JPH05325877A - 光電子増倍管 - Google Patents
光電子増倍管Info
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- JPH05325877A JPH05325877A JP4136781A JP13678192A JPH05325877A JP H05325877 A JPH05325877 A JP H05325877A JP 4136781 A JP4136781 A JP 4136781A JP 13678192 A JP13678192 A JP 13678192A JP H05325877 A JPH05325877 A JP H05325877A
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- H01J43/04—Electron multipliers
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- Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)
Abstract
過率を向上させると共に、出力波形を均一化し、ひいて
はSN比を向上させることを目的としている。 【構成】 光電陰極2から放出された光電子を電子増倍
部3に導くための電子レンズ電極11を光電陰極2と密
閉容器1の光入射部分5との間に配置し、この電子レン
ズ電極の光入射部分5に対向する部分に開口11aを設
けたことを特徴とする。この開口11aにより、入射さ
れた光は散乱や吸収等を一切受けることなく、光電陰極
2に達する。
Description
ら入射するいわゆるサイドオン型の光電子増倍管に関
し、特に、光電子増倍管の出力波形の均一化、並びに、
SN比の向上に関するものである。
管を示している。この光電子増倍管は、一般にサイドオ
ン型と呼ばれているもので、透明な密閉容器であるガラ
スバルブ1の側面から測定対象の光が入射される。ガラ
スバルブ1を透過して入射した光が反射型光電陰極2の
光電面に当たると、その光電面から光電子が放出され、
複数段のダイノード3a〜3dから成る電子増倍部3に
送られる。光電子はこの電子増倍部3において順次増倍
され、この増倍された光電子は出力信号として陽極4で
収集される。
子を第1段のダイノード3aに導くために、ガラスバル
ブ1の光入射部分5と光電陰極2との間には格子電極6
が配置され、光電陰極2と同電位とされている。格子電
極6の型式には種々あり、細い導線を文字通り格子状に
配置したもの(図示しない)や、図9に示すように、2
本の支持棒6a,6bに1本の細い導線6cを螺旋状に
巻付けて構成したもの等がある。
光電子増倍管においては、光電陰極2の前面に格子電極
6を配置しているため、ガラスバルブ1を透過して光電
陰極2に入射される光の一部が格子電極6の導線6cに
より散乱・吸収を受け、入射光が均一であっても、光電
陰極2に到達しない光がある。一般的に、格子電極6の
透過率は75%のものが使われているので、25%は光
電陰極2に到達しないということになる。
沿って上方のa点か下方のb点に移動させながら照射し
た場合の、スポット光の位置と、収集電極である陽極4
の出力(相対値)とを示すグラフである。この図11に
おいて、出力は凹凸になっているが、凹部となる位置は
格子電極6の導線6cの位置に対応しており、透過率が
低下していることが判る。
ては、特開昭53−18864号公報及び特開昭55−
29989号公報に記載の解決手段が知られている。
は、図12にも示すように、前記の格子電極6の替わり
に、透明導電膜を表面に形成したガラス板7を用いると
いうものである。
収ないしは散乱によりロスが生ずるため、ガラスバルブ
1内にガラス板7を配置すると、光が2回ガラス材を透
過することになり、ロスが2倍となるという問題点があ
る。
光電陰極2の製造工程において、光電面作成用のアルカ
リ金属が図12の点線のように流れて光電面に到達させ
ていたのであるが、そのアルカリ金属の移動経路にガラ
ス板7を配置すると、アルカリ金属を均一に誘導するこ
とができず、均一な光電面を形成することが極めて困難
となる。
載の手段は、図13に示すように、格子電極6は使用す
るが、その導線6cで構成する格子密度を、光電陰極2
と結着されている部分の近傍部分6dは密とし、入射光
の多くが透過する部分6eは疎とするというものであ
る。
た場合、図9に記載の従来構成と比べた場合には透過率
は向上するが、それでもなお、格子電極6の導線6cが
障害となり透過率が低下するという問題は完全には解決
されていない。また、格子電極6の透過率が場所によっ
て違うことは、光の光電陰極2への透過率が場所によっ
て違うということであり、光電陰極2の感度の不均一性
が生じてしまう。
のであり、光電子増倍管に入射される光の透過率を向上
させると共に、出力波形を均一化し、ひいてはSN比を
向上させることを目的としている。
に、請求項1に記載の発明によれば、透光性の密閉容器
の光入射部分から入射した光を内部の反射型光電陰極に
当てて光電子を発生させ、複数段のダイノードから成る
電子増倍部で増倍して出力信号として収集する光電子増
倍管において、光電陰極から放出された光電子を電子増
倍部に導くための電子レンズ電極を光電陰極と光入射部
分との間に配置し、その電子レンズ電極の光入射部分に
対向する部分に開口を設けたことを特徴としている。
電子増倍管において、第1段のダイノードに隣接する位
置であって、光入射部分の一部に対向する位置に、光電
陰極から放出された光電子を電子増倍部に導くための電
子レンズ電極を配置したことを特徴としている。
テリシス特性の向上という要請があるため、密閉容器の
光入射部分の内壁面又は外壁面に透明な導電部を形成す
るのが好適である。
器の光入射部分との間に配置される電子レンズ電極に開
口を設けているため、光入射部分から入射された光は、
この電子レンズ電極の開口を通って光電陰極に達する。
従って、均一な入射光はそのままの状態で光電陰極に達
するため、陽極の出力も均一なものとなる。
ための電子レンズ電極は、光電陰極と密閉容器の光入射
部分との間であって、少なくとも第1段のダイノードに
隣接する部分に配置されていれば足りることが実験によ
り判明した。従って、電子レンズ電極の一部に開口を設
けても、或いは、請求項2に記載の発明のごとく、電子
レンズ電極を光入射部分の一部のみに対向することとし
ても、光電陰極からの光電子は電子増倍部に効率的に導
かれる。
対向して配置されている場合は、その他の部分からの入
射光は、何らの妨害も受けることなく、光電陰極に達す
る。
口を設けたり、当該電子レンズ電極を小さくすること
で、光電陰極から放出された光電子の一部が密閉容器の
光入射部分に達し、その部分を帯電する可能性がある。
このような帯電は出力にヒステリシスを生ずる原因とな
る。しかし、密閉容器の光入射部分の内壁面又は外壁面
に透明の導電部を形成した場合には、当該部分の抵抗が
低下されて帯電が防止され、よってヒステリシス現象を
防止することができる。
について詳細に説明する。なお、図中、先に示した従来
構成と同一又は相当部分には同一符号を用いることと
し、説明における「上下左右」は、図面の上下左右に基
づくものとする。
ゆるサイドオン型の光電子増倍管を示している。これら
の図において、符号1は、透光性の密閉容器であり、具
体的には、上下両端が閉鎖された透明な円筒形のガラス
バルブである。このガラスバルブ1の内部には、上下に
セラミック等の絶縁体基板8a,8bが設けられ、この
絶縁体基板8a,8bにて各種の電極が支持され、底部
からは口金9を介して端子10が外部に導出されてい
る。上下の絶縁体基板8a,8b間には、ガラスバルブ
1の光入射部分5に対して一定の角度をもって傾斜配置
された光電陰極2と、この光電陰極2から放出された光
電子を順次増倍するための複数段のダイノード3a〜3
dから成る電子増倍部3と、出力信号を収集する陽極4
とが支持されている。
2との間には、光電陰極2からの光電子を効率的に第1
段のダイノード3aに入射させるための電子レンズとし
ての電極(電子レンズ電極)11が配置されている。
尚、この実施例では、電子レンズ電極11は、上下の絶
縁体基板8a,8bにより支持されている支持棒12
a,12bに溶着されているが、これらの支持棒12
a,12bを用いずに、絶縁体基板8a,8bにより直
接支持されても良い。
り、図1に示すように、その中央部、即ち光入射部分5
に対向する部分には矩形の大きな開口11aが設けられ
ている。また、図1において開口11aの左側に位置す
る部分11bは、放物線形の小孔が縦方向に沿って多数
配列されたセル構造となっている。また、開口11aの
右側に位置する部分11cには、多数の矩形の小孔が縦
方向に沿って形成されている。
若しくは電子レンズとして最適化される電位とされてい
るので、光電陰極2から放出された光電子の大部分は、
図2の矢印で示すように、電子レンズ電極11により偏
向され電子増倍部3の第1段のダイノード3aに向か
う。光電陰極2からの光電子を効率的に第1段のダイノ
ード3aに入射させるためには、光電陰極2との接触部
分と、第1段のダイノード3aの外側縁部に隣接する部
分に、ある程度の幅の電極が配置されていれば十分であ
ることが各種の実験から判明している。そこで、電子レ
ンズ電極11の開口11aは、光電子の軌道を乱さない
程度の電極部分を残して可能な限り大きくすることが好
ましい。
状としては、図1及び図2に示すもの以外にも色々と考
えられる。例えば、図3の(a)に示すものは、左側の
セル構造部分11bを、右側のセル構造部分11cと同
様に矩形の小孔から形成したものである。また、左右の
セル構造部分11b,11cを、図3の(b)に示すよ
うに、蜂の巣構造としても良い。更に、図3の(c)に
示すように、左右のセル構造部分11b,11cを孔の
ない平板状とすることも可能である。更に、開口11a
を大きくする要請から、図4の(a)〜(c)に示すよ
うに、左側の部分11bを支持棒12aと溶接するのに
十分な幅まで短縮しても良い。この場合、左側部分11
bにはセル構造は形成されない。
極11については、光電子を偏向させる機能は実質的に
右側部分11cのみに依存する。このことから、電子レ
ンズ電極11の上下の部分11d,11e及び左側部分
11bを取り除いても、作用は図4の(a)〜(c)に
示すものとほぼ同じとなることが判る。従って、図5に
示すように、電子レンズ電極11′を2本の電極棒から
構成し、これを、第1段のダイノード3aに隣接する位
置であって、ガラスバルブ1の光入射部分5の一部に対
向する位置に配置しても良い。更に、図6に示すよう
に、図5と同位置に、平板状の電子レンズ電極11″を
配置しても、光電陰極2からの光電子の大部分は第1段
のダイノード3aに入射される。
ズ電極11、又は、第1段のダイノード3a側のみに配
置される幅の狭い電子レンズ電極11′,11″を用い
ることにより、ガラスバルブ1の光入射部分5に対向す
る部分は広く開放される。従って、光入射部分5から入
射した光は、散乱や吸収等を受けることなく、入射した
状態で光電陰極2に達する。従って、例えば図1のA−
A面に沿ってa点からb点に沿ってスポット光を照射し
た場合、図7に示すように、陽極4から取り出される出
力信号の波形は均一なものとなる。このように出力信号
の均一性が保たれること、並びに、この電子レンズ電極
11,11′,11″において光のロスはなくなること
で、光電子増倍管のSN比も向上される。
電極6には、電子レンズとしての役割の他に、ヒステリ
シス特性を向上させるための役割もある。ここで、ヒス
テリシスとは、光電子増倍管にパルス光を入射したと
き、出力信号が急激に立ち上がらずに、徐々に立ち上が
って安定するという現象をいう。このヒステリシスは、
ガラスバルブ1の光入射部分5に光電陰極2からの光電
子が衝突してその部分を帯電し、その部分の電位が不安
定となって光電子の軌道に影響を与えるものと考えられ
ている。よって、従来の格子電極6は、導線6cを光電
陰極2の前面全体に張り巡らすことで、光電陰極2から
光入射部分5に向かう光電子を遮ることとしている。
極11に大きな開口11aが設けられているため、光電
子の一部がガラスバルブ1の光入射部分5に達する可能
性がある。そこで、本発明では、図8に示すように、ガ
ラスバルブ1の光入射部分5の内壁面に透明な導電部1
3を形成することとした。この導電部13の形成により
当該部分の抵抗値が低下するため、光電陰極2から光電
子が電子レンズ電極11の開口11aを通ってガラスバ
ルブ1の内壁面に達しても、その部分は殆ど帯電しな
い。従って、ガラスバルブ1の光入射部分5の電位が安
定され、ヒステリシス特性が向上される。
ることができるが、クロムをガラスバルブ1の内壁面に
蒸着させることで形成するのが好適である。クロムの蒸
着膜は98%の高透過率を有するので、そこを透過する
光のロスは極めて少ないものとなる。
電を防止するには、透明な導電部5をガラスバルブ1の
外壁面に形成しても、同様な効果を奏することができ
る。
口を有する電子レンズ電極又は第1段のダイノード側の
みに配置される幅の狭い電子レンズ電極を用いているの
で、密閉容器の光入射部分から入射される光は、散乱や
吸収等されずに、入射した時の状態で光電陰極に達す
る。従って、従来のように格子電極やガラス板が介在さ
れているものに比して、光電変換効率が格段に向上され
る。
り遮断されるというようなこともないので、均一な出力
信号波形が得られ、SN比も向上される。
な導電部を形成し、密閉容器の抵抗値を低下させること
で、光電陰極から密閉容器に流れる光電子による帯電が
防止され、ヒステリシスを抑制することができる。
面図である。
電子増倍管に適用可能な電子レンズ電極の変形例を示す
正面図である。
電子増倍管に適用可能な電子レンズ電極の更に別の変形
例を示す正面図である。
れた本発明による光電子増倍管を示す、図2と同様な断
面図である。
本発明による光電子増倍管を示す水平断面図である。
のそのスポット光の位置と出力との関係を示すグラフで
ある。
管を示す水平断面図である。
合のそのスポット光の位置と出力との関係を示すグラフ
である。
図である。
図である。
子増倍部、3a〜3d…ダイノード、4…陽極、5…光
入射部分、11,11′,11″…電子レンズ電極、1
1a…開口、13…導電部。
Claims (4)
- 【請求項1】 透光性の密閉容器の光入射部分から入射
した光を内部の反射型光電陰極に当てて光電子を発生さ
せ、複数段のダイノードから成る電子増倍部で増倍して
出力信号として収集する光電子増倍管において、前記光
電陰極から放出された光電子を前記電子増倍部に導くた
めの電子レンズ電極を前記光電陰極と前記光入射部分と
の間に配置し、該電子レンズ電極の前記光入射部分に対
向する部分に開口を設けたことを特徴とする光電子増倍
管。 - 【請求項2】 透光性の密閉容器の光入射部分から入射
した光を内部の反射型光電陰極に当てて光電子を発生さ
せ、複数段のダイノードから成る電子増倍部で増倍して
出力信号として収集する光電子増倍管において、第1段
の前記ダイノードに隣接する位置であって、前記光入射
部分の一部に対向する位置に、前記光電陰極から放出さ
れた光電子を前記電子増倍部に導くための電子レンズ電
極を配置したことを特徴とする光電子増倍管。 - 【請求項3】 前記密閉容器の前記光入射部分の内壁面
に透明な導電部を形成したことを特徴とする請求項1又
は2記載の光電子増倍管。 - 【請求項4】 前記密閉容器の前記光入射部分の外壁面
に透明な導電部を形成したことを特徴とする請求項1又
は2記載の光電子増倍管。
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