JPH05323203A - マイクロマニピュレータ - Google Patents
マイクロマニピュレータInfo
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- JPH05323203A JPH05323203A JP12490392A JP12490392A JPH05323203A JP H05323203 A JPH05323203 A JP H05323203A JP 12490392 A JP12490392 A JP 12490392A JP 12490392 A JP12490392 A JP 12490392A JP H05323203 A JPH05323203 A JP H05323203A
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Links
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Landscapes
- Microscoopes, Condenser (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、応答性に優れ、不要な振動を
除去でき、確実性の高い操作を可能にすると共に、装置
の小型化,静粛化を図り得るマイクロマニピュレータの
提供にある。 【構成】本発明のマイクロマニピュレータは、移動プレ
ート12,16と、移動プレート12,16を移動自在
に支持しかつ直交するX,Y方向にガイドするガイド手
段4,8と、X,Y方向を含む直交する3方向に伸縮方
向が向けられて配設された複数の圧電素子からなり、移
動プレート12,16の一方の面に自由端33を接触さ
せた振動子17と、この振動子17の各圧電素子に印加
する電圧を制御して自由端33の楕円運動方向及び運動
量を指令する操作部27とを具備してなる。
除去でき、確実性の高い操作を可能にすると共に、装置
の小型化,静粛化を図り得るマイクロマニピュレータの
提供にある。 【構成】本発明のマイクロマニピュレータは、移動プレ
ート12,16と、移動プレート12,16を移動自在
に支持しかつ直交するX,Y方向にガイドするガイド手
段4,8と、X,Y方向を含む直交する3方向に伸縮方
向が向けられて配設された複数の圧電素子からなり、移
動プレート12,16の一方の面に自由端33を接触さ
せた振動子17と、この振動子17の各圧電素子に印加
する電圧を制御して自由端33の楕円運動方向及び運動
量を指令する操作部27とを具備してなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡の被観察物体に
対して種々の微細操作を行うためのマイクロマニピュレ
ータに関する。
対して種々の微細操作を行うためのマイクロマニピュレ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡の被観察物体に対しては微
細な操作が要求されるためマイクロマニピュレータを備
えた顕微鏡が考えられている。従来より在るマイクロマ
ニピュレータには、油圧方式、あるいはねじ,歯車,カ
ム等を使用した機械方式等の駆動方式が採用されてい
る。
細な操作が要求されるためマイクロマニピュレータを備
えた顕微鏡が考えられている。従来より在るマイクロマ
ニピュレータには、油圧方式、あるいはねじ,歯車,カ
ム等を使用した機械方式等の駆動方式が採用されてい
る。
【0003】例えば、特開昭61−194417号には
油圧方式のマイクロマニピュレータ付き顕微鏡が示され
ている。このマニピュレータは、操作部から与えられる
駆動力を、油路を介してニールドホルダ等に伝達するこ
とにより、操作の際に手の震え等により生じた振動を油
路によって遮断している。これにより、操作の際に発生
する振動がニールドホルダに保持されているガラス針に
伝達されるのを防止している。
油圧方式のマイクロマニピュレータ付き顕微鏡が示され
ている。このマニピュレータは、操作部から与えられる
駆動力を、油路を介してニールドホルダ等に伝達するこ
とにより、操作の際に手の震え等により生じた振動を油
路によって遮断している。これにより、操作の際に発生
する振動がニールドホルダに保持されているガラス針に
伝達されるのを防止している。
【0004】また機械方式のマイクロマニピュレータに
ついては、各機構部品の加工精度、組立て精度を高める
ことにより、操作部の動きを正確に伝達できるようにし
ている。
ついては、各機構部品の加工精度、組立て精度を高める
ことにより、操作部の動きを正確に伝達できるようにし
