JPH05329863A - キャビティユニットの徐冷装置 - Google Patents

キャビティユニットの徐冷装置

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JPH05329863A
JPH05329863A JP4139520A JP13952092A JPH05329863A JP H05329863 A JPH05329863 A JP H05329863A JP 4139520 A JP4139520 A JP 4139520A JP 13952092 A JP13952092 A JP 13952092A JP H05329863 A JPH05329863 A JP H05329863A
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JP
Japan
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slow cooling
cavity unit
cavity
cooling
cooling device
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Pending
Application number
JP4139520A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Hatakeyama
寿治 畠山
Kazuhiko Kumagai
和彦 熊谷
Kinichi Oikawa
欽一 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Optical Industries Co Ltd
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Optical Industries Co Ltd
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Optical Industries Co Ltd, Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Optical Industries Co Ltd
Priority to JP4139520A priority Critical patent/JPH05329863A/ja
Publication of JPH05329863A publication Critical patent/JPH05329863A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/72Heating or cooling
    • B29C45/7207Heating or cooling of the moulded articles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、キャビティユニットの徐冷装置に
関し、徐冷を効率的に行なうことにより、複数のキャビ
ティユニットを用いる多品種混合生産を可能にして、成
形システムの生産性を高めることを目的とする。 【構成】 内部にキャビティが形成されるようそれぞれ
一対の金型を有する複数のキャビティユニット1を、所
定の加熱ステーション2、充填・緩和ステーション3、
徐冷ステーション4、成形品取出しステーション5の順
に搬送し、前記キャビティに対応する形状の樹脂成形品
を成形するようにした成形システムにあって、前記徐冷
ステーション4に、前記キャビティユニット1を徐冷す
る徐冷ステージ11と、該徐冷ステージとは冷却速度の異
なる冷却ステージ12と、を設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビティユニットの
徐冷装置、特にプラスチックレンズ等の精密成形品を射
出成形する成形システムに設けて効果的なキャビティユ
ニットの徐冷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック成形加工の高精度化
により、その利点を活用した様々な射出成形、例えばプ
ラスチックレンズ(光学素子)のような精密成形品の射
出成形がなされている。このような成形においては、成
形金型による形状転写精度を高めるため、樹脂がキャビ
ティ内に充填完了する直前から充填樹脂が固化するまで
適当な圧力を加え続けることが必要である。
【0003】一方、これを実現する優れた方法として、
ゲートシール成形法と称される成形方法が提案されてい
る。この成形方法では、例えば樹脂の配向と圧力分布に
起因する樹脂圧力及び樹脂温度の不均一さが生じるのを
解消するため、金型加熱により型温を所定温度まで上昇
させて射出充填を行ない、ゲートの封止(シール)を行
って樹脂の流動を止め、次いで、金型をガラス転位点以
上の温度に保って樹脂の緩和を行い、キャビティ内の樹
脂の圧力と温度を均一にし、次いで、熱変形温度以下に
なるまでゆっくりと徐冷して樹脂圧力が十分に下がった
ら成形品を取り出す。
【0004】この成形方法を実施する成形システムのキ
ャビティユニットの徐冷装置としては、例えば送風によ
る徐冷、即ち空冷方式のものが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに空冷のみによる徐冷を行なう徐冷装置にあっては、
多段階的な徐冷を行ないたい場合(例えば樹脂のガラス
転移点温度以下では急冷したい場合)に瞬時に対応し難
い。また、キャビティユニットの個数が多かったり成形
品形状によりキャビティユニットが大型になったりした
場合に所定の時間内で熱変形温度まで徐冷することがで
きないといった不具合が生じてしまう。したがって、品
種の異なるキャビティユニッテトを用いて多品種混合生
産を行なうことで生産性の向上を図るということが困難
である。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、上述のような射出成形において最
も時間を要する徐冷を効率的に行なうことにより、複数
のキャビティユニットを用いる多品種混合生産を可能に
し、成形システムの生産性を高めることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、内部にキャビティが形成されるよ
うそれぞれ一対の金型を有する複数のキャビティユニッ
トを、所定の加熱ステーション、充填・緩和ステーショ
ン、徐冷ステーション、成形品取出しステーションの順
に搬送し、前記キャビティに対応する形状の樹脂成形品
を成形するようにした成形システムにあって、前記徐冷
ステーションに、前記キャビティユニットを徐冷する徐
冷ステージと、該徐冷ステージとは冷却速度の異なる冷
却ステージと、を設けたことを特徴とするものであり、
請求項2記載の歯は、前記成形システムが、前記キャビ
ティに樹脂を充填された前記キャビティユニットをゲー
ト封止するゲートシール成形システムであることを特徴
とするものである。
【0008】また、請求項3記載の発明は、前記徐冷ス
テージを複数設けたことを特徴とするものであり、請求
項4記載の発明は、前記冷却ステージが、前記キャビテ
ィユニットに密着可能な冷却ブロックを有することを特
徴とするものであり、請求項5記載の発明は、前記冷却
ブロック内に温度調整機構を設けたことを特徴とするも
のであり、請求項6記載の発明は、前記温度調整機構が
水を媒体とすることを特徴とするものであり、請求項7
記載の発明は、前記温度調整機構が油を媒体とすること
を特徴とするものである。
【0009】請求項8記載の発明は、前記冷却ブロック
が金属で形成されていることを特徴とするものであり、
請求項9記載の発明は、前記冷却ブロックが断熱材で形
成されていることを特徴とするものであり、請求項10
記載の発明は、前記金属で形成された冷却ブロックに断
熱材を着脱可能に取り付けたことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項11記載の発明は、前記徐冷ステー
ジが、前記キャビティを送風により徐冷するものである
ことを特徴とするものであり、請求項12記載の発明
は、前記徐冷ステージでの送風の送風力を制御する送風
力制御手段を設けたことを特徴とするものであり、請求
項13記載の発明は、前記送風力制御手段が、前記キャ
ビティユニットの搬送ラインの上下に、吸引力の調整可
能な吸引ダクトを有することを特徴とするものであり、
請求項14記載の発明は、前記送風力制御手段が、前記
キャビティユニットの搬送ラインの上下に、風量調整可
能なファンを有することを特徴とするものである。
【0011】さらに、請求項15記載の発明は、前記徐
冷ステージ又は/及び冷却ステージでのキャビティユニ
ットの搬送速度を制御する搬送速度制御手段を設けたこ
とを特徴とするものであり、請求項16記載の発明は、
前記冷却ブロックがキャビティユニットに密着したまま
キャビティユニットの搬送方向に移動することを特徴と
するものであり、請求項17記載の発明は、前記徐冷ス
テージ及び冷却ステージでの徐冷速度を、キャビティユ
ニットにそれぞれ付された識別標識の読み取り情報に基
づいて制御するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】請求項1〜4記載の発明では、複数のキャビテ
ィユニットを、徐冷ステージと該徐冷ステージとは冷却
速度の異なる冷却ステージとにより徐冷するから、冷却
速度を効率良く制御することが可能になり、成形システ
ムの生産性が高まる。請求項5〜7記載の発明では、温
度調整機構を用いることで、急冷が可能で、しかも、キ
ャビティユニットからの熱により昇温した冷却ブロック
を速やかに初期の状態に復帰させることができる。
【0013】請求項8〜10記載の発明では、急冷時に
は熱伝導性の良い金属からなる冷却ブロックを使用する
ことで、超徐冷時には断熱材からなる冷却ブロックを使
用することで、必要な冷却速度に適した効率的な徐冷が
可能になる。請求項11〜14記載の発明では、送風に
よる徐冷を行なうことで、キャビティユニットの各部を
均一な冷却速度で徐冷することが可能になり、その送風
力制御でより細かな制御が可能になる。
【0014】請求項15記載の発明では、搬送速度を制
御することで、徐冷ステージおよび冷却ステージの併用
と相俟って、所定時間で目標温度まで徐冷することが容
易に可能になる。請求項16記載の発明では、冷却ステ
ージでの冷却速度を高めることで、より効率の良い徐冷
が可能になる。
【0015】請求項17記載の発明では、識別標識を読
み取ってキャビティユニットの種類を識別することで、
それぞれに最適な徐冷を行なうことが可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図11は本発明に係るキャビティユニット
の徐冷装置の一実施例を示す図であり、本発明をゲート
シール成形システムの徐冷装置に適用した例を示してい
る。
【0017】まず、その構成について説明する。図1〜
図4において、1は複数のキャビティユニットである。
これらキャビティユニット1は、詳細を図示しないが、
それぞれ内部に所定形状のキャビティを形成するよう上
下一対の金型からなる。これら複数のキャビティユニッ
ト1は、チェーン等を利用する公知の搬送手段6によっ
て搬送され、所定の加熱ステーション2で加熱された
後、充填・緩和ステーション3に送られ、この充填・緩
和ステーション3で前記キャビティ内に溶融樹脂を射出
充填されてゲートシールされるとともにその温度及び圧
力を緩和され、次いで徐冷ステーション4に搬送されて
熱変形温度以下まで徐冷され、成形品取出しステーショ
ン5で成形品取出しのために型開きされる。なお、これ
ら各ステーションの作業や搬送作業は図示しない制御盤
によって制御される。
【0018】加熱ステーション2は、キャビティユニッ
ト1を加熱する場所であり、その加熱手段として複数の
型加熱装置21、22、23を具備している。型加熱装置21〜
23のそれぞれは、例えば熱伝導率の良い銅材を用いた一
対のL字型のヒーターブロックと、それぞれのヒーター
ブロックに埋設された複数組の棒状ヒーターおよび熱電
対と、下側のヒーターブロックと共に基板上に立設固定
された一般的クランプ方式の締め付け手段と、複数のボ
ルトにより上側のヒーターブロックに連結されたヒータ
ーブロック押えとを有している。そして、締め付け手段
により、ヒーターブロックの間の空間に挿入されていた
キャビティユニット1がクランプされ、或はそのクラン
プ状態を解かれる。また、ヒーターコントローラが前記
熱電対と協働して棒状ヒーターの発熱量管理を行うよう
になっている。
【0019】また、本実施例における加熱の方法は、例
えば第1加熱ステージである型加熱装置21を目標温度
(射出時温度)よりやや高目に設定して、その後の第
2、第3加熱ステージである型加熱装置22、23で段階的
にキャビティユニット1を均熱加熱させるステップ加熱
方式を採用した。また、ヒーターブロックの形状は必ず
しもL字形である必要はなく、4方向からのそれぞれ加
熱(4面加熱)してもよく、ヒーターブロックの材質も
前述の銅材に代えて例えば熱伝導の良いアルミニウム材
を用いることができる。さらに、締め付け手段の締め付
け方式も油圧や空気圧をはじめとする何等かの動力によ
り十分な締付け力を得るようにすることができる。
