JPH05320732A - 底吹転炉における炉内付着物の除去方法 - Google Patents
底吹転炉における炉内付着物の除去方法Info
- Publication number
- JPH05320732A JPH05320732A JP13498692A JP13498692A JPH05320732A JP H05320732 A JPH05320732 A JP H05320732A JP 13498692 A JP13498692 A JP 13498692A JP 13498692 A JP13498692 A JP 13498692A JP H05320732 A JPH05320732 A JP H05320732A
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- furnace
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 底吹転炉による吹錬中に炉の側壁部分に付着
する金属地金を簡便かつ迅速に除去する。 【構成】 底吹転炉(1)の炉口(1a)を通して上吹
ランス(2)を挿入して底吹転炉(1)の吹錬中に該上
吹ランス(2)を回転させつつ上下に昇降移動させて炉
の側壁部から炉口に至るまでの領域に酸素を吹付けるこ
とによってその領域に付着した地金等の付着物を溶解除
去する。
する金属地金を簡便かつ迅速に除去する。 【構成】 底吹転炉(1)の炉口(1a)を通して上吹
ランス(2)を挿入して底吹転炉(1)の吹錬中に該上
吹ランス(2)を回転させつつ上下に昇降移動させて炉
の側壁部から炉口に至るまでの領域に酸素を吹付けるこ
とによってその領域に付着した地金等の付着物を溶解除
去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、底吹転炉における炉
内付着物の除去方法に関し、該底吹転炉での吹錬に際し
て生起する金属地金などの付着物を効果的に除去、回収
しようとするものである。
内付着物の除去方法に関し、該底吹転炉での吹錬に際し
て生起する金属地金などの付着物を効果的に除去、回収
しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】転炉の操業では吹錬中のスプラッシュな
どにより炉壁から炉口に至るまでの領域において地金の
付着が著しい。このような付着物は転炉の容積を小さく
してその処理能力を低下させる原因になることから、そ
れを除去する必要があって、一般には付着物へ酸素を吹
付けて溶解する方法や転炉内の排ガスを2次燃焼させて
付着物を溶解させる方法などが採用されている。この点
に関する文献としては特開昭55-50143号公報や特公昭56
-5810 号公報などが参照される。
どにより炉壁から炉口に至るまでの領域において地金の
付着が著しい。このような付着物は転炉の容積を小さく
してその処理能力を低下させる原因になることから、そ
れを除去する必要があって、一般には付着物へ酸素を吹
付けて溶解する方法や転炉内の排ガスを2次燃焼させて
付着物を溶解させる方法などが採用されている。この点
に関する文献としては特開昭55-50143号公報や特公昭56
-5810 号公報などが参照される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開昭
55-50143号公報に開示の技術では、適用する転炉が上吹
転炉であって酸素の吹付けに際しては非吹錬中に行う必
要があるため生産性の低下が免れない問題があった。ま
た、この技術は脱炭用のランスと金属溶解用のランス
(酸素吹き込み用) がそれぞれ必要となるため、設備費
が高く付くことになるし、溶解したのちの地金はスラグ
ポットへ排出するため溶鋼として回収できず歩留りの低
下も避けられない不利があった。
55-50143号公報に開示の技術では、適用する転炉が上吹
転炉であって酸素の吹付けに際しては非吹錬中に行う必
要があるため生産性の低下が免れない問題があった。ま
た、この技術は脱炭用のランスと金属溶解用のランス
(酸素吹き込み用) がそれぞれ必要となるため、設備費
が高く付くことになるし、溶解したのちの地金はスラグ
ポットへ排出するため溶鋼として回収できず歩留りの低
下も避けられない不利があった。
【0004】一方、特公昭56-5810 号公報に開示の技術
では、炉頂上羽口を別途設けるためこれにかかるコスト
の上昇が避けられないほか、付着物の付着量が少ない場
合であっても羽口閉塞を防止する観点から炉頂部羽口か
ら常に酸素を吹き込む必要があるために転炉を構成する
耐火物の溶損が激しく、しかも、吹き込みガスの使用量
も増大してコトスアップにつながる不利があった。
では、炉頂上羽口を別途設けるためこれにかかるコスト
の上昇が避けられないほか、付着物の付着量が少ない場
合であっても羽口閉塞を防止する観点から炉頂部羽口か
ら常に酸素を吹き込む必要があるために転炉を構成する
耐火物の溶損が激しく、しかも、吹き込みガスの使用量
も増大してコトスアップにつながる不利があった。
【0005】底吹転炉を適用した吹錬で生起する、炉口
を含めた側壁部分での付着物の付着を吹錬作業を中断す
ることなく簡便かつ確実に除去できる方法を提案するこ
とがこの発明の目的である。
を含めた側壁部分での付着物の付着を吹錬作業を中断す
ることなく簡便かつ確実に除去できる方法を提案するこ
とがこの発明の目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者等は、転炉の吹錬
時における付着物を除去すべく、底吹転炉に2次燃焼用
上吹ランスを配置してこれによって付着物の溶解実験を
行ったが、炉口における付着物と炉壁における付着物の
溶解速度がバランスせず (炉口付着物のほうが先に溶
解) 、炉壁付着物の残存によって炉内の容積の拡大を図
るのが困難であった。この発明は、下記の如き構成をと
ることによって所期した目的を有利に達成したものであ
る。
時における付着物を除去すべく、底吹転炉に2次燃焼用
上吹ランスを配置してこれによって付着物の溶解実験を
行ったが、炉口における付着物と炉壁における付着物の
溶解速度がバランスせず (炉口付着物のほうが先に溶
解) 、炉壁付着物の残存によって炉内の容積の拡大を図
るのが困難であった。この発明は、下記の如き構成をと
ることによって所期した目的を有利に達成したものであ
る。
【0007】すなわち、この発明は、底吹転炉の炉口を
通して酸素吹き込み用上吹ランスを挿入して底吹転炉の
吹錬中に該上吹ランスを旋回もしくは回転させつつ上下
に昇降移動させて炉の側壁から炉口に至るまでの領域に
酸素を吹き付け、炉壁から炉口にかけて付着した付着物
を溶解除去することを特徴とする底吹転炉の炉口および
炉壁における付着物の除去方法である。
通して酸素吹き込み用上吹ランスを挿入して底吹転炉の
吹錬中に該上吹ランスを旋回もしくは回転させつつ上下
に昇降移動させて炉の側壁から炉口に至るまでの領域に
酸素を吹き付け、炉壁から炉口にかけて付着した付着物
を溶解除去することを特徴とする底吹転炉の炉口および
炉壁における付着物の除去方法である。
【0008】さて、図1にこの発明を実施するのに用い
て好適な装置の構成を模式的に示し、図中1は上吹ラン
スによる酸素の吹き込みがなくとも吹錬可能な底吹転
炉、2は転炉1の炉口1aを通して挿入された酸素吹き
込み用上吹ランスであって、この上吹ランス2にはこの
ランス自体を旋回もしくは回転させる駆動機構とそれを
上下に昇降移動させる昇降機構が備えられていて、その
先端部に配置された少なくとも1個のランスチップ2a
にて転炉内の付着物fに向けて酸素を吹きつけることが
できるようになっている。また、3は転炉1内に収容し
た溶湯 (溶銑) である。
て好適な装置の構成を模式的に示し、図中1は上吹ラン
スによる酸素の吹き込みがなくとも吹錬可能な底吹転
炉、2は転炉1の炉口1aを通して挿入された酸素吹き
込み用上吹ランスであって、この上吹ランス2にはこの
ランス自体を旋回もしくは回転させる駆動機構とそれを
上下に昇降移動させる昇降機構が備えられていて、その
先端部に配置された少なくとも1個のランスチップ2a
にて転炉内の付着物fに向けて酸素を吹きつけることが
できるようになっている。また、3は転炉1内に収容し
た溶湯 (溶銑) である。
【0009】
【作用】この発明では、底吹転炉1による吹錬中に上吹
ランス2を回転駆動させながら適宜昇降移動させて炉の
側壁から炉口1aに至るまでの間で酸素を吹きつけて付
着物を除去するようにしたので、溶湯の吹錬を終えたの
ちに付着物の除去作業を行う必要はなく、従って生産性
の低下を伴うことはない。また、炉の側壁や炉口部分か
ら脱落した付着物は転炉内に落下するので溶鋼として回
収でき、歩留りが低下するようなこともない。
ランス2を回転駆動させながら適宜昇降移動させて炉の
側壁から炉口1aに至るまでの間で酸素を吹きつけて付
着物を除去するようにしたので、溶湯の吹錬を終えたの
ちに付着物の除去作業を行う必要はなく、従って生産性
の低下を伴うことはない。また、炉の側壁や炉口部分か
ら脱落した付着物は転炉内に落下するので溶鋼として回
収でき、歩留りが低下するようなこともない。
【0010】この発明では上吹ランス2を旋回又は回転
駆動することを不可欠としたが、これは酸素が局部的に
集中して吹きつけられないようにするためであって、こ
れによれば耐火物の寿命をより一層延長するのに有利で
ある。
駆動することを不可欠としたが、これは酸素が局部的に
集中して吹きつけられないようにするためであって、こ
れによれば耐火物の寿命をより一層延長するのに有利で
ある。
【0011】
【実施例】炉口部から炉壁の中央部 (約3m) の領域に
おいて地金の付着した図2に示したような底吹転炉(23
0 t)を用い、230 t の溶銑を装入して吹錬を行うととも
に、その吹錬中に上吹ランスによって表1に示す条件下
で炉壁の中央部から炉口部にかけて酸素を吹付けて地金
の溶解除去作業を行った。
おいて地金の付着した図2に示したような底吹転炉(23
0 t)を用い、230 t の溶銑を装入して吹錬を行うととも
に、その吹錬中に上吹ランスによって表1に示す条件下
で炉壁の中央部から炉口部にかけて酸素を吹付けて地金
の溶解除去作業を行った。
【表1】
【0012】その結果、この発明に従って酸素を吹付け
た場合には図3のように地金の付着はほとんどなくな
り、製出鋼歩留りは図2のような底吹操業のみを行う場
合に比較して約3%程度向上することが確かめられた。
これに対して、上吹ランスによって溶銑の浴面上に単に
酸素を吹きつけた場合には図4のように炉口部における
地金の溶解は見られるものの、炉の側壁部分の地金につ
いてはほとんど溶解せず炉内の容積を拡大することがで
きなかったし、製出鋼歩留りについても0.5 %程度改善
されるに留まるものであった。
た場合には図3のように地金の付着はほとんどなくな
り、製出鋼歩留りは図2のような底吹操業のみを行う場
合に比較して約3%程度向上することが確かめられた。
これに対して、上吹ランスによって溶銑の浴面上に単に
酸素を吹きつけた場合には図4のように炉口部における
地金の溶解は見られるものの、炉の側壁部分の地金につ
いてはほとんど溶解せず炉内の容積を拡大することがで
きなかったし、製出鋼歩留りについても0.5 %程度改善
されるに留まるものであった。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、転炉による吹錬に際
して炉内の壁面に地金が付着するようなことがあっても
吹錬作業を継続したままで簡便に、しかも迅速に除去で
きるので、生産性の低下を招いたり歩留りの低下を招く
ようなことはない。
して炉内の壁面に地金が付着するようなことがあっても
吹錬作業を継続したままで簡便に、しかも迅速に除去で
きるので、生産性の低下を招いたり歩留りの低下を招く
ようなことはない。
【図1】この発明を実施するのに用いて好適な装置の構
成説明図である。
成説明図である。
【図2】転炉における地金の付着状況を示した図であ
る。
る。
【図3】この発明に従って酸素を吹きつけた場合におけ
る地金の溶解状況を示した図である。
る地金の溶解状況を示した図である。
【図4】従来の上吹ランスを使用して酸素を吹きつけた
場合における地金の溶解状況を示した図である。
場合における地金の溶解状況を示した図である。
1 底吹転炉 1a 炉口 2 上吹ランス 2a ランスチップ 3 溶銑
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 和也 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 林 康一 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内
Claims (1)
- 【請求項1】 底吹転炉の炉口を通して上吹ランスを挿
入して底吹転炉の吹錬中に該上吹ランスを旋回もしくは
回転させつつ上下に昇降移動させて炉の側壁部から炉口
に至るまでの領域に酸素を吹き付けることによってその
領域に付着した地金等の付着物を溶解除去することを特
徴とする底吹転炉における炉内付着物の除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13498692A JPH05320732A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 底吹転炉における炉内付着物の除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13498692A JPH05320732A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 底吹転炉における炉内付着物の除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05320732A true JPH05320732A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15141258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13498692A Pending JPH05320732A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 底吹転炉における炉内付着物の除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05320732A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016079463A (ja) * | 2014-10-17 | 2016-05-16 | 新日鐵住金株式会社 | 真空脱ガス槽内の地金除去装置及び地金除去方法 |
| JP2024168393A (ja) * | 2023-05-24 | 2024-12-05 | Jfeスチール株式会社 | 転炉炉口地金の除去方法および転炉の操業方法 |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP13498692A patent/JPH05320732A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016079463A (ja) * | 2014-10-17 | 2016-05-16 | 新日鐵住金株式会社 | 真空脱ガス槽内の地金除去装置及び地金除去方法 |
| JP2024168393A (ja) * | 2023-05-24 | 2024-12-05 | Jfeスチール株式会社 | 転炉炉口地金の除去方法および転炉の操業方法 |
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