JPH0533020A - ベルレス高炉での原料装入方法およびその装置 - Google Patents

ベルレス高炉での原料装入方法およびその装置

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JPH0533020A
JPH0533020A JP18616491A JP18616491A JPH0533020A JP H0533020 A JPH0533020 A JP H0533020A JP 18616491 A JP18616491 A JP 18616491A JP 18616491 A JP18616491 A JP 18616491A JP H0533020 A JPH0533020 A JP H0533020A
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JP
Japan
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raw material
hopper
partition wall
charging
furnace
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Application number
JP18616491A
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English (en)
Inventor
Ichiro Watanabe
一郎 渡辺
Jiyouji Tsuruta
浄慈 鶴田
Yoshinori Nishiyama
義紀 西山
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上段ホッパーの原料堆積面での自然分級や原
料排出特性を利用し、装入原料を操業中に粒度別分別し
て下段ホッパーの原料排出特性を改善し、炉内半径方向
の原料粒度分布を的確に制御しうる原料装入方法,装置
の提供。 【構成】 原料ホッパーを上下二段に配置したベルレス
炉頂装入装置の下段ホッパー5内中央部に、ホッパー軸
芯と同軸の筒状仕切り壁13aとの相対角度および間隙
を制御すべく設置角を変更できる飛散防止板13cを設
置する。そして上段ホッパー2からの異粒径原料を、筒
状仕切り壁内13aに装入充填し、充填後の原料をオー
バーフローで飛散防止板13cに当て減速し、円筒仕切
り壁13aの周りに再分級させるか、飛散防止板13c
に当てずに堆積させる。そしてホッパー底部のゲート6
を開にし炉内へ装入する原料の、粒径の経時変化を、
「単調増加パターン」もしくは「途中で下さがりになる
パターン」にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベルレス高炉での原
料装入方法およびその装置、即ち炉頂に原料ホッパーが
上下2段に配置された単ポート式センターフィード型ベ
ルレス炉頂装入装置を有するベルレス高炉において、炉
内に装入される原料の粒径の経時変化を制御することが
できる原料装入方法およびその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術およびこの発明が解決しようとする課題】
高炉内に原料を装入するに際して近年では、大ベルや小
ベルの開閉により装入する方法に代わり、大ベルや小ベ
ルを用いずに旋回,傾動が可能な分配シュートを介して
装入物を炉内に分配する,所謂ベルレス炉頂装入装置が
多く採用されるようになっている。そしてこのベルレス
炉頂装入装置には、炉頂バンカーが並列に設置された並
列ホッパー型と、原料ホッパーが上下2段に設置され
た,所謂センターフィード型とがあり、最近では後者の
センターフィード型の装置が採用される傾向にある。
【0003】図10はこの単ポート式センターフィード
型ベルレス炉頂装入装置の一例の構成を示す図である
が、この図に示すように、装入コンベヤ1により炉頂部
へ搬送された原料は上段ホッパー2に装入され、さらに
上段ホッパー2からその底部に設けられた上部ゲート3
を経て下段ホッパー5へ装入される。次いで、原料コン
トロールゲート6を経て下段ホッパー5から排出された
原料は、分配シュート用駆動装置8により旋回,傾動す
る分配シュート9を介して炉内に装入される。
【0004】そしてこのセンターフィード型の装置は、
並列ホッパー型の装置に比べて構造的に簡素で、設備投
資額が安く、装入物を炉内の円周方向にほぼ均一に分配
できるという機能上の利点がある。しかしながら、図1
0に示した単ポート式センターフィード型ベルレス炉頂
装入装置は、以下に述べるように、その構造に起因する
問題点を有している。
【0005】図11は、従来の単ポート式センターフィ
ード型ベルレス炉頂装入装置の上段および下段ホッパー
における原料の排出挙動を示す模式図である。この図に
おいて、装入コンベヤ等で上段ホッパー2へ装入される
原料10aは、ホッパー内の円錐状の原料堆積面で自然
に分級され、装入装置,即ちホッパーの中央部には粒径
の小さい原料を主体とする細粒A、側壁の周辺部には粒
径の大きい原料を主体とする粗粒C、それら細粒Aと粗
粒Cとの間には中粒Bが堆積する。
【0006】次いで、上段ホッパー2の上部ゲート3を
「開」にして、ホッパー2内の原料12を下段ホッパー
5内へ排出する際の原料10bの排出挙動は、所謂ファ
ンネルフロー型の挙動を示し、排出初期には細粒Aが、
次いで中粒Bが、そして排出末期には粗粒Cが排出され
る。
【0007】図12はこの上段ホッパー2からの原料排
出時の粒径の経時変化を模式的に示す図であるが、原料
の排出が細粒A、中粒B、粗粒Cの順に行われるので、
粒径の経時変化は「単調増加パターン」となる。この傾
向はコークスに比べ粒度分布の範囲が大きい焼結鉱にお
いて顕著に現れる。なお図12の横軸は原料12の排出
開始から終了までを1.0として表した無次元時間、ま
た縦軸は全体の平均粒径で各排出時間毎の平均粒径を割
って、即ち平均が1.0で、1.0以上は粗粒の割合が
高く、1.0以下では細粒の割合が高いことを示す、無
次元粒度としたものである。
【0008】前記の上段ホッパー2からの原料12の排
出は、上部ゲート3を全開にした状態で短時間(焼結鉱
で6〜7T/sec )に行われるため、下段ホッパー5内
に原料12が堆積する際には、上段ホッパー2で生じた
ような原料堆積時の分級(中心部:細粒、側壁部:粗
粒)が充分になされず、図2に示すように、排出順に堆
積し、最下層に細粒A′、その上に中粒B′、最上層に
粗粒C′が上段の時に比べ緩やかな円錐状の堆積面を形
成して堆積する。
【0009】下段ホッパー5から原料コントロールゲー
ト6を経て炉内に装入される原料10cの排出挙動は、
前記の上段ホッパー2からの排出挙動と同様にファンネ
ルフロー型の挙動を示す。すなわち、排出初期には原料
コントロールゲート6の直上のホッパー中心部の原料a
が排出され、次いでそれに隣接する部分の原料bが、最
後に側壁部周辺の原料cが排出される。
【0010】図13はこの原料排出時の経時変化を模式
的に示す図で、排出初期に粗粒ピークが現れ、排出中期
以降、漸次粗粒から細粒となり、排出末期にはホッパー
5の周辺側壁部に残っている粗粒が排出されるのでやや
粒径が大きくなる。この傾向は、前記と同様に焼結鉱に
おいて強く現れる。コークスについては粒径の経時変化
が少なく、やや平坦なフラットパターンとなる。なお図
13において、横軸と縦軸は図12の場合と同様に定め
たものである。
【0011】このように、下段ホッパー5から分配シュ
ート9を介して炉内へ装入される原料は、排出初期には
粗粒が多く、漸次粗粒から細粒に変わるので、分配シュ
ート9を炉内壁側から炉芯側に向かって旋回,傾動させ
て装入物の分布制御を行う内振り分配方式では図15に
示すように、炉内壁側に粗粒11b,炉芯側に細粒11
aが装入され、半径方向に粒度偏析が生ずる。
【0012】また炉内装入物11の通気性は主としてそ
の平均粒度ならびに粒度分布により決まり、ガス流分布
は炉内装入物11の層厚分布ならびに半径方向の粒度偏
析によって影響を受ける。そのため、炉芯流の確保が大
前提となる高炉操業においては、図14に示めすよう
に、炉内壁側に細粒11aが、また炉芯側に粗粒11b
が装入されるような粒度分布になるのが望ましい。しか
し、図15の場合、炉内壁側のガスの流れが強くなり、
炉芯部におけるガスの流れ(炉芯流)が不安定化し、吹
抜け,スリップ等を誘発しやすい不安定な炉況となっ
て、高炉の安定操業を行う上で大きな制約となってい
る。
【0013】以上より、下段ホッパー5からの原料の粒
径の経時パターンは、徐々に粒径が大きくなる「単調増
加パターン」が望ましいものとなる。
【0014】そして前記の原料の排出初期に粗粒が排出
されるという問題点を解決するために、粒度の異なる原
料をあらかじめ分別して炉内に装入(粒度別装入)し、
半径方向における粒度分布の調整を行うという方法(特
公昭55−16203公報参照)が従来から提案されて
いる。しかしこの方法においては、次のような問題点が
ある。
【0015】即ち(1) 原料を粒度別に分別して装入する
ため1チャージ当たりの装入時間が長くなり、高炉の生
産性を向上させようとしても、それに追随できない場合
が生ずる。またホッパーの均圧,排圧回数が多くなるの
で、それに要するガス(N2 ガス)の使用量が増加す
る。(2) 粒径の異なる原料を予め確保するためには、篩
分け設備や、これらの装入物を個別に貯蔵するための設
備も必要であり、設備費がかさむ。
【0016】また前記の下段ホッパー5からの原料排出
初期における粗粒の排出を抑制する方法として、上段ホ
ッパー2から下段ホッパー5への原料排出速度を小さく
し、下段ホッパー5内で堆積原料の自然分級(中心部:
細粒、側壁部:粗粒)を行わせ、下段ホッパー5から排
出される原料の粒径の経時パターンを上段ホッパー2か
ら排出される原料の粒径の経時パターンと同様に「単調
増加パターン」とする方法もある。しかしこの方法で
は、原料の排出時間が長くなって炉頂タイムスケジュー
ルの延長につながり、高炉の生産性の増大に対応できな
い場合がある。
【0017】この他に、下段ホッパー内に中空円筒を設
置して、その中に初期に上段ホッパーから排出される細
粒を装入し、炉内に排出する際にその中空円筒を円筒外
の原料をマスフローさせるために上方向に移動させると
いうもの(特開昭61−157604公報参照)があ
る。しかし下段ホッパー内は高温,高圧であり、ダスト
も多いことから、内筒を移動させる装置を設置すること
は難しく、また仮に設置したとしてもメンテナンスが大
変であり、実用的ではない。
【0018】それから、下段ホッパー内に円筒(特開昭
60−43414公報参照)を設置し、特開昭61−1
57604と同様の効果を狙ったものがある。しかし、
円筒に入らなかった細粒が円筒上に堆積した原料に反発
して壁側に堆積し、円筒と細粒の間に中粒,粗粒が堆積
するために、下段ホッパー5から排出される原料の粒径
の経時パターンを「単調増加パターン」にすることはで
きない。
【0019】さらに、小ベル上に2重円筒を設置して、
内筒内に細粒、内筒〜外筒間に中粒、外筒の外に粗粒を
強制的に装入し、炉内円周方向に均一に原料を分布させ
ようとしたもの(特公昭61−10526公報参照)が
ある。
【0020】この特公昭61−10526公報の場合
は、対象がベル高炉であり、仮にセンターフィード型ベ
ルレス高炉の下段ホッパー5に設置しても、内筒内には
上段ホッパー2からまっすぐに細粒が落ちてくるため
に、細粒が装入される。しかし特開昭60−43414
と同様に、内筒上面の堆積原料と後から上段ホッパー2
から装入されてくる細,中,粗粒との反発が大きく、と
くに粗粒に比べて細,中粒は大きく反発するために、粗
粒が内筒〜外筒間、外筒の外に細,中粒が装入され、原
料の粒径の経時パターンは「単調増加パターン」にはな
らない。
【0021】また下段ホッパー5内に整流板を設置し
て、整流板とホッパー壁との間を原料がマスフローする
ように位置を調整するというものがある。しかし、原料
が整流板の上に一部残るために、2回目以降に装入され
る原料の堆積状況は変わってくるし、整流板の下に上段
ホッパーから最初に装入されてくる細粒が整流板の上に
歩留まり、下段ホッパー5から炉内へ装入する際、細粒
が初期に排出されずに「単調増加パターン」にはならな
い。
【0022】この発明は、前述したような問題点を解決
するために創案されたもので、その目的は上段ホッパー
内の原料堆積面で自然に行われる分級および上段ホッパ
ーからの原料の排出特性を利用して下段ホッパーに装入
される原料を操業中に粒度別に分別し、下段ホッパーか
らの原料の排出特性を改善して、炉内の半径方向におけ
る原料の粒度分布を的確に制御しうる原料装入方法およ
びその装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨は、次に
述べる(1) のベルレス高炉における原料装入方法、およ
び(2) の原料装入装置にある。
【0024】(1) 原料ホッパーが上下2段に配置された
単ポート式センターフィード型ベルレス炉頂装入装置に
より原料を炉内に装入するに際し、まず下段ホッパー内
に設けられたこのホッパーの軸芯と同軸の円筒形状また
は多角面筒形状の仕切り壁で仕切られた中央部の空所に
上段ホッパーから原料を装入する。
【0025】次いで中央部空所から原料を溢流させて、
飛散防止板へ当てる。この飛散防止板は、下段ホッパー
内仕切り壁上方に設けられたホッパーの軸芯と同軸の下
方が絞られていて、かつ傾斜角を自由に変更できる多角
面筒形状に形成されている。
【0026】そして操業中にこの飛散防止板の角度を変
更することにより、中央部仕切り壁との間の間隙をコン
トロールして原料の装入速度を減速し、中央部仕切り壁
に近いところから細,中,粗の順に堆積させて、下段ホ
ッパー内の原料の堆積状況を制御する。その後、下段ホ
ッパー内に装入充填した原料を、下段ホッパー底部のゲ
ートを「開」にすることで、中央部空所の原料から排出
し、次いで中央部仕切壁の周りの原料をマスフローで排
出し、炉内に装入するベルレス高炉での原料装入方法。
【0027】(2) 原料ホッパーが上下2段に配置された
単ポート式センターフィード型ベルレス炉頂装入装置の
下段ホッパー内に、このホッパーの軸芯と同軸の円筒形
状または多角面筒形状の仕切り壁を設けると共に、原料
装入時に下段ホッパー内仕切り壁上方に設けられたホッ
パーの軸芯と同軸で下方が絞られていて、傾斜角を自由
に変更できる多角面筒形状の飛散防止板とを設け、前記
仕切り壁の上端と飛散防止板の下端との間に中央部空所
から溢れた原料が通過できる間隙を有している。
【0028】また中央部空所の仕切り壁の径よりも飛散
防止板の角度が水平面に対して最も小さいときの下端の
径は大きく、飛散防止板上に原料が留まることのないよ
う傾斜角で止めるようになっている。さらに仕切り壁の
下端には、ホッパーの下方部の斜面との間に原料排出時
に原料が通過できる間隙を有してなるベルレス高炉での
原料装入装置。
【0029】なお(2) の装置において、円筒形状または
多角面体形状の仕切り壁で仕切られた中央部の空所の中
心部に、大きさと高さを独立して調整することの可能な
原料反発板(ストーンボックス)を設けると、原料の排
出特性の改善をさらに容易に行うことができる。
【0030】
【実施例】以下、この発明の原料装入装置の具体例とそ
の作用効果ならびに、この装置を用いて行う本発明方法
について説明する。
【0031】図1は本発明の原料装入装置の構成の一例
を示す縦断面概略図である。この図において、下段ホッ
パー5の上部にはこのホッパー5を均,排圧して炉内に
原料を装入できるようにするための上部シール弁4が、
また下部には炉内へ装入する原料の流量を調整する原料
コントロールゲート6および下部シール弁7が設置され
ている。この下段ホッパー5内に円筒支持ビーム14a
および支持ビーム用ブランケット15aが取付けられ、
この円筒支持ビーム14aにホッパー5の軸芯と同軸の
円筒形状仕切り壁13aが設置されている。
【0032】そしてこれらの仕切り壁13aの下端とホ
ッパー5の下方部の斜面との間には、原料が通過できる
程度の環状の間隙部が確保されている。またホッパー5
と軸芯が同軸で下方が絞られていて、傾斜角を自由に変
更できる多角面筒形状の飛散防止板13cと、その角度
を変更するためのアーム14bとが仕切り壁13aの上
方に設置されている。ここでアーム14bを駆動させる
ためのシリンダー14cは、ガスシールとしてホッパー
壁にパッキンが施されて、下段ホッパー5の外に設けら
れている。さらにアーム14bの動きに対して追従でき
るように、飛散防止板13cは、図3の(A) および(B)
に示すような構造で設けられている。なお飛散防止板1
3cの形状は、図3の(B) に示すようにテーパー形状に
なっている。
【0033】この飛散防止板13cの下端と中央部仕切
り壁13aとの間には、原料の流量を自由にコントロー
ルできる間隙が、飛散防止板の傾斜角を変更することに
より自由に確保できるようになっている。また飛散防止
板13cの傾斜角が水平面に対して最も小さい時の下端
の径は中央部空所の仕切り壁13aの径よりも大きく、
原料が通過できるだけの間隙が確保されている。この飛
散防止板13cの傾斜は、原料が絶対に堆積することの
ない角度と言うことで、水平面に対して最低55°以上
の角度を付けていれば大丈夫である。また飛散防止板1
3cは、上端を起点に傾斜角を変えることができ、図3
の(A) に示すように下端が最も絞られた位置からホッパ
ー内壁に当接するまでに角度を変えることができるよう
になっている。
【0034】なおこの例では、仕切り壁13aで区切ら
れた中央部空所の中心部に、原料反発板16が設けられ
ている。
【0035】図2は図1に示した原料装入装置の下段ホ
ッパー5の拡大縦断面図、図4は仕切り壁13aと飛散
防止板13cとの概略斜視図を示す。これらの図におい
て、円筒形状仕切り壁13aおよび飛散防止板13cが
ホッパー5内に取付けられており、この仕切り壁13a
により円筒状もしくはリング状の空所イが形成されてい
る。またこの仕切り壁13aの下端とホッパー5の下方
部の斜面(ホッパー5の円錐面5a)との間には、装入
される原料が通過できるような間隙S1が設けられてい
る。
【0036】また飛散防止板13cについては、下端が
最も絞られた状態で、仕切り壁13aとの間には原料が
確実に装入され、かつ棚吊りすることのないような間隙
L1が設けられている。この飛散防止板13cの上端は
原料が溢れないようにホッパー5の壁につけてある。そ
して傾斜角は、原料が堆積しないように55°以上の角
度をつけてある。さらに原料反発板16は、仕切り壁1
3aの任意の位置に固定することが可能な原料反発板取
付け座17に取付けられるが、この図では16aが仕切
り壁13aの最上部および最下部に取り付けられた場合
を想定して破線で示している。
【0037】なお前述した実施例では、円筒形状仕切り
壁と多角面形状の飛散防止板を設置した原料装入装置を
示したが、仕切り壁は例えば8〜32の多角面形状にし
てもよく、実用上は多角面体形状の方が好適である。こ
れは、仕切り壁が上段ホッパー2からの装入原料により
衝撃を受け、原料流下時に摩耗するので、耐摩耗性ライ
ナーを取り付ける必要があるが、通常、平板上のライナ
ーを使用するので、多角面形状の仕切り壁,飛散防止板
の方が取り付けが容易なためである。
【0038】また前記の間隙S1は、装入原料の粒径に
見合った大きさにすることが必要で、充填される原料の
最大粒径(通常、コークスが最大粒径を有する)の約6
倍以上の寸法を確保すれば原料の安定した排出が可能で
ある。この間隙は大きすぎると原料排出時に後述するよ
うな順序の良い排出が行なわれず、また小さすぎると棚
吊りが生じ、閉塞の恐れが生じ閉塞の恐れが生じる。
【0039】さらに円筒形状仕切り壁13aの大きさ
は、それぞれの仕切り壁で仕切られて形成される空所イ
に、上段ホッパー2から装入される細粒Aが収納できる
ように定めればよい。また仕切り壁13aの上端につい
ては、上部に堆積する原料の堆積稜線の中央部が上部シ
ール弁4(図2参照)の開軌跡と飛散防止板13cの開
軌跡との範囲内に入らないようにすれば良い。
【0040】また飛散防止板13cの下端と仕切り壁1
3aとの間の距離L1についても、前記の仕切り壁13
aの時と同じで、少なくとも装入される原料の最大粒径
の約6倍の寸法を確保しておけば、後は飛散防止板13
cの下端の径が中心部の仕切り壁13aの径よりも大き
ければよい。
【0041】次に前述したこの発明の原料装入装置を用
いて、本発明方法を実施する際の手順、ならびにその時
の下段ホッパー内原料の挙動について、図5に基づき説
明する。
【0042】まず下段ホッパー5への原料装入時におい
ては、ホッパー5の底部の原料コントロールゲート6を
「閉」とし、上部シール弁4を「開」にして上部ゲート
3を全開にする。ここで上段ホッパー2の原料は、前記
の図11で述べたように、初期には細粒A、次いで中粒
B、末期には粗粒Cの順で排出されるので、最初は細粒
Aが下段ホッパー5内の円筒形状仕切り壁13aで囲ま
れた空所イに装入される(図5の(a) 参照)。
【0043】次いで中粒Bと粗粒Cが上段ホッパー2か
ら排出され、下段ホッパー5の空所イを溢れ(オーバー
フロー)して飛散防止板13cに当たり、そこを滑り、
かつ仕切り壁13aと飛散防止板13cの下端の間隙を
適当な距離に保つことで、原料の装入速度を減速し、仕
切り壁13aの周りで、再分級しながら堆積していくこ
ととなる。即ち仕切り壁13aよりに中粒が、また壁側
に粗粒が堆積することとなる(図5の(b)参照)。
【0044】次ぎに下段ホッパー5からの原料排出時に
は、下段ホッパー5の原料コントロールゲート6を
「開」にすると、その開孔直上部にある空所イ内の細粒
「ア」が優先的に排出される(図5の(c) 参照)。そし
て細粒「ア」の排出が完了し、その後の排出において
は、円筒形状仕切り壁13aの周りに堆積している中粒
「イ」を主体とする原料がファンネルフローとなって、
間隙S1(図2参照)を通過して排出される(図5の
(d) 参照)。また排出の末期には、下段ホッパー5の側
壁周辺に堆積している粗粒「ウ」を主体とする原料が、
ホッパー面5aに沿ってS1を通過して排出される(図
5の(e) 参照)。
【0045】図6は前記の下段ホッパー5からの原料排
出時の粒径の経時変化を模式的に示す図であるが、排出
の初期には細粒、次いで中粒、最後に粗粒が排出される
ので、前記の図12に示した場合と同様の「単調増加パ
ターン」となる。なおこの図6における横軸と縦軸は図
12の場合と同様に定めたものである。
【0046】次ぎに、飛散防止板13cを図7に示した
ように下段ホッパー5の壁側まで移動させた時の、下段
ホッパー内原料の挙動について説明す。
【0047】まず下段ホッパー5への原料装入時におい
ては、ホッパー5の底部の原料コントロールゲート6を
「閉」とし、上部シール弁4を「開」にしてから上部ゲ
ート3を全開にする。上段ホッパー2内の原料は、前記
図11で示したように、初期には細粒A、次いで中粒
B、末期には粗粒Cの順で排出されるので、最初は細粒
Aが下段ホッパー5内の円筒形状仕切り壁13aで囲ま
れた空所イに装入される(図8の(a) 参照)。
【0048】次いで中粒Bが上段ホッパー2から排出さ
れ、下段ホッパー5の空所イを溢れるが(オーバーフロ
ー)、飛散防止板13cに当たらないために壁側まで飛
んで堆積していく(図8の(b) 参照)。そして装入末期
においては、上段ホッパー2から排出される粗粒Cが、
下段ホッパー5の空所イをオーバーフローして、中粒よ
りも重い分、仕切り壁13aよりに堆積する(図8の
(c) 参照)。
【0049】次ぎに下段ホッパー5からの原料排出時に
は、下段ホッパー5の原料コントロールゲート6を
「開」にすると、その開孔直上部にある空所イ内の細粒
「ア」が優先的に排出される(図8の(d) 参照)。そし
て細粒「ア」の排出が完了し、排出の中期においては、
円筒形状仕切り壁13aの近くに堆積している粗粒
「イ」を主体とする原料がファンネルフローとなって間
隙S1(図2参照)を通過して排出される(図8の(e)
参照)。排出の末期には、ホッパー5の側壁周辺の空所
ハに堆積している中粒「ウ」を主体とする原料が、ホッ
パー面5aに沿ってS1を通過して排出される(図8の
(f) 参照)。
【0050】図9は前記の下段ホッパー5からの原料排
出時における粒径の経時変化を模式的に示す図である
が、排出の初期には細粒、次いで粗粒、最後に中粒が排
出されるので、前記の図12に示した場合と同様の「単
調増加パターン」とならず、図9のような途中でゆるや
かになり最後にやや下がるパターンが得られる。なお図
9における横軸と縦軸は図12の場合と同様に定めたも
のである。
【0051】このように、多重の仕切り壁と飛散防止板
との相対角度を変えるだけで、下段ホッパー内の原料の
堆積状況、最終的には下段ホッパーからの排出粒径経時
変化を、「単調増加パターン」かまたは途中でゆるやか
になり途中で下るパターンかのいずれかを選択できるこ
とになる。
【0052】このことは、さらに操業の幅を広げること
を可能とし、例えば「単調増加パターン」で装入してい
て中心流が強くなりすぎたときなどは、飛散防止板の角
度を変えて、途中でゆるやかになるパターンにすること
により、中心流を若干おさえるときなどに有効である。
【0053】なお前記の円筒形状仕切り壁13aにより
形成される空所イの中央部に、原料反発板16を設置す
るのが望ましいのは、次のような効果が認められている
からである。
【0054】原料反発板16を設置する本来の目的は、
上段ホッパー2からの装入原料が下段ホッパー5内に落
下する際、下段ホッパー5の底部に設けられている下部
排出孔5bおよび原料コントロールゲート6の内側面を
直撃して、その部位を損耗するのを防止することにあ
る。しかし、本発明の原料装入装置では、原料反発板1
6がその大きさおよび取り付け高さをそれぞれ独立して
調整できるように構成されているので、そのような装入
原料の落下に伴う損傷の防止に加えて、装入原料が反発
板16と仕切り壁13aとの間隙を流下する際の流量を
調整し、各空所イ,ロおよびハに堆積する原料の粒径配
分を調整することも可能になる。
【0055】例えば、この原料反発板16を大きくし
て、反発板16と仕切り壁13aとの間隙を狭くし、原
料の流下量を抑制することにより、原料のオーバーフロ
ーを早めて、隣接するリング状空所ロへの原料配分を多
くすることが可能である。
【0056】また上段ホッパー2から下段ホッパー5へ
の原料の装入が完了した時、ホッパー内原料の堆積稜線
の中央頂部には排出末期の粗粒が堆積し、この粗粒原料
が下段ホッパー5からの原料排出の際、比較的初期に排
出されることになるが、原料反発板16を仕切り壁13
aの最上部、即ち図3の破線で示した16aの位置に取
り付けて使用すれば、ホッパー内原料12の堆積稜線の
中央頂部に堆積する粗粒を少なくすることができる。
【0057】以上述べたように、本発明の原料装入方法
を適用すれば、下段ホッパーから炉内装入される原料の
排出パターンを操業中に制御することができ、高炉の操
業の安定と操業幅を広げることができる。
【0058】
【発明の効果】炉頂に原料ホッパーが上下2段に配置さ
れた単ポート式センターフィード型ベルレス炉頂装入装
置を有するベルレス高炉において、本発明の原料装入方
法を適用して炉内に原料を装入することにより、炉内の
半径方向における粒度分布を的確に制御することができ
る。即ち、下段ホッパーから排出される原料の粒径は
「単調増加パターン」もしくは途中でゆるやかになるパ
ターンとなるので、内振り方式で原料を炉内に装入する
と、炉内壁側に細粒を、炉芯側に粗粒または中,粗粒の
原料を堆積させることができる。その結果、高炉内のガ
ス流分布を適正に制御することが可能となり、高炉の安
定操業および燃料比の低減という効果が得られる。この
ような粒度分布の制御は、本発明の原料装入装置を用い
れば容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原料装入装置の一例を示す概略縦断面
図である。
【図2】図1における下段ホッパー部を示す拡大断面図
である。
【図3】(A) は図2のA部拡大図で、(B) は(A) のB−
B線矢視図である。
【図4】本発明の原料装入装置における仕切り壁と飛散
防止板とを示す概略斜視図である。
【図5】本発明の原料装入装置での飛散防止板をホッパ
ー内へ突出させた状態における原料の堆積および排出挙
動を示す模式図である。
【図6】飛散防止板をホッパー内へ突出させた状態にお
ける、下段ホッパーから排出される原料の粒径の経時変
化パターンを示すグラフである。
【図7】本発明の原料装入装置での飛散防止板をホッパ
ー内壁へ沿わせた状態を示す下段ホッパーの拡大断面図
である。
【図8】本発明の原料装入装置での飛散防止板をホッパ
ー内壁へ沿わせた状態における原料の堆積および排出挙
動を示す模式図である。
【図9】飛散防止板をホッパー内壁へ沿わせた状態にお
ける、下段ホッパーから排出される原料の粒径の経時変
化パターンを示すグラフである。
【図10】単ポート式センターフィード型ベルレス炉頂
装入装置の一例の構成を示す概念図である。
【図11】単ポート式センターフィード型ベルレス炉頂
装入装置の上段および下段ホッパーにおける原料排出挙
動を示す模式図である。
【図12】上段ホッパーから排出される原料の粒径の経
時変化パターンを示すグラフである。
【図13】下段ホッパーから排出される原料の粒径の経
時変化パターンを示すグラフである。
【図14】本発明方法を実施した時の炉内半径方向にお
ける原料の粒度分布を示す模式図である。
【図15】従来の方法による場合の炉内半径方向におけ
る原料の粒度分布を示す模式図である。
【符号の説明】
2…上段ホッパー、4…上部シール弁、5…下段ホッパ
ー、5a…円錐面、6…原料コントロールゲート、7…
下部シール弁、9…分配シュート、11…炉内原料、1
2…ホッパー内原料、13a…円筒形状仕切り壁、13
c…飛散防止板、14a…円筒支持ビーム、14b…飛
散防止板用アーム、14c…アーム駆動シリンダー、1
5…支持ビーム用ブラケット、16…原料反発板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料ホッパーが上下2段に設置された単
    ポート式センターフィード型ベルレス炉頂装入装置によ
    り原料を炉内に装入するに際して行う原料装入方法であ
    り、 まず下段ホッパー内にホッパー軸芯と同軸で円筒形状ま
    たは多角面筒形状に形成された仕切り壁を設け、この仕
    切り壁で仕切られた中央部の空所に、上段ホッパーから
    原料を装入し、 次いでこの中央部空所から原料を溢れさせて、前記筒形
    状仕切り壁の上方に設置されており、ホッパー軸芯と同
    軸で下端が絞られて傾斜角を自由に変更できる多角面筒
    形状の飛散防止板に当てて、下段ホッパー内に原料を装
    入し、 この原料装入時の飛散防止板の傾斜角を操業中に変更す
    ることにより、中央部の筒形状仕切り壁との間隙をコン
    トロールして装入原料の装入速度を減速し、中央部の筒
    形状仕切り壁の周りに、仕切り壁に近いところからホッ
    パー壁側に向けて、細,中,粗の順に再分級させ、 次いで、下段ホッパー底部のゲートを「開」にして、前
    記中央部空所の原料を排出し、中央部空所に隣接する原
    料を下段ホッパーの下方部の斜面と前記筒形状仕切り壁
    との間の環状間隙部を通過させて排出し、炉内に装入す
    ることを特徴とするベルレス高炉での原料装入方法。
  2. 【請求項2】 原料ホッパーが上下2段に配置された単
    ポート式のセンターフィード型ベルレス炉頂装入装置の
    下段ホッパー内に、 ホッパー軸芯と同軸の円筒形状または多角面筒形状に形
    成された仕切り壁が、その下端とホッパー下方部の斜面
    との間に原料排出時に原料が通過できる間隙を有するよ
    うに設けられていると共に、 ホッパー軸芯と同軸で下方が絞られており、傾斜角を自
    由に変更できる多角面筒形状に形成された飛散防止板
    が、その下端と仕切り壁の間に上段ホッパーからの原料
    装入時に原料が通過できるだけの間隙を自由に変更でき
    るように設けられていることを特徴とするベルレス高炉
    での原料装入装置。
  3. 【請求項3】 円筒形状または多角面筒形状の仕切り壁
    で仕切られた中央部の空所の中心部に、大きさおよび高
    さを独立して調整することの可能な原料反発板が設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載のベルレス高炉
    での原料装入装置。
JP18616491A 1991-07-25 1991-07-25 ベルレス高炉での原料装入方法およびその装置 Pending JPH0533020A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6004090A (en) * 1996-03-29 1999-12-21 Paul Wurth S.A. Charging device for a blast furnace
US6595667B1 (en) 1999-09-29 2003-07-22 Nippon Seiki Co., Ltd. Instrument
JP2008214738A (ja) * 2007-03-08 2008-09-18 Jfe Steel Kk ベルレス高炉の原料装入装置および原料装入方法

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US6595667B1 (en) 1999-09-29 2003-07-22 Nippon Seiki Co., Ltd. Instrument
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