JPH05330916A - ガスタービン用耐熱機械部品 - Google Patents

ガスタービン用耐熱機械部品

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JPH05330916A
JPH05330916A JP4163348A JP16334892A JPH05330916A JP H05330916 A JPH05330916 A JP H05330916A JP 4163348 A JP4163348 A JP 4163348A JP 16334892 A JP16334892 A JP 16334892A JP H05330916 A JPH05330916 A JP H05330916A
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JP
Japan
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silicon carbide
weight
gas turbine
heat
strength
Prior art date
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Pending
Application number
JP4163348A
Other languages
English (en)
Inventor
Yushi Horiuchi
雄史 堀内
Shinichi Kida
伸一 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温強度と高温での耐酸化特性を改善する。 【構成】 炭化珪素質焼結体からなるガスタービン用耐
熱機械部品において、炭化珪素(SiC)70〜92重
量%に対して、90対10ないし60対40の重量組成
比をもって酸化アルミニウム(Al2 3 )と二酸化珪
素(SiO2 )が合計で8〜30重量%添加されてい
て、相対密度が理論カサ密度に対して95%以上であ
り、開気孔率が1%未満であり、室温での曲げ強度と1
400℃での曲げ強度がいずれも400MPa以上であ
り、静止空気中で1400℃,100時間酸化させた後
の重量増量が0.25mg/cm2 未満であることを特
徴とするガスタービン用耐熱機械部品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、炭化珪素質焼結体か
らなるガスタービン用耐熱機械部品の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ムライトセラミックスの強度や破壊靭性
値を向上させるために、ムライトにホイスカを添加した
り(特開昭63−35463号公報)、ムライトに炭化
珪素粉末やジルコニア粉末を添加する試みがなされてき
た(特開平1−100061号公報、特開昭64−30
68号公報)。
【0003】また、酸化アルミニウムを焼結助剤とした
従来例も知られている。たとえば特公昭60−3451
5号公報、同63−44713号公報では、炭化珪素粉
末にアルミナを焼結助剤として添加することで、焼結が
促進され、高密度かつ高強度の炭化珪素焼結体が提案さ
れている。
【0004】このような系にさらにAlNを主として添
加することにより、高温(1400℃)で高強度を得る
ことが、特公昭62−56104号公報に提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ムライトセラミックス
は耐酸化特性と耐熱衝撃特性の点では非常に優れた特性
を有するセラミックスであるが、本質的に強度が低く
(200MPa程度)、ムライト単体では、高温での強
度が要求されるガスタービンの分野では使用が不可能で
ある。
【0006】また、Al2 3 系炭化珪素は、B/C系
炭化珪素と比べ、高温での耐酸化性が劣るという欠点が
あるので、高温(1300℃以上)で空気にさらされる
ガスタービン部品の材料としては使用が難しい。
【0007】さらに、ムライト・炭化珪素系の二組成複
合セラミックスは、以前から知られているが、ムライト
を主成分(50%以上)とし、炭化珪素を副成分にした
ものである。従って強度に問題があった。
【0008】本発明は機械的強度を高く維持しつつ高温
における耐酸化特性を改善したガスタービン用耐熱機械
部品を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は炭化珪素
質焼結体からなるガスタービン用耐熱機械部品におい
て、炭化珪素(SiC)70〜92重量%に対して、9
