JPH05330936A - 傾斜機能材料 - Google Patents

傾斜機能材料

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JPH05330936A
JPH05330936A JP16414892A JP16414892A JPH05330936A JP H05330936 A JPH05330936 A JP H05330936A JP 16414892 A JP16414892 A JP 16414892A JP 16414892 A JP16414892 A JP 16414892A JP H05330936 A JPH05330936 A JP H05330936A
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JP
Japan
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ceramics
thermal expansion
metal
ceramic
aluminum
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JP16414892A
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English (en)
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Hidenori Kita
英紀 北
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数の熱膨張係数の異なるセラミ
ックスと金属とからなる熱膨張係数が傾斜変化した高温
で安定した軽量な傾斜機能材料を提供する。 【構成】 この傾斜機能材料は、金属と熱膨張係数が異
なる少なくとも2種類以上のセラミックスから構成さ
れ、各セラミックスの組成が傾斜変化し、各セラミック
スに形成された間隙が金属で置換されている複合材1で
ある。2種類のセラミックスのうち、一方のセラミック
スがチタン酸アルミニウムであり、他方のセラミックス
がジルコニア、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムの
中の何れか1つ又はそれらの複合物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属と少なくとも2
種類以上のセラミックスとからなる傾斜機能材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜機能材料として、酸化アルミ
ニウムAl2 3 、窒化ケイ素Si34 、炭化ケイ素
SiC等のセラミックプリフォームにアルミニウム等の
金属を鋳造含浸させた複合材が提供されており、その複
合材の熱膨張係数をコントロールするため、セラミック
スの体積率を変化させることが知られている。
【0003】また、実開平2−66724号公報には、
タービンの回転軸とロータの接合構造が開示されてい
る。該タービンの回転軸とロータの接合構造は、金属製
回転軸の一端に嵌合孔を形成し、該嵌合孔にセラミック
製タービンロータの嵌合突部を嵌合したものであり、嵌
合孔の底部に金属マトリックスとセラミック粉末とから
成る傾斜組成合金製の緩衝体を介装させてろう接されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、傾斜機
能材料について、熱膨張係数を小さくするため、セラミ
ックス体積率を大きくすると、連結気孔量が減少するた
め、間隙に金属を含浸させることが困難になる。
【0005】そこで、この発明の目的は、上記の課題を
解決することであり、複数の熱膨張係数の異なるセラミ
ックスを、各セラミックスの体積率を変えることなく組
成を連続して変化させ、セラミックスに形成されている
間隙を金属と置換し、熱膨張係数を傾斜変化させ、高温
で安定した軽量な複合材から成る傾斜機能材料を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、金属と熱膨張係数が異なる少なくとも2種
類以上のセラミックスから構成され、前記各セラミック
スの組成が傾斜変化し、前記各セラミックスに形成され
た間隙が前記金属で置換されていることを特徴とする傾
斜機能材料に関する。
【0007】また、この傾斜機能材料において、2種類
の前記セラミックスはそれらの各焼結体での熱膨張係数
差が4×10- 6 /℃以上である。
【0008】また、この傾斜機能材料では、2種類の前
記セラミックスのうち、一方のセラミックスがチタン酸
アルミニウムであり、他方のセラミックスがジルコニ
ア、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムの中の何れか
1つ又はそれらの複合物である。
【0009】また、この傾斜機能材料において、前記金
属はアルミニウム又はアルミニウム合金である。
【0010】
【作用】この発明による傾斜機能材料は、以上のように
構成されており、次のように作用する。この傾斜機能材