ている。
【0005】また最近では、圧電素子を用いたマイクロ
マニピュレータが市販されている。この種のマイクロマ
ニピュレータは急激な加減速が可能であることから操作
を迅速化することができる。そのため、細胞等を観察す
るような場合には、細胞等に大きなダメージを与えずに
微細操作が可能となる利点がある。
マニピュレータが市販されている。この種のマイクロマ
ニピュレータは急激な加減速が可能であることから操作
を迅速化することができる。そのため、細胞等を観察す
るような場合には、細胞等に大きなダメージを与えずに
微細操作が可能となる利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各駆動方式のマイクロマニピュレータには次のような
欠点があった。
た各駆動方式のマイクロマニピュレータには次のような
欠点があった。
【0007】上記機械方式の場合には、基本的に力の伝
達を剛体間で行っているため、振動が針先等に伝わりや
すい。また部品間にガタがあると力が正確に伝達されな
い。そのため、極めて高い加工精度、組立て精度が要求
され、装置自体が高価格なものとなってしまう。
達を剛体間で行っているため、振動が針先等に伝わりや
すい。また部品間にガタがあると力が正確に伝達されな
い。そのため、極めて高い加工精度、組立て精度が要求
され、装置自体が高価格なものとなってしまう。
【0008】また上記油圧式の場合は、比較的高い周波
数である振動を伝達しないが、逆に操作部の俊敏な動き
には追従できない欠点がある。しかも油路内に封入され
ている油(シリコンオイル)は温度依存性が大きいた
め、環境温度が変化するとそれに伴い操作針が移動して
被観察物体を移動させてしまい、被観察物体を一定位置
に保持できないという問題がある。なお、油路内のシリ
コンオイルを水に代えることにより、温度依存性を低減
させることができるが、水は蒸発し易いため面倒な保守
が必要になる。
数である振動を伝達しないが、逆に操作部の俊敏な動き
には追従できない欠点がある。しかも油路内に封入され
ている油(シリコンオイル)は温度依存性が大きいた
め、環境温度が変化するとそれに伴い操作針が移動して
被観察物体を移動させてしまい、被観察物体を一定位置
に保持できないという問題がある。なお、油路内のシリ
コンオイルを水に代えることにより、温度依存性を低減
させることができるが、水は蒸発し易いため面倒な保守
が必要になる。
【0009】また上記圧電素子を用いた従来のマイクロ
マニピュレータは、マスバランスで駆動させるために、
移動体の重量に応じた重量の重りを付ける必要があるた
め、1駆動軸当たりの占有空間が大きいという欠点があ
る。そのため顕微鏡のステージのように設置スペースが
限定される用途では、多数のマニピュレータを設置する
ことができないといった不都合があった。しかも圧電素
子を駆動することにより、圧電素子と移動体との接触と
離間を繰り返して移動体を移動させる構成となっている
ため、その接触音が騒音となり静粛性の点で問題があっ
た。
マニピュレータは、マスバランスで駆動させるために、
移動体の重量に応じた重量の重りを付ける必要があるた
め、1駆動軸当たりの占有空間が大きいという欠点があ
る。そのため顕微鏡のステージのように設置スペースが
限定される用途では、多数のマニピュレータを設置する
ことができないといった不都合があった。しかも圧電素
子を駆動することにより、圧電素子と移動体との接触と
離間を繰り返して移動体を移動させる構成となっている
ため、その接触音が騒音となり静粛性の点で問題があっ
た。
【0010】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、応答性に優れ、不要な振動を除去でき、確実
性の高い操作を可能にすると共に、装置の小型化,静粛
化を図り得るマイクロマニピュレータを提供することを
目的とする。
たもので、応答性に優れ、不要な振動を除去でき、確実
性の高い操作を可能にすると共に、装置の小型化,静粛
化を図り得るマイクロマニピュレータを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のマイクロマニピュレータは、プレートと、こ
のプレートを移動自在に支持し、かつ互いに直交する
X,Y方向にガイドするガイド手段と、前記X,Y方向
を含む直交する3方向に伸縮方向が向けられて配設され
た複数の圧電素子からなり、前記プレートの一方の面に
自由端が接触され、当該自由端が電圧印加により楕円運
動する振動子と、この振動子の自由端の楕円運動方向及
び運動量を指示するための操作部と、この操作部からの
指示に応じて前記振動子の各圧電素子に印加する電圧を
発生する電圧印加手段とを具備してなるものとした。
に本発明のマイクロマニピュレータは、プレートと、こ
のプレートを移動自在に支持し、かつ互いに直交する
X,Y方向にガイドするガイド手段と、前記X,Y方向
を含む直交する3方向に伸縮方向が向けられて配設され
た複数の圧電素子からなり、前記プレートの一方の面に
自由端が接触され、当該自由端が電圧印加により楕円運
動する振動子と、この振動子の自由端の楕円運動方向及
び運動量を指示するための操作部と、この操作部からの
指示に応じて前記振動子の各圧電素子に印加する電圧を
発生する電圧印加手段とを具備してなるものとした。
【0012】
【作用】本発明のマイクロマニピュレータでは、操作部
から電圧印加手段に振動子の自由端の楕円運動方向及び
運動量の指示が与えられ、その指示を受けた電圧印加手
段から振動子の各圧電素子に所定の電圧が印加される。
振動子は印加電圧によりX,Y方向のベンディング力及
び直交するZ方向の伸縮力が発生する。その3方向の力
の組合わせにより、振動子の自由端をX方向又はY方向
に楕円運動させることができる。
から電圧印加手段に振動子の自由端の楕円運動方向及び
運動量の指示が与えられ、その指示を受けた電圧印加手
段から振動子の各圧電素子に所定の電圧が印加される。
振動子は印加電圧によりX,Y方向のベンディング力及
び直交するZ方向の伸縮力が発生する。その3方向の力
の組合わせにより、振動子の自由端をX方向又はY方向
に楕円運動させることができる。
【0013】振動子の自由端がX方向又はY方向に上記
楕円運動を行うと、その自由端に接触しているプレート
は、振動子の楕円振動が摩擦によって伝達され、ガイド
手段によってガイドされてX方向又はY方向に移動す
る。また楕円運動を調整することによりプレートの移動
距離が制御される。
楕円運動を行うと、その自由端に接触しているプレート
は、振動子の楕円振動が摩擦によって伝達され、ガイド
手段によってガイドされてX方向又はY方向に移動す
る。また楕円運動を調整することによりプレートの移動
距離が制御される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1及び図2には、本発明の一実施例に係る
マイクロマニピュレータの平面及び断面構造が示されて
いる。
説明する。図1及び図2には、本発明の一実施例に係る
マイクロマニピュレータの平面及び断面構造が示されて
いる。
【0015】本実施例のマイクロマニピュレータは、全
体が箱型をなし上端面が開口した固定枠1を備えてお
り、その固定枠1の平行な2つの側壁に一対のY側固定
ガイド2a,2bが対向して設けられ、他の2つの側壁
に一対のX側固定ガイド3a,3bが対向して設けられ
ている。
体が箱型をなし上端面が開口した固定枠1を備えてお
り、その固定枠1の平行な2つの側壁に一対のY側固定
ガイド2a,2bが対向して設けられ、他の2つの側壁
に一対のX側固定ガイド3a,3bが対向して設けられ
ている。
【0016】Y側固定ガイド2a,2bは固定枠1の側
壁内面の最上部に設けられており、その長手方向にはボ
ール溝がそれぞれ形成されている。この一対のY側固定
ガイド2a,2b間にはY側可動ガイド4がY方向へ摺
動自在に取付けられている。Y側可動ガイド4は、Xロ
ッド5と、このXロッド5の両端に直交して設けられY
側固定ガイド2a,2bのボール溝に対応するボール溝
が形成されたボール摺動部6a,6bとからなる。そし
てY側固定ガイド2a,2bのボール溝とY側可動ガイ
ド4のボール摺動部6a,6bとの間でボール7a,7
bを挟持することにより、Y側固定ガイド2a,2bで
Y側可動ガイド4をY方向へ摺動自在に支持している。
壁内面の最上部に設けられており、その長手方向にはボ
ール溝がそれぞれ形成されている。この一対のY側固定
ガイド2a,2b間にはY側可動ガイド4がY方向へ摺
動自在に取付けられている。Y側可動ガイド4は、Xロ
ッド5と、このXロッド5の両端に直交して設けられY
側固定ガイド2a,2bのボール溝に対応するボール溝
が形成されたボール摺動部6a,6bとからなる。そし
てY側固定ガイド2a,2bのボール溝とY側可動ガイ
ド4のボール摺動部6a,6bとの間でボール7a,7
bを挟持することにより、Y側固定ガイド2a,2bで
Y側可動ガイド4をY方向へ摺動自在に支持している。
【0017】X側固定ガイド3a,3bは固定枠1の側
壁内面であってY側固定ガイド2a,2bよりも下の位
置に設けられており、その長手方向にはボール溝がそれ
ぞれ形成されている。この一対のX側固定ガイド3a,
3b間にはX側可動ガイド8がX方向へ摺動自在に取付
けられている。X側可動ガイド8は、Y側可動ガイド4
と同様の構成をしている。すなわち、Yロッド9と、こ
のYロッド9の両端に直交して設けられたボール摺動部
10a,10bとからなり、X側固定ガイド3a,3b
のボール溝とボール摺動部10a,10bとの間でボー
ル11a,11bを挟み込んで、X側固定ガイド3a,
3bでX側可動ガイド9をX方向へ摺動自在に支持して
いる。
壁内面であってY側固定ガイド2a,2bよりも下の位
置に設けられており、その長手方向にはボール溝がそれ
ぞれ形成されている。この一対のX側固定ガイド3a,
3b間にはX側可動ガイド8がX方向へ摺動自在に取付
けられている。X側可動ガイド8は、Y側可動ガイド4
と同様の構成をしている。すなわち、Yロッド9と、こ
のYロッド9の両端に直交して設けられたボール摺動部
10a,10bとからなり、X側固定ガイド3a,3b
のボール溝とボール摺動部10a,10bとの間でボー
ル11a,11bを挟み込んで、X側固定ガイド3a,
3bでX側可動ガイド9をX方向へ摺動自在に支持して
いる。
【0018】また上記固定枠1の中央部には移動プレー
ト12が配置されており、その移動プレート12を上記
Xロッド5及びYロッド9がそれぞれ貫通している。X
ロッド5が貫通している移動プレート12の貫通孔内周
面にはブッシュ13が嵌め込まれており、移動プレート
12がブッシュ13と共にXロッド5を摺動するように
なっている。またYロッド9が貫通している移動プレー
ト12の貫通孔内周面にはブッシュ14が嵌め込まれて
おり、移動プレート12がブッシュ14と共にYロッド
9を摺動するようになっている。
ト12が配置されており、その移動プレート12を上記
Xロッド5及びYロッド9がそれぞれ貫通している。X
ロッド5が貫通している移動プレート12の貫通孔内周
面にはブッシュ13が嵌め込まれており、移動プレート
12がブッシュ13と共にXロッド5を摺動するように
なっている。またYロッド9が貫通している移動プレー
ト12の貫通孔内周面にはブッシュ14が嵌め込まれて
おり、移動プレート12がブッシュ14と共にYロッド
9を摺動するようになっている。
【0019】上記移動プレート12の下面には、X方向
及びY方向への変形が完全に規制されているバネ15を
介して加圧プレート16が支持されている。すなわち、
加圧プレート16はバネ15による垂直方向以外の動き
は完全に規制されている。
及びY方向への変形が完全に規制されているバネ15を
介して加圧プレート16が支持されている。すなわち、
加圧プレート16はバネ15による垂直方向以外の動き
は完全に規制されている。
【0020】そして固定枠1の底面に固定された振動子
17の自由端が、上記加圧プレート16の下面に接触し
ている。振動子17は複数の圧電素子からなり、その自
由端には、バネ15にて下方に付勢された加圧プレート
16が、所定の押圧力で点接触している。なお移動プレ
ート12の上面には、固定部材18が取付けられ、その
固定部材に18に、補定管、注入針、微小電極等の先端
部材19が取付けられる。
17の自由端が、上記加圧プレート16の下面に接触し
ている。振動子17は複数の圧電素子からなり、その自
由端には、バネ15にて下方に付勢された加圧プレート
16が、所定の押圧力で点接触している。なお移動プレ
ート12の上面には、固定部材18が取付けられ、その
固定部材に18に、補定管、注入針、微小電極等の先端
部材19が取付けられる。
【0021】図3には、上記マイクロマニピュレータを
倒立顕微鏡に設置した構成が示されている。符号20は
上記マイクロマニピュレータであり、倒立顕微鏡11に
備えられたステージ22の近傍に配置されている。そし
てステージ22上に載置された皿26の中に先端部材1
9の先端を入れた状態となっている。
倒立顕微鏡に設置した構成が示されている。符号20は
上記マイクロマニピュレータであり、倒立顕微鏡11に
備えられたステージ22の近傍に配置されている。そし
てステージ22上に載置された皿26の中に先端部材1
9の先端を入れた状態となっている。
【0022】ステージ22の下方には対物レンズ23が
配置されている。その対物レンズ23を通過した観察光
はTVカメラ24で電気信号に変換されてモニタ装置2
5へ送出され、そこで表示されるようになっている。
配置されている。その対物レンズ23を通過した観察光
はTVカメラ24で電気信号に変換されてモニタ装置2
5へ送出され、そこで表示されるようになっている。
