JPH05329580A - 溝付きスラブの連続鋳造装置 - Google Patents
溝付きスラブの連続鋳造装置Info
- Publication number
- JPH05329580A JPH05329580A JP16438192A JP16438192A JPH05329580A JP H05329580 A JPH05329580 A JP H05329580A JP 16438192 A JP16438192 A JP 16438192A JP 16438192 A JP16438192 A JP 16438192A JP H05329580 A JPH05329580 A JP H05329580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- copper plate
- short side
- slab
- grooved
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 形鋼素材として用いられる溝付きスラブは通
常鋳片短辺に台状もしくは円弧状凹部を有しており、鋳
片冷却の不均一により断面欠陥を生じ易いので、特に鋳
型短辺銅板および鋳片短辺支持ロールを改善し、鋳片ス
ラブの均一冷却による品質の優れた溝付きスラブを提供
する。 【構成】 鋳型短辺銅板を20mm以下の薄形とし、バッ
クアッププレートに形成された複数の突部に嵌合させて
支持し、両者の間隙を冷却水ジヤケツトとして均一冷却
し、かつ鋳片短辺支持ロール装置は、フランジ付きロー
ル、軸受および固定部より成る強固の支持ロール装置と
した。 【効果】 溝付きスラブの従来の溝部の不均一冷却によ
る断面欠陥、バルジング等の欠陥は解消され、均一冷却
による溝付きスラブ鋳片を安定して連鋳できるようにな
った。
常鋳片短辺に台状もしくは円弧状凹部を有しており、鋳
片冷却の不均一により断面欠陥を生じ易いので、特に鋳
型短辺銅板および鋳片短辺支持ロールを改善し、鋳片ス
ラブの均一冷却による品質の優れた溝付きスラブを提供
する。 【構成】 鋳型短辺銅板を20mm以下の薄形とし、バッ
クアッププレートに形成された複数の突部に嵌合させて
支持し、両者の間隙を冷却水ジヤケツトとして均一冷却
し、かつ鋳片短辺支持ロール装置は、フランジ付きロー
ル、軸受および固定部より成る強固の支持ロール装置と
した。 【効果】 溝付きスラブの従来の溝部の不均一冷却によ
る断面欠陥、バルジング等の欠陥は解消され、均一冷却
による溝付きスラブ鋳片を安定して連鋳できるようにな
った。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溝付きスラブの連続鋳造
装置に係り、特に凹凸部を有するスラブを均一に冷却す
ることができる連続鋳造装置に関し、形鋼素材の連続鋳
造分野で広く利用される。
装置に係り、特に凹凸部を有するスラブを均一に冷却す
ることができる連続鋳造装置に関し、形鋼素材の連続鋳
造分野で広く利用される。
【0002】
【従来の技術】近年は形鋼用の素材として変形スラブ特
に特開昭62−227502号に示されているように連
続鋳造にて製造された短辺に溝を有する溝付きスラブを
用いる提案がある。この技術では、短辺にくさび状突起
を有する連鋳鋳型で鋳造し溝付スラブを得るものであ
る。しかし、この溝付スラブの連続鋳造においては、く
さび状突起の冷却の困難さ、かつ凹凸部を有する短辺を
如何にして均一冷却させるかということと、鋳型直下に
おける鋳片引抜き降下時に凹部近傍の断面欠陥やバルジ
ングを如何にして防止するかが重要な技術となってい
る。従来、連鋳鋳型において均一冷却の目的で採られて
いる方法は、鋳型銅板の背面にスリットを設けバックア
ッププレートとの間に冷却水を通ずる方式がある。この
方法は、上記短辺のくさび状突起にかえ、図4に示す如
き凸状台形の鋳型銅板2を使用し、該銅板に図の如くス
リット4を設け、バックアッププレート6との間に冷却
水を通ずる鋳型構造である。しかし、この鋳型構造にお
いても、本発明者らの実験によると、鋳型短辺銅板2と
バツクアッププレート6との間に介在する冷却水による
熱伝達率が一定でも、鋳型銅板2の各部の温度におい
て、図5に示す如く不均一な温度分布を示すことが判明
した。特に銅板2とバツクアッププレート6とのボルト
締付け部分で温度分布が不均一になり易く、この近傍の
スリットを深くすると共に部分的に斜めに配置するなど
局所的に拔熱能を上げることで均一化を図らざるを得な
い状況であった。
に特開昭62−227502号に示されているように連
続鋳造にて製造された短辺に溝を有する溝付きスラブを
用いる提案がある。この技術では、短辺にくさび状突起
を有する連鋳鋳型で鋳造し溝付スラブを得るものであ
る。しかし、この溝付スラブの連続鋳造においては、く
さび状突起の冷却の困難さ、かつ凹凸部を有する短辺を
如何にして均一冷却させるかということと、鋳型直下に
おける鋳片引抜き降下時に凹部近傍の断面欠陥やバルジ
ングを如何にして防止するかが重要な技術となってい
る。従来、連鋳鋳型において均一冷却の目的で採られて
いる方法は、鋳型銅板の背面にスリットを設けバックア
ッププレートとの間に冷却水を通ずる方式がある。この
方法は、上記短辺のくさび状突起にかえ、図4に示す如
き凸状台形の鋳型銅板2を使用し、該銅板に図の如くス
リット4を設け、バックアッププレート6との間に冷却
水を通ずる鋳型構造である。しかし、この鋳型構造にお
いても、本発明者らの実験によると、鋳型短辺銅板2と
バツクアッププレート6との間に介在する冷却水による
熱伝達率が一定でも、鋳型銅板2の各部の温度におい
て、図5に示す如く不均一な温度分布を示すことが判明
した。特に銅板2とバツクアッププレート6とのボルト
締付け部分で温度分布が不均一になり易く、この近傍の
スリットを深くすると共に部分的に斜めに配置するなど
局所的に拔熱能を上げることで均一化を図らざるを得な
い状況であった。
【0003】本発明者は、この原因について調査した
処、次の事実が判明した。すなわち、鋳型短辺銅板2に
銅板幅方向に対して垂直なスリット4を設けると、銅板
表面の周長に比べ銅板幅が狭く、単位表面積当りのスリ
ット4の密度が粗になると共に、銅板2の傾斜部のスリ
ット長さが長くなって、他の部位のスリット4との間に
拔熱特性の差を生じ易く、図5の如く不均一な温度分布
となることが判明した。また、銅板2にスリット4を設
けることは、加工上幾何学上の制約ですべてのスリット
4を銅板表面に垂直に設けることが困難である。一方、
溝付きスラブ鋳造用の鋳型銅板2の如く、形状が平らで
なく凸部を有する場合、溶鋼から銅板2への熱負荷が一
様でも凸部は当然高温になり、図5に示す如き銅板温度
の不均一を生じやすい。更に、各々のスリット4の拔熱
特性が不均一な状態では、益々この傾向を助長し、銅板
2の表面の温度が380℃以上となってCuの変態点を
越えるおそれがある。
処、次の事実が判明した。すなわち、鋳型短辺銅板2に
銅板幅方向に対して垂直なスリット4を設けると、銅板
表面の周長に比べ銅板幅が狭く、単位表面積当りのスリ
ット4の密度が粗になると共に、銅板2の傾斜部のスリ
ット長さが長くなって、他の部位のスリット4との間に
拔熱特性の差を生じ易く、図5の如く不均一な温度分布
となることが判明した。また、銅板2にスリット4を設
けることは、加工上幾何学上の制約ですべてのスリット
4を銅板表面に垂直に設けることが困難である。一方、
溝付きスラブ鋳造用の鋳型銅板2の如く、形状が平らで
なく凸部を有する場合、溶鋼から銅板2への熱負荷が一
様でも凸部は当然高温になり、図5に示す如き銅板温度
の不均一を生じやすい。更に、各々のスリット4の拔熱
特性が不均一な状態では、益々この傾向を助長し、銅板
2の表面の温度が380℃以上となってCuの変態点を
越えるおそれがある。
【0004】溝付きスラブ鋳造時の他の問題点は、鋳型
直下の鋳片の支持ロールの問題点である。例えば、図6
に示す如く、フラットロール12を用いて鋳片10を支
持する方法は、構造が簡単であるが、鋳型直下で凝固殻
10Aが薄い場合には、内部の未凝固溶鋼13の静鉄圧
によって凹部に断面欠陥がある場合にはバルジングの発
生のおそれがある。また、図7に示す如くウエブ部14
およびフランジ部16をそれぞれ専用ロール18、20
を用いて支持する方法は、個々のロールが小さくなる上
に狭い場所に複数の支持ロールを入れることになり、設
備的にコスト高になることは勿論、強度が低下し、故障
し易くなり、かつメンテナンスがきわめて困難になると
いう問題がある。
直下の鋳片の支持ロールの問題点である。例えば、図6
に示す如く、フラットロール12を用いて鋳片10を支
持する方法は、構造が簡単であるが、鋳型直下で凝固殻
10Aが薄い場合には、内部の未凝固溶鋼13の静鉄圧
によって凹部に断面欠陥がある場合にはバルジングの発
生のおそれがある。また、図7に示す如くウエブ部14
およびフランジ部16をそれぞれ専用ロール18、20
を用いて支持する方法は、個々のロールが小さくなる上
に狭い場所に複数の支持ロールを入れることになり、設
備的にコスト高になることは勿論、強度が低下し、故障
し易くなり、かつメンテナンスがきわめて困難になると
いう問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、溝付
きスラブの連続鋳造装置において、特に鋳片断面に溝部
を形成する凸状短辺鋳型銅板を有して成る鋳型と、該鋳
型の直下に設けられ、降下する溝付きスラブを支持する
支持ロールと、より成る連続鋳造装置を改善し、鋳片の
溝部が均一に冷却し、バルジングやブレークアウト等の
故障を発生することなく、品質のすぐれた溝付きスラブ
を効果的に製造することができる連続鋳造装置を提供す
るにある。
きスラブの連続鋳造装置において、特に鋳片断面に溝部
を形成する凸状短辺鋳型銅板を有して成る鋳型と、該鋳
型の直下に設けられ、降下する溝付きスラブを支持する
支持ロールと、より成る連続鋳造装置を改善し、鋳片の
溝部が均一に冷却し、バルジングやブレークアウト等の
故障を発生することなく、品質のすぐれた溝付きスラブ
を効果的に製造することができる連続鋳造装置を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは次の如くである。すなわち、 (1)鋳片の端面に溝部を形成する凸状短辺鋳型銅板を
有して成る鋳型と、前記鋳型の直下に設けられ降下する
溝付きスラブ鋳片を支持する支持ロール装置とを有して
成る溝付きスラブの連続鋳造装置において、前記溝部に
対応する凸状平銅板より成る厚さ20mm以下の短辺鋳型
銅板と該短辺鋳型銅板を支持するバックアツププレート
と該短辺鋳型銅板とバツクアッププレートとの間に介在
する空間に形成された冷却水ジヤケツトとを有して成る
鋳型と、前記鋳型の直下に設けられ鋳片長辺を支持する
長辺支持ロールと、前記鋳型の直下に設けられ鋳片短辺
を支持するフランジ付き短辺支持ロールと該短辺支持ロ
ールを軸受を介して支持固定する固定部とよりなる短辺
支持ロール装置と、を有することを特徴とする溝付きス
ラブの連続鋳造装置。 (2) 前記溝付きスラブの溝部は台形状もしくは円弧
状である上記(1)に記載の溝付きスラブの連続鋳造装
置。 (3) 前記短辺鋳型銅板の裏面は加工せず前記バツク
アッププレート側に突起を設け両者を組合わせた間隙を
冷却水ジヤケツトとする上記(1)、(2)のいずれか
の項に記載の溝付きスラブの連続鋳造装置。
ろは次の如くである。すなわち、 (1)鋳片の端面に溝部を形成する凸状短辺鋳型銅板を
有して成る鋳型と、前記鋳型の直下に設けられ降下する
溝付きスラブ鋳片を支持する支持ロール装置とを有して
成る溝付きスラブの連続鋳造装置において、前記溝部に
対応する凸状平銅板より成る厚さ20mm以下の短辺鋳型
銅板と該短辺鋳型銅板を支持するバックアツププレート
と該短辺鋳型銅板とバツクアッププレートとの間に介在
する空間に形成された冷却水ジヤケツトとを有して成る
鋳型と、前記鋳型の直下に設けられ鋳片長辺を支持する
長辺支持ロールと、前記鋳型の直下に設けられ鋳片短辺
を支持するフランジ付き短辺支持ロールと該短辺支持ロ
ールを軸受を介して支持固定する固定部とよりなる短辺
支持ロール装置と、を有することを特徴とする溝付きス
ラブの連続鋳造装置。 (2) 前記溝付きスラブの溝部は台形状もしくは円弧
状である上記(1)に記載の溝付きスラブの連続鋳造装
置。 (3) 前記短辺鋳型銅板の裏面は加工せず前記バツク
アッププレート側に突起を設け両者を組合わせた間隙を
冷却水ジヤケツトとする上記(1)、(2)のいずれか
の項に記載の溝付きスラブの連続鋳造装置。
【0007】上記要旨の本発明による溝付きスラブの連
続鋳造装置を実施例について説明する。先ず、本発明の
溝付きスラブの鋳型について説明する。長辺鋳型につい
ては特に限定しないが短辺鋳型については鋳型銅板2を
薄肉化し、全面冷却をすることにより銅板2の温度分布
の均一化を図った。そのために次の計算結果より銅板2
の厚みを20mm以下に限定した。図1に示す如き厚さd
の冷却水により冷却されている銅板において、銅板2を
通過する熱流速qは次の如くである。すなわち、熱入口
の温度をtS、出口の温度をtWとし、この熱流速により
水温tLがtWに上昇したものとすれば、 また熱流速 q=α(tw−tL) ただしα:
水の熱伝導率 連鋳鋳込速度0.6〜1.5m/minの範囲では q=150×104〜250×104Kcal/m2h 従って銅板冷却面での熱伝達率α=18000〜250
00Kcal/m2h℃ 水温tL=40℃であるので 銅板熱伝導率λ=310kcal/mh℃ 以上から銅板表面温度が変態点以下になるように tS≦350℃ とすると。(1)式より d≦0.026m=26mm であることが必要である。しかし溝付きスラブでは銅板
コーナー部では、平滑部の1、2倍の熱流速となるの
で、(2)式を補正すると、 d≦0.0196m≒20mm 従って短辺鋳型銅板の厚さを均一冷却しようとするなら
ば厚さを20mm以下にすべきである。
続鋳造装置を実施例について説明する。先ず、本発明の
溝付きスラブの鋳型について説明する。長辺鋳型につい
ては特に限定しないが短辺鋳型については鋳型銅板2を
薄肉化し、全面冷却をすることにより銅板2の温度分布
の均一化を図った。そのために次の計算結果より銅板2
の厚みを20mm以下に限定した。図1に示す如き厚さd
の冷却水により冷却されている銅板において、銅板2を
通過する熱流速qは次の如くである。すなわち、熱入口
の温度をtS、出口の温度をtWとし、この熱流速により
水温tLがtWに上昇したものとすれば、 また熱流速 q=α(tw−tL) ただしα:
水の熱伝導率 連鋳鋳込速度0.6〜1.5m/minの範囲では q=150×104〜250×104Kcal/m2h 従って銅板冷却面での熱伝達率α=18000〜250
00Kcal/m2h℃ 水温tL=40℃であるので 銅板熱伝導率λ=310kcal/mh℃ 以上から銅板表面温度が変態点以下になるように tS≦350℃ とすると。(1)式より d≦0.026m=26mm であることが必要である。しかし溝付きスラブでは銅板
コーナー部では、平滑部の1、2倍の熱流速となるの
で、(2)式を補正すると、 d≦0.0196m≒20mm 従って短辺鋳型銅板の厚さを均一冷却しようとするなら
ば厚さを20mm以下にすべきである。
【0008】次に短辺鋳型の構成を図2によって説明す
る。図2には溝付きスラブの溝の形状を台形にする場合
を示しているが、必ずしも台形でなくてもよく、円弧状
でもよい。本発明による短辺鋳型は、厚さ20mm以下の
銅板2と、銅板2を裏面から支持するバツクアッププレ
ート6と、銅板2とバツクアッププレート6との間隙に
よって形成される冷却水ジャケット8とにより構成され
ており、冷却水ジャケット8の複数個所にバックプレー
ト6の一部が突出した突起22が設けられ、この突起2
2により銅板2が支持されている。更に、銅板2とバッ
クプレート6とは複数本の銅板締付けボルト24によっ
て固定されている。なお、冷却水ジャケットの入口およ
び出口にはそれぞれ入口シール26A、出口シール26
Bが設けられている。
る。図2には溝付きスラブの溝の形状を台形にする場合
を示しているが、必ずしも台形でなくてもよく、円弧状
でもよい。本発明による短辺鋳型は、厚さ20mm以下の
銅板2と、銅板2を裏面から支持するバツクアッププレ
ート6と、銅板2とバツクアッププレート6との間隙に
よって形成される冷却水ジャケット8とにより構成され
ており、冷却水ジャケット8の複数個所にバックプレー
ト6の一部が突出した突起22が設けられ、この突起2
2により銅板2が支持されている。更に、銅板2とバッ
クプレート6とは複数本の銅板締付けボルト24によっ
て固定されている。なお、冷却水ジャケットの入口およ
び出口にはそれぞれ入口シール26A、出口シール26
Bが設けられている。
【0009】次に鋳型直下の鋳片支持ロールについて説
明する。溝付きスラブ鋳片10においては、溝部は短辺
鋳型部に通常設けられているので、鋳片長辺10Lの支
持については特に限定する必要がなく、従来の平ロール
を使用すればよい。鋳片短辺10Sについては台形状に
凹凸があるので断面欠陥やバルジングについて十分の配
慮をする必要がある。本発明による鋳片短辺支持装置は
次のように構成されている。図3は本発明による鋳片短
辺支持装置を示す平断面図である。鋳片10は通常のフ
ラットな長辺10Lと円弧状に凹んだ短辺10Sとを有
している。そのため鋳型から引抜かれた鋳片10に対し
ては、鋳型の直下から長辺10Lに対しては通常のフラ
ットな支持ロールで支持すると共に、凹部を有する短辺
10Sに対しては、本発明による特殊な短辺支持ロール
装置25を有している。本発明による短辺支持ロール装
置25は次の如く構成されている。すなわち、鋳片短辺
10Sを直接支持するフランジ付きロール27と、該ロ
ール27を回転支持する軸受29と、軸受29を介して
フランジ付きロール27を固定して支持する固定部31
とより成るものである。
明する。溝付きスラブ鋳片10においては、溝部は短辺
鋳型部に通常設けられているので、鋳片長辺10Lの支
持については特に限定する必要がなく、従来の平ロール
を使用すればよい。鋳片短辺10Sについては台形状に
凹凸があるので断面欠陥やバルジングについて十分の配
慮をする必要がある。本発明による鋳片短辺支持装置は
次のように構成されている。図3は本発明による鋳片短
辺支持装置を示す平断面図である。鋳片10は通常のフ
ラットな長辺10Lと円弧状に凹んだ短辺10Sとを有
している。そのため鋳型から引抜かれた鋳片10に対し
ては、鋳型の直下から長辺10Lに対しては通常のフラ
ットな支持ロールで支持すると共に、凹部を有する短辺
10Sに対しては、本発明による特殊な短辺支持ロール
装置25を有している。本発明による短辺支持ロール装
置25は次の如く構成されている。すなわち、鋳片短辺
10Sを直接支持するフランジ付きロール27と、該ロ
ール27を回転支持する軸受29と、軸受29を介して
フランジ付きロール27を固定して支持する固定部31
とより成るものである。
【0010】
【作用】上記本発明による溝付きスラブの連続鋳造装置
を構成する凸状の短辺鋳型銅板2を有して成る鋳型と、
該鋳型直下に設けられた溝付き鋳片10を支持する短辺
支持ロール装置25の構成について個々に説明したが、
これらは総合して溝付きスラブの連続鋳造装置として次
の如く作用する。 (イ) 本発明による短辺鋳型銅板2は、厚さ20mm以下
と薄肉で、しかもバツクアッププレート6との間隙を冷
却水ジャケット8とし、冷却孔を銅板表面に対し広幅に
したので全面冷却が可能となり、台状もしくは円弧状に
端面が凹部を有していても銅板に接触する溶鋼を均一に
冷却できるので、凹部溶鋼がほぼ均一な厚さの凝固殻を
形成し、断面欠陥を発生せず凹部からのブレークアウト
等の事故の発生はない。 (ロ) 一方、本発明によるフランジ付き短辺支持ロール
装置により、台状もしくは円弧状の凹部を有する短辺鋳
片には均一な厚みの凝固殻が形成され、かつ強力な短辺
支持ロール装置によって支持されるので、異常なバルジ
ングを発生することがない。
を構成する凸状の短辺鋳型銅板2を有して成る鋳型と、
該鋳型直下に設けられた溝付き鋳片10を支持する短辺
支持ロール装置25の構成について個々に説明したが、
これらは総合して溝付きスラブの連続鋳造装置として次
の如く作用する。 (イ) 本発明による短辺鋳型銅板2は、厚さ20mm以下
と薄肉で、しかもバツクアッププレート6との間隙を冷
却水ジャケット8とし、冷却孔を銅板表面に対し広幅に
したので全面冷却が可能となり、台状もしくは円弧状に
端面が凹部を有していても銅板に接触する溶鋼を均一に
冷却できるので、凹部溶鋼がほぼ均一な厚さの凝固殻を
形成し、断面欠陥を発生せず凹部からのブレークアウト
等の事故の発生はない。 (ロ) 一方、本発明によるフランジ付き短辺支持ロール
装置により、台状もしくは円弧状の凹部を有する短辺鋳
片には均一な厚みの凝固殻が形成され、かつ強力な短辺
支持ロール装置によって支持されるので、異常なバルジ
ングを発生することがない。
【0011】
【発明の効果】本発明による溝付きスラブの連続鋳造装
置は、変形の生成し易い凹部短辺を均一冷却する短辺鋳
型と、鋳型直下に設けられた鋳片支持ロールのうち、特
に短辺支持ロール装置をフランジを有するロールと、該
ロールを回転支持する軸受と、軸受部を介して支持ロー
ルを固定支持する固定部とより成る短辺支持ロール装置
によって、次の如き効果を挙げることができた。 (イ) 凸状平銅板より成る20mm以下の薄肉銅板を使用
し、しかも裏面を支持するバツクアッププレートに複数
個所に突起を設けるだけで、短辺銅板を組合わせ、その
間隙を冷却水ジャケットとしているので、従来のスリッ
ト加工は不要となり、銅板の全面冷却が可能となって溝
部に断面欠陥を発生することはない。 (ロ) 本発明によるフランジ付き短辺支持ロールを含む
鋳片短辺支持装置は、固定支持装置によって短辺を支持
するので、溝付き部に異常なバルジングを発生せず、欠
陥のない溝付きスラブを製造することができる。 (ハ) 本発明による溝付きスラブの連続鋳造装置は、コ
ンパクトな装置であり、設備費も安価であり、しかも十
分の強度を有して安定な操業が可能であり、メンテナン
ス性も良好である。
置は、変形の生成し易い凹部短辺を均一冷却する短辺鋳
型と、鋳型直下に設けられた鋳片支持ロールのうち、特
に短辺支持ロール装置をフランジを有するロールと、該
ロールを回転支持する軸受と、軸受部を介して支持ロー
ルを固定支持する固定部とより成る短辺支持ロール装置
によって、次の如き効果を挙げることができた。 (イ) 凸状平銅板より成る20mm以下の薄肉銅板を使用
し、しかも裏面を支持するバツクアッププレートに複数
個所に突起を設けるだけで、短辺銅板を組合わせ、その
間隙を冷却水ジャケットとしているので、従来のスリッ
ト加工は不要となり、銅板の全面冷却が可能となって溝
部に断面欠陥を発生することはない。 (ロ) 本発明によるフランジ付き短辺支持ロールを含む
鋳片短辺支持装置は、固定支持装置によって短辺を支持
するので、溝付き部に異常なバルジングを発生せず、欠
陥のない溝付きスラブを製造することができる。 (ハ) 本発明による溝付きスラブの連続鋳造装置は、コ
ンパクトな装置であり、設備費も安価であり、しかも十
分の強度を有して安定な操業が可能であり、メンテナン
ス性も良好である。
【図1】本発明による短辺鋳型銅板2の厚さdを20mm
以下にすべきであることを示す計算式を説明する熱流速
qを示す模式断面図である。
以下にすべきであることを示す計算式を説明する熱流速
qを示す模式断面図である。
【図2】本発明による溝付きスラブの連続鋳造装置のう
ちの鋳型短辺銅板とバツクアッププレートとの組合わせ
状況を示す模式断面図である。
ちの鋳型短辺銅板とバツクアッププレートとの組合わせ
状況を示す模式断面図である。
【図3】本発明による溝付きスラブの連続鋳造装置のう
ちの鋳片短辺支持ロール装置を示す平断面図である。
ちの鋳片短辺支持ロール装置を示す平断面図である。
【図4】従来の溝付きスラブ連続鋳造装置のスリット付
き鋳型銅板とバックアッププレートの組合わせ状況を示
す模式断面図である。
き鋳型銅板とバックアッププレートの組合わせ状況を示
す模式断面図である。
【図5】従来のスリット付き鋳型銅板の冷却不均一によ
る銅板各部の測定温度を等温線で示す断面図である。
る銅板各部の測定温度を等温線で示す断面図である。
【図6】従来の溝付きスラブの鋳片短辺支持ロールの一
例を示す平断面図である。
例を示す平断面図である。
【図7】従来の溝付きスラブの鋳片短辺のフランジ部、
ウエブ部をそれぞれ専用支持ロールで支持する他の一例
を示す平断面図である。
ウエブ部をそれぞれ専用支持ロールで支持する他の一例
を示す平断面図である。
2 溝付きスラブの鋳型短辺銅板 4 冷却用スリット 6 バックアッププレート 8 冷却水ジヤケツト 10 鋳片 10L 鋳片長辺 10S 鋳片短辺 10A 凝固殻 12 鋳片短辺支持ロール 13 未凝固溶鋼 14 ウエブ部 16 フランジ部 22 突起 24 銅板締付けボルト 25 短辺支持ロール装置 26A 入口シール 26B 出口シール 27 フランジ付き支持ロール 29 軸受 31 固定部
Claims (3)
- 【請求項1】 鋳片の端面に溝部を形成する凸状短辺鋳
型銅板を有して成る鋳型と、前記鋳型の直下に設けられ
降下する溝付きスラブ鋳片を支持する支持ロール装置と
を有して成る溝付きスラブの連続鋳造装置において、前
記溝部に対応する凸状平銅板より成る厚さ20mm以下の
短辺鋳型銅板と該短辺鋳型銅板を支持するバックアツプ
プレートと該短辺鋳型銅板とバツクアッププレートとの
間に介在する空間に形成された冷却水ジヤケツトとを有
して成る鋳型と、前記鋳型の直下に設けられ鋳片長辺を
支持する長辺支持ロールと、前記鋳型の直下に設けられ
鋳片短辺を支持するフランジ付き短辺支持ロールと該短
辺支持ロールを軸受を介して支持固定する固定部とより
なる短辺支持ロール装置と、を有することを特徴とする
溝付きスラブの連続鋳造装置。 - 【請求項2】 前記溝付きスラブの溝部は台形状もしく
は円弧状である請求項1に記載の溝付きスラブの連続鋳
造装置。 - 【請求項3】 前記短辺鋳型銅板は裏面を加工せず前記
バツクアッププレート側に突起を設け両者を組合わせた
間隙を冷却水ジヤケツトとする請求項1、2のいずれか
の項に記載の溝付きスラブの連続鋳造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16438192A JPH05329580A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 溝付きスラブの連続鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16438192A JPH05329580A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 溝付きスラブの連続鋳造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05329580A true JPH05329580A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15792051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16438192A Pending JPH05329580A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 溝付きスラブの連続鋳造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05329580A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009178765A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-13 | Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc | 連続鋳造鋳片の蛇行防止装置及び双ドラム式連続鋳造設備 |
| CN115815545A (zh) * | 2022-10-27 | 2023-03-21 | 东北大学 | 一种凸型弧面连铸结晶器窄面铜板及其使用方法 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP16438192A patent/JPH05329580A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009178765A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-13 | Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc | 連続鋳造鋳片の蛇行防止装置及び双ドラム式連続鋳造設備 |
| CN115815545A (zh) * | 2022-10-27 | 2023-03-21 | 东北大学 | 一种凸型弧面连铸结晶器窄面铜板及其使用方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05329580A (ja) | 溝付きスラブの連続鋳造装置 | |
| WO1997024198A1 (en) | Apparatus and method for work hardening an endless belt for use in a belt caster | |
| JPS60162557A (ja) | 薄板連続鋳造装置 | |
| JP2973834B2 (ja) | 薄鋳片の連続鋳造用鋳型 | |
| JPH1080749A (ja) | 高炭素鋼の連続鋳造方法 | |
| JPH10328799A (ja) | 連続鋳造機の鋳片支持装置 | |
| JPS6121143Y2 (ja) | ||
| JP3886774B2 (ja) | 収縮による鋳片鋳造半径の変化を考慮した連続鋳造用鋳型及びこれを用いた連続鋳造設備 | |
| JPH0337819B2 (ja) | ||
| JP2020075291A (ja) | 矩形断面鋼片の圧延方法、連続鋳造圧延設備及び圧延設備 | |
| JP3217638B2 (ja) | 連続鋳造方法及びベルト式連続鋳造方法 | |
| JPS60162555A (ja) | 薄板連続鋳造装置 | |
| JPH06134550A (ja) | ビレット用連続鋳造装置 | |
| AU692236B2 (en) | Method and apparatus for twin belt casting | |
| JP3314036B2 (ja) | 連続鋳造方法および連続鋳造装置 | |
| JPS6326244A (ja) | 薄鋳片連続鋳造用固定短辺 | |
| JPS5838640A (ja) | 薄板の連続鋳造装置 | |
| KR100333069B1 (ko) | 쌍롤식박판주조장치에서의주편균일냉각방법 | |
| JPH0539807Y2 (ja) | ||
| KR100661819B1 (ko) | 냉각능이 우수한 쌍롤식 박판 주조기의 주조롤 | |
| JP3493966B2 (ja) | 連続鋳造用鋳型 | |
| JPS5847547A (ja) | 直接圧延設備 | |
| JPH0751804A (ja) | 連続鋳造用鋳型 | |
| JPH0615424A (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JPH0411289B2 (ja) |