JPH05320261A - 乳化重合用ポリマー乳化剤 - Google Patents
乳化重合用ポリマー乳化剤Info
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- JPH05320261A JPH05320261A JP13065292A JP13065292A JPH05320261A JP H05320261 A JPH05320261 A JP H05320261A JP 13065292 A JP13065292 A JP 13065292A JP 13065292 A JP13065292 A JP 13065292A JP H05320261 A JPH05320261 A JP H05320261A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 親水性側鎖を有する繰り返し単位3重量%以
上と;疎水性側鎖を有する繰り返し単位0〜97重量%
と;その他のα,β-エチレン性不飽和モノマー由来の繰
り返し単位0〜70重量%と;を有する、数平均分子量2,
000〜200,000の範囲の乳化重合用ポリマー乳化剤。 【効果】 水性塗料組成物に好適な微小な粒径のポリマ
ー粒子を含有する高濃度のエマルションを得ることが可
能な、良好な分散能を有するポリマー乳化剤が提供され
た。
上と;疎水性側鎖を有する繰り返し単位0〜97重量%
と;その他のα,β-エチレン性不飽和モノマー由来の繰
り返し単位0〜70重量%と;を有する、数平均分子量2,
000〜200,000の範囲の乳化重合用ポリマー乳化剤。 【効果】 水性塗料組成物に好適な微小な粒径のポリマ
ー粒子を含有する高濃度のエマルションを得ることが可
能な、良好な分散能を有するポリマー乳化剤が提供され
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乳化重合用ポリマー乳化
剤に関する。
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】水系のポリマーエマルションは、溶剤系
のポリマー溶液と比較して作業および環境安全性、およ
びコスト等の点で多くの利点を有する。したがって、今
日では、塗料、接着剤および繊維加工等の分野で広く用
いられている。
のポリマー溶液と比較して作業および環境安全性、およ
びコスト等の点で多くの利点を有する。したがって、今
日では、塗料、接着剤および繊維加工等の分野で広く用
いられている。
【0003】無溶剤系の水性塗料を調製する場合にもポ
リマーエマルションは広く用いられる。その際に良好な
造膜特性を得るためには、100nm程度の粒径を有するポ
リマー粒子を40重量%以上の比較的高濃度で含有するポ
リマーエマルションを用いることが好ましい。
リマーエマルションは広く用いられる。その際に良好な
造膜特性を得るためには、100nm程度の粒径を有するポ
リマー粒子を40重量%以上の比較的高濃度で含有するポ
リマーエマルションを用いることが好ましい。
【0004】ポリマーエマルションは、通常は、不飽和
単量体を乳化剤の存在下で乳化重合することにより調製
される。乳化重合においては、乳化剤は、粒径や濃度な
どの特性を支配する重要な成分であるため、ポリマーエ
マルションに要求される品質に応じて適当な乳化剤の種
類と添加量が選択される。
単量体を乳化剤の存在下で乳化重合することにより調製
される。乳化重合においては、乳化剤は、粒径や濃度な
どの特性を支配する重要な成分であるため、ポリマーエ
マルションに要求される品質に応じて適当な乳化剤の種
類と添加量が選択される。
【0005】一般には、乳化重合用として市販されてい
る分子量2000以下の低分子量の乳化剤を使用するこ
とによって円滑に乳化重合を行うことができる。しかし
ながら、上述の水性塗料用ポリマーエマルションとして
適当な粒径と濃度を達成するには、乳化剤を高濃度で使
用する必要がある。たとえば、乳化剤としてナトリウム
アルキルジフェニルエーテルジスルホネートをモノマー
の合計量に対して5重量%使用することにより、粒径9
0nm程度の粒子を50重量%の濃度で含有するポリマ
ーエマルションが得られる。
る分子量2000以下の低分子量の乳化剤を使用するこ
とによって円滑に乳化重合を行うことができる。しかし
ながら、上述の水性塗料用ポリマーエマルションとして
適当な粒径と濃度を達成するには、乳化剤を高濃度で使
用する必要がある。たとえば、乳化剤としてナトリウム
アルキルジフェニルエーテルジスルホネートをモノマー
の合計量に対して5重量%使用することにより、粒径9
0nm程度の粒子を50重量%の濃度で含有するポリマ
ーエマルションが得られる。
【0006】このように良好な分散能を有する乳化剤は
分子量200〜2000という低分子である。親水性の
低分子量化合物は、これを含有するポリマー皮膜の耐水
性を低下させるので、低分子量の乳化剤を用いて得られ
るポリマーエマルションを塗料組成物に用いると、塗膜
の耐水性が低下する。
分子量200〜2000という低分子である。親水性の
低分子量化合物は、これを含有するポリマー皮膜の耐水
性を低下させるので、低分子量の乳化剤を用いて得られ
るポリマーエマルションを塗料組成物に用いると、塗膜
の耐水性が低下する。
【0007】他方、高分子量のポリマー乳化剤を用いて
得られるポリマーエマルションでは、低分子量乳化剤を
用いて得られるものと比較して、造膜した場合の耐水性
がすぐれるという利点を有する。しかしながら、従来の
高分子量の乳化剤は分散性に劣るので、これらを用いて
も水性塗料組成物に好適な微小な粒径を有する高濃度の
エマルションは得られない。
得られるポリマーエマルションでは、低分子量乳化剤を
用いて得られるものと比較して、造膜した場合の耐水性
がすぐれるという利点を有する。しかしながら、従来の
高分子量の乳化剤は分散性に劣るので、これらを用いて
も水性塗料組成物に好適な微小な粒径を有する高濃度の
エマルションは得られない。
【0008】例えば、特開平1-203031号公報には末端
にスルホン酸塩を有する親水性側鎖を有するモノマーと
疎水性モノマーとの共重合体であるロジン用乳化剤が記
載されている。しかしながら、ここで用いられる親水性
側鎖を有するモノマーは疎水性モノマーとの相溶性に乏
しいので、ランダム共重合体を得ることが困難である。
その結果、乳化剤として必要な親水性と疎水性のバラン
スが悪くなり、分散能に劣る。
にスルホン酸塩を有する親水性側鎖を有するモノマーと
疎水性モノマーとの共重合体であるロジン用乳化剤が記
載されている。しかしながら、ここで用いられる親水性
側鎖を有するモノマーは疎水性モノマーとの相溶性に乏
しいので、ランダム共重合体を得ることが困難である。
その結果、乳化剤として必要な親水性と疎水性のバラン
スが悪くなり、分散能に劣る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題を解決するものであり、その目的とするところは、水
性塗料組成物に好適な微小な粒径のポリマー粒子を含有
する高濃度のエマルションを得ることが可能な、良好な
分散能を有するポリマー乳化剤を提供することにある。
題を解決するものであり、その目的とするところは、水
性塗料組成物に好適な微小な粒径のポリマー粒子を含有
する高濃度のエマルションを得ることが可能な、良好な
分散能を有するポリマー乳化剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、
【0011】A)式 [式中、R1およびR2は水素原子またはメチル基であり、X
は-COO-または-CH2O-であり、Aは炭素数2〜4のアルキ
レン基であり、Yは炭素数6〜25の炭化水素基を少なく
とも1個置換基として有する炭素数7〜30のアルキレン
基と、以下の式(i)、(ii)および(iii)
は-COO-または-CH2O-であり、Aは炭素数2〜4のアルキ
レン基であり、Yは炭素数6〜25の炭化水素基を少なく
とも1個置換基として有する炭素数7〜30のアルキレン
基と、以下の式(i)、(ii)および(iii)
【0012】
【化3】
【0013】のいずれかで示す構造を有する基とからな
る群から選択される結合基であり、mは0〜20の整数で
あり、kは0または1であり、nは3〜50の整数であり、
Mはアンモニウム化合物、プロトンまたはアルカリ金属
である。]で示す構造を有する、親水性側鎖を有する繰
り返し単位3重量%以上と;
る群から選択される結合基であり、mは0〜20の整数で
あり、kは0または1であり、nは3〜50の整数であり、
Mはアンモニウム化合物、プロトンまたはアルカリ金属
である。]で示す構造を有する、親水性側鎖を有する繰
り返し単位3重量%以上と;
【0014】B)式 -CH2-CR10Z- [式中、R10は水素原子またはメチル基であり、Zは式 -COOR11、-OCOR11、または
【0015】
【化4】
【0016】[式中、R11は炭素数1〜25のアルキル、ア
ルケニルもしくはアラルキル基である。]で示す構造を
有する基、並びにフェニルおよびナフチル基からなる群
から選択される疎水性置換基である。]で示す構造を有
する、疎水性側鎖を有する繰り返し単位0〜97重量%
と;
ルケニルもしくはアラルキル基である。]で示す構造を
有する基、並びにフェニルおよびナフチル基からなる群
から選択される疎水性置換基である。]で示す構造を有
する、疎水性側鎖を有する繰り返し単位0〜97重量%
と;
【0017】C)その他のα,β-エチレン性不飽和モノマ
ー由来の繰り返し単位0〜70重量%と;を有する、数平
均分子量2,000〜200,000の範囲の乳化重合用ポリマー乳
化剤を提供するものであり、そのことにより上記目的が
達成される。
ー由来の繰り返し単位0〜70重量%と;を有する、数平
均分子量2,000〜200,000の範囲の乳化重合用ポリマー乳
化剤を提供するものであり、そのことにより上記目的が
達成される。
【0018】本明細書においてアンモニウム化合物と
は、アンモニウムおよび1〜4級アンモニウムを意味す
る。
は、アンモニウムおよび1〜4級アンモニウムを意味す
る。
【0019】良好な分散能を有する本発明のポリマー乳
化剤は、以下に具体的に説明する親水性部分を有するエ
チレン性不飽和モノマー(a)と必要に応じて疎水性部分
を有するエチレン性不飽和モノマー(b)と必要に応じて
その他のエチレン性不飽和モノマー(c)とをラジカル共
重合することにより調製される。
化剤は、以下に具体的に説明する親水性部分を有するエ
チレン性不飽和モノマー(a)と必要に応じて疎水性部分
を有するエチレン性不飽和モノマー(b)と必要に応じて
その他のエチレン性不飽和モノマー(c)とをラジカル共
重合することにより調製される。
【0020】(a)本発明のポリマー乳化剤を調製するた
めに用いる親水性部分を有するエチレン性不飽和モノマ
ーは、式 [式中、R1、R2、X、A、Y、m、k、nおよびMは上記と同意
義である。]で示す構造を有する化合物である。このモ
ノマー(a)は本発明のポリマー乳化剤に親水性を付与す
るために用いられる。モノマー(a)により構成される親
水性側鎖を有する繰り返し単位(A)は、乳化重合時にモ
ノマー粒子を水性媒体中に分散安定させる機能を有す
る。本発明で用いるモノマー(a)は強親水基である硫酸
基および弱親水基であるポリオキシアルキレン部分と比
較的大きな疎水性結合基Yとを含んでいるため両親媒性
を示す。このため、モノマー(a)は、本発明で用いる他
の疎水性モノマーと相溶し、良好な共重合性を示す。
めに用いる親水性部分を有するエチレン性不飽和モノマ
ーは、式 [式中、R1、R2、X、A、Y、m、k、nおよびMは上記と同意
義である。]で示す構造を有する化合物である。このモ
ノマー(a)は本発明のポリマー乳化剤に親水性を付与す
るために用いられる。モノマー(a)により構成される親
水性側鎖を有する繰り返し単位(A)は、乳化重合時にモ
ノマー粒子を水性媒体中に分散安定させる機能を有す
る。本発明で用いるモノマー(a)は強親水基である硫酸
基および弱親水基であるポリオキシアルキレン部分と比
較的大きな疎水性結合基Yとを含んでいるため両親媒性
を示す。このため、モノマー(a)は、本発明で用いる他
の疎水性モノマーと相溶し、良好な共重合性を示す。
【0021】こようなモノマーは市販されている。例え
ば、以下の表Iに示すR1、R2、X、A、Y、m、k、nおよびM
を有するモノマーが挙げられる。
ば、以下の表Iに示すR1、R2、X、A、Y、m、k、nおよびM
を有するモノマーが挙げられる。
【0022】
【表1】
【0023】または、市販されている式 [式中、R1、R2、X、A、Y、m、kおよびnは以下の表IIに
示すとおりである。]で示す構造を有するモノマーを用
いることにより、容易に本発明で用いる親水性部分を有
するエチレン性不飽和モノマーを誘導することができ
る。
示すとおりである。]で示す構造を有するモノマーを用
いることにより、容易に本発明で用いる親水性部分を有
するエチレン性不飽和モノマーを誘導することができ
る。
【0024】
【表2】
【0025】(b)本発明のポリマー乳化剤を調製するた
めに用いる疎水性部分を有するエチレン性不飽和モノマ
ーは、式 CH2=CR10Z [式中、R10およびZは上記と同意義である。]で示す構造
を有するモノマーである。このモノマー(b)は本発明の
ポリマー乳化剤に疎水性を付与するために必要に応じて
用いられる。モノマー(b)により構成される疎水性側鎖
を有する繰り返し単位(B)は、繰り返し単位(A)のみでは
疎水性が不十分な場合にポリマー乳化剤の親水性と疎水
性とのバランスをとり、乳化剤としての分散能を最適化
する機能を有する。
めに用いる疎水性部分を有するエチレン性不飽和モノマ
ーは、式 CH2=CR10Z [式中、R10およびZは上記と同意義である。]で示す構造
を有するモノマーである。このモノマー(b)は本発明の
ポリマー乳化剤に疎水性を付与するために必要に応じて
用いられる。モノマー(b)により構成される疎水性側鎖
を有する繰り返し単位(B)は、繰り返し単位(A)のみでは
疎水性が不十分な場合にポリマー乳化剤の親水性と疎水
性とのバランスをとり、乳化剤としての分散能を最適化
する機能を有する。
【0026】このようなモノマーの具体例としては、メ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n-プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)ア
クリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、
n-ヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリ
レートおよびステアリル(メタ)アクリレート等のような
(メタ)アクリル酸エステル、スチレン、α-メチルスチ
レン、ビニルトルエン、t-ブチルスチレン、ビニルナフ
タレン、ブタジエンおよびイソプレン等のような不飽和
炭化水素、および酢酸ビニルおよびプロピオン酸ビニル
のようなビニルアルコールのカルボン酸エステルが挙げ
られる。
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n-プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)ア
クリレート、n-ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、
n-ヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリ
レートおよびステアリル(メタ)アクリレート等のような
(メタ)アクリル酸エステル、スチレン、α-メチルスチ
レン、ビニルトルエン、t-ブチルスチレン、ビニルナフ
タレン、ブタジエンおよびイソプレン等のような不飽和
炭化水素、および酢酸ビニルおよびプロピオン酸ビニル
のようなビニルアルコールのカルボン酸エステルが挙げ
られる。
【0027】(c)本発明のポリマー乳化剤を調製するた
めに必要に応じて用いるその他のエチレン性不飽和モノ
マーは上記のエチレン性不飽和モノマー(a)および(b)と
共重合可能なモノマーであれば特に限定されないが、ポ
リマー乳化剤の親水性を補うために親水性官能基を有す
るモノマーであることが好ましい。具体的には、(メタ)
アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸およびクロトン酸
のようなカルボン酸、無水マレイン酸および無水イタコ
ン酸のような酸無水物、2-アクリルアミド-2-メチルプ
ロパンスルホン酸、スルホエチルメタクリレートおよび
スチレンスルホン酸のようなスルホン酸およびそれらの
塩、アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルのよう
なニトリル、(メタ)アクリルアミド、N-メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミ
ドおよびジアセトンアクリルアミドのようなアミド、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートおよびヒドロキシブチル(メタ)ア
クリレートのようなアルコール、ポリエチレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレートおよびポリエチレングリコール
メチルエーテル(メタ)アクリレートのようなポリオキシ
アルキレン誘導体、およびN,N-ジメチル-N-メタクリロ
キシ-N-(3-スルホプロピル)-アンモニウムベタインのよ
うな両性化合物が挙げられる。
めに必要に応じて用いるその他のエチレン性不飽和モノ
マーは上記のエチレン性不飽和モノマー(a)および(b)と
共重合可能なモノマーであれば特に限定されないが、ポ
リマー乳化剤の親水性を補うために親水性官能基を有す
るモノマーであることが好ましい。具体的には、(メタ)
アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸およびクロトン酸
のようなカルボン酸、無水マレイン酸および無水イタコ
ン酸のような酸無水物、2-アクリルアミド-2-メチルプ
ロパンスルホン酸、スルホエチルメタクリレートおよび
スチレンスルホン酸のようなスルホン酸およびそれらの
塩、アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルのよう
なニトリル、(メタ)アクリルアミド、N-メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミ
ドおよびジアセトンアクリルアミドのようなアミド、ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートおよびヒドロキシブチル(メタ)ア
クリレートのようなアルコール、ポリエチレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレートおよびポリエチレングリコール
メチルエーテル(メタ)アクリレートのようなポリオキシ
アルキレン誘導体、およびN,N-ジメチル-N-メタクリロ
キシ-N-(3-スルホプロピル)-アンモニウムベタインのよ
うな両性化合物が挙げられる。
【0028】モノマー(a)と(b)と(c)とは、好ましくは
3〜100重量%/0〜97重量%/0〜70重量%、さらに好ま
しくは5〜70重量%/30〜90重量%/0〜40重量%の割合
で共重合させる。共重合させるモノマー(a)の割合が3
重量%を下回ると得られるポリマー乳化剤の粒子分散能
が不十分となる。また、共重合させるモノマー(c)の割
合が70重量%を上回ると得られるポリマー乳化剤の親水
性が高くなりすぎて乳化剤としての親水性と疎水性との
バランスが不適となる。
3〜100重量%/0〜97重量%/0〜70重量%、さらに好ま
しくは5〜70重量%/30〜90重量%/0〜40重量%の割合
で共重合させる。共重合させるモノマー(a)の割合が3
重量%を下回ると得られるポリマー乳化剤の粒子分散能
が不十分となる。また、共重合させるモノマー(c)の割
合が70重量%を上回ると得られるポリマー乳化剤の親水
性が高くなりすぎて乳化剤としての親水性と疎水性との
バランスが不適となる。
【0029】重合法には溶液重合法、乳化重合法または
分散重合法のような通常のラジカル重合法を用いること
ができる。ポリマー乳化剤としての重合時の安定性およ
びエマルションの性能(乾燥性および耐水性等)の観点か
ら、本発明のポリマー乳化剤の分子量は2,000〜200,000
の範囲となるように調節することが好ましい。分子量が
2,000を下回ると塗料組成物に用いた場合に得られる塗
膜の耐水性が低下する。分子量が200,000を上回ると粘
度が高くなりすぎて分散能が低下するので好ましくな
い。
分散重合法のような通常のラジカル重合法を用いること
ができる。ポリマー乳化剤としての重合時の安定性およ
びエマルションの性能(乾燥性および耐水性等)の観点か
ら、本発明のポリマー乳化剤の分子量は2,000〜200,000
の範囲となるように調節することが好ましい。分子量が
2,000を下回ると塗料組成物に用いた場合に得られる塗
膜の耐水性が低下する。分子量が200,000を上回ると粘
度が高くなりすぎて分散能が低下するので好ましくな
い。
【0030】たとえば、まず適当な溶剤を重合温度に加
熱しておき、ついで、モノマー(a)、(b)および(c)の中
から選ばれたモノマーの混合物と、アゾ化合物や過酸化
物から選ばれた重合開始剤とを撹拌下に滴下してラジカ
ル重合反応を行うことにより本発明のポリマー乳化剤が
得られる。
熱しておき、ついで、モノマー(a)、(b)および(c)の中
から選ばれたモノマーの混合物と、アゾ化合物や過酸化
物から選ばれた重合開始剤とを撹拌下に滴下してラジカ
ル重合反応を行うことにより本発明のポリマー乳化剤が
得られる。
【0031】本発明のポリマー乳化剤を用いてエチレン
性不飽和モノマーを乳化重合することにより、微小な粒
径のポリマー粒子を含有する高濃度のポリマーエマルシ
ョンが得られる。まず、用いるエチレン性不飽和モノマ
ーの合計量に対して1〜200重量%の本発明のポリマー
乳化剤を水中に分散または溶解させる。ポリマー乳化剤
が未中和の場合は、アンモニア、アミンまたはアルカリ
を適宜用いて中和することにより、ポリマー乳化剤を水
溶化もしくは水分散化する。ついで、得られる水溶液を
重合温度に加熱し、ここに、撹拌下でエチレン性不飽和
モノマーとアゾ化合物および過硫酸塩のような水溶性開
始剤とを適当な速度で加えることによりラジカル乳化重
合を行う。得られるポリマーエマルションは150nm以下
の微小な粒径のポリマー粒子を含有する40%以上の高濃
度のエマルションである。
性不飽和モノマーを乳化重合することにより、微小な粒
径のポリマー粒子を含有する高濃度のポリマーエマルシ
ョンが得られる。まず、用いるエチレン性不飽和モノマ
ーの合計量に対して1〜200重量%の本発明のポリマー
乳化剤を水中に分散または溶解させる。ポリマー乳化剤
が未中和の場合は、アンモニア、アミンまたはアルカリ
を適宜用いて中和することにより、ポリマー乳化剤を水
溶化もしくは水分散化する。ついで、得られる水溶液を
重合温度に加熱し、ここに、撹拌下でエチレン性不飽和
モノマーとアゾ化合物および過硫酸塩のような水溶性開
始剤とを適当な速度で加えることによりラジカル乳化重
合を行う。得られるポリマーエマルションは150nm以下
の微小な粒径のポリマー粒子を含有する40%以上の高濃
度のエマルションである。
【0032】ここで、ポリマー乳化剤の配合量が1重量
%を下回ると重合安定性が低下するので、粒径の増大お
よび凝集物の発生が生じ得る。また、200重量%を上回
ると重合溶液が高粘度になりすぎたり、塗料組成物に用
いた場合にポリマー皮膜の耐水性が低下するので好まし
くない。
%を下回ると重合安定性が低下するので、粒径の増大お
よび凝集物の発生が生じ得る。また、200重量%を上回
ると重合溶液が高粘度になりすぎたり、塗料組成物に用
いた場合にポリマー皮膜の耐水性が低下するので好まし
くない。
【0033】本発明のポリマー乳化剤は主鎖において疎
水性側鎖と親水性側鎖とが対となって均一に分布してい
る。また、親水性部分と疎水性部分とが側鎖として分離
されており、それぞれ自由に運動しうる。このため、親
水性部分であるポリオキシアルキレン部分と硫酸基とは
広い水和ドメインを形成し、疎水性部分は疎水性モノマ
ーとよく相互作用しうる。
水性側鎖と親水性側鎖とが対となって均一に分布してい
る。また、親水性部分と疎水性部分とが側鎖として分離
されており、それぞれ自由に運動しうる。このため、親
水性部分であるポリオキシアルキレン部分と硫酸基とは
広い水和ドメインを形成し、疎水性部分は疎水性モノマ
ーとよく相互作用しうる。
【0034】このような理由で、本発明のポリマー乳化
剤は優れた重合安定性を示し、これを用いることにより
微小なポリマー粒子を高濃度で含有する分散安定性の良
好なポリマーエマルションが得られる。得られるポリマ
ーエマルション中では本発明のポリマー乳化剤は低分子
量成分を形成する。このように、本発明のポリマー乳化
剤はエマルション中のポリマー粒子の相互融着を促進す
る補助剤としての機能も有する。その結果、本発明のポ
リマー乳化剤を用いて得られたエマルションを塗料組成
物に用いると造膜助剤としての有機溶剤を使用しなくて
も、あるいはごくわずかの使用量で緻密で耐水性に富む
塗膜が得られる。
剤は優れた重合安定性を示し、これを用いることにより
微小なポリマー粒子を高濃度で含有する分散安定性の良
好なポリマーエマルションが得られる。得られるポリマ
ーエマルション中では本発明のポリマー乳化剤は低分子
量成分を形成する。このように、本発明のポリマー乳化
剤はエマルション中のポリマー粒子の相互融着を促進す
る補助剤としての機能も有する。その結果、本発明のポ
リマー乳化剤を用いて得られたエマルションを塗料組成
物に用いると造膜助剤としての有機溶剤を使用しなくて
も、あるいはごくわずかの使用量で緻密で耐水性に富む
塗膜が得られる。
【0035】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。
明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0036】
【製造例1】撹拌機、温度制御装置、滴下漏斗および窒
素導入管を備えたガラス製3リットルフラスコにメトキ
シプロパノール(MP)400gを仕込み、窒素雰囲気下で100
℃に加熱した。この溶液に、旭電化工業社製アデカリア
ソープSE-10Nの100g、スチレン270g、メタクリル酸メチ
ル(MMA)240g、アクリル酸2エチルヘキシル(EHA)320gお
よびメタクリル酸(MAA)70gからなるモノマー混合物と、
t-ブチルパーオクトエート(PBO)22gをMP50gに溶解させ
た開始剤溶液とをそれぞれ3時間かけて滴下し反応させ
た。滴下終了後、1時間同温度に保ち、前記開始剤3g
とMP50gとからなる開始剤溶液をさらに添加した。その
後、1時間120℃に保って反応を終了した。得られたポ
リマー溶液の固形分は66%でポリマーの分子量はGPCに
より平均8,500であった。
素導入管を備えたガラス製3リットルフラスコにメトキ
シプロパノール(MP)400gを仕込み、窒素雰囲気下で100
℃に加熱した。この溶液に、旭電化工業社製アデカリア
ソープSE-10Nの100g、スチレン270g、メタクリル酸メチ
ル(MMA)240g、アクリル酸2エチルヘキシル(EHA)320gお
よびメタクリル酸(MAA)70gからなるモノマー混合物と、
t-ブチルパーオクトエート(PBO)22gをMP50gに溶解させ
た開始剤溶液とをそれぞれ3時間かけて滴下し反応させ
た。滴下終了後、1時間同温度に保ち、前記開始剤3g
とMP50gとからなる開始剤溶液をさらに添加した。その
後、1時間120℃に保って反応を終了した。得られたポ
リマー溶液の固形分は66%でポリマーの分子量はGPCに
より平均8,500であった。
【0037】
【製造例2および3】親水性部分を有するモノマー(a)
をアデカリアソープSE-30NおよびSE-3Nに変更し、以下
の表IIIに示す配合割合とすること以外は製造例1と同
様にして、それぞれ表IIIに示す数平均分子量と固形分
とをもつポリマー溶液を得た。
をアデカリアソープSE-30NおよびSE-3Nに変更し、以下
の表IIIに示す配合割合とすること以外は製造例1と同
様にして、それぞれ表IIIに示す数平均分子量と固形分
とをもつポリマー溶液を得た。
【0038】
【製造例4】製造例1と同様の装置を準備し、フラスコ
にイソプロピルアルコール(IPA)800gを仕込み80℃に加
熱した。日本乳化剤社製RA-1022の556g(有効成分500
g)、MMA400g、nBA390g、アクリル酸(AA)60g、メタクリ
ル酸2ヒドロキシエチル(HEMA)100gおよびアゾビスイソ
ブチロニトリル(AIBN)20gからなる混合物を3時間かけ
て滴下し、その後、2時間加熱、撹拌を継続して反応を
終了させた。得られたポリマー溶液から溶剤の一部を留
去し、固形分70%に調製した。得られたポリマーの数平
均分子量は9,700であった。
にイソプロピルアルコール(IPA)800gを仕込み80℃に加
熱した。日本乳化剤社製RA-1022の556g(有効成分500
g)、MMA400g、nBA390g、アクリル酸(AA)60g、メタクリ
ル酸2ヒドロキシエチル(HEMA)100gおよびアゾビスイソ
ブチロニトリル(AIBN)20gからなる混合物を3時間かけ
て滴下し、その後、2時間加熱、撹拌を継続して反応を
終了させた。得られたポリマー溶液から溶剤の一部を留
去し、固形分70%に調製した。得られたポリマーの数平
均分子量は9,700であった。
【0039】
【製造例5】その他のモノマー(c)を新中村化学工業社
製NKエステルM-90G(M-90G)に変更し、以下の表IIIに示
す配合割合とすること以外は製造例4と同様にして、固
形分70%のポリマー溶液を得た。得られたポリマーの数
平均分子量は8,200であった。
製NKエステルM-90G(M-90G)に変更し、以下の表IIIに示
す配合割合とすること以外は製造例4と同様にして、固
形分70%のポリマー溶液を得た。得られたポリマーの数
平均分子量は8,200であった。
【0040】
【製造例6】製造例1と同様の装置を5リットルのガラ
ス製フラスコに取り付け、中にイオン交換水を2400g仕
込んで60℃に加熱した。過硫酸アンモニウム(APS)3gを
イオン交換水100gに溶解させた開始剤水溶液の1/2量を
添加し、10分経過後、第一工業製薬社製アクアロンHS-1
0の500g、MMA250g、アクリル酸エチル(EA)250g、チオグ
リコール酸2エチルヘキシル20gおよびメタノール1000g
からなる混合物を2時間にわたって滴下した。開始剤水
溶液の残り半分はモノマー溶液を滴下してから20分後よ
り2時間かけて滴下した。その後、2時間加熱を継続し
て反応を終え、固形分22%、数平均分子量11,000のポリ
マー溶液を得た。
ス製フラスコに取り付け、中にイオン交換水を2400g仕
込んで60℃に加熱した。過硫酸アンモニウム(APS)3gを
イオン交換水100gに溶解させた開始剤水溶液の1/2量を
添加し、10分経過後、第一工業製薬社製アクアロンHS-1
0の500g、MMA250g、アクリル酸エチル(EA)250g、チオグ
リコール酸2エチルヘキシル20gおよびメタノール1000g
からなる混合物を2時間にわたって滴下した。開始剤水
溶液の残り半分はモノマー溶液を滴下してから20分後よ
り2時間かけて滴下した。その後、2時間加熱を継続し
て反応を終え、固形分22%、数平均分子量11,000のポリ
マー溶液を得た。
【0041】
【製造例7および8】以下の表IIIに示す配合割合とす
ること以外は製造例1と同様にして、それぞれポリマー
溶液を得た。
ること以外は製造例1と同様にして、それぞれポリマー
溶液を得た。
【0042】
【製造例9】親水性部分を有するモノマー(a)SE-10Nの
代わりにポリオキシエチレンアリルエーテル硫酸エステ
ルアンモニウム塩を等モル数の70g使用し、疎水性部分
を有するモノマー(b)であるスチレンを300gに増量する
こと以外は製造例1と同様にして、固形分66%のポリマ
ー溶液を得た。ポリマーの数平均分子量は8,200であっ
た。
代わりにポリオキシエチレンアリルエーテル硫酸エステ
ルアンモニウム塩を等モル数の70g使用し、疎水性部分
を有するモノマー(b)であるスチレンを300gに増量する
こと以外は製造例1と同様にして、固形分66%のポリマ
ー溶液を得た。ポリマーの数平均分子量は8,200であっ
た。
【0043】
【製造例10】親水性部分を有するモノマー(a)SE-30N
の代わりにNKエステルM-230Gを使用すること以外は製造
例2と同様にして、表IIIに示す特性を有するポリマー
溶液を得た。
の代わりにNKエステルM-230Gを使用すること以外は製造
例2と同様にして、表IIIに示す特性を有するポリマー
溶液を得た。
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【製造例11】親水性部分を有するモノマー(a)RA-1022
の代わりに等モル数のアンモニウム2スルホエチルメタ
クリレート7gを使用し、以下の表IIIに示す配合割合と
すること以外は製造例4と同様にして、ポリマー溶液を
得た。
の代わりに等モル数のアンモニウム2スルホエチルメタ
クリレート7gを使用し、以下の表IIIに示す配合割合と
すること以外は製造例4と同様にして、ポリマー溶液を
得た。
【0047】
【実施例1】撹拌機、温度制御装置、滴下漏斗および窒
素導入管を備えたガラス製3リットルフラスコに、製造
例1で得られたポリマー溶液303g(固形分200g)をジメチ
ルエタノールアミン(DMEA)14gにより中和し、イオン交
換水867gに溶解させた乳化剤水溶液を仕込み、窒素雰囲
気下で83℃に加熱した。スチレン300g、MMA300gおよびE
HA400gからなるモノマー混合物のうち50gをフラスコに
仕込んだ後、アゾビスシアノ吉草酸(ACVA)10gをDMEA6g
で中和し、イオン交換水200gに溶解させた開始剤水溶液
の1/4量を加えて重合を開始させた。開始剤添加10分後
から残りのモノマー混合物を180分で、残りの開始剤水
溶液を200分かけて滴下し、そのまま120分間加熱、撹拌
を続けて反応を終了させた。得られたエマルションの樹
脂固形分は50%、レーザー光散乱法による粒子径は88nm
であった。
素導入管を備えたガラス製3リットルフラスコに、製造
例1で得られたポリマー溶液303g(固形分200g)をジメチ
ルエタノールアミン(DMEA)14gにより中和し、イオン交
換水867gに溶解させた乳化剤水溶液を仕込み、窒素雰囲
気下で83℃に加熱した。スチレン300g、MMA300gおよびE
HA400gからなるモノマー混合物のうち50gをフラスコに
仕込んだ後、アゾビスシアノ吉草酸(ACVA)10gをDMEA6g
で中和し、イオン交換水200gに溶解させた開始剤水溶液
の1/4量を加えて重合を開始させた。開始剤添加10分後
から残りのモノマー混合物を180分で、残りの開始剤水
溶液を200分かけて滴下し、そのまま120分間加熱、撹拌
を続けて反応を終了させた。得られたエマルションの樹
脂固形分は50%、レーザー光散乱法による粒子径は88nm
であった。
【0048】
【実施例2】乳化剤として製造例2で得られたポリマー
溶液152g(固形分100g)をDMEA7gによって中和し、イオ
ン交換水825gに溶解させたものを使用し、モノマーは表
IIに示すように、新たにアクリロニトリル(AN)を加えた
4成分系とし、実施例1と同様の手順で合成した。得ら
れたポリマーエマルションは固形分50%、粒子径95nmで
あった。
溶液152g(固形分100g)をDMEA7gによって中和し、イオ
ン交換水825gに溶解させたものを使用し、モノマーは表
IIに示すように、新たにアクリロニトリル(AN)を加えた
4成分系とし、実施例1と同様の手順で合成した。得ら
れたポリマーエマルションは固形分50%、粒子径95nmで
あった。
【0049】
【実施例3】乳化剤として製造例3で得られたポリマー
溶液77g(固形分50g)をDMEA3gにより中和し、イオン交
換水804gに溶解させたものを使用し、モノマーは表IIに
示すように、新たにアデカリアソープNE-10(旭電化工業
製)を加えた4成分系とし、実施例1と同様の手順で反
応させた。得られたポリマーエマルションの固形分は50
%、粒子径は102nmであった。
溶液77g(固形分50g)をDMEA3gにより中和し、イオン交
換水804gに溶解させたものを使用し、モノマーは表IIに
示すように、新たにアデカリアソープNE-10(旭電化工業
製)を加えた4成分系とし、実施例1と同様の手順で反
応させた。得られたポリマーエマルションの固形分は50
%、粒子径は102nmであった。
【0050】
【実施例4】乳化剤として製造例4で得られたポリマー
溶液429g(固形分300g)をDMEA22gによって中和し、イオ
ン交換水1222gに溶解させたものを使用し、モノマーはM
MA、nBAおよびエチレングリコールジメタクリレート(EG
DM)を表IIに示した量を使用して実施例1と同様の手順
で反応させた。得られたポリマーエマルションの固形分
は45%、粒子径は79nmであった。
溶液429g(固形分300g)をDMEA22gによって中和し、イオ
ン交換水1222gに溶解させたものを使用し、モノマーはM
MA、nBAおよびエチレングリコールジメタクリレート(EG
DM)を表IIに示した量を使用して実施例1と同様の手順
で反応させた。得られたポリマーエマルションの固形分
は45%、粒子径は79nmであった。
【0051】
【実施例5】乳化剤として製造例5で得られたポリマー
溶液143g(固形分100g)のイオン交換水798gへの溶解物、
モノマーとしてMMA、nBAおよびメタクリル酸の混合物10
00gおよび開始剤としてAPS3gのイオン交換水200gへの
溶解液を使用し、実施例1と同様の手順で合成した。反
応終了後、5%アンモニア水60gを加えて中和した。得
られたポリマーエマルションの固形分は50%、粒子径は
104nmであった。
溶液143g(固形分100g)のイオン交換水798gへの溶解物、
モノマーとしてMMA、nBAおよびメタクリル酸の混合物10
00gおよび開始剤としてAPS3gのイオン交換水200gへの
溶解液を使用し、実施例1と同様の手順で合成した。反
応終了後、5%アンモニア水60gを加えて中和した。得
られたポリマーエマルションの固形分は50%、粒子径は
104nmであった。
【0052】
【実施例6】実施例1と同様の装置を用い、製造例6で
得られたポリマー溶液227g(固形分50g)とイオン交換水8
00gとからなる乳化剤水溶液の1/2量をフラスコに仕込み
60℃に加熱した。スチレン、MMA、EHA、アクリル酸およ
びアクアロンHS-10からなるモノマー混合物1000gのうち
50gをフラスコに加えた。次いで、APS3gとイオン交換
水150gとからなる開始剤水溶液の1/4と亜硫酸水素ナト
リウム(NaHSO3)2gとイオン交換水100gからなる還元剤
水溶液の1/4とを加え反応を開始させた。10分経過して
から、残りのポリマー水溶液と残りのモノマー混合物を
ミキサーを用いて乳化して得られるモノマーエマルショ
ンを120分間、残りの開始剤溶液と還元剤溶液をそれぞ
れ別個に140分間かけて滴下し、そのまま120分間保ち反
応を終えた。5%アンモニア水50gで中和し、固形分45
%、粒子径94nmのポリマーエマルションを得た。
得られたポリマー溶液227g(固形分50g)とイオン交換水8
00gとからなる乳化剤水溶液の1/2量をフラスコに仕込み
60℃に加熱した。スチレン、MMA、EHA、アクリル酸およ
びアクアロンHS-10からなるモノマー混合物1000gのうち
50gをフラスコに加えた。次いで、APS3gとイオン交換
水150gとからなる開始剤水溶液の1/4と亜硫酸水素ナト
リウム(NaHSO3)2gとイオン交換水100gからなる還元剤
水溶液の1/4とを加え反応を開始させた。10分経過して
から、残りのポリマー水溶液と残りのモノマー混合物を
ミキサーを用いて乳化して得られるモノマーエマルショ
ンを120分間、残りの開始剤溶液と還元剤溶液をそれぞ
れ別個に140分間かけて滴下し、そのまま120分間保ち反
応を終えた。5%アンモニア水50gで中和し、固形分45
%、粒子径94nmのポリマーエマルションを得た。
【0053】
【実施例7】製造例7で得られたポリマー溶液200g(固
形分100g)とイオン交換水741gからなる乳化剤水溶液を
使用すること以外は実施例5と同様の処方、手順で合成
し、中和後の固形分が50%、粒子径98nmのポリマーエマ
ルションを得た。
形分100g)とイオン交換水741gからなる乳化剤水溶液を
使用すること以外は実施例5と同様の処方、手順で合成
し、中和後の固形分が50%、粒子径98nmのポリマーエマ
ルションを得た。
【0054】
【実施例8】表IIに示す処方の1/10のグラム数で実施し
た。スチレン、MMA、EHAおよび1,6-ヘキサンジオールジ
メタクリレート(HDDM)を表IIに示すモノマー混合物(合
計100g)とし、このうちの50gを製造例1で得られたポリ
マー溶液182g(固形分120g)をDMEA7gで中和したポリマ
ー乳化剤に加え、さらにイオン交換水240gを加え、撹拌
し、モノマー乳化物を得た。実施例1と同様の装置に1
リットルフラスコを実施例1と同様に取り付け、前記モ
ノマー乳化物の1/4量を仕込んで83℃に加熱した。ACVA
1gをDMEA0.6gで中和し、イオン交換水20gに溶解させた
開始剤水溶液の1/4量を加えて反応を開始させた。10分
後から残りのモノマー混合物およびモノマー乳化物と残
りの開始剤水溶液を同時にそれぞれ120分間および140分
間にわたって滴下し、そのまま120分間加熱を続け、反
応を終了させた。得られたポリマーエマルションは固形
分40%、粒子径120nmを有していた。
た。スチレン、MMA、EHAおよび1,6-ヘキサンジオールジ
メタクリレート(HDDM)を表IIに示すモノマー混合物(合
計100g)とし、このうちの50gを製造例1で得られたポリ
マー溶液182g(固形分120g)をDMEA7gで中和したポリマ
ー乳化剤に加え、さらにイオン交換水240gを加え、撹拌
し、モノマー乳化物を得た。実施例1と同様の装置に1
リットルフラスコを実施例1と同様に取り付け、前記モ
ノマー乳化物の1/4量を仕込んで83℃に加熱した。ACVA
1gをDMEA0.6gで中和し、イオン交換水20gに溶解させた
開始剤水溶液の1/4量を加えて反応を開始させた。10分
後から残りのモノマー混合物およびモノマー乳化物と残
りの開始剤水溶液を同時にそれぞれ120分間および140分
間にわたって滴下し、そのまま120分間加熱を続け、反
応を終了させた。得られたポリマーエマルションは固形
分40%、粒子径120nmを有していた。
【0055】
【比較例1】乳化剤として製造例2で得られたポリマー
溶液364g(固形分240g)をDMEA140gで中和し、表IIに示し
たモノマー混合物50gを加えたものにイオン交換水470g
を加え、撹拌してモノマー乳化物とすること以外は、実
施例8と同様の装置と手順に従い、表IIの処方の1/10の
スケールで反応させた。得られたポリマーエマルション
は固形分35%、粒子径154nmを有していた。
溶液364g(固形分240g)をDMEA140gで中和し、表IIに示し
たモノマー混合物50gを加えたものにイオン交換水470g
を加え、撹拌してモノマー乳化物とすること以外は、実
施例8と同様の装置と手順に従い、表IIの処方の1/10の
スケールで反応させた。得られたポリマーエマルション
は固形分35%、粒子径154nmを有していた。
【0056】
【比較例2】乳化剤として製造例3で得られたポリマー
溶液7.7g(固形分5g)をDMEA0.3gで中和し、イオン交換
水786gに溶解させたものを使用するほかは実施例3と同
様の装置、手順および処方で反応させ固形分50%、粒子
径208nmのポリマーエマルションを得た。
溶液7.7g(固形分5g)をDMEA0.3gで中和し、イオン交換
水786gに溶解させたものを使用するほかは実施例3と同
様の装置、手順および処方で反応させ固形分50%、粒子
径208nmのポリマーエマルションを得た。
【0057】
【比較例3および4】それぞれ製造例8および製造例9
で得られたポリマー溶液を使用すること以外は、実施例
1と同様の装置、手順および処方で反応させ表IIに示す
特数を有するポリマーエマルションを得た。
で得られたポリマー溶液を使用すること以外は、実施例
1と同様の装置、手順および処方で反応させ表IIに示す
特数を有するポリマーエマルションを得た。
【0058】
【比較例5】製造例2で得られたポリマー溶液を使用す
ること以外は、実施例2と同様の装置、手順および処方
で反応させ、固形分50%、粒子径193nmのポリマーエマ
ルションを得た。
ること以外は、実施例2と同様の装置、手順および処方
で反応させ、固形分50%、粒子径193nmのポリマーエマ
ルションを得た。
【0059】
【比較例6】製造例11で得られたポリマー溶液を使用す
ること以外は、実施例4と同様の装置、手順および処方
で反応させ、固形分45%、粒子径141nmのポリマーエマ
ルションを得た。
ること以外は、実施例4と同様の装置、手順および処方
で反応させ、固形分45%、粒子径141nmのポリマーエマ
ルションを得た。
【0060】
【ポリマーエマルションの性能評価】上記の実施例1〜
8および比較例1〜6で得られたそれぞれのエマルショ
ンを以下の方法により評価した。結果を表IVに示す。
8および比較例1〜6で得られたそれぞれのエマルショ
ンを以下の方法により評価した。結果を表IVに示す。
【0061】貯安性 エマルションを40℃で1ケ月保存した前後の状態と粘度
の変化で次のように評価した。 ○: 粘度変化が30%未満で凝集物、沈降物がない △: 粘度変化が30%以上で凝集物、沈降物がない ×: 凝集物、沈降物が発生する
の変化で次のように評価した。 ○: 粘度変化が30%未満で凝集物、沈降物がない △: 粘度変化が30%以上で凝集物、沈降物がない ×: 凝集物、沈降物が発生する
【0062】乾燥性 エマルションに造膜助剤として4重量%のCS-12(チッソ
(株)製)を加えたものをガラス板に4ミルのドクターブ
レードを用いて塗布し、温度5℃、湿度40%の環境下に
置いた。JIS K 5400に従い、硬化に要する時間で次の
ように判定した。 ○: 30分以内 △: 60分以内 ×: 60分を超過
(株)製)を加えたものをガラス板に4ミルのドクターブ
レードを用いて塗布し、温度5℃、湿度40%の環境下に
置いた。JIS K 5400に従い、硬化に要する時間で次の
ように判定した。 ○: 30分以内 △: 60分以内 ×: 60分を超過
【0063】耐水性 前記の乾燥性試験と同様の条件で試験板を作製し、2時
間乾燥させた後、25℃でイオン交換水に10分間浸漬し、
塗膜の状態を観察し、次のように判定した。 ○: 塗膜に異常なし ○: 異常がない △: 白濁する ×: 白濁し、ブリスターが生じる
間乾燥させた後、25℃でイオン交換水に10分間浸漬し、
塗膜の状態を観察し、次のように判定した。 ○: 塗膜に異常なし ○: 異常がない △: 白濁する ×: 白濁し、ブリスターが生じる
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
【0066】
【発明の効果】水性塗料組成物に好適な微小な粒径のポ
リマー粒子を含有する高濃度のエマルションを得ること
が可能な、良好な分散能を有するポリマー乳化剤が提供
された。
リマー粒子を含有する高濃度のエマルションを得ること
が可能な、良好な分散能を有するポリマー乳化剤が提供
された。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 220/38 MMU 7242−4J (72)発明者 岡田 英積 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 A)式 [式中、R1およびR2は水素原子またはメチル基であり、X
は-COO-または-CH2O-であり、Aは炭素数2〜4のアルキ
レン基であり、Yは炭素数6〜25の炭化水素基を少なく
とも1個置換基として有する炭素数7〜30のアルキレン
基と、以下の式(i)、(ii)および(iii) 【化1】 のいずれかで示す構造を有する基とからなる群から選択
される結合基であり、mは0〜20の整数であり、kは0
または1であり、nは3〜50の整数であり、Mはアンモニ
ウム化合物、プロトンまたはアルカリ金属である。]で
示す構造を有する、親水性側鎖を有する繰り返し単位3
重量%以上と; B)式 -CH2-CR10Z- [式中、R10は水素原子またはメチル基であり、Zは式 -COOR11、 -OCOR11、または 【化2】 [式中、R11は炭素数1〜25のアルキル、アルケニルもし
くはアラルキル基である。]で示す構造を有する基、並
びにフェニルおよびナフチル基からなる群から選択され
る疎水性置換基である。]で示す構造を有する、疎水性
側鎖を有する繰り返し単位0〜97重量%と;C)その他の
α,β-エチレン性不飽和モノマー由来の繰り返し単位0
〜70重量%と;を有する、数平均分子量2,000〜200,000
の範囲の乳化重合用ポリマー乳化剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13065292A JPH05320261A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 乳化重合用ポリマー乳化剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13065292A JPH05320261A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 乳化重合用ポリマー乳化剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05320261A true JPH05320261A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15039375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13065292A Pending JPH05320261A (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 乳化重合用ポリマー乳化剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05320261A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021161066A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 互応化学工業株式会社 | 水性ポリマーエマルション、メークアップ化粧料及び水性ポリマーエマルションの製造方法 |
| WO2022202905A1 (ja) * | 2021-03-25 | 2022-09-29 | 日信化学工業株式会社 | アクリル樹脂エマルジョン及びその製造方法並びに塗料組成物 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP13065292A patent/JPH05320261A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021161066A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 互応化学工業株式会社 | 水性ポリマーエマルション、メークアップ化粧料及び水性ポリマーエマルションの製造方法 |
| WO2022202905A1 (ja) * | 2021-03-25 | 2022-09-29 | 日信化学工業株式会社 | アクリル樹脂エマルジョン及びその製造方法並びに塗料組成物 |
| JP2022149831A (ja) * | 2021-03-25 | 2022-10-07 | 日信化学工業株式会社 | アクリル樹脂エマルジョン及びその製造方法並びに塗料組成物 |
| EP4317328A4 (en) * | 2021-03-25 | 2025-04-02 | Nissin Chemical Industry Co., Ltd. | ACRYLIC RESIN EMULSION, MANUFACTURING METHOD THEREFOR, AND COATING COMPOSITION |
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