JPH05322899A - Dna分子の長さ計測方法および計測装置 - Google Patents
Dna分子の長さ計測方法および計測装置Info
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- JPH05322899A JPH05322899A JP4238033A JP23803392A JPH05322899A JP H05322899 A JPH05322899 A JP H05322899A JP 4238033 A JP4238033 A JP 4238033A JP 23803392 A JP23803392 A JP 23803392A JP H05322899 A JPH05322899 A JP H05322899A
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- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 微量のDNA等試料を用いて、高い精度で長
さ計測を可能とするDNA等生体高分子の長さ計測装置
を提供する。 【構成】 長いDNAを酵素で切断し、断片の両末端を
標識するプロセス、標識されたDNAをゲル電気泳動、
あるいは細孔流出などを用いDNA分子を直線状に配向
させる手段1およびレーザー光4a照射による蛍光を検
出する手段7から構成され、検出される蛍光の時間差分
布からDNA塩基長を決定する。また、DNA断片の一
端に標識物を結合し、他端を担体に固定し、電界等の外
力によりDNA断片を伸長させ、DNA断片長を測定す
る。 【効果】 DNA断片分子集団の拡散による空間的広が
りなどの影響を受けずにDNA塩基長を測定できる。更
に、長いDNAに蛍光標識DNAプローブをハイブリダ
イズさせ、その位置を片方の端から順次計測できる。
さ計測を可能とするDNA等生体高分子の長さ計測装置
を提供する。 【構成】 長いDNAを酵素で切断し、断片の両末端を
標識するプロセス、標識されたDNAをゲル電気泳動、
あるいは細孔流出などを用いDNA分子を直線状に配向
させる手段1およびレーザー光4a照射による蛍光を検
出する手段7から構成され、検出される蛍光の時間差分
布からDNA塩基長を決定する。また、DNA断片の一
端に標識物を結合し、他端を担体に固定し、電界等の外
力によりDNA断片を伸長させ、DNA断片長を測定す
る。 【効果】 DNA断片分子集団の拡散による空間的広が
りなどの影響を受けずにDNA塩基長を測定できる。更
に、長いDNAに蛍光標識DNAプローブをハイブリダ
イズさせ、その位置を片方の端から順次計測できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DNAなどのポリヌク
レオチドあるいは生体高分子の長さ(または分子量)を
測定する方法とその装置に関し、特に50K(キロ)塩
基長以上、とりわけ100K(キロ)塩基長以上の長さ
のポリヌクレオチドの長さの測定に関する。このような
ポリヌクレオチドの長さの測定は、医化学、生化学、遺
伝学等の分野に有用な遺伝子の分析手段の一つである。
レオチドあるいは生体高分子の長さ(または分子量)を
測定する方法とその装置に関し、特に50K(キロ)塩
基長以上、とりわけ100K(キロ)塩基長以上の長さ
のポリヌクレオチドの長さの測定に関する。このような
ポリヌクレオチドの長さの測定は、医化学、生化学、遺
伝学等の分野に有用な遺伝子の分析手段の一つである。
【0002】
【従来の技術】従来、長いDNA鎖の塩基長(あるいは
分子量)の測定には一定方向に電場を与えるゲル電気泳
動が用いられていた。ポリアクリルアミドゲルは数塩基
〜2K(キロ)塩基のDNA分離に有効で、アガロース
ゲルは1K(キロ)〜20K(キロ)塩基の分離に用い
られている。従来行なわれていた一定方向に電場を与え
る電気泳動では、ポリアクリルアミドゲルあるいはアガ
ロースゲルによる分子サイズの分離は分子の空間的な広
がりを利用して分離するものであった。すなわち空間的
に広がった分子がゲル網目を通り抜けられるか否かで分
離する。大きな分子はそのままでは通り抜けられず長く
伸びた状態となる。長く伸びた分子の短い径のサイズで
分離が行なわれるが、DNA分子サイズは単に長さの差
となるので分子ふるいでは長いDNAの分離はできな
い。更にアガロースゲルを用い泳動電場方向をパルス的
に変化させるパルスフィールド電気泳動により数十M
(メガ)〜数M(メガ)塩基の分離が行なわれている。
分子量)の測定には一定方向に電場を与えるゲル電気泳
動が用いられていた。ポリアクリルアミドゲルは数塩基
〜2K(キロ)塩基のDNA分離に有効で、アガロース
ゲルは1K(キロ)〜20K(キロ)塩基の分離に用い
られている。従来行なわれていた一定方向に電場を与え
る電気泳動では、ポリアクリルアミドゲルあるいはアガ
ロースゲルによる分子サイズの分離は分子の空間的な広
がりを利用して分離するものであった。すなわち空間的
に広がった分子がゲル網目を通り抜けられるか否かで分
離する。大きな分子はそのままでは通り抜けられず長く
伸びた状態となる。長く伸びた分子の短い径のサイズで
分離が行なわれるが、DNA分子サイズは単に長さの差
となるので分子ふるいでは長いDNAの分離はできな
い。更にアガロースゲルを用い泳動電場方向をパルス的
に変化させるパルスフィールド電気泳動により数十M
(メガ)〜数M(メガ)塩基の分離が行なわれている。
【0003】100K(キロ)塩基長以上の大きさのD
NAの分離測定については、カンター・チャールズ・ア
ールにより記載された特表昭59−502037号公報
記載の「交番する交差電界を使用する電気泳動法」なら
びに、ビー・ダブリュー・ビッレン他、ニュークレイッ
ク アシッド リサーチ(B.W.Birren et al,Nucleic
Acid Research)、第16巻(1988年)、第756
3頁から第7582頁がくわしい。この方法は、電解質
溶液を含む例えばアガロースなどの網目状高分子ゲル担
体中の孔に、測定対象物である巨大DNA断片の混合液
を注入し、電界の方向をパルス状に変化させながら泳動
を行い、DNAを大きさの順に分離している。例えば、
0.7%の濃度のアガロース担体を用い、泳動方向にた
いして電界の方向を30分おきにたとえば±106度変
化させながら、2V/cmの電界強度で95時間泳動す
ると、3M(メガ)塩基長から10M(メガ)塩基長程
度のDNAを分離できる。分離したDNAのバンド幅か
ら、10%程度の誤差でDNA長が測定できると考えら
れる。このようなパルスフィールド電気泳動では電場の
方向を変化させて与えることにより、長く配向した分子
の配向の方向を変化させ、この配向に要する時間が分子
の長さに依存することを利用している(長谷川、菊池、
実験医学、第5巻、364頁〜370頁(198
7))。
NAの分離測定については、カンター・チャールズ・ア
ールにより記載された特表昭59−502037号公報
記載の「交番する交差電界を使用する電気泳動法」なら
びに、ビー・ダブリュー・ビッレン他、ニュークレイッ
ク アシッド リサーチ(B.W.Birren et al,Nucleic
Acid Research)、第16巻(1988年)、第756
3頁から第7582頁がくわしい。この方法は、電解質
溶液を含む例えばアガロースなどの網目状高分子ゲル担
体中の孔に、測定対象物である巨大DNA断片の混合液
を注入し、電界の方向をパルス状に変化させながら泳動
を行い、DNAを大きさの順に分離している。例えば、
0.7%の濃度のアガロース担体を用い、泳動方向にた
いして電界の方向を30分おきにたとえば±106度変
化させながら、2V/cmの電界強度で95時間泳動す
ると、3M(メガ)塩基長から10M(メガ)塩基長程
度のDNAを分離できる。分離したDNAのバンド幅か
ら、10%程度の誤差でDNA長が測定できると考えら
れる。このようなパルスフィールド電気泳動では電場の
方向を変化させて与えることにより、長く配向した分子
の配向の方向を変化させ、この配向に要する時間が分子
の長さに依存することを利用している(長谷川、菊池、
実験医学、第5巻、364頁〜370頁(198
7))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では非常
に大きなDNAでも、パルスフィールドを用いて分離す
ることで長さの情報を得ることができる。しかし、DN
A長が長くなればなるほど分離に要する時間が長くなる
問題点がある。たとえば、3M(メガ)塩基から10M
(メガ)塩基程度の長さのDNAを分離するには、通常
3日から4日かかる。この従来技術では、ゲル担体を構
成する網目分子の間に、DNA端が出たり入ったりしな
がらゲル中を移動する間にDNAが大きさ、すなわち長
さの違いにより分離される。よって、ゲル担体中での移
動距離が短いと分離が悪くなる。また、高電界強度下で
泳動を行うと発熱により分離が悪くなる。このため従来
技術では分析時間を短くすることは難しい。また、DN
A長が長いほど泳動に時間がかかるため、数10M(メ
ガ)塩基以上のDNAの分離には実用に適さない。さら
に、泳動に長時間を要するため、分離したDNAのバン
ド幅が広がるため、DNAが長いほど得られる長さの精
度が悪くなる。また、上記従来法の電気泳動ではパルス
フィールド電気泳動も含め、被測定物を異なる分子サイ
ズをもつ集団として、分子サイズと電気泳動速度の差を
利用して分離計測する。このため前述のように分子が長
くなるにつれ分離しにくくなると同時に、拡散などによ
り、同じ分子サイズをもつ集団の占める体積が空間的に
広がるため、DNAなどの長い分子の分離は良くない。
に大きなDNAでも、パルスフィールドを用いて分離す
ることで長さの情報を得ることができる。しかし、DN
A長が長くなればなるほど分離に要する時間が長くなる
問題点がある。たとえば、3M(メガ)塩基から10M
(メガ)塩基程度の長さのDNAを分離するには、通常
3日から4日かかる。この従来技術では、ゲル担体を構
成する網目分子の間に、DNA端が出たり入ったりしな
がらゲル中を移動する間にDNAが大きさ、すなわち長
さの違いにより分離される。よって、ゲル担体中での移
動距離が短いと分離が悪くなる。また、高電界強度下で
泳動を行うと発熱により分離が悪くなる。このため従来
技術では分析時間を短くすることは難しい。また、DN
A長が長いほど泳動に時間がかかるため、数10M(メ
ガ)塩基以上のDNAの分離には実用に適さない。さら
に、泳動に長時間を要するため、分離したDNAのバン
ド幅が広がるため、DNAが長いほど得られる長さの精
度が悪くなる。また、上記従来法の電気泳動ではパルス
フィールド電気泳動も含め、被測定物を異なる分子サイ
ズをもつ集団として、分子サイズと電気泳動速度の差を
利用して分離計測する。このため前述のように分子が長
くなるにつれ分離しにくくなると同時に、拡散などによ
り、同じ分子サイズをもつ集団の占める体積が空間的に
広がるため、DNAなどの長い分子の分離は良くない。
【0005】また、電場の方向が変化するように与える
パルスフィールド電気泳動では検出にラジオアイソトー
プ標識やエチジウムブロマトド染色を用いるが、十分な
検出感度を得るには多くの同じ長さをもつ分子(コピ
ー)が多数必要であり、多くのコピーを準備する必要が
ある。分子の熱拡散の影響などにより分離能はあまり高
くなく分子の長さの測定精度はひくい。本発明の目的
は、上記従来技術の難点を解消し、分子長の長いDNA
等の生体高分子でも短時間に高い精度でそれらの塩基長
を計測する方法とその装置を提供することにあり、とく
に同じ長さをもつ分子(コピー)が少ない場合の上記方
法と装置を提供することにあり、さらに特に1M(メ
ガ)塩基以上のDNA分子の長さを精度良く、短時間で
測定できる方法と装置を提供することにある。
