JPH05328762A - アクチュエータ - Google Patents
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- JPH05328762A JPH05328762A JP16818492A JP16818492A JPH05328762A JP H05328762 A JPH05328762 A JP H05328762A JP 16818492 A JP16818492 A JP 16818492A JP 16818492 A JP16818492 A JP 16818492A JP H05328762 A JPH05328762 A JP H05328762A
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- JP
- Japan
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- conductive film
- actuator
- films
- support material
- voltage
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】電気制御による速応性に優れた、強力で高精度
の縮み−戻り運動を実現し、しかも、比較的小さい電圧
にも対応することができ、また、構成材料が単純であ
り、軽量で小型化が可能なアクチュエータを提供する。 【構成】本発明によるアクチュエータは、正極aに電気
的に接続された導電性フィルム11、および、負極bに
電気的に接続された導電性フィルム12が、部分的かつ
平均的に支持し得る柔軟で形状復元性に優れた電気絶縁
性支持材17を介して、交互に積層してなる。電圧が作
用すると、正極aに接続してある導電性フィルム11は
正に、負極bに接続してある導電性フィルム12は負に
帯電し、それぞれ電気絶縁性支持材17を介して隣り合
う正極化した導電性フィルム11と負極化した導電性フ
ィルム12の間に静電引力が働く。この引力は容易に前
記支持材を変形せしめ、したがって、アクチュエータ全
体としての縮み運動が得られる。
の縮み−戻り運動を実現し、しかも、比較的小さい電圧
にも対応することができ、また、構成材料が単純であ
り、軽量で小型化が可能なアクチュエータを提供する。 【構成】本発明によるアクチュエータは、正極aに電気
的に接続された導電性フィルム11、および、負極bに
電気的に接続された導電性フィルム12が、部分的かつ
平均的に支持し得る柔軟で形状復元性に優れた電気絶縁
性支持材17を介して、交互に積層してなる。電圧が作
用すると、正極aに接続してある導電性フィルム11は
正に、負極bに接続してある導電性フィルム12は負に
帯電し、それぞれ電気絶縁性支持材17を介して隣り合
う正極化した導電性フィルム11と負極化した導電性フ
ィルム12の間に静電引力が働く。この引力は容易に前
記支持材を変形せしめ、したがって、アクチュエータ全
体としての縮み運動が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧を与えることによ
って縮み−戻りの直線運動を実現する、アクチュエータ
に関する。
って縮み−戻りの直線運動を実現する、アクチュエータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】アクチュエータは、非機械的エネルギー
を機械的エネルギーに変換する役目を果たすものであ
り、従来、電気エネルギーを利用した電気モータ、油圧
エネルギーを利用した油圧モータ、油圧シリンダ、空気
圧エネルギーを利用した空気圧モータ、空気圧シリンダ
などによって回転運動または直線運動が実現されてい
る。
を機械的エネルギーに変換する役目を果たすものであ
り、従来、電気エネルギーを利用した電気モータ、油圧
エネルギーを利用した油圧モータ、油圧シリンダ、空気
圧エネルギーを利用した空気圧モータ、空気圧シリンダ
などによって回転運動または直線運動が実現されてい
る。
【0003】しかし、これらのアクチュエータのうち、
電気エネルギーを利用した電気モータは、精密な制御が
可能であるが速応性に欠け、また、油圧エネルギーを利
用した油圧モータ、油圧シリンダは、強力であるが速応
性、精密性に欠け、さらに、空気圧エネルギーを利用し
た空気圧モータ、空気圧シリンダは、速応性はあるが微
細な調節が困難である、というようにそれぞれ特性に一
長一短がある。また、これら従来のアクチュエータは、
内部構造が複雑で、一部の電気モータを除けば一般に大
型で、重量も大きい。しかも、たとえば油圧アクチュエ
ータにおける、油を圧縮するための油圧ポンプを駆動す
るための電動機など、アクチュエータ本体以外の周辺機
器が必要であり、その初期投資コストおよびランニング
コストも大きい。
電気エネルギーを利用した電気モータは、精密な制御が
可能であるが速応性に欠け、また、油圧エネルギーを利
用した油圧モータ、油圧シリンダは、強力であるが速応
性、精密性に欠け、さらに、空気圧エネルギーを利用し
た空気圧モータ、空気圧シリンダは、速応性はあるが微
細な調節が困難である、というようにそれぞれ特性に一
長一短がある。また、これら従来のアクチュエータは、
内部構造が複雑で、一部の電気モータを除けば一般に大
型で、重量も大きい。しかも、たとえば油圧アクチュエ
ータにおける、油を圧縮するための油圧ポンプを駆動す
るための電動機など、アクチュエータ本体以外の周辺機
器が必要であり、その初期投資コストおよびランニング
コストも大きい。
【0004】そのため、最近、本発明者により、一対の
電極で挟み電圧をかけると負の電極側に正電荷、正の電
極側に負電荷が現れる、つまり、電界の作用によって分
極が生じる機能性高分子材料を用いて、電気制御による
速応性に優れた、高精度の縮み−戻り運動を行い、しか
も、構造が簡単で、軽量で小型化が可能なアクチュエー
タの開発がなされた。該アクチュエータは、空隙をもっ
て積層されたフィルム状の前記高分子材料が分極するこ
とによって発生する、該高分子フィルム間の静電引力を
利用して収縮運動をおこすものであるが、前記高分子フ
ィルムを分極させるのに比較的高い電圧を必要とする一
方、高分子フィルム間の静電引力は弱く、すなわち、ア
クチュエータとしての収縮力は小さいという欠点を有す
るため、さらに、より低い電圧で強力な収縮運動を実現
するアクチュエータの開発が望まれた。
電極で挟み電圧をかけると負の電極側に正電荷、正の電
極側に負電荷が現れる、つまり、電界の作用によって分
極が生じる機能性高分子材料を用いて、電気制御による
速応性に優れた、高精度の縮み−戻り運動を行い、しか
も、構造が簡単で、軽量で小型化が可能なアクチュエー
タの開発がなされた。該アクチュエータは、空隙をもっ
て積層されたフィルム状の前記高分子材料が分極するこ
とによって発生する、該高分子フィルム間の静電引力を
利用して収縮運動をおこすものであるが、前記高分子フ
ィルムを分極させるのに比較的高い電圧を必要とする一
方、高分子フィルム間の静電引力は弱く、すなわち、ア
クチュエータとしての収縮力は小さいという欠点を有す
るため、さらに、より低い電圧で強力な収縮運動を実現
するアクチュエータの開発が望まれた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、構成材料が
単純ながら、電気制御による速応性に優れた、強力で高
精度の縮み−戻り運動を実現し、しかも、比較的小さい
電圧にも対応することができる、軽量で小型化が可能な
アクチュエータを提供することを目的とする。
単純ながら、電気制御による速応性に優れた、強力で高
精度の縮み−戻り運動を実現し、しかも、比較的小さい
電圧にも対応することができる、軽量で小型化が可能な
アクチュエータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるアクチュエ
ータは、正極に電気的に接続された導電性フィルム、お
よび、負極に電気的に接続された導電性フィルムが、部
分的かつ平均的に支持し得る柔軟で形状復元性に優れた
電気絶縁性支持材を介して、交互に積層してなるもので
ある。
ータは、正極に電気的に接続された導電性フィルム、お
よび、負極に電気的に接続された導電性フィルムが、部
分的かつ平均的に支持し得る柔軟で形状復元性に優れた
電気絶縁性支持材を介して、交互に積層してなるもので
ある。
【0007】前記導電性フィルムとして、以下に示す材
料が挙げられる。 (i)金属。 (ii)カーボンブラックや金属繊維などの含有によっ
て導電化したゴムまたはプラスチック。 (iii)絶縁性材料に導電性物質の被膜が形成された
もの。
料が挙げられる。 (i)金属。 (ii)カーボンブラックや金属繊維などの含有によっ
て導電化したゴムまたはプラスチック。 (iii)絶縁性材料に導電性物質の被膜が形成された
もの。
【0008】導電性フィルムを支持する前記電気絶縁性
支持材としては、柔軟で形状復元性に優れたエラストマ
ーが適する。
支持材としては、柔軟で形状復元性に優れたエラストマ
ーが適する。
【0009】本発明における該導電性フィルムおよび該
電気絶縁性支持材の厚さは、一般に5〜500μmが適
当とされるが、使用目的によって適宜変更してもよい。
また、支持材および該支持材が導電性フィルムを部分的
に支持することで導電性フィルム間に形成される空隙に
ついても、平均的に間隔をもって設けられていることを
条件に、その大きさや形状は使用目的によって適宜変更
してよい。
電気絶縁性支持材の厚さは、一般に5〜500μmが適
当とされるが、使用目的によって適宜変更してもよい。
また、支持材および該支持材が導電性フィルムを部分的
に支持することで導電性フィルム間に形成される空隙に
ついても、平均的に間隔をもって設けられていることを
条件に、その大きさや形状は使用目的によって適宜変更
してよい。
【0010】
【作用】本発明によるアクチュエータを構成する導電性
フィルムに電圧が作用していない状態では、すなわち、
該導電性フィルムは帯電しておらず、アクチュエータ本
体に運動は起こらない。
フィルムに電圧が作用していない状態では、すなわち、
該導電性フィルムは帯電しておらず、アクチュエータ本
体に運動は起こらない。
【0011】しかし、該導電性フィルムに電圧が作用す
ると、瞬時にして正極に接続してある導電性フィルムは
正に、負極に接続してある導電性フィルムは負に帯電
し、それぞれ電気絶縁性支持材を介して隣り合う正極の
導電性フィルムと負極の導電性フィルムの間に静電引力
が発生する。なお、各導電性フィルム間に介在する電気
絶縁性支持材は柔軟で、形状復元性に優れた性質を有
し、また、導電性フィルムを部分的に支持するものであ
り、よって、該支持材を挟んだ導電性フィルム間には部
分的に空隙が存在している。そのため、電圧を与えられ
て、隣り合う導電性フィルム間に静電引力が働くと、該
空隙の存在により、柔軟な支持材は容易に変形し、導電
性フィルム間の距離は狭まる。これはすなわち、アクチ
ュエータ全体として、導電性フィルムの積層方向の縮み
運動を実現するものである。
ると、瞬時にして正極に接続してある導電性フィルムは
正に、負極に接続してある導電性フィルムは負に帯電
し、それぞれ電気絶縁性支持材を介して隣り合う正極の
導電性フィルムと負極の導電性フィルムの間に静電引力
が発生する。なお、各導電性フィルム間に介在する電気
絶縁性支持材は柔軟で、形状復元性に優れた性質を有
し、また、導電性フィルムを部分的に支持するものであ
り、よって、該支持材を挟んだ導電性フィルム間には部
分的に空隙が存在している。そのため、電圧を与えられ
て、隣り合う導電性フィルム間に静電引力が働くと、該
空隙の存在により、柔軟な支持材は容易に変形し、導電
性フィルム間の距離は狭まる。これはすなわち、アクチ
ュエータ全体として、導電性フィルムの積層方向の縮み
運動を実現するものである。
【0012】また、導電性フィルムに与えている電圧を
除去すると、瞬時にして該導電性フィルムの帯電が解除
されて導電性フィルム間の静電引力が消え、それによっ
て優れた形状復元性を有する該支持材は導電性フィルム
間の距離を拡げて、アクチュエータは再び初期の形状に
戻る。
除去すると、瞬時にして該導電性フィルムの帯電が解除
されて導電性フィルム間の静電引力が消え、それによっ
て優れた形状復元性を有する該支持材は導電性フィルム
間の距離を拡げて、アクチュエータは再び初期の形状に
戻る。
【0013】このように、本アクチュエータは、構成材
料が単純ながら電気制御による速応性に優れた、高精度
の縮み−戻り運動を実現するもので、軽量であり、小型
化が可能である。しかも、前記した電界の作用によって
分極が生じる高分子材料を用いたアクチュエータが、分
極を起こすのに比較的大きな電圧を要する一方、分極に
よって生じる高分子フィルム間の静電引力は弱く、すな
わち、アクチュエータとしての収縮力が小さいものであ
るのに対し、本発明は、比較的小さな電圧でも充分大き
な静電引力が生じ、強固な収縮が得られる。
料が単純ながら電気制御による速応性に優れた、高精度
の縮み−戻り運動を実現するもので、軽量であり、小型
化が可能である。しかも、前記した電界の作用によって
分極が生じる高分子材料を用いたアクチュエータが、分
極を起こすのに比較的大きな電圧を要する一方、分極に
よって生じる高分子フィルム間の静電引力は弱く、すな
わち、アクチュエータとしての収縮力が小さいものであ
るのに対し、本発明は、比較的小さな電圧でも充分大き
な静電引力が生じ、強固な収縮が得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
これにより限定されるものではない。
これにより限定されるものではない。
【0015】第1図から第3図までは、本発明の第一実
施例を示す。
施例を示す。
【0016】この実施例において、複数のフィルム11
は、正極aに電気的に接続されたリン青銅13の表面
に、金属との接着性が高い酸変性SEBSの被膜15が
形成されてなり、また、複数のフィルム12は、負極b
に電気的に接続されたリン青銅14の表面に、酸変性S
EBSの被膜16が形成されてなる。リン青銅13、1
4は導電性に非常に優れ、一方、酸変性SEBS被膜1
5、16は絶縁体である。フィルム11、12の大きさ
は50mm×50mm、厚さ40μmで、そのうち被膜
15、16の厚さは5μmである。フィルム11および
12は、JIS硬度10°のSEBSよりなる電気絶縁
性支持材17を介して交互に積層し、高さ50mmの積
層体を形成している。該支持材17は、直径30μm、
高さ20μmの円柱状をなし、フィルム11、12間に
おいて30μm間隔で並列しており、フィルム11、1
2の面を部分的に、かつ平均的に支持するもので、該支
持材17によって支持されない部分には、すなわち、空
隙18が存在する。本実施例における、フィルム11、
12、および支持材17の積層の接着方法は、まず、S
EBSのキシレン溶液を作製し、キシレンが揮散してし
まわない温度条件にて、フィルム11および12の面に
該溶液によるスクリーン印刷で支持材17を形成しなが
ら、両者を交互に積層していく。積層完了後、加熱して
キシレンを揮散させることによって、支持材17をなす
SEBSは、フィルム11および12における酸変性S
EBS被膜15および16と強固な密着が得られる。
は、正極aに電気的に接続されたリン青銅13の表面
に、金属との接着性が高い酸変性SEBSの被膜15が
形成されてなり、また、複数のフィルム12は、負極b
に電気的に接続されたリン青銅14の表面に、酸変性S
EBSの被膜16が形成されてなる。リン青銅13、1
4は導電性に非常に優れ、一方、酸変性SEBS被膜1
5、16は絶縁体である。フィルム11、12の大きさ
は50mm×50mm、厚さ40μmで、そのうち被膜
15、16の厚さは5μmである。フィルム11および
12は、JIS硬度10°のSEBSよりなる電気絶縁
性支持材17を介して交互に積層し、高さ50mmの積
層体を形成している。該支持材17は、直径30μm、
高さ20μmの円柱状をなし、フィルム11、12間に
おいて30μm間隔で並列しており、フィルム11、1
2の面を部分的に、かつ平均的に支持するもので、該支
持材17によって支持されない部分には、すなわち、空
隙18が存在する。本実施例における、フィルム11、
12、および支持材17の積層の接着方法は、まず、S
EBSのキシレン溶液を作製し、キシレンが揮散してし
まわない温度条件にて、フィルム11および12の面に
該溶液によるスクリーン印刷で支持材17を形成しなが
ら、両者を交互に積層していく。積層完了後、加熱して
キシレンを揮散させることによって、支持材17をなす
SEBSは、フィルム11および12における酸変性S
EBS被膜15および16と強固な密着が得られる。
【0017】次に、本実施例の作動を説明する。
【0018】第1図のように、本アクチュエータに電圧
が与えられていない状態においては、すなわち、フィル
ム11、12内のリン青銅13、14は帯電しておら
ず、アクチュエータ本体に運動は起こらない。
が与えられていない状態においては、すなわち、フィル
ム11、12内のリン青銅13、14は帯電しておら
ず、アクチュエータ本体に運動は起こらない。
【0019】しかし、本アクチュエータに電圧が作用す
ると、瞬時にして正極aに接続してあるリン青銅13は
正に帯電して13aとなり、一方、負極bに接続してあ
るリン青銅14は負に帯電して14bとなり、それぞれ
支持材17を介して隣り合うフィルム11とフィルム1
2の間に静電引力が発生する。フィルム11とフィルム
12は該静電引力によって互いに引き合い、支持材17
に力が加わる。柔軟な支持材17は空隙18の存在によ
り容易に変形して、フィルム11、12間の距離は狭ま
り、第3図のように、本アクチュエータ全体として、積
層方向に縮み運動が実現される。なお、本実施例におい
て、リン青銅13aおよび14bを被う電気絶縁性の酸
変性SEBS被膜15および16は、フィルム11、1
2間の静電引力の発生に何ら影響は与えない一方、フィ
ルム11とフィルム12が強い静電引力で接触した場合
のショートを防ぐ役割を果たす。
ると、瞬時にして正極aに接続してあるリン青銅13は
正に帯電して13aとなり、一方、負極bに接続してあ
るリン青銅14は負に帯電して14bとなり、それぞれ
支持材17を介して隣り合うフィルム11とフィルム1
2の間に静電引力が発生する。フィルム11とフィルム
12は該静電引力によって互いに引き合い、支持材17
に力が加わる。柔軟な支持材17は空隙18の存在によ
り容易に変形して、フィルム11、12間の距離は狭ま
り、第3図のように、本アクチュエータ全体として、積
層方向に縮み運動が実現される。なお、本実施例におい
て、リン青銅13aおよび14bを被う電気絶縁性の酸
変性SEBS被膜15および16は、フィルム11、1
2間の静電引力の発生に何ら影響は与えない一方、フィ
ルム11とフィルム12が強い静電引力で接触した場合
のショートを防ぐ役割を果たす。
【0020】次いで、本アクチュエータに与えている電
圧を除去すると、瞬時にしてリン青銅13aおよび14
bの帯電が解除されてフィルム11、12間の静電引力
が消え、それによって優れた形状復元性を有する支持材
17はフィルム11、12間の距離を拡げて、アクチュ
エータは再び第1図に示す初期の形状に戻る。
圧を除去すると、瞬時にしてリン青銅13aおよび14
bの帯電が解除されてフィルム11、12間の静電引力
が消え、それによって優れた形状復元性を有する支持材
17はフィルム11、12間の距離を拡げて、アクチュ
エータは再び第1図に示す初期の形状に戻る。
【0021】第4図から第6図までは、本発明の第二実
施例を示す。
施例を示す。
【0022】この実施例において、複数のフィルム21
は、正極aに電気的に接続された導電性ポリプロピレン
23の表面に、該ポリプロピレンと接着性の高いSEB
Sの被膜25が形成されてなり、また、複数のフィルム
22は、負極bに電気的に接続された導電性ポリプロピ
レン24の表面に、SEBSの被膜26が形成されてな
る。導電性ポリプロピレン23、24は、ポリプロピレ
ン100重量部に対しカーボンブラックを50重量部添
加して作製したものである。フィルム21、22の大き
さは50mm×50mm、厚さ40μmであり、そのう
ち被膜25、26の厚さは5μmである。フィルム21
および22は、JIS硬度10°のSEBSよりなる電
気絶縁性支持材27を介して交互に積層し、高さ50m
mの積層体を形成している。該支持材27は、長さ50
mm、幅30μm、高さ20μmの角柱状で、フィルム
21、22間においてフィルム面の一辺と平行に30μ
m間隔で並列し、かつ、積層単位ごとに並列方向が直行
するように設けられており、フィルム21、22の面を
部分的に、かつ平均的に支持するもので、該支持材27
によって支持されない部分には、すなわち、空隙28が
存在する。なお、本実施例における、フィルム21、2
2、および支持材27の積層の接着方法は、第一実施例
と同様である。
は、正極aに電気的に接続された導電性ポリプロピレン
23の表面に、該ポリプロピレンと接着性の高いSEB
Sの被膜25が形成されてなり、また、複数のフィルム
22は、負極bに電気的に接続された導電性ポリプロピ
レン24の表面に、SEBSの被膜26が形成されてな
る。導電性ポリプロピレン23、24は、ポリプロピレ
ン100重量部に対しカーボンブラックを50重量部添
加して作製したものである。フィルム21、22の大き
さは50mm×50mm、厚さ40μmであり、そのう
ち被膜25、26の厚さは5μmである。フィルム21
および22は、JIS硬度10°のSEBSよりなる電
気絶縁性支持材27を介して交互に積層し、高さ50m
mの積層体を形成している。該支持材27は、長さ50
mm、幅30μm、高さ20μmの角柱状で、フィルム
21、22間においてフィルム面の一辺と平行に30μ
m間隔で並列し、かつ、積層単位ごとに並列方向が直行
するように設けられており、フィルム21、22の面を
部分的に、かつ平均的に支持するもので、該支持材27
によって支持されない部分には、すなわち、空隙28が
存在する。なお、本実施例における、フィルム21、2
2、および支持材27の積層の接着方法は、第一実施例
と同様である。
【0023】第7図および第8図は、本発明の第三実施
例を示す。
例を示す。
【0024】この実施例において、複数のフィルム31
は、絶縁性のABS樹脂33の表面に、正極aに電気的
に接続された銀系の導電塗料による被膜35が形成さ
れ、さらにその表面に絶縁性のポリノルボーネンゴムの
被膜37が形成されてなる。また、複数のフィルム32
は、ABS樹脂34の表面に、負極bに電気的に接続さ
れた銀系被膜36が形成され、さらにその表面にポリノ
ルボーネンゴム被膜38が形成されてなる。フィルム3
1、32の大きさは50mm×50mm、厚さ140μ
mで、そのうち銀系被膜35、36は厚さ20μm、ま
た、ポリノルボーネンゴム被膜37、38は厚さ10μ
m、JIS硬度5°である。フィルム31および32
は、JIS硬度5°のポリノルボーネンゴムよりなる絶
縁性支持材39を介して交互に積層し、高さ50mmの
積層体を形成している。該支持材39は、直径30μ
m、高さ40μmの円柱状をなし、フィルム31、32
間において30μm間隔で並列しており、フィルム3
1、32の面を部分的に、かつ平均的に支持するもの
で、該支持材39によって支持されない部分には、すな
わち、空隙40が存在する。本実施例における、フィル
ム31、32、および支持材39の積層の接着方法は、
まず、未加硫のポリノルボーネンゴムをキシレンに溶か
し、これを常温にて前記銀系被膜35、36の表面に塗
布してフィルム31、32を作製し、次いで、該フィル
ム31、32に、前記ポリノルボーネンゴムの溶液をス
クリーン印刷して支持材39を形成しながら、両者を交
互に積層していく。積層完了後、150℃の熱空気中に
て10分間放置することにより、ポリノルボーネンゴム
被膜37、38およびポリノルボーネンゴム支持材39
は同時に架橋し、両者間に強固な密着が得られる。
は、絶縁性のABS樹脂33の表面に、正極aに電気的
に接続された銀系の導電塗料による被膜35が形成さ
れ、さらにその表面に絶縁性のポリノルボーネンゴムの
被膜37が形成されてなる。また、複数のフィルム32
は、ABS樹脂34の表面に、負極bに電気的に接続さ
れた銀系被膜36が形成され、さらにその表面にポリノ
ルボーネンゴム被膜38が形成されてなる。フィルム3
1、32の大きさは50mm×50mm、厚さ140μ
mで、そのうち銀系被膜35、36は厚さ20μm、ま
た、ポリノルボーネンゴム被膜37、38は厚さ10μ
m、JIS硬度5°である。フィルム31および32
は、JIS硬度5°のポリノルボーネンゴムよりなる絶
縁性支持材39を介して交互に積層し、高さ50mmの
積層体を形成している。該支持材39は、直径30μ
m、高さ40μmの円柱状をなし、フィルム31、32
間において30μm間隔で並列しており、フィルム3
1、32の面を部分的に、かつ平均的に支持するもの
で、該支持材39によって支持されない部分には、すな
わち、空隙40が存在する。本実施例における、フィル
ム31、32、および支持材39の積層の接着方法は、
まず、未加硫のポリノルボーネンゴムをキシレンに溶か
し、これを常温にて前記銀系被膜35、36の表面に塗
布してフィルム31、32を作製し、次いで、該フィル
ム31、32に、前記ポリノルボーネンゴムの溶液をス
クリーン印刷して支持材39を形成しながら、両者を交
互に積層していく。積層完了後、150℃の熱空気中に
て10分間放置することにより、ポリノルボーネンゴム
被膜37、38およびポリノルボーネンゴム支持材39
は同時に架橋し、両者間に強固な密着が得られる。
【0025】なお、前記第二および第三実施例の作動に
ついては、第一実施例と同様である。(第4図および第
7図は、電圧が与えてられていない初期の状態を示し、
第6図および第8図は、電圧が与えられ収縮した状態を
示す。)
ついては、第一実施例と同様である。(第4図および第
7図は、電圧が与えてられていない初期の状態を示し、
第6図および第8図は、電圧が与えられ収縮した状態を
示す。)
【0026】ここで、前記各実施例の機能を示す具体的
データを示す。
データを示す。
【0027】〔収縮試験〕第一、第二実施例に100V
の電圧を与え、また、第三実施例には300Vの電圧を
与えて、その収縮距離を測定した。
の電圧を与え、また、第三実施例には300Vの電圧を
与えて、その収縮距離を測定した。
【0028】〔結果〕電圧を加えると、第一および第二
実施例は、積層方向に約8.5mm収縮し(収縮率約1
7%)、また、第三実施例は、約5.5mmの収縮(収
縮率約11%)が得られた。
実施例は、積層方向に約8.5mm収縮し(収縮率約1
7%)、また、第三実施例は、約5.5mmの収縮(収
縮率約11%)が得られた。
【0029】
【発明の効果】このように、本発明によるアクチュエー
タは、電気制御により縮み−戻りの直線運動を実現する
ものであり、 (イ)比較的低い電圧でも、強力な収縮運動が得られ
る。 (ロ)速応性に優れ、精密な制御が可能である。 (ハ)構成材料が単純で、構造も簡単である。また、使
い易く安全で信頼性が高い。 (ニ)周辺機器を必要としない。 (ホ)積層するフィルムとして柔軟な材料を選択するこ
とにより、アクチュエータ全体に優れた柔軟性を与える
ことが可能である。 等の優れた効果が得られるものである。
タは、電気制御により縮み−戻りの直線運動を実現する
ものであり、 (イ)比較的低い電圧でも、強力な収縮運動が得られ
る。 (ロ)速応性に優れ、精密な制御が可能である。 (ハ)構成材料が単純で、構造も簡単である。また、使
い易く安全で信頼性が高い。 (ニ)周辺機器を必要としない。 (ホ)積層するフィルムとして柔軟な材料を選択するこ
とにより、アクチュエータ全体に優れた柔軟性を与える
ことが可能である。 等の優れた効果が得られるものである。
【図1】本発明による第一実施例の、電圧を作用させて
いない状態の全断面図である。
いない状態の全断面図である。
【図2】前記第一実施例の平面図である。
【図3】前記第一実施例の、電圧を作用させた状態の全
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明による第二実施例の、電圧を作用させて
いない状態の全断面図である。
いない状態の全断面図である。
【図5】前記第二実施例の平面図である。
【図6】前記第二実施例の、電圧を作用させた状態の全
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明による第三実施例の、電圧を作用させて
いない状態の全断面図である。
いない状態の全断面図である。
【図8】前記第三実施例の、電圧を作用させた状態の全
断面図である。
断面図である。
a 正極 b 負極 11、12 フィルム 13 正極に接続されたリン青銅 13a 正に帯電したリン青銅 14 負極に接続されたリン青銅 14b 負に帯電したリン青銅 15、16 酸変性SEBS被膜 17 SEBS支持材 18 空隙 21、22 フィルム 23 正極に接続された導電性ポリプロピレン 23a 正に帯電した導電性ポリプロピレン 24 負極に接続された導電性ポリプロピレン 24b 負に帯電した導電性ポリプロピレン 25、26 SEBS被膜 27 SEBS支持材 28 空隙 31、32 フィルム 33、34 ABS樹脂 35 正極に接続された銀系塗料被膜 35a 正に帯電した銀系塗料被膜 36 負極に接続された銀系塗料被膜 36b 負に帯電した銀系塗料被膜 37、38 ポリノルボーネンゴム被膜 39 ポリノルボーネンゴム支持材 40 空隙
フロントページの続き (72)発明者 松澤 豊 埼玉県上尾市菅谷3丁目105番地 株式会 社フコク内 (72)発明者 倉持 浩 埼玉県川口市東川口5丁目19番18号
Claims (1)
- 【請求項1】正極に電気的に接続された導電性フィル
ム、および、負極に電気的に接続された導電性フィルム
が、部分的かつ平均的に支持し得る柔軟で形状復元性に
優れた電気絶縁性支持材を介して、交互に積層してなる
アクチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16818492A JPH05328762A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16818492A JPH05328762A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | アクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05328762A true JPH05328762A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15863346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16818492A Pending JPH05328762A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05328762A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1028214A (ja) * | 1996-07-11 | 1998-01-27 | Ricoh Co Ltd | データ通信装置 |
| JP2013501490A (ja) * | 2009-08-07 | 2013-01-10 | バイヤー・マテリアルサイエンス・アーゲー | 電気機械変換器を製造するための方法 |
| JP2013017287A (ja) * | 2011-07-01 | 2013-01-24 | Polytec Design:Kk | 積層型静電アクチュエータ |
| JP2014204651A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-27 | 株式会社ポリテック・デザイン | 静電アクチュエータ |
| JP2020025392A (ja) * | 2018-08-07 | 2020-02-13 | 株式会社フコク | アクチュエーター |
| JPWO2020241387A1 (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-03 |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP16818492A patent/JPH05328762A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1028214A (ja) * | 1996-07-11 | 1998-01-27 | Ricoh Co Ltd | データ通信装置 |
| JP2013501490A (ja) * | 2009-08-07 | 2013-01-10 | バイヤー・マテリアルサイエンス・アーゲー | 電気機械変換器を製造するための方法 |
| JP2013017287A (ja) * | 2011-07-01 | 2013-01-24 | Polytec Design:Kk | 積層型静電アクチュエータ |
| JP2014204651A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-27 | 株式会社ポリテック・デザイン | 静電アクチュエータ |
| JP2020025392A (ja) * | 2018-08-07 | 2020-02-13 | 株式会社フコク | アクチュエーター |
| JPWO2020241387A1 (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-03 |
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