料は、金属と熱膨張係数が異なる少なくとも2種類以上
のセラミックスから構成され、前記各セラミックスの組
成が傾斜変化し、前記各セラミックスに形成された間隙
に前記金属が侵入しているので、複数の熱膨張率の異な
るセラミックスを各々の体積率を変えずに複合させ、こ
れに金属を含浸させて傾斜機能の複合材を形成でき、セ
ラミックスの組成を連続して変化させることができ、高
温で安定した軽量な複合材を得ることができる。
【0011】しかるに、セラミックスと金属との体積率
を一定にした場合に、セラミックスの種類によって複合
材の熱膨張係数を変化させることができる。そこで、セ
ラミックスの種類を熱膨張係数を傾斜させたい厚さ方向
に変えることで、熱膨張係数の傾斜変化した複合材を形
成することができる。
【0012】この場合、2種類のセラミックスはその焼
結体での熱膨張係数差が4×10-6 /℃以上である。
具体的には、2種類のセラミックスのうち、一方のセラ
ミックスがチタン酸アルミニウムであり、他方のセラミ
ックスがジルコニア、酸化マグネシウム、酸化アルミニ
ウムの中の何れか1つ又はそれらの複合物であることが
好ましい。更に、前記金属がアルミニウム又はアルミニ
ウム合金であることにより、金属がセラミックスの間隙
に良好に侵入でき、良好な傾斜機能を有する複合材が形
成され、軽量化となる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による傾斜
機能材料の実施例を説明する。図1はこの発明による傾
斜機能材料の一実施例を説明するための直方体の試料を
示す断面図である。図1に示すように、この発明による
傾斜機能材料は、主として、金属と熱膨張係数が異なる
少なくとも2種類以上のセラミックスから構成され、セ
ラミックスの組成が傾斜変化し、セラミックスに形成さ
れた間隙が金属で置換されているものである。2種類の
セラミックスは、その焼結体での熱膨張係数差が4×1
- 6 /℃以上であり、一方のセラミックスがチタン酸
アルミニウムAl2 TiO5 であり、他方のセラミック
スがジルコニアZrO2 、酸化マグネシウムMgO、酸
化アルミニウムAl2 3 の中の何れか1つ又はそれら
の複合物である。そして、金属は、アルミニウム又はア
ルミニウム合金である。
【0014】この傾斜機能材料について、例えば、図1
に示すように、直方体1の試験片即ち試料を作製する場
合に、直方体の一端部を低熱膨張のチタン酸アルミニウ
ムAl2 TiO5 から成る部分Dに形成し、反対側の端
部を高熱膨張のジルコニアZrO2 からなる部分Bに形
成して多孔体の直方体に形成し、更に、この直方体にお
ける部分Bと部分Dとの間の部分Cを、チタン酸アルミ
ニウムAl2 TiO5とジルコニアZrO2 とから成
り、組成が連続して変化した複合材で構成する。直方体
における各部分の気孔量はほぼ50%程度である。この
直方体の気孔から形成される間隙に、アルミニウム、ア
ルミニウム合金等の金属を鋳造含浸させ、且つジルコニ
アZrO2 からなる部分Bの端部に全てアルミニウム、
アルミニウム合金等の金属から部分Aを形成し、該部分
Bから部分Dにわたって組成を傾斜させた複合材を形成
した。
【0015】この傾斜機能材料は、次のようにして製造
することができる。この傾斜機能材料の製造方法におい
て、まず、平均粒径40μmのチタン酸アルミニウムA
2TiO5 と、平均粒径2μmのジルコニアZrO2
粉末の混合粉末に蒸留水を加え、ボールミルにて約24
時間混合し、スラリーを作った。この時、チタン酸アル
ミニウムとジルコニアとの混合比は、0〜100%の範
囲で異なる配合比のものを10種類作製した。キャビテ
ィを直方体に形成した成形型である石膏型を準備し、得
られたスラリーをチタン酸アルミニウムの配合比の多い
即ち濃度の高いスラリーから石膏型内に注入し、吸水固
化させて成形体を作製し、次いで、その成形体を石膏型
から取り出して乾燥させた後、乾燥した成形体を所定の
温度にて焼成し、気孔率約50%の焼成多孔体を得た。
この焼成多孔体の寸法は、20×10×40mmであ
る。
【0016】この焼成多孔体を真空炉内にて800℃で
加熱されて溶湯となっているAl−Si合金に加圧浸漬
し、Al−Si合金を焼成多孔体の気孔内部に含浸した
後、炉冷して真空炉から取り出し、直方体の複合体1を
得た。
【0017】上記のようにして得た複合体の試験片を、
常温RT〜450℃の熱サイクル試験を行ったところ、
約1000サイクル後にも、複合体の各部分A,B,
C,Dに亀裂、クラック等は認められず、高温でも安定
した強度を有していることが確認された。
【0018】次に、この傾斜機能材料として、数種類の
セラミックス、即ち、ジルコニアZrO2 、酸化アルミ
ニウムAl2 3 及び酸化マグネシウムMgOを使用し
て、上記のこの傾斜機能材料の製造方法と同様のステッ
プで、セラミックスとアルミニウム合金AC8Aとから
なる複合体2の試験片を作製した。この場合、各傾斜機
能材料の製造において、各々のセラミックスについて、
体積率を変えることなく50%にした。得られた各複合
体1,2の試験片の熱膨張係数(/℃)、及び400℃
における曲げ強度(MPa)を測定し、その結果を表1
に示す。
【表1】
【0019】表1から分かるように、チタン酸アルミニ
ウムとの複合体では、熱膨張係数は9.8×10- 6
℃であり、曲げ強度は420MPaである。ジルコニア
ZrO2 との複合体は熱膨張係数が16.2×10- 6
/℃であり、曲げ強度は464MPaである。酸化アル
ミニウムとの複合体は熱膨張係数が14.8×10-6
/℃であり、曲げ強度は398MPaである。酸化マグ
ネシウムとの複合体は熱膨張係数が16.8×10- 6
/℃であり、曲げ強度は406MPaである。このよう
にして、異なったセラミックスの体積率が一定でも、熱
膨張係数はセラミックスの種類によって変化させること
ができることが分かる。なお、チタン酸アルミニウム単
独の焼結体は熱膨張係数が1×10- 6 /℃であり、ジ
ルコニアZrO2 単独の焼結体は熱膨張係数が9〜11
×10- 6 /℃であり、酸化アルミニウム単独の焼結体
は熱膨張係数が9×10- 6 /℃であり、酸化マグネシ
ウム単独の焼結体は熱膨張係数が11〜15×10- 6
/℃である。
【0020】次に、この傾斜機能材料の製造方法の別の
実施例を、図2を参照して説明する。この製造方法で
は、排泥スリップキャスティング法によって、内径約2
0mm及び外径約60mmの円筒体で、且つ内周側にチ
タン酸アルミニウムAl2 TiO5 に且つ外周側にジル
コニアZrO2 から成るセラミック焼成多孔体を作製し
た。次いで、上記の製造方法のステップと同様にしてア
ルミニウム合金との複合体を作製した。得られた複合体
を同様に熱サイクルテストに供したところ、約1000
サイクル後にも、複合体の各部分A,B,C,Dに亀
裂、クラック等は認められず、高温でも安定した強度を
有していることが確認された。
【0021】
【発明の効果】この発明による傾斜機能材料は、以上の
ように構成したので、次のような効果を有する。この傾
斜機能材料は、金属と熱膨張係数が異なる少なくとも2
種類以上のセラミックスから構成され、そのセラミック
スの組成が傾斜変化し、前記セラミックスに形成された
間隙に前記金属が侵入しているので、複数の熱膨張率の
異なるセラミックスを各々の体積率を変えずに複合さ
せ、これに金属を含浸させて傾斜機能の複合材を形成で
き、セラミックスの組成を連続して変化させることがで
き、高温で安定した軽量な複合材を得ることができる。
【0022】この場合、2種類のセラミックスはその焼
結体での熱膨張係数差が4×10-6 /℃以上である。
具体的には、2種類のセラミックスのうち、一方のセラ
ミックスがチタン酸アルミニウムであり、他方のセラミ
ックスがジルコニア、酸化マグネシウム、酸化アルミニ
ウムの中の何れか1つ又はそれらの複合物であることが
好ましい。更に、前記金属がアルミニウム又はアルミニ
ウム合金であることにより、金属がセラミックスの間隙
に良好に侵入でき、良好な傾斜機能を有する複合材が形
成され、軽量化となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による傾斜機能材料の一実施例を説明
するための直方体の試料を示す説明図である。
【図2】この発明による傾斜機能材料の別の実施例を説
明するための円筒体の試料を示す説明図である。
【符号の説明】 1 直方体の複合体(複合材) 2 円筒体の複合体(複合材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属と熱膨張係数が異なる少なくとも2
    種類以上のセラミックスから構成され、前記各セラミッ
    クスの組成が傾斜変化し、前記各セラミックスに形成さ
    れた間隙が前記金属で置換されていることを特徴とする
    傾斜機能材料。
  2. 【請求項2】 2種類のセラミックスはそれらの各焼結
    体での熱膨張係数差が4×10- 6 /℃以上であること
    を特徴とする請求項1に記載の傾斜機能材料。
  3. 【請求項3】 2種類の前記セラミックスのうち、一方
    のセラミックスがチタン酸アルミニウムであり、他方の
    セラミックスがジルコニア、酸化マグネシウム、酸化ア
    ルミニウムの中の何れか1つ又はそれらの複合物である
    ことを特徴とする請求項1に記載の傾斜機能材料。
  4. 【請求項4】 前記金属がアルミニウム又はアルミニウ
    ム合金であることを特徴とする請求項1に記載の傾斜機
    能材料。
JP16414892A 1992-05-29 1992-05-29 傾斜機能材料 Pending JPH05330936A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07214723A (ja) * 1994-02-04 1995-08-15 Kawasaki Heavy Ind Ltd 熱遮蔽材料
JP2017145178A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 セイコーエプソン株式会社 セラミックス部品及びセラミックス部品の三次元製造方法

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