パルスフィールド電気泳動では検出にラジオアイソトー
プ標識やエチジウムブロマトド染色を用いるが、十分な
検出感度を得るには多くの同じ長さをもつ分子(コピ
ー)が多数必要であり、多くのコピーを準備する必要が
ある。分子の熱拡散の影響などにより分離能はあまり高
くなく分子の長さの測定精度はひくい。本発明の目的
は、上記従来技術の難点を解消し、分子長の長いDNA
等の生体高分子でも短時間に高い精度でそれらの塩基長
を計測する方法とその装置を提供することにあり、とく
に同じ長さをもつ分子(コピー)が少ない場合の上記方
法と装置を提供することにあり、さらに特に1M(メ
ガ)塩基以上のDNA分子の長さを精度良く、短時間で
測定できる方法と装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一つの方法として本発明では、DNA等の生体高分子
の少なくとも2ケ所、たとえば両末端に蛍光分子を標識
し、一定方向に電場を与える電気泳動によって、あるい
は細孔流出によって、これら高分子をひきのばし直線に
近い状態にした後、高分子がその長さによらず一定速度
で泳動するゲル等のないバッファー液中に導き、分子の
長さを計測する。分子の長さの計測は生体高分子の両末
端に標識した蛍光体を付加し、これをレーザー光で励起
し発する蛍光を検出することによって行なう。DNA等
の生体高分子の両末端に蛍光分子を標識することは周知
である。また、生体高分子の泳動速度は、DNA鎖が引
きちぎれない速度未満であればよく、この上限速度はそ
の生体高分子の長さに依存するものであり、具体的には
実験的に定められる。上記の生体高分子の長さは、被測
定生体高分子を直線状に配向して移動させる手段、生体
高分子の両待ったに標識された蛍光体を励起する光源、
励起された蛍光体から発せられた蛍光を生体高分子を直
線状に検出する手段、及び生体高分子の一方の末端から
蛍光が検出されてから他方の末端から蛍光が検出される
までの時間を計測する手段を有する、長さ計測装置によ
り測定される。生体高分子を直線状に配向して移動させ
る手段は、電気泳動および/もしくはバッファー液流を
発生させる手段を有し、かつ生体高分子の移動路には直
径数μm望ましくは直径1μm以下もしくはこれに相当
する形状の領域を有するものである。生体高分子の移動
路に、直径が数μm〜1μm以下の領域を設ける理由
は、生体高分子の長さを、単分子によりすなわち、DN
A分子を1本づつ引き出して測定するためである。
の一つの方法として本発明では、DNA等の生体高分子
の少なくとも2ケ所、たとえば両末端に蛍光分子を標識
し、一定方向に電場を与える電気泳動によって、あるい
は細孔流出によって、これら高分子をひきのばし直線に
近い状態にした後、高分子がその長さによらず一定速度
で泳動するゲル等のないバッファー液中に導き、分子の
長さを計測する。分子の長さの計測は生体高分子の両末
端に標識した蛍光体を付加し、これをレーザー光で励起
し発する蛍光を検出することによって行なう。DNA等
の生体高分子の両末端に蛍光分子を標識することは周知
である。また、生体高分子の泳動速度は、DNA鎖が引
きちぎれない速度未満であればよく、この上限速度はそ
の生体高分子の長さに依存するものであり、具体的には
実験的に定められる。上記の生体高分子の長さは、被測
定生体高分子を直線状に配向して移動させる手段、生体
高分子の両待ったに標識された蛍光体を励起する光源、
励起された蛍光体から発せられた蛍光を生体高分子を直
線状に検出する手段、及び生体高分子の一方の末端から
蛍光が検出されてから他方の末端から蛍光が検出される
までの時間を計測する手段を有する、長さ計測装置によ
り測定される。生体高分子を直線状に配向して移動させ
る手段は、電気泳動および/もしくはバッファー液流を
発生させる手段を有し、かつ生体高分子の移動路には直
径数μm望ましくは直径1μm以下もしくはこれに相当
する形状の領域を有するものである。生体高分子の移動
路に、直径が数μm〜1μm以下の領域を設ける理由
は、生体高分子の長さを、単分子によりすなわち、DN
A分子を1本づつ引き出して測定するためである。
【0007】上記目的を達成するための他の方法とし
て、本発明では、DNAの一端あるいはDNA分子中の
所定の部位に標識物を結合し、他の一端を担体に物理的
または化学的に固定し、DNAを電界あるいは液流など
により伸長させ、標識物の結合した末端位置を検出する
ことによりDNA長を測定する。このようにDNAを外
力により伸長させて、両末端間の距離を測定すること
で、DNAの長さを一分子ごと測定する。ここで、DN
Aを必ずしも完全に伸長させて、絶対的な長さを求める
必要はない。特にDNAが長いと熱振動等に起因するゆ
らぎが存在するために、完全に伸長させることは困難に
なる。このような場合は、既知の長さのDNAを用いて
検量線を作成し被測定対象のDNA長を求めればよい。
DNAの固定には従来ニトロセルロース膜やナイロン誘
導体等がハイブリダイゼーション用として多用されてい
るが、固定したDNAは多点で固定されるため、DNA
を引き延ばせず使用できない。DNAの一端のみを確実
に固定する必要がある。その一例をより具体的に説明す
ると、図8に示す概念図のように、一方の先端に標識物
102が結合している、長さ測定対象のDNA101の
他の末端に、直径が0.2μmないし数μm程度の粒子
103を結合させる。次に、DNA101は通過できる
が粒子103は通過できないような細孔106があいた
担体104に粒子103の付いたDNAを通過させる。
DNA部分は細孔106を通過するが粒子103部分は
細孔を通過できないので、DNAの一端を特定の位置に
固定できる。電極105a、105b間に電界をかけ
て、あるいは液流等でDNAを泳動させると、粒子10
3部分は細孔の入り口に固定され、同時にDNAは伸長
する。標識物の位置を細孔106にそって探索してい
き、DNAの一端の標識物2を固定端である粒子103
に対する位置として検出する。
て、本発明では、DNAの一端あるいはDNA分子中の
所定の部位に標識物を結合し、他の一端を担体に物理的
または化学的に固定し、DNAを電界あるいは液流など
により伸長させ、標識物の結合した末端位置を検出する
ことによりDNA長を測定する。このようにDNAを外
力により伸長させて、両末端間の距離を測定すること
で、DNAの長さを一分子ごと測定する。ここで、DN
Aを必ずしも完全に伸長させて、絶対的な長さを求める
必要はない。特にDNAが長いと熱振動等に起因するゆ
らぎが存在するために、完全に伸長させることは困難に
なる。このような場合は、既知の長さのDNAを用いて
検量線を作成し被測定対象のDNA長を求めればよい。
DNAの固定には従来ニトロセルロース膜やナイロン誘
導体等がハイブリダイゼーション用として多用されてい
るが、固定したDNAは多点で固定されるため、DNA
を引き延ばせず使用できない。DNAの一端のみを確実
に固定する必要がある。その一例をより具体的に説明す
ると、図8に示す概念図のように、一方の先端に標識物
102が結合している、長さ測定対象のDNA101の
他の末端に、直径が0.2μmないし数μm程度の粒子
103を結合させる。次に、DNA101は通過できる
が粒子103は通過できないような細孔106があいた
担体104に粒子103の付いたDNAを通過させる。
DNA部分は細孔106を通過するが粒子103部分は
細孔を通過できないので、DNAの一端を特定の位置に
固定できる。電極105a、105b間に電界をかけ
て、あるいは液流等でDNAを泳動させると、粒子10
3部分は細孔の入り口に固定され、同時にDNAは伸長
する。標識物の位置を細孔106にそって探索してい
き、DNAの一端の標識物2を固定端である粒子103
に対する位置として検出する。
【0008】DNAの固定端に粒子を固定させるには、
周知のカルボジイミド法(後述の実施例1に記載の固定
方法)、グルタルアルデヒド(gultaraldehyde)法、エ
スピーデーピー(SPDP)(エヌ−スクシンイミジィ
ル 3−(2−ピリィジィルジチオ) プロピオネート
(N-succinimidyl 3-(2-pyridylditio) propionate))
法などのような2価性試薬を用いる方法により、アミノ
基を有するプライマーの粒子を結合せしめ、これをライ
ゲーション(ligation)法で目的のDNAに結合させる
とよい。DNAの固定端に固定する粒子には、例えばラ
テックス粒子、アクリル系粒子が用いられる。DNAの
一方の末端に蛍光体等の標識物を結合するには、周知の
ライゲーション法を用いるとよい。DNAの固定端を固
定する、細孔のあいた担体は、シリコンウェーハや石英
ガラス等に、電子線加工、スパッタリング等の半導体加
工方法により、直径が0.1μm以上で固定粒子の直径
未満の細孔を形成することにより作られる。細孔の直径
は、加工工程の下限が0.1μmであるので、0.1μ
mとする。DNAを伸長させるために印加する電界の強
さは、40〜50V/cmでDNAが切断されない範囲
とする。また、標識蛍光体の位置は励起用のレーザ光の
照射位置を移動させて、蛍光の発せられる位置を検出し
て行う。DNAの他方の末端に結合させる標識物として
酵素を結合して、これを検出するには、例えば次のよう
な方法を用いる。まず、アルカリホスファターゼをSP
DP法で末端に結合させ、エーエムピーピーデー(AM
PPD)((3-(2'-spiroadamantane)-4-mettoxy-4-(3"
-phosphoryloxy)-phenyl-1,2-dioxetane))を基質とし
て化学発光させ、その発光点をシーシーディ(CCD)
カメラ、あるいはイメージ増幅器付きカメラ等で検出す
る。
周知のカルボジイミド法(後述の実施例1に記載の固定
方法)、グルタルアルデヒド(gultaraldehyde)法、エ
スピーデーピー(SPDP)(エヌ−スクシンイミジィ
ル 3−(2−ピリィジィルジチオ) プロピオネート
(N-succinimidyl 3-(2-pyridylditio) propionate))
法などのような2価性試薬を用いる方法により、アミノ
基を有するプライマーの粒子を結合せしめ、これをライ
ゲーション(ligation)法で目的のDNAに結合させる
とよい。DNAの固定端に固定する粒子には、例えばラ
テックス粒子、アクリル系粒子が用いられる。DNAの
一方の末端に蛍光体等の標識物を結合するには、周知の
ライゲーション法を用いるとよい。DNAの固定端を固
定する、細孔のあいた担体は、シリコンウェーハや石英
ガラス等に、電子線加工、スパッタリング等の半導体加
工方法により、直径が0.1μm以上で固定粒子の直径
未満の細孔を形成することにより作られる。細孔の直径
は、加工工程の下限が0.1μmであるので、0.1μ
mとする。DNAを伸長させるために印加する電界の強
さは、40〜50V/cmでDNAが切断されない範囲
とする。また、標識蛍光体の位置は励起用のレーザ光の
照射位置を移動させて、蛍光の発せられる位置を検出し
て行う。DNAの他方の末端に結合させる標識物として
酵素を結合して、これを検出するには、例えば次のよう
な方法を用いる。まず、アルカリホスファターゼをSP
DP法で末端に結合させ、エーエムピーピーデー(AM
PPD)((3-(2'-spiroadamantane)-4-mettoxy-4-(3"
-phosphoryloxy)-phenyl-1,2-dioxetane))を基質とし
て化学発光させ、その発光点をシーシーディ(CCD)
カメラ、あるいはイメージ増幅器付きカメラ等で検出す
る。
【0009】
【作用】一定方向に電場を与える電気泳動では分子サイ
ズの大きな高分子は泳動媒体中では長く伸びた状態とな
り、このように直線状に配向した高分子はバッファー液
中に導かれ、直線状に配向したままの状態で泳動してい
く。生体高分子の両末端に標識された蛍光体は光検出部
で1μm以下に絞られたレーザー光により照射され蛍光
を発する。高分子の一方の末端の蛍光標識がレーザー照
射部位を通過してから、高分子の他の末端の蛍光標識が
レーザー照射部位を通過するまでの時間を計測する。泳
動ゲルの濃度がゼロのバッファー液中では生体高分子は
電場強度が一定の場合には分子の長さによらず一定速度
で泳動するので、生体高分子の両末端に標識された蛍光
体がレーザー照射部位を通過するのに要する時間とその
速度から生体高分子の両末端に標識された蛍光体間の距
離が測定できることになる。これにより、DNA分子の
長さ、さらにDNAの塩基長を知ることができる。この
方法では1分子(1コピー)のDNAの場合でも分子の
長さが測定でき、分子数が多い分子集団の場合に生じる
拡散の影響がないので高い精度で分子の長さあるいは塩
基長の測定ができる。また、本発明ではDNAの一端を
固定し、DNAに外力を加え伸長させて、両末端間の距
離を測定する。DNAの固定端と反対側の末端には、蛍
光体や酵素などの標識物が結合している。固定端の位置
は、粒子を結合したDNAを細孔に固定する場合等は、
細孔の位置が既知のためあらかじめ規定することができ
る。あるいは固定端にも標識体を結合することにより規
定できる。標識体の結合した他の末端は、標識体が蛍光
体であればその螢光を検出することにより、酵素では酵
素活性を測定することで検出できる。例えば、1M(メ
ガ)塩基からなる二重らせんのDNAは伸長させると約
0.34mmの長さになる。固定端や標識体の大きさは
1μm以下なので、DNAの固定端と標識物の結合した
他の末端を、容易に分離して認識できる。このように、
DNAの長さを一分子ごと測定できる。
ズの大きな高分子は泳動媒体中では長く伸びた状態とな
り、このように直線状に配向した高分子はバッファー液
中に導かれ、直線状に配向したままの状態で泳動してい
く。生体高分子の両末端に標識された蛍光体は光検出部
で1μm以下に絞られたレーザー光により照射され蛍光
を発する。高分子の一方の末端の蛍光標識がレーザー照
射部位を通過してから、高分子の他の末端の蛍光標識が
レーザー照射部位を通過するまでの時間を計測する。泳
動ゲルの濃度がゼロのバッファー液中では生体高分子は
電場強度が一定の場合には分子の長さによらず一定速度
で泳動するので、生体高分子の両末端に標識された蛍光
体がレーザー照射部位を通過するのに要する時間とその
速度から生体高分子の両末端に標識された蛍光体間の距
離が測定できることになる。これにより、DNA分子の
長さ、さらにDNAの塩基長を知ることができる。この
方法では1分子(1コピー)のDNAの場合でも分子の
長さが測定でき、分子数が多い分子集団の場合に生じる
拡散の影響がないので高い精度で分子の長さあるいは塩
基長の測定ができる。また、本発明ではDNAの一端を
固定し、DNAに外力を加え伸長させて、両末端間の距
離を測定する。DNAの固定端と反対側の末端には、蛍
光体や酵素などの標識物が結合している。固定端の位置
は、粒子を結合したDNAを細孔に固定する場合等は、
細孔の位置が既知のためあらかじめ規定することができ
る。あるいは固定端にも標識体を結合することにより規
定できる。標識体の結合した他の末端は、標識体が蛍光
体であればその螢光を検出することにより、酵素では酵
素活性を測定することで検出できる。例えば、1M(メ
ガ)塩基からなる二重らせんのDNAは伸長させると約
0.34mmの長さになる。固定端や標識体の大きさは
1μm以下なので、DNAの固定端と標識物の結合した
他の末端を、容易に分離して認識できる。このように、
DNAの長さを一分子ごと測定できる。
【0010】
【実施例】本発明における、DNAの両末端に蛍光標識
する場合の実施例の基本的事項について図1および図2
を用いて説明する。図1(a)はDNAの酵素による切
断、図1(b)はDNA断片の末端の蛍光標識、を示
す。本発明による生体高分子の長さの測定の原理を、D
NA分子の長さの測定を例にとって概略を説明すると次
のようになる。 DNA分子を酵素により切断する(図1(a))。 切断部末端に蛍光標識を結合し、分子の両末端が蛍光
標識されたDNA断片分子を作成する(図1(b))。 蛍光標識されたDNA断片分子をアガロースゲル中で
電気泳動させ、DNA断片分子を直線状に配向させる。 アガロースゲルの電気泳動路の直径1μm以下の出口
からDNA断片分子を直線状の配向を保持したままバッ
ファー液中に取り出す。なお、電気泳動路の分子の流出
部の直径の下限は実質的に加工工程の限界で定まる。 電気泳動路の出口のごく近傍(出口から1mm以内)
の部位で、上記DNA断片分子に極めて細く絞ったレー
ザー光を照射する。 上記レーザー光の照射により蛍光標識されたDNA断
片分子の末端から発した蛍光を受光し光検出器7により
検出する(図2)。蛍光標識されたDNA断片分子の両
末端の蛍光体が、上記レーザー光照射部位を通過するに
要する時間を計時手段により測定し、DNA分子の流速
とからDNA断片分子の長さを求める。
する場合の実施例の基本的事項について図1および図2
を用いて説明する。図1(a)はDNAの酵素による切
断、図1(b)はDNA断片の末端の蛍光標識、を示
す。本発明による生体高分子の長さの測定の原理を、D
NA分子の長さの測定を例にとって概略を説明すると次
のようになる。 DNA分子を酵素により切断する(図1(a))。 切断部末端に蛍光標識を結合し、分子の両末端が蛍光
標識されたDNA断片分子を作成する(図1(b))。 蛍光標識されたDNA断片分子をアガロースゲル中で
電気泳動させ、DNA断片分子を直線状に配向させる。 アガロースゲルの電気泳動路の直径1μm以下の出口
からDNA断片分子を直線状の配向を保持したままバッ
ファー液中に取り出す。なお、電気泳動路の分子の流出
部の直径の下限は実質的に加工工程の限界で定まる。 電気泳動路の出口のごく近傍(出口から1mm以内)
の部位で、上記DNA断片分子に極めて細く絞ったレー
ザー光を照射する。 上記レーザー光の照射により蛍光標識されたDNA断
片分子の末端から発した蛍光を受光し光検出器7により
検出する(図2)。蛍光標識されたDNA断片分子の両
末端の蛍光体が、上記レーザー光照射部位を通過するに
要する時間を計時手段により測定し、DNA分子の流速
とからDNA断片分子の長さを求める。
【0011】実施例1 以下、本発明による実施例をより詳細に説明する。 まず分子の長さあるいは塩基長を測定しようとするD
NA分子の試料溶液10に、制限酵素(例えば NotI
等)により各塩基の部所に特徴的な化学反応を起こさせ
て複数のDNA断片分子に切断する(図1(a))。 これら切断されたDNA断片部末端に酵素(ライゲー
ス(ligase))を用いて蛍光標識14a、14b付のD
NAオリゴマーを結合して標識付DNA試料11を得る
(図1(b))。二本鎖状の蛍光標識されたDNAオリ
ゴマーを制限酵素により切断された切断部末端に結合す
るが、二本のDNA鎖それぞれに蛍光体を1個あるいは
複数個導入しておく。1つの切断部末端当たり2個ある
いは2個以上の蛍光体分子を結合することができる。蛍
光体としてエフアイテーシー(FITC)(フルオレッ
セイン イソチオシアネート(fluoresceine isothiocy
anate:発光波長極大525nm)あるいはテキサス
レッド(Texas Red)(発光波長極大615nm)等を用
いることができる。 分子の両末端に蛍光標識されたDNA断片分子11
を、図2に示すDNA等高分子の長さ測定装置の上部バ
ッファー槽15に試料注入具12により注入して、細管
20中のアガロースゲル中で電気泳動すると、両末端が
蛍光標識されたDNA断片分子11は泳動媒体中で泳動
方向に伸び、直線状に配向した状態となる。細管の電気
泳動部の直径は従来と同じく50μm〜100μmでよ
く、それ以上でもよい。ここではDNA断片分子を配向
させることが重要な目的であるため、分子配向泳動部1
のアガロースゲルを有する領域の長さは1cmとした
が、一般に泳動距離は1cm以上あればよい。DNA断
片分子を大まかに分離する機能をもたせる場合は5cm
あるいはそれより長い泳動距離がよい。
NA分子の試料溶液10に、制限酵素(例えば NotI
等)により各塩基の部所に特徴的な化学反応を起こさせ
て複数のDNA断片分子に切断する(図1(a))。 これら切断されたDNA断片部末端に酵素(ライゲー
ス(ligase))を用いて蛍光標識14a、14b付のD
NAオリゴマーを結合して標識付DNA試料11を得る
(図1(b))。二本鎖状の蛍光標識されたDNAオリ
ゴマーを制限酵素により切断された切断部末端に結合す
るが、二本のDNA鎖それぞれに蛍光体を1個あるいは
複数個導入しておく。1つの切断部末端当たり2個ある
いは2個以上の蛍光体分子を結合することができる。蛍
光体としてエフアイテーシー(FITC)(フルオレッ
セイン イソチオシアネート(fluoresceine isothiocy
anate:発光波長極大525nm)あるいはテキサス
レッド(Texas Red)(発光波長極大615nm)等を用
いることができる。 分子の両末端に蛍光標識されたDNA断片分子11
を、図2に示すDNA等高分子の長さ測定装置の上部バ
ッファー槽15に試料注入具12により注入して、細管
20中のアガロースゲル中で電気泳動すると、両末端が
蛍光標識されたDNA断片分子11は泳動媒体中で泳動
方向に伸び、直線状に配向した状態となる。細管の電気
泳動部の直径は従来と同じく50μm〜100μmでよ
く、それ以上でもよい。ここではDNA断片分子を配向
させることが重要な目的であるため、分子配向泳動部1
のアガロースゲルを有する領域の長さは1cmとした
が、一般に泳動距離は1cm以上あればよい。DNA断
片分子を大まかに分離する機能をもたせる場合は5cm
あるいはそれより長い泳動距離がよい。
【0012】アガロースゲルの電気泳動路の出口(試
料の溶出部)を、内径が数μm以下に絞られた細管状の
形状にして、この出口よりDNA断片分子をバッファー
液流入口2aからバッファー液を流入してなるシースフ
ロー用液流2bと、上部電極17と下部電極18で与え
られる電場によって、直径1μm以下の領域内を標識付
DNA試料分子11が直線状の配向を保持したまま通過
するDNAの配向流路3をシースフロー形成管19内に
形成することができる。なお、アガロースゲルの一端は
上部バッファー槽21内で上部バッファー液15と接触
し、試料の泳動力は上部電極17と下部バッファー液1
6で満たされる下部バッファー槽22中の下部電極18
によって与えられる。 電気泳動路の上記出口のごく近傍の部位(上記出口か
ら1mm以内の距離)に於いて、DNAの配向流路3に
極めて細く絞ったレーザ光4aを照射し両末端が蛍光標
識されたDNA断片分子11の一方の末端の蛍光体を励
起する。蛍光を励起するためのレーザー光源4にはAr
イオンレーザー(488nm、10mW)あるいはHe
−Neレーザー(594nm、3mW)がよいが、本実
施例では、蛍光体としてTexas Red を用い、レーザー光
源としてHe−Neレーザーを用いる組み合わせを使用
した。He−Neレーザーをレーザー光絞り込み用レン
ズ5を用いて1μm以下に絞り、DNAの配向流路3を
照射し、レーザー光の入射方向とほぼ直角をなす方向よ
り、蛍光標識されたDNA断片分子11から発する蛍光
を検出する。1(μm)3の領域にDNA断片分子の末端
が入ると少なくとも2個の蛍光体が1(μm)3の体積中
に含まれることになる。これは約3x10-9Mの濃度に
相当し、背景光(通常3x10-11Mの蛍光体からの光よ
り弱い)より格段に強い光を発する。
料の溶出部)を、内径が数μm以下に絞られた細管状の
形状にして、この出口よりDNA断片分子をバッファー
液流入口2aからバッファー液を流入してなるシースフ
ロー用液流2bと、上部電極17と下部電極18で与え
られる電場によって、直径1μm以下の領域内を標識付
