JPH05320856A - プラズマ溶射方法 - Google Patents

プラズマ溶射方法

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JPH05320856A
JPH05320856A JP14882592A JP14882592A JPH05320856A JP H05320856 A JPH05320856 A JP H05320856A JP 14882592 A JP14882592 A JP 14882592A JP 14882592 A JP14882592 A JP 14882592A JP H05320856 A JPH05320856 A JP H05320856A
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JP
Japan
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base material
gas flame
plasma
plasma jet
coating
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Pending
Application number
JP14882592A
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English (en)
Inventor
Toru Narisei
徹 成清
Takao Ko
隆夫 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高性能の皮膜を簡単に作製する。 【構成】 プラズマジェットJをガス炎Bでシールドし
て、プラズマジェットJの高温部を広げる。ガス炎Bを
途中で整流翼9により外方へ偏向させて、母材5にガス
炎Bが当たるのを防ぐ。溶射母材5の予熱および冷却を
不要にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマジェットを熱
源として、部材表面に皮膜を形成するプラズマ溶接方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】製鉄設備等の部材表面に耐熱性・耐磨耗
性を付与することを目的として、その表面に皮膜を作製
することが行われている。その皮膜作製手段として溶射
法があり、溶射法の中でも、プラズマ溶射法は熱源に熱
プラズマを用いるので、セラミックス等の高融点材料を
使用できる利点を有する。その原理は、プラズマジェッ
ト中に溶射粉末を送給し、プラズマの熱で溶射粉末を溶
融すると共に、プラズマの圧力で粉末を加速して、ノズ
ルより母材に向けて噴射するというものである。加速・
加熱された粒子は母材表面に堆積し、皮膜を形成する。
【0003】プラズマ溶射で解決しなければならない問
題は少なくないが、なかでも、プラズマジェットのシー
ルドは重要である。このシールドについて、本発明者ら
は、プラズマジェットの周囲をガス炎で包囲する方法を
先に提案した(特開平2−217457号公報)。この
方法によると、プラズマジェットをシールドすることに
より、大気の巻き込みを防止でき、巻き込みによるプラ
ズマジェットの速度の温度の減衰を抑制できる。シール
ドガスに焼燃炎を用いることによりこの効果をより期待
することができ、プラズマジェットの高速部・高温部が
拡大し、溶射粉末の加速・加熱状態が改善されて皮膜特
性を向上させる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、この方
法を開発して以来、様々な皮膜形成に使用してきたが、
その過程で、以下に述べるような改良すべき点のあるこ
とも分かった。
【0005】1つは、母材が過熱状態となることであ
る。これは、シールドに用いているガス炎がプラズマジ
ェットと比較して温度場の減衰が少なく、母材に熱を与
えるために生じる。このため、良好な溶射皮膜を得るに
はなんらかの母材冷却が必要である。2つ目は、初期母
材温度が15℃程度より低いと、母材と皮膜の界面に水
分を多く含み、皮膜作製後の経時劣化が生じる。これ
は、ガス炎の燃焼により生じる水蒸気が母材表面におい
て結露し、溶射粒子の堆積によりその水分が閉じ込めら
れるために起り、皮膜作製後、時を経るとともに酸化が
進行し、皮膜特性の劣化を引き起こす。このため、溶射
開始前の母材予熱が必要である。
【0006】このように、プラズマジェットをガス炎で
シールドするプラズマ溶射法においては、母材予熱を行
った後、皮膜作製を開始し、母材が過熱状態とならぬよ
う冷却を行いながら溶射を行うことが、良好な皮膜を得
るために必要であり、作業性が良くない。また、予熱・
冷却に付随して温度管理を行う必要があり、作業性を一
層低下させる。
【0007】本発明の目的は、ガス炎によるプラズマシ
ールドの利点を損なうことなく、母材の予熱・冷却を不
要にして作業性の改善を図るプラズマ溶射方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため、溶射母材をガス炎からシールドする方
法について検討した。その結果、ガス炎の火口に近い炎
上流部で、そのガス炎によりプラズマジェットを包囲し
ておけば、炎下流部では、そのガス炎を外方へ拡散させ
ても、プラズマジェットの高温部を拡大させる効果が殆
ど減少しないこと、また、プラズマジェットに対するシ
ールド性の低下も殆ど見られないことがわかった。
【0009】本発明は上記知見に基づきなされたもの
で、溶射粒子を含むプラズマジェットの周囲にそのジェ
ットに沿ってガス炎を噴出すると共に、ガス炎の噴出経
路途中に設けた整流翼により、ガス炎を途中から外方へ
偏向させることを特徴とするプラズマ溶射方法を要旨と
する。
【0010】
【作用】図1は本発明の一実施態様を模式的に示す立面
図である。
【0011】プラズマトーチ1の内部にプラズマガスG
が供給され、トーチ内の電極2とトーチ先端のノズル3
との間に生じるアークにより、このプラズマガスGがプ
ラズマ化されて、ノズル3の出口から下方へプラズマジ
ェットJが噴出される。プラズマジェットJには、粉末
供給管4を通じて溶射粉末Pが供給される。溶射粉末P
はプラズマジェットJにより加速・加熱され、下方の溶
射母材5に吹き付けられて、その表面に皮膜6を形成す
る。
【0012】プラズマトーチ1の先端には、環状のガス
バーナ7が、同心状に取り付けられている。ガスバーナ
7は、ノズル3の周囲に周方向に等間隔で並んだ複数の
火口8を有する。そして、ガスバーナ7に燃料Fが供給
され、プラズマジェットJの周囲をシールドするべく、
各火口8から下方へガス炎Bが噴出される。
【0013】ガスバーナ7の下方には、筒状の整流翼9
がプラズマトーチ1に対し同心状に設けられている。整
流翼9は、下方へ向かって外方へ広がるテーパー筒体で
あり、その内側をプラズマジェットJおよび加速・加熱
された粉末が通過し、外周面にガス炎Bが衝突するよう
になっている。ガスバーナ7と整流翼9との間には、充
分な間隙が確保されている。
【0014】ガスバーナ7の各火口8から噴出されたガ
ス炎Bは、プラズマトーチ1のノズル3から噴出された
プラズマジェットJの上流部周囲をシールドし、その高
温部を拡大する。その後、整流翼9の外周面に衝突して
外方へ偏向される。これにより、母材5にガス炎Bが振
り掛かるのが避けられる。
【0015】整流翼9の構造は、ガス炎Bが溶射母材5
に当たるのを防止できればよく、特にその構造を限定す
るものではないが、次のような条件は満足させる必要が
ある。プラズマジェットJおよびガス炎Bの熱により損
傷しないこと。このためには、整流翼9を冷却するのが
良い。整流翼9が溶射粉末Pの飛行経路を妨げないこ
と。プラズマトーチ1と共に移動するので、可能な限り
軽量であること。
【0016】整流翼9の設置位置については、ガス炎B
が溶射母材5に当たるのを防止できること、溶射粉末P
の飛行経路を妨げないことに加えて、プラズマトーチ1
のノズル3に近づけすぎないことが必要である。整流翼
9をプラズマトーチ1に近づけすぎると、プラズマジェ
ットJにガス炎Bが充分に重畳せず、プラズマジェット
Jの高温部を拡大する効果が減少する。
【0017】このような条件を考慮した整流翼9の望ま
しい寸法および設置位置は、次のとおりである。なお、
整流翼9は図1に示したテーパー筒体と仮定する。
【0018】ガスバーナ7における火口8の配列円直径
Dは25〜40mmが望ましい。Dが小さすぎればシー
ルド効果はなく、一体の熱源となり、大きすぎればガス
炎の影響がプラズマに影響を与えなくなる。整流翼9の
入口径dは、火口8の配列円直径Dよりも小さくし、ま
た、上記条件を満たすため、20〜35mmが望まし
い。中心軸に対する傾斜角θは30〜45°が望まし
い。これは粉末の飛行経路の広がり角よりも大きくする
ためである。これより角度を大きくしすぎると整流翼9
通過後のガス炎の流れがスムーズとならず、ひいてはガ
ス炎Bの流れにも悪影響を及ぼすのである。プラズマト
ーチ1のノズル出口から整流翼9までの距離Lは20〜
40mmが望ましい。整流翼9をノズル出口に近づけす
ぎると耐熱性に問題があり、遠ざけすぎると、溶射トー
チ1と母材5の距離は100〜140mm程度で一定な
ので、設置スペースの確保が困難となる。整流翼9の高
さhは50〜80mmが望ましい。低すぎると整流効果
が不充分となり、高すぎると設置スペースの点で困難が
生じる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0020】使用した整流翼を図2に示す。整流翼9
は、テーパー筒体であり、支持部を兼ねる冷却水管10
により内部に冷却水を流通させた。整流翼9の材質およ
び寸法を表1に示す。設置位置は、プラズマトーチ1の
ノズル3の中心軸上とし、ノズル3の出口からの距離を
40mmとした。プラズマ溶射の基本条件および評価法
を表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】図3は整流翼を用いないガス炎シールド溶
射による皮膜作製結果で、皮膜作製から5時間後と72
時間後の接合強度試験結果を、初期母材温度との関係で
示している。初期母材温度が15℃以下であると皮膜強
度の経時劣化がみられる。このことは、15℃以下の温
度の母材を用いる場合、母材の予熱が必要なことを示し
ている。冬季等の低温時には問題となる。
【0024】図4は整流翼を6いないガス炎シールド溶
射による皮膜作製結果で、母材冷却の加減により皮膜作
製終了時の母材温度を制御したものである。初期母材温
度は20℃とした。皮膜作製終了時に母材温度が200
℃となるようにすれば皮膜強度は最大となる。よって試
験片が小さく過熱状態となる場合は、母材冷却が必要と
なる。本検討の条件における皮膜製作終了後の母材温度
は、冷却なしで450℃になり、母材過熱の状態となっ
ていた。
【0025】図5は本発明を7む種々の溶射条件で作製
した皮膜の、皮膜作製から5時間後と72時間後の接合
強度試験結果を示したものである。詳細な条件を表3に
示す。A,Bの皮膜はガス炎も整流翼も使用しない通常
のプラズマ溶射で作製された皮膜、C〜Fは整流翼を使
用しないガス炎シールド溶射で作製された皮膜、G,H
は本発明の整流翼を使用したガス炎シールド溶射で作製
された皮膜である。
【0026】ガス炎シールド溶射により作製された皮膜
は、5時間後における接合強度試験においては、通常の
プラズマ溶射により作製されたものよりも皮膜の接合強
度が一様に高い。ただし、母材初期温度が低く母材皮膜
の界面に水分を含むC,Dの皮膜は経時劣化がある。接
合強度を高いまま保ち続けているのは、整流翼を用いて
作製した皮膜G,Hの他には、母材初期温度が20℃の
場合のE,Fの皮膜しかない。しかし、E,Fの皮膜
も、溶射中に母材冷却を行っても整流翼を用いて作製し
た皮膜には及ばない。また、整流翼を用いた溶射法で
は、初期母材温度が5℃でもガス炎が母材にふりかかる
のを防いでいるため、母材と皮膜の界面に結露は生じ
ず、皮膜特性に経時劣化はみられず、良好な皮膜作製が
行える。また、皮膜作製終了時に皮膜表面温度がほぼ2
00℃となっており、高強度の皮膜作製可能な条件とな
っている。
【0027】
【表3】
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のプラズマ溶射方法は、プラズマジェットをガス炎でシ
ールドすることにより、溶射粉末の溶融に有効な高温部
を拡大し、緻密な溶射皮膜の形成を可能にする。しか
も、ここで問題となる皮膜の過熱および母材温度が低い
場合の溶射面での結露を、母材の冷却・予熱なしに防
ぎ、また、ガス炎によるシールドの溶射に悪影響を与え
ない。従って、高性能の皮膜を容易に作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を模式的に示す立面図であ
る。
【図2】本発明の実施例に使用した整流翼の立面図およ
び底面図である。
【図3】ガス炎シールド溶射において整流翼を使用しな
い場合の初期母材温度と接合強度との関係を示す図表で
ある。
【図4】ガス炎シールド溶射において整流翼を使用しな
い場合の溶射終了時の皮膜表面温度と接合強度との関係
を示す図表である。
【図5】本発明を含む種々の溶射条件で皮膜を作製した
場合の、皮膜作製から5時間後および72時間後の皮膜
接合強度を示す図表である。
【符号の説明】
1 プラズマトーチ 3 ノズル 5 溶射母材 6 皮膜 7 ガスバーナ 8 火口 9 整流翼 J プラズマジェット B ガス炎

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶射粒子を含むプラズマジェットの周囲
    にそのジェットに沿ってガス炎を噴出すると共に、ガス
    炎の噴出経路途中に設けた整流翼により、ガス炎を途中
    から外方へ偏向させることを特徴とするプラズマ溶射方
    法。
JP14882592A 1992-05-15 1992-05-15 プラズマ溶射方法 Pending JPH05320856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14882592A JPH05320856A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 プラズマ溶射方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14882592A JPH05320856A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 プラズマ溶射方法

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JPH05320856A true JPH05320856A (ja) 1993-12-07

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ID=15461573

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14882592A Pending JPH05320856A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 プラズマ溶射方法

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JP (1) JPH05320856A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007500791A (ja) * 2003-07-31 2007-01-18 プラックセアー エス.ティ.テクノロジー、 インコーポレイテッド 吹き付け装置において流出液をシールドする方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007500791A (ja) * 2003-07-31 2007-01-18 プラックセアー エス.ティ.テクノロジー、 インコーポレイテッド 吹き付け装置において流出液をシールドする方法

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