JPH05326194A - グリッド付高周波電子銃 - Google Patents

グリッド付高周波電子銃

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JPH05326194A
JPH05326194A JP4148132A JP14813292A JPH05326194A JP H05326194 A JPH05326194 A JP H05326194A JP 4148132 A JP4148132 A JP 4148132A JP 14813292 A JP14813292 A JP 14813292A JP H05326194 A JPH05326194 A JP H05326194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high frequency
grid
cathode
gun
electron
Prior art date
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Pending
Application number
JP4148132A
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English (en)
Inventor
Osamu Azuma
修 東
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IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd filed Critical Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型でかつ放射線量の少ない高周波電子銃を
実現する。 【構成】 ガン空洞12の一端部にカソード16および
グリッド40を配設する。ガン空洞12内には側面から
駆動用高周波信号を供給する。グリッド40は接地電位
に対して負にバイアスされた高周波電位を与える。グリ
ッド40を設けたことにより、カソード16からは高周
波のピーク付近にバンチされた電子ビーム43が出射さ
れる。したがって、後段のバンチャーは小型でよく、ま
た軌道を外れて内壁面に衝突する電子ビームは少ないの
で放射線の発生も少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高周波を利用して電子
ビームを出射するグリッド付高周波電子銃(RFガン)
に関し、小型化および放射線量の減少を図ったものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高周波電子銃は、例えばリニアック(線
型加速器)に入射する電子ビームの発生源として利用さ
れる。従来の高周波電子銃を図2に示す。この高周波電
子銃10は円形のガン空洞12を有している。ガン空洞
12の一端部には、その中心軸上にカソード16が配設
され、他端部には出射ポート18が形成されている。ま
た側面には、高周波供給用ポート20が形成され、これ
に導波管22が装着されている。
【0003】この高周波電子銃10は、導波管22から
供給される高周波によりガン空洞12内に高周波電界が
形成され、カソード16で発生された熱電子はこの高周
波電界で引き出され、加速されて、電子ビーム19とし
て出射ポート18から出射される。
【0004】従来の高周波電子銃10のシステム系統図
を図3に示す。従来の高周波電子銃10は、相対論的エ
ネルギ(約1MeV 程度)で使用されるもので、クライス
トロン24から発生する高周波信号を導波管22を介し
て高周波電子銃10のガン空洞および線型加速器に供給
する。高周波電子銃10から出射される電子ビーム19
のエネルギは広がりを持っているため、不要なエネルギ
を除去する必要がある。しかし、この電子ビーム19は
相対論的エネルギに達しているため、バンチャーを用い
ることができず、偏向電磁石を用いたフィルタ28で偏
向させることにより、不要なエネルギの電子ビームを除
去する。フィルタ28から出射される電子ビーム19は
線型加速器26において高周波信号で加速される。
【0005】高周波電子銃以外の形式の電子銃として三
極管形電子銃がある。これは、カソードとアノードを対
向させて、カソードの前方にグリッドを配設して、この
グリッドにカソードに対し正のパルス電圧を印加するこ
とにより、カソードの電子をアノードまで引き出して電
子ビームとして出射させるものである。
【0006】三極管形電子銃のシステム系統図を図4に
示す。高圧ステーション32と三極管形電子銃34で高
圧部30を構成し、電子銃電源36の電圧を高圧ステー
ション32を介し電子銃34のカソード・アノード間に
印加する。電子銃34から出射される電子ビーム35の
エネルギは非相対論的エネルギ(100keV 程度が多
い。)であり、これをバンチャー38でバンチングして
線型加速器26に入射する。クライストロン24はバン
チャー38および線型加速器26に駆動用高周波信号を
供給する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図3の高周波電子
銃10によれば、フィルタ28が偏向電磁石を利用して
構成されるので大型になる欠点があった。また、このフ
ィルタ28では不要なエネルギの電子ビームを軌道から
外してビームダクト内壁に衝突させることにより除去す
るので、この時多くの放射線が外部に出る欠点があっ
た。また、この高周波電子銃10では加速電場が正の半
サイクルの間カソード16から電子放出があるが、同サ
イクルの最後でカソード16から放出された電子ビーム
19は、ガン空洞12を通過中加速電場が反転し、カソ
ード16の方向に戻るように加速され、カソード面を叩
くので(バックボンバード)、カソード16の寿命を縮
める欠点があった。
【0008】また、図4の三極管形電子銃によれば、電
子銃電源36および高圧ステーション32が必要なので
大型になる欠点があった。また、電子銃34からはカソ
ード・アノード間に高電圧が印加されており、かつ、グ
リッドにカソードに対し正のパルス電圧が印加されてい
る間電子ビーム19が出射されるが、バンチャー38で
はそのうちの一部だけをバンチングして出射するので、
残りの部分は軌道を外れてバンチャー38の内壁面に衝
突して消滅することになり、多くの放射線が外部に出る
欠点があった。
【0009】この発明は、前記従来の技術における欠点
を除去して、小型でかつ放射線量の少ない高周波電子銃
を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、ガン空洞
と、このガン空洞内に加速用高周波信号を供給する加速
用高周波供給部と、前記ガン空洞内に配設されたカソー
ドと、前記カソードから前記加速用高周波信号による高
周波電界で引き出される電子ビームを前記ガン空洞から
出射させる出射ポートと、前記カソードの前方に配設さ
れたグリッドと、このグリッドに前記カソードの接地電
位に対して負にバイアスされたグリッド用高周波信号を
与えるグリッド用高周波供給部とを具備してなり、非相
対論的エネルギの電子ビームを出射することを特徴とす
るものである。
【0011】
【作用】この発明によれば、グリッドにカソードの接地
電位に対して負にバイアスされた高周波電位を与えるこ
とにより、カソードからは加速電場の正の半サイクルよ
りも狭い範囲(例えば1/6サイクル)で電子ビームが
出射される。したがって、すでにある程度バンチされた
状態で電子ビームが出射されるので、バンチャーは小型
でよく、従来の高周波電子銃のフィルタ28も不要なの
でシステム全体を小型に構成することができる。また、
狭い範囲で電子ビームが出射されるので、バンチャー内
で軌道を外れる電子ビームは少なく、ほとんどの電子ビ
ームを捕獲して加速できるので、放射線の発生も少なく
できる。なお、負のバイアスだけでも電子を引き出すこ
とができるが、この発明のように負のバイアスに高周波
を乗せた場合、より効果的に電子ビームを引き出すこと
ができる。
【0012】
【実施例】この発明の高周波電子銃の一実施例を図1に
示す。この高周波電子銃1は円形のガン空洞12を有し
ている。ガン空洞12の一端部には、その中心軸上にカ
ソード16が配設され、他端部には出射ポート18が形
成されている。カソード16の前方にはグリッド40が
配設され、このグリッド40にはグリッド用高周波供給
部42によってカソード16の接地電位に対して負にバ
イアスされた高周波電位が与えられている。また側面に
は、高周波供給用ポート20が形成され、これに導波管
22が装着されている。
【0013】この高周波電子銃10は、導波管22から
供給される高周波によりガン空洞14内に高周波電界が
形成され、カソード16で発生された熱電子はこの高周
波電界で引き出され、加速されて、電子ビーム43とし
て出射ポート18から出射される。
【0014】高周波電子銃1のシステム系統図の一例を
図5に示す。この高周波電子銃1は、非相対論的エネル
ギ(100KeV 程度が多い。)で使用されるもので、ク
ライストロン24から発生する高周波信号を導波管22
を介して高周波電子銃1のガン空洞、バンチャー39お
よび線型加速器26に供給する。
【0015】高周波電子銃1のカソード16の表面の電
場は、供給される高周波信号により図6(a)のように
正弦波状に変化するが、カソード16からの放出電流
(電子ビーム43)は、カソード16の前方に図6
(b)のように負にバイアスされた高周波電位が付与さ
れたグリッド40が配設されているため、図6(c)に
示すように正弦波の正のピーク付近でしか出射されな
い。つまりグリッド40が無い場合は図6(c)に点線
で示すように、正弦波の半周期にわたって出射されてし
まうが、グリッド40を設けることにより出射期間をこ
れよりはるかに短期間にすることができる。したがっ
て、電子ビーム43はある程度バンチされた状態で高周
波電子銃1から出射される。なお、電子ビーム43を出
射する期間はグリッド16のバイアス電位によって調節
することができ、負方向に深くするほど出射期間を短く
することができる。図6(c)では60°(1/6〜サ
イクル)の場合を示している。
【0016】図5において、高周波電子銃1から出射さ
れた電子ビーム43は、バンチャー39でバンチングさ
れる。電子ビーム43は上述のようにある程度バンチン
グされた状態でバンチャー39に入射されるので、バン
チャー39は前記図4の従来の三極管形電子銃のバンチ
ャー38に比べて小型でよく、また、バンチャー39内
で軌道を外れる電子ビーム43は少なく、ほとんどの電
子ビーム43を捕獲して加速できるので、放射線の発生
も少なくできる。
【0017】また、前記図3の従来の高周波電子銃にお
けるフィルタ28は不要なので装置を小型化でき、しか
もフィルタ38で不要なエネルギの電子ビームを除去す
る際の放射線の発生もない。
【0018】バンチャー39から出射された電子ビーム
43は、線型加速器26に入射される。線型加速器26
内の電子ビーム43は、図6(d)のようにバンチング
されている。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、グリッドにカソードの接地電位に対して負にバイア
スされた高周波電位を与えることにより、カソードから
は加速電場の正の半サイクルよりも狭い範囲(例えば1
/6サイクル)で電子ビームが出射される。したがっ
て、すでにある程度バンチされた状態で電子ビームが出
射されるので、バンチャーは小型でよく、従来の高周波
電子銃のフィルタ28も不要なのでシステム全体を小型
に構成することができる。また、狭い範囲で電子ビーム
が出射されるので、バンチャー内で軌道を外れる電子ビ
ームは少なく、ほとんどの電子ビームを捕獲して加速で
きるので、放射線の発生も少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高周波電子銃のガン構造の一実施例
を示す断面図である。
【図2】従来の高周波電子銃のガン構造の一例を示す断
面図である。
【図3】図2の高周波電子銃のシステム系統図である。
【図4】三極管形電子銃のシステム系統図である。
【図5】図1の高周波電子銃のシステム系統の一例を示
す図である。
【図6】図1、図5の実施例の動作を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
1 グリッド付高周波電子銃 12 ガン空洞 16 カソード 18 出射ポート 20 高周波供給用ポート(高周波供給部) 40 グリッド 42 グリッド用高周波供給部 43 電子ビーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガン空洞と、 このガン空洞内に加速用高周波信号を供給する加速用高
    周波供給部と、 前記ガン空洞内に配設されたカソードと、 前記カソードから前記加速用高周波信号による高周波電
    界で引き出される電子ビームを前記ガン空洞から出射さ
    せる出射ポートと、 前記カソードの前方に配設されたグリッドと、 このグリッドに前記カソードの接地電位に対して負にバ
    イアスされたグリッド用高周波信号を与えるグリッド用
    高周波供給部とを具備してなり、 非相対論的エネルギの電子ビームを出射することを特徴
    とするグリッド付高周波電子銃。
JP4148132A 1992-05-14 1992-05-14 グリッド付高周波電子銃 Pending JPH05326194A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4148132A JPH05326194A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 グリッド付高周波電子銃

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JP4148132A JPH05326194A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 グリッド付高周波電子銃

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JPH05326194A true JPH05326194A (ja) 1993-12-10

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JP4148132A Pending JPH05326194A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 グリッド付高周波電子銃

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