DNA試料分子11が直線状の配向を保持したまま通過
するDNAの配向流路3をシースフロー形成管19内に
形成することができる。なお、アガロースゲルの一端は
上部バッファー槽21内で上部バッファー液15と接触
し、試料の泳動力は上部電極17と下部バッファー液1
6で満たされる下部バッファー槽22中の下部電極18
によって与えられる。 電気泳動路の上記出口のごく近傍の部位(上記出口か
ら1mm以内の距離)に於いて、DNAの配向流路3に
極めて細く絞ったレーザ光4aを照射し両末端が蛍光標
識されたDNA断片分子11の一方の末端の蛍光体を励
起する。蛍光を励起するためのレーザー光源4にはAr
イオンレーザー(488nm、10mW)あるいはHe
−Neレーザー(594nm、3mW)がよいが、本実
施例では、蛍光体としてTexas Red を用い、レーザー光
源としてHe−Neレーザーを用いる組み合わせを使用
した。He−Neレーザーをレーザー光絞り込み用レン
ズ5を用いて1μm以下に絞り、DNAの配向流路3を
照射し、レーザー光の入射方向とほぼ直角をなす方向よ
り、蛍光標識されたDNA断片分子11から発する蛍光
を検出する。1(μm)3の領域にDNA断片分子の末端
が入ると少なくとも2個の蛍光体が1(μm)3の体積中
に含まれることになる。これは約3x10-9Mの濃度に
相当し、背景光(通常3x10-11Mの蛍光体からの光よ
り弱い)より格段に強い光を発する。
【0013】DNAの配向流路3でのDNAの流速は
液の流速および電場強度による。本実施例のように25
V/cmの電場強度を用いた場合、DNAの流速はDN
Aの長さによらず約3mm/秒である(バイオ/テクノ
ロジー(Bio/Technology)第6巻、第816頁(19
88))。蛍光標識されたDNA断片分子はレーザー照
射部位を約0.3msecで通過するがこの間に蛍光体
から放射される蛍光光子数は約6x104個である。こ
れら蛍光光子は受光レンズ6、フィルター(図示せず)
を通過して光検出器7で検出される。本実施例では、放
射される蛍光の受光系の受光効率は約5%で光検出器7
の光電交換効率は約5%である。すなわち蛍光分子が検
出部を通過する間に放出される蛍光のうち約150ヶが
計数できるので通過時間を明確に検知することができ
る。レーザー照射量を大きくしたり、標識する蛍光体の
数を増やす、あるいは受光効率を上げる等により計測光
子数を1000程度に増加させることもできる。この場
合、より詳細な通過時間の計測ができる。一方のDNA
末端が通過してから、他端にある蛍光標識がレーザー照
射部位を通過するまでの時間を計時手段によって計測
し、上記DNAの流速から蛍光分子の長さを求めること
ができる。必要なデータの演算処理はデータ処理装置8
で実行され、その結果は出力装置9により出力される。
液の流速および電場強度による。本実施例のように25
V/cmの電場強度を用いた場合、DNAの流速はDN
Aの長さによらず約3mm/秒である(バイオ/テクノ
ロジー(Bio/Technology)第6巻、第816頁(19
88))。蛍光標識されたDNA断片分子はレーザー照
射部位を約0.3msecで通過するがこの間に蛍光体
から放射される蛍光光子数は約6x104個である。こ
れら蛍光光子は受光レンズ6、フィルター(図示せず)
を通過して光検出器7で検出される。本実施例では、放
射される蛍光の受光系の受光効率は約5%で光検出器7
の光電交換効率は約5%である。すなわち蛍光分子が検
出部を通過する間に放出される蛍光のうち約150ヶが
計数できるので通過時間を明確に検知することができ
る。レーザー照射量を大きくしたり、標識する蛍光体の
数を増やす、あるいは受光効率を上げる等により計測光
子数を1000程度に増加させることもできる。この場
合、より詳細な通過時間の計測ができる。一方のDNA
末端が通過してから、他端にある蛍光標識がレーザー照
射部位を通過するまでの時間を計時手段によって計測
し、上記DNAの流速から蛍光分子の長さを求めること
ができる。必要なデータの演算処理はデータ処理装置8
で実行され、その結果は出力装置9により出力される。
【0014】図3は本発明による計測結果の一例を示し
ており、縦軸は分子の両末端が蛍光標識されたDNA断
片分子11が発した蛍光光子の計測数で、横軸は2つの
信号の時間間隔、即ち蛍光標識されたDNA断片分子1
1の両末端の蛍光体の蛍光発生の時間間隔である。本実
施例では、1μmの長さを移動するのに0.3msec
かかるので1msecはDNAの長さにすると約10K
(キロ)塩基に相当する。図3に示した標識付DNA試
料11による信号13は200K(キロ)塩基に相当す
る標識付DNA試料によるものである。計測される標識
付DNA試料11の分子数(コピー数)が多いときは、
第1のDNA分子の後端の蛍光標識からの蛍光発生(第
1のDNA分子の先端の蛍光標識からの蛍光は既に計測
されている。)と、第2のDNA分子の先端の蛍光標識
からの蛍光発生の時間間隔も計測されるが、この時間間
隔はランダムであり広く分布する。一方、一つの標識付
DNA試料分子11の先端と後端の蛍光標識による蛍光
信号の出現時間間隔は断片の長さにより一定しているの
で積算するとピークを形成し、DNA断片長を知ること
ができる。もちろん一つのDNA断片分子(1つのコピ
ー)からDNA断片長を計測することもできる。
ており、縦軸は分子の両末端が蛍光標識されたDNA断
片分子11が発した蛍光光子の計測数で、横軸は2つの
信号の時間間隔、即ち蛍光標識されたDNA断片分子1
1の両末端の蛍光体の蛍光発生の時間間隔である。本実
施例では、1μmの長さを移動するのに0.3msec
かかるので1msecはDNAの長さにすると約10K
(キロ)塩基に相当する。図3に示した標識付DNA試
料11による信号13は200K(キロ)塩基に相当す
る標識付DNA試料によるものである。計測される標識
付DNA試料11の分子数(コピー数)が多いときは、
第1のDNA分子の後端の蛍光標識からの蛍光発生(第
1のDNA分子の先端の蛍光標識からの蛍光は既に計測
されている。)と、第2のDNA分子の先端の蛍光標識
からの蛍光発生の時間間隔も計測されるが、この時間間
隔はランダムであり広く分布する。一方、一つの標識付
DNA試料分子11の先端と後端の蛍光標識による蛍光
信号の出現時間間隔は断片の長さにより一定しているの
で積算するとピークを形成し、DNA断片長を知ること
ができる。もちろん一つのDNA断片分子(1つのコピ
ー)からDNA断片長を計測することもできる。
【0015】実施例2 上記実施例では、DNA断片分子が直線状の配向を保持
したまま通過するDNAの配向流路3の形成に、アガロ
ースゲル電気泳動とシースフローを用いたが、細管から
電場及びバッファー液流を用いて生体高分子を噴出させ
て直線状に配向させることができる。図4はそのような
装置の一例を示す。上部バッファー液流入口15aよ
り、標識付きDNA試料11が注入されている、上部バ
ッファー槽21に、上部バッファー液15bを流入す
る。レーザー光4aの通過路及び下部バッファー槽22
には下部バッファー液16が満たされ、試料に泳動力を
与えるため上部電極17と下部電極18に電圧が印加さ
れる。上部バッファー槽21には試料の噴出用細管23
aが設けられ、噴出用細管23aの下部は上部径より小
さい径(直径数μm以下)の噴出口23bとなってお
り、さらに内径が数μm以下の試料通過用細管25が設
けられている。上部電極17と下部電極18で与えられ
る電場、及び噴出用細管23aに形成されるバッファー
液の流れにより、噴出口(噴出部)23bより標識付D
NA試料11を直線状に配向させ噴出させ、試料通過用
細管25により標識付DNA試料11を強制的に配向さ
せることができる。噴出口23bのごく近傍で(噴出口
より約1mm以内の距離)でレーザー光4aを入射さ
せ、噴出した標識付DNA試料11から発する蛍光を、
図4の紙面にほぼ垂直な方向、あるいは下部バッファー
槽22の底部より検出する。蛍光の励起、検出するため
の光学系は図2と同様の方法による。
したまま通過するDNAの配向流路3の形成に、アガロ
ースゲル電気泳動とシースフローを用いたが、細管から
電場及びバッファー液流を用いて生体高分子を噴出させ
て直線状に配向させることができる。図4はそのような
装置の一例を示す。上部バッファー液流入口15aよ
り、標識付きDNA試料11が注入されている、上部バ
ッファー槽21に、上部バッファー液15bを流入す
る。レーザー光4aの通過路及び下部バッファー槽22
には下部バッファー液16が満たされ、試料に泳動力を
与えるため上部電極17と下部電極18に電圧が印加さ
れる。上部バッファー槽21には試料の噴出用細管23
aが設けられ、噴出用細管23aの下部は上部径より小
さい径(直径数μm以下)の噴出口23bとなってお
り、さらに内径が数μm以下の試料通過用細管25が設
けられている。上部電極17と下部電極18で与えられ
る電場、及び噴出用細管23aに形成されるバッファー
液の流れにより、噴出口(噴出部)23bより標識付D
NA試料11を直線状に配向させ噴出させ、試料通過用
細管25により標識付DNA試料11を強制的に配向さ
せることができる。噴出口23bのごく近傍で(噴出口
より約1mm以内の距離)でレーザー光4aを入射さ
せ、噴出した標識付DNA試料11から発する蛍光を、
図4の紙面にほぼ垂直な方向、あるいは下部バッファー
槽22の底部より検出する。蛍光の励起、検出するため
の光学系は図2と同様の方法による。
【0016】実施例3 また、図4に示す細管からの試料の噴出と同様に、図5
に示すように細溝から電場およびバッファー液流15a
を用いて生体高分子を噴出させて直線状に配向させるこ
とができ、DNA分子の短い径より大きい、シリコン結
晶板、ガラス材等の2枚の板28で形成される、幅、深
さが1μm程度の寸法の細溝29の群を通して流出さ
せ、DNA分子を配向させることもできる。なお、細溝
29の巾、深さは1μm以下でもよい。2枚の板28で
形成される細溝29即ち、DNAの配向流路を先細りの
形状にすることにより、細い所への電界強度は強くなり
DNAがさらにのびた状態になり、試料を直線状に配向
させた状態で泳動させることができる。このようなDN
Aの配向流路はシリコン結晶板、ガラス材等の表面に溝
を掘るなど半導体のパターン形成技術、エッチング等の
加工技術を用いて作製することができる。
に示すように細溝から電場およびバッファー液流15a
を用いて生体高分子を噴出させて直線状に配向させるこ
とができ、DNA分子の短い径より大きい、シリコン結
晶板、ガラス材等の2枚の板28で形成される、幅、深
さが1μm程度の寸法の細溝29の群を通して流出さ
せ、DNA分子を配向させることもできる。なお、細溝
29の巾、深さは1μm以下でもよい。2枚の板28で
形成される細溝29即ち、DNAの配向流路を先細りの
形状にすることにより、細い所への電界強度は強くなり
DNAがさらにのびた状態になり、試料を直線状に配向
させた状態で泳動させることができる。このようなDN
Aの配向流路はシリコン結晶板、ガラス材等の表面に溝
を掘るなど半導体のパターン形成技術、エッチング等の
加工技術を用いて作製することができる。
【0017】実施例4 図6に示すように、電場と分子ふるい膜30を用いてい
る電気泳動によっても、試料を分子ふるい膜30から噴
出させ同様にDNA等の長さを計測することができる。
分子ふるい膜30として、米国フィルトロン社製オメガ
セル(OMEGACell)等が使用できる。図5、図6の実
施例では図4と同様にレーザー光4aにより、蛍光標識
を励起し紙面と垂直の方向、あるいは下部バッファー槽
22の底部より励起された蛍光を検出する。以上の実施
例では長波長の発光波長極大を有する蛍光体スルフォロ
ーダミン101(Sulforhodamine 101、モレキュラプロ
ーブ社商品名テキサスレッド)、テキサスレッド(Texa
s Red)、とHe−Neレーザーの組み合わせを用いた
が、2種類以上の制限酵素を用いてDNA分子を切断し
たり、DNA断片分子の両末端をそれぞれ発光波長の異
なる蛍光体で標識し、DNA断片分子の両末端を発光波
長によって、両末端を分離識別して計測することもでき
る。この場合、2本鎖DNAの両端に接合しうる蛍光標
識プライマー(2本鎖状)を用意し、ライゲーション法
を用いた酵素反応で接着する。また、標識物として蛍光
体を吸着、結合保持した微粒子を用いることもでき、こ
れによって生体高分子の両末端を同一の蛍光体、あるい
は異なる蛍光体によって標識してもよい。例えば微粒子
として粒直径が0.1μm 程度のクマリン系蛍光色素
を含有し、表面にカルボシキル基を持つポリサイエンス
(Ployscience)社のラテックス粒子などが使用でき
る。
る電気泳動によっても、試料を分子ふるい膜30から噴
出させ同様にDNA等の長さを計測することができる。
分子ふるい膜30として、米国フィルトロン社製オメガ
セル(OMEGACell)等が使用できる。図5、図6の実
施例では図4と同様にレーザー光4aにより、蛍光標識
を励起し紙面と垂直の方向、あるいは下部バッファー槽
22の底部より励起された蛍光を検出する。以上の実施
例では長波長の発光波長極大を有する蛍光体スルフォロ
ーダミン101(Sulforhodamine 101、モレキュラプロ
ーブ社商品名テキサスレッド)、テキサスレッド(Texa
s Red)、とHe−Neレーザーの組み合わせを用いた
が、2種類以上の制限酵素を用いてDNA分子を切断し
たり、DNA断片分子の両末端をそれぞれ発光波長の異
なる蛍光体で標識し、DNA断片分子の両末端を発光波
長によって、両末端を分離識別して計測することもでき
る。この場合、2本鎖DNAの両端に接合しうる蛍光標
識プライマー(2本鎖状)を用意し、ライゲーション法
を用いた酵素反応で接着する。また、標識物として蛍光
体を吸着、結合保持した微粒子を用いることもでき、こ
れによって生体高分子の両末端を同一の蛍光体、あるい
は異なる蛍光体によって標識してもよい。例えば微粒子
として粒直径が0.1μm 程度のクマリン系蛍光色素
を含有し、表面にカルボシキル基を持つポリサイエンス
(Ployscience)社のラテックス粒子などが使用でき
る。
【0018】DNAが二重ラセン構造を取っているとき
の長さは1塩基当り約3.4Åなので3K(キロ)塩基
で約1μmの長さとなる。レーザー光は収束条件を最適
化すれば0.5μm程度にまで絞れるので1K(キロ)
〜2K(キロ)塩基の精度でDNAの長さを計測するこ
とができる。照射するレーザ光の径をファイバー等を用
いてレーザ光の波長以下にすれば更に長さ計測の精度を
高めることができる。以上ではDNAの長さの計測につ
いて説明したが、本方法によって、図7に示すように、
DNAを1本鎖27とし、その両末端に異種の蛍光標識
14a、14b、あるいは同種の蛍光標識14a、14a
を行ない、さらに種々の部所に蛍光標識28a、28
b、28cをもつ、複数個のDNAプローブ26a、2
6b、26cとハイブリッド体を形成して、直線状に配
向させ泳動し、蛍光標識28a、28b、28cを前記
説明したような装置により、順次検出することによって
詳細なDNAのマップを作成することもできる。
の長さは1塩基当り約3.4Åなので3K(キロ)塩基
で約1μmの長さとなる。レーザー光は収束条件を最適
化すれば0.5μm程度にまで絞れるので1K(キロ)
〜2K(キロ)塩基の精度でDNAの長さを計測するこ
とができる。照射するレーザ光の径をファイバー等を用
いてレーザ光の波長以下にすれば更に長さ計測の精度を
高めることができる。以上ではDNAの長さの計測につ
いて説明したが、本方法によって、図7に示すように、
DNAを1本鎖27とし、その両末端に異種の蛍光標識
14a、14b、あるいは同種の蛍光標識14a、14a
を行ない、さらに種々の部所に蛍光標識28a、28
b、28cをもつ、複数個のDNAプローブ26a、2
6b、26cとハイブリッド体を形成して、直線状に配
向させ泳動し、蛍光標識28a、28b、28cを前記
説明したような装置により、順次検出することによって
詳細なDNAのマップを作成することもできる。
【0019】次に、DNA101の一端に蛍光体などの
標識物102を結合し、他の一端を物理的または化学的
に担体104に固定し、DNAを電界あるいは液流など
により伸長させ、標識物の結合した末端位置を検出する
ことによりDNA長を測定するばあいの実施例について
説明する。DNAを外力により伸長させて、両末端間の
距離を測定し、DNAの長さを一分子ごと測定する。こ
こで、DNAを必ずしも完全に伸長させて、絶対的な長
さを求める必要はない。特にDNAが長いと熱振動等に
起因するゆらぎが存在するために、完全に伸長させるこ
とは困難になる。このような場合は、既知の長さのDN
Aを用いて検量線を作成し被測定対象のDNA長を求め
ればよい。なお、一般にDNAは十分に引き延ばすと、
1塩基あたり0.21nmになることが知られている。
DNAの固定には従来ニトロセルロース膜やナイロン誘
導体等がハイブリダイゼーション用として多用されてい
るが、固定したDNAは多点で固定されるため、DNA
を引き延ばせず使用できない。DNAの一端のみを確実
に固定する必要がある。まず図8に示すように長さ測定
対象の一端が標識物102で標識されたDNA101の
他の末端に直径が0.2μmないし1μm程度の粒子1
03を結合させる。粒子の大きさはDNA長に比べ十分
小さい必要があるため1μm以下が適当である。粒子を
補足する細孔の形成は0.1μm程度が下限であるの
で、粒子の大きさは0.2μm以上あればよい。次に、
DNA101は通過できるが粒子103は通過できない
ような細孔106があいた担体104に粒子103の付
いたDNAを通過させる。DNA部分は細孔106を通
過するが粒子103部分は細孔106を通過できないの
で、DNAの一端を特定の位置に固定できる。電極10
5a、105b間に電界をかけて、あるいは液流等でD
NAを粒子103部分で担体104に固定し、同時にD
NAを伸長させることができる。
標識物102を結合し、他の一端を物理的または化学的
に担体104に固定し、DNAを電界あるいは液流など
により伸長させ、標識物の結合した末端位置を検出する
ことによりDNA長を測定するばあいの実施例について
説明する。DNAを外力により伸長させて、両末端間の
距離を測定し、DNAの長さを一分子ごと測定する。こ
こで、DNAを必ずしも完全に伸長させて、絶対的な長
さを求める必要はない。特にDNAが長いと熱振動等に
起因するゆらぎが存在するために、完全に伸長させるこ
とは困難になる。このような場合は、既知の長さのDN
Aを用いて検量線を作成し被測定対象のDNA長を求め
ればよい。なお、一般にDNAは十分に引き延ばすと、
1塩基あたり0.21nmになることが知られている。
DNAの固定には従来ニトロセルロース膜やナイロン誘
導体等がハイブリダイゼーション用として多用されてい
るが、固定したDNAは多点で固定されるため、DNA
を引き延ばせず使用できない。DNAの一端のみを確実
に固定する必要がある。まず図8に示すように長さ測定
対象の一端が標識物102で標識されたDNA101の
他の末端に直径が0.2μmないし1μm程度の粒子1
03を結合させる。粒子の大きさはDNA長に比べ十分
小さい必要があるため1μm以下が適当である。粒子を
補足する細孔の形成は0.1μm程度が下限であるの
で、粒子の大きさは0.2μm以上あればよい。次に、
DNA101は通過できるが粒子103は通過できない
ような細孔106があいた担体104に粒子103の付
いたDNAを通過させる。DNA部分は細孔106を通
過するが粒子103部分は細孔106を通過できないの
で、DNAの一端を特定の位置に固定できる。電極10
5a、105b間に電界をかけて、あるいは液流等でD
NAを粒子103部分で担体104に固定し、同時にD
NAを伸長させることができる。
【0020】本方法では、DNAの一端の標識物102
を固定端に対する位置として検出し、DNAの長さを決
定する。担体104として、粒子103が通過できない
ような溝あるいは孔を持つ容器を用いれば、粒子103
部分は溝あるいは孔の入り口に固定され、DNA部分は
一定の方向に掘られた溝あるいは孔の中で伸長する。こ
のため標識物102の探索は溝あるいは孔にそって行え
ばよい。もちろん、粒子103部分の固定とDNAの伸
長部分に、ゲル担体を用いることも可能である。この場
合は粒子103部分はゲル担体の入り口で捕捉される
が、DNA部分と標識物102はゲル担体内部に伸長す
る。さらに、固定用の粒子103をDNAの一端、すな
わち原点を規定する標識物として使用し、他端の標識物
102までの距離を測定することも可能である。あるい
は、被測定対象のDNAを固定する方法として会合反応
を用いることも可能で、標的となるDNAの一端に既知
配列のプライマーDNAを結合させ、この基地配列のプ
ライマーに相補的なDNAプライマーを固定した担体に
ハイブリダイゼーションさせ、標識物の結合したDNA
を固定することができる。この場合でも電界等によりD
NAを伸長させ長さを測定することができる。相補的な
DNA鎖のかわりに、ビオチンとアビジンの会合反応、
抗原抗体反応などを使用することも可能である。以下、
実施例5、実施例6により本発明を詳細に説明する。 実施例5 被測定対象物として、ヒト白血球より調製したDNAを
用いる。制限酵素Sfi Iで切断したDNA断片にフ
ルオレッセイン系、4−ニトロベンゾ−2−オキサ−
1、3−ジアゾール系、ローダミン系、フタロシアニン
系、フィコビリタンパク質誘導体等の螢光色素と1μm
の粒子を結合して、レーザー共焦点顕微鏡を用いて両末
端間の距離を測定した。これを図9、図10を用いて説
明する。
を固定端に対する位置として検出し、DNAの長さを決
定する。担体104として、粒子103が通過できない
ような溝あるいは孔を持つ容器を用いれば、粒子103
部分は溝あるいは孔の入り口に固定され、DNA部分は
一定の方向に掘られた溝あるいは孔の中で伸長する。こ
のため標識物102の探索は溝あるいは孔にそって行え
ばよい。もちろん、粒子103部分の固定とDNAの伸
長部分に、ゲル担体を用いることも可能である。この場
合は粒子103部分はゲル担体の入り口で捕捉される
が、DNA部分と標識物102はゲル担体内部に伸長す
る。さらに、固定用の粒子103をDNAの一端、すな
わち原点を規定する標識物として使用し、他端の標識物
102までの距離を測定することも可能である。あるい
は、被測定対象のDNAを固定する方法として会合反応
を用いることも可能で、標的となるDNAの一端に既知
配列のプライマーDNAを結合させ、この基地配列のプ
ライマーに相補的なDNAプライマーを固定した担体に
ハイブリダイゼーションさせ、標識物の結合したDNA
を固定することができる。この場合でも電界等によりD
NAを伸長させ長さを測定することができる。相補的な
DNA鎖のかわりに、ビオチンとアビジンの会合反応、
抗原抗体反応などを使用することも可能である。以下、
実施例5、実施例6により本発明を詳細に説明する。 実施例5 被測定対象物として、ヒト白血球より調製したDNAを
用いる。制限酵素Sfi Iで切断したDNA断片にフ
ルオレッセイン系、4−ニトロベンゾ−2−オキサ−
1、3−ジアゾール系、ローダミン系、フタロシアニン
系、フィコビリタンパク質誘導体等の螢光色素と1μm
の粒子を結合して、レーザー共焦点顕微鏡を用いて両末
端間の距離を測定した。これを図9、図10を用いて説
明する。
【0021】図9を用いて、一端に蛍光体が結合し、他
端に固定用の粒子が結合したDNA断片の調製法を述べ
る。まず、ヘパリン採血したヒト全血を遠心媒体として
フィコール−ペイクー(Ficoll-Paque)を用いで遠心し
て、白血球を得る。この白血球を75mMのNaCl、
25mMのEDTAを含む5mMのリン酸緩衝液(pH
7.4)で洗浄する。0.5MのEDTA、1%のN−
ラウロリルザルコシン、0.5mg/ml(ミリリット
ル)のプロテアーゼKを加え、50℃で3時間処理す
る。蛋白質等をクロロホルムとフェノールの1体1の混
合液等で抽出除去する。RNase で処理してRNAを分解
した後、エタノールを加えDNAを分取する。得られた
DNAを1mMのEDTAを含む10mMのTris・HC
l緩衝液(pH8.0)に溶解し、同緩衝液で透析す
る。このようにして得られたヒトDNAの2μgにつき
15ユニットの制限酵素Sfi Iを含む0.1mg/
ml(ミリリットル)の牛血清アルブミン、7mMのメ
ルカプトエタノール、0.05MのNaCl、8mMの
MgCl2、10mMのTris・HCl緩衝液(pH
8.0)を加え、50℃で処理する。Sfi Iは図9
に示されているように、次に示す(化1)の中の↓の部
位を切断し、切断部を与える。
端に固定用の粒子が結合したDNA断片の調製法を述べ
る。まず、ヘパリン採血したヒト全血を遠心媒体として
フィコール−ペイクー(Ficoll-Paque)を用いで遠心し
て、白血球を得る。この白血球を75mMのNaCl、
25mMのEDTAを含む5mMのリン酸緩衝液(pH
7.4)で洗浄する。0.5MのEDTA、1%のN−
ラウロリルザルコシン、0.5mg/ml(ミリリット
ル)のプロテアーゼKを加え、50℃で3時間処理す
る。蛋白質等をクロロホルムとフェノールの1体1の混
合液等で抽出除去する。RNase で処理してRNAを分解
した後、エタノールを加えDNAを分取する。得られた
DNAを1mMのEDTAを含む10mMのTris・HC
l緩衝液(pH8.0)に溶解し、同緩衝液で透析す
る。このようにして得られたヒトDNAの2μgにつき
15ユニットの制限酵素Sfi Iを含む0.1mg/
ml(ミリリットル)の牛血清アルブミン、7mMのメ
ルカプトエタノール、0.05MのNaCl、8mMの
MgCl2、10mMのTris・HCl緩衝液(pH
8.0)を加え、50℃で処理する。Sfi Iは図9
に示されているように、次に示す(化1)の中の↓の部
位を切断し、切断部を与える。
【0022】
【化1】 GGCCN1N2N3N4↓N5GGCC …(化1) (化1)でN1〜N5は4種塩基のいずれも取り得るの
で、得られた二つの断片A、Bにおいて、A側断片とB
側断片では突出端が異なる配列となる。このため、A側
断片とB側断片とに別種のDNAオリゴマーをライゲー
ション反応で導入することができる。また、切断部の配
列に1種だけでなく多くの配列が可能であるため切断部
を区別しながらライゲーション等で標識を入れることが
できる。例えば、図9に示されるNNN(化1の切断端
部配列、N2N3N4に対応)がCCGの配列をもつ部分
とCCAの配列をもつ部分を保有するDNAの場合を考
える。この二つの部分に挟まれたDNA断片をSfi
Iを用いた酵素切断で作る。この断片の両側は異なる配
列の突出端をもつので図9に示したように異なる標識物
をもったDNAを結合することができる。このようにし
て得られたDNA断片121は図9に示す構造を有す
る。図9では、Nは4種の塩基のいずれも取りうる。こ
のようなDNA断片121に図9中に記載の構造をもつ
螢光標識DNA122を連結する。蛍光体107には、
フルオレセインを含有し表面にカルボキシル基を持つ、
0.02μmの粒子を用いる。この粒子1個には約20
0分子のフルオレセインが含有している。まず、螢光標
識DNAの調製法を示す。
で、得られた二つの断片A、Bにおいて、A側断片とB
側断片では突出端が異なる配列となる。このため、A側
断片とB側断片とに別種のDNAオリゴマーをライゲー
ション反応で導入することができる。また、切断部の配
列に1種だけでなく多くの配列が可能であるため切断部
を区別しながらライゲーション等で標識を入れることが
できる。例えば、図9に示されるNNN(化1の切断端
部配列、N2N3N4に対応)がCCGの配列をもつ部分
とCCAの配列をもつ部分を保有するDNAの場合を考
える。この二つの部分に挟まれたDNA断片をSfi
Iを用いた酵素切断で作る。この断片の両側は異なる配
列の突出端をもつので図9に示したように異なる標識物
をもったDNAを結合することができる。このようにし
て得られたDNA断片121は図9に示す構造を有す
る。図9では、Nは4種の塩基のいずれも取りうる。こ
のようなDNA断片121に図9中に記載の構造をもつ
螢光標識DNA122を連結する。蛍光体107には、
フルオレセインを含有し表面にカルボキシル基を持つ、
0.02μmの粒子を用いる。この粒子1個には約20
0分子のフルオレセインが含有している。まず、螢光標
識DNAの調製法を示す。
【0023】60塩基からなる一本鎖ポリヌクレオチド
の合成最終段にアプライド バイオシステムズ社のアミ
ノリンク2を導入して、5′末端にアミノ基を持つポリ
ヌクレオチドを合成する。この合成は、すべて取扱説明
書にそって、アプライド バイオシステムズ社のモデル
381型DNA合成装置を用いて行なう。次に、水溶性
カルボジイミドを用いて螢光粒子表面のカルボキシル基
と結合させる。弱アルカリ条件下で未反応のカルボキシ
ル基を再生する。最後に5′末端が3塩基短い相補的な
DNA鎖をハイブリダイズさせて(化2)のよう螢光粒
子結合DNAを得る。
の合成最終段にアプライド バイオシステムズ社のアミ
ノリンク2を導入して、5′末端にアミノ基を持つポリ
ヌクレオチドを合成する。この合成は、すべて取扱説明
書にそって、アプライド バイオシステムズ社のモデル
381型DNA合成装置を用いて行なう。次に、水溶性
カルボジイミドを用いて螢光粒子表面のカルボキシル基
と結合させる。弱アルカリ条件下で未反応のカルボキシ
ル基を再生する。最後に5′末端が3塩基短い相補的な
DNA鎖をハイブリダイズさせて(化2)のよう螢光粒
子結合DNAを得る。
【0024】
【化2】 螢光粒子−R−CONH−NNNN・・・・TGGCCCGCGG−3′ 3′−NNNN・・・・ACCGGGC −5′ (N:A、T、G、Cのいずれかの塩基、・・・・:任意のポリヌクレオチド) …(化2) DNAフラグメントに螢光粒子標識DNAを連結する方
法としては、両者をハイブリダイゼーション条件下で会
合させ、リガーゼ反応を用いればよい。以上の操作で、
図9の記載する一端を螢光標識したDNA123を得
る。次に螢光標識したのとは異なる末端に粒子を導入す
る方法を示す。ここでも図9に記載する、あらかじめ粒
子を結合したDNA24を、DNAフラグメントにリガ
ーゼ反応を用いて連結する。粒子としては、表面にカル
ボキシル基を持つ1μmのポリスチレン粒子を用いる。
粒子を結合したDNAの調製法は、上記螢光粒子標識D
NAの調製法に準じる。ただし、最後にL−リジン(ly
sine)を加え、未反応の残基をブロックする。合成した
1μm粒子結合DNAは、(化3)のような構造をして
いる。
法としては、両者をハイブリダイゼーション条件下で会
合させ、リガーゼ反応を用いればよい。以上の操作で、
図9の記載する一端を螢光標識したDNA123を得
る。次に螢光標識したのとは異なる末端に粒子を導入す
る方法を示す。ここでも図9に記載する、あらかじめ粒
子を結合したDNA24を、DNAフラグメントにリガ
ーゼ反応を用いて連結する。粒子としては、表面にカル
ボキシル基を持つ1μmのポリスチレン粒子を用いる。
粒子を結合したDNAの調製法は、上記螢光粒子標識D
NAの調製法に準じる。ただし、最後にL−リジン(ly
sine)を加え、未反応の残基をブロックする。合成した
1μm粒子結合DNAは、(化3)のような構造をして
いる。
【0025】
【化3】 5′− TGGTGTA・・・・NNNN 3′−GGTACCACAT・・・・NNNN−R−NHCO−R−粒子 (N:A、T、G、Cのいずれかの塩基、・・・・:任意のポリヌクレオチド) …(化3) 調製した粒子結合DNAは分散性をよくするために、粒
子表面を牛血清アルブミンや界面活性剤等でコートして
用いる。このようにして調製した粒子結合DNAに、一
端を螢光標識したDNAフラグメントを加え、ハイブリ
ダイゼーション条件下で両者を会合させ、リガーゼ反応
後、図9に記載の一端に蛍光体が結合し他端に粒子の結
合したDNAフラグメント125を得る。この蛍光体と
粒子を結合したDNAフラグメントを、図10記載の測
定容器を用いて測定した。測定容器は非螢光性の石英ガ
ラスでできており、陰電極槽をかねた試料添加槽131
と、正電極槽132と、約0.3μmないし0.8μm
の幅の細孔133、加圧孔134からなる。加圧孔13
4から加圧して電気浸透を防ぐこともできる。細孔13
3は、あらかじめ、石英ガラスあるいはシリコンウェハ
ーなどに溝を掘りその上に石英ガラスを張り合わせて作
成する。シリコンウェハーなどの基板に溝を掘る方法と
しては、イオン、プラズマあるいは電子線を用いた半導
体作成技術を用いることができる。通常0.1μm程度
までの細さで溝を掘ることができる。容器中に89mM
のTris、89mMのホウ酸、2mMのEDTA2ナ
トリウム塩からなるpH8.0の緩衝液を満たした後、
試料添加槽131に蛍光体と粒子を結合したDNAフラ
グメント125を添加する。電極槽間に40Vの電圧を
かけたところ、ほとんどの粒子(1μm径)が細孔の入
り口に集まっていることが、位相差光学顕微鏡で観察さ
れる。次に、レーザー共焦点顕微鏡を用いて蛍光体の位
置を測定する。レーザーは488nmのアルゴンレーザ
ーで、約0.5μmのビームを細孔133にそって照射
する。検出は散乱光を除去したのち螢光をフォトンカウ
ンティングして行う。その結果、固定された粒子から6
7μmの位置に蛍光粒子が42体検出される。検出され
た蛍光粒子の位置の標準偏差は約1μmである。DNA
の切断に使用した制限酵素が8塩基認識タイプのため出
現するDNAフラグメントの種類が少なく、さらに蛍光
体の標識と粒子の結合に選択性をもたしている。よっ
て、ヒトの全DNA中に蛍光体と粒子を持つDNAの種
類を少なくできるので特定のDNAを検出できる利点が
ある。本実施例ではリガーゼ反応を用いて蛍光体や粒子
を標的DNAに結合しているが、他の方法、例えば、蛍
光体や粒子の結合した既知の配列のポリヌクレオチドを
標的DNAにハイブリダイズさせる方法も可能である。
子表面を牛血清アルブミンや界面活性剤等でコートして
用いる。このようにして調製した粒子結合DNAに、一
端を螢光標識したDNAフラグメントを加え、ハイブリ
ダイゼーション条件下で両者を会合させ、リガーゼ反応
後、図9に記載の一端に蛍光体が結合し他端に粒子の結
合したDNAフラグメント125を得る。この蛍光体と
粒子を結合したDNAフラグメントを、図10記載の測
定容器を用いて測定した。測定容器は非螢光性の石英ガ
ラスでできており、陰電極槽をかねた試料添加槽131
と、正電極槽132と、約0.3μmないし0.8μm
の幅の細孔133、加圧孔134からなる。加圧孔13
4から加圧して電気浸透を防ぐこともできる。細孔13
3は、あらかじめ、石英ガラスあるいはシリコンウェハ
ーなどに溝を掘りその上に石英ガラスを張り合わせて作
成する。シリコンウェハーなどの基板に溝を掘る方法と
しては、イオン、プラズマあるいは電子線を用いた半導
体作成技術を用いることができる。通常0.1μm程度
までの細さで溝を掘ることができる。容器中に89mM
のTris、89mMのホウ酸、2mMのEDTA2ナ
トリウム塩からなるpH8.0の緩衝液を満たした後、
試料添加槽131に蛍光体と粒子を結合したDNAフラ
グメント125を添加する。電極槽間に40Vの電圧を
かけたところ、ほとんどの粒子(1μm径)が細孔の入
り口に集まっていることが、位相差光学顕微鏡で観察さ
れる。次に、レーザー共焦点顕微鏡を用いて蛍光体の位
置を測定する。レーザーは488nmのアルゴンレーザ
ーで、約0.5μmのビームを細孔133にそって照射
する。検出は散乱光を除去したのち螢光をフォトンカウ
ンティングして行う。その結果、固定された粒子から6
7μmの位置に蛍光粒子が42体検出される。検出され
た蛍光粒子の位置の標準偏差は約1μmである。DNA
の切断に使用した制限酵素が8塩基認識タイプのため出
現するDNAフラグメントの種類が少なく、さらに蛍光
体の標識と粒子の結合に選択性をもたしている。よっ
て、ヒトの全DNA中に蛍光体と粒子を持つDNAの種
類を少なくできるので特定のDNAを検出できる利点が
ある。本実施例ではリガーゼ反応を用いて蛍光体や粒子
を標的DNAに結合しているが、他の方法、例えば、蛍
光体や粒子の結合した既知の配列のポリヌクレオチドを
標的DNAにハイブリダイズさせる方法も可能である。
【0026】実施例6 実施例5と同様に被測定対象物としてヒト白血球より調
製したDNAを用いた。制限酵素Sfi Iで切断した
DNA断片に螢光色素を結合し、さらに制限酵素Not
Iで切断した断面にビオチンを結合させる。ビオチン
−アビジン反応を用いてDNA断片を固定し、レーザー
共焦点顕微鏡を用いて両末端間の距離を測定した。実施
例5に従いヒト白血球からDNAを抽出し、制限酵素S
fi Iで切断したDNA断片に0.05μm のフル
オレセイン系螢光粒子を結合した。続いて1ユニット/
μlのNot Iを、100mMのNaCl、5mMの
MgCl2、0.01%のTriton X−100、
0.5mMのジチオスレイトール、0.1mg/ml
(ミリリットル)の牛血清アルブミンを含むTris・
HCl(pH7.5)の緩衝液の条件下で反応させる。
これにより一端が制限酵素Not Iによる切断面を持
つ螢光標識DNA断片を得る。このような該DNA断片
に表面にアビジンを保有する螢光粒子を結合したDNA
を連結する。まず、表面にアビジンを有する螢光粒子を
結合した該DNA断片の調製法を示す。5′末端にアミ
ノ基を持つオリゴマーDNAを合成しN−ヒドロキシス
クシンイミドビオチンを反応させ、さらに相補鎖をハイ
ブリダイズさせた後、過剰量のアビジン化螢光粒子を混
合する。このDNAは、末端がNotI切断面である必
要があるが、他の部分は10塩基程度の長さがあればい
ろいろな構造の物が使用しうる。
製したDNAを用いた。制限酵素Sfi Iで切断した
DNA断片に螢光色素を結合し、さらに制限酵素Not
Iで切断した断面にビオチンを結合させる。ビオチン
−アビジン反応を用いてDNA断片を固定し、レーザー
共焦点顕微鏡を用いて両末端間の距離を測定した。実施
例5に従いヒト白血球からDNAを抽出し、制限酵素S
fi Iで切断したDNA断片に0.05μm のフル
オレセイン系螢光粒子を結合した。続いて1ユニット/
μlのNot Iを、100mMのNaCl、5mMの
MgCl2、0.01%のTriton X−100、
0.5mMのジチオスレイトール、0.1mg/ml
(ミリリットル)の牛血清アルブミンを含むTris・
HCl(pH7.5)の緩衝液の条件下で反応させる。
これにより一端が制限酵素Not Iによる切断面を持
つ螢光標識DNA断片を得る。このような該DNA断片
に表面にアビジンを保有する螢光粒子を結合したDNA
を連結する。まず、表面にアビジンを有する螢光粒子を
結合した該DNA断片の調製法を示す。5′末端にアミ
ノ基を持つオリゴマーDNAを合成しN−ヒドロキシス
クシンイミドビオチンを反応させ、さらに相補鎖をハイ
ブリダイズさせた後、過剰量のアビジン化螢光粒子を混
合する。このDNAは、末端がNotI切断面である必
要があるが、他の部分は10塩基程度の長さがあればい
ろいろな構造の物が使用しうる。
【0027】未反応のビオチン化オリゴマーDNA等を
洗浄により除去する。この螢光粒子は、測定対象物であ
る該DNA断片の他の末端、すなわちここでは制限酵素
Sfi I切断面に結合した螢光粒子と区別できる必要
がある。ここでは、ローダミン系の色素を含有し、表面
にカルボキシル基を持つ0.02μmのものを用いた。
カルボジイミド法で粒子にアビジンを固定する。このよ
うにして調製したアビジン化螢光粒子を結合したDNA
と、該DNA断片をハイブリダイズさせた後、リガーゼ
を用いて両者を連結する。このような一端にフルオレセ
イン系の螢光粒子を結合し、他端にローダミン系の螢光
色素を含むアビジン化螢光粒子を結合した該DNAを、
ビオチン化石英ガラスと反応させ、これを固定する。ビ
オチン化石英ガラスは、石英ガラスにシランカプリング
反応によりアミノ基を導入し、N−ヒドロキシスクシン
イミドビオチンを反応させて調製すればよい。このよう
にして固定した該DNAに電界をかけて伸長させ、48
8nmと514nmのアルゴンレーザーで走査し、フル
オレセイン系の螢光粒子の位置とローダミン系の螢光粒
子の位置を測定する。その結果、少なくても32μm、
20μm、17μm等の長さのDNAが確認できる。細
孔内に該DNAを固定すれば、DNAが伸長する位置を
限定できるので、レーザービームをスキャンする範囲が
少なくてすむ。一端を固定したDNA断片は、電界をか
けるとただちに伸長するので、本発明では短時間でDN
A断片の長さを測定することができる。以上、実施例で
は制限酵素Sfi IやNot Iで切断したDNAを
試料として用いたが、他の方法で調製したDNAでも本
発明の方法で長さを測定できうる。また、該DNAの伸
長方法は、電界をかける方法の他に、液流を用いる方法
などが使用しうる。
洗浄により除去する。この螢光粒子は、測定対象物であ
る該DNA断片の他の末端、すなわちここでは制限酵素
Sfi I切断面に結合した螢光粒子と区別できる必要
がある。ここでは、ローダミン系の色素を含有し、表面
にカルボキシル基を持つ0.02μmのものを用いた。
カルボジイミド法で粒子にアビジンを固定する。このよ
うにして調製したアビジン化螢光粒子を結合したDNA
と、該DNA断片をハイブリダイズさせた後、リガーゼ
を用いて両者を連結する。このような一端にフルオレセ
イン系の螢光粒子を結合し、他端にローダミン系の螢光
色素を含むアビジン化螢光粒子を結合した該DNAを、
ビオチン化石英ガラスと反応させ、これを固定する。ビ
オチン化石英ガラスは、石英ガラスにシランカプリング
反応によりアミノ基を導入し、N−ヒドロキシスクシン
イミドビオチンを反応させて調製すればよい。このよう
にして固定した該DNAに電界をかけて伸長させ、48
8nmと514nmのアルゴンレーザーで走査し、フル
オレセイン系の螢光粒子の位置とローダミン系の螢光粒
子の位置を測定する。その結果、少なくても32μm、
20μm、17μm等の長さのDNAが確認できる。細
孔内に該DNAを固定すれば、DNAが伸長する位置を
限定できるので、レーザービームをスキャンする範囲が
少なくてすむ。一端を固定したDNA断片は、電界をか
けるとただちに伸長するので、本発明では短時間でDN
A断片の長さを測定することができる。以上、実施例で
は制限酵素Sfi IやNot Iで切断したDNAを
試料として用いたが、他の方法で調製したDNAでも本
発明の方法で長さを測定できうる。また、該DNAの伸
長方法は、電界をかける方法の他に、液流を用いる方法
などが使用しうる。
【0028】
【発明の効果】以上実施例1から実施例4で説明した、
DNA等生体高分子の両末端を蛍光標識してその長さを
測定する本発明によれば、DNA分子を引き伸ばした状
態、即ち直線状に配向した状態にして長さを測定するの
で、従来の分子の拡がりの差により長さ分離する手法に
比べて精度が高く、僅かな分子数のDNAを使用して分
子の長さを測定できる利点がある。長さ測定の精度は1
K(キロ)〜2K(キロ)塩基であり、数十K(キロ)
〜数百K(キロ)塩基あるいはそれ以上の長さのDNA
計測が可能である。この長さ精度は従来を1桁以上、上
回るものである。更に本発明ではDNAの長さばかりで
なく、DNAを1本鎖とし、その両末端以外の種々の部
所で蛍光標識DNAプローブとハイブリッド体を形成し
て直線状に配向させ泳動し検出することにより、詳細な
DNAのマップ作りをすることもできる。また、以上実
施例5、実施例6で説明した、DNAの一端を固定して
その長さを測定する本発明では、電気泳動により被測定
DNAを分離する必要がないので、短時間でDNA長が
測定できる。また、DNAの固定や標識に使用する粒子
等は1μm以下であるため、数十μm以上のDNAを精
度よく測定できる。また、細孔や細溝中にDNAを伸長
させることで、DNAが伸長する位置を限定できるの
で、標識末端を容易に検索できる利点がある。あるい
は、DNAの固定用に粒子を使用することで、DNAを
固定した位置を正確に測定できる利点がある。本発明を
用いれば、DNAの長さを迅速かつ正確に測定できるの
で、特定のDNA中におけるDNAの脱落や挿入などの
変異をとらえることができる。上記いずれの本発明にお
いても、測定にもっとも適当なDNAの長さは、50K
(キロ)塩基〜6M(メガ)塩基であるが、この範囲以
外でも測定は可能である。
DNA等生体高分子の両末端を蛍光標識してその長さを
測定する本発明によれば、DNA分子を引き伸ばした状
態、即ち直線状に配向した状態にして長さを測定するの
で、従来の分子の拡がりの差により長さ分離する手法に
比べて精度が高く、僅かな分子数のDNAを使用して分
子の長さを測定できる利点がある。長さ測定の精度は1
K(キロ)〜2K(キロ)塩基であり、数十K(キロ)
〜数百K(キロ)塩基あるいはそれ以上の長さのDNA
計測が可能である。この長さ精度は従来を1桁以上、上
回るものである。更に本発明ではDNAの長さばかりで
なく、DNAを1本鎖とし、その両末端以外の種々の部
所で蛍光標識DNAプローブとハイブリッド体を形成し
て直線状に配向させ泳動し検出することにより、詳細な
DNAのマップ作りをすることもできる。また、以上実
施例5、実施例6で説明した、DNAの一端を固定して
その長さを測定する本発明では、電気泳動により被測定
DNAを分離する必要がないので、短時間でDNA長が
測定できる。また、DNAの固定や標識に使用する粒子
等は1μm以下であるため、数十μm以上のDNAを精
度よく測定できる。また、細孔や細溝中にDNAを伸長
させることで、DNAが伸長する位置を限定できるの
で、標識末端を容易に検索できる利点がある。あるい
は、DNAの固定用に粒子を使用することで、DNAを
固定した位置を正確に測定できる利点がある。本発明を
用いれば、DNAの長さを迅速かつ正確に測定できるの
で、特定のDNA中におけるDNAの脱落や挿入などの
変異をとらえることができる。上記いずれの本発明にお
いても、測定にもっとも適当なDNAの長さは、50K
(キロ)塩基〜6M(メガ)塩基であるが、この範囲以
外でも測定は可能である。
【図1】本発明のDNA等生体高分子の長さの測定の第
1の原理を説明する概略図。
1の原理を説明する概略図。
【図2】本発明の一実施例におけるDNA等生体高分子
の長さの測定装置を示す断面図。
の長さの測定装置を示す断面図。
【図3】本発明の一実施例における測定結果である、蛍
光検出の時間適間隔を示す図。
光検出の時間適間隔を示す図。
【図4】本発明の他の実施例における、細管を用いたD
NA等生体高分子の長さの測定装置を示す断面図。
NA等生体高分子の長さの測定装置を示す断面図。
【図5】本発明のさらに他の実施例における、細溝を用
いたDNA等生体高分子の長さの測定装置を示す断面
図。
いたDNA等生体高分子の長さの測定装置を示す断面
図。
【図6】本発明のさらに別の他の実施例における、分子
ふるい膜を用いたDNA等生体高分子の長さの測定装置
を示す断面図。
ふるい膜を用いたDNA等生体高分子の長さの測定装置
を示す断面図。
【図7】両末端を蛍光標識するとともに、他の位置に蛍
光標識をもつDNAプローブをハイブリダイズした1本
鎖のDNAの構造の概念図。
光標識をもつDNAプローブをハイブリダイズした1本
鎖のDNAの構造の概念図。
【図8】本発明のDNA等生体高分子の長さ測定の第2
の原理を説明する概念図。
の原理を説明する概念図。
【図9】本発明の異なる実施例における、DNA断片の
調製法を示す概念図。
調製法を示す概念図。
【図10】本発明の異なる実施例における、DNA等生
体高分子の長さ測定容器を示す概略平面図。
体高分子の長さ測定容器を示す概略平面図。
1…分子配向泳動部、2a…バッファー液流入口、2b
…シースフロー用液流、3…DNAの配向流路、4…レ
ーザー光源、4a…レーザー光、5…レーザー光絞り込
み用レンズ、6…受光レンズ、7…光検出器、8…デー
タ処理装置、9…出力装置、10…DNA分子の試料溶
液、11…標識付DNA試料、12…試料注入具、13
…標識付DNA試料による信号、14a、14b、28
a、28b、28c…蛍光標識、15、15b…上部バ
ッファー液、15a…上部バッファー液流入口、16…
下部バッファー液、17…上部電極、18…下部電極、
19…シースフロー形成管、20…細管、21…上部バ
ッファー槽、22…下部バッファー槽、23a…噴出用
細管、23b…噴出口、25…試料通過用細管、26
a、26b、26c…蛍光標識プルーブ、27…1本鎖
DNA、28…シリコン結晶板またはガラス材、29…
細溝、30…分子ふるい膜、101…測定対象DNA断
片、102…標識物、103…粒子、104…DNA固
定用担体、105a、105b…電極、106…細孔、
107…蛍光体、121…測定対象DNA断片、122
…螢光標識DNA、123…螢光標識付DNA断片、1
24…粒子結合DNA、125…螢光標識、粒子結合D
NA断片、131…試料添加兼電極槽、132…電極
槽、133…細孔、134…加圧孔。
…シースフロー用液流、3…DNAの配向流路、4…レ
ーザー光源、4a…レーザー光、5…レーザー光絞り込
み用レンズ、6…受光レンズ、7…光検出器、8…デー
タ処理装置、9…出力装置、10…DNA分子の試料溶
液、11…標識付DNA試料、12…試料注入具、13
…標識付DNA試料による信号、14a、14b、28
a、28b、28c…蛍光標識、15、15b…上部バ
ッファー液、15a…上部バッファー液流入口、16…
下部バッファー液、17…上部電極、18…下部電極、
19…シースフロー形成管、20…細管、21…上部バ
ッファー槽、22…下部バッファー槽、23a…噴出用
細管、23b…噴出口、25…試料通過用細管、26
a、26b、26c…蛍光標識プルーブ、27…1本鎖
DNA、28…シリコン結晶板またはガラス材、29…
細溝、30…分子ふるい膜、101…測定対象DNA断
片、102…標識物、103…粒子、104…DNA固
定用担体、105a、105b…電極、106…細孔、
107…蛍光体、121…測定対象DNA断片、122
…螢光標識DNA、123…螢光標識付DNA断片、1
24…粒子結合DNA、125…螢光標識、粒子結合D
NA断片、131…試料添加兼電極槽、132…電極
槽、133…細孔、134…加圧孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 27/447 33/53 M 8310−2J (72)発明者 永井 啓一 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 西川 哲夫 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (18)
- 【請求項1】少なくとも2ケ所が蛍光標識されたDNA
分子を直線状に配向させ移動させ、2ケ所に標識された
蛍光体が蛍光体を励起する光照射部を通過する時間差を
計測することを特徴とするDNA分子の長さ計測方法。 - 【請求項2】DNA分子の少なくとも2ケ所を蛍光標識
する工程、蛍光標識された該DNA分子を泳動させ直線
状に配向させる工程、直線状に配向された該DNA分子
をバッファー液中で泳動させる工程、該バッファー液中
の泳動路の所定の位置に励起光を照射する工程、前記バ
ッファー液中の前記泳動路を泳動する前記DNA分子の
蛍光標識に前記励起光が照射され、前記蛍光標識から発
せられる蛍光を検出する工程、および前記DNA分子中
の一方の部位の前記蛍光標識から発せられた蛍光の検出
時から、前記DNA分子中の他方の部位の前記蛍光標識
から発せられた蛍光の検出時までの時間を計測する工
程、を有することを特徴とするDNA分子の長さ計測方
法。 - 【請求項3】請求項2に記載の、蛍光標識された前記D
NA分子を泳動させ直線状に配向させる工程、および直
線状に配向された前記DNA分子をバッファー液中で泳
動させる工程における泳動が、電気泳動を含むことを特
徴とするDNA分子の長さ計測方法。 - 【請求項4】DNA分子の一端あるいはDNA分子中の
所定の部位に標識物を結合し、該DNA分子の他の一端
を物理的または化学的に担体に捕捉し、前記DNA分子
を電界あるいは液流により伸長せしめ、前記標識物の結
合した末端位置あるいはDNA分子中の位置を検出する
ことを特徴とするDNA分子の長さ計測方法。 - 【請求項5】DNA分子の一端に微粒子を結合し、該微
粒子より小さい細孔を有する担体に該DNA分子を捕捉
することを特徴とする請求項4に記載のDNA分子の長
さ計測方法。 - 【請求項6】DNA分子の一端において、抗原抗体反
応、既知の長さを有するオリゴマーDNA分子の相補鎖
結合反応、ビオチンとアビジンの反応のうちいずれかの
会合反応を用いて、前記DNA分子を担体に捕捉するこ
とを特徴とする請求項4に記載のDNA分子の長さ計測
方法。 - 【請求項7】DNA分子の一端あるいは分子中に標識物
を有するDNA分子の他端に直径が0.2μm〜1μm
の微粒子を結合することを特徴とする請求項4に記載の
DNA分子の長さ計測方法。 - 【請求項8】DNA分子の一方の末端あるいは分子中の
所定の部位を蛍光標識する工程、該蛍光標識された該D
NA分子の他方の末端を担体に固定する工程、該DNA
分子を電界の印加もしくは液流中におくことにより伸長
させる工程、励起光を前記蛍光標識に照射し、前記蛍光
標識から発せられた蛍光を検出する工程、および該蛍光
を検出した位置を測定し、該DNA分子の固定されてい
る他端との距離を計測する工程、を有することをDNA
分子の長さ計測方法。 - 【請求項9】請求項8において、一方の末端あるいは分
子中の所定の部位を蛍光標識されたDNA分子の他方の
末端を担体に固定する工程が、該DNA分子の他方の末
端に粒子を結合し、その粒子の大きさより小さい細孔の
入口に該粒子を固定する工程であることをDNA分子の
長さ計測方法。 - 【請求項10】DNA分子を直線状に配向して移動させ
る手段、該DNA分子の両末端に標識された蛍光体を励
起する光源、励起された蛍光体から発せられた蛍光を検
出する手段、および前記DNA分子中の一方の部位から
蛍光が検出されてから他方の部位から蛍光が検出される
までの時間を計測する手段、を有することを特徴とする
DNA分子の長さ計測装置。 - 【請求項11】請求項10において、DNA分子を直線
状に配向して移動させる手段が、細管中の該DNA分子
を電気泳動差せる手段であることを特徴とするDNA分
子の長さ計測装置。 - 【請求項12】ゲル電気泳動細管の試料溶出部がシース
フロー管内に設けられ、電界印加手段が該ゲル電気泳動
細管の試料注入端とシースフロー管の末端に設けられ、
DNA分子を直線状に配向させ泳動させることを特徴と
する請求項11に記載のDNAの長さ計測装置。 - 【請求項13】バッファー液で満たされた上部、及び下
部バッファー槽の間に設けられた試料噴出用細管から、
上部、及び下部バッファー槽に設けられた電界印加手段
と、上部バッファー槽から下部バッファー槽に流れるバ
ッファー液流によって、DNA分子を噴出させ、該DN
A分子を直線状に配向させ泳動させることを特徴とする
請求項11に記載のDNAの長さ計測装置。 - 【請求項14】上記試料噴出用細管がガラス材等に刻ま
れた細溝によって形成されることを特徴とする請求項1
3に記載のDNAの長さ計測装置。 - 【請求項15】請求項10において、DNA分子を直線
状に配向して移動させる手段が、バッファー液で満たさ
れた上部、及び下部バッファー槽の間に設けられた分子
ふるい膜から、上部、及び下部バッファー槽に設けられ
た電界印加手段により、DNA分子を噴出させる手段で
あることを特徴とするDNA分子の長さ計測装置。 - 【請求項16】蛍光体を励起する光の照射部がDNA分
子の溶出部又は噴出部の1mm以内の領域に設置される
ことを特徴とする請求項13に記載のDNAの長さ計測
装置。 - 【請求項17】前記DNA分子の両末端に標識された蛍
光体を励起するための、励起光が1μm以下に絞られた
光であることを特徴とする請求項10に記載のDNAの
長さ計測装置。 - 【請求項18】DNAを1本鎖とし、少なくとも片方の
末端を蛍光標識し、両末端以外の部所で複数の蛍光標識
DNAプローブとハイブリッド体を形成したのち、直線
状に配向させ移動させ前記蛍光標識間の長さを計測する
ことを特徴とするDNA地図の作成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04238033A JP3123249B2 (ja) | 1991-09-10 | 1992-09-07 | Dna分子の長さ計測方法および計測装置 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23004591 | 1991-09-10 | ||
| JP3-230045 | 1991-09-10 | ||
| JP3-237757 | 1991-09-18 | ||
| JP23775791 | 1991-09-18 | ||
| JP04238033A JP3123249B2 (ja) | 1991-09-10 | 1992-09-07 | Dna分子の長さ計測方法および計測装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05322899A true JPH05322899A (ja) | 1993-12-07 |
| JP3123249B2 JP3123249B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=26529114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04238033A Expired - Fee Related JP3123249B2 (ja) | 1991-09-10 | 1992-09-07 | Dna分子の長さ計測方法および計測装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5356776A (ja) |
| JP (1) | JP3123249B2 (ja) |
| DE (1) | DE4230355A1 (ja) |
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| US6391551B1 (en) | 1998-03-13 | 2002-05-21 | Promega Corporation | Detection of nucleic acid hybrids |
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| US6210896B1 (en) | 1998-08-13 | 2001-04-03 | Us Genomics | Molecular motors |
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