JPH0532748A - 光硬化型樹脂組成物 - Google Patents

光硬化型樹脂組成物

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JPH0532748A
JPH0532748A JP3189940A JP18994091A JPH0532748A JP H0532748 A JPH0532748 A JP H0532748A JP 3189940 A JP3189940 A JP 3189940A JP 18994091 A JP18994091 A JP 18994091A JP H0532748 A JPH0532748 A JP H0532748A
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JP
Japan
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meth
acrylate
resin composition
photocurable resin
oligomer
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JP3189940A
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Inventor
Yoichiro Kamei
洋一郎 亀井
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強靱で、柔軟性と耐候性との両方に優れた硬
化膜を形成する光硬化型樹脂組成物を提供する。 【構成】 テトラメチルキシリレンジイソシアネートと
二官能性ポリテトラメチレングリコールとを反応させ、
これに2−ヒドロキシエチルアクリレートを反応させて
末端にアクリロイル基を有するウレタンアクリレートオ
リゴマーを得る。このオリゴマーに、テトラヒドロフル
フリルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、例えばAのようなモル吸光係数曲線を示す光重合
開始剤(メチルフェニルグリオキシレート)を混合して
光硬化型樹脂組成物を調製する。好ましくは、これに例
えばBのようなモル吸光係数曲を示す紫外線吸収剤〔2
−(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール〕を混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光を照射すると硬化
して、強靱で、柔軟性と耐候性に優れた硬化膜を形成す
る光硬化型樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリイソシアネートとポリエーテルポリ
オールと水酸基を有するアクリレートとを反応させて得
られるウレタンアクリレートオリゴマーと、これと相溶
性のあるアクリル系モノマーと、光重合開始剤とからな
る光硬化型樹脂組成物は知られている(例えば、特開昭
61−281051号公報参照)。
【0003】従来、この種の光硬化型樹脂組成物にあっ
ては、柔軟性と耐候性との両方に優れた組成物は見出さ
れていない。すなわち、硬化膜の柔軟性を重視すると耐
候性が低下し、逆に硬化膜の耐候性を重視すると柔軟性
が低下するものとなる。どちらかというと、耐候性が充
分でないものが多い。
【0004】例示の先行技術に開示されている光硬化型
樹脂組成物は、光ファイバーの一次被覆(内層)に用い
られる。この樹脂組成物から形成される硬化膜は、その
柔軟性は良好であるが、耐候性が充分でない。すなわ
ち、耐候性はあまり重視されていないのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の光硬化型樹脂
組成物は、主に塗料、被覆剤、接着剤として屋外で使用
されることが多く、被塗布物の収縮・膨張に追随する柔
軟性と耐候性の両方に優れた強靱な硬化膜を形成する光
硬化型樹脂組成物が要望されている。したがって、この
発明は、強靱で、柔軟性と耐候性との両方に優れた硬化
膜を形成する光硬化型樹脂組成物を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明者は、上記の課
題を解決しようとして、ポリイソシアネートとポリオー
ルとの組み合わせ、及びウレタンアクリレートオリゴマ
ーに加えるアクリル系モノマーについて種々検討した。
【0007】その結果、ポリイソシアネートがテトラメ
チルキシリレンジイソシアネートを含み、ポリオールが
ポリオキシアルキレングリコールを含み、さらにアクリ
ル系モノマーが、好ましくは単官能性のアクリレートモ
ノマーを含むときに、強靱で、柔軟性と耐候性との両方
に優れた皮膜を生成する光硬化型樹脂組成物が得られる
ことを見出した。
【0008】すなわち、この発明の光硬化型樹脂組成物
は、テトラメチルキシリレンジイソシアネートを含むポ
リイソシアネートと、ポリオキシアルキレングリコール
を含むポリオールと、活性水素及び(メタ)アクリロイ
ル基を有するモノマーとを反応させて得られる末端に
(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アク
リレートオリゴマーと、このオリゴマーと相溶性のある
(メタ)アクリレートモノマーと、光重合開始剤とから
なることを特徴としている。
【0009】ここで、(メタ)アクリロイル基、(メ
タ)アクリレートという表現は、アクリロイル基及びメ
タアクリロイル基の双方、アクリレート及びメタアクリ
レートの双方を含ませるために用いられており、以下の
記載においても同様に双方を含むものとする。
【0010】この発明に用いるウレタン(メタ)アクリ
レートオリゴマーは、特定のポリイソシアネートと、特
定のポリオールと、活性水素及び(メタ)アクリロイル
基を有するモノマーの三成分を反応させて得られる。こ
のオリゴマーは、ウレタン型の骨格の末端に(メタ)ア
クリロイル基を有し、その分子量は、一般に数百ないし
数千である。
【0011】このオリゴマーの製造において、ポリイソ
シアネートとして、テトラメチルキシリレンジイソシア
ネートを用いることが必要である。このテトラメチルキ
シリレンジイソシアネート(TMXDI)は、オルト
体、メタ体、パラ体があるが、いずれも使用できる。一
般的には、メタ体及びパラ体が使用される。
【0012】なお、このテトラメチルキシリレンジイソ
シアネートに、例えばイソホロンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネートなどの他のポリイソシア
ネートを混合して用いることができる。これら他のポリ
イソシアネートを混合する場合は、その混合量は50重
量%以下とするのが好ましい。
【0013】また、ポリオールとして、ポリオキシアル
キレングリコールを用いることが必要である。これはポ
リエーテルポリオールと呼ばれる。このポリオキシアル
キレングリコールは、アルキレンの炭素数が2〜4が好
ましく、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリブチレンングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール、及びこれ等二種以上の共重合体、例えば
エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合
体等が用いられる。
【0014】このポリオキシアルキレングリコールは二
官能であるが、三官能以上のものの混合物として用いる
ことができる。この官能基の数は、ポリオキシアルキレ
ングリコールの合成の際に使用する開始剤によって決ま
り、このような開始剤を用いる合成法はよく知られてい
る。例えば、三官能のものを合成するには、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン等の三官能アルコールを開
始剤として用いる。
【0015】なお、上記のポリオキシアルキレングリコ
ールに、他のポリオール、例えばポリエステルポリオー
ル、ポリオレフィンポリオール、ポリブタジエンポリオ
ール、ポリカーボネートポリオール、シロキサンポリオ
ール、チオエーテルポリオール、アルキレンポリオール
を混合して用いることができる。これら他のポリオール
を混合する場合は、その混合量は50重量%以下とする
のが好ましい。
【0016】また、活性水素及び(メタ)アクリロイル
基を有するモノマーとしては、水酸基を持っている2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートや2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレートのようなヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリレート類とその変成物、カルボキ
シル基を持っている(メタ)アクリル酸とその変成物が
用いられる。
【0017】この発明で用いるウレタン(メタ)アクリ
ートオリゴマーは、上記の三成分の化合物から常法によ
り、例えば、次のような手順で合成される。第1の方法
は、まず、ポリイソシアネートとポリオールとを反応さ
せて、末端にイソシアネート基を有するウレタンオリゴ
マーを作り、これに活性水素及び(メタ)アクリロイル
基を有するモノマーを反応させることにより得ることが
できる。
【0018】第2の方法は、まず、ポリイソシアネート
と活性水素及び(メタ)アクリロイル基を有するモノマ
ーを反応させて、イソシアネート基と(メタ)アクリロ
イル基を有する化合物を作り、これにポリオールを反応
させることにより得ることができる。
【0019】この場合、ポリオールのモル数を(a) 、ポ
リイソシアネートのモル数を(b) 、活性水素及び(メ
タ)アクリロイル基を有するモノマーのモル数を(c) と
した場合、そのモル比は、一般に、(a) /(c) =0.5 〜
2、〔2(a) +(c) 〕/2(b)=0.8 〜1.2 の関係を満
足するように用いられ合成される。
【0020】この発明では、上記のような方法で得られ
るウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーに、これと
相溶性を有する(メタ)アクリル酸エステルが混合され
る。この(メタ)アクリル酸エステルは、主に硬化膜の
柔軟性や強靱性の改善及び組成物の粘度調節に用いら
れ、この発明では必要である。
【0021】この場合、単官能の(メタ)アクリル酸エ
ステルを用いると、一般に硬化膜の柔軟性が向上する。
また、多官能性の(メタ)アクリル酸エステルを用いる
と、一般に硬化膜の強靱性が向上する。この発明では、
強靱で柔軟性と耐候性の両方を問題にしているので、単
官能(メタ)アクリル酸エステル単独か、或いはこれに
多官能(メタ)アクリレート混合して用いるのが好まし
い。多官能(メタ)アクリレート混合するときは、その
混合量は70重量%以下とされる。
【0022】このような(メタ)アクリル酸エステル
は、ウレタン(メタ)アクリートオリゴマー100重量
部に対して、一般に20〜200重量部の範囲で混合さ
れる。20重量部より少ないと、組成物の粘度が高すぎ
て取扱いにくくなり、また硬化膜が硬くなる等の問題が
でる。逆に、200重量部より多いと、硬化膜の強靱性
が低下する等の問題がでる。
【0023】単官能性(メタ)アクリレートとしては、
メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレ
ート、オクチル(メタ)アクリレート等の脂肪族系モノ
マー;メトキシメチル(メタ)アクリレート、カルビト
ール(メタ)アクリレート等のエーテル系モノマー;シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフル
フリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)ア
クリレート、フェノキシ(メタ)アクリレート等の環状
モノマー;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基を
有するモノマー;その他2−アクリロイルオキシエチル
コハク酸、2−アクリロイルオキシエチルアシッドフォ
スフェート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト等が用いられる。
【0024】これらの中でも、環状モノマー、エーテル
系モノマー、水酸基を有するモノマーが、硬化膜の強靱
性、柔軟性、耐候性の観点から好ましい。多官能(メ
タ)アクリレートとしては、ヘキサンジオール(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート等が用いられる。
【0025】さらに、この発明では、光重合開始剤が混
合される。光重合開始剤としては、光によりラジルを生
成するラジカル型の公知のものがいずれも使用できる。
ラジカル型の光重合開始剤は、化学構造からいうとアセ
トフェノン系、ベンゾイン系、ベンゾフェノン系、チオ
キサントン系のものが多く、そのほかアシルホスフィン
オキサイド、グリオキシエステル、ジケトン等も用いら
れる。このような光重合開始剤はよく知られている。
【0026】この光重合開始剤は、ウレタン(メタ)ア
クリレートオリゴマーと(メタ)アクリレートモノマー
との合計量100重量部に対して、一般に0.1 〜10重
量部の範囲で混合される。0.1 重量部より少ないと、組
成物の硬化性が悪くなる。逆に、10重量部より多い
と、組成物の硬化性が悪くなるととともに硬化膜が着色
する等の問題がでる。こうして、この発明の光硬化型樹
脂組成物が得られる。
【0027】さらに、上記の光硬化型樹脂組成物に紫外
線吸収剤を添加すると、耐候性をより一層向上させるこ
とができる。紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリ
アゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸系、シアノ
アクリレート系のものが用いられる。このような紫外線
吸収剤はよく知られている。紫外線吸収剤は、上記の組
成物に対して、一般に0.01〜5重量部の範囲で添加され
る。
【0028】この場合、これ等の紫外線吸収剤によって
光重合開始剤の活性化が阻害されないように、光重合開
始剤と紫外線吸収剤との組み合わせが選定される。その
選定の方法の一例を述べると、次の通りである。
【0029】光重合開始剤と紫外線吸収剤は、それぞれ
のモル吸光係数と波長との関係から選定される。すなわ
ち、光重合開始剤のモル吸光係数が10以上である波長
領域と、紫外線吸収剤のモル吸光係数が1000以下で
ある波長領域とが、光の波長430nm以下の範囲での
み重なり合うように選定される。
【0030】ここで、モル吸光係数とは、溶液について
のランバート・ベールの式log(I0 /I)=εcd
によって定められるε(M-1cm-1)の値を指している。
但し、Iは透過光の強度、I0 は純溶媒の透過光の強
度、cはモル濃度(M)、dは溶液層の厚み(cm)を表
している。εは物質と波長だけによって定まる定数であ
る。
【0031】上記のような選定において、波長領域が重
なり合うというのは、次のような状態を意味する。図1
は、光重合開始剤と紫外線吸収剤のそれそれを溶剤に溶
解して溶液とし、この溶液に色々な波長の光をあてて透
過してくる透過光の強度Iを測定し、この測定値Iを上
記の式に入れて作成したグラフで、光重合開始剤と紫外
線吸収剤のモル吸光係数が光の波長とともに変化する関
係を模型的に示している。
【0032】図1において、光重合開始剤は曲線Aで示
すようなモル吸光係数を持ち、紫外線吸収剤は曲線Bで
示すようなモル吸光係数を持っているとする。曲線Aの
モル吸光係数εA が10となる波長xと、曲線Bのモル
吸光係数εB が1000となる波長yとの間で、yがx
よりも小さいという関係にあれば、両波長領域はy<λ
<xの波長領域で重なり合うというのである。
【0033】光重合開始剤のモル吸光係数が10以上で
ある波長領域と、紫外線吸収剤のモル吸光係数が100
0以下である波長領域とが、光の波長430nm以下の
範囲でのみ重なり合うように選定される。ここで、43
0nmは、この発明者が紫外線を基準として、実験によ
って設定した境界の波長である。
【0034】その中でも、重なり合う波長領域は410
nm以下であることが望ましい。また、重なり合う波長
領域は280nm以上であることが望ましい。その理由
は、280nm以下の波長の光は、樹脂成分に吸収され
るため表層付近の硬化には活用されても、内部の硬化に
は活用されないからである。
【0035】この発明の光硬化型樹脂組成物には、その
他必要に応じて種々の配合剤を添加することができる。
例えば、さらに優れた耐候性を得るために、フェノール
系、アミン系、リン系、イオウ系の酸化防止剤やヒンダ
ートアミン系の光安定剤を添加することができる。ま
た、レベリング剤、増粘剤、充填剤、着色剤等を添加す
ることができる。
【0036】この発明の光硬化型樹脂組成物を、塗料、
被覆剤、接着剤として使用する場合は、刷毛塗り、流し
塗り、浸漬など各種の公知方法で塗布した後、これに光
を照射して硬化させる。また、適当な離型性の板等に塗
布した後、これに光を照射して硬化させ、硬化膜を剥ぎ
取ることによって、シート状に成形することもできる。
【0037】光を照射して硬化させるための光源として
は、おおむね250〜450nmの波長の光を発するも
のであればよい。例えば、高圧又は超高圧水銀ランプ、
メタルハライドランプ、蛍光ランプ、キセノンランプ、
太陽光等いずれも使用することができる。紫外線吸収剤
を添加している場合は、前述した両波長領域の重なり合
う波長範囲の光を豊富に発する光源を用いることが好ま
しい。
【0038】この光硬化型樹脂組成物は、塩化ビニル系
樹脂等の合成樹脂に対して優れた密着性を示すが、さら
に種々の材料に対する密着性を向上させるためには、下
塗りのプライマーが用いられる。
【0039】この場合、プライマーとして、単官能(メ
タ)アクリレートモノマー単独或いはこれに多官能(メ
タ)アクリレートモノマーを混合した(メタ)アクリレ
ートモノマーを主成分とし、これに光重合開始剤を添加
してなるプライマーを用い、このプライマーを塗布した
後、このプライマーが粘着性を持つ程度に光を照射して
反応させる。そして、その上にこの発明の光硬化型樹脂
組成物を塗布し、光を照射して硬化させる方法が好適で
ある。
【0040】なお、ガラスや陶器、アルミや鉄のような
無機質の材料に対しては、(メタ)アクリロキシアルコ
キシシラン等のシランカップリング剤を成分として含む
ようなプライマーを用いるのが好ましい。この場合は、
プライマーを加熱硬化させた後、その上にこの発明の光
硬化型樹脂組成物を塗布し、光を照射して硬化させる。
【0041】
【作用】この発明において、テトラメチルキシリレンジ
イソシアネートを含むポリイソシアネートと、ポリオキ
シアルキレングリコールを含むポリオールと、活性水素
及び(メタ)アクリロイル基を有するモノマーとを反応
させて得られる末端に(メタ)アクリロイル基を有する
ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを使用する
と、光と光重合開始剤の作用により共重合して硬化し、
強靱で耐候性と柔軟性の両方が改善された硬化膜が形成
される。この場合、テトラメチルキシリレンジイソシア
ネートが耐候性の改善に寄与し、ポリオキシアルキレン
グリコールが柔軟性の改善に寄与しているものと考えら
れる。
【0042】また、上記のウレタン(メタ)アクリレー
トオリゴマーに、このオリゴマーと相溶性のある(メ
タ)アクリレートモノマーが混合されると、このモノマ
ーが光と光重合開始剤の作用により上記のオリゴマーと
共重合して硬化し、硬化膜の柔軟性或いは強靱性をより
一層改善する。
【0043】さらに、紫外線吸収剤を添加した場合は、
この紫外線吸収剤の作用により、上記の強靱性と耐候性
と柔軟性の改善に加えて、より一層耐候性が改善された
硬化膜が形成される。
【0044】
【実施例】以下、この発明の実施例及び比較例を示す。実施例1 テトラメチルキシリレンジイソシアネート(分子量24
4)440gと、分子量3000の二官能性ポリテトラ
メチレングリコール2700gとを、80℃で10時間
反応させた。これに2−ヒドロキシエチルアクリレート
(分子量116)209gを加え、さらに10時間反応
させてウレタンアクリレートオリゴマーを得た。
【0045】このウレタンアクリレートオリゴマー10
0gに、テトラヒドロフルフリルアクリレート30g、
2−ヒドロキシプロピルアクリレート30g、光重合開
始剤としてメチルフェニルグリオキシレート1.6 g、酸
化防止剤として2,6−ジ−t−ブチル−p−ヒドロキ
シトルエン(BHT)0.3 gを加え、混合溶解して光硬
化型樹脂組成物を調製した。
【0046】この光硬化型樹脂組成物をガラス板上に
0.5mmの厚さに流延し、80W/cmの高圧水銀ランプ
で30秒間照射して、硬化膜を得た。この硬化膜は、1
80度の角度に折り曲げても割れることはなく、柔軟且
つ強靱であった。さらに、上記の硬化膜を、サンシャイ
ンウエザロメーターを用いて400時間暴露し、JIS
K 7103に記載の方法により黄変度(ΔYI)を測
定した。その黄色度(ΔYI)は10であり、優れた耐
候性を示した。
【0047】実施例2 実施例1で調製した光硬化型樹脂組成物に、紫外線吸収
剤として2−(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール0.4 gを添加混合した。それ以外は
実施例1と同様に行った。この場合も、硬化膜は、18
0度の角度に折り曲げても割れることはなく、柔軟且つ
強靱であった。また、黄変度(ΔYI)は1であり、極
めて優れた耐候性を示した。
【0048】なお、上記紫外線吸収剤は、図1のBのモ
ル吸光係数曲線を示し、波長381nm以上の範囲でモ
ル吸光係数が1000以下である。また、光重合開始剤
(メチルフェニルグリオキシレート)は、図1のAのモ
ル吸光係数曲線を示し、波長398nm以下、280n
m以上の範囲でモル吸光係数が10以上である。
【0049】したがって、この紫外線吸収剤のモル吸光
係数が1000以下である波長領域と、光重合開始剤の
モル吸光係数が10以上である波長領域とは、381n
mないし398nmの波長範囲で重なり合うものであ
る。
【0050】比較例1 実施例1で用いたテトラメチルキシリレンジイソシアネ
ート(分子量244)440gを、2,4−トリレンジ
イソシアネート(分子量166)310gに替えた。そ
れ以外は実施例1と同様に行った。この場合は、硬化膜
は、180度の角度に折り曲げても割れることはなく、
柔軟且つ強靱であった。しかし、黄変度(ΔYI)は4
0であり、耐候性は劣るものであった。
【0051】比較例2 実施例1で用いた分子量3000の二官能性ポリテトラ
メチレングリコール2700gを、イソフタル酸とエチ
レングリコールから重縮合により合成した分子量300
0のポリエステルポリオール2700gに替えた。それ
以外は実施例1と同様に行った。この場合は、硬化膜
は、180度の角度に折り曲げると二つに割れ、柔軟性
及び強靱性が劣るものであった。黄変度(ΔYI)は1
5であり、耐候性は良好であった。
【0052】
【発明の効果】上述の通り、この発明の光硬化型樹脂組
成物は、テトラメチルキシリレンジイソシアネートを含
むポリイソシアネートと、ポリオキシアルキレングリコ
ールを含むポリオールと、活性水素及び(メタ)アクリ
ロイル基を有する化合物とを反応させて得られる末端に
(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アク
リレートオリゴマーと、(メタ)アクリル酸エステル
と、光重合開始剤とからなり、それにより、強靱で、柔
軟性と耐候性との両方に優れた硬化膜を形成させること
ができる。
【0053】また、上記の光硬化型樹脂組成物に紫外線
吸収剤を添加することにより、さらに耐候性を向上させ
ることができる。この発明の光硬化型樹脂組成物は、以
上のような利点をもっており、特に、屋外用途の塗料、
被覆剤、接着剤として好適に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に用いる光重合開始剤と紫外線吸収剤
のモル吸光係数が、光の波長とともに変化する関係を模
型的に示すグラフである。
【符号の説明】
A 光重合開始剤のモル吸光係数曲線 B 紫外線吸収剤のモル吸光係数曲線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラメチルキシリレンジイソシアネー
    トを含むポリイソシアネートと、ポリオキシアルキレン
    グリコールを含むポリオールと、活性水素及び(メタ)
    アクリロイル基を有するモノマーとを反応させて得られ
    る末端に(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メ
    タ)アクリレートオリゴマーと、このオリゴマーと相溶
    性のある(メタ)アクリレートモノマーと、光重合開始
    剤とからなる光硬化型樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 紫外線吸収剤が添加されてなる請求項1
    記載の光硬化型樹脂組成物。
JP3189940A 1991-07-30 1991-07-30 光硬化型樹脂組成物 Pending JPH0532748A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1243606A1 (en) * 2001-03-19 2002-09-25 Four Trend, Inc. A resin composition for forming a matte-finished surface and a method of forming a matte-finished surface
KR100385910B1 (ko) * 1995-12-30 2003-08-21 고려화학 주식회사 우레탄 아크릴레이트 올리고머를 함유한 광경화형도막조성물
KR100403667B1 (ko) * 1995-12-30 2004-04-03 고려화학 주식회사 우레탄아크릴레이트올리고머를이용한광경화형도막조성물
KR100853822B1 (ko) * 2006-12-29 2008-08-22 (주)디피아이 홀딩스 광경화형 도료 조성물 및 이를 이용한 바닥재의 제조 방법

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