JPH0532040U - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JPH0532040U
JPH0532040U JP8277991U JP8277991U JPH0532040U JP H0532040 U JPH0532040 U JP H0532040U JP 8277991 U JP8277991 U JP 8277991U JP 8277991 U JP8277991 U JP 8277991U JP H0532040 U JPH0532040 U JP H0532040U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、自動車用空気調和装置の性能に悪
影響を与えずに、高い集塵効率で臭いの成分となる物質
をエバポレ−タの上流側で取り除くことを最も主要な特
徴とする。 【構成】送風ファン7の吹出部とエバポレ−タ8の空気
導入側との間に電気式集塵装置12を設けたことにあ
る。これによって、電気式集塵装置12の集塵作用、す
なわちコロナ放電により微粒子に帯電させ、集塵板33
に電気的に付着させるという作用によって、エバポレ−
タ8から下流の領域(水分がある領域)に臭いの成分と
なる物質を空気中から取り除くようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車内を空調する自動車用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車には、車内を快適な空間とするよう、空気調和装置を搭載することが行 われている。
【0003】 こうした自動車用空気装置には、従来より、車外、車内に連通する導入口と車 内に開口する吹出口とを連通する風路に、導入口側からブロア(送風ファン)、 エバポレ−タ(冷凍サイクルを構成する機器)、ヒ−タコアを順に設けた構造が 用いられ、導入口から導入された空気(外気あるいは車内空気)をエバポレ−タ (冷却)、ヒ−タコア(加熱)を通過するときの熱交換によって所定の空調空気 (冷風、温風)にするようにしてある。 ところで、自動車用空気調和装置では、運転開始の際、吹出口から臭気が車内 に吹き出されることがある。 ここで、臭気の発生のメカニズムについて説明すれば、エバポレ−タは蒸発作 用(冷凍サイクル運転)よりドレン水が生じることは知られている。 このドレン水はチュ−ブなどで風路の外部に導出しているものの、一部は内部 に溜まったり、エバポレ−タに付着する。
【0004】 一方、自動車用空気調和装置は、家庭用の空気調和装置とは異なり、外気を取 り入れ、熱交換により、この外気を所定温度(湿度)の温風にしたり、冷風にし たりする運転をしている。むろん、車内(内気)の空気を所定温度(湿度)の温 風にしたり、冷風にもする。 つまり、自動車用空気調和装置では、外部のほこり,雑菌などが水分の有る部 位に付着しやすい構造である。
【0005】 このため、場合によっては雑菌などがドレン水で繁殖して、分泌物を発生し、 臭いの成分となる腐敗臭、ほこり臭、アンモニア臭などを生じさせることになる 。 こうした臭いが、自動車用空気調和装置の運転開始時、吹出口から空調した空 気と共に車内に吹出されて、車内にいる人に不快感を与えてしまう。 そこで、従来、エバポレ−タの空気導入側(上流側)に静電式フィルタ−を設 けて、臭いの原因を除くようにする技術を採用することが行われている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、静電式フィルタ−で効率の良い集塵を行うには、構造上、通風面積 を小さくする都合があり、かなり通風抵抗は大きくなる。
【0007】 このため、静電式フィルタ−は集塵効率が悪く、自動車用空気調和装置自体の 性能に悪影響(吹出風量の低下など)を与えてしまう。しかも、通風面積を大き く(通風抵抗:大)すれば、臭気の吹出しは防止できず、性能の点において十分 といえるものではなかった。