【0023】またマイクロマニピュレータ20の操作部
としてジョイスティック27が備えられている。このジ
ョイスティック27の傾斜方向及び傾斜角度が電気信号
となってCPU28に入力される。CPU28はジョイ
スティック27からの信号に応じて発振器29を動作さ
せて振動子17の共振周波数を持った電圧を電力増幅器
30を介して振動子17の所定の圧電素子に印加する機
能を備えている。上記振動子17の具体的な構成を図4
及び図5を参照して説明する。
としてジョイスティック27が備えられている。このジ
ョイスティック27の傾斜方向及び傾斜角度が電気信号
となってCPU28に入力される。CPU28はジョイ
スティック27からの信号に応じて発振器29を動作さ
せて振動子17の共振周波数を持った電圧を電力増幅器
30を介して振動子17の所定の圧電素子に印加する機
能を備えている。上記振動子17の具体的な構成を図4
及び図5を参照して説明する。
【0024】振動子17は、薄板状の圧電素子をその伸
縮方向に積層してなるZ軸駆動部31を有し、その上端
面には半球状の突起部33を有する保持部材32が取付
けられ、かつ下部には共振部材34が取付けられてい
る。共振部材14は、X方向及びY方向に向いた四側面
を有している。共振部材14のX方向に向いた2側面に
は、伸縮方向をX方向に向けた圧電素子35,37が取
付けられている。また共振部材14のY方向に向いた2
側面には、伸縮方向をY方向に向けた圧電素子36,3
8が取付けられている。
縮方向に積層してなるZ軸駆動部31を有し、その上端
面には半球状の突起部33を有する保持部材32が取付
けられ、かつ下部には共振部材34が取付けられてい
る。共振部材14は、X方向及びY方向に向いた四側面
を有している。共振部材14のX方向に向いた2側面に
は、伸縮方向をX方向に向けた圧電素子35,37が取
付けられている。また共振部材14のY方向に向いた2
側面には、伸縮方向をY方向に向けた圧電素子36,3
8が取付けられている。
【0025】Z軸駆動部31の各圧電素子及び共振部材
34部分の各圧電素子35〜38には、図6に示すよう
に発振器29及び電力増幅器30からなる高周波電源か
らそれぞれ独立に共振周波数を持った電圧を印加される
ようになっている。ここで振動子17の自由端となる突
起部33が楕円運動する原理について説明する。
34部分の各圧電素子35〜38には、図6に示すよう
に発振器29及び電力増幅器30からなる高周波電源か
らそれぞれ独立に共振周波数を持った電圧を印加される
ようになっている。ここで振動子17の自由端となる突
起部33が楕円運動する原理について説明する。
【0026】X方向の2側面に設けた一対の圧電素子3
5,37のうち一方の圧電素子37にのみ電圧を印加す
ると、共振部材34が図7(a)に示す方向に傾動する
ベンディング力が発生する。また、もう一方の圧電素子
35にのみ電圧を印加すると、共振部材34が図7
(b)に示す方向に傾動するベンディング力が発生す
る。すなわちX方向のベンディング力を発生させること
ができる。
5,37のうち一方の圧電素子37にのみ電圧を印加す
ると、共振部材34が図7(a)に示す方向に傾動する
ベンディング力が発生する。また、もう一方の圧電素子
35にのみ電圧を印加すると、共振部材34が図7
(b)に示す方向に傾動するベンディング力が発生す
る。すなわちX方向のベンディング力を発生させること
ができる。
【0027】また共振部材34のベンディングを解除し
た状態で、Z軸駆動部31の各圧電素子に電圧を印加す
ると、図7(c)に示すようにZ軸方向に伸び、また電
圧印加を停止すると同図(d)に示すように基の状態に
戻る。
た状態で、Z軸駆動部31の各圧電素子に電圧を印加す
ると、図7(c)に示すようにZ軸方向に伸び、また電
圧印加を停止すると同図(d)に示すように基の状態に
戻る。
【0028】すなわち、図7(a)〜(d)に示す状態
を連続的に発生させることにより、振動子17の突起部
33がX方向に時計回り又は反時計回りで楕円運動する
ことになる。
を連続的に発生させることにより、振動子17の突起部
33がX方向に時計回り又は反時計回りで楕円運動する
ことになる。
【0029】共振部材34のY方向の2側面に設けた一
対の圧電素子35,37に印加する電圧を上記同様に制
御しても、振動子17の突起部33をY方向に時計回り
又は反時計回りで楕円運動させることができる。
対の圧電素子35,37に印加する電圧を上記同様に制
御しても、振動子17の突起部33をY方向に時計回り
又は反時計回りで楕円運動させることができる。
【0030】従って、CPU28はジョイスティック2