0対10ないし60対40の重量組成比をもって酸化ア
ルミニウム(Al2 3 )と二酸化珪素(SiO2 )が
合計で8〜30重量%添加されていて、相対密度が理論
カサ密度に対して95%以上であり、開気孔率が1%未
満であり、室温での曲げ強度と1400℃での曲げ強度
がいずれも400MPa以上であり、静止空気中で14
00℃,100時間酸化させた後の重量増量が0.25
mg/cm2 未満であることを特徴とするガスタービン
用耐熱機械部品である。
【0010】
【作用】混合粉末の酸化アルミニウム/二酸化珪素の重
量組成比を90/10ないし60/40にした理由を述
べると、90/10を超すと、SiO2 成分が不足する
ため、ムライト結晶相の発現が不十分で、耐酸化性が劣
る。逆に、60/40未満だと、SiO2 成分が過剰と
なり、ガラス相を形成し、高温での粒界軟化が顕著とな
り、高温強度が極端に低下する。
【0011】また、炭化珪素/(酸化アルミニウム+二
酸化珪素)の比を92/8ないし70/30とした理由
は、92/8を超すと、助剤成分が不足し、緻密化が進
まず、逆に、70/30未満だと、炭化珪素の特性が発
現せず、強度が極端に低下するからである。
【0012】相対密度を95%以上にすることにより材
料強度が高くなり、かつ、強度のばらつきを少なくする
ことができた。
【0013】室温での曲げ強度1400℃での曲げ強度
をいずれも400MPa以上にすることによりガスター
ビン部品に必要な強度を有し、かつ、材料破壊が起き難
くなった。
【0014】開気孔率を1%未満にし全体的に金属光沢
を有することにより耐酸化性を向上させ、かつ、材料強
度のばらつきを抑制できる作用がある。
【0015】酸化による重量増量を0.25mg/cm2
にしたのは0.25mg/cm2 以上だと,酸化による材
料劣化から耐久強度が低下し寿命が短くなるからであ
る。
【0016】
【実施例】Al2 3 助剤系炭化珪素にSiO2 を添加
し、焼結体中にムライト結晶相を形成させれば、炭化珪
素の長所(強度)とムライトの長所(耐酸化性)があい
まって、それぞれの材料の欠点を補う材料ができるとい
うことに着目して、本発明を完成した。
【0017】SiO2 を添加すると、焼結体中にガラス
相が形成されやすく、高温での強度が低下してしまう場
合が多い。これまでSiO2 を積極的に添加するものが
少ないのはこの理由によるところが大きいと考えられ
る。
【0018】そこで、いろいろな実験の結果、添加する
酸化アルミニウムおよび二酸化珪素に高純度・微細粉末
を用い、酸化アルミニウム/二酸化珪素の組成比と、こ
の混合粉末の添加量をある範囲内に調製し、さらに焼結
条件を最適化することにより、強度を低下させることな
く、耐酸化性の高い焼結体が得られることを発見した。
添加物として高純度のムライト粉末を用いても同様の効
果が得られる。
【0019】また、常圧焼結のみでも良好な焼結体が得
られるが、熱間静水圧処理(HIP)をすることがさら
なる特性の向上に有効であることを究明した。
【0020】本発明によるガスタービン用耐熱機械部品
は、炭化珪素が70〜92重量%であり、残部がAl2
3 とSiO2 質より構成されている。その組成比(重
量比)Al2 3 /SiO2 は、90/10〜60/4
0の範囲である。相対密度が95%(理論カサ密度に対
し)以上、開気孔率が1%未満であり室温での曲げ強度
と1400℃での曲げ強度がいずれも400MPa以
上、静止空気中1400℃で100時間での酸化後の重
量増量が0.25mg/cm2 未満である。
【0021】このようなタービン用耐熱機械部品の好適
な製法は、Al2 3 およびSiO2 の組成においてA
2 3 /SiO2 の比(重量)を90/10〜60/
40の範囲に調整した粉末が10〜35重量%で、残部
の90〜65重量%が炭化珪粉末からなる混合粉末を成
形して、ガスタービン用耐熱機械部品の成形体を得る工
程と、不活性ガス雰囲気下、1700℃〜2000℃の
温度範囲で成形体を常圧焼結する工程を含む製造方法で
ある。
【0022】前述の焼結体をさらに不活性ガス雰囲気3
0〜2000気圧下、1700℃〜2000℃において
HIP処理することが好ましい。それにより、相対密度
が98%(理論カサ密度に対し)以上、室温での曲げ強
度と1400℃での曲げ強度がいずれも500MPa以
上、静止空気中1400℃で100時間での酸化後の重
量増量が0.15mg/cm2 未満になる。
【0023】焼結温度を1700℃〜2000℃にする
理由を述べると、1700℃未満では、温度が低いた
め、緻密化が進まず、逆に、2000℃を超えると、炭
化珪素の粒子成長が起こって強度が低下し、添加物の分
解が起こって密度・強度が低下する。
【0024】HIPの条件は圧力を30〜2000気圧
にするのが好ましい。30気圧未満だと、HIPの効果
が不十分であり、2000気圧を超すと、実施が困難で
ある。HIPを実施するとき、温度を1700℃〜20
00℃にする理由は、焼結温度の場合と同じである。
【0025】なお、前述のガスタービン用耐熱機械部品
を構成する焼結体の場合と、それを製造する方法の場合
では、全体に占める炭化珪素の割合が異なる。それは、
焼結により、Al2 3 とSiO2 が若干系外に揮散し
て減少するからである。
【0026】実施例1 β−炭化珪素粉末80重量%にAl2 3 微粉末(平均
粒径が0.02μm、純度が99.6%)14.4重量
%と、同社製炭化珪素粉末(平均粒径が0.01μm,
純度が99.8%)5.6重量%とをエタノール溶媒中
ポットミルにより48時間混合してスラリーを得た。こ
の際、成形用助剤としてポリビニルアセテートを2%加
えた。エバポレータによってこのスラリーを乾燥した
後、100meshの篩で造粒を行い、顆粒を得た。こ
の顆粒を50□形状の金型により1t/cm2 の成形圧
で一軸圧縮成形を行なった。この成形体をArガス中6
00℃で脱脂処理した後、Ar雰囲気中、1850℃で
3時間焼結した。
【0027】得られた焼結体の密度を測定した後、3×
4×40mmの寸法を有する曲げ強度試験片に切り出
し、JIS R−1601に従い、常温と1400℃で
3点曲げ試験を行なった。そのとき、それぞれ、n=3
とした。
【0028】また、同じ試験片を静止空気中1400℃
で100時間保持し、酸化前後の重量増を調べた。その
際、重量増をサンプルの表面積で割った値を計算した。
これらの実験結果を表1に示す。
【0029】実施例2,3 実施例1の中で、Al2 3 とSiO2 の添加量のみを
変えて同様の実験を行なった。
【0030】実施例4,5 実施例1の中で、Al2 3 とSiC2 の組成比は変え
ないで、SiC/(Al2 3 +SiO2 )の比のみを
変えて同様の実験を行なった。ただし焼結温度は異な
る。
【0031】実施例6 実施例1の酸化アルミニウム+二酸化珪素に変え、ムラ
イト(3Al2 3 ・2SiO2 )粉末を20%添加
し、同様の実験を行なった。
【0032】実施例7,8 実施例1と実施例4で得られた焼結体をそれぞれArガ
ス中、1800℃、1000kg/cm2 の条件で2時
間HIP処理を行なった。
【0033】比較例1〜4 請求項1の範囲外の組成で同様の実験を行なった。
【0034】比較例5 SiO2 の代わりにAlNを添加した場合の実験を行っ
た。
【0035】
【発明の効果】本発明のガスタービン用耐熱機械部品
は、表3からも明らかなように、従来例や比較例に比較
して、高温強度にすぐれており、高温空気中での耐酸化
性も抜群である。◆
【表1】
【表2】
【表3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化珪素質焼結体からなるガスタービン
    用耐熱機械部品において、炭化珪素(SiC)70〜9
    2重量%に対して、90対10ないし60対40の重量
    組成比をもって酸化アルミニウム(Al2 3 )と二酸
    化珪素(SiO2 )が合計で8〜30重量%添加されて
    いて、相対密度が理論カサ密度に対して95%以上であ
    り、開気孔率が1%未満であり、室温での曲げ強度と1
    400℃での曲げ強度がいずれも400MPa以上であ
    り、静止空気中で1400℃,100時間酸化させた後
    の重量増量が0.25mg/cm2 未満であることを特
    徴とするガスタービン用耐熱機械部品。
JP4163348A 1992-06-01 1992-06-01 ガスタービン用耐熱機械部品 Pending JPH05330916A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001278685A (ja) * 2000-01-24 2001-10-10 Toshiba Ceramics Co Ltd 炭化珪素部材およびその製造方法
EP1728774A1 (en) * 2005-06-01 2006-12-06 Ngk Insulators, Ltd. Oxide-bonded silicon carbide material

Cited By (3)

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