【0008】 この考案は、このような事情に着目してなされたもので、その目的とするとこ ろは、自動車用空気調和装置の性能に悪影響を与えずに、高い集塵効率で臭いの 成分となる物質をエバポレ−タの上流側で取り除くことができるようにした自動 車用空気調和装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の自動車用空気調和装置は、送風フ ァンの吹出部とエバポレ−タの空気導入側(上流側)との間に電気式集塵装置を 設けたことにある。
【0010】 請求項2に記載の自動車用空気調和装置は、電気式集塵装置を、一端側に送風 ファンの吹出部に開口する第1の嵌挿部が形成され、他端側にエバポレ−タの空 気導入側に開口する第2の嵌挿部が形成された偏平な筒型のケ−シングと、この ケ−シングの第1の嵌挿部に嵌挿された、プレフィルタ−およびイオナイザと、 前記ケ−シングの第2の嵌挿部に前記イオナイザと並行をなして嵌挿されたコレ クタと、前記ケ−シングの側部に設けられ、前記イオナイザとコレクタとに高電 圧を供給する高圧供給手段とから偏平状に構成したことにある。
【0011】
【作用】
請求項1に記載の自動車用空気調和装置は、電気式集塵装置の集塵作用、すな わちコロナ放電により微粒子に帯電させ、集塵板に電気的に付着させるという作 用によって、エバポレ−タから下流の領域(水分がある領域)に臭いの成分とな る物質を空気中から取り除く。 ここで、このような集塵は、電気付着方式であるため、高い集塵効率を保ちつ つ、通風面積は大きく(通風抵抗:小)とれる。
【0012】 それ故、自動車用空気調和装置の性能に悪影響(吹出風量が低下するなど)を 与えることなしに、臭いの成分となる物質をエバポレ−タの上流側で、十分に取 り除くことができる。 請求項2に記載の自動車用空気調和装置によると、自動用空気調和装置に対応 した電気式集塵装置となる。
【0013】 すなわち、自動車用空気調和装置は、エンジンル−ム、客室などを所定に確保 しつつ車体全体を小さくするという自動車特有の製作上などの制約などによって 、かなり相互の部品が接近した状態で自動車に据え付けられているものである。 このため、送風ファンとエバポレ−タとの間は、かなり接近していて、通常の 電気式集塵装置の構造そのものでは、その間に据え付けるは難しい。 そのため、送風ファンとエバポレ−タとの間に据付可能にするために電気式集 塵装置の全体を偏平状にコンパクトに構成した。
【0014】
【実施例】 以下、この考案を図1ないし図9に示す一実施例にもとづいて説明する。図1 は自動車のフロント側を示し、1はダッシュボ−ド(エンジンル−ムと車室とを 仕切るもので図示せず)とインストルメントパネル2との間に据付けられた自動 車用空気調和装置のシステムユニットである。
【0015】 システムユニット1は、例えば助手席側から車幅方向中央に沿って設けられて いる。システムユニット1には、図6の概略図に示されるように助手席側から車 幅方向中央に沿って風路3を設け、この風路3の一方となる助手席側の端部に車 外と連通する外気導入口4および車内と連通する内気導入口5(いずれも導入口 に相当)を設け、他方となる車幅方向中央側の端部に車内に開口する吹出口6を 設け、これら間の風路部分に導入口側からブロア7(送風ファンに相当)、エバ ポレ−タ8(冷凍サイクルを構成する機器)、ヒ−タコア9(エンジンの熱を放 熱するもの)を順に設けた構造となっている。また導入口4,5には切換用のダ ンパ−10が設けられ、ヒ−タコア9にはミックスエア用のダンパ−11が設け られ、ダンパ−10の切換え、ダンパ−11の開度にしたがって、外気導入口4 あるいは内気導入口5から導入された空気(外気あるいは車内空気)をエバポレ −タ8、ヒ−タコア9を通過するときの熱交換により、所定の温度,湿度の空調 空気(冷風、温風)にするようにしてある。 一方、ブロア7の吹出部とエバポレ−タ8の空気導入部との間には、電気式集 塵装置12が着脱自在に設けられている。 この電気式集塵装置12回りの構造が図2および図3の二つの図面にまたがっ て示されている。
【0016】 電気式集塵装置12回りの構造について説明すれば、15は集塵装置12の据 付部である。据付部15は、図2に示されるようにエバポレ−タ8を収容した箱 形の上下二分割式のケ−ス8aを流用してなる。
【0017】 具体的には、ケ−ス8aは、一方の端部となる左端部にブロア7の吹出部に接 続される小なる長方形の開口16を有し、他方の端部となる右端部に、ヒ−タコ ア以降の部分のユニットが接続される大なる矩形の開口(図示しない)を有して 構成される。またケ−ス8aの厚み寸法は、エバポレ−タ8の厚みよりも大きな 厚み寸法を有している。このケ−ス8a内の右側に上記エバポレ−タ8を収容し てある。
【0018】 ケ−ス8aの車室側の側部には、エバポレ−タ8と隣合う部分を縦長に切欠し てなる偏平な開口部17が形成されている。この開口部17の縁部には座部分1 8aが形成され、上記据付部6を構成している。これにより、開口部17からケ −ス8a内に電気式集塵装置12を挿脱できるようにしてある。なお、18は座 部分18の周囲のケ−ス壁に突設された固定用のねじ軸である。 電気式集塵装置12は、図3ないし図5に示されるように上記据付部16に対 応して偏平形に構成してある。 この電気式集塵装置12には、主要部品を一つにまとめて、1つのユニットと した構造を採用してある。
【0019】 すなわち、20は絶縁部材、例えば合成樹脂部材から形成された筒形の短長な ケ−シングである。ケ−シング20の一方の端部には、開口16の大きさと対応 した開口形状をもつ長方形の枠で構成される嵌挿部21(第1の嵌挿部に相当) が形成されている。またケ−シング20の他方の端部には、開口16と反対側に 有る図示しない矩形の開口を内接するような例えば楕円形の枠で構成された嵌挿 部22(第2の嵌挿部に相当)が形成されている。またケ−シング20の一方の 側部には、開口部17の外形に応じた大きさの板状部23が一体に形成されてい る。この板状部23の中段には矩形の収容用の偏平な凹部24が形成してある。 つまり、ケ−ス20は開口部17からケ−ス8a内の奥行方向へ引出可能に差 し込めるようになっている。 ケ−シング20の嵌挿部21に、プレフィルタ−25が付いたイオナイザ26 が嵌挿される。
【0020】 具体的には、イオナイザ26は図3に示されるように嵌挿部21と挿脱可能な 長方形の枠体27の片側の開口、詳しくは開口部17に臨む左側の開口に、大き な粒子(ごみなど)を除去するためのプレフィルタ−25を張り渡し、枠体27 の内部に、複数枚の極板28と導線、例えばタングステン線29とを交互に並行 に並べたイオン化部分を設けてなる。このイオナイザ26を嵌挿部21に対して 挿脱可能に嵌挿してある。なお、30は枠体27に設けた、枠体27を嵌挿部2 1の壁部先端に着脱可能に係合させるための爪部である。 ケ−シング20の嵌挿部22には、コレクタ−31が嵌挿される。
【0021】 具体的には、コレクタ−31は嵌挿部22と挿脱可能な楕円形の枠体32内に 、所定隙間ができるように重ねた、例えば陰極板33を形成した樹脂製の帯板部 材(図示しない)と陽極板34を形成した樹脂帯板部材(図示しない)とを渦巻 状に巻回させた積層状の集塵部分を収容させてなる。このコレクタ−31を嵌挿 部22に対して挿脱可能に嵌挿してある。なお、図示はしないが枠体32に、同 枠体32を嵌挿部22の壁部先端に着脱可能に係合させるための爪部が設けてあ る。 こうした嵌挿構造によって、イオナイザ26とコレクタ−31との双方を、ケ −シング20の中央の連通部を介して並行に配置させている。
【0022】 また凹部24には、集塵装置の偏平なコントロ−ルユニット35(高圧供給手 段)が据付けられている。つまり、コントロ−ルユニット35はイオナイザ26 とコレクタ−31とが並ぶ方向に沿って並行に設けられる。
【0023】 コントロ−ルユニット35は、絶縁部材で構成された矩形の偏平箱状のケ−ス 36内に、図7に示されるように高電圧を発生させる高圧発生部37(トランス よりなる)、同高圧発生部37の出力を制御する出力制御部38(制御部を構成 するもの)、出力の異常を検出する異常検出部39(制御部を構成するもの)と いった回路を設けて構成される。そして、高圧発生部37の異なる出力端部がハ −ネス(図示しない)および接点部43などを介して、上記イオナイザ26、コ レクタ−31に接続され、集塵に必要な高電圧、例えばイオナイザ26に約60 00V、コレクタ−31に約3500Vをそれぞれ印加できるようにしてある。
【0024】 出力制御部38は、例えば自動車のインストルメントパネル2にある空気調和 装置の操作パネル40に設けた、空気調和装置の運転開始用のブロアスイッチ4 1に接点41aを介し接続されていて、冷房、暖房運転をするべくブロアスイッ チ41をオン操作すると、イオナイザ26、コレクタ−31に高電圧を印加する ようにしてある。
【0025】 高圧発生部37は、ケ−シング20の板状部23の上部に設けた、電気式集塵 装置12がケ−ス8aに装着されているか否かを検出するためのマイクロスイッ チ42(検出素子)および接点42aを介して、自動車のイグニションスイッチ に接続されていて、イグニションスイッチがオンで、電気式集塵装置12が正規 に据え付けていないと、イオナイザ26、コレクタ−31が作用しないようにし てある。
【0026】 異常検出部39は、イオナイザ26、コレクタ−31に接続されていて、イオ ナイザ26、コレクタ−31に異常電流が流れたか否かを検出し、異常電流が検 出されたとき高圧発生部37の作動を停止させるようにしてある。
【0027】 また出力制御部38および異常検出部39は、出力比較用の回路(トランジス タ44、抵抗45からなる)、接点39aを介して、操作パネル40に設けたイ ンジケ−タランプ46に接続されていて、インジケ−タランプ46の点・消灯か ら集塵装置の作動を表示するようにしてある。
【0028】 こうしたケ−シング20に対するイオナイザ26、コレクタ−31、コントロ −ルユニット35に取付けにより、図5に示されるように電気式集塵装置12の 厚み寸法Tを最少限にして、上記開口部17とエバポレ−タ8との間の偏平な空 間部分に対して挿脱可能な、偏平状の電気式集塵装置12を構成している。
【0029】 こうして構成された電気式集塵装置12が上記開口部17からケ−ス8a内に 嵌挿されて、据付部15に固定される。この据付けにより、上記電気式集塵装置 12は、イオナイザ26が開口16に対向、コレクタ−31がエバポレ−タ8の 空気導入側の面部分の略全体に対向して、ケ−ス8aの内部に装着される。
【0030】 なお、コレクタ−31と枠体31との間における接点部43には、例えば図3 に示されるように枠体31の側部に側方に張出す台部分47を形成し、この台部 分47の上下端部に陰極板33,陽極板34につながる接点43a,43a(上 側しか図示せず)を設け、枠体31にこれら接点43a,43aに対応して、上 記コントロ−ルユニット35につながる摺接接片(図示しない)を設けた構造が 採用されていて、たとえケ−ス8aの内底部にドレン水が溜まることがあっても 、陽極側と陰極側とにおいてリ−クが発生しないようにしている(水から接点を 遠ざけている)。また図示はしないがイオナイザ26と枠体27との間における 接点部においても、ケ−ス8aに溜まるドレン水から接点を遠ざけて配置した構 造を採用してある。
【0031】 但し、ケ−ス8aに嵌挿された電気式集塵装置12は、板状部23に設けた孔 部48から突き出るケ−ス8a側のねじ軸18に対し、ナット49を螺合するこ とによりケ−ス8aに着脱可能に固定される。つまり、イオナイザ26のプレフ ィルタ−25およびコレクタ−31が汚れたら、電気式集塵装置12をケ−ス8 aから外部に出し、さらにケ−シング20から出せば、洗浄できるようにしてあ る。つまり、イオナイザ26のプレフィルタ−25、コレクタ−31共、再び使 用できるようにしてある。 つぎに、このように構成された自動車用空気調和装置の作用について説明する 。 自動車のイグニションスイッチをオンにしてエンジンを始動した後、ブロアス イッチ41をオンにする。
【0032】 すると、図示しないエンジンの出力が電磁クラッチを介して冷凍サイクルを構 成する圧縮機に伝達されるとともに、ブロア7、各ダンパ−10,11が所定に 作動する。また出力制御部38が作動して、高圧発生部37を昇圧させ、それぞ れイオナイザ26、コレクタ−31に高電圧を印加する。 ブロア7の作動により、外気(あるいは内気)が風路3に導入され、電気式集 塵装置12をに導かれる。ここで、空気中の微粒子の取り除かれる。 すなわち、電気式集塵装置12では、まず、プレフィルタ−25によって空気 中に混じった大きな微粒子(図6中、黒丸部分で示す)が取り除かれる。
【0033】 ついで、電気的に集塵される。すなわち、上記昇圧された高圧電源により、イ オナイザ26の極板28とタングステン線29との間から、コロナ放電が発生す る。
【0034】 ここで、コロナ放電が起きているところでは、電子は加速され非常に高速で運 動している。このため、空気分子が衝突した時、電子が飛び出し正イオンと電子 とが生じる。コロナ領域では、この過程は自然のなだれのように連続的に起こり 、タングステン線29の周辺に自由電子と正イオンとが密集した雲塊を形成して いく。
【0035】 このコロナ放電が起きている中を、上記空気の微粒子(図6中、黒丸部分で示 す:臭いの原因となる物質(塵、ほこり)など)が通過すると、微粒子に正イオ ンが吸着し、プラスに帯電する。 この帯電された微粒子は、約3500Vで荷電されたコレクタ−31の並行な 極板33,34間を通過するときに、陰極板33に吸着される。 これによって、エバポレ−タ8から下流の領域(水分がある領域)には、臭い の成分となる物質は運ばれないようになる(到達しない)。 このようにして微粒子が取り除かれた空気が、エバポレ−タ8、ヒ−タコア9 を通過するときに熱交換されて後、吹出口6から車内に吹出される。 したがって、雑菌などによって、腐敗臭、ほこり臭、アンモニア臭などを生じ させることはない。 それ故、自動車用空気調和装置の運転開始時、臭気で不快感を与えるようなこ とはなくなる。
【0036】 しかも、電気付着方式の集塵装置12は、静電式に比べ、通風面積を大きくと れるために、高い集塵効率を得ることができる。実験によれば、静電式と電気式 (電気付着方式)との集塵効果を対比すると、図8に示されるように電気式は静 電式に比べ、かなり高い集塵効果が得られるものであった。また通風抵抗につい ては図9に示されるように電気式は静電式に比べ、圧力損失が小さいものであっ た。
【0037】 したがって、自動車に搭載されている既存の自動車用空気調和装置の性能に悪 影響(吹出風量が低下するなど)を与えることなしに、臭いの成分となる物質を エバポレ−タの上流側で、十分に取り除くことができることとなる。
【0038】 また上記のように電気式集塵装置12を、偏平な筒型のケ−シング20の両端 部にイオナイザ26、コレクタ−31を設け、ケ−シング20の側部に偏平なコ ントロ−ルユニット35を並行に設けた構造にすると、自動用空気調和装置に最 も好適な集塵装置にすることができる。
【0039】 すなわち、自動車用空気調和装置は、エンジンル−ム、客室などを所定に確保 しつつ車体全体を小さくするという自動車特有の製作上などの制約などによって 、かなり相互の部品が接近した状態で自動車に据え付けられている。
【0040】 具体的には、ブロア7とエバポレ−タ8との間は、かなり接近していて、市販 されているような電気式集塵装置の構造そのものでは、その間に据え付けるは難 しい。 そこで、上記構造にすることによって、全体が薄形で、かつコンパクトにユニ ット化された電気式集塵装置12を構成している。
【0041】 これにより、ブロア7の吹出部とエバポレ−タ8の空気導入側(上流側)との 間に電気式集塵装置12を据付けることができる。しかも、電気式集塵装置その ものを標準化することができるから、各車種に共用できる利点もある。
【0042】 そのうえ、コントロ−ルユニット35を含んで電気式集塵装置12が薄形にユ ニット化されることによって、高圧発生部37とイオナイザ26,コレクタ−3 1とを接続するハ−ネス(図示しない)が短くすることができるから、雑音発生 の防止にとっても有効である。
【0043】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1に記載の考案によれば、自動車用空気調和装置の 性能に悪影響を与えずに、高い集塵効率で臭いの成分となる物質をエバポレ−タ の上流側で取り除くことができる。
【0044】 また請求項2に記載の考案によれば、上記効果に加え、自動用空気調和装置に 最も好適な集塵装置を構成することができる。しかも、電気式集塵装置が薄形に ユニット化されることによって、高圧供給手段とイオナイザ,コレクタ−とを接 続するハ−ネスを短くすることができ、雑音発生の防止にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の自動車用空気調和装置
を、それを搭載した自動車のフロント側と共に示す斜視
図。
【図2】電気式集塵装置が据付けられる据付部の構造を
示す斜視図。
【図3】図2に示した据付部に着脱可能に据付けられる
電気式集塵装置の分解斜視図。
【図4】図3に示した電気式集塵装置の側面図。
【図5】図4中、A−A線に沿う電気式集塵装置の断面
図。
【図6】電気式集塵装置の概略構成を、自動車用空気調
和装置の概略構成を共に示す図。
【図7】電気式集塵装置のコントロ−ルユニットの構成
を示す図。
【図8】静電式集塵装置と電気式集塵装置との集塵効果
を対比して示す線図。
【図9】静電式集塵装置と電気式集塵装置との通風抵抗
を対比して示す線図。
【符号の説明】
3…風路、4…外気導入口、5…内気導入口、6…吹出
口、7…ブロア(送風ファン)、8…エバポレ−タ、1
2…電気式集塵装置、20…ケ−シング、21…第1の
嵌挿部、22…第2の嵌挿部、25…プレフィルタ−、
26…イオナイザ、31…コレクタ−、35…コントロ
−ルユニット(高圧供給手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小沢 栄一 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 赤松 泰吉 広島県福山市引野5丁目22番35−506 (72)考案者 奥居 達朗 岡山県倉敷市水島南幸町2−8 (72)考案者 田口 文和 岡山県浅口郡鴨方町本庄1651 (72)考案者 石井 淳二 岡山県浅口郡船穂町船穂5485 (72)考案者 大月 俊一 岡山県岡山市今5丁目9−29 (72)考案者 三宅 正晃 岡山県倉敷市北畝1丁目20−41 (72)考案者 河上 芳教 岡山県小田郡矢掛町里山田1710 (72)考案者 牛田 善喜 香川県香川郡香南町池内958

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導入口と吹出口とを連通する風路と、 この風路に導入口側から送風ファン、エバポレ−タを設
    けてなり、前記風路に導入された空気を熱交換させる熱
    交換手段と、 前記送風ファンの吹出部と前記エバポレ−タの空気導入
    側との間に設けられた電気式集塵装置とを具備したこと
    を特徴とする自動車用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 電気式集塵装置は、一端側に送風ファン
    の吹出部に開口する第1の嵌挿部が形成され、他端側に
    エバポレ−タの空気導入側に開口する第2の嵌挿部が形
    成された偏平な筒型のケ−シングと、 このケ−シングの第1の嵌挿部に嵌挿された、プレフィ
    ルタ−およびイオナイザと、 前記ケ−シングの第2の嵌挿部に前記イオナイザと並行
    をなして嵌挿されたコレクタと、 前記ケ−シングの側部に設けられ、前記イオナイザとコ
    レクタとに高電圧を供給する高圧供給手段とから偏平状
    に構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動車
    用空気調和装置。
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JP3011442U (ja) * 1994-11-21 1995-05-30 株式会社キタヒグチ 美粧用タオル

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