7の傾斜方向に対応して楕円運動の回転方向を決定し、
かつジョイスティック27の傾斜角度に対応して電圧印
加期間を決定する。そして決定した回転方向の楕円運動
が、同じく決定した時間だけ発生するように発振器28
を制御する。
7の傾斜方向に対応して楕円運動の回転方向を決定し、
かつジョイスティック27の傾斜角度に対応して電圧印
加期間を決定する。そして決定した回転方向の楕円運動
が、同じく決定した時間だけ発生するように発振器28
を制御する。
【0031】本実施例のマイクロマニピュレータでは、
移動プレート12がY側可動ガイド4及びX側可動ガイ
ド8により支持され、移動プレート12と一体に設けら
れた加圧プレート16が、振動子17の突起部33に押
し付けられる。
移動プレート12がY側可動ガイド4及びX側可動ガイ
ド8により支持され、移動プレート12と一体に設けら
れた加圧プレート16が、振動子17の突起部33に押
し付けられる。
【0032】そしてジョイスティック27の操作に応じ
て振動子17がX方向あるいはY方向に所定期間だけ楕
円振動する。振動子17の突起部33が楕円運動する
と、その突起部33にバネ15にて押圧されて接触して
いる加圧プレート16に駆動力が伝達される。この加圧
プレート16を支持している移動プレート12との間に
介在しているバネ15はX方向及びY方向には完全に拘
束されているため、加圧プレート16に伝達された駆動
力は全て移動プレート12へ伝達されることになる。ま
た楕円運動の際のZ軸駆動部31のZ方向の変位はバネ
15によって吸収される。
て振動子17がX方向あるいはY方向に所定期間だけ楕
円振動する。振動子17の突起部33が楕円運動する
と、その突起部33にバネ15にて押圧されて接触して
いる加圧プレート16に駆動力が伝達される。この加圧
プレート16を支持している移動プレート12との間に
介在しているバネ15はX方向及びY方向には完全に拘
束されているため、加圧プレート16に伝達された駆動
力は全て移動プレート12へ伝達されることになる。ま
た楕円運動の際のZ軸駆動部31のZ方向の変位はバネ
15によって吸収される。
【0033】そして移動プレート12にX方向の駆動力
が伝達されると、Yロッド9を移動プレート12に貫通
させているX側可動ガイド8が、X側固定ガイド3a,
3bによりX方向にガイドされる。また同時に、Xブッ
シュ13を介して移動プレート12に摺動自在に貫通し
ているXロッド5にガイドされて移動プレート12がX
方向に直線運動する。
が伝達されると、Yロッド9を移動プレート12に貫通
させているX側可動ガイド8が、X側固定ガイド3a,
3bによりX方向にガイドされる。また同時に、Xブッ
シュ13を介して移動プレート12に摺動自在に貫通し
ているXロッド5にガイドされて移動プレート12がX
方向に直線運動する。
【0034】また振動子17にY方向の楕円運動を発生
させたときには、移動プレート12には加圧プレート1
6からY方向の駆動力が伝達される。その結果、移動プ
レート12に挿入されたYブッシュ14を介して、移動
プレート12がYロッド9にガイドされてY方向に直線
運動する。その時、Yロッド9を移動プレート12に貫
通させているX側可動ガイド8もY側固定ガイド2a,
2bにガイドされて移動プレート12と共にY方向へ移
動する。
させたときには、移動プレート12には加圧プレート1
6からY方向の駆動力が伝達される。その結果、移動プ
レート12に挿入されたYブッシュ14を介して、移動
プレート12がYロッド9にガイドされてY方向に直線
運動する。その時、Yロッド9を移動プレート12に貫
通させているX側可動ガイド8もY側固定ガイド2a,
2bにガイドされて移動プレート12と共にY方向へ移
動する。
【0035】固定部材18に取付けられている先端部材
19は、移動プレート12と共に移動するので、ジョイ
スティック27による微細操作が先端部材19へ伝えら
れ、その先端部材19により各種の微細な作業が行える
ようになる。
19は、移動プレート12と共に移動するので、ジョイ
スティック27による微細操作が先端部材19へ伝えら
れ、その先端部材19により各種の微細な作業が行える
ようになる。
【0036】この様に本実施例によれば、移動プレート
12及び加圧プレート16からなる単体のプレートを、
単一の振動子17によって駆動するようにしたので、通
常のXYステージにみられるような下側に配置されるス
テージの駆動系により多大な負荷がかかるといったこと
がない。またXステージとYステージとを重ねた構造で
あると、振動子1サイクル当たりの変位特性が、X軸と
Y軸で変化してしまうが、本実施例の構造ではX軸とY
軸の変位特性が変化しないという利点がある。
12及び加圧プレート16からなる単体のプレートを、
単一の振動子17によって駆動するようにしたので、通
常のXYステージにみられるような下側に配置されるス
テージの駆動系により多大な負荷がかかるといったこと
がない。またXステージとYステージとを重ねた構造で
あると、振動子1サイクル当たりの変位特性が、X軸と
Y軸で変化してしまうが、本実施例の構造ではX軸とY
軸の変位特性が変化しないという利点がある。
【0037】また本実施例によれば、従来の油圧方式で
問題となっていた温度依存度が低減されるので、操作対
象を長時間に亘って一定位置に保持することができる。
また高い加減速性能を有しているので、操作時間を短縮
することができ、細胞等のダメージを軽減することがで
きる。さらに本実施例では機械式の場合に要求された高
い組み立て,加工精度は必要ないので、安価なマイクロ
マニピュレータを提供できる。
問題となっていた温度依存度が低減されるので、操作対
象を長時間に亘って一定位置に保持することができる。
また高い加減速性能を有しているので、操作時間を短縮
することができ、細胞等のダメージを軽減することがで
きる。さらに本実施例では機械式の場合に要求された高
い組み立て,加工精度は必要ないので、安価なマイクロ
マニピュレータを提供できる。
【0038】また振動子17の自由端に加圧プレート1
6がバネ15により常に押圧されると共に自由端に楕円
運動を発生させているので、振動子17と加圧プレート
16とは常に接触されている。そのため圧電素子を利用
した従来のマイクロマニピュレータのように圧電素子の
端部がプレートを突くことがないので、非常に不快な接
触音が発生することがなく静粛化が図られる。また本実
施例はバランス重りを付ける必要がないことから、装置
の小形化を図ることができ、マイクロマニピュレータの
取付け自由度を向上できる利点がある。
6がバネ15により常に押圧されると共に自由端に楕円
運動を発生させているので、振動子17と加圧プレート
16とは常に接触されている。そのため圧電素子を利用
した従来のマイクロマニピュレータのように圧電素子の
端部がプレートを突くことがないので、非常に不快な接
触音が発生することがなく静粛化が図られる。また本実
施例はバランス重りを付ける必要がないことから、装置
の小形化を図ることができ、マイクロマニピュレータの
取付け自由度を向上できる利点がある。
【0039】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、応
答性に優れ、不要な振動を除去でき、確実性の高い操作
を可能にすると共に、装置の小型化,静粛化を図り得る
マイクロマニピュレータを提供できる。
答性に優れ、不要な振動を除去でき、確実性の高い操作
を可能にすると共に、装置の小型化,静粛化を図り得る
マイクロマニピュレータを提供できる。
【図1】本発明の一実施例に係るマイクロマニピュレー
タの平面図。
タの平面図。
【図2】図1に示すマイクロマニピュレータのA−A線
矢示断面図。
矢示断面図。
【図3】一実施例に係るマイクロマニピュレータを倒立
顕微鏡に適用した際の構成図。
顕微鏡に適用した際の構成図。
【図4】一実施例のマイクロマニピュレータに備えられ
た振動子の斜視図。
た振動子の斜視図。
【図5】図4に示す振動子の上面図。
【図6】上記振動子の駆動回路を示す図。
【図7】上記振動子の楕円運動を説明するための図。
1…固定枠、2a,2b…Y側固定ガイド、3a,3b
…X側固定ガイド、4…Y側可動ガイド、8…X側可動
ガイド、12…移動プレート、15…加圧バネ、16…
加圧プレート、17…振動子。
…X側固定ガイド、4…Y側可動ガイド、8…X側可動
ガイド、12…移動プレート、15…加圧バネ、16…
加圧プレート、17…振動子。
Claims (2)
- 【請求項1】 プレートと、このプレートを移動自在に
支持し、かつ互いに直交するX,Y方向にガイドするガ
イド手段と、前記X,Y方向を含む直交する3方向に伸
縮方向が向けられて配設された複数の圧電素子からな
り、前記プレートの一方の面に接触する自由端を有し、
当該自由端が電圧印加により楕円運動する振動子と、こ
の振動子の自由端の楕円運動方向及び運動量を指示する
ための操作部と、この操作部からの指示に応じて前記振
動子の各圧電素子に印加する電圧を発生する電圧印加手
段とを具備したことを特徴とするマイクロマニピュレー
タ。 - 【請求項2】 前記プレートは、前記ガイド手段により
支持された移動プレーと、前記X,Y方向への変位が規
制されたバネを介して前記移動プレートに支持され、か
つ前記バネによって前記振動子の自由端へ押圧された加
圧プレートとからなることを特徴とする請求項1記載の
マイクロマニピュレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12490392A JPH05323203A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | マイクロマニピュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12490392A JPH05323203A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | マイクロマニピュレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05323203A true JPH05323203A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14896966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12490392A Withdrawn JPH05323203A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | マイクロマニピュレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05323203A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005101088A3 (en) * | 2004-04-12 | 2006-06-08 | Applied Scient Instrumentation | Optical microscope including z-axis stage and piezoelectric actuator for rectilinear translation of z stage |
| US7098620B2 (en) | 2003-03-31 | 2006-08-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Minute object manipulating apparatus |
| JP2008114313A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Mitsutoyo Corp | マニピュレータ |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP12490392A patent/JPH05323203A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7098620B2 (en) | 2003-03-31 | 2006-08-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Minute object manipulating apparatus |
| WO2005101088A3 (en) * | 2004-04-12 | 2006-06-08 | Applied Scient Instrumentation | Optical microscope including z-axis stage and piezoelectric actuator for rectilinear translation of z stage |
| US7180662B2 (en) * | 2004-04-12 | 2007-02-20 | Applied Scientific Instrumentation Inc. | Stage assembly and method for optical microscope including Z-axis stage and piezoelectric actuator for rectilinear translation of Z stage |
| JP2008114313A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Mitsutoyo Corp | マニピュレータ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |