JPH05330028A - 転写型インクジェットプリンタ - Google Patents

転写型インクジェットプリンタ

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JPH05330028A
JPH05330028A JP14444492A JP14444492A JPH05330028A JP H05330028 A JPH05330028 A JP H05330028A JP 14444492 A JP14444492 A JP 14444492A JP 14444492 A JP14444492 A JP 14444492A JP H05330028 A JPH05330028 A JP H05330028A
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ink
solvent
ink image
transfer drum
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JP14444492A
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Hideo Yamazaki
英雄 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写型インクジェットプリンタにおいて、蒸
気の発生がなく、印字から転写までの時間や、印字パタ
ーンに影響されずに、かつ低い転写圧力で高画質像を得
ること。 【構成】 インクジェット記録ヘッド2で吐出したイン
ク滴で、転写ドラム1上にインク像を形成後、コロトロ
ン帯電器3でイオンを照射して、インク像を構成してい
る着色粒子を転写ドラム1表面に固定する。インク像を
形成した転写ドラム1は、溶媒塗布手段4によって、溶
媒20を塗布した後に、塗布厚規制ローラ21で一様な
厚みに規制され、濃縮したインク像を形成する。この転
写ドラム1上の濃縮状態のインク像は、転写押圧ローラ
6により記録紙8に転写される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関し、さらに詳細には、転写媒体上にインク像を形
成した後、記録媒体に転写し、記録媒体上にインク像を
得る転写型インクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】転写型インクジェットプリンタは、例え
ば米国特許第4538156号明細書に開示される方式
が知られている。
【0003】これは図7に示すように、記録ヘッド10
1によって、円筒状の転写媒体100表面に形成したイ
ンク像に、記録媒体102の背面より圧力ローラ104
を押し当てて圧力によって転写する。未転写の残留イン
クは、クリーニング装置103によって除去される。
【0004】この従来の転写型インクジェットプリンタ
においては、転写画像品質が悪いという問題点を有して
いた。これは、第1には液体インクからなるインク像が
記録媒体と接触すると記録媒体の繊維に沿ってしみこ
み、インク像周辺部がヒゲ状になるためであった。第2
には、転写が転写媒体と記録媒体との接触によって行な
われるため、平滑度の低い記録媒体に対しては、凹部は
記録媒体と転写媒体とが接触せず、転写すべき像が転写
されない、いわゆる「白抜け」状態となった。
【0005】このような問題に対して、本出願人は特開
昭62−92849号公報においてインク滴を一旦転写
媒体上に吐出し、ここでインク滴中の溶媒成分を蒸発さ
せて、濃縮したインクを記録紙上に押圧転写する装置を
提案している。これは図8に示すように、記録ヘッド2
01よりインクを転写媒体202に吐出し、ヒータ20
3によってインクの溶媒成分の蒸発を早め、ローラ20
4で支えられた記録媒体205に押圧して転写してい
る。転写後の転写媒体は、ブラシ206によってクリー
ニングされ、ブロア207で乾燥されて、一定の表面状
態になっている。これは、濃縮したインクを記録媒体2
05に転写するために、転写時にインク像が変形せず、
また記録媒体205に染み込むこともない。従って、転
写型インクジェットプリンタのもつ上述の問題を解消
し、鮮明な像形成を可能にするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
像の濃縮にヒータ203を用いている点で、さらに解決
しなければならない問題点を抱えている。第1には、溶
媒の蒸発にともない、溶媒蒸気が装置内部に放出される
ために、装置内部が汚染されるという問題点を有してい
た。
【0007】第2には、転写圧力が大きくなってしまう
という問題点を有していた。すなわち、ヒータ203の
熱量を適当な値に設定して、濃縮状態を特定しようとし
ても、1ノズルヘッドまたはマルチノズルヘッドで走査
する場合、インク吐出から転写までの時間が場所によっ
て異なり、濃縮状態に差が生じてしまう。ここで、イン
ク像の濃縮状態と転写圧力との関係は、インク像が濃縮
しているほど転写圧力は大きくなる傾向にあるため、イ
ンク像の最大の濃縮状態に合わせて圧力値を設定する必
要があり、過大な圧力を要した。さらに、インク像の印
字パターン、言い替えれば単位面積当りのインク量によ
ってもインク像の濃縮状態が異なってしまい過大な転写
圧力を要していた。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決するもの
で、その目的は、蒸気の発生がなく、また印字から転写
までの時間や、印字パターンに影響されない、低転写圧
力で良好な画像が得られる転写型インクジェットプリン
タを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の転写型インクジ
ェットプリンタは、溶媒に着色粒子を分散してなるイン
クと、このインクをインク滴として吐出するインクジェ
ット記録ヘッドと、このインク滴を担持し、かつインク
ジェット記録ヘッドに対して間隙を介して移動する転写
媒体と、この転写媒体から記録媒体にインク像を転写す
る転写手段とを有し、前記転写媒体にインク像を形成後
転写手段に至るまでの間に、前記転写媒体に形成したイ
ンク像に対して、イオンを照射するイオン照射手段と溶
媒を塗布する溶媒塗布手段と溶媒の厚みを一定にする溶
媒厚規制手段とを順次備えたことを特徴とする。
【0010】
【実施例】次に本発明の詳細を図示した実施例に基づい
て説明する。
【0011】図1は本発明の第1実施例の転写型インク
ジェットプリンタの斜視図を示す。転写媒体である転写
ドラム1の周囲に、インクジェット記録ヘッド2、イオ
ン照射手段であるコロトロン帯電器3、溶媒塗布手段
4、溶媒厚規制手段5、転写手段である転写押圧ローラ
6、転写ドラムクリーニング装置7とが順次配置されて
いる。
【0012】転写ドラム1は、金属素管10の周囲に導
電性弾性層11を設けて構成される。導電性弾性層11
はカーボンブラックや金属粉等の導電性コンパウンドを
分散したゴム材から得ることができる。転写ドラム1
は、インクジェット記録ヘッド2に対して一定の間隙を
介して、図中矢印Aの方向に回転可能に支持されてい
る。 インクジェット記録ヘッド2は、圧電素子を用い
る形式のインクジェット記録ヘッドであり、複数のノズ
ルを転写ドラム1の軸方向に一定の間隔で配列されてい
る。
【0013】コロトロン帯電器3は、コロトロンによる
イオン発生装置であって、直径0.05mmのタングス
テンワイヤ12の周囲を約7mmの距離を保ってステン
レスのハウジング13でシールドした構成になってい
る。タングステンワイヤ12は高圧電源14が接続され
ており、−5kVの高電圧を印加することにより、負の
コロナイオンを発生させることができる。
【0014】溶媒塗布手段4は、インクを構成する溶媒
である石油系溶媒20を収納する溶媒容器15と、ポン
プ16と、スリット17を有する塗布ヘッド18とによ
って構成され、スリット17を転写ドラム1に対向して
配置している。
【0015】塗布厚規制手段5は、溶媒容器15の内部
にあって、塗布厚規制ローラ21と、塗布厚規制ローラ
21表面に付着した溶媒を除去する剥離板22と、塗布
厚規制ローラ21の両端に装着したレースリング23と
から構成される。
【0016】転写押圧ローラ6はアルミニウムの金属ロ
ーラであり、図示しない圧力印加手段によって、転写ド
ラム1に押圧または解除の制御が可能に構成され、押圧
時は記録媒体である記録紙8を介して図中矢印Bの方向
に、転写ドラム1の周速と同一速度で回転する。
【0017】転写ドラムクリーニング装置7は、ウレタ
ンゴムよりなるクリーニングブレード25とハウジング
26とによって構成される。クリーニングブレード25
は、図示しない駆動手段に接続され、そのエッジを転写
ドラム1の表面に当接または解除が可能に構成されてい
る。
【0018】インクは、本実施例では着色粒子が石油系
溶媒に分散したものを用いている。すなわち、石油系溶
媒はエクソン化学社製アイソパーLを用いており、常温
で揮発し難い特性を有する。着色粒子は、顔料としてコ
ロンビアンカーボン社のラベン1255及び樹脂として
エチルセルロースとから構成され、帯電制御剤と共にア
イソパーLに分散することにより、負に帯電している。
これを固形分濃度を25wt%になるように調整して用
いている。
【0019】次に動作について説明する。記録信号が入
力されない初期状態では、転写押圧ローラ6と、転写ド
ラムクリーニング装置7のクリーニングブレード25と
が、転写ドラム1に対して当接または押圧状態が解除さ
れた状態に保持されている。図1に示す仮想平面Hで切
断された断面図を図2に示す。図中、転写押圧ローラ
6、クリーニングブレード25の当接または押圧状態を
実線で、解除状態を破線で6´、25´をそれぞれ付記
して示している。初期状態では、それぞれ破線で示す位
置に保持されている。
【0020】次にこの状態を保ったまま、記録信号がイ
ンクジェット記録ヘッド2に入力されると、転写ドラム
1の外周表面上にインク像を形成する。インクジェット
記録ヘッド2によるインク像形成動作を図1と図3を用
いて説明する。図3は図1における矢印Dの方向から見
た図である。インクジェット記録ヘッド2は、複数のノ
ズル30、31、32…を転写ドラム1の軸方向(図
中、矢印Eの方向)に一致させて、8×1/300イン
チのピッチで配置した構成をとっており、記録信号に応
じて、インクをインク滴として複数のノズル30、3
1、32…から選択的に吐出する。このように構成した
インクジェット記録ヘッド2は、記録時に転写ドラム1
の回転に同期して、移動手段19によって、転写ドラム
1の軸方向に1/300インチだけ送られ、30´、3
1´、32´…で示す位置に移動する。すなわち、転写
ドラム1が1回転する毎にインクジェット記録ヘッド2
は、転写ドラム1の軸方向に移動し、これを8回転繰り
返すことにより、1/300インチピッチで、転写ドラ
ム1上の所定の記録領域28にインク像を形成すること
ができる。その後、インクジェット記録ヘッド2は初期
の位置に移動する。移動手段19は、カム35とモータ
36とによって構成されている。このように、インクジ
ェット記録ヘッド2を構成およびインク像形成動作を行
わせることで、インクジェット記録ヘッド2のノズルの
ピッチは転写ドラム1上での画素ピッチの8倍でよく、
製造が簡略化でき安価に製造できる。また、インクジェ
ット記録ヘッド2からの吐出は低粘度状態で行なわれる
ため、良好な吐出特性が得られ、転写ドラム1上に高画
質なインク像を安定して得ることができる。
【0021】以上の動作を行うことによって、記録領域
28の全域にわたってインク像の記録が行なわれる。イ
ンク像形成動作が終了すると、コロトロン帯電器3によ
り負のコロナイオンが照射され、インク像は、着色粒子
と石油系溶媒とに分離される。 コロトロン帯電器3に
よるインクの分離作用を図4と図5とを用いて詳細に説
明する。本実施例においては着色粒子41は負に帯電し
ており、転写ドラム1はグランドに接続されている。転
写ドラム1上のインク像40は、図4に示すように石油
系溶媒42中に着色粒子41が均一に分散されている。
ここでコロトロン帯電器3により負のコロナイオン43
が照射されると、インク像40の表面は図5に示すよう
に負に帯電し、着色粒子41が静電気力を受けて転写ド
ラム1表面に付着する。この時、石油系溶媒42の液滴
形状は図4におけるインク像40の高さ方向に減少し、
インク滴40と転写ドラム1との接触面積に比べ拡大さ
れるが、着色粒子41は図4におけるインク像40と転
写ドラム1との接触面積を保ったまま、転写ドラム1の
表面方向に向かって移動し、転写ドラム1の近い部分に
おいては濃縮されたインク像となる。すなわち、着色粒
子41が分散しているインク像40は、コロナイオン4
3を照射することによって濃縮された着色粒子41と石
油系溶媒42とに分離することができる。転写ドラム1
上のインク像40のない部分44にもコロナイオン43
は照射されるが、転写ドラム1は導電性であるために帯
電することはない。また、コロトロン帯電器3によっ
て、コロナイオン43を照射するタイミングは、インク
像形成動作と同期して行ってもよい。すなわち、インク
像形成動作の終了後に、一様にコロナイオン43を照射
するばかりでなく、本実施例では、インク像形成動作中
の転写ドラム1の回転毎に同期して、コロトロン帯電器
3によりコロナイオン43を照射しても構わない。特
に、転写ドラム1の表面とインクとの濡れ性によって、
インク像40が流れ易かったり、または濡れ難くてイン
ク滴が互いに集まってしまうような場合には有効であ
る。これは、記録信号に応じて忠実に、着色粒子を転写
ドラム1表面上に固定する上述の作用を有するためであ
る。
【0022】次に、溶媒塗布手段4によって、インクを
構成している石油系溶媒20を転写ドラム1表面に一様
に塗布する。これは、溶媒容器15に収納している石油
系溶媒20を、ポンプ16によって塗布ヘッド18に供
給することにより、スリット17から石油系溶媒20を
吐出させて、転写ドラム1表面に一様に塗布する。ここ
で、インク像の上から石油系溶媒20を塗布する際、着
色粒子に対して塗布圧が働くが、インク像の着色粒子4
1には、転写ドラム1表面との間に鏡像力が作用してい
るため、着色粒子41は乱れることはない。また、溶媒
塗布手段4による石油系溶媒20の塗布厚みは、後述す
る塗布厚規制手段5によって決められ、本実施例では塗
布厚規制ローラ21と転写ドラム1との距離よりも厚く
塗布する必要がある。
【0023】石油系溶媒を一様に塗布された転写ドラム
1は、塗布厚規制ローラ21によって、石油系溶媒を所
定の厚さに規制される。塗布厚規制ローラ21は両端に
レースリング23を装着し、転写ドラム1に当接するこ
とによって、転写ドラム1と0.3mmの距離を隔て
て、図中矢印Cの方向に回転する。これによって、転写
ドラム1と塗布厚規制ローラ21との微小間隙中の石油
系溶媒20に、流体粘性に起因する力を与えて、転写ド
ラム1表面からから引き剥し、転写ドラム1の表面には
石油系溶媒20を所定の厚みで規制することができる。
インク像の着色粒子41には、先に述べた鏡像力が作用
しているため、転写ドラム1表面から剥がれることはな
い。本実施例では、石油系溶媒20の厚みが5μm以下
になる様に、塗布厚規制ローラ21の周速を定め、転写
ドラム1上に濃縮したインク像を形成している。塗布厚
規制ローラ21表面に付着した石油系溶媒20は、剥離
板22によって除去され、溶媒容器15内に流下させて
保持する。
【0024】次に転写ドラム1と転写押圧ローラ6を当
接させ、圧力を印加し、この押圧部に記録紙8を通過さ
せ、印加される圧力によって、転写ドラム1上のインク
像を記録紙8に転写する。この時、インク像は適度な湿
潤状態を保っているために、低圧力で、記録紙8上に高
画質の画像を得ることができる。
【0025】記録紙8へのインク像の転写が終了する
と、クリーニングブレード25が転写ドラム1に当接さ
れ、転写ドラム1上の残留インク像が剥離、除去され
る。所定時間経過すると、クリーニングブレード25
は、もとの当接状態が解除された状態になる。
【0026】転写ドラム1上のインク像は、塗布厚規制
ローラ21を通過することにより、蒸発手段を用いず
に、濃縮されたインク像を形成することができる。その
ため、インクを構成している石油系溶媒の蒸気の発生に
よる装置内の汚染を防ぐことができる。また、インク像
形成動作終了後に、一様に石油系溶媒を塗布して所定の
厚みに規制するため、一様な濃縮状態のインク像を形成
することができる。そのため、印字から転写までの時間
や、印字パターンに影響されない、低転写圧力で良好な
画像を得ることができる。
【0027】本実施例においては、コロトロン帯電器に
よって照射されるコロナイオンの極性はインクを構成し
ている着色粒子の帯電極性と同極性としたが、逆極性の
コロナイオンを照射しても同様の効果が得られた。
【0028】図6は本発明の第2実施例の転写型インク
ジェットプリンタの斜視図を示す。転写媒体である転写
ベルト9の周囲に、インクジェット記録ヘッド2、コロ
トロン帯電器3、溶媒塗布手段4、溶媒厚規制手段5、
転写押圧ローラ6、転写ベルトクリーニングパッド50
とが順次配置されている。転写ベルト9は、駆動ローラ
51と従動ローラ52とテンションローラ53とによっ
て構成される搬送機構に懸架されて、図中矢印Fの方向
に搬送される。テンションローラ53、従動ローラ5
2、駆動ローラ51に対して、転写ベルト9を介して対
向する位置に、それぞれインクジェット記録ヘッド2、
溶媒塗布手段4と溶媒厚規制手段5、転写押圧ローラ6
をそれぞれ配置している。本実施例で用いたインクは、
第1実施例と同様の石油系溶媒と着色粒子で構成されて
いる。
【0029】転写ベルト9は、ニッケル等の金属の無端
ベルトに導電性弾性層を積層して構成され、導電性弾性
層としては第1実施例で示したゴム材等を用いることが
できる。溶媒塗布手段4と塗布厚規制手段5とは、その
一部が一体に構成されている。溶媒塗布手段4は、溶媒
供給スリット60が供給ポンプ61を介して、石油系溶
媒を収納している溶媒タンク62と接続された構成であ
る。また、塗布厚規制手段5は、溶媒回収スリット65
が回収ポンプ66を介して、溶媒タンク62と接続され
た構成である。溶媒供給スリット60と溶媒回収スリッ
ト65とは、部材67によって一体に構成され、それぞ
れのスリットの開口部を従動ローラ52の軸方向に沿っ
て配置している。
【0030】次に動作について説明する。インクジェッ
ト記録ヘッド2によるインク像形成動作及びコロトロン
帯電器3によるコロナイオン照射の動作は、第1実施例
と同様であるので説明は省略する。インク像を形成した
転写ベルト9に対して、部材67は微小ギャップを介し
て対向配置している。転写ベルト9上のインク像は、溶
媒供給スリット60から供給ポンプ61を介して溶媒タ
ンク62内部に収納している石油系溶媒を一様に塗布さ
れる。一様に塗布された石油系溶媒は、溶媒回収スリッ
ト65から回収ポンプ66を介して石油系溶媒を溶媒タ
ンク62に回収される。ここで、溶媒回収スリット65
では、転写ベルト9と対向する部分で負圧になるように
回収ポンプ66を作動させているために、溶媒供給スリ
ット60から供給される石油系溶媒に加え、転写ベルト
9上のインク像からも石油系溶媒を回収することができ
る。ここで、インク像を構成している着色粒子には、転
写ベルト1との間に第1実施例で述べた鏡像力が作用し
ているため、転写ドラム1表面から剥がれることはな
い。このため、転写ベルト9上には、着色粒子上に一様
な厚みの石油系溶媒が塗布されたインク像を形成するこ
とができ、適正な濃縮状態のインク像を転写押圧ローラ
6によって押圧し記録紙8に転写することができる。本
実施例では、転写ベルト9に塗布する石油系溶媒の厚み
を5μmになるように、供給ポンプ61と回収ポンプ6
6を作動させている。
【0031】本実施例においても、インク像を構成して
いる石油系溶媒を蒸発させる蒸発手段を用いていないた
めに、蒸気の発生による装置の汚染がない。また、一様
な濃縮状態のインク像を形成できるために、印字から転
写までの時間や、印字パターンに影響されない、低転写
圧力で良好な画像を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の転写インクジェットプリンタで
は、転写媒体上のインク像にイオンを照射して、インク
を構成している着色粒子を転写媒体表面に固定した後
に、インク像を構成している石油系溶媒を所定の厚みに
して、適正な湿潤状態で記録媒体に転写する。
【0033】従って、転写媒体上のインク像の溶媒を蒸
発させる蒸発手段を用いずに、インク像を粘稠状態にし
て記録媒体への転写ができる。この結果、蒸気の発生に
よる装置の汚染を防止できるという効果を有する。ま
た、またインク像の一様な粘稠状態を、場所や印刷パタ
ーン等によらず、安定して実現することができるため、
安定して高画質転写像を得ることができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の転写型インクジェットプ
リンタを示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の転写型インクジェットプ
リンタを示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の転写型インクジェットプ
リンタにおけるインク像形成動作を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例において転写ドラム上にイ
ンク滴を吐出した瞬間の状態を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例において転写ドラム上のイ
ンク像がイオン照射手段によって濃縮された状態を示す
図である。
【図6】本発明の第2実施例の転写型インクジェットプ
リンタを示す斜視図である。
【図7】従来の転写型インクジェットプリンタの構成を
示す図である。
【図8】従来の蒸発手段を備えた転写型インクジェット
プリンタの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 :転写ドラム(転写媒体) 9 :転写ベルト(転写媒体) 2 :インクジェット記録ヘッド 3 :コロトロン帯電器(イオン照射手段) 4 :溶媒塗布手段 5 :塗布厚規制手段 6 :転写押圧ローラ(転写手段) 8 :記録紙(記録媒体) 20、42:石油系溶媒(溶媒) 40 :インク像 41 :着色粒子 43 :コロナイオン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶媒に着色粒子を分散してなるインク
    と、このインクをインク滴として吐出するインクジェッ
    ト記録ヘッドと、このインク滴を担持し、かつインクジ
    ェット記録ヘッドに対して間隙を介して移動する転写媒
    体と、この転写媒体から記録媒体にインク像を転写する
    転写手段とを有し、 前記転写媒体にインク像を形成後、転写手段に至るまで
    の間に、前記転写媒体に形成したインク像に対して、イ
    オンを照射するイオン照射手段と溶媒を塗布する溶媒塗
    布手段と溶媒の厚みを一定にする溶媒厚規制手段とを順
    次備えたことを特徴とする転写型インクジェットプリン
    タ。
JP14444492A 1992-03-19 1992-06-04 転写型インクジェットプリンタ Pending JPH05330028A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100815302B1 (ko) * 2001-04-24 2008-03-19 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 정전 분사 코팅 장치 및 방법
US7377180B2 (en) 2005-09-23 2008-05-27 Velocomp, Llp Method for measuring total force in opposition to a moving vehicle

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