JPH05322018A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
- Publication number
- JPH05322018A JPH05322018A JP4151400A JP15140092A JPH05322018A JP H05322018 A JPH05322018 A JP H05322018A JP 4151400 A JP4151400 A JP 4151400A JP 15140092 A JP15140092 A JP 15140092A JP H05322018 A JPH05322018 A JP H05322018A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- brake
- engagement
- shift
- driving force
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パワーオン時のダウンシフトにおける走行性
能を損なうことなくダウンシフト時の変速ショックを低
減する。 【構成】 3→2ダウンシフトで2nd同期後(S9が
YES)に高速段側のブレーキB2を解放する際に、ス
ロットル弁開度θの変化速度ΔθがΔθa以上の時に
は、ブレーキB2の係合油圧を制御するアキュムレータ
の背圧Paを比較的小さいPa1とし(S13)、変化
速度ΔθがΔθaより小さい時には背圧PaをPa1よ
り大きいPa2とする(S14)。
能を損なうことなくダウンシフト時の変速ショックを低
減する。 【構成】 3→2ダウンシフトで2nd同期後(S9が
YES)に高速段側のブレーキB2を解放する際に、ス
ロットル弁開度θの変化速度ΔθがΔθa以上の時に
は、ブレーキB2の係合油圧を制御するアキュムレータ
の背圧Paを比較的小さいPa1とし(S13)、変化
速度ΔθがΔθaより小さい時には背圧PaをPa1よ
り大きいPa2とする(S14)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の変速制御装
置に係り、特に、高速段側の摩擦係合装置を解放すると
ともに低速段側の摩擦係合装置を係合させてダウンシフ
トを行う際の変速制御に関するものである。
置に係り、特に、高速段側の摩擦係合装置を解放すると
ともに低速段側の摩擦係合装置を係合させてダウンシフ
トを行う際の変速制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の摩擦係合装置が選択的に係合させ
られることによって複数の変速段が成立させられる自動
変速機を備えたオートマチック車両が多用されている。
例えば図2は、摩擦係合装置として3つのクラッチC0
〜C2および5つのブレーキB0〜B4を有する自動変
速機の一例で、それ等のクラッチおよびブレーキが図4
において「○」印で示されているにように選択的に係合
制御されることにより、1stからO/Dまでの前進5
速の変速段が成立させられる。このような自動変速機に
おいて、例えば3rdから2ndへダウンシフトする場
合、3rd側のブレーキB2を解放して2nd側のブレ
ーキB3を係合させることとなるが、エンジンの吹上り
や両ブレーキの過大なタイアップ等を防止するために、
ブレーキB2の係合トルクを徐々に低下させつつブレー
キB3の係合トルクを上昇させ、ブレーキB3が係合し
た後にブレーキB2の係合トルクを急速に低下させて変
速を完了するようにしている。ブレーキB2の係合トル
クを急速に低下させるのは駆動トルクの立ち上がりを早
くするためであり、ブレーキB2およびB3の係合切換
えに伴う変速時の駆動力低下時間が短縮される。本出願
人が先に出願した特願平3−344123号に記載され
ている装置は、このようなダウンシフト制御を行う変速
制御装置の一例である。
られることによって複数の変速段が成立させられる自動
変速機を備えたオートマチック車両が多用されている。
例えば図2は、摩擦係合装置として3つのクラッチC0
〜C2および5つのブレーキB0〜B4を有する自動変
速機の一例で、それ等のクラッチおよびブレーキが図4
において「○」印で示されているにように選択的に係合
制御されることにより、1stからO/Dまでの前進5
速の変速段が成立させられる。このような自動変速機に
おいて、例えば3rdから2ndへダウンシフトする場
合、3rd側のブレーキB2を解放して2nd側のブレ
ーキB3を係合させることとなるが、エンジンの吹上り
や両ブレーキの過大なタイアップ等を防止するために、
ブレーキB2の係合トルクを徐々に低下させつつブレー
キB3の係合トルクを上昇させ、ブレーキB3が係合し
た後にブレーキB2の係合トルクを急速に低下させて変
速を完了するようにしている。ブレーキB2の係合トル
クを急速に低下させるのは駆動トルクの立ち上がりを早
くするためであり、ブレーキB2およびB3の係合切換
えに伴う変速時の駆動力低下時間が短縮される。本出願
人が先に出願した特願平3−344123号に記載され
ている装置は、このようなダウンシフト制御を行う変速
制御装置の一例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の変速制御装置においては、駆動トルクの急激
な立ち上がりを伴うため、運転状況によっては運転者が
変速ショックを感じる場合があった。すなわち、運転者
がアクセルペダルを踏み込んだパワーオン時のダウンシ
フトでは、上記のような駆動トルクの早い立ち上がりは
運転者の意図に合致するもので、走行性能の点で望まし
いとともに変速ショックを感じさせることは殆どない
が、運転者がそれ程駆動力の増加を希望していないアク
セル変化が少ない状態において登坂路などでの車速低下
に伴って行われるダウンシフトでは、不意に変速が行わ
れるため変速ショックを感じさせ易く、必ずしも優れた
乗り心地が得られるとは言い難いのである。
うな従来の変速制御装置においては、駆動トルクの急激
な立ち上がりを伴うため、運転状況によっては運転者が
変速ショックを感じる場合があった。すなわち、運転者
がアクセルペダルを踏み込んだパワーオン時のダウンシ
フトでは、上記のような駆動トルクの早い立ち上がりは
運転者の意図に合致するもので、走行性能の点で望まし
いとともに変速ショックを感じさせることは殆どない
が、運転者がそれ程駆動力の増加を希望していないアク
セル変化が少ない状態において登坂路などでの車速低下
に伴って行われるダウンシフトでは、不意に変速が行わ
れるため変速ショックを感じさせ易く、必ずしも優れた
乗り心地が得られるとは言い難いのである。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、パワーオン時のダウ
ンシフトにおける走行性能を損なうことなくダウンシフ
ト時の変速ショックを低減することにある。
もので、その目的とするところは、パワーオン時のダウ
ンシフトにおける走行性能を損なうことなくダウンシフ
ト時の変速ショックを低減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めには、運転者の駆動力増加に対する要求度に応じて駆
動トルクの立ち上がりを制御するようにすれば良く、本
発明は、図1のクレーム対応図に示すように、複数の摩
擦係合装置が選択的に係合させられることによって複数
の変速段が成立させられる自動変速機を有し、高速段か
ら低速段へのダウンシフトに際して低速段側の摩擦係合
装置を係合させた後に高速段側の摩擦係合装置の係合を
完全に解除する変速制御装置において、(a)アクセル
操作量を検出するアクセル操作量検出手段と、(b)そ
のアクセル操作量検出手段によって検出されるアクセル
操作量に基づいて、運転者の駆動力増加に対する要求度
を判断する駆動力要求判断手段と、(c)その駆動力要
求判断手段によって判断された前記駆動力増加に対する
要求度が高い場合には、前記低速段側の摩擦係合装置が
完全係合した後に前記高速段側の摩擦係合装置の係合ト
ルクを速やかに低下させる一方、駆動力増加に対する要
求度が低い場合には、その低速段側の摩擦係合装置が完
全係合した後にその高速段側の摩擦係合装置の係合トル
クを緩やかに低下させる係合トルク制御手段とを有する
ことを特徴とする。
めには、運転者の駆動力増加に対する要求度に応じて駆
動トルクの立ち上がりを制御するようにすれば良く、本
発明は、図1のクレーム対応図に示すように、複数の摩
擦係合装置が選択的に係合させられることによって複数
の変速段が成立させられる自動変速機を有し、高速段か
ら低速段へのダウンシフトに際して低速段側の摩擦係合
装置を係合させた後に高速段側の摩擦係合装置の係合を
完全に解除する変速制御装置において、(a)アクセル
操作量を検出するアクセル操作量検出手段と、(b)そ
のアクセル操作量検出手段によって検出されるアクセル
操作量に基づいて、運転者の駆動力増加に対する要求度
を判断する駆動力要求判断手段と、(c)その駆動力要
求判断手段によって判断された前記駆動力増加に対する
要求度が高い場合には、前記低速段側の摩擦係合装置が
完全係合した後に前記高速段側の摩擦係合装置の係合ト
ルクを速やかに低下させる一方、駆動力増加に対する要
求度が低い場合には、その低速段側の摩擦係合装置が完
全係合した後にその高速段側の摩擦係合装置の係合トル
クを緩やかに低下させる係合トルク制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】このような自動変速機の変速制御装置において
は、アクセル操作量検出手段によって検出されるアクセ
ル操作量に基づいて、駆動力要求判断手段により運転者
の駆動力増加に対する要求度が判断され、駆動力増加に
対する要求度が高い場合には、係合トルク制御手段によ
って低速段側の摩擦係合装置が完全係合した後に高速段
側の摩擦係合装置の係合トルクが速やかに低下させられ
る一方、駆動力増加に対する要求度が低い場合には、係
合トルク制御手段によって低速段側の摩擦係合装置が完
全係合した後に高速段側の摩擦係合装置の係合トルクが
緩やかに低下させられる。この係合トルクの低下速度の
相違により、駆動力増加に対する要求度が高い場合、す
なわち運転者がアクセルを踏み込んだパワーオン時のダ
ウンシフトでは、駆動トルクが速やかに立ち上がって優
れた走行性能が得られるが、駆動力増加に対する要求度
が低いダウンシフトでは、駆動トルクの立ち上がりが緩
やかとなって変速ショックが低減される。駆動力増加に
対する要求度が低い場合には、運転者はそれ程高い走行
性能を希望しているわけではないので、駆動トルクの立
ち上がりが多少遅れても問題となることはない。
は、アクセル操作量検出手段によって検出されるアクセ
ル操作量に基づいて、駆動力要求判断手段により運転者
の駆動力増加に対する要求度が判断され、駆動力増加に
対する要求度が高い場合には、係合トルク制御手段によ
って低速段側の摩擦係合装置が完全係合した後に高速段
側の摩擦係合装置の係合トルクが速やかに低下させられ
る一方、駆動力増加に対する要求度が低い場合には、係
合トルク制御手段によって低速段側の摩擦係合装置が完
全係合した後に高速段側の摩擦係合装置の係合トルクが
緩やかに低下させられる。この係合トルクの低下速度の
相違により、駆動力増加に対する要求度が高い場合、す
なわち運転者がアクセルを踏み込んだパワーオン時のダ
ウンシフトでは、駆動トルクが速やかに立ち上がって優
れた走行性能が得られるが、駆動力増加に対する要求度
が低いダウンシフトでは、駆動トルクの立ち上がりが緩
やかとなって変速ショックが低減される。駆動力増加に
対する要求度が低い場合には、運転者はそれ程高い走行
性能を希望しているわけではないので、駆動トルクの立
ち上がりが多少遅れても問題となることはない。
【0007】
【発明の効果】このように本発明の変速制御装置によれ
ば、運転者が駆動力増加を希望するパワーオン時のダウ
ンシフトでは駆動トルクが速やかに立ち上がって優れた
走行性能が得られる一方、駆動力増加に対する要求度が
低いダウンシフトでは駆動トルクの立ち上がりが緩やか
となって変速ショックが低減され、運転状態に応じて走
行性能と乗り心地とを両立させることができるのであ
る。
ば、運転者が駆動力増加を希望するパワーオン時のダウ
ンシフトでは駆動トルクが速やかに立ち上がって優れた
走行性能が得られる一方、駆動力増加に対する要求度が
低いダウンシフトでは駆動トルクの立ち上がりが緩やか
となって変速ショックが低減され、運転状態に応じて走
行性能と乗り心地とを両立させることができるのであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図2において、自動変速機10はトルク
コンバータ12,第1変速機14,および第2変速機1
6を備えて構成されている。トルクコンバータ12のポ
ンプ翼車はエンジン18のクランク軸20に連結されて
おり、タービン翼車は入力軸22を介して第1変速機1
4のキャリヤ24に連結されている。第1変速機14
は、サンギヤ26,リングギヤ28,およびキャリヤ2
4に回転可能に配設されてサンギヤ26,リングギヤ2
8と噛み合わされているプラネタリギヤ30から成る遊
星歯車装置を含んで構成されており、サンギヤ26とキ
ャリヤ24との間にはクラッチC0および一方向クラッ
チF0が並列に設けられ、サンギヤ26とハウジング3
2との間にはブレーキB0が設けられている。
細に説明する。図2において、自動変速機10はトルク
コンバータ12,第1変速機14,および第2変速機1
6を備えて構成されている。トルクコンバータ12のポ
ンプ翼車はエンジン18のクランク軸20に連結されて
おり、タービン翼車は入力軸22を介して第1変速機1
4のキャリヤ24に連結されている。第1変速機14
は、サンギヤ26,リングギヤ28,およびキャリヤ2
4に回転可能に配設されてサンギヤ26,リングギヤ2
8と噛み合わされているプラネタリギヤ30から成る遊
星歯車装置を含んで構成されており、サンギヤ26とキ
ャリヤ24との間にはクラッチC0および一方向クラッ
チF0が並列に設けられ、サンギヤ26とハウジング3
2との間にはブレーキB0が設けられている。
【0009】第2変速機16は、サンギヤ34,リング
ギヤ36,およびキャリヤ38に回転可能に配設されて
サンギヤ34,リングギヤ36と噛み合わされているプ
ラネタリギヤ40から成る第1遊星歯車装置、サンギヤ
42,リングギヤ44,およびキャリヤ46に回転可能
に配設されてサンギヤ42,リングギヤ44と噛み合わ
されているプラネタリギヤ48から成る第2遊星歯車装
置、およびサンギヤ50,リングギヤ52,およびキャ
リヤ54に回転可能に配設されてサンギヤ50,リング
ギヤ52と噛み合わされているプラネタリギヤ56から
成る第3遊星歯車装置を含んで構成されており、サンギ
ヤ34および42と前記第1変速機14のリングギヤ2
8との間にはクラッチC2が設けられ、サンギヤ34お
よび42とハウジング32との間にはブレーキB1と、
直列に配設された一方向クラッチF1およびブレーキB
2とが並列に設けられ、キャリヤ38とハウジング32
との間にはブレーキB3が設けられ、リングギヤ44お
よびサンギヤ50と第1変速機14のリングギヤ28と
の間にはクラッチC1が設けられ、リングギヤ52とハ
ウジング32との間にはブレーキB4および一方向クラ
ッチF2が並列に設けられている。また、リングギヤ3
6,キャリヤ46および54は出力軸58に一体的に連
結されており、その出力軸58は差動歯車装置等を介し
て駆動輪に連結されている。
ギヤ36,およびキャリヤ38に回転可能に配設されて
サンギヤ34,リングギヤ36と噛み合わされているプ
ラネタリギヤ40から成る第1遊星歯車装置、サンギヤ
42,リングギヤ44,およびキャリヤ46に回転可能
に配設されてサンギヤ42,リングギヤ44と噛み合わ
されているプラネタリギヤ48から成る第2遊星歯車装
置、およびサンギヤ50,リングギヤ52,およびキャ
リヤ54に回転可能に配設されてサンギヤ50,リング
ギヤ52と噛み合わされているプラネタリギヤ56から
成る第3遊星歯車装置を含んで構成されており、サンギ
ヤ34および42と前記第1変速機14のリングギヤ2
8との間にはクラッチC2が設けられ、サンギヤ34お
よび42とハウジング32との間にはブレーキB1と、
直列に配設された一方向クラッチF1およびブレーキB
2とが並列に設けられ、キャリヤ38とハウジング32
との間にはブレーキB3が設けられ、リングギヤ44お
よびサンギヤ50と第1変速機14のリングギヤ28と
の間にはクラッチC1が設けられ、リングギヤ52とハ
ウジング32との間にはブレーキB4および一方向クラ
ッチF2が並列に設けられている。また、リングギヤ3
6,キャリヤ46および54は出力軸58に一体的に連
結されており、その出力軸58は差動歯車装置等を介し
て駆動輪に連結されている。
【0010】上記クラッチC0〜C2およびブレーキB
0〜B4(以下、特に区別しない場合にはクラッチC,
ブレーキBという)は、多板式のクラッチやバンドブレ
ーキなど油圧アクチュエータによって摩擦係合させられ
る油圧式摩擦係合装置であり、その油圧アクチュエータ
には、油圧制御回路60から作動油が供給されるように
なっている。油圧制御回路60は多数の切換バルブ等を
備えており、コントロールユニット62からの励磁信号
に従って3つのON/OFFソレノイド弁64,66,
および68がそれぞれ切り換えられることにより、油圧
回路が切り換えられて上記クラッチCおよびブレーキB
が選択的に係合制御され、図4に示されているように前
進5速のうちの何れかの変速段が成立させられる。かか
る図4は、シフトレバーが「D(ドライブ)」レンジに
操作された場合のものであり、図中の「○」印は係合制
御を意味し、「△」印はエンジンブレーキ時の係合制御
を意味する。また、各変速段の変速比(入力軸22の回
転速度Nin/出力軸58の回転速度Nout )は、1st
で最も大きく、2nd,3rd,4th,O/Dとなる
に従って小さくなり、4thの変速比は1.0である。
なお、図示は省略するが、シフトレバーが「R(リバー
ス)」レンジへ操作されると、油圧制御回路60のマニ
ュアルシフトバルブが切り換えられて後進変速段が成立
させられる。
0〜B4(以下、特に区別しない場合にはクラッチC,
ブレーキBという)は、多板式のクラッチやバンドブレ
ーキなど油圧アクチュエータによって摩擦係合させられ
る油圧式摩擦係合装置であり、その油圧アクチュエータ
には、油圧制御回路60から作動油が供給されるように
なっている。油圧制御回路60は多数の切換バルブ等を
備えており、コントロールユニット62からの励磁信号
に従って3つのON/OFFソレノイド弁64,66,
および68がそれぞれ切り換えられることにより、油圧
回路が切り換えられて上記クラッチCおよびブレーキB
が選択的に係合制御され、図4に示されているように前
進5速のうちの何れかの変速段が成立させられる。かか
る図4は、シフトレバーが「D(ドライブ)」レンジに
操作された場合のものであり、図中の「○」印は係合制
御を意味し、「△」印はエンジンブレーキ時の係合制御
を意味する。また、各変速段の変速比(入力軸22の回
転速度Nin/出力軸58の回転速度Nout )は、1st
で最も大きく、2nd,3rd,4th,O/Dとなる
に従って小さくなり、4thの変速比は1.0である。
なお、図示は省略するが、シフトレバーが「R(リバー
ス)」レンジへ操作されると、油圧制御回路60のマニ
ュアルシフトバルブが切り換えられて後進変速段が成立
させられる。
【0011】図3は、上記油圧制御回路60の一部を示
す図で、ブレーキB2,B3の係合油圧PB2,PB3
を制御する部分であり、車速やスロットル弁開度に応じ
て調圧されるライン油圧PLは、1−2シフト弁70お
よび2−3シフト弁72を介してB2給排油路74また
はB3給排油路76に導かれる。1−2シフト弁70
は、ライン油圧PLを油路78に導く第1位置と、油路
78をドレーン油路80に接続する第2位置とに切り換
えられるようになっており、前記ON/OFFソレノイ
ド弁64,66,68によって2ndまたは3rd変速
段が成立させられる時には、それ等の信号油圧に従って
第1位置とされ、1st変速段が成立させられる時には
その信号油圧に従って第2位置とされる。また、2−3
シフト弁72は、油路78をB3給排油路76に接続す
るとともにB2給排油路74をドレーン油路80に接続
する第1位置と、油路78をB2給排油路74に接続す
るとともにB3給排油路76をドレーン油路80に接続
する第2位置とに切り換えられるようになっており、1
stまたは2nd変速段が成立させられる時にはそれ等
の信号油圧に従って第1位置とされ、3rd変速段が成
立させられる時にはその信号油圧に従って第2位置とさ
れる。したがって、2nd変速段では、図に示されてい
るようにライン油圧PLがB3給排油路76を介してブ
レーキB3を係合させるB3油圧アクチュエータ82に
導かれるとともに、B2給排油路74はドレーン油路8
0に接続される一方、3rd変速段では、ライン油圧P
LがB2給排油路74を介してブレーキB2を係合させ
るB2油圧アクチュエータ84に導かれるとともに、B
3給排油路76はドレーン油路80に接続される。
す図で、ブレーキB2,B3の係合油圧PB2,PB3
を制御する部分であり、車速やスロットル弁開度に応じ
て調圧されるライン油圧PLは、1−2シフト弁70お
よび2−3シフト弁72を介してB2給排油路74また
はB3給排油路76に導かれる。1−2シフト弁70
は、ライン油圧PLを油路78に導く第1位置と、油路
78をドレーン油路80に接続する第2位置とに切り換
えられるようになっており、前記ON/OFFソレノイ
ド弁64,66,68によって2ndまたは3rd変速
段が成立させられる時には、それ等の信号油圧に従って
第1位置とされ、1st変速段が成立させられる時には
その信号油圧に従って第2位置とされる。また、2−3
シフト弁72は、油路78をB3給排油路76に接続す
るとともにB2給排油路74をドレーン油路80に接続
する第1位置と、油路78をB2給排油路74に接続す
るとともにB3給排油路76をドレーン油路80に接続
する第2位置とに切り換えられるようになっており、1
stまたは2nd変速段が成立させられる時にはそれ等
の信号油圧に従って第1位置とされ、3rd変速段が成
立させられる時にはその信号油圧に従って第2位置とさ
れる。したがって、2nd変速段では、図に示されてい
るようにライン油圧PLがB3給排油路76を介してブ
レーキB3を係合させるB3油圧アクチュエータ82に
導かれるとともに、B2給排油路74はドレーン油路8
0に接続される一方、3rd変速段では、ライン油圧P
LがB2給排油路74を介してブレーキB2を係合させ
るB2油圧アクチュエータ84に導かれるとともに、B
3給排油路76はドレーン油路80に接続される。
【0012】上記B3給排油路76には、係合油圧PB
3を調圧するPB3コントロール弁86が、互いに並列
に設けられたオリフィスおよび逆止弁と並列に配設され
ている。このPB3コントロール弁86は、それぞれB
3給排油路76に接続された連通ポート88,90、お
よびドレーン連絡ポート92の連通状態を切り換えるス
プール弁子94を備えており、SLUリニアソレノイド
弁96から供給される信号油圧PSbによりスプール弁
子94の位置が連続的に変更されることにより、連通ポ
ート88と90との連通状態を連続的に変化させるとと
もに、連通ポート90とドレーン連絡ポート92との連
通状態を連続的に変化させる。SLUリニアソレノイド
弁96は、前記コントロールユニット62から供給され
る励磁信号SBがデューティ制御されることにより、信
号油圧PSbの大きさを連続的に変化させるようになっ
ている。上記ドレーン連絡ポート92は、油路98を介
してB2オリフィスコントロール弁100に接続されて
いる。また、かかるPB3コントロール弁86には3r
d変速段の時に3速信号油圧PS3が供給されるように
なっており、上記連通ポート88と90とが完全に連通
させられるとともに、連通ポート90とドレーン連絡ポ
ート92との連通が完全に遮断される。
3を調圧するPB3コントロール弁86が、互いに並列
に設けられたオリフィスおよび逆止弁と並列に配設され
ている。このPB3コントロール弁86は、それぞれB
3給排油路76に接続された連通ポート88,90、お
よびドレーン連絡ポート92の連通状態を切り換えるス
プール弁子94を備えており、SLUリニアソレノイド
弁96から供給される信号油圧PSbによりスプール弁
子94の位置が連続的に変更されることにより、連通ポ
ート88と90との連通状態を連続的に変化させるとと
もに、連通ポート90とドレーン連絡ポート92との連
通状態を連続的に変化させる。SLUリニアソレノイド
弁96は、前記コントロールユニット62から供給され
る励磁信号SBがデューティ制御されることにより、信
号油圧PSbの大きさを連続的に変化させるようになっ
ている。上記ドレーン連絡ポート92は、油路98を介
してB2オリフィスコントロール弁100に接続されて
いる。また、かかるPB3コントロール弁86には3r
d変速段の時に3速信号油圧PS3が供給されるように
なっており、上記連通ポート88と90とが完全に連通
させられるとともに、連通ポート90とドレーン連絡ポ
ート92との連通が完全に遮断される。
【0013】上記B2オリフィスコントロール弁100
は、前記B2給排油路74に、互いに並列に設けられた
オリフィスおよび逆止弁と並列に配設されており、その
B2給排油路74に接続された一対の連通ポート10
2,104の連通状態を切り換えるスプール弁子106
を備えている。スプール弁子106は、ON/OFFソ
レノイド弁108から信号油圧PScが供給されると、
B2給排油路74内の油圧に抗して左側の移動端へ移動
させられ、連通ポート102と104とを連通させる。
ON/OFFソレノイド弁108は、前記コントロール
ユニット62から供給される励磁信号SCのON,OF
Fにより、信号油圧PScの出力状態を切り換えるよう
になっている。かかるB2オリフィスコントロール弁1
00はまた、前記油路98が接続された連絡ポート11
0およびドレーンポート112を備えており、上記スプ
ール弁子106が左側の移動端へ移動させられることに
よりそれ等の連絡ポート110とドレーンポート112
との連通を遮断するとともに、スプール弁子106が右
側の移動端へ移動させられることにより連絡ポート11
0とドレーンポート112とを連通させるようになって
いる。
は、前記B2給排油路74に、互いに並列に設けられた
オリフィスおよび逆止弁と並列に配設されており、その
B2給排油路74に接続された一対の連通ポート10
2,104の連通状態を切り換えるスプール弁子106
を備えている。スプール弁子106は、ON/OFFソ
レノイド弁108から信号油圧PScが供給されると、
B2給排油路74内の油圧に抗して左側の移動端へ移動
させられ、連通ポート102と104とを連通させる。
ON/OFFソレノイド弁108は、前記コントロール
ユニット62から供給される励磁信号SCのON,OF
Fにより、信号油圧PScの出力状態を切り換えるよう
になっている。かかるB2オリフィスコントロール弁1
00はまた、前記油路98が接続された連絡ポート11
0およびドレーンポート112を備えており、上記スプ
ール弁子106が左側の移動端へ移動させられることに
よりそれ等の連絡ポート110とドレーンポート112
との連通を遮断するとともに、スプール弁子106が右
側の移動端へ移動させられることにより連絡ポート11
0とドレーンポート112とを連通させるようになって
いる。
【0014】上記B2給排油路74およびB3給排油路
76には、油圧アクチュエータ84,82の近くにそれ
ぞれオリフィスを介してB2アキュムレータ114およ
びB3アキュムレータ116が接続されている。これ等
のアキュムレータ114,116は、アキュムレータ背
圧制御弁118によって背圧Paが制御されることによ
り、作動油の給排過渡時における係合油圧PB2,PB
3を調圧制御する。上記アキュムレータ背圧制御弁11
8は、SLNリニアソレノイド弁120から供給される
信号油圧PSaに従って背圧Paを連続的に変化させる
もので、SLNリニアソレノイド弁120は、前記コン
トロールユニット62から供給される励磁信号SAがデ
ューティ制御されることにより、信号油圧PSaの大き
さを連続的に変化させるようになっている。なお、図3
の122は、2ndから3rdへの変速時に前記信号油
圧PSbに従って係合油圧PB2を調圧する2−3タイ
ミング弁である。
76には、油圧アクチュエータ84,82の近くにそれ
ぞれオリフィスを介してB2アキュムレータ114およ
びB3アキュムレータ116が接続されている。これ等
のアキュムレータ114,116は、アキュムレータ背
圧制御弁118によって背圧Paが制御されることによ
り、作動油の給排過渡時における係合油圧PB2,PB
3を調圧制御する。上記アキュムレータ背圧制御弁11
8は、SLNリニアソレノイド弁120から供給される
信号油圧PSaに従って背圧Paを連続的に変化させる
もので、SLNリニアソレノイド弁120は、前記コン
トロールユニット62から供給される励磁信号SAがデ
ューティ制御されることにより、信号油圧PSaの大き
さを連続的に変化させるようになっている。なお、図3
の122は、2ndから3rdへの変速時に前記信号油
圧PSbに従って係合油圧PB2を調圧する2−3タイ
ミング弁である。
【0015】図2に戻って、前記自動変速機10には一
対の回転速度センサ130および132が配設されてい
る。回転速度センサ130は入力軸22の回転速度Nin
を検出するもので、回転速度センサ132は出力軸58
の回転速度Nout を検出するものであり、それぞれその
回転速度Nin,Nout を表す回転速度信号SNin,SN
out をコントロールユニット62に出力する。コントロ
ールユニット62にはまた、エンジン18のスロットル
弁に配設されたスロットルポジションセンサ134から
スロットル弁開度θを表すスロットル弁開度信号Sθが
供給されるとともに、エンジン18のディストリビュー
タに配設された回転角センサ136からエンジン回転速
度NEを表すエンジン回転速度信号SNEが供給される
ようになっている。上記スロットル弁は、アクセルペダ
ルに機械的に連結されて開閉されるようになっており、
スロットル弁開度θは実質的にアクセル操作量に対応す
る。本実施例では、スロットルポジションセンサ134
がアクセル操作量検出手段に相当する。
対の回転速度センサ130および132が配設されてい
る。回転速度センサ130は入力軸22の回転速度Nin
を検出するもので、回転速度センサ132は出力軸58
の回転速度Nout を検出するものであり、それぞれその
回転速度Nin,Nout を表す回転速度信号SNin,SN
out をコントロールユニット62に出力する。コントロ
ールユニット62にはまた、エンジン18のスロットル
弁に配設されたスロットルポジションセンサ134から
スロットル弁開度θを表すスロットル弁開度信号Sθが
供給されるとともに、エンジン18のディストリビュー
タに配設された回転角センサ136からエンジン回転速
度NEを表すエンジン回転速度信号SNEが供給される
ようになっている。上記スロットル弁は、アクセルペダ
ルに機械的に連結されて開閉されるようになっており、
スロットル弁開度θは実質的にアクセル操作量に対応す
る。本実施例では、スロットルポジションセンサ134
がアクセル操作量検出手段に相当する。
【0016】上記コントロールユニット62は、CP
U,RAM,ROM,入出力インタフェース回路等を備
えて構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつ
つROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理
を行い、前記油圧制御回路60の各ソレノイド弁に励磁
信号を出力することにより、予め定められた変速線図に
従って自動変速機10の変速段を切り換えるとともに、
変速時におけるクラッチCやブレーキBの係合油圧を調
圧する。上記変速線図は、スロットル弁開度θおよび出
力軸回転速度Nout が表す車速をパラメータとして変速
の種類毎に設定されており、スロットル弁開度θが小さ
く車速が大きい程高速段側へアップシフトするととも
に、スロットル弁開度θが大きく車速が小さい程低速段
側へダウンシフトするように定められている。なお、こ
のコントロールユニット62には、前記各信号の他にシ
フトレンジ位置やオーバードライブスイッチのON,O
FFなどを表す信号が供給され、上記変速制御等に用い
られる。トルクコンバータ12のロックアップクラッチ
についても、油圧制御回路60に設けられた図示しない
ソレノイド弁をデューティ制御することにより、完全係
合かスリップ状態か解放かを切り換えるようになってい
る。
U,RAM,ROM,入出力インタフェース回路等を備
えて構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつ
つROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理
を行い、前記油圧制御回路60の各ソレノイド弁に励磁
信号を出力することにより、予め定められた変速線図に
従って自動変速機10の変速段を切り換えるとともに、
変速時におけるクラッチCやブレーキBの係合油圧を調
圧する。上記変速線図は、スロットル弁開度θおよび出
力軸回転速度Nout が表す車速をパラメータとして変速
の種類毎に設定されており、スロットル弁開度θが小さ
く車速が大きい程高速段側へアップシフトするととも
に、スロットル弁開度θが大きく車速が小さい程低速段
側へダウンシフトするように定められている。なお、こ
のコントロールユニット62には、前記各信号の他にシ
フトレンジ位置やオーバードライブスイッチのON,O
FFなどを表す信号が供給され、上記変速制御等に用い
られる。トルクコンバータ12のロックアップクラッチ
についても、油圧制御回路60に設けられた図示しない
ソレノイド弁をデューティ制御することにより、完全係
合かスリップ状態か解放かを切り換えるようになってい
る。
【0017】ここで、かかる本実施例の自動変速機10
においては、エンジンブレーキを作用させない通常の走
行状態で3rdから2ndへダウンシフトする際に、ブ
レーキB2を解放するとともにブレーキB3を係合させ
る必要がある。以下、この3→2変速について、図5の
フローチャートを参照しつつ具体的に説明する。なお、
かかる3→2変速ではクラッチC0を解放するが、一方
向クラッチF0の作用により変速終了後にクラッチC0
を解放しても差し支えないなど、クラッチC0の解放タ
イミングが問題となることはないため、以下の説明では
このクラッチC0の解放制御についての説明を省略す
る。
においては、エンジンブレーキを作用させない通常の走
行状態で3rdから2ndへダウンシフトする際に、ブ
レーキB2を解放するとともにブレーキB3を係合させ
る必要がある。以下、この3→2変速について、図5の
フローチャートを参照しつつ具体的に説明する。なお、
かかる3→2変速ではクラッチC0を解放するが、一方
向クラッチF0の作用により変速終了後にクラッチC0
を解放しても差し支えないなど、クラッチC0の解放タ
イミングが問題となることはないため、以下の説明では
このクラッチC0の解放制御についての説明を省略す
る。
【0018】先ず、ステップS1では、3rd変速段か
ら2nd変速段へ変速するように3つのON/OFFソ
レノイド弁64,66,68の励磁状態を切り換える。
これにより、前記2−3シフト弁72が第2位置から第
1位置へ切り換えられ、ライン油圧PLが1−2シフト
弁70,2−3シフト弁72,B3給排油路76を経て
B3油圧アクチュエータ82内へ導かれる一方、B2給
排油路74がドレーン油路80に接続されてB2油圧ア
クチュエータ84内の作動油がドレーンされ始める。ス
テップS2では、B2油圧アクチュエータ84内の作動
油のドレーンによって係合油圧PB2が低下し、ブレー
キB2に滑りが生じ始めることによって変化する入力軸
回転速度Ninの変化率ΔNinが予め定められた目標変化
率ΔNaとなるように、係合油圧PB2を調圧する。こ
の係合油圧PB2の調圧制御は、B2アキュムレータ1
14の背圧Paをアキュムレータ背圧制御弁118によ
って制御することにより行われ、具体的にはSLNリニ
アソレノイド弁120に出力する励磁電流SAのデュー
ティ比を上記変化率ΔNinと目標変化率ΔNaとの偏差
に応じてフィードバック制御する。上記目標変化率ΔN
aは、車速等をパラメータとして予め定められたデータ
マップや演算式等から算出される。なお、この背圧Pa
のフィードバック制御はステップS9の判断がYESと
なるまで続けられ、図6のタイムチャートにおける時間
t1〜t4は、かかる背圧制御が行われている時間であ
る。
ら2nd変速段へ変速するように3つのON/OFFソ
レノイド弁64,66,68の励磁状態を切り換える。
これにより、前記2−3シフト弁72が第2位置から第
1位置へ切り換えられ、ライン油圧PLが1−2シフト
弁70,2−3シフト弁72,B3給排油路76を経て
B3油圧アクチュエータ82内へ導かれる一方、B2給
排油路74がドレーン油路80に接続されてB2油圧ア
クチュエータ84内の作動油がドレーンされ始める。ス
テップS2では、B2油圧アクチュエータ84内の作動
油のドレーンによって係合油圧PB2が低下し、ブレー
キB2に滑りが生じ始めることによって変化する入力軸
回転速度Ninの変化率ΔNinが予め定められた目標変化
率ΔNaとなるように、係合油圧PB2を調圧する。こ
の係合油圧PB2の調圧制御は、B2アキュムレータ1
14の背圧Paをアキュムレータ背圧制御弁118によ
って制御することにより行われ、具体的にはSLNリニ
アソレノイド弁120に出力する励磁電流SAのデュー
ティ比を上記変化率ΔNinと目標変化率ΔNaとの偏差
に応じてフィードバック制御する。上記目標変化率ΔN
aは、車速等をパラメータとして予め定められたデータ
マップや演算式等から算出される。なお、この背圧Pa
のフィードバック制御はステップS9の判断がYESと
なるまで続けられ、図6のタイムチャートにおける時間
t1〜t4は、かかる背圧制御が行われている時間であ
る。
【0019】次のステップS3ではフラグF1が「0」
か否かを判断し、「0」でなければ直ちにステップS8
以下を実行するが、かかるフラグF1はステップS7で
「1」とされるため、それまではステップS4以下を実
行する。ステップS4では、PB3コントロール弁86
により、係合油圧PB3をブレーキB3が僅かにトルク
伝達する程度の予め定められた低圧状態に制御する。す
なわち、PB3コントロール弁86は、B3給排油路7
6内の油圧が低い時にはスプリングの付勢力,信号油圧
PSbに従ってスプール弁子94が図3の左方向の移動
端に位置させられ、連通ポート88と90とを連通させ
るとともに連通ポート90とドレーン連絡ポート92と
の連通を遮断するため、2−3シフト弁72が第1位置
へ切り換えられた当初は、連通ポート88,90を経て
作動油が急速にB3油圧アクチュエータ82内に供給さ
れる。しかし、ブレーキB3の摩擦材が互いに接触する
までB3油圧アクチュエータ82内に作動油が充填され
ると、B3給排油路76内の油圧が上昇してスプール弁
子94が右方向へ移動させられ、連通ポート90とドレ
ーン連絡ポート92とが連通させられて作動油がドレー
ンされるようになり、B3給排油路76内の油圧すなわ
ち係合油圧PB3は、信号油圧PSbと釣り合う油圧に
調圧される。したがって、信号油圧PSbの大きさ、言
い換えればSLUリニアソレノイド弁96に出力する励
磁電流SBのデューティ比に応じて、係合油圧PB3は
調圧制御される。
か否かを判断し、「0」でなければ直ちにステップS8
以下を実行するが、かかるフラグF1はステップS7で
「1」とされるため、それまではステップS4以下を実
行する。ステップS4では、PB3コントロール弁86
により、係合油圧PB3をブレーキB3が僅かにトルク
伝達する程度の予め定められた低圧状態に制御する。す
なわち、PB3コントロール弁86は、B3給排油路7
6内の油圧が低い時にはスプリングの付勢力,信号油圧
PSbに従ってスプール弁子94が図3の左方向の移動
端に位置させられ、連通ポート88と90とを連通させ
るとともに連通ポート90とドレーン連絡ポート92と
の連通を遮断するため、2−3シフト弁72が第1位置
へ切り換えられた当初は、連通ポート88,90を経て
作動油が急速にB3油圧アクチュエータ82内に供給さ
れる。しかし、ブレーキB3の摩擦材が互いに接触する
までB3油圧アクチュエータ82内に作動油が充填され
ると、B3給排油路76内の油圧が上昇してスプール弁
子94が右方向へ移動させられ、連通ポート90とドレ
ーン連絡ポート92とが連通させられて作動油がドレー
ンされるようになり、B3給排油路76内の油圧すなわ
ち係合油圧PB3は、信号油圧PSbと釣り合う油圧に
調圧される。したがって、信号油圧PSbの大きさ、言
い換えればSLUリニアソレノイド弁96に出力する励
磁電流SBのデューティ比に応じて、係合油圧PB3は
調圧制御される。
【0020】上記励磁電流SBのデューティ比は、係合
油圧PB3がブレーキB3に僅かなトルク伝達を生じさ
せる程度の低圧状態となるように入力トルク等をパラメ
ータとして予め定められたデータマップや演算式等から
算出される。入力トルクは、例えばエンジン回転速度N
Eおよびスロットル弁開度θに基づいて、予め定められ
たエンジン18の出力トルク特性からエンジン出力トル
クを算出するとともに、エンジン回転速度NEと入力軸
回転速度Ninとの速度比およびエンジン出力トルクに基
づいて、予め定められたトルクコンバータ12のトルク
比特性から求められるが、トルクセンサ等を用いて入力
軸22のトルクを直接検出することも可能である。この
ように係合油圧PB3が低圧制御されることにより、ブ
レーキB2およびB3が共に過大な係合トルクで係合す
るタイアップが回避される。なお、B2オリフィスコン
トロール弁100は、B2給排油路74内の油圧に基づ
いて連絡ポート110とドレーンポート112とを連通
する状態に保持されている。図6の時間t2までは作動
油がB3油圧アクチュエータ82内に急速に供給される
状態であり、時間t2以後(t3まで)は係合油圧PB
3が低圧に保持されている状態である。
油圧PB3がブレーキB3に僅かなトルク伝達を生じさ
せる程度の低圧状態となるように入力トルク等をパラメ
ータとして予め定められたデータマップや演算式等から
算出される。入力トルクは、例えばエンジン回転速度N
Eおよびスロットル弁開度θに基づいて、予め定められ
たエンジン18の出力トルク特性からエンジン出力トル
クを算出するとともに、エンジン回転速度NEと入力軸
回転速度Ninとの速度比およびエンジン出力トルクに基
づいて、予め定められたトルクコンバータ12のトルク
比特性から求められるが、トルクセンサ等を用いて入力
軸22のトルクを直接検出することも可能である。この
ように係合油圧PB3が低圧制御されることにより、ブ
レーキB2およびB3が共に過大な係合トルクで係合す
るタイアップが回避される。なお、B2オリフィスコン
トロール弁100は、B2給排油路74内の油圧に基づ
いて連絡ポート110とドレーンポート112とを連通
する状態に保持されている。図6の時間t2までは作動
油がB3油圧アクチュエータ82内に急速に供給される
状態であり、時間t2以後(t3まで)は係合油圧PB
3が低圧に保持されている状態である。
【0021】続くステップS5では、入力軸回転速度N
inが2nd変速段の変速比α2に応じて出力軸回転速度
Nout と同期するまでの同期予想時間tmを次式(1)
に従って算出し、ステップS6において、その同期予想
時間tmが予め定められた一定時間taより短くなった
か否かを判断する。そして、tm≧taの間は上記ステ
ップS2以下を繰り返すが、tm<taになるとステッ
プS7以下を実行する。
inが2nd変速段の変速比α2に応じて出力軸回転速度
Nout と同期するまでの同期予想時間tmを次式(1)
に従って算出し、ステップS6において、その同期予想
時間tmが予め定められた一定時間taより短くなった
か否かを判断する。そして、tm≧taの間は上記ステ
ップS2以下を繰り返すが、tm<taになるとステッ
プS7以下を実行する。
【0022】
【数1】 tm=(α2・Nout −Nin)/ΔNin ・・・(1)
【0023】ステップS7ではフラグF1を「1」と
し、これにより以後のサイクルではステップS3に続い
てステップS8以下が実行されるようになる。ステップ
S8では、係合油圧PB3が予め定められた増加率で増
加するようにPB3コントロール弁86を制御する。す
なわち、SLUリニアソレノイド弁96に出力する励磁
電流SBのデューティ比を予め定められた変化率で変化
させることにより、信号油圧PSbを徐々に増大させて
係合油圧PB3を上昇させ、ブレーキB3の係合トルク
を徐々に大きくするのである。励磁電流SBのデューテ
ィ比の変化率は、入力トルクをパラメータとして予め定
められたデータマップや演算式等から算出され、入力ト
ルクは、前述したようにエンジン18の出力トルク特性
やトルクコンバータ12のトルク比特性等に基づいて求
められる。図6の時間t3は、このような係合油圧PB
3の昇圧制御が開始された時間である。
し、これにより以後のサイクルではステップS3に続い
てステップS8以下が実行されるようになる。ステップ
S8では、係合油圧PB3が予め定められた増加率で増
加するようにPB3コントロール弁86を制御する。す
なわち、SLUリニアソレノイド弁96に出力する励磁
電流SBのデューティ比を予め定められた変化率で変化
させることにより、信号油圧PSbを徐々に増大させて
係合油圧PB3を上昇させ、ブレーキB3の係合トルク
を徐々に大きくするのである。励磁電流SBのデューテ
ィ比の変化率は、入力トルクをパラメータとして予め定
められたデータマップや演算式等から算出され、入力ト
ルクは、前述したようにエンジン18の出力トルク特性
やトルクコンバータ12のトルク比特性等に基づいて求
められる。図6の時間t3は、このような係合油圧PB
3の昇圧制御が開始された時間である。
【0024】続くステップS9では、入力軸回転速度N
inが2nd変速段の変速比α2に応じて出力軸回転速度
Nout と同期したか否か、言い換えればブレーキB3が
完全に係合状態となったか否かを、次式(2)を満足す
るか否かによって判断し、同期するまではステップS2
以下の実行を繰り返すが、同期した後はステップS10
以下を実行する。(2)式の判断は、センサの検出誤差
等を考慮して所定の幅をもって行われる。図6の時間t
4は、2nd変速段で同期した時間である。
inが2nd変速段の変速比α2に応じて出力軸回転速度
Nout と同期したか否か、言い換えればブレーキB3が
完全に係合状態となったか否かを、次式(2)を満足す
るか否かによって判断し、同期するまではステップS2
以下の実行を繰り返すが、同期した後はステップS10
以下を実行する。(2)式の判断は、センサの検出誤差
等を考慮して所定の幅をもって行われる。図6の時間t
4は、2nd変速段で同期した時間である。
【0025】
【数2】 Nin≒α2・Nout ・・・(2)
【0026】ステップS10ではフラグF1を「0」と
し、続くステップS11では、SLUリニアソレノイド
弁96から出力される信号油圧PSbが最大となるよう
に励磁電流SBを切り換え、PB3コントロール弁86
の連通ポート88と90とを完全な連通状態にするとと
もに、ON/OFFソレノイド弁108に励磁信号SC
を出力して信号油圧PScを発生させ、B2オリフィス
コントロール弁100の連通ポート102と104とを
連通状態にする。PB3コントロール弁86の連通ポー
ト88と90とが完全な連通状態とされることにより、
係合油圧PB3が速やかに上昇させられてブレーキB3
の係合トルクが急速に増大させられる一方、B2オリフ
ィスコントロール弁100の連通ポート102と104
とが連通状態とされることにより、B2油圧アクチュエ
ータ84内の作動油が急速にドレーンされるようにな
る。
し、続くステップS11では、SLUリニアソレノイド
弁96から出力される信号油圧PSbが最大となるよう
に励磁電流SBを切り換え、PB3コントロール弁86
の連通ポート88と90とを完全な連通状態にするとと
もに、ON/OFFソレノイド弁108に励磁信号SC
を出力して信号油圧PScを発生させ、B2オリフィス
コントロール弁100の連通ポート102と104とを
連通状態にする。PB3コントロール弁86の連通ポー
ト88と90とが完全な連通状態とされることにより、
係合油圧PB3が速やかに上昇させられてブレーキB3
の係合トルクが急速に増大させられる一方、B2オリフ
ィスコントロール弁100の連通ポート102と104
とが連通状態とされることにより、B2油圧アクチュエ
ータ84内の作動油が急速にドレーンされるようにな
る。
【0027】また、次のステップS12では、スロット
ル弁開度θの変化速度Δθが予め定められた一定の変化
速度Δθa以上か否かを判断する。スロットル弁開度θ
の変化速度Δθが大きい場合は、アクセルペダルが踏込
み操作された場合で運転者が駆動力の増加を要求してい
ることを意味し、現在実行中の3→2変速はパワーオン
によるダウンシフトであることを意味する。また、変化
速度Δθが小さい場合は、アクセルペダルの踏込み操作
量が殆ど変化してしない場合で運転者が駆動力の増加を
それ程必要としていないことを意味し、現在実行中の3
→2変速は登坂路などによる車速低下に伴うダウンシフ
トであることを意味する。
ル弁開度θの変化速度Δθが予め定められた一定の変化
速度Δθa以上か否かを判断する。スロットル弁開度θ
の変化速度Δθが大きい場合は、アクセルペダルが踏込
み操作された場合で運転者が駆動力の増加を要求してい
ることを意味し、現在実行中の3→2変速はパワーオン
によるダウンシフトであることを意味する。また、変化
速度Δθが小さい場合は、アクセルペダルの踏込み操作
量が殆ど変化してしない場合で運転者が駆動力の増加を
それ程必要としていないことを意味し、現在実行中の3
→2変速は登坂路などによる車速低下に伴うダウンシフ
トであることを意味する。
【0028】そして、Δθ≧Δθaの場合、言い換えれ
ば駆動力増加に対する要求度が高い場合には、ステップ
S13において、アキュムレータ背圧Paが予め定めら
れた比較的小さい油圧Pa1となるように、SLNリニ
アソレノイド弁120に出力する励磁信号SAのデュー
ティ比を設定する。これにより、ブレーキB2の係合油
圧PB2すなわちブレーキB2の係合トルクが速やかに
低下させられ、このブレーキB2の係合トルクの低下に
対応して駆動トルクが速やかに上昇させられる。入力ト
ルクをTin、ブレーキB2の係合トルクをTB2とする
と、駆動トルクTo は(A・Tin−B・TB2)に比例
し、係合トルクTB2の低下に対応して駆動トルクTo は
大きくなるのである。なお、A,Bは定数である。ま
た、Δθ<Δθaの場合、言い換えれば駆動力増加に対
する要求度が低い場合には、ステップS14において、
アキュムレータ背圧Paが上記油圧Pa1より大きい予
め定められた油圧Pa2となるように、SLNリニアソ
レノイド弁120に出力する励磁信号SAのデューティ
比を設定する。これにより、ブレーキB2の係合油圧P
B2すなわちブレーキB2の係合トルクが緩やかに低下
させられ、このブレーキB2の係合トルクの低下に対応
して駆動トルクが緩やかに上昇させられる。図6におい
て一点鎖線で示されている駆動トルクおよび係合油圧P
B2のグラフは、アキュムレータ背圧PaをPa1とし
た場合で、同図において実線で示されている駆動トルク
および係合油圧PB2のグラフは、アキュムレータ背圧
PaをPa2とした場合である。なお、上記励磁信号S
Aのデューティ比は、予め油圧Pa1,Pa2に対応し
て定められている。また、アキュムレータ背圧Paはブ
レーキB3のアキュムレータ116にも供給されるが、
アキュムレータ116のピストンの後退時期にずれが生
じるだけでブレーキB3の係合制御に影響を及ぼすこと
はない。
ば駆動力増加に対する要求度が高い場合には、ステップ
S13において、アキュムレータ背圧Paが予め定めら
れた比較的小さい油圧Pa1となるように、SLNリニ
アソレノイド弁120に出力する励磁信号SAのデュー
ティ比を設定する。これにより、ブレーキB2の係合油
圧PB2すなわちブレーキB2の係合トルクが速やかに
低下させられ、このブレーキB2の係合トルクの低下に
対応して駆動トルクが速やかに上昇させられる。入力ト
ルクをTin、ブレーキB2の係合トルクをTB2とする
と、駆動トルクTo は(A・Tin−B・TB2)に比例
し、係合トルクTB2の低下に対応して駆動トルクTo は
大きくなるのである。なお、A,Bは定数である。ま
た、Δθ<Δθaの場合、言い換えれば駆動力増加に対
する要求度が低い場合には、ステップS14において、
アキュムレータ背圧Paが上記油圧Pa1より大きい予
め定められた油圧Pa2となるように、SLNリニアソ
レノイド弁120に出力する励磁信号SAのデューティ
比を設定する。これにより、ブレーキB2の係合油圧P
B2すなわちブレーキB2の係合トルクが緩やかに低下
させられ、このブレーキB2の係合トルクの低下に対応
して駆動トルクが緩やかに上昇させられる。図6におい
て一点鎖線で示されている駆動トルクおよび係合油圧P
B2のグラフは、アキュムレータ背圧PaをPa1とし
た場合で、同図において実線で示されている駆動トルク
および係合油圧PB2のグラフは、アキュムレータ背圧
PaをPa2とした場合である。なお、上記励磁信号S
Aのデューティ比は、予め油圧Pa1,Pa2に対応し
て定められている。また、アキュムレータ背圧Paはブ
レーキB3のアキュムレータ116にも供給されるが、
アキュムレータ116のピストンの後退時期にずれが生
じるだけでブレーキB3の係合制御に影響を及ぼすこと
はない。
【0029】以上により3rd変速段から2nd変速段
へのダウンシフト変速制御は終了するが、本実施例で
は、運転者が駆動力増加を希望するパワーオン時のダウ
ンシフトでは、2nd同期後にブレーキB2が速やかに
解放されて駆動トルクが速やかに上昇させられるため、
運転者の意図に合致した優れた走行性能が得られる一
方、アクセル変化が少ない状態におけるダウンシフトで
は、ブレーキB2が緩やかに解放されて駆動トルクが緩
やかに上昇させられるため、変速ショックが軽減されて
優れた乗り心地が得られる。駆動力増加に対する要求度
が低い場合には、運転者はそれ程高い走行性能を希望し
ているわけではないので、駆動トルクの立ち上がりが遅
くても差支えない。
へのダウンシフト変速制御は終了するが、本実施例で
は、運転者が駆動力増加を希望するパワーオン時のダウ
ンシフトでは、2nd同期後にブレーキB2が速やかに
解放されて駆動トルクが速やかに上昇させられるため、
運転者の意図に合致した優れた走行性能が得られる一
方、アクセル変化が少ない状態におけるダウンシフトで
は、ブレーキB2が緩やかに解放されて駆動トルクが緩
やかに上昇させられるため、変速ショックが軽減されて
優れた乗り心地が得られる。駆動力増加に対する要求度
が低い場合には、運転者はそれ程高い走行性能を希望し
ているわけではないので、駆動トルクの立ち上がりが遅
くても差支えない。
【0030】本実施例では、コントロールユニット62
による一連の信号処理のうちステップS12を実行する
部分が駆動力要求判断手段に相当し、ステップS13,
S14を実行する部分は、B2アキュムレータ114,
アキュムレータ背圧制御弁118,SLNリニアソレノ
イド弁120と共に係合トルク制御手段を構成してい
る。
による一連の信号処理のうちステップS12を実行する
部分が駆動力要求判断手段に相当し、ステップS13,
S14を実行する部分は、B2アキュムレータ114,
アキュムレータ背圧制御弁118,SLNリニアソレノ
イド弁120と共に係合トルク制御手段を構成してい
る。
【0031】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0032】例えば、前記実施例では2nd同期後にB
2アキュムレータ114の背圧Paを2段階で切り換え
てブレーキB2の係合トルク低下速度を変更するように
なっていたが、スロットル弁開度θの変化速度Δθの大
きさに応じて3段階以上或いは連続的に背圧Paを変更
するようにしても良い。
2アキュムレータ114の背圧Paを2段階で切り換え
てブレーキB2の係合トルク低下速度を変更するように
なっていたが、スロットル弁開度θの変化速度Δθの大
きさに応じて3段階以上或いは連続的に背圧Paを変更
するようにしても良い。
【0033】また、前記実施例ではSLNリニアソレノ
イド弁120から出力される信号油圧PSaに従ってア
キュムレータ背圧制御弁118により背圧Paが制御さ
れるようになっていたが、リニアソレノイド弁やON/
OFFソレノイド弁により背圧Paを直接制御すること
もできる。
イド弁120から出力される信号油圧PSaに従ってア
キュムレータ背圧制御弁118により背圧Paが制御さ
れるようになっていたが、リニアソレノイド弁やON/
OFFソレノイド弁により背圧Paを直接制御すること
もできる。
【0034】また、前記実施例ではアキュムレータ11
4,116に共通の背圧Paが供給されるようになって
いたが、それ等のアキュムレータ114,116の背圧
を独立に制御することも可能である。
4,116に共通の背圧Paが供給されるようになって
いたが、それ等のアキュムレータ114,116の背圧
を独立に制御することも可能である。
【0035】また、背圧Paを変更する代わりに、B2
油圧アクチュエータ84からドレーンされる作動油の流
通面積を、ON/OFFソレノイド弁やリニアソレノイ
ド弁などにより変更して、ブレーキB2の係合トルク低
下速度を制御することもできる。すなわち、ドレーン時
の流通面積を大きくすれば係合トルクの低下速度は速く
なり、ドレーン時の流通面積を小さくすれば係合トルク
の低下速度は遅くなるのである。
油圧アクチュエータ84からドレーンされる作動油の流
通面積を、ON/OFFソレノイド弁やリニアソレノイ
ド弁などにより変更して、ブレーキB2の係合トルク低
下速度を制御することもできる。すなわち、ドレーン時
の流通面積を大きくすれば係合トルクの低下速度は速く
なり、ドレーン時の流通面積を小さくすれば係合トルク
の低下速度は遅くなるのである。
【0036】また、励磁信号SAのデューティ比を変更
した後実際にアキュムレータ背圧Paが変化するまでの
遅れ時間を考慮して、入力軸回転速度Ninが完全に2n
d変速段の変速比α2に応じて同期する前、例えば入力
軸回転速度Ninがα2・Nout より所定の回転速度ΔN
だけ小さい時や、ステップS6の判断がYESとなった
後所定時間を経過した時などに、ステップS12以下を
実行して励磁信号SAのデューティ比を変更するように
しても良い。
した後実際にアキュムレータ背圧Paが変化するまでの
遅れ時間を考慮して、入力軸回転速度Ninが完全に2n
d変速段の変速比α2に応じて同期する前、例えば入力
軸回転速度Ninがα2・Nout より所定の回転速度ΔN
だけ小さい時や、ステップS6の判断がYESとなった
後所定時間を経過した時などに、ステップS12以下を
実行して励磁信号SAのデューティ比を変更するように
しても良い。
【0037】また、前記実施例では前進5速の自動変速
機10において3→2変速を行う場合について説明した
が、少なくとも高速段側の摩擦係合装置を解放するとと
もに低速段側の摩擦係合装置を係合させてダウンシフト
を行う変速段を備えた自動変速機には、本発明は同様に
適用され得るのであり、変速段の数や自動変速機の構成
は適宜変更され得る。
機10において3→2変速を行う場合について説明した
が、少なくとも高速段側の摩擦係合装置を解放するとと
もに低速段側の摩擦係合装置を係合させてダウンシフト
を行う変速段を備えた自動変速機には、本発明は同様に
適用され得るのであり、変速段の数や自動変速機の構成
は適宜変更され得る。
【0038】また、前記実施例ではブレーキB3の係合
油圧PB3を低圧に維持した後徐々に昇圧してブレーキ
B3を完全係合させるようになっていたが、少なくとも
ブレーキB2に滑りが生じている状態でブレーキB3を
完全係合させ、その後ブレーキB2の係合を完全に解放
するようになっておれば良い。
油圧PB3を低圧に維持した後徐々に昇圧してブレーキ
B3を完全係合させるようになっていたが、少なくとも
ブレーキB2に滑りが生じている状態でブレーキB3を
完全係合させ、その後ブレーキB2の係合を完全に解放
するようになっておれば良い。
【0039】また、前記実施例ではスロットル弁開度θ
の変化速度Δθから駆動力増加に対する要求度を判断し
ていたが、例えばスロットル弁開度θが予め定められた
判断値より大きいか否かによって判断することもできる
など、駆動力増加に対する要求度の判断手法は適宜定め
られる。
の変化速度Δθから駆動力増加に対する要求度を判断し
ていたが、例えばスロットル弁開度θが予め定められた
判断値より大きいか否かによって判断することもできる
など、駆動力増加に対する要求度の判断手法は適宜定め
られる。
【0040】また、前記実施例ではスロットルポジショ
ンセンサ134がアクセル操作量検出手段として用いら
れていたが、アクセルペダルの操作量を直接検出するよ
うにしても良いことは勿論である。
ンセンサ134がアクセル操作量検出手段として用いら
れていたが、アクセルペダルの操作量を直接検出するよ
うにしても良いことは勿論である。
【0041】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例である変速制御装置を備えた
自動変速機の構成を説明する図である。
自動変速機の構成を説明する図である。
【図3】図2の自動変速機が備えている油圧制御回路に
おいて3→2変速に関与する部分を示す回路図である。
おいて3→2変速に関与する部分を示す回路図である。
【図4】図2の自動変速機の変速段とそれを成立させる
ためのクラッチおよびブレーキの係合作動を示す図であ
る。
ためのクラッチおよびブレーキの係合作動を示す図であ
る。
【図5】図2の自動変速機において3→2変速を行う際
の作動を説明するフローチャートである。
の作動を説明するフローチャートである。
【図6】図2の自動変速機において3→2変速が行われ
る際の入力軸回転速度,駆動トルク,および油圧の変化
を示すタイムチャートである。
る際の入力軸回転速度,駆動トルク,および油圧の変化
を示すタイムチャートである。
10:自動変速機 62:コントロールユニット 114:B2アキュムレータ 118:アキュムレータ背圧制御弁 120:SLNリニアソレノイド弁 134:スロットルポジションセンサ(アクセル操作量
検出手段) B2:ブレーキ(高速段側摩擦係合装置) B3:ブレーキ(低速段側摩擦係合装置) ステップS12:駆動力要求判断手段 ステップS13,S14:係合トルク制御手段
検出手段) B2:ブレーキ(高速段側摩擦係合装置) B3:ブレーキ(低速段側摩擦係合装置) ステップS12:駆動力要求判断手段 ステップS13,S14:係合トルク制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 雅彦 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エイ・ダブリュ株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の摩擦係合装置が選択的に係合させ
られることによって複数の変速段が成立させられる自動
変速機を有し、高速段から低速段へのダウンシフトに際
して該低速段側の摩擦係合装置を係合させた後に該高速
段側の摩擦係合装置の係合を完全に解除する変速制御装
置において、 アクセル操作量を検出するアクセル操作量検出手段と、 該アクセル操作量検出手段によって検出されるアクセル
操作量に基づいて、運転者の駆動力増加に対する要求度
を判断する駆動力要求判断手段と、 該駆動力要求判断手段によって判断された前記駆動力増
加に対する要求度が高い場合には、前記低速段側の摩擦
係合装置が完全係合した後に前記高速段側の摩擦係合装
置の係合トルクを速やかに低下させる一方、該駆動力増
加に対する要求度が低い場合には、該低速段側の摩擦係
合装置が完全係合した後に該高速段側の摩擦係合装置の
係合トルクを緩やかに低下させる係合トルク制御手段と
を有することを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4151400A JPH05322018A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4151400A JPH05322018A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05322018A true JPH05322018A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=15517766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4151400A Pending JPH05322018A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05322018A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0780601A1 (en) * | 1995-12-20 | 1997-06-25 | Hyundai Motor Company | 2-1 kickdown control method for automatic transmission |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP4151400A patent/JPH05322018A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0780601A1 (en) * | 1995-12-20 | 1997-06-25 | Hyundai Motor Company | 2-1 kickdown control method for automatic transmission |
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