JPH0533053B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0533053B2 JPH0533053B2 JP60027892A JP2789285A JPH0533053B2 JP H0533053 B2 JPH0533053 B2 JP H0533053B2 JP 60027892 A JP60027892 A JP 60027892A JP 2789285 A JP2789285 A JP 2789285A JP H0533053 B2 JPH0533053 B2 JP H0533053B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous film
- leak
- fibrous aggregate
- fibers
- absorbent article
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は生理用ナプキンやつかいすておむつ等
の吸収性物品に関し、更に詳しくは防漏材とし
て、人体分泌液不透過性でかつ蒸気透過性を有す
る、優れた撥水性を示すシート状物を用いてなる
吸収性物品に関する。 〔従来の技術〕 従来、生理用ナプキンやつかいすておむつ等の
吸収性物品には、経血や尿等の人体分泌液が吸収
性物品からの漏れ出しやしみ出しを防ぐ目的で、
吸収層の下面に防漏材が設けられている。 この防漏材として、一般には湿式サイズ紙やレ
ーヨンからなる湿式スパンボンド不織布、更に乾
式バインダー不織布等に代表される防水紙に、ポ
リエチレン、変性ポリエチレン、エチレン酢酸ビ
ニル共重合物等の熱可塑性樹脂からなるフイルム
をラミネートさせたラミネート紙や、場合によつ
ては上述のフイルム単体が用いられてきた。ま
た、最近においてはポリオレフイン樹脂に充填剤
と液状ゴムを配合した後、延伸処理を施した多孔
性フイルムを防漏材として用いることも提案され
ている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、吸収性物品を身体に装着して使
用する際、経血や尿等の人体分泌液が吸収性物品
中に吸収されれば、その後は交換される迄吸収性
物品中の分泌液は増加することはあつても減少す
ることはほとんどない。特に防漏材として上述の
ラミネート紙やフイルム単体を用いた場合には、
防漏材が吸収層の下方に位置しているため、人体
分泌液が吸収性物品の下面から蒸散することはな
い。人体分泌液はわずかに、吸収性物品の使用面
から蒸散することはあり得ても、その効果はほと
んど期待できないのが実状である。このため、吸
収性物品に吸収された人体分泌液は、体温により
気化してもそのほとんどが系内にとどまり、使用
者はむれあるいは不快感を感じることが多かつ
た。更に使用中のむれが原因となつてかぶれや炎
症等の疾患を起こすこともあつた。一般に快適な
防漏材の機能として透湿量と防漏効果があげら
れ、透湿量はナプキンにおいては0.5g/100cm2・
Hr以上、おむつにおいては1g/100cm2・Hr以
上が要求され、防漏効果はナプキンにおいては70
g/cm2以上、おむつにおいては100g/cm2以上
(いずれも測定法は後述)要求されるが、上記防
漏材は特に透湿量の機能を備えてないことが不快
感を覚える原因となつている。 また、防漏材として、ポリオレフイン樹脂に充
填剤と液状ゴムを配合した後、延伸処理を施した
多孔性フイルムを用いた場合には、使用者の不快
感は減じ、かぶれや炎症等の疾患は生じにくい
が、製造に際して高度のコントロール精度が要求
されたり、コスト高になる等製造上の難点が指摘
されている。 更に、フイルム単体や多孔質のフイルムを防漏
材として用いる場合には、吸収性物品の製造時に
おいて、フイルム自体にはいわゆる腰がないた
め、折り込みがなされにくかつたり、張力がかか
つた場合には縦じわが発生しそのまま製品に残る
傾向がある。そのうえ、使用に際しても、カサカ
サと音がして使用感が悪い点も挙げられる。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、かかる従来の欠点を排除し、更に使
用者に有益な吸収性物品を提供すべくなされたも
のであり、具体的には、製造に際してあまり高度
な技術が要求されずかつ人体分泌液不透過性、蒸
気透過性を有する防漏材を用いた吸収性物品に関
するものである。 すなわち、本発明になる吸収性物品は、吸収層
および吸収層の下方に設けられた防漏材を有する
吸収性物品において、防漏材は、多孔性フイルム
と疎水性繊維からなる繊維状集合体とが一体化さ
れてなり、繊維状集合体は繊維間に空隙を有し、
繊維状集合体と多孔性フイルムがその接する箇所
において繊維の溶着により一体化されてなるもの
である。 以下、本発明の吸収性物品の実施態様を図面を
用いて説明する。 第1図は本発明の吸収性物品に用いる防漏材の
一実施例を示す平面図であり、第2図はそのX−
X′線による断面図である。防漏材2は多孔性フ
イルム5と疎水性繊維からなる繊維状集合体6が
一体化されて形成されている。繊維状集合体6
は、第1図では理解を助けるために拡大して書か
れているように隣接する繊維との間に空隙が設け
られている。したがつて人体分泌液は繊維の疎水
性および多孔性フイルムの防漏効果のため、通過
が阻止されるが、蒸気は繊維間の空隙や多孔性フ
イルムの孔を通過することが可能である。 本発明に用いる多孔性フイルムは、ポリエチレ
ン等の合成樹脂から有孔フイルムとして成形され
たものである。具体的には防漏効果が30g/cm2以
上、蒸気透過量が1g/100cm2・Hr以上であるこ
とが望ましい。 また、繊維状集合体を形成する繊維としては疎
水性を有する繊維が望ましく、後述の一体化する
方法に適するよう、熱可塑性もしくは、溶剤可溶
性を有していることが望ましい。具体例として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ナイロン、エチレンプロピレンラバー、ポリ
ウレタン、ポリブタジエン、ハイスチレン、ビニ
リデン、ポリ塩化ビニル、アセテート等が挙げら
れる。繊維の太さは、隣接する繊維間に生じる空
隙の大きさに影響を及ぼし、1〜40ミクロンが望
ましく、3〜20ミクロンが好適に用いられる。繊
維状集合体の重量は、それ自身がいわゆる腰を必
要とせず、かつあまり大きすぎると蒸気透過性に
影響を及ぼすので、3〜50g/m2、好適には5〜
30g/m2である。 多孔性フイルムと繊維状集合体を一体化させる
方法としては溶融法もしくは溶剤法が好ましい。
溶融法とは熱溶融性樹脂をその融点より高い温度
迄加熱することにより溶融し、細孔ノズルより多
孔性基材の上に噴射する方法であり、多孔性基材
の上で繊維状に固化し多孔性フイルムと一体化さ
れる。また溶剤法とは樹脂を溶剤で溶かした後、
多孔性フイルムの上に通常用いられるごとく空気
を伴い、もしくは空気を伴なわずにスプレーした
後乾燥させ、溶剤を除去する方法である。これら
の方法により、多孔性フイルムと繊維状集合体は
実質的に全面に渡つて一体化される。この際、用
いられる溶剤は繊維状集合体を構成する繊維を溶
かす溶剤であれば何でもかまわないが、入手のし
やすさや取扱いの容易さからテトラヒドロフラン
(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)やトル
エン、アセトン、ヘキサン、酢酸エチル等が推奨
される。 多孔性フイルムと繊維状集合体を一体化する方
法として、たとえば接着剤を用いる方法やヒート
エンボスによる方法もあり得るが、これらの方法
は繊維間に空隙を有しないので本発明の防漏材と
しては適さない。ただし、これらの方法と前述の
溶融法や溶剤法を併用することは防げない。即
ち、第3図aに示すように一部を接着剤7により
接着したり、第3図bに示すようにヒートエンボ
スにより一部に熱融着部分8を設けてもよいが、
この場合は繊維間の空隙や風合いの点を考慮する
と接着剤やヒートエンボスを施こした部位は40%
以下にすることが望ましい。 第4〜7図に本発明の吸収性物品の種々の実施
態様を示す。第4図は本発明の吸収性物品を生理
用ナプキンとして用いた例であり、本例において
は吸収層3の下方に防漏材2が設けられ、それら
を不織布等の液透過性の表面材1で覆つている。
最下層には装着に便利のため粘着剤4が設けられ
ている。この場合、防漏材2は吸収層3の側面及
び上面の一部も覆つているが、必ずしもその必要
はなく、吸収層3の下面を覆つていれば足りる。
第5図には第4図とほぼ同様な図が示されてい
る。ただし、第4図においては繊維状集合体6が
吸収層3側に設けられているのに対し、第5図に
おいては表面材1側に設けられている。第6図に
は本発明の吸収性物品の別の実施態様が示されて
いる。防漏材2は吸収層3の下方に設けられてい
るが、液透過性表面材1は防漏材2を覆つていな
い。これは主としてつかいすておむつに用いた場
合であるが、このような構成を有する生理用ナプ
キンにも用いられることは当然である。第7図に
も第6図と同様の図が示されている。ただ、第6
図において繊維状集合体6が最下層を形成してい
るのに対し、第7図においては吸収層3に接して
いる。 〔実施例〕 次に実施例及び比較例を示すことにより本発明
の理解を高める一助とする。 本発明の効果を確認する防漏効果並びに蒸気透
過量の測定方法は次の方法によつた。 防漏効果: 試験片(防漏材)の上にパルプ2g、吸収紙
1.2g、吸液ポリマー0.3gと表面材0.5gを置き
ナプキンモデルを構成し、その上から試験液と
して馬の脱繊維血液を20g滴下吸収させた後、
上方より荷重をかける。それを5g/cm2から
150g/cm2まで変化させた時の試験片裏面から
の漏れ・にじみが認められるまでの荷重を測定
した。尚、一条件の測定は3分として、漏れ・
にじみのない時に限り荷重を次々と増大させ
た。 蒸気透過量: JIS Z0208を準用し、初期1時間の透過量を
測定した。g/100cm2・Hr 実施例 1 (溶融法) 表1に示す各種熱溶融性樹脂をその融点により
高い温度で溶融し、直径0.3mmのノズルから300℃
の熱風と共に、予備加熱された表1に示す多孔性
フイルムの上に噴射し両者を一体化させ防漏材を
作成した。なお、繊維径は熱風量や吐出圧力を変
えることにより調整し、繊維状集合体重量は噴射
時間を変えることにより調整した。 防漏効果と蒸気透過量の評価結果を表1に示
す。
の吸収性物品に関し、更に詳しくは防漏材とし
て、人体分泌液不透過性でかつ蒸気透過性を有す
る、優れた撥水性を示すシート状物を用いてなる
吸収性物品に関する。 〔従来の技術〕 従来、生理用ナプキンやつかいすておむつ等の
吸収性物品には、経血や尿等の人体分泌液が吸収
性物品からの漏れ出しやしみ出しを防ぐ目的で、
吸収層の下面に防漏材が設けられている。 この防漏材として、一般には湿式サイズ紙やレ
ーヨンからなる湿式スパンボンド不織布、更に乾
式バインダー不織布等に代表される防水紙に、ポ
リエチレン、変性ポリエチレン、エチレン酢酸ビ
ニル共重合物等の熱可塑性樹脂からなるフイルム
をラミネートさせたラミネート紙や、場合によつ
ては上述のフイルム単体が用いられてきた。ま
た、最近においてはポリオレフイン樹脂に充填剤
と液状ゴムを配合した後、延伸処理を施した多孔
性フイルムを防漏材として用いることも提案され
ている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、吸収性物品を身体に装着して使
用する際、経血や尿等の人体分泌液が吸収性物品
中に吸収されれば、その後は交換される迄吸収性
物品中の分泌液は増加することはあつても減少す
ることはほとんどない。特に防漏材として上述の
ラミネート紙やフイルム単体を用いた場合には、
防漏材が吸収層の下方に位置しているため、人体
分泌液が吸収性物品の下面から蒸散することはな
い。人体分泌液はわずかに、吸収性物品の使用面
から蒸散することはあり得ても、その効果はほと
んど期待できないのが実状である。このため、吸
収性物品に吸収された人体分泌液は、体温により
気化してもそのほとんどが系内にとどまり、使用
者はむれあるいは不快感を感じることが多かつ
た。更に使用中のむれが原因となつてかぶれや炎
症等の疾患を起こすこともあつた。一般に快適な
防漏材の機能として透湿量と防漏効果があげら
れ、透湿量はナプキンにおいては0.5g/100cm2・
Hr以上、おむつにおいては1g/100cm2・Hr以
上が要求され、防漏効果はナプキンにおいては70
g/cm2以上、おむつにおいては100g/cm2以上
(いずれも測定法は後述)要求されるが、上記防
漏材は特に透湿量の機能を備えてないことが不快
感を覚える原因となつている。 また、防漏材として、ポリオレフイン樹脂に充
填剤と液状ゴムを配合した後、延伸処理を施した
多孔性フイルムを用いた場合には、使用者の不快
感は減じ、かぶれや炎症等の疾患は生じにくい
が、製造に際して高度のコントロール精度が要求
されたり、コスト高になる等製造上の難点が指摘
されている。 更に、フイルム単体や多孔質のフイルムを防漏
材として用いる場合には、吸収性物品の製造時に
おいて、フイルム自体にはいわゆる腰がないた
め、折り込みがなされにくかつたり、張力がかか
つた場合には縦じわが発生しそのまま製品に残る
傾向がある。そのうえ、使用に際しても、カサカ
サと音がして使用感が悪い点も挙げられる。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、かかる従来の欠点を排除し、更に使
用者に有益な吸収性物品を提供すべくなされたも
のであり、具体的には、製造に際してあまり高度
な技術が要求されずかつ人体分泌液不透過性、蒸
気透過性を有する防漏材を用いた吸収性物品に関
するものである。 すなわち、本発明になる吸収性物品は、吸収層
および吸収層の下方に設けられた防漏材を有する
吸収性物品において、防漏材は、多孔性フイルム
と疎水性繊維からなる繊維状集合体とが一体化さ
れてなり、繊維状集合体は繊維間に空隙を有し、
繊維状集合体と多孔性フイルムがその接する箇所
において繊維の溶着により一体化されてなるもの
である。 以下、本発明の吸収性物品の実施態様を図面を
用いて説明する。 第1図は本発明の吸収性物品に用いる防漏材の
一実施例を示す平面図であり、第2図はそのX−
X′線による断面図である。防漏材2は多孔性フ
イルム5と疎水性繊維からなる繊維状集合体6が
一体化されて形成されている。繊維状集合体6
は、第1図では理解を助けるために拡大して書か
れているように隣接する繊維との間に空隙が設け
られている。したがつて人体分泌液は繊維の疎水
性および多孔性フイルムの防漏効果のため、通過
が阻止されるが、蒸気は繊維間の空隙や多孔性フ
イルムの孔を通過することが可能である。 本発明に用いる多孔性フイルムは、ポリエチレ
ン等の合成樹脂から有孔フイルムとして成形され
たものである。具体的には防漏効果が30g/cm2以
上、蒸気透過量が1g/100cm2・Hr以上であるこ
とが望ましい。 また、繊維状集合体を形成する繊維としては疎
水性を有する繊維が望ましく、後述の一体化する
方法に適するよう、熱可塑性もしくは、溶剤可溶
性を有していることが望ましい。具体例として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ナイロン、エチレンプロピレンラバー、ポリ
ウレタン、ポリブタジエン、ハイスチレン、ビニ
リデン、ポリ塩化ビニル、アセテート等が挙げら
れる。繊維の太さは、隣接する繊維間に生じる空
隙の大きさに影響を及ぼし、1〜40ミクロンが望
ましく、3〜20ミクロンが好適に用いられる。繊
維状集合体の重量は、それ自身がいわゆる腰を必
要とせず、かつあまり大きすぎると蒸気透過性に
影響を及ぼすので、3〜50g/m2、好適には5〜
30g/m2である。 多孔性フイルムと繊維状集合体を一体化させる
方法としては溶融法もしくは溶剤法が好ましい。
溶融法とは熱溶融性樹脂をその融点より高い温度
迄加熱することにより溶融し、細孔ノズルより多
孔性基材の上に噴射する方法であり、多孔性基材
の上で繊維状に固化し多孔性フイルムと一体化さ
れる。また溶剤法とは樹脂を溶剤で溶かした後、
多孔性フイルムの上に通常用いられるごとく空気
を伴い、もしくは空気を伴なわずにスプレーした
後乾燥させ、溶剤を除去する方法である。これら
の方法により、多孔性フイルムと繊維状集合体は
実質的に全面に渡つて一体化される。この際、用
いられる溶剤は繊維状集合体を構成する繊維を溶
かす溶剤であれば何でもかまわないが、入手のし
やすさや取扱いの容易さからテトラヒドロフラン
(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)やトル
エン、アセトン、ヘキサン、酢酸エチル等が推奨
される。 多孔性フイルムと繊維状集合体を一体化する方
法として、たとえば接着剤を用いる方法やヒート
エンボスによる方法もあり得るが、これらの方法
は繊維間に空隙を有しないので本発明の防漏材と
しては適さない。ただし、これらの方法と前述の
溶融法や溶剤法を併用することは防げない。即
ち、第3図aに示すように一部を接着剤7により
接着したり、第3図bに示すようにヒートエンボ
スにより一部に熱融着部分8を設けてもよいが、
この場合は繊維間の空隙や風合いの点を考慮する
と接着剤やヒートエンボスを施こした部位は40%
以下にすることが望ましい。 第4〜7図に本発明の吸収性物品の種々の実施
態様を示す。第4図は本発明の吸収性物品を生理
用ナプキンとして用いた例であり、本例において
は吸収層3の下方に防漏材2が設けられ、それら
を不織布等の液透過性の表面材1で覆つている。
最下層には装着に便利のため粘着剤4が設けられ
ている。この場合、防漏材2は吸収層3の側面及
び上面の一部も覆つているが、必ずしもその必要
はなく、吸収層3の下面を覆つていれば足りる。
第5図には第4図とほぼ同様な図が示されてい
る。ただし、第4図においては繊維状集合体6が
吸収層3側に設けられているのに対し、第5図に
おいては表面材1側に設けられている。第6図に
は本発明の吸収性物品の別の実施態様が示されて
いる。防漏材2は吸収層3の下方に設けられてい
るが、液透過性表面材1は防漏材2を覆つていな
い。これは主としてつかいすておむつに用いた場
合であるが、このような構成を有する生理用ナプ
キンにも用いられることは当然である。第7図に
も第6図と同様の図が示されている。ただ、第6
図において繊維状集合体6が最下層を形成してい
るのに対し、第7図においては吸収層3に接して
いる。 〔実施例〕 次に実施例及び比較例を示すことにより本発明
の理解を高める一助とする。 本発明の効果を確認する防漏効果並びに蒸気透
過量の測定方法は次の方法によつた。 防漏効果: 試験片(防漏材)の上にパルプ2g、吸収紙
1.2g、吸液ポリマー0.3gと表面材0.5gを置き
ナプキンモデルを構成し、その上から試験液と
して馬の脱繊維血液を20g滴下吸収させた後、
上方より荷重をかける。それを5g/cm2から
150g/cm2まで変化させた時の試験片裏面から
の漏れ・にじみが認められるまでの荷重を測定
した。尚、一条件の測定は3分として、漏れ・
にじみのない時に限り荷重を次々と増大させ
た。 蒸気透過量: JIS Z0208を準用し、初期1時間の透過量を
測定した。g/100cm2・Hr 実施例 1 (溶融法) 表1に示す各種熱溶融性樹脂をその融点により
高い温度で溶融し、直径0.3mmのノズルから300℃
の熱風と共に、予備加熱された表1に示す多孔性
フイルムの上に噴射し両者を一体化させ防漏材を
作成した。なお、繊維径は熱風量や吐出圧力を変
えることにより調整し、繊維状集合体重量は噴射
時間を変えることにより調整した。 防漏効果と蒸気透過量の評価結果を表1に示
す。
【表】
【表】
実施例 2
(溶剤法)
表2に示す各種樹脂を9倍の重量のTHF又は
DMFに溶かし、樹脂の10重量%THF又はDMF
溶液を作成し、表2に示す多孔性フイルムの上に
スプレーガンにて圧縮空気と共に吐出し、乾燥さ
せて防漏材を得た。なお、繊維径は空気量や吐出
圧力を変えることにより調整し、繊維状集合体重
量は噴射時間を変えることにより調整した。防漏
効果と蒸気透過量の評価結果を表2に示す。
DMFに溶かし、樹脂の10重量%THF又はDMF
溶液を作成し、表2に示す多孔性フイルムの上に
スプレーガンにて圧縮空気と共に吐出し、乾燥さ
せて防漏材を得た。なお、繊維径は空気量や吐出
圧力を変えることにより調整し、繊維状集合体重
量は噴射時間を変えることにより調整した。防漏
効果と蒸気透過量の評価結果を表2に示す。
【表】
比較例
繊維状集合体が一体化されていない、有孔性基
材もしくは孔が設けられていない基材について、
実施例1もしくは実施例2と同様の評価を行つ
た。その結果を表3に示す。
材もしくは孔が設けられていない基材について、
実施例1もしくは実施例2と同様の評価を行つ
た。その結果を表3に示す。
【表】
【表】
* 荒川化学工業(株)製 ロジンサイズ剤
** ハマノ工業(株)製 ロジンサイズ剤
〔作用及び効果〕 本発明になる吸収性物品は、防漏材として、多
孔性フイルムと繊維間に空隙を有する繊維状集合
体が一体化されてなるシートを用いているので、
吸収された人体分泌液自体が防漏材を通して外部
へ滲出することはないけれど、分泌液が気化した
蒸気は繊維間の空隙や多孔性フイルムの孔を通過
し、系外へ蒸散していくので、使用に際してむれ
ることがなく、使用感に優れているものである。
特に繊維状集合体として、ナイロンやエチレンプ
ロピレンラパー、ポリウレタン、1,2−ポリブ
タジエン等弾性に富む樹脂を用いた場合には、繊
維状集合体の摩擦係数が大きくなり、吸収層と防
漏材の間もしくは防漏材の間のすべりが著しく低
下され、使用中における保型性と漏れ防止におい
ても併せて効果が認められる。
** ハマノ工業(株)製 ロジンサイズ剤
〔作用及び効果〕 本発明になる吸収性物品は、防漏材として、多
孔性フイルムと繊維間に空隙を有する繊維状集合
体が一体化されてなるシートを用いているので、
吸収された人体分泌液自体が防漏材を通して外部
へ滲出することはないけれど、分泌液が気化した
蒸気は繊維間の空隙や多孔性フイルムの孔を通過
し、系外へ蒸散していくので、使用に際してむれ
ることがなく、使用感に優れているものである。
特に繊維状集合体として、ナイロンやエチレンプ
ロピレンラパー、ポリウレタン、1,2−ポリブ
タジエン等弾性に富む樹脂を用いた場合には、繊
維状集合体の摩擦係数が大きくなり、吸収層と防
漏材の間もしくは防漏材の間のすべりが著しく低
下され、使用中における保型性と漏れ防止におい
ても併せて効果が認められる。
第1図は本発明の防漏材の一実施例を示す平面
図、第2図はそのX−X′線断面図、第3図は本
発明の防漏材の別の実施例を示す断面図、第4図
及び第5図は本発明の吸収性物品を生理用ナプキ
ンとして用いた際の例を示す略示断面図、第6図
及び第7図は本発明の吸収性物品をつかいすてお
むつとして用いた際の例を示す略示断面図であ
る。 1:液透過性表面材、2:防漏材、3:吸収
層、4:粘着剤(ズレ止め又は固定用テープ)、
5:多孔性フイルム、6:繊維状集合体、7:接
着剤、8:熱融着部分。
図、第2図はそのX−X′線断面図、第3図は本
発明の防漏材の別の実施例を示す断面図、第4図
及び第5図は本発明の吸収性物品を生理用ナプキ
ンとして用いた際の例を示す略示断面図、第6図
及び第7図は本発明の吸収性物品をつかいすてお
むつとして用いた際の例を示す略示断面図であ
る。 1:液透過性表面材、2:防漏材、3:吸収
層、4:粘着剤(ズレ止め又は固定用テープ)、
5:多孔性フイルム、6:繊維状集合体、7:接
着剤、8:熱融着部分。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 吸収層および吸収層の下方に設けられた防漏
材を有する吸収性物品において、 防漏材は、多孔性フイルムと疎水性繊維からな
る繊維状集合体とが一体化されてなり、繊維状集
合体は繊維間に空〓を有し、繊維状集合体と多孔
性フイルムがその接する箇所において繊維の溶着
により一体化されてなることを特徴とする吸収性
物品。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60027892A JPS61187855A (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 吸収性物品 |
| DE19863604555 DE3604555A1 (de) | 1985-02-15 | 1986-02-13 | Hygieneartikel |
| GB08603560A GB2171016B (en) | 1985-02-15 | 1986-02-13 | Absorbent article |
| CA000501873A CA1306832C (en) | 1985-02-15 | 1986-02-14 | Absorbent article including hydrophobic microfilament aggregate |
| ES1986292314U ES292314Y (es) | 1985-02-15 | 1986-02-14 | Un articulo sanitario |
| FR8602102A FR2577420A1 (fr) | 1985-02-15 | 1986-02-17 | Article absorbant a usage hygienique |
| MYPI87000622A MY100882A (en) | 1985-02-15 | 1987-05-11 | Absorbent article |
| US07/492,328 US5069677A (en) | 1985-02-15 | 1990-03-12 | Absorbent article |
| HK541/90A HK54190A (en) | 1985-02-15 | 1990-07-19 | Absorbent article |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60027892A JPS61187855A (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 吸収性物品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61187855A JPS61187855A (ja) | 1986-08-21 |
| JPH0533053B2 true JPH0533053B2 (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=12233540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60027892A Granted JPS61187855A (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61187855A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1292101C (en) * | 1986-08-20 | 1991-11-19 | Tredegar Industries, Inc. | Refastenable diaper sheet |
| JP2593307B2 (ja) * | 1987-02-16 | 1997-03-26 | 日東電工株式会社 | 使い捨ておむつ |
| JP6163534B2 (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-12 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品、及び、吸収性物品の製造方法 |
| JP6713951B2 (ja) * | 2017-06-01 | 2020-06-24 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品、及び、吸収性物品の製造方法 |
| JP7188982B2 (ja) * | 2018-11-06 | 2022-12-13 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5017650Y2 (ja) * | 1971-05-12 | 1975-05-30 | ||
| JPS5545876A (en) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 | Kao Corp | Disposable diaper |
| US4648876A (en) * | 1982-09-24 | 1987-03-10 | Personal Products Company | Breathable panty liner |
-
1985
- 1985-02-15 JP JP60027892A patent/JPS61187855A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61187855A (ja) | 1986-08-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5925369Y2 (ja) | 吸液性物品 | |
| US3967623A (en) | Disposable absorbent pad | |
| JP2514295B2 (ja) | 液体処理機能を改良した吸収性物品 | |
| KR100221095B1 (ko) | 일체형으로 부착된 소수성 대향층을 갖는 섬유상 초흡수 코어 | |
| JP4050998B2 (ja) | 使い捨て吸収性物品 | |
| US5069677A (en) | Absorbent article | |
| EP0163287A2 (en) | Improved incontinent garment, catamenial device or wound dressing | |
| SK132698A3 (en) | Absorbent article having a breathability gradient | |
| US20040265544A1 (en) | Enhanced embossing and related methods | |
| JPS63267359A (ja) | 吸収パッドの液体分散システム | |
| JP2002522117A (ja) | 一体的に形成し弾性を持たせた閉じ込めフラップ及びカフスを備えた使い捨て吸収性物品 | |
| CN1209312A (zh) | 可透气但不透液之阻挡层结构及由其制成的产品 | |
| JPH10512493A (ja) | 高吸引及び高容量を示す吸収性製品用液体分配部材 | |
| KR20010043387A (ko) | 통합성과 포획성이 개선된 흡수제품 | |
| JPS6154418B2 (ja) | ||
| KR100536763B1 (ko) | 체액처리용흡수성물품 | |
| TWI260972B (en) | Disposable wearing article | |
| TWI453002B (zh) | Discarded diaper | |
| EP0622064A2 (en) | Hygienic absorbent article | |
| JPS61187855A (ja) | 吸収性物品 | |
| JPH08322881A (ja) | 吸収性物品 | |
| JPH08164160A (ja) | 吸収性物品 | |
| US20020007168A1 (en) | Breathable disposable absorbent articles | |
| JP3805035B2 (ja) | 吸収性物品 | |
| JPH06319769A (ja) | 発泡性材料バッフルを備えた吸収性製品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |