JPH0532982A - 燃料添加剤 - Google Patents
燃料添加剤Info
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- JPH0532982A JPH0532982A JP21584791A JP21584791A JPH0532982A JP H0532982 A JPH0532982 A JP H0532982A JP 21584791 A JP21584791 A JP 21584791A JP 21584791 A JP21584791 A JP 21584791A JP H0532982 A JPH0532982 A JP H0532982A
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- Japan
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- carbon atoms
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- integer
- fuel additive
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 R−O−(A1 O)m −(C3 H6 NH)n
H で表される化合物(式中、Rは炭素数10〜50の
炭化水素残基、A1は炭素数2〜6のアルキレン基、m
は10〜50の整数、nは1〜3の整数を表す。)及び
分子量600以下の脂肪族アミン、脂肪族エーテルアミ
ン及びそのアルキレンオキサイド化合物の少なくとも1
種を含有する燃料添加剤、およびさらに(1)または
(2)式の合成油を含有する燃料添加剤組成物。 (式中、R1はそれぞれ炭素数1〜30のアルキル基、
R2は水素または炭素数1〜20のアルキル基、A2は
炭素数3〜4のアルキレン基、γは1〜50の整数を表
す。) 【効果】キャブレター、マニフォールド、吸気ポート、
吸気弁全てに清浄効果が得られ、さらにブローバイ中の
酸の影響が小さいなど、優れた清浄性を示す。
H で表される化合物(式中、Rは炭素数10〜50の
炭化水素残基、A1は炭素数2〜6のアルキレン基、m
は10〜50の整数、nは1〜3の整数を表す。)及び
分子量600以下の脂肪族アミン、脂肪族エーテルアミ
ン及びそのアルキレンオキサイド化合物の少なくとも1
種を含有する燃料添加剤、およびさらに(1)または
(2)式の合成油を含有する燃料添加剤組成物。 (式中、R1はそれぞれ炭素数1〜30のアルキル基、
R2は水素または炭素数1〜20のアルキル基、A2は
炭素数3〜4のアルキレン基、γは1〜50の整数を表
す。) 【効果】キャブレター、マニフォールド、吸気ポート、
吸気弁全てに清浄効果が得られ、さらにブローバイ中の
酸の影響が小さいなど、優れた清浄性を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料添加剤、特にガソリ
ン添加剤及びそれを含有する燃料添加剤組成物に関し、
更に詳しくは、燃料の吸気系統、特に吸気弁の清浄性に
効果の優れた燃料添加剤及びそれを用いた燃料添加剤組
成物に関する。
ン添加剤及びそれを含有する燃料添加剤組成物に関し、
更に詳しくは、燃料の吸気系統、特に吸気弁の清浄性に
効果の優れた燃料添加剤及びそれを用いた燃料添加剤組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】内燃エ
ンジンの燃料系統及び燃焼室にスラッジやデポジット等
の沈積物が生じると、エンジンの機能低下をきたし、ま
た排ガス等へ悪影響を及ぼす。燃料清浄剤、特にガソリ
ン清浄剤は気化器、吸気弁等のガソリン吸気系統のデポ
ジットの除去や付着防止、燃焼室内の浄化を目的として
ガソリンに添加される。吸気弁や吸気ポートに生成した
デポジットは、エンジン出力の低下や運転性の悪化、排
気ガスの増加の原因になる。近年、エンジンは益々高性
能化し、その結果、このようなデポジットに対して敏感
になっている。この中で、吸気弁のデポジットは、最近
大きな問題となっている。特に最近、日本において、乗
用車の電子制御式噴射装置の装着率が増加している。電
子制御式燃料噴射装置は、ガソリン混合気を精密にコン
トロールし、エンジン性能の向上のみならず、省燃費及
び排ガスの改善に有効である。しかし、吸気バルブにデ
ポジットが付着すると、噴射装置から噴射されたガソリ
ンが、デポジットに当たり、ガソリン混合気のコントロ
ールが狂ってしまい、その結果、運転性に悪影響を与え
る。
ンジンの燃料系統及び燃焼室にスラッジやデポジット等
の沈積物が生じると、エンジンの機能低下をきたし、ま
た排ガス等へ悪影響を及ぼす。燃料清浄剤、特にガソリ
ン清浄剤は気化器、吸気弁等のガソリン吸気系統のデポ
ジットの除去や付着防止、燃焼室内の浄化を目的として
ガソリンに添加される。吸気弁や吸気ポートに生成した
デポジットは、エンジン出力の低下や運転性の悪化、排
気ガスの増加の原因になる。近年、エンジンは益々高性
能化し、その結果、このようなデポジットに対して敏感
になっている。この中で、吸気弁のデポジットは、最近
大きな問題となっている。特に最近、日本において、乗
用車の電子制御式噴射装置の装着率が増加している。電
子制御式燃料噴射装置は、ガソリン混合気を精密にコン
トロールし、エンジン性能の向上のみならず、省燃費及
び排ガスの改善に有効である。しかし、吸気バルブにデ
ポジットが付着すると、噴射装置から噴射されたガソリ
ンが、デポジットに当たり、ガソリン混合気のコントロ
ールが狂ってしまい、その結果、運転性に悪影響を与え
る。
【0003】また、最近の乗用車にはクランクケース・
ベンチレーション・システム(PCVシステム)を備え
ている。これらは燃焼室内からピストンリングとシリン
ダ壁の間隙を通って、クランクケース内に漏れ出るブロ
ーバイガスを吸気系に戻し、ブローバイ中の未燃焼ガス
を燃焼室で燃焼させるものである。ブローバイガス中に
は、未燃焼ガス(吸入混合気あるいは部分酸化を受けた
炭化水素)、エンジンオイル、NOx、SOxが存在す
る。このNOx、SOxは燃焼時に生成した水に溶解
し、硝酸、硫酸に変化する。このブローバイガスが吸気
系統に入ると、汚れの原因となる。特にブローバイ中の
酸は清浄剤へ悪影響を及ぼし、清浄性を低下させる。
ベンチレーション・システム(PCVシステム)を備え
ている。これらは燃焼室内からピストンリングとシリン
ダ壁の間隙を通って、クランクケース内に漏れ出るブロ
ーバイガスを吸気系に戻し、ブローバイ中の未燃焼ガス
を燃焼室で燃焼させるものである。ブローバイガス中に
は、未燃焼ガス(吸入混合気あるいは部分酸化を受けた
炭化水素)、エンジンオイル、NOx、SOxが存在す
る。このNOx、SOxは燃焼時に生成した水に溶解
し、硝酸、硫酸に変化する。このブローバイガスが吸気
系統に入ると、汚れの原因となる。特にブローバイ中の
酸は清浄剤へ悪影響を及ぼし、清浄性を低下させる。
【0004】このような問題解決のために各種の燃料添
加剤が提案されてきた。例えば、特公昭56−4855
6号、特公昭55−39278号、特開昭55−254
89号、特公昭61−33016号各公報などにポリエ
ーテルアミンが開示されている。しかしながら、これら
のポリエーテルアミンは、吸気弁の清浄作用はまだ充分
とは言えない。特に過酷な走行条件下でも優れた清浄効
果を示す燃料添加剤が求められている。上記のような状
況の中にあって、本発明は特に吸気系統全体の清浄性に
優れ、且つ熱分解性の良い、合成の容易な燃料添加剤及
びこれを含んだ燃料添加剤組成物を提供することを目的
とするものである。
加剤が提案されてきた。例えば、特公昭56−4855
6号、特公昭55−39278号、特開昭55−254
89号、特公昭61−33016号各公報などにポリエ
ーテルアミンが開示されている。しかしながら、これら
のポリエーテルアミンは、吸気弁の清浄作用はまだ充分
とは言えない。特に過酷な走行条件下でも優れた清浄効
果を示す燃料添加剤が求められている。上記のような状
況の中にあって、本発明は特に吸気系統全体の清浄性に
優れ、且つ熱分解性の良い、合成の容易な燃料添加剤及
びこれを含んだ燃料添加剤組成物を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような従来技術の課
題を解決するために、本発明者らは鋭意研究の結果、本
発明に到達した。即ち、本発明は、 (1) (A)一般式(1)で表される化合物 R−O−(A1 O)m −(C3 H6 NH)n H (1) (式中、Rは炭素数10〜50の炭化水素残基、A1 は
炭素数2〜6のアルキレン基、mは10〜50の整数、
nは1〜3の整数を表す。)、および (B)分子量600以下の脂肪族アミン、脂肪族エーテ
ルアミン及びそのアルキレンオキサイド化合物の少なく
とも1種を含有することを特徴とする燃料添加剤、およ
び (2) 前記(1)の燃料添加剤にさらに一般式(2)
または(3) R1 −(A2 O)γ−R2 または R1 −(A2 O)γOCR2 (2)
題を解決するために、本発明者らは鋭意研究の結果、本
発明に到達した。即ち、本発明は、 (1) (A)一般式(1)で表される化合物 R−O−(A1 O)m −(C3 H6 NH)n H (1) (式中、Rは炭素数10〜50の炭化水素残基、A1 は
炭素数2〜6のアルキレン基、mは10〜50の整数、
nは1〜3の整数を表す。)、および (B)分子量600以下の脂肪族アミン、脂肪族エーテ
ルアミン及びそのアルキレンオキサイド化合物の少なく
とも1種を含有することを特徴とする燃料添加剤、およ
び (2) 前記(1)の燃料添加剤にさらに一般式(2)
または(3) R1 −(A2 O)γ−R2 または R1 −(A2 O)γOCR2 (2)
【化5】
(式中、R1 はそれぞれ炭素数1〜30のアルキル基、
R2は水素または炭素数1〜20のアルキル基、A2 は
炭素数3〜4のアルキレン基、γは1〜50の整数を表
す。)で表される化合物を含有する燃料添加剤組成物を
提供するものである。
R2は水素または炭素数1〜20のアルキル基、A2 は
炭素数3〜4のアルキレン基、γは1〜50の整数を表
す。)で表される化合物を含有する燃料添加剤組成物を
提供するものである。
【0006】上記一般式(1)で表される化合物は、例
えば炭素数10〜50のアルコール又はアルキルフェノ
ールのアルキレンオキサイド付加物を、アクリロニトリ
ルによりシアノエチル化し、次いで水素添加し、または
これに更にアクリロニトリルによるシアノエチル化と水
素添加とを繰り返すことにより得ることができる。シア
ノエチル化の反応は、苛性アルカリの様な強アルカリ触
媒下、加熱攪拌することにより得られる。また、水素添
加はラネーニッケルのような水素添加触媒の存在下に反
応させて得ることができる。ただし、一般式(1)で表
される化合物の合成法は、このような方法に限られるも
のではない。
えば炭素数10〜50のアルコール又はアルキルフェノ
ールのアルキレンオキサイド付加物を、アクリロニトリ
ルによりシアノエチル化し、次いで水素添加し、または
これに更にアクリロニトリルによるシアノエチル化と水
素添加とを繰り返すことにより得ることができる。シア
ノエチル化の反応は、苛性アルカリの様な強アルカリ触
媒下、加熱攪拌することにより得られる。また、水素添
加はラネーニッケルのような水素添加触媒の存在下に反
応させて得ることができる。ただし、一般式(1)で表
される化合物の合成法は、このような方法に限られるも
のではない。
【0007】ここで上記の製法により合成する場合、原
料となるアルコールROH(ここでRは一般式(1)の
Rと同じもの)は、炭素数10〜50であることが必要
であり、例えば、飽和又は不飽和の各種天然アルコー
ル、チーグラー法による直鎖一価アルコール、オキソ反
応やゲルベ反応で得られる分岐アルコールを使用するこ
とができる。特に好ましくは、デシルアルコール、ラウ
リルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルア
ルコール、エイコシルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、オレイルアルコール、エライジルアルコール、エル
カアルコール等の天然アルコール、チーグラー法による
炭素数10〜30の直鎖状一価アルコール、オキソ法に
よる炭素数10〜24の分岐アルコール、ゲルベ法によ
る炭素数16〜24の分岐アルコール等が用いられる。
料となるアルコールROH(ここでRは一般式(1)の
Rと同じもの)は、炭素数10〜50であることが必要
であり、例えば、飽和又は不飽和の各種天然アルコー
ル、チーグラー法による直鎖一価アルコール、オキソ反
応やゲルベ反応で得られる分岐アルコールを使用するこ
とができる。特に好ましくは、デシルアルコール、ラウ
リルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルア
ルコール、エイコシルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、オレイルアルコール、エライジルアルコール、エル
カアルコール等の天然アルコール、チーグラー法による
炭素数10〜30の直鎖状一価アルコール、オキソ法に
よる炭素数10〜24の分岐アルコール、ゲルベ法によ
る炭素数16〜24の分岐アルコール等が用いられる。
【0008】また原料となるアルキルフェノールとして
は、炭素数4〜40のアルキル基を1又は2個有する、
炭素数10〜50のアルキルフェノールを使用すること
ができ、特に好ましくはアルキル基の炭素数が4〜30
のものがよい。例えば、具体的にはブチルフェノール、
アミルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノ
ール、ジノニルフェノール、ドデシルフェノール、クミ
ルフェノール、あるいは炭素数18〜24のアルキル基
を有するアルキルフェノール、炭素数6〜30のα−オ
レフィンとフェノールを反応させて得られるアルキルフ
ェノール等が好適に使用し得る。
は、炭素数4〜40のアルキル基を1又は2個有する、
炭素数10〜50のアルキルフェノールを使用すること
ができ、特に好ましくはアルキル基の炭素数が4〜30
のものがよい。例えば、具体的にはブチルフェノール、
アミルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノ
ール、ジノニルフェノール、ドデシルフェノール、クミ
ルフェノール、あるいは炭素数18〜24のアルキル基
を有するアルキルフェノール、炭素数6〜30のα−オ
レフィンとフェノールを反応させて得られるアルキルフ
ェノール等が好適に使用し得る。
【0009】上記のアルコール、アルキルフェノール等
に付加すべきアルキレンオキサイドは、炭素数2〜6の
アルキレンオキサイドでなければならず、特に、プロピ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド(1,2−;2,
3−;1,3−;及び1,4−;又はこれらの混合物)
が好ましい。アルキレンオキサイドの付加モル数は10
以上でなければならない。10未満であると、吸気弁で
の清浄効果が弱くなり、本発明の目的にあわない。付加
モル数の上限は特にないが、50を越えると製造上困難
が伴うため経済的に好ましくない。
に付加すべきアルキレンオキサイドは、炭素数2〜6の
アルキレンオキサイドでなければならず、特に、プロピ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド(1,2−;2,
3−;1,3−;及び1,4−;又はこれらの混合物)
が好ましい。アルキレンオキサイドの付加モル数は10
以上でなければならない。10未満であると、吸気弁で
の清浄効果が弱くなり、本発明の目的にあわない。付加
モル数の上限は特にないが、50を越えると製造上困難
が伴うため経済的に好ましくない。
【0010】アルキレンオキサイドの付加物は種々の方
法によって製造することができる。例えば、必要により
適当な溶媒を用いて、アルコールを苛性アルカリのよう
な触媒の存在下、加熱しながら炭素数2〜6のアルキレ
ンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド、ブチレンオキサイド等)を液状又は気体状で加え
て反応させる。2種以上のアルキレンオキサイドを混合
して反応させるランダム付加重合、また、最初に1種の
アルキレンオキサイドを順次付加させるブロック付加重
合を行ってもよい。また、一般式(1)の中のnは1〜
3の整数であり、nが4以上であると燃料中に水が混入
した場合、乳化してしまうので、好ましくはない。
法によって製造することができる。例えば、必要により
適当な溶媒を用いて、アルコールを苛性アルカリのよう
な触媒の存在下、加熱しながら炭素数2〜6のアルキレ
ンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド、ブチレンオキサイド等)を液状又は気体状で加え
て反応させる。2種以上のアルキレンオキサイドを混合
して反応させるランダム付加重合、また、最初に1種の
アルキレンオキサイドを順次付加させるブロック付加重
合を行ってもよい。また、一般式(1)の中のnは1〜
3の整数であり、nが4以上であると燃料中に水が混入
した場合、乳化してしまうので、好ましくはない。
【0011】本発明において用いられる脂肪族アミン、
脂肪族エーテルアミン及びそのアルキレンオキサイド化
合物(以下、アミン類と略称する)としては、分子量6
00以下のものが好ましく、さらに一般式(4)〜
(6)で表されるいずれかの化合物が特に好ましい。分
子量が600を越えるものではブローバイ中の酸の影響
を抑制する効果が低くなるので好ましくない。
脂肪族エーテルアミン及びそのアルキレンオキサイド化
合物(以下、アミン類と略称する)としては、分子量6
00以下のものが好ましく、さらに一般式(4)〜
(6)で表されるいずれかの化合物が特に好ましい。分
子量が600を越えるものではブローバイ中の酸の影響
を抑制する効果が低くなるので好ましくない。
【0012】一般式(4)で表される化合物は以下のと
おりである。
おりである。
【化6】
(式中、R3 は炭素数6〜30の脂肪族炭化水素基、
X、Yは各々水素またはアミノ基を有していてもよい炭
素数1〜20の脂肪族炭化水素基を表す。) 具体的にはヘプチルアミン、オクチルアミン、ラウリル
アミン、ミリスチルアミン、ステアリルアミン、オレイ
ルアミン、エイコシルアミン、ベヘニルアミンなどの一
級アミン、ジオクチルアミン、ジラウリルアミン、ジス
テアリルアミン、ジ牛脂アミンなどの2級アミン、ジメ
チルオクチルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメチル
ラウリルアミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチル
パルミチルアミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチ
ルオレイルアミン、ジラウリルモノメチルアミン、トリ
オクチルアミンなどの3級アミン又はステアリルプロピ
レンジアミン、牛脂プロピレンジアミンなどのジアミン
類が例示される。より好ましくは一級アミンである。
X、Yは各々水素またはアミノ基を有していてもよい炭
素数1〜20の脂肪族炭化水素基を表す。) 具体的にはヘプチルアミン、オクチルアミン、ラウリル
アミン、ミリスチルアミン、ステアリルアミン、オレイ
ルアミン、エイコシルアミン、ベヘニルアミンなどの一
級アミン、ジオクチルアミン、ジラウリルアミン、ジス
テアリルアミン、ジ牛脂アミンなどの2級アミン、ジメ
チルオクチルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメチル
ラウリルアミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチル
パルミチルアミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチ
ルオレイルアミン、ジラウリルモノメチルアミン、トリ
オクチルアミンなどの3級アミン又はステアリルプロピ
レンジアミン、牛脂プロピレンジアミンなどのジアミン
類が例示される。より好ましくは一級アミンである。
【0013】一般式(5)で表される化合物は以下のと
おりである。
おりである。
【化7】
(式中、R4 は炭素数3〜30の脂肪族炭化水素基、R
5 は水素または炭素数1〜16の脂肪族炭化水素基を表
す。ただしR4+R5 の炭素数は10〜32である。n
は1〜5の整数、Lは−(CH2 )z −を表す。ただ
し、zは1〜5の整数を表す。) 一般式(5)の化合物は、一般式(7)
5 は水素または炭素数1〜16の脂肪族炭化水素基を表
す。ただしR4+R5 の炭素数は10〜32である。n
は1〜5の整数、Lは−(CH2 )z −を表す。ただ
し、zは1〜5の整数を表す。) 一般式(5)の化合物は、一般式(7)
【化8】
(式中、R4 およびR5 は前記と同意義)で表されるア
ルコールより常法に従って誘導される。
ルコールより常法に従って誘導される。
【0014】例えば、一般式(7)で表されるアルコー
ルをアクリロニトリルによりシアノエチル化し、次いで
水素添加し、またはこれに更にアクリロニトリルによる
シアノエチル化と水素添加とを繰り返して得ることがで
きる。シアノエチル化の反応は、カセイアルカリの様な
強アルカリ触媒下、加熱攪拌することにより得られる。
また、水素化はラネーニッケルのような水素添加触媒の
下に反応させて得ることができる。ただし、一般式
(5)で表される化合物の合成法はこのような方法に限
られる物ではない。
ルをアクリロニトリルによりシアノエチル化し、次いで
水素添加し、またはこれに更にアクリロニトリルによる
シアノエチル化と水素添加とを繰り返して得ることがで
きる。シアノエチル化の反応は、カセイアルカリの様な
強アルカリ触媒下、加熱攪拌することにより得られる。
また、水素化はラネーニッケルのような水素添加触媒の
下に反応させて得ることができる。ただし、一般式
(5)で表される化合物の合成法はこのような方法に限
られる物ではない。
【0015】このようなアルコールの例としては、ラウ
リルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルア
ルコール、ステアリルアルコール、エイコシルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、チーグラー法による高級アル
コール等の炭素数11〜30の直鎖状一価アルコール、
オキソ反応で得られる炭素数7〜18の分岐アルコー
ル、ゲルベ反応で得られる炭素数16〜24のゲルベア
ルコール、オレイルアルコール等の炭素数7〜30の分
岐アルキル基又は不飽和炭化水素基を有する一価アルコ
ール等が挙げられる。このような一般式(5)で表され
る化合物としては、例えば特開平3−7797号公報に
開示のものが挙げられる。
リルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルア
ルコール、ステアリルアルコール、エイコシルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、チーグラー法による高級アル
コール等の炭素数11〜30の直鎖状一価アルコール、
オキソ反応で得られる炭素数7〜18の分岐アルコー
ル、ゲルベ反応で得られる炭素数16〜24のゲルベア
ルコール、オレイルアルコール等の炭素数7〜30の分
岐アルキル基又は不飽和炭化水素基を有する一価アルコ
ール等が挙げられる。このような一般式(5)で表され
る化合物としては、例えば特開平3−7797号公報に
開示のものが挙げられる。
【0016】一般式(6)で表される化合物は以下のと
おりである。
おりである。
【化9】
(式中、R6 は炭素数6〜24の脂肪族炭化水素基、A
3 は炭素数2〜4のアルキレン基、x及びyは1以上の
整数を表す。ただしx+yは2〜10である。) 一般式(6)において、R6 で示される炭素数6〜24
の脂肪族炭化水素基としては、直鎖または分岐のアルキ
ル基、たとえばヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、
ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テト
ラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコ
シル基およびドコシル基;アルケニル基、たとえばミリ
ストレイル基、パルミトレイル基、オレイル基およびリ
ノレイル基が挙げられる。これらのうち好ましいもの
は、炭素数8〜20の脂肪族炭化水素基であり、とくに
好ましいものはデシル基、ドデシル基、オレイル基であ
る。A3 で示される炭素数2〜4のアルキレン基として
は、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、およびこ
れらの二種以上の併用、たとえばエチレン基とプロピレ
ン基との併用が挙げられる。これらのうち好ましいもの
はエチレン基である。xおよびyは各々1以上の整数で
あり、x+yは2〜10、好ましくは2〜6である。こ
のような一般式(6)で表される化合物としては、特開
昭62−68891号公報、特公昭63−32837号
公報に開示のものが挙げられる。
3 は炭素数2〜4のアルキレン基、x及びyは1以上の
整数を表す。ただしx+yは2〜10である。) 一般式(6)において、R6 で示される炭素数6〜24
の脂肪族炭化水素基としては、直鎖または分岐のアルキ
ル基、たとえばヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、
ノニル基、デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テト
ラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコ
シル基およびドコシル基;アルケニル基、たとえばミリ
ストレイル基、パルミトレイル基、オレイル基およびリ
ノレイル基が挙げられる。これらのうち好ましいもの
は、炭素数8〜20の脂肪族炭化水素基であり、とくに
好ましいものはデシル基、ドデシル基、オレイル基であ
る。A3 で示される炭素数2〜4のアルキレン基として
は、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、およびこ
れらの二種以上の併用、たとえばエチレン基とプロピレ
ン基との併用が挙げられる。これらのうち好ましいもの
はエチレン基である。xおよびyは各々1以上の整数で
あり、x+yは2〜10、好ましくは2〜6である。こ
のような一般式(6)で表される化合物としては、特開
昭62−68891号公報、特公昭63−32837号
公報に開示のものが挙げられる。
【0017】一般式(1)で表される化合物とアミン類
の配合比は重量比で1:0.1〜1、好ましくは1:
0.1〜0.5の範囲であり、常法により調製される。
例えば両者を常温あるいは若干の加熱下で攪拌すること
により行なわれる。本発明において配合されるアミン類
は少なくとも1種が用いられ、2種以上を併用すること
もできる。
の配合比は重量比で1:0.1〜1、好ましくは1:
0.1〜0.5の範囲であり、常法により調製される。
例えば両者を常温あるいは若干の加熱下で攪拌すること
により行なわれる。本発明において配合されるアミン類
は少なくとも1種が用いられ、2種以上を併用すること
もできる。
【0018】また、本発明の燃料添加剤は一般的にキャ
リヤーオイルと呼ばれる鉱油又は合成油を併用すると、
デポジット除去に優れた効果及び清浄性保持効果を発揮
する。特に、一般式(2)または(3) R1 −(A2 O)γ−R2 または R1 −(A2 O)γOCR2 (2)
リヤーオイルと呼ばれる鉱油又は合成油を併用すると、
デポジット除去に優れた効果及び清浄性保持効果を発揮
する。特に、一般式(2)または(3) R1 −(A2 O)γ−R2 または R1 −(A2 O)γOCR2 (2)
【化10】
(式中、R1 はそれぞれ炭素数1〜30のアルキル基、
R2は水素または炭素数1〜20のアルキル基、A2 は
炭素数3〜4のアルキレン基、γは1〜50の整数を表
す。)で表される合成油との併用組成物は一層優れてい
る。これらの合成油としては、アルコール又はアルキル
フェノールのアルキレンオキサイド付加物、特にプロピ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオ
キサイド付加物及びそのエステル又はエーテル化合物が
例示される。ここで、そのようなエステル化合物は、例
えばアルコール又はアルキルフェノールのアルキレンオ
キサイド付加物と相当するカルボン酸とを若干の酸触媒
あるいは他の金属触媒を用いて、高温下反応することに
より得られる。また、エーテル化合物は、例えばアルコ
ール又はアルキルフェノールのアルキレンオキサイド付
加物とアルカリを用いて、アルコラートを合成し、さら
に相当するハロゲン化アルキルと反応させることにより
得られる。但しこれらの化合物の合成法は、このような
方法に限られるものではない。またこれらの配合比は、
本発明に係る燃料添加剤1重量部に対して、0.05〜
20重量部が好ましい。さらに好ましくは0.5〜5重
量部である。
R2は水素または炭素数1〜20のアルキル基、A2 は
炭素数3〜4のアルキレン基、γは1〜50の整数を表
す。)で表される合成油との併用組成物は一層優れてい
る。これらの合成油としては、アルコール又はアルキル
フェノールのアルキレンオキサイド付加物、特にプロピ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオ
キサイド付加物及びそのエステル又はエーテル化合物が
例示される。ここで、そのようなエステル化合物は、例
えばアルコール又はアルキルフェノールのアルキレンオ
キサイド付加物と相当するカルボン酸とを若干の酸触媒
あるいは他の金属触媒を用いて、高温下反応することに
より得られる。また、エーテル化合物は、例えばアルコ
ール又はアルキルフェノールのアルキレンオキサイド付
加物とアルカリを用いて、アルコラートを合成し、さら
に相当するハロゲン化アルキルと反応させることにより
得られる。但しこれらの化合物の合成法は、このような
方法に限られるものではない。またこれらの配合比は、
本発明に係る燃料添加剤1重量部に対して、0.05〜
20重量部が好ましい。さらに好ましくは0.5〜5重
量部である。
【0019】本発明の燃料添加剤組成物は、燃料油中に
0.1〜50,000ppm配合される。配合量が多い
程より優れた清浄性を示すが、1〜20,000ppm
で実用上充分優れた結果が得られる。本発明の燃料添加
剤または燃料添加剤組成物は他の燃料添加剤、例えば防
錆剤、抗乳化剤、酸化防止剤、金属不活性剤等と併用し
ても良い。このように本発明の燃料添加剤を配合するこ
とにより清浄性の優れた燃料組成物が得られる。
0.1〜50,000ppm配合される。配合量が多い
程より優れた清浄性を示すが、1〜20,000ppm
で実用上充分優れた結果が得られる。本発明の燃料添加
剤または燃料添加剤組成物は他の燃料添加剤、例えば防
錆剤、抗乳化剤、酸化防止剤、金属不活性剤等と併用し
ても良い。このように本発明の燃料添加剤を配合するこ
とにより清浄性の優れた燃料組成物が得られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を合成例、実施例、比較例およ
び実験例によってさらに詳細に説明するが、本発明はこ
れらによって限定されるものではない。 合成例1 ノニルフェノール(BO)17(ノニルフェノールの1,
2−ブチレンオキサイド17モル付加物)0.40モル
を1リットルの4つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下で
苛性カリ8ミリモルを触媒として76〜80℃の温度で
加熱攪拌しながらアクリロニトリル0.48モルを3時
間かけて滴下し、滴下後76〜80℃にて2時間反応さ
せ、次いで酢酸により苛性カリを中和し、過剰のアクリ
ロニトリルを減圧下に除去し、シアノエチル化物を得
た。このシアノエチル化物300gを1リットルのオー
トクレーブに入れ、ラネーニッケルを触媒として20k
g/cm2 の水素圧をかけて水素添加を行い、一般式
(1)で表される化合物である表1中のA−1の化合物
を得た。
び実験例によってさらに詳細に説明するが、本発明はこ
れらによって限定されるものではない。 合成例1 ノニルフェノール(BO)17(ノニルフェノールの1,
2−ブチレンオキサイド17モル付加物)0.40モル
を1リットルの4つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下で
苛性カリ8ミリモルを触媒として76〜80℃の温度で
加熱攪拌しながらアクリロニトリル0.48モルを3時
間かけて滴下し、滴下後76〜80℃にて2時間反応さ
せ、次いで酢酸により苛性カリを中和し、過剰のアクリ
ロニトリルを減圧下に除去し、シアノエチル化物を得
た。このシアノエチル化物300gを1リットルのオー
トクレーブに入れ、ラネーニッケルを触媒として20k
g/cm2 の水素圧をかけて水素添加を行い、一般式
(1)で表される化合物である表1中のA−1の化合物
を得た。
【0021】合成例2〜4
合成例1と同様の方法により、オクタデシルフェノール
のプロピレンオキサイド20モル付加物、2−ヘプチル
ウンデカノールの1,2−ブチレンオキサイド20モル
及びプロピレンオキサイド10モル付加物、オレイルア
ルコールの1,2−ブチレンオキサイド20モル付加物
からそれぞれ表1中のA−2、A−3、A−4の化合物
を得た。
のプロピレンオキサイド20モル付加物、2−ヘプチル
ウンデカノールの1,2−ブチレンオキサイド20モル
及びプロピレンオキサイド10モル付加物、オレイルア
ルコールの1,2−ブチレンオキサイド20モル付加物
からそれぞれ表1中のA−2、A−3、A−4の化合物
を得た。
【0022】合成例5〜7
ノニルフェノール(BO)15H(ノニルフェノールの
1,2−ブチレンオキサイド15モル付加物)0.40
モルを1リットルの4つ口フラスコに入れ、さらに1.
1倍当量の水酸化カリウムを加え、110℃に加熱攪拌
しながら、2時間減圧脱水することによりアルコラート
を調製した。得られたアルコラートに、窒素雰囲気下
0.48モルの臭化オクチルを100℃に反応温度をコ
ントロールしながら滴下し、エーテルを合成した。反応
後、反応物を水洗、乾燥し、目的物のエーテル化合物
(表3中のC−2の化合物)を得た。また、ノニルフェ
ノールに1,2−ブチレンオキサイドを15モル付加さ
せることにより表3中のC−1の化合物を、オクタデシ
ルフェノールにプロピレンオキサイドを20モル付加さ
せることにより表3中のC−3の化合物を得た。
1,2−ブチレンオキサイド15モル付加物)0.40
モルを1リットルの4つ口フラスコに入れ、さらに1.
1倍当量の水酸化カリウムを加え、110℃に加熱攪拌
しながら、2時間減圧脱水することによりアルコラート
を調製した。得られたアルコラートに、窒素雰囲気下
0.48モルの臭化オクチルを100℃に反応温度をコ
ントロールしながら滴下し、エーテルを合成した。反応
後、反応物を水洗、乾燥し、目的物のエーテル化合物
(表3中のC−2の化合物)を得た。また、ノニルフェ
ノールに1,2−ブチレンオキサイドを15モル付加さ
せることにより表3中のC−1の化合物を、オクタデシ
ルフェノールにプロピレンオキサイドを20モル付加さ
せることにより表3中のC−3の化合物を得た。
【0023】実施例
前記の合成例において得られた一般式(1)で表される
化合物(表1中のA−1〜A−4)、表2に示すアミン
類および表3に示す合成油を用いて、本発明の燃料添加
剤あるいは燃料添加剤組成物を調製した。調製は芳香族
溶剤で50%に希釈することにより行った。得られた本発
明品を添加剤1〜14とする。 比較例 実施例と同様にして表4に示す組成となる比較品に係る
添加剤1〜8を調製した。
化合物(表1中のA−1〜A−4)、表2に示すアミン
類および表3に示す合成油を用いて、本発明の燃料添加
剤あるいは燃料添加剤組成物を調製した。調製は芳香族
溶剤で50%に希釈することにより行った。得られた本発
明品を添加剤1〜14とする。 比較例 実施例と同様にして表4に示す組成となる比較品に係る
添加剤1〜8を調製した。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】実験例1(スラッジ分散性試験)
表4に示す添加剤について、酸の存在の有無でスラッジ
沈積防止効果がどのように影響を受けるか調べる目的
で、下記の方法により分散性試験を行なった。高マイル
数走行後のエンジンのクランクケースから削り取られた
スラッジのヘキサン不溶性、クロロホルム可溶性部分
を、試験添加剤を含有する市販のレギュラーガソリンに
クロロホルム溶液としてスラッジ量が600ppmにな
るように加えた。添加剤濃度を100ppm、以後50
ppm刻みでスラッジ溶液添加30分後のスラッジの分
散状態を調べた。添加剤を入れない場合、スラッジはガ
ソリンに不溶であり、沈澱する。スラッジの沈澱がない
状態にできる最小添加剤濃度を求めた。また、酸存在下
のスラッジ分散性試験を硝酸エタノール溶液を用いて、
試験サンプル中に硝酸濃度を30ppm共存させ、同様
のスラッジ分散性試験を行なった。結果を表5にまとめ
た。表5の結果をみてもわかるように、本発明による一
般式(1)で表される化合物とアミン類とを含有する添
加剤あるいはさらに合成油を含有する組成物は、硝酸の
ような酸が存在してもスラッジ分散性の低下は少ない。
沈積防止効果がどのように影響を受けるか調べる目的
で、下記の方法により分散性試験を行なった。高マイル
数走行後のエンジンのクランクケースから削り取られた
スラッジのヘキサン不溶性、クロロホルム可溶性部分
を、試験添加剤を含有する市販のレギュラーガソリンに
クロロホルム溶液としてスラッジ量が600ppmにな
るように加えた。添加剤濃度を100ppm、以後50
ppm刻みでスラッジ溶液添加30分後のスラッジの分
散状態を調べた。添加剤を入れない場合、スラッジはガ
ソリンに不溶であり、沈澱する。スラッジの沈澱がない
状態にできる最小添加剤濃度を求めた。また、酸存在下
のスラッジ分散性試験を硝酸エタノール溶液を用いて、
試験サンプル中に硝酸濃度を30ppm共存させ、同様
のスラッジ分散性試験を行なった。結果を表5にまとめ
た。表5の結果をみてもわかるように、本発明による一
般式(1)で表される化合物とアミン類とを含有する添
加剤あるいはさらに合成油を含有する組成物は、硝酸の
ような酸が存在してもスラッジ分散性の低下は少ない。
【0029】
【表5】
【0030】実験例2(エンジン評価試験)
本発明の組成物の清浄性能を調べる目的で、以下のテス
ト条件におけるエンジン評価試験を行なった。 (テスト条件) エンジン:日産CA18S(1800cc) ガソリン:市販のレギュラーガソリン 添加剤 :300ppm(対ガソリン) 運転条件: ステップ 回転数(rpm) 時間(分) 1 800 5 2 1500 20 3 1900 30 4 4000 5 上記の運転モードを1サイクルとし、200サイクル
(200時間)エンジンを運転し、添加剤の評価を行な
った。
ト条件におけるエンジン評価試験を行なった。 (テスト条件) エンジン:日産CA18S(1800cc) ガソリン:市販のレギュラーガソリン 添加剤 :300ppm(対ガソリン) 運転条件: ステップ 回転数(rpm) 時間(分) 1 800 5 2 1500 20 3 1900 30 4 4000 5 上記の運転モードを1サイクルとし、200サイクル
(200時間)エンジンを運転し、添加剤の評価を行な
った。
【0031】テスト前後での吸気系統(吸気弁、吸気ポ
ート、マニホールド、キャブレター)の状況を、エンジ
ンを分解して、デポジットの付着度合を視認することに
より評価した。但し、吸気弁はテスト前後の重量を測定
し、デポジット付着量を求めた。エンジンに関して、吸
気系統は新品を用いた。テスト前後での清浄性保持度合
の判定は、以下の基準で行なった。効果判定の基準は燃
料添加剤無添加の結果に基づいた。結果を表6に示す。
表6より、本発明による一般式(1)で表される化合物
とアミン類とを含有する添加剤あるいはさらに合成油を
含有する組成物のいずれも清浄性を有し、特に合成油を
含有する組成物のほうが優れている。 (判定基準) ×:デポジット付着量増大 −:無添加の結果と同じ △:無添加の結果より若干清浄効果有り ○:デポジット付着ほとんどなし ◎:デポジット付着全くなし
ート、マニホールド、キャブレター)の状況を、エンジ
ンを分解して、デポジットの付着度合を視認することに
より評価した。但し、吸気弁はテスト前後の重量を測定
し、デポジット付着量を求めた。エンジンに関して、吸
気系統は新品を用いた。テスト前後での清浄性保持度合
の判定は、以下の基準で行なった。効果判定の基準は燃
料添加剤無添加の結果に基づいた。結果を表6に示す。
表6より、本発明による一般式(1)で表される化合物
とアミン類とを含有する添加剤あるいはさらに合成油を
含有する組成物のいずれも清浄性を有し、特に合成油を
含有する組成物のほうが優れている。 (判定基準) ×:デポジット付着量増大 −:無添加の結果と同じ △:無添加の結果より若干清浄効果有り ○:デポジット付着ほとんどなし ◎:デポジット付着全くなし
【0032】
【表6】
【0033】
【発明の効果】本発明の燃料添加剤は、燃料油の清浄剤
としての機能を有しており、キャブレター、マニフォー
ルド、吸気ポート、吸気弁全てに清浄効果が得られる。
さらに、本発明の燃料添加剤または燃料添加剤組成物は
ブローバイ中の酸の影響が小さく、優れた清浄性を示す
ものである。従って、過酷な条件下、特に高負荷走行時
の吸気系統全ての清浄効果に優れる。
としての機能を有しており、キャブレター、マニフォー
ルド、吸気ポート、吸気弁全てに清浄効果が得られる。
さらに、本発明の燃料添加剤または燃料添加剤組成物は
ブローバイ中の酸の影響が小さく、優れた清浄性を示す
ものである。従って、過酷な条件下、特に高負荷走行時
の吸気系統全ての清浄効果に優れる。
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)一般式(1)で表される化合物 R−O−(A1 O)m −(C3 H6 NH)n H (1) (式中、Rは炭素数10〜50の炭化水素残基、A1 は
炭素数2〜6のアルキレン基、mは10〜50の整数、
nは1〜3の整数を表す。)、および (B)分子量600以下の脂肪族アミン、脂肪族エーテ
ルアミン及びそのアルキレンオキサイド化合物の少なく
とも1種を含有することを特徴とする燃料添加剤。 - 【請求項2】 請求項1に記載の燃料添加剤にさらに一
般式(2)または(3) R1 −(A2 O)γ−R2 または R1 −(A2 O)γOCR2 (2) 【化1】 (式中、R1 はそれぞれ炭素数1〜30のアルキル基、
R2は水素または炭素数1〜20のアルキル基、A2 は
炭素数3〜4のアルキレン基、γは1〜50の整数を表
す。)で表される化合物を含有する燃料添加剤組成物。 - 【請求項3】 請求項1における(B)記載の化合物が
一般式(4)〜(6)のいずれかで表される化合物であ
る請求項1記載の燃料添加剤。 【化2】 (式中、R3 は炭素数6〜30の脂肪族炭化水素基、
X、Yは各々水素またはアミノ基を有していてもよい炭
素数1〜20の脂肪族炭化水素基を表す。) 【化3】 (式中、R4 は炭素数3〜30の脂肪族炭化水素基、R
5 は水素または炭素数1〜16の脂肪族炭化水素基を表
す。ただしR4+R5 の炭素数は10〜32である。n
は1〜5の整数、Lは−(CH2 )z −を表す。ただ
し、zは1〜5の整数を表す。) 【化4】 (式中、R6 は炭素数6〜24の脂肪族炭化水素基、A
3 は炭素数2〜4のアルキレン基、x及びyは1以上の
整数を表す。ただしx+yは2〜10である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21584791A JPH0532982A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 燃料添加剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21584791A JPH0532982A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 燃料添加剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0532982A true JPH0532982A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16679259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21584791A Pending JPH0532982A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 燃料添加剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0532982A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002526596A (ja) * | 1998-09-18 | 2002-08-20 | アメリカン エナジー グループ インコーポレイテッド | 燃料添加剤および燃料の処理方法 |
| CN113930296A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-01-14 | 江苏瑞安汽车实业有限公司 | 一种中性燃烧室清洗剂及其制备方法 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP21584791A patent/JPH0532982A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002526596A (ja) * | 1998-09-18 | 2002-08-20 | アメリカン エナジー グループ インコーポレイテッド | 燃料添加剤および燃料の処理方法 |
| JP5020435B2 (ja) * | 1998-09-18 | 2012-09-05 | セントロン エナジー コーポレーション | ディーゼル燃料添加剤およびディーゼル燃料の処理方法 |
| JP5020434B2 (ja) * | 1998-09-18 | 2012-09-05 | セントロン エナジー コーポレーション | 燃料添加剤および燃料の処理方法 |
| CN113930296A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-01-14 | 江苏瑞安汽车实业有限公司 | 一种中性燃烧室清洗剂及其制备方法 |
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