【0020】充填・緩和ステーション3においては、キ
ャビティユニット1の前記キャビティ内に高圧で樹脂を
射出充填し、充填後の樹脂温度および圧力の偏在を緩和
するようになっている。なお、射出完了時には、キャビ
ティユニット1内の図示しない樹脂供給通路に配された
弁体(ゲートシール手段)が前後差圧(キャビティ側が
高圧)により弁座状のゲートに圧接着座することでゲー
トシールがなされる。また、その射出・充填作業は、公
知の射出成形機7(射出充填手段)によって例えば10
00kgf /cm2 以上の高圧で行われるようになってい
る。この射出成形機7のダイプレートには、保温用ヒー
ターが埋設され、かつ、キャビティユニット1を所定位
置に位置決めするための金型位置決め治具が取付けられ
ている。
【0021】また、本実施例の充填・緩和ステーション
3では、油圧シリンダ及び当接部材等からなる押圧機構
により、型締め方向と直交する方向にもキャビティユニ
ット1を締め付け、小型であるために比較的低剛性なキ
ャビティユニット1が射出充填時にこの直交方向へ開く
ような変形を生じないようにしている。一方、キャビテ
ィユニット1には、図示しない自己保持機構が設けられ
ており、自己保持機構によって所定の型締力を保持でき
るようになっている。具体的には、自己保持機構は、キ
ャビティユニット1の上下金型を型締方向に締め付けて
連結する複数の自己保持ボルトを前記キャビティの近傍
に有しており、この自己保持ボルトは上金型を貫通して
下金型にねじ結合している。この自己保持機構の採用に
より射出成形機7による充填・緩和後にキャビティユニ
ット1のゲート部を移動弁体によりゲートシールした状
態で射出成形機7を開放し、キャビティユニット1を単
独で徐冷するとともに射出成形機7によらない所定の保
圧状態を保つことができるようにしている。
【0022】徐冷ステーション4は、射出成形機7の開
放によってその機外に取り出されたキャビティユニット
1を熱変形温度以下(凝固する温度)まで所望の冷却速
度で徐冷するもので、図2に概念的に示すように、複数
の徐冷ステージ11と同数の冷却ステージ12とから構成さ
れている。複数の徐冷ステージ11は、図3に示すよう
に、金型搬送部42上に、空気式徐冷装置41の複数の強制
排気用ダクト43(吸引力の調整可能な吸引ダクト)に対
応して設けられされている。金型搬送部42(搬送速度制
御手段)は、搬送手段6の一部を構成しており、例えば
一定速度で設定カウント数だけ進み、或は設定停止時間
だけ停止するようになっている。また、成形1サイクル
の時間=キャビティユニット1の移動時間+停止時間と
なるよう設定されている。強制排気用ダクト43は、カバ
ーで覆われた内部に空気の流れを起こし、キャビティユ
ニット1を所望の徐冷速度で徐冷する目的で設けられて
おり、その内部に設けられた遮蔽板44(送風力制御手
段)がその傾きを変化させることで、各排気用ダクト43
の空気回収口43aを独立して開閉する開閉手段となって
おり、この開閉手段により排気用ダクト43の吸い込み風
量(吸引力)を独立して調整する機能を有している。ま
た、金型搬送部42の上下でかつ各排気用ダクト43の空気
回収口43aの間には複数の風量(送風力)調整可能なフ
ァン45(送風力制御手段)が設けられている。
【0023】冷却ステージ12は、図4に示すようにキャ
ビティユニット1の上下左右の各面に密着して熱を奪う
4つの(複数の)冷却ブロック14を有し、更にこれらを
キャビティユニット1に密着させる図示しない油圧装置
と、これら冷却ブロック14およびキャビティユニット1
等を一体に移動させる移動手段とを有している。ここ
で、冷却ブロック14は上下左右の4方向からキャビティ
ユニット1を冷却する構成となっており、この冷却ブロ
ック14は例えば熱伝導性の良い金属(例えば銅又はアル
ミニウム)から形成されている。また、冷却ブロック14
内には冷却媒体を通す冷却管を有する温度調整機構(以
下、単に温調機構という)15が設けられており、この温
調機構15は目標とする冷却条件に応じて水又は油を使用
媒体として選択し冷却を行なう。なお、この冷却ブロッ
クにはそれぞれ熱電対16が埋設されており、冷却ブロッ
ク14はこの熱電対16の温度検出情報に基づき図示しない
コントローラにより温度制御される。さらに、これら冷
却ブロック14はキャビティユニット1に密着する面に断
熱材17をそれぞれ着脱可能に装着する構造(ボス形状又
は溝形状)となっている。したがって、冷却ブロック14
は、断熱材17を使用(装着)しない場合には徐冷ステー
ジ11より大きい冷却速度でキャビティユニット1の冷却
(急冷)を行なうことができ、断熱材17を使用する場合
には徐冷ステージ11での徐冷より小さい冷却速度で徐冷
を行なうことができる。前記移動手段は、例えば所定の
ループ状の軌道に沿って冷却ブロック14を移動させるも
ので、キャビティユニット1に密着したまま所定位置に
達した冷却ブロック14は、前記油圧装置により分離され
た後、この移動手段により移動されUターンしてキャビ
ティユニット1に密着する位置に戻るようになってお
り、同時にキャビティユニット1の搬送速度を制御する
搬送速度制御手段ともなっている。
【0024】図2において、18は識別標識であり、識別
標識18はキャビティユニット1の所定位置にそれぞれ装
着されている。この識別標識18は例えば複数の凹凸とし
て形成されており、この標識18を機械的に検出し複数ビ
ットの0N/OFF信号からなる識別信号とすること
で、各金型を識別可能にする。そして、識別標識18に基
づき、徐冷ステージ11および冷却ステージ12での温度制
御を行なう。
【0025】成形品取出しステーション5は、徐冷ステ
ーション4で成形品取出し温度まで徐冷されたキャビテ
ィユニット1に対し、公知のナットランナーによって、
その自己保持機構の複数の自己保持ボルトを緩めた後、
型開閉装置によって上下金型を型開きするようになって
いる。この型開閉装置は、複数のガイドポストに昇降可
能に取付けられた昇降板と、その昇降板の下方に固設さ
れた固定板と、昇降板に取付けられ、キャビティユニッ
ト1の周辺部に形成された溝部に係合するオートクラン
プ式(例えば空気圧シリンダを利用した自動式)の金型
クランプと、固定板に取付けられた金型クランプと、図
示しない昇降駆動源とを具備している。また、キャビテ
ィユニット1はエジェクト機構を備えていないため、成
形品の取り出しは所謂つかみ出し方式の取出し装置(図
示していない)にて行う。なお、成形品を取り出したキ
ャビティユニット1は、前記ナットランナーによって再
び型閉じ及び型締めするよう自己保持ボルトを締付けら
れる。
【0026】次に、作用を説明する。まず、成形品取出
しステーション5の型開閉装置によってキャビティユニ
ット1の自己保持ボルトが締め付けられ、キャビティユ
ニット1が型締めされる。このキャビティユニット1
は、加熱ステーション2にて所定温度に均熱加熱された
後、充填・緩和ステーション3に搬送されて射出成形機
7にセット(クランプ)され、この射出成形機7からの
型締め力を受ける。また、この型締めと共に、押圧機構
によってキャビティユニット1が型締め方向と直交する
方向にも締め付けられ、この状態で、キャビティユニッ
ト1内のキャビティに溶融樹脂が射出充填され、この射
出の完了時にキャビティ側とスプルー側の樹脂の差圧に
よってキャビティユニット1内の弁体がゲートに圧接着
座してゲートがシールされる。
【0027】次いで、射出成形機7によるキャビティユ
ニット1の型締めが解かれ、射出成形機7の開放及び押
圧機構のクランプ解除によってキャビティユニット1が
射出成形機7の機外に取り出されると、そのキャビティ
ユニット1が徐冷ステーション4に送られて徐冷され
る。このとき、複数のキャビティユニット1が、徐冷ス
テージ11と該徐冷ステージとは冷却速度の異なる冷却ス
テージ12とにより徐冷されるから、冷却速度を効率良く
制御することが可能になり、例えば図5に示すように、
ガラス転移点まではゆっくりと徐冷し、その後成形品取
り出しまでは急冷するというような多段的徐冷を効率的
に行なうことができる。また、冷却ブロック14に温度調
整機構15を用いることで、冷却ステージ12での急冷が可
能で、しかも、キャビティユニット1からの熱により昇
温した冷却ブロック14を速やかに初期の状態に復帰させ
ることができ、その急冷時には熱伝導性の良い金属から
なる冷却ブロック14をそのまま使用し冷却ステージ12で
の冷却速度を高めることで、超徐冷時には当接部分が断
熱材17を冷却ブロック14に装着し冷却速度を小さくする
ことで、効率的な徐冷ができる。
【0028】一方、徐冷ステージ11では、徐冷装置41が
送風による徐冷を行なうことで、キャビティユニット1
の各部を均一な冷却速度で徐冷することが可能になり、
遮蔽板44の開閉やファン45の風量調整によりその送風力
を制御することで、より細かな徐冷速度制御が可能にな
る。あるいは、金型搬送部42の搬送速度を制御すること
で、徐冷ステージ11および冷却ステージ12の併用と相俟
って、所定時間で目標温度まで徐冷することが容易に可
能になる。
【0029】また、識別標識を読み取ってキャビティユ
ニット1の種類を識別することで、徐冷ステージ11およ
び冷却ステージ12をそれぞれキャビティユニット1に最
適な条件で制御して好ましい徐冷を行なうことが可能に
なる。したがって、キャビティユニット1の種類に応じ
て最適な徐冷が行なわれ、上下金型11、12に形成された
転写面形状(前記キャビティを形成する面)が高精度に
転写される。
【0030】キャビティユニット1の徐冷によってその
内部の樹脂が凝固し(熱変形温度まで冷却され)、キャ
ビティユニット1が成形品取出しステーション5まで搬
送されると、前記ナットランナーによって自己保持ボル
トが緩められ、キャビティユニット1の型開きが行われ
る。そして、凝固した成形品がキャビティユニット1か
ら前記つかみ出し方式の取り出し装置で取り出される。
以下、上記一連の工程を1サイクルとして連続的な成形
加工が行われる。
【0031】このように本実施例においては、複数のキ
ャビティユニット1を徐冷ステージ11とこの徐冷ステー
ジとは冷却速度の異なる冷却ステージ12とにより徐冷す
るようにしているので、成形品形状の異なる複数種のキ
ャビティユニット1を用いたとしても、効率の良い徐冷
を行なうことがてき、複数種類を混流する成形加工によ
り成形システムの生産性を向上させることができる。
【0032】また、成形システムをゲートシール成形シ
ステムとしているので、上記徐冷の効果を活かした高精
度な精密成形ができ、徐冷ステージ11を複数設けている
ので、キャビティユニット1を増加させても、複数のキ
ャビティユニット1を均一に徐冷することができる。さ
らに、冷却ブロック14をキャビティユニット1に密着さ
せるので、急冷を含む効率的な徐冷ができ、温度調整機
構を用いることで、キャビティユニット1からの熱によ
り昇温した冷却ブロック14を速やかに初期の状態に復帰
させることができる。また、温度調整機構15の媒体とし
て水を利用し、低コストで冷却効果の大きい温度調整機
構を得ることができ、あるいは、冷却ブロック14をキャ
ビティユニット1に密着させる機構を油圧機構としてそ
の油を温度調整機構15の媒体として利用することがで
き、しかも温度調整機構15における錆等の発生を防止す
ることができる。
【0033】また、冷却ブロック14の材質として、熱伝
導性の良い金属を使用することで、急冷を行なうことが
でき、あるいは、断熱材を使用することでゆっくりとし
た徐冷が可能になる。さらに、断熱材を冷却ブロックに
着脱してその冷却速度を容易に変更することができる。
また、徐冷装置41で複数の吸引ダクト43を用いた徐冷を
行なうことで、キャビティユニット1の各部を均一な冷
却速度で徐冷することができ、その送風力を遮蔽板44に
より制御して徐冷速度を細かに制御することができる。
さらに、吸引力の調整可能な吸引ダクト43を用いること
で複数の徐冷ステージ11を容易に形成することができる
とともに、風量調整可能なファン45を用いることで、徐
冷ステージ11における徐冷速度を容易に可変してきめ細
かで効率的な徐冷をすることができる。
【0034】また、徐冷ステージ11および冷却ステージ
12を併用することの効果に加え、キャビティユニット1
の搬送速度を制御することで、目標温度までの徐冷時間
を容易に設定できる。また、冷却ブロック14をキャビテ
ィユニット1との密着状態で搬送方向に移動させること
により、冷却ステージ11での冷却速度を高めることがで
き、より効率の良い徐冷ができる。また、キャビティユ
ニット1に付された識別標識18を読み取ってキャビティ
ユニット1の種類を識別することで、それぞれに最適な
徐冷を行なうことができる。
【0035】なお、本実施例では、冷却ブロック14に断
熱材17を着脱可能に取り付けるようにしていたが、断熱
材からなる冷却ブロックを設けて超徐冷を可能にするこ
ともできる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数のキ
ャビティユニットを、徐冷ステージとこの徐冷ステージ
とは冷却速度の異なる冷却ステージとにより徐冷するよ
うにしているので、冷却速度を効率良く制御することが
でき、成形システムの生産性を高めることができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、成形システ
ムをゲートシール成形システムとしたので、上記徐冷の
効果を活かした高精度な精密成形ができる。請求項3記
載の発明によれば、徐冷ステージを複数設けたので、キ
ャビティユニットを増加させても、複数のキャビティユ
ニットを均一に徐冷することができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、冷却ブロッ
クをキャビティユニットに密着させるので、急冷がで
き、効率的な徐冷ができる。請求項5記載の発明によれ
ば、温度調整機構を用いることで、急冷が可能で、しか
も、キャビティユニットからの熱により昇温した冷却ブ
ロックを速やかに初期の状態に復帰させることができ
る。
【0039】請求項6記載の発明によれば、温度調整機
構の媒体として水を利用するので、低コストで冷却効果
の大きい温度調整機構を得ることができる。請求項7記
載の発明によれば、例えば冷却ブロックをキャビティユ
ニットに密着させる機構を油圧機構にしてその油を温度
調整機構の媒体として利用することができ、しかも温度
調整機構における錆等の発生を防止することができる。
【0040】請求項8記載の発明によれば、熱伝導性の
良い金属製の冷却ブロックを使用することで、急冷を行
なうことができ、効率的な徐冷ができる。請求項9記載
の発明によれば、断熱材からなる冷却ブロックを使用す
ることでゆっくりとした徐冷が可能になる。請求項10
記載の発明によれば、断熱材を冷却ブロックに着脱して
その冷却速度を容易に変更することができる。
【0041】請求項11記載の発明によれば、送風によ
る徐冷を行なうことで、キャビティユニットの各部を均
一な冷却速度で徐冷することができる。請求項12記載
の発明によれば、送風力制御手段により徐冷ステージに
おける徐冷速度を細かに制御することができる。請求項
13記載の発明によれば、吸引力の調整可能な吸引ダク
トを用いることで複数の徐冷ステージを容易に形成する
ことができ、より均一な徐冷ができる。
【0042】請求項14記載の発明によれば、風量調整
可能なファンを用いて送風力制御を行なうので、徐冷ス
テージにおける徐冷速度を容易に可変しきめ細かで効率
的な徐冷をすることができる。請求項15記載の発明に
よれば、徐冷ステージおよび冷却ステージを併用するこ
との効果に加え、キャビティユニットの搬送速度を制御
することで、目標温度までの徐冷時間を容易に設定でき
る。
【0043】請求項16記載の発明によれば、冷却ブロ
ックをキャビティユニットとの密着状態で移動させるこ
とにより、冷却ステージでの冷却速度を高めることがで
き、より効率の良い徐冷ができる。請求項17記載の発
明によれば、キャビティユニットに付された識別標識を
読み取ってキャビティユニットの種類を識別すること
で、それぞれに最適な徐冷を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャビティユニットの徐冷装置の
一実施例を示すその成形システムの概略構成図である。
【図2】一実施例の徐冷ステーションの構成を概念的に
示す図である。
【図3】その徐冷ステージを有する空気式徐冷装置の概
略構成図である。
【図4】その冷却ブロックの構成を示す図で、(a)は
その正面図、(b)はその断熱材装着時の側面図であ
る。
【図5】一実施例による多段階的な徐冷の一例を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 キャビティユニット 2 加熱ステーション 3 充填・緩和ステーション 4 徐冷ステーション 5 成形品取り出ステーション 6 搬送手段 7 射出成形機 11 徐冷ステージ 12 冷却ステージ 14 冷却ブロック 15 温度調整機構 16 熱電対 17 断熱材 18 識別標識 41 空気式徐冷装置(冷却手段) 42 金型搬送部(搬送ライン、搬送速度制御手段) 43 排気用ダクト(吸引ダクト) 44 遮蔽板(送風力制御手段) 45 ファン(送風力制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/78 7365−4F // B29L 11:00 4F (72)発明者 及川 欽一 岩手県花巻市大畑第10地割109番地 リコ ー光学株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にキャビティが形成されるようそれぞ
    れ一対の金型を有する複数のキャビティユニットを、所
    定の加熱ステーション、充填・緩和ステーション、徐冷
    ステーション、成形品取出しステーションの順に搬送
    し、前記キャビティに対応する形状の樹脂成形品を成形
    するようにした成形システムにあって、 前記徐冷ステーションに、 前記キャビティユニットを徐冷する徐冷ステージと、 該徐冷ステージとは冷却速度の異なる冷却ステージと、
    を設けたことを特徴とするキャビティユニットの徐冷装
    置。
  2. 【請求項2】前記成形システムが、前記キャビティに樹
    脂を充填された前記キャビティユニットをゲート封止す
    るゲートシール成形システムであることを特徴とする請
    求項1記載のキャビティユニットの徐冷装置。
  3. 【請求項3】前記徐冷ステージを複数設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のキャビティユニットの徐冷
    装置。
  4. 【請求項4】前記冷却ステージが、前記キャビティユニ
    ットに密着可能な冷却ブロックを有することを特徴とす
    る請求項3記載のキャビティユニットの徐冷装置。
  5. 【請求項5】前記冷却ブロック内に温度調整機構を設け
    たことを特徴とする請求項4記載のキャビティユニット
    の徐冷装置。
  6. 【請求項6】前記温度調整機構が水を媒体とすることを
    特徴とする請求項5記載のキャビティユニットの徐冷装
    置。
  7. 【請求項7】前記温度調整機構が油を媒体とすることを
    特徴とする請求項5記載のキャビティユニットの徐冷装
    置。
  8. 【請求項8】前記冷却ブロックが金属で形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載のキャビティユニットの
    徐冷装置。
  9. 【請求項9】前記冷却ブロックが断熱材で形成されてい
    ることを特徴とする請求項4記載のキャビティユニット
    の徐冷装置。
  10. 【請求項10】前記金属で形成された冷却ブロックに断
    熱材を着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項8
    記載のキャビティユニットの徐冷装置。
  11. 【請求項11】前記徐冷ステージが、前記キャビティを
    送風により徐冷するものであることを特徴とするキャビ
    ティユニットの徐冷装置。
  12. 【請求項12】前記徐冷ステージでの送風の送風力を制
    御する送風力制御手段を設けたことを特徴とする請求項
    11記載のキャビティユニットの徐冷装置。
  13. 【請求項13】前記送風力制御手段が、前記キャビティ
    ユニットの搬送ラインの上下に、吸引力の調整可能な吸
    引ダクトを有することを特徴とする請求項12記載のキ
    ャビティユニットの徐冷装置。
  14. 【請求項14】前記送風力制御手段が、前記キャビティ
    ユニットの搬送ラインの上下に、風量調整可能なファン
    を有することを特徴とする請求項12記載のキャビティ
    ユニットの徐冷装置。
  15. 【請求項15】前記徐冷ステージ又は/及び冷却ステー
    ジでのキャビティユニットの搬送速度を制御する搬送速
    度制御手段を設けたことを特徴とする請求項3記載のキ
    ャビティユニットの徐冷装置。
  16. 【請求項16】前記冷却ブロックがキャビティユニット
    に密着したままキャビティユニットの搬送方向に移動す
    ることを特徴とする請求項4記載のキャビティユニット
    の徐冷装置。
  17. 【請求項17】前記徐冷ステージ及び冷却ステージでの
    徐冷速度を、キャビティユニットにそれぞれ付された識
    別標識の読み取り情報に基づいて制御するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のキャビティユニットの徐
    冷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016137602A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 株式会社岐阜多田精機 射出成型金型
JP2022188166A (ja) * 2018-09-21 2022-12-20 キヤノンバージニア, インコーポレイテッド 射出成形システム

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