクジェットヘッド。
  21. 【請求項21】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 電気熱変換体が、発熱抵抗体の下に該発熱抵抗体と接触
    して前記通電を行うための一対の電極を有することを特
    徴とするインクジェットヘッド。
  22. 【請求項22】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 熱作用面が、発熱抵抗体によって形成されることを特徴
    とするインクジェットヘッド。
  23. 【請求項23】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 熱作用面が、発熱抵抗体上の保護層によって形成されて
    いることを特徴とするインクジェットヘッド。
  24. 【請求項24】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 保護層が、熱作用面を形成するTa層と、該Ta層と発
    熱抵抗体との間に介在するSi含有絶縁層とを有するこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド。
  25. 【請求項25】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 発熱抵抗体の層の厚みが300Å〜1μmであることを
    特徴とするインクジェットヘッド。
  26. 【請求項26】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 発熱抵抗体の層の厚みが1000Å〜5000Åである
    ことを特徴とするインクジェットヘッド。
  27. 【請求項27】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 インクを吐出する方向と熱作用面へインクが供給される
    方向とがほぼ同じであることを特徴とするインクジェッ
    トヘッド。
  28. 【請求項28】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 インクを吐出する方向と熱作用面へインクが供給される
    方向とがほぼ直角を成すように構成されていることを特
    徴とするインクジェットヘッド。
  29. 【請求項29】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 インクを吐出する吐出口が、被記録部材の記録領域の幅
    に対応して複数設けられていることを特徴とするインク
    ジェットヘッド。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 吐出口が1000またはそれ以上の複数個設けられてい
    ることを特徴とするインクジェットヘッド。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 吐出口が2000またはそれ以上の複数個設けられてい
    ることを特徴とするインクジェットヘッド。
  32. 【請求項32】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 インクの吐出に関わる機能素子がインクジェットヘッド
    基体の表面内部に構造的に設けられているタイプである
    ことを特徴とするインクジェットヘッド。
  33. 【請求項33】 請求項14に記載のインクジェットヘ
    ッドにおいて、 熱作用面に供給されるインクを貯蔵するインクタンクを
    一体的に具備するカートリッジタイプであることを特徴
    とするインクジェットヘッド。
  34. 【請求項34】 熱作用面上のインクに直接熱エネルギ
    ーを与えてインクを吐出するために利用される前記熱エ
    ネルギーを通電によって発生する発熱抵抗体を備えた電
    気熱変換体と、該電気熱変換体に信号を付与する手段と
    を具備するインクジェット装置において、 前記発熱抵抗体が、少なくともIr,Alを下記の組成
    割合で含有する材料で構成されていることを特徴とする
    インクジェットヘッド。 54原子%≦Ir≦95原子% 5原子%≦Al≦46原子%
  35. 【請求項35】 請求項34に記載のインクジェット装
    置において、 カラー記録を行うことを特徴とするインクジェット装
    置。
  36. 【請求項36】 請求項34に記載のインクジェット装
    置において、 電気熱変換体に信号を付与する手段が、インクジェット
    装置の制御回路であることを特徴とするインクジェット
    装置。
JP3194033A 1991-08-02 1991-08-02 インクジエツトヘツド用基体、これを用いたインクジエツトヘツドおよび該インクジエツトヘツドを具備するインクジエツト装置 Pending JPH0531903A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008105364A (ja) * 2005-12-09 2008-05-08 Canon Inc インクジェットヘッド用基板、該基板を有するインクジェットヘッド、該ヘッドのクリーニング方法および前記ヘッドを用いるインクジェット